はてなキーワード: 半笑いとは
トラバでもらった質問(anond:20190511155122)にお返事。
1.「注」、「参考文献」に該当する学術英語はそれぞれなにか。参考文献はreferenceやref.1とおもうが注はnoteでよいか。
「参考文献」についてはreference(参考文献)とかbibliography(文献目録)ですかねえ。referenceは文字通り言及した文献の一覧という意味があり、bibliographyだと包括的な文献目録という意味にもなるのですが(「ディスコグラフィ」とかと同じ用法ですね)、まあたとえば学術書で最後にずらっと言及した文献並べているような場合はどっちでもいいのではないかなぁと思います。英語の本読んでてもどっちも見かけるし。むしろref.1って初めて見ました。
「注」はnotesですね。
2.note、注とも形式が一意に定まっていないのではないか。メモを書き入れているという意味にすぎないと思う。「脚注」とあればたいてい被引用部分のページ下部にあるとおもうが、注と参考文献をそれぞれまとめて巻末に置く場合も想定しているか。また訳注と原著者注があるばあいはどこにどのようにおかれる(べき、または探し当てるべき)か。
本によるとしか……。英語の本でもfootnote(脚注)もあれば文末注もありますし、なんなら章末注もありますね(英語ではおしなべてnotesと書かれてますが)。注と参考文献をまとめて巻末に置いてある本もあります。そういう場合はまず注を置いてから参考文献書いてあるのが普通じゃない?
訳注と原注の区別はふつう凡例に書いてあるからそれを読めばいいと思います。書いてないのはダメな訳書ですね。これは本によって違うので統一的な書式とかは特にないんじゃないかな。
3.著作権法32条の引用では使用部分を改変しない(とはいえ(中略)くらいは許されるべきと考えられるが)、かつ出典を示すことがもとめられている。またその場合は出典が参考部分から切り離され結合が全くわからないような場合は正当な引用に該当しないとされている。これによりref(引用に添える出典)とnote(改変あり)の法的使い分けが成り立つだけでは。つまり、そもそも(少なくとも学術分野の)文書で他人の著作を引用するのであればいかなる形でも改変せず出典を示すべきであり、出典の形式を日本独特の形式である「注か参考文献か」で区別すべきものでもないのでは。さらに改変を許すのが注であれば注は学術文書には許されないのではないか。
日本独特の形式ってw 英語圏の人文系の学術書ぜんぜん読んだことないんですか? あっ、そっか、当該分野には詳しくないってご自分で書いてましたね。なら仕方ないか。
というか、この段落は全体的に意味がわかりません。改変の話はどこから出てきたんですか?
このように引用でない自己メモでも注にできることを考えると、出典を注に入れるのってかなりインフォーマルな形式であり、逆に注があれば良いんだろみたいなバカも呼んでしまうので、うまくないのでは。そもそも出典と注とで全く意味が異なるのだと思う。
いやー、そうかー、日本語圏のみならず英語圏でもドイツ語圏でもフランス語圏でも、なんなら中国語圏やロシア語圏でも通用する形式がインフォーマルかぁ。面白すぎますね。発想がいかにもガラパゴス。他の分野に対する知識が皆無でドヤ顔で物申して恥をかくという意味で。
で、notesは別に出典以外のことも書けるだろ、というのはその通りですね。だから私、出典を示す注と説明的な注は分けるべきだと思ってるんですけど、まあ難しいですよねー。author-date方式もMLA styleも向き不向きがあるからなあ。なんだかんだでfootnoteは見やすいよな、というところに帰ってくる感じ。
そもそも社会は万人に向けて作られているため、誰もがある程度居心地よく過ごせるが、同時に我慢せざるをえない不満もついてくる。
だから、社会に不満のない人間なんて、リア充でもオタクでも政治家でも、ほぼいない。
その上で、たぶん社会適応しやすい人間は、社会に何の不満も持たない人間ではない。それは存在しないから。
向いているのは、社会にある程度の不満を感じるので、そこから抜け出そう、いっそ自分たちで変えていこうと思えて、そして志を共にする仲間もいる、みたいな人間だと思われる。
親や先生の言うことに従順に頭を下げて生きてきましたというタイプは義務教育レベルでは褒められるが、就活ではあまり求められないというのはよく知られている。
就活では、ある程度の礼儀は保ちつつ、変えていきたい若さや情熱、チャレンジ精神のあるものが評価される。だから海外経験などが評価される……いわばそれは「冒険」の経験なわけだ。
そして、ワンピースの善玉の海賊は、反社会的略奪者というより冒険者に近い。
夢や理想に向けて、仲間を集め、強い絆で結ばれ、仁義を通し、苦難に立ち向かい世界を変えていく。
これはまるでベンチャー企業だ。
だからワンピの仲間コマ好き達は、起業して社会を生きていく、またはベンチャー的な積極的人材をとりたい企業に採用されて、社会でやっていける。
あるいは普通のサラリーマンや無職になってしまっても、密な仲間関係があるから、支え合ったり気晴らしをしたりして、腐らず社会とわたりあっていける。
だがワンピ好き達は、「厳しい社会の荒波をこえていく俺ら気の合う仲間たち」というスタンスで戦っていけるし、それがうまく社会に適応するということだ。
陰気なオタクは、荒波に立ち向かう気力もなく、陰口をたたきあえる程度の友達はいても極限状態で信頼しあえるわけでもなく、社会や人生と正面から対峙することに半笑いを浮かべてしまうわけで、これは適応できていない。
起業したり勉強会したり冠婚葬祭とか出産祝いとかやってるような集団と、シェアハウスに引きこもってるような集団では、同じ集団でも違う。
ちなみに、完全に社会に馴染めず、反社会的な方向に行って犯罪とか犯罪まがいの行為で生き延びてる若者もいるし、
その層もあの仲間のコマが好きな人たちも結構いるかもしれないが、それは陰気オタクとは接点が薄くて、彼らが「ワンピの仲間のコマ好きだわ」と言ってる姿が目に付くことは少ないのでこの場合は問題としない。
テレビはあるけれどテレビ線?ケーブル線?を買っていない。テレビ番組は映らず、休日に近所のレンタルショップで借りてきたお笑いを観るだけの装置と化している(ほんとうは小難しい映画を観たいのに疲れているとお笑いばかり選んでしまう。悲しい)
先ほど、スーツを身にまとった男性がきた。インターホン越しにNHKですと言われたときに居留守を使えばよかったと心底後悔した。
前に一人暮らしをしていたとき、テレビはあったし、テレビ線?ケーブル線?も繋げていたのだが、奇跡的にNHKだけが受信できなかった。まじで。私はその年の大河ドラマが観たかったのに。そのことをNHKの人に伝えたら引き下がった。
まあ、それで、今回は「テレビ線?がないのでテレビは観られないです」と伝えたら「テレビがあるだけで契約対象になるんです……」と申し訳なさそうに言われた。え、ええ〜〜?そうなの?おかしくない?どうしようかな?と思いつつ、とはいえ扉を開けてしまった以上は撃退できる気もしなかった。小心者なのだ。
どうでもいい気持ちになりながら半笑いで「この仕事って嫌われませんか?」とNHKの人にたずねるとお兄さんは「めちゃくちゃに嫌われますね……」と私よりもずっと力なく笑った。そうだろうな。契約書にサインしつつ「お兄さんはテレビをよく観るんですか」と再度質問すると「子どもがいるので教育テレビはよく観ますよ」と返ってきた。模範的回答すぎる。
「でも、単身のときはテレビは観なかったですね」「寝ちゃいますよね。帰ってきたら。今はスマホでニュースもわかるから必要性もないし……」「僕も単身だったら僕のことを悪者に感じるだろうなと思います」
キャッシュカードを機械に通して暗証番号を打ち込んだ。これで、この人がNHKの人ではなかったらどうしようと少しだけ怖くなった。この機械があればいくらでも詐欺ができるのでは?
