「実存」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 実存とは

2019-10-07

anond:20191004213836

最後にして最初のっぽい雰囲気があってすき。初音ミクの痛みで実存確立できたので、つぎは存在し始めることは害なのか存在することは害なのか存在し続けることは害なのかどうかを初音ミクが教えてくれるみたいなのが読みたい。

2019-10-04

存在しない初音ミクの肉体が突然私の脳みそを殴ってきた話

すこし前からネターやパーフィットネーゲルを読んでて、「なんで私は私なのだ?なんで私以外は私じゃないのだ?」と真剣に悩んでたぼく。

今日大学帰りの道すがら宙を凝視しながら、宙の無が私でありえた世界線の私'(あるいはproto「私」)が「この」感覚を「私の」領有から引き剥がしはしないかとヒヤヒヤしていたのだ。

そんなおり、ふと思い出したのが他ならぬツインテール今村初音ミク関連ツイート

彼のツイートジョーク以上に知的に興味深い内容を感じるものがちょくちょくあって、そのなかで現象学的に興味深いのが↓

https://mobile.twitter.com/kyk_twintail/status/1001081317671358465

存在しない肉体の幻肢痛」…!!そうだ、それこそが「私の」痛みなのだ

「私の」という語りは、あるいは意識というもの特権化された「この」肉体に強く依拠しているのだ、これ以外の体は傷つけられても「私の」痛みにつながらないんだ、だから「この」は他でもない「私の」と呼ばれたがってるんだ!!

…なーんて、素朴な思い込みをしていた、そんな時期が私にもありました。そう、もはや傷つけられる他者の体なんて余計な存在を措定しなくても「私」の難問を得く糸口はあるのだなあ!

そんなことを思うと、見つめられるこの宙もガラリと見え方が変わって、ここに何もないってことはつまり存在しない初音ミクの痛みがまさに今ここにあるのでは?そう初音ミクは我々がそれを「初音ミク」という名前で知るようになるずっと前から既に存在していたんだ、それこそ中森明夫喝破したように…!

すると突然、謎の頭痛とともに私の視界がグラッと揺らぎ、激しい目眩で立ってもおられずその場にうずくまってしまった。そんなことは今まで経験したことがなく、しばらく動けないくらいだった。

で、これは何も証拠はないんだけど直感的に観想できました。これは存在しない初音ミクの肉体が「この」脳を揺さぶってきたんだ、と。存在しない「私」なるものを、殴られた痛みによってそこにあると分からしめたのが、存在しない初音ミクによるものだったとは、何とも皮肉ものじゃないですか。

みなさんもそんな、実存の動揺に怖い思いをしたことがあるのかどうかはわかりませんが、私はかなり怖かったのでここにシェアさせていただきます

2019-09-30

anond:20190930144322

実存する神様なんて不老の超人しかなく、正しさの有無は力の大小と関係ない。正しいとは限らないなら疑問を持つ人が現れるのは不思議ではないし、富と処刑の権能を与えられた神の子たる王に忠誠を捧げない臣民もいる。

2019-08-01

anond:20190801161404

ソリューション主観区別もつかないようではちょっともう俺には無理だな

まり君は問題についての対処についてなんかしら苦言を言われると

「私の実存修正されようとしている」と感じちゃうわけでしょ

たぶんこれも何言われてるのかわからいかもしれないけど

2019-05-30

ネット言論は窮屈だ

まあ、ネット意見なりコメントなり書けばわりかしすぐに反応が来る

それはネットのいいとこだろう

ネットならオレのクールですぐれた考えをすぐにみんなに聞かせることができる

しかし、ネットの向こう側の連中も実のところオレと思うことは同じなのだった

まり、オレのクールですぐれた批判を皆に聞かせてやろうじゃねえかってな

顔の見えない連中に口聞く自由与えた結果がこれさ

ネットじゃ人は幸せになれない、なぜならお前が人の幸せを望んでないか

そういや、snsが普及してきたころ、共有ってボタン意味が分からなかったな

ああ、シェアのことかって一瞬分かった気になる。あれ? でもよ、オレの気に入ったことが相手も気に入るとは

かぎらないよな。それこそオレの趣味押し付けにならないか

これ、超面白いからぜひ見てよって。でも、もし相手が興味ないことだったらどうすんだよ

いや、考えろ。お歳暮サラダ油定番だ。それじゃ相手にすすめるならサラダ油みたいな無難なのにするべきだ

サラダ油なら人類すべては分かり合える。なにも考えずにサラダ油にすればいいんだよ

だが待て、それだとオレという存在に固有のおすすめおすすめできないじゃねえか

違うんだよ、オレはお前と何かを共有したいんじゃねーんだよ。お前との差異をはっきりさせてえんだ

目の前の生き死にの問題なんてくそくらえなのさ

あ、だめだ。やっぱりオレに人と何かを共有するの無理だ。何が共有だよ

オレはオレの実存を極めるためにこれから孤独に生きていくんだ

さあて、オレはネットに何かすぐれた意見を発信し、ちやほやされたいんだけどどうもやる気も能力もなさそうだから

ひまつぶしにお前らのクソコメ見て笑って怒って飽きたらさっさと寝るとするか

そんなオレたちの進歩のないネットの歩き方を見て、星空の向かうで宇宙人どもがせせら笑ってるだろうな

こいつらからネットと猫を取り上げたら勝手に滅亡するとな

2019-05-26

戸籍」という糞システム

父が亡くなった。不動産を遺しているので、相続による所有権登記などしないとならない。

まずは、相続人の確定のため故人の出生から死亡まで戸籍謄本を取得した。現今の感覚だと婚姻後に戸籍新規作成するので、2種類で終わりそうだ。ところが、法務大臣法務省命令によって各自治体が戸籍を何度かバージョンアップ(改製)している。父の場合、2回のバージョンアップにかかっているため、4種類ほど取得しないとならない。

具体的には次のとおり:

大正版、昭和版、平成版は戸籍バージョンで分けるために付けた

戸籍システムについてググるなどしてわかったことは:

といった実用性の乏しい糞システムしかない。

にわかることは:

といったことがが400-500円でわかる。最低賃金だと約30分間の労働証明できることである

同じ人物戸籍複数も取らないと実用性が無い意味では、かつて人材派遣会社データ整備費を徴収するくらいの悪質さを覚えるし、厄年に前厄や後厄をつけてお祓いを3倍させるボッタクリさにも似ている。民間サービス感覚なら、同じ人物戸籍ならセット割引くらい効きそうな気がする。

自分言及しても自分が糞なので誰も相手してくれないので、ITクラスタバージョン管理に詳しくてかつ戸籍システムに詳しいお方に、戸籍システムが糞なのを言及して欲しい。

2019-05-24

男女間の友情なんて食物連鎖階層間で友情が成り立つかなんて話だ。

トラと人間友達になれるか?

なれるだろうね。でも喉かっ切られるかもね。

甘えたり甘えられたりするペットパートナーもある日突然去ることもある。

でもワニとハチドリみたいに共生関係実存する。

そこに友情があるのかないのか知らないけど一緒に過ごしてるね。

友達みたいだね。

とはいえ一線越えたら友情共生も散るんだ。

でもセックスしたのならそれは元カレ元カノだな!

ただの友達じゃないな。

親友ともちょっと違うな。

仲間とも違うな。

ビースターズ(漫画)とズートピア(映画)を見た後のような余韻だぜまったく。

考えさせられるなぁ

2019-05-08

ヴァギナ力」のこと「性的アイデンティティ」とか言い換える不毛

1.ヴァギナ力の介在を認めよう

男性の、性的アイデンティティの堅固さって何で保てるのかよく分からない。

その辺揺らいでる男性ガチセクシャルマイノリティ殆ど

それ以外は何の疑問も持ってないのがデフォに見える。

https://anond.hatelabo.jp/20190505075638増田の反応見ても

これ女だったら人生で一度は似たような事考えた事あるだろと思うけど

男性(と思われる人)は皆茶化してるか理解不能という反応ばかりで

本当に男性ってこの手の事考えた事一度もないんだな、と思う。

当たり前じゃん!


