はてなキーワード: メインストリートとは
いつもなら最低でも40分は掛かるところ、元旦の澄んだ道をスイスイ進み、20分ちょいのドライブで到着。
8時から配布される予定だった整理券は配られておらず、Xを確認してみると、SSD福袋ですら始発で並んでいないとダメらしかった。
あまりにも道が空いているので早々に秋葉原を去り、東京駅、皇居、青山霊園、明治神宮、赤坂迎賓館へドライブ。
初めこそ、流れる都心の景色と新年を迎えた人々の様子を見ながら、日中でこれほどまでに車の少ないことなど恐らく元旦の今の時間限りだろうと思い、通り名の付いていない道へ道へ、なるべく片側1車線以下のより静かな道へと進んでいくことが楽しかった。
しかし、次第に「関係無いなー」という感情で満たされてしまった。
外車や国産高級車の停まる戸建て住宅、小ぶりなくせに家賃だけは高そうなアパートともマンションとも呼べそうな集合住宅、表参道メインストリートの、たぶん、西側の今日は異常なまでに人気がないのであろう細いブティック通り、明治神宮へ初詣する人、迎賓館の高い壁、それら東京の構成物を見る度に、俺には関係無いなぁという想いがわずかな寂しさと共に湧きあがる。
どうも財力の無さからくる卑屈さだけではないらしく、もし、とんでもない財力があったとしても、東京に家賃を納め、麻布や六本木で楽しく遊び、明治神宮へ参拝していないのではないだろうかと思ってしまう。
東京と俺の関係がないことに、何ともいえない寂しい気持ちを膨らませつつ、春日部ナンバーの車を北へ向ける。
今や、テレビアニメのヒット作というのは、ソシャゲの売り上げで自社買いしてるだけ。
ソシャゲの売り上げが下がれば、今のようなゴミアニメばかり作っているわけにはいかなくなって、少しの間はまともになるが、結局、客なんて戻ってこない。
若いアニオタさえ、十年以上前のアニメしか、まともに見る物がない中、今、まともなアニメが少し増えただけで、金払ってみる奴なんかいない。
そもそも、まともなアニメを作る知能を持ってる奴が、あの業界に残っていればの話しだが。
ゴミばっか作ってきた代償として、ゴミしか作れなくなっているのが、あの業界だから。
テレビ屋は、五十年前なら上手くいっていただけの愚民化政策をひたすら繰り返し、糞ばっかでも、業界を独占してれば、自分たちのものしか見る物がないと高を括っている。
だが、もはや、ソシャゲしか売れてないのを見ても分かる通り、愚民たちは、愚民化政策の極致として、没頭できる作業ゲーを延々と繰り返すだけの世界に入っている。
今後、十年の間に、これらの娯楽は、完全にメインストリートから放逐される。
ソシャゲさえ、売り上げが下がり続けている中で、それ以外のお荷物を抱えておく余裕などなくなるからだ。
作業ゲーを必要としている層も、いずれ、一人残らず、同人エロゲの世界に移住して、メインストリートから、人は消え去る。
性抑圧と愚民化政策の塊のようなソシャゲに夢中になっている限り、彼らの未来には、借金漬けと性犯罪者としての未来しか存在しないからだ。
俺はこれ!
https://m.youtube.com/watch?v=uQS65DOJgcw
内容としては、「メキシコで車に乗ってメインストリートから外れたところを走ってた観光客2人が、銃をもった集団に止められ、マジでビビってたら、なんかわりと友好的な感じで見逃される」というもの
俺のスペイン語力で分かる範囲だと、武装したメキシコ人たちは途中で「こいつら道に迷ってんな」みたいなことを言った後結構落ち着いて、「ノープロブレム(No pasa nada)」を連呼している
いちばん最初に車内を覗き込んだあたりでgringo(外人・アメリカ人)って単語も聞こえるんで、なんだ道に迷った外人かよ、君らに用はないぜ、安心して行きな、って感じの対応っぽい
・カルテルの構成員で、目についたらマズイものがある道なので見張っていたが、さすがに外国人も見境なしに殺すことはなく見逃してくれた
・武装した自警団で、犯罪者を止める目的で声をかけてきたが、外国人だったんでスルーした
というふた通りの解釈があるっぽい
YouTubeのコメント欄だとメキシコ人を名乗る人たちがどっちの解釈もしてるんで、どっちが正解かは謎(後者っぽい感じはする)
この動画、なにがイイって、動画の中で荒っぽいことは実際起きないし、武装集団側も終始紳士的なのに、メチャクチャ怖いし、観光客のにいちゃん2人もメチャクチャビビってて、恐怖が伝播してこっちも泣きそうになるところだよな〜〜!!