最後にお兄さんは「テレビ、観てくださいね」と頭を下げて帰っていった。観ないけれど。テレビ線?ケーブル線?を買うの、なんだか面倒くさいし、それでBSが映るようになったら受信料が倍くらいになるらしいし。まあ、うん、私がこれから払う受信料によって教育テレビが存続するならなによりだよ。私は観なくてもお兄さんのお子さんが観るわけだしな。私の分まで観てくれ、と思いました。
megane1972ってやつ、普通のブコメもたくさんして健常者ブクマカの面しながら直近でもこういう変な半笑いになるブコメしてて変な半笑いになる
http://b.hatena.ne.jp/entry/4666194834427423202/comment/megane1972
彼は無能だ。周りの彼に対する人物評という相対的な評価、生み出した数字という絶対的な評価、どちらの評価軸で考えても無能言って差し支えないだろう。
おまけに外見もあまりいい方とはいい難い。清潔感を損なっているわけではないが、なんとなく自分が異性だったら避けて通るような雰囲気だと思う(もっと具体的に説明できるが、この場にはふさわしくないだろう)。
で、ホントによくイジられている。職場の会話は多い方だと思うが、仕事の話を除いた彼の会話は、ほぼ彼をイジる話題が発端だ。
彼はというと、時に場の空気を読んでたどたどしくも三枚目に徹し、時に聞こえなかったフリのような生返事を返し、時に無視していた。
彼が居ないとき、盛り上がる話題があった。彼がいかにダメかという話題である。
「○○君、成長どころか退化しているくさくな~い?」
「○○、そんなことも知らないの? 子供じゃないんだからさ……」
「書類を読んで一発でわかるって、○○には別の才能があるんじゃないか?」
そして締めの言葉が、
「まぁ、○○だからな……」
僕はいつも、この会話へ普通に参加しつつ、でもなにかモヤモヤしたものを感じる。
できるだけポジティブに考えるなら、「まぁ、○○だからな……」で終わらせず、会社として、無能を有能へ教育するために「じゃあどうするか」と続けるべきではないのか。
そんな事を考えて、僕は頭を振る。
「思いついたプランを何個か列挙して、良かったものを試してみよう。もちろん仕掛けるのは君だ」
そんなことを言われたならたまったものではない。
いや、本当にたまったものではないのは、一番地位の低い人間を失うことだ。そして、順位が変動した結果、自分がその地位へ落ちてしまうことだ。
分かっている、周りの非情な連中と僕、根本で考えていることは同じだって。
でも反面、周りの「私は○○よりは優れた人間だ」とふんぞり返っている人間より僕は優れている、という自負もある。
無能を積極的に攻撃する人間より、僕のほうが断然マシな人間である。
そんな自負によって、結局僕も彼をダシに心の安定をはかる。
なんて醜いのだろう。
僕が欲しいのは弱者からの信頼よりも会社や業界からの信頼だってはっきりしているが、彼がイジりに対して言葉に詰まっているとき、彼だけミスを許されず当然のように残業しているとき、彼に話しかけられた時だけ変わる態度を見たとき、もし僕が彼だったら、と考えると泣いてしまいたくなるような罪悪感を感じる。
彼は何事についても、努めて考えないようにしているふうに見える。多分、考えすぎると鬱になってしまうのが分かっているのだろう。だから、僕が代わりに彼について考える。まるでダメな人間から這い上がっていく漫画の主人公みたいに。どうすれば彼をバカにしている彼女を黙らせられるか。どうすれば彼を荷物と考える上司に計算間違えを認めさせられるか。
でも、いくら考えても現実的なビジョンは描けない。彼は単純に、全く成長しない無能だった。
「思いついたプランを何個か列挙して、良かったものを試してみよう。でも、彼はきっとどのプランも半笑いでごまかして、手を付けないだろうね……」
有能に見える有能にお願いがある。あなたの支配しているコミュニティのパワーバランスを揃える努力をして欲しい。力に差があるのはお互いに辛い。
有能に見える無能にお願いがある。無能を使って自分の相対評価を上げないで欲しい。その場では笑っていても、誰かはきっとあなたから離れる事を考えている。
無能に見える有能にお願いがある。謙虚に振舞うのは美徳だし、静かに暮らしたいのも理解ができる。ただ、あなたが有能を示すだけで救われる存在がきっといる。
無能に見える無能にお願いがある。自分の力で、周りとの力量差を埋めて欲しい。できないならば、自分に合った環境へ静かに去って欲しい。
なーに変なことを考えてるんだろう。それで片付けられない日々が、また来週から始まる。
何年行ってないのか忘れたくらい行ってない。
くせ毛がひどくて、美容室に行くたび汚いものでも見たって感じで「うっわー(半笑い)」とか「酷い髪ですね」とか言われるのが嫌で嫌でたまらなかった。
なりたい髪型とか言っても「あーお客さんの髪だと無理ですねw」と言われて終わりなので美容室に行く意味あるのかな?と常々思っていた
でもそういうのを言わない美容室をようやく見つけて、しかもいい感じにカットしてくれて
しばらくそこに通ってたんだけど、ある日突然美容師さんが髪を見て
「お客さん酷くないですか!?」
と怒り出した。
まーたくせ毛の話か。と思ったんだけど、「他の店で髪切ったでしょ!酷い!!」と怒り出す。
何を言っているのか理解が追いつかず、とりあえず「切ってないですけど?」と事実を述べるのが精一杯だった。
「絶対切りましたよ。なんでそんなことするんですかーひっどーい!」
とさらに責めてくる。
怒りではなく、なにこの人気持ち悪い…という気持ちでいっぱいだった。
怒りながら裏に去っていった美容師は、しばらく後に戻ってきて
「すみません、切ってませんでした」
と謝罪しに来た。
自分でカミソリ使って髪切ってるんだけど
これも美容師にバレるんだろうなと思うとますます美容室に行けなくなって
この先一生美容室に行けないんだなと思ってる。
なおカミソリで髪切ってるから酷い状況だと思うけど
かなり興奮しているし酔っているので要領を得ないかも。
今日急にうちに派遣で来てるおっさんに飲みに誘われて、会社の近くの安い居酒屋につれていかれた。
なんで誘われたかというとこれもうまく言えないのだが、チームや全体での飲み会で近くにいることが多く、不幸なことに自分が少し聞き上手だからかもしれない。
とにかく席についてビールが来ないうちに、人をばかにしたような半笑いで話を切り出された。
おっさんが持っている10年も前にあったようなガラケーのメモ帳画面を見せられ、君になら理解できるだろうとかクィータとかいうサイトにはろくな人材がいないとかブツブツ言っていて、俺はメモの中身を読み進めているうちに顔が引きつっていくのがわかってなぜか記事自体よりもそのことで笑いが止まらなくなりそうなった。
しばらく自分はどうすればいいのか知らないふりをするべきか、なだめたほうがいいのかまじでわからなかったのだが、結局記事の本意を聞きたい好奇心には打ち勝てなかった。
ちなみに自分の仕事場ではWinXPが現役で動いている。派遣おっさんも含め会社がそういうカラーだと言えば伝わるだろうか。
自分は趣味でReact(ないしReactNative) とかで家計簿アプリを作っているし、Androidも(それこそJavaでだが)やっていてちょっと新しい技術は知っているというレベルである。
端的に言うと「必修」という意味で使ったらしい。ルー大柴かおまえは。いや意味が通ってないしルーに失礼か。
・JavaとJavascriptが同列になっている点について
どうやらプロトタイプベースのオブジェクト志向という意味をはきちがえている。
つまりJavascriptはオブジェクト指向言語のプロトタイプとして生まれた言語であり、完全オブジェクト指向言語(これも意味がわからなかった)のJavaとは切っても切り離せない関係であると思っているらしい。もう自分はここらへんから笑いが変な声で漏れる笑いを堪えられなくなっていて、喘息気味なんですとかアホな言い訳で必死にごまかそうとしていたんだけれど、この派遣のおっさんに対してそこまで気を使っている自分にも笑いが止まらなくなってまあなんというか、おもしろかった。
Rubyが(というかRORが?)動作が遅いという話をどこかで読んだか聞いたかしたらしく、そして動作が遅いかわりに処理がしっかりしている(現文ママ)という位置付けの言語だと思っているらしい。正確性が必要な処理はサブルーチンにしたRubyに投げるべきだとかなんとか。
パッセンジャーよりもエンジンクスにひもづけるべき(現文ママ)とか言っててもうビールがまずくて仕方ない。
・MSDN
