はてなキーワード: アルバムとは
オランダ旅行のついでにお土産で買って帰ったものを、休日にチビチビと食べている。
「今日は休日だから昼間から酒飲んじゃおうかな~」くらいの気持ちで食べている。
食べているっていうのは比喩でもなんでもなくて、本当に食べている。経口摂取している。一回にボールペンの先っちょぶんくらい。
食べるのはメジャーな摂取方法ではないんだけど、メジャーな方法だとなんとなく身体に合わないっぽいので敬遠している。煙草まったく吸わないし。
メジャーな摂取方法では、摂取後数分~2,3時間ほど効き目が続くらしい。
一方経口摂取だとメジャーな摂取方法より効き目が長続きする。効き始めも遅いけど。摂取後1時間~12時間くらいまでは効いてる感じがする。
先程書いた1回分、ボールペンの先っちょくらいでそんな感じ。多めにすると効き目ももう少し長いのかもしれない。けど効きすぎるのが怖くて試していない。
オーバードーズもないそうなので効きすぎたにしても気持ち悪くなって寝ちゃうくらいだとは思うけど。
摂取すると様々な影響が出てくるのだけど、まず真っ先に口の中が乾いてくる。
どうやら唾液が減るっぽい?口の中が乾燥してくるので喉が乾く。別に脱水に伴う渇きというわけではないっぽい。
口の中が乾いてくると「あ~効いてきたのかな」って思う。
それからだんだん酒を飲んだわけでもないのになんとなく酔っ払ってきたような感じになる。
酔っ払ってきた感じになってからのことを以下にダラダラと書く。
効能には個人差があるはずなので、少なくとも自分に限っての話。
というか自分にこういう効能があったって話を聞いてほしいだけ。
パソコンの前に座ってお気に入りの曲を聴きながら目を閉じると、まるでボーカルが目の前で歌ってるかのような臨場感と迫力がある。幻視に近い、リアルな想像が浮かんでくる。
女性ツインボーカルによる曲を聴いたときなどは、あまりに二人の様子が生々しく想像できてしまい勃起すらしてしまった。
これについては後述するけれども、とにかく何かにつけて勃起してしまう。何故か。
先述の話はスピーカーでの話だけども、ヘッドホンで聴くとまた違った経験が得られる。
とにかく頭の中全体がコンサートホール、ライブ会場にでもなったかのようなダイナミックかつ透き通った鳴り方を体験できる。
かと思えば楽器ごとの息遣いも感じられるし、いつもは気にしていなかった細かなパンの振り具合が心地よく、「ここってリバーブかかってたんだ!」などの繊細な発見もできる。
「ここでこんな音鳴ってたの!?」と普段気づかないようなことに気づける。
一番驚いたのは、コード鳴らしてるギターがアップで弾いてるのかダウンで弾いてるのかがわかったこと。
ギターでジャ~ン!とコード鳴らすとき、全部の弦が完全に同時に鳴るわけではないじゃない?超スローモーションで見ると1→2→3→4→5→6弦の順、あるいは逆順で鳴らしていくわけでしょう。
そのことが耳でわかる。これにはびっくりした。
ジャ~ンじゃなくてジジジジジジャ~ンみたいに鳴ってるんだなっていうのがわかる。
あとドラムのゴーストノートと言われるような音も「もしかして今の音では?」みたいなのがなんとなくわかったりわからなかったりする。あんまりわからない。
4分33秒コンピアルバムとか聴いたら細かな物音がいろいろ聞こえて楽しいのかもしれない。
あと曲が長く感じられる。3分の曲は5分に、5分の曲は8分くらいに聞こえる。
音がとにかく充実しているという体験ができる。
曲に対する解像度がとにかく高くなる。
効いてる状態で楽器を弾くと、この上なく満たされた時間を過ごすことができる。
楽器が上手くなったように錯覚できる。鼻歌すらも。ただし耳は鋭くなっているので失敗は目立つかな。
まず音がよく聞こえることによる感動がスゴい。
2分の曲が3分くらいに感じられるので楽しい。曲の途中で「まだ終わってないの!?」って思った。
あといつもより腕前的に上手かった。
先述の音楽の話に関係すると思うんだけど、効いてる間は曲に対する解像度が高くなるのね。
それは聴覚的な話もだけど、時間的にも視覚的にも解像度が高くなる。
わかりやすく言うとスローモーションで譜面が見えるとでもいうのだろうか?厳密にはスローモーションとも違う感覚なんだけど…。
自分の場合、感覚の話なので伝わりにくいとは思うんだけど、超集中してるときって「この配置だからこの運指でこう押して…」の連続を脳で処理しまくってる感じなのね。
その超集中が解像度の高さのおかげで実現できてる感じ。
ただ、最初にも書いた通りなんとなく酔っ払う感覚に近いものはずっとあるので、気を抜くと全然譜面を押せなくなる、というか押す気がなくなる。
気持ちをしっかり持って意識を前面に張り付けるイメージで音ゲーをしたら普段より上手だったって話。
ただ、2分の曲を3分に感じられるような解像度の高い状態でしっかり譜面を処理しようと気を張ると、脳が超疲れる。
オメガトライブのクロックアップってこんな感じなのかなって思った。
とはいえ。
効いてる最中の音ゲーが上手かったとはいえ、実力の120%も出せる感じではない。
なんとなく実力の最大値、100%にほとんど近い状態、あるいはせいぜい101%くらいだろうか?
