はてなキーワード: Butterflyとは
昔、近所のレコード屋がつぶれるタイミングで中古のアルバムが10円で投げ売りされてたので
ベストアルバムって書いてある奴を手あたり次第買った
その中でもよかったベストアルバム
・まちあわせ(たま)
イカ天バンド出身でサヨナラ人類で一世を風靡した「たま」のベストアルバム
俺は全くリアルタイム世代じゃなかったんだが聴いてみると存外よかった
・THE SHORT HAND〜SINGLES COLLECTION〜(SOPHIA)
なんかすげー流行ってたような流行ってなかったような感じがするバンドで
ニコニコ動画での人気が高かったのだけは覚えてる
「街」「ミサイル」「黒いブーツ 〜oh my friend〜」とか好き
普通にキャッチーな曲が多くて、これが流行るのはそうなんだろうなーって思った
・singles(MY LITTLE LOVER)
天才プロデューサーの小林武史が愛人のakkoをデビューさせるために結成したバンド
やっぱ小林って天才だったんだなってわかるキャッチーな曲が多いが
その中でも「ALICE」は群を抜いていい
あと「あいのうた 〜Swallowtail Butterfly〜」のカヴァーバージョンが入ってておおってなった。
菅野よう子がよりアーティスト志向に振っていた期間の曲が詰まった2ndベストアルバム
1stベストアルバムのハチポチはもうちょっとかわいい系の曲が多かったが、こっちはかなりアーティスティック
安定の「ヘミソフィア」「tune the rainbow」は当然いいんだけど、
・BEST OF THE BESTEST(BENNIE K)
当時は意識して聴いてなかったんだけど、あぁ、この曲かぁってなる曲多かった
「サンライズ」「Dreamland」あたりは聴いた記憶があるのでたぶん有名だったと思うんだけど
「オアシス feat. Diggy-MO' (SOUL'd OUT)」が一番イケてた
ベストアルバムって基本ヒット曲が収録されてるからすげーはずれ!みたいな曲が少ないのがいい
今回紹介したアーティストだと俺は坂本真綾以外まともに聴いたことなかったので
夜とか雨の日によく聞いてました。
米倉千尋 Birth of light (OVA ハイスクール・オーラバスター)
北村紗衣さんの著書『批評の教室ーチョウのように読み、ハチのように書くー』(ちくま新書)が面白い(ダイレクトマーケティング)。
一言で言えば『批評の教室』は、読書を単に「面白かった」で済ませるのではなく、より深く楽しむために、精読・分析・批評執筆を如何に行なうかを、初心者向けに平易に解説した本である。文学作品・書籍だけでなく、映画作品等についての批評も視野に入れて書かれているので、他のジャンルへの応用も可能だろう。初心者向けとしては悪くない。図書館などで試し読みするなり、書店で購入するなりして欲しい。
同書には、冒頭から良いことが書いてある。一つの作品について良い批評を行なうためには、他の作品・文献なども読み漁り、多角的に観察・考察を行なうといった主旨の、大抵の読書術・批評入門には書いてあるような良いことである。
最初に私は、この本のことを「面白い」と書いた。しかし正直に言えば、それは本来の意味と違う意味の、意地が悪い面白さである。
今日現在の一般読者が『批評の教室』を読んだならば、きっと次のように思うことだろう。
「草津町長及び町民のことを、イプセンの『民衆の敵』に擬えて、一方的に悪者扱いした時、北村紗衣さんは、広く情報源に当たり、多角的に観察・考察することをしなかったのだろうか?」
「あの町議の告発書籍や草津町議会の記録を読めば、判断を誤らなかったもしれないのに、北村紗衣さんは読まなかったのだろうか?」
「読まなかったとすれば、それは手抜きではないか。北村紗衣さんは、肝心の方法論を実践できていないではないか」
「何故、北村紗衣さんは、自分では実践できない方法論を、読者に推奨しているのだろうか?」
この「他ならぬ北村紗衣さんが実践できていない」というのは、同書のサブタイトルにも顕れている。
同書のサブタイトル「チョウのように読み、ハチのように書く」というのは、ボクシング世界ヘビー級王者モハメド・アリを形容する言葉「蝶のように舞い、蜂のように刺す(float like a butterfly, sting like a bee)」を捩ったものである。これは同書にも明記してある。
私は格闘技が好きなので、ここで少しだけそういった話をさせてもらう。
モハメド・アリ以前のヘビー級ボクシングとは、大男が鈍重な動きで力任せに殴り合うような代物だった。そんな場所にモハメド・アリは、まるで軽量級のように軽やかにリングを縦横無尽に動き回る華麗なフットワークと、的確なジャブを活用する力任せではないアウトボクシングを持ち込んだ。しかもモハメド・アリは、対戦相手のジャブに、自分の右ストレートをカウンターで合わせることすら出来た。「神業」という言葉は、モハメド・アリのボクシングのためにある。そんなことすら思う。
文字通り、モハメド・アリはヘビー級ボクシングの革命児であった。「蝶のように舞い」とは「対戦相手の攻撃を華麗に躱す姿」を、「蜂のように刺す」とは「一撃だけでも致命傷となりうるような鋭い拳を対戦相手に打ち込む姿」を、それぞれ表現したものである。分かりやすく言い換えれば、全盛期のモハメド・アリのボクシングは、ワンサイドゲームである。
さて、北村紗衣さんは『批評の教室』の読者には、読書に付き纏う「腰を据えて、地道に読み進める」といった古い先入観を払拭し、花から花へヒラヒラと飛び回る蝶のように、もっと自由に沢山の本から本へと次々に読み回るようにして欲しいと、そんな思いを込めて「チョウのように読み」という言葉をサブタイトルに入れたようである。
