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2020-11-14

素晴らしくなるはずだった今日

 私は非常に気分を損ねていた。

 帰りついた自宅の駐車場に車を停めて、運転席の背もたれをうんと倒し、不貞腐れて仰向けに寝転がっていた。

 朝、私は今日を素晴らしい日にしてやろうと息巻いていた。

 喫茶店サンドイッチを食べ、たっぷりコーヒーをちびちびと舐めながら、窓際で日向ぼっこをしよう。その為にもお気に入り目玉焼きシャツを着て、人に会う予定もないのに化粧をして、車通りの少ない道をゆっくり走っていこう……。そうやって幸せの逆算をしながら、あらゆる準備を嬉々として行っていた。

 目当てだった喫茶店は混んでいたので諦めたが、いくらか離れた元酒屋のそこは空いていた。カフェスペースに先客はおらず、そっと床板を軋ませるのは、なんとも言えない優越感があった。注文が届いてからマスクを外す。なんともいい匂いだ。ピザトーストは分厚くもっちりとして、確かな食べごたえでもって私を満足させた。

 ナイフフォークを用いてピザトーストを切り分けている間、三人連れの女性客が入ってきた。やや離れた席に座った彼女たちは主婦友達らしく、子どもの話やなんかで盛り上がっている。店内のラジオと合さって、程よい午後の気だるさを演出していた。

 デザートコーヒーが運ばれてくると、プリンは直径10cmほどのボウルにたっぷりと入っていて驚いた。甘くざらついて飴がけになったそれもまた、なかなか気に入った。

 半分ほど残したコーヒーを冷める前に飲んでしまうべきか、時間をかけて舐めているべきかで悩んでいると、今度は三人連れの若い男性客が入ってきた。灰皿はないか店員に声をかけて、禁煙から外でどうぞ、マスク飲食が始まるまで外さないようになんて言われている。

 彼らは私の隣の席に座ってお喋りを始め、もう向こうの主婦の声も、ラジオの音も聞こえなかった。許容できない距離人間が増えたのが不快で、私はマスクをつけた。こうなってはのんびりとコーヒーを啜っているより、さっさと飲みきって、それから自分世界に閉じこもってしまうのがいい。そう思って一度つけたマスクをずらし、コーヒーを飲み切る。マスクを戻して背もたれに体重をかけた。

 若い男性客が言った。

一口飲む間だけマスクをずらして、すぐに戻す人はこの辺りじゃ初めて見た」

 私は眉を寄せ、それから絶望した。なんだこの躾のできていない男は。こんな人間のたった一言で、素晴らしくなるはずだった私の一日は台無しにされなければならないのか!

 男性客たちをひと睨みするが、気にした様子もない。うんざりして頭を抱える。ほんの一分、もしかしたら十五秒、忘れようと目を瞑ったがとても無理だった。不機嫌なまま立ち上がり、ごつんつんと踵を響かせてカフェスペースを出る。会計をしたが、そのまま店を出ていくのは悔しかった。

 酒屋と雑貨屋の合わさったようになったスペースをぐるりと回って、何かいものがないか探し出す。地下にワイン蔵があるのは知っていたが、ワインはあまり飲まないので降りていくのはやめた。ウイスキーと迷ったが、冷蔵ケースに珍しいビールが並んでいたので、二種類選んで買った。今日ではないがそのうち、餃子つまみにこれで晩酌をしようと決めた。その瞬間ばかりは心が晴れたが、すぐに曇ってしまった。

 予定よりも早く店を出て、帰路を辿る。本当なら服屋にも寄りたかったが、もうすっかり気持ち萎えしまって向かう気になれなかった。

 いつまでも腹が立って、悔しかった。全く不躾な男だ。あんなやつは新型の病気とは言わないから、インフルエンザにでもかかって一ヶ月ばかり寝込んでしまえ。そして金輪際喫茶店になんて近寄らず、自宅で駄菓子つまみ発泡酒でも飲んでいればいい(私は普段そうやって酒を飲むことが多いので、別にそれが粗悪だなんて思ってはいないが)。なぜ笑われなければならないのだ。なぜあんなしょうのないことが気になって仕方ないのだ。どうしてこんなに打ちのめされなければならないのだ!

 どこか公園にでも寄ろうかと思ったがやはり気が向かず、結局帰ってきてしまった。家に入る気にもなれずに、車の中に寝転がる。この空間には私一人だけだ。私をおびやかすものは何もない。本当はそういう安心感を、どこか外の世界で味わいたかった。孤独や悲しさが溢れて流れていった。

 このままで今日を終えるなんてとてもできない私は、日記を書くことにした。この自分勝手で、被害妄想的で、矮小で、傷ついた気持ちを、どこか遠くに追いやりたかった。それはそう、どこか私小説と呼ばれる物に似ている気がした。

 日記を書き終えると、ずいぶん心が穏やかになっていた。今日という日が私の頭を離れて、このたかだか二千字足らずに収まっている。この出来事はもう、私から切り離された私以外の何かで、私の興味を引くに値しないものだった。

 しかし、ここまで真面目に書いたら誰かに見てもらいたい。閲覧数がいくらかついたら報われるし、私を擁護してくれる人がいるかもなんてスケベ心も湧いてくる。くだらないと言われれば古より伝わる「嫌なら見るな」のアスキーアートを心の中に貼り付けよう。そう考えて、私は投稿ボタンを押した。

 蛇足ながら、今日という日は結局、素晴らしくもなければ最低でもなかった。スマホいじって寝ますありがとう

2020-11-02

オタクの屍

近頃、アニメを見なくなった。

深夜アニメに熱中していた当時、中学生の頃はよくオタク仲間たちとアニメを語りあった。

休み時間を迎えると空き教室に集まって昨晩のアニメ話題で盛り上がり、放課後が訪れるとオタクグッズ

を物色するためにアニメショップに足を運んだりもしていた。

翌年にはアニメ好きの部活の後輩とも親しくなり、オタクの輪は次第に広がっていった。

間違いなくオタク人生の中で充実した日々を過ごしていた。

しかし、高校進学を機に彼らとはそれっきり会うことはなかった。

以降、アニメを見る機会は徐々に減少していった。

しかすると自分にとってアニメとはただのコミュニケーションツールであって、趣味と呼べるものではなかったのかもしれない。

近頃、声優ラジオを聞かなくなった。

人間関係で頭を悩ませていた高校生の頃、自分の心の拠り所となっていた。

赤の他人である声優愛称で呼び、リスナーであるオタクたちは「○○ネーム」といって同じ名前を名乗り共通項を得ていた。

そんなふわふわした関係に喜びを見出して、コミュニティに属していた気分になっていた。

彼女のためと思い、ファンクラブに入会してイベントに足を運ぶことも少なくはなかった。

今振り返ると、なんて滑稽だろうと笑いを通り越して悲しみと陰鬱気持ち自分を襲う。

近頃、女性への興味を失った。

何者にもなれずオタクであるというくだらないアイデンティも失った自分空虚な日々を過ごしていた。

ある日、そんな自分を街中ですれ違う女性があざ笑っているかなような妄想に陥ってしまった。

ひとたび女性を前にすると、自分矮小存在に感じてとにかく女性が怖くなった。

怖くて怖くて逃げ回り、気が付くと性的欲求が著しく低下した。

男性としての価値すらも失った。

近頃、生きる気力を失った。

今年に入り、多くの自殺報道が相次いで報告されている。

中には著名な芸能人までもが名前を連ねており、心底驚愕している。

そんな暗いニュースを耳にするたび、厭世的な気持ちが増していって自分までも人生を諦めたくなってしまう。

こんなことで頭を悩まして、今夜も眠りにつけないであろう。

2020-10-06

anond:20201006155439

それまで使ってた宿の価格帯が違うだけで急に話せなくなるの意味不明で笑う

大学生なら普通に使うような価格帯の飲食美味しんぼごっこやって勝手に落胆してんのも自意識デカすぎて面白さの方が勝っちゃう

単に無知だっただけなら少し反省してただ受け入れればいいだけなのに、友達やめるとかい選択肢が出てくるあたり人間として矮小すぎるだろ

優しい姉妹は面と向かって言わないだろうけど、貧富とか関係なく、その固まってしまった性格の悪さは随所で人を遠ざけるだろうね。どんまい

2020-10-05

サン・ジュニペロ』ラストシーン凄さ

サン・ジュニペロ』はネットフリックスにあるブラックミラーっていうSF連作ドラマの一編なんだけど、終わり方というかラストシーンマジですごい。

以下巨大ネタバレ

 

