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はてなキーワード: ヤン提督とは

2016-01-13

なぜ角谷杏はあんなにもグータラなのか

既にあちこちで言われてて二番煎じかもしれないけど、思いついたので書かずにはいられなかった。

大洗女子会長があれだけででーんと構えて碌に仕事しない理由はと考えると、やっぱ「指揮官じゃない責任者」だからなのかなあ、と。他校の戦車道は「最高責任者」と「実質的最高指揮官」が一致してて、多分最終的な責任アンチョビ姐さんとかケイさんとかダー様とかカチューシャとかが取るんだろうけど、大洗女子は違う。

大洗女子最高責任者あくまでも会長だ。彼女こそが戦車道を復活させ、西住みほ隊長に据え、「戦車道チームの目標」を定めた。劇場版では文科省官僚と熾烈な交渉を繰り広げて学園艦の命運を賭けた勝負に打って出た。そして事実上クイズ大会やエンカイウォーなど、後方での作戦指導に関わらない部分の実権は未だに生徒会が握っていることが随所で示唆されている。おそらく、仮にどこかで敗戦することがあったとしたら彼女が詰め腹を切らされていたのだろう。

要するに他校の戦車道チームは基本的銀河帝国であり皇帝おん自ら指揮を執るのだが、大洗女子自由惑星同盟なのだ。西住みほ立場ヤン・ウェンリーであり、チームの戦術担当してはいても最終方針についての決定権はない(この辺が、同じく上から口説き落とされて指揮官就任しているけど実際にはチームの目標とかの決定権も握っていそうなドゥーチェとの違いか)。その西住みほの率いるチームに会長が一車長として参加しているのは、ヤン艦隊ウォルターアイランズ国防委員長が分艦隊司令官として参戦しているようなものだ。

仮にそんな状況が生まれたとして、ではアイランズ委員長はどう振る舞えばいいのか。いちいちヤン提督作戦指導に口を出すべきか? 一艦隊司令官として任務に精励すべきか? おそらくは、「艦橋の司令官席でおとなしくして、ヤン提督の指示にハイハイと従っておく」辺りが最も穏当な解なのではあるまいか。彼が本格的に艦隊指揮に乗り出すのは、ハイネセンに帝国軍が迫ってからでも遅くはない。

そう、プラウダ高校に絶体絶命の死地まで追い込まれて初めて、これまで致命的なノーコンにも拘らずずっと砲を預けてきた河嶋桃と交代したように。

こうして見ると大洗女子戦車道というのは「最高責任者最高指揮官が分離しながら、前者が後者の指揮下に入っている」という極めて特殊な事例なわけで、そういう特殊状況下における最高責任者の振る舞いとして、彼女のあのグータラっぷりは実はパーフェクトなのではないか。彼女が裏で暗躍し、かつ試合では作戦指導に何も口を挟まずにきたからこそ西住殿が雑音に悩まされることなく「やっと見つけたわたし戦車道」をのびのびと追求することができているわけで、あれは実は理想的前線と後方の関係を築いているのでは(守護天使勤労意欲に目覚めて以降のアイランズ委員長とビュコック提督との関係的な)。単に「そういうキャラ」として片付けるのではなく(もちろんそういう面もあるんだろうけど。彼女典型的な「有能な怠け者」だよね)、こういう視点で見てみるのもいいんじゃないかなと(車輪の再発明になっていたら恥ずかしいので穴掘って埋まってます)。

