はてなキーワード: ピアプロとは
この文章は、タイトル通りの内容を書いてあるので、プロセカ大好きキッズは回れ右して「見なかったことにしておく」のを強くお勧めする。
一部の箇所でプロセカなどをボロクソに書いてあるので、大人でも精神が不安定な人も同様。
また、俺が10年以上住んでいる初音ミク界隈に対して警鐘を鳴らす意図で書いてあるので、多少の偏見と過激な論述も含んていることを予め承知されたし。
初音ミクが発売された2007年から、だいたい2015年あたりまでは、初音ミク界隈はとてもとても立派なものだった。
「オタクへの偏見の目」というハンデを克服し、ボーカロイド文化という礎を築いたからである。
初音ミク公式は、某巨大広告代理店とドンパチやって辛勝したり、ピアプロ・キャラクター・ライセンス関連の規定を作って「初音ミクにまつわる同人活動の模範解答」を示したりしていた。
こうして理想的なヒーローとなった公式の下で、古くからのミクファン(ミク廃)どもは、作曲したり、絵を描いたり、DIVA(リズムゲー)したりなどして、比較的平和で自由に過ごしていた。
プロジェクトセカイというスマホゲーがある。初音ミク公式のオリジナルキャラクターは6人だが、このゲームでは、追加のキャラクターが24人ぐらいいる。
それだけ多くの別キャラクターがプロセカ初期からいる訳だから、「リズムゲー」なんてのは隠れ蓑に過ぎない。
リズムゲーだったら、そんなに多くのキャラクターは不要だからだ。
「ガチャが付いた紙芝居に初音ミクらがMCしたり友情出演したりしているタイプのソシャゲ」と言った方が本質を突いている。
この、あまりにもライトなソシャゲは、初音ミク界隈だけでなく、その他他界隈のオタクや子どもの注目を浴び、2020年以降、本格的に流行り出してきた。
この勢いを借りてプロセカ民を初音ミク界隈へ流入しようと初音ミク公式は奮闘している。
そして、この努力が実りつつあるのか、初音ミク界隈にプロセカ民が大量に移住してきた。
実際、初音ミク界隈のリアルのイベントには、「痛バ」を持ったファンが近年数多く目撃されている。
「痛バ」は、初音ミク界隈の発祥ではないので、彼(女)らはプロセカ民だろうという推測ができるのである。
プロセカの公式YouTubeライブをしているときをはじめ、何らかの公式発表がなされる度に、Xでは関連ワードがトレンド入りしている。
さて、同人文化の延長線だった初音ミク界隈に、ソシャゲ社会で暮らしてきた移民と共存できるのかまで、初音ミク公式は計算に入れているのだろうか?
プロセカ的価値観とは、一言で雑に言えば「利己主義」であるが、具体的に言えば次の3点である。
プロセカでは天井までガチャれば欲しい物がとれるから、その原資であるカネはなんぼあっても良いし、ガチャ回数は多いのが至高。
缶バッジのガチャを回しまくったり、メルカリで多少高くてもポチったりしてゲットした缶バッジで揃えた痛バは、努力の結晶。
プロセカ運営の意に沿わないアカウントはBANされるから運営には無抵抗でいなければならない。リークなんてもってのほか、プロセカ民主主義人民共和国総書記の慈悲と指導なくしては生きていけない。
同人グッズなんて作ったらダメだと思い込んでいるか、そもそも作る発想すらない。(前述のとおり、一定の基準を満たせば同人グッズは作ってもよい。)
不快に感じたら即Xでお気持ち表明。論理的に記載しているはずもなく、自分の気持ちをあてもなく書き連ねており、文字通りの怪文書である。自責なんてしない。
傷をなめてもらえらば、それで良い。フォロワーが増えたら万々歳。最初から「自衛しよう」という発想もなければメタ認知も無いため、怪文書を出した後のことは考えられていない。
ここまで読んでいている人の中には、おそらく居ないとは思うが、念のため書いておく。この日記に対するお気持ち表明文は、この項目に対する論拠になるかもよ。気を付けてね☆
初音ミク界隈は汚染されスラム化しつつある。かつての高尚な文化は過去のものになりそうだ。
プロセカ的価値観をもったプロセカ民が大量に流入したためなのか?それとも、プロセカ的価値観を持った一部のプロセカ民に、初音ミク界隈全体で公式諸共「まえならえ」をしたためなのか?
どちらがより真実に近いかは全く分からない。しかし、この価値観を持った人がXのインプレゾンビ並みに多くなったのは事実である。いや、Xのインプレゾンビの方がまだカワイイかもしれない。
公式の努力の甲斐もあり、ファンの数はうなぎ登りだろう。しかし、その大半は、初音ミクを「ナウでイケてるファッション」として消費しているだけである。そこに愛はあるんか?
公式だって、歌舞伎やオーケストラ、現代アートなどのコラボレーションを進めて、「高尚な文化」アピールを頑張っているが、アピールだけではそんな価値観から変貌するはずもない。
初音ミクらの公式イベントは、こういった傾向を可視化している。
参加者側でも枚挙にいとまがないが、公式(主催者)側もグダグダしている。たぶん来場者数と売り上げしか見ていない。本当の愛はあるんか?
公式のイベントでさえ、かのようなものである。況や「同人によるイベント」をや。
ファンによるイベントも黎明期から活発行われているが、近年多くやらかしている。
ある複数の団体は前述の規定を盛大に違反した開催資金集めをしたり、別の団体では著作権ガン無視のファンメイドライブを開催したりしている。
同人グッズも「金儲けの手段」になり果てたのか、公式がOK出せる「原価」程度の価格から大きく上振れた値段を付けて開き直る針金まで昨年出てきた。
ここまで、カオスな無法地帯と化してしまった初音ミク界隈に未来はやってくるのだろうか?少なくとも同人文化が華やいでいた頃の初音ミク界隈にはもう戻れないだろう。
酷い人生だったと思う。
母は毎日酒乱の父と祖父に殴られ怒鳴られていた。祖母は大事な長男を奪った母が憎かった。
母のあとは子供が殴られた。父に蹴られた妹がサッカーボールみたいに弾んでいた。
その母も私が小学生になった頃ガンで亡くなり、私達は父と祖父と祖母に殴られ家具を壊されランドセルを捨てられ拾った仔猫を川に流され、お前たちも母親のように悪い女になって早死にする、汚い、臭い、母親そっくり、1日中怒鳴られた。
それでも時々、父親は私達姉弟を連れて遊園地や外食に出かけたりして可愛がったので、少し乱暴だけど愛情深い良いお父さんなんだと私達は信じていた。
間違っていたが、それ間違ってるよと教えてくれる人はいなかった。
小学生のころ面白がって車や重機の運転もさせられた。父親は怖くて叫ぶ私を見て喜んでいた。大人になっても夢に見る。今でも運転免許は持っていない。
家で出たゴミは車で遠くに持って行って窓からポイ捨てさせられた。公共の場所でゴミをゴミ箱に捨てると「いい子ぶるな」と叩かれるような家庭だった。
高校生のころ祖父が死に祖母が認知症になり、私が家で介護した。父は「女が学校行ってもしょうがないだろう」と言った。
数年で祖母も亡くなったが父親が働かなくなった。借金とパチンコがやめられず、私と弟がかけ持ちで働いた給料で家族を養ったが借金はかさんだ。
父は「俺がこんな風になったのはお前達のせいだ」と毎日暴れた。私達は父親が壊したタンスや割れた食器を片付けながら自分を責めた。
やがて借金に限界がきて家を手放すしか無くなり、廃人のようになっていた私は父方の叔父に引き取られた。弟と妹はいつの間にか行方不明になっていた。妹とは数年後に連絡が取れたが、弟は今もどこにいるのか分からない。
叔父は殴らなかったがギャンブル依存症で、私を低学歴の肉体労働者と呼びお金を要求した。私は断らなかった。
断るという選択肢がある、断る選択をしてもいいのだということすら知らなかった。
それに我慢していれば周囲の大人に「我慢強くて偉いね」と褒めてもらえた。褒めてもらえるのは嬉しかったのでずっと我慢した。我慢していればうまく行くはずだと思っていた。うまく行かないのは私の我慢が足りないからだと自責した。
ほとんど休みもなく働き、得たお金をほとんど父親と叔父に渡した。監禁されていた訳では無いからいつでも逃げられるのに、逃げられなかった。逃げるという選択肢も思いつかなかった。
叔父の家ではキッチンや風呂トイレなどを使うことは許されず食事も自分で調達して部屋でこっそり食べていたので、寝る場所があるという事以外はほとんどホームレスの人と同じような生活だった。
そんな生活を6年も続けた。
2013年の冬、叔父は睡眠薬を飲んで深夜の線路に横たわり、電車に潰されて死んだ。
私のスマホには直前に「もうすぐ返すよ。ごめん」というメッセージが残されていた。
叔父の死後、無一文の私は別の親類に頼み込み半年ほど部屋に転がりこませてもらい、どうにか貯金して部屋を借り一人暮らしを始めた。
この親類の強い勧めで何度か心療内科にも行ったが、自分に治療を受ける価値があるとも思えず続かなかった。
我ながらろくでもない環境で生きてきたと思うが子供の頃から救いになっているものがあった。
二次元。
家ではアニメを見れたし学校に行けば漫画も読めた。学校にはオタク趣味の教師もいて色々な漫画を読ませてくれた。同人誌を出している人もいて、イラスト原稿を描かせてもらったりもした。
スマホを持ってからはボカロにのめり込み、ピアプロに登録して初めてネットに拙い絵を載せた。コメントをもらえた時は認められたような気になって嬉しかった。
叔父の家に引き取られてしばらく経ったころ、Twitterを始めた。
自分の境遇を話す勇気は無かったので普通に仕事をして普通に生活しながらオタク活動する普通の女子に見えるように無理しながらも、同じ趣味の人と語り合うのは楽しかった。
叔父が死んで翌2014年の冬、一人暮らしの部屋で相変わらずTwitterでオタク話をしながら私はもう死ぬしかないと感じていた。
ようやく自分で働いたお金を自分のために好きに使える環境になったのに、すぐに眠れなくなり食事の味も感じず好きな漫画も辛くて読めず、絵も描けなくなった。
父親とは離れて暮らしていたが、叔父が死んでも相変わらずお金をせびられていた。一生続くんだと思った。一生逃げられない。
Twitterの楽しそうなタイムラインに楽しげにリプライしながら死にたい死にたい死にたいと声に出していた。
というツイートを見たのはそのころだった。
2015年1月、サービス開始と同時にタイムラインは刀剣乱舞の話題で埋まり、ものすごいスピードで流れていった。
あまりの勢いに「私もやってみようかな」と呟いたら、オススメ刀をプレゼンしてくれたフォロワーさんがいた。
どうせ死ぬし、最後に流行ジャンルの空気味わってみるのもいいかも、どうせ死ぬし。と思っていた。
ゲームをやってるうちに新しい刀が来た。土方歳三の刀。新選組の羽織を着てる。歳さんみたいなきっぷの良い話し方。
もう一振りの土方さんの脇差くんと出陣してみたら回想が始まった。
びっくりした。
えっ?泣いた…?