主人公シャイ女の子ヨーキーと陽気な女の子ケリーの2人組。ディスコ出会った2人は(同性)恋愛関係になるが、価値観の相違からすれ違いが…っていうようなストーリーが展開するんだけど、中盤で舞台デジタル世界だったことが判明する。

シャイなヨーキー自動車事故植物状態になった婆さんで、陽気なケリーは夫と死別して終末ケア老人ホームで過ごす婆さん。

どうせ植物状態だし、もう死んで肉体を捨ててバーチャル世界移住するぞ!と思ってるヨーキーVSバーチャルな「天国」に行くことなく死んだ娘と夫に殉じてオールスタイルの死を望むケリーっていう対立軸で、2人の感情のぶつかりあいストーリーは最高潮を迎え……ないんですよね。

なんでかっていうとラストシーンがそれまでの話のドラマ性を1万倍とかにしたものをワンカットでぶち込んでくるからだ。

エンドロールでは、結局夫や娘に(すぐに)殉じることはせずバーチャル天国に行くことを選択したケリーがヨーキーと一緒にサン・ジュニペロの享楽的な街ではしゃぎ回る様子が映し出される。バックに流れるテーマソングは"The Heaven is a Place on Earth”、「天国は地上にある」ってのはなかなか内容とあった選曲ですね、と思ってるところで、サン・ジュニペロ、地上の天国提供しているテック企業の様子が突然出てくる。

豆粒くらいの大きさの、表面が明滅するチップ機械が運んでいる。このチップこそがバーチャル世界への移住の要で、これをこめかみにつけた状態死ぬことで意識チップに移動するという寸法。運ばれているのは他ならぬケリーとヨーキーチップだ。

ロボットアームが2人のチップを”San Junipero”と書かれたラックにはめ込む。チップの表面で明滅する光は、電子天国ではしゃいでいる2人の表情にも重なって見える。

指先くらいの大きさの電子機器に閉じ込められて、偽物の「天国」で暮らすのか、ゾッとしないけどまあそれも幸せなのかな?というような思考が渦巻く。

そこでカメラがグッと引くんですよ!

そしたらね、もうバカみてえな数のチップあんの。1万とか2万とか、そういう数この部屋にあって、たぶん他所もっともっとあるんだろうと思わされる。そして全部チカチカ光っててさ、もうどれがケリーとヨーキーかなんか分かんねえわけ。

そこで"The Heaven is a Place on Earth”ですよ。サンジュニペロは天国みたい、ええとこよ〜ってくらいの温度感で受け止めてた歌が、ここで一気にまた違う意味に聞こえてくるわけだ。

人類テクノロジーを使って天国をこの世に築いてやったぞ、ここが俺たちの天国だ、文句あっか!そういう、生命賛歌であり人類賛歌であり、不気味とかい矮小感想は瞬間的に吹き飛ばされる。

サーバールームの点滅なんていう無機質なもの代表みたいなものが、これまでのエピソードによって圧倒的な生命賛歌に見えちゃうわけですよ。

俺は生命賛歌なんて嫌いなんだけど、あのワンカットを見たときちょっと涙ぐんでしまった。そういうパワーがあるんだよな。

だいたい、構造としてズルいんですよ、サンジュニペロは。

1のドラマを60分くらいにわたって見せた後、ラストのワンカットハイ×10000でーす!お前らがここまで観てきたものと同じものが何万とここにありまーす!っていうのをぶっ込んで終わる。そんなんアリか?

マジで凄いと思うんですよね。

俺はドラマ部分そのものは言うてそこまで好きじゃなかったんだが、ラストシーンの倍率でやられたよ。アレはずるいよ。

2020-09-29

anond:20200929215624

それタイトルやろ

(数多あるものさら矮小な欠片みたいな存在孤独感、じゃねーの?)

2020-08-29

モルヒネとしての政権

安倍政権は確かに日本民主主義システムの根幹を食い荒らした。だがそれは、全て「安倍政権を存続させるためには必要犠牲」だった。この7年半、政官財こぞって「安倍政権を存続させるため」に一致して、他のあらゆる犠牲に目をつぶってきた。これは、安倍晋三個人と言う矮小存在の為しうることではない。これは、集団的無意識組織的犯罪なのである

では、なぜ彼らはかように凡庸な才の人間必死になって支え続けたのか?

他のどの時代でも、こんなことはあり得なかったと思う。実際、最初に彼が政権を握ったとき自民党への信頼は大きく傾き、人々には政権にNOを突き付けるだけの理性があった。二度目の政権安倍が周到に用意をしてきたと評する人も多いが、お友達優遇で、偉そうなことを言う割には国家観もビジョンもなく、肝心な時には判断できず、取り巻き失言おそまつ対応で足をすくわれ死んだりする。何一つ変わっていない。変わったのは、それらを覆い隠して守ろうとした「世間」の方だ。

この7年半、すでに壊れかけていた日本は、やはり更に大きく壊れた。たとえばコロナ下で、防疫の基本中の基本であるデータがまともに取られていないことが判明したが、専門家をまともに活用できず、役に立たないマスクの配布に大量の金と人をつぎ込むようなこの政権下では、予測できることだった。少子化は進行し、二極化は進み、文化社会を支えてきた「豊かな中間層」は死滅した。セーフティネットも、安定雇用もない社会に、「良識」の居場所は消えた。「復興は成し遂げた、事態アンダーコントロール」とのまやかしの下に、復興予算横流しされ、五輪というお祭り騒ぎに投入された。意見のできるまともな「官僚」は、自らの立場を去るか、命を落とした。

いま、私たちが生きている「令和の日本」の、それが実像である

そして、この間、政権はひたすら「事実を取り繕う」ことに力を尽くした。きわめて凡庸な才の首相を掲げる彼らは、「事実を取り繕う」スペシャリストだった。この7年半、何度奇妙な「閣議決定」を我々は見せられたことだろう! あたか小説「1984」における「真理省(政府の決定が真理である、と全ての過去の記録を改ざんして取り繕う省庁)」さながらだった。それも「安倍政権を守るため」だ。そのために、彼らは憲法解釈すら捻じ曲げた。なぜそんなことを? ……それは、事実直視できなかったからだ、と私は思う。

安倍晋三を評するもっとも的確なワードは、しばしば政権擁護するアンケートで聞かれた「ほかの人よりよさそう」という言葉だ。「よい」ではない。「よさそう」なのだ安倍晋三は、他の人よりなんとなくよさそうだと思わせることに長けた人だった。それは、経済政策人口政策の停滞・失敗で20年近い時間無駄にした日本を、更に大震災原発事故が襲って、もはや手の付けようがないと思われた時代に、人々を安心させるために必要な「モルヒネ」だった。「モルヒネ」は患者麻痺させるだけで、基本的には病を治しはしない。だが、それほど危機的状況でもあったのだ。

