はてなキーワード: 編集長とは
よ、今日は専門外だけど飲んでたらオモシロイ話聞いたからタレコムわ
なお、聞いた本人に了承とったけど変に絡まれてもなんだから新規ソースゼロでお届けします。
オレが言ったんじゃないぞ
opiegro32
太田はネタとかじゃなくて本当に腐ってるから「太田が悪い!」とか言って茶化す風潮はやめてほしいなあ。本人の悪質さが薄れるだけだよ 2013/12/04
太田克史さんってのは、偉大な人だよ。
というネタで飲んでたのが発端で、
この対応ってあたりまえっちゃーあたりまえだよねー、ねー、みたいな話をしてた。
んでだ、ハタと思い至った。
これは、フーダニット、ハウダニット、ホワイダニット、クローズド・サークル全てが含まれているのではないかと。
結論から組み立てた気配のする小説を読んだ時の強烈な既視感が俺を(以下略
だれが、こんなことをしたのか。
ってのは、オレが書かずに既に書かれてるからそっち読んでくれ。
んで、「盗作ではない」という話でこじれてるのはなにか、という話なのだが、
一回ここをハッキリさせとこう。
はい、1番の裁判沙汰にはなりません。両者ともコレはハッキリ認識してる。
盗作の定義ってのは曖昧で、そもそもアイデアは法律の保護対象にはならん。
具体的には『名探偵ドイル』であっても、訴えられて負けたりはしない。
映画ノベライズレベルで同じとかキャラクターが明らかに同じ(二次創作)で無い限り、
もうコレは相当に厳しい。
パクられたと言っている古野まほろの言ってることは突き詰めると
「俺のパクったって言えば許してやるよ」
という事になる。
盗作じゃない盗作じゃないって言ってんのに何度も絡んでるってのは、変だ。
これまで古野について一切、どこかで語ったり、書かれたりしていないのは何故なのか。これらがハッキリすれば、何の問題もないと思います。
自尊心の問題なのよね。
俺を無視するな、と。
そこで、どういう落とし所があり得るか。
ほれ、仁義とかスジとか浮世のギリってヤツ。
さてここで一つの問題が見えてくる。
星海社FICTIONS新人賞で、太田さんイチオシで、CLAMP。
さあ、日程逆算は野暮だからやめておくんだ!
と、いう状況下で、メフィストでデビューしといて他社に移籍した作家のプライドを満たすために何かをするか?
いかにして、それがなされたのか。
コレも俺が言ったんじゃないぞ
brainparasite
さて、高校生で名探偵でって話をしようとして、CLAMP好きそうならどういう"学園"にするだろうか。
普通の高校?そりゃ担任がボディーガードなら無くはないだろう。
ミッションスクール?まあマリア様は見てなくても考証が面倒だろう。
というか、高校ってのは中等教育機関だから、そもそも「伝統的な」高校ってのは難しい。
つうかぶっちゃけた話な、誤解を恐れずに言えば、
明治に諸列強と並ぶ国家にしようと、帝国大学を頂点としたピラミッドを作ったので、
教育機関ってのは、政府か、士族か、パンピーか、みたいな形になった。
慶應義塾を福沢諭吉が立ち上げた時に、政府に対抗した中産階級の教育機関を目指したのは、まあある意味で流れとしては必然だったのかもしれない。
閑話休題。
つまりだ、伝統的な高校で、軍閥のニオイを消しつつ権威を身に纏わせるには、サムライのガッコウってのは、オテガルなわけだ。
古野まほろや太田克史の出身校とか考えると、このへんは興味深いね!
実際に読むと判るけど、中村あきは清涼院流水系の、まあそういう芸風だ。
設定厨って言うよりは、真面目な顔した高校生が賢しらに推理合戦で謙遜しあう、あー、暑くてもぴっちり制服来てんだろうなーっていうそういう感じの話だ。
うっかり私塾からスタートして南洋研究機関を設置した島に移住してたら海軍に施設接収されたり学生総出で米軍に対向するようなおもしろ学園とは根本から違う。
絵は見えてる、書きたい内容もある、ではパッケージをどうしようって時に、誰と誰が相談する?
なにゆえに、それがおこなわれたのか。
別に新人賞でオリジナリティを重視するのはかまわない。むしろ当然である。既に市場に似たような作品があるのならば、多くの読者は新人ではなく実績のある作家の作品を選ぶだろう。
いやー、そうね。
見事に「設定」に関する話しかしていない部分を引いて来ている所にセンスを感じる。
ポイントはね、誰も筆力を話題にしていない所。
高校生で400枚書くのが凄い、という話はしている。
クサしているのは、平たく言えば「見た目」の話。
想像して欲しい。
大日本帝国って名前の世界観で、子爵令嬢の依頼を受けた斬首死体に対面したり、瀟洒なホテルのラウンジで酒かっくらったりするガキどもが右往左往するアニメと、
いちおうは現代社会の公立高校で、女子バスケットボール部の壁写真が無くなったり、体育館でジュース飲んだりするガキどもが右往左往するアニメと、
絵面で観た時に、似ているだろうか?
つまり、星海社にとって芸風というのは、読んで想像した絵面が似ているか否か、だ、
というか、いっちゃなんだがフツーはそうだろう。
完全無欠の生徒会長の号令一下、無理難題を適当に片付けるって書くと「生徒会の一存」も「めだかボックス」も同じになっちまうが、読んで受ける印象は相当に異なる。
判り難かったらこう言い直せばマンガやラノベに詳しくない連中にも伝わるか。
この4作品はいずれもアーサー・コナン・ドイルの描いた誉れも高き史上最高の名脇役がモトネタだけれども、見栄えはずいぶん違う。
勿論、それぞれコナン・ドイル卿には敬意を払ってるが、例えばそれぞれがそれぞれの作品をいちいち上げたりしているだろうか?
(なお、モンタナ・ジョーンズに関してはマルコ・パゴット絡みでセーフ)
星海社に限らず、新人賞ってのは、いちおうは「応募された作品から」って話になる。
ただな、すげえオモシロイとか、ものごっつ読ませるとかじゃ無え。出版できるか、だ。
んだがね、例えば新人賞が出てない回ってのもあるわけで、応募がゼロだったからじゃない。
ほいでだ、「出版すると設定がヤバイ」ってヤツがハイペースで原稿用紙を埋められるとする。
するってぇとだ、
新人賞ってのは、「審査員の考える出版できそうな作品」に与えられる。
別に要件がツマビラカになってるわけじゃねえから、当然応募側はよく判らんで爆死する。
じゃあ、「審査員の考える出版できそうな見栄え」を「見た目で落ちたヤツ」が知ることが出来れば
言ってみれば効率良く新人賞を通過することが出来るってスンポウだ。
ここは、ひらかれていない。
1.選考に関わった全員が『天帝のはしたなき果実』を読んでいないor内容を忘れていた。
2.色々類似点があると気づいていたが、この程度大した類似ではないと考えた。
3.色々類似点があると気づいていたが、読者は類似に気づかないと考えた。
イラストに大御所CLAMPを使っている時点で4番は無いだろう。考えられる可能性は残りの3つ。外野である我々にはどれが真実なのかを判別する術はない。
はたしてそうだろうか。
中村あきのデビュー作、『ロジック・ロック・フェスティバル 〜Logic Lock Festival〜 探偵殺しのパラドックス』の主人公は、『中村あき』だ。
古野まほろのデビュー作、『天帝のはしたなき果実』の主人公は、『古野まほろ』だ。
そりゃあいくら太田さんに縁の深いメフィスト賞たって、50回も近くなりゃあうっかり読んでない作品が合ってもオカシクナイヨネー
って、真顔で言えるだろうか。
そして、そんな作品がぽっと現れた時に、
太田さんが大きく関わる星海社でそれを見逃す編集者が果たしているであろうか?