「今日メチャメチャ上手くない!?」って日に近づける感じかな。
ドーピングして大会優勝しちゃうぜ!みたいなノリでは使えないと思う。あくまで自分の実力の範囲内で上手くなってるだけなので。
ここまでオランダ土産のチョコが聴覚に及ぼす影響編を書いたのだけど、味覚や視覚に及ぼす影響編を書くにはちょっと長すぎる気がするからそのへんはまた今度書いていこうと思う。
これらの影響はあくまで自分の体感でしかないので、およそフワフワとした感覚的なことしか書いてないので、伝えようとしたイメージが全く伝わらない恐れもあるのだけど、そもそも効能も個人差があるので許してほしい。
じゃあね。また今度。
なんとなくやめてこっちに書く。
こんな感じです。
最近発射の威力がほんとに弱くなってしまって、このままだとNoSEXで人生フィニッシュしそうだと思ったので1日でも早くしないとと参戦した。
送迎のミニバンで店に向かう。
待合室の気まずい感じ。
ぼかしなしのアルバムがあったので、写メしようかと思ったけど、変なことして出入り禁止とか困るので止めた。
この時予約した嬢の顔を初めて見る。ちょっと思ってた感じと違ったけど、自然でいい、と思うことにした。目的は顔じゃない。
で、同士たちはどんどん呼ばれるのに、おれ呼ばれない。。。とうとう待合室に一人ぼっち。
マジカヨ大丈夫かよ、15分過ぎてんじゃん、と思っているとやっと呼ばれた。
呼ばれて移動すると、そこには舐めるようにWEB画面で精査した女性の本物がいた。
普通に可愛く、肌もきれい。あー良かった、と思ったと同時に激しく緊張して声が出なくなった。
ちゃんとできるか不安・・・。よく不発と言う話を聞くから・・・。
ダラダラ話をしたりしてプレイ時間を引き伸ばすイメージが合ったんだけど、どんどん脱がせにかかってくる 笑
このときのパンツ脱衣で勃起。とりあえず「勃たない」という悲劇は回避。
つーかたくさん出た感覚がなかったのが残念。。。
でも、AVみたいに流れ出る精子を見せてくれたので、でたのは間違いない。
2回目はマットで。
今度はさっきよりかは多めに発射した感じがして、満足。
それよりも2回できたことが嬉しい。
そして、意外とまだ元気。3回目いけちゃう?
3回目はベッドで。
マンコをなめさせてくれたんだけど、難易度高すぎる。童貞だっていうのにさw
そして憧れの?正常位で3回目。
ウソかホントか、3回デキる人はあまりいないとのことで、ちょっと嬉しい。
ここで打ち止め。
次回はもっと溜めて望みたいと思った。
つまらなくてごめん。
Official髭男dismさん、紅白初出場おめでとうございます。
かねてから目標にしておられたステージを一つづつこなし、多くの人に曲を聴いてもらえるようになって目標にしていた国民的バンドが近づいてきましたね。
さて、私はいわゆるアニソンしか聞いて来なかったオタクなのですが、とあることをきっかけにOfficial髭男dismを聞くようになりました。
小さい女の子がターゲットのアーケードゲームで遊び、アニメをみて、曲を聞くただそれだけのオタクでした。カラオケで入れるのはアイカツ、プリパラ、あとは東方アレンジ…。一般人に向けて歌える曲は10年前の曲。
小学生の頃、OR◎NGER◎NGEにどハマりしてました。当時の自分は人に流されてばっかで「◎◎ちゃんが聞いてるから」「みんなが好きだから」「そうしないと話に付いていけないから」そんな理由で聞き出してハマっていったと思います。ファンクラブに入っていたし、CDやDVD、掲載雑誌はほぼほぼ買ってもらっていたな…今思うとめちゃくちゃ贅沢な小学生だな…
OR◎NGER◎NGEって沖縄出身のグループで、紅白初出場した時に沖縄から中継してたんですよね。とにかく「地元」にすごくこだわってたバンドだったなって。
そういう所がとってもうらやましかった。自分は沖縄や北海道みたいに特別な地域に産まれたわけでもなく、東京や大阪みたいに都会に住んでるわけじゃない。
自分の住んでいる県は何にもなかった。誇れるところが隣の県と最低人口競い合ってるくらいしかなかった。
秘密結社鷹の爪っていうアニメがあって、NHKでも放送されてたアニメなんです…。団員の吉田くんの出身地が島根県っていう設定で、本編で吉田くんが島根県の自虐をするシーンが沢山あるんですね。
それをカレンダーにしたのが「島根自虐カレンダー」なんですけど、それが県内ですごく大ヒットしまして。島根県民は自分の県に対してとくに誇れるところがないから自虐することが大好きなんです。とにかく大好き。
だって隣の鳥取と人口の最低人口を競い合ってるし、「島根と鳥取どっちが左?」っていう関東の人の問に対して鼻息を荒くして答えるし…。
とにかく「秘密結社鷹の爪」っていうアニメが島根県の広告になっていて、吉田くんは観光大使になっています。駅や空港に行けば吉田くんがプリントされているお土産が普通に置いてます。世界征服が島根から始まってる…
「秘密結社 鷹の爪」がLINEライブとかYouTubeとかで配信してた時期があるんですけど、その時期にEDを担当してたのが売れる前のOfficial髭男dismさんでしたね。
LINEライブでCDの販促で、シャツに蝶ネクタイ…?な衣装の4人組のバンドが出てて、衣装固定されてるバンド大変だな…(?)って思ってみてました。吉田くんが「山陰、島根出身のバンド」って紹介してて、当時は「へぇ〜 島根から出てきて頑張ってる人達がいるんだな〜」くらいにしか思ってませんでした。
そのEDで使用されている楽曲「黄色い車」は、吉田くんが黄色い車に乗って地元から東京までの風景を眺めていくちょっと切ないステキなアニメーションになっているので見てください。山陰から東京出てきた方は絶対グッとくる。
そのバンドは「Official髭男dism」っていうらしい。あなんとなく頭の片隅に島根…鷹の爪…Official髭男dism…ってのはあったので「あ?!鷹の爪の人達?!」って繋がりました。島根に対してはミーハーだったので、発売されたばかりの初アルバム「エスカパレード」を帰りにレンタルショップに行って借りて聞きました。
とにかくびっくりしました。「こんなオシャレな完成されたアルバムを作れるアーティストが島根におったんか…」
1曲目の115万キロのフィルムは「こんなアルバムの最後の曲みたいな曲を1発目に持ってくるか普通?!」ってなったし、2曲目ノーダウトは月9の主題歌になっていて、一度聞くだけで覚えられるキャッチーなメロディー。8曲目のTell Me Babyがめちゃくちゃ刺さった。アイカツスターズの「episode solo」が大好きなオタクにはめちゃくちゃ刺さった。クラブで流れてそうなゴリゴリサウンド大好き…。(オタクなのでクラブに行ったことはない)
アイカツやアイカツスターズの曲が大好きななのは、いろんな音楽のジャンルがあって挑戦し続けていて大好きなんですが、それに近いものがOfficial髭男dismにはあって。
今までこのアーティスト良いなって思ってアルバム聞いてみても全部同じ曲のように聞こえてハマれない…ってのが何回かあったんですけど、Official髭男dismはそれがなくて今もいろんなテイストの曲を作ってくれて飽きないし楽しいんですよね。
「え?Official髭男dism、島根県民会館大ホールでライブするの?」
島根県民会館大ホールは2000人キャパのホールで島根で1番集客できるホールです。有名なアーティストが地方公演する時によく使うところです。私も小学生の頃にモーニング娘を観に行ったことがあるし、県民にとってはキラキラした人たちが見れる1番大きいステージ…という感じです。
「近くに来てくれるんならライブみたい…」と思って一時的にファンクラブに入ってチケット取りました。
そのツアーには東京NHKホールも予定されていて、NHKホールもやるのに千秋楽を島根県民会館大ホールでやってくれるの?!?!?!?!?って、めちゃくちゃテンション上がりました。
えっOfficial髭男dism、売れても島根を大切にしてくれてるの?!こんな嬉しいことある!??!
