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はてなキーワード: 騒音とは

2016-02-29

現代日本で本当に静かな環境に身を置きたければどれほど山に入るべきか

騒音と光害からはまず逃れたい。電磁波を避けたいとなれば少しオカルティックか

2016-02-20

保育園建設に反対しているジジババへ

『静かな環境暮らしていきたいのでうるさい保育園建設反対!!』って言ってるジジババ。

あんたらが子供の頃は夕飯前まで道路で走り回って騒音まき散らしてたんだろ?

夏休みも朝から晩までギャーギャー騒ぎまくってたんだろ?

自分がしてきたことは良くてされるのは嫌とかどんだけだよ!

待機児童の敵の一つは建設反対しているあんたらジジババだ!

自分のしてきたことを棚に上げて矛盾したこと言って建設邪魔すんな!

2016-02-09

電車のなかで、スマホほど基本的に静粛で場所を取らず時間を潰せるもの流行れば

肩肘はって騒音気味の紙媒体が遠慮されるのもわかる気がする

2016-02-03

幽霊が怖くなくなったきっか

今まで自分霊感が強いほうだと思っていた。

というのは、見たくもないものが見えたり感じたりすることが多かったからだ。

幽霊を信じてるというよりは、信じたくないといったほうが正しい。

ただ、先日とあるきっかけで信じなくてもいいかもしれないようになった。

それは、人間が霊的なものを感じる時というのは、自らの動物的な警戒心が発揮されている時だという話を聞いてからだ。

例えば暗闇では、どこから襲われるかわからないという警戒心が働く。

これは野生の動物にとってみれば生死に直結する重要能力といっていい。

それ以外にも、狭く込み入ったところでは身体の自由が効かなくなることで警戒心が働き、騒音が激しい場所、逆に外の音が遮断された場所でも、警戒心によって聴覚がいつも以上に発揮されることになる。

夜に浴びるシャワーなんてほとんどの要素を満たしていると言ってもいい。そりゃ恐いはずだ。

丸いものが2つ並んでいれば目だと認識してしまうのも、言ってみれば自分以外の生物をいち早く発見しようとする警戒心だ。

それを考えると、自分が今までこの部屋で幽霊といったものに遭遇した経験を振り返ってみれば、ほぼすべてがそうした状況だった。

イヤホン音楽を聞きながら掃除機をかけている時に叩かれた肩も、ソファの後ろ側におちたリップを拾おうとした時に握られた手も、深夜にだけ突然開かなくなる鍵の掛かっていないトイレのドアも、全てが動物的な警戒心によるものなのだ

よかった。これで明日から安心して眠れそうだ。

2016-01-23

http://anond.hatelabo.jp/20160122185639

松戸なんて駅から歩いて5分で何もなくなるぞ

駅周りは雑居ビルばっかでごみごみしてるし飯もラーメン飲み屋ばっか

うるさい大学生が屯してるから落ち着きが無い

夜は駅周りにオッパブキャバ客引きが多数現れるし、言わずもがな治安が悪い

坂が多くて移動が不便で、大型の商業施設国道沿いにあるので車が必要レベル都市なくせに駅周りの主要地域道路が整備されてないので、国道に繋がる道はいつも渋滞している

常磐線が常時混んでるうえに環境が悪いのでうんざりしかし車で移動するにも大抵橋を通らねばならず、結局常時渋滞に捕まる

ベッドタウンにしてはマンションが少なく、ボロいアパートや悪い意味での旧家が線路国道、旧道、河に寸断された狭い地域にひしめくため息苦しい

そこを縄張り中国人が集まってくる

駅周りの小さい地域以外はジジババしか居ない

線路に沿って街が細長いので、大部分の地域騒音振動に悩まされる

2016-01-22

http://anond.hatelabo.jp/20160122130612

えぇ〜それってお互いやる気満々だったのにジャングルを目の前にした途端にあからさまにがっかりするような男でも切るなって事?

切るなとは言ってねえよ

相容れないならしょうがないだろ

ただそれで受け入れてくれない相手を憎んだり排除し始めるのはどうなのと言ってる

あんだって受け入れられないものジャンルはあるだろ

性格の合わない相手の為にあらかじめ気を遣えって事?そこまでしてパイを広げろって事?

(そこで合わないのは性格じゃなくて性的嗜好だと思うが)

あんたにとってフサフサの陰毛と尻毛が譲れないラインであったり、

改善しようとしても改善不能なことだったらそこを受け入れない相手とは所詮相容れない運命だけど

そうでないなら脱毛する選択肢はあってもいいし

それを捨てろっていうアドバイスは乱暴かつ無責任だよね。

(で、繰り返しになるけど相容れない相手を憎んで排除しろってのはどうなの)

い、嫌だー!私は彼氏の口がドブ臭くてもイビキが公害レベルでも靴から異臭がしても無職になっても振った事はないぞ!

それはあんたが匂い騒音に耐性があっただけだろ

あんたにも耐えられない分野は絶対あるし

その彼氏だって受け入れられていてもそこに安住せず

口臭と足臭は改善すべきなんじゃないの?就職はすべきなんじゃないの?

どうせちょっとでも愛が冷めたら憎しみの対象になる要素なんだし

まあ私も飲みの席やネットパイパン好きって言ってる男が全員ヤリチン男子校上がりの童貞フランス人を引き合いに出してヨーロッパでは剃るのが普通ってドヤ顔してるフランス行った事ない男だったか偏見は認める。

え?ちょっとまって

常人離れした剛毛の話なんでしょ?

普通レベル陰毛や尻毛じゃないんでしょ?

更にそれを未処理でぶっ放していくという話だよね?

パイパンか有毛か」なんてラインで話をしてたつもりは無いが

急にライン下方修正されてないか?

元増田にこれだけは言いたい。実際、大抵の善良な男は、彼女が毛深くても肥えだしても仕事が忙しくなっても、それだけで振ったりしないから女の毛深さによる恋愛デメリットは大してない。毛深さを恋愛できない理由にしたら負けだと思って欲しい。

一見いいこと言ってる風だけど

「愛は全てを受け入れるべきで受け入れない相手クズ」っていう思考法は

最終的には不幸を呼び込みやすいと思うんだよな。

よほど幸運であり続けない限り。

少子化から

はあ?

俺が少子化担当大臣にでも見えるのか?

あんま訳わかんないこといわないでくれ

俺の言ったことに対する反論は歓迎だが

こういう意味不明被害妄想向けられるのはむかつく

http://anond.hatelabo.jp/20160120072248

いびきかいて寝てる事自体よりも、いびき騒音で周りに我慢を強いておきながら

本人だけは気持ちよさそうに寝ているってのが猶のこと腹立たしくて腹パンしたくなる。

時間寝ても寝足りないってのは病気の可能性もあるから睡眠外来行けよ。

早死にするぞ。

2016-01-18

朝っぱらから大家電話してきて何事かと出たら、昨日深夜の大きな物音は何だ、と言う。

自分が出した音ではない、自分も深夜の部屋の外からの大きな物音に驚いていた、と伝えると

大家は「あなたではない?なら良かった」とつっけんどんに言うとこちらへの謝罪もなく即電話を切った。

寝ているところを起こされ、騒音犯人呼ばわりされた挙句謝罪もなく。

から非常に腹がたっている。

追記:

起きてからも何度となく大きな音。雪が屋根から落ちた音で確定。

大家はだんまり。早く引っ越そう。

2016-01-15

http://anond.hatelabo.jp/20160115124130

普通車両のドライバー席の場合はそうだが、この増田が言っているのはバスなどの大型車両の乗客席のシートベルトの警告音のことでは?