すべては、めいはくでは、ない。
身も蓋もない話、これが星海社からではなく別の出版社から刊行されていたら、ここまで話題になることもなかったと思うのだが……。
そーねー
登場人物はこれで全部で証拠も全て揃っているので、後は推理するだけでござい、とはならん。
「犯人はおまえだ!」というセリフを一度は言ってみえてモンだが、そうもいかん。
しかしだ、状況を平静な目で見つめた時にだ、
に、世界観だとか設定だとか、小道具の話が入ってないのは、弁護士に相談した結果じゃねぇだろう。
誰が、どのように、何のために、「新本格」推理小説を出版したのかを考えると、
2年目のジンクス――。スポーツや芸能界で華々しいデビューを飾った人物が翌年、嘘のように活躍しなくなる様子を表した慣用句だ。そして、今年の私がまさにそうだった。
現在、私は大学のサークル活動でマスコミ系のサークルに所属している。元々、文章を書くのが好きで入ったサークルだ。1年の頃はちゃんとした文章が書けるか不安でたまらなかった。しかし、取材対象について自分なりに準備をし、それが先輩方から褒められ自信につながった。取材を重ねていくうちに、もっと良い文、良い写真をサークルが運営するWebサイトの読者に発信していこうと、参考になる記事があればその都度収集して、今後に活かそうとしていた。それが1年生の頃の自分だった。
だが、2年生になると状況が変わる。編集長が代替わりし、新しい体制になった。この体制が私の苦しむシーズンの始まりとは知らずに。今までどおり私は自分なりに準備をした。2年目にもなり、今までの活動をベースにもっと深く掘り下げた文を書こう。そう意気込んでいた。しかし、新しい編集長の下した答えに唖然とした。「この文は酷い。あなたの文章は中立的すぎる」。1年間の全てが否定された気分だった。確かにウチのサークルは大学の部活動を応援する一助を担うサークルだ。でも、1年間自分はそのスタンスで書き続けてきた。第一、その編集長の書く文章も良い物とは思えなかったし、同学年の中でも、その人のやり方に不満を持つものが少なくなかった。憮然とした感情がうごめく中、私は文章のスタンスを変えざるを得なかった。もちろん、1年間染み付いたスタンスが数ヶ月そこらで変わるわけはない。文章を書いては貶されの日々で、次第に読んでもらう対象が読者のための文章ではなく、編集長に怒られない文章を書く事が目的にすり替わっていった。当然、面白くなかった。以前のような準備もしなくなったし、担当する部会の次期チーフも当然のごとく、もう一人の友人(編集長の彼氏)に任命された。
情熱を失った自分が悪い。頭ではわかっていた。しかし、一番は自分が読んでもらう対象を見失ったことだと思う。もっと大学によった文章を書こうと気を使いすぎて、読者に何を伝えたいのかが分からなくなってしまった。自分は来年3年目を迎え、最高学年になる。このままズルズルと行くのか、持ち直すのかは分からない。ただ、ひとつ言えるのは、今年経験したことは必ず、自分のこれからの仕事、後進の育成に活かしていかなければならないということだ。
ここで書く内容は、単純に http://anond.hatelabo.jp/20130715205106 の続編として用意してきたものだ。
しかし、山本一郎氏と量子的重ね合わせ状態にある一国会議員による天皇直訴事件がおき、それに関連しての下村博文文部科学大臣のコメント http://sankei.jp.msn.com/life/news/131101/edc13110110070000-n1.htm を読んだときには、さすがに開いた口がふさがらなかった。
おまゆうううぅぅぅwwwwwwwwwwww
以下、『NEWあしながファミリー』第129号、2013年(平成25年)9月1日(9・10月号)あしなが育英会、の下村文科相へのインタビューより。聞き手は玉井義臣あしなが育英会会長(NEWあしながファミリー編集長)。太字強調は引用者=増田による。
確かに招致運動には汗をかきました。JOCを所管する文部科学省の大臣として、いわゆるロビー活動にはかなり精力的に動き、それが招致につながったと自負しています。
内外問わず直前のマスコミの下馬評では、東京は劣勢でした。そこで、高円宮妃殿下に開催都市が決まるIOC総会へのご出席をお願いしたのです。
開催都市投票権を持つIOC委員の多くは、日本の皇室への尊敬の念が高い。それに妃殿下は語学に堪能でいらっしゃる。どうしても招致スピーチにお願いしたかったのです。
玉井:それでご出席いただいたのですね。
いやいや、そう簡単な話ではなかった。宮内庁長官にお願いしたのですが、皇室の政治利用だと最初は断られました。そこで、私が宮内庁まで直接出向いて長官と押し問答を繰り返し、二度目にようやく内諾を得たのです。
玉井:よく了解が得られましたね。
いや、正確に言うとIOC総会ご出席に関しての了解ではなかったのです。ご存知のように妃殿下は日本サッカー協会名誉総裁でいらっしゃったので、南米サッカー連盟の招待を受けてアルゼンチンをご訪問いただく。その折、IOC委員に、東日本大震災に関する各国からの援助に対する返礼のご挨拶をしていただきたいとお願いしました。
玉井:で、ようやくブエノスアイレスでのIOC総会を迎え一安心でしたか。
それが、そうでもなかったのです。最後まで宮内庁は妃殿下の招致スピーチは駄目だと言う。最後の最後、妃殿下のスピーチ直前に電話をかけても了解はとれなかったのです。
玉井:ほう、それでどうなさったのですか。
最後は私自身が決断しました。妃殿下ご自身からは了解を得ていましたから、御礼のスピーチをしていただいた後もその場に残っていただきました。また、妃殿下は一人を除くIOC委員全員と、親しくお話されたのです。
以上。私はこれが法に触れるかどうかは全くわからないが、すくなくとも、普通の日本語で言う「皇族の政治利用」にあたるのは間違いないと判断する。また、モラル的にもどうかと思う。ウヨではないけど、下村文科相の発言から皇族に対する深い敬意を感じ取ることは到底できない。さらに、こんなことを得意満面にべらべら喋って、国務大臣としての自覚はあるのだろうか?
そして何より情けないのは、これが「汗をかいたロビー活動」の内容、ということだ。外国のIOC委員に対する働きかけというのは、お前が中心になってやらなきゃいけないことだろ? お前は、外向けにいったい何をしたんだ? こんな人間が文部科学大臣、というのが今の日本の政治の水準をあらわしている。
前の増田では、鈴木宗男氏に似てると書いたが、鈴木氏はそれでも佐藤優氏というブレーンのおかげもあってロシアに対して実際にいろいろ働きかけることはできた。下村氏のこの徹底的に内向きな志向は、早大雄弁会の先輩森喜朗氏から正統な後継者として伝えられたものだろう。
なお、詳細な編集履歴が入ったPDFファイルはこちらに置いておきます↓
https://anonfiles.com/file/c8f3cb8733d4ee1bb6233bab021f02c3
ここ最近、本誌の記事を発端に多くの方を巻き込んだ炎上騒動が起こり、どのような形で本件についてコメントすべきか悩んでおりました。
オンラインオフライン問わず様々なご意見をいただき、大いに考えさせられました。スタートアップ界隈をお騒がせしてしまったこと、
および当該記事に関して何点か本稿にて謝罪いたします。
■問題の記事に関してランサーズ様への謝罪
①:私信を先方の許可なく記事で公開した点
この3点は様々な方にご指摘いただき、私の落ち度であると感じました。
①②の表現において、菅沼様、ランサーズ様にご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。
申し訳ございませんでした。
機会をいただけるようでしたら、直接訪問してお詫びさせてください。
この件につきましては、別途ご連絡申し上げます。
下記二点の記事に関しては、今後のランサーズ様の活動に支障をきたさぬよう、
・ランサーズ、The Startupに対して言論統制
・クラウドソーシング狂想曲:クラウドワークス vs ランサーズ
既にクラウドワークスCEO吉田浩一郎様がブログにてご説明くださいましたが、改めて私からもご説明致します。
クラウドワークス様から本誌に金銭が支払われたことはございません
②:クラウドワークス様とは過去に梅木個人として取引実績がございます
③:取引実績は単発であり、継続的な月額顧問契約などはございません
今回の関連記事は私の独断で書いたものであり、クラウドワークス様は一切関与しておりません。
The Startupの記事により、クラウドワークス様にご迷惑をおかけしたことを改めてお詫び申し上げます。
申し訳ございませんでした。
今回の騒動により、クラウドソーシング業界全体の信頼性や発展の妨げになるきっかけを作ってしまったことを
改めて謝罪致します。
先の二社様のみならず、業界関係者の皆様にもご迷惑をおかけし、申し訳ございませんでした。
本誌ではランサーズ様、クラウドワークス様に関する記事は今後掲載致しません。
過去のクラウドソーシング関連記事に関しましても削除致します。
■警察騒動に関して
一部メディアで警察が関係した騒動に発展しているという記載がございます。
GMO様の会議室を使用できないかご相談申し上げましたが使用できないとのことで、
警察署を話し合いの場として利用することとなりました。
オンライン上で攻撃的な方だったため、
私から被害届は出しておりませんし、今後も警察を絡めた事態に発展させる予定はございません。
■取引実績のあるニ社様との関係の疑惑について(追記:18:20)
私と過去に取引実績のある、ヴォラーレ様、Retty様に関しても本誌では以前記事を出しており
、その記事に対する報酬があったのではないかという疑惑もございました。
両社からThe Startupの記事に報酬が支払われたことはございません。
ヴォラーレ様からはApplivという媒体にてアプリ未来予想図という連載記事執筆のお仕事をいただき、
Retty様にはマーケティングに関するアイディアをご提供致しておりました。
疑惑を持たれた両社様にもご迷惑をおかけしたことをお詫び致します。
申し訳ございませんでした。