自分はMSDNは学生時代にVisualC++とかで使ったことがあって、デスクトップアプリ用のライブラリだとずっと思ってたんだけど、違うんですかね。(無知)
MSDM(何度聞いてもエムにしか聞こえない)の逆アセンブリ言語がC++だとか、ここの話は輪をかけて本当に何言ってるのかわからなかった。
ねこのことを考えて耐えた。
・SQL
あんま深く考えてなかったらしい。言語と名前がついているから言語のくくりに入れた、くらいのスタンス。
ちなみになぜか、使ったこともないらしいSQLiteで配列型を使えないことは知っていた。
ミリオンライブとかいう声優ゴリ押しコンテンツと化したアイマスのお荷物
とりあえずこういうタイトルにしとけばアイマス信者は釣られてくれるよね(笑)
アイドルマスターミリオンライブが誕生して5年、後継アプリである音ゲーもどきことミリシタが実装されて早一年、アイマスP(笑)の皆さま如何お過ごしでしょうか。
ミリ5th、詩花イベ、シアターブースト(笑)など、相変わらずやらかしを重ねてまともなファンは離れ、残るはアイマス信者とクソ害悪声豚ばかりとなり、同じアイマスの系譜であるデレやMのファンから名指しで批判されるまでになり、アニメ化なんて夢のまた夢、アイマスにおける不良債権としてかつてない盛り上がり(n回目)(笑)を見せるミリオンライブ。私もついこの間まで「田中琴葉担当です(キリッ」などと薄ら寒いセリフを吐き、スマホがクラッシュすればあっという間に吹き飛ぶ画像データに何十万と金をつぎ込んで「爆死芸」だの「これが担当の意地」だのというパチンカスもびっくりなクソ浪費を繰り返してきましたが、タイトルにもあるとおり私が5年もの歳月と年収数年分の金額をつぎ込んで愛してきた「田中琴葉」というキャラクターに対する運営や声豚どもの扱いを見て現実に引き戻され、すべてのアプリを消去、グッズの類も処分しました。ぺーらしい言葉を使えば「引退」ってやつです。
そして相変わらずやらかし事案を繰り返し、開き直りを続ける運営を前にようやく目が覚めたのか昨日まで「アイマス最高!ミリオンライブはこれから!」などとほざいてた友人たちも引退し、周年イベを過ぎてミリシタに飽きた声豚たちが次の餌場を求めて移動している今、ふと思ったわけです。
「ミリシタから入ったぺーはミリオンライブをアイドルをプロデュースするゲームと本気で勘違いしている人が大半なのではないか。」
それは可哀そうだ、何も知らないでこんなところにいたらあれよあれよという間に時間も金も吸い取られてしまう。
早くミリオンライブの真実を教えて上げてもっとまともなコンテンツに逃げたほうがいいと警鐘を鳴らさなければいけない。
というわけで今回はミリオンライブが如何に(色々な意味で)ひどいものであるかをミリシタから入った人間にもわかりやすい「田中琴葉の件」を通して伝えていきたいと思う。
まず、田中琴葉の件の概要を説明する前に声を大にして伝えておきたい。
ミリオンライブはとにもかくにも声優が命であり、声優の追っかけをしている声豚から金を搾り取るためにあると言っても過言ではない。
39プロジェクトだかなんだか知らんが、ミリオンライブに登場するアイドルはAS以外は全て声優を担ぐための神輿、いや、踏み台レベルかも知れない。
とにかく声優の都合で性格がブレブレ、キャラ崩壊など日常茶飯事、声優のためならなんとでもなる、最悪いなくてもいい存在としてしか見ていない。
あからさまな声優事務所の力関係が反映されたキャラクターの選抜、出番、セリフ、役回り、AS中心の物語を作るためのほぼ別人レベルのキャラ崩壊(可奈と志保は特に酷かった)
765の後輩という設定が完全に裏目に出ている。
そうでなくてもキャラクターの出番の格差や、キャラの作り込みの甘さ、ゲーム自体のつまらなさは同期のシンデレラガールズと比べても酷い物であり、声優ありきで作っているとしか思えない場面が多々あった。
ライブに足を運べば害悪、厄介、キチガイの声豚ばかり。誰もキャラクターに興味などなく、ペー独自の文化としてキャラグッズを身につけているが口を開けば出てくるのは声優の話ばかり。
ライブでもキャラ名ではなく声優名を呼んでクソコールやオタ芸で悦に浸る者がほとんどだ。
(アイマスPはどこにでも湧いてくる上に自分たちに都合の悪いことは隠蔽したり声高に叩く傾向にあるが「アイマス ライブ 厄介」で検索してみてほしい。某スクールアイドルのファンの方がよっぽどまともに見える行為がぼろぼろ出てくる)
そんな奴らが「田中琴葉」に何をしたか、これから話していこう。
きっかけは2016年9月1日、担当声優である種田梨沙が謎の病気により、活動休止を発表したことに始まる。
種田梨沙が参加していた他のコンテンツが次々に同氏の降板、代役の起用を発表する中、アイドルマスターは「種田梨沙の復帰を待つ。」という決断を下した。
当時私は愚かにも英断だと感じてしまった。琴葉の声を演じられるのは種田さんしかいない、いつかまた声が聞けることを信じてその日を静かに待とう、そう考えていた。
The@ter Activitiesの投票で決まっていた「普通の子」役を降板して可奈に譲ったことを皮切りに、運営は極力琴葉の話題を避けるようになった。
ラジオや各種広告ではもちろん、本家ゲームのイベントでも琴葉に対する言及が減ったどころか、カードにも登場する機会が減り始めた。
私はいささか疑問だった。声優さんの事情と琴葉は全く関係ないのに、声優さんがいなかろうが、声が変わろうがミリオンライブの世界観に全く関係ない。なぜそんな雰囲気になるのか。
漠然と疑問を持っていたが、それを口にすることはできなかった。
そして迎えた4thライブ、ミリオンスターズにおいて最大の目標であり、ひとつの終着点、武道館でのライブ、その3日目。
私は現地で参戦した。人生においてトップ3に入るレベルの胸糞悪い一日だった。
現地における名刺交換、私が名刺を差し出して「琴葉担当です」と名乗ると相手は必ず「あっ.....」と言って伏し目がちになった。
そして口々にこう言った。
「残念でしたね。」
「きっと琴葉も見てくれてますよ。」
「49人での武道館ですけど、楽しみましょう」
腸が煮えくり返るとはこのことを言うのだろう。危うく怒りで前が見えなくなりそうだった。殴り倒してやりたかった。
ふざけるな、いないのは種田梨沙であって琴葉ではない。なぜ事情も知らない、知る気もない奴にそのようなことを言われなければいけない?
比喩ではない、文字通りお通夜のような雰囲気の中上記のセリフをうわごとのようにつぶやくのみだ
担当名乗っている人間が「琴葉だってここに来てます。」「俺が連れてきてるから」「奇跡はあります」その一言すら言えないのか。
お前たちが見ているのは結局種田梨沙であって琴葉ではないじゃないか。
もう最早ライブどころではなかったが、チケットの金は払ってしまった。時間になれば武道館に入場し、会場を迎えていた。
案の定、まともに楽しむことができなかった。応援なんてとてもじゃないができない。
きっと何か、琴葉もここにいるという意思表示をパフォーマンスで示してくれるはずだ。そう信じていた。
だが、その期待は最悪の形で裏切られることになった。
初日は乙女ストーム、2日目はクレッシェンドブルーのFLOODING、圧倒的エモさを爆発させていた枠だった。
流れたのは「ジレるハートに火をつけて」琴葉がセンターを務める、灼熱少女の曲だった。
琴葉以外のメンバー4人が迫真の表情で歌う中、琴葉がいるはずのセンターはポッカリと空いていて、スポットライトだけが煌々と照らされていた。
ふざけるな、ふざけるな。
ジレハじゃなくたって他にもシメを飾る曲はいくらでもあるじゃないか。他に演出の仕方はいくらでもあるじゃないか。
なぜ敢えてそれを選んだ!?なぜそれを選んだ?
なぜ敢えて琴葉の不在を強調させるような曲、演出を選んだのか。
ここで私は悟った、気づいてしまった。
運営は種田梨沙の復活を待つつもりはない、田中琴葉というアイドルをミリオンライブから消し去るつもりだったのだ。
今だからこそ言えるが、もうすでにこの時点でグリマスの終了、ミリシタへの移行は確定していたと見られる。
だから運営はミリオンライブの展開についていけなくなった種田梨沙をグリマスの終了に伴って琴葉ごと切り捨てようとしていたのだ。
悪夢はなおも続いた。最後の挨拶で総合プロデューサーは「ミリオンライブは一歩一歩着実に前に進んでいきます。」という旨の発言をした。
手のひら返しというか、ダブルスタンダードというか。もう呆れて言葉も出なかった。
一歩一歩着実に前に進んでいくなら種田さんが復帰するのを待って100%の状態でリリースするのが筋ではないのか?