泣くの、こんな人が、元の主を思って?
びっくりした。
かわいい。いじらしい。いとおしい。
感情が爆発して何か知らんが兼さんと一緒に私も泣いてた。
わんわん泣いた。もう号泣した。
ゲーム進めて、絶対にこの刀たちを幸せにしてやるからなと思った。
5月、刀剣乱舞が初めてご当地コラボイベントをするという。茨城県。行ける距離だ。当然行った。
こういうイベントに行くのも初めて。
綺羅びやかな他の男士に比べるとスッキリした出で立ちで本丸ではのんびりした口調、公式プロフィールの解説は「…良いヤツ!」。その頃は一部のユーザーに「一般人」なんて揶揄もされてた。
コラボ先の結城市には御手杵のレプリカがあり、普段は蔵を改装した小さな施設でこじんまりと無料展示されている。今日は蔵からおろして、実際に御手杵に触れるようにしているという。会場で御手杵のコラボ酒も販売するという。何それテンションあがる。
ソワソワしながら「握手会」の列に並ぼうとしたら、コラボ酒の列から「完売です!」と声があがった。同時にあちこちで拍手が起きた。皆口々に良かった!売れた!と感激していた。
御手杵は他の男士に比べるとちょっと地味…なところもあるので、売れ残るんじゃないかと心配されてたらしい。自分も欲しいのに買えなかったけど、嬉しくなって拍手した。
年配の男性グループが「うちの槍は人気者だね」とニコニコしていた。うちの槍。いいなうちの槍。
握手会で待ってる間に他の審神者さんと仲良くなって、初めてリアル審神者仲間ができた。
なんだかフワフワしながら帰って、久しぶりに絵を描きたいなと思って、御手杵の絵を描いた。
新しい刀が本丸に来るたびに来歴を調べ、歴史と刀そのものにも興味が湧いた。博物館に行き、初めて本物の刀を見た。綺麗で美しくてびっくりした。
体験会で持った刀の重さに背筋が伸びた。色々な所に行って色々な人と話した。初めて見るものがたくさんあった。
死にたいという気持ちはまだあるが、生きてもっと色々なものを見たいという気持ちも増えた。
運転免許を持てないので、コラボや博物館や展示を見に行くのも鉄道が頼りだった。仕事でも毎日電車通勤だ。
鉄道は好きだった。カッコいいので。
電車がスピードを落として通過していく時、車輪の下でひき潰されていく叔父を想像する。
これも一生治らないのかもしれないと思っていた。
2019年、刀剣乱舞のミュージカルに御手杵が出た。2.5次元というやつ。
Twitterのタイムラインでは御手杵役の役者さんを紹介するツイートやミュのレポートが連日流れてきた。役者さんの身長・年齢・どんだけ股下が長いか・どんな演技をするか・どんだけ可愛いか……楽しそうだなと思って楽しく見ていた。
その中で何人かが役者さんの出演作で「鉄ミュ」というものをオススメしていた。
「青春鉄道」という鉄道路線擬人化漫画の2.5次元ミュージカル。とにかく見れば分かるので見てほしい!原作もとても面白いので読んで!と熱く語られていて、気になった。
原作はweb連載で、無料ですぐ読めるという。リンクも貼ってくれてる。親切。
読みました。
めちゃめちゃ面白い。
びっくりした。
サクッと読める時事ネタ、見やすくてかわいい絵柄、全然知らない路線ネタでも面白く読ませるネーム、ツッコむ時のセリフの言葉選びのセンス……そしてそこに見え隠れするキャラクター同士の深い関係性。
めちゃめちゃ面白い。びっくりした。
青春鉄道は商業連載版(鉄道ネタ)の他に原作者様が自分で出してる同人誌版(鉄道ネタ以外・キャラクターの掘り下げ話など)があるという。すごい。
読めるだけ読み尽くした私はすっかり「東海道本線」推しになっていた。
刀剣乱舞でも何度もコラボしてくれている三島の佐野美術館や静岡の久能山東照宮に行くときに欠かせない路線。お世話になっております。
これからは「推しに会うために推しに乗って行く」事になるのか。楽しそうだな。
「鉄ミュ」もDVDを購入して見た。
とんでもなかったです。
詳細は省くがとんでもなかった。
こんな舞台初めて見ました。何これ?
何を見せられたのかよく分からないけど面白かったといことは分かりました。めちゃめちゃ面白い。びっくりした。いやびっくりした。
青春鉄道には通勤で毎日使っている路線のキャラクター(かわいい)も出ている。
原作漫画を読んですっかり「青春鉄道」にはまった翌日の帰り道、いつものように駅の改札を通った。
いつもはすぐにホーム階に降りず、構内のコンビニで特急電車の通過を待って落ち着いてから降りる。
すごいスピードで近付いて来た電車が轟音でホームを通過し、弾丸のように駆け抜けていった。
あっという間に小さくなる電車を見送りながら、私は(○○線さんめっちゃ速いな。かわいいな)と考えていた。
手足も震えなかったし汗も出ていない。呼吸は落ち着いていた。
そのまま後続の各停に乗って一人暮らしの部屋に帰って、コートも脱がずベッドにつっぷしてめちゃめちゃに泣いた。
いなくなった、と思った。
あの電車が追い出してくれた。
電車と刀が。
まあなんかそんな話です。
自分の中で気持ちに整理がついただけで現実はもう手遅れかもしれない。相変わらず車は苦手だし多分一生弟とも会えないし頼れる家族もいないし明日突然死ぬかもしれない、でもほんの少しでも前を向けたっていう事実があるだけで修復できる傷もある。と思う。
自分は実は、ニコニコ動画が衰退したとはそこまで思っていない。
瞬間爆速的に100万再生まで上り詰め、最終的に400万再生とか平気で回るようになるのは、以前ではとても考えられなかった。
では所謂初期だの、ニコニコ最盛期だの言われていた時期が今と何が違うかっていうと、素人の動画が劇的に伸びないということ。
有名Pの動画が伸びるようになった一方、知名度のない投稿者はほとんど評価が付かない。
クオリティが低いかと言ったら実はそうでもない。黎明期に殿堂入りしたくだらないネタ動画よりよっぽどハイクオリティな動画が、マイリス2とかで終わっている。
そしてくだらないネタ動画の方は本当に減った。スベるからな。(代わりにVOICEROID周辺で増えた)
上位は10年以上前から活躍する有名Pがほとんどだ。全部で11ページあるはずだが、2ページ目で早速マイリスト値が10を割り始める。
本当によっぽどでない限り、新人は目を向けられることもない。こんなに夢のないこともない。
誰でもできるのが初音ミクじゃなかったのか。
当たり前のことだが、公式が関与して曲を依頼したりイベントに呼んだりするのも有名Pだけだ。
初音ミクの公式にあたるクリプトンという会社は、ピアプロコラボという公募イベントを行う。大体常に何かしら募集中といってもいい。
しかしながらそこで採用されるのも既に公式に近い所で活躍している人が多く、シンデレラが生まれることは稀だ。
そもそも初音ミクという文明が進行すればするほど、これは困難になる。
初音ミクの発売当時、黎明期から活躍するボカロPはもう活動歴13年とかになる。それ以前からバンドマンやプロの作曲家だった人もいる。
そんなベテランたちを、この前始めたばかりの人が倒せるはずがないからだ。どんどんハードルが高くなる。
それでもいいじゃんと思うかもしれない。むしろ短期的にはそっちの方がいいかもしれない。
でも人は辞める。蜂屋ななし氏が先日引退を発表したように。
人はどこかへ消える。米津玄師氏が身一つでどこかへいってしまったように。
ちゃんとバトンが渡ればいい。幸いここまでは誰かしらがバトンを拾ってきた。では10年後は?
