はてなキーワード: 悲鳴とは
高原ミユキの目には神が宿っているらしい。
部下の安川がそう訴える顔があまりに深刻だったので、おれは逆に安川の事が心配になり、ひとまずふたりで社食を出て話に付き合ってやることにした。
2年前に入社してきた高原ミユキは、顔立ちだけでなくスタイルも抜群で、入社した当時から多くの男性社員のアプローチが絶えなかったという。女子高生の頃から副社長の愛人だったという下世話な噂さえ流れていた。
「そりゃ美人だけど、見つめられたら惚れるなんて話、今更だろう」
オフィスに向かうエレベータの中でおれが言うと、安川が声を荒げる。
「いやぜんっぜん違う!もっと恐ろしい目なんですって!もうぜんっぜん違う!ぜんっぜん違う!」
「じゃあ何なの」
安川は、一呼吸置いて話し始める。
「広報課の同期で伊藤ってのがいるんす。いい奴なんだけどチンピラみたいな見た目の。知りません?」
「知らんけど」
「高校時代、高原の先輩だったらしいんですそいつ。入学してきた高原に一目惚れして、2年の夏休みに告ったけど案の定フラれて。それでも伊藤はしつこく迫ったらしいんですんですけど、そしたら高原に『予告』されたんですって」
「予告?」
「『先輩はあと7年』って」
「なにそれ」
そこでエレベータの扉がするりと開き、まさかの高原ミユキ当人が入ってくる。
「キュッ」と安川が小さく悲鳴をあげ、無理やり笑顔を作るも、五木ひろしのモノマネにしか見えない。
高原ミユキは安川には目もくれず「お疲れ様です」とおれに微笑みかける。かわいい。
普段は横顔とかしか見たことなかったが、正面から見つめ返されると爆発的にかわいい。おれに惚れていると錯覚さえしてしまいそうな瞳に、思わず目をそらしたところで、安川が物凄い力でおれを外に引っ張り出す。おれは勢いで転げ、壁に頭を打ち付けてしまう。
ひとり逃げてゆく安川の悲鳴が轟く中、頭をさすりながら見上げると、エレベータの扉が閉じてゆく。その間際に高原ミユキがこちらを見つめ何かを言っていたように見えたが、安川の絶叫がうるさくて聞き取ることはできなかった。
「お話ししたいことがあるんです」
あの日以来安川が出社していないので、おれは正直そっちが心配だったし、私服がすっげえミニスカだし、目を合わせるとまた心がフワってなると思い「申し訳ないが…」と言いかけたところで目の前にヤクザが現れる。
スキンヘッドで顎髭を生やしたヤクザはおれの方をガン見する。怖い。
なんかしたっけ?と思う間も無く、ヤクザは怯えるように逃げ去っていく。ていうかヤクザじゃないのか?ネクタイしてたし。
「彼が安川さんの同僚の伊藤さんです。私の予言通りにハゲました」
下北沢のしょぼいバーのカウンターで、高原ミユキが語るところによると、彼女は目を合わせた相手の「頭頂が禿げる時期」がわかるという。最初は父親のハゲ予言だった。
「4歳の頃だったそうです。父を見て、なんとなく思い浮かんだ数字を言っただけなんですけど」と俯き、長い髪を搔き上げる高原ミユキはやっぱりかわいい。
彼女の父親は予言通り、19年後の昨年見事にハゲた。しかし、それ以前に父親の上司や教師になんとなく言った年数が、既に悉く的中していたという。やがて彼女は密かに「髪の眼」と呼ばれるようになった。
「『2年後』と言っても、『3日後』と言っても、どんなにフサフサでも、言った通りに髪の毛が一気に抜け落ちるんです。だからもう言いたくはないと思ってるんです。でも、男の人に迫られると、口が自然に動いて…」
高校時代、伊藤にしつこくつきまとわれた彼女は、思わず「7年後だ」と言った。そして伊藤は24歳の夏、頭髪が抜け始め翌月にはきれいな「頭頂ハゲ」になった。伊藤はいっそのことと、全ての頭髪を剃り、ブルース・ウィリスになることを選んだそうだ。
そして先日、自分に告白してきた安川に対し、高原ミユキは「あと1ヶ月でハゲる」と言ってしまったという。そして今、安川は会社を三日無断欠勤している。
「こんなに人を苦しめて生きていきたくないのに…」
こちらを見つめて泣きそうになっている高原ミユキは最高にかわいい。抱きしめたくなる。でもおれは言わなくてはいけない。
「それって、予言というよりは設定という気がする」
「えっ」
「君は、相手への好意や期待に比例した気持ちを、年数に替えて言っているんじゃないの?」
「……」
おれは尋ねる。
「お父さんのことは嫌い?」
「別に」
「禿げは嫌い?」
「嫌いじゃないです」
「でもね、自分の事を好きだという男に対して『ハゲ宣告』をするのは、男からしたら正直恐怖に近い。好きな女性に顔を合わせられないと思うものなんだ」
「そうなんですか?」
「だから安川は引きこもってる。君に合わす顔がないと。だがそもそも君は彼をそんなに好きではない」
「まぁ…」
「その気持ちがハゲる年数、期間に表れるんだ。君の言う年数は決して予言ではない。君の意思・好意で設定する、いわば『宣告』なんだ」
「……」
「それは君の生存本能なのかもしれない。君のような、綺麗で魅力的な人には、放って置いても様々な男が寄ってくるだろう。中には下心だけの輩も寄り付くだろう。そこで君は即座にその人物の評価を下し、ハゲるタイムリミットを設定・宣告することで身を守る。是非はともかく威力は凄まじいよ」
高原ミユキは聞いているのかいないのか、空になったグラスをじっと見つめている。
「でもね、少しだけ考えてくれ。安川はそれなりにいい男だ。顔はそこそこかもしれないけど、あいつが他人に与える心遣いは人並みはずれている。営業畑だからだけじゃない。あいつは中学生の頃に兄と死別している。しかも自殺だ。実家で首を吊られた。俺にだけ語ってくれたよ。それをあいつは誰にも言わず死ぬほど考えた挙句、多くの人を楽しませよう、目の前の人間は絶対に幸せにしよう、という志を10年以上貫いている。結果あいつが飲み会を開くと500人以上集まる。そしてあいつはその500人に愛情を注ごうとする。まあ当然注げない。でも注ごうとしたことは満遍なく伝わるんだ。そして次はもっと集まる。でも足りないんだ。あいつ自身は一切満たされてない。ずっと、心から愛したい、愛されたい相手を探していた。そして選んだのが君だった」
「………」
「君は安川のことがどこまで見えている?あいつの愛すべきところはもっと深いところにあるんじゃないのか?」
「私には…わかりません…」
長い沈黙の後、静かに高原ミユキが泣き出すが、おれは手を緩めない。