互いに友好的にコミュニケーション取ろうとしてんのにあんま会話が成り立ってない感じは、海外旅行してるときの自分を見ているようで、ウワ〜……ってなる
そしてぜってえメキシコには行かねえぞと思う
コメント欄見てても、メキシコ行ったらメインストリート以外通るな!みたいな内容がすげえ多いもん
やべーよマジ どんな国だよ
これ、なんかよく分かんないけど、かなり心動かされたんすよね
そうじゃないだろ、違うだろ!!
昔はもっとこう、ネットの世界というのはじめじめぬめぬめnumeriした黴臭い場所だった。
リアルで流行しているものについていけず、なにものでもなくなにものも持たないものたちの避難所だったはずだ。
それが今やどうだ!!? 侍魂を失ったような輩ばかりが跋扈する!!
テレビや朝目新聞の勢いは衰え、流行のものばかりがネットでもてはやされる。
流行に乗れず、みじめで、意地汚く、互いの傷を舐めあう教会みたいなネットの世界はいまどこにある?
どこにもないじゃないか!!
手軽さと簡単さと食べ応え強さと
さすが私のおかゆのテーマ曲の心のお粥師匠の篠原涼子先生だわ!
愛しさとせつなさと心強さと2023
ならぬ
手軽さと簡単さと食べ応え強さと2023
50歩100歩劣っている私とは違って2023歩先を行っているわ!
でもさ、
私思ったのここで2023とかって年号的なものを入れちゃうと、
その年を超えたあたりから急に古臭くなって時代を感じてしまうので、
手軽さと簡単さと食べ応え強さと2023にするのはあまりにも安直でありストレートであり且つ直球でもありフォーシーム、
まるでパクリだと思われかねつつ、
一気に過去感が溢れてくるじゃない。
だから私は、
手軽さと簡単さと食べ応え強さと20XXにしようかなーって
今世紀は毎年テーマこれ使えるじゃない?
でんっでんっでん
ごめんなさい、
平松愛理さんも
アースウィンドアンドファイアーさんのセプテンバー2023ってもうこれもはや、
ただの日付の発表ってなっちゃうわよね。
一番私がツボったのは、
中条きよしさんの「嘘2023」よ
これなんでも曲名の後ろに2023って付け加えるとじわじわくるから楽しそう。
ヒコロヒーさんと空目してしまいそうな勢いのヒロミゴーさんのゴールドフィンガー992023とかって、
いろいろ渋滞しているけど、
大泉逸郎さんの「孫」も「孫2023」って
調べたらもう孫20代後半じゃん!って
だから年号の具体的な年数を入れる危険性が高いことが否めないわよね。
かと言ってさ、
こればっかりは。
でも思ったのよ。
私がやってみたい鮭の究極のお粥は
生鮭をぶっ込むんじゃ無くて、
もう焼き鮭をほぐして入れた方が完成度が圧倒的に高く、
生の魚を扱うには難しいわ。
生でも一旦焼いてフレーク状にしてほぐして
お粥にぶっ込む方が魚系は上手く行くかも知れないわ美味しく食べるためにはね。
挽肉と鶏肉だけね。
それを克服すれば私の魚系は完成するわ。
でもさ、
これさ魚の下処理の特訓って事なので、
お粥メインストリートとはちょっと離れる話しの修行のことなので、
次の課題にしたいところよ。
うふふ。
鮭粥ねー
魚は難しいわ。
一旦魚はレヴェルが高いので鶏肉に目移りしてそっちの方をまず熟練度を上げた方がいいかもしれないわ。
なににしろ魚は難しいってことね。
炭酸レモンウォーラーに追いレモンプラスでレモン感アップで酸っぱすぎたわ。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
TypeScriptのことを調べているんだけど、メインストリートであるESがリリースする前の機能をTypeScriptがすでに取り込んでいているらしくてめんどくさーってなってる。
TypeScriptがトランスパイルするって書いているけどbabelも必要なんだよな?よくわからん。javascriptといううんこの上に建築物を構築していくと足場が悪いのでかなりだるい。
「みてません!解析は全身全霊でみてません!」してる人も普通に攻略情報を辿る過程で解析見てたりするよね。
解析全く見てないならどうして『根性400』とかのラインを知ってるの?って話になる。
データぶっこ抜きと露骨に分かるのは見てないと主張しても、誰かが「(データぶっこ抜きから判明した仮説を)実地検証した」という動画をカッコ書きの部分を伏せて紹介してた場合、それ見ちゃったら実際にはアウトだと思うけどどうなのって?