バスドライバーシートベルトをするのは勿論のことだが、乗客のほうでもシートベルトをつけないと警告音が出続けるようにすれば、乗客シートベルトをしてくれて、交通事故が起きても被害を少しぐらいは抑えることが出来るだろう、と。

その場合、警告音が出ても何ら気にせず乗るやつが絶対にいるだろうし、

今まで発生しなかった未知の騒音トラブルが発生しそうだし、立っている乗客や、空席の扱いはどうするのか(空席とは言っても、物を置いていて人が座れない席もあるはず)、って話になるし、実現は難しいと思うな。

2016-01-11

引っ越ししようと思うんだけど、一目惚れした物件事故物件だった

土曜日の朝、寝ぼけながら電話にでたら、今住んでいる管理会社から「来月更新費がかかるんで、引っ越すなら早めに連絡してほしい」と連絡が来た。

今住んでいる場所は駅にもまあまあ近いし、治安も悪くはないが、職場まで遠いのがネック。これを気に引っ越ししようと決意。

SUUMOやHOMESなんかで、都内職場まで電車20分以内・駅徒歩5分以内・家賃8万円以内(更に言うならばオリジン弁当徒歩圏内)というとんでもないワガママ条件で検索していたが、もちろんオンボロアパートや1K2畳といったどんな用途で借りるのかわからない物件しか検索結果に出てこない。

しかし、探し始めて30分ほど、上記の条件に当てはまるどころか、デザイナーマンションでめちゃくちゃ綺麗な1Kの物件発見治安もいい地域オリジン弁当200mの距離にある。価格も7万円と環境からすると破格。

マンション画像をみてみると、中の水回りも綺麗で雰囲気も最高。集客用の物件か?と疑いつつもすぐに不動産電話

受付の女性いわく物件自体はまだ残っているとのことだが、もちろんこんな優良物件になにもないわけはなく、告知事項がありますと告げられる。

ポジティブな発想で、日当たりが悪いのか、はたまた駅に近いので電車騒音がひどいのか、そんな妄想をしながら聞いてみると前の住居者が首吊りで亡くなっていますとのこと。

その時は一度考えます電話を切ってしまったが、1日かけてよく考えてみても結論がなかなか出ない。

前の住民自殺してしまっている物件リスクはなんなのか。よく"ほんとうに怖いはなし2chまとめ"みたいなのでまとめられている話は信ぴょう性があるのか。

僕の希望する無茶苦茶な条件をOKしてくれる物件なんてこの先ないだろうから、思い切って契約してしまうべきなのか。

住んでみてヤバそうならば、違約金を払って退去すればセーフなんじゃないか。

こんな些細な悩みですが、プロ増田コメンテーターの方々、アドバイスもらえませんでしょうか。よろしくお願いします。かしこ

2016-01-07

ヲタクはてな民秋葉原に引っ越すたったひとつ理由

それは、精神満足度が異常に高いから

デメリットは、家賃は高いわ生活必要な店は少ないわ鉄道路線や大通りが多いから騒音は大きいわとあれこれ山積みで、普通土地であればわざわざ他のところから好き好んで移り住む場所ではない。

だが、たったひとつメリットがあまりに大きすぎてそんなデメリットなんかどうでもよくなる。

想像してほしい。現在では漫画アニメゲーム聖地と言われるこの地で、全世界ヲタクが憧れ目指す先にあるこの地で、日常生活を営むこの興奮を!

朝、目が覚めればそこが秋葉原末広町駅付近から中央通りを南下して電気街口に至るルート通勤経路。秋葉原に引っ越す前、遠くから秋葉原に通った日曜のあの日……夕暮れでそろそろ帰るかと思って「巡回忘れた店無かったかな」とか「欲しかったアレ、次来た時まだ残ってるかな」とか思いながら電気街口を目指すんだけどいつも改札機前で一瞬立ち止まってしまって。そして意を決してSuicaタッチした後のあの寂しさを毎日思い出して少し悲しくなることもある……。でも、仕事が終われば帰宅という日常の行動で、「今日はどこの店から向かおうかな」という、秋葉原通い時代に感じたあのわくわく気分が戻ってくる。でもあの頃とは違って、方々から聞こえる「おかえりなさいませご主人様」の呼び声を意味の通りに受け取れるのは秋葉原引っ越した後の今の特権だ。秋葉原活動拠点の「会いに行けるアイドルだって、ここに住めば逆にアイドル自分に会いに来てくれる事になるのだ。

そしてゲームセンター同人誌屋、ジャンク屋の誘惑に負けそうになりつつ、二次元グッズで溢れた家に帰宅。もちろん我に返って急に恥ずかしくなることはない。だって俺は秋葉原の住人なんだ。すべては秋葉原に住んでいる事実があるだけで夏冬の特定期間に集中する来訪者たちも自然に納得してくれる。風呂に入る時だって、「秋葉原風呂入るなんて贅沢を許されていいのかな」なんて思ってしまう。ましてやビールを飲みながら深夜アニメリアルタイム視聴しているなんて……もう優越感を通り越して「秋葉原住民としての義務果たしている!」という自分でも何言ってるのかよく分からない満足感に浸ることになる。

コンビニに外出すればアニメ作品とのコラボをやってたり、ハナマサ食材調達に行くだけでそこがアニメ聖地だったりする。風邪気味になって最寄りのドラッグストアに行けばなぜか隣でアイドルが踊り、ファンが大声援を送ってる。もはや何をするにも秋葉原文化がついてくる。

そして就寝。秋葉原の中で布団に入るこの素晴らしさは何事にも代えがたい幸福だ。外から聞こえる騒音だって、今の秋葉原の音だと思うとなんだか安心して眠りにつけそうな、そんな心の落ち着きが得られるような気がしてしまう。

さて、昨年秋葉原引っ越した私であるが、もうこれが最高すぎて毎日のように興奮している。ここで私が言う秋葉原はもちろん東京都が定義する秋葉原エリアのことだ。過去にcyberglass氏が秋葉原に住むメリットを挙げた記事を書いていたが、氏が住んでいた外神田6丁目は秋葉原エリア周辺の住宅街といった趣があり、やはり「秋葉原の中に住んでる」とは言い難い。秋葉原に住むなら妥協せずにここは秋葉原の中だ!と言えるところに住むべきというのが持論。秋葉原の周辺には住んだことはないけど、たぶん満足度はかなり下がっていただろうと思う。マンション廊下や部屋の窓から見える風景秋葉原エントランスを出ればすぐにいつものあの風景、吸っている空気秋葉原かどうか。この差は自分にとってはかなり大きいと思われる。

秋葉原エリア内は商業地なだけあって、そもそも住める物件を見つけるのが難しいし、ましてや自分予算や条件に合ったものを探すのはさらに難しい。でも秋葉原に住みたくて数年間探し続け、ようやくここぞという住処に巡り合えた。臨海エリア、お洒落な街並み、落ち着いた高級住宅街はいくつかあっても、秋葉原らしいところは世界探しても秋葉原以外にないと思っている。多様なヲタ文化にあふれた聖地に住みたい人の目標は明確だ。

みんなで秋葉原に住もうぜ。

2015-12-15

パチンコはとっくに滅んでいる

この内容が増田を読む人間たちに響かないことはわかっている。

しかし、内容的に増田しか書くことができないのだということをわかってほしい。

立場を明かして書くこともできなければ、書いたところで誰かが得をするものでもない。

ただ歴史の1ページとして残したい。それだけなのだ

とうとう死体蹴りプロ山本一郎氏にまで言及されたパチンコ業界

遡れば、この業界はもうとっくに滅んでいたはずなのだ

それを認めんとしないがために起こってしまったのが今回の不正問題といっても過言ではない。

まりもう、そうでもしなければこの業界は成り立つことができない状態にまで陥っているのだ。

滅びの始まりミリオンゴッドが社会問題として取り沙汰された頃だ。

ミリオンゴッド自体が巻き起こした社会問題もさることながら、過度なギャンブル性を抑えるために適正な検査が行われているという前提に疑いの目が向けられてしま最初の大きな事件だっといえよう。

それ以前から業界の中では検査体制がザルだということは周知の事実だった。

そこを最低限の損失で切り抜けることができたのは、あの時まだ多くの既得権者によって業界が守られていたからだ。

それから時間をかけて少しずつ是正が行われたものの、その当時、ミリオンゴッドを始めとした一部の機種を回収したのみで他の問題へと言及が進まなかったのは、様々な方向から配慮があったからにほかならない。

