2016-11-06

2016年アニメキャパティ格差がある

なんたらクライシス!だとか言ってアニメ業界崩壊を叫ぶ声がよく聞こえる中、毎週毎週ものすごいクオリティ映像で放映されている作品もいくつかある。

こんなに作品数が多くて業界全体が悲鳴を上げている状態なのにだ。

自分の見ている限りでは、少なくとも4つのアニメが明らかにクオリティがTVシリーズのそれではない。

響け!ユーフォニアム」「ユーリon ICE」「フリップフラッパーズ」「オカルティック・ナイン」の4つ。

次点で「三月のライオン」「ドリフターズ」……この2つはちゃんと見れてないので保留。

まずユーフォだが、これは社内スタッフでほぼ作り上げられる京アニという会社システムが優秀なのだろう、とそこまで考えなくとも納得できる。それにしてもクオリティおかしい。

次にユーリ、毎回毎回スケートシーンを作画でやっているのがもうおかしい。MAPPAだし、優秀なアニメーターがいるってのもわかるが、かなり無茶してるのは間違いない。とはいクオリティが保てているのは現場にきちんと熱が伝わっているかなのだろう。モチベーション大事だが、無理しすぎちゃうかな、と思う。

フリフラ。昔からある所謂作画アニメ」の趣がある。この作品企画からして商業的な目論見よりクリエイター志向が強そうである。こういう作品だとスタッフの伝手で優秀な人材が集まるし、プロデューサークリエイターに好き勝手やらせるためにいろいろと采配をとってくれるのだろう。実際に9月の先行上映では4話まで上映したというのだからスケジュールに余裕があるのは間違いないだろう。

よくわからんのはオカルティック・ナインである。このアニメ映像クオリティがやたらに高いのでびっくりしている。なぜここまで力が入っているのか。というか社内に専属スタッフを持たないA-1が今こんなに作画のいいアニメを作っているのが不思議だ(クオリディア・コード記憶に新しい…)。プロデューサーが優秀なんだろうか。イシグ監督がいろいろ連れてきてくれているのだろうか。どちらにせよ、A-1作品関係者をふんだんに集めて大盤振る舞い、みたいな感じがある。

万策尽きてるアニメがある一方でこういうTVシリーズのレベルを超えたクオリティのものもある。

というかここ数年でちょっとインフレしてきてる感じで、求められるハードルが上がりすぎている感がある。

  • 手厚い福利厚生で社員を教育・育成してきた賢い制作会社は成功し、 フリーランスの既存資源を食いつぶすだけの堕落経営の制作会社が追い詰められているということでしょうな。

  • オカルティックナインはコミカライズもクオリティ高いんだよな。色々謎。

  • ドラゴンクライシス!かと思った あれ円盤のパッケージの男がうざいこととぱにぽにのベッキーっぽいデザインのキャラがいることだけ知ってる

  • オカルティック・ナインはオカルト学院の流れを汲むものかと思ってたら志倉千代丸がらみ系っぽくて、んんんん?ってなってる まだ見てないけどどうなんだろ

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