完全に攻略情報を遮断して手探りでやるならまあいんだけど、それでも対人戦で対戦相手を参考にすると結局その対戦相手は解析データから見えた理想値を自分なりに再現してるから、それ参考にしたら結局の所解析が一切起きなかった世界線とは違う育て方をするけどそれは?
A 解析なんてこの世界のどこにもなかった世界線と同じ育て方をするために相手の戦力も確認しない
B 対戦相手が解析データを参考にしているのか手探りでそこまで育てたのかはこちらから分からず最適解かは不明。よって参考にしてもよい
C 解析が起きなかった世界線に合わせるなんてことは主張していなくて自分が直接解析を見なければいいだけだと判断。解析データを使用してないと主張するなら他者の攻略情報も積極的に使用
D どこかでぶっこ抜きが行われた可能性がある時点でもうそのゲームは終わり。俺にとっては終わったゲームなのでもう遊ばない
どれなの?
まあこっちが言いたいのは「ゲーム界隈って解析を穢のように扱う人がいるけど、そういう人たちが何主張しても解析データがあったらそれを使う人を含んだまま界隈は構成されてくけどその辺の折り合いってつけてんの?それともあーあーあー聞こえないーなの?それとも穢れた時点でゲームをまるごと捨てるの?っていうかその辺自分に都合よくその場その場で主張を出し入れしてるようにしか見えないんだけど心に一本メインストリートは通ってるの?」って話なんだけど。
これ読んで持たざる者が似たチャレンジをするとどうなるか書いておく。
反応ありがとうございます。
きょうはラップ系が中心になりました。
5.963
何も言わずにまずは「すけるとんがーる」というおばけになった女の子の曲を聞いてください。
https://m.youtube.com/watch?v=TnAXvHySCtc
懐かしさのあるエレクトロな打ち込みと未熟な歌声の平板な歌い方が歌詞のふわふわとした足の付かなさと深遠さを見事に表していて、眠い目で電車乗りながら流れてきて歌詞に気づいたら思わず目を覚ましてしまいました。
死をテーマにして、このふわふわしたものを表現した、というのはこれまで出会ったことがなかったので衝撃でした。
ほかにも同じアルバムの「Beef or Chicken」なんかもコミック的なゆるさが上手く表現に結びついて侮れないですね。
正直、このひとたちがアイドルなのかちょっと判断付かないのですがアイドル枠で大丈夫ですよね??
それくらい表現全振り、歌唱の上手さ、楽曲の洗練さ、愛嬌はなく完成されたひとつの校庭カメラガールドライというひとつの哲学的な世界を表現することに特化されたアイドルソングです。校庭カメラガールドライ聞くと、何かを喪失していることを強く意識するのだけれどなんなんだろう。
「Josephine」(Cメロが泣く)
https://m.youtube.com/watch?v=hXSCR7vpF28
https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B07MCYF5M4/ref=tmm_fbs_msc_title_0?ie=UTF8&qid=1595083660&sr=8-3
世界観がもうおやすみホログラム。校庭カメラガールドライが完全に異世界からやって来た音楽だとしておやすみホログラムは2,3歩先の世界を歌う音楽。普通の曲なのに近未来、ポストアポカリプスを感じさせる何かがあって生々しい。
https://m.youtube.com/watch?v=UuPGNx_kzIQ&index=59&list=PLTOuQiNLOjBksY4m9VK9Rbu-xtmOs3TSc
https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B07XHNPJPC/ref=tmm_fbs_msc_title_0?ie=UTF8&qid=1595084405&sr=8-3
この流れで書いていいのだろうか……。虹のコンキスタドール。
私の知っている虹のコンキスタドールファンの女の子は、虹のコンキスタドールしか私のこと分かってくれないって言っていたのだけれど「love麺 恋味 やわめ」聞いて、モテるけど自己肯定的になれない女の子特有の自分でも分かっている面倒さがとても良く表現されていて、舌を巻きました。
ほかの曲を聞いてみるとそこまでエモさはないので言い切ることはできないけれどそういう女の子を惹きつける何かがあるのだと思う。
「love麺 恋味 やわめ」(トマト麺が歌詞に出てくる曲が今まであっただろうか?)
https://m.youtube.com/watch?v=jez8p3t0Vng
https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B078JZSPWP/ref=tmm_fbs_msc_title_0?ie=UTF8&qid=1595085506&sr=8-24
〜〜以下返信〜〜
私もいままで90年代から活動しているアーティストばかり聞いてきたので、こんなに豊潤な世界が広がっているなんて知らなかったです!