「君は男のことを見た目でしか判断していない。神の目?そんな立派なもんじゃない。結局は自分の身勝手な願望で男をハゲさせているだけだ。君の人を見る目がもっと優れていれば、被害は少なかったはずだよ。実際君はなにも見えてはいない。上っ面だけで24年生きてきた。控えめに言って人間のクズだよ。自分が可愛いから調子に乗って男に恥をかかせ、挙句悲劇のヒロインぶって今は俺の同情すら買おうとしてる。しょうもな。考えが浅すぎる。そんなだから女友達いないんだろ」
遂に高原ミユキはカウンターに突っ伏して嗚咽を漏らし始める。計算通りだ。そこから劇的なフォローと愛の言葉で、おれは高原ミユキを射止めてやる。
「でも君はきっと」と言い始めたところで高原ミユキはおれを突き飛ばす。三日前と同じように床に転がる俺に歩み寄り、ほぼ直上から見下ろす高原ミユキの目が光ったように見えた。「2秒」とその口が呟いた直後、頭皮の急激な衰弱を感じ、おれは一瞬にして温水洋一になった。
ミニスカの高原ミユキは俺の顔に唾を吐き捨てると、身を翻しバーを出て行く。マジでクソ女。だがパンツは一瞬見えた。
副社長は79歳にして今なおフサフサだという。
gudachanことbonchacchangaです。2013年から2016年まではてなブログをやっていた者です。
私は本当の意味での田舎者なんですけど、今回声を大にして訴えたいことがあります。
私は神奈川県の湘南地方に住んでいるいわゆる田舎者です。買い物で川崎や横浜や東京に行きます。
鉄道は日本人からすれば大きな商売かつ貴重な交通インフラです。でも良く考えてください。
今は昔と違って本当の意味での貧しい人は多くいません。増えたのは富裕層でないという意味での貧しい人です(中間層の存在を思いつかない頭の貧しさにもうんざりします)。本当の意味での貧困者は減っているんですよ。車は駄目でもオートバイとか自転車持てる人がいくらでもいます。20年~30年前より減っているはずです。人口減少ほど豊かになると言うことを考えれば、人口増加説が当たらない限り日本はさらに豊かになるはずです。
あたかも都会の人々を社会ぐるみで障がい者みたいに特別扱いしているのと同じです。都会人だって障がい者よりかは健常者のほうが多いですし、貧しくない人のほうが貧しい人より圧倒的に多いです。まさに「日本くたばれ!!!」ですよ。都会人が田舎者以上に見下されているんですよ。
しかも、都会の財政は地方に比べて豊かです。地方に私鉄が多いのは、法人税を回収するためなんです。地方はとにかく貧しいんです。そうでなければ今時公営鉄道か本物の車社会になっている筈です。もちろん私は公共交通が駄目になりますます車社会に苦しむ地方にも同情します。
また、欧米では少なくとも都会の旅客鉄道は「原則公営」です。あくまでも公共インフラに過ぎないからです。
最近鉄道会社は商売に煩くなってますが、公共インフラとして利用している人にはいい迷惑でしかありません。
さらにいえば、外国のどの都市も道路は日本で言う地方の道路並に広くなっていて使いやすくなっているのですが、日本の都市はどうでしょうか?
財政の豊かなはずの都会が道路整備や公共交通整備を怠り、民間の鉄道インフラを使わせているという状況に外国人や日本の田舎者すらあきれています。都会人はどう思っていますか?
田園都市線問題を期に今こそ、都会人が立ち上がるときなんですよ。都市部でのインフラを欧米水準少なくとも韓国や台湾や中国水準に引き上げるべきです。
大都市の私鉄がレガシーになり、都会の鉄道が公共のためのものにすべきなんですよ。道路を便利にしよう、「狭い道路は時代遅れ」に田舎も都会もないんですよ。
札幌・仙台・名古屋・大阪・福岡みたいなところや地方都市には私鉄は必要ですが、首都圏からみればダサいもいいところですよ。
皆さんが鉄道通勤ラッシュや鉄道の副業第一のことを外国人や田舎者に叩かれても都会人は何も疑問に思わない。東京の私鉄社会は終わりです。JRか都営鉄道にしましょう。そして道路拡張などの整備を促しましょう。
車は公害の元は昔のものです。ハイブリッド車やエコカーや電気自動車。オートバイなら電動バイクがかなり普及しています。バスをみて下さいよ。排ガスの黒い車はほとんど走っていません。
皆さん声を上げましょう。都会のインフラの近代化です。私も闘います。都会のために。
私は東京で道路の使いづらさに苦しむ人達の悲鳴を何度も聞きました。時代遅れの偏見のせいで道路整備が進まない。だからこそ訴えているんですよ。
暴走族が怖いだ?暴走族はとっくの昔に絶滅してます。(※完全には絶滅していないという声もありますが、個人の悪ふざけ以外殆ど見かけません。集団でのそれなんて私の知る限りここ5年間見ていません。そもそも私の住む街には2014年を最後にそれら含めて1度も見ていません。)
「無料公開」によって市場が崩壊する理由を解説したイラストが話題に ソシャゲー、ユニクロ、web漫画、いらすとや、ダンピングによって壊れる日本
https://togetter.com/li/1072368
■記事をまとめると
そんなことをする企業は悪だ。
この記事内での「低価格でサービスを提供している企業が」という風潮に違和感を感じました。
「政治は国民を映す鏡」という言葉があるが、「企業は消費者を写す鏡」であると私は思います。
大きな企業が消費者のニーズを満たすのではなく、消費者のニーズを満たした企業が大きく成長します。決して逆ではありません。
「低価格サービスを提供する企業はけしからん」と言いながら、ユニクロやしまむらで服を着て、IKEYAの家具を使い、ディスカウントストアで買い物をし、メルカリで古着を探し、LCCで旅行をする。
矛盾しているのではないでしょうか。いつだって選択権は消費者にあり、選択を行っているのは私たち自身なのですから。
ピークを迎えた産業が次に待ち受けるのは、激しい生存競争です。
様々な差別化や価格競争で生き残ろうと、企業や店舗・個人がしのぎを削り合います。
「行き過ぎた競争が産業の寿命を縮める」というのも事実かもしれないません。
しかしながら、遅かれ早かれ寿命はいつか尽きます。結局のところ「〇〇が業界を壊す」と言うのは淘汰される側の言い分でしかない様に感じます。
最近、アニメ業界やデザイン業界のいわゆる中の人の「悲鳴」が取り上げられています。
これらの業界は、少し調べたら分かるほど「悲惨」としか言いようがありません。
しかし「不当な評価」「搾取」という言い分は、はたして本当にそうなのでしょうか?