俺はボカロPだ。上に挙げたような超有名どころではないものの、ある程度知名度はあって投稿すれば「〇〇Pの新作だ!」「流石の〇〇Pクオリティ!」と言ってもらえる。
でも後から始めた人はそれすらない。名前を覚えてすらもらえない。居場所を見つけられずに去っていく。そういう人たちを大勢見てきた。
リスナーが知名度やクオリティに惹かれて動くのは当たり前なので、ここはもう「頼むぜ公式」以外に言いようがない。
実際誰でもできる感が強いVOICEROIDの結月ゆかり※の方が、今動画数やアクティブな投稿者・リスナー数で抜かれている。(※ボイロ版の話)
誰でもできるのが初音ミクだということを、もう一度思い出させてくれ。
「スカイウォーカーの夜明け」は良い映画です。スター・ウォーズ……まこと良いものだ。ただし「カイロレン様」、テメーはダメだ。
※https://anond.hatelabo.jp/20190430234012のパロディです。
私はスター・ウォーズのエピソード7・8・9を見ました。この中でエピソード7と9は大好評でした。(個人の感想です。8はお察しください。)
そんなことより、レジスタンスの敵であるファーストオーダーの最高指導者の名前が「カイロレン様」でした。
レン君を検索するとこの黒くて赤い武器を持ったレン君が出てくるのであります。
ワタクシにとっては、まあまあひどい仕打ちでございまーす。
巻いて食えやプーさん。
結果としてディ○ニーとJJエ○ブラムスとその他もろもろは、「カイロレン様」を葬りました。
レン君(黄色い方)が不憫です。それとレン君(黄色い方)を大好きなKAITO君(青い方)も不憫です。多分。
なぜ、このような琴似駅になってしまったのでしょうか。知らん。
強いて言うなら、スタッフが適当に名前を付けたという事でしょう。yahoo!か何かで検索すれば、「カイロ」や「レン」の名前を持つものは沢山出てきたでしょうに、それらを無視して敵の最高指導者にエジプトの首都と黄色いツンツンヘアーの奴の名前をつけたために、このような喜劇を起こしてシマウマした。多分。
敵の最高指導者なので最後に死ぬというオチはエピソード7の頃から予測できました。カイロレン様は色々と悪い事を働いたのでとっとと○ぬべきでした。
ですが、これは「遠い昔か未来、どっかの銀河系で……」の話なのですから、もう少し地球人っぽくない名前を付けるべきでした。
それではクリプトンは落ち度0かというと、0です。
鏡音レンという世界中で絶大な人気を誇る(個人の感想です)バーチャルシンガーが在りながらD社はカイロレン様をぶっ○したので、私たちはスターキラー基地のビームを喰らったような悲しみと悲しみと悲しみに暮れております。
これはファンにとって中程度のショックです。アパマンショックと同程度の「カイロレンショック」だと自負しております。
なぜ鏡音レン様は殺されなければならなかったのでしょうか。
エピソード7・8・9を全部同じ監督にしようとは思わなかったのでしょうか。
私たちは、カイロとレンを禁止しなければいけないような所から生まれてきたのでしょうか。
10年前の私は、少ないお小遣いの殆どをアニメグッズの収集に使い、短い青春期間の殆どをSNSに費やしていた。当時流行っていたのはVOCALOID。私もその流行に乗って、かろうじて苦手ではなかったイラストを武器にピアプロに載せ、にゃっぽんでボカロクラスタとの交流を深めた。スカチャでくだらないことを語り合った。ツイッターで非公式RTをした。100人以上のネットユーザーと年賀状交換をした。自分でもかなり、痛いヲタクだったと思う。
自分の描いたイラストを評価してもらって、動画の一部に使ってもらうのはとても嬉しかった。いつかは有名Pに依頼してもらって動画を作りたいと思っていた。
でもどうしても絵は上手くならなかった。描く絵はほとんど背中に手を隠した真正面のバストアップで、構図なんてものはない。挑戦だってしなかった。それじゃあ上手くならないのは当たり前だ。
そのうちに歳をとって、恥ずかしさを覚え始めた。ノリでスカチャをしたり、下手な絵のメイキングを作ってみたり、そういうことが「痛い」ことだと思い、出来なくなってしまった。
結局私は絵を描くことをやめた。SNSで不特定多数の人と交流するやり方もわからなくなってしまった。
なぜ私はキモヲタになれなかったのだろうと今でも思っている。好きなことについて仲間と語り合って楽しく生きていたあのころの自分がとても羨ましいと思っている。
ところでユニティちゃんライセンスの条文を斜め読みしてきたが、パンツ禁止とかどこに書いてあんの?
そもそも公式が背景画で後ろ後方から見上げるケツ覗き見構図やってんだけど。
「公序良俗に反する行為や目的のために利用しないこと」「キャラクターの名誉・品位を傷つけないこと」の条文のことを指してるなら、こんなもんキャラクター関連のライセンス条文なら必ず書いてあることで、これが馬鹿正直に守られているケースなんて見たことないんだけど。同様の条文があるピアプロライセンス下にあるクリプトン系ボカロキャラのエロ絵がどんだけあると思ってる?
前に曲作る側で少しピアプロやってたけど逃げた。
なんかユーザーの遊びでやってんじゃないんだよ感がひしひしと伝わってきて怖かった。
あそこが廃れたとしてもそれはそれで別の問題だと思う。
またもやボーカロイドの流行り廃りが話題だと聞いて。(例:http://anond.hatelabo.jp/20150707133957)
ボカロ周辺の二次創作に少なからず貢献してきた「ピアプロ」だけれども、最近は存在感が薄れてきた気がする。
「気がする」だけでは説得力が無いので、定量的データとして、ピアプロでクリプトンの6ボカロ(ミク、リン、レン、ルカ、メイコ、カイト)のタグが付けられた作品数の推移を、半年単位で纏めてみた。
長いので結論だけ先に書くと、「ピアプロの投稿作品数は、ミク以外は先細りになりつつあり、特にイラストの頭打ち傾向が強い」。
年月日 | 初音ミク | 鏡音リン | 鏡音レン | 巡音ルカ | MEIKO | KAITO |
---|---|---|---|---|---|---|
20100513 | 20608 | 5822 | 4013 | 3617 | 1071 | 1958 |
20101117 | 25633 | 6889 | 4739 | 4852 | 1243 | 2232 |
20110517 | 31390 | 8054 | 5649 | 6089 | 1434 | 2577 |
20111117 | 36710 | 9222 | 6458 | 7015 | 1549 | 2821 |
20120519 | 40806 | 10038 | 7076 | 7666 | 1609 | 2954 |
20121119 | 44435 | 10822 | 7549 | 8159 | 1709 | 3084 |
20130519 | 47645 | 11405 | 8025 | 8530 | 1773 | 3404 |
20131119 | 50253 | 11931 | 8241 | 8781 | 1781 | 3628 |
20140519 | 53492 | 12340 | 8446 | 9082 | 1942 | 3896 |
20141119 | 56210 | 12601 | 8540 | 9238 | 2084 | 4076 |
20150519 | 58323 | 12775 | 8704 | 9485 | 2177 | 4243 |
やはりミクが圧倒的に多い。2位はリンで、3位は元はレンだったが、2010年後半にはルカに抜かされてゐる。
しかし、これを「前回集計からの(半年間での)増加数」で見てみると、残念ながらどのキャラもゆっくりと減ってきてゐて、特にリン・レン・ルカが4年半で1/5以下まで減ってゐる。
年月日 | 初音ミク | 鏡音リン | 鏡音レン | 巡音ルカ | MEIKO | KAITO |
---|---|---|---|---|---|---|
20101117 | +5025 | +1067 | +726 | +1235 | +172 | +274 |
20110517 | +5757 | +1165 | +910 | +1237 | +191 | +345 |
20111117 | +5320 | +1168 | +809 | +926 | +115 | +244 |
20120519 | +4096 | +816 | +618 | +651 | +60 | +133 |
20121119 | +3629 | +784 | +473 | +493 | +100 | +130 |
20130519 | +3210 | +583 | +476 | +371 | +64 | +320 |
20131119 | +2608 | +526 | +216 | +251 | +8 | +224 |
20140519 | +3239 | +409 | +205 | +301 | +161 | +268 |
20141119 | +2718 | +261 | +94 | +156 | +142 | +180 |
20150519 | +2113 | +174 | +164 | +247 | +93 | +167 |
特にメイコは、半年で8作品しか増えなかった期間(2013年後半)があるほど。ただ、その次の半年間で急増したのは、V3が発売されたから(カイトが2013年前半で急増したのも同じ理由)と思はれる。
ミクの音楽作品は、2015年前半でも1日に10作品以上のペースで投稿があり、流石の強さ。
次にイラストだが、明らかに音楽よりも頭打ち傾向がはっきり出てゐる。
年月日 | 初音ミク | 鏡音リン | 鏡音レン | 巡音ルカ | MEIKO | KAITO |
---|---|---|---|---|---|---|
20090517 | 47124 | 25857 | 25248 | 5420 | 9517 | 23706 |
20091117 | 61189 | 32958 | 31119 | 9014 | 11063 | 27321 |
20100513 | 75643 | 40272 | 37649 | 12779 | 12342 | 31775 |
20101117 | 90431 | 47148 | 43773 | 16020 | 14077 | 35913 |
20110517 | 101659 | 52304 | 48027 | 18682 | 15070 | 38592 |
20111117 | 110859 | 55758 | 50656 | 20131 | 15768 | 39999 |
20120519 | 119715 | 59163 | 53218 | 21492 | 16119 | 40963 |
20121119 | 125159 | 60967 | 54469 | 22224 | 16433 | 41270 |
20130519 | 130368 | 62232 | 55349 | 22631 | 16580 | 41862 |
20131119 | 135349 | 63216 | 55911 | 23237 | 17056 | 42471 |
20140519 | 138522 | 63545 | 56227 | 23357 | 17026 | 42544 |
20141119 | 141433 | 63998 | 56406 | 23421 | 17221 | 42608 |
20150519 | 143311 | 64067 | 56413 | 23490 | 17277 | 42745 |
ここでもミクは圧倒的強さだが、他のキャラの2014年に入ってからの伸びなさが尋常でない。
半年ごとの増加数で見てみると更に頭打ち傾向が際立ち、なんとメイコは減ってゐる期間(2014年前半)があるほど。この期間はメイコV3の発売日(2014年2月)を含むのに、この結果はあんまりな気がする。
年月日 | 初音ミク | 鏡音リン | 鏡音レン | 巡音ルカ | MEIKO | KAITO |