それとも歩みについていけない者は遠慮なく切り捨てるからついていくも降りるもお前次第だとでも言いたいのだろうか。
私はサイリウムを投げ捨て、最後のThank youを聞くことなく会場を後にした。
やってられないなんてものではない。あそこで最後のThank youのあの演出を見たところで冷める一方だったと思う。
とりあえずキャラ出しとけばお茶を濁せるとでも思ったのだろうか。
後述するが運営の対応は全てのメッセージが後手でちぐはぐ、声優種田梨沙や自分達に火の粉がかからないためのものであり、要するに自己保身だ。
田中琴葉というキャラクターや、琴葉本人を好きで追いかけてきたPやファンの気持ちをことごとく踏みにじるものだった。
いつだったか、引退したとあるPがちょうどこのブログだったか「アイマスは宗教である。」と言っていた。
まったくもってその通りである。下手すりゃ宗教よりタチが悪い。
あんなに堂々とアイドルの存在を否定しておいて、最後にちょろっとお涙ちょうだい演出をすれば大の大人が泣き喚きながら「ありがとう」「アイマス最高」と狂ったように連呼するのである。
あの演出を持って「琴葉はいた。」「4th最高だった。」と言っているペーは田中琴葉担当ではなく種田梨沙を信仰する信者であり、所詮種田梨沙しか見ていないにわか声豚である。
少し話がそれてしまった。
あのライブの後、私はあらゆる窓口でバンナムとグリーにクレームを入れた。
あれを肯定されては琴葉があまりにも浮かばれない。可哀想なんて言葉では表しきれない程に不憫だった。
だがいずれも返答が返ってきた事はなかった。
ミリシタに琴葉の存在は確認できない、グリマス終了時も琴葉のボイスだけ追加予定はなしとされた。
「田中琴葉は合流が遅れています。」などという取ってつけたような白々しい文章が踊っていた。
グリマスの方はともかく、4thの時点で3Dモデルを用意できたのならミリシタに実装するくらいわけもないはずだ。
「種田梨沙はいなくても田中琴葉はここにいる。」と主張するのなら、たとえ無言でもミリシタに琴葉のモデルだけでも実装し、メイン画面で歩き回ったり、劇場のメンバーと会話するモーションを用意することができたはずだ。
たとえ声がつかなくてもユニット曲で歌って踊る琴葉を見ていずれ戻ってくる種田梨沙に思いを馳せることができるならまだ前述の言葉にも説得力があった。
しかし、現実は劇場で琴葉の存在を確認することはできず、琴葉がここに居るという実感は皆無、そのくせTBなど中途半端なタイミングで中途半端に顔見せするから案の定ミリシタから入ったぺーは「誰?」状態だったわけだし、それどころか「こんな実装されてないキャラに参加権認めるのか」という不要なヘイトを貯めることになったわけだ。
そして、今年二月、どうも違和感のある中途半端なタイミングでようやく琴葉がミリシタに実装された。
完全に引退していたがようやく思いが届いた、これまでのことは水に流して改めてミリオンライブを始めよう。
そう呑気に思っていた私の心はすぐに打ち砕かれることになる。
あのさあ............
琴葉はずっと劇場にいたんだからお帰りもクソもねえよ!!バカか!!
ただ、本当に怖いのはここからだった。
どういったわけか、琴葉の存在がまるで悲劇のヒロインであるかのように扱われ始めたのだ。
そして運営はここぞとばかりに琴葉のことを猛プッシュし始めた。
まるで今までの遅れを取り戻すように。
思い出して欲しい、数行前の流れを
田中琴葉の存在を種田梨沙の不在を理由に否定したのはどこのどいつだ?
お前らじゃないか!!
反論があまりにも大きくて金になると嗅ぎつけたのか、復活した途端にこの扱い
信仰というのはここまでも人間を盲目にするのかともう、哀れみともつかぬ感情だけが胸を支配していた。
そして、私は本来であれは5thにも参加することなく、さっさとアイマスから足を洗うつもりだった。
でも、どういったわけか、ミリオンライブを昔布教してしまった後輩の声豚に無理やり連れられ、5th2日目を見させられた。
正直言って、まあ酷い、白々しい演出だった。
あれはミリオン5thという名の「種田梨沙お帰りライブ」だった。
白々しいセトリ、4thでは見られなかった景色を完全再現、琴葉はここにいるでしょ?完全復活したでしょ?嬉しいでしょ?ほら泣けよ
と言わんばかりのサムイ演出
それ以外は前日に徹夜で組んだのかと思えるレベルのテキトーっぷり
そんなことをするなら島原エレナにSTANDING ALIVEを歌わせてあげたほうがよっぽどよかった。
そしてそれに泣き崩れ、泣き喚くキモオタの群れを見て吐きそうになった。
もうやめてあげてくれ 田中琴葉がただただ可愛そうだ。
何もしていないのに、声を失ったから存在を否定され、忘れられ、かと思えば声優の都合で再び表舞台に引きずり出され
そして1周年迎えたら未来ちゃを差し置いてミリオンのセンターですか。
なんの努力もしないでセンターに持ち上げられてしまう琴葉の表情はきっと散々なものだろう。
それで持ち上げられたが故に何も知らない別のキモオタに叩かれ、デレと比べられ、見下され.....
こんなボロボロのセンターを見てもあなたは脳死で「アイマス最高」「ありがとうミリオンライブ」と唱え続けるのだろうか。
さて、話が長くなってしまったが、ここまで読んでくれたということは私の話に少しでも賛同する意思がある人か、俺を論破したくて仕方ないクソ気持ち悪いマウント取りオタクのどちらかだろう。
もうもはやキモオタにつける薬などない、正直声豚は死んでも治らないからもう何も言うまい。
奴らは反省も後悔もしない、さも当たり前のようにコンテンツを食い潰し、飽きたらまた次のコンテンツに移動するだけだ。
まぁシンデレラガールズ然り、SideMしかり、どこに行っても声優の都合でキャラクターの扱いが決まり、荒れていない場所を探す方が難しい現状を見る限り、もはやアイマスというコンテンツそのものが声優ゴリ押しコンテンツになってしまった今、大多数のアイマスペー(笑)に何を言っても無駄なのかもしれない。
でも、それでも、俺はやめねえからな。
俺の想いが少しでも多くのオタクに届くまで、ミリオンライブが、ひいてはアイマスが潰れるまで何度でも、形を変えてでも言い続けるからな。この真実を。
ミリオンライブと声豚どもを呪い殺すまでやめないからな。この文章を投稿し続けることを
二年前、私は下校途中に誘拐されました。高校一年生だった私はその日も部活が終わるといつも通り友人と学校を出ました。乗り換えの駅で友人と別れるとき、「また明日ね」と小刻みに手を振ったことを今でも覚えています。私の家は駅から遠く、しばらく歩いていくと左右にとうもろこし畑が広がります。見通しの良い閑散とした田舎道です。季節はまだ梅雨入り前、夕暮れの風に吹かれるとすこし寒いくらいです。地味なセーラー服の高校ですが、夏服は生徒たちの間でも案外評判がよく、駅の人混みに入ると自分たちが注目されているような気がして高揚感に舞い上がりました。
私はそれに全然気づかなかったです。両側の畑に目もくれず、私は淡々と道を進んでいました。私はブラスバンド部に所属していたのですが、その日の練習のことを振り返り、ああでもないこうでもないと考えを巡らせていたのだと思います。だから気配を感じた瞬間にはもう私はガムテープで口封じされていて、お姫様抱っこのように抱えられると、抵抗という抵抗をする暇もなくあっという間に白いワゴン車に放り込まれていたのです。男たちは三人。私をワゴン車に放り込んだ男はグレーのTシャツに明るい色合いのデニムという格好の腹の出た小太りの中年でした。あとの二人は髪も短く整えられ、高そうなスーツと革靴で、とても誘拐犯には見えませんでした。
私は小太りの男に座席に押さえつけられていました。そのときにはもう自分に何が起こったのかを理解していたので、口をガムテープで封じられながらも叫び続け、手足もじたばたさせて必死にもがいていました。しかし周囲に人はいません。私はそのまま連れ去られました。小太りの男はずっと私を押さえつけていましたが、ときどき顔を近づけて私の顔を味見するようにすこし舐めました。そういった行為を続けているうちに劣情を催したのか、男はもぞもぞしはじめ、私のスカートの中に手を入れて、それから下着の上から性器を撫でてきました。初めての体験に私は大混乱していよいよ全力で抵抗します。そんな攻防戦を繰り広げていると助手席のスーツが小太りの男を叱責しました。
「大事な売り物だ。それくらいにしておけ」