沢山の本を読んで見識を広げるというのは、非常に良いことなので、それを奨めること自体には異論は無い。しかし、それを表現するためにモハメド・アリの形容である「蝶のように舞い」という言葉を用いるのは、ハッキリと言えば「的外れ」ではないだろうか。
「蝶のように舞い」と言うのは、対戦相手の打撃攻撃を躱すという防衛行動を不可分・不可欠な要素として含む、ボクシングという打撃系格闘技の中で用いられるからこそ意味を持ちうる言葉・表現なのである。それも、ただ躱すのではない。モハメド・アリが立っていた場所は、リングという狭く限定された空間である。その狭い空間を最大限に有効活用し、対戦相手の攻撃をスレスレで躱していたからこそ、モハメド・アリは称賛されたのである。単に躱すというだけならば、それがリングの外の広い空間であれば、足の速い人間は走って逃げることも出来よう。しかし、狭いリングの上に逃げ場は無い。逃げ場が無い状況下で、対戦相手の攻撃を華麗に躱していたからこそ、モハメド・アリは称賛されたのである。それにまた、ボクシング(だけでなく打撃系格闘技全般)は、顔が腫れ上がったり流血したりと、非常にハードなものである。そのようにハードな格闘技の中で、場違いとすら言えるような華麗な舞いを見せたからこそ、モハメド・アリは称賛されたのである。決してモハメド・アリは、一つの場所から別の場所へと自由に動き回れる状況下で、蝶のように動いたのではない。逃げ場の無い空間的な制限の下で、死中に活を求めるためにモハメド・アリが身につけて実践したものこそが「蝶のように舞う」動きなのである。
北村紗衣さんは、読書のスタイルとして「チョウのように読み」と言うが、モハメド・アリの「蝶のように舞い」という言葉を、表面的にしか理解していないのではないだろうか。上で述べたような「蝶のように舞い」という言葉の持つ『重み』を、本当に理解していたら、本から本へと自由に飛び回ることの形容に当て嵌まる言葉なのか否かと、違和感を持つのではないだろうか。そもそも、読書には攻撃を躱す必要が無い。躱すどころか、先ずは書いてあることを受け止めなければ、読書は始まらない。
北村紗衣さんは、自ら「私(北村紗衣さん)の言語化能力を知りたければ『批評の教室』を読め」と言う(Twitterで批判者から自身の言語化能力に疑いを持たれたことに立腹したために出た言葉である)。確かに『批評の教室』を読めば、北村紗衣さんの言語化能力を窺い知ることが出来るであろう。自著のサブタイトルに使うほどの重要な言葉を、表面的にしか理解していないままで使うという、底の浅さを。
まあ、私のような格闘技好きが「チョウのように云々」の意味に拘ることは、北村紗衣さんにはどうでもよいのかもしれない。しかし、北村紗衣さんが草津町長及び町民を一方的に悪者扱いしたことが知れ渡った今では、この「チョウのように読み」という言葉からは、ポジティブな印象よりも、むしろ「軽佻浮薄」というネガティブな印象を受ける人が少なくないのではないだろうか。「読書をするにしても、そのような軽佻浮薄な読み方しかしていないから、言葉や物事を表面的にしか理解していないから、深く理解しようとしないから、草津町長及び町民のことも安易に悪者扱いしたのではないか」と。
それにしても、沢山の本を読むことを表現したり推奨したりするだけならば、単純に「読書というものは『乱読・濫読』で構わない」と言えば済むのではないだろうか。ただ、そういう風に言うのは「お洒落」ではない。だから「チョウのように読み」とお洒落っぽい言葉を採用した。そういったところではないだろうか。
これは個人的な意見ではあるが、サブタイトルに「チョウのように読み」という言葉を入れるのは「ダサピンク現象」の一つに思える。「女性を読者として取り込みたい。女性は蝶々とかが好きでしょ?」みたいな。ジェンダーの押し付けと言えばいいのだろうか。
高い言語化能力を持つはずの北村紗衣さんは、自著のサブタイトルでダサピンク現象やジェンダーの押し付けが発生することに、違和感を持たなかったのだろうか。
anond:20220517213328を見て自分もやりたくなったので今更ですがやらせてください。
キリがないので1アーティスト1曲縛りで。
順位付けしようとしたけど結局好きなアーティスト順にしか並べてないことに気づいて発売順に並べることにしました。
以上、50曲。選曲とコメントで合計6時間ぐらいかかった気がする。でも楽しかった。
https://anond.hatelabo.jp/20220517213328
三番煎じです
中学生くらいから2chに入り浸って、高校の時はVIPのアニソン配信スレで音楽を聴き続けていた。もちろんニコ厨だった。
大学ではバンド部にはいってギター弾いて遊んでいた。大学に出会った好きな曲も多いけど、それらはあまり入れていない。
当時はせっちゃんと知らなかった。いまはせっちゃんが普通に好き。ポンキッキーズでかかってた。
Butterflyも入れたいけどアニメ最終回の進化の時に本楽曲が挿入された時の演出の神がかり感は今思い出しても鳥肌ものなのでこちらを採用
近所のゲーム屋でプロモーションビデオがかかっていて、映像の美しさと楽曲のすばらしさに小学校高学年のおれはとりこになった。
どこで聴いたかまったく覚えてないけど心に残る曲
小学6年生のころに友達のお兄ちゃんのMDを借りて聞いて衝撃が走りギターを弾くルートの人生フラグがたった。
はーてーしーなーい
日曜朝プリキュア枠は夢のクレヨン王国から見ていた覚えがある。仮面ライダーはあんまりハマらなかったな。
今はイントロのギター理解できるけど、当時は何の音か意味不明だった。
ドラゴンボールは見てたでしょ?