---|---|---|---|---|---|---|
20091117 | +14065 | +7101 | +5871 | +3594 | +1546 | +3615 |
20100513 | +14454 | +7314 | +6530 | +3765 | +1279 | +4454 |
20101117 | +14788 | +6876 | +6124 | +3241 | +1735 | +4138 |
20110517 | +11228 | +5156 | +4254 | +2662 | +993 | +2679 |
20111117 | +9200 | +3454 | +2629 | +1449 | +698 | +1407 |
20120519 | +8856 | +3405 | +2562 | +1361 | +351 | +964 |
20121119 | +5444 | +1804 | +1251 | +732 | +314 | +307 |
20130519 | +5209 | +1265 | +880 | +407 | +147 | +592 |
20131119 | +4981 | +984 | +562 | +606 | +476 | +609 |
20140519 | +3173 | +329 | +316 | +120 | -30 | +73 |
20141119 | +2911 | +453 | +179 | +64 | +195 | +64 |
20150519 | +1878 | +69 | +7 | +69 | +56 | +137 |
のどれかの筈だけれども、「アカウントごと削除」の影響が大きい気がする。これは定量的データは無いけれども、お気に入りの作品がごっそり消えたことや、フォロー中の投稿者がいつの間にか消えたことが何度もあるので、そんな気がしてゐる。
どうして作品やアカウントを消すのかは、私は消さないタイプなので想像しかできないけれども、
なんて理由なのかもしれない。
因みにピアプロの規約では、消される前にダウンロードした作品は、その時に付与されてゐたライセンスのままで使へるので、そこは安心できる。(http://piapro.jp/user_agreement/ 第11条の7)
去年のマジカルミライでも「ピアプロによる創作の連鎖」が誇らしげに展示してあったが、最近の実態として新規作品がどんどん減ってきて、存在感が薄らいでゐる。(実は今回の集計方法だと新規投稿數と削除数を区別できないので、増加数が0に近くても新規投稿數が100とか200とか、もっと多い可能性はある。同じだけの削除数があるといふ悲しい想定だけど。どちらにしろピアプロに現存する作品数が頭打ち傾向なのは間違ひ無い)
最近のピアプロは、作品がそこそこ増えてきたが故に、逆に作品が埋もれやすくなって、利用率(「使わせてもらいました」が付く率)が下がり、わざわざ手間を掛けてピアプロに投稿する旨味が減ってきて、新規作品が増えない、といふ悪循環に陥ってゐるのかもしれない。
その他にも、TwitterやSoundCloudで気軽にイラストや音楽の作品を披露できる環境が広まったので、そこで満足してピアプロへの投稿まで辿り着かないのもあると思ふ。ピアプロからの働きかけとして、企業とのコラボでの作品募集は多いが、それはやはり商業分野であって、ユーザー同士が勝手に盛り上がれる雰囲気が薄まった風に感じる。
私みたいな絵を描けない奴にとっては、動画を作るときにピアプロのイラストは本当に有難い存在なので、クリプトンには頑張ってピアプロを盛り上げて欲しい。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150211/k10015379371000.html
(ブコメ:http://b.hatena.ne.jp/entry/www3.nhk.or.jp/news/html/20150211/k10015379371000.html)
保護期間70年は来るだろうなと思っていたがまさか非親告罪も飲むとは…交渉とはなんだったのか。政府のふがいなさは置いといてここでは二次創作の話をしたい。
TPPにより非親告罪化が現実になってきても、出版社や作者があまり具体的な行動をとってこなかったのは残念だった。
特に出版社。作家では赤松さんや冲方丁さんなど問題意識をもって活動されていた方はいたが、個人の力には限界がある。報道もされにくい。
さすがにこのニュースがきたなら焦り出すだろう。むしろ焦らなかったとしたら、もうそんな文化は潰れてしまったほうがいいのではないか。二次創作文化を保護する気なんてなかったということだ。
とはいえ自分は二次創作に関してはそこまで心配していない。むしろこの機会にライセンスが整備され、安心して二次創作活動ができるようになるはずだし、そう期待する。既に実績もある。
同人関係の事件が話題になるたび、もう牧歌的な時代ではなくなってしまった、版元も二次創作者も「黙認」にあぐらをかきすぎてるのではないか、と自分としては思う。
コミケがこれだけ巨大化し、ネットでの二次創作活動も活発になったいま、同人誌即売会という限られた場で少数頒布されることを前提に「黙認」する、いわゆる「同人」の慣例はもはや限界に近付いていると思う。この機会に黙認からライセンスをベースとした明示的な許諾に踏み出すべきだと考えている。
既にいくつかの作品は二次創作のガイドラインを出しているし、東方は同人流通であれば緩いガイドラインを示していて、それも人気に貢献している。初音ミクなどボカロはクリプトン社の先例もあって、ほとんどのキャラにガイドラインがある。
自分がボカロ絵を主に描いてるのはこの理由もあって、ほとんどのキャラにガイドラインがあり、さらにクリプトンのキャラならピアプロ・キャラクター・ライセンス(PCL)により、完全に合法に二次創作ができるからだ。
http://piapro.jp/license/pcl/summary(2012年にはクリエイティブ・コモンズも採用してデュアルライセンスになった)
まずガイドラインを作成し、次にライセンスを整備するだけだ。ライセンスは法律も考えなければならず簡単ではないが、無理な話でもない。
初音ミクほどの規模で、クリプトンほどの小さな会社でもやっていけていることだ。ほかの巨大出版社ができないとは言わせない。
ネットでのファンアートの数・コミケのサークル数は元作品人気のバロメーターになりつつあるが、非親告罪化されればライセンスがない作品の二次創作をする人は激減するだろう(しなかったら怖い)。即売会もリスクを恐れてライセンスのない作品はNGにしていく。
二次創作人気が元作品への人気にもつながっている今、版元には死活問題だ。
大人向け以外でも、例えば娘が描いたプリキュアの絵をネットにあげて、それが通報されてしまったらさすがにかわいそうだという意見が広がるだろう。
いままでは「黙認」が一番楽だからとあぐらをかいていた権利者も、ようやく重い腰を上げざるを得なくなるはず。
「うちのキャラは非営利ならOKです!安心してイラストをアップしてね!」というのが宣伝文句になる。どこかの先進的な版元が1つやればあとは一気に流れていくのではないかと見ている。
というわけでネットのファンアートや、全年齢向け同人に関してはライセンスによる許諾が広がるのではないかと考えている。
今回の調整案も「営利目的などの場合の著作権侵害を原則、「非親告罪」とする方向」だし、もし全面的に非親告罪化されて本当にコミケやファンアートが壊滅状態に陥った場合、ここでライセンスを出せば独占できるし評判がうなぎのぼりだからやらない手はないと思うのだが…楽観的すぎ?
ライセンスを出しても許可しない部分は当然ある。物好きなとこ以外は18禁:エログロはライセンスに含めないだろうし、そもそもライセンスを出さない方針のとこもある。即売会で営利と呼べるまで稼いでいるのはだいたいエロなので、二重に問題になってくるところ。
ここが問題になるけど、二次創作は認めない、あるいはエロはNGと判断した作者を尊重せず、無理やり二次創作するのは果たしてどうなのってとこからまず考える必要はある。
(作者よりも偉そうにしていて、二次創作できて当然と思っている同人ゴロをたびたび目にするのも、現状の同人に不信感を持っている要因の一つ。権利者の意向は基本絶対です)
ただそこまで堅苦しくなってほしくもないので、パロディ・フェアユース条項が同時に整備されることを望む。
フェアユースって裁判で判断されるものだから、訴訟大国ではない日本でどうするかってのはある。エロ同人はフェアユースだとして裁判する人はいないだろう。
長文になってしまった。
もちろん非親告罪化しなければそれが一番だが、もしなってしまってもただ絶望しているわけにはいかない。
現にガイドラインやライセンスを出してる作品があるわけだから即売会が完全消滅するわけでもない。(東方、ボカロ、赤松作品とあと少数、しかないコミケを見てみたい気はするw)
各自できることをやればいい。自分はライセンス推進派なので、自分のオリジナル作品(まだないけど)にはCCライセンスをつけるつもりだし、プログラムも書いているが公開するプログラムにはきちんとライセンスをつけている。
ただ嘆いているだけじゃ始まらない。
http://anond.hatelabo.jp/20140627103229
その理屈なら初音ミクの前にMEIKOがニコニコで人気になってないとおかしい
ニコニコがボーカロイドを人気にしたんじゃなく、初音ミクが人気になったから芋づる式に他のボーカロイドも知られるようになっただけ
「初音ミクはニコニコが無かったら人気が出なかった」というのはニコ厨の思い上がりでしかない
初音ミクの人気が出た理由は昔のボーカロイドと比べて声が自然で可愛かったこと
使ったことないから憶測でしかないけどソフトウェアの操作性も上がっているかもしれない
あと下らないけど、すごく重要なのがパッケージの絵がキレイで未来的で可愛かったこと (MEIKOの最初のパッケージを見たことある?)
たった一枚の絵だし、本当に下らないと思うかもしれないが、絵はすごく重要
絵がキレイなだけで人気が出てるソシャゲやラノベ等はたくさんある
ミクが生まれたときにたまたま作品の発表がしやすかった場所がニコニコだったというだけ
ニコニコに比べりゃまだマシだ。
さっきの文章を書いていて自分で何が言いたいのかよく分からなかったんだけど
結局、ニコニコが初音ミクを歌い手と同列に語られるような存在にしてしまってたり
初音ミクのオンラインかるたゲーム「ミクミクかるた」をリリースしました。
http://mikumikuplay.com/karuta/
個人で開発して、開発期間は3週間くらいです。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm22964822
リリースしたものの過疎ってるので、増田で宣伝をさせてくださいなと!
「ミクミクかるた」はブラウザで簡単に遊べるオンラインかるたゲームです。ゲームのルールは簡単で、ボカロ曲が流れたら、歌詞の先頭文字の札をクリックするだけです。「みっくみ~くにし~てあげる♪」と流れたら「み」の札を取ります。かるたの札の読み上げの代わりにボカロ曲が流れるというシステムです。オンライン対戦することも出来ます。ボカロ好きな人たちが集まって遊べる場になればと思っています!
ゲームで使わせて頂いた曲はpiapro(ピアプロ)でお借りしました。改めて素晴らしい曲がたくさんあることを知り感動しました。このゲームによって素晴らしい曲が、より多くの人に聴かれることを願っています。
実はこのゲームの開発者である私もボカロPをちょびっとやっています。私の場合、曲を作ってニコニコ動画にアップしても2日も経てば再生数の伸びが止まってしまいます。毎日すごい数の曲がアップされている為、すぐに埋もれてしまうのでしょう。私の曲は大したことがないのでいいのですが、中にはすごく良い曲でも再生数が少ないものが多々見られます。このゲームによって埋もれている隠れた名曲に、光を当てられたらと思っています!