私の性器の上に置かれていた小太りの男の手の動きが止まりました。しかしじりじりと震えていたように思います。彼の中でのせめぎ合いがあったのでしょう。しかし数秒の硬直時間の後、彼の手は私の下着から離れて行きました。「大事な売り物」とはどういうことなのかと不安になりましたが、次に起こったことが衝撃的すぎてそんなことを考えている余裕はありませんでした。小太りの男は私に手を出すことを諦めざるを得なかったのですが、一度盛り上がってしまった劣情を完全に沈静化させることは難しかったらしく、彼はデニムパンツを一気に膝の下まで引き下ろすと、赤や黄色の混じった派手な柄のトランクスから男性器を取り出して右手でこすり始めたのです。私は目の前の光景に怯えていました。初めて見る男性器です。取り出したときにはすでに勃起していて先端の海綿体は張りに張って光沢があるほど。小太りの男は息遣い荒く、慣れた手つきで右手を高速で動かしています。助手席のスーツは大笑いしていました。私は恐ろしくて声が出ません。小太りの男が低い声でうなり始めました。すると今度は私の顔をまじまじと見つめるのです。顔は真っ赤で、血走った目で私を凝視しながら、勃起した男性器を音が出るほど強くいじっています。私は彼からすこしでも逃げようと後退し、ドアに体を寄せます。そして彼は果てました。びゅっと音を立てて飛び散った白濁液はスカートを汚し、プリーツにとろりと入り込みました。激しい勢いで飛んだ白濁液の一部は私の頬にもかかり、重力を受けて顎まで垂れていくと大粒の雫となり、ぼとっとスカートの上に落ちました。頬にはかたつむりの通ったようなぬめぬめした跡が残り、私はそれを手の甲で拭くこともできず、ただじっとしているしかありませんでした。助手席のスーツが身を乗り出して、小太りの男の頭を叩いて叱っていましたが、同時に彼は腹を抱えて笑っていました。
短時間のうちに大きなショックを受けた私は心がからっぽになり、もはや抵抗の気持ちはなく、この状況を受け入れて順応しようとしていました。うとうとしながら車が山道に入っていくのを見ていました。そしていつの間にか眠ってしまいました。
助手席のスーツに起こされました。すでに日も落ちかかっていて、あたりの状況から山奥だとなんとなく察せられました。目の前には無機質なコンクリートの大きな建物があります。といってもワゴン車の中からでは張り巡らされた有刺鉄線付きの頑丈で高い壁と狭い入り口の奥にそれらしき建物が見えるだけでしたが。周囲は鬱蒼とした木々ですが、研究所の周りだけは舗装されていて異様な雰囲気があります。狭い入り口は三台のカメラで監視されていて、後からされた説明によると、壁には隠し機能として機関銃が配置してあり、不審者が発見された場合、システムが起動してオートで射殺されるようです。私たちが脱走しないようにという牽制の意図もあるようでした。
白濁液で汚れていたはずの私は起きたときにはきれいになっていました。ワゴン車の認証が済むと、狭い入り口の鉄柵が開き、するすると中に入って行きました。中はかなり広く、外から見えた以外にも区画ごとに大小いくつもの建物が立ち並んでいて、さながらそれはひとつの町といったものでもありました。居住区画やら実験区画やら開発区画やら、他にも私が最後まで立ち入ることが許されなかったエリアなどいろいろあります。
ワゴン車は敷地を通り抜け、一番奥にあった二階建ての比較的こじんまりとした建物の前で止まりました。車を降りるように命じられて、私はがくがくした足を何とか動かし、ドアを開けます。一歩外に出るとそこが山奥だということは空気でわかりました。それに高い壁に覆われてはいても、高く育った木々の青々とした葉が残照の中で揺れていました。小太りの男が私の腕をつかみます。
「来い。こっちだ」
そういって小太りの男は私の腕を力強くつかみます。私は声を振り絞り、一人で歩けるといい放ちました。助手席のスーツと運転していたスーツの二人は先に建物の中へ入って行きましたが、私のことを振り返ることはありませんでした。私はすでにその状況に順応しかけていました。まるでこれが生まれてからずっと毎日欠かさず繰り返してきた当たり前のルーティーンであるかのように。
案内された部屋に入ると、そこには高そうな木製のデスクで書類を睨みつけている男がいました。片桐さんと呼ばれる四十代の男は、洗いざらしの白いシャツにベージュのハーフパンツ、足元はサンダルといった格好で、胸元には金のペンダントが重く光り、両腕には大きな腕時計が巻かれていました。
「片桐さん、連れてきましたよ」助手席に座っていたスーツが半笑いでいいました。
片桐は私をまじまじと見つめ、何度かうなずき、それから一言「合格」といいました。そしてすぐ元の仕事に戻り、その部屋にはもう自分一人しかいないといった様子でした。三人の男たちからは安堵のため息が出て、何が何やらわからない私もなぜかほっとしていました。なぜだかわかりませんが、これで終わったと思ったのです。もちろんこれは始まりにすぎません。私はこの研究所に二年間監禁され、実験されることになるのですから。男たちが部屋から出ようと踵を返したことに気づかずぼうっとしていると、すぐ後ろに控えていた小太りの男に腕をぐいと引かれました。私を連れてきた三人とはそれっきりになりました。運転席と助手席にいたスーツはその建物を出たっきり(彼らはタバコを吸いに行ったようでした)、小太りの男の方は私を居住区画の担当者に引き渡すと、私の顔を見下ろしながら舌打ちをしましたが、それが最後でした。
私の部屋には二段ベッドと五段程度の安作りの棚が窓際に置いてあるのみでした。二人部屋ということですが、私は当初一人で生活していました。居住区画のスタッフや警備員は十分な数いましたが、私の担当は田中と名乗る三十代の痩せぎすの男でした。もちろんそれが本名なのかどうかは私にはわかりません。こんな言い方もなんですが、田中さんはいい人でした。脱走した今となっては、管理責任を問われて田中さんがひどい目に遭っていないかが心配です。私は田中さんになぜこんなところで働いているのかと聞いたことがあります。そのとき田中さんはとても辛そうな顔をして、しかし自嘲めいた笑いを浮かべながら、仕方ない、仕方ないと繰り返していました。
実験体(私たちはそう呼ばれていました)は特殊な衣服を与えられました。簡単に説明すると簡素な白いワンピースなのですが、二つの乳房の位置がくり抜かれ、股の間に深いスリットが入っているものです。私たちは下着類を身につけることを許されていなかったので、手で押さえでもしなければ歩くだけで陰毛がちらちらと見えるような構造になっています。初めての朝は部屋まで田中さんが来てくれました。初日だということで施設を一通り案内されました。田中さんは私のことを日本の救世主だといいました。もちろん私は冗談だと思って聞いていたのですが、後にこの言葉が本当だということがわかります。いえ、正確に言えば、彼らが本当にそうだと信じているということが私にも了解できたという意味ですが(もちろん私は彼らの計画を馬鹿げたものだと思っています)。荒唐無稽な計画は思ったよりも大規模なもので、私も何人かの国会議員と会ったことがあります。研究所はその計画の要であり、極めて重要な役割を担っているようでした。
私たちの使命は実験体として協力することです。実験区画には体育館のような開放的な建物がいくつかあり、午前と午後で場所を変えて異なった実験を受けることになります。二日目には私も実験に参加させられました。ひとつの建物に十人程度の女の子たちが収容され、Xの柱に手足を縛られ、乳首と女性器にローションが塗られます。女の子たちはほとんど抵抗もせず何本ものコードが繋がったヘッドギアをさせられていきます。実験のスタッフは装置を管理する技師の他に発動者と呼ばれる私たちの体を刺激する男がいました。ひとりの女の子に対して技師と発動者のふたりという割り当てになっています。大人の男ふたりだけでも私たち女子高生を思い通りにするには十分だったのでしょう。
「新顔だな?」私の担当になった発動者がいいました。
「はい」
「そうか。なら、慣例として説明しておこう。きみは昨日誘拐された……」
「一昨日です」
「そう、きみは一昨日誘拐された。なぜだかわかるか」
「いえ」
「そんなことありません」
「きみはとてもかわいいよ。そして我々にはきみのような美少女が必要なんだ。もっと具体的にいうと、きみたち美少女の絶頂エネルギーがね」
「きみはまだ知らないだろう。この日本が今まさに未曾有の危機に直面しているということを……。もっとも、《未曾有》すら読めない国会議員もいたがね」