思えば、なんとよくできた「モルヒネ」であったろう。右側からの追及には、いかにも保守じみた言動(だが彼は一度も8/15靖国参拝は行わなかった)、憲法改正の掛け声(7年半かけてできなかったということは、端的に言ってやる気がなかったのだ)でかわし、左側からの追及には、経済政策と厚顔さで対応した。あの厚顔なスマイルで「問題ない」「大丈夫」と言えば、私のようなヒネクレ者ではないまともな神経の人なら、一応「信じてみてもいいんじゃね?」と思うだろう。そして、この社会状況の中なら「思いたい」だろう。


もちろん「モルヒネ」は、それが効いている間に大手術をするためには、絶対必要だ。だから安倍政権を支えた人が全て悪意100%でそれを行ったとは思わない。むしろ多くの人は、その根治的な大手術成功させるために、安倍晋三という「モルヒネ」を利用しようという、善意でそれを行ったのではないかと推測する。だが、地球規模の気候変動と相次ぐ天災消費税増税圧力、そして今回の世界的疫病の流行で、モルヒネ効果にも限界がきたようだ。

いま、我々の前に横たわっているのは、根治的治療も進まないうちに、手術中に次々とトラブルが発生し、かつモルヒネ限界量まで投与してしまった患者の体だ。安倍晋三は確かに何もしなかった。だが、7年半という時間を稼いだのは事実だ。その間に十分なことができず、時間切れを迎えてしまったのは我々だ。一人安倍晋三を責めても仕方ない。モルヒネ意志を論じたり、それが人体に多少の悪影響があったなどという議論をしても、正直意味がない、と私は思う。モルヒネモルヒネだ。肝心なのはモルヒネの効力にも限界がきたということ、そして、積み残した問題はどれ一つとして片ついていないということだ。

それでもこの日本という患者を生き延びさせようとするなら、もはや巨大な痛みに耐えながら手術を続行するか、無意味モルヒネだけを乱打して死を待つか、それとも全く新しいイノベーションという奇跡にかけるか、しかない。少なくとも、次期総理が「安倍路線継承」などと言い出したら、そんな政権半年保たない。それぐらい待ったなしな状況ではある。

こんな時代に、泥をかぶる次の政権に同情する。だが、重ねて言えば、日本そもそもこうなっているのは、別に安倍晋三一人の罪ではない。彼を支えてきた全ての人の罪だ。モルヒネが効いていた魔法時間は終わり、いま、現実に向き合う時がきた。それは困難な時代だが、いつまでもこの事態に「安倍のせいだ」を叫んでも、これまたモルヒネ頼りに変わりはあるまい。そんな時間はなるべく少なくした方がいい、と私は思う。それよりも、「安倍モルヒネであったこと」と「モルヒネ必要とされた状況」を認めた上で「モルヒネなしで今後どうするか」についての建設議論を始めよう。今後、生き延びていくためには、その認識が早急に必要なのではないかと思う。

anond:20200828183724

2020-08-11

高齢者自粛実態

なんか高齢者自粛せずに若者ばかりに自粛を呼びかけている!という言動散見される。

医師であっても、高齢者医療実態を知らない小児科医などが、自粛すべきは高齢者だろう、子供権利を守れ、とか言ってしまう。

だけど、高齢者など高リスクな人々は、すでにに若者よりも自粛して対策してないか

もちろんネットでつるし上げ食らうような外れ値の馬鹿一定数いるものの、絶対数では少ないのではないか

これは高齢者情報ネットに載りにくいためだと思っているのでちょっと書いておく。

要するに

介護施設病院サークルなどの規制で、すでに強力な規制がかかっている状態だ。

高齢者リスクの高い人たちはずっと強いレベル対策をしている状態になっている。

一方で、一般の人たちは違う。

一般の人たちは、一律に強い自粛をする必要はなくて、行動を変容させるだけでよいので、やめてほしい事を細かく伝えられている。また絶対数では一般の人の方が多い。そのために一般の人たちに向けたメッセージばかりが出ているように錯覚するのではないか

事例の前提条件

まり、ある程度、封じ込めに成功している土地の話ね。

一般の人への要請

くらい。集会イベントの開催自粛なども公的要請はない。

学校も、修学旅行が中止、運動会保護者MAX2名で飲食不可、文化祭外部公開は中止、といった影響はあるものの、まぁ今のところその程度だ。もちろん公園閉鎖などもない。

市井感染が広がってしまっているところは、一般の人たちへの要請さらに強いと思われるが、それはこの程度の自粛ですむようにコントロールができなかった事が原因だと思う。

ところが、高齢者高リスクの人々向けの施設では全く様相が異なる。多分これは都市部感染が広がっているところでも似たようなものではないか

介護施設での対応

病院での対応

以下の条件が一つでも当てはまる場合には隔離されて特別処理となる。

入り口で問診コーナーがあって一通りチェックされることに。持病の定期検診とかだと、該当した場合、薬だけ渡して診察なしという場合もある模様。

高リスクの人は事実上強制力がある形で自粛している

これが何を意味するかというと、高リスクの人がいる家では、帰省されたら介護サービスが利用できなくなるし、病院にもうけられなくなる。

高リスク者は何か体に不調があったりするから高リスクなのであって、これらの社会サービスが受けられなければ生きていけないと言っても過言ではない。

なので、かなり強い強制力を持ってすでに自粛になっているということ。で、リスクが高い人はそれが自分を守るためだと知っているから、素直に従う。

故に、行政が頑張って広報したりしなくてもよいので目立たないだけなのだと思われる。

最後新聞記事の紹介

https://digital.asahi.com/sp/articles/ASN8971TYN7VUHBI00T.html

環境学者で、科学に対する懐疑主義研究をするダナ・ヌッチテリさんによると、科学への懐疑論は次のような5段階を経て進行する。まずは、「地球温暖化はない」などと、否定から始まる。次に「中国の方が温室効果ガス排出が多い」などの責任転嫁が始まる。しかし、これでは問題解決せず、「気候はいつか戻る」という矮小(わいしょう)化につながる。危機認識されても「温暖化対策には巨額の増税必要だ」などと、代償が大きすぎるという批判が起き、最終的には「すでに対策は手遅れだ」という悲観論に行き着く。

否定」→「責任転嫁」→「矮小化」→「対策の代償の批判」→「手遅れの悲観論」という進行は、新型コロナをめぐっても起きているが、地球温暖化などと比べるとスピードはるかに速い。

高齢者高リスクの人々が悪い、彼らだけ自粛すればよい、というのはまさにこのパターンに陥っている。

自分がかかったら死ぬという人は当然対策をしているわけで、その結果が、第二派の若年層を中心とした感染状況だ。

この状況で数を少なく抑えられれば、よかったのだけれど、都市部では爆発的に増えてしまった。だから高リスクの人だけが対策するだけでは問題解決しなくなってしまったのが現在の状況なので、安易悪者を作って溜飲を下げるのではなく、現実直視して向き合ってほしいと思う。

2020-07-30

自担のようになりたい

頭が良い。努力家。背が高い。細い。面長。男らしい。周りの人を大切にする。人に好かれる。丁寧に話す。文章が綺麗。良く笑う。人と歩調を合わせるのが上手い。声が甘い。ターンが美しい。ロング丈が似合う。修士号を持っている。天職に着いている。アピールポイントを持っている。生きている。