■今後のThe Startup運営方針
本件により、取引実績のあるサービスや企業様に対して、本誌で記事を書くことについて
金銭の支払が発生していなくとも、世間の誤解を生む可能性が高いことを認識致しました。
ご見識者の方々からすると当然の事かもしれませんが、本件を機に今後の運営方針を下記の通り明示いたします。
①:取引実績のあるサービスや企業についての記事を書く際は、取引実績がある旨を記載する
②:ポジショニングマップの使用に関しては、表現方法や対象数を今まで以上に吟味する
以上となります。
本件の事の発端は私の記事となりますが、思わぬ方向に発展し事が大きくなってしまいました。
元の私の記事がなければこのような問題を引き起こす事はありませんでした。
私個人に対しては実名匿名を問わず本件で多くのご意見をいただき、
自分では気が付かない視点に気づかされることも多く、勉強になりました。
多くの方にご迷惑をおかけしましたが、自分は誰に対して何を書くべきなのかを考えさせられました。
応援いただきました読者様方の期待を裏切ってしまったかもしれません。
この度は多大なご迷惑をおかけしたこと、重ねてお詫び申し上げます。
梅木雄平
http://anond.hatelabo.jp/20130830202223
特定を恐れずに、その経験談を書いておこうと思う。
400文字詰原稿用紙のレポートを何度も書かされた。学校までの道案内や入学式の報告といった、無味乾燥としたレポートだ。
その400文字は、先生の厳しい添削で真っ赤になるのが常だった。
まともな文章をたった400文字すら書けない。その現実の中で僕らはもがいた。
本を読んだ。
プラトンから「神々の指紋」まである推薦図書のリストがあって、半分は読んだと思う。(神々の指紋は残念ながら読んでいない)
村上春樹や吉本ばななや江國香織が好きな人が仲間内では多かった。一方で、ラノベばかり読むグループもいた。
その時期いちばん読んで良かったと思うのは、佐藤信夫の「レトリック感覚」「レトリック認識」だった。
ただ、読んで良かった、という気持ちだけが残っていて、内容は詳しく覚えていない。
50枚書くことは難しくなかった。
夏にはもう初稿が提出できて、先生にはそれなりに褒めてもらえた。
しかし、自作が何となく気に入らなくて、勝手に最初から書き直してしまった。
書き直した作品は、生徒みんなの前で罵倒された。(トラウマだ)
合計で7回は書き直したと思うけれど、何度やっても評価はされなかった。
そちらも同じように失敗した。
レポートなども合計すると、2年間で2000枚は書いたと思う。
授業では色々な人から話を聴いた。
某有名ゲームのプランニングをしていた人・女性雑誌の編集長・とある古参ハッカー・ラノベの大御所・今ではずいぶん有名になってしまった当時の新人作家……。
映画や演劇もたくさん見せてもらった。レポートの宿題が必ず付いていたけれど。
民俗学で古事記を読んだり、美術学で有名絵画から聖書のシンボルを読み解いたり、構造主義を応用して物語のプロットを組み立てる授業もあった。
教えてくれる人はみんな(出来る範囲で)熱心で、青臭い自分の言葉もちゃんと聞いてくれた。
ちなみに、小説の先生は往年の一太郎ユーザーで、ESCから始めるショートカットばかり使っていた。
キーシーケンスの組み合わせを暗記していたようで、VimやEmacsに通じるところがある。
日本語IMEについて、ATOKは使い物になるが一番良いのはWnnだ、と言っていた。その真意は定かではない。
提出ファイルにはShift-JISのプレーン・テキストを指定し、タイトルや名前の入れ方も詳しく指示していた。おそらくマクロで処理したのだろう。
ただ、提出メディアがフロッピー・ディスクだった。もう10年以上前の話で、テレホーダイの記憶が鮮やかだった頃だ。
僕が通っていた学校に限れば、環境としてそんなに悪いところだとは思わない。
当初は周囲を見回して傲慢になっていたけれど、その鼻柱は見事に折られてしまった。
客観的に言って、使おうと思えばいくらでも使える環境だったと思う。
ただ、進路が難しい。学校を出た後でどう生活を立てていくかが難しい。
卒業生の進路はそれぞれだった。
定職に就いていない人間もきっと多いだろう。
頭の良い同期は大学に転入した。
プロとして活動していると言えるのは、50人の同期の中で3〜5人だと思う。
おそらく最良の選択は、大学に転入し、標準ルートに戻ることだ。
標準ルートを知ることも大事だし、それから生活を安定させてデビューを目指せば良いと思う。
(ただし金が掛かりそうだが……)
何も知らない自分に大きなトラウマを与えてくれたのは、本当にありがたい事だ。
ただ、自我の捨て方は教えてもらえなかった。
こればかりは、学校の外で年齢を重ねてから、知るほかなかった。
某純文学系の新人賞に一度だけ送って落選した実績しかまだない。
そして、日本語よりJavaを書く時間の方が長く、それよりもD言語を書きたいと思う毎日を、無為に過ごしているのだ。
トラバでも言われてしまったけど、「学んだこと」と言いながら、学んだ技術的な内容をあまり書いていなかった。
多少参考になる部分があるかもしれないので、追記してみたい。
ストーリー構成の教科書としては、シド・フィールドが使われていたようだ。
ただ、当時はろくな翻訳が無かったらしく、教師オリジナルのテキストを使っていた。
ハリウッド流の伝統的な4分割構成が基本で、自分のアイディアをとにかくそれに落とし込み、内的整合性を保って読者に提示する技術を教えられた。
たとえば下記のような点をチェックするよう繰り返し言われた。
他にも色々と細かいテクニックについて教えられた。書くときの気構えであったり、推敲や添削の方法であったり。
今はストーリー構成の良書も多いだろうし、自分で教科書を集めて勉強できる環境も整っているかもしれない。
だから、自分で体系的な資料を集め、先生になってくれる人や切磋琢磨できる仲間を見つけ、継続的に書く環境を整えられれば、わざわざ専門学校に行く必要は無いだろう。
専門学校などという人生を浪費する施設より、週末の教室+Webでの作品発表・添削という形の方が適しているかもしれない。今の時代はきっとそうだろう。
レベルの高い卒業生の作品を見ると、内的整合性の点では下手なラノベよりしっかりしているものが多かった。
しかし、
「全体的に整合性が取れていて、ちゃんとした盛り上がりがあり、伝統的な構成に従って無駄なく構成できているか?」
という問題と、
「それが商業的に売れるか?」
というのはまったく別の問題だ。
商業的消費はたぶん非体系的な世界で、体系的技術がそれにどこまで寄与できるかは分からない。
とあるデビューした卒業生の処女作は、内的整合性など何も考えていない、次々と新しい要素がひたすら出現する怪作だった。
その一方で、しっかりした技術のある人が、なかなかデビューの糸口を見つけられないでいる。
ちゃんとした構成や一貫性よりも、変に魅力的な脇役が愛されたりするのが商業の世界だ。
特に日本において、消費者は全体よりも部分を好む傾向が強いと思う。
そして、部分で受けることを狙うのはかなり難しい。
部分を愛する文化というのはきわめてハイコンテクストな文化で、普遍的・一般的な技術が原理的に存在できない気がする。
それは様式美に満ちた世界で、日本の文化はそういった様式美の継ぎ足し・連続で出来上がっているようにも思う。
こういった事は加藤修一の「日本文学史序説」に素晴らしくまとまっていて、とても面白かったので、創作に関わる人は序章だけでも全員読んだ方が良いと思う。
マンガもゲームもアニメもラノベも全部これで説明できるし、将来的にどんなものが日本で流行するか判別する目安にもできそう。
以上を要約すると、ちくま学芸文庫から上下巻で出ている加藤修一「日本文学史序説」を3000円で思い切って買おう、それを読めば専門学校に行かなくても大丈夫、場合によってはラノベを書かないで済ませられるかもしれない、ということだ。
今日からインターネッツを使い始めたという人向けに、わかりやすい説明を心掛けました。
----
ランサーズとクラウドワークスという2つのクラウドソーシングサービスがあります。
フリーランスに仕事を発注したい人と、フリーランスをつなげるサービスです。
この片方のクラウドワークスで、事例インタビューなどの仕事を請け負っていたライター、梅木くんという人がいました。
彼はある日、自分のブログにランサーズとクラウドワークスを比較する記事を掲載しました。
・クラウドソーシング狂想曲:クラウドワークス vs ランサーズ
記事中では「クラウドワークスの方がランサーズよりもすごい!」と主張していますが、
主な理由は「周りの人がそう言っていた」というものでした。
そしたら後日、ランサーズ側から梅木くんに「十分な調査をした上で記事を修正してくれませんか?」とメッセージがきたそうです。
しかし梅木くんはそれを「メディアに対する圧力だ!」「言論統制だ!」と取り合わず、記事に掲載しました。
・ランサーズ、The Startupに対して言論統制
「これって言論統制じゃないよね」
「そういえば梅木くんってクラウドワークスの仕事受けてたよね」
そうこうしているうちに、ネット上には梅木くんとクラウドワークスの関係がまとめられ始めました。
・The Startup代表取締役梅木雄平氏とクラウドワークスの関わり総まとめ
http://anond.hatelabo.jp/20130820170151
・The Startupさんへ。ジャーナリストは、金をもらって比較記事を書いたりしません
http://anond.hatelabo.jp/20130820144216
じょじょに追い詰められていく梅木くん。
そしてライターとして梅木くんに仕事を発注しただけで勝手に変な記事を書かれて炎上してしまったクラウドワークス社長の吉田さん。
さらに、この2人をおもしろがって追い詰める匿名Twitterアカウントが現れました。
マモノくん(@mamononews)
https://twitter.com/mamononews
このマモノくんは突如、わりと横柄な感じで、梅木くんと吉田さんを問い詰め始めます。