「はあ」
「韓国と北朝鮮は水面下で手を取り合っている。両国はいずれ和解ムードになり、日本の一般大衆も知るところとなるだろう。だが、もうひとつ重要な事実がある。韓国と北朝鮮が連携して極秘に開発しているという新時代の超兵器だ。その兵器の詳しいスペックはわかっていないが、様々なデータから概算すると、日本列島の半分が数時間のうちに消滅してしまいかねないほどの火力なのだ。我々はこのような危険極まりない隣人を持ちながらただ黙って見ているだけでいいのだろうか。無論それはありえない。とある国会議員が中心となり秘密結社が作られた。そして結社の肝心要が、東大の優秀な科学者たちを引き抜いて立ち上げたこの研究所であり、誘拐されたきみたち美少女なのだ。東大の頭脳が精妙な理論と隣国を上回る兵器を作り上げ、きみたち美少女には兵器を動かす力になってもらう。簡単にいうとそういうことなのだ。わかってくれたかな」
「あなたたちは狂ってる」私はもがきましたが、Xの柱に両手両足を縛られていました。
「きみは国のために命をかけたいと思わないのか?」
私は男と数秒睨み合いました。男は視線を外してあたりをうろうろしながら話を続けます。
「まあいいだろう。きみくらいの年齢の少女にわかるはずもない。あまりにも現実離れした話だからな。しかし事実は事実。我々は朝鮮半島の超兵器に対抗する兵器を完成させ、朝鮮半島を消し飛ばさなければならない。そうしなければこの国の未来はないのだ。きみにも愛する家族や恋人がいるだろう? きみが力を貸してくれなければ、いずれきみの愛する人たちも朝鮮半島の超兵器に殺されることになるということだ。ふふふ、きみに拒否権はないよ。体は素直だからね。これが何かはわかるはずだ」
発動者は技師から手渡された器具を私に見せました。それは長い取っ手があり、先端は丸く、スイッチを入れると振動するという機械でした。
「なんだ、わからないのか。うぶな娘だ」
男は私の前まで来てしゃがみ、陰毛を撫でてきました。ワンピースの股間は元から裂けていて、Xの柱に縛られた時点で私の性器を守るものはもう何もありません。男の手は陰毛、クリトリスへ、そして膣と順々に撫でていきます。野卑な性的関心というよりも整備士の技術的関心といったようなもので、人差し指にローションをつけて調べるようになぞっていきます。
「んっ、んっ」
「どうした、感じるのか?」
「感じてなんか……」
ゔぃいいいいいんという音を立てて機械が振動しはじめました。発動者が機械の先端の丸い部分を私のクリトリスに軽く当ててきます。技師はヘッドギアから送られてくるエネルギーをコンピューターでリアルタイム観察しています。
少しすると周りの実験体たちから喘ぎ声が上がり始めました。顔を真っ赤にして声を出さないように頑張っている子もいれば、逆に思いきり叫んで全てを解放している女の子もいます。
「いや、やめて」
私は懇願するようにいいました。しかし発動者は答えませんでした。機械を様々な角度から異なったリズムで当てるなどの試行錯誤は研究者然としていて、なるべく効率的に私を絶頂に導こうと真剣に思案しているのが見て取れました。私が我慢強かったのか、しばらくすると発動者はおかしいなといった様子で機械のスイッチを止めました。今度は私の後ろに立ち、抱きかかえるように両手を回して乳首をつまんできました。私は巨乳ではありませんが、それなりに胸はある方です。揉んでいくうちに発動者も気を良くしたのか耳を舐めてきました。
「なるほど」
発動者は私の耳を集中的に舐め始めました。
「いや、耳は、耳はだめ」
体は熱を帯びてがくがく震え、だんだん意識がぼんやりしてきました。頭が熱い。死んじゃう。性器がじゅくじゅくに濡れているのがわかります。攻め時だと見たのか、発動者はふたたび機械のスイッチを入れ、クリトリスに当ててきます。ゔぃいいいいいんゔぃいいいいいんという音に私の思考は飲み込まれ、自分が自分でなくなるような、真っ白な世界に飛んで行ってしまいそうな……。
技師がOKサインを出しています。私の絶頂エネルギーが閾値を超えて観測され始めたようで、ヘッドギアのコードにつながった消化器のようなエネルギー一時保存電池が青いランプで点滅しています。
「ああ、ああ、だめ」
「気持ちいいんだろ? おいこら、どうなんだ」
「ああ、ああ、ああん」
不意に私は高まりを感じました。そして一瞬のうちに絶頂に達し、体はいうことを聞かずに暴れ、弛緩の波が来るとXの柱にだらりと垂れ下がった形になりました。
「イったのか、おい、イったのか」
発動者はモニターを観察していた技師に確認すると満足そうにして去りました。私はXの柱から拘束を解かれましたが、しばらくその場に倒れてがくがく震えていました。
そのような実験がひたすら続くことになります。私たち誘拐された美少女は毎日性的絶頂に導かれて、その絶頂エネルギーを吸い取られます。そのエネルギーが結社が開発している兵器に使われるというのです。
二ヶ月が過ぎた頃、私の部屋に新人が入ってきました。とてもかわいい子で本土からヘリコプターで連れてこられたようです。だいぶ怯えていましたが、自分と同じ年頃の私を見るとほっとしたのか彼女は泣き崩れました。
麻衣ちゃんとはいろいろなことを話しました。好きなアーティストの話や、学校や友達の話などはもちろん、実験のことも話しましたし、将来のことなども。麻衣ちゃんは私とは違って、この環境にはなかなか順応しませんでした。抵抗運動なども密かにしていて、脱走しようとしたときなどは懲罰で鞭打たれていました。実験ではあえなくイってしまうのですが、それでも麻衣ちゃんの心が結社に屈することはありませんでした。しかし、そういう勝気な性格が災いしたのか、さらに数ヶ月が経ち、自分たちの現状がどうにも変えようにないものだということが確信に変わってくると、目に見えて麻衣ちゃんは心を病み始めました。そして事件は起きました。
ある日、結社の構成員である国会議員の先生方が研究所を訪れるというのでおもてなしをすることになりました。私たち実験体には新品のワンピースが支給されました。もちろんあの特殊な加工が施してあるワンピースです。先生方が到着すると私たちは長い直線のメインストリートに整列させられ、性器を見せて挨拶させられました。先生方は一人ずつ確かめるように乳を吸い、指を膣に入れ、堪能されていきました。私もじっとこらえました。もうその頃には陵辱されることにも慣れていましたから。しかし麻衣ちゃんはそうではありません。いまだに自尊心を保ち続け、羞恥心も怒りも研究所に来たときのままなのです。実験体のほとんどはそういった感情はとっくに失っていました。人間らしい感情を失わずに抵抗を続けた子は病んで使い物にならなくなり、《処分》されるか自殺するか、私たちの生きていた世界とはそういうところなのです。
麻衣ちゃんは国会議員の先生に平手打ちをしました。一度だけでなく二度も。先生はやれやれ困った子だねと笑っていましたが、プライドだけはこの上なく高い国会議員が平手打ちを食らったままただ笑っているなんてありえません。研究所のスタッフたちは青ざめました。罰として全員《処分》されることも考えられましたから。しかし最悪の事態はなんとか免れることができました。結社の幹部だからこそ先生は研究所の重要性を誰よりも理解していて、秘密厳守のこの組織の人員を削って新たに補充することのデメリットまですぐに計算したのでしょう。この娘を連れて行けとだけ言ってその場は終わりました。それから二日間私たちには仕事がありませんでした。大人たちが麻衣ちゃんの処遇について議論しているのだと噂されていました。
26歳の会社員です。大学院まで進んだので現在新卒1年目です。精神的に辛かった時とは大学院の研究室にいたときのことです。特別珍しくないですね。
今年の3月までいた研究室は10時から25時までを週6日という、まぁ厳しいところでした。
その道では非常に有名な先生の研究室です。厳しいという噂は聞いていました。ですが設備もスタッフも成果も一流です。入学前はわくわくしてました。
その研究室は少し特殊で、大学院から入学する人が大半を占めました。修士で卒業するつもりなら2年です。辛くてもギリギリ耐えられそうな気がしますね。
結論から言うと私はM1の11月、つまり入ってから半年ぐらいで壊れてしまいました。成果が出ない焦りや、スタッフから見限られる目線、精神的な不安はミスをうみ、ミスは信用を落とします。