私は頭も良くなければ何につけても三日坊主努力できない。チビデブ。勿論脚は短い。可愛らしくもかっこよくもない。友人は少ない。関わりたくないとき半年くらい人と連絡しない。話をまとめるのが苦手。語彙が少ない。ストレート卒業できない。長所が浮かばない。安楽死の機会があれば死にたい

自担は驚くほど良く出来た人間だ。歌も踊りも喋りも大好きで録画して何回も同じ場面を再生したりする。最高にかっこいい。こんな人が現実存在する。自担最近クイズ番組に出ることが多い。アイドルでは無いから比べるもんじゃないけど畑違いでも自担と同じかそれ以上知識も経歴も何もかも持っている人がごまんといる。

打ちのめされる。好きな人の輝きに潰される。こんな矮小価値の無い人間申し訳なくなる。十人十色と言われても私は銀鼠色とかなんだろう。自担を愛するために生きている。自担活躍を目で見るために生きている。自担舞台が、コンサートが、動画投稿が、次はいつだからそこまで頑張ろう。そういう活力なはず。なのに惨めになる。自担は悪くない。私の考え方がおかしいだけだ。自分正反対から自担が好きなんだろうか。ただのコンプレックスによる気持ちなんだろうか。そんなの自担に失礼すぎる。

恥ずかしくない自分になりたい。堂々と人に紹介できる自己が欲しい。背が欲しい。細くなりたい。知識が欲しい。人を大切にしたい。自分を大切にしたい。努力ができるようになりたい。きっとずっと私はこうやって思い続けるだけで行動しないのだろう。そこが自担と私の決定的な差、一生かけても私は自担のようにはなれない。

こんなになりたいけど多分なるつもり無いんだろうな。

2020-07-23

コピー本が欲しいと問い合わせから自分が敗者だと実感した話

同人女感情という漫画Twitterでバズってる。

その中でも『7年前の本が欲しい!』と似たような体験をし、そこから一種の敗北を味わったのでツラツラと書こうと思う。

ぶっちゃけ負け犬の遠吠えだ。

まだまだ生意気JCからJKに上がる直前の冬に、友人Yととある特撮の本を作った。

私が挿し絵と校正編集彼女が本文。

彼女キャラの心情を書くのとオリジナル要素を混ぜるのが好きな物書きで、ある意味悪癖なそれが一種作風になっていた。

20ページもない本をひーこら言いながら作って、とある雑誌の片隅の同人誌作りましただったか売りますだったかのコーナーに投稿して、載った事にはしゃいだ思い出がある。

売れなかったが。

その雑誌情報からまさか問い合わせしてくるとは思わないだろう。

その人はとにかくそ特撮の本を集めていた。

平成初期の特撮だ。今でもファンは多いが、本を出すほどの情熱家はさすがに居ない。と思う。探してないけど。

JCの頃に書いたコピー本だし、本文は違う人の物だから私にはどうしようもないと返すと、どうにかその人とは連絡が取れないかと食い下がってくる。

そこまで欲しいならと私はYに連絡を取ってみることにした。

連絡がつかなかった。

携帯メアドは変えているだろうから、連絡が着くまいと思い電話をしたのに、携帯の番号が変わっていた。

仕方ないのでご実家に掛けるとYのお母さんが出て、

結婚して家を出て、今は関東にいる。だがいくら親友だったあなたでも、あの子が連絡先を教えてない人に勝手に教えるわけにはいかない。申し訳ない」

ととりつく島もなく切られてしまった。

厨二全開の彼女は、お人好しというか素直すぎるバカというか面倒見の鬼というか、いややっぱり騙されやすバカと言おう。

とにかく騙されやすいので、借金保証人にもホイホイなりそうだとは思っていた。お母さんもそれを警戒したのだろう。わかる。だっての子バカだ。

しかし、バカでも結婚しているとは。オタクはいつの間にか卒業して、マトモになったのか。

それはそれで悲しいな。騙されてないといいな。と思いながら、彼女と同じく厨二全開だった友人Tに連絡をしてみた。

Tも結婚していた。しかも第二子が腹にいるという。

仕事バリバリ出来て同人活動ガッツリしているせいで、彼氏と長続きしない(告白してきながら活動理解しない相手が悪い)私とは違い、なんか愛を育んでいた。しか旦那と2人FG重課金者。なんだその理解あるどころか同士の旦那は。ずるい。私も理解して欲しい。シレッとフレコ交換した。二人とも強かった。

まぁそんな彼女はYと大親友だった。当時は険悪だったと本人は言うが、私からすれば当時から互いを嫌悪しながらも理解して、何かあったら背中を任せるくらいには信頼してる関係だった。例えるなら蒼い槍兵と赤い弓兵の関係だ。

から連絡しているだろうと思ったが、彼女も連絡先は知ってるが連絡はしていないという。

しかし、問い合わせの本は大事に保管しているので、スキャンして送ってくれることになった。お前がおけパだ!感謝しかない。

問い合わせた人にも連絡して、問い合わせの本の話は終わった。

友人二人の結婚に若干の敗北感を感じつつも、良かった良かったと思っていたら、特大の感想文がきた。

これは、Yに送らねばならない。(使命感

しかし。Yとは連絡がつかない。

Tに事情を話したら、彼女経由でなんとか直接Yと連絡が取れた。

緊張しながらYにメールする。だって相手オタクを辞めた(と思われる)のだ。ここでこちらがオタク臭のあるメールをして「その歳でこんな文章しか書けないの?」とバカにされたくない。

なんせ彼女は、バカだった。私が面倒を見てやらねばならない友人だった。

服はスーパーの服飾コーナーで買ったような適当な物。髪はいつもボサボサポニテダサい眼鏡に小太りの小動物。それが私の中の彼女だ。

まぁつまり、完全に見下していた。

結婚しても、どうせ悪い男に騙されて言い様にこき使われてぼろ雑巾になってる事だろう。私が別れさせて、更正させてやらねば。だってバカだし。なんて酷いことを思っていた。

メールには、過去の本とはいえ無許可コピー本相手に送付した事の謝罪と、その感想がきていたことを伝え、全文を載せた。そして少しだけ自分の近況を伝えた。

それに対する返信は、少しだけ砕けた感じはあったが、れっきとした社会人の返信で、そこでまず頭を殴られた。

彼女からも近況があり、子供がいること、まだオタクをしていて、本まで出していたこと。

LINEしてるのでよければとあったので、即友達申請を送った。送ってから社交辞令ではと思ったが、彼女からすぐに受理されて、FGスタンプ挨拶された。そこから色々話した。

彼女は一次小説二次小説も書いていた。

確認すると二次小説ブクマしてた。心臓が止まった。数ある中でも超好きな設定の奴だったからだ。

一次小説はエタってたので続きはよぅ!と急かしておいた。まだ読んでないが、きっと面白い

二次小説プレイ終わってから続きを書くと書いてあったのに半年経っていた。急かしたらこちらはもう書かない関わらないと断言された。何とか頼み込んで、くっつくとこまでは頑張ると言質を取った。

布教されたゲーム二次小説も書いていたので三話まで読んで、ちょうど半額セールしてたので即買った。

国民ゲームとマイ○ク○フトのシステムが合体したゲーム連休中にクリアして続きを読もうと思う。

小説は、昔と同じようにオリジナル要素をうまく混ぜて、より面白くしていた。その作品をよく愛し、調べ、必死に設定を考えなければこうはならない。本人は言わなかったが、きっと昔と同じように必死に設定ノートを作ったのだろう。