じゃあはっきり言うけどさ、

女は異性を捕まえる上ではヴァギナ力(う゛ぁぎなりょく)という巨大なパワーで下駄履いてるのよ。

別にまんこでもいいけどここではこの問題を語る時の美輪明宏の語彙であるヴァギナを使う。)


女性の「私が女じゃなかったとしても結婚したの?」

これもはっきり言って欲しいなら言うけど、そんなんかなりの割合で「NO」だろうよ。

女でなくても結婚するなら男と結婚する男が今より大勢居る筈だろ。

それ本当に聞かなきゃわかんないの?

それとも答えはNOだとわかってるのに圧迫尋問でYESにさせたいの?


ネットコミュ障語りとか社会不適応語りとかでもわかるでしょ。

その語り手が男なら友達も居ない交際経験も無い全部閉じててずっと孤独ですってなるけど

女ならなんだかんだいって遅くとも大学では数人と付き合ってて現在彼氏がいるとか結婚してるとかになる。

すっごい人付き合いが出来ないとか悩んでるとか孤独だとかいいながらしれっと異性のパートナーはいる。


なんでそうなるか?

ヴァギナ力じゃん。

ヴァギナがあるのでそれがニーズを生んで異性の方からアプローチしてくれるからコミュ障でもパートナーができる。

男のチンコにはそんな需要やパワーはないのでコミュ障にはなんにも起きない。

女のコミュ障には人間的魅力(笑)があって男のコミュ障にはないのか?

んなわけねーじゃん。

同じぐらい閉じた人間でもヴァギナ力があれば引き合いがあるってだけ。


2.構造直視しよう

性的アイデンティティ

女性の「私が女じゃなかったとしても結婚したの?」

これって要するに自分が異性のパートナーを獲得するに当たってヴァギナ力で下駄履いてきたという事実から目をそらしたいだけでしょ?

何をなんか哲学的実存的な質問の風を装ってんだよ。

自分で答しってることを圧迫質問他人の口から否定させようとしてんじゃねえ。


お前は世間的な最大のセールスポイントを取っ払っても誰かから親密になりたいと思われるほどのすげえ人間なのかと。

一見卑屈風だけどすごい自信家というか欲しがりだよね。

どれだけ肯定されたいんだよ。

世の中にそんな特別人間いくらもいないんじゃないの?多くて1パーセント以下じゃね?

みんな何か現実的メリット相手提供して付き合うんだよ。


これはニヒリズムじゃないぞ。

性的アイデンティティ」さんの空論の方が人を苦しめる妄想しかないじゃん。

やたら特別人間として求められたいっていうの、変なフィクションコンテンツの見過ぎじゃね?

あなたたまたま何らかの距離が近い人間しりあって現実的メリットの交換で距離が縮まって付き合ったり結婚したりするんです。

あなただけでなくみんなそれだけです。

別に嫌なことでも気分悪いことでもねえだろ。

事実を見ろよ。

いい大人がこの世にありもしない「特別関係」を大真面目に語るな。中学生までだろそれ。


3.「ヴァギナ力の存在直視すべき」by美輪明宏

美輪明宏は男と長続きしないっていう女から人生相談で

最初あんたがチヤホヤされるのはヴァギナがついてるからで、それ以外に何も無ければ飽きられますよ」って厳しく言ってた。

ヴァギナついてない女装者としてはそりゃ恨み込めて言うよねそこは。

自分が魅力的な男と付き合ってこれたのはそれこそ自分特別な才能や能力のおかげであって、お前等凡庸な女はただのヴァギナ力じゃねーかと。


で、美輪はもちろんただ恨み節するんじゃなくて「だから飽きられて捨てられたくなければヴァギナだけの馬鹿女にはならず中身を持ちなさい」みたいなこと言って励ましてたし、ほんとにヴァギナだけの頭悪い女は頭悪い男しか接点もてないだろうけど、ヴァギナ最初突破口になったり繋ぎとめる重要な要因になったりするのは事実であって、そこを否定して何になるの?


性的アイデンティティのゆらぎ」は、「知れ切ってる事実否定しようとしてる変な心の動き」としか思えない。

なんで否定したい?ヴァギナ力が恥ずかしいの?

恥ずべきことではないと思うけど別に

はしたないってこと?いつの時代の人だよ。


4.オスは先天的需要がない

動物の話で言えば

メスは最低限自分の子を産める。最低ライン保証がメス。メスというだけでニーズがある。

オスは勝ち負けが激しい。最低ライン保証が無いのがオス。オスというだけではニーズがない。


女性の「私が女じゃなかったとしても結婚したの?」の男性版は「俺が貧乏だったとしても結婚したの?」だ、と言われてるけど

じゃあ金のない男性性的アイデンティティ揺らいでるかというと別に揺らいでるようにも見えないし。

男は需要がないのがデフォから、基本状態では誰からも狙われないの。

から不安定にもならない。

はなから財産無くて自分で食い扶持稼ぎなさいって言われた人間は心が安定してるだろ。

これが男。


女は女ってだけで男から狙われて引く手があるので、浮かれるし不安定にもなる。

なんかすごい財を持たされてしかもその値打ちがどんどん変動していって

上手く換金しないと損しますよ後悔しますよなんて言われた人間はどうしても心が不安定になる。

これが女。


男の競争弱者再生産とか家族とかから一生疎外されて孤独死するけど、

まれからずっと財産持たない状態なので心は安定しててゆらがないわけ。

女でも真性の喪女(心身の支障でマジでニーズがないか、もしくは自ら積極的財産放棄した者)は男と同じように安定しててゆらがないんだと思うよ。


ヴァギナ力のせいで財産防衛しなきゃいけなかったり望まない相手を追い払ったりとかヴァギナ力の負の面は大声で強調するのに、

ヴァギナ力のポジティブ面は事実として受け入れることすら出来ずに「性的アイデンティティのゆらぎ」とか変なこと言い出すの

ずるいとかいうよりただ馬鹿なんだとしか思えないわ。

物事ちゃん考える力が無いからそういう支離滅裂な考えに固着する。

持たなくていい不満を持つ。


5.自分以外のことを考えよう

これ女だったら人生で一度は似たような事考えた事あるだろと思うけど

男性(と思われる人)は皆茶化してるか理解不能という反応ばかりで

本当に男性ってこの手の事考えた事一度もないんだな、と思う。

そりゃ男はそんなこと考えない。

男は素のままの自分が愛されるなんて妄想を持つチャンスが無いので。

稼いだり名を売ったり能力をつけたりして自分に着けた外部的なもの需要を得るんだと最初から思ってる。


「ボクが稼がなくてもボクを選んだ?」なんて聞いてくる男に好感持つか?持たないだろうに。

男でそんなこと真顔で言うのは生育環境問題のあった何らかの人格障害者か、若い頃に素だけでモテまくったよっぽどのイケメンかだ。

(このあいだ元トップホスト42歳が「もう一度輝きたい」つってyoutubetiktokやるという痛々しいドキュメンタリーNHKでやってた。

 あれは男だけど「性的アイデンティティクライシス」に苛まれてる人。可哀想あほしか思えない。)


ヴァギナ力なしでも惹かれてくれる男を選びたいならヴァギナを切除して髪も切って男みたいに装ってから相手探せばいいじゃんよ。あほくさい。

男で言うなら「ボクはありのままのボクを愛してくれる女性めぐり合いたいので手足の腱を切りました、子供並みの筋力と労働力しかありません」

とか言ってる基地外見て魅力を感じたり尊敬したり出来るか?

自分のことばっかり考えてるろくでもないナルシスト」って思うだろ。


パートナーにそんなに清い動機を求めるなら、自分は同じ問い詰めに耐えられるの?