http://j-net21.smrj.go.jp/establish/columninterview/column/gyokai/20130108.html
この資料によるとデザイン市場は四半期で140億 その内約半数がグラフィックデザイン市場。
つまり70億*4=280億が年間グラフィックデザインの市場規模だと考えられます。
グラフィックデザイナーの人口ってどれくらい?
https://www.d3d.jp/info/archives/531
正確なグラフィックデザイナー人口は算出されておらず、推測の域を出ないのですが、
今回は記事内の書かれていた
・予想人数10万人
つまり1人当たりの年間の売上は
就業人数が32,000なら、84万円
100,000人なら、たった27万円です。
気付かれたと思いますが、市場規模に対して就業人数が多すぎます。
イラストレーターを苦しめるのは、イラストレーター自身ではないでしょうか。
・この世界の片隅に→シンゴジラ→艦これという順番で見ると、比べるもんじゃないとはわかっていながらも、やっぱ数段落ちる出来だなあと思わざるをえなかった
・でも逆に、同じ値段でクソ映画からめっちゃおもろいのまで見れる場所って意味では、映画っていうレジャーってすごいなあ
・閑話休題
・フィルムは出撃時にRJふくめ数人がちょっと遠いところからうつってるところだった
・あ、そういえばはじめてのフィルムって意味ではエヴァ序の資料集?みたいなの買ったときにもついてたから、今回初めてじゃなかったか
・あんときはなんかよくわからん背景かなんかのフィルムだった気がする
・まあキャラ出てるシーン多いし艦これ映画のフィルムではずれの人って少ないんじゃないの
・と思って検索したら、真っ暗だったとかいうコメントちらほらあった・・・
・閑話休題
・TV版のラスト全然覚えてないけどなんでこんなとこにみんないるんだろ
・メインテーマはTVでさんざん叩かれた如月(提督)の救済だった
・鉄底海峡、アイアンボトムサウンドでの戦いなのにダレも沈まなかったから緊迫感なかったなー
・最初と最後の戦いは動いたけど、その反動かそれ以外がほとんど動きがなくて眠くなった
・アニメの予算の都合なのはわかるけど、それで映画としての体をなさないレベルで画面の動きがないのはちょっとどうかと思うわ・・・
・あ、そういや人気あるはずの島風が全然出てこなかった気がする
・TVアニメは全部リアルタイムで見たけど、円盤は買ってないし、もう艦これ自体1年前にやめたからいろいろと冷めた目で見てしまった・・・
・早く終わらないかなーと途中ずっと思ってた。退屈すぎて
・この世界の片隅にとシンゴジラのときはまったくそんなことなかったのになー
・心象世界っぽい描写もこのご時世にあんなん見せられてももう手垢つきすぎて古くさすぎて見てらんなかったし
・砲弾飛び交う中で棒立ちで会話してるとことかツッコミたくてしょうがなかったわ
・つーか映画おそすぎ、というツッコミは野暮なんだろうな・・・アニメ・ゲームがあの出来、遅さだったし
・劇場版発表されたときのファンの悲鳴(うれしい悲鳴ではない)に対して、なんとか体裁たもっただけ、及第点とすべきなんだろうな
この前、都バスで重度知的障害者のグループと乗り合わせたんだけど、後方座席に乗っていた知的障害者が隣の席に座っていた高齢者の手に突然噛みついて、車内が一時期騒然となったの思い出したわ…。
高齢者の顔にもパンチかなにかして眼鏡も壊してたみたいで、同行していた女性は悲鳴のような声で高齢者にひたすら謝り続けるし、知的障害者たちは不穏な空気を察知したのか一斉に「ああ〜」「おうおう」と唸り始めるしで、申し訳ないけど正直とても怖かったよ。
※1/6 19:43 追記しました
以下のトラブルに関し、こちらが我慢する or 引っ越す他ないのか。他の可能性はないものか。
UR賃貸在住。5年以上トラブルなく不満なく暮らしてきて、家はとても気に入っている。築浅で防音性はとても高い。これまで近隣の生活音が聞こえたことは全くない。
数ヶ月前、隣の人が退去し、少しして別の人が入居した。その後から問題が発生。
自分は平日フルタイム勤務のため、家にいるのは夜間休日だけなんだが、家にいると以下のようなことに悩まされるようになった。
最初は、引っ越しの片付け夜中にやるなよ…くらいに思っていたんだが、1ヶ月くらい経っても続いて、明らかにおかしい。
ある日の深夜、AM1時くらいだったろうか、眠りにつきかけていたらまたタンスを倒すような音と、大音量で男性の叫び声(うなり声?)と女性の悲鳴が。DVか!?とさすがに警察呼ぼうとしたら、すぐに警察が来た。近隣の誰かが通報したんだろうが、すごい早かった。驚いた。その日は朝まで警察の出入りや無線の声などで全然眠れなかった。
警察はその後も何度かその家に来ていたが、隣の状況は変わらなかった。その部屋の下は空室になり、ウチの反対隣も空室になった。
自分も、そろそろ我慢の限界だ。慢性的に睡眠不足だし、起きているときも隣の音にひどくビクビクしてしまう。
そこで、管理事務所にこの内容を切々と訴え、隣の人と話してもらうよう依頼した。管理事務所は親身に対応してくれ、隣の人と話した結果として、以下の報告を受けた。
他の人と同じく、自分が引っ越すしかないのか?しかし、長年住んで気に入ったこの生活を、数ヶ月前にやってきた隣人のために手放すのはとても理不尽で、怒りを感じる。
何か他の道は無いものだろうか?