以前、「ミクミクすごろく」というオンラインすごろくゲーム(http://mikumikuplay.com/sugoroku/)を作り、ユーザーがイラストと文章を作ることによってゲームコンテンツを拡張していくことが出来るCGG(Consumer Generated Game)の仕組みを作りました。CGGはブログなどでおなじみのCGM(Consumer Generated Media)のゲーム版に当たります。
今回開発した「ミクミクかるた」では、開発作業をニコニコ生放送で配信していました。すると視聴者の方がゲームの機能やデザインについてのアイデアをコメントしてくれました。コメントしてくれたアイデアのほとんどを採用しています。言わば、生放送駆動開発(Live Driven Development)と言えるのではないでしょうか?まぁ、これは悪乗りですが・・・。
最近流行している開発手法としてテスト駆動開発(Test Driven Developement→略してTDD)というものがあります。TDDをするとテストしやすいインターフェースやモジュール設計が出来るようになりますが、この生放送駆動開発すると、ユーザーが望んでいる設計が出来るのではないかと思います。新たな開発手法を発見することが出来ました。
■特徴一覧
・ニコニコ動画等で埋もれてしまっている隠れた名曲に光を当てるシステム
以前ネトゲが1000時間だの2000時間だのをあっという間に吸い尽くす極悪の娯楽として挙げられていましたが、
ニコニコ動画やpixiv、ピアプロの隆盛で一気に認知されることとなった「創作行為」も凄まじい勢いで人生有限の可処分時間を吸い取っていきます。
以下に理由を挙げていきます。
趣味で創作をすると言っても、ネット全盛の今の時代。少しは他人に評価されたいと思うでしょう。
作った作品を全て非公開にしているような人は希少種です。
そんなわけで、人の評価を得ること=人との競争です。
梅田望夫がかつて語った「高速道路効果」は今でも顕在で、プロは勿論、素人アマと競うことですら、今は前提とされるスキルレベルの平均が上がりすぎています。
pixivで高校生・大学生ユーザーが商業ラノベ絵クラスの絵をホイホイ描いているのがいい例です。
彼らはアマですが、ド素人が彼らのレベルまで追いつこうとするとそれこそ500時間や1000時間では効かないくらいのスキル鍛錬投資を求められます(時間的な意味でも金銭的な意味でも)
初音ミクで楽曲を作ろうにも、2007年頃のニコ動初期とは比較にならないクラスまで初音ミク曲のレベルも上がっており、当然視聴ユーザーの耳も肥えまくってるのでまともに聴いてくれる人を確保しようと思えばこれまた途方もない長い鍛錬の日々の始まりです。
とにもかくにも、今ネット上やコミケでまともに戦えるレベルまで創作趣味のスキルを鍛えようとすると、半端なネトゲが泣いて謝る感じの時間投資が必要です。
しかも、一定時間プレイしていれば誰でも強プレイヤーになれるネトゲとは違い、創作趣味は2000時間鍛えようが3000時間鍛えようが、伸びない人はあまり伸びません。それが恐ろしい。
飲み込みの早い人は1000時間でレベル80くらいになるのが、向いてない人だと5000時間投資してもまだレベル40とかです。
長い修行の末、ようやく戦えるレベルまでスキルが上がったとしましょう。ですが、ここからがようやくスタート地点なのです。
ニコ動やpixivの人気ユーザーは多産でもあります。つまり、彼らがそれだけ創作に限りなく時間を割いているということです。
「ネトゲは遊びじゃない」という名言がFF11あたりで生まれましたが、上記サイトのトップユーザーのクオリティの高い多産ぶりを見るに「創作は遊びじゃない」と言えるでしょう。
そんな彼らに少しでも追いつこう、ましてや競おうとするなら、それはもう、一定スキル獲得後も終わりのない新作制作に休日を全て投げ込む勢いを求められるということです。
別にそんなハイレベルユーザーと戦わなくていい。自分の好きにやっていたらいい……そう思われる方もいるでしょう。
自分の好きに創作するのも、これまた時間を取られるのです。既に一定程度スキルが上がった状態では、自分の好きに作ったとしても、自分が納得のいくレベルまで作品の質を高めるのに時間がかなり吸われていきます。
初音ミクでの作曲はどうか知りませんが、絵を描く場合ですと、まともに線画整えて綺麗に塗って…と普通レベルの完成作を求めた場合、20~30時間は最低でも必要です。こだわりだすと100時間は普通に越えます。
ド素人の頃からのスキル獲得の修行に1000~2000時間近くかかり、さらにそこから自分の好きなものを描くのに一作ごとに100時間……。怖いですね。
資格がどれだけ取れるでしょうか。
副業してたらどれだけ稼げることでしょう。
ネトゲでは一度レベルが上がれば1ヶ月放置しててもそのままですが、創作趣味の場合は違います。1ヶ月ほっとけば目に見えてスキルは落ちます。
つまり、特に表現したいものがない状態でも、何かしら継続して描く・書く・作曲する……等していなければ、あっという間にこれまで苦労して身に付けた能力はなくなります。
これは実際キツいです。ネトゲの方がまだ救いがあります。廃人を脱して社会復帰した後、ふと以前のセーブデータを呼び起こしてもレベルも装備もそのままで再開出来るのですから。
苦痛を伴いながらも、毎日、あるいは毎週、スキル維持のための時間を捻出しなければなりません。「創作」以外の趣味に手を出すことに恐怖を覚える頃です。(一日中ゲームをするなど)
そんな感じで、ネトゲの次にというか…ネトゲ並というか…ネトゲ以上というか…創作は恐ろしい趣味です。
健全で文化的なはてなユーザーの皆さんにおかれましては、くれぐれもこのような破滅的な趣味に手を出さないようお願い申し上げたい。
実際、趣味というのは「消費」してるのが一番です。
http://anond.hatelabo.jp/20110707195830
英語圏向けにボーカロイド情報を提供するサイトの中でも古株だといわれているVocaloidism。そこにもミクノポリス、というかアニメ・エキスポのボーカロイド関連イベント全体の感想が掲載されていた。といってもこれまで紹介してきたような堅苦しいものではなく、本当に只のファンによる率直な感想の羅列。率直過ぎると言ってもいいかもしれない。とりあえず、Vocaloidismの中の人がダニー・チュー嫌いなのはよく分かる。
urlは以下の通り。
http://www.vocaloidism.com/2011/07/16/the-vocaloid-experience-at-anime-expo-2011/
+++++以下勝手翻訳+++++
2011年のアニメ・エキスポ[AX]が終わり、僕らの胃袋はスシとポッキーでいっぱいになり、そしてそれぞれが済むタイムゾーンへの帰還までの間に飛行機の遅れにも慣れ、今年の4日間のイベントを自然に振り返ることができるようになった。AX2011は、間違いなくボーカロイドに関するあらゆるものの体験場だったと言わなきゃならない。編集者とblogのフォロワーがイベントについて何を語るべきと考えているのか、一休みした後で目を通してほしい。
自動車だ! トヨタがカローラミク・プロジェクトの公式画像をきらびやかに描いた異なる2台のミクノポリス・カローラを持ち込んでいた。正確に言えば[2台の車を]2組用意し、1組をフロントエントランスに、もう1組をミクノポリス・コンサート会場の外に置いていた(もう1組の画像はカローラ・ミクの記事をご覧あれ)。
http://s557.photobucket.com/albums/ss19/awsplus/?action=view¤t=MikuCarLeft2.jpg
http://www.vocaloidism.com/2011/07/14/corolla-miku-roundup-2/
僕は午前中のほとんどを4日分の入場券をゲットするための行列、それとミクノポリスのチケット用行列に並んで過ごした。幸運にも、そして大いに驚いたことに、コンベンションで購入できるいくつかの座席がまだ残っており、僕ら4人組の中でチケットを持っていなかった最後の一人もそれを手に入れることができた。午前8時から午前11時近くまで時間がかかったけどね。随分疲れたよ。SeyrenLK(有名なミクパ[ママ、感謝祭動画の間違いか?]コンサートをアップした人)も2日目の行列待ちビデオで同じ経験をしたようだ。
http://www.youtube.com/watch?v=rXslHQ0EdCs
2時半、僕はミク・キーノート会場に向かった。ダニー・チューが奇妙な、そして正直言って子供じみたキャッチフレーズ「Miku-san magi tenshi」つまり「ミクさんマジ天使」をコールし始めた。LAは天使の町だからって理由なんだけど、僕にはその馬鹿馬鹿しさを正当化する理由には思えなかったな。クリプトンの伊藤社長がそこにいて、ボーカロイド史と短いKarenT及びピアプロの概要を含んだ彼らの製品に関するビジネスモデル方法論について、僕らのために短期集中講座を開催した。Itoh-san[伊藤さん]は同日上市したばかりの新しいビジネスモデルの大きな一部、Mikubook.comを公開した。伊藤はそれを、ボーカロイドに関連した新しい作品につながる新たな方法だと説明した。まだ「超初期ベータ版」(アルファ版?)だそうだけど、できるだけ多くの人が参加しデータを追加してほしいと勧めていた。またミク・カンファレンスでミク英語版についていくつかの情報が出るだろうとも言及していた。この告知のせいで僕はラスト・エグザイルのプレミア上映を見逃すことになった。その後で質疑応答が行われたんだけど、僕は次のパネルの行列に間に合わなくなりそうだったので残ることができなかった。その次のパネルってのは……