・クラウドワークス社長にケンカを売るマモノ氏(@mamononews)がやたら偉そうな件
http://matome.naver.jp/odai/2137744422998200801
これに応える形でクラウドワークス社長の吉田さんは、自社のブログで「梅木くんとは今後かかわりません!」と宣言しました。
・ブログ書き初めと、今週に掲載されたブログメディアの記事につきまして
http://crowdworks.jp/ceo-blog/9/
まあ元はといえば梅木くんの記事がトンデモだったわけで、「これでめでたしめでたし」
と思ったら、このマモノくんが突然、態度を変え、梅木くんと吉田さんに謝り始めました。
いったいどうしたんでしょう。
・謝罪1
https://twitter.com/mamononews/status/372257344911990784
・謝罪2
https://twitter.com/mamononews/status/372258022677954560
どうやらマモノくんはどこかの会社に属しているサラリーマンで、
今回、匿名アカウントを使っていろんな人をいじめたことが会社にバレてしまい、態度を変えたようです。
一方で梅木くんは、マモノくんによるTwitterの攻撃を「脅されてる!」と感じたようで警察に駆け込みました。
・星の梅木雄平さま、警察にいく
http://kirik.tea-nifty.com/diary/2013/08/post-eb48.html#more
そうなるとますますマモノくん(GMO社員の世永玲生さん、40代男性)は困ってしまいます。
いまは周囲にひたすら謝り倒しているそうです。
ついにはGMOも公式にコメントを出す事態に。マモノくんは懲戒処分となりました。
https://twitter.com/GMOGroup/status/372576043452100609
ついでに世永さんが記事を寄稿していたTechWaveも意味不明な謝罪文を出しました。
・TechWaveからお詫び 編集長・増田真樹 @maskin
http://techwave.jp/archives/from_techwave2.html
というわけで「匿名で何か書くのはやめましょうね」←いまここ。
なにやら数日前から「The StartUp」というブログを書いてジャーナリストを名乗ったり、ベンチャー企業のコンサルタントなどをなさっている梅木雄平(@umekida)氏が世間を賑わせている。世間っていうか、主にインターネッツ界隈で。主にっていうか、インターネッツ界隈だけだけど。詳細や経緯は以下。なにやらまた動きがあるようだけど、本稿とは関係ないと思われる。
http://matome.naver.jp/odai/2137758747868416401
問題になった記事は「ランサーズって会社に圧力かけられたよ!(吉田社長、みてみて!)」とインターネットに告げ口をしているようなものだから、Twitterなどでまったく利害の絡まない第三者に散々叩かれるのも、基本的にはやむをえないかと思うが、一歩引いてみると、なんだか彼が気の毒で仕方ないような気がしてくる。
以下の記事は氏が27歳の頃(2011年)に書かれたものだが、おそろしく幼稚だなという印象を受ける一方で、自分が会社員であるということからくる苦衷のようなものが感じられて切なくなったりする。
Essay #1 サステイナビリティへの近道は自分らしさを追求すること
http://plumtrees.blogspot.jp/2011/09/essay-1.html
僕は3年以上のスパンで長期的に物事に取り組むのが苦手で
そして簡単に代わりが効かないことをすることを好む。
サラリーマン・アーティスト。大切なことなのでもう一度ゆう。サラリーマン・アーティスト(白目)。
そう、安藤ミッフィー氏登場前夜とはいえ、やれ起業だイットだ独立だIPOだフリーランスだノマドだキュレーションだサバイバリキットだという時代である。氏は周囲の優秀な人間が独立して(主に合コンで)成功する姿に大いに刺激を受けたのだろう。でもさぁ、起業して氏のいう持続可能なモデルを構築することができる事業なんて一握りじゃんかー。その辺のことは氏の目には入ってこなかったのだろうか。入ってこなかったんだろーなー。つれーわー。
また、この辺なんか読むと、氏は非常に自己肯定的でもある。
Essay #3 地方出身者の方がライフスタイルセンスが良いという仮説
http://plumtrees.blogspot.jp/2011/12/essay-3.html
現実を直視する力と自己を冷徹に見つめる能力がやや欠けていると考える蓋然性が高い(地方出身者の方がセンスがいいという彼の意見に反対したいわけではなく、別にそんなことわざわざこうして残る形で表明する意味がない)、そういう氏が、組織から独立して個の力((c)本田△)で生計を立てようとなさっておられて、その勇気は評価されてしかるべきだが、端的にいって不向きだったのではないすかねえ。不向きなことをした人が、不向きなことをしたせいでどっかん、炎上ということだと思うわけでして。色んなこという人がいますけど、勤め人だからってクリエイティブじゃなくてゲスで貧乏でブサメンでks人生とは限らないと思うんですが、どうなんでしょう。この話題はイケダハヤト大明神をめぐる議論の例を出すまでもなく、答えの出ない議論になりますけど。まま、そんなわけで、氏は昨今のノマド幻想、起業幻想の犠牲者ってな面もあると思ってさ。
氏については、以下のような記事のときにもボヤがあって、嗚呼この御仁はいつか華々しく打ち上げ花火を上げてくれるだろうと思っていた。筆者の好きなところだけ引用しておきます。
一定の読者はThe Startupに中立性を期待したのかもしれない。
情報を正しく伝える。それは他の誰かに任せておけばいい。
プライベート・メディアとして開始したThe Startupですが、影響力が上がりすぎて市場はパブリック・メディアとしての運用を求め始めたといえるのかもしれない。The Startupがパブリック・メディアだって?冗談じゃない。
面白記事はほかにもいくらでもあって、ゲスい人なんかは氏のINTERVIEWSなんかも掘ってみるといいと思います(ニッコリ)。件の記事の「言論統制」や、ここでの「編集権の独立」も、氏が力んで使う言葉はことごとく使い方が間違っていて、心の奥の方にある柔らかいところがほっこり温かくなります。神様、今日も恵みをありがとう。
なにやら数日前から「The StarUp」というブログを書いてジャーナリストを名乗ったり、ベンチャー企業のコンサルタントなどをなさっている梅木雄平氏が世間を賑わせている。世間っていうか、主にインターネッツ界隈で。主にっていうか、インターネッツ界隈だけだけど。詳細や経緯は以下。
http://matome.naver.jp/odai/2137758747868416401
基本的に、問題になった記事は「ランサーズって会社に圧力かけられたよ!」とインターネットに告げ口をしているようなものだから、Twitterなどでまったく利害の絡まない第三者に散々叩かれるのもやむをえないかとも思うが、なんだか一歩引いてみると、彼が気の毒で仕方ないような気がしてくるのである。
以下の記事は氏が27歳の頃に書かれたものだが、ひどく幼稚だなという印象も受ける一方で、会社員であるということからくる苦衷のようなものが感じられて切ない。
Essay #1 サステイナビリティへの近道は自分らしさを追求すること
http://plumtrees.blogspot.jp/2011/09/essay-1.html
僕は3年以上のスパンで長期的に物事に取り組むのが苦手で
そして簡単に代わりが効かないことをすることを好む。
そう、時代は安藤ミッフィー氏登場前夜とはいえ、やれ起業だイットだ独立だIPOだフリーランスだノマドだキュレーションだという時代である。氏は周囲の優秀な人間が独立して成功する姿に大いに刺激を受けたのだろう。でもさぁ、起業して、氏のいう持続可能なモデルを構築することができる事業なんて一握りじゃんか。その辺のことは氏の目には入ってこなかったのだろうか。入ってこなかったんだろうな。
また、この辺なんか読むと、氏は非常に自己肯定的でもある。
Essay #3 地方出身者の方がライフスタイルセンスが良いという仮説
http://plumtrees.blogspot.jp/2011/12/essay-3.html
現実を直視する力と自己を冷徹に見つめる能力(地方出身者の方がセンスがないという意味ではない)がやや欠けていると考える蓋然性が高い、そういう氏が、組織から独立して個の力((c)本田△)で生計を立てようとなさっておられて、その勇気は評価されてしかるべきだが、端的にいって不向きだったのではないすかねえ。いろんなこという人がいますけど、勤め人だからってクリエイティブじゃなくてゲスで貧乏とは限らないと思うんですがね。この話題は神学論争みたくなっちゃいますけど。まま、そんなわけで、氏は昨今のノマド幻想、起業幻想の犠牲者のような面もあると思うんですよ。
氏については、以下のような記事のときにもボヤがあって、嗚呼この御仁はいつか盛大な花火を打ち上げるだろうと思った。筆者の好きなところだけ引用しておきます。
http://thestartup.jp/?p=6943
一定の読者はThe Startupに中立性を期待したのかもしれない。
情報を正しく伝える。それは他の誰かに任せておけばいい。
件の記事の「言論統制」もここでの「編集権の独立」も、氏が力んで使う言葉はことごとく使い方が間違っていて、ほんとうに心が温まります。
なにやら数日前から「The StarUp」というブログを書いてジャーナリストを名乗ったり、ベンチャー企業のコンサルタントなどをなさっている梅木雄平氏が世間を賑わせている。世間っていうか、主にインターネッツ界隈で。主にっていうか、インターネッツ界隈だけだけど。詳細や経緯は以下。
http://matome.naver.jp/odai/2137758747868416401