視野狭窄気味なので、整理のためにここに書いた。
有識者タスケテ
何人かに指摘いただいたとおり、精神的にけっこう参っていたみたいで、理不尽だ!!って思いにとらわれて、引っ越ししないことに固執していたみたいだ。
腹は立つけれども、じゃあ障害のある子を持ったシングルマザーを追い詰めたいのか? と考えると、それはやりたくないことだとわかった。
言うとおり、人災でなく運悪く天災に遭ったと思うと気が楽になったよ。
UR内での住み替えは全く考慮に入ってなかったから、びっくりした。なんで思いつかなかったんだろうって。手続きがこんな楽だなんて知らなかった。建物も管理事務所も気に入っているから、まず部屋移動で相談してみて、ダメなら何かの転機だと思って引っ越しを考えることにする。
まずは寝ます。Amazonで耳栓ポチったよ。勧めてくれた人ありがとう。
アマゾンの配送を請け負って、最初に悲鳴をあげたのは佐川だった。
こんな配送料ではとてもやっていけないから、配送料の値上げを交渉したら、あっさり、佐川は切られた。
結果、アマゾンの配送を主に請け負うようになったのがクロネコヤマト。
いずれ、クロネコヤマトの配送網も疲弊しきって、配送料の値上げ交渉にはいり、クロネコヤマトも切られる可能性がある。
まだ格安の中小の配送業者がいるが、彼らではすべてのアマゾンの荷物を捌ききれないのは明白。
アマゾンは渋々、佐川とヤマトに配送依頼するもかなり高値の送料を請求される。
お急ぎ便はプライム会員でも有料化されて、プライム会員の会員数は激減。
…みたいになる。
深夜2時。田舎のドンキホーテで俺は微分積分の公式をぶつぶつと唱えながら、カラコン売り場周辺を歩く。
バカみたいにでかい不自然な色合いのカラーコンタクト。派手な見た目の金髪ギャルがカラコンを一瞥し、バッコンバッコンとカラコンをほおりこんでいく。
ドンドンドン、ドンキ、ドンキ、ホーテー、とあの音楽が流れる。
安っぽい。また、少ししたら半額になるんだろうな、と思った。
深夜2時の田舎のドンキホーテで微分積分の公式を唱えると観客がバタバタと悲鳴をあげながら死んでいく。
そんな妄想を昔なんとなく思いついて、小難しい公式を覚えてるだけ口にしながら歩いていた。
情報強者の俺は、simロックをこじ開けたMVNO携帯を使いながら、スマートニュースでサッと今夜のニュースを巡る。巡る。
情報の上を指がなぞる。あるいは、情報によって指が動かされている。どっちでもいい。同じことだ。
バカそうな見た目のヤンキー。オナガのように襟足を伸ばしている。
「金がねーわw!」とやたらとバカでかい声でクリスマスコーナーの衣装を物色しながら、時折iphoneをいじる。
金が無いなら、そんなモン買わなきゃいいのに。
金が無いなら、MVNOにすればいいのに。
そんな意地の悪いことを、なんとなく、思う。
バカなヤンキーを一瞥し、またスマホに目を落とす。最新のニュースに思いをめぐらせる。
欧米に比べて日本は仕事に対する異常さが蔓延している。病的だと思う。
サッと検索をかけ、事件の背景や詳細を知るためにデータを集める。考察する。
ふーん、なるほど。面白い。後でツイッターにつぶやいておこう、と予約投稿しておく。
ヘアカラー剤売り場では、やたらとブリーチ剤だけが売れている。
なんなんだコイツらは、カラスの脱色でもしてんのか?それともスーパーサイヤ人か。
30歳くらいのピアス穴を開けたヤンキーがブリーチ剤を3つカゴにほおりこんだ。
粗悪な品。割高な電化製品。インスタントな、チープな商品が立ち並ぶ。
価格コムで買ったほうが安い。
知らない、という事は不幸なことだ。
この世には、もっと上質な物も、安くてよい者も、効率のいい方法があふれている。
知れば。知ろうとする態度があれば、コスパを考えれば、色んな方法があるのを彼らは知ってるのだろうか。
酒やタバコだけじゃない。もっと、難解であるからこそ知的好奇心をゆさぶられる者がたくさんあるというのに。
俺は自分の事に思いをめぐらす。
田舎の、低学歴な、貧困な家庭から、世界からやっと完全に脱出できる。
結果が出るまで長かった。長かった。
訪れることもあるだろうけど、別の世界にいけるのだ。待ち遠しい。
知るという事は、大切なことだ。
ニュースの通知が入る。SMAP解散についてだ。どうでもいい。興味ない。
サッとスワイプしてニュースを振り払う。誰かの書いた情報がこの店内に舞っていく妄想をした。
いんたぁ、ねっと。
こいつがいなければ。知らなければ、俺はあの世界にいたままだっただろう。
「知る。」
この一点だけだ。この一点が、情報の操り方が、人生の舵取りを大きく左右するのだ。
会いたくて、会いたくて震える~
懐かしい曲が。ふと耳に入る。西野カナだ。あの震えるやつ。
「最近見ないよねー、何やってんだろ。」
「えー、マジ?」
カラコン売り場で見たギャルが、ツレの女と歩きながらレジまで向かう。
「ドンキで西野カナ好き、ってなんかめちゃめちゃわかりやすいな。」と、思った。
「西野カナって、ああいう人たちにとっては、難解な比喩とかより、ストレートに歌われたほうがわかり易いんだろうな。」そんな事を考える。
そう思うと、メディアで「西野カナのバッシング」がおきるようになったのは、情報化が進んだ側面だな、と発見する。
おそらくスマホやメディアの普及がなければTVでそんな事は言われなかっただろうな。小さな考察。小さな発見。
20代っぽいけど派手だし、お水系かな。
やっぱ、そういう世界で生きてきたのかな。
ギャルたちの会話に耳を傾け続ける。
「うん、ぜったいいくねー!」
かわいいっぽいし、失敗しても結婚すればいいから、いいよなぁ。
俺は、そういえば何を目指してたんだっけ。
あの例のペンギンと目があう。
ピッ、ピッ、レジの音が何かの鼓動のように響いている。
ペンギン。あ、思い出した。
ペンギンだ。ペンギンの飼育員になりたかったんだ。そういえば。
ペンギン大好きだったんだよな。小学生のとき。ペンギンの飼育員さんになろうと思ってたんだった。
ペンギン好きだったな。そういえば。
「○○円っす、に、なりまっーす 、あざーっす」
金髪の店員のレジの声が近づいてくる。ちゃんと発音しろ、と思った。
ピッ。ピッ。レジの音が近づいてくる。これ、ペンギンの鳴き声にしたらかわいいかも。と思った。
でも、公務員よりいいかな。年収だって、かなり貰えるし。モテるかな。
ブーッ、ブーッ
携帯が振動する。Face bookの通知だった。友達がシェアした事についての通知。どうでもいい。通知が多すぎる。
今度設定変えて切らなきゃな。
俺、これでよかったのかな。
ペンギンの飼育員。ならなかった。趣味でやってた音楽。やめちゃったな。
書きかけた漫画。作りかけの絵。to doリストに入れる必要の無いことたち。
もう、会わないんだろうな。当たり前か。
けれど、
いつから、いつから、自分自身の話をすることが減ったのだろう。
ブーッ、ブーッ。
またface bookの通知だ。しつこい。
