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はてなキーワード: ディラックとは

2024-11-09

[] 新古典派ケインズ派の主な数理的差異

経済空間定義

経済を以下の空間表現する:

(Ω, ℱ, (ℱ_t)_t≥0, ℙ) を完備確率空間とし、ℋ = L²(Ω, ℱ, ℙ) をヒルベルト空間とする。

新古典派モデル

1. 状態空間

状態変数無限次元ヒルベルト空間 𝒳 の要素 x_t ∈ 𝒳 とする。

2. 確率微分方程式

状態変数の動学を以下の抽象的な確率微分方程式表現する:

dx_t = A(x_t)dt + B(x_t)dW_t

ここで、A: 𝒳 → 𝒳 は非線形作用素、B: 𝒳 → ℒ₂(𝒰, 𝒳) はヒルベルト空間作用素、W_t は 𝒰-値のシリンリカルウィーナー過程である

3. 価値汎関数

代表的主体価値汎関数 V: 𝒳 → ℝ を以下のように定義する:

V(x) = sup_α∈𝒜 𝔼[∫₀^∞ e⁻ᵖᵗ ⟨U(c_t, l_t), μ⟩ dt | x₀ = x]

ここで、𝒜 は許容制御の集合、ρ > 0 は割引率、U: 𝒳 × 𝒳 → 𝒳 は効用作用素、μ は 𝒳 上の測度、⟨·, ·⟩ は内積を表す。

4. 無限次元 HJB 方程式

最適性の必要条件として、以下の無限次元 HJB 方程式が成立する:

ρV(x) = sup_{c,l} {⟨U(c,l), μ⟩ + ⟨A(x), DV(x)⟩ + ½tr(B(x)B*(x)D²V(x))}

ここで、DV と D²V はそれぞれ V のフレシェ微分と二階フレシェ微分、B* は B の共役作用素である

5. 一般均衡

一般均衡は、以下の作用素方程式系の解として特徴付けられる:

ρV(x) = sup_{c,l} {⟨U(c,l), μ⟩ + ⟨A(x), DV(x)⟩ + ½tr(B(x)B*(x)D²V(x))}

Y(x) = F(K(x), L(x))

C(x) + I(x) = Y(x)

DU_c(C(x), L(x)) = DV(x)

DU_l(C(x), L(x)) = DV(x)F_L(K(x), L(x))

ここで、F, K, L, C, I はすべて 𝒳 上の非線形作用素である

ケインズ派モデル

1. 名目硬直性の導入

価格設定を以下のマーク付きポアソン過程表現する:

N(dt, dm) = ∑_i δ_{(T_i, M_i)}(dt, dm)

ここで、(T_i, M_i) は価格改定タイミングと大きさを表す二重確率点列、δ はディラックデルタ測度である

2. 無限次元ニューケインジアンフィリップス曲線

インフレ動学を以下の確率偏微分方程式表現する:

dπ_t = (𝒜π_t + 𝒦y_t)dt + 𝒮dW_t^π

ここで、𝒜 は線形作用素、𝒦 は非線形作用素、𝒮 はヒルベルト空間作用素、W_t^π は 𝒳-値のシリンリカルウィーナー過程である

3. 無限次元金融政策ルール

中央銀行政策金利を以下の確率偏微分方程式表現する:

di_t = Θ(ī - i_t)dt + Φ_π dπ_t + Φ_y dy_t + Σ dW_t^i

ここで、Θ, Φ_π, Φ_y, Σ はすべてヒルベルト空間上の線形作用素である

4. 一般均衡

ケインズ派モデル一般均衡は、以下の確率偏微分方程式系の解として特徴付けられる:

dx_t = 𝒜(x_t, π_t, i_t)dt + ℬ(x_t, π_t, i_t)dW_t

dπ_t = (𝒜π_t + 𝒦y_t)dt + 𝒮dW_t^π

di_t = Θ(ī - i_t)dt + Φ_π dπ_t + Φ_y dy_t + Σ dW_t^i

N(dt, dm) = ∑_i δ_{(T_i, M_i)}(dt, dm)

y_t = 𝒴(x_t) - 𝒴*

𝔼[dV(x_t, π_t, i_t)] = ρV(x_t, π_t, i_t)dt - ⟨U(C(x_t), L(x_t)), μ⟩dt

ここで、𝒜, ℬ, 𝒴 はすべて非線形作用素である

主要な相違点

1. 状態空間: 新古典派モデルでは実物変数のみで状態記述するが、ケインズ派モデルでは名目変数インフレ率、名目金利)も含む無限次元空間考慮する。

2. 確率過程: 新古典派モデルは主に無限次元拡散過程を用いるが、ケインズ派モデルではマーク付きポアソン過程も導入し、不連続価格調整を表現する。

3. 均衡の特徴づけ: 新古典派モデルでは無限次元HJB方程式を用いるが、ケインズ派モデルでは確率偏微分方程式系を用いる。

4. 作用素性質: 新古典派モデルでは主に非線形作用素を扱うが、ケインズ派モデルでは線形作用素非線形作用素の組み合わせを扱う。

5. トポロジー: 新古典派モデルは主にヒルベルト空間トポロジーを用いるが、ケインズ派モデルではより一般的なバナッハ空間やフレシェ空間トポロジー考慮する必要がある。

2024-09-18

M理論とIIA型超弦理論双対性

以下は、M理論超弦理論幾何学抽象化した数学的枠組みでのモデル化について述べる。

∞-圏論と高次ホモトピー理論

まず、物理対象である弦や膜を高次の抽象構造としてモデル化するために、∞-圏論を用いる