同人作家として負けた。と感じた。

そして旦那の話を振ってみると、待ってましたと言わんばかりに惚気られて、子供自慢もされた。ポケ○ン新作のバッヂ七個取る幼稚園児ってすごいな。さすがに親の育成手伝いはあると思いたい。

ともかく話ぶりから騙されて居ないし、旦那さん理解あるどころか同レベルオタクで楽しそうだというのは感じた。

女としても負けてる。いやいや、結婚幸せとは限らないし。いま私も幸せだし。と強がってみたが独り身さみしい。一緒にゲームしてくれる彼氏欲しい。

とりあえず、ゲームを終わらせて小説を読みきったら、彼女の本を買おうと思う。

散々見下していた人間が言う台詞ではないが、私は彼女小説ファンなのだ

じゃなかったら、あれだけ厨二全開の小汚ないオタクだった彼女に本を作ろうなんて声をかけていない。

と書いていたら、Yから旦那出会った当時の写真が送られてきた。

何とか写真はないかせがんだ結果、最近はないが昔なら。と渋々出してくれたものだ。

最後出会った成人式ではまん丸で、白い着物も相まってマシュマロなんてからかった。

写真には、ほっそりした脚に黒タイツはいた、膝丈スカートふわふわブラウスをきた、こじゃれた眼鏡の丸顔の女の子がいた。

別人だった。

二十歳当時の精神DVしてくる彼氏浮気してたことで別れてからストレスが減ってがっつり体重が落ちたらしい。待って。情報が多い。

当時に彼氏が居たことにも驚いたが、朗らかに笑いつつもあの裏にはDV受けてたの?しか浮気されてたなんて。解放されて良かった。本当に。そこから今の旦那さんに出会えて本当に良かった。

今は育児疲れでボロボロらしい。せめて眼鏡写真をとせがんだら、送ってくれた。いい人過ぎないかしかもこじゃれてた。子供に曲げられても大丈夫眼鏡らしい。すごいな。

ここまできたら自分はもはや矮小人間しか思えなくなってきた。

もうダメだ。完全に敗者だ。幸せレベルの格が違う。

そんな彼女は言った。ジャンルが合えばまた本を出したいね。と。

冗談じゃない。社交辞令に飛び付くほど子供じゃない。

私の返信はこうだ。

喜んで!!!!!!

追記:ごめん。読み返したら長かった。はてぶのが良かったか

まりはまぁ、

見下していた相手

自分よりもリア充

ボロ負けした喪女の話

2020-07-15

追記有】美少女化したおじさんが刺さりすぎてつらい

性癖にじゃなくて心に刺さりすぎてつらい

マンガ「美少女化した童貞カウンセラーおじさん」の辛辛な闇深展開の虚無な読後感が性癖に刺さる人達。他の美少女化したおじさんの話も - Togetter


これのことなんだけど登場人物美少女化したおじさんも童貞大学生もどちらも気持ちがわかりすぎてつらすぎる


美少女化したおじさんは友人だと思っていたネトゲ仲間の童貞大学生に迫られ、感情移入してしまい、童貞を「救う」ため身体を許してしま

その童貞大学生調子に乗ったのか別の女性に襲い掛かるようになり犯罪者として大学を退学することになってしまった

それだけでなく、他のネトゲ仲間たちも自分のことを性的に見るようになってきた

と、まあそんな感じこの漫画では「美少女」という幸運約束された存在になったはずのおじさんが不幸な結末に至ってしまうのだが

これ本当にバットエンドなんだろうか



普通に考えて、内気な大学生を一瞬でレイプ犯にしてしまうなんてことできるだろうか

少なくとも37歳の童貞おじさんには不可能

美少女」になるというのはそれだけ凄まじい力を手に入れるということなのだ



オフ会参加者のようなネトゲしか友人が作れない童貞おじさんたちは、リアル自分承認されることや、承認された経験なんてものほとんどない

特に美少女」なんてもの自分承認する存在としては対極に位置するもの

いや、オタクコミュニティならば「美少女である必要はない

オタサーの姫」という言葉に「容姿がよくない」という意味が含まれるように

オタク男のコミュニティで持てはやされるのに「美」は必要ない

「女」でさえあればいい

オタクコミュニティにおいて男の他者への影響力を竹槍だとしたら、「女」という属性戦車匹敵する

さらに「美少女」ともなればマジンガーZみたいなもの

そんな神にも悪魔にもなれる力を手にした童貞おじさんは童貞大学生を「救ってやらねば」と考えてしま

これは同じ童貞男同士なら絶対に出てこない発想だ

「女」それも「美少女」だからこそ許される所業、「救う」

己の身を犠牲にすることにより、他者を救うことができる力を持つというのは凄まじい快感だろう

漫画では救ったはずの大学生犯罪者となってしまったが、美少女承認というのは本当に人を救うことも可能だろう

からこそ、気持ち悪いと思いながらも童貞大学生を受け入れたおじさんの気持ち

童貞(男)から逃げて」から美少女という「神」となったおじさんに対する大学生の羨望も痛いほどわかる

結局美少女となったおじさんは、自らが原因で仲間の一人を犯罪者にしてしまったコミュニティに参加し続けるし

かつての童貞仲間たちを気持ち悪いと思いながらも、「自己犠牲」の精神のもと「救い」続ける


この漫画は俺の中に漠然とあった「美少女」という「神」の存在証明してしまったのだ

俺が絶対に手に入れることができない、「神」の力の存在

その「神」の力により俺が必死に積み上げてきた自己肯定感は一瞬にして吹き飛んでしまったのだ




自分でも何いってるのかわけがからなくなってきたので寝ます

誰か僕の心情を上手く言語化して下さい


追記

5日前に書いたのがホットエントリに入ってた

今更誰も見てないかもしれないし、まだ当初の感情を上手く言語化できてないけど、結構自分の想いとは違う捉えられ方してるなあと思ったので一応追記

美少女を「神」と表現したのは、自分たちより上位のステージに行ったという意味で言った

「神」というのが人間扱いしていなくて失礼というのならば、童貞おじさんは美少女となり「人間」として認められる存在になった。それにより「人間以下」である自分という存在矮小さを改めて突きつけられた