たくさん、たくさん色んな世界を知った。コスパ。要領のいい、ベターを選び続けた。
知ることで。コスパを選ぶことで、本当に大事な何かが消えてしまった気がする。
知ることで、考えることで、自分の夢や希望を自ら打ち砕いてしまった気がする。
ニュースも、face bookの通知も、俺には関係ないのに。
どんなカラコンを買おうが、どんな安っぽいコスプレをしようが。
関係ないのに。関係ないのに。そういえば、コスプレとか、そういう仮装。したこと無いな。俺。
「いらっしゃす、っす、っす。円になりっすー、」
俺の番だった。ちゃんと発音してくれ。
何十年後とかも、ドンキホーテ来るのかな。
たぶん来るだろう。大金もちになれるわけでもあるまいし、金持ちだってドンキ使うだろうし。
たぶん大丈夫。これで、これでよかったんだ。
私はとあるハンサムさんのファンを長年続けているんだけど、2009年初めてZeppにハンサムを見に行って、賢人くんと春馬くんの歌声に魅了された。
『歌が上手い』なんて単純な話ではなく、二人の歌声が重なった時のハーモニーに衝撃を受けるほど感動してしまったの。
歌声の相性が良ければ、1たす1が100になるような奇跡の音色に生まれ変わるのだと、生まれて初めて知った瞬間だった。
思えば後期ハンサムLIVEは、ファンイベントよりもショー作品と表現する方が近く、
推し個人とのコミュニケーション濃度より、全員のLIVEパフォーマンスを楽しむ祭典度の方が強かった。
(これは誰を推しているかによって変わってくるのかもしれないけど。
私がファンをしているハンサムさんは、ファンが望むことの読み取りと 本人が望むこととのバランス取りが篦棒に上手く、
彼はあらゆる場面で私たちとの時間の積み重ねを感じさせてくれるから、この関係性でいる信頼感と安心感がハンパない。
私たちそれぞれとの歩みを大切にしてくれる彼にはいつも心から感謝している。
そんな日々の濃度は、ハンサムで生ファンサをもらう濃度に決して劣っていないと、私は感じてる。)
だから私にとっては、ハンサムLIVEは推しだけを愛でる場ではなく、チーム・ハンサムを応援し全員が仲間になるお祭りだった。
そして、歌手ではない二人のハーモニーを聴くことができる、唯一無二の機会だった。
あの感動のひとときはもう失ってしまったのだと、今回のハンサムでようやく痛感し、
賢人くん春馬くんそれぞれのファンの方からすれば「痛感するの遅くない?」「なんでこのタイミング?」ってなる話だと思う。
二人が一緒に出演したのは伝説の2012年公演が最後で、もう4年も経っているから。
ファン感謝祭ジャンルのショー作品として究極であり完成してしまった伝説の2012年。
最高の先にある新しい世界を求めて挑戦をしたBrand New Worldの2013年。
常に『進化』してきたハンサムLIVEだったのに、先に進むことではなく『締め括り』のショー構成だった2014年。
(なお、この2014年も初日が終わった後に盛大に絶望していた。
Never Let Go!って、EVER LASTING SHOWや言うたやん!って思っていたけど、後から読みとってみれば最終回の常套句ばかりだった。
でも終わって欲しくないからストレートな言葉の意味意外ぜんぜん考えなかった。だって第二章が始まった次の話が最終回だなんて信じられないでしょ…?
演目構成として『終わり』を突きつけられるのは、参加者としてめちゃくちゃキツかった。楽しかったけど絶望を受け止めきれなかった気がする。)
と、2014年までが一つの文脈になっていたから、何というかワンチャン…みたいな希望がずっと私の中にあったのです。
(2014年は賢ちゃん居たけどwhite serenade担当しなかったことの意味とか…
デュエットの相方ははるるお気に入りの裕太がバッチリやってくれたこととか…)
それが一年寝かせて、名前がハンサムフェスティバルになった今年2016年。
とてつもなく素晴らしい引き継ぎ構成だった今回。
2014年に絶望した先輩ハンサムさんファンの私としては、このFestival Nightは毎年恒例なんて当たり前の存在ではなく、『ミラクル』なのだとストレートに突き付けられて漸く受け止められたし、
新入生ハンサムくんたちに『これまでの道のり』とか『後ろは振り向かないで』とか言われちゃ、世代交代という形の一つの終わりを実感せずにはいられなかった。
そして『THE GAME初出の曲をファンが歌うダブルアンコール』という奇跡は、最高の『私たちの時代の終わり』だった。
2014年は総集編だったから、そこにエントリーされたことはきっと喜ぶべきだし、賢人くんが春馬くん以外とwhite serenade歌ってしまわなかったことに救われていたけど、
引き継ぎ式の2016年にあえて歌う必要性は最初感じなかったし、2014年に続き桜田さんが担当していてオリジナルメンバーよりも多い回数を公式披露した現実にぶっちゃけ初日は死んでた。構成担当を怨んだ。
(ちなみに2013年はギャグ扱いだし悲恋ぼっち曲だから賢ちゃんソロでもノーカンセーフ。他の曲も同じ状況だったしね。確か壮ちゃんが紹介していた、舞踏派チームのbutterflyが流れた瞬間「ヤメテー!」って悲鳴を上げたファンの方の気持ち、今なら超わかるよ。笑)
初日の挨拶で桜田さんが賢人くんの話をしてくれたから、一命は取り留めれたけども…white serenadeから先は他の曲もオリジナル版で賢人くんと春馬くんのデュオだったパートになる度に、喪失感がすごくて。
(実際のところ、二人の持ち歌のwhite serenadeでは声を重ねるパートが少ないから、ハーモニーのファンだった私としては全体曲のCメロとかの方がより一層思い入れ深かったりはする。)
私の中のハンサム公演にとって、賢人くんと春馬くんのハーモニーはこんなにも自覚していた以上に大きな存在だったんだなぁと、喪失感の大きさから気付いた。
先述の通り、先輩ハンサムさんファンとしての私は、2016年の引き継ぎ公演っぷりに成仏できた。
それはハンサムフェスティバル全体を通してのことで、祭儀の結果。
(もちろん私もこのお祭りが大好きだし大切だから、彼を含む先輩チームにはぜひまたお祭りを開いてもらいたいけどね!宇宙にだって付いてくよ!全通皆勤記録まだまだ伸ばすよ!)
(彼のファンも一生続けさせてね。これからも私たちのことどうぞよろしくね。)
でもじゃあ賢人くんと春馬くんのハーモニーが大好きだった私は…となった時に、
私を抉ったwhite serenadeが、逆に葬送曲になった。
リリース当初は、どうして悲しい恋の歌を作ったのか疑問だった。
ハンサムミュージックは、いつもチーム・ハンサムと私たちの『今』を赤裸々に的確に表現していて、一般的なアーティストさんやアイドルさん等の楽曲とはメッセージ性の方向が全然違ったから。
でもねぇ喪失感あふれる今、white serenadeの悲しみのシンクロまじやばいよ…
ハンサムに会いに行っても二人はもう居ないし!
好きの終わりをうまく飾れないし!