MikuMikuDanceワークショップだ。行列は正気とは思えないほど長く、会場に入るまで永遠とも思えるほどの時間を要した。そうなったのはミク・キーノートが1時間も時間オーバーしたうえ、彼らが基調講演者のための翻訳者を用意していなかったから。おまけに[ワークショップの]始まった時間が遅かったため、僕はNirgilisコンサート(それ自体はとてもよかった)の為に早く出て行かなきゃならなかった。でも見ただけの価値はあった。主な講演者はこの業界で最良のMMD-P(MMD製作者)2人、せっぺん[ママ、せっけんPの間違いか]とブラザーP。ブラザーがそこに座っていると聞いた時、僕の顎は床まで落っこちた。ブラザーのmelody.exe動画は僕をボーカロイド狂にした最大の理由だ。彼らはソフトに含まれている紹介動画全部(もちろん字幕付き)や第7回MMD杯告知動画を含んだMMDの紹介を行い、英語圏のMMDユーザーに対して誰でも締め切りまでに[MMD杯に]投稿してほしいと促し、そのうえでプログラム自体の基本とどうやって入手するかに話を進めた。そこで僕は席を離れなければならなかったため、ミクのHeart Shooterのためにブラザーが作った新しいMMD-PVを見損ねた。ユーチューブの動画を教えてくれた良き友人たちに感謝。
http://www.youtube.com/watch?v=9wwSpHZk2uY
ZANEEDSがクラブ・ノキアでオール・エイジ・ダンスをやってた時……僕は寝てた。その日のイベントで疲れ切っていたせいでこのダンスは僕の瞼の向こう側を静かに通り過ぎていってしまった。Nirgilisコンサートの際にクラブ・ノキアを見た限りではダンス向きの素晴らしい舞台だったが、撮影及び食べ物に関するナチスのようなルールと3ドルのポップコーン及び8ドルのビールはいくらかムードの邪魔になったんじゃないかな。僕の友人、RemiliaScarletは実際に見に行ってすっかり楽しんできてた。後でZANEEDSが話したところによれば、これはアメリカで行った彼らの最初のDJギグであり、とても楽しかったそうだ。
ミク・カンファレンスはもしかしたら1日目のミク・キーノートより混雑していたかも。またもダニー・チューがあの馬鹿げたキャッチフレーズを唱えていた。Koboyashi-san[ママ、小林さんの間違い]は自分がミクノポリスのスタッフであり、そこで英語版ミクの試作品による歌があることを明かした。新しいKAITOアペンドのデモもあり、オリジナルよりずっと簡単にKaikoの声を作れることも知らされた。KAITOアペンドを米国で売り出すつもりはあるかとの問いに対する回答は、「怖い質問ですねえ」だった。でもKAITO英語版を期待することはできそうだ。なぜなら彼[KAITOの音声データ提供者]はアメリカン・ジャズを学んでおり、英語が流暢だから。悲しいことに前日に起きた失態を避けるためパネルは短時間で打ち切られ、この件に関する質問はできなかった。CV04に関する質問は諦めるしかなかった。
カンファレンス直前に行われたボーカロイド・コスプレ会合はVocaloidism的視点で言えば完全に失敗だった。僕らの一人は……不意打ちを食らい目の前にいるiNSaNiTY[海外PであるDoofusの曲]のKaitoコスプレに全く気づかなかった! ともかく僕はどうにかKAITOコスプレ写真の一部としてそれを撮影することができた。できれば沢山のコスプレ写真をフォーラムにまとめたい。準備できたらすぐリンクするよ。
もちろんこの夜最大の呼び物はミクノポリスだった。僕らが中に入るため半時間ほど行列している時には、少なくとも3台の放送用車両がシアターの外にいた。僕はずっと右側の席、NND[ニコニコ動画}のために撮影するクレーンカメラから1セクションだけ離れたところに座った。クレーンカメラは随分低いところまで下がってきてたよ! ボーカロイド曲のアコースティックおよびジャズ演奏が響いている間に僕らは席につき、そしてあのうっとうしいダニー・チューがまた出てきて人々に「Miku magi tenshi」と3回言わせようと試み、結局会場を暖めるためにDANCEROIDを持ち出すことになった。2人の少女はFirst Kiss! とルカルカ★ナイトフィーバーに合わせいい仕事をしてのけたが、彼女らのステージにおける本当のハイライトはLOL -lots of laugh-にあわせたサプライズ・ダンスと、あ、そうそうダニー・チューが彼女らの新しいDVDを紹介する埋め草もあったな。それから着席が終わるまでいくつかのBGMが続き、ミクはカメラ嫌いだから撮影しないでねっていう公演前の声明があったよ!
あらゆるすげーものが解き放たれる前のキャンペーンを始めたカローラミクのCMから、公演は始まった。Project Diva desuが始まると熱狂は目に見えるようになり、そしてワールドイズマインが続いた。安部潤の隣に座っていた新たな弦楽器部門はバンドへの素晴らしい追加になっていたけど、僕には弦楽器が多すぎるように感じられた。半分に減らしてもそこから必要な力強さを引き出すことはできたんじゃないかな。ケミカルライトはリズムに合わせてはためき、20列目以降と2階席の全員は立ち上がって曲ごとに喝采していた。12種類あった新しいコスチュームごとに歓声はさらに大きくなった。最後は声をそろえてアンコールを叫ぶのにも疲れのどを嗄らしていたにもかかわらず、誰もが自分の意見を述べ、そして実際に彼女は戻ってきて、さらに愛言葉とハジメテノオトを含む3曲を歌った。それは決して忘れられない体験だった。僕の描写がイベント全体をほとんど取り上げていないことには気づいているけど、でも僕は他にも色々話したがっている多くのコンサートに参加したVocaloidism関係者のためにも短くまとめたかったんだ。
ボーカロイド・ファン現象……は酷い落胆をもたらした。あの東方の霊夢コスプレをしたヤツが誰なのか、彼がボーカロイド関連で一般的に何をしたのか僕は知らないんだが、2つの点は明らかだ。1. 誰もがヤツが女の子だと騙されていた。罠王国における罠の中の罠に嵌っている状態だ。2. これは公式パネルじゃなく、一人の人間の見解に過ぎなかった。僕は30秒と残らずに立ち去った。実際にこのパネルに残り、何があったのか僕に話してくれる人はいるかい?
僕はその後でしばしホールを歩き、ミクノポリスのブースを再び通り過ぎた時、ハチとWowakaがサインしているのに気づいた。不幸なことにタイミングが悪く、彼らは仕事を終えて荷物をまとめる2分前だったうえに、僕は彼らのためのペンも持ち合わせていなかった。Vocaloidism関係者の何人かはどうにかサインをもらえたようだ。ラッキーだよな。
それはそれとして、Mirai no Neiro:未来の音色はコンベンションの中で圧倒的に得るところのあったパネルだった。この3時間のパネルは驚くべきことに行列すらほとんどなく、入場するためバッジをスキャンする入り口のところで籤さえ配っていた。Mirai no Neiroがアニメ・エキスポで開催されるのはどうやら2回目。去年はもっと短かったそうで、従って彼らはまず同じことをやった。ミク、リン、及びレンのレイヤーが現れ、キャラたちが「今日ここで開かれている技術会議に挑戦する」場面を演じていた。後に知ったところによれば彼らは実際はその場にいたコンベンション参加者で、キャラとして脚本を演じるように頼まれたのだという。彼らは脚本にかなりたくさんの疑問を持っているように思えた。それはそれとして、そこにいたのは僕が見た中で最も華やかなリンだった
パネルの前半は何人からのアーティストと作曲家による様々なPVの上映、及びアニメ・エキスポのファンに対する彼らのメッセージの紹介だった。中にはインターネットのどこにもまだ投稿されていないワールドプレミア動画、例えばまさたかPのデビュー作であるストロボナイツのMMD-PV[ママ、ストロボラストの間違い]、かごめPの国際的に安全なinnocent girl(社会人が巨大なパンダのぬいぐるみになっている、そう、これなら問題ない)、さらに完成していない悪の娘/召使とワールドイズマインのアニメ版(後者はある意味卑猥だった)などがあった。
http://www.youtube.com/watch?v=ri-M9O6h1pg
後半はゲストのボカロPたち、PENGUINS PROJECT、すんzりヴぇrP、そしてZANEEDS(piperP[ママ、パイパンPの間違い])が紹介された。皆アメリカ向けに紹介する新しいワールドプレミア動画を持ってきていた。それぞれガラパゴス(リツカ客演)、退屈なボウリング、そして社会主義/社会主義★だーりんっだ。どれも聴衆から大きな反応を引き起こしていた。時には愉快に爆笑しながら、でも誰もが称賛と伴に作品の真価を認めていた。もう一人のサプライズゲストはアーティスト・アレイ[アニメ・エキスポ内の同人誌即売会場]にブースを持っているアーティストでパネルのイントロ動画を描いた女性だが、とても恥ずかしがりやで顔は見せなかったな。最後にボーカロイドエンジンそのものの製作者がサプライズゲストとしてYAMAHAからやって来て、どのようにエンジンが機能するかをその場で実演し、おまけにSweetAnnにハッピーバースデーを歌わせていた。パネルの中でも一番楽しかった場面で、多分もっと多くのボカロPをゲストに招いたうえで来年も見てみたいと思ったよ。僕は自分のインプットカードにSamfreeとDeco*27の名前を入れたから、他の連中も同じことをしていれば彼らは来年招待されるんじゃないかな。わかんないけど。