「エスカパレード」と、途中で発売された「stand by you」しか聞いてなかったですが11月の松江カノーバへ行きました。ここはいわゆるライブハウスですね。
直前まで「整理番あんま良くないから行くのどうしようかな」くらいにしか思ってませんでした。この公演に行くまでどハマりしてません。
はっきり言いますけど、Official髭男dismの魅力はライブです。ライブが楽しい。
ごめんなさい、ライブで披露された曲半分くらいしか分からなかったや。でも楽しかったし、気付いたら身体が動いてた。
あとすごく「地元感」が良かった。ライブハウスには「ここがヒゲダンの実家!」って書いてあったし、実際Official髭男dismが結成して初めて音合わせしたところがそのライブハウスだったらしい。
アンコールの後に「時間があるから弾き語りするからリクエストください」とボーカルの藤原聡が言う。当てられた小学生は藤原聡と同じ小学校に通っているし、それに対して「◎◎小」の校歌を弾き語りする藤原聡。
次に当てられた男子大学生は「島根大学の軽音楽部の部長」なんとベースの楢ちゃんと同じ立場だった。(Official髭男dismの3人は島大軽音楽部出身)
たまたま偶然が重なっているのか、地元だからこんなことが重なるのか良くわからないけど
圧倒的地元感…島根が大好きでいてくれたからこうして島根に帰ってきてくれたんだな…うれしかった…
その日から全曲聞くようになって、Official髭男dismをもっと知って好きになって、応援しようと思いました。
初詣なんて仕事するようになってから初めて行った。芸能音楽の神様に「Official髭男dismの紅白歌合戦の出場」をお願いした。
去年の年末、弟に会った。彼もOfficial髭男dismを好きだったらしい。
「ヒゲダンすごいよね、Mステにも出てたし!」「来年紅白出れるんじゃない?」「出て欲しいよね!ノーダウトよりヒット曲出たら出れるかもね。」みたいな会話をした。
「そろそろ武道館ライブとかやりそうじゃない?」「たしかに。もう決まってたりして」「ヒゲダン武道館なら絶対行くわ!」などと会話していた。
自分はいわゆる、ノーダウトからの新参でしかないしOfficial髭男dismにハマったのも1年目みたいなものなのですが、彼らが地元が大好きでいてくれて、テレビやラジオで島根や鳥取、山陰のことを話してくれているのが本当に嬉しいです。
まぁ山陰が取れないなら山陽、関東に行くしかないんですけど!武道館行ってから帰ってきてもらうんじゃなくて自分から行くよ!ってスタンスでいないとダメって思うようなりましたのでいいですけど!
普通は島根や鳥取のチケットのが取れやすいはずなのに、Official髭男dismは地元が故に取れない。
どんどんチケットが取れなくなって悲しくなる一方、1人でも多くの人に彼らのライブを見てOfficial髭男dismにハマってほしいし、なんか変な気持ちなんですよね。
Official髭男dismは聞いてるけど、ライブ行くまでは良いかなって思ってる人…今度大きいアリーナツアーをしますので、今のツアーよりはチケット取りやすいかと思います…。是非行ってみてくださいね。
Official髭男dismは人の人生に寄り添うバンドでありたいって本当にそれなんだよな…
この場面、この場面で絶対ピッタリな曲がある。
もし、Official髭男dismを聞いたことがない方がいたら聞いてみてほしいです。
オタクだけど「島根県民だったから」Official髭男dismを聞くようになった話でした。
去年の今頃祖母が亡くなった。
友人達と都内の居酒屋チェーンで行けもしない旅行の計画話をのんべりしていると母から「祖母が病院に運ばれた。すぐ帰ってきてほしい。」との連絡があった。
電話があった時点でもうだいぶ飲んでいたし、店から運ばれた病院まで結構な距離があったのでちょっと気の抜けた返事をしたら、めったに声を荒げない母親から恐ろしい勢いで怒られたので、本当にただ事ではないなのだと分かった。
酔いもどこかへ行ってしまった。私の腎臓はこんな時だけまともに働く。
祖母は痴呆がかなり進んでおり、「痴呆症」で検索すると出てくる症状の7.8割をクリアしていた。そして同棲している我々家族はみな疲弊していた。
病院へ向かうタクシーの中で「これはもう前と同じ祖母に会うことはできないのかもな」と痴呆の初期症状が出てきた時と同じことを考えていた。薄情な孫だった。
祖母と私はどうにも性分が似ているようで、祖母本来の性格も痴呆からくる性格も一切合切馬が合わず、喧嘩ばかりしていた。
常に祖母にイライラしてレス&ラップバトルをし続ける日々だった。無論泥仕合である。
(しかし“猛者”である祖母は、数分経つと喧嘩もその原因も何もかも忘れて「財布がない、誰かに盗まれたのかもしれない。」と深刻そうな顔で、3分前にしてきたのと同じ内容の相談を私に持ち掛けてきていた。)
だとしても祖母危篤にこんなに心動かされない自分に、祖母の危篤そのものと同じくらいショックを受けた。小4の時に飼っていたチビ(ジャンガリアンハムスター)の死の方が悲しく喪失感が大きかった。
あと15分ほどで病院につく、というところで母から「たった今亡くなりました。穏やかな顔です。」と短いメールが届いた。
毎日の仕事や家事に加え、祖母の介護で疲弊しギスギスしていた家族は心の余裕を取り戻し、家族の会話は祖母以外の話題が増えて家は昔のような居心地のいい空間となった。
特に祖母に一番心を砕いていた母は、かなり肩の荷が下りたようで、もともと多忙だった仕事の合間に楽しんでいた唯一の趣味にもかけられる時間が増え、比例して笑顔も増えた。
姉も在宅業務の合間に祖母の昼食や身の回りの世話をする必要がなくなり仕事に専念し始め、父も祖母の通院の足のために気を遣いながら会社を休まなくてもよくなった。
末子の私も祖母の遊び相手・話し相手という名の喧嘩稼業の看板を下ろし、平日の夜と土日の時間を完全に自分のために使えるようになった。(あと関係あるのか分からないが慢性鼻炎も治った。なんで?)