なお他のチームも妄想してみると、サンダースは膨大な物量をうまく捌けるだけの官僚機構(資材班とかそういうの)が他所よりも発達してそうだからケイさんの役割元ネタの国における大統領と完全に被ってそうな。快活さで人を惹きつけ従うべき理念を示し戦略の道筋も示すけれど細かい点はアリサみたいな部下が指示する。黒森峰の場合はそういう後方の仕事が完全に戦車道従属してるプロイセンみたいな感じなんだろう。指揮官あくま試合の巧拙で選ばれるという。プラウダカチューシャ的には有能な独裁者による恐怖政治を敷いているつもりなんだろうけど実際はどうなのかな。実力で一目置かれてるんだけど見た目と振る舞いの幼女力の高さから戦車道チームのマスコットとして扱われていて生徒たちの感覚としてはそこまで恐怖政治ではなくむしろ癇癪持ちの妹みたいに思われているとしたら、なんかこう、良くないですか(むしろ副官の方が怖いけど彼女ロリコンカチューシャに忠実なので恐怖政治にならずに済んでいるギリギリバランスの上にいる感がある)。アンツィオアンチョビ最高責任者であり最高指揮官でありお母さんなんだよなあ。

ちなみに劇場版で好きなキャラローズヒップちゃんです(どうでもいい)

2015-07-18

俺選:普段読書しない人におすすめの本 30選

はてブホットエントリーの30選(http://gathery.recruit-lifestyle.co.jp/article/1141321068543131601)がイマイチ感性に響かなかった(普段読書しない人向けか?)ので、俺選してみる。

  1. 銀河英雄伝説 1 黎明編 田中 芳樹
  2. 王都炎上アルスラーン戦記〈1〉 田中 芳樹
  3. 狼と香辛料 支倉 凍砂
  4. 百年法 上 山田 宗樹
  5. MISSING 本多 孝好
  6. 夏への扉 ロバート・A. ハインライン
  7. ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち 三上
  8. 刺身が生なんだが フミコ フミオ
  9. 予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 ダン・アリエリー
  10. 黄金の王 白銀の王 沢村 凜
  11. リング 鈴木 光司
  12. イン・ザ・プール 奥田 英朗
  13. まぶた 小川 洋子
  14. 三月は深き紅の淵を 恩田
  15. 獣の奏者 I闘蛇編 上橋 菜穂子
  16. 風の陣【立志篇】 高橋 克彦
  17. 南極点ピアピア動画 野尻 抱介
  18. 華竜の宮 上田 早夕里
  19. 二重螺旋悪魔〈上〉梅原 克文
  20. 月の影 影の海〈上〉―十二国記 小野 不由美
  21. ロスジェネの逆襲 
  22. 天地明察(上) 冲方
  23. 掌の中の小鳥 加納 朋子
  24. ITエンジニア小説 人形つかい・ビギニング リーベルG
  25. 人形つかい ロバート・A. ハインライン
  26. マラケシュ心中 中山 可穂
  27. 新世界より (上) 貴志 祐介
  28. ガンジス河でバタフライ たかのてるこ
  29. Twelve Y.O. 福井 晴敏
  30. 哲学的な何か、あと科学とか 飲茶

反省会

振り返ってみると、なんかかなり偏って・・・・・・

んー選者ってむずかしいね!!@結論

もっといいセレクト教えてプリーズ

ちなみに今回紹介の本は、ほぼ全て(マラケシュ心中以外・・・Kindleで買えます!!!

本屋に行くのめんどくさいなーというそこのあなたも、ぜひこの機会に読んでみてね!&面白い本あったら教えてね!

2012-06-20

ギリシャ20人と話しました 続き

http://anond.hatelabo.jp/20120619092231

 もちろん私も全面的にギリシャ人は悪くないと思っているわけではありません。思うところをギリシャ人にぶつけてみましたが、論理立ててきちんと話せる人はそんなにいないんですよ。

日本人でも、消費税上げると言えば「それはやだなあ」という人が多いはずで、じゃあ、どうすると聞いたところで、論理立ててどうこう言える人はほとんどいないですよね。それと同じで、ギリシャ人の政府が悪い、外国資本が悪い、IMFが悪いというのも、直観的な話であって、「私たちが悪いのではないのだから、外部に悪い原因があるに違いない」という感覚的な見方が大半です。