http://www.youtube.com/watch?v=t4EH535hR8g
http://www.youtube.com/watch?v=jM2d5rW42Mo
全体として素晴らしい体験で、参加したことに満足している。コンベンションにおけるダニー・チューの存在は称賛より損害に値すると思うけど、ボーカロイドファンの関心を惹きつける沢山のものがあって、全部ひっくるめて余分な2日間を過ごすことができた。展示ホールとアーティスト・アレイのばかでかさにも触れなかったな。これらの時間をまた思い出すとしよう。世界中のボーカロイドファンには、僕らの愛する業界がますます盛況を迎えていることを知ってもらい、安眠してほしいね。
+++++勝手翻訳終了+++++
http://anond.hatelabo.jp/20110707195830
初音ミクLAライブ、外国人感想その2「再生の約束」フリーダム訳
http://anond.hatelabo.jp/20110708223459
初音ミクLAライブ、外国人感想その3「ミクノポリスのボカレタリアートたちよ、団結せよ!」
http://anond.hatelabo.jp/20110709211718
初音ミクLAライブ、外国人感想その4「仮想の歌姫:初音ミクの人気と未来の音色」
http://anond.hatelabo.jp/20110710234300
初音ミクLAライブ、外国人感想その5「オレはAXには行ってないけど、まあとにかく……」
http://anond.hatelabo.jp/20110711212701
初音ミクLAライブ、外国人感想その6「ミクノポリス:7月のクリスマスと世界征服」
http://anond.hatelabo.jp/20110712205546
初音ミクLAライブ、外国人感想その7「AX11:ミクノポリスの印象」
http://anond.hatelabo.jp/20110713211501
初音ミクLAライブ、外国人感想その8「ミクノポリス:コンサート・リポート」
http://anond.hatelabo.jp/20110714210122
初音ミクLAライブ、外国人感想その9「アニメ・エキスポ:初音ミク」
http://anond.hatelabo.jp/20110715222900
初音ミクLAライブ、外国人感想その10「アニメ・エキスポ2011(抄訳)」
http://anond.hatelabo.jp/20110716194029
初音ミクLAライブ、外国人感想その11「世界は彼女のもの:初音ミクはいかにして全てを変えたのか」
http://anond.hatelabo.jp/20110717201147
初音ミクLAライブ、外国人感想その13「ミク:日本のヴァーチャル・アイドルとメディア・プラットフォーム」
http://anond.hatelabo.jp/20110707195830
今回はアニメ・エキスポ関連サイト、INSIDE AXに載っていたエントリーを紹介する。サイトがサイトだけにミクノポリスだけでなくアニメ・エキスポ全体に目配りしている、というかむしろミクノポリスよりその前に開かれた2つのパネル、「ミク・キーノート」と「ミク・カンファレンス」に関する記述の方がずっと長い。パネルの内容に関心がある人には参考となるだろう。また、コンサートで席の位置が残念だった人の感想という意味でも興味深い。
urlは以下の通り。
http://inside.anime-expo.org/ax-scoop/2011-07/ax11-mikunopolis-impressions/
ヴァーチャル・アイドル初音ミクは今年、ロサンゼルスのアニメ・エキスポ[AX]2011で米国デビューを果たした。私たちAX関係者も多くの皆さん同様、彼女がノキア・シアターで演奏を行い、彼女の製作者であるクリプトン・フューチャー・メディアとボーカロイド楽曲Pの小林オニキスがパネルを主催するという話に興奮した。私は前に初音ミクの歌う曲を少しだけ聴いたことがあったが、決して特別な印象は受けなかった。でも、ミク・キーノートとカンファレンスを聞いた結果、当初考えていたよりも多くのものをこのヴァーチャル・アイドルに見いだしたことに私は心地よい驚きを覚えた。
[アニメ・エキスポ]初日、クリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之社長と福岡俊弘(Tokyo Kawaii Magazine編集長)が主催するミク・キーノートが開かれた。伊藤はまずクリプトン・フューチャー・メディアの簡単な概要を説明し、Tokyo Kawaii Magazineが作った初音ミクとハローキティのコラボレーション(ミクキティ)を含むミクに関する少しばかりの告知を行った。ボーカロイド作品の歴史も簡単に論じられ、なぜソフトウエアのためにキャラが導入されたかも説明された。おそらくパネルで最も面白かったのは、ボーカロイド曲制作者の公式コミュニティーであるウェブサイト・ピアプロを巡る議論だろう。利用者は音楽をアップロードでき、しばしば音楽業界外部の様々な企業、例えばファッションブランドなどとコラボレートしている。伊藤は、ミクの人気がボーカロイド曲の作り手及び絵画や音楽ビデオなどの制作を助ける献身的なアーティストによって駆り立てられていると明かした。感染力のあるミク曲のビデオは、ミク人気の中心的役割を果たしている。初音ミクの製作者[伊藤社長]は多大な努力を払ってファンが何を必要としているかに耳を傾けており、ボーカロイド曲をリコメンドするMikubook(7月1日から始まったが、現時点ではベータ版である)という新たなサービスの開始も発表した。利用者はフェイスブックやツイッターからログインできる(ざっとサイトを見たけどとても素晴らしい! 今も文章をタイプしながらそのサイトの曲を聞いている)。伊藤はまた同じ声優[歌手の間違いか]を使った多数のデータベースを持つKaitoアペンドの計画も明らかにした。最後に、ボーカロイド・ソフト初音ミクを使いたいと望んでいる人のため、クリプトン・メディアの素晴らしい人々が英語版作成に力を注いでいる。伊藤はクリプトンの将来の目標は他の言語へ拡大することだと指摘した。
ボーカロイドのファンはアニメ・エキスポ2011で、1つではなく2つのパネルを味わうことができた! 2日目に開かれた2番目のパネルは、小林オニキスとクリプトン・フューチャー・メディアのマーケティング・ディレクター佐々木渉が参加したミク・カンファレンスだった。2人は小林がどうやって彼のヒットソング、サイハテを制作したのかと、初音ミク英語版に対する人々の関心度合いについて話した。佐々木は、ミク英語版で英語ボーカロイドソフトの品質を高めるためより多くの音素パターンを録音していること、及びもし販売が好調なら将来はアペンドソフトの追加も考慮することを明らかにした。一つ明らかになった特に興味深い事実は、ボーカロイドソフトには性別の設定はなく、企業の作ったキャラが女性だと認識されているに過ぎない点だ[つまり初音ミクは実は男の娘かもしれないってことですね、わかりたくないです]。
2日目はまたミク・コンサートの日でもあった。言うまでもなくノキア・シアターは取り囲む長蛇の列でいっぱいになり、ダニー・チューの紹介が始まってもなお人々は入場中だった。わけてもケミカルライトはあらゆる場所で見かけた。ミクノポリスのセットリストは、その大半が日本の39sコンサートと同じだった。ただリンとレンのペアは1曲だけ。残念ながら私は遥か左側、巨大なスクリーンの真下にある一階席に座ることになった。ミクが見えたのは彼女がずっと左に寄った時だけで、彼女が右側へ行くと姿が消えてしまった。中央か、おそらくはそこから少し外れたところに座った人は、ミクを見る最高の視点を得られただろう。私はミクを見るためテレビスクリーンに頼らざるを得なかった(おかげで首が痛くなった)。テレビスクリーンが常に100%、ミクに焦点を合わせられた訳ではなかったのは残念だった(でも映像に焦点を合わせるのがとても難しかったのは理解できる)。ありがたいことに弦楽器とバンドによる素晴らしいライブの眺めは堪能できた。音楽は最高で、演奏もよかった。ミクに遅れずについていった演奏家たちには当然ながら拍手を送りたい。端的に言えば、1時間15分のコンサートはファンとイベント主催者の協力によって活力と興奮に満ちたものになった。簡単には忘れられないコンサートになったのは間違いない。
ボーカロイドに満ち溢れた2日間の体験を終え、バーチャル・アイドルのミクについての認識と理解をもたらした祝宴の後、私は午前3時にベッドに倒れ伏した。驚くべき量のコンサート計画、及びボーカロイド作品と連携したクリプトン・フューチャー・メディアと他の企業による多大な努力が、ミクの米国デビューを成功に導いた。ミクがまたいつか訪れることを期待しよう!