今年の夏には私の持ち込み企画として家族全員(4人と一匹)で那須高原へ旅行にも行けた。
家に残してきた祖母とその面倒を見る家族のことを考えて申し訳ない気持ちになることも、連れてきた祖母がどこかへ言ってしまわないか気を張ってみている必要も無いというのは、こんなに楽で楽しいものだったのかと悲しくなった。
夏の那須高原は猛暑や我々の苦労など素知らぬ顔で気持ちの良い風が吹いて、地面に木漏れ日が落ちていた。その中を走る我が家の犬も必要以上におやつを与える人間がいなくなり、3kg以上やせて草原が似合うボディになった。お前元はそんな感じだったのか。
昨年急に自由になってしまった私は来年、海外留学を控えている。
皮肉にも社会人になった後も、祖母の介護で実家住まいだったので、お金を使う暇も機会もなかったのが幸いした。
今までできなかった分、勉強してスキルを身につけてバンバン稼いで旅行に行きまくってやるわい!と意気込み荷物を整理している私に「やっぱりおばあちゃんに似てるね」と母が古いアルバムを見せてきた。
中には祖母が友人や亡き祖父と共に国内外、様々な場所を旅してきた古い写真が大量に挟まっていた。
最後のページにヨーロッパの古城の前でほほ笑む若い祖母の写真があった。
痴呆が始まる前の祖母も、私も、外へ出て新しいものを見聞きするのが好きだった。
もうじき一周忌なので気持ちの整理をつけるために書き出したら結構な量になったので、ここに載せて祖母(と私の精神の)供養とさせていただきます。
実は昔からあるものの今になって可視化されたのか、今が問題があるのかはわからないながらも人類がもう末期だなって感想しか出てこなくなった。
理由を並べていきたい。
・承認欲求が度を越してる
これに至ってはSNS過渡期ならではというか、昔から承認欲求の高い人間はいたとしても手軽に話題になれるツールがなかったので表に出ること自体が滅多になかったのだろう。
バイトテロや線路立ち入り、未成年の飲酒喫煙はそもそもが法律違反な部分もあるので欲求どうこうの前に犯罪なので教えてもらえなくて残念だったね。気付けなくて(頭が)残念だったねという他ない。
「今日は雨」とか天気の様子をつぶやきながらあげる誰も求めてなさそうなご尊顔や急に彼女いるアピールを始めるオタクのほぼ髪の毛と目じゃんみたいな写真も可愛い方ではある。
気になるのは自分に子供が生まれて子供はガンガン大公開してるのに自分の顔だけはハートのアイコンとかで隠す親。お前だお前
愛情たっぷりで可愛い我が子なのは間違いない。育児疲れや世間様に揉まれたりときっと気も休まらない生活をして色々フラストレーションも溜まっていることだろう。
もし現在進行形でそんな事している人がいるならとりあえずお前のアルバムよこせ。親の顔は隠すけどお前の顔は無加工でガンガンつぶやいてやる。
この文面で少しでも嫌だと思ったのなら、今お前は子供に同じことしてるというのに気付いた方がいい。
その子が大きくなった時にもし疑問に思われた時に説明できる程の理由を持った人間が何人いるか。それっぽい説明をしたとしてもその実、幸せな家族アピールどころかイイネが欲しいだけに利用しましたなんてお粗末な内容だろう。
自分が子供のころの写真はネットに上がって誰でも見れるものという新常識が出てくるかもしれないが、少なからず見栄やら評価欲しさに他人を利用するもんじゃあない。
私もう1ヶ月前から言ってるのになんでいつもギリギリにならないと決定にならないのかしら?
私途中で何回も確認してるのよ?
デザインとか大きく変わるならまた指示出さなくちゃいけないし、
枚数だって大量のロットだと早めに印刷屋さんに出しておいた方が
特急料金よりまだ余裕があるからちょっとでも副資材代の経費が安くなるじゃない。
特急翌日納期価格でもビックリするほどの値段にはならないから、
いいっちゃいいんだけど、
でも安いことに越したことはないじゃない。
いつも思うわ。
ファングッズのクリアファイルだって3枚入りで税込み1000円とか
これが高いのか安いのかは分からないけど、
1枚333円の税別の302円。
そうなるって言うともうどーんと10万ロットで1枚10円とかに原価下げて暴利を貪るって作戦もあるけど、
そもそもそのファングッズと言えども10万人グッズを買ってくれるかって問題も濃厚じゃない。
そのうちの何割?どのぐらいの割合になるのかしらね?って計算しちゃうけど、
そうなるとやっぱりせいぜい在庫リスクも抱えたくないし人件費だって高いわよね。
倉庫代だって高いのよ都会は!港ならそうでもないんだけどそうは港のヨーコが許さないじゃない。
もうそもそもそうなるとオーケストラでの収録音源のこの1トラック原価いくらなんだよ!って話になるじゃない。
そんなこと言ったら夢も希望もないんだけど、
やっぱり大規模なそういうレコーディングってお金がかかるから、
これアルバム1枚出すにしたって
ツアーで回るんだけど、
今回はまだ費用回収できてないので
ライブコンサート追加公演な!って裏の事情でもあるかもしれないし、
そう言った意味でも、
自分のやりたい表現したいこととショービジネスとしての表現って相反するんじゃないかしら?
