なんか高齢者は自粛せずに若者ばかりに自粛を呼びかけている!という言動が散見される。
医師であっても、高齢者医療の実態を知らない小児科医などが、自粛すべきは高齢者だろう、子供の権利を守れ、とか言ってしまう。
だけど、高齢者など高リスクな人々は、すでにに若者よりも自粛して対策してないか?
もちろんネットでつるし上げ食らうような外れ値の馬鹿は一定数いるものの、絶対数では少ないのではないか。
これは高齢者の情報がネットに載りにくいためだと思っているのでちょっと書いておく。
介護施設・病院やサークルなどの規制で、すでに強力な規制がかかっている状態だ。
高齢者やリスクの高い人たちはずっと強いレベルで対策をしている状態になっている。
一方で、一般の人たちは違う。
一般の人たちは、一律に強い自粛をする必要はなくて、行動を変容させるだけでよいので、やめてほしい事を細かく伝えられている。また絶対数では一般の人の方が多い。そのために一般の人たちに向けたメッセージばかりが出ているように錯覚するのではないか。
学校も、修学旅行が中止、運動会が保護者MAX2名で飲食不可、文化祭外部公開は中止、といった影響はあるものの、まぁ今のところその程度だ。もちろん公園閉鎖などもない。
市井感染が広がってしまっているところは、一般の人たちへの要請はさらに強いと思われるが、それはこの程度の自粛ですむようにコントロールができなかった事が原因だと思う。
ところが、高齢者や高リスクの人々向けの施設では全く様相が異なる。多分これは都市部で感染が広がっているところでも似たようなものではないか。
以下の条件が一つでも当てはまる場合には隔離されて特別処理となる。
入り口で問診コーナーがあって一通りチェックされることに。持病の定期検診とかだと、該当した場合、薬だけ渡して診察なしという場合もある模様。
これが何を意味するかというと、高リスクの人がいる家では、帰省されたら介護サービスが利用できなくなるし、病院にもうけられなくなる。
高リスク者は何か体に不調があったりするから高リスクなのであって、これらの社会サービスが受けられなければ生きていけないと言っても過言ではない。
なので、かなり強い強制力を持ってすでに自粛になっているということ。で、リスクが高い人はそれが自分を守るためだと知っているから、素直に従う。
故に、行政が頑張って広報したりしなくてもよいので目立たないだけなのだと思われる。
https://digital.asahi.com/sp/articles/ASN8971TYN7VUHBI00T.html
環境学者で、科学に対する懐疑主義の研究をするダナ・ヌッチテリさんによると、科学への懐疑論は次のような5段階を経て進行する。まずは、「地球温暖化はない」などと、否定から始まる。次に「中国の方が温室効果ガスの排出が多い」などの責任転嫁が始まる。しかし、これでは問題が解決せず、「気候はいつか戻る」という矮小(わいしょう)化につながる。危機が認識されても「温暖化対策には巨額の増税が必要だ」などと、代償が大きすぎるという批判が起き、最終的には「すでに対策は手遅れだ」という悲観論に行き着く。
「否定」→「責任転嫁」→「矮小化」→「対策の代償の批判」→「手遅れの悲観論」という進行は、新型コロナをめぐっても起きているが、地球温暖化などと比べるとスピードがはるかに速い。
高齢者や高リスクの人々が悪い、彼らだけ自粛すればよい、というのはまさにこのパターンに陥っている。
自分がかかったら死ぬという人は当然対策をしているわけで、その結果が、第二派の若年層を中心とした感染状況だ。
この状況で数を少なく抑えられれば、よかったのだけれど、都市部では爆発的に増えてしまった。だから高リスクの人だけが対策するだけでは問題は解決しなくなってしまったのが現在の状況なので、安易に悪者を作って溜飲を下げるのではなく、現実を直視して向き合ってほしいと思う。
高リスク群が自粛してくれるなら全て解決だ。
いや、全く解決なんかしないよ。それで住むならアメリカとか誰も苦労はしてないっつーの。 既知の高リスクの人々だけが感染・重篤化するわけではない 後遺症の問題 重篤化しな...
そもそも子どもの権利を守れ(失笑)って学校という託児所がないと困る 大手を振って遊びにいきたいってだけだからな ブクマカの低知能と児童福祉への敵対ぶりと育児無責任ぶりには...
ただの風邪なのに、自粛するなら何らかの報酬が必要だな。 自粛支援金でもくれるなら、自粛しようかと思う。