VIPでめちゃ流行っていた。サビのキャッチーさと大さび前の静けさからの最後サビが最高の編曲。
中学生のとき定期テストがおわり、開放感で徹夜して2chをしていた明け方に聴いたこの曲の爽やかさ壮大さはいい思い出。いまはそんなこと感じなくなって感性がおとろえていっているんだなぁ。
VIPでめちゃくちゃ流行っていた気がする。あと組曲「ニコニコ動画」
ぎりぎり平成リリース。ギターをやめて10年のぼくが久しぶりに弾き語りしたくなった曲。この間あいみょんコンサート行ったけど30分くらいMCしてて歌えと思った。
ポップで邦楽感が強い。大学の軽音楽部に入ったら先輩にシステムオブアダウンのパクリといわれて切なくなった。
ようこそジャパリパークもいい曲だけど個人的にはこっちの曲もすき。切なさがあるよね。
エルレ版の方がいい。the pillowsはエイリアンズのキリンジみたいにミュージシャンズミュージシャンって感じで一般ユーザーからするとそんなか?っておもう。
ナカタヤスタカとの出会い。その後Perfume、きゃりーぱみゅぱみゅと続くが原点はこれですね。
あと恋愛レボリューション21とか同年代カラオケで歌うとくそ盛り上がるからランキングにはいる。
リアルタイムではよく知らんけど大学の時にイエモンも勉強しなきゃと思って知った。乗客に日本人はいませんでしたってやつ。
でも本音を言うとブランキーの方が好きで、この系統のテーマの曲だったら悪い人たちが最高なんだよ。
洋楽まで広げるならローリングストーンズのSympathy For The Devil を大学の友人の家でレコードで聴いたときに音が脳内を侵食する感覚を覚えて名曲とアナログレコードの組み合わせやべぇって思った。レコード初体験であった。
SoundHorizonのキャッチーさだけを詰め込んだ曲なのでお勧めしやすい。revo君はリンホラばっかりやってないでサンホラ動かしなさい。
https://anond.hatelabo.jp/20220517213328
個人的に思い入れのある曲を30曲。順位は上位のもの以外は割とテキトー。
イントロがカッコ良すぎる。曲全体としてはそんな好きじゃないけど、たぶんイントロだけだと300回近く聴いた。通して聴いたのは3回くらい。
『ケツメイシ - 海』
ケツメイシと言ったら夏歌、夏歌といえば「夏の思い出」だと思うけど、個人的にはこっち。メンバーのラップがまだ完成されてない感じとオールドスクールなトラックが最高。
リリースをカットされたピアノフレーズがかっこいい。割と中田ヤスタカの曲は楽器を重ねて空間を埋めるように編曲された曲が多い印象だけど、この曲はかなり隙間を意識して作られてて好き。
中田ヤスタカと言えばPrefumeだけど、断トツでこの曲が好き。コンプレクストロみたいな構成のトラックで、いろんな楽器や音色が入れ替わり立ち替わりするのが良い。こういう編曲、しかもJ-POPの歌物でっていうのはなかなかない。
相対性理論は10代の頃に死ぬほど聴いた。メランコリックな曲が多いけど、この曲は明るくて良い塩梅。「荒川アンダーザブリッジ」懐かしいですね。
『宇多田ヒカル - time will tell』
よく行ってたクラブで朝方流れてた曲。この曲を聴くと当時の朝の渋谷の匂いとか景色が蘇ってくる。
元々知ってて良い曲だなとは思っていたけど、何かのイベントでこの曲の弾き語りを聴いて泣いてしまった思い出がある。この曲で涙を流せる純粋さはずっと持っていたい。
デビュー当時の、着うた系ギャルR&Bみたいな曲も好きだったけど、この曲以降の西野カナはかなりいい曲多い印象。個人的に「パッ」とかも好き。
「L'Arc~en~Ciel - winter fall」
普段はそんなに歌詞を意識して音楽は聴かないけど、Hydeの比喩に比喩を重ねたような歌詞は結構好き。
神前暁が作編曲した楽曲で一番好き。田中秀和の楽曲と迷ったけど、オタク受けとか関係なくこの曲は良い。
所謂「歌物」ロックから一曲。この疾走感に初期衝動が感じるような曲、いつまでも好きなんだろうなって思う。
『岡村靖幸 - ビバナミダ』
80年代風スタイルにどこかフレンチハウスっぽい風味も感じる編曲が最高。岡村靖幸は昔の曲じゃなくて最近のバキバキのトラックの上で歌い上げてる曲の方が好き。
『Avec Avec - おしえて』
10代中盤から20代前半まで、Maltineをはじめとするインターネットレーベルにハマってた。こんなにスウィングさせても成立するんだって当時はかなり衝撃的だった曲。こんなにビートがヨレてる曲は正直世界中探してもこの曲だけだと思う。
『FLIPPER'S GUITAR - さようならパステルズ・バッヂ』
華奢でまだあどけなさが残る二人のルックスに楽曲に全てが最高。どの曲にしようか迷ったけど、一番爽やかなのはこれかな。完全に後追いなので、渋谷系をリアルタイムで体感してみたかった気持ち。
『Cornelius - NEW MUSIC MACHINE』
個人的には小沢健二よりCorneliusの方が好き。楽曲も実験的で、アルバムごとにコンセプトも違うから聴いてて飽きない。
当時付き合ってた彼女がカラオケで歌ってて、そこから好きになった。元々全然聴いたことなかったけど、いろんな楽曲を聴いてみると、ブルーノートがとにかく多い。ポップスというより完全にブルースシンガー。
独特なプラックのフレーズにチープなピアノフレーズ、原田郁子のボーカル全てが最高。シンプルな2stepビートが気持ち良すぎて、部屋で一人踊りまくってた思い出。
『PUNPEE - Bad habit』
HIPHOPと言えば今はTrapだが、Boom bapでもなくまさかのJuke。コードワークはめちゃくちゃお洒落で他に類を見ない楽曲。
こういうエレピでゴリ押すタイプのアーバンな楽曲が大好きなんだが、その中でも断トツ。エモいとはこのこと。
『YEN TOWN BAND - Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜』
Charaの「Junior Sweet」と悩んだがこっちにした。
日本で一番好きなバンド。全曲共通してコード進行がお洒落すぎる。
昔はセルアウトなんて言われていたけど、RIP SLYMEの良さが分かった時「HIPHOPは2周目」みたいな風潮もあった。この曲はPESがトラックを作っているけど、DJ FUMIYAのトラックはマジでヤバい。今聴いてもぶっ飛んでるし、5人でもっと活動してほしかった。
夏の終わりのなんとも言えない気持ちを上手く表現してると思う。この曲を聴くと、何年経っても鬱屈した10代の頃を思い出してしまう。
Japanese 2stepの名曲。編曲のシンプルさに、サビ後半のベースラインで何杯も飯が食える。
『KinKi Kids - Kissからはじまるミステリー』
山下達郎Worksから一曲。シティポップとnew jack swingが融合したような楽曲。本人が歌ってるバージョンも好き。
『ASIAN KUNG-FU GENERATION - 或る街の群青』
高校時代鬱になって不登校の時期があった。そろそろ行かないと出席日数がヤバいと言う時に毎日聴いてた曲。「蹴り出す速度でどこまでも行けるよ」って歌詞が当時の自分に刺さりまくった。
『Nujabes - reflection eternal』
唯一のインスト曲。出席日数がヤバくて学校に行ったものの、授業をサボってラグビー部の部室裏で聴いてたのが懐かしい。曲としては完成されすぎてる。サンプリング元が優秀だってのはあるけどね。
『iの数式 (imoutoid's ComplexFunktion Remix)』
亡くなった今でもカルト的に人気のある伝説の天才トラックメイカー、imoutoid。僕の人生で一番好きなアーティストでもある。ダンスミュージックはテクノロジーの発展により進化するものだけど、2007年くらいの技術で高校生がこの曲を作ったと思うと驚きを隠せない。imoutodはダンスミュージックのトラックメイカーとしてのセンスはもちろんのこと、J-POP的な分かりやすさに作家性も兼ね備えていた。生きていたら今頃世界的なアーティストになっていたと思うし、今聴いても新しい。
『livetune - ファインダー(imoutoid's“Finder Is Not Desktop Experience Remix”)』
好きすぎるのでimoutoidからもう一曲。無駄な音が一切なくて完成されすぎている。ハイハットだけで何倍も飯が食える。彼がメジャーレーベルから出した楽曲はこの一曲のみなのでめちゃくちゃ貴重。
間違いなく人生で一番聴いた曲。J-POPとはどこか前向きなメッセージが込められているものだと思うけど、この曲は人生の気怠さを歌っている。しかも国民的スターだったSMAPがだ。この曲は「愛があれば壁を乗り越えられる」とも「努力は報われる」とも言ってない。ひたすら過去を思い返して「夜空ノムコウにはもう明日が待っている」だ。とてつもなくリアル。今後も聴き続けるんだろうなと思う。
あれは若手アーティストが好きだったり影響を受けた平成の歌ってかなり範囲の狭いランキングだからな
関ジャムの「J-POP20年史 プロが選ぶ最強の名曲ベスト30」ってランキングの方がもっと一般的なランキングだと思う
49位 Sign/Mr.Children
48位 キセキ/GReeeeN
46位 つけまつける/きゃりーぱみゅぱみゅ
37位 Can You Keep A Secret?/宇多田ヒカル
35位 Dragon Night/SKAI NO OWARI
30位 ultra soul/B’z
22位 私以外私じゃないの/ゲスの極み乙女。
8位 夜に駆ける/YOASOBI
7位 パプリカ/Foorin
5位 白日/King Gnu
3位 Everything/MISIA
1位 Pretender/オフィシャル髭男dism
90年代の音楽は自虐や諦めのオンパレードで、大体何でも鬱屈してたよ(個人の見解です)!