私の推しハンサムさんがパート担当しても二人のハーモニーの想い出は消えないし!
終わらず続いたハンサムの会場で…
そして『もう少し待ってみよう 悲しいまま あの日のまま』と締められてしまうから、成仏できない。
葬送曲として『悲しい終わり』を突きつけられたけども、鎮魂して成仏なんてできないよ。
ずっとずっと待ってるから、
賢人くんと春馬くんのハーモニーがまた聴けることを。
悲しい恋の歌にギャン泣きして二人の歌声を探し彷徨うファントムになりつつ、
出演してくれた愛しいハンサムさんたちと素晴らしいハンサム・スタッフさんに心から感謝して、
引き続きブチ上がっていくぜ!!
色々いろいろあって、夫が転職することになった。
うつ…にはまだなってないが、このままいくとそうなってもおかしくなかった。
なにする…
なにしよう?
疲れた頭と体を休ませようかと。
図書館にでも通ってみる?ははは なんて
でも
始まってすぐに思い立って
理由は
まるまる自由な1か月なんて、もう65歳過ぎるころまでもう無いだろう。
いやそれどころか家族が無理してでも一緒にいられる1か月休みだなんて、もう二度とないだろう。
なんとか、なる、する。
1週間くらいは北海道にいた。
1週間くらいは沖縄にいた。
この2か所は長期利用レンタカーがとにかく安かったので
その日その日でひたすらドライブしながらiphoneで行ってみたいところを検索しながら旅した。
その他の期間は、
近畿に数日
九州に1週間
服なんて下着の替えを少し持ってる程度で最小限に抑えた。(気候もいい時期だったのが幸いした)
日本なんだから必要なものはそのたび現地スーパー等で調達できる。
なんて便利なんだ!!!と感動した。
まさに地図いらず…
いまやスマホは当たり前になっているけど、放浪の旅にこんな便利なものはないと思った。
日に日に日本地図のいたるところにチェックが入っていく。
充実感や達成感を感じたし、またそれを見ては何度も懐かしんだ。
食費・車移動費・宿泊費で
4人で1日2万くらい使った記憶がある。
日によってもっとかかった日もあれば
もっと少ない日もある。
食べることは本当に楽しかった。
ご当地グルメばかり楽しんでいたが、
まだ低年齢だったため
旅行開始前、きっと仕事や将来の不安が気になって頭から離れないだろうなぁと話していた夫も
終わってみて「全く思い出しもしなかった」と。
私も毎日が楽しすぎて日常の事なんてこれっぽっちも思い出さなかった。
とてもよかった。
こんな家族もいるってことで。
夢において時間はさほど重要ではない。夢は自分が行動することによって時間が進行する。歩く、話す、瞬きする、呼吸する(のを知覚する)、など。
夢はレム睡眠っていう浅い眠りの時に起きるんだが、これは基本的に睡眠の入り始めの10-20分と、起きる直前の10-20分に発生する。
夢では、現実世界で起きている現象を脳が混乱しないように整理しているんだ。その整理の方法が我々が一般に普通だとは思っていない脈略が掴めない方法だから増田のように変な疑いを持ったりするが、夢から冷めた時の現実世界での自分を見るとある程度夢のストーリーの辻褄合わせはできるよ。
夢での体験は現実世界での体験がフィードバックされる。特に手や足などの先端部分の感覚は増長した上で夢に反映される。
今の時期、寒いし寝返りなどをうって体の一部分が冷えていれば、体温調節のために早く起きて欲しいから興奮させるために恐怖体験を伴う悪夢としてフィードバックされる。
また、外で笑い声が聞こえた場合はそれも恐怖体験の題材にするため悲鳴に変換される。で、増田が潜在的に恐怖している死というものを連想させるために虎が召喚されたと。
現実世界のように素早く殺さないのは、増田が何も行動しなかったからだと思う。見るだけで、逃げたりもしないし、ただ棒立ちしている。ただ、自分が虎を見ている、ということを認識すると時間は動き出すので、それが物語の進行にタイムラグを発生させたのではないかと。
これらの恐怖体験の目的は単純で、目を覚まさせるため。興奮すると覚醒しやすくなるからな。布団ちゃんと被って暖かくして寝たら悪い夢は見ないよ。起きた時、布団の状況がどうだったかを思い出せばある程度夢の辻褄合わせはできると思う。
どうにも釈然としないので吐き出しとく。
さっき、割とびっくりする夢を見て目を覚ましたんだが、その夢が不合理だった。
もちろん夢ってのは不合理でも不思議はないが、
妙に辻褄が合ってるのが不合理で、なぜ辻褄が合ってるのかの理由がわからない。
その夢の内容は、俺が道を歩いていたら、同じく道を歩いていた通行人の子供たちが、
なぜか道をのっそり歩いてきた虎に襲われて悲鳴を上げるって流れだった。
で、その悲鳴で目を覚ましたんだが、
現実には、家の近所の公園で、朝から遊んでる子供たちが歓声上げてたんだな。
虎が歩いてきて子供たちを襲うまでに、のっそり歩いてくる時間が、夢の中の感覚で数秒間あったんだわ。
これが、「悲鳴を聞いて振り返ったら子供たちが襲われてた」という夢なら別に不思議はないんだが、
「数秒後に悲鳴が聞えるのを予告するかのように、虎が歩いてきた」その理由が判らん。
「現実で子供たちが歓声を上げる」→「眠ってる俺が悲鳴と勘違いする」→「夢の中で子供たちが虎に襲われる」
その流れはいいとして、
「虎が出現してから、子供たちが襲われるまで数秒間」はどこで捻出されたんだろう?
以前もそういう体験をしてて、ベッドから落ちた時に、樹から転落する夢を見たんだが、
その時は、樹に登ってる俺が身動き取れなくなって、「やばいなー。落ちそうだなー」とビクビクしてて、しばらくして案の定転落する、という流れだったんだが、
ベッドからの落ちる前に、「何か落ちそう」という感覚でもあったっていうのか?