別に異性じゃなくて同性の友人でも、長所メリット一個一個削除していったら最終的にはクソみたいな奴になるやろ。

削除していくどっかの時点で「こんなんならこいつとそもそも親しくなってなかっただろうな」ってなるだろお前も。

そのくせなんで自分が選ばれる理由だけはこの世にあり得ないようなピュア性や絶対性を求めるんだよ。

男の処女厨とかと変わらないフィクショナル思考だぞそれ。


自分にあれがなかったら~」「これがなかったら~」は自己愛に浸る以外に何の役にも立たない。

自分に備わってるものすべてで相手や周囲を幸せにすること考えるのこそが人の道ではないのか。

2019-05-01

anond:20190501172419

話そらし作戦を見抜かれ

鸚鵡返し作戦を見抜かれ

あーあー聞こえなーい作戦も見抜かれ

最後作戦は「同じこと言い続けて最後レスすれば勝ち!」作戦なw


ほんとにガキおじさんは小学生口喧嘩戦法フルコースだねw

一生そういう幼稚な自分実存から逃げ惑い、嫌な指摘する奴にはレッテルはって耳を塞ぎ、そのせいで成長も出来ず、大人になるためのイベントをとりこぼしながら子供のまま老いていくんだね

そこから全部目をそらすための方便が君の場合政治思想ごっこなわけだ


よそのじじいにすぎない天皇ことなんかより、お前のことを大事に思ってて今は失望して静かにないてる人たちのことを考えるべきだよお前は

このやり取りで嫌な気持ちになるかもしれないけど少しでも逃げずに受け止めて人生を変えてほしいな

anond:20190501170416

また始まったよw

元増田も俺も天皇支持者だなんて一言かいてないし天皇制の是非すら問題にしてない

元増田は「てめえの意見として天皇制反対!と叫べるならよし」とまで言っている

ここで問題にされてるのは天皇ではなく君達パヨパヨくんの性根だろw

何度も何度も同じ話そらしで逃げていこうとするなよ

そんなに自分自身の話を受け止めるのは辛いか

けどそういう実存から逃げ回って政治ごっこごまかしてるから中年になっても大人になれないんちゃうの?

それでこの程度のこと優しく問い詰める俺には対応できずアブアブ逃げ回って、

仲間や自演とは高速で会話するっていうそういうところだぞ

その他者不在で極度に打たれ弱い人間性はそういう精神子供部屋おじさんムーブでできてるんちゃうん?

2019-02-27

実存的なことで悩みたくね〜

やれ人生とは承認とは……みたいなことで逐一悩みたくない

そういうのが格好つくの高校までだろ

せっかくだしぼくの悩みを文章にしてみました〜!みんな見てくれ〜!とかやってみたところで、何人もの先人がすでに上手く言語化してるから今更自分のまずい文章で付け加えることなんてないしダサいしウザいしキモいし……

誰もがさも重大なことを発見たかのように自分体験を語り始めるけど、所詮時代人間生活にそんなにパターンがあるわけでもなく、読む方からすりゃあ「まーたこの話っすか?」ってなるだけだし

ってか薬飲んだらそういうの消えるしな。みんな薬飲もう

2019-01-29

2019年アニメ1話ほぼ全部観たか感想書く その1

 こないだ「宇宙よりも遠い場所」いしづかあつこ監督のインタビュー記事内で「ファンにできることはありませんか」という質問に「「このアニメが好き」って、一言発信していただくだけで、すごくうれしくなりますね。」と答えていたのを読んでふと「案外こういう怪文書でも巡り巡って彼らの活動支援になったりするのかなぁ」なんてことを思ったので感想を書くことにした。ちゃんと見てから感想書きたい気もするけれど、以前よりもいの完走レビュー書いたときは1ヶ月費やしたので時間の制約上1〜3話程度の感想になっている。

 それっぽく並べてあるけど、作品の優劣は付けてない。容赦して。

2019年冬アニメ1話ほぼ全部観たから感想書く その2

2019年冬アニメ1話ほぼ全部観たから感想書く その3

2019年冬アニメ1話ほぼ全部観たから感想書く その4

配信情報について

 ~独占…対象サービスしか配信してない

 ~のみ見放題…対象サービスでのみ全話見放題。その他のサービスでは有料配信

 ~のみ最新話無料対象サービスでのみ最新話見放題。その他のサービスでは有料配信

 言及なし…複数サービスで全話見放題/最新話無料

 

 私はTVアニメを観ない(BS見れないし、TOKYOMXもAT-Xも受信できないし)ので、配信情報はこれ以外の手段について書いている。

感想(上の作品ほどモチベ高め)

かぐや様は告らせたい

 恋のデスノート。やっぱりA-1 Picturesラブコメ面白いラブコメの中では圧倒的にセリフ量の多い会話劇。

 テーマとして恋愛頭脳戦を掲げているので、メインの二人が「表情に出さないけど思考フルスロットルさせ、頭の中がカオスになっている」っていう様子を面白おかしく絵にする難しさがあるんだけど、あの手この手で彼らのジェットコースターみたいな心情変化を演出している。

 BGMアレンジといい「恋愛頭脳戦とかいう新しいことをやってるみたいでその実、思春期真っ只中な高校生男女なんやで」っていうベタな部分を昭和チックなラブストーリー調に演出するとこが非常に良くて、あくまで二人が大マジで恋愛を繰り広げているからこその面白さ(大マジだからこそ面白いっていうのは「月間少女野崎くん」もそうだよね)にちゃんフォーカスしている。不意にときめいた瞬間を「ラブ・ストーリーが突然に始まりそうな曲」で笑わせてくるところとか最高だった。どういうオーダーしたらあの曲になるんだろう。

 そして青山穣によるイケボ解説が最高。最近良かったナレーションだと「ティラミス」の大塚明夫陰毛役)、「プラネットウィズ」の小山力也おっぱいのくだり)、「ダグ&キリル」の上田燿司(本作のノリはコレに近い)とか。淡々としているようで、ちょくちょく感情を見せてくる生きたナレーションが全体的なテンポ感を規定している感じがあるので、冒頭のあれは毎話必須な気がする。

 「かぐや」はともかく「御行」「藤原」っていう独特なネーミングは竹取物語登場人物元ネタなのね。そのメイン3人のキャラデザについて。原作者インタビュー記事に「まつげを『女性漫画家の書くまつげ』っぽくしてほしいってお願いした」みたいなこと書いてたけど、確かにかぐやと御行の目元が非常に艶っぽくて、ラブコメしからぬ奥ゆかしさを印象づけてる。個人的畠山監督作品の「静かに視線を伏せる男性キャラ」が好きなんだけど(「昭和元禄落語心中」の菊比古師匠ことなんだけどね)、本作の御行も単に目つきが悪いっていうだけではなく、見栄っ張りでありながら動揺しやす性格ちゃんと表情に現れててすごく好き。一方のかぐや様も御行ほどではないにしろ目つきが悪い(やや吊目ぎみ)のに表情が豊かで、しかベクトルが「侮蔑」「焦燥」「優越」「失望」「失意」とか、そっち!?な方向。それでいて、ときめいた瞬間のかぐや様めちゃくちゃ可愛いっていう。

 作者天才かよって思うのが「頭脳戦ゆえ落とし所が難しい話の流れをジョーカーこと藤原千花のサーキットブレーカーというかインターセプトが鮮やかにキマって、ちゃんと短い尺の中でオチがつく」という構成藤原キャラクターとしての自由度が高いのもあって毎回不意打ちを食らっちゃう。また藤原はメイン二人と比べて柔らかい線で構成されたキャラデザなので、メイン二人のきつい目が交互に映る緊張感からの、柔らかい線で描かれた千花の目が映ることで緊張→緩和の流れが出来てるので、どうあっても笑ってしまう。そういえば御行の急な行動→かぐや様がときめくっていう流れのときも、かぐや様は全体的に柔らかい線になるよね。かわいい。そういう部分も含めて緊張と緩和の流れが完璧なので、何度でも観て笑える。1話もう20回位観たかも。早く3話観たいな。

 話題OP水野良樹作曲。すっかり「いきものがかりの人」からアニソンの人」になりつつある。

 

ブギーポップは笑わない

 「濃いアニメを作るスタジオ」ことマッドハウスの新作(監督含む主要なスタッフ的にはワンパンマンとかACCA13区の布陣)。20年くらい前に書かれたライトノベル原作現代舞台にしたSF(少し不思議サスペンス会話劇。