逆に鬱屈さを積極的な商売道具にする人たちまでいた始末だけど、
よく言えば鬱屈した音楽がどんどん世間に出ることができた時代でした。
※URLを沢山張ると登録できないみたいなので、リンクは絞りました。
クロニック・ラヴをご存知なら知っている可能性が高いですが、一応挙げます!
歌詞とOutroが最高!
事変前の林檎嬢は、どうしても隠しきれない本当の自分の照れ隠しとして
…と思わせる何かを確かに持っていたと思う!
まぁそれも含めて、自作自演に翻弄されていると思うのだけれども。
https://www.youtube.com/watch?v=n58rRVU38I4
曲の好みはかなり合うのではないかと思うので、
興味があれば色々聞いてほしいです。
さっきまであった鬱屈がすぐ後ろに見える…気がする。
そして、言うほど同系統じゃない気がしてきた…。
https://www.youtube.com/watch?v=A-kSzKb8FTQ&t=26s
https://www.youtube.com/watch?v=3oW88_GfJ5w
ブクマで大正義「強く儚い者たち」が挙がっているので、鬱屈+爽やかで別の曲を一つ。
最近こういうメンタリティが「メンヘラ」の一言で片づけられることが多くて、おじさんは悲しい。
音は90年代初期なのでこの中では若干異色。
これも、どちらかと言うと鬱屈を垣間見せつつ鬱屈から抜けた後の曲。
この方自身は、当時は結構鬱屈していたので色々聞いてみると面白いです。
https://www.youtube.com/watch?v=iLl25wdDUVc
当時の中国でメタルやってたこと自体がとんでもない鬱屈だと思う。
この時代の洋楽はNirvanaに始まり鬱屈した音楽の宝庫でした。
2000年代に入り完全にただの色物になっていったMarilyn Mansonはじめ、
nine inch nails、smashing pumpkinsなど、挙げると切りがないです。
ただ、残念なことにさわやかな曲は少ないです。
そして、鬱屈した気持ちをアメリカ社会に対してぶつけていた方々は、
まぁ、このころから洋楽聞かなくなったので、私が事情を知らないだけかもしれません。
■
と、色々書いているうちにブクマで同じような曲も挙がっていました、すいません。
カラオケの年間ランキングを見ると上位100位には必ず残酷な天使のテーゼが入ってる。
過去20年でずっとランキング入りしてるのは多分残酷な天使のテーゼだけだと思う。
まず難しいのよあれ。
高橋洋子さんも言ってるけど歌いにくい。
あとそんなに盛り上がらない。
アニメのOPだからアップテンポではあるんだけどもそんなにイェー!って曲でもない。
作詞の及川眠子さんがラジオで「何もしなくてもカラオケから1000万円とか2000万円印税入ってくる」って言ってたからうたわれてるのはほんとうみたい。
でも誰が歌ってるの?
オタ友とカラオケ行って歌う曲で残酷な天使のテーゼって挙がらない。
デジモンアドベンチャーのButterflyとか武装錬金の真赤な誓いとかアクエリオンのOPとかそういうのしか歌わない。
カラオケで必ず歌うって人がいたらなんで、歌うのか聞いてみたい。
ドラゴンクエスト蒼天のソウラの作者中島諭宇樹さんの過去作品デジモンクロスウォーズでは最終回にButterflyの歌詞を使うというイキなシーンが有りました
今連載中のソウラでもLoveSongを探してで同じようなシーンがありました
ということで最終回は当然、ドラゴンクエストを代表する歌詞付きの曲といえば、この道わが旅
長く続く旅が「終わらない」ことを歌うこの曲は、オンラインゲームのドラクエ10のメディアミックスというある意味終われない作品であることを考慮しても最適
のように思えます
様々な人がBTSの魅力や人気を集めた理由を語っているが、俺と同じ切り口で論を進めているものがないように思ったのでn=1の感想を書いておく。
BTSの魅力としてよく挙げられるのは曲や高度なパフォーマンスなどだが、俺はやはり、根本にあるのは高いエンタメ性だと思う。
そもそも、彼らのプロデューサーであるパン・シヒョクは日本のアニメ、マンガ等のサブカルチャーに造詣が深い。新海誠の「彼女と彼女の猫」「君の名は。」虚淵玄「魔法少女 まどか☆マギカ」などに対する感想を本人のTwitterで呟くほどだ。
そんな彼が発展途上の少年達をプロデュースしたらどうなるか? 簡単である。
これは俺が語るよりも実物を見た方が早いので一度見てみてほしい。最初は誰が誰だか分からないと思うが、全体の雰囲気だけ感じてくれたらそれでいい。歌詞は英語字幕をつけられる。
一言でいえば「無力で無鉄砲な少年たちが若さだけを武器にわちゃわちゃするmv」だ。
「Dynamite」の堂々たるスター感とはほど遠く、顔つきも体つきもまだ幼い。それもそうだ、冒頭で水に潜っているテヒョン(BTSでの活動名はV)はまだ19歳、最年少のジョングク(活動名はJung kook)は17歳だ。若い……!