夢ってひょっとして、「夢を見る」んじゃなくて、「起きた後に、夢を見た記憶が作られる」んじゃないかと思った。
そう考えれば、「前振り」も起きた後に作られるわけだから、辻褄が合う。
ただ、そういう「現実と連動してるような夢」とは関係なしに、夢の中で「これは夢だ」と気付いて目を覚ます事もあって、
それは「起きた後に、夢を見た記憶が作られる」という仮説とは矛盾する。
何がどうなっているのだろう。
今までいろいろな焼き方試した。実は長年ステーキ店で働いてた。
そこで教わる基本は肉を常温に戻して、強火で焼き目をつけてから弱火で火入れの調整をするという神話。
レアが理想って誰もが言うのだから、レアが冷たければ興ざめだ。
それが極上だと教わったし、それを信じていた。
でも、先日見たパル先輩のステーキの焼き方を、ついさっき実践してみた。
はじめは興味本位だった。
いままでパル先輩のことは、すごいけど異世界の人だと思ってた。あんな真似は普通できない。
でも先日のステーキはできそうだった。
同時期に話題に上がってたブログより、直感的においしそうだった。
今まで食べた、どんな高級店より味が良かった。
焼き方?最初にフライパンに油を多めに敷く。自分でもやりすぎると思った。
蒸し焼きの湿気が嫌だからフライパンで三日月を作って油が飛び散るのを禁ずる。キッチンの掃除は嫌い。
見つめてるけど絶対に触らないで肉の側面の色が変わるのを待った。肉からメッセージを感じたからひっくり返す。
もう一度合図が来たら、いつもなら完成だけど、今日はまな板に肉に待たせる。忍耐が味に変わるのかどうか興味があった。
肉が呼ぶ声を無視しながら、フライパンの油を捨よう。そのまま捨てると火事になる。キッチンペーパーを湿らせてフライパンを拭き取って、ゴミ袋に捨てる。
フライパンをコンロに戻してもう一度強火。肉に再び強火のストレスを強いる。
金属が悲鳴を上げ続ける音で肉が更に追い込まれることがわかる。側面の色が淀み外側から熱がじゅうぶんい襲いかかっているのを目で確認する。
悲鳴を無視しつづけながら5分待つ。肉を裏返すと表面から色素が失われていることがわかる。
同じくらい色素が息絶えるほど、もう一つの面にも容赦なく熱を加える。
脳がいまだと叫ぶ声が聞こえたと同時に、肉をまな板に逃がす。
熱から逃れた肉を容赦なく切り刻む。こいつにこれ以上の熱はいらない。切れば切るほど熱は逃げる。
バラ色の断面を目にした時、尊敬と畏怖が全身を襲う。
一切れを口に運ぶ。外側の焦げた歯ごたえと香りの直後に、内側の甘みが襲いかかる。
今までの火入れでは感じたことのない感動。
筋肉ばかりのアメリカンビーフに、魂が宿った瞬間。私の中でパル様が神だったのだと実感した瞬間。
もうこの作り方以外はステーキと呼べない。世のステーキ店は自分たちがどれほど肉を冒涜してきたかを心の底から悔いるといい。
今も甘美な余韻が頭を離れない。
妊娠した。
まあずっと妊娠したかったっていうか、妊娠でもしなけりゃ今の相手とは結婚できないだろうし、このままならダラダラ付き合い続けてもろもろの適齢期を逃し、お互い実家に戻るときに別れるか自然消滅かなって思ってた。付き合いはじめは彼のほうが結婚結婚言ってたものの、気持ちが落ち着けばさらりと躱されるようになってしまった。こんなもんだよね。
こちらはさっさと結婚して欲しかったけどね。めっちゃタイプだしさ。あとアラサー。
いわゆる着床を感じた。まあはじめて危険日?に事故が発生したから、身体が敏感になってたのもあるけど、明らかに体調がおかしかった。着床してそうな日から風邪と疲れのダブルパンチを食らったような状態。生理前なので体温の上昇は当然。PMSでもともと眠気吐き気腰痛頭痛はおこるものの全症状がやたら重い。とにかくだるい。もちろんすぐにピンときたので余計な薬は飲まず、黙って葉酸を摂り始めた。
薬局に売ってる妊娠検査薬は生理予定日の一週間後から使えるやつが一般的。まだはやい。が、ドキドキが抑えられずフライング検査をしてみた。
陰性。
今までにも何度か生理が遅れていたときに使っていた検査薬。陰性がでてああ、なんだ、と思えば3日以内に生理がきてた。
だけど今回は身体からのサインがはっきりしていたから、陰性の表示をみても、そんなはずはない早すぎた、と断言できた。
翌日、ゴミ回収日のためゴミ箱をガサガサ分別していたら、昨日のあいつがポロと転がってきた。
あれ、陽性になってる….。
こんな時間差アリかよ?!って思いつつもまあでもストンと納得した。っていうかですよね!って感じ。
そっからはじわじわとツワリがはじまった。身近で出産した方がほぼ無症状で出産までいってたから、なんとなく私もいけるやろ!!って思ってた。甘かった…。
吐くまではいかずも常に吐き気が伴う。お腹すいても気持ちわるい、食べ終われば気持ち悪い。食べてる時間が一番楽だった。これを食べづわりと言うらしい。ニオイにはそこまで敏感ではないけど、日常のあらゆるニオイが気になるようになった。あと眠い。
産婦人科にいって、胎嚢を確認。心拍はまだわからずまた二週間後に、とのこと。彼氏は覚悟決めた、と笑いながら肩を抱いてくれた。そして照れ屋の彼は幸せにするよ、と棒読みで。プロポーズはいつがいい?と冗談みたいに本気で聞いてきたりゼクシィ買ったり引っ越しのはなしをしたりソコソコ幸せだった。女になったなあと思ったよ。
そして、昨日の夜中ことだ。
そういえば今日の基礎体温低めだった。お腹も痛かった気がする。ちょっとくらいの出血なら妊娠初期にはよくあること?鮮血腹痛は危険?ぐるぐるいろんな情報が頭を巡った。服も半端なままトイレを飛び出し病院に電話。その時点で出血もあまりなくなって、痛みもさほど感じない。病院へは朝向かうことにした。彼には悪いことをした。明日は朝から仕事だというのに大丈夫だよ、と何度も抱きしめてくれた。私はわんわん泣いた。もう赤ちゃんはいなくなるんだろうと思った。
先生は優しく教えてくれた。どうやら、恐らく妊娠継続は難しいだろうとのこと。出血も多く、成長が止まっているようだと。そして一週間の安静。来週また来てくださいね、と。
付き添ってくれた母は色々話しかけてくれ、私の気を紛らわそうとしているようだった。母の方がよっぽど辛そうだったが、私は家族の前では泣けないのだ。病院だから静かにしろと、私は母に何度も注意した。
その時はまだ希望があるからこその一週間安静、と言われたんだと思った。恐らく違うんだろう。
そのうち、お腹の中で育たなくなった赤ちゃんと、赤ちゃんのための組織は流れ出てくることがある。自然流産というやつだろうか?それが出てこず子宮内に残るなら手術が必要になるのではないかと。それを確かめるための一週間。そういうことじゃないか、と思った。
調べれば調べるほど納得と不安とで吐きそうになっている。