好きなアーティストが実は曲を提供していたりそういった繋がりが見つけられると嬉しいですね。
#フィロのスがないやん!
フィロソフィーのダンスさんのことですよね!
私はようやく最近たどり着いたのでまだ咀嚼中なので続きを書くうちに取り上げられたらと思います!
#音楽の楽しみ方が良い
ありがとうございます! 少しでも楽しみ方が伝わってアイドルソング好きが増えたら嬉しいですね! 正直、需要に対して供給のバランスが溢れていてもっとみんな語って欲しいのです!
#知らない分野だけに楽しい。トラバ東京女子流はアーティスト枠に移行説?(「Partition Love」とか「Limited addiction」好きだけど随分前の話しだ…)
東京女子流さんは名前聞いたことあるのに何でないのかと思ったらすべてunlimited入りでした…。新曲のPV見た感じ絶対に好きになるのに、プライムだけなんで本当に残念です。課金するかかなり悩みます。
#この流れならMELLOW MELLOWを入れよう。最新シングル「最高傑作」(これが曲名)は小西康陽、カップリングの「メインストリートは朝7時」はフィロのスの各曲を作ってる宮野弦士。
MELLOW MELLOWは聞いてます! 次の回あたりで取り上げる予定です!!!
わー、ここにもフィロのスの名前が! やっぱりおすすめ繋がりだけだと重要なところがすっぽり抜けちゃいますね。
ありがとうございます!! そういえばBBBって略すから合わないなとは思っておりました。
#この流れならフィロのス入れてほしかった。ukkaも入れよう。あとこの流れから外れるが音楽に一家言あると自称するなら代代代を聴け。
あと(桜エビ〜ず改めて)ukkaですね! 桜エビ〜ずはプライム入ってたんで聞いています。ハッピーな感じが好きです! ukkaはまだ何ででもPV見た感じ好きです!!!
代代代は昨日ようやくたどり着きました! チェックします!!!
# RYUTistいいよな。アルバムだと日本海夕日ライン、MVなら夢見る花小路、柳箱名義のともだちがいい。nuanceのタイムマジックオンリー、ゆっふぃーの君にトロピタイナ(西寺郷太)も聞こう
わー! RYUTistいいですよね! どれも大好きです!!! オススメも聞いてみます!!!
リストに入っていましたが完全に埋もれていました! しっかりチェックします!!!!
# 山瀬まみ
上にも書きましたがプライム入ってなかったのでノーチェックでした……。
# youtubeだけでなくamazon musicのリンクつけろよ そういうとこだぞ
分かりました!
このコロナ渦の中やっとお外に出られるわね!って思って遠くに行きたい県境の越境を目指しているところです。
でもこの時期は、
まったくもって
お出かけも出来ないのよね。
週末ゆっくり出掛けたいわって思いつつ、
やることも一杯なので、
私の所はというと、
まあぜんぜん1人部署なので気楽なもんだけど、
微妙にずっと出続けているという現状でもあるわ。
おかげでもう片付けるところがありません!って言うぐらい片付いちゃったし、
今度またいつ掛かってくんだよ!って心配をよそに過ごさなくちゃいけないのも、
税務署を気にしながら生きるって言うのもなんだか窮屈じゃない。
あのさ、
痛いの痛いの墾田永年私財法!!!