 いや、統計的にはこうなっていて、こういう構造的な問題があってというレベルで話せた人は、例の経済学者日本に住んでいた人だけです。

 日本語勉強しているという大学生は、彼は母親ドイツ人で、ギリシャではドイツについてネガティヴなことを言われてうんざり、という風でしたが、日本ウェブでのギリシャ批判に目を通して、「ひどい、差別だ、偏見だらけだ」と憤っていました。そりゃ、あなた2ちゃんねるばっかり見るから…。彼は、スペインイタリアほとんど批判されていないのにギリシャけが批判されている、差別だ、と言っていましたが、その発想自体が問題じゃないかしらと私は指摘しました。プライマリーバランスが悪いわけではないイタリアスペインを同列に扱う訳にはいかない、イタリアスペインユーロゾーンの信用不足の煽りをくらった二次的な被害者という側面があり、国家財政の収支を虚偽改竄したギリシャと同列に扱うとしたらそれこそが差別だ、ギリシャ人の事実を捉えられない、我が身のみを憐れむメンタリティが批判されているということがどうして分からないのかと聞きましたが、そこから先は発狂状態でインタビューどころではありませんでした。

 ギリシャ政府を選んだのはギリシャ国民なのだから政府を批判してことたれりとしているギリシャ人のメンタリティおかしいのではないかともインタビューをしたすべての人に聞きましたが、うん、そうだね、みたいなことを言ったのは、日本在住15年歴のある老人のみでした。彼は物の見方が一般的な日本人ほとんど変わらないというか、ギリシャに対して、場合によっては辛辣すぎる見方をしていたので、ギリシャではなかなか生きづらいのではないかと思います。そう聞いたら、「そうだね、横浜の水準に慣れてしまっていたから、帰国して数年はいちいち腹を立てていたものだが、今もし日本に戻ったら、私なんてまるで使い物にならないだろうね」と笑っていました。彼が言うには、もともとギリシャ地政学的な理由から列強によってこしらえられた国で、ギリシャ人というまとまりもなかった。そこでありもしない古代ギリシャとの連続性を持ち出して、ナショナリズムを煽った。作られたものから空虚で地に足がついていない。それに加えて第二次世界大戦から戦後には血で血を洗う内戦があり、軍政もあった。公共に対する一体感責任感は育ちようがない。数々の矛盾をその時々に解決するのではなく、民主主義政権ネポティズムで支持者を増やしたり、福祉で懐柔して、やり過ごしていただけだ。ギリシャ人にはナショナリズムはあっても愛国心はない。

 彼はそう言っていました。

 民主主義は、民衆責任を誰かに押し付けることが出来ないという一点において優れた政治体制であるとかのヤン提督は言いましたが、実際には民衆はそうそう物分りがいいわけではないようです。それにある政党投票たからと言って、このような不正が起こることまで予見して、その責任民衆に負わせるというのも、おかしな話ではないでしょうか。

 何度か話に出てくる経済学者ナショナリストで、その見解はいちいち鼻につくところが多かったのですが、たとえば、そもそもの遠因としてギリシャユーロゾーンに加盟できたこと自体、ヨーロッパ古代から続くアジアに対するレイシスト意識と関係しているのではないかと私は疑問を提示しました。たとえばキプロス問題は経緯を見る限り、九分九厘ギリシャ責任なのですが、トルコのみがなぜか悪者として欧米メディアでは扱われている。一事が万事ギリシャについては、ギリシャ西欧文明揺籃の地として取り込まなければならない西欧側のコンテキストに沿って、ある種のプレミアが無条件に与えられてきたのではないか、そのプレミアが建前と現実乖離をもたらしたのではないか、と私は尋ねました(こういうレベルのことを聞けたのは経済学者氏に対してだけです)。

 彼はいちいち反論というか糊塗をしてきたのですが、それは歴史修正主義者が実際にはどうかと言うことよりも「やる」という意思で事実を取捨選択するような、意志産物であったのですが、そういうことをしようと思えばやれるわけで、現実ギリシャが困窮していると言う事実から敷衍すれば詭弁なのですが、ある程度の知識人にも事実よりはフィクションを優先させる態度があるのではないかとは思いました。

 

 
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