この世界観は「花様年華」という彼らの一大コンセプトだ。「RUN」だけでなく、様々な曲で共有されている。全然関係ないが同タイトルの台湾映画も面白いのでオススメ。
BTSの花様年華はトラウマを持つ弱い少年たちが出会い、交流を深めることによって傷を癒していくというストーリーだ。完全にフィクションの世界観だが、メンバーはそれぞれの本名で役を演じている。
それぞれの役も、ナルレコプシー、代理ミュンヒハウゼン症候群(おそらく)、親殺しなど、往年の葉鍵ヒロインのような重い家庭事情のもとで育っている。
そんな彼らのトラウマを描写した映像作品として「Wings short film」シリーズがある。一本が3分ほどで、メンバーが7人なので7本ある。どれも面白いが、特にお気に入りの一作を貼っておく。ティムバートンとかシャフトとかの悪夢っぽい世界観が好きならおすすめだ。
Short film jimin
林檎、マリア像、風景画、烏の刺青など複数のメンバーの映像で共通する小道具も多く、#7のソクジンの回まで通して見れば、ちょっとした達成感を抱ける。
この辺りまで見れば、少しずつメンバーが見分けられるようになっているのではないだろうか。
見分け方は他の方のブログに詳しく書いてあると思うが、花様年華に限って書くと、ガソスタにいたらナムジュン(活動名はRM)、車を運転していたらソクジン(活動名はJIN)、火を見ていたらユンギ(活動名はSUGA)、寝てたらホソク(活動名はJ-HOPE)、溺れてたらジミン(活動名はJIMIN)、血を浴びてたらテヒョン、殴ったり殴られてたらジョングクだ。見てれば慣れる。
例えば「I NEED U」は花様年華シリーズ第一作の自己紹介的ソングだ。登場人物が何に悩みどう生きているのかが分かりやすい。本当はこれを一本目に勧めるべきなんだが、俺はRUNの荒々しさや青さやスピード感が好きなので。
他のブログを読めば詳しく知れるが、この曲はBTS がスターダムの第一歩を踏み出したきっかけになったらしい。こちらのmvはVの怪演が光っている。今の19歳ってあんな感じなのかな? 怖いな。
下の動画なんて、12分の動画のうちドラマパートが8分あり、エンドロールでようやく曲が流れる。曲を売る気があるのか。
ドラマパートはスタンドバイミーとかが好きなら気に入ると思う。歳をとったからか、最近こういう一瞬の青春みたいなやつに弱い。そしてこの動画を見れば、やけに意味深な描写が多いことに気づくのではないだろうか。
『Butterfly』 official mv(花様年華prologue)
そう、この花様年華、ただのボーイミーツボーイではない。タイムリープものだ。
花様年華シリーズは様々なメディアミックスがされている。主なものは小説とマンガだ。(CGアニメや実写ドラマ化などが進行中らしいが詳しくは知らん)余談だが、この辺りパン・シヒョクPDはとても商売がうまい。MVで意味深なストーリーをチラ見せし、全貌が見たければ小説を買わせる。ようつべで聞ける曲ばかりが収録されたCDを買うのはよほどのファンだけかもしれないが、小説なら比較的敷居が低い。よく出来た予告映像を見てつい劇場アニメを観てしまうようなものである。
さて、マンガ/小説版 花様年華のストーリーは以下のようなものだ。
トラウマを持つ少年たちが学校で出会い、仲を深めるが、様々な理由で軋轢が生まれ、海に行ったある日、決定的な仲違いをし、離れ離れになってしまう。3年後、留学に行っていたソクジンが韓国に帰ってくると、かつての友人は死んだり、人殺しで捕まったり、シンプルに困窮していたりで、めちゃめちゃに不幸になっている。ソクジンはタイムリープを繰り返し、彼らを救おうとする。
葉鍵であり、シュタゲ要素もある。盛りだくさんだ。ちなみにマンガ版はLINEマンガというアプリで無料で読めるが、ただでさえ見分けがつきにくい少年たちがさらに絵で描かれている。俺は読み進めるのに根気がいったが、顔認識能力が高い人はいけると思う。
さっきメンバー紹介のところでわざわざ、アルファベットの活動名とカタカナの本名を併記したのは、このマンガではキャラクター名が全て本名で表されているからだ。
本名ではジミン、ジョングクなどJがつく名前がやたら多いのに、J-HOPEの本名はホソクである。なんでだよ。一番Jであるべきだろ……!
マンガは興味ない、ただただエモい映像が見たいという人にはこっちを見て欲しい。
バラード曲。「八月でも(あなたに会えないなら)冬だ」という一節が印象的。RUNで後先考えずにその辺を散らかしまくった彼らがパーティの後始末をしていて、青春は永遠に続くものではないことを描いている。全体的に褪せた雰囲気で、オレンジと青が強い独特の色味のpvになっている。安全ピンでピアスホールを開けてあげるシーンがあるのだが、国が違ってもエモ仕草は変わらないんだなと感心した。
比較的新しいmvなので、みんなスタイリングも服も普通なのに、めちゃめちゃ垢抜けている。幼さや青さというより、思春期を越えた7人が二度とは戻らない日々を愛おしむ話。撮影してるの明らかに真冬なのに、半袖のアロハ着せられてる子がいてかわいそう。
花様年華、面白い。確かにストーリー展開自体は王道で、言ってしまえばどこかで見たことがあるようなものばかりかもしれない。彼らの演技も、本業ではないから当たり前だが、全員が素晴らしいというわけではない。ぎこちなかったり、ムラがあったりする。だが、その未完成さが、若さが、今の俺には一番眩しい。
2019年に「天気の子」、2021年に「シン・エヴァンゲリオン」が上映され、かつての「セカイ系」作家たちは次々と己の世界観にピリオドを打っている。さらに、まどマギやピンドラなど、壮大な世界観でファンを魅了したアニメも新作の公開が決定した。
2021年、俺たちが愛したあの頃の「セカイ系」はもうどこにもないのかもしれない。
そんな中で、かつて俺たちと同じようにアニメやゲームを愛したオタクが、革命前夜の少年たちを巻き込んで、今も続くストーリーを紡いでいるというのは、なにかとても尊いことのように思える。
タイトルの花様年華、これは「人生で一番美しい瞬間」という意味らしい。BTSのこのプロジェクトは間違いなく、俺にとっての花様年華を思い出させてくれた。
どうでもいいがこのテンションのままボン・ボヤージュ(メンバーたちによるゆるい旅番組)を見ると、辛い展開に耐えられないオタクが作った日常系同人誌っぽくて面白い。こっちもおすすめ。
曲数はいったいどうなるのだろう
実はアルバムを出していない間も新曲は継続的に発表されていてその数12曲に至る
12曲といえば一般的なアルバムならもう完成としても良いくらいの曲数だろう
BUMPはアルバムの曲数が多い傾向にあるが、それはインストとか小品とかを入れてるからであって
トラック数では最多のorbital periodだってそういうのを除いたトラック数は13曲しかない
つまり、このままだと次のアルバムは2~3曲新曲が増えるかどうか、ってことになってしまう
ちゃんと追ってる人にとってはほぼ知ってる曲だけでできたアルバムになるのだ
そんなことを果たしてするだろうか?