11月の水曜日、14時くらいに緊張が切れました。教授が出張のその日、私は初めて早退しました。半笑いで早退する私を助教は冷たい目で見てました。
家に帰ってから私は12時間リビングの床にうずくまってました。苦しかったのです。心臓を弱い力で握られている、そんな苦しみです。
決して痛くはないのです。しかしいつ握りつぶされるかわからない、そんな不安があり心臓の鼓動を意識してしまう。鼓動がうるさいのです。何度とまれと思ったことか。
しかし頭では違うことを考えているのです。成果も出ていないのに早退した負い目。周りのみんなは研究を進めているのに。スタッフの人の期待に答えられない。学費を払っている親に申し訳ない。体は健康なのに。何をやっているんだ自分は。そんな焦りや不安が次々に頭に浮かんでは鼓動にかき消され。息苦しくなって、嫌な感情が出てきて、心臓が潰されそうになる。
そのまま眠れずに次の日から普通に研究室に通いました。何事もなく朝の挨拶をかわし笑顔を心がけた気がします。ボロボロでしたが卒業もできました。就職もなんとかできました。今は上司、同僚に恵まれ、平和に過ごしています。
しかし心臓が握られている感覚が取れないのです。気をぬくとギュッと潰されるのではないかと不安を感じて過ごしています。壊れたは言い過ぎかもしれません。でも二度と戻らない気がします。私はもう治らないように思います。
前回(https://anond.hatelabo.jp/20180902034231)の続きです。
続きがあります
https://anond.hatelabo.jp/20180903013101
あったと思われます。
というのも、ケンヂさんの主張はお父さんを連れて行く判断の主体こそ入れ替わっていますが、ケンヂさんがケンヂさんの身分証提示を拒否している点は共通しているためです。
しかしケンヂさんが身分証を提示しない以上、PCデポ側の選択肢としては、書類を渡す事自体を拒否するか、お父さん本人に対して本人確認を行うかのどちらかしかありません。
すると、PCデポ側がお父さんを連れて来るよう要請するのは自然な事と言いますか、書類の受け渡しに応じるにはそれ以外に選択肢がなかったと言えます。
つまり、仮にお父さんを連れてくるよう要求したのがPCデポ側であっても、その原因はケンヂさんにあります。
少し余談ですが、ケンヂさんに身分証提示の意思がなかったという見立ては、ヨッピーさんも同意見です。
なれたはずです。
しかし、身分証を提示する意思がなかったのであればノーチャンスでした。
お父さんに来てもらったのは本人確認のためなので、T部長がお父さんの身分証を求めたのは当然です。
お父さんに対して本人確認をしないのなら、来てもらう意味がそもそもありません。
ですので、T部長はケンヂさんがお父さんの身分証を持ってきていないと聞いて驚いたのではないかと思います。
半笑いで「本当に本人かどうかわからない」と言ったのも理解できます。
契約書類を受け取りに来た人に本人確認を渋られているんですから、意味不明です。
半笑いは不適切だと言われればそうなのですが、困って思わず笑いがこぼれるというのは誰しも経験があるのではないかな、と思うのです。
何度も書いていますが、契約に絡む手続きで本人確認をするのは当たり前です。
これは一般常識レベルなので、お父さんの身分証を持って来るよう事前に説明されていなかったという言い訳はおかしいです。
ただ、8/19のケンヂさんによる「身分証もいらないんですね」という確認がこれを読み解くヒントになると私は考えています。
ケンヂさんは「お父さんを連れていけば(一切の)身分証は不要」と確認したつもりだったのではないかと思います。
しかし、T部長としてはケンヂさんの身分証提示で揉めたわけですから、「お父さんを連れていけば(ケンヂさんの)身分証は不要」という話だと受け取ったのではないでしょうか。
そもそも契約に関わる手続きで、本人が行けば本人確認しなくていいなんていう道理はありませんので、T部長に確認するまでもなく、少なくとも「お父さんの身分証が不要」というつもりではなかった事は分かります。
最初にケンヂさんに身分証を持って来るよう伝えている事からも、本人確認をスキップするという選択肢は、はなからT部長にはありません。
ケンヂさんがお父さんの身分証は不要だと考えていたという推測には傍証があります。
8/20にお店に行く前、老人ホームにお父さんを迎えに行っており、なおかつそこにお父さんの身分証がある事をケンヂさんは知っていたという事です(だから店頭で揉めた後すぐ取りに行っています)。
要するに、持って行こうと思えば持って行けたわけです。
また、普通は本人確認のために身分証が必要な事も知っていたはずです(現に8/19にT部長から求められています)。
なのにお父さんの身分証を持って行かなかったのは、「聞いていなかった」のではなく「不要だと思っていた」と考えた方がしっくりきます。
ここは多分に私の想像ではありますが、そうでなかったらケンヂさんは「本人が行けば本人確認なしで書類が受け取れる」と本気で考えていたという事になりますので、相当おかしな人になってしまいます。
そんな事はないと思います。
理論上可能ではあったと思いますが、事実上あり得なかったと思われます。
そもそもケンヂさんに提示する意思がありませんでしたし、今回ヨッピーさんが確認した内容を元にすればT部長も拒否しています。
もっとも、T部長が最初にケンヂさんの身分証を求めた時点でケンヂさんが了承していれば、お父さんを連れて行く必要すらなくすんなりと話が進んだ事は想像に難くありません。
ケンヂさんが8/19のやり取りで身分証の提示を拒否した事そのものはケンヂさんの判断なので尊重すべきだと思いますが、その結果起こった事についてはきちんと責任を負うべきです。
(解約時に提示していないのは論外なので別の話です。)
まとめますと、「8/20にお父さんを連れて行く事について、誰が決めたのか」は分からないという事です。
言葉の上ではPCデポ(T部長)のようですが、なぜそうなったのかは分かりません。
今回明かされた8/19のやり取りは非常に断片的で、特に口論の内容が明らかにならない限り何とも言えないというのが正直なところです。
ちなみに、ヨッピーさんとPCデポに詳細な内容の開示を求めましたが、両方拒否されました。
まあ、私は匿名のいちツイッターユーザーなので、それは理解できます(ちなみにPCデポへ問い合わせした時は本名を出しています)。
そして、仮にお父さんを連れて行くという要求がPCデポ側のものだったとしても、そう要求するしかない状況を作ったのは、他でもない、身分証提示を拒否したケンヂさんです。
この前提を受けて記事を改めて評価すると、「前提を無視してお父さんを連れて行った事の責任をPCデポ側に押し付けている点でアンフェアである」ということになります。
そしてアンフェアな内容をもってPCデポ側を責めているため、8/20のくだりの論評部分はデマと言って差し支えないと思います。
少なくとも、公平な視点に立って書かれた論評ではありません。
8/20のくだりについてはほぼ終わっているのですが、もう少し続きます。
ヨッピーさんの記事を語るに当たって、無視できない視点があります。
「書いていない事」への評価です。
例え書いてある事が事実であったとしても、その背景・前提を省けば、正反対の印象、情報を読者に与える事ができます。
例えば、「契約書にサインした」という事実があったとしましょう。
ところが、サインした当時、窓のない2階の部屋に軟禁され、怖いお兄さんに凄まれてサインするまで3時間プレッシャーを受け続けたという背景があれば、無効だという主張は正当なものになるわけです。
同じように、「認知症のお父さんを連れて行った」という事実は強烈なインパクトをもって世間に受け入れられたわけですが、実はその背景は知られておらず、改めて確認してもきちんとは分からないわけです。
むしろPCデポが書類を渡すためには、他に選択肢がなかったのではないかとさえ思われるわけです。
しかし、背景をカットした上で「高齢者の父親を老人ホームから連れ出さなければいけなかったこと(中略)などなどがケンヂさんを硬化させてしまった原因なのかなと思っております」というヨッピーさんの論評が入る事で説得力が生まれ、世間にはこの炎上が高齢者問題として受け止められたわけです。
果たしてそれが正しいと言えるのでしょうか。
これはとても大事な事なんですが、ヨッピーさんの記事を読んで、ケンヂさんが一連のやり取りを通して一度もPCデポに対して本人証明をしていない事を読み取れた人はいたでしょうか。