 クオリティが高いというのもあるけれど、作りが完全に映画のそれ。各シーンをぶつ切りしていく演出とか、その中で登校シーンみたいなリフレインを入れて時間経過を表現してたり、ブギーポップとの会話で変化する主人公感情日常生活の行動を切り取る形で淡々表現してたり、凄く尖った演出になってる。写実的な背景(背景:アトリエ・ムサ)も気合いが入ってて、屋上のシーンで敢えて遠景のカットが多い。リアリティの強い世界観を持った作品

 あと劇伴が印象的。本作の劇伴は「聲の形」「DEVILMAN」でおなじみ牛尾憲輔。穏やかなのに心がざわざわする美しくて豊かな音楽聲の形っぽさを感じるんだけど、不穏な空気シンセの重低音で表現してたり、カットの切り替わりで音楽をぶつ切りして、直後の無音で緊張感を演出する等、映画劇伴で使う手法地上波アニメでやってる感じがある。あの音ってスマホで出せるのかな。サントラ欲しい。

 その会話も、ブギーポップという非日常存在に、学校という日常空間(会話する場所は必ず校舎の屋上)の中で会うっていう、ブギーポップ実存性(不確実なはずなのに、確かそこに存在しているっていう感じ)が凄く不思議。そういえばそんな話を二人もしてたっけ(多重人格についてのくだり)。あと同級生との、少し距離感を感じさせる会話なんかすごく小説っぽい。

 会話劇として「あの作品っぽいなぁ」みたいな作品をいくつも思い出すけど、(このライトノベル刊行された時期的に)私がこれまで触れてきた多くのライトノベル作品が「ブギーポップは笑わない」の下流存在しているわけで、非常に感慨深い。

 それにしても、ブギーポップを演じる悠木碧すっげー。中性的な声を持つ声優さんって貴重だけど、その中でも特に、声に含みがありすぎる感じ(本人もよく「私の演技は情報を詰めすぎてしまう傾向がある」と言ってる)がたまらない。あと宮下藤花も悠木碧が演じてるってことに最初気づかなかった。

 EDは「やがて君になる」のOP曲でおなじみ安月名莉子xボンジュール鈴木。すき。

 

荒野のコトブキ飛行隊

 水島努x横手美智子の新作。空飛ぶ用心棒日常アニメ。またバンダイナムコからスマホゲーム配信予定。

 水島努監督作品ガールズ&パンツァー」が「清く正しく美しい戦車の可愛さを描く、女の子が中心の世界」なのに対し、本作は「ならず者のはびこる男社会の空を、プロペラ機で逞しく生きる女の子の話」なので、決してやさしいせかいではない。戦闘シーンが両方共ガチなのは共通

 アニメーション制作をGEMBA(CG)、ワオワールド作画)が行っており、主要キャラ(コトブキ飛行隊、飛行機)が基本的3DCG。対してモブ作画キャラなので、3DCGキャラ作画キャラが同じ絵の中にいる不思議アニメに。3DCGキャラの利点として、細かい作業を行うときマジでかい作業)の手元がちゃんとしているところと、飛行中の機体を引きで見たときの良さが際立ってる(実際、作画モブキャラは飛行中、引きの絵が無い)。あとトゥーンレンダリング調のキャラに対して飛行機写実的。なんか3Dゲームに出てくる飛行機みたい。年季の入った感じとか、個性のあるペイントとか。

 相変わらずミリタリー関係演出ヤバイ。まず怒涛の専門用語による会話から始まる戦闘。何言ってるか全然わかんない。艦橋で交わされる、ウィットに飛んだテンポの良い会話はさすが横手美智子って感じ。そしてほぼ完全再現?される出撃前儀式。いやその計器を指差し確認されてもわからんし。燃料とか油圧とか確認してるんだろうけど。機体は既存飛行機が今後も登場する模様。1話は隼、紫電零戦。その後敵機とドッグファイト突入するけど、ガルパンでもあった「回転する砲塔視点」みたいな視点結構使われてて、機銃視点で天地がくるくる回り、敵機と追いかけっこしながら銃弾が飛び交うシーンが続く。攻撃側の狙う場所が(アニメ的には飛行機の胴体を攻撃するのが絵的にわかやすいんだろうけど)羽根の付け根部分を射撃→燃料タンクに着弾→燃料が漏れる→引火→爆発っていう描き方がガチ過ぎて笑った。着弾した場所ちゃんと弾痕あるし。他にも、相手の後ろに取り付いて攻撃するっていうパターンが徹底されている上に「後ろに取り付いてきた敵機に対して、急制動による捻り込みで背後を奪う」からの「エース機と思しき敵機に捻り込みを使って背後を取ろうとするも、裏をかかれて被弾」とか。主人公を追い詰めた敵機がとどめを刺そうとしたタイミングタイムリミットになり引き返すシーンも、一瞬だけ燃料メーターを映して「燃料が帰還分しか残ってないよ」って演出したり。機体をフラフラさせて煽るシーンは笑った。どんだけ描写を練ってるんだ。同じ空戦でも「ガーリー・エアフォース」とかなりベクトルの違う魅せ方なのが素敵。

 で、音がブッチギリヤバイ空間的な変化を丁寧に反映した音響はさすがとしか言えない。大音量ヘッドフォンか、部屋が震えるくらい大音量スピーカーで視聴推奨。出撃前後で言うと、出撃前はエンジンのドコドコ音が響いていて、滑走路を走行エンジン音が徐々に変化してるのに加えてタイヤのガタガタ音が重なり、空中に出た瞬間、空間的な広がりを感じるエンジン音と風切り音に。風切り音も通常飛行と雲の中を進むときとで音違うし。縦に旋回する時、機体がギシギシ軋む音は感動した。機銃の音も、発砲する機体が映ってるとき発砲音は乾いた音(パパパン)が聞こえるが、撃たれる側が映ってるとき、遠くで鳴ってるような残響(ボボボン)になってるとことか。命中した音も、近くだとキキンッっていう軽い音と弾丸の風切り音が混ざってるが、引きだとガガンッっていう重い音に変わってたり。

 音楽ガルパンに引き続き浜口史郎戦闘シーンの音楽めっちゃかっこいい。ミリタリーストリングスの相性って抜群だよね。

 ちなみに戦闘シーンはガルパン以上に説明的な会話が無いので、ニコニコ動画ミリタリーに詳しい人たちと一緒に観たほうが良いかも。私も全然わかんない人なのでニコニコ動画コメント付きで観ようかな(音のクオリティ的に、ニコニコ動画品質妥協しづらい…)。「解説つけなくても視聴者は付いてきてくれるはず」という水島努監督の強いメッセージを感じた。ちなみに毎週更新公式webラジオレシプロ機の詳しい解説を見ることができたり、できなかったりする。

 

盾の勇者の成り上がり

 「メイドインアビス」のキネマシトラスによる不条理文学。2クールかけて主人公が成長する姿を描く。原作はなろう系小説1話は1時間スペシャル

 最近よくアニメになってる異世界転生(転移?)モノだけど、オバロとか転スラのようなヒロイズムと大きな距離がある。こういう作品共通した性質としてゲームライクな世界観というものがあって(本作のゲームライクな演出は「デスマーチから始まる異世界狂想曲」に近く、絵としてのGUI結構練られている)、主人公がただの村人Aではないこと(異端というか特別)の記号になってるんだけど、本作の主人公俗物的で、上記のようなヒロイズムに対するポストヒロイズムみたいな感じ。勇者D(X人目)。転生によってアドバンテージを得た勇者が転生先で成功するお話に対し、本作は転生によってディスアドバンテージを得た主人公が、転生先でそれに抗う、あるいは異世界人のように逞しく生きながらえるお話

 王前で主人公慟哭するシーンは、異世界生モノの持つ「現実世界において「自分社会から不当に虐げられている」という漠然とした不満のようなものを持っている人たち」というメッセージを強く表現してる。なんとなく「風と共に去りぬ」を思い出した。風と共に去りぬ南北戦争を描いた小説で、差別不条理と戦う女性お話、だっけ。本作における「剥がしたり消したりすることのできない盾」は彼が例の勇者であり、同時に排斥対象であることを知らしめるレッテルになっていて、彼が戦っているあらゆる不条理がこの「盾」に集約されている。そういう意味では、最初に仲間になったのが奴隷っていうのも大きな意味があるよね。

 面白いのは「1ヶ月後にやってくる敵の襲来」というイベント。彼が勇者である以上逃れる術はないので実質的に盾と同じ不条理象徴ではある(特に2話は、「襲来を乗り切って生き残るんだ」というセリフが何度も登場する)んだけど、同時に彼がただの大罪人ではなく世界一利用価値がある人間であることの担保になっていて、ワンチャンあらゆる不条理を打ち負かす可能性を秘めていること(世界に借りを作ることができる)。タイトルはそういう意味なのかな。

2019-01-11

在日特権実存する。日本人は立ち上がれ!