いやしない
7月のアルバムは必ず2枚組で曲数が20曲とかになると思うし、そうなってくれないとちょっと失望してしまう
頼むぞBUMP
「孫」大泉逸郎
「飛べない鳥」ゆず
「One more time, One more chance」山崎まさよし
「ココロオドル」nobodyknows+
「リライト」ASIAN KUNG-FU GENERATION
「ただ…逢いたくて」EXILE
「蕾」コブクロ
「Lovin' Life」FUNKY MONKEY BABYS
「キセキ」GReeeeN
ドイツでも日本の深夜アニメの公式配信はあるのだが、新作アニメ映画を見るのは通常困難である。
しかし年に一度ドイツおよびオーストリアの各都市で日本の新作アニメ映画をドイツ語字幕付きで上映するAKIBA PASS FESTIVALというイベントが開催されており、そこで「ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow」と「Fate/stay night Heaven's Feel II. lost butterfly」を鑑賞することができた。
以下はニュルンベルク会場の様子(他の開催地はベルリン、ドルトムント、フランクフルト、ハンブルク、ケルン、ライプチヒ、ミュンヘン、パシング、シュトゥットガルト、ウィーン)。
会場の雰囲気: ニュルンベルクの場合は15シアターくらいある大きな映画館の2シアターが貸し切られ、1日アニメが上映される。普通の映画上映とそれほど変わったことはなく、一日券の販売やアニメグッズの売店があるくらい。会場によっては制作スタッフ等のゲストが来て質問会みたいなのがあるらしい。たまに気合入れてコスプレとかしてきている人もいる。
上映前: 日本と同様映画の前の宣伝映像は長い。ドイツのアニメイベントの宣伝や日本のアニメ配信関連会社のほか、アトラスやコーエー、シュタゲ等のゲームの宣伝がいくつかあった。
人の入り: ざっと数えたところ70~80人くらい、割と空いてる。アイドルアニメはやはりヨーロッパでは受けが微妙かも。でも中にはグッズを付けていたり結構なファンもいる模様。女性も少なくとも2割くらいはいる。
盛り上がったところ: ドイツの映画鑑賞は笑ったりちょっと歓声を上げるくらいは許容。ライブパートは静か(集中して聞いていたのかもしれないが日本語の歌なのできついかもしれない)。女の子たちがコミカルな動きを見せるところはかなり盛り上がっていたように感じた。
笑いが起きたところ: 最初の追いかけっこパート。お尋ね者ポスター。月ちゃんがフィレンツェのお屋敷でマリ母に恭しく退出を促すポーズをしたところ。
人の入り: 200人を超えるくらい。満員ではないが混んでる。3部作の第2部にあたる映画であるが第1部は去年上映された。
全体の雰囲気: バトルシーンのクオリティが高く緊迫した場面が多かったためか会場全体を息を呑む場面が多かった。エロいシーンは若干の反応あり。
笑いが起きたところ: 士郎と桜がいちゃついてる食卓の向かいにライダーが座ってたシーン、そのすぐ後のナイフとフォークを出されるシーン。
バタフライ(Butterfly)は、米国のラップロックバンド、クレイジー・タウン(Crazy Town)の楽曲。
1999年11月9日にリリースの1stアルバム『ザ・ギフト・オブ・ゲーム(The Gift of Game)』から、
3rdシングルとして2000年11月13日にシングルカットされた。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(Red Hot Chili Peppers)の4thアルバム『母乳(Mother's Milk)』に収録されている
『プリティ・リトル・ディッティ(Pretty Little Ditty)』のインストパートがサンプリングされている。
https://en.wikipedia.org/wiki/Butterfly_(Crazy_Town_song)
コインチェックが騒ぎになっているが、今月上旬に2時間で終わるはずのメンテにまる2日以上かけて、
I fell asleep at my desk. In a dream, the ghost of a butterfly from the future whispered to me "the dollar hit 0 bitcoin".
I wake up, people around me dabbing the blood from their eyes. Progress has been made but not enough. I crack my whip
-- "we aren't getting to zero like this!". The flogging will continue until morale improves.
Expect another update after I make my rounds. I'm sorry I've let you down.