と読み替えてくれるとありがたい

それと大学生の加害性を正当化しているとか、俺がレイプ犯に感情移入しているとか言ってる人もいたがそれは流石に穿ち過ぎ

俺が大学生共感しているのは「美少女という神になり童貞から逃げることができたおじさんに対する羨望」の部分だ

ただ、美少女とのセックス大学生犯罪者となる「きっかけ」になったとは事実だろう

大学生は「俺は美少女(神)の寵愛を受ける特別人間だ」と勘違いして犯罪行為に走ってしまったのは作中の描写からしても間違いない

もちろんこれに関しては大学生100%加害者であるし、美少女おじさん含めた女性たちが100%被害者ではあるしそこに疑問の余地はないけれど

この美少女おじさんは100%被害者であるってすごいことだよな、と

犯罪因子を持つ人間犯罪者にするきっかけを100%被害者ポジションで与えられる力って凄いよな

もし美少女おじさんが悪意を持って男たちと接したら、自らの手を一切汚さずに犯罪行為を行うことも可能だろう

実際古今東西美女に誑かされて身持ちを崩した例は枚挙に暇がないわけだし

で、そんな影響力を37歳童貞おじさんはのままで得ることができたかと考えるとかなり難しいと思う

そういう意味美少女の持つ力って凄まじいよなって伝えたかった

2020-07-14

社会人デジハリ大学入学する事が決まったので整理もかねて書く

 勇気が欲しいからつらつらと整理も兼ねて書く。

 本来ならブログにでも書いた方が良いのかもしれないが、まだ少しだが怖いのだ。

 常に偽って生きてきたが故に己の内心を吐露するのに慣れていないのもある。

 故にこれはただの日記に過ぎない。

 別に特定の人に向けた文章ではない。

 ただただ、自分を奮い立たせる為だけに書いたものだ。

   1

 デジハリ大学3dモデル専科に入学をする事になった。

 キッカケはVRである

 興味を持ち、自分blenderを触り、楽しかった。

 けれど仕事をしながらであると、どうしても時間が足りない。計算すると自分死ぬまでにどれだけの行いをできるのかと考えた。

 故に常に触るとなるならば、やはり仕事にするのが一番だと思った。また自主学習限界があるだろうとも思った。

 客観的視点と先達による導きが欲しかったのだ。

 腕をあげるには良き師が必要だ。また環境も。

 けれど正直に言うとこの選択不安でいっぱいである。

 なにせ先なんてほぼ不透明だ。確約された未来ではない。

 今の仕事は長くやってきたし、安定のみを取るならばモデラーの道をとるなんて馬鹿げた行いだ。

 だって今までのキャリアを捨てる事になる。無論の事、安全策はとってある。

 けして会社を辞めていくわけじゃない。

 少なくとも現在会社を辞めるならば何処かに就職してからになるだろう。

 とはいえ良識ある大人であるならば

「ただずっと触っていたい」「やりたい」

 そんな気持ちだけでやるなんていうのは愚かな行いになる筈だ。

 現在の職は機械加工を行っているが故に、図面をみて脳内で組み立てるなどのイメージ力とかは使えるだろう。

 しかしながら、世間的には違う業種だ。けして現在職業評価される事はないだろう。

 それを考えると僕の武器は少ない。

 僕の持てる武器社畜として身を捧げるやり方と今の仕事で培った胆力ぐらいである。

 けれど、やる事を決めた。

   2

 決めたが、やはり不安は大きい。

 どうしたって知らない世界に飛び込む形になる。

 胸の内からここで辞めといた方がいいのではないかという声が聞こえてくる。

 一歩を踏み出さなければ、安全だという声も聞こえてくる。

 想像にすぎない不安があった。やらなければできないという理性的な面は解っていても、自分ができるのかと考えた時に出来ないのではないかという不安が圧し掛かる。心臓が痛くなる。

 それに僕の家は、誰かが支えてくれる訳では無かった。

 むしろ僕が昔から支えていた側だった。

 詳しい事は省くけれど、親兄弟の金の無心を受けて自分学校に行くための金を使い込まれている。

 総額でいうならば利息含めて1000万近い。正確には越えているのだが、思い返すだけで涙が出るので正確な数字はもう考えたくない。

 自分が失敗したり、間違えたりするのであるならば、まだ納得ができた。それはただ自分の力量が足りないだけにすぎない。

 けれどこれらは己が使い込んだ訳ではなかった。

 絶対に返すという言葉を信じたが故に貸し出したお金だった。

 けれど僕が「返して」という話をした時に返って来た言葉は「お金貸して」だった。

 だから色々と諦めていた。崖の上に立ったこともある。どう計算しても首が回らないからだ。

 しかも人ではなく、他人の金の使い方である以上、僕がどう頑張っても意味がない。

 けれどまだ死んでないと、最後の一歩だけは踏み出さなかった。

 故に大きな後ろ盾がある身ではない。

 だから今回のも凄く考えた。

 ……金は、かかる。どうしてもかかる。これは仕方がない事である。だからそれはいい。

 けれど、一番の不安要素が解消できないと、どうにもならない。

 諦めようと初めは思った。

 もう自分の大切な物を壊すのは慣れていた。

 小さなからなんどもやってきた事だからだ。

 そもそも僕には一番大切な物は既にない。

 だから今回も壊してやるかと思った。

 けれど、久しぶりに熱を感じた楽しさだった。

 これを諦めたら、きっと一生後悔するだろうというのが何となく分った。

 それでも色々と踏ん切りがつかなかった。

 僕は頭で分かっていても、勇気が欲しいと思っていても、色々と言い訳をしていた。

 実際、疲れていたというのもある。

 今のままではどうにもならないという予測がついたというのもある。

 ――勇者とは他人より半歩足を踏み出した者である

 延々と悩んでいた時にこの言葉を想い返した。

 誰の言葉だったのかは僕はもう覚えてない。もしかしたらネット小説かもしれない。

 僕はヒーローにはなれない。誰も彼も救える人間じゃない。

 だから勇者にはなれない。ロトにはなれないし、キャップにもなれない。もとよりそんな身の丈以上のは欲しいなんて思わない。

 けれど、自分で半歩を踏み出すのは出来るかもしれない。

 だから少しずつ、これならばできそうというのを地道にやった。

 無様さを晒しもした。

 またこの行いは自分バラバラにした見たくない過去を見る行為で、正直に言うのであるならば、それだけで辛かった。

 もっと早く、こうすれば良かったのかもしれないと何度も……本当に何度も思った。

 けれど過去のあの経験がなければ今のこうした行為はできなかっただろうと思うから、何とも複雑だと思う。

   3

 これから先、きっと僕は大変になる。

 先ず経験が足りないし、ずっと勉強する事になる。少なくとも色々やらなくはいけない事が山ほどあるはずだ。

 それに未来において就職やら業界で生きていけるとは確約されていない。

 仕事しながらだから色々なもの犠牲する必要もあるだろう。

 成長速度による不安もある。けれどやらないといけない。やらなければどうにもならないのはもう分かっている。

 なので、たとえ大体の事が三歩進んで二歩下がるような行いであり、遅々と進まなくてもやる必要がある。

 僕にできるのは、ただ己の過去と今を比べて少し少し進めているのを見ながら、地道に前に体を引きずる事しかできない。

 もっともそれしか出来ないのならば当たり前なのだが。

 それに会社の事もある。

 そこもまた色々とあるだろう。

 会社には恩がある。けしてホワイトとはいえないけれど、今ままで僕が生きてこれたのは会社仕事を取ってきてくれて、僕を雇ってくれて、給料を払ってくれたからだ。

 そういった世話をしてくれた人達を僕はこれから裏切る事になる。

 別に会社人達とそれ程仲が良かった訳でもない。けれども嫌いかと言われたらそれも違う。

 この選択は僕のわがままに過ぎない。

 だけど自分の大切なものを裏切るのは、もう嫌だった。絶対に後悔するのが分かっている。

 でもできれば、禍根なく辞めたいというか、そうなればいいなのとは思う。

 これはやってみなければ分からない。

 無理ならば無理で、ぶつかるしかないのかなとも考えている。

   4

 そういった理由で、ちっぽけな勇気が本当に欲しい。

 ただただ不安と恐怖で押しつぶされそうな、矮小自分を支えるだけの勇気でいい。

 半歩だけ進めるだけの、勇気が欲しい。

 ダイの大冒険のポップの様な、勇気のある人間になりたい。

2020-07-07

声優結婚報告をする必要があるのか?

声優結婚報告をする必要があるのか?