日米地位協定という露骨特権在日米軍に与えるものは即刻見直されなければならない

2019-01-10

anond:20190110165728

から初めに「非常にラディカルな立場」だと断ったのですが…。

もしかして真なる客観がこの世に(イデアとしてではなく実存として)存在すると勘違いしていらっしゃる方ですか?

今まで何のために議論していたんですか?

私は私の立場を表明したに過ぎませんよ。それが客観的な「正解」であるなどとは一言も言っていない。

2019-01-09

anond:20190109194042

それは明確に違う。

なんでかっていうと増田にはフォローもリプもタイムラインもないから。

特に、リプばっか問題視してる元増田が気付いてないのはフォロータイムライン危険性。

トランスとかそういうことに興味を持って

そういう界隈の人ばっかりフォローするとその話題ばっかり入ってくる。

四六時中「トランスである自分とは」っていう実存問題ぐるぐる考えちゃう

これはあっという間に頭おかしなっちゃう。

増田にそんな機能はないでしょ。

関係ない話する奴が常に視界に割り込む。



増田増田でクソだけど、

ツイッターはるか危険キチガイ製造機ってこと。

のめりこむタイプ絶対ツイッターやっちゃ駄目なのにやらせしまった結果の惨事

2019-01-02

[] ネットでよくみる「生きる意味」だとか「やりがい」だとか「他人がどうたら」だとか

愛も芸術も娯楽も技術も生きるだけならすべて「要らない」もの

世界の主人は自分自身なのだから 何が 要る要らないも無い 好きに生きたらええやん 勿論、他人生命財産に害をなさな範囲でだけど


地獄とは他人のことだ」

人間本質はあらかじめ決められておらず、実存が先行した存在である。だからこそ、人間は自ら世界意味づけ行為を選び取り、自分自身意味を生み出さなければならない」

人間はだれしも自分のおかれた状況に条件づけられ、拘束されているが、同時にあくまでも自由存在である。したがって、どんな局面においても人はその状況の限界内で自由に行動を選択しなければならないし、自由選択した以上は自分の行動に責任を負わねばならない。」


疎外とは外的条件によって自分の主人でなくなること

例えばマルクスは、疎外という言葉を、外的条件によって自分の主人でなくなること、事物奴隷になることの意味に使っている。

マルクスでは、資本主義制度の下での労働です。初期のサルトルはごらんのとおり、「まなざし」なのです。

したがって、マルクス場合は疎外の克服のためには社会変革が必要となるのですが、

初期のサルトル場合は、意識の変革、意識努力が求められる。


それにしてもサルトルはなぜまなざしを向けられることを他有化と考えるのか。

考えの筋道はこうです。

 

私はまなざし世界に向けることによって世界意味構成し、所有していた。

ところが他人まなざしが出現すると、今度は他人が私の世界構成し、所有し、私の世界は盗まれる。

そればかりか、他人が私にまなざしを向けると、私についての評価相手に委ねられ、自分自分のものではなくなってしまう、と。

しか他人いるかぎり、

そして他人自由であるならば、

私がこうした他有化を蒙(こうむ)るのは当然のことです。

そこでサルトルはこれを「自由受難」と呼び、「人間の条件」と考えている。


http://textview.jp/post/culture/22918


てつがく

??「知らないことを知っていると思い込んでいる人々よりは、知らないことを知らないと自覚している自分の方が賢く、知恵の上で少しばかり優っている」

奴隷「(・・・コイツら暇なのかな?)」

ワイトも紀元前から受け継がれる コイツら暇なのかな?” 精神を支持しま

また、「人は感情の生き物で論理的理性的とか言うのは気のせい」と言っていた某・カーネルメンテナー意見を支持しま

論理的理性的というのはそうあろうとする信念及び態度であって性質ではありません

2018-11-18

数千年の歴史の中で、新しい祭りが生まれ、消えてきた。

祭祀・祭礼の形は、世界各地で多様な形を示す。そして、原初の祭は、一つの信仰に基づいていたと考えられる。

すなわち、豊穣への感謝祈りであり、ジェームズ・フレイザーの『金枝篇』では、生命の死・再生を通して考察された。

そうした祭り起源から、その地の歴史文化を紐解くことが、文化人類学者としての私の仕事の一つだ。

世界中の祭り樹形図のようにつながり、あるところで結びつき、あるところで消えたりする。

しかしながら、そうした系譜に属さず、あたかも以前からそこに存在していたかのように突如として実存する、そのような祭り存在していたとしたら。

しかもそれが、長い歴史で見ればコンマ1秒にも満たない期間に、世界中で同時多発的に出現していたとしたら。

そのような悪夢とも天命とも思われる事態に、私は今直面している。



3年前、ラオスを訪れた際、聞き慣れない祭りを見つけた。

初開催は今から200年前の西暦2018年頃。内容は泥水の上にかけられた細い橋の上を自転車で渡るという、娯楽要素の強いものだ。

そのあたりの時期の情勢と照らし合わせて、少し違和感を覚えたが、まあ分からなくはない。

第1回大会での優勝者は、ダイスケヤガワという男だった。






私はそれを持ち帰って、研究材料にしようと考えたのだが、どのような歴史書を辿ってもその祭り起源が見当たらない。

まあ、起源不明祭りに今まで出会わなかった訳でもない。この祭りもそれらの一例に過ぎない、とその時は考えていた。

これも良い機会か。と、私は今まで起源がわから調査中であった祭りそれから歴史書などには載っていないが現地に行って新たに発見した祭り、などを改めてまとめていった。

すると、至極奇妙な事実が明らかになった。

一つ目はそれらの祭りがどれも2000年代の数年の間に発祥であること。

それからもう一つ。

どの祭りにも第1回大会にはダイスケヤガワの記録があること。



これらの事実が想起させる、ある種馬鹿げた仮説はただひとつダイスケヤガワ、あるいは彼の属する組織がこれらの祭りを造ったのだ。

世界中の村々で。

突然に。

何のためにー。



ハロウィンは昔から日本の一大イベントだ。そこで生まれ経済効果はこの国だけでも数兆円と言われている。

ダイスケヤガワも、そのような経済効果目的として祭りを作った可能性を考えてみた。しかしながら、祭りの内容を鑑みるに、その可能性はほぼ無いに等しかった。

事実それらの祭りが何らかの経済効果を生んだという記録はない。

私は視点を変えて、ダイスケヤガワの人物像を調査することにした。

これだけの短期間に、これだけ多くの祭りに参加しているとなれば、恐らく彼は祭りの賞金で生計を立てていたと考えるのが普通であろう。

もしくはー。

祭りを造り、それに参加することが彼の仕事であった、とでもいうのだろうか。

わたしにはダイスケヤガワが全くの同一人物を指しているかどうか、確かめる術は残されていない。

そのため、以下ダイスケヤガワとは、ある特定人物もしくは組織総称とする。

冒頭でも述べたように、祭りは、元を辿ると神々への信仰目的としていることがほとんどであるダイスケヤガワは、これらの祭り信仰意味を込め、布教していた宣教師(達)だったのではないか