それはパチンコ業界を守るための配慮ではない。

パチンコ業界が存続することによって守られる既得権のための配慮だ。

しかし程なくして日本政権交代タイミングを迎えた。

多少乱暴な物言いにはなるが、それは即ち既得権崩壊でもあった。

単純に、パワーバランスが崩れたことによりパチンコ業界を守ることによって得られるものより失うものが上回ってしまう状況に変わってしまったということである

この時、事実上パチンコ業界を各方面から圧力から守っていた後光は失われたのだ。

そこに止めを刺しにかかっているのが、新勢力であるカジノ部隊だ。

単純に言えば、彼らは新しい利権をつくり上げるために過去既得権崩壊させようとしているのだ。

カジノ法案を通せば自分たち利権確立できる。

しかし、そのためには事実上既存ギャンブルと言えるパチンコによる依存症問題などの社会問題を解決する必要がある。

既得権を奪うよりも新たな利権を作りあげることで既得権崩壊させる。

まりはこれを盾に業界縮小を迫るということは一石二鳥戦略といえるわけなのだ

しかし結局はどちらに転ぼうとも消費者無視した利権争いでしかない。

消費者を守るためなどと言いながらも、消費者民間企業とその労働者達がどうなろうとも彼らには関係のないことなのだ。

この動きをいち早く察知した業界の一部メーカーホール企業は、もうすでにカジノ運営マシンの開発に乗り出している。

そのことも、業界未来が明るくないことを示唆するに十分な証拠と言えよう。

パチンコ業界を滅びに導く要素はこれだけではない。

そうした利権争いに挟まれている間に、パチンコ業界は大きな見込み違いをすることになる。

それがスマートフォンの普及からなるソーシャルゲーム業界の台頭だ。

パチンコの魅力=「刺激による中毒性」と考えていたパチンコ業界は、ソーシャルゲームから得られる自己承認欲求という中毒性を軽視しすぎていた。

父親世代パチンコ騒音煙草の煙にまみれながら散財していく姿を見ていた若者たちはその存在を忌み嫌い、しかし抗えない中毒性を求めソーシャルゲームへとはまっていった。

そこにパチンコ既存客の奪い合いが激化したことによる高単価が進んでいくことで、若者たちの獲得はより困難になっていったのだ。

パチンコの来店動機で常に最上位にある動機を知っているだろうか。

それは「立地」だ。単純に家から近い店を選んでいるにすぎないのだ。

当然それだけではない。設備や快適さ、信用度などが加わって最終的に利用する店が決まる。

しかし、アンケートをとってみれば常に最上位にあるのは単純に「通いやすい」という理由だけなのだ

このことはパチンコ経営する人間であれば、企業努力の全てを無駄と思わせかねない認めざるをえない周知の事実だ。

いわばパチンコとはそれだけ気軽で身近なレジャーと言える存在なのだ

それなのに皆が総じて見落としたのだ。もっと気軽で、もっと身近なレジャーと言える存在を。

インターネットさえつながることができればどこにいてもいつにおいても刺激と自己承認欲求を満たすことのできる存在を。

いや、言い換えればはじめから打つ手がなかったのかもしれない。

パチンコ自己承認欲求が満たされることに対して違和感をお持ちだろうか。

ならば問うが、パチンコで最も得たいもの果たして大金といいきって良いのだろうか。

当然、参加者全員が儲かってしまえば業界のもの存在できない。

一部プロと言える人間をのぞいて、大半は単なる1ファンが支えているのがこの業界だ。

まり、負け続けても通い続けるファンによって支えられているのだ。

単純にお金を失いたくないのなら、貯金箱に入れて定期的に引き出せば良い。それで満足できる金額を得られるはずだ。

しかし彼らはそうはしない。

なぜなら、そこに自らの運の強さという自己顕示欲を求めるからだ。

まり10万というの金額を得たいのではなく、10万というの金額を得ることのできる自らの運の強さを実感したいと言えるのだ。

普段生活をしていて、半日程度の労働10万円という対価を得られることがあるだろうか。

当然、普通はない。

一部の特別人間だけに許されることだいっていいだろう。

しかし、ギャンブルはそれをもたらしてくれるのだ。

それはただその金額を拾ったのとはわけが違う。

ギャンブルに参加するという行動が伴うことによって、それだけの価値を得ることができるという自らの能力としての実感を引き連れてくるのだ。

このことと、ゲームを圧倒的に優位にしてくれる1/1000のレアを引き当てた瞬間の運の強さを実感することとどこに違いがあるというのか。

これこそがパチンコ業界の多くの経営者が見落としている、ファンが求める自己承認欲求の部分である

当然誰もがそのことに気づかなかったわけではない。

一部のメーカーがそうした要素を取り込もうと努力をしたのも事実である

しかし、残念なことにすぐに規制によって廃止せざるを得なくなってしまった。

その道を進むことができなかったことは、つまり業界がすでに後光を失ってしまったことを再確認したにすぎないことだったのだ。

大半の業界人が予想している通り、今回の不正改造問題についてこの業界が少ないダメージで切り抜ける方法はもう残されていない。

今の今まで、とっくに失われていたはずのギャンブル性だけで業界はこの規模を維持し続けてきたのだ。

しかし、それを失った今、残された道は縮小だ。

射幸性を失ったことにより去っていくファンをつなぎとめることはもうできない。

そうして業界全体がこれから払うべきツケは新規客の獲得を疎かにし続けたことだ。

ポケットの中にいつでも気軽に得られる自己承認欲求を持った人間の足を、騒音と煙であふれる実店舗に向かわせるという余りにも困難な命題を抱えているのだ。

このことを詭弁というのは構わない。

しかし、業界が緩やかに縮小していくであろうと言う予測も、最早欺瞞だ。

経営者はそのことを少しでも早く認め、今の人材たちに未来を準備する責任がある。

これこそが今回最も言いたいことの一つでもある。

なぜなら、これは何もこの業界に限った問題では無くなっていくからだ。

パチンコという業界は余りにも知識や技術特殊すぎる。

そんな業界から、何万という人材流出するのだ。

ある程度の年齢、ある程度の家族を持つ、他の業界では流用の効かない知識・技術をもった人間が世の中に溢れ出るのだ。

フリーターになるには安価外国人労働者の壁がそびえている。

その再就職が容易では無いことは想像に難くないだろう。

これは、労働に携わった人間だけに責任を求めるべき問題ではない。

例えばソーシャルゲーム業界が突如規制によって崩壊したらどうなるか。それとなんら変わらない問題なのだ

このツケだけは、業界だけでは払いきれないということだけは皆に理解していて欲しい。

一人の日本国民として切に祈っている。

2015-12-05

しずかちゃんは何故ジャイアンの歌被害にあうのか

ジャイアンはすぐに暴力をふるいおもちゃなどを貸せよと取り上げる暴君である

しか女の子暴力をふるったりおもちゃなどを取り上げる描写はない、女の子危害を加えるのはジャイアンの主義に反するようだ、しかジャイアン好意でやっている事となると話は別だ。

例えばリサイタル女の子も気が遠くなりそうだ、死にそうだと耐えながら聞いている。

男の子暴君を恐れリサイタル連行されてしまうのは解るが、女の子は断れば良いのではないかと不思議に思う。

特にしずかちゃんは「ごめんなさいのびたさん」と時にドライにのび太を切り捨てる要領のよさを持ったキャラだ、ジャイアンときどうとでも丸め込んで逃げられるのではないか、しかし律儀に被害に遭っている。

本当に不思議だ。

ついでにリサイタルにはもうひとつ不思議なことがある。

住宅密集地でマイクを使い大音量暴力的騒音を垂れ流されて文句を言わないご近所は何を考えているのか。

特に空き地の隣は雷親父が住んでいるのに何故文句を言わないのか。

時代の流れか最近空き地野球シーンを見かけない気がするが、リサイタルの方がより迷惑ではと思う、

2015-12-02

http://anond.hatelabo.jp/20151202165200

ヘッドフォン音漏れや、携帯電話使用は、騒音としてうるさいから迷惑だって言われるけど、じゃあ、複数人でしゃべってる会話はどうなの?と考えてしまうわけですよ。その瞬間、うるさいと言ってる人のわがまましか見えなくなるわけ。

駆け込み乗車はしない…って言われても、駆け込み乗車によって発生する遅延はせいぜい15秒がいいところでしょ。

たかだか電車が15秒遅れるくらいどうってことないと思う人が大半。

その他もろもろは、例えば、電車に乗っている時、大事面接で何をどう話せば採用してもらえるか必死に考えていたりすると、

ついつい、混雑時にリュックなどを背負ったまま、ドアを塞いでたって居たりしちゃうわけですよ。

そいうのは、気づいた人が一声掛けてくれれば済む話しであって・・・ぁぁ疲れた

2015-11-15

住む所の話

並行で沈みこまない床

揺れない建物

騒音とすきま風を通さない壁と窓

適切な採光

プライバシー配慮した水回り

そこそこ広いリビング

地震に怯えずに寝られる耐震

全部揃えようとしたら高くつきそう

2015-11-13

買ってはいけないマンション

戸建ではありません。マンション場合です。購入を考えてる人の参考に、以下の買うな!を覚えといてください。

・低階層は買うな!

外国人が入っているマンションは買うな!

以上です。


・低階層は買うな!

当たり前ですが、低階層ほど価格が安いです。ということは底辺層にも手が出やすいといえます

間違っても2~3階層は買わないでください。一生騒音付き物件となります


外国人が入っているマンションは買うな!