私は、子供の頃からアニメゲームが大好きな所謂オタク

その延長線で、声優の事が好きになるのも自然な事だった。

おそらくそんな人間世界ごまんといるだろう。そういった人々のニーズに合わせて声優はどんどん表に出てくるようになってきたように思う。

ほんの一昔前まで声優が地上派のTVに顔出し出演するだけで界隈は騒ぎ、声優CD一般CDランキングに紛れ上位に食い込んでいたりすれば祭りだった。

それが今では当然のように目にするようになり、声優という職業が表面化し人気も知名度も上がり、もはやアイドルに近い存在に扱われるようになったのは誰の目から見ても明らかだ。

そんな中、私もごく自然な流れで声優ファンになったのだ。

ラジオを聴き、CDをはじめとするグッズを買い、追っかける。典型的アイドルファンと何ら変わりない活動

それに応えるように、声優自身を目にする機会はどんどん増えていく……ほぼ毎週どこかしらで声優ライブイベントがいくつもやっているのなんてザラ。どんどんハマる私。

しかし、それは突然 前触れもなくやってくるのだ。

『みなさんへ大事なお知らせ』

そう結婚報告である

昨日まではみんなのもので、それにファンは付き従ってきたのに、今日からは1人のものになるという宣言

「いいじゃないか良い年してるんだから結婚くらい」「結婚は祝福すべきもの

という意見もあるだろう。確かにその意見は間違いではない。しかし私はショックを受けるのである

「嫌ならもうその人と関わらなければいい」という人もいるだろう。

しかし私は、前述の通り子供の頃からオタクである。今更ゲームアニメも辞めろというのは土台無理な話だ。

アイドルだっていつかは結婚するもの

その通りであるしかし、アイドル結婚する前にアイドル引退するのが常であり、結婚後はアイドル的な活動を行わないことが多いので目に触れないようにするのは容易なのだ

しか声優は別。

結婚したって、売れっ子ならガンガン新作アニメや新作ゲームに登場するし、何年経っても魅力的な若くてかっこいいor可愛いキャラを演じようとするのだ。

なまじ中の人ファンになってしまたからには中の人意識せずにはいられないのである

その度に、妬みや嫉みに近い感情が沸いてしま矮小人間なのである

特に声優同士の結婚は堪える。「あぁあぁの作品演じてる時に出会って付き合いだしたんだろうなぁ」と思うとやるせなくなって、好きだった作品なのにもう見返す気にもなれなくなってしまった。

アニメゲーム二次元仮想存在で、声優現実存在から区別すべき

という意見正論だろう。

しかし今後何年も先の、アニメゲームにその声優が出ると条件反射拒否反応を起してしまうことは想像に難くない。私は少数派の意見だろうか?

こんな思いをするなら、声優結婚報告をする必要があるのか? こんな思いをするなら、声優はずっと結婚を隠し続けてくれた方が良いのではないだろうか?

実際、昔の声優キャライメージを損ねるなどの理由TVに顔出しNGを出したり、結婚しても非公表な人も多数いた。

だが、昨今は声優結婚報告ラッシュ。恐らくスキャンダルされるくらいなら公表しとけという事なんだろうが、さすがにあまりにも多すぎる。

ゲームアニメ彼氏or彼女のいないような人間の拠り所でもあると個人的には思っている。

そういう人間にこの結婚報告ラッシュは大変に酷なのである

願わくば、今後はまた結婚非公表時代に戻ることを願いつつブログの締めとする。

2020-06-17

何らかの刑事事件が起こり世の中が騒ぐと、その事件に対して「ありふれている」とか「珍しくない」とか言い出す鬱屈した酔っぱらいのような人間が往々にして出てくる。

まぁそれ自体は客席で酒呷ってる奴の言葉しかないので、格としては豚の放屁程度のものだ。

おそらく普段から大事件だけを集めた伝記やwikipedia記事ばかり読んでいて、その影響であたかも世の中で起こる刑事事件ほとんどがその手のものであるかのような偏倚な見解形成しているのだろう。

あるいは小説マンガ映画といったフィクションでの事件現実世界で起こる事件とを混同していて、後者が発生したとき無邪気に前者を参照しているのかもしれない。

しかしたら事件発生を受けて動揺した自分を落ち着かせるために、または憤りを覚えた自分の溜飲を下げるために、当該事件矮小ものであると思い込むための呪文をつぶやいているだけなのかもしれない。無力な者ほどよく強がるので。

いずれにせよ、現実世界で起こった刑事事件稀少性をあげつらう発言に遭遇したら、一度眉につばをつける必要があるだろう。

神大好き

私はあるジャンル二次創作同人誌を作ったりしている腐女子

これはうんち、所謂腐女子お気持ち長文である

もしうんち増田に見つかって、ドラゴンうんちとか褒めてもらえたらとても嬉しい

私が居着いているジャンルには敬愛してやまない神がおわす

交流の少ない神だけど、たまたまジャンル初期から絵や同人誌情報ネットに投下していた私に神は御声掛けくださり、一緒にご飯を食べたり遊びに行ってくださる…感謝土下座😭

不遜極まりないけどもうこれはほぼ恋…私は既婚だし私も神も腐女子だが、神となら一線を超えてもいいと悩んだことすらある(ただしそういう関係ではない)

人間というのはあんまり一方的に持ち上げられたり、対等に仲良くしたい相手から神扱いされると微妙気持ちになるものだと思う

まあ神扱いされたい奴も中にはいるのかもしれんが

私は正直不快だった!

「神」の一言でこれまでの絵や漫画に対する努力を軽くあしらわれている気がした(単に軽々しく神とかい言葉を使う奴がそもそも軽率から、神という言葉が悪いんではなくそういう奴の全てが軽率からムカつくというだけだが)

そういう気持ちで私は神を神と心の中で崇めながら神と接する際は徹底して対等を装った

神ではなく人間として接することを心がけた

心の中では我は矮小なる民草であり偉大なる神の足元にも及ばぬ超絶上下関係なのだが、、、

どうやらその辺の感覚が合ったようで神は民草とますます仲良くしてくださった😭

超絶崇めているけど崇めているのを超絶隠しているのって関係がうまくいっているとものすごい快感で、か、神ーッってなる

そんな神と仲良くなってそろそろ丸4年経つ

それでもやっぱり神は神

友達みたいに接してくれるし私もそう返すけどいつまでも崇めております

そんな神から昨晩もLINEが来た

レスたかったけど敢えて一呼吸置いて、距離を詰めすぎないように、「神神言う人とか一番信用できないよねー!」とか悪口言い合ってるタイプの人々と私が同じだと思われないように、淡白に見せかけておく

神大好き😭神😭キモいところ隠すからこれからも仲良くしてください😭

こういうこと書くのってさあ〜昔は神と民草のなんとかかんとかとかいスレ同人板にあったよね?

あのスレがあった頃は私には無関係だと思ってスルーしてたけどこういうこと書きたくなった時にまさかスレが続いていないとは……

2020-06-02

ワイヤレスイヤホンを無くしやすいのは私だけ・・・

私は音楽聴くときには基本的Walkman使用する。

スマホだと本体容量を気にかけてしまい、またsim使用データが膨れ上がる上に肝心の帰り道の時間帯が聞けたものではなくなるからだ。

それはともかく音質重視でコードイヤホンを聞いていたためにワイヤレスイヤホンに対して偏見を持っていたのだが

こないだiPhoneに変更を機にairpodを使用してみたが、私の矮小イヤホン概念は飛んで消えてしまった。

心躍りながら使用していたのも束の間、二週間ほどで無くしてしまった。

無意識の内に外してしまったのは覚えているが、そっからが覚えていない。

てっきりポケットしまい込んだと思って探してなかったが、休みを機に探してみても見つからない。

しばらく落ち込んだがまた新しいのを購入すべく通販サイトを開いてみるも値段的にもう一つ買うのは心がためらい

ソニーコード付きのワイヤレスイヤホンを購入。いい感じだ。三週間でなくしたが

無意識のうちにポケットしまいこみ、そのまま行方不明

私はワイヤレスイヤホンを再び買うべき人間ではないと心から思った。

2020-05-25

anond:20200524070952

それを代償行為追体験と断ずるような矮小な捉え方をし続ける限り、その消費者生産者も見下しつづける害意に歪んだ怪物になる道から逃れられない。

自分の捉え方こそが「本質」だという傲慢によって自分怪物になっていることを誤魔化していないか

リアリティショーやAVが俗っぽい部類の娯楽であることは事実であるけれども、その考え方だとオペラ歌舞伎といった伝統芸能、あるいは映画小説のような芸術作品が描く人間模様もすべて自分人生と向き合わないアホが消費する気持ち悪い娯楽と捉えることになるのではないか

そうでないと言うのなら、その境界はどこにあるのか?