つまるところ、ダイスケヤガワの行くところに祭りができ、祭りのあるところに、ダイスケヤガワがいたのだ。そうとしか説明仕様のない史実が、私の前に広がっている。

しかしともすると。

ともするとそうであってほしいような馬鹿げた想像は、私の思考から今も離れない。

2018-10-31

悪影響というのは犯罪誘引したりですとかそのレベル有意ものを言っているわけです。

原理上は悪影響を及ぼさなものなどこの世界には何ひとつありませんが、そのレベルにまで議論を後退させるのは個人実存的な悩みの中にとどめておくべきです。

現実的に考えて社会全体としては捨象してよいだろうというところまでいちいち考えていては具体的で役に立つ施策を考える場所にたどり着くのがえらい遅くなります

その点私はというと若きウェルテルの悩みを読んで自殺しましたので古典から悪影響を受けたことはあると言ってよいでしょう。

しかし本当に自殺をすることを悪影響を受けたと言ってもよいのでしょうか。

社会的には悪影響といってもよのかもしれませんが個人自殺することについて他人かあらあれこれ言われる筋合いがあるというのでしょうか。

この古典文学から受けた影響を果たして悪影響と呼んでよいのでしょうか。

このように個人の話に深入りしていくと話が進まないわけです。

とりあえず多数の若者自殺をする社会というのはあまり好ましくないだろうというところからじゃあどう対策したらいいかと考えるのです。

ミクロマクロの話は分けて考えようということです。

anond:20181031121642

ところでイマジナリーあなた存在していますか?あなたはなぜ己の実存確信している?

2018-10-10

anond:20181010165638

3Dプリンタ銃はまだファンタジーではなく現実寄りだな。

3Dプリンタコンシューマー向けになった瞬間位に発想されてた&実行されてたアイデアだし。

義手サイコガン位までいっておおっとなるくらいじゃないか。(義手ガン自体実存してそうだが)

2018-05-18

2018/05/18 アイドルマスターMR 千早主演公演第1部、2部の感想  その1/3

2018/5/18に開催された「THE IDOLM@STER MR ST@GE!! MUSICGROOVE☆」の如月千早主演公演第1部,第2部に参加してきました。12日の主演公演第3部で体調不良を押してライブを行った千早の、その後の体調や回復心配されていましたが、上記2公演では超完全復活とはいたらなくともしっかりとした歌声披露し無事に公演を成功させました。今回はまともな口コミレポート作成し、今後の展開を応援するためにも全体的な内容と感想をまとめたいと思います


※注意※

・公演の詳細に触れますので内容を知りたくない方はご注意ください。


構成

●公演の概要

MR公演に感じた魅力

ユニットパート感想

MCソロパート感想1部公演

MCソロパート感想2部公演

MR課題

●公演の概要

今回はMRという技術を用いた新しいライブイベントで、簡単に言うと765ASの3Dモデル舞台上で歌って踊るというものです。PS4ステラステージプラチナスターズで導入されたあのリッチ3Dモデル舞台に立ちます。その性質上、本当に765のアイドル自身が出演しているという体と演出で行われており、ここでしかない貴重な体験が味わえます

youtubeのとっても短い公式紹介動画 https://www.youtube.com/watch?v=jHwXIrJKr3s

会場はDMM VRシアター(横浜駅から歩いて5分ぐらい) https://vr-theater.dmm.com/

VRと付いてますがゴーグルなど不要ライブ裸眼(ないし自前の視力矯正眼鏡)で楽しめます

チケットは単体6,300円ですが、今回はワンドリンク制で+500円会場で支払いが必要ドリンク券がもらえる仕組みです。

コラボメニューもあり、私はたるき亭ブルーと言う青くて甘い飲み物を飲みました。700円なのでドリンク券+200円必要です。

ペーパーコースターがおまけで付いてくるのですが、2種類あって私は3回行って集めることが出来ました(ランダム配布のため)


公演の開催形式について

2018/4/30-2018/5/27の土日祝日を中心に開催され、ひとつの公演時間は1時間、1日に3公演が実施されています。開催日それぞれに「主演アイドル」が1人選出されており、主演アイドルMCソロ曲を披露してくれますセットリスト基本的に下記の構成のようで、曲については主演アイドルによって前半ユニットパートが変更されるようです。私は千早公演しか行ってないですが、千早公演はすべて同構成でした。

  1. 前半ユニットパート
  2. 主演ソロ曲その1
  3. MCパート
  4. 後半ユニットパート
    • 前半と同様
  5. 主演ソロ曲2曲目

千早公演セットリストこちらのブログで丁寧にまとめていただいています http://ch.nicovideo.jp/sidenp/blomaga/ar1528434

MR公演に感じた魅力

モデル存在感

MR技術的な詳細は存じ上げず理解も出来てないのですが、本当に立体的に見える3Dモデル舞台上に投影されます

おそらく等身大になっていると思われるのですが、本当にアイドルがそこに存在しているように見えるんですよね。

キャラクターの立体感がすごい。そこに立っている。(技術限界か実際はちょっとだけ床から浮いたところに立ってるのですがぜんぜん気にならないです。前のほうの列じゃないと気付けもしない)

そして会場がさほど大きくないというところもポイントだと思われます

17列中前から10番目が一番後ろでの参加でしたが、そこでもほんと手が届くところにアイドルが居る!と思えてすごく興奮しました。近い!

ダンス前後差しながら踊る場面でも立体感は強く感じました。

またちょっと存在感とは離れますがモーションがキャラクターごとに特徴を捉えた微妙な差やタイミングのずれなんかが有り、それがまたアイドル個々がまさに生きている感じが出てて良かったです。


目の前に現れるからこそ感じること

他の媒体では絶対に感じられないことが感じられるので本当にすごいです。

まず身長差。

響が伊織が小さい!貴音があずささんが大きい!りっちゃん美希よりちいさい!

情報は知っていても等身大で並んでみるとすごく実感できてとってもキュんキュんします。

そして動きの質感が本当にキャラクター存在感とか生命力を感じさせてくれます

私は特にジャンプする振り付けとき質量感みたいなものを感じて“アイドル実存”を強く感じてめちゃめちゃ引き込まれました。一昔前の3Dロボットアニメありがちな動きが軽いってヤツとは無縁でした。


ダンスモーションの躍動感

単純に「765ASってこんなダンスうまい!?すげー!!」と感じました。

キレとか、しなやかさとかがすごいんですよね。

これはおそらくゲーム内のモーションでもそうだとは思うのですが、目の前で等身大モデルが並んで踊っている様を観るとまた感覚が違って、すごく迫力を感じます。きれい、かっこいい、かわいい!!!

カメラワーク自身の眼球と言うのが大きいと思います

全身使って踊ってる姿が余すところなく目に飛び込んできますし、そのこともよりモーションを楽しめる一因でしょう。

後は細かい脚のステップフットワークがとても美しく良かったです。

MRによるモデル+モーションのしなやかさと開けてる視界、近いところに居るアイドルという状況があいまってすごく魅力的に見えました。

ゲームだと地味に感じやすい動きですが、そういったところもしっかり楽しめるのはMRならではで、モーションがしっかり作ってあるということの立証だと思います


アイドルに会えるということ

一番強く感じるのはMCパートでの客席との会話でしょう。

アイドルリアルタイムに会話するなんてMRじゃなきゃ不可能ですからね。

正直これのためだけに参加してもいいぐらい。

これは演出もしっかりしているから出来ることで、とんでもない時代に生まれたなと思います

本当に千早に会ったんですよ私。


その他の演出

舞台の後ろにも背景が投影されるのですが、ステラステージで出てくるサクラ学園やギャラクティカといったゲームのものが出てきているのが良かったですね。私としてはより765ASのライブって感じがしました。

あと、これは定かではないのですが、開演前と終演後に流れていた会場のBGMステラステージゲームBGMだったのですが、開演前が日常衣装チェンジライブ前みたいな感じで変遷して終演後は一週間の報告(小鳥さんが話しかけてくれるやつ)のBGMになっていて、ゲームBGMライブ全体の時系列表現していたように思いました。

こういうことされると好きになっちゃうんですよね。

ユニットパート感想

特に印象に残った曲ごとに雑多に書きます

ひとこと全体として話すなら、これは担当の主演回以外にも十分いく価値はある!という話です。

待ち受けプリンスとか響、貴音、真Pにはマジでみてほしい。。。


ライブ革命

一曲目に春香、美希、千早の三人でやってくれました。

幕が上がると同時にというかんじで、最初見たときはびっくりしました!