やりたいことをやってショービジネスも大成功!テッテレーって言う感じがいいんだけど、
やっぱりそう安直直入には行かないのが難しいところかも知れないわね。
そういったところ気になっちゃうのよね!
ファンにも限度があるわ限度が。
アーティストしかも演奏家となるとさらに地味に見えちゃうから、
余計なお世話かもしれないけど、
うふふ。
これは私の決意表明であり
なにかパフィーの歌でもありそうなカニ食いに行く感じでもあるわ!
マジ1ヶ月絞るわよ!!!
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
最近、YouTubeなどで話題になっている某カセットテープ・アナログ専門店に行ってみた。
とりあえず面白そうなカセットが平積みされていて、紹介されていたので、そのアーティストと音源をググりながら、
ネットで試聴していたら、いきなり店長と思わしき人から声かけられた。
自分「いえ、持ってないです」
店長「さっきからスマホでメモってネットで検索しているんですか?」
店長「あのね、そういう事やるならウチに来ないで欲しいんですよ」
店長「店に来て、情報だけ取って帰る、こういうのを情報の万引きというんですよ」
え、そんなのあるのか、と驚きつつ、まあとりあえずさっき聴いて気に入ったカセットを買って帰るか、
店長「無理して買って貰わないでいいんですよ」
自分「いや、そういうわけでなく、ただ気に入ったから買おうとしただけなんですけれど」
店長「そもそもカセットプレイヤー無くてどうやって聴くんですか」
実際その店でカセットプレイヤー買って聴きながら帰ろうと思っていたのだが、
そこに置いてあるものは全てヴィンテージものっぽく2〜3万円ぐらいするのだった。
だからネットにある3〜4000円ぐらいのものを買おうと思ったのだ。
そして店長は2〜3秒ぐらいレジの前にいる自分の存在を無視していたので、
自分「えっと、買えないんですか?」と聞いた。
店長「あのやっていた行為はね、情報の万引きと言ってこの業界では問題視されているんですよ」
店長「そういうの他でもやらない方がいいですよ」
そこでやり取りは終わり、会計をさっさと済ませ、颯爽とその店から出た。
さて、本題に入ろう。このやり取りを経て、少しこの店の事を調べた上で、自分が思ったのは、
1.なぜこの店はオンラインで商品を売っているのにも関わらず、直接店舗に行って、紹介されている音源をネットでチェックして試聴する行為を禁止するのか
2.もし情報の万引きとやらが一般的なオフラインの音源小売店で禁止されているのならば、音源の小売店にわざわざ足を運ぶ意義は何なのか
という事である。
1について:店を出てから調べた所、この店はオンラインでも音源を紹介して売っている事を知った。つまり人々はその音源をネットで検索し、試聴した上で気に入ったら購入する、気に入らなければ購入しない、あるいはその音源の情報だけ得て、音楽ストリーミングサイトで聴く、といった選択肢がある。ユーザーのそうした行為は、店長がどうのこうの言った所で、止められるものではない。つまり、よほど特殊なシステムをサイトを埋め込まない限り、オンラインで音源を売るという行為自体、店長の言う所の情報の万引きを、店長は許容している事になる。なのになぜオフラインではその情報の万引きとやらを注意するのかが、自分には謎である。
2について:オンライン上では1についてで述べたように、ユーザーは試聴してから購入する、または購入せずに音楽ストリーミングサイトで聴くという選択肢がある。では、もしオフライン店舗で情報の万引きとやらを禁止した場合、オフラインの店舗に訪れる理由は何なのだろう、と思う。そこには気になる音源を試聴してから購入するという選択肢は無く、気になる音源があったら買って聴くという福袋を買うような購入方法、あるいは、その情報をメモを使わず頭の中にインプットして、店から出て、ネット検索して試聴して購入の判断をするという極めて不便な選択肢しか取れない。だったらオフライン店舗に行く理由は何なのか?そこがすごくいい雰囲気の店であるのならば、そこに店を運ぶ理由は解らなくはないが、大体の場合は合理的な買い物ができるオンラインの方がメリットは断然大きいのではないか。
3について:もし自分のした行為が情報の万引きに類するものであるならば、自分は他の店でも情報の万引きをしている事になる。家電量販店で気に入った家電をメモし、ネットで検索し、ネットで明らかに安いところであれば、ネットで買う、例えば保証などの点でリアルの店舗で買うメリットが大きかったり、店員さんに案内してくれた感謝の意を示したいと思った時はその場で買う。自分は前者の行為をそれなりの頻度で行う。店長の言うところの「この業界」は「音源小売店業界」なのだろうが、それが問題だというのならば、それは小売店業界全体の問題になるのではないだろうか。
なんかモヤモヤしたので、パッとタブレット端末に書き綴ってしまった。計画では今頃カセットテープとプレイヤーを買って、ルンルンと散歩しながら帰っている予定だったのに、何だかモヤモヤとした半日になってしまったな。
追記:
気晴らしに、通りがかったイングリッシュパブでラグビーのワールドカップの決勝、南アフリカvsイングランドを人混みに紛れながら観た後、
一人でラーメン屋行って、タブレット開いたら、皆さんからの※が沢山来ていて驚いている。
自分にはこういうプライベートな事を喋る友達が一人もいないので、まあどんな米でも聞いてくれる人がいてくれて嬉しい。
せどり行為を疑われたという米が上位にあり、かつ、せどり行為なるものがよく解らないので、
せどり行為をググってみた。つまりは転売のようなものだろうか。
ただそれは考えにくいかなと思う。