ってググっても0件を叩き出すようなことを趣味にしているところもあるわね。
この世の中ありふれた言葉の渦なのに、
検索ワードが0件って言うことを誇らしげに検索したことを披露する場もなく、
あれ何の話しだったっけ?と
話しのメインストリート4丁目に戻しつつ、
そうそうイライラのための頭の中で領域を支配されたくないって感じの話をしていたのよね。
だからそう考えると、
私たちが1日を過ごしている間にアフリカでは24時間も過ぎてしまうと言う
とんちでも何でも無いそんなカラクリには騙されない人になって欲しいわ。
そう考えると、
すーっと頭の中のイライラがシャワーのお湯と共に流れて行くおまじないみたいなようなものね。
それでね、
恐る恐るジップロックの袋を開けてみたら、
ほどよく塩味が付いた鶏ハムに華麗にも転身させることが出来たから、
人類が食料保存の1つとして歩んできた塩と共にその偉大さを感じつつ。
塩で保存食作る技術って侮れねーな!って美味しく仕上がった鶏ハムに舌鼓を打ちながら
ガンダムのホワイトベースのコックさんが塩が足りない!ってブチ切れて怒る理由が分かった気がするわ。
やっぱり塩は偉大なのねって
伯方の塩!って言う節で
どう考えてもその塩の偉大さはスゴいということしか無い塩対応なのよ。
うふふ。
定番のサンドイッチだけどたまに気が付いたら新発売!のシールが貼ってあるから、
いつだって新発売のことを私たちは忘れないんだから!って思ったわ。
大人になってから作るカルピスの濃さの自由自在さは大人ね!って唯一感じるところの無二ね。
濃いめで作ってみる憧れ。
一手間かけると良いことがある!って私はそれを信じているわ!
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!おー!
それはあまりにも突然のことだった。
2月末にはほぼ全部屋キャンセルとなり、稼働率は一気に一桁にまで落ち込んだ。
ただでさえ今年は雪が少なく、「パウダーの聖地」の名が泣くような状況だった。
パウダー日和と言える日は全部で1週間もなかったかもしれない。
ただホテル自体はほぼ満室で、ピークシーズンを忙しく過ごしていた。
正社員を含めた通年雇用者も有給の使用が励行され、出勤が減らされた。
3月半ばには外国人観光客は完全に消え、メインストリートのひらふ坂はゴーストタウンになった。
判断の早い会社は、3月後半の時点で正社員のリストラも敢行した。
自分がいる会社も4月に入りいよいよリストラの声が出始め、希望退職制度が始まった。
現在、ほとんどの飲食店がクローズ。またホテルもかなりの数がGWを待たずにクローズとなった。
ニセコのバブルは未知のウイルスによって弾けたのかもしれない。
これが一時的なものなのか、根本的なものなのかはまだ分からない。
ただ一つ間違いなく言えるのは、
ニセコの現在の隆盛が外国人富裕層(よくいうインバウンド)に大きく依存しているものであり
バブルが弾ける前(つまり今年の1月まで)のニセコはそれはすごい勢いだった。
開発ラッシュはまだまだ続いていて、ホテルが雨後の筍のように建っていた。
一部では供給過多の声も聞かれたが、それでも勝算があると見込んだ大手外資が開発を続け
スキー場には外国人しかいないし、ひらふ坂周辺の看板には日本語よりも英語の方が先に書かれている。
ローカルエリアとなる倶知安町の中心街もスキー場周辺で働く外国人に溢れ
田舎のはずなのに日本人と外国人がミックスされた不思議な世界が形成されていると感じた。
スキー場周辺で大金を使う外国人富裕層をビジネス的に分析していく過程で
比較的早く疑問を感じるようになった。
「このバブルはいつまで続くのか、どうやって弾けるのか、弾けた後の準備はできているのか」
その時点ではバブルはまだまだ続いていた。
初期投資こそお金がかかるものの、簡単に、びっくりするくらい利益が出る。
その状況に甘え、ハードこそ立派だがソフトが素人レベルのホテルが林立した。
1泊100万円もするペントハウス(最上階のスイートルーム)があるのに、
対応するフロントスタッフはスノボしに遊びに来ているホテル初経験の季節雇用者なんていうのは普通だ。
簡単に利益が出てしまうので経営者も厳しい目をスタッフに向けないし、スキルアップという考えも薄い。
将来的にこれは火種になるのではと思った。
こんな噂が蔓延すればニセコを避ける外国人富裕層も増えるだろう。
「雪」だ。
今年は雪が少なく、また質も非常に悪かった。
雪を楽しみに来ていた外国人季節雇用者の落胆は半端なかったと思う。
ところがこれは今年に限った話ではないらしい。
昔からニセコにいる人に聞くと10年前と比較して質が落ちてきていると。
自分はあと数年で、雪の劣化によりニセコバブルが崩壊すると予想した。