基本的に、問題になった記事は「ランサーズって会社に圧力かけられたよ!」とインターネットに告げ口をしているようなものだから、Twitterなどでまったく利害の絡まない第三者に散々叩かれるのもやむをえないかとも思うが、なんだか一歩引いてみると、彼が気の毒で仕方ないような気がしてくるのである。
以下の記事は氏が27歳の頃に書かれたものだが、ひどく幼稚だなという印象も受ける一方で、会社員であるということからくる苦衷のようなものが感じられて切ない。
Essay #1 サステイナビリティへの近道は自分らしさを追求すること
http://plumtrees.blogspot.jp/2011/09/essay-1.html
僕は3年以上のスパンで長期的に物事に取り組むのが苦手で
そして簡単に代わりが効かないことをすることを好む。
そう、時代は安藤ミッフィー氏登場前夜とはいえ、やれ起業だイットだ独立だIPOだフリーランスだノマドだキュレーションだという時代である。氏は周囲の優秀な人間が独立して成功する姿に大いに刺激を受けたのだろう。でもさぁ、起業して、氏のいう持続可能なモデルを構築することができる事業なんて一握りじゃんか。その辺のことは氏の目には入ってこなかったのだろうか。入ってこなかったんだろうな。
また、この辺なんか読むと、氏は非常に自己肯定的でもある。
Essay #3 地方出身者の方がライフスタイルセンスが良いという仮説
http://plumtrees.blogspot.jp/2011/12/essay-3.html
現実を直視する力と自己を冷徹に見つめる能力(地方出身者の方がセンスがないという意味ではない)がやや欠けていると考える蓋然性が高い、そういう氏が、組織から独立して個の力((c)本田△)で生計を立てようとなさっておられて、その勇気は評価されてしかるべきだが、端的にいって不向きだったのではないすかねえ。いろんなこという人がいますけど、勤め人だからってクリエイティブじゃなくてゲスで貧乏とは限らないと思うんですがね。この話題は神学論争みたくなっちゃいますけど。まま、そんなわけで、氏は昨今のノマド幻想、起業幻想の犠牲者のような面もあると思うんですよ。
氏については、以下のような記事のときにもボヤがあって、嗚呼この御仁はいつか盛大な花火を打ち上げるだろうと思った。筆者の好きなところだけ引用しておきます。
http://thestartup.jp/?p=6943
一定の読者はThe Startupに中立性を期待したのかもしれない。
情報を正しく伝える。それは他の誰かに任せておけばいい。
件の記事の「言論統制」もここでの「編集権の独立」も、氏が力んで使う言葉はことごとく使い方が間違っていて、ほんとうに心が温まります。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013081802000119.html
(魚拓)http://megalodon.jp/2013-0819-0221-34/www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013081802000119.html
中島岳志氏=2013年4月 - 朝日新聞紙面審議委員、 毎日新聞書評委員に就任。ぼっさんに似てなんかいないです。
言論誌「表現者」に連載している内容を見たNTT出版が「本にしたい」と申し出た。
週刊朝日 連載記事「ハシシタ 奴の本性」同和地区について「不適切な記述」があったとして謝罪を行い、2回目以降の連載を中止を決定。
週刊朝日 尾木和晴編集長代行、篠崎充朝日新聞出版社長代行、中村正史の三名が橋下のもとを訪れて直接謝罪
http://ja.wikipedia.org/wiki/週刊朝日による橋下徹特集記事問題
編集者から「第三章が社内で問題になっている」「親会社がNTTという公共企業なので、特定の政党や政治家への批判は問題」と伝えられた。
http://www.shinchosha.co.jp/book/302752/
「グレイト・リセット」など実行してはならない/ラディカルな破壊主義/「中央政治をぶっ壊す!」という愚行/伝統技術を保守すること/具体的伝統を欠いた愛国心の危険性
NTT出版の幹部に呼び出され「第三章全文を削除してほしい」と求められた。中島氏が断ると、「残念です」とその場で出版中止決定。
「急に問題視されたので時期的に『週刊朝日』の問題が影響していると思った」と話す。当時、橋下氏をめぐる同誌の連載が不適切な記述のために中止となったことを受け、出版元の朝日新聞出版や親会社の朝日新聞がたたかれていた。中島氏は「権力への過剰な忖度(そんたく)だ」と批判。新潮社版の「あとがき」で、経緯を詳述した。
「特定の個人や団体の利益になる本も、不利益になる本も出さないことにしており、週刊朝日の問題とは関係ない」と説明。「親会社の意向が影響することもない。社として本の内容をきちんと把握できていなかったことが対応遅れの原因」と話し、橋下氏への配慮を否定した。
NTT出版は今年一月、佐伯啓思(けいし)・京都大教授の「文明的野蛮の時代」を出版。その中には、民主党政権を振り返り「友愛などという言葉でお茶を濁されては事態は一歩も進まない」「『政治主導』どころではない」などと、厳しい批判を連ねた箇所がある。
相手次第で方針が違うようにもみえるが、斎藤氏は「(佐伯氏の本では民主党を)引き合いに出しているだけで論点は別」と説明する。
確かに民主党政権を批判している"章"は無い。
橋下氏を批判ってあるけど、何に対して批判してるの? 主語は何?? まさかNTT出版が出版中止するように橋下氏が圧力をかけたようにみせかける???
「参院選でも民主党が大勝した。小沢氏の例を持ち出すまでもないが、権力が一極集中すれば、反する主張は言いにくくなり、過剰忖度や自己規制の働く余地は大きくなる」
って言ったっけ?
マガジン9
http://www.magazine9.jp/hacham/111109/
9は憲法9条の9!
108 :名無しさん@恐縮です:2013/08/02(金) 18:38:44.18 ID:u7IXA5LS0主犯は「光文社」です。
来週発売の「FLASH」「女性自身」の記事に注目して下さい。
117 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です sage 2013/07/31(水) 02:26:38.73 ID:T1YXqIHEP
そもそも元担当なんて居ないんだよ
矢面には出せないからな
筆談ホステス知ってるだろ?
160 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です sage 2013/07/31(水) 04:13:29.77 ID:T1YXqIHEP
予定が狂ったんだよ。
今まで濱田サイドに弁護士が居なかった。だから光文社は好き勝手し放題だったわけ。舞台の原作になった本だって濱田に印税なんて払ってないんだから。
刷った本の買取強要して、その額が印税より高いんだから。しかも勝手に増刷して、その度に買い取らせる。
書いた本が売れる度に作者が金払ってんだよ?障碍者年金から。今までやりたい放題、搾取し放題だった。
舞台化もそうだった。が、濱田が知恵付けたんだな。弁護士を雇ったんだ。そこからウジ虫どもの予定が狂い出したんだよ。
574 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です sage 2013/08/01(木) 15:31:49.72 ID:u3hx3PDvP
なんか呼ばれた気がするw
もう一部明るみに出たから書くか
濱田の弁護士は元々濱田の自己破産手続きの為に雇った弁護士なんだよ。濱田の芸能活動における諸契約の代理人業務は舞台化の話が降って湧いて揉めたから仕方なくやってる状態。
ちなみに自己破産の原因の多くは光文社による搾取な。オレが仕事にしなかったのも濱田が光文社に絞り取られてて彼女に金が全然無かったから。シビアな話、金ない相手とは仕事出来ないからな
親学がらみでまた名が出てきてるけど、はてならしい小バカにしきったものばかり。それ以前に彼の親学について触れたもの読んでも分らない。
3.11の義捐金の送り先の一つに「あしなが育英会」も含めた結果、『NEW あしながファミリー 号外』というのが送られてくるようになった。その、直近2号に「編集長特別インタビュー」として下村博文文部科学大臣が大々的に取り上げられている。(さらに、少なくとももう1号は続く)
このインタビューが興味深い。
肩書きが文科相のほか、「あしなが育英会前副会長・高校奨学生第一期生」。たしかに、途中までは交通遺児として苦労しながら……という話。鈴木宗男さんを何となく連想した。
とある通り、ディスクレシア(識字障害)の子についての対処や思いが、けっこうな分量を占める。
注目すべきなのは、これを読む限り、下村氏の対処は全然間違っていないように見えること。もちろん気づくまでは「手を上げたこともあります」というようなものなのだが、ひとたび障害が分ってからは、この分野での先進国であったイギリスに留学させるなど(これはそれだけの余裕がないとできないが)頑張っている。
おかしな療法に手を出して結果オーライからのめり込む、なんてのとは全く無縁だ。紙面での言葉ももっともに思える。というより立派だ。
ということで、読んでの疑問。これ、高橋史朗氏の言う「親学」と両立できるの?
いや、高橋氏どころか、自分が別のとこで言ってることと整合性取れるの?
問題:次の文 発達障害を予防する伝統的子育てとは | 下村博文 を読んで作者の真意を答えなさい。
正答:学習障害の子を持つ親として、長所を伸ばす、どのような子どもも受け入れる多様性を持った教育をすすめようという願い。
私はブログのほうは、(政策秘書などの)別人が書いている可能性も疑っている。そもそも文体が冷たすぎて、こちらのインタビューと全然肌合いが違う。
まあ、いずれにしてももう少し詳しく、下村氏と「親学」の関わりについて知りたい。小バカにするだけではなしに。自民党の特質の一つとして、「ぬえ」みたいな性格挙げることができると思うけど、それが「親学」というものにも当て嵌まるのではないか?