推しはとある男子アイドルグループに所属していた。デビューしてからもう数年。所属グループの売り上げは鳴かず飛ばず。正直、人気とは言い難い。むしろ全くと言って良いほど売れてない。この何年かなんてほぼ休止状態に近かったくらい。毎月スケジュールは更新されるけど、それも真っ白。昔からのファンなんて今はもうほぼいない。いるのはタイとかベトナムとか、その辺の海外ファンだけ。自国のファンは皆無といっていい。
活動しなくなってすぐに、メンバーの脱退もあった。辞めてから麻薬でしょっぴかれたメンバーもいた。オタクとメンバーが繋がってたことがそのオタク本人にバラされる、なんて不祥事もあった。なんとも絵に描いたような三流アイドルだけど、それでも私はそのグループと、推しのことが大好きだった。初めて推しに出会った時の感動は今でも忘れられない。
推しは元々ちょっと変わった子だった。芸術肌というか、個性的というか。お姉ちゃんがいるせいか、男の子っぽくない、ちょっと女の子っぽいところもあった。絵を描くのが好きで、ダンスが好き。でも可愛らしい見た目とは逆にゴツゴツしたアクセサリーが好きだったりとか、服も小物も黒ずくめかと思えばやたら極彩色の柄ものをチョイスしてみたりとか。好きなアーティストや映画もちょっと同年代の男の子からはズレてて、いわゆるサブカル男子っぽい感じだった。
でもステージに立っているときはどこまでもキラキラのアイドルで、ファン思いでメンバー思いで、明るくて甘ったれで、なのに時々ハッとするくらい儚くて、綺麗で、かと思うと地方出身だから男らしいところもあって、方言もサバサバしてて、笑い声がうるさくて、年上のメンバーにべったりしたり、年下のメンバーを溺愛してたりして、でも同い年の子にはツンケンしたりすることもあって、そういう色んなとそろのギャップと、どっか不安定で危なっかしいところが好きだった。
グループとしての活動が目に見えて減り、歌を出すこともなくなり、前述のあれやこれやが続いたある日だった。推しがSNSを始めた。推しバレ覚悟で書くけど、ツイッターのプロフィールには一言、paradise。インスタにはbutterfly。こりゃ拗らせてんなあと笑った。
もちろん、投稿内容もお察しである。ツイートはポエムと呼んで差し支えない感じだし、インスタの写真はモノクロか彩度MAXフィルター5枚重ねみたいなのばっかり。公式でファンクラブ名があるのにも関わらず、なぜか自分のファンのことをbutterflyと呼び始めたのも面白かった。私も自分のことbutterflyですって名乗ってた。この辺りまではまだ、推しの行動をそれっぽいなあって笑いながら見れていた。
でも、そういう不思議な行動にだんだんと違和感を覚えるようになった。最初にあれ?と思ったのはツイッターで生配信を始めたあたりだった。初めは推しだけがずっと見れるなんて!と思って喜んで見てたけど、見てるうちに初めは小さかったその違和感がどんどんハッキリしていった。
こんな喋り方する子だったっけ。
こんなこと言う子だったっけ。
そんなことがちょっとずつ増えていった。でもカバー動画とかダンス動画みたいなのも出してたから、歌やダンスが嫌になったわけじゃなさそうだし、それくらいは好きにしたらいいよ、と思っていた。
そうしたら少し目を離した隙にものすごい長髪になってた。ろ、ロン毛ブームなのかな?と思って見守っていたら、とうとう首の後ろにタトゥーを入れたらしい写メを上げてきた。ファッションタトゥーで済まないような、毒々しくて大きいやつ。親が泣くからタトゥーはしないって言ってたのに。この辺りから、いよいよちょっと変なんじゃないかと思い始めた。
元々そういうところのある子ではあったけど、歯止めがきかなくなったように思えたというか、これは明らかにおかしいなと思うほどになっていった。ファッションで済まないようなタトゥーもそうだし、生配信で虚ろな目で1時間近く、淡々と猟奇殺人事件の話したりとか、事務所の後輩とあんまり仲良くない、好きじゃない、と吐き捨てるように言ったりとか、あとはそこにコメントしてくるファンにマジギレして配信ぶち切ったこともあった。その時は本当にショックだった。今までの推しなら絶対やらなかったようなことだった。ファンにはとろけるような甘いことしか言わないし、怒ってもメッ!て感じだったし、心配だから言うんだよって言ってくれるような子だったから。
そういえばマネキンの生首に名前つけて友達って紹介してたこともあった。怖くて名前は忘れたけど、もうなんかその頃にはなんにも笑えなくなってた。
何かがおかしいって、ズレてきてるって思った。もう止められないところまできてるなって。推しがものすごい勢いで暗い方へ転がり落ちていくのがわかった。でも私たちには、そしてメンバーや事務所にも、多分どうしようもなかった。
そしてある日、決定的な事件が起きた。
外出先からの配信だった。もう明らかに様子がおかしかった。泣きながら「死にたい」って言ったり、道路を背景にして、笑いながらどの車に飛び込もうかなって選び始めたり、泣いてたかと思ったら狂ったように笑い出したり、ものすごく情緒不安定だった。見ていられなくって携帯の電源ごと切った。そして、もうダメだって思った。きっとこの子はもう限界なんだろうって。薄々感じてたことが、確信に変わった瞬間だった。
そこからしばらくして、インスタに投稿があった。今見たら消えてたから正確には思い出せないけど、「皆さん心配かけてすみませんでした。僕は今、治療を受けています」と、そんなようなことが落ち着いた文章で書いてあった。
涙が溢れた。病院に行くほど酷かったんだという思いと、ちゃんと治療を受けてるんだという安心と、推しが心を病んでしまうほど辛いことがあったんだって現実とで、泣いた。もちろん幻滅したわけじゃないけど、ただただ辛かったし、これまでのいわば奇行みたいなものにきちんと理由があったんだってわかってホッとした部分もあった。
そこからは辛くて、怖くて、推しの動向を確認するのをやめた。ただ、久々に配信を見た時に自分がAセクシュアルであることを明かしたのにはちょっとびっくりした。けど、それに関してはなんとも思わなかった。人それぞれだし。ただ個人的にはバイなのかなぁと思っていたので真逆でびっくりしたくらい。つくづく現代を生きづらそうな子だなぁ、とだけは思った。
そこからは一時期より落ち着いた、まあ拗らせてるな、くらいの更新が続いた。事務所の指示なのか本当に安定してたのかはわからないけど、表面上は元気そうだった。実家にも帰ってるみたいだったし、家族は変わらず仲良さそうだし、仲のいい友達とも遊んでいるみたいだし、それで安心していた。
何だろうと思って、でも本当は読む前から何となくわかっていた。不思議と落ち着いた気持ちだった。
そこにはいろんなことが書いてあった。最初にメンバーが脱退したときすごく辛かったこと、笑って見送らなきゃと思ったけど本当は心が引きちぎれるくらい辛かったってこと、ずっとそばにいるって約束したファンのみんなに申し訳ないって、約束を守れなくてごめんなさいという言葉が何度も出てきた。今まですごく辛かった、たくさん泣いた、というくだりで、とうとう耐えきれずにわあわあ泣いてしまった。