例外なくルールを守りません。騒音ゴミ無分別は朝飯前。知ってたら自分も買いませんでした。

だいたい低階層入居でコンボを決めてくるので、気になるなら住民タイプ不動産屋に聞いてみてください。


上記はあくまでも「こういう傾向がある」とだけ考えてください。

階層でもうるさい奴はいるし、外国人でもマナーを守る人はいます。が、上記のような確率は高いです。

2015-11-10

バカバイクだ。そんな音ではまだ小さい。蚊が鳴いているかのようだ。

わざわざうるさくしたのならば、ジェット機以上に騒音を出さない限り目的は達せていない。

しょぼいしダサい

2015-11-08

スマホの弊害(体感的なこと)

なくなった、というのは言い過ぎで、低くなった、とか下がった、とか弱まった、というべきかもしれない。

とにかく本を読んでいる時でも80%くらいしか内容に集中できず、他の20%くらいは別のことを考えている。

別のことはfacebookのことだったりtwitterのことだったりはてなのことだったりする。

テレビ騒音にも以前(ガラケー使用していた時)と比べて集中力を奪われやすいと感じる。

  • 記憶の揮発性が高くなった

とにかくいろいろなことをすぐ忘れる。

感覚としては長期記憶よりもむしろ短期の記憶に影響が大きい。

よく聞くマジックナンバー7の範囲物事も忘れやすくなっている気がする。

以上2点。

もちろん体感的なことなので、スマホ使用との因果関係があるかはわからない。

しかしたらただ年を取っただけだったり他の原因によるものなのかもしれない。

他にこのように感じている人はいるのだろうか。

http://anond.hatelabo.jp/20151107184313

1.事業主体がいない。

 例え今待機児童がいようとも、将来人口予測で数年後から子どもの数が減るって予測立ててるのに、今から保育所を新設してまで運営したいって事業主体はない。保育所20~30年やらないと元が取れない。

2.保育士を確保できない。

 保育士の数が圧倒的に少ない。保育士あんな低い給料でよくあん過酷仕事をやっていると感心する。完全に売り手市場東京が凄い賃金保育士募集してても集まらないのに、地方が新たに何人も集められるわけが無い。

3.地域からの反対がある。

 驚くことに地域が反対する。これは騒音問題などではなく、保育所児童福祉施設から保育所を建てると周囲何m~何km風俗営業規制がかかる、ここでの風俗営業は、お酒を出す飲食店も含まれる。つまり商業地区では保育所を作ると飲食店がつぶれるんだ。

2015-11-07

http://anond.hatelabo.jp/20151107184313

単純に用地確保が困難だからだろ

学校幼稚園土地の種類の指定があって

パチ屋とか近くにあったらいけない(本来学校のそばにパチとか建てたらいけない。厳密には事前にパチあってもいいけど、用地としてベストではない)とか

周囲と騒音の折り合い付けないといけないとか

朝と夕方に親が周辺に溜まるから

やはりそっちの騒音公害対応しないといけないとか

幼稚園周りの通学経路をスクールゾーン的な指定を付けないといけないけど

やはり住民同意必要かいろいろ大変なわけよ

2015-11-03

慈悲の瞑想効果

スマナサーラ長老は「個人的な悩みは慈悲の瞑想で(解決へ向かう)」と言っている。

http://thierrybuddhist.hatenablog.com/entry/2015/02/20/050000


本当にそうだろうか。私はこの2ヶ月たまたま暇を見つけては慈悲の瞑想をしていた。悩みを解決するというより瞑想のものに興味があったためだが、2ヶ月前と現在の状況を確認し、慈悲の瞑想実践をしていた私の個人的悩みが減っているのか増えているのか確認してみたい。

ただし私は仏教を信じており、書くにあたっては大きく私の主観が入るだろうことをあらかじめ言っておく。


2ヶ月前に悩んでいたこ

状況

私は24歳。2ヶ月前、私は無職で、仕事を探していたがなかなか決まらずに悩んでいた。無職であれば同居する家族も私のことを単なる穀潰ししかみない。喧嘩も絶えず、自分が情けないやら悲しいやらで辛いわ、それでも誰かに相談することもできないわで悩んでいた。

以下悩んでいたことを列挙する。

無職であること

・同居の家族とうまくいかないこと

・将来なにをすればいいのかわからないこと

お金がないこと(家族とうまくいってないのに家族に援助してもらうのが辛かった)

・なんでも話せるような友人がほしいこと


その他の悩み

・太ってきていること

・禿げつつあること

不細工

無能

性格悪い(怒りっぽい、嫉妬深い)

奨学金という名の借金

現在の状況

一ヶ月前に仕事が決まった。その手の経験がないと入社するのは難しい会社だったがたまたまプログラミング以外の点が評価されて採用された。ただ、いざ始めてみると意外にも私はプログラミングが得意だったようでトレーニングはいい結果を残し、今のところ上司評価してくれている。人間的にも優しい人ばかり在籍している。

以下解決あるいは改善した点

仕事が見つかった

・うまくいっていなかった家族とは別居することになった

自分が何をしたいか決まりつつある

お金は依然足りないが以前よりずっと良くなった

たまたま昔の友人と最近また連絡を取り合うようになった

不細工なのは変わらないが服装や髪型清潔感のあるものになった

性格は悪いままだが慈悲の瞑想を頻繁にするので怒りが長期間継続する事はなくなった。怒りを感じること自体も減った。

・相変わらず無能だが他人から評価されることで自身がつき、マナー接客的な自分の苦手な部分も多少できるようになった。


解決していない点

・やっぱり太ってきている

・やっぱり禿げつつある

不細工なのは変わらず

・友人と連絡を取り合うようになったけどもっと頻繁に話したい

嫉妬深さは変わらない(意識的嫉妬しないようにしてはいる)

奨学金という名の借金収入を得たので楽にはなった)


新たな悩み

・別の友人と喧嘩してしまった。

家族さら喧嘩しより仲が悪くなった。

引っ越しをしたのだが多少騒音がある。


総評

少なくとも私のここ2ヶ月で言えば悩みは大きく減っている。新たな悩みも以前のものと比べればそれほど深刻ではない。慈悲の瞑想のおかげであると断定的には言えないが私が直近の2ヶ月で慈悲の瞑想をしたことと同時期に悩みが大きく減ったのは事実である