2020-04-22

anond:20200422113333

いや、民主主義国家においては政治家容姿矮小ものではないよ。

選挙国民の広い支持を集めるには容姿の良さは絶対重要だし、そんなのはケネディ大統領以来の常識でしょ。

選挙だけではなく、議会工作などでも反対議員野党を説得するにも容姿は大切。

政治家政治内容ではなく、容姿が優れている優れていないという矮小土俵に上げているガイジどもよく聞け

まとめて死ね

お前らが死ねばこの国はもう少しよくなるだろうよ

2020-03-13

持ってる人が憎たらしかった

とあるごとに自分矮小さがつくづく嫌になる。

美しく、実家が裕福なあの子。生まれながらに自分の持ってないものをたくさん持っている。

すごく歯並びきれいなのに矯正はしていないそうだ。

自分は100万自腹切って治した。

田舎の粗暴な家に生まれて、発達障害みたいな祖母に振り回されて

同級生田舎DQNでまだパチ屋コーヒー売ってるようなひとがいる。

容姿もそんなによくなくて、デブで気が弱くて愚鈍

勉強しかできなかった。いじめられて、それでも我慢した。

色々あって社会人になって上京してから一生懸命都会に馴染もうと無理をし続けた。

死ぬほど徹夜して仕事頑張って、整形して、金持ち男性食事に行って、キラキラした女の子になりたくて必死だった。

ある程度歳いって、仕事も人並みにお金もらえるようになってきれいだねって褒められるけど、時折どうしようもなく惨めになる。

東京には、お金持ちの上品な家に生まれて、きれいな洋服を着て、肌も髪もきれいで、私が必死こいてフェイクで手に入れたようなものの、本物をいくつも持ってる人がいる。

全部自分の身の丈って思わなきゃいけないのに、本当にそういう人たちが羨ましい。

その人たちだって私の想像も及ばないような努力をしているかもしれないのに、持って生まれ環境が美しいことが羨ましい。

そんなこと考えずに、目の前の幸せ大事にできるひとも、涙が出るほど羨ましい。

ものすごい劣等感に苛まれる。所詮自分は汚い石ころを頑張って磨いてみただけで、ダイヤモンドを研磨した子たちとは一生並べない。

2020-02-03

anond:20200203092649

ハハハハ、矮小なる人間の分際でよくぞ気づいた。

そう、われこそがフェミニズム

フェミニストの全にして個。個にして全たる存在

個人たるその身でどれだけ我に楯突くことが出来るか、せいぜい楽しませてもらおう。

2020-01-20

anond:20200119233455

はい嘘松男性差別

問題になってる殆ど私大であるのに、姉自身は結局私大に通ってるのだから姉の合格不合格体験女性減点の問題とは直接関係がないし、医学部に受かった分際で被害者と同じ立場に立ったかのような口ぶりになるのは傲慢である

また姉の同級生男性に対して実態が分からないのにも関わらず劣っている・得をしているかのような言及をするのは男性差別に他ならない

その人たちが受験した大学または年度で不適切な採点がされていたかは分からない


いくら反省したようなポーズを見せたとしてもお前が根っから差別主義者で、かつ周りの雰囲気自身の機嫌と矮小善悪観に流され意見コロコロ変えてしまゴミだという事実は変わらない

女だからと姉を小馬鹿にしていたことと、男だから男性医学部受験者に対して色眼鏡評価を下すことに何ら違いはない

2020-01-19

綺麗なものが欲しいけど

物書きになりたいと思っていた。

と言っても将来の夢だとかそんな大げさなものじゃない。俺は今まで短編小説エッセイの一つも書き上げたことがないし、それについて勉強したこともない。ただたまにこうしてネットの片隅に下らない文章アップロードしているだけだ。何故物書きになりたかったのか、それは思春期の頃文学少年気取りだったからかもしれないし、テキストサイト世代だったからかもしれない。あるいは文章を書くことで何かに辿り着こうとしているのかもしれない。一つだけ確かなことは、こうして文章を書く時は大抵ひどく精神的に不安定な時だということだ。

こういう時に文章を書くと何だか落ち着ける気がする。経験上それは気がするだけであって何の効果も生まないのだけれど、それでも書いている間だけはそのことに集中できる。きっと生まれ時代20年遅かったら、俺はとてつもなく恥ずかしいラブレターを量産していたことだろう。そういう意味では手紙という文化のすたれたこネット社会に感謝しなくてはならない。

ここまで読んでくれた奇特な人がいれば、俺に物書きの才能がないことはわかると思う。それは俺もとっくに理解している。でも今でもたまにそういう人生あったらいいなと思うのだ。一人で都内の1LDKくらいの部屋に住み、適当時間に起き、音楽を聞き、小説でも書いて、飽きたら酒を飲んで、気が向いたら女を抱く、そんな世間とはある種切り離された生活を送ることも、もし俺に才能があればできたかもしれない。

多分一種の逃避なのだろう。俺はひどく矮小で、つまらない人間で、つまらない生活を送っている。そう、つまらないのだ。つらくすらない。だから誰にでもできる書くという行為によって、自分特別存在になれる可能性を夢見ている。何も望まず、何者にもなれず、何も残せない俺の、最後の逃避なのだ

2020-01-14

anond:20200114192709

何が魅力的か、何が素晴らしいか、何が正しいか。そういう感動や様々な価値観に触れてこなかった人間は、

なんの統計根拠も無く創作物や人を「害悪認定し、責任を全てかぶせるような惨めで矮小人間になる。

最近香川条例案もそうだな。

自分の見ている世界がどんだけ矮小か、それでどんだけの人を傷つけ、排除してきたかフェミニストは知れ。世間を見ろ。

31歳で貯金3000万あるから使いみちを教えてくれ

31歳男、IT系会社員年収は約1100万。

株で資産を増やして貯金が3000万ほどある。使いみちが無いか指南して欲しい。

自分幸福になれる使い方が一番なのだが、何も思い浮かばない。株式市場が開いてないと暇で仕方ないタイプなので、これと言って使い方が思い浮かばない。物質的に欲しいものがあるわけでもなく、今の住宅にも満足している。正直、資産運用で得たお金の使いみちが資産運用しかないというのが現状だ。

世代に比べて金に関しては困らない方だが、幸せかというと全然そんなことはない。年収幸福度の関係は700〜800万程度で頭打ちになるというデータ体感的にはかなり正しく、その後の幸福度の上昇はほとんどない。金があったらあったで、うまく運用できなかった時のストレスや、周囲のより資産を持ってる人と比べて自分矮小さが気になってしまって別にいいことはそう多くない。

資産の使いみち、老後のための貯金というのはナシで。実質今やってることだから。また、一応持てる者の義務として寄付は行っている(さほど大金というほどではないが・・・)。

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