http://anond.hatelabo.jp/20110707195830
初音ミクLAライブ、外国人感想その2「再生の約束」フリーダム訳
http://anond.hatelabo.jp/20110708223459
初音ミクLAライブ、外国人感想その3「ミクノポリスのボカレタリアートたちよ、団結せよ!」
http://anond.hatelabo.jp/20110709211718
初音ミクLAライブ、外国人感想その4「仮想の歌姫:初音ミクの人気と未来の音色」
http://anond.hatelabo.jp/20110710234300
初音ミクLAライブ、外国人感想その5「オレはAXには行ってないけど、まあとにかく……」
http://anond.hatelabo.jp/20110711212701
初音ミクLAライブ、外国人感想その6「ミクノポリス:7月のクリスマスと世界征服」
http://anond.hatelabo.jp/20110712205546
初音ミクLAライブ、外国人感想その8「ミクノポリス:コンサート・リポート」
http://anond.hatelabo.jp/20110714210122
初音ミクLAライブ、外国人感想その9「アニメ・エキスポ:初音ミク」
http://anond.hatelabo.jp/20110715222900
初音ミクLAライブ、外国人感想その10「アニメ・エキスポ2011(抄訳)」
http://anond.hatelabo.jp/20110716194029
初音ミクLAライブ、外国人感想その11「世界は彼女のもの:初音ミクはいかにして全てを変えたのか」
http://anond.hatelabo.jp/20110717201147
初音ミクLAライブ、外国人感想その12「アニメ・エキスポ2011でのボーカロイド体験」
http://anond.hatelabo.jp/20110719031316
初音ミクLAライブ、外国人感想その13「ミク:日本のヴァーチャル・アイドルとメディア・プラットフォーム」
Togetter - 「ニコニコの歌ってみたは『ハイエナに近い』とボカロPが発言。その発言への反応から見えてくる歌ってみた界隈の問題点」
http://b.hatena.ne.jp/entry/togetter.com/li/82444
Ohnuma Sound Lab. blog 年の瀬・歌い手・ボカロ界隈・これからの活動
http://komonodfkdfk.blog19.fc2.com/blog-entry-16.html
http://b.hatena.ne.jp/entry/komonodfkdfk.blog19.fc2.com/blog-entry-16.html
Ohnuma Sound Lab. blog 【追記1】前回の日記についての補足・お詫び・コメント返信など
http://komonodfkdfk.blog19.fc2.com/blog-entry-17.html
http://b.hatena.ne.jp/entry/komonodfkdfk.blog19.fc2.com/blog-entry-17.html
発言者である大福Pは著作権等法律の問題を主張しているわけではないので、今回の増田では法律面に関する発言は一切しない。
彼の主張は
ボーカロイドを用いて作曲したものをニコニコ動画に投稿している人の総称。立場上は作曲者
ニコニコ動画の一ジャンルを形成する、言ってしまえばカラオケを投稿したようなもの。立場上は演奏者。JASRACとの包括契約により、二次創作は認可されているため、歌ってみた界隈は著作権問題をある程度回避している。
投稿者が作品の中身を1ミリも知らない作品に初見で声をアフレコするというもの。立場上は演奏者であり、ミリしらをする人をミリしらーと呼ぶ。アニメや音楽などのアフレコに使われていたが、今ではもっぱら「歌ってみた(特にボカロ曲)」ジャンルで使われる。
分かる人は分かると思うが、「ミリしら」とは方便である。最低でも一度以上、作品を鑑賞することは間違いない。初見で声を音楽に合わせて入れるというのは並大抵の人間ができることではなく、事前に何度も聞き、メロディーラインの重なりを避け、コード進行に合わせた新しいメロディーラインを構築し、リズムにある程度合わせた歌詞の選出、推敲をしているのは疑いない。
元の曲の歌詞を変えたアレンジで、ミリしらよりは原曲に近い。(私の観測範囲内の話)主に「あにま」という歌い手がしているようである。
Togetterまとめからいくつか抜粋する。(大福P=dfk_ohnuma)
ピアプロで改変不可って書いてあった曲でミリしらやった馬鹿がいたのか。正直ミリしらなんて作詞・作曲者への冒涜だから無くなるべき風潮なんだよね。「おまえの歌詞・メロディなんてイラネ 曲の知名度だけもらってくわ」って事なんだから。ゴミ屑の発想。dfk_ohnuma
曲データでモラル低下というと、ミリしらとか新しい歌ってみたを新曲と言ってしまう等のマナーがなっていないという話のことですか?znc
来年はボカロと歌ってみたがきっちり区別されるようになるといいな。あと、界隈の人数が減ってもいいからもうちょっとまともな人の割合が増えるといいな。「ボカロが盛り上がるのは歌い手のおかげ!」とか言ってるような奴が全員死んだらいいな。dfk_ohnuma
これ以降ブログに主張が移る。
「改変不可」の曲でミリしらを行った人がいたという事実は問題外だが、ここでは割愛する。
要は「マナーがなってない」ということである。それを人数が多いことと結びつけ、質の向上を図るために界隈の人数が減ればいいのに、というなんとも大学生はバカが増えすぎたからFラン潰せよというどっかで聞いたことのあるような主張である。ただし、今回は「マナーが悪いやつ」という偏差値以上に曖昧な基準ではあるが。
話がそれるが、当然「マナー(が悪い|がなってない|を違反している)」というのは誤用である。マナーというのは言い換えれば主体的な配慮であり、それを他者に「守れよ」と押し付けるのは間違いである。この場合はルール(相互が有利になるような取り決め)が望ましい。
話を戻して、歌ってみた界隈の聞き手は、彼のブログから引用すれば
「ボカロが栄えているのは歌ってみたのおかげ!もっと歌い手に感謝するべき!」
「ボカロ曲は人が歌って初めて完成すると思っている」
などという主張をしているようである。こういう盲目な信徒というのはクローズドなコミュニティであればどこにでも沸いてくるウジのようなもので、潰しても潰してもキリがない。
彼らは「歌い手に感謝するべき」というように作曲者に敬意を求めていることがわかる。一方大福Pもマナーを求めていることからわかるように、これは「敬意が足りないvs敬意が足りない」という、宗教戦争である。
大福Pにとって、「敬意ある行動」とは、「歌ってみたりする場合、本当にいい歌詞、いいメロディだと思うなら、それを尊重するはず」というスタンスで、芸術的に見れば保守的な位置にあり、ミリしら、アナザーは作曲者を冒涜したもので「ハイエナシリーズ」にすればいいんじゃないの、というこのようだ。
先の都条例でも同様だが、創作者は「自由」の名のもとで表現をする。ここに留意する必要がある。
たとえ「そんな懐で大丈夫か」と金を積まれようと、「一番いい○○みたいな作品を頼む」と制限をつけられようと、すべての表現は常に解放されているのが原則。
「こんなの○○じゃない」とか「金積んだんだから俺の望むモノ作れよ」とかいう主張も、自由が担保されていなければできない旨の発言である。
一次創作物から二次創作物へは、原材料を加工し、加工物を作る工程に似ている。その二次創作から三次、n次と派生するケースもある。これらは基本的にもとの創作物のカタチを「ある一定」は保持しており、影響がないということはまずない。それは音楽、思想、文章、すべてにおいてで。
ニコニコ動画は視聴者、コメント、マイリストの数がつくため、価値が付加される。歌ってみたという二次創作から歌われた一次創作の動画が評価されるケースもままある(今回の火種の原因の一つ)
また、作曲者と演奏者、聞き手は持ちつ持たれつの間柄であり、どれが一番偉いというものではない。「作ってやってる」「見てやってる」「演奏してやってる」「ホールを貸してやってる」というのは他者を従属的に捉えた主体的な意見であり、それは表現、立場の優劣に寄与することもない。芸術とはそこに参加するすべての構成員に平等な立場を与え、すべてをフラットにする。指揮者は演奏団体を纏めるから、演奏家より偉いというわけではない。誤解されがちだが、経営者と労働者の関係がイーブンであるように、指揮者と演奏家もまた、イーブンな関係にある。そこに作曲者が加わっても、聴衆が加わっても、地主が加わっても、その関係は崩れない。
そして表現されたすべての芸術品も平等である。真贋を、洋の東西を、場を問わず。優劣を感じるのは、表現の埒外である。評論家が何かの作品を優劣付けて評定しようともだ。そしてすべての芸術家もまた、その優劣をつける本能に苦しめられるのである。大概、中身が薄い、質が低下したなどと主張する。
とにかく、一次創作と二次創作の間に、表現上の優劣はないということである。創作者の間でも、もちろんのこと。
ここで、敬意を払うということは、その作品を大事に扱う、ということとする。「大事に」とは、もとの表現者の意向に従う、ということにしよう。極めて主観的だが、敬意とはそういうものだ。
敬意を払うということは、それに肯定的な評価をくだす、正の価値があるということでもある。ありがたやありがたや、ということで、「有難み」というように、めったにないこと、価値の高い、ということである。
正の価値がある、大事に扱うということは、人間の所産であるが、芸術以前の行動である。価値、敬意というのは芸術に含まれない。それらはたとえ定量的に計られようと芸術に寄与することはない。「リスペクト」して創られようとその作品に敬意があるというのは「思い込み」である。
創作以前に、二次創作者は一次創作者の創作物を引用する。引用することに優劣はない。しかし、ここに敬意が入ると話が違ってくる。
敬意が入る場合、往々にして一次創作者>二次創作者という大小関係が生まれる。芸術では対等関係にあろうと、人間の間に序列が生まれる。創作物との間柄にもそれは用いられ、もっぱら二次創作者は立場が下になる。だから、芸術内でも引用したものは上になり、引用して創られたものは下と「見做される」
「配慮」は、自分の立場があなたより下だという意思表示である。あなたに敬意があります、という意思表示である。有難い機会ですということだ。
だから、「マナーを守れ」「配慮しろ」というのは「大事に扱え」というのと同義であり、大事に扱ったとしても、そう見えなければ「大事に扱ってない」と思われる。
そしてそれはけして守る必要がないものの、ときに強制されるものだ。
だからこそ、撤回こそしたものの、大福Pはいっとき「音痴」にまで言及し、「大事に扱ってない」という判断を下したのである。
だからこそ、今も「メロディーラインや歌詞を変えること」は「作品を大事にしていない=敬意を払ってない」という解釈をしているのだ。
推敲後、追加予定。
しかし、大福Pは表現の枠内に押しこみ、自分基準のマナーを創作物の中身まで相手に強いている。
品位ある行動は各人努めたいものだ。
ネットで無断転載やら、著作権やらの話を、少し思うことがあったので、増田ってみます。
僕は、ニコニコ動画に駄作ながらも2,30曲のオリジナル曲を投稿してる。
初音ミクに歌わせて、画像はピアプロから使用OKなものを選んで、作者に連絡許可をもらっている。
他には、小説サイトで公開したり、取った写真をアップしたり、ブログに2,3時間かけた記事をアップしたりもしている。
でも、ニコニコ動画とかで、動画を見たりすることはあまりない。友人に、このオリジナルいいよ、と言われた時に見るぐらい。
どっちかというと、CDを買ったり借りたりするほうが多い。
小説もオンライン小説やケータイ小説はほとんど読まず、実際に買うほうが多い。
ネット上ではどっちかといえば、作り手側よりだと思うけれど、僕は自分の作品に関しては、全部無断転載、してもらって構わないと思ってる。
勝手にどっかのブログにアップされようが、勝手に記事にされようが、そういうものだという感覚で、何かを作ってる。
無断転載は、ダメだという認識が広まっている。するしないは別として、ダメなんだろうなぁという考えは浸透してきているのではないかと思う。
でも、僕の意見としては、ネット上にあるものはもう少し緩い縛りでいいのではないかと思う。
というか、作り手側にそういう認識を持つ人が増えてきてもいいように思う。
ネットでは、コピーを規制するより、コピーをするほうが簡単だ。だったら、許可してしまえばいいと思う。
例でいえば、ツイッターの公式RTが、良い例であり、良い仕組みだと思う。
公式RT以前から非公式のRTはあったし、面白いつぶやきをみんなに広めたいという意識は止められるものではない。
そこで、公式RTができた。転載元が一発でわかり、改変も無く、後からの訂正もしやすい。
ネット上にこういう仕組みを作る方が早いし簡単だし効率もいいと思う。
つぶやきを公式RTするなという人は、今はまだ少数派だと思う。これからもそこまで増えない気もする。
なぜなら、ツイッターは公式RTというものがあるということをみんなが知っているし、そういう環境もできてきた。
また非公式RTは数を減らしてきたし、公式RTという使いやすい転載機能はもう浸透しきっている。
この案を例にして、無断転載を容認、そういう事が普通、という考えや仕組みを作る事が次の発展に必要なのではないか。
そうすれば、作り手の意識も変わっていくだろうし、楽しむ側の意識も作り手に近づいて行くように思う。
いささか極論、暴論のようだけど、そこまで悪い考えじゃないと思う。
どう?