なぜなら店舗内で自分がいた場所の内訳は、新譜と思われるコーナー6割、新品と思われるコーナー3割、中古と思われるコーナー1割程度だったからだ。
そしてこれは自分の主観だが自分がまだ中古のコーナーには行かず、
新譜のコーナーにいた段階から、何か店長の視線から怒気のようなものを感じ取っていた。
また確かに※で指摘されているようにあの動画内では、レポーターが試聴機を使って試聴をしていたのを覚えている。
ただ僕はあの試聴機は番組のために特別に用意されていたものだと思っていたし、そもそもカセットテープはCDやデジタル音源と違って痛みやすい。
であるので、カセットテープで試聴するのは悪いから、ネット試聴しようと思い、そうしていたのだ。(そしたら怒られた)
つか、そんなに容易に特定が可能なのか。ちょっとこのエントリーヤバいかな・・・
またカセットテープへの愛が感じられない、せどり行為を見破られた腹いせだ、という※も頂いた。
そもそもせどり行為が何なのかも知らなかったし、そんな事をするつもりもなかった。
そして確かにまだカセットテープへの愛は薄いかもしれない。ただし音楽への愛は強く、今まで多分1500枚ぐらいの音楽アルバムを聴いているし、
デジタルオーディオだが、◯十万のバカデカいスピーカーで音楽を聴き、それを使って防音マンションを借りて製作している。
特に金があるわけでもないのにだ。
音楽さえ愛していなければ、多分自分の仕事に自分の資源をより注ぎ込めて、
社会的地位も今より高かったろうと思うし、より単純で、もしかしたらより幸せな人生を送れたかもしれない、とも思っている。
自分はデジタル音源の勉強をしていたのだが、デジタル音源の事を知れば知るほど、アナログレコードやカセットテープが魅力的に思えた。
というのもデジタル音源の音の波形を拡大してみると、どうしてもその波形はカクカクとして階段状になる。
反対にアナログレコードやカセットテープの波形は峠のカーブのように滑らかだ。その分、音に温もりがあり、柔らかである、と思っている。
アナログのこういう強みを知っているせいか、自分の好きなアーティストはテープを使った音作りをしたりしている。
代表的なものを挙げると、Boards of CanadaのThe Campfire Headphase、Aphex TwinのSelected Ambient Worksなどだ。
(他にももっと良いものがあるのだが、マイナー過ぎて特定が怖いので挙げるのをやめておく)
おまけに、自分が知る限りでは2010年代ぐらいに入ってから、アメリカの音楽オタク達はカセットで音楽を聴いているという。
で、ここ5年ぐらいずっと憧れを持っていて、せめて、カセットテープデビューだけはしておこうと思い、
店を訪れたのだが、まあこんなデビューになってしまい、ちょい残念。
更に追記↓:
猫が死んだ。飼ってた猫。まだ若くて5歳だったのに。病気が悪化して急に永眠してしまった、今日は木曜日だけど、1週間前はどこも変わりなくて、ほんとにいきなり「体調わるい?」って思って病院行って注射して薬もらってからすぐだった。
あと「10年は生きるね」なんて、1週間前は言っていたのに。
朝、母親に聞いた時は驚いて駆け寄ったけど、涙なんてぜんぜん出なかった。もう既に固くなっちゃった亡骸を目の前に号泣するのかと思ったけど、込み上げて来たのは悲しみより恐怖だった。
1週間前まで変わりなく生きてた生き物がこんなすぐいなくなるなんて怖くて怖くてたまらなくて、1週間後には家族も、友達もみんな死んじゃうのかもと思ったら吐き気が込み上げて来て無理だった。
悲しみよりも胃と心臓が痛くて、恐怖でパニックになりそうだった、誰かに抱きしめてもらいたいって思ってた、ずっと。
ろくに泣かないまま、ただ呆然として半分くらい見ないふりをして埋葬した。
切り替えは上手くできた方だと思った。
何度も何度も朝起きるとその時のことを考えて、体調が悪くなった時、どうにかできなかったのか、なんていつまでも引きずって暗い気持ちになるくらいなら今まで過ごして来た5年間に感謝した方がいいだろうと思った。
で、今日、愛猫の写真をアルバムにするために写真を整理していたら、ふと、喉がやけに乾くことに気付いた。尿意の回数もよく考えたら増えてるかも。
ネットで調べなくてもいいのに調べた、一番上に大きな病名が出て来た。
でも客観的な自分もそこにはいて、項目は当てはまってないものもあるし、%的には他の原因のが高いし病院での検査も受けてない段階。冷静になれば「なんだこいつ、なにあせってんだ、不安なら検査うけてそれから考えれば?」とも思う。でもその逆張りも恐ろしかった、フラグに聞こえて背後から漠然とした不安の波が大きいやつが襲って来る。怖くて怖くてたまらなくなってネットの記事を見漁った。喉が乾くのは何時間もネットに噛り付いてるからだし、尿意の起こるのもトイレ行っちゃダメだと意識をしてるから。でも過食、と書いてあればお腹が空くのも怖くて、不安で、パニックだった。胃が痛い、ずっと。
乗り越えられたと思っていたのに、全然だ。猫の病気も腎臓で亡くなったおばあちゃんも腎臓だった、死があまりにも近く感じて怖くてたまらない。
1週間前までほんとに元気だったのに。
こんなことになる?いきなりガクッと精神が不安定になってしまって仕事も手につかない。
普段音楽を聴かないけど去年キャッチコピーにひかれてHey! Say! JUMPの SENSE or LOVEを買った。
でもアルバム全部を聴いても感覚で繋がってるのか愛で繋がってるのかわからんかった。
一年経って新アルバムが出るというのを知ったのでリベンジしたくなった。
テーマがはっきりしてるっぽいから音楽初心者でもわかるだろうと思ってまじめに聴いた。
以下思ったことを吐き出す。
※歌詞カードは見ていない。曲を耳で聴いただけ。タイトルは読んだ。
立てた3本の指はW、丸を作る指はP。