ええ~!!!アイドルいる~!!!みたいな


We Have A Dream 

生っすか未履修の私はこの曲をここで始めて聴いたのですが一瞬で好きになりました。

あんかわいい衣装名前からないごめんなさい)で歌われたら好きになるでしょ!

振り付けもとってもキュートさびのところで腕を┌┘みたいな形にするのがすごくかわいかったです。

雪歩に目を奪われました。

そして貴音の高身長からくる優雅ダイナミックなダンスうつくしい。。。


スタ→トスタ→

なんかライブ亜美と真美が並んでるってすごいことなんだなぁとしみじみ感じました。

また、この曲は他と比べると実は比較的激しいダンスがなくて要所要所でシャープに決めるキレのある構成になっていて味わい深い名曲だなと感じました。

やはりこの双子天才


待ち受けプリンス

前半パートで一番好き。特に真、響、貴音という組み合わせがどんぴしゃでした。

この曲の恐ろしいところは両ひざを開閉させるセクシーダンスで、うら若き乙女にこのダンスをされると「いけません!ああ、そんなことをしては!ああ!」という気持ちになるのですが完全にセクシーすぎて虜になります

セリフもずるいですしね。心奪われます(「うそつき」は響担当でした)

あとねチュワチュワのところのダンスめっちゃかわいいんですけど特に貴音は高身長だったのでこの振り付けがよりあうように見えました。よいよい。


READY!

アニメだと伊織と真美がやってたと思うんですけど腕ぐるぐるする振り付けが好きで、実際見てみるとめちゃかわいかったです。


CHANGE!!!!

サビのところの振り付け死ぬほどかわいいんですよね。もうほんとに。好き


MUSIC

この公演のテーマソングでもあり、公演が全部終わった後流れるスタッフロールでも採用されている曲です。

おそらく今回の公演のテーマ衣装ユニットパートその2ではみんなこの衣装です)もこの曲をイメージして作られたものだと思われますが大変マッチしていて良い。

燕尾服的な腰からふわっと伸びている上着のパーツがかわいいです。

わたしはこの曲を心から愛していて歌マスとかマスピを殿堂入り枠で考えた場合、全体曲ではこの曲が一番好きです。

歌詞もとっても良くて、歌で愛を届けるアイマスにぴったり、メロディラインも要所を盛り上げる感動的な構成で心に響く曲です。

振り付けで翼を生やすところとかもとってもキュート

またラストのサビで、背景に今回の公演タイトルが書かれた看板下りてくる演出があって、それも良かったです。

「私のMUSIC担当りっちゃんでした。


公演直後に書いたが、何をさしているのか解読できなかったメモ書き

チェンジの貴音がかわいすぎるしぬ

あずささんが美しすぎて死ぬ


MCソロパート感想1部公演

長くなったので分割で続きます ⇒ https://anond.hatelabo.jp/20180518235504

2018/05/12 アイドルマスターMR 千早主演公演第3部に参加して  その3/3

https://anond.hatelabo.jp/20180518014637 の続きです。

長すぎて途中で切れたので、そこから再開しま

記事全体の構成

2018/5/12に開催された「THE IDOLM@STER MR ST@GE!! MUSICGROOVE☆」の如月千早主演公演第3部に参加してきました。この公演では如月千早が体調を崩し、歌うことが困難になるというトラブルが起きました。ここでは、その公演で私が感じた感情とその後考えたことを整理するためにまとめた文章を公開します。


レポート感想というよりは感情吐露です。また、如月千早は私が一番好きで応援したいと思っているアイドルです。そういった人間が書いたということを念頭においていただけると全体のめんどくささを予想、納得いただけるかと思います


※注意※

・公演の詳細に触れますので内容を知りたくない方はご注意ください。

基本的自分千早観丸出しなの独善的解釈を多く含みます


構成

●公演の概要

感情の整理。

●少しだけ理性を取り戻して。これから出来ること。


●少しだけ理性を取り戻して。これから出来ること。

注意:ここから先は今井麻美さんについても必要場合言及いたします。

【実現したいこと】

1.如月千早約束をかなえる⇒リベンジMR公演を実現させる

2.今回のようなことを防ぐ⇒アイマスイベントで体調を押して演者が参加することを防ぐ


2.今回のようなことを防ぐ⇒アイマスイベントで体調を押して演者が参加することを防ぐ

結構大きな問題だと思っています

基本的後遺症が残ったり、長期間治療リスクを発生させるようなことは、たとえ可能性が低くても絶対に避けるべきです。

どういう理由があってもです。

何よりこんな思いはもうしたくないのです。

からこそ、何か防ぐために出来る事があるならやっておきたいと思いいろいろと考えてみました。


【今回の公演について】

それはそれとして、私は今回の公演を否定しません。如月千早のやったことを否定しません。

彼女の何を思って舞台に立ったのか、それを考えれば考えるほど、その選択をした彼女はまさに私が応援してきた如月千早のものであり、私が支えたい、応援したいと思ったアイドル選択として痛いほど苦しいほど納得できます

からといって、彼女が傷つく姿を見るのは何より辛いです

公演が成功だったとは口が裂けてもいえません。

が、それでも私は、「避けるべきリスクを避けずに行われたあげく、結果製品レベルサービス(すなわちちゃんと歌えるソロパート)が提供できなかった」という理由をもってして、「今回の公演はすべて失敗でありあらゆる判断は間違っていた」と結論付ける事は絶対にしたくありません。なのでしません。

これはこの章においてなお理性の1000倍存在する感情判断なので、理性に欠けておりいろんな意味でよくない判断だと思います

それでも私は如月千早舞台に立ったこと、そしてその決断をした背景と意思否定したくありません。

如月千早は観客のことを思い舞台に立ちました。

結果、第三部は互いに傷ついてぼろぼろになりながら何とか最後までたどり着くというかたちになりました。

多くの部分で良くも悪くも感動があり、大きな心の動きがありました。

私はより如月千早を好きになり、応援したいと思い、支えたいと思いました。

でもこんなライブは二度とごめんですし、絶対に繰り返してほしくないですし、繰り返させないようにしたいです。

その上で、がんばった千早とその思いは否定したくないのです。絶対に。

なので私の中でこの公演については例外として扱います。唯一無二の例外です。

これ以外は絶対にもう二度と同じようなことは認めません。というつもりで生きていきます


今井麻美さんについて】

今井麻美さんについても言及します。

目的は3つです

1)今回のような事態リスクの重大さを確認するため

2)今井麻美さんに対するポエムを書きたいか

3)今回のような事態アイマスにおいて防ぐ方法分析のため


今回の件のリスクの重大さを理性的判断するには今井麻美さんにも注目する必要があります

なぜか。今回のような無理をしてリスクを背負うのは如月千早今井麻美さんであり、実存存在今井麻美さんだからです。

今井麻美さんは声優であり歌手です。したがってのど・歌声というのは命と同じぐらい大切なものです。

そこにリスクを負うということが今回行われました。これは大変なことです。

今井麻美さんは如月千早役だけをやっているわけではありません。

歌も歌いますし他のキャラクターにも声を当てます

そしてそれを生業として人生を歩まれています

一個のコンテンツが、ひとつイベントが、その人の人生を左右するようなリスクを背負わせていいのか?