2015-11-02

選挙カーを待ちわびる老人(のような人)はいなくならないと思う理由

先日、『選挙カーがはた迷惑な大声で名前を連呼する理由を知った時のこと』という文章を書いた。

予想外の反響を得て、驚くとともに、うれしくも思う。

そもそも記事を書くきっかけとなったサイバーメガネさんも、さっそく内容をフォローするように

『無党派層はコスパが悪くて当てにならない』というエントリを書いてくださった。

なぜ、反響があったかといえば、おそらく、あの頃の自分と同じように選挙現場を見たことがなく、

「なぜ、反感を買うだけなのに、選挙カー騒音をまき散らしているのだろう」と疑問に思っていた人が多かったのだろう。

中には、「ああいうばあさんは、もうすぐいなくなるだろう」という趣旨コメントもあったが、僕はそうは思わない。

そもそも、あれはまだ橋本龍太郎総理大臣をやっていた頃の話だ。

まり、かれこれ20年近く前の話なのだが、その後も状況にさほど大きな変化はなかったことは、いくつかのブコメを見るだけでも分かる。

次の20年で変わるかといえば、そうでもないだろう。なぜそう思うかを、書いていこうと思う。

あの頃、「無党派層」という言葉はすでにメディアに登場していた。

wikiによれば、大阪府知事横山ノック東京都知事青島幸男当選するという「珍事」が起きた時に注目され、流行語大賞をとったそうである

その前に「日本新党ブーム」を経て、細川内閣誕生したころには、まだメディアではメジャー言葉ではなかったのか)。

無党派層に心情が近かった当時の僕も、「ああいうばあさんみたいなタイプの人は、いずれいなくなるのだろう」と思っていた。

だが、少なくとも20年程度では、いなくならなかった。

思い起こしてみれば、あの当時から、「応援しているのに、なぜウチのほうに選挙カーがこないのか」と苦情をいうのは、必ずしも年寄とは限らなかったのだ。


その渦中に身を投じてみれば分かるが、選挙というのは一種の「お祭りである

であれば、選挙カーという「神輿」は、自分の家の近所に来てくれたほうが楽しかろう。

お祭りというのは、参加する者にとっては楽しかろうが、部外者にとっては迷惑で騒々しいだけだ。ハロウィンを見ればわかる。

最近高知県では、新住民からの「よさこい祭りの練習の騒音がうるさい」という苦情が増えて、祭り伝統を守りたい人々は対応に苦慮しているらしい。

祭に参加して騒ぎたい人々と、外側にいて「うるさい」と感じる人とは、どうしても対立する。

それは、祭りルーツがどうとか、そんなこととは、おそらく関係がない。


僕はあの頃、お祭りに参加して盛り上がるのは年寄りのやることだと思っていた。

だが、実際にはそうでもなかった。

臭い祭りにはそっぽを向いても、なにか面白そうな新しいお祭りあれば、こぞって参加するという人たちが、世の中には相当程度いるのだ。

既成政党による「ドブ板選挙祭り」にはそっぽを向いている若者が、国会議事堂前SEALDs祭に参加したって、なんの不思議もない。

お祭りといえば、あの選挙事務所バイトをしていたとき幹部にわかに、ちょっとしたお祭り騒ぎになったことがあった。

総裁が応援演説に来てくれることになった」というのである

総裁とは誰のことなのか、僕はにわかに判じかねたが、それは当時、自民党総裁にして総理大臣でもあった橋本龍太郎のことであった。

事務所関係者は「総理」でも「首相」でも、ましてや「ハシリュウ」でもなく、「総裁」と呼んでいた。


総裁が応援しに来てくれるということは、つまり、その候補者選挙区を党本部が重視している証拠なのだが、、

事務所幹部が喜んだ理由は、それだけではない。

橋本龍太郎という人は日本の歴代総理には珍しく、その端正なルックス女性人気がきわめて高かった。

慶応大学在学中に第一期東宝ニューフェイスに誘われたこともあるというから、「政治家にしてはイケてる」というレベルではない。

当然、「集客力」も高く、事務所としては、願ってもない応援弁士なのである

今でいえば、小泉進次郎の人気が、近いものがあるのかもしれない。


当日は、それはもう「お祭り騒ぎ」だった。バイトも支持者も大勢駆り出された。

事務所幹部警察官やSPと打ち合わせに余念がなく、事務所の司令塔たる候補者の長女は、誇らしげな顔をしていた。

実際、当時の橋本龍太郎は、「本日、○時に、橋本龍太郎総裁が、応援演説に来られます!!」と呼びかければ、

制服女子高生までもが

「エッ、うそ!? マジ? こんなトコにハシモトソーリがくるの? じゃ、ちょっと見ていこうかな」

などと騒ぐほどの人気があった。


「もし、総裁演説している最中暴漢が襲いかかって、それをウチの先生が体を張って守って、ケガして運ばれたりしたら、明日新聞の一面になりますかね?」

「ああ。そうなったら先生は、もう当選確実だな。お前、いっちょやってみるか?」

僕らは、大分親しくなった事務所の下っ端幹部と、そんな軽口をたたいたりした。

定刻になると、ちょうどライブ最前列でファンを押さえるスタッフのように、バイト運動員群衆を抑えている前に、黒塗りの車列が到着した。

SPに囲まれながら降り立った橋本龍太郎は、思った以上に背が低かったが、確かに二枚目だった。

そして、さすがに、演説は「ウチの先生」より数段上手かった

「世の中には、選挙になると、消費税率は下げて福祉の水準は上げるなどと、夢のようなことを訴える政党もありますが、

私には、そんな魔法使いのようなお約束をすることはできません」

などと語りかけるイヤミ調子には、好き好きがあっただろうけれど。

当日、街頭には大勢の支持者が動員されていたけれど、それを上回る人々が足を止めた。

その人たちのうち、何人が実際に投票たかは分からないが、

たまたま橋本龍太郎握手する幸運に恵まれた人の中には、

それがきっかけで自民党候補者に投票したひともいるのではないだろうか?

だが、なにより、事務所に集う人々は、「総裁が来てくれた」「予想以上に人が集まった」という事実に興奮し、

ますます選挙運動にまい進するエネルギーを高めていた。

例のばあさんは、街頭には来ていなかっただろうが、

自分の支持する先生のために、橋本さんが応援に来てくれた」という事実に喜びを感じ、

ますます「近所の人に、投票してくれるように頼む」という彼女なりの方法で、お祭りを楽しんだことだろう。

お祭りには、共同体を盛り上げるエネルギーが、確実にある。


お祭りだなんて、とんでもない。選挙というのは、冷静に過去の実績や提示された政策比較検討して、適切な候補者投票すべきだ」

という人もいるだろう。それは、おそらく正論だ。

だが、そういう正論を唱える人たちが、政策とやらにどの程度つうじているのか。

数多ある課題の、すべての軽重を判断して、どれが適切な政策判断することが、果たして可能なのか。

それに、どんなに「政策」が素晴らしかったとて、口先だけでは何とでもいえる。

政策はもちろんのこと、きちんと有権者に呼びかけ、汗を流している人を選ぶべきではないのか、という話にもなる。

そもそも政策など判断しかねるという大多数の人は、「難しいことは分からないけれど、あの人ならば大丈夫」という人に、判断を託すことになろう。

そして、「あの人=政策作成判断し、実行する人」というのは、つまり権力者」だ。

かつての世の中では、文字通り血で血を洗う抗争をくぐり抜け、数多の屍の上に生き残った者が権力を握ったのだろうが、

そんなことで無闇に人の命が奪われるのはよろしくないということで、選挙というお祭り権力者を選ぶようになったというのが、つまり民主政治なのだと思う。

権力者自分が選ぶ。ワクワクするようなお祭りだ。

「あの、お偉い先生も、私の一票があるから、大きな顔をしていられる」「私の一票のために、頭を下げてくれる」

そのことに喜びを感じられる人が、選挙というお祭りに参加する。

選挙カーを待ちわびる老人(のような人)とは、そういう人たちではないかと思うのだ。

そして、「お祭り」を利用して権力上りつめようとする人間は、冷めた傍観者たちに参加を促すよりも、

お祭り気質」な人たちを盛り上げることに注力した方が、効率が良いことを知っている。


時に、「権力者」という個人ではなくて、「戦争法案をつぶす」とか、そういう思想だが理念だか、そんなようなものを「ご神体」にしてお祭りが催されることもあろう。

多分、それがSEALDsだ。

彼らは初期の目的を達することはできなかったが、多分、世の中を意図的に動かそうと思えば、お祭りのような手段を使ってエネルギー結集することが必要なのだと思う。

そんなこととは関係なしに、僕らから全く見えないどこかで、いつのまにか物事が決まっていく世の中は、多分、今の世より住みにくかろう。

僕はそんな世の中に住みたくないし、世の多くの人が、そう望んでいると思う。

から僕は、「選挙カーを待ちわびる老人(のような人)」は、そう簡単に消えないと思うのだ。

消えるべきではない、といえるかもしれない。


選挙のやり方は変わっていけば、騒音をまき散らす選挙カーのような方法は使われなくもなるだろう。

しかし、それはたぶん、「場所形態を変える」だけのことだ。

物理的な騒音は減るだろうが。


選挙ではないけれど、今もネットでは、「炎上」という名のお祭り騒ぎが日夜開催され、それに参加する人もいれば、眉を顰める人もいる。

僕の粗末な頭では具体的に想像できないけれど、仮にネット選挙が今より進化したとしても、

選挙カー連呼とは違う種類の「騒音」に悩まされ、うっとうしくなる日がくるのだろう。



ところで、僕はハロウィン仮装して参加したことがない。今後もたぶん、参加することはないだろう。

だが、心の片隅に、あの、屈託なく仮装して楽しんでいる人たちを羨ましく思う気持ちがないかと聞かれると、全くないとは言い切れない。

追記

選挙カー名前連呼する事象について言及すると「そもそも公職選挙法規定されているから、それしかできないのだ」とブコメトラバでご教示くださる方がいる。

親切には感謝するが、ことの本質はそこにはない。

仮に、連呼以外のことが認められ、選挙カー政策を訴えだしても、「うるさい」と思う人は「うるさい」と思うだろうし、

走り回る選挙カーから、「政策に興味のある意識が高い有権者」の判断材料になるほど意義のある複雑な内容が訴えられるとも思えない。

それでも、少なくとも現状では、支持者にアピールするために、選挙カー騒音を挙げて走り回ることだろう。

2015-10-30

選挙カーがはた迷惑な大声で名前連呼する理由を知った時のこと

サイバーメガネさんの「政治・選挙業界の闇の用語集」 というエントリを目にして、学生時代東京都議選候補者事務所で働いた時のことを思い出したので、つらつら書いてみる。