『NEW あしながファミリー 号外』、あしながから送ってもらってる人、ここにははもちろんたくさんいると思うから、細かいインタビューの内容は誰かが補足してくれるでしょう。それから著書もあるので、それを使うのが一番なのかもしれません。では
安藤美姫がマスコミに追い掛け回されたり、変なアンケートを行われたりするのはなぜかというと、マスコミの人権意識が低いからとか、商売になるからということもあるんだけど、最大の理由はあんな形で独占スクープをしてしまったからなんだよね。「特ダネ」を安易に一社に提供してしまったこと、その報復という文脈で、かなり意図的に嫌がらせを受けてる。
「特ダネを他社にすっぱ抜かれる」というのは、メディアの世界ではこれあってはならないことなんですよ。新聞、TV、週刊誌辺りのメディアの現場で働いたことがない人には理解しづらい感覚だと思うけれど、特ダネを他社に持っていかれるのって、失態と呼んでもいいくらい不名誉なことなんです(ちなみに一社だけスクープを報じられなかったことを「特オチ」といい、これはやったら即編集長以下クビを覚悟せねばならないほどの大失態です)。
あの報ステのVTRを見ながら、各社の番記者は完全に血の気が引いたと思うよ。いや、安藤美姫クラスの大物のスクープだから、番記者を飛び越えてデスクや編集局長も顔面蒼白で胃酸がこみ上げてきただろう。日本中が驚いた大ニュースだったし、それだけにまんまと特ダネを抜かれた他社からすると、このまま黙ってるわけにはいかない。こういう選手、有り体に言うと「筋を通さない選手」が今後も出てきたらたまらないから、今後も各メディアは安藤が神経衰弱するまで追い回して、真相を突き止めるよ。失地回復するにはそれしかないし、例えば浅田真央や村上佳菜子あたりが同じことをしないように、スケープゴートになってもらう必要もあるから。すげー勝手な理屈だけど。
しかし安藤美姫も、何であんな形で独占スクープを許したんだろうか? いや、もちろん子供が生まれたことはめでたいし、父親の名前を明かせない事情があることも斟酌しますよ。彼女を批判する意図は全くありません。ただ、客観的な事実だけを言うと、ああいうやり方で発表したことって、メディアの世界では仁義に反することなんですよ。「今まで散々取り上げてやったのに、こんなことするのかこの野郎」というのが、各社の偽らざる本音なんです。今回はマスコミ各社にFAXでもして、「相手は一般人男性なので名前は明かせません」とか頭を下げておけば、こんなことにはなってない。
もちろんそんな論理は、業界内でしか通用しない勝手な理屈なんだけれど(なので、今メディアとその外側の社会とがこの問題でぶつかってますよね)、事実としてはそういう力学で動いてる世界なんです。嫌な世界だよね。でも現実はそう。安藤美姫も長いことアスリートとしてメディアに関わってるんだから、こんなイロハくらい知ってると思うんだけどなあ。まあ、あえてこうなることを知ってて、話題性を取る方向で動いてるのかもしれないけどね。
数年前に夢をあきらめないということというエントリを読んだ。
サッカーライターになりたい!と明確に意識したのは、大学生の頃だった。
金子達仁の「28年目のハーフタイム」、木村元彦の「悪者見参」などなど。
こうした作品に影響を受けまくって、「いつか、こういう作品を書いたる」と意気込んでいた。
何の根拠もなく、どこかには通ると思っていた。
無理だった。
マイナーな専門分野に特化した雑誌を作っている出版社にすべりこんで、そこで広告営業の仕事をした。
それでも、「ここで何年か頑張って営業→編集→スポーツライターだ」と思っていた。
当然、そんなに世の中は甘くなかった。
そうとばっかり思っていたら、なんと自分より後に入った新入社員が編集部に配属されたりした。
モチベーションを保つのが難しくなったが、当時の編集長が喫煙所でタバコを吸いながら
「次の異動でうちの編集部に呼んでやる」と言ってくれたので会社に残った。
でも、そんなタイミングで会社の経営陣が丸ごと入れ替わったので、そんな些末な異動の話は吹っ飛んだ。
さすがに限界だと思って、転職活動をして、なんとか編集の仕事ができる会社にすべりこんだ。
そこは、大企業の子会社で2chで「社畜www」と叩かれるような企業風土のところだった。
そんな雰囲気の会社で、2年半ほど「編集者」として働いた。先輩の編集部員や上司とはまったく“肌”が合わなかった。
逃げるように、今の会社に転職して、細々とWeb編集の仕事をしている。
それが俺の日常だった。今じゃサッカーより野球が好きなぐらいだ。
ある日、会社に見たことのある人間が入ってきた。それは前の会社にいた時、最初に入った会社の先輩が紹介してくれた
何回か一緒に昼飯にいったりして、サッカーの話をした。でも、その時は何も起きなかった。
しばらくして、その人は会社からはいなくなったが、仕事でチョコチョコ付き合いは続いていた。
そして、またある時、その人が「自分が企画したサッカー関連の同人誌にノーギャラだけど寄稿しないか?」と声をかけてくれた。
でも、今更俺に何が書けるというのだろう。
チャンピオンズリーグなんて、ここ数年結果しか知らない。Jのスタジアムにもほとんど足を運んだことがない。
戦術分析のサッカーブログなんて世の中に溢れかえっている。そんな中で何が書けるんだろう。
5,000字に満たない原稿だったが、スポーツライターを目指していたときの気持ちが蘇ってきて楽しかった。
掲載誌が送られてきて、他の寄稿者の原稿と比べてみると、異質すぎて浮きまくっているように思えた。
でも、サッカーについて思ったように書いた原稿が「読者」の目に触れることは純粋に嬉しかった。
6月4日。本田がPKを決めて、日本代表がW杯出場を決めた日。俺は試合を見るでもなく、普通に仕事していた。
大学生の時、2002年は鈴木隆行がゴールを決めた。あれからもう10年。あのときは2006年W杯には取材で行っていると思っていた。
送り主は、原稿を書くように誘ってくれた人だった。
「○○さんの書いた原稿、市販のサッカー雑誌の編集者が転載したい、と言っているんです」。
俺は「サッカーライター」にはなれなかった。でも、今度俺の書いた原稿がサッカー雑誌に載る。
それは「夢が叶った」なんて大層なものではない。
http://anond.hatelabo.jp/20130331034659
http://b.hatena.ne.jp/entry/ameblo.jp/marehitomikagami/entry-11499736332.html
同業者であります(書き手側)。面識はありません。電撃さんとはお仕事したことありません。
という設定でコメントですが、これに関しては、結論として運が悪かった……に尽きるかと思います。
記事だけ読んでみると、言葉はきつくなってしまいますが、担当編集氏は腕が悪かったです。売り上げが上がらなかったという点を取ってもそうですし、このようなトラブルが表面化し、編集長に持ち込まれている時点で、担当作家の手綱も握れないのか、と編集長としては叱責をせざるを得ないでしょう。Web上にこういった醜聞が出ているのは、明らかにレーベルイメージにたいしてプラスにはなり得ません。これは編集氏の失点であり、どう見たところで手柄にはなり得ないでしょう。
しかしでは悪なのかと問えば違います。無能と悪、あるいは悪意の存在は違います。担当編集氏はおそらく悪意の人ではないでしょう。電撃も悪意の編集部ではありません。
作者氏も。こう書くと言葉はきついですが、力及ばなかった。良いものを書くためには戦略と書くための環境が必要です。そのためには、担当氏との関係性を構築するのは必須です。その段階で敗北していたというのが後々にたたった。国内世論をまとめきれなかったために遠征軍の戦力がそろわなかった→結果として軍事的敗北。というような種類のトラブルです。それは担当編集氏のみの責任に帰せるものではない。作家業は個人事業主です。小説を書くというのは個人事業の一部であって、中核ではあってもすべてではありません。営業力や交渉力が足りなかった。
その力不足が、悪かと言えば違います。作者氏は悪ではなかったと思います。むしろ読者によいものを届けようとした、善であろうとした事に疑いはないかと思います。
しかし結果、売れなかった。悪意など無くても、結果として負けると言うことはあります。両者の言い分を妥協させることが出来なかった。
担当氏の力量の問題もありますし作者氏の力量の問題もあります。相性の問題もあるでしょう。2人の戦闘能力を足した結果(おそらく足の引っ張り合いになってしまい)、コンビは空中分解、醜聞事例がひとつ出来た。別に誰が悪いと言うことではなく、運が悪かった。
今回の件はこの距離から見る限り、担当氏と作者氏にコミュ能力(説得能力)が欠けていたのが、第一の躓きのように思われます。
コミュ能力や信頼関係というのはトラブルを表面化させないためのクッションとして有用です。クッションですから根本解決はできませんが、トラブルが爆発するまでの時間を引き延ばすことは出来る。またトラブルの目を小さなうちに摘むことも有用です。今回の件でいえば、たとえば担当氏は作者氏の反感を買うことなく、新しい魅力の付加という形で作風変化を促すことも出来たと思います。作者氏から見れば、担当氏の要望を受け入れつつも自分の書きたいことを守るというような結論の出し方はあったはずです。
そのように信頼醸成をしつつ、引き延ばした、もしくはチャレンジの時間でなにをすれば良かったのか? 根本解決の手法はなにか?