ネットの片隅で語られたでっち上げは、悪ノリによって拡散され、いつしか真実となる。
そのサインは、白人至上主義への支持を表明するシンボルとなった。
ある高校では、卒業アルバムにOKサインで写る写真が含まれていることが問題となり、アルバムを作り直した。
あるテーマパークでは、着ぐるみ姿でOKサインをしたことで、演者は解雇された。
競合企業や対立陣営に差別主義者のレッテルを貼りたい企業や政治家。
幾多の人々の思惑によって、「配慮を要する象徴・単語の一覧表」は、肥え太っていった。
3600ページのPDFが公表された頃はまだ良い方で、やがて、誰にもそのリストの全貌を把握することはできなくなった。
マッシュルームカットは公然わいせつと白人至上主義の象徴となり、
「白」「黒」「黄色」は単語自体が人種差別主義者の象徴となった。
街やネットからロゴは消え、色彩も消え、話せる単語も制限されていく中、人々はどこかおかしいと感じていたが、声を上げると差別主義者だと糾弾された。
差別判定・糾弾機関は、軍産複合体を経て、超巨大な国際機関と化しており、人類の誰もが、多かれ少なかれ利害関係を持っていた。
もはや、「反差別」の推進と拡大は誰にも止められなかった。
やがて、事態は、印欧語族に属する言語全てが、差別主義者の象徴とされるに至る。
反発する「差別主義者」と「反差別主義者」との間で核戦争が起き、人類は滅亡した。
よく親父と揉めていたことをふと思い出す。
小学生の頃、初めて触ったWindows95に心を奪われ、隙きあらばパソコンを触っていた。
まだギリギリ電話回線か、ISDNだったか。覚えていないけどそれぐらいの時代。
俺はずっとインドアで外でスポーツするよりは家でゲームしているほうが好きだったが
人にを絞られるのが嫌だ。レールを敷かれるのが嫌だ。
そんな親父は俺のことが心配になったんだろうな。
夜遅くまでゲームやってた俺はふっ飛ばされるくらいの力で何回か殴られた。
それからかな。
親父とは関わりたくないと思ってしまったのは。
大人になってから、親父のやったことが理解できるようになったけど
当時の俺も親父に似て頑固だったからな。
話は変わるが、親の仕事の都合で中学と高校で1回ずつ引っ越しをしている。
また、中高共に私立で通学に2時間弱かかるため、地元には友達がいなくなった。
未成年の兼ね合いもあったので、親父か母親を説得する必要があった。
普段は殆ど喋らないが、自分でお金は払うからと親父を説得した。
勉学を怠らないならということで、ガラケーを買うことができた。
僕はバイトに夢中になった。アルバイトを3つ掛け持ちして、学校終わりと土日で週5ほどバイトしていた。
お金は遊び代と服に消えていった。
彼女もできたりした。
テストも休むことがあった。
そんな中身のない3年間を過ごした。
やりたいこともなかった。
中高一貫の大学附属の高校だったが、10年間も同じやつらと一緒にいたくなかった。
もとより、俺の成績では大学にはエスカレーターでいけないのだが。
それでもなんとなく大学には行ったほうが良いとは思っていたので受験することを選んだ。
バイト代を払って塾にいくことにした。
中学・高校で連絡先を知っているのは2人ぐらいしかいなかったことに気付いた。
大学に通い始めた。
久々の共学。
授業に出ずに麻雀ばかりしていた。
一方で仕事をしているほうが気楽だった。
フリーターとなった。親からは何かを言われた気がするが殆ど何も覚えていない。
この頃だっただろうか。
何でも、俺が赤ちゃんだった頃から今までの写真とかビデオが全部入ったものだったらしい。
保管していた記録媒体の劣化で、データが飛ぶ前に大量のデータを編集して1つのDVDにまとめたものらしい。
母親から聞かされたが、編集はとても大変で仕事の合間に年単位で準備したものらしい。
断るのも悪かったので記憶ではもらったのだと思う。
このままじゃダメだと思い、就職活動を行いなんとか正社員になれた。
激務の2年間の中、一人暮らしを始めた。
転職もした。
勉強もした。
仕事の都合で転勤もした。
気付いたら、もうすぐ30歳。
ふと、過去を振り返る。
探したけれどなかった。
多分、俺のことだから親父に苛ついてどこかで捨てたんだろうな。
多分、要らないと思ってどこかで捨てたんだろうな。
ふと、過去を振り返る。
何も思い出はないかもしれない。
でも、それで良い。
これからまた思い出を作っていこうと思う。
親不孝だなあって、思うよ。
台風が発生し、接近してきた段階で、「風の威力を指し示す映像」や「過去に起きた台風被害の映像」を、各研究機関から借りる又は購入し、被害については、何年もの前の映像でさえ使用する。ひどい画、強い画であればあるほど良いからだ。それらを駆使してとにかく煽る。ひたすら煽る。今回だったら「風速70m」がキーワードだ。とにかく連呼する。そして、台風時にはお馴染みの「京都大学防災研究所」の実験映像を何度も何度も各局が使用する。朝から何度見ただろうか?もう見飽きた。
そして、いよいよ台風が接近。雨は降っていない、風も吹いていない状況であるが、何度も何度も「雨や風はありません」と中継する。なんの意味があるのか。室内にいても窓さえ開けたら分かることだ。
台風が最接近。情報番組、報道番組をつくる部署は大張り切りだ。打ちつける雨が降り、吹き飛ばされそうな中、中継を行う。時にはさらわれそうな堤防付近や川の近くで中継を行う。一応ヘルメットはつけているが、波にさらわれたらヘルメットなんて…自分はまだ死にたくない。スタジオではキャスターが何度も何度も「どんどんどんどん水位が上がっています」と煽っている。それをロケ車でひたすら見ながら、情報を更新した原稿を書く。そしてまた順番が回って来たら、外に出て、雨が打ちつける中中継を行う。