その自民党候補者の事務所で働き始めたのは、べつに支持者だったからではない。

しろ、当時の若者の常で「それほど政治に興味はないが、しいて言えば左寄り」だったと思う。

なのに、なぜ働いたかといえば、単に友人から「とっぱらいの、面白いバイトがある」と紹介されただけの話である

9時から18時まで日給1万円、延長の時は時給1000円、半日しか来れないときはそれでも良い、しかも昼食付きという条件に魅力を感じて、

選挙公示日の2週間前くらいから、そのバイトはいることになった。

なお、現在選挙事務所が、ウグイス嬢などの特殊技能を持っていない単純な運動員バイトとして雇うのは、公職選挙法で禁じられている筈である

当時の規定がどうだったのかは、よく知らない。

ただ、バイトにいった初日、「外で何か聞かれたら、○○事務所ボランティアですと答えるように」という注意があった。

あと、昼食は無料弁当が出たのだが、なにか帳面のようなものに、弁当と金額が書いてあって、サインをさせられたが、

あれがどういう書類だったのか、記憶が定かでない。

それでいて、とっぱらいの一万円をもらうにあたって、なにかにサインしたり、書類をもらったりすることはなかった。

仕事は、荷物を運んだり、連日どこかの体育館集会場で行われている個人演説会の会場設営や後片付けをしたり、街頭演説交通整理やビラ配りをしたり、

要するに雑用だった。

応援にきた時の首相に道を開けるため、群衆を抑える、みたいなこともあった。

あと、選挙カーの通れない細い路地を、候補者を先頭に自転車で走り抜けながら支持を訴えて走り回ったこともあった。


候補者のあとを、背中候補者名や政党名を書いた「のぼり」をたてて路地を練り歩いたりもした。これは、内部で「桃太郎」と呼ばれていた。

桃太郎」には「先発隊」が出されることもあった。

あらかじめ、候補者の一群が来る前に、支持者の家に声をかけて、表に出て先生に声をかけてくれるように頼んでおくのだ。

候補者が自ら支持者の家にいったら、公選法で禁じられている「戸別訪問」だが、あらかじめ支持者が公道に出ていれば、そうはならない。


告示日がすぎて、ドタバタと忙しくなっていたある日、印を付けられた地図を渡されて「ここのお宅にいって、先生ポスター剥がしてきて」と頼まれた。



普段も街中で政治家政党ポスターを見かけるが、選挙期間中は指定された掲示板以外にポスターを掲示してはならず、

そのほかのもの剥がしておかなければならない。

実は、告示日が来る前のバイトの主な仕事として、選挙区自転車で走り回ってポスターをはがして回る、というのがあったのだが、

それでも「見落とし」というのは当然ある。

そのまま、掲示をしていると、その筋(たぶん、選挙管理委員会から警告のファックスがくるらしく、

その時は、大急ぎでバイトポスター剥がしに駆けつけるのである


指定された場所は、ゴミゴミとした「アパート」というより「長屋」とでもいったほうが似合うような、古びた木造集合住宅が密集した地域であった。

今でも、東京東部には案外そういう建物が残っているが、当時は今以上に、そういう地域が多かった。

その雰囲気は、サラリーマン家庭が圧倒的多数を占める、いわゆる「ベッドタウン」で育った大学生にとって、

物珍しさと一抹の不安を呼び覚まさせるに十分だった。


問題ポスターは、その木造長屋の二階の雨戸の戸袋に貼ってあった。

から乗り出さなければ、張ることも剥がすことも不可能場所だ。

マッチ箱のような大きさの昔ながらのドアチャイムを押すと、引き戸を開けて出てきたのは

絵に描いたような「下町のばあさん」だった。腰がかなり曲がっていた。

来意を告げると、「ああ、そう。剥がさなきゃいけないのは知っていたけれど、あの場所じゃ自分でできなくてねえ」と言われた。

以前、事務所人間が貼りにきたものらしい。


二階の窓から身を乗り出して、ポスター剥がし終えると、ばあさんが冷たい麦茶を出してくれた。

ありがたくいただいていると、ばあさんがこんなことを言った。

「お宅の先生、ちゃんと頑張ってるの? こっちの方、まだ全然選挙カー来ないじゃないのよ。KM党とKS党ばっかりよ」

僕は思わず、ばあさんの方をじっと見た。選挙カーが来るのを待ちわびている人を、人生で初めて見て、いささか驚いたからだ。


「あたしゃね、SK学会とか、KS党とか、大っ嫌いなのよ。だからお宅の先生にも頑張ってもらわなきゃ。あたしも知り合いに投票してくれるように頼んでんだからさ」

ばあさんの言うことは、政策がどうとか、そんなこととは関係ない次元ではあったけれど、でも十分筋が通っていた。


あんな騒々しく名前連呼して支持者の獲得なんてできるのだろうか、むしろ逆効果じゃないのか、と、それまでは漠然と思っていた。

だが、選挙カー目的は、そんなところにはなかったのだ。

世の中には選挙カーがこないと「先生、ちゃんと頑張ってるの?」と心配する支持者がいるのだ。

そして、その支持者が、さらなる支持者を獲得するために動いてくれるのだ。

もともと、候補者ことなどろくに興味がなく、選挙カーが来たら「うるせえなあ」としか反応しない層の反感によるデメリットよりも、

「ああ、先生、頑張っているなあ。あたしも頑張らなきゃ」というばあさんの意識に呼びかける効果のほうが、大きいのであろう。

世の中の仕組みをもう一つ知れた気分になって、いささか感心しながら事務所に戻ると、事務所の司令塔でもある候補者の長女に「ごくろうさま」と声をかけられた。

そして、彼女は、笑いながらこんなことをいった。

「あのあたり、ゴミゴミしてほんと汚いでしょう? いっそ地震でも起こって全部燃えちゃえば、再開発でもできるんでしょうけどねぇ」

彼女の父親の地位は、その「ゴミゴミしてほんと汚い」ところに住んでいるばあさんたちに支えられている筈であるのだが、

彼女にとってそこは、さっさと燃えしまえばいい場所のようであった。

もともと冷めた目でこのバイトをしていた上に、さらに「軽蔑」の気持ちが加わったのだが、それはそれとして、バイト代は魅力的だったので、僕はその事務所に通い詰めた。


そういえば、投票日当日、事務所の整理などの仕事があったので、やはりバイトにいったのだが、

そのとき事務所の「コールセンター」で、女性たちが支持者名簿を片手に電話をかけまくっていた。

女性たちは、「○○事務所のものですが、本日選挙投票にいかれましたか? 大事選挙ですので、ぜひ投票なさってくださいね」などと呼びかけていた。

「○○候補への投票をお願いします」と当日に電話で呼びかけてしまうと、公選法違反になるということだった。

事務所幹部たちは、1時間ごとにだされる投票所ごとの投票者数が記された紙を見て、「○○地区の出足がおそいなあ」などと言いながら、

女性たちに「○○のほうを強化して」などと、電話をかける先を指示していた。


結局、その候補者当選した。開票速報が流れたときにも事務所にいたのだが、それはもう大層な盛り上がりようだった。

関係の深い人々はもちろんのこと、つい一か月ほど前に縁をもったばかりのバイトの大半も、それなりに興奮していた。

一月の間、同じ目標に向かって働くことによって生まれる一体感が、その興奮を生み出すエネルギーの源泉となっていたのだろうが、

先の一件で事務所軽蔑の念をもっていたので、心の中ではかなり冷めた目でその光景を見ていた。

表向きは、その歓喜の輪に加わって、翌日に行われた祝賀会でも、随分ご相伴にあずかって、ビールやら桶の寿司やらをしこたまいただいたけれども。


このとき、結局、一月で20万近くを稼いだ僕は、その資金海外へと貧乏旅行に出た。

インドで、現地で知り合った人に

「この国は世界最大の民主主義国なんだけれど、まだまだ文字が読めない人も多いので、

選挙投票用紙には政党マーク印刷してあって、それに印をつけるんだ」という話を聞いて、

選挙ってなんだろう」と考えたりもした。


あれ以来、選挙現場に直接かかわったことはないが、選挙の季節が来て、候補者名前連呼する声が聞こえると、

ああ、この辺りに、あの候補者支援者が住んでいるのだろうか、などと考える。

選挙は一度も棄権したことはないが、選挙カーによる名前連呼は、僕の投票行動はいささかも影響を与えていない。

追記

選挙カー名前連呼する事象について言及すると「そもそも公職選挙法規定されているから、それしかできないのだ」とブコメトラバでご教示くださる方がいる。

親切には感謝するが、ことの本質はそこにはない。

仮に、連呼以外のことが認められ、選挙カー政策を訴えだしても、「うるさい」と思う人は「うるさい」と思うだろうし、

走り回る選挙カーから、「政策に興味のある意識が高い有権者」の判断材料になるほど意義のある複雑な内容が訴えられるとも思えない。

それでも、少なくとも現状では、支持者にアピールするために、選挙カー騒音を挙げて走り回ることだろう。

なお、この文章に続く考察は、以下に記しておいた。

「選挙カーを待ちわびる老人(のような人)はいなくならないと思う理由」

2015-10-11

東大本郷キャンパスへの「学外者」立ち入りに関する所感

http://anond.hatelabo.jp/20151002003234

の著者が

http://blogs.yahoo.co.jp/ut_kankyo/42274104.html

「当会が問題と考える点」(東大 キャンパス環境改善を求める有志)を読んだ。


匿名ブログでくだをまくことしかできない私と違い、実際に駒場学生支援課と駒場図書館と交渉されているそうで、その実行力に敬意を表したい。

その上で、「東大 キャンパス環境改善を求める有志」の会の方々は、主に駒場キャンパスでの問題に取り組まれているようなので、本郷キャンパスへの「学外者」立ち入りに関する所感を以下で述べてみたい。

私の基本的立場は、

というものだ。


東大本郷キャンパスの「学外者」立ち入りに関する現状

本郷キャンパスへはじつに様々な人たちが出入りしている。センター試験と2次試験以外の日に、もっともよく見かける人たちをあげてみるだけでも、これだけいる。



これだけの人たちの立ち入りを制限して、正門でいちいち入構手続きを求めるのはさぞかし大変だろう。

はいえ、本郷キャンパス観光地化しているという指摘はあたっている。

毎日のように大型バスが何台も大学前にやってきて、中高生観光客団体が列をなしてキャンパス内に入ってくる。日本国内からだけでなく、中国韓国台湾といったアジア諸国からやってきたらしい団体もよく見かける。