妊娠初期の流産はほとんどが遺伝子になんらかのエラーが起きているせいで、母体のせいではないだとか、不安をやわらげてくれる内容の記事とともに出てくる、流産を経験した方々の体験談。
人によっては陣痛のような痛みと生理以上の多量の出血があるのだとか。
赤ちゃんの入った袋が出て来るのを確認できる人もいるのだとか。
まだ出血は続いている。痛みは断続的にじわじわと。着床後にあった痛みとは多分ちがう。希望はもうば捨てたいけど、もしかしてもしかしてと、脳は思ってる。決して少なくはないはずの流産。まさか私に、とどこかでまだ思ってる。
実感なんてつわりくらいしかほぼなかったけど。ただ今は不安で悲しくてしょうがないよ。迷惑かもしれないけど、彼には今すぐ仕事から帰ってきて欲しいよ。
それと、決まりかけた、大好きなあなたとの将来はいったんリセットで、もしかしたら…と思うともうどうしようもない。画面も滲んでよく見えない。
俺の周りのコアなラノベ読みはそんなこと言ってなかったが…
もうどうしたらいいのか分からない
今まで非正規しか働いたことなく、どこも真っ先に体型で目を付けられていじめで追い出される
正社員面接でも身長を理由に病気がありそうだからと断られることばかり
外見
33kg
服のサイズ1号~3号
顔は森花子と昔マラソン選手の女性でいた150cm以下の人とこれらの画像を合わせたような顔
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1057808.jpg
http://howto-beauty.com/wp-content/uploads/2015/06/omonaga-2.png
それと全く似てないけど笹野鈴々音に間違えられたことがある
体型も普通の人と並ぶと3回りは小さいと言われるくらいガリガリで宇宙人みたいな奇形
初対面ではギョッとされるか、ドン引きされたり、障害者扱いされたり、爆笑されるか、露骨にキモがられたり、悲鳴を上げられたり、何も言ってないのに同情される
いるだけで気持ち悪い、場が暗くなる、悪い意味で存在感あるよね、あんな雰囲気の人初めて見たとよく言われる
初日に休憩室に入ると全員がぎょっとして一瞬シーンとなって身長に関連する悪口を言いだすとかも普通
唯一友人だと思ってた150cm前半の子からは見下されて安心されてるだけだと思って切った
パシリにされたり面と向かって悪口(身長のことを病気扱いして身体障害者扱い)を言われたりした
※身長低い以外は拒食症以外の病気がない5体満足で身体障害者以上のことは普通に出来る
普通は職場で嫌な人が数人いても味方も何人か出来るけど、それさえもなく全員が結託していじめてくる
通りすがりやお店でも「ちっさwwww」と受付や通りすがりに笑われまくるか、じろじろ見られて顔覗きこまれるとか、いきなり後ろにいた男性二人組に缶ジュースなげられたりとか殴られたりとか絡まれて背比べされたり
(女からは「あんな小さい人初めて見たー」とガン見されるとか150cm前半の女からは「あれよりマシw」とマウンティングか
男からは「あんな気持ちわるい人間いるの?はっきり言って不愉快。殺したい。殺しても罪にならないよな」と憎悪の対象にされる)とか無断で写真撮られることばかり
とにかく大人しく生きたいだけなのに周りが放っておいてくれない
身長に合う顔に整形したくてもベースが老け顔だから意味ないと言われた
この身長で生きてくにはどうしたらいいんだろう
なんたらクライシス!だとか言ってアニメ業界の崩壊を叫ぶ声がよく聞こえる中、毎週毎週ものすごいクオリティの映像で放映されている作品もいくつかある。
こんなに作品数が多くて業界全体が悲鳴を上げている状態なのにだ。
自分の見ている限りでは、少なくとも4つのアニメが明らかにクオリティがTVシリーズのそれではない。
「響け!ユーフォニアム」「ユーリ‼ on ICE」「フリップフラッパーズ」「オカルティック・ナイン」の4つ。
次点で「三月のライオン」「ドリフターズ」……この2つはちゃんと見れてないので保留。
まずユーフォだが、これは社内スタッフでほぼ作り上げられる京アニという会社のシステムが優秀なのだろう、とそこまで考えなくとも納得できる。それにしてもクオリティがおかしい。
次にユーリ、毎回毎回スケートシーンを作画でやっているのがもうおかしい。MAPPAだし、優秀なアニメーターがいるってのもわかるが、かなり無茶してるのは間違いない。とはいえクオリティが保てているのは現場にきちんと熱が伝わっているからなのだろう。モチベーションは大事だが、無理しすぎちゃうかな、と思う。
フリフラ。昔からある所謂「作画アニメ」の趣がある。この作品は企画からして商業的な目論見よりクリエイター志向が強そうである。こういう作品だとスタッフの伝手で優秀な人材が集まるし、プロデューサーがクリエイターに好き勝手やらせるためにいろいろと采配をとってくれるのだろう。実際に9月の先行上映では4話まで上映したというのだからスケジュールに余裕があるのは間違いないだろう。
よくわからんのはオカルティック・ナインである。このアニメ、映像のクオリティがやたらに高いのでびっくりしている。なぜここまで力が入っているのか。というか社内に専属のスタッフを持たないA-1が今こんなに作画のいいアニメを作っているのが不思議だ(クオリディア・コードが記憶に新しい…)。プロデューサーが優秀なんだろうか。イシグロ監督がいろいろ連れてきてくれているのだろうか。どちらにせよ、A-1作品の関係者をふんだんに集めて大盤振る舞い、みたいな感じがある。
そして、俺がやりたいのは、この廃墟探索家をだましてビビらせること。
最新ゲームのタイトルを落書きしたり、新鮮な肉を冷蔵庫に入れたり、送電されてないのに光る電球をぽつんと置いたり。犬を檻に入れておいたり(廃墟なのになぜ飼う人もいないのになぜ?)。
3、4回目から、ちょっとずつ変なことが起こったりして。こちらの人格も段々アスペみたいにしてく。
質問を聞こえないふりしたりして、「ごめん、右耳が中耳炎だから左耳からしか聞こえないんだ」とか言ったり。
なんにもないところで転んだのに、「猫に転んだ」とか言ったり。
で、5回目に本番。本当に用意した仕込みの廃墟。
いっしょに怖がって、逃げようとしても、ドアが開かないとか言って、あおるあおる。
で、地下室から確か外に出るルートがあったなあ。とかゲームみたいなこと言い出して。
バールで地下室のドアをぶっ壊そうとするも、なかなか壊れない。
地下に閉じ込めてビビらせる。
逃げるように廃墟から出てきたら、屋上から人間の形の何か(マネキン)が降ってくるとともに、大音量の人の声。「逃げろ逃げろ!ヤバイやばい!」とか茶番やって車に乗り込む。
帰るルート上でも、来たときは無かったような変化をつけてビビらせる。