最初に辞めたメンバーは推しとすごく仲が良くて、本当のお兄ちゃんみたいに懐いていたから、当時はものすごく心配していた。案の定あの子はあの時それを抱えきれなかったのだと思うと、そして珍しくぽつぽつと囁くように語られたあの子のセクシャルも、きっと長年抱えていた大きな悩みや痛みのもとであったのだろうと思うと、推しの味わったであろう途方もない悲しみと痛みに涙が止まらなくなった。胸が苦しくなった。そんな中、気丈に頑張っていたのだろう推しの、アイドルとして見た最後の笑顔が頭をよぎった。これまで話した色んなことを思い出した。
推しや推しのいたグループのメンバーと、そこのファンは最早友達か近所のお兄ちゃんかみたいな距離感だったので、私も推しとはとてもファンとアイドルがしないような話をたくさんした。学校休んでサイン会に行ったりしてたまに叱られることもあったけど、もう本当にしょうがないんだからって笑ってくれた。そして必ず手を握って目を合わせながら、いつもありがとうね、って笑ってくれた。手の骨が折れた時もギプスでガチガチに固めた手で踊りまくってサイン書いて、痛くないよって笑うような子だった。チョコレートが好きで、渡すとその場ですぐに食べちゃう子だった。あげた手紙をちゃんと読んで、次に会った時にその話をしてくれる子だった。誕生日も先にお祝いしてくれた。そんなことを次々と思い出した。
推しが弱かったと言われればそれまでだ。アイドルに向いてなかったと言われればそのとおりだと思うし、甘えだと言われればそうかもしれない。同じような経験をしたって、もっと辛いことがあったって、立派にアイドルしている子なんて大勢いる。
でも、私の推しは耐えられなかった。そしてアイドルを辞めた。それが全てだ。
周りに推しや推しのグループを好きな人が皆無だったので、この気持ちを分かち合える人がいないのが辛い。でも、推しの方が多分もっと辛いし、辛かったはずだ。
辛かったよね。しんどかったよね。嫌なこと、苦しいこと、悲しいこと、傷ついたこと、たくさんたくさんあったよね。大丈夫だよ。そんなに気に病まなくていいよ。私は辛くないよ。あなたが辛かった時に笑いながら「辛くない」と言ってくれたように、今度はこっちが言うから。大丈夫、ちゃんと笑ってお別れできるから。大丈夫。だからもう休んで良いよ。辛い時は辛いって言って、たくさん周りに甘えていいよ。
だけどお願い、これだけは守ってほしい。頼むからもう二度と死にたいなんて言わないで。自分から死のうとなんてしないで。あなたが死んだら悲しむ人が、あなたの思ってるよりたくさん、たくさんいるから。
本当に、本当に、今までたくさん頑張ってくれてありがとう。思い出をありがとう。私の十代の終わりと、二十代の初めにあなたがいてくれたことが、何よりも幸せだった。誰よりもキラキラしたアイドルだったあなたのをことを、わたしはずっと忘れません。ありがとう。ずっとずっと、大好きです。
すんげー面白かった
たった20分の中にシンゴジラとゴジラ、ガメラが混じったような密度の濃さを感じた
冒頭で氷川が怪獣映画的な演出が注目されたってあったけどたしかに子供向けとは思えない迫力があった
子供と怪獣との出会いと別れを描きながら、当時映画公開直後に放送開始されたというTV版へのプロローグにもなってて、
まじで完成度高い
勘違いしてほしくないのは、俺にはデジモンへの思い入れなんてまったくないこと
親に買ってもらえなかったしテレビも見せてもらえなかった
友達がやってるの羨ましく思ってた
有名なButterflyだって大学でニコニコ見てるときに知ったくらい
まわりのやつがなつかしんでるなかで、たしかにいい歌だなとは思ってたけど雰囲気にはついていけずに置いてけぼりだった
だから数年前にうぉーげーむ見るまでデジモンに触れる機会なんて全然なかった
そんな自分ですら1作めのラストは感動とワクワク感じたからまじですごいよこれは
butterfly と聞いて木村カエラのそれを想起するか、デジモンアドベンチャーのそれを想起するかによって人類はふたつに分かれるだろう。
先日部活の OB 会で出会った婚活中の女性 A に振られた時にも私の心には、デジモンアドベンチャーに習った勇気の心が灯っていた。
(そうだ!俺も婚活をすればいいんだ!)
振られたあと、電車に揺られている中でこれからどうしようかなーと考えた時に思い付いた。
意味が分からないだろうが、俺にも意味が分からない。事実、結婚願望はそれほどない。あと五年くらいは出来ればしたくない。
A となら今すぐにでも結婚したいところだが、一般論で結婚がしたい訳ではない。給与的にも正直無理だ。手取りこんなんで養うとかアホかよって思う。
ただ思い付いてしまったのだ。思い付いてしまったなら走り出さねばならない。
とりあえず婚活とは何をすればいいのか、それを調べ始めた。
「あの?質問いいっすか?」
A は確か五歳年上である。
体育会の無駄な上下関係のせいで距離感が可笑しいが気にしないで頂きたい。ちなみに双方アラサーである。
五歳の年齢差とアラサーという情報で年齢は絞れたハズだ。未だに体育会的感覚を引き摺っている俺を笑ってほしい。
一応何度かデートをした仲である。彼女がこの時どう思ったかはわからないが、おそらく婚活の方法を聞かれるとは思わなかったであろう。
「いいよー」
軽い。さすが人生の先輩だ。くぐり抜けてきた戦場の数が違いすぎる。
「婚活ってどうやるんすか?」
すぐに俺は聞いた。
「結婚願望ある人と会うだけだよー」
なんだその伸ばし棒。その辺りが好きだ。
Aはどうやってやっているんですか?とは聞けずに適当な会話を酌み交わした。
そして「あなたはお姫様ってより小人なんだよね」と言ってきた。
なぜ姫?なぜあなたが王子様?俺の方が男なんだけど。いやその辺が好きなんだけれども。
ただ願うのは、その返信に対して長文の謎メールを送ったあの最後の瞬間の時間を消し飛ばす手法が科学の発展によって発見されることだ。
以上の経緯で俺は某婚活サイトに登録することになった。事実は小説よりも奇なりである。
そういえば、A は俺を振ったあとに「あなたは妥協するには素晴らしい物件だと思う」と述べていた。
物件という言い方を本当にするんだなぁとか、なら妥協しろよとか思ったことは言うまでもない。
確かに月並な収入はあるから婚活市場に出ても、神の見えざる手に殺されることはないだろう。
ということで某婚活サイトに「女性」で登録したアタシにいくつかのメッセージが来た。
写真も貼っていなし、プロフィールなんて穴だらけだし、紹介文に至っては例文のコピーアンドペーストである。
にも関らず、メッセージが来た。年齢を23歳にした効果か?それとも全部 BOT か?
とりあえずいくつかのメッセージを呼んでみた。
長い。
長過ぎる。そして返信のしようがない。
こんな長いメッセージに返信する奴なんているのか?
アホなのか?
本気だとしたらアホとしか言いようがないし、例え詐欺とかヤリ目だとしてもアホとしか言いようがない。