これらの人々が固まって道を塞いだり、騒ぎながらセルフィー棒で写真をとっているのを見かけて、眉をひそめる東大生がいたとしても全然おかしくないと思う。


しかし、「学外者」の立ち入りを完全にシャットアウトすることは難しいのではないかと思う。本郷へやってくる人たちのなかにはきっと、東大漠然としたあこがれを持ってやってくる人もいるのだろうし、そうした人たちに対して大学も悪い顔はできないだろう。

キャンパス内を物珍しそうな顔で歩いている中高生が、10から20年後には、彼らを迷惑そうに見つめる東大生はるかにしのぐ立派な研究東大でやり、場合によってはノーベル賞も取ることだってありうるのではないだろうか。


先日話題になった世界大学ランキングトップ10に入っている大学で、私が訪れたところはいずれも、東大よりはるか観光地化が進んでおり、観光客でごったがえしていた。大学の主要な建物の周りには土産物屋が立ち並び、大学ロゴが入ったパーカーTシャツを売っている。その周辺にはカフェレストランがあり、一つの経済圏形成している。

大学の方もまたしっかりしたもので、歴史的建物カレッジは入場料をとり、一日のうち限定した時間帯に立ち入りを許している。立派な美術館カテドラルを持っている大学カレッジ)は、これらの入場料から収入を得ている。

こうした大学観光客学生とのあつれきが問題になりにくいとしたら、先のエントリでも述べたように、もともと大学と周辺の街との境界線あいまいからだろう。

東大場合キャンパスの内と外の区別がかなりはっきりとしており、キャンパス内が手狭なので、そこに多数の人が一挙にやってくると、学生ストレスを感じやすいように思う。


「学外者」立ち入りから生じる問題


本郷キャンパスでは現状で、研究棟に「学外者」が団体で入ってくることはないので、研究室にこもっているかぎりでは、「学外者」との間で問題が生じることはない。

「学外者」が大声で話すことがあったとしても、現状では、研究棟の造成工事や、総合図書館の新設・改築工事騒音のほうが、はるかにうるさい。

問題が生じるのは、学生と「学外者」が共有するアメニティスペースや、「学外者」の団体立ち入りを許している施設だろう。

まず、キャンパスに立ち入る「学外者」のうち、もっとも人数が多いのは修学旅行団体であるが、彼らは門の前にしゃがんで集合したり、狭い道で立ち止まったりして完全に通行を遮断することがあり、引率の教員もそのことに気づいていない場合がある。

また、修学旅行生やウオーキングツアー団体が昼時に中央食堂へいっせいにやってくると、数十分間の間、学生にとっては食堂機能が完全にフリーズしてしまう。このため、12から13時までのあいだ、「学外者」の利用は遠慮してもらうよう依頼する貼り紙入り口にある。しかしこの制限がかかる時間帯の直前にやってくる団体は結局制限時間帯になってもいる場合があり、あきらかに貼り紙無視している人々も制限時間帯に複数いる。授業の合間や、実験論文執筆の合間をぬって食堂を利用したい学生にとっては、食堂が一体誰のために、何のために存在しているのかわからないと憤慨する時があっても無理はないように思う。

総合図書館は、現在工事中で「学外者」の見学を受け入れていないが、それ以前はキャンパスツアーの経路に入っていた。中に入る「学外者」は、大きな声で話すということはないものの、多数の人達がドカドカと足音を立てて閲覧室に入ってくる。彼らは勉強中の学生の姿やノートを、好奇心いっぱいで覗きこんでから、無言で立ち去っていく。このようなことを毎日のように繰り返されて、いい気持ちがする人はいないだろう。

医学部前の広場は、日暮れ時は、愛犬家交流スペースとなっている。犬と人が遊んでいるのを見るのは心和むひとときであるが、一部の人は、人通りが最も多い昼休み時に犬を連れて狭い道を歩きまわっており、さすがに周囲への配慮が足りないのではないかと思われることがある。


キャンパス空間利用の仕方は議論されてよい


キャンパス内でただくつろいだり歩きまわったりしたい人を追い出してしまったら、そこは学生にとってもさぞかし息苦しい場所だろう。

はいえ、学費を払って真剣勉強している学生が、配慮が足りない一部の人々の行為に対して黙っている必要はないのではないだろうか。

キャンパスにやってくるさまざまな人が快適にひとときを過ごすことができるように、お互いの存在に気づくことができるように、声を上げることは、全然おかしいことではないと思う。

たとえば、

といった要望をして、どれほどの問題があるだろうか。


学生が黙っていれば、大学教職員学生のことを「舐めて」かかる生き物である


大学教職員は、学生が集中して学習できるように、もちろん日々配慮しているだろうが、かれらは幾分年をとっているため、細かいことには気づかない場合がある。

年を取ってくると、10代後半から20代前半の学生は、教職員にとって、生理的に、まったく別の生き物に感じられるようなので、学生の細かい要望に応ずる善意があったとしても、そもそも相手が何を望んでどのように感じているのかわからないのではないか。

また、任期がない教職員基本的国家公務員メンタリティを持ち続けている(彼らは文部科学省社会保険に加入している)ので、自分がクビになるリスクがない限り、何らかの業務改善をしても得られるインセンティブはそれほど大きくないという認識を持っている。なので、文句をいわれないかぎり、学生要望を察知して自分から動くということは、あまりない。

したがって、学生が声を上げることが、現状を変えるための第一歩であるように思う。

2015-10-06

H23行政法

感想

・結局8時間かかった。途中で紙に書くのをあきらめてPCで打ち始めた。

・全体的に誘導分かりづらすぎ。上位答案も把握しきれていないのがほとんど。

・設問1については通達が「関係法令」(9条2項)に当たらないことを前提にして、それからどうすんの?みたいなとこを聞きたかったらしいけど、中原行政法に書いてない時点でりーむー。上位答案も書けてない。

・設問1書きすぎた。どう削ればいいのか要検討。

・設問2(2)はほんと難問。『行政法ガール』の参考答案さえ誘導に乗れてない時点で無理。上位答案がどこまで書いてんのか要検討。

・設問3はほとんど力尽きてどうでもいい記述になってる。

設問1

1. X1原告適格

 「法律上利益を有する者」(行政事件訴訟法〔以下「行訴」と略す〕9条1項)とは、当該処分により自己権利若しくは法律上保護された利益侵害され、又は必然的侵害されるおそれのある者をいう。そして、当該処分を定めた行政法規が、不特定多数者の具体的利益を専ら一般的公益の中に吸収解消させるにとどめず、それが帰属する個々人の個別的利益としてもこれを保護すべきものとする趣旨を含むと解される場合には、このような利益もここにいう法律上保護された利益に当たる。

 そして、上記の法律上保護された利益の有無を判断するに当たっては、行訴9条2項に規定されている考慮要素を勘案することとなる。

(1) 「当該法令趣旨及び目的」の考慮

(a) 本件許可によってX1は、法科大学院Sにおいて教育をする際、それを静謐環境下で行うことができる権利利益侵害されると主張することが考えられる。

(b) モーターボート競走法(以下「法」と略す)1条は、同法の目的が「海に囲まれ我が国の発展」、「公益の増進を目的とする事業の振興」、「地方財政改善」にあるとしている。

この目的規定からは、法科大学院Sの静謐教育環境保護する目的は窺われない。

(c) 本件許可要件を定めたのは法5条2項・モーターボート競走法施行規則(以下「規則」と略す)12である。この規定は場外発売場の「位置」「構造及び設備」「施設及び設備」について抽象的な基準を定めているだけであり、規律内容は詳細とは言えない。

もっとも、規則12条1号は場外発売場の位置が「文教上・・・著しい支障をきたすおそれのない場所であること」を要件としている。文教とは文化教育のことであるから、同号は場外発売場により周辺の教育環境に支障をきたさないよう配慮していると言える。

(d) 規則11条2項1号は、場外発売場の設置許可申請に際し、申請書に場外発売場付近の見取図を添付するよう求めている。しかもそこには周辺1000メートル区域内にある「文教施設」の位置及び名称を明記することを求めている(同号括弧書)。この見取図は、国土交通大臣が、場外発売場が周辺の文教施設に与える影響を審査するために必要となるものであり、そのために添付が義務付けられていると解される。したがって同号は、法科大学院Sの静謐教育環境保護しようとしていると言える。

(e) 法4条5項は、国土交通大臣が場外発売場の設置許可に条件を附すことを認めている。その要件国土交通大臣が「必要があると認めるときとあるだけである文言抽象から言って、周辺教育施設への影響をこの要件判断考慮することも可能と言える。したがって、同項は、法が法科大学院Sの静謐教育環境保護しようとしていることと矛盾しない。