もしかしたらこれがトリガーとなって、根本的なバブル崩壊になるかもしれない。
一時的だとしても、結局は雪の劣化によってニセコのバブルは近いうちに崩壊すると思うが。
バブルが弾けた後の事を誰も考えていない。
誰もは言い過ぎかもしれないが、少なくとも、自分は近しい人とこの件で議論をした事はない。
繰り返しにはなるがバブルに甘えてしまっている、楽をしすぎていて
自分は考察を経た上でバブル崩壊に備えてこういう事をしておくべきだという答えを持っているが
周りを見る限りそのような動きをしている会社やホテルはあまり見られない。
このままバブルが崩壊したら、ニセコはかつて崩壊した日本の有名温泉街のようになるだろう。
立派でオシャレな建築物が朽ちていく様は見たくない。
今ニセコでビジネスをしている人は、このコロナをきっかけに目を覚まし
根本的な部分からビジネスを再検討してほしい。バブル崩壊に備えてほしい。
それがニセコの永続的な発展に繋がると思っている。
コロナが原因で飲食店を閉店させるのでテナントの大家さんに解約通知をしに行った時のこと。
高齢の大家さんだし電話で済ませて通知書だけポストに入れるとかにしたほうが良いかなと思って電話。
いや、今すぐにでも大丈夫なんでいつでもいいですよと伝えるも「そしたら14時に来てください」とのこと。
この時点でかなり嫌な予感はあった。
14時に伺うと、ひとまず事務所に通される。
と思いつつ、相手の正面を避けるようにソファの入口側に腰掛けようとするも、「いやいや、中央へどうぞ」と大家さんの真正面に招き入れられる。
ただ、今の世の中にとってはこの「古き良き礼儀」そのものが感染のリスクを高めている。
そのことについてどう考えているのか興味がないと言えば嘘ではなかった。
程なくしてお茶が運ばれてくるも、事務員さんも大家さんに負けず劣らずのご高齢。
お茶を運んで早々に退出するかと思うも、こちらの閉店にからめて世間話を持ちかけてきた。
自分は店にも立っているしこの閉店で従業員とも業者とも膝を突き合わせて話し込む機会が多かった。
今の所発熱はないけど、感染していないとは言い切れないし、子供が小さいのでそちらからの感染コースも十分に考えられる。
その点含めて自分も感染している可能性を否定できないし、大家さんたちも気をつけたほうがよい世代だと思うので、世の中的にも長居は避けたほうが良いと思うと提案。
ところが、もうひと押しのつもりで「日本はまだ抑えてられていますが、いつイタリアやNYのように大変なことになるかわかりませんからね」と、クロージングするつもりの言葉が思わぬ方向に。
イタリアと言えば道路のゴミが、、、NYはメインストリートとダウンタウンとの差が、、、中国の田舎に行ったときはトイレがそもそもなくて、、、
そこから30分、他国の衛生管理が如何に劣っているか、それに比べて日本の衛生意識がどれほど高いかの話しを延々と聞かされることになった。
この人達に取ってみると、コロナはテレビの中の出来事と同じなのだろう。
目の前に、自分といういつ感染しているかもわからない人間が座っていても、それ以外の要素において安心できる(普段からのやり取りもしっかりしていたのでそう思われていると思いたい)からと言って、すっかり油断しているのだ。
日々増加していく感染者数をどれだけ報道していても、自分の周りでは起こらないと信じて疑わないのだろう。
ちょっとくらい手洗いを増やした程度で感染しないのであれば、そんなウィルスはとっくに収束しているはずだ。
日本が他国に比べてどれだけ衛生管理が行き届いていたとしても、食い止めることができていないという唯一の真実に目を背けてしまうのだ。
自分の親とかを見ていても、それどころか自分と同世代の人間であっても、歳を重ねるごとに正常性バイアスは強くなる傾向にあると感じる。
幼少期がMAXだとして、思春期から減少を始め35歳くらいから再び増加し始め、70を過ぎた辺りにはすでに開き直りとも言えるレベルに達しているようなイメージだ。
結局1時間に差し掛かろうという段階で、来客があるという理由でこちらから退出を求めるまで大家さんの話は止まらなかった。
30分を超えれば感染リスクは横ばいかもしれないが、こんなやり方を続けていれば遅かれ早かれ感染してしまう。
なんとなくではあるが、この人達と会うのはこれが最後かもしれないと心のどこかで思わざるを得なかった。
少なくとも自分はその引き金にはなりたくはない。
若い世代がどれだけ感染を食い止めようと経済を止めて自粛しても、一番死に対するリスクが高い世代がこれである。
武士は食わねど高楊枝ではないが、目の前の客に対して例を欠くことのほうがこの人にとっては感染よりも怖いことなのかもしれない。(昔気質のテナント大家さんだからというのもあるだろうが。)