というと、それはおそらく部数を積み上げ売り上げを上げることでした。利益というのは様々なトラブルを癒すことが出来ます。利益的な意味での成功というのは、なによりも「次のチャレンジの機会」を保証してくれます。食い違った担当氏との視点についてゆっくりと話し合い精査をする時間です。たとえば、担当氏の方針で一作書いてみる、作者の方針で一冊書いてみる。2シリーズやって確かめてみる、というようなことでもいいですし。そもそも、出版社が求めているのは利益なので、利益さえ十分に上がっているのならば、編集氏から作風への口出しはずいぶんと減ります。編集部から作者への信頼の究極的な形のひとつが「1人で稼げる作者という評価」です。その場合、担当編集の仕事は、原稿の受け取りと事務連絡、取材の中継くらいになります。
本人にとっては(作者氏のみならず、おそらく担当氏にとっても)辛い件だったとは思うのですが、余り珍しい事でもないな、というのが本音です。表面化しないだけで、おそらく年間十件以上、類似の事例が発生しているでしょう。
ラノベ界隈の新人賞システムというのは「今まで一冊も本を出したことのない素人、下手をすると社会常識もわきまえぬ素人」を、いきなり「プロとして扱いデビューさせる」という乱暴なシステムです。おまけに作家業は前述の通り個人事業であり「就職」ではないので、オリエンテーリングもガイダンスも新人研修も教育も、公的には一切存在しません。作者は個人事業主として「自分をプロとして教育する」事も大事な仕事として求められます(1年目はそれに忙殺されるといってもよいと思います)。
耳によい話ではないですが、こんな事例はごろごろ転がっています。ですからやはり、健康、社会常識、コミュ力の3つは、どうあっても必要になってしまうかと思います。
飛行機のトランジットを待っていて暇なので、ちょっと昔のことでも書いてみようと思う。数年前、この空港にはじめて来たとき、僕は今とはまったく違う人間だった。あの頃の僕は、希望と理想と好奇心に満ちあふれていた。でも今は? 僕の心は冷たく凍っている。そしてこれには訳があるのだ。
僕は父親を早くに亡くし母子家庭で育ったが、まじめに勉強したので成績はいつも一番だった。そのまま東大法学部に入ったあとも、僕は常に一番だった。東大を主席で卒業したとき、母はどれほど喜んだことだろう。その後、僕は外務省に入省し、上層部の大きな期待をうけて、ドイツの大使館に派遣されることになった。当時のベルリンはいまだ東西ドイツ分断の爪あとも生々しく、その一方で、新たな統一国家を創りあげるのだという若々しいエネルギーにもまた満ち満ちていた。その高揚感に僕は目を見張り、自分が今歴史のまっただ中にいるのだということに感激を覚えた。僕はドイツ語とフランス語がとてもよくできたので、大使館でも重宝された。そして、これはすでに上層部の許可を得ていたのだが、大学に籍を置き、仕事の合間にはさらなる勉学に精を出した。
あっという間に三年がすぎた。僕は相変わらず真面目に働き学んでいたが、心の何処かに落ち着かないものがあった。激動の時代を経たベルリンの大学にはさまざまな思想が渦巻いていた。その気風にあたって、僕の心になにがしかの変化が生まれたようだった。それまでの僕は、ただ真面目に生きてきただけだった。母親は僕を歩く辞書にしたかったのだろうし、今、官僚となった僕は歩く法律書であることを求められている、そんな気がした。僕が、自分の頭で物を考えること、そんなことは求められていなかった。そのことに気付き、僕は少しずつ別のことを学び始めた。歴史や文学を学ぶことで、自分なりの思想を作り上げようとしはじめた。
上層部の人間がそれをおもしろいと思うはずもなかった。彼らは僕が機械の歯車であることを望んでいたのだから。そもそも僕は同僚たちの間でも受けがよくなかった。彼らが飲み歩いて遊んでいるとき、僕はそれに加わらず、ひたすら勉強していたのだから。上層部の不興と、同僚たちの嫉みによって、大使館のなかでの自分の立場は危うくなってきていた。
僕が遊び歩かなかったのは、実のところ、僕が臆病だったからというだけだ。僕は子供の頃からずっと優等生だった。僕はまるで処女みたいなものだった。僕はただ極端な臆病者だったのだ。少しでも道を踏み外すのが怖かった。だから敷かれたレールの上を必死で走ってきたのだ。ばかにされてもしかたがないと思う。だが、うらやまれるのは納得がいかない。僕は遊ぶことができなかった。旧東ベルリンのすさんだ地域で、けばけばしい化粧をした娼婦たちに声をかけられても、それを買う勇気すらなかった。
ある日のこと、家に帰る途中ベルリンの壁に程近い、そんな貧しい地域を通りかかった。教会の廃墟の前で、一人の少女が泣いていた。十五、六歳に見える。ジーパンはは着古されているけれど清潔で、パーカーのフードからこぼれる髪は、明るい金髪だった。僕の足あとに気づいて振り返ったその顔を、どう表現したらいいのだろう。真っ青な目は清らかで憂いをたたえていて、その長いまつげからは今まさに涙のしずくが滴り落ちようとしていた。
僕は思わず声をかけていた。
「どうしたのですか。なにかお助けしましょうか」
彼女は驚いて僕を見つめたが、僕が真摯なのがわかったのだろう、こう答えた。
「助けてください。パパが死んだのに、お葬式をあげるお金がないの。私が言うことを聞かないから、ママは私を殴るの」
「こんなところで泣くのはおやめなさい、人目もあることだし」
「ごめんなさい、あなたはいい人ね。頼りにしていたオーナーに、借金を断られたんです。私は彼のところでもう二年も働いているのに。身体で払えと言って来ました。ねえ、お金を貸していただけませんか。かならずお給料からお返ししますから……」
彼女は涙ぐみながら上目遣いに僕を見た。なんともいえず色っぽかった。
僕は財布にたいした現金を持っていなかったので、時計を外して彼女に渡した。
「これをお金に替えなさい」
彼女は感動してポロポロと涙をこぼしながら、僕の頬にキスをした。
その後、彼女は僕が渡した名刺を頼りに僕のアパートを訪ねてきた。僕たちは頻繁に会うようになった。やがて、このことは同僚たちにも知れ渡るようになった。僕が場末のストリッパーと交際していること、もともと僕を快く思っていなかった連中は、それをあることないことで脚色して大使の耳に入れた。僕が学問をつけ生意気なことをいうようになったことが気に入らなかった上層部はこれをいい機会と僕を免職した。
本当は、このころ僕たちはまだ身体の関係をもっていなかった。彼女とその家族は社会主義下の東ベルリンで貧しくも慎ましく生きていたが、壁崩壊後の資本主義の流入で食べるにも困る状況に陥った。そんな時新しくできたストリップクラブでストリッパーとして働かないかと声をかけられたのである。昼は稽古、夜の舞台とこき使われて、そんななかでも努力が実り二番人気まで上り詰めたが、それでも少ない給料で家族を養うのにはとてつもない苦労があったようだ。
僕が首になったことを伝えた日、僕たちははじめて結ばれた。はじめて見たその日から僕は彼女のことを愛していたのだけれど、その気持ちを抑えこもうとしていた。僕の免職をきいて悲しみに震える彼女の姿をみて、僕ははっきりと自覚したのである。彼女を愛している、と。
僕は困窮した。給料はとめられ、滞在許可の期限も切れようとしていた。そんなとき僕を救ったのは、Aという友人だった。
Aは大学時代の同期で大蔵省に勤務していたが、僕が困り果てているのを人伝てに聞いたらしい。知り合いの新聞社の編集長に頼んで、僕をその新聞社の特派員という形にしてくれた。なんとか滞在許可を延長できたものの、給料は雀の涙であった。今度は彼女が僕を助けてくれた。僕はアパートを引き払い彼女の家に転がり込んだ。僕は彼女と、彼女の母親の住む部屋で、互いの少ない給料を持ちあってそれでも楽しい日々を過ごした。僕はもう学問にも本にも見向きもしなくなった。けれど、いわゆる世俗的なもの、今まで見向きもしなかった、見ないようにしていた世界が、僕の前に広がった。
冬が来た。ある日僕はAから電話をもらった。今、大蔵省の次官に同行しベルリンに来ているという。「君の名誉を回復するチャンスだ」、彼はそう言った。彼女にそのことをいうと小躍りして喜んで、戸棚に仕舞いこんであった僕のスーツに念入りにアイロンをかけて着せてくれた。Aが与えてくれた仕事は次官の通訳と翻訳だった。そして、ロシアへの出張の同行を打診された。まとまったお金が入ったので帰ってくるまでの生活費として、僕は彼女にそれを与えた。彼女の体調が優れないようなので、それが気がかりだった。
ロシアへの出張はすばらしいものだった。なによりも国際政治の舞台に再び立っているということが、僕の心を高揚させた。彼女のことを忘れていたわけではない、けれども、僕は迷い続けていた。日本に帰ってふたたびキャリアを積み重ねることができたなら……
ようやく出張から帰ったその瞬間まで、僕はそんなことを考えていた。けれど、彼女が戸口から飛び出して抱きついてきたその時、そんな迷いは吹き飛んでしまった。彼女とともに生きよう。僕は彼女を愛しているんだ……部屋のテーブルには、編みかけの靴下があった、それも、ミニチュアのような靴下だった。彼女は幸せそうに微笑みながらいった。「どう?」
数日後、僕は次官に呼ばれた。彼は言った。君の能力はすばらしい。ポストを用意するから、日本に帰ってこないかね。
僕はとっさに思った。このチャンスを逃したら、僕はこのまま落ちぶれて、日本に帰ることもできず、異国に散ることになってしまう。その瞬間、僕は、「光栄至極です」と言っていたのだった……
真冬のウンター・デン・リンデンを、僕はさまよい歩いた。僕の肩には厚く雪が積もった。固く凍った路面で、何度も滑り膝を着いた。ようやく家に帰ったとき、僕はまるで死人のような有様でそのまま床に倒れこんでしまった。
それから数日間の記憶はない。高熱を出してうわ言をいっているのを、彼女は必死に看病してくれていたらしい。そんなときAが訪ねてきて、僕が次官に帰国の約束をしたことを告げた。意識を取り戻したとき、僕は彼女の変わり様に驚愕した。Aは彼女を精神的に殺してしまったのだった。彼女は、「なんていうこと、そこまで私を騙していたなんて」と叫び、倒れてしまったのだという。ふたたび目をさましたときには、もう正気を失っていて、僕の名を呼んで罵ったり、髪をかきむしったり、小さな靴下に頬ずりをしてさめざめと泣いたりするばかりだった。
僕のほうの病気はすっかり治った。日本に帰国する際には彼女の母親に、幾ばくかの金を与え、可哀想な彼女の胎内の子供のことも頼んでおいた……
はは、でも大抵の編集長は男なんだよね
94: 名無しさん@恐縮です 2013/01/04(金) 15:11:30.83 ID:e12eC4uo0
元TARZAN編集長が大炎上したとき、広告記事を多くてがけていたようだけど
それ以後、仕事激減したと聞いた
仕事しても、クライアントに迷惑がかかる可能性があるから名前出せなくなったとか
271: 名無しさん@恐縮です 2013/01/04(金) 15:36:03.02 ID:z7dL9UQa0
なんだっけ、確かそんなのあったな、って思ってググったらすぐ出てきた及川政治さんね。
懐かしいわ~。
39 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です 2012/12/13(木) 20:24:55.98 ID:YbpQQ+rQ0
ごめんなさいしておけば良かったのに・・・
後の祭りだけどなw
50 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です 2012/12/13(木) 20:30:08.12 ID:bbeWeqkM0
及川て何だ
嫁がちんぽ色のアイツ?
57 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です 2012/12/13(木) 20:34:12.37 ID:YbpQQ+rQ0
そそ
>店舗からの投票で最も高い支持を得ていたのが『真剣で私に恋しなさい!S』。
>近年の18禁ゲームではトップセールスであろう高い販売実績を残しただけでなく、これだけ多くの本数が市場に出ても値段がキープし続けたのは、クオリティの高さがあればこそ。
>販売と内容を高いレベルで両立させた、理想的な美少女ゲームと言えるでしょう。
>姉妹ブランドのデビュー作も好セールスを記録しており、今や業界を代表するブランドだと思います。
http://moe-gameaward.com/2012/wadai.html
PC PRESS:ソフ倫と提携関係にある販売店向けPCゲーム業界専門紙
PC PRESS
2008年年間1位 ToHeart2 AnotherDays
2009年年間1位 真剣で私に恋しなさい!!
参考
totoPUSH!!売り上げランキング(2007年01月16日~2012年03月15日)
1. 59,272 2012年01月27日 真剣で私に恋しなさい!S みなとそふと
2. 48,939 2008年02月29日 ToHeart2 AnotherDays Leaf
3. 47,904 2008年01月25日 FORTUNE ARTERIAL オーガスト
4. 40,500 2007年07月27日 リトルバスターズ! Key
5. 37,194 2008年12月26日 真・恋姫†無双~乙女繚乱☆三国志演義~ BaseSon
6. 36,836 2008年07月25日 リトルバスターズ!エクスタシー Key
7. 34,937 2009年02月27日 夜明け前より瑠璃色な -Moonlight Cradle- August
8. 27,916 2011年04月28日 大帝国 ALICESOFT
集計係数変更後のTG
■TECH GIAN ブリリアント 2010年~2012年上半期 TGトップランキング ※変更後
1. 4191 59,272 2012年01月27日 真剣で私に恋しなさい!S みなとそふと
本日は、徳島新聞社の名物コーナーである "鳴潮"を解説することで、
徳島新聞の素晴らしさを日本の投票者6000万人(有権者≠投票者)へ向けてアピールしたいとおもいます。
引用は、 徳島新聞 2012.10.26 第24649号 です。
http://www.topics.or.jp/meityo.html
では、さっそくまいりましょう!
====
「ばかみたいな作品ばかり」。
東京都の石原慎太郎知事が今年の1月、芥川賞の選考委員を辞任したときの言葉だ。それに対し、芥川賞に決まった田中慎弥氏が「都知事閣下のためにもらっといてやる」と発言して話題を呼んだのは記憶に新しい
「ばかみたいな作品ばかり」という、機嫌の悪い日の石原氏の粗野な言動を引用することで、初っ端から石原氏を野蛮な奴だと印象づけています。
ここから、芥川賞と絡めてどのように話が展開するのかワクワクさせてくれる。
「いつか若い連中が出てきて足をすくわれる戦慄(せんりつ)を期待したが、緊張感を覚える作品がない」と吐き捨ててもいる。
それと同じ思いなのだろうか。
政治も若い連中には任せておけないとでも言うように都知事を辞め、
新党を結成して国政に復帰すると表明した
"発言した"という言葉ではちょっとパンチが弱いので、あえて "吐き捨てた" という言葉を使ってみた。
こうすることで石原氏が乱暴な性格であるかのごとく、さらに読み手に印象付けることに成功すると同時に文章の深み、コクがましてまろやかになる。
あれれ?そういえば、第一段落で出てきた芥川賞の話はどうなったんだろう・・・。
ひょっとして 「バカみたいな作品ばかり」 という発言を無理やり組み込みたかっただけなのかしら、ちょっと残念ですね。
よそさまの健康状態なんか他人の話なのでほうってあげればいい、そんな常識はなんのその。
「徳島新聞社は優しい人たち」だと優しさアピールしている。
と根拠のない疑念を植え付けることに成功した。
自分を持ち上げて、相手を貶す。ボクシングで例えると回避と攻撃を同時に行うカエル・アッパーのようなきつい一撃だ、お見事!
記者会見でも息巻いた。
「憲法の権利と義務のバランスが害悪だ」と憲法改正をぶち上げたかと思うと、2030年代に原発をゼロにするという野田政権の原子力政策についても「提案にもならない」と批判した
"憲法改正を唱えた"と表現すべきところを、あえて、"ぶちあげた"と表現することで
石原氏を粗暴な性格の悪童であるかのように印象づけることに成功した。
憲法改正はに対する徳島新聞社の憎しみ、職業的倫理観を感じました。
憲法は連合国総帥様が即興で1時間くらいで書き下ろしてくれた聖なる文書なので、神聖不可侵ですからね。
これを改正するなんてとんでも無いことです。
いや、まったく同感です、50年経とうと100年経とうと300年経とうとそのせいで日本が滅びてしまうとしても、不可食ですので、そのままの状態を維持し続けるべきですよね。
こんなの小学生でも分かることです。
それにしても、東の石原氏、西の橋下氏と威勢のいい新党代表がそろったものだ。「うそぶくってことは強がりなんだよ。強がるってことは本当は弱いってことなんだよ」。
政治家としてはどうなのか。
第三極勢力になり得るのか否か。
国民がじっくりと判断するだろう。
「石原さん、あなた、政治家として威勢のいいことを発言しているけど、あなたは、強がってるだけで本当は中身が弱い、取るに足らない存在なんでしょう、
あなた自身の昔のコメントでもそう言ってるじゃない。ついでに橋下市長もな。」
しかも、石原氏本人だけではなく、維新の会の橋本市長のことも道連れで一緒くたにしてバカにするという予想外の範囲攻撃だ。
全体を通して、どの段落にも
接続詞のBecauseがまったく見当たらない点がとても秀逸。
主張と根拠をつなげられないように、あえて注意をはらって英語のBecauseに当たる単語を1つもいれていない。
おそらく、Becauseという単語を入れると編集長に書きなおしさせられるのでしょう。
さらにつっこむと、主張と根拠をつなげていないどころか、
"徳島新聞社が主張したい事"をすべて曖昧にぼかして表現している。
この理由は、石原氏の支持者からの反論を受け付けないようにするための逃げ道を残すためであろう。
「いえ、それはあなたの考えすぎです。私達はこの記事で石原氏を中傷するつもりはありません。」と言い逃れができる。
まったくすばらしい! 鉄壁のディベィト術! 禁断の魔筆の使い手! すばらしすぎる新聞社、それが徳島新聞社です。
私はこの鳴潮の文章を作文した方の名前がぜひとも知りたいです。