一般的に言えば「コンテンツ側の都合だけで持たせるのは絶対NO」です。


以上が(1)の確認です。アイマスを長く続けるためにはコンテンツ全体でこういった事態を招かないような仕組みを保持し、信頼を獲得する必要があるようにも思います


さて、リスク確認できたところで(2)のポエムを挟みます

確認したようにリスクを負うのは今井麻美さんです。

このことから今回の件については、今井麻美さん自身も少なくない割合で「如月千早舞台に立たせる」という判断をとったのではないかという推察が出来ます

リスクを負う本人の意思はまったく考慮されず、ライブ制作側(バンダイナムコから強要だけで強行ということは考えにくいからです。

あくまで推察であり、経緯の詳細が判明することはありませんが、少なくとも今井麻美さんの判断0で決まったということはないでしょう。(そんなことしてくるような極悪人集団と10年以上辛酸をなめながら同じコンテンツを作るなんて到底無理です。)

これは逆も言えることで、演者が無理を押して出たいといっても主催側がOKを出さなくては舞台が始まらないはずです。

主催側にはいろんな事情がありそうです。

1つ前の公演の終了が会場時間の1時間半前ということも考えると、主催側としても公演の中止や内容変更についてかなり厳しい状態判断する必要があったであろう子とも想像できます


では、今井麻美さんは何を思いあの舞台如月千早を送り出したのでしょう?(ポエム開始)

今井麻美さんにとって如月千早が大切で特別存在であるということは随所のインタビューコメントなどで知ることが出来ます

今回はその如月千早MR公演の初回であり、現実世界における初めての舞台でした。

私はおそらく世界で一番如月千早のことを思う今井麻美さん自身が、少なからず今回の公演を予定通り実施することにこだわった可能性はあるのではないかと思っています

千早を最もよく理解し、千早とともに悩み、歩き、喜びと苦しみを分かち合ってきた今井麻美さんだからこそ、ゆずれないものがあったはずです。

自分負担とか不利益とかそういったことを超えて、如月千早にとっても、今井麻美さん自身としても、逃したくないもの、失いたくないもののために、今この時をどうしてもゆずることができない。

そういった感情があったのではないでしょうか。

如月千早絶対にやりきるはずだ。やりきってみせる。彼女の志を、積み重ねを嘘にしないために。

そういった思いがあったのではないでしょうか。

そういう妄想です。


(3)について。

ポエムでもちょっと触れましたが無茶をする背景には演者舞台主催側両方の都合があるはずということです。

ではどっちかを説得できれば今回の事態は避けられるということで、そこにヒントがありそうです。


ポエミーおおめの前置きが長くなりましたが、私としては

といった意見です。


上記を踏まえ取り組んでいくとよさそうなことを考えてみました。


・本件の神格化美談化を防ぎ「好ましいモデル」になることを防ぐ

最近ではもう前時代的な感覚になってきていると思いますが、スポーツ競技特に若年層の部活動などでは怪我や不調を押してチームに貢献しようと試合に出たりそれで結果を残したりする選手が居ると、美談化され感動物語としてもてはやす風潮がかつて見られることがありました。

これは結構危険です。

「その選手自分意思でやってんだからいいやろ!」というのが有りますがそういう問題だけではないです。

どちらかと言うとその選手の周り、コミニティ価値観が作る空気のほうが問題になってくると考えます


ミニティの中で上記のような行動がもてはやされていると少なからずそれを強制する力が働き、場合によっては逃げられなくなります

チームの柱、そいつが居ないとどうしても戦えないような試合エース限界を超えて延長戦永遠に出場し続ける。

そうするとほめられる風潮がそれを後押ししている可能性は大いにあります

そして一番厄介なのがその風潮のせいで「そうしないといけないのでは?」「そうしなかったら私は薄情ものになるのでは?」と言う気持ち選手に抱かせる可能性があるということです。

「みとめてやらなくちゃいけないのでは?」「こいつの意思を踏みにじるだめな大人なのでは?」という迷いを監督指導者に抱かせる可能性があるということです。


関係ない話に見えますが構図は似ているように私は感じます

アイマス元祖である765ASの歌姫、蒼の系譜如月千早が行った今回の公演が美談化され神格化されたとしましょう。

そんな中、ほかのアイマスアイドル演者達が似たような窮地に立たされたとしたら。

演者は何を思うでしょうか。現場は何を思うでしょうか。


防ぐ必要があります

今回の事はあってはならぬこと、深く反省し戒めるべきことだとコンテンツ消費者側が認識していることを表明する必要があります

皆さんお気づきの通り私はこれを行うことが出来ません。

私は先ほど自分勝手な感情論で「今回の公演を絶対否定しない」と決めたからです。

ですので皆さんが私の代わりに、今回のような体調不良を押して、後に影響が残るかもしれない健康身体リスク演者に背負わせる公演はダメ!ということをコミニティ共通認識にしてください。

プロデューサー達はアイドル健康について大変関心が高く、無理をすることを好まない」

これは予防としては大変効果的だと考えます

私はその動きに参加も貢献も出来ませんが、邪魔絶対しません。


アンケートで体調を押しての出演はやってくれるなと伝える

意思決定機関の内の一方、舞台主催であるアイマス制作陣営に「消費者演者の体調が優れない場合は、公演強行よりも中止や代打演出変更での対応を高く評価する」といった認識を伝えるということです。

これが最も直接的で効果的だと思います。そしてそれ以外ほとんど手がないようにも思えます

どうやったって当日現場でまさに今判断とき!となっているところに私達は口を挟めないです。

ですので、中止や代打演目変更が妥当で最善だと判断させるための材料を事前に送っておくしかないでしょう。

私は、今回のMRアンケートにはかなり強めに複数個所「今後はもう絶対にやめてほしい」と意見を書きました。

これは私にとって直接第三部公演を否定しない行為だったので何とか実施できました。


最後

5/17の深夜(正確には針はてっぺんを越えているのでもう5/18です)、果たして明日の公演はどうなるのか。

複雑な思いを抱えながらこの記事をアップしています


はじめはネットに散らばる色々なプロデューサーの記録を拝見することで感情を整理しようと考えました。

色々な意見見方、捉え方が有り、千早へのアイマスへの愛がありました。

そして多くの方の思いに触発され、私はよりいっそう色々と考える結果になりました。

そんな中、自分感情を整理するために怪文書をしたためたわけですが、いまだに様々な感情の渦が心をめぐり、落ち着きません。


結局、元気に力強く歌を歌う千早に再び出会うことでしか整理できない何かを感じているのかもしれません。

彼女の窮地に手を差し伸べることが出来ず、逆に彼女に救いを求めているというなんとも情けない状況です。


情けなくても何でもいいので私は心から如月千早に元気になってもらいたいです。

如月千早回復と復活を祈ります

今井麻美さんの回復と復活を願います

今後も如月千早応援し続けます


健やかに歌う如月千早が帰ってくるよう祈り続けます




2018/05/18追記

2018/05/18に開催された千早主演公演に参加してきました。

結果、彼女はこの日の公演をすべて歌いきってくれました。

参加した1部、2部公演の感想レポートにまとめました → https://anond.hatelabo.jp/20180518235241

2018-02-25

歴史勉強しようとしない人が、その重みも知らず、つまりその為に他の可能性もあった自分人生犠牲にして考え、闘い、信じ、裏切られ、時に殺されたり殺したりし、なおもその意思を受け継いだ人が闘って現在社会の仕組みに残った、

ということの重みを知らず、軽々しく議論に参加し、社会は変えられるんだ、自分は正しいんだ、と声高に主張し、机上の空疎実存を埋めようとする人達を私は幼稚であると思い、軽蔑します。

2018-01-25

何でネットで持ち上がる男女論てすぐ空中戦になるの

モテないおっさんに女当てがうとか、女だけの街とかさあ

そんなどうせ夢物語なことでムキになるの無駄過ぎない?

もっと具体的な、実存する利益を巡って殴り合うならまだ分かるけどさ

そういう意味では女性専用車両の話とかの方が実際に存在してるぶん理解できるけど、

あれもよく考えると具体的な利益というより一種偶像を巡る戦いに思える

宗教戦争かよ

そりゃ決着つかねえわ

2017-12-23

邪悪物語が生起されるのは戯論に囚われているからですが、実存の決定的な転換をもたらす真摯で強烈な命や愛の物語も戯論に囚われているからこそ体感できるわけで、それらを一緒くたにして捨ててしまってもいいのだろうかという迷いがあります

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん