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2013-05-08

村上春樹の新刊、「田崎つくる」のAmazonレビューをみていて思うこと

amazonレビューで、多崎つくるのレビューを、ほとんど疑いもなく星5つで記載し、圧倒的な「参考にならない」の評価をくらっているしがないレビュアーです。

ちなみに、今日2013/5/8現在、335人中101人が星5つの評価を加え、星4つの高い評価をつけた人を加えると、335人中182人の半数以上の人が星4つ以上をつけているにも関わらず、現在「最も参考になったカスタマレビュー」は、ドリーなる人物の書いた「孤独サラリーマンイカ臭妄想小説」という星1つのレビューで、9825人中、9502人が「参考になった」というボタンを押しています

ちなみに星1つの評価のレビューは、323人中、51人しかないにもかかわらず、この評価は圧倒的です。

感覚的にいえば、全体における星の数の比率に、各評価の中で「最も参考になった」というというレビューが、最終的に漸近していきそうなものですが、このドリーなる人物のレビューは、ある種ゴシップ的な面白さが加わり、NAVERとかはてブあたりから迂回してやってきた方々の支援もあったのだろうと邪推しつつ、圧倒的な支持を得、10000近くの人たちに「参考になった」とフォローされているわけですが、その内容は、読めば読むほど気持ちの悪いレビューで、村上春樹とりまマーケティング悲惨さを痛感するとともに、あらためて日本人文盲具合と、教養のなさと、その教養のなさをひけらかす露悪主義をみせつけられるようでした。

はいえ。

これも、ドリーなる人物の文章が悪いのかというとそういうのではありません。こういう気持ちの悪い文章は、本来放っておかれれば、そのまま情報の闇に葬りさられるだけであり、問題なのは、こういう情報を引っ張ってきて、「うーん、これはすごい」「面白い」と言っている人々の側に、前述した無教養さの礼賛であるとか、露悪主義のようなものがあるように思うのです。

それで、私は、この駄文が、そもそも情報の闇に葬りされること請け合いなのにもかかわらず、下記の数点の視点に絞って、村上評価およびその周辺のマーケティングの問題について論じたいと考えています

1.村上春樹の今回の新作の、アマゾンレビューにおける、公平な評価の基準軸(いったい星いくつが適切なのか?)

2.「村上春樹が嫌い」というヤツは、実は「村上春樹」よりも「村上春樹ファンのことが嫌い」という事実

3.村上春樹を100万部売ろうとするマーケティングの問題(そもそもこれエンターテイメント小説じゃないんですけど)

この3点についてです。

■1.村上春樹の今回の新作の、アマゾンレビューにおける、公平な評価の基準軸(いったい星いくつが適切なのか?)

まず、結論から断じて言いますが「多崎つくる」のamazonレビューを、現在日本文学における主要作品(村上龍山田詠美阿部和重平野啓一郎川上・・・などなど)と比較して星をつけるとするならば、星は5つ以外は考えられません。これらの作家の代表作と比較しても、時代的な価値、作品の主題、文体などにおいて「劣っている」という評価をしようがないからです。

もちろん、小説物語には個人的な共感を読み手の原動力にするという性質上、どうしても「共感できない」という人がいるのは確かなことです。しかしながら、そういう個人的な側面を度外視し、「文学」というジャンルにおいて、日本という国の文化歴史的に補足、説明する資料として、たとえば、文学作品ピックアップするのだとすれば、本作は1Q84までとはいかないにしても、近年日本代表クラスしかいいようがないからです。

2013年日本という国で出版された歴史的に淘汰を免れる文学作品をあげなさいといわれて、今年、これ以上に素晴らしい「文学作品」が登場するかどうか、私は甚だ疑問です。平野啓一郎の新刊がでればその可能性があるでしょうが、少なくとも、それ以外の作家には期待できません。

abさんご?無理です。

田中慎弥もっと無理です。

そういう意味において、本作は星5つ以外の評価はありえないと私は思うのです。

しいて別の視点で評価するならば、村上春樹作品全体を相対的に評価するということもできるかもしれません。これについて言えば、私の評価は、星5つに限りなくちかいものの、もしかしたら星4つをつけるかも、くらいのところです。人によっては3つという人もいるかもしれません。それはあくまでも村上春樹作品における相対評価です。

本作は、次につながる長編小説のための助走のような小説です。伏線の回収(村上春樹本人ならば、伏線の回収ではなく、全体を微細に描き切っていないと言いそうですが)、それが十分でないことがその理由です。

しかしながら、これが作品の評価を不当に低くするかというと別問題です。短編小説というのは、その行間物語前後や背景を滲ませ、読者に共感の余地を残すものです。これは本作が、短編小説的な位置づけにあるということを示唆しているのであって、村上春樹が手を抜いているわけではないのです。星を1つ減らす理由があるとすれば、「もう少しだけ短くてもよかった」という点でしょうか。短編小説というには、少し長すぎました。

本作は、あくまでも「短編」であり(この人の場合は、もはや「短編小説」がこの長さになってしまうだけ)、あえていくつかのプロットを読者に委ねたのです。これは、文学を読む側のリテラシーの問題です。趣味(つまり好み)の問題ではなく、読む側の技術(読解力)の問題です。

というわけで、個人的な村上春樹の読者として星をつけるならば4つもあり得るかもしれませんが、文学に全方位的に公正な評価をつけるのならば、星5つ以外にはないということをご理解いただけるでしょうか。

もし、理解できないのならば、村上春樹を読む前に、夏目漱石森鴎外と谷崎と太宰と三島大江健三郎と諸々読み直すべきでしょう。

それが嫌なら、伊坂幸太郎でも読んでればいいと思います稚拙な、読解力を十分に満足させるだけの文章にはなっています

■2.「村上春樹が嫌い」というヤツは、実は「村上春樹」よりも「村上春樹ファンのことが嫌い」という事実

私は、長年村上春樹の作品を読み続けてきて、周囲にもそのことを公言しているわけですが、最近困ったことに「ハルキストの○○さんは、新作もちろん読まれたんですよね?」とか「ハルキストとして今作はどうでしたか?」などと聴かれることが多くなりました。

この「ハルキスト」なる呼称最近よく聴くんですが、これって、わりと最近たぶんノーベル文学賞に毎年エントリーされるくらいになってテレビリポーターとかがテキトーつけたんじゃないかという気がしています。一体いつくらいなんでしょうか?

私思うんですが、村上春樹の読者を「ハルキスト」と呼称してしまう人は、はっきりと断言しますが、村上春樹を読んでいないか、全く読解できていないかのどちらかです。

村上春樹小説はどの作品でも読めばすぐにわかますが、組織共同体所属することにとにかくうんざりしています辟易しているし、場合によっては嫌悪感に近いものを感じていることもある。とにかくそういう人たちとうまくやっていくことができないし、やっていく自信もない。主人公の「僕」やら「ハジメくん」やら、「ワタナベくん」は、もう、所在なし、所属なし。

まりひとくくりに呼称できない存在なのです。

村上春樹の作品が世界的に受け入れられているひとつの理由は、その「孤独」性です。その周囲にうんざりしたり、なじめなかったりするその主人公のおかれた状況に、読者が少なくない共感を感じてしまうことが、世界的に受け入れられたひとつの理由なのです。

まり、「ハルキスト」などという「ひとくくり」の呼称を付与されることに、気持ち悪さしか感じない・・・というような人たちが、どちらかといえば村上春樹本質的な読者なのです。私も同様「ハルキスト」と呼ばれるたびに、冷笑を覚えたりするので、みんなそんなもんだろうなと思っていると、ときどき本当に「ハルキスト」を自称する読者にあったりします。こういう場合は、辟易するというかなんというか、ときどき困惑嫌悪感が入り混じった感情を抱いたりするこもあります

なんなんだこの違和感

と。この感覚は、村上春樹に星1つをつけて、「いやぁ、村上春樹とか読んでるやつ信じられねーな」とかいう人の感覚に案外似たところがあるかもしれません。(まぁ、とはいえどうでもいいことなので、あえてバッシングしたいとも思わないのですが。)この際、そのほんとに読んで言ってんのかよ!という方々を「ハルキスト」と呼称しましょうか、そのハルキストなる方々と、村上春樹の作品とはまた別の問題だと考えるべきです。

こう言うと、村上春樹小説はそういう勘違いした読者、その「ハルキスト」なる存在を生み出しており、村上春樹にはその責任があると捉えることもできます

アンチ村上春樹人間は、この影響力に村上春樹への脆弱性をみつけて、論考をぶつのですが、はてさて、この点はもういちど考え直してみたいところです。読み手の読解力の欠如がもたらした読者の勘違いを、書き手である村上春樹にその責任を求めることができるのか?ということです。

小説作品は、たとえば自動車エアバッグとか、緊急時備え付けの消化器とか、避難用のはしごだとか、なんでもいいけど、使い方を誤まったら命に別状があるというようなものではありません。

芸術作品です。

作り手の意思とは別に受け手勘違いしてしまうことに、作り手はどれだけの責任が持つ必要があるというのでしょうか。

それは、最後に後述するマーケティングの問題もあります

■3.村上春樹を100万部売ろうとするマーケティングの問題(そもそもこれエンターテイメント小説じゃないんですけど!)

村上春樹を批判する多くのレビューを読む限りにおいて、圧倒的な支持をえる論調は、

「こんなヤツはいない」

恵比寿でナッツを食べるたべにバーに入ったりしない」

「そんな簡単に女とセックスするヤツはいない」

孤独をそんなに深刻ぶったりしてこいつは、何様なんだ」

かいものです。

確かに、多数派ではないかもしれませんが、いないわけではありません。ホテルのバーでお酒を飲んだりすることは、普通にあることです。言葉でどう表現するかの問題はありますが、物事を深く考えすぎて、些細な問題で心を痛めてしまうということも、現代人ならよくあるはずです。セックスなんて論じる必要もなく、敷居が下がっています

主人公の行動や言動を自分比較して、「こんなヤツいないよ」とかいうのは、主人公を類型化して自分との共通点を見つけ出す作業なのでしょうが、確かに、村上春樹の作品の主人公を無理やり類型化して、多数派か少数派かで割り振ったとしたら、間違いなく少数派でしょう。(安易にこういう構図に分類するのは正しい方法ではないのですが)

本作、主人公多崎つくるのプロフィールをざっくりと書くと。

鉄道会社勤務。年収は、700万程度。都内にマンションを所有し、ローンもない。30代後半で独身女性関係特に困ったことはない。

なんというか、条件面だけ描きだせば、裕福で恵まれていて、どこかしらいけすかないととることもできそうです。そして、実際、この点を、アンチレビュワーの方々は、突いているのですが。

前述したとおり、村上春樹小説世界的に受け入れられたひとつの要素はその「孤独性」だと言いました。

みんなの中でわきあいあいとできない。上司にうまく媚を売ったりはできないし、意味のない日常会話を成立させたりもできない。会社終わりにみんなで飲みにいったりするくらいなら、ひとりで孤独音楽を聴きながら読書をしていたい。

などという人間を描いて、そこに世界中の多くの人間共感しているのです。きわめて個人的に。

そして小説というのは、個人的な共感によってはじめて読み進めることができる形式の芸術です。

たとえば、ソフィア・コッポラ映画は、同じように「孤独」を描いていますマリアントワネットなどはその最たる例で、多崎つくるくんなどとは比較しようもないくらい恵まれている。にも関わらず、彼女は圧倒的な孤独に苛まれている。そして映画を観る者は、そのマリーの孤独共感して、胸を痛める。いや、映画小説と違うのは、マリーの孤独共感しようとしまいと、映画自体は2時間後に終わるということ。

しかしながら、小説というのは「なんだよこいつ、むかつく奴だな」というのがあったら、読み進められない。別の言い方をすれば読み進めなくてもいい。村上春樹は、この社会において孤独を感じながら生きざるを得ない、もしかしたら比率的には少ない側の面々の生き方肯定しながら、その顛末を見守るというようなプロットなのだから、読んで「むかつく」人が多いのが、当たり前といえば当たり前なのです。

もともと多くの多数の人間共感されることを、書いてる本人も視野にいれてはいない。(それを望んでいないわけではないにしても)

にもかかわらず、売る側は必死です。

それはそうです。売る側は、本の内容は関係いからです。出版不況時代です。本が売れません。黙っていても売れる時代なら、売る商品を選ぶこともできます。「こんな根暗作家が書いた本は、ひっそりと奥に並べておこう」とか。でも今は、売れる商品が限られています。小さな本屋から、大きな本屋まで、こんなにまとまって本を売ることができる機会は、年にそう何度もあるわけではないのです。

だもんで、売る側は、まったなし。「村上春樹の新刊!?長編平積みだよ、平積み!」

と、なって当然です。で、買い手は買い手で、村上春樹なんて共感できない人が数多いて、そのことを半ば自覚しているにも関わらず、「またぞろ、村上さん新刊ですか?」などとうがった態度で、1700円も払って買って帰ったりする。

本来、孤独に静かな時間を過ごしたい人(それから社会自分との繋がりを確認したい人)のために書かれた本であるにも関わらず。

帯にこんな風に書いておけばいいかもしれません。

「この作品は、日常違和感を感じることもなく、日々を謳歌している人間には読む必要のない小説です。それと孤独を描いてはいますが、自分自身の孤独が解消されれば、他人のことも社会のことも、どうでもいいという人にも不向きです。自身の孤独社会との関係において改善されることを仄かに信じている人のための作品です」

もちろん、そんなことは絶対書かれることはないのでしょうけれど。

本来静かに出版されて、求める人がそこに救済を得るという仕組みであるべき作家と読者の関係が、資本主義論理によって蹂躙されている。それだけのことにも関わらず、本来、村上春樹に対して苛立つ必要もなかった人たちまでが、駆り出されて、勝手に苛立っているのです。

嫌なら読まないということが可能なのにも関わらず。

この「作り手」と「市場」との悲劇的な関係というのが、アンチ村上春樹を作り出し続ける最大の要因という気がしてなりません。

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随分長くなってしまいましたが、最後に結論というかなんというか。

こういうことも言えるかもしれません。

昔、三島由紀夫は、太宰治が大嫌いで、直接会いにいって「私はあなたの作品が嫌いです」と言ったそうです。

すると太宰治は返す刀でこう答えました。

「でもこうやってわざわざ来たんだから本当は好きなんでしょう?」

三島由紀夫は、なにも言い返せなかったそうです。

まり、みんな本当は、村上春樹が好き(もちろん、断固として認めたくない)なんだけど、作品の主人公同様、素直になれず、好きさゆえに星1つつけちゃって、あんなヤツ嫌だよ、いないよ。むかつくよ。とか言ってるだけっていう可能性もあります

ん?あっ、それって、実は一番村上春樹主人公的?な気がしなくもないですね。

この長文を書いている間に、少なくとも「私は、ハルキストです」とか言ってる人より、星1つつけて、村上春樹なんか嫌いだよとか言いながら、毎回出版されるたびに買っちゃってる人たちの方が、なんだかよっぽど共感できる気がしてきました。

おしまい

2013-05-07

こういうとき選択肢を「友好」と「断交」の01にするの、わざとやってるよね?

http://anond.hatelabo.jp/20130504121902

まあ一部に実際に「断交!」とか喚く馬鹿も居るけどさ。

そんなの現実には有り得ないよね。

一方で従来の「友好!」路線がもう頓挫してるのも明らか。

要するに0か1かの極端な議論じゃ複雑な現実への答は出ない(あたりまえ)。

xevraと在特会は両極端の馬鹿でさ。


じゃあ今日本がやるべきことはっていうと

徐々に中韓に対して冷ややかになることだよ。でしょ?

もちろんお互いにとって利益になる関係は大いに続ければいい。

でもこちらからの好意的な働きかけや何かの供与はもうやめていく。

くれるなら渡す。くれないならしない。

嫌がらせしてきた時は必ず得ではなく損を持ち帰らせる。こちらの身も切ることになっても。


日本に対して悪意持ってる奴ランキング」なんてものがあったとしたら

韓国中国でワンツーフィニッシュなんだよ。

これはもう近年どんな韓国シンパでも言い繕えなくなってる。

で、その2カ国に対して日本はまるで最大の友好国にするみたいな最大の配慮をしてきちゃった。

で、もういい加減無理だってなってる。


でさあ、

増田もそうだしブコメに「鎖国するのか!」的な事言ってる馬鹿複数名もそうだけど、

こういうの絶対わざとやってるよね?

反対側の箱に明らかに非現実的な選択肢をポツンと入れてそれしか無いように言うことで

従来の「何されても無限の友好」路線に誘導したい。

違うか?


じゃ具体的にどうするか?

かんたん。

中韓以外の国との結びつきをどんどん深める。

相対的に中韓ウエイトを減らしていく。


不遜な言い方になるけど、日本と親しくしたいと思ってくれてる国は世界に無数にある。

なら、頻繁に嫌がらせしてくる相手にはドライ&低温で接し

もっといい友達を作る努力をすべきだよね。

もちろんどの国だって何らかの問題はあるけど

抜きがたく悪意マックスの相手より付き合いにくい国はそんなにない。


これは現実人間関係に当てはめてもわかる。

嫌がらせタカリをしてくるA子ちゃんB子ちゃんと「友達だし!」って言いながら辛そうに付き合ってるC子。

の子になんて助言する?

「A子ちゃんB子ちゃんは適当スルーして他に付き合う友達見つけなさい」って言うよね。

の子がA子B子にしか相手されないような子なら詰んでるけど

クラスにはC子と付き合いたがってる子がそれなりに居る。


で、こういう時のA子とB子の行動はわかりきってる。

「あんたはクラス中に嫌われてるんだから

「私達を怒らせたらもう誰にも相手にされないよ」

「私達と距離を置く?へー誰とも付き合わないつもりなんだ!」

ってわめくわけだ。

(これって中韓やそのシンパがことあるごとに言う脅しににそっくりだよね。)



まとめると

中韓に対する常識的かつ穏便妥当対処は「付き合いはしつつそれなりに冷たくなっていくこと」で

それをされると困る奴等が「断交するのか!」っていう極端な選択肢を持ち出して牽制をかけるわけ。


まあ俺がこんな1から10まで解説しなくても

感覚的に見抜いてる人の方が多いだろうけどね、いい加減。

2013-05-03

今の状況では、護憲派を名乗ることこそ、憲法を踏みにじっている。

自分憲法改正に賛成だが、それは中国北朝鮮念頭においているわけではなく、もっと別のことが要因で、改憲に賛成している。

その理由とは、今のままの憲法だと、いずれは「憲法なんて、結局は守らなくても良いじゃん」って意見に突き進む可能性への恐怖である

素人考えだが、憲法九条の条文だけを見れば、自衛隊は絶対に違憲である存在すら許されない。場合によっては、警察官拳銃すら違憲の可能性がある気がする。

ところが、護憲派も含めて、自衛隊は圧倒的な支持を有している。それも、存在のものどころか、近年では海外派遣すら、過半数の国民から支持されている。結果、自衛隊は、今では旧軍も足を踏み入れたことのないアフリカ地域での、長期的な活動拠点も有している。警察の武装については、個々の事案での発砲については裁判になることもあるが、「警察は非武装でいるべき」という考えは、護憲派サイトを見ても、ほとんど見かけない(皆無ではないけど)。

まり現在でも、憲法よりも、国家国民)の要求や、現実の問題への対処こそ優先される状況は、既に存在している。これがさらに突き進んで、「憲法のその他の、基本的人権などの条文も、無視しても構わない」という意識が、日本の支配的思想にならないという保証はない。

自分は、それが恐ろしい。だから自衛隊を認めるのであれば、改憲は絶対に必要であるし、護憲立場に立つのなら、自衛隊解体もセットで主張しなければならないと考えている。現状追認的ではあるが、明らかに拳法の条文に違反している現状を、そのまま未来永劫、追認し続けるほうが、よほど恐ろしい。

教育現場体罰の背景には、護憲派の影があり!

近年教育現場体罰が徐々に明るみに出てきている。この背景には、護憲派の思想こそ原因である

護憲派は、日本国憲法について、「過去の過ちを忘れないため」として、変えてはならないとしている。

すなわち、過去の過ちは永遠に許されてはならないという護憲派の思想こそ、日本不寛容根本的な原因といえる。だから在日朝鮮人拉致問題を理由に詰られ、ちょっとでもルールを破ったもの体罰の名の下、矯正を強制されるのだ(ギャグに非ず

2013-04-25

http://anond.hatelabo.jp/20130425222838

サザエさんスタッフが他のアニメクレジットされていたのって、「キャプテン」くらいでしか見たことないなー。(現在サザエさんチーフアニメーター国保誠はキャプテン作画監督

サザエさんの作ってるエイケンについては、こんなエピソードがあるね。

エイケン仕事は『おんぶおばけ』や『冒険コロボックル』『サザエさん』が主でした。動画に求められる線は各社によって微妙に違うのですが、エイケン場合はそれが徹底していて、使用する鉛筆も芯が硬くて細い線が引けるFに限られていました。他社は芯が柔らかくて描きやすい2Bが主でしたから相当な差です。他社がトレスマシンを導入する中でエイケンはトレーサーによるハンドトレスを続けていて、動画の線も一定の細さで、きれいにつながった線が求められていました。もちろんエイケン歴史にも『サスケ』や『カムイ外伝』等、原作タッチを生かした劇画調作品はありますが、この当時のエイケンファミリー路線が主になっていました。

 アニメ歴史俯瞰してみると、1970年代から1990年代の様々なブームや傾向を経て、動画の線は次第に細くきれいなものに落ち着いていくわけですが、その中でエイケンはずっと変わらない線の質を保ったことになります動画の線については、近年になってデジタル技術がこなれてくると共に、作品によって味のある線、いきおいのある線が望まれたりと多様化しているように見受けられ、興味深いことです。動画の線で見るTVアニメ史等も可能かもしれません。

 またエイケンキャラクター表は一風変わっていて、主要キャラの顔が縮小拡大したように同じ角度でいくつも描かれていて、実際の画面でもある一定の角度からの顔が多いので、大抵のカットはそのキャラ表を引き写せば事足りたりもするのでした。

http://www.style.fm/as/05_column/gomi/gomi55.shtml

カロリー制限がいいか

>やるなら食事制限だな。

そうですね、というか

カロリー制限がいいかも。例えば”800kcal以上のものは客に提供してはならない”とか。

色々とご意見はあるかと思いますが、飲食店では高いカロリーのもの精進料理野菜に置き換えるとか、店舗ではカロリー数の高いメニューは置かないとか。

食べ物ひとつして楽しみ嗜むことや

コミュニケーションの一環として、コミュニケーションの壁を低くするために食べるのではなく

薬物同様に強い麻痺などを伴う刺激を要求する行為を制限。

二郎とかで楽しくて、ついマシマシにしすぎてしまったとかなら本人も反省するケースが多いけど

飲み会後のラーメンや過食して麻痺目的として、一品800kcal以上(この傾向の人はもっと高いものを常食する傾向)を大量に食べる人の中には

走らなかったり、強く吐き気を感じるまで食べ、街中や公共の場で行列することも多く

近年日中アフリカなど児童難民を支援するNGOフォローしている意識高い系から激おこぷんぷん丸されるケースも増えているので。

”制限をしても密売が起こるよ”って声もありそうですが、今起きている肥満問題は減る方向に進むと思います

http://anond.hatelabo.jp/20130425101500

2013-04-24

「なぜ日本近年竹島占領に抗議するようになったのか」

もちろん調べてくれるんですよね?

公務員の俺がメンタルになるまで。

俺のスペック

入庁5年以内。公務員っていってもいろいろあるけど業務内容からそれとなく判断してもらえれば。

身バレしなくないから多少ぼやかしたり他の話ミックスさせたりするけど。

1回でまとめられる自信ないから何回かに分けて書くかと。

べつにスゴい意識が高いってわけではないとは思うけど、自分の育った地域社会がよりよい環境になることに貢献したいと思って公務員なった。

生活の安定とかも大切だと思うけど、俺はそこまでこだわってなくて普通に民間も受けてそこそこのとこに内定貰ったけど

入ったあとのやれそうなことを考えて公務員に。

ちなみに入ってびっくりしたのは俺みたいなのは少数派なのねw

みんな生活の安定とか地元生活するには他に職がないとか。だから、それなりに努力して公務員試験受けてるね。

まあ確かに地元だと他に安心して働ける職って少ないよね。

今時、出産したら退職暗黙の了解ってのが地元の優良企業と呼ばれてるとこでもあるし。

まあ、多少は予想はしてたけど入ってビビったのが古き良き(笑)価値観及び近年公務員バッシングからくる風通しの悪さ、大量に残った古き良き時代(笑)の事務処理方法による非効率さ、新卒からずっと公務員いることによるタコつぼ的視野の狭さ、責任回避のための前例踏襲主義。

いい加減メールの使い方とか覚えてくださいwメールを送受信するためだけに若手の仕事を中断させないでください。

直筆関係ない書類をカーボン紙で複写作成させるとかやめてください。普通にコピーさせてください。

しか個人情報とか全く関係ない単なるひな形を送るために、フロッピー郵送とかイミフなこと強制させないでください。

で、若かった俺はふつーに疑問を呈しちゃったわけですよ。

「これってこの形でする必要がある仕事なんですか?」「これってこうした方がいいんじゃないんですか?」ってw

まっ炎上するよねw

俺は初めて出会ったんだけど、間違ってること=人格否定って受け取る人、間違いの指摘=人格攻撃、謝ること=降伏宣言って受け取る人ているんですね。

しかも、年下からの指摘や疑問をこのうえなく屈辱に感じる人種が。

ちょっと周りを見渡してみるとそれは俺が1年目だからじゃない。

何十年もいる人もそれより上の年次の人にはなにイエッサーっ!!

で、あー年下の俺がいくら正しくてもこうゆうことを言っちゃいけないんだとさすがに分かったから別の方法に切り替えたわけ。


別に俺は、公務員人格攻撃をしたいわけじゃない。

入庁して違和感感じてすぐに辞めてたら人格攻撃してただろうけどねw

いろいろ思うことはあるけど、人格的にはい人達だと思うよ。

2013-04-22

母子手帳しんじられないほどダサい

妊娠したので母子手帳をもらいに役所へ行った。

整理番号を引く機械で待ち構える女性2人ににこやかに用件を聞かれる。

ん~。この人材無駄じゃね?

母子手帳その他をもらうだけなので受け取って終わり、

それ自体はスムーズに済んだが、

手帳デザインを見たらあなた

ファンシー極まってる。

ん~。クリーム色。はよしとしても、

人気キャラクターの完全に幼児向けデザイン

ん~。いっぱいいる。黄色い熊をね、取り囲んでる。

わぁっ!って感じになってる。飛び出すぞーって。

・・いや、わたし自身別に特別センスがあるとは言わないし、

母子手帳近年妊婦要望により(おそらく)ディズニーをはじめとした

ファンシーデザインになってるってこと、知ってるよ?うん。

そういうのって、まあ最大公約数的になるよね。

それに、住まいは都内とはいえ市なので、まあ役所のサイトデザイン等を見ましても

洗練されているとは言い難い。ええ、それも仕方ない。

そんなもろもろを差し引いてあまりあ

衝撃を、ファンシー極まる手帳から受けたのであります、月曜朝に。

ん~、せめてこの熊キャラ使うにしても、

もっと線画のデッサンっぽい、大人っぽいのとか、あるよね?

なんつーか、卒倒だよ。卒倒しそうになったまじで。

仕事へ向かう電車、暗澹たる気持ちで母子手帳ケースを検索しながら

(ん~、これまたどれもこれもしんじられないダサさ)

予想された事態にもかかわらずなぜこんなに衝撃を受けたのかを考えた。

これって、

妊婦はこういうの好きでしょ☆キャピ」

というレッテル押し付けられたということなのだ

と思った。にこやかに。

え、あなたわたしのことなんにも知らないよね?

あ、妊婦ね、妊婦っていうワクに入ってるでしょってこと?

えーっと。そりゃそうだけれども。

思い返せばいままでわたしは

親の期待する「子供はこうあるべき」「良識ある女子はこうあるべき」像を無視し、

会社の期待する「若手はこうあるべき」像を無視して生きてきた。

その結果、会社勤めはつづかず流れ流れて自由業になり、

だいたいにおいて空気読めなくてもつきあってくれる友達けが残った。

からね、おそらく、四捨五入してアラフォーになる年になって今日はじめて

社会あなたのことこう見てるよ☆キャピ」と

突きつけられたわけだったのであるハイテンションで。

黄色い熊がね。っていうか、役所がね。

いや、嫌いじゃないけどねこキャラクター

子供向けのプレゼントならわたしも選ぶけれども。

でもね、熊ごめん、わたし手帳母子手帳ケースに入れたとしても

この表紙には好きな柄の紙を貼ってしまうと思うわ。

・・というわけで、デザインの力がもっともっともっと

世間のすみずみにまで行き渡ってほしいと強く願いつつ、

まさか母子手帳によって生まれてはじめて

世間はわたしに型を押しつけることがあるのだと痛感したことを

ここに記しておきます手帳ダサいことの悲しみとともに。

ん~、きっと妊婦および小さい子持ちというアイデンティティとしては

これからもこんなふうに感じること、エベレストの山のごとくあるんだろうな。

さーどこまでそれを無視してわが道をゆけるかしらん。

2013-04-20

中国鳥インフルエンザについて思うこと

中国でのH7N9型鳥インフルエンザのヒトへの感染、ここまでのニュースで知る限り96人感染し18人が死亡している。

当初は死亡率が4割以上だったので、死亡率自体は当初の予想ほどでない気がするが、2002年SARS騒ぎのときと比べても十分な驚異だ。

これが、2009年新型インフルエンザ並に世界中に広まったら、SARSの時の死者774人どころの話ではなくなるだろう。

もちろん、人類絶滅なんてことはないと思っているのだが、病院の飽和や、交通機関ストップくらいの騒ぎは起こってもおかしくない。

ワールドトレードセンター飛行機が突っ込んでも、証券取引が数日で再開した回復したし、東日本大震災交通機関も通信網も電機もとまる東京も、ケロッと回復したわけで、なにが起きたってなんとかはなるだろうが、やはり怖い。

それに、あんな致死率じゃ他人事じゃなく、自分の命が惜しい。

そんなわけで、現時点での情報で考えたことを書いてみる。

生物系ではあるが、まだ学部生なのでいい加減なところもあるが勘弁。

これまでにパンデミックを起こしたインフルエンザについて

A型インフルエンザはHとNの亜型と呼ばれる型が多数ある。

ヒトの間で現在流行しているのは、H1N1(2009年に新型とされた豚由来)、H3N2(いわゆる香港風邪

二つ以上の型が同時にヒトの間にあることは、今までの歴史からすると例外事象で、今までは新しい型がパンデミックを起こすと、旧来の亜型は姿を消している。(しかし、復活したこともある。どこに潜んでいたかは謎だ。)

そのほかかつて流行ったものが多数ある。

1889~ H2N2と推定されているが、遺伝子を含めウイルスが残っていないため、証拠は薄い。

1900~ H3N8とされるが、やはりこれも推定。

1918~ H1N1通称スペイン風邪。鳥から豚、豚からヒトへ感染したらしいことがわかってる。1918-19年の大流行は1億人の死者をだしたとされる。これ以降もたびたび散発していたが、それ以降はそれほどの死亡率は出していない。1950年ウイルスが、1977年に復活しソ連風邪と呼ばれた。

1957~ H2N2通称アジア風邪。鳥のウイルススペイン風邪ウイルスが豚のなかで間の子を作り、豚からヒトにきたと推定されている。アジア風邪流行とともにスペイン風邪は姿を消した。

1968~ H3N2通称香港風邪。鳥のウイルスアジアかぜのウイルス以下略。やはりアジア風邪は姿を消す。

1977~ H1N1通称ソ連風邪1950年のものと同じとされている。研究所流出説等々囁かれているが謎。以後H3N2と共存

2009~ H1N1通称新型インフルエンザ。同じくH1N1だが、豚で維持されていた型でソ連風邪とは遺伝的に遠い。それまでのH1N1ソ連風邪の発生は急速に減少。このまま姿を消すかと予想されている。

ヒトに感染している、パンデミックを起こす可能性があると注視されてきた亜型

H5N1

パンデミック最右翼とされている。

散発例ばかりだが、16年間の累計で600人以上が感染して、死亡率は6割を超えている。

恐ろしいことに、発生例は世界中で、しかも同じH5N1といっても遺伝的に相当はなれたウイルス何種類もあるようだ。

ヒトヒトは現在ないとされているが、人から分離した株でワクチン(プレパンデミックワクチン)を作り各国で備蓄してる。

鶏に感染すると集団死滅するほど強い病原性があるとされているが、近年ではそうでもないケースもある。

その病原性の強さを決める特徴的な遺伝子配列はわかっているが、鶏に対する病原性の強弱と、ヒトに対する病原性の強弱が一致するかどうかは謎。(スペイン風邪はそのような配列をもっていない。)

H7N7

H5N1と同じく、鶏を片っ端からぶっ殺す養鶏関係者からしたら恐ろしい型。

2003年に鶏の大量死があった養鶏場でヒトの感染例が出る。

50人以上が感染したが、死亡例は1人。

しかし、あとになってわかったことだが、感染者に関わった人間抗体価の上昇がみられ、症状がでなかっただけでヒトヒト感染があったのでは?と疑われてる。

H3N2v

いわゆる香港風邪とは別に、豚で流行しているH3N2が新型インフルエンザ遺伝子の一部を獲得したもの

変異型(varriant)としてH3N2vと区別される。

2011年から2012年の間で、なんだかんだで150人以上が感染したが、いずれも軽症。

パンデミックは常に豚からという歴史的な経験と豚と接触のない子供感染から、H5N1からこちらに注目が移りつつあった。

本題の今回のH7N9

はっきりいって誰もノーマーク

ワクチンは期待はあまりできない

最初に言っておくが、私はワクチン不要論者ではない。

麻疹おたふくかぜ、風疹水疱瘡ワクチンで防げると信じているし、インフルエンザワクチンだって毎年打ってもらってる。

しかし、基本的には、ワクチンというのは既知のウイルスしか作れない。

から大急ぎで作り始めても、半年一年かかるだろう。

ワクチンに限らず、全ての薬は、少なすぎては効かないし、多すぎては毒だ。

いったいどれだけの有効成分をバイアルにつめたら効くのか、どこまで安全なのか、わからない。

パンデミックが起きる起きると言われ続けたH5N1に対しては、どれだけの量で効くのか、どこまで安全なのか、動物実験でも臨床試験でもかなり確かめて、ワクチンが作られてる。

それでも、本当にH5N1のパンデミックが起きた時に役立つかどうかは、神のみぞ知るというところだ。

H7N9に対しては、おそらくデータらしいデータはなにもない。

一人分のワクチンを作るために必要な卵が一つなのか、二つなのか、三つなのか、あるいは百個なのかそれによって供給スピードも変わってくる。

それを一つ一つ検討してたら、数年かかる。

今、ウイルスがヒトヒト感染を獲得して、加速度的な感染者増加があったら、間に合わない。

ウイルス薬も心もとない。

似たような問題は抗ウイルス薬にも言える。

タミフルリレンザが効くことはある程度予想されてる。

しかし、やはりどのタイミングでどのくらい投与すれば効くのか、手探りだろう。

もちろん、ワクチンの問題に比べると、データの蓄積は早いだろうが。

製造の問題もワクチン同様だ。

から大増産をして、工場キャパとして間に合うのか。

石油からでも作れれば、原料が足りないという問題は少ないだろうが、原料となるのはある種の草。

そもそも、なぜこんなに致死率が高いのか?

ウイルスが悪さしているのは間違いない。

しかし、ワクチンや抗ウイルス薬でウイルスの増殖を緩慢にさせれば、どうにかなるのか?

肺に水が貯まるから死ぬとか、アレルギーに近いのような病態死ぬとかだったら、ワクチンも抗ウイルス薬でどうにかなる病気ではないだろう。

そこらへんのデータもまだない。

じゃあどうすればいいのか?

手洗い、うがい、そういう基本的な対策しかないだろう。

空港での水際作戦も、ほとんどの病気がそうであるように、潜伏期がある以上、いよいよヒトヒトになったときはオマジナイ程度にしか頼れないだろう。

現時点で、ヒトヒトじゃなく、あるいはそれがあっても限定的であるならば、なにから感染しているのかを突き止めて、感染源を叩くしかない。

感染経路を特定するのが最優先だ。

遺伝子から想像する限り、鳥由来であるだろうが、感染源が鳥だという確証もない。

からウイルス分離はされている。

しかし、調査したサンプル数に比べて、汚染率がそれほど高くはない。

しかし、無関係と言えるほど低くもない。

からだけきているならば、鳥を制圧すればよいのだが、鳥以外のほかの動物からも来ている可能性を否定できない。

SARSの時は、通常一人の患者が数人に感染を広げていたが、一人が20人以上にうつスーパースプレッダーと呼ばれる感染者が存在した。

今回も、そのようなスーパースプレッダーがいないのか?

とにかくも、データ収集しかない。

2013-04-17

http://anond.hatelabo.jp/20130417183617

確かにこの手の悩みで正論を言われても何の足しにも慰めにもならないんだよね。

子供頃に担任教師に酷い仕打ちを受けたそうだが、親からもあまり認められていなかったのでは?

とにかく、そういう周囲の酷い連中に気に入られるようなことはもう考えずに、

上のレスにもあるように、一人で楽しめることを増やしていくしかいかもね。

幸い、近年女性の一人飯とか一人旅とか増えているみたいだし、昔よりは女性が一人で楽しむ事への抵抗は減りつつあると思う。

2013-04-13

http://anond.hatelabo.jp/20130413210413

そもそもEUEU圏内と、かつて自分達が支配していた旧植民地以外の地域から移民に対して、近年労働ビザなんてそうそう出してくれないからな。

2013-04-06

近年はより人間力コミュニケーションが求められる就職戦線の中

不細工、コミュ症で難関資格も持たない自分が戦えるはずがなかった。

社畜にもしてもらえず、無い内定フリーター決定。

そこでも上手く行かず、一ヶ月単位で切られている。

こうしたクズ人間の、無数の失敗者の数を礎にして、ごく少数の奇跡(転落からの復帰)の成功者がいる

自分はどうなのか。のたれ死ぬしかないじゃない!

2013-04-05

コンビニ店員という職業

コンビニ店員。

一部「誰でもできる」と思われがちな、アルバイト入門のひとつであるこの職種について改めて考察したい。

このあたりの話は「コンビニ店長」が以前触れていた気がするので、二番煎じな感は否めないところだけども。

コンビニ店員。世間一般の人はどのように認識しているか定かではないが、その仕事内容は多岐に渡る。

その例を挙げると、接客・品出し・店内掃除おでんなどのホットスナック類の仕込み等々。

たとえば接客ひとつ取っても、そのオペレーションは通常のレジ打ちからまり公共料金の支払いや自賠責保険の受付などバリエーション豊富で、

近年コンビニサービス拡張に伴い、店員が覚えなければならない事柄は膨大な量になっていることは想像に難くない。

それらの業務を2名ほどでシフト時間内に消化するには、店員の動きも効率化する必要がある。

加えて天候や地域イベントなどに客足は左右されるので、常に一定の動きで対応できるとは限らず柔軟性も求められる。

また店舗によってはアルバイトに商品発注を分担する場合もあり、

その際は売り上げを伸ばすための分析力も必要となる。

タスクの達成度やクオリティは個人によってバラつきはあると思うが、

これらを高いレベル遂行できる人材はかなりマルチ人材として重宝されるべきなのではなかろうか。

そう考えると「プロ」のコンビニ店員は職歴としてもっと認められるべきだと思うし、

その労働に対する対価ももう少し見直されても良いのではないか

2013-03-27

頭の弱い女性の決め付けwいつものパターンですねw

http://anond.hatelabo.jp/20110627210307

女性誌を真に受けてネイルアートに熱中する女性と、2chを真に受けて処女厨になる男性はそっくりだ。

処女が好き・・・本能

ネイルアート・・・マスゴミ宣伝洗脳

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%87%A6%E5%A5%B3#.E7.94.B7.E6.80.A7.E3.81.8C.E6.9C.AC.E8.83.BD.E7.9A.84.E3.81.AB.E5.87.A6.E5.A5.B3.E6.80.A7.E3.82.92.E7.89.B9.E5.88.A5.E8.A6.96.E3.81.99.E3.82.8B.E8.A6.81.E5.9B.A0

生物学近年発展してきた遺伝学によって、

学問的には「男性結婚相手には処女女性を求める」事は『男性が本来持っている本能である』という結論で終止符が打たれ、

勝敗がつく事となった。

自分遺伝子をつぐ子供を確実に残す為」等の、本来男性が持っているはずの本能根底にあり、

その自分自身の本能に気づいている男性と、「まだ」気づいていない男性とで二極化される事が、今のところわかっている。

処女ではない女性結婚後、又は結婚数年後に男性心中に「生理的嫌悪感」が沸き起こり、

家庭内暴力セックスレス、妻に対する愛情が失われ平気で浮気に走る様になる等の傾向がある。

そして最悪の場合離婚に発展するケースも少なくない。

これを同列にしたい女性妄想にすぎない

頭の弱い女性の決め付けwいつものパターンですねw

2013-03-24

http://anond.hatelabo.jp/20130324004749

電子書籍の批判的記事に見られる

媒体の方が強い理論を見るたびに

歴史上どれだけの書物が焼失・紛失してきたか

思い馳せてしまわずはいられない、と見てきたかのように云ってみる。

印刷技術が発達したのも結構近年の話だし

逆にホント最近の本は、なんか紙質劣化しててすぐボロける感じ。

2013-03-18

SI業界中の人間は、凄惨世界を望んでいる件について

http://d.hatena.ne.jp/iad_otomamay/20130318/1363596244

この記事。本当に腹が立ちました。

まず質問自体が酷いのが多い。

省略したのは知らないと障害の危険があるので知っとくべきってことで同意なんですが、

HTTPクライアントブラウザの種類などの情報を知るためのヘッダは何ですか?(筆記解答)

HttpRequestオブジェクトからPostされたデータを取得するServletメソッドは何ですか?(筆記解答)

これは使うときにググれば良い話。暗記しておくメリットがわからない。

結合テスト中のシステムで、OutOfMemoryErrorが発生しました。UTソースコードの変更はしていません。ヒープメモリは足りているようです。原因として何が考えられますか?(筆記解答)

UTソースコードの変更はしていません」という一文が意図不明単体テスト終わった後にソースコード変更したら、再度単体テスト必要だと思うのですが?この一文は何のヒントにも制限にもなっていないです。

String オブジェクトを+で結合するのはなぜNGなのかメカニズムを説明してください。(筆記解答)

なぜNGなのかというのは「文字列連結演算子(+)では速度が遅いから」であり、StringBufferかStringBuilderのような結合用クラスのappend()を使うことでパフォーマンスは向上する、というところまでが質問の狙いなのかと思いました。もう一歩踏み込むならば、+をしたときコンパイラでどのようになるかを知っているかどうか、みたいな。しかし結合用クラスにはデメリットもありまして、append()は冗長過ぎて可読性が酷く低下するデメリットがあります文字列の連結時にクラスをnewするタイミングを調節したほうが速くなることもあります近年ではマシンスペックもあがってますので、そんなに気にする部分ではないと思います。そもそも、このStringBufferの仕組みは絶望的に救いがないJava言語の汚点と言ってもよい部分です。なんで文字列の連結方法に複数のやり方を速度だけの理由で取捨選択させるというバッドノウハウなので、早くコンパイラ最適化して一元化くれることを望む部分です。

StringBufferかStringBuilderと書いていて、そういやスレッドに関しての質問がないのはどういうことなのかと感じました。JavaWeb系ってスレッド重要だと思うのですが。

JavaScriptHTML要素をid属性の指定により取得するメソッドは何ですか?(筆記解答)

もうjQueryDojoも使われるようになってきたからこれも知らなくてもいいんじゃないかと。id指定で取れるということとを知っておけば答えにはたどり着けるはず。バッドノウハウです。どうしてJavascript最近になって流行ってきたかを思い出して欲しいです。

プログラマーバッドノウハウの塊でなくてはならない、というのが見えてくる質問内容ですが、最近は覚えなければならないことが多く、技術更新スピードも早いので、あの質問のような重箱の隅まで暗記するようなことをしていては、重要な部分が抜け落ちているし、暗記の苦手な人は辛いと思います書籍ネットのような情報の蓄積と抽出する部分は充実してきたので、概念は知っておいて、実装手段はその都度調べるほうが効率的であるかと思います質問は、応用の効く根本的な部分を問う方がよかったです。

現実は、もっと凄惨世界を経て時代が進んでいくようだ。」などと締めくくっていますが、この人は凄惨世界が嫌なのでしょうか?不安を煽るだけで対策も講じていません。まず、質問の回答を書くだけでも、読んだ人の知識の底上げに貢献できると思うのが普通です。「これは基礎教育をやってれば当たり前」とか言ってドヤ顔して、できない人間馬鹿にしているだけに見えます本心では凄惨世界を望んでいるのでは?としか思えてなりません。

この記事を読んだことで、またSI業界から優秀な人が遠のくことでしょう。こんな人間が居る業界には居たくないと。

どうして悲しみを減らす方向に動いてくれないのかと…

※追記

頭沸騰しててスルーしてしまったのですが「淘汰」って書いてあったので、業界底上げは望んでないんだなあと、見当はずれなこと書いてしまったなあ、と、後悔した。

2013-03-17

准正規より既卒向け求人増やせ

これから就活する学生には朗報かもしれんがやってる事は既卒に何の変化もない。

安倍もその辺に全然言及もしないし完全に切り捨てだ。

近年は第二の就職氷河期と呼ばれて久しいけど現状このままなんだろうか。

新聞にめくるめく就職率増加の記事はよく見ると新卒就職率であって既卒就職率でなくて

マスメディアですら既卒切り捨ての方向に向かってる。

就活生の味方である日経新聞ですらここ最近既卒者について特集した記事が見当たらなくていよいよ窮地に立ったようだ。

2013-03-14

東大がバカ(褒め言葉)を入学させたいらしい

何がイノベーションに期待だよ。エンドのE組東大版じゃねーか、と、ひねくれた見方も出来なくはない。

これ近年東大でも流行ってる『心を病むマジメ学生』に、学生のうちから異端人間(バカ)をぶつけて、緊張を緩和する(かとどめを刺す)役割を期待してるんじゃないかな?

大学院進学率の追跡調査してみたらいい。20年くらい。意外と楽しいことになるかも知れない。そうじゃないかも知れない。

「なんで俺東大に入れたんだろう??」という根源的な疑問を抱きながら学ぶ学生って、面白い動きすると思う。

きっと貧乏な人が多いので寮制度を拡充してあげてください。

2013-03-10

パズドラゲームデザインと運営の両面で魅力的な要素がある

プレイし始めたきっかけ は App Store で売っていたのを見たのか、ネットの記事を読んだのかどちらかだと思うが覚えていない。

ただ人気が出ているということは知っていた。

人気の高さから当初2011年頃にリリースされたものだと勘違いしていて、購入時点でリリースされてから1、2ヶ月しか経っていなかったことを知ったのは大分後になってからだった。

まさか1年間ほぼ毎日ゲームを開くことになるとは思わなかった。

(さすがに毎日プレイはしなかったが)

何がこのゲームをここまで魅力的にさせるのか?

自分なりに考えた結果をここにまとめておく。

本当は自分ブログに書こうと思ったが、最近ブログ方向性とかなり異なる内容のため増田に書かせてもらう。

本文の要約

長文を読みたくない人は以下の要約だけ読めばいい。

パズドラゲームデザインと運営の両面で魅力的な要素がある。

実力と運のバランスがほどよく、課金により圧倒的優位に立てるわけでもないのでユーザは公平感を感じてプレイできる。

覚える要素が少ないため、少しブランクが空いてもすぐにプレイに復帰できる。

魔法石という課金通貨を頻繁に配布するため、ユーザは常に課金時と同様のユーザ体験をしている。

そのため実際に課金したときに期待するユーザ体験と実際のユーザ体験にギャップがなく、不満を感じることがない。

システム障害時にもお詫びとして魔法石を配布するため、普通は大きくユーザ体験を損なうようなシステム障害が逆に良質なユーザ体験を提供する機会に変わっている。

常時開催されるイベントにより、単調になりがちなパズルゲームを飽きさせない運営の工夫がなされている。

著者のスペック

著者のスペックは以下の通り。



実力と運と課金バランス

このゲームのいいところは、あまりモンスターが強くなくても、パズルの腕と、落下してくる玉の色の運次第では割と勝ててしまうところにある。

実力と運どちらも関係するというところが重要

実力だけでもそこそこ勝ててしまうからパズルの腕を上げて勝ち上がるというプレイも可能だし、運だけでもたまに勝ててしまうのであまり頭を使わないギャンブル的なプレイもできる。

パズルの腕がよく、かつ運がいい場合だとかなり難しいエリアでもクリアできてしまう。

逆に若干格下のエリアプレイしていていも、気を抜くとたまにやられてしまう。

札束で殴るゲームなど揶揄されるように、ソーシャルゲームにはとにかく課金すれば誰でも勝てるという印象があった。

パズドラ課金だけでは勝てないようなゲームバランスになっている。

例えば課金専用のモンスターガチャ(ランダムで強力モンスターを入手できる仕組み)でしか入手できない「神」タイプという種別のモンスターがいる。

これらは確かに強力だが、決して最強ではない。

パズドラではモンスターパーティを組むため、やみくもに強力なモンスターだけを使うよりも相性のいいモンスターで編成した方が強力なのだ

また、たとえ強いパーティを作るとしても、ある程度のパズルの腕がないと結局勝つことができない。

ゲーム開始2、3日の人が10万円課金しても勝てないのだ。

実力のみのゲームだとプレイヤーとしての腕を上げ続けなればならないのでずっとプレイする必要がでてくる。

逆に運のみだとただのくじびきと変わらないので、ギャンブルに興味がない私はすぐ飽きてしまっただろう。

課金たからといって実力も運が無関係にならないというところも魅力的だ。お金で簡単に強くなれるゲームなら努力してプレイしようと思わないだろう。

このあたりの「公平さ」も魅力の一つである

覚えることの少ないゲーム

パズドラは覚えなきゃいけないことが少なく、ちょっとブランクが空いてもすぐに遊べる点が魅力だった。

最近ゲームはとにかく覚えることが多くて辛い。

大作RPGや複雑な話のノベルゲームは途中でブランクを空けると設定や伏線を完全に忘れるのでもう話についていけなくなる。

シミュレーションゲームパラメータ意味や敵味方のユニットスペックなどについて全て把握していないとまともなプレイができない。

FPSスポーツと一緒なのでプレイし続けないと腕が落ちてやっぱりまともなプレイができない。

そういう「ゲーム疲れ」を感じて近年まりゲームプレイしなくなった。

かといっていわゆるカジュアルゲームのようなあまりに単純なゲームだとすぐに飽きてしまう。

このゲームで覚えるべき情報量自分にとっては楽に記憶しておくことができるレベルだったので、仕事で忙しくブランクが空いてもすぐにプレイに復帰できた。

パズル方法と所持モンスター能力、あとは目標とするプレイフィールドの難易度を把握するだけでプレイができる。

モンスター能力も、HP、攻撃力、回復力、スキルリーダースキルの5つしかないので覚えやすい。

魔法石をばら撒く

パズドラも、他のソーシャルゲームのように課金要素がある。

ガチャコンティニューなどを行うには、「魔法石」と呼ばれる課金通貨必要となる。1個60-85円ぐらい。

私が驚いたのは、この魔法石をこれでもかというぐらいばら撒くことにある。

まず、毎月のように行われるイベント魔法石がプレゼントされる。

1日1個が1週間から10日ぐらい続くので、月に大体5-10個近く入手することができる。

それだけでなく、パズドラではシステム障害時にもお詫びとして魔法石をプレゼントする(通称詫び石)。

障害の規模にもよるが、大きな障害のとき10個もまとめて配布する。

私にとって何より衝撃的だったのがこの「詫び石システムである

この運営方法により、ユーザである私はシステム障害を期待するようになってしまった。

こんなことは業務システムでは全く考えられない。

通常業務システムにおいて障害が発生した場合ユーザは苛立ち、怒りの電話メールを運営者にぶつけてくる。

ユーザにとってシステムが稼動し続けることは当たり前のことであり、障害などもっての他なのだ

しかパズドラでは全く異なる。

ユーザは障害を嫌がるどころか、むしろ期待している。

運営側は障害により若干の収入が減るかもしれないが、UX(ユーザ体験)を下げるどころか上げるということに成功しているのだ。

この魔法石のばら撒きにはもう一つの意味がある。

私のような無課金ユーザでも、常に手元には魔法石が余っている。

から課金ガチャを回したりコンティニューしたりということが気軽にできる。

これが何を意味するかというと、課金した状態のUXゲームプレイにおける日常として組み込まれているということである

もし私があるとき気が変わって課金をしようとしたときでも、課金したらどういうユーザ体験が待っているか課金する前に十分把握しているのだ。

期待するUXと実際のUXギャップが非常に小さいため、課金しても不満を覚えることはないだろう。

もっとも、この驚きをゲーム開発会社に勤める友人に話したところ、「今のソーシャルゲームでは当たり前」と言われたので昨今のゲームに詳しい人には驚くことではないのかもしれないが。

途切れないイベント

もう一つ、私が驚いたことで友人に「それも普通」と言われたことがある。

パズドラでは常にイベントを開催していて、イベントが開催されない期間が存在しない。

現在だと常時最低でも2つのイベントを同時開催していて、これらは月曜に開催され、2週間行われる。

開催期間は2つのイベントで1週づつずらされているため、ユーザからは毎週新しいイベントが開催されているようにみえる。

ゲーム自体はパズルを行うだけのシンプルものなので、こうして工夫で飽きさせないようにしているのだろう。

先述の友人の話によると、ネットゲームにおいてはイベント開催が非常に重要らしい。

特に日本文化的に年間行事が多いため、これらに合わせて緻密にイベントスケジュールが組んでいるようだ。

まとめ

パズドラゲームデザインだけでなく、運営も驚くような工夫がなされている。

私がこのゲームプレイしていたのも、この運営の方法研究たかたからという側面もあった。

運用・運営という側面はゲームだけでなくITシステムレストランホテルサービスなどあらゆる場面で重要ではあるが、あまり一般の人には注目されない。

こうした「舞台裏」にこそ成功秘密があるのだということをあらためて認識した。

おまけ: 最近プレイしてない

なぜ丸一年が経過したタイミングではなくこの時期にこんな文章を書いているかというと、最近プレイしていないかである

引退というわけではないが、気持ちとして一区切りついたのでこうしてまとめてみた。

理由はすごく単純で、ここ1、2ヶ月でモンスタードロップ率とスキル成長率が大幅に下がった(と感じた)からである

ドロップ率2倍でもほとんどドロップせず、スキルアップ率2倍時にスキルが全く上がらないと、さすがに砂に水をかけているような気分になって急速にプレイに疲れてしまった。

これはあくまで私の体験で、別にドロップ率が低いことを批判するような幼稚なクレームをするつもりはない。

パズドラは上記の通り素晴らしいゲームだし、いつでも戻ることができるので気が向いたときにまたのんびりプレイしようと思う。

2013-03-06

攻略サイトワンパターン化を加速させる。

 最近どうも気に入らないことがある。格闘ゲームスーパーストリートファイター4」である。家庭用格闘ゲームネット環境を活用することにより、自宅にいながら全国のプレーヤーと対戦できるようになっている。これはとても嬉しいことだが、気に入らないことも多々ある。ネット対戦初心者が得るべき情報ゲーム中で得られず、意味がわからないままボコボコにされてしまうことだ。例えば、一部の攻撃中に移動する技と投げ攻撃を組み合わせた「移動投げ」というものがある。これを使えば一瞬で間合いを詰めて投げることができ、キャラクターによっては大変有利なものとなる。しかし、知らないで食らった方はたまったものじゃない。いきなり相手キャラ不連続に移動したかと思えばいつのまにか自キャラ投げられているのだ。ゲーム中ではこういったテクニックが紹介されていないばかりか、そもそも格闘ゲームの基本である「めくり攻撃」についてさえ説明がない。強くなろうとしてもっと突き詰めていけば、フレーム概念を学んで、有利不利を考えながら戦わなければ上位にいけなくなってくる。初心者普通に戦っていても全く勝てないので、ゲーム名でググって攻略サイトに行き着く。そこではこういった情報が一気に得られるので、できる限り自らの戦術に組み込んでいこうとする。そして「移動投げ」のようにほとんどバグから生まれたようなテクニックが一般的なものとなり、知っていることが大前提になる。試合では回線の切断以外のありとあらゆることが許されるから、当て投げや画面端への追い込み(鳥籠)が常識的に行われるようになる。こうして格闘ゲームはただボタンガチャガチャ入力でギャーギャー騒いで盛り上がるゲームではなく、攻撃の択を考え、自分と相手キャラクターの技の性質を覚え、確反のタイミングを覚え、理詰めで戦うゲームに変わってくる。勝てないのは調べない奴が悪いと言わんばかりのムードである。「移動投げ」はシステムの穴と言うほどではなく、むしろ管理されている穴なのだが、この穴を突くことが一般的になっていることに驚いた。(公式ブログには割とコアな調整内容が書いてあるが、こういう方法での情報提供のやり方はどうかと思う)

 「風来のシレン」は対戦要素はないがクリア難易度が高いゲームなので、色々と工夫が必要になってくる。有名なテクニックに「無限増殖」がある。「分裂の壺」という、中に入れたアイテムを複製するアイテムがある。これに壺を割らずに壺の中身を取り出せる、「吸出しの巻物」というアイテムを入れ、さらに空き容量分だけ分裂させたいアイテムを入れる。そしてこの壺に吸い出しの巻物を使うと、「吸出しの巻物」が2つに、複製されたアイテム対、さらに空になって再使用可能な「分裂の壺」が手に入る。これを繰り返せば無限アイテムが増殖できるのである。このテクニックは便利だが、後に使えなくなっている。バグを利用しているわけではないのだが、ゲームバランスを著しく損なうため、システム的に禁止されたのだ。

 「ダークソウル」はニコニコ動画で人気なゲームになっている。自分は苦労してクリアした後、ニコ生プレイ動画を見て驚いた記憶がある。自分は苦労しながら敵を倒して進んでいたのだが、敵を無視して最小限の戦いに済ますことが一般的な攻略法として定着していたかである。また、他のプレーヤー世界に侵入し、プレイヤー同士が戦うことができるのだが、これにも驚いた。相手の攻撃をスカさせてすかさず背後に回りこんで刺すという戦術ばかりで正面から戦うのはよっぽどの馬鹿だけという状況になっていた。自分魔術師系のキャラに育てていたのだが、立ち止まらずに歩いているだけで自分の攻撃が避けられてしまうので勝負にならなかった。対人戦では身軽な装備で後ろに回りこんで刺す戦術以外は通用しないようで、自分ステータス振りに失敗したことを悔やむしかなかった。

 結構前だが、スパ帝国さんの「水はひび割れを見つける」の翻訳記事を読んで深く感心した覚えがある。水が漏れる穴自体が悪いのではなく、最適な方法を求めるあまりゲームの自由を損なってしまうことがよくないのだ。格闘ゲームであれば強キャラワンパターンな戦法ばかりになること、不思議のダンジョンシリーズではテクニックに使用するためのアイテムを集めることのみを目標とし、他の攻略法を試さなくなることが当てはまるのだろう。ダークソウルでは脳筋キャラでひたすら尻を狙うことが一般的になることがゲーム自由度を奪ってしまっている。

 初めて記事を書いたのだが、読みなおしてクラクラするほど一貫性がない。ゲームシステムの穴によってワンパターン戦法に行きついてしまうことの弊害や、説明不足で初心者お断りな格闘ゲームの現状、ワンパターン化傾向を加速させる攻略サイトという存在について書きたかった。それから誤解を招くかもしれないから言っておくけど、攻略サイト自体が悪いと言いたいのではなく、近年はそういった傾向があるよねって言うことを書きたかった。

2013-03-04

近年の年間売上高

サムスン電子 約16.5兆円(2012年決算予想)

Apple 約14.65兆円(2012/9時点)

ヒューレット・パッカード11.9 兆円(2011年10月期)

日立 9兆6658億83百万円(2012年3月期)

Foxconn 約9兆3200億円(2012年

パナソニック 7兆8426億16百万円(2012年3月期)

ソニー 6兆4932億円12百万円(2012年3月期)

東芝 6兆2047億25百万円(2012年3月期)

DELL 約5.81 兆円(2012年1月期)

Google 約4.7兆円(2013年1月22日時点)

三菱電機 3兆6,394億6,800万円(2012年3月期)

ファーウェイ 約2.9兆円(2010年)

シャープ 2兆6141億35百万円(2012年3月末時点)

ちょいメモさせてね。

ソースWikipediaなどから

2013-03-02

GJ部成功神メモの失敗

とある書店GJ部全巻(当時)が平置きされた棚に「ラノベ不要もの、それはストーリーでした」なる手書きPOPが垂れ下がっていたのを見かけたのはもう何年も前のことで、この世にはそんなふうにまだアニメにすらなっていないガガガの売れもしない怪作のために棚の上段を使い潰す書店というもの存在する。近年では「書店員が本当に売りたかった本」なんて惹句がなにかqualifiedとconscientiousの合成語のようにして使われているけれど、いくら書店員が書物に通じているとはい現実問題としてかれらの大部分は時給で贖われる単純労働者であり、その無資格書店員キュレーターとしての資質まで期待する人間のほうがそもそも恥知らずなのであって、現実書店員ガガガ文庫で、それもガガガ文庫のなかでも売れてないほうの作品で棚を使い潰しもすれば、そこに面白くもない手書きPOPを貼り散らして俺の心の甘皮をささくれさせもする。そんなに手書きPOPが嫌ならAmazonで買えばいいじゃない、という意見は確かに正論ではあるのだろうけれども、どうなんだろう、それはあくまで消費者側に向けた意見であるはずで、それを書店員たちが「人間がいなくちゃ本屋じゃないですから」なんて言いながら「書店員の顔が見える本屋」を構築し始めるのはどこか歪んでいるというか、個人的にはそういう手書き看板みたいのはラーメン屋に任せておけばいいと思う。話が逸れた。

GJ部原作の1巻が刊行されたときキャッチコピーは「史上初、四コマ小説!」といったものだったと記憶している。GJ部原作小説というのはひとつ数頁の独立した掌編が何の脈絡もなくただ三十も四十も寄せ集まって一冊の本になっており、ストーリーに類するものはまったく排除されていて、なるほど「四コマ小説」とは上手いことを言ったものだと思う。主人公ポジションのキョロ君は「GJ部の部室の前を通りがかったところ突然袋詰めにされ拉致されて強制的に入部させられた」ことが節々でほのめかされるが、その具体的な様子については一向に語られる様子がないし、こないだアニメにも出てきた緑髪の後輩にしてもアニメ6話の時点では影も形もなかったのが7話の冒頭では既に部の一員になっていて、彼女もまた袋詰めで拉致されたということだがやはりその場面なり様子なりが具体的に描写されることはない。GJ部は万事その調子で、はじめは戸惑ったものの、やがて「これは実はよく考えられたシステムなのかもしれない」と思うようになった。

GJ部面白いか、と問われれば首を傾げざるを得ない。すくなくとも原作には心動かされるようなものはなにもないし、作者の新木伸ならではの詩情や美意識といったものも感ぜられない。たとえばGJ部には紫音さんという紫髪の先輩がいて、彼女は完全記憶力を持つチェス天才で喋りも衒学的という設定だが、その「衒学的な喋り」がなんというか、よくある「頭の悪い中学生一生懸命考えた頭のいいキャラの喋り」という例のアレのものであり、結果として紫音さんの喋りというのは口を開けばテレビネット受け売りを垂れ流す残念な女性のそれのようで、見ているとどうしても生暖かい失笑を浮かべてしまう。ポテチの重量の何十%は油だが油は美味しいからね、味覚というもの人間が常に飢餓にさいなまれていた頃から進歩していないものなんだよ、とかなんとか。作家仕事というものはこんな愚にもつかないトリビアを並べて枚数を稼ぐことではないはずだ、と柄にもなく文学論をぶちたくなりもするというものだが、たとえばこれを杉井光に書かせればこうなる。

「ここで一晩膝抱いてればお父さんの気持ちがわかるとか、そんな馬鹿なことでも言い出すつもり?」

けれど探偵はそれには答えなかった。かわりに、問いを返す。

カメラ語源を知っているかい」

    ――「神様のメモ帳7」

薀蓄のお手本として壁に貼っておきたいくらいの素晴らしいフレーズだが、しかしこのレベルクオリティで作品を量産しつづけるのは普通作家には不可能であるし、たとえその離れ業が杉井光という超人には可能だったとしても、その属人的才気は模倣も複製も不可能で、だから杉井光という才能それ自体が神様のメモ帳という作品の限界になってしまうし、結果としてアニメ化は無残に失敗する。杉井光の詩情をアニメ翻訳することがそもそも困難だから映像化不可能、という言葉はなにも特撮の困難さばかりを指すのではない。

唐突杉井光引用したのは、GJ部原作者である新木伸はかつて若き日の杉井光指導していたことがある、というよく知られたエピソードから連想であるが、しかしよりにもよって新木伸杉井光とは、つくづく扇情的な組み合わせだと思う。杉井光業界レベルで見ても期待の星であり、対して新木伸は今となっては完全に過去の人で、書くもの時代に合っていない云々以前にそもそも単純に質が低い、という印象だったが、しかGJ部アニメ化はとても上手く回っているように見える。GJ部原作からスケールしない要素が注意深く排除されており、新木伸しか書けないような描写はけして登場しないから、容易に原作脚本翻案できるし、違和感なくオリジナル要素を追加できる。ストーリー存在しないか原作破壊心配もなく、忙しいアクションや息詰まる心理劇もないから演出も難しくない。それはサザエさんドラえもんアニメが到達した地平に似るが、しか教育的正しさの美名のもとに去勢されたドラえもん長谷川町子の遺産を絞りつくした出し殻としてのサザエさんとは違い、GJ部はそもそもはじめから記号のみを志向していたという点で特異である。それがああして幸福アニメ化されているのだから作家としては疑問符新木伸も原案者としては悪くなかったということなのだろうし、その意味では神様のメモ帳アニメ化失敗の原因の一端はある意味杉井光に求められるといえるのかもしれない。結局神様のメモ帳アニメはまったく話題にもならず、ヒロインアリスが「神メモちゃん」として一部で消費された程度であったが、その消費のされ方が「喋るときは○○めも、と謎語尾で喋る。風呂に入ってないので臭い」というまったく原作と無関係記号を与えられた上できわめて記号的に消費されたのは、考えようによっては皮肉ともいえる。

しか人生は続く。平野耕太アニメHELLSING最終回を見て「前座にしてやる」とのたまったそうだ。新木伸物語が「杉井光電撃文庫デビューを果たし、新木伸はその後鳴かず飛ばずのまま引退しました」では終わらなかったように、杉井光もまたここで終わりではない。次の杉井光原作アニメGJ部とは別の方向で大成功することを期待しつつ筆を置く。

2013-02-28

http://anond.hatelabo.jp/20130228100933

安価格といっても近年はかなり値上げした上にサービスの質もだいぶ下落しているがね

2013-02-23

PlayStation4は夢が無い」という幻想をぶち壊す

最初に言っておくと、増田SCEが嫌いな方でPS3Vitaも持っていない。

PSPスパロボの新作が出るまで持っていなかったほどだ。

そんな増田だが、PlayStation4発表でのハードウェアに対する誤解の数々を見てちょっとばかり怒りを覚えたので少し書いておく

x86」ではなく「AMD64

いきなり「何が違うんだ?」と思う人や「何も違わないだろ?」と言う人も居るかも知れない。

だが後半を語る上でもこれは重要な話なので省略しないでおく。

最近PCは当たり前のように64bitのメモリ空間を扱えるようになった。

この増田を読んでる人でも64bit OSを使っている人は少なくないはずだ。

これをもたらしたのは、x86 CPUを作ったIntelではなくx86互換CPUを作っていたAMDである

じゃあIntelは何をしていたのかと言うと、64bit CPUを作っていた。x86を完全に捨てて。

Intelは「IA-64」という64bit CPUを開発して商品も出していたが、これは現在ではほぼ完全に消えている。

何故かと言うと、x86が動かなかったからだ。

確かにIA-64は64bitをネイティブで扱えて「x86の古臭い負債」が全く無かった。しかし、現実世界x86で作られた既存ソフトウェアを求めたのだ。ゲーム業界でも似たような話を聞いた気もする。

それに対して、AMDは「64bitを扱えるx86」を作ってしまった。これが「AMD64」であり、現在業界標準としてx86-64と呼ばれているものである

知っての通り、x86-64現在Intel CPUでも対応している。AMDが作った命令を使わされる事になったIntelは何を思っただろうか。逆に、これまでIntelの命令を使ってきたAMDは何を思っていたのだろう。

Cellが目指した「理想的」なヘテロジニアスコンピューティングGPUが実現した「現実的」なヘテロジニアスコンピューティング

PS3に搭載されていたCellは、非x86スカラプロセッサPowerPC CPU(PPE)と、複数のベクトルプロセッサSPEを組み合わせたヘテロジニアス(非対称)プロセッサだった。(スカラベクトルについてはググろう)

スカラプロセッサが得意な処理、ベクトルプロセッサが得意な処理を両方とも高速に実行できる。それがCellの目指した「夢」だった。

しかし、知っての通りCellが目指した夢は破れた。

スカラプロセッサベクトルプロセッサプログラム最適化は全く別の概念で、プログラマーにとっては野球サッカーを同時にやらされるような物である

しかも、スカラプロセッサベクトルプロセッサの間でデータの交換もある。野球サッカーキャッチボールて。

スーパーコンピュータ「京」スカラベクトルの合わせ業で池田某氏に何度も叩かれるほどの超絶難産だった事は記憶に新し…いっけ?

それが原因でPS3の性能を最大限に引き出したソフトほとんど存在せず、こともあろうにXbox360とのマルチソフトが溢れる結果となった。(ちなみに増田360も持ってないのでエルシャダイプレイ出来ていない、問題だ)

それに対し、PC世界ではPS3360が発売してしばらく後に新たなヘテロジニアスコンピューティングが生まれていた。

CPUに比べて進化が止まらないGPUベクトルプロセッサの代わりとして使う試みだ。

GPUスパコン用のベクトルプロセッサCellSPEと違い、最近のどのPCにも搭載されているので量産効果で割安というメリットがある。

DirectXバージョンも2桁に突入機能が増えるにつれて、「もうこれで計算すれば良いんじゃね?」となったわけだ。

結論から言うとこの試みは無茶苦茶ヒットした。近年開発されたTOP500スパコンGPUが使われていないものを探すのが難しくなってきたし、

最近Photoshopなんかの比較的身近なツールもGPUコンピューティング対応してきてヌルヌル動くようになっている。

しかし、そんなGPUにも欠点はある。「CPUメモリから絶望的に遠い」のだ。

IBM発明MS-DOSWindowsが動くことで爆発的に普及した今のPCは、GPUを外付けにすること前提で設計されていた。

DirectXOpenGLのような例外を除いて、基本的に現代OSCPUとメインメモリソフトを動かすように出来ている。

GPUも、一旦メインメモリ上でGPURAMに載せるためのデータを生成し、CPUからGPU動かすよー」という命令を出さなければ動かせないのだ。

これはGPUにとって致命的すぎる欠点だった。これが原因で、遅さを跳ね返せる最新のミドルレンジハイエンドGPUでなければ逆にCPUより遅くなってしまうケースばかりだ。

現実的な理由で始まったGPUコンピューティングがぶち当たった現実的な壁である

CPUGPUAPU(加速するプロセッサ)の夢

このGPU欠点を克服する方法について、AMDはかなり前(少なくともGPUコンピューティング流行るより前の2007年以前)から取り組んでいた。

GPUコンピューティングが遅いのはCPUから物理的に遠いため命令を送る時間が掛かり、メモリの扱いも異なるせいである。

なら同じ場所に載せてしまえば良いのだ。

CPUからGPUに命令を送る遅延を無くし、CPUメモリGPUメモリを交換する時間も減らせばGPUコンピューティングデメリットは消え失せる。

夢のある話だ。

しかし、AMDには発想と設計技術はあったがカネと製造技術Intelと比べて絶望的に劣っていたため、

初めてのCPUGPU統合したプロセッサIntelに先を越されてしまった。(IntelGPU絶望的に遅いからって実質出てないなんて言っちゃダメだ)

これにはAMDもかなり堪えただろう。けれどもAMD戦略を曲げなかった。

IntelGPU絶望的に遅いのでほとんど意味は無かったが、少なくとも前世代のIntel GPUに比べると格段に実効性能が上がっていたのだ。CPUGPUを近付ける統合には間違いなく意味があったということである

AMDCPUGPUを同じチップにするだけでは無く、メモリアドレス空間」も一緒にする道を目指した。

こうなるとCPUの使っているメモリGPUから直接扱え、GPUの使っているメモリCPUから直接扱えるようになる。

これが実現するとCPUGPUが完全なヘテロジニアスコンピュータに一歩近付くのだ。

しかし、そんな夢のあるCPU+GPUの開発は当然難航した。

半導体工場部門を分社化して売り払ってもまだ開発は遅れた。

2011年にやっとAMD初めてのCPUGPUであるAPUを出せたが、メモリアドレス空間はまだ別々だった。

2012年になってもメモリ空間は別々のままだったが、AMDARMiPhoneAndroidWindows Phoneに載っているARMである)と合同でHSA(ヘテロジニアスシステムアーキテクチャ)を推進すると発表した。

世の中の現実的な人々は笑った。「アーキテクチャだけを作ってもハードソフトが出てこないんじゃ話になりませんよ」と。

同じ2012年AMD2013年中にHSAの第1世代製品を出すとだけ発表し2012年は終わった。

ぼくのかんがえたヘテロジニアスコンピューティングマシン

そして2013年2月21日米国時間20日)、Sony Computer EntertainmentPlayStation 4を発表した。

Cellコケしまったので載らない事は誰もが知っていたが、載っているハードウェア一部の人が驚いた。

―HSAであるPC用のHSA対応APUがまだ正式発表されていない中で、なんとHSAを載せてきた。(2013年末発売だから当たり前だというツッコミは止めろ!)

CPUx86-64Jaguar 8コア(ちなみにPC向けJaguarは4コアまでだ)、GPURadeon HD 7800相当でPS3と違いガチで1.8TFLOPS(理論上1秒間に計1.8兆個の小数点を含む計算を実行可能)のスペックを持つ代物だ。

このCPUGPUは8GBのGDDR5メモリを共有して動作する。8GBと聞くと最近PCから考えると少なく聞こえるかも知れないが、(わたしのメモリは16GBです)

GDDR5とはGPUの描画計算を速く済ませるために作られた超高速メモリであり、ご家庭のDDR3メモリとは比べ物にならない速さが出せる。

実際の所PS4がHSA対応かは正式発表されていないのだが、PC向けJaguarはHSA対応と発表されており、SCEPS4APUCPUGPU)と呼んでいてこの変態メモリ構成とすると、発売までにクッタリスペックダウンしない限りHSA確定と見て良いはずだ。

また、PlayStationはこれまで一度もx86CPU採用した事が無く、これが最初(で最g)のx86採用機となる。

Intelが初代XboxCeleron搭載)であっさり諦めたx86ゲーム機市場制圧の夢を、AMDが思いもよらぬ形で果たしたのだ。

これまでPCしか発売されてこなかったDiabloが、x86-64PS4向けに初めてコンシューマ版を発表した事もx86-64採用が決してつまらない事ではなかった証だろう。(Diabloと戦うハメになるサードの方々にとっては非常につまらないが)

CPUGPUの”フュージョン”…(HSAは以前はFusionと呼ばれていた。そういえばドラゴンボール映画も今年やな…)

AMDが長年の間見てきた夢が、PS4で初めて現実世界に現れることになる。(※ただし次世代XboxもHSA採用PS4より先に発売したりしない世界線に限る)

こんな馬鹿らしいほど夢が詰まったマシンを「x86搭載だからPCみたいで夢が無い」という一言で切り捨ててしまう人に増田絶望した。

なおこの増田Core i7GeForceで書かれた模様


追記

予想以上に反響が大きくてビビったので

でも、それってユーザーの夢にどう繋がるの?

という趣旨感想についてだけ補足。

性能の引き出し易さがPS3と比べて格段に良くなるのでPS3ラストレムナント人喰いの大鷲トリコのような非情現実が減る。以上。

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