(f) したがって、法は目的規定にこそ掲げていないが、法科大学院Sの静謐教育環境保護しようとする趣旨であると解される。

(2) 「当該処分において考慮されるべき利益の内容及び性質」の考慮

 (a) まず、法科大学院Sにおいて教育をする際、それを静謐環境下で行うことができる権利利益は、生命・身体・財産といった高次の利益に比べてその重要性は劣後する。

 (b) 法科大学院Sの静謐教育環境侵害する原因となるのは、まず場外発売場から発せられる騒音であるしかし、場外発売場と法科大学院Sとは400メートル離れていることから、この騒音もある程度減衰するとの反論も考えられる。

しかし、場外発売場は、多数の来場者が参集することによってその周辺に享楽的雰囲気喧騒といった環境をもたらす。特に本件では、P駅から来た来場者は県道を通って場外発売場に向かうことになるが、その際、県道に面した法科大学院Sの前を通ることになる。その結果、法科大学院Sの周辺には享楽的雰囲気喧騒といった環境がもたらされることとなる。法曹養成という目的の下、学生全員が静謐環境下で勉強することが求められる法科大学院性質上、教育環境に対する悪影響は甚大である

 (c) 本件施設が場外発売場として営業を行うのは1年間に350日であり、ナイターのない日は午前10から午後4時頃まで、ナイターのある日は午前10から午後9時頃まで、来場者が出入りし続けることとなる。

 しかも、本件施設敷地面積約3万平方メートルという大規模施設であり、700台を収容する駐車場が設置されることを考え合わせると、本件施設の来場者は多数人に上ることが予想される。

 そうすると、本件施設へ多数の来場者がほぼ一年中昼夜を問わず法科大学院Sの前を通ることとなる。その結果、法科大学院Sの静謐教育環境は絶えず侵害され続けることとなり、その侵害の程度は大きいと言える。

 (d) したがって、法科大学院Sにおいて教育をする際、それを静謐環境下で行うことができる権利利益は、生命・身体・財産匹敵する高次の利益とは言えないもの重要利益である。また、本件施設によりその利益侵害される程度は大であるということができる。

(3) 結論

 以上の検討により、法科大学院Sにおいて教育をする際、それを静謐環境下で行うことができる権利利益は、法律上保護された利益に当たるということができる。また、本件認可はこの利益を害するということができる。

 よって、X1は「法律上利益を有する者」に当たり、原告適格が認められる。

2. X2の原告適格

 X2は「法律上利益を有する者」に当たるか。

(1) 「当該法令趣旨及び目的」の考慮

(a) 本件許可によってX2は、静謐環境下で生活する利益侵害されると主張することが考えられる。

(b) 法1条は周辺住民生活環境について言及しておらず、ここにX2の静謐生活環境を保護する目的は窺われない。

(c) 規則12条1号も周辺住民生活環境に支障を来たさないことを要件としていない。したがってここにもX2の静謐生活環境を保護する目的は窺われない。

(d) 規則11条2項1号は、場外発売場の周辺の見取図の添付を要求している。これにより国土交通大臣は場外発売場周辺の住宅状況等を把握することもできる。しかし、文教施設及び医療施設と違って住宅状況については詳細な記述を求めていない。設置許可審査住宅状況を考慮に入れることが規則11条2項1号の主目的であるわけではない。したがってここにもX2の静謐生活環境を保護する目的は窺われない。

(e) 法4条5項が、X2の静謐生活環境の保護矛盾しないのはX1について検討したところと同様である

(f) したがって、法はX2の静謐生活環境を保護しようとする趣旨ではないと解される。

(2) 「当該処分において考慮されるべき利益の内容及び性質」の考慮

 (a) まず、静謐環境下で生活する利益は、生命・身体・財産といった高次の利益に比べてその重要性は劣後する。

 (b)  X2の静謐生活環境を侵害する原因となるのは、場外発売場から発せられる騒音である。場外発売場とX2の住居は200メートルしか離れていない。これは、騒音を減衰するのに十分な距離とはいえないから、X2に予想される騒音被害は甚大といえる。

 (c) 本件施設へ多数の来場者がほぼ一年中昼夜を問わずX2の住居の前を通ることとなるのはX1について検討したところと同じである。その結果、X2の静謐生活環境は絶えず侵害され続けることとなり、その侵害の程度は大きいと言える。

 (d) したがって、X2が静謐環境下で生活する利益は、生命・身体・財産匹敵する高次の利益とは言えないもの重要利益である。また、本件施設によりその利益侵害される程度は大であるということができる。

(3) 結論

 以上の検討により、本件許可により、X2が静謐環境下で生活する利益侵害される程度は大といえる。しかし、法にX2の静謐生活環境を保護する趣旨を見出すことはできない。

 よって、X2は「法律上利益を有する者」に当たらず、原告適格が認められない。

設問2(1)

1. 候補

 本件で考えられる訴えは、①本件取消措置差止めの訴え(行訴3条7項)と、②本件要求措置違法であることの確認の訴えである

2. 比較検討

(1) 適法とされる見込み

 (a) ①の訴えの訴訟要件

 本件で国土交通大臣は、要求措置にAが従わない場合、取消措置を執ることを検討している。この状況下でAは国土交通大臣に対し、要求措置に従う意思がないことを表明している。そのため取消措置が執られる蓋然性が高く、「一定処分・・・がされようとしている場合」(行訴3条7項)に当たる。

 取消措置がされた場合、その後取消訴訟等を提起して執行停止の決定を受けることなどにより容易に救済を受けることができるものではないことから、「重大な損害を生ずるおそれ」(行訴37条の4第1項・2項)があると言える。

 本件要求措置行政指導であり処分に当たらない以上、これの取消訴訟と取消措置に対する差止訴訟との関係問題とならない。そのため、補充性(行訴37条の4第1項但書)も認められる。

 本件取消措置の名宛人はAである以上、Aに原告適格(行訴37条の4第3項・4項)が認められる。

 以上の検討により、本件取消措置差止めの訴え訴訟要件を全て満たし、適法である

 (b) ②の訴えの訴訟要件

 ②の訴えの訴訟要件のうち問題となるのは確認利益である確認訴訟は不定型訴訟であり、最後の救済手段と考えられているから、補充性が要求されるのである

本件では取消措置に対して差止訴訟が認められることから、この補充性の要件を欠き、不適法となる。

(2) ①の訴えの実効

 Aは取消措置を受けるおそれを除去することを求めており、取消措置差止訴訟の認容判決が得られれば、国土交通大臣は取消措置を執ることができなくなる以上、Aの目的は達せられるといえる。したがって、①の訴えの実効性は高いといえる。

3. 結論

 本件でAは、①本件取消措置差止めの訴え(行訴3条7項)を提起することが適切である

設問2(2)

1. 本件取消措置適法性を論ずる前提として、国土交通大臣がAに対し執り得る措置範囲ないし限界検討する。

(1) 規則12条に定められた基準以外の理由許可拒否できるのか

 この問題は、Aが要求措置に従わないことを考慮して、許可拒否できるかという問題である。そこで、設置許可について国土交通大臣要件裁量が認められるかが問題となる。

 本件で設置許可基準を定めた規則12条各号は、場外発売場の「位置」「構造」「設備」「施設」に着目して具体的な基準を定めており、一般的な包括要件を定めていない。これは専ら「位置」「構造」「設備」「施設」について審査し、それ以外の点を考慮しない趣旨と思われる。そのため、国土交通大臣要件裁量を認めるとしても、「位置」「構造」「設備」「施設」と関係のない理由許可拒否する裁量までは存しないと解される。

(2) 通達に定められたことを理由にして許可拒否してよいのか

以上に述べた点に加えて、本件通達は法による委任を受けずに定められたものであるから、その性質行政規則である。したがって本件通達法的拘束力はなく、上述した裁量範囲を考え合わせると、Aが本件通達に従わなかったことを理由許可拒否することはできないと解される。

(3) 通達違反により許可の取消しまでできるのか

 設置許可の取消しについては法59条規定しているが、その要件は設置者が法58条2項の命令違反したことである。これは許可の取消しという、許可拒否に比べて強い効果を持つ処分をする要件を厳格に限定した趣旨と思われる。したがって、法58条2項の命令違反以外の事由を考慮する裁量は認められないと解される。

 したがって、通達違反により許可の取消しまですることはできないと解される。

設問3

1. 考えられる規定の骨子

 本件制度実効性を持つためには、T市長許可を得ていないにもかかわらず場外発売場を設置した事業者に、(a)罰則を与える規定、(b)場外発売場を強制撤去する規定必要である

2. 条例問題点

(1) 規定(a)の問題点

 条例刑罰規定を置くためには、地方自治法14条3項の要件を満たさなければならないという問題がある。

(2) 規定(b)の問題点

 ここには、条例行政上強制執行手段を創設することができるのかという問題がある。そしてこれは認められない。行政代執行法1条にいう「法律」に条例が含まれないからである。なぜなら、同法2条で「法律法律委任に基く・・・・・・条例を含む。以下同じ。)」とされていることの反対解釈から、そう解されるのである

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