猫が死んだ。飼ってた猫。まだ若くて5歳だったのに。病気が悪化して急に永眠してしまった、今日は木曜日だけど、1週間前はどこも変わりなくて、ほんとにいきなり「体調わるい?」って思って病院行って注射して薬もらってからすぐだった。
あと「10年は生きるね」なんて、1週間前は言っていたのに。
朝、母親に聞いた時は驚いて駆け寄ったけど、涙なんてぜんぜん出なかった。もう既に固くなっちゃった亡骸を目の前に号泣するのかと思ったけど、込み上げて来たのは悲しみより恐怖だった。
1週間前まで変わりなく生きてた生き物がこんなすぐいなくなるなんて怖くて怖くてたまらなくて、1週間後には家族も、友達もみんな死んじゃうのかもと思ったら吐き気が込み上げて来て無理だった。
悲しみよりも胃と心臓が痛くて、恐怖でパニックになりそうだった、誰かに抱きしめてもらいたいって思ってた、ずっと。
ろくに泣かないまま、ただ呆然として半分くらい見ないふりをして埋葬した。
切り替えは上手くできた方だと思った。
何度も何度も朝起きるとその時のことを考えて、体調が悪くなった時、どうにかできなかったのか、なんていつまでも引きずって暗い気持ちになるくらいなら今まで過ごして来た5年間に感謝した方がいいだろうと思った。
で、今日、愛猫の写真をアルバムにするために写真を整理していたら、ふと、喉がやけに乾くことに気付いた。尿意の回数もよく考えたら増えてるかも。
ネットで調べなくてもいいのに調べた、一番上に大きな病名が出て来た。
でも客観的な自分もそこにはいて、項目は当てはまってないものもあるし、%的には他の原因のが高いし病院での検査も受けてない段階。冷静になれば「なんだこいつ、なにあせってんだ、不安なら検査うけてそれから考えれば?」とも思う。でもその逆張りも恐ろしかった、フラグに聞こえて背後から漠然とした不安の波が大きいやつが襲って来る。怖くて怖くてたまらなくなってネットの記事を見漁った。喉が乾くのは何時間もネットに噛り付いてるからだし、尿意の起こるのもトイレ行っちゃダメだと意識をしてるから。でも過食、と書いてあればお腹が空くのも怖くて、不安で、パニックだった。胃が痛い、ずっと。
乗り越えられたと思っていたのに、全然だ。猫の病気も腎臓で亡くなったおばあちゃんも腎臓だった、死があまりにも近く感じて怖くてたまらない。
1週間前までほんとに元気だったのに。
こんなことになる?いきなりガクッと精神が不安定になってしまって仕事も手につかない。