台風が去ってからが一番嫌いだった。台風被害の総集編を作る。家が倒壊した人や浸水した人、涙ながらに話す人を無心で取材する。正直この時は無心だ。とにかく撮れ高が必要だから。とにかく早くこの映像やインタビューを放送しなければならないから。ちなみにインタビューは泣いてくれれば泣いてくれるほどいい。必ず放送されます。たかだか30秒の尺であれ、取材にはとにかく時間がかかる。そんな取材に対応してる余裕もないだろう人々に、とにかく無心で直当たりする。そして、それを放送する。放送する、といった言葉なんかより晒すというイメージだ。
一通り取材が終了し、放送が済んだ段階で、自分は相手への申し訳なさに襲われるのと同時に、自分自身が嫌になる。自分は、人の悲しみで飯を食ってるわけだから。
4年目になったが、自分は未だにこの「人」として、「人」を思う気持ちは捨てきれない。家屋の1階部分が水に浸かり、アルバムや思い出の品が流されてしまったおじいちゃんの涙で飯を食ってるわけだから。それでお金を貰ってるわけだから。この業界は「人」としての気持ちを捨て切れる人だけが上に上がっていくのだろう。
辞める決心がついた。
アニメ版ヘタリアの主題歌である「まるかいて地球」がいかに素晴らしいかを知ってほしい。是非、アルバム「まるかいてベスト」を最初から順番に聞いてほしい。
まず最初は、この物語の主人公であるイタリアだ。ヘタリアのイタリアらしい、明るく軽やかでころころしていて、それでいてどこか気が抜けたメロディーと歌詞。ヘタリアという作品を象徴するような歌である。
「イタリア」が歌うだけあり、歌詞にはいくつかのイタリア語が散りばめられている。冒頭の「papa」「mamma」は、まだ分かる。日本語でも馴染みのある「パパ」と「ママ」。しかしCメロでは、耳馴染みのないイタリア語が怒涛のように畳み掛けてくる。はっきり言ってよくわからないままCメロは終わる。それでも、イタリアがイタリア語でイタリアらしい歌を歌っているなあ、流石国擬人化作品だ、と素直に感心して終わる。
次は、イタリアの相棒であるドイツ。「ドイツだし、ワインのところはやっぱりビールだよね」「やっぱりヴルストかー」日本人がドイツに抱くステレオタイプを外さない改変。「ドイツ語ではパパの事をファターと言うんだ!」といった発見もある。低音のドラムによるサウンドがドイツのむきむき感を喚起させ、ヘタリアのキャラクターとしてのドイツのイメージも十分。でもCメロは、やはりよく分からない。
続けて日本。我が母国である。ここで、Cメロが日本語で歌われることによって、よく分からなかったイタリア語、ドイツ語の意味がやっと分かる。「ああ、お兄さん、お姉さん、お爺さん、赤ちゃんに呼びかけるシーンだったんだ」言われてみれば、先の大戦を生きたであろうお爺さんに平和を誓う、未来を生きる赤ん坊の為に…なんといい歌詞ではないか!3曲めにして、やっと歌詞の全貌を理解することができる。ここで前2曲を聴き返してみたりもする。
2巻の特典である日本、イギリス辺りからは、よりその国の民族音楽を意識したアレンジが施されるようになってくる。和楽器やお囃子をふんだんに使った日本、ブリティッシュロックのギター音がカッコいいイギリス、おしゃれなシャンソンアレンジとゆったりした感想がなんともらしいフランス、そして原曲を留めない激しいフリーダムさが持ち味のアメリカ。この辺は、日本人にも馴染みの深い国々だから、歌詞の改変も「あー成る程ね!」と唸りながら楽しむことができる。ちょっと捻った表現の多いイギリスとか、凝ってて楽しい。
ロシア語は全く分からない、という人が多いだろう。しかし、ここまで順番に聞いてきた人なら、ロシア語は分からなくても歌詞の意味は全て分かっているので、Cメロも難なく理解できる。ロシア民族音楽らしい、すこしマイナー音の多いアレンジ、そして間奏は誰もが知っているテトリスのテーマ。ここに来てさらにクオリティを上げるか、といった感じ。
一期のラストは中国。どこか切なさを感じるロシアver.と打って変わって、明るく温かみのある曲調。ヘタリアの中国は独特のイントネーションによる協和語を喋る、まさに日本人の想像しがちな中国のステレオタイプそのものみたいなキャラである。歌の出だしから雰囲気は十二分。
そしてこの中国ver.、他の曲よりコードが若干高い。サウンドも非常に華やかで、Cメロはなんとも嬉しそうな甲斐田さんによる歌唱も相まって涙が出そうになる程盛り上がる。最後は、原曲と同じく「ヘタリア」で終わる。最後まで美しく、華やかに、盛り上がって終わる。「ああ、世界一周旅行のフィナーレだ…」なんとも言えない高揚感と満足感を味わうことができる。
そう、イタリア〜中国を通しで聴くことにより、世界の色々な国をすこしずつ体験したような気分になれるのだ。これは何と言っても、我々が各国へ抱くイメージを完璧に再現した編曲の妙である。
そして、曲の歌詞があくまで「ヘタリアの〇〇」ではなく、「〇〇国と言えば!」に徹しているのも重要なポイントだ。国擬人化たる彼らが、ヘタリアのキャラクターとして与えられた人格を封じ、彼ら自身たる国であろうとする歌詞が、ヘタリアのキャラクターを、単なる記号化されたキャラクター以上の何かに引き上げている。
これが2期の8カ国だとダメなんだ。国ではなく、ただのヘタリアのキャラクターになってしまっている。1期はキャラソンを超えた感動があったのに、2期はただのキャラソンでしかない。
後に発表されたスペインver.は、1期の路線にだいぶん寄せてあり、そこそこ良かった。でもCメロで変にキャラを出してしまっているからやっぱり惜しい。模式をなぞっているからこそ、各国の違いが鮮明になり、国体験ソングとしてのまるかいて地球が成立していたのに。
結びとして、1期8カ国だけでいいので是非順番に聞いてほしい。聞けば分かるさこの感動。それ以外は、そのキャラが好きなら聞けば良い。