ケンヂさんが一貫して自身の身分証提示を拒否していた事を読み取れた人がいたでしょうか。
T部長が正規の手続きを取ろうとする限り、あの8/20の展開は避けられなかった、避けられないようにしたのはケンヂさんだと読み取れた人がいたでしょうか。
これは正直個人攻撃になるため書くのを迷う面もあるのですが…。
記事を読んだだけでは、なんとなくお父さんのために色々手を尽くしている孝行息子という印象になるかと思います。
8/19にT部長と口論になったところは、違和感を感じた人もいるのではないかと思います。
「以前に解約した時は必要なかったのに今更なんだ」、つまり、1回目も、2回目も、本人確認なしで解約しているのです。
これは相当おかしいです。
先にも書きましたが、契約関連の事務手続きをする際は本人確認(身分証の確認)をします。
しないという選択肢はあり得ません。
なぜそのあり得ない事が起こったかと言うと、ケンヂさんが店頭で怒鳴り、暴言を吐いていたからです。
1回目の解約時に店頭で暴言を吐いた事については、ケンヂさん本人がツイートで認めています。
(ヨッピーさんはなぜか因果関係を否定し、店員さんが手続きをよく分かっていなかったのではないか、と珍説を述べていました。
サポートプランがころころ変わるからスタッフでも追いきれないという店員さんからのコメントを元にしているのですが、本人確認はプランの内容以前の、手続きにおける基本中の基本です。
あまりに店員さんを馬鹿にした発言で、ちょっと腹が立ちました。)
ちなみに、PCデポの店員さんはインカムでバックヤードとやり取りをしているので、個人の判断で本人確認をスキップしたり、10万円もの減額をしたりはできません。
2回目の解約の時は、店頭で怒鳴っているのをケンヂさんは自分で録音し、テレビ番組で公開していました。
また、前回、前々回と本人確認なしで解約したという特別扱いを元に、8/20も本人確認なしで書類を渡すよう要求を重ねています。
過去のクレームの成功体験により、さらにクレームを重ねるようになるというのはクレーマーにありがちな性向です。
ヨッピーさん記事でも、1回目に無償解約を受けたところのくだりで「「では何故無償解除に応じたのか」という疑問が残る」とありますが、本人確認なしで無償解約なんていうおかしな対応は、通常の交渉で引き出せるものではありません。
なんの事はない、店頭で怒鳴って、店員を萎縮させて勝ち取ったのです。
2回目の解約時も店頭で怒鳴り、また本人確認なしで半額引きという対応を引き出しています。
ヨッピーさんは店頭で怒鳴った事を「異議」「抗議」という言葉で表現したと主張しましたが、これらの言葉で表現できるようなクレームとはとても思えません。
少し余談になりますが、私がウォッチしている限りでは、通常の交渉でPCデポから解約金の減額対応を引き出すのは不可能に近いだろうと感じています。
それだけ、言い方は悪いですがPCデポスタッフは言い逃れする能力と言いくるめる能力が高いです(評判の悪さの一因です)。
改めて考えると、無償解約を勝ち取っている時点で「ケンヂさんは何をやったんだ」となるような案件なんですね。
PCデポの「プレミアムサービス」関連の契約に諸々の問題がある事は間違いないとして、それとケンヂさんの行動は独立して評価されるべきものです。
8/19に身分証の提示を求められて怒り出したケンヂさんの行動は端的に言って異常ですし、そのやり取りの末に交わした不完全な約束(誰の身分証が不要なのかコンセンサスが取れていない)の責任を、PCデポとT部長だけに求めるのは間違っています。
ヨッピーさんは、話がこじれた理由はT部長が話をコロコロ変えるからだ、と言いました。
しかし、詳細に追ってみると、実はそれほど変わっていません。
8/20に絡んだ件で発言を覆したのは、私の知る限り野島社長との面談が流れた時と、8/19にケンヂさんの身分証では契約書類を渡せないとした時の2回だけです。
前者はケンヂさんがメディア対応をしたと勘違いしているところでフリーライターという言葉が出た点、後者はケンヂさんが不当な要求で怒り始めた点を考慮すると、覆した事にも脈絡がないわけではありません。
本人確認の手続きについては、むしろ一貫して原則に従った正しい対応をしています。
言っている事が変わっているように見えるのは、ケンヂさんが当たり前の手続きをスキップしようとしていたからです。
背景となった出来事や情報のうち、ケンヂさんに悪い印象を与えうる要素は記事からすっぽりと抜け落ちています。
一方で、PCデポの本人確認のプロセスについてはあたかも不要であるかのような書き方をしています。
契約書類の受け取りに本人確認が必要だという、ケンヂさんが当然わきまえているべき常識については、T部長が説明していなかった、当日になっていきなり持ち出してきたとしてケンヂさんを擁護しています。
記事全体を通して、極めて強くケンヂさん寄りのバイアスがかかっています。
書いてある事実関係が間違っているのではないんです。
これでも下書きから結構カットしたのですが、優に1万字を超える長文になりました。
とりあえず、これだけの交渉をしながら、ケンヂさんが一度もPCデポに身分証明をしていないという異常事態は分かってもらえたのではないかと思います。
身分を隠して店頭で怒鳴り、自分のものですらない契約の破棄を迫るというのがまともな交渉なわけがありません。
PCデポの契約がいかに納得のいかないものであったとしても、この行為を正当化できるものではないと思います。
そして、それを受けての8/19のT部長との会話です。
ヨッピーさんは「これまで散々やり取りしてきたのに今更身分証を求めた」というような擁護をしていましたが、経緯も含めて、身分証の提示を拒否する事に一切の正当性はありません。
これだけの経緯があって、お父さんを店頭まで連れ出したのを「PCデポの要望」でまとめてしまうのは問題があると思いますし、問題がないと思うような人にはこういった問題を論じる資格はないだろうと思うわけです。
これでお話は一通り終わりですが、もうちょっとだけ続きがあります。
以下は、ヨッピーさんが私に「事実誤認がある」とツイートし、その内容が示されていないという指摘への反論です。
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※ヨッピー注
この時点での「事実誤認」というのは「独り言にて」さんの以下のツイートを指します。
“ケンヂ氏が自身の身分証の提示を拒んだせいで父親を店舗に連れて行き、かつ父親の身分証を取りに戻る流れになった”
この書き方では「父親を店舗に連れて行くはめになったのはケンヂさんが身分証の提示を断ったからだ」という風に読めますが、僕およびケンヂさんの認識では「身分証の提示を断ったのは事実だが、どちらにせよPCデポはお父さん本人ではないと書類を渡せないと言った」というのが正しいです。つまりお父さん本人を連れて来るように要請したのはPCデポであると認識してます。
更にこの辺、
“ケンヂ氏の身分証を提示すれば代理人として認めるという提案を拒否した”
”「ケンヂ氏が身分証を提示するなら父親が同行しなくても対応する」という旨の打診はあった。”
このツイートも我々の認識と違います。PCデポから上記のような提案、打診があった事はありません。ケンヂさんが言うには「では自分の身分証を出せば父親を連れて行かなくてもいいのか」と確認した所、「それでもやはり書類は本人にしか渡せない」とT部長から言われた、との事です。
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前半については、既に本文中に書いてあるのですが、T部長がお父さんを連れてくるよう求めたのは本人確認のためとしか思えないので、ケンヂさんが身分証の提示を承諾していればお父さんを連れて行く必要はなかった可能性はとても高いです。
T部長が「お父さん本人ではないと書類を渡せない」と言ったのはケンヂさんが怒って不当な要求をした後なので、初めからその態度だったとするのはおかしいです。
その内容は8/19にケンヂさんとT部長の間にあった会話で、ヨッピーさんが「知らなかった」と言った事です。
メールでのやり取りが始まった後に知った事実で、どうやってメールする前のツイートの事実誤認が指摘できるのでしょうか。
(本当に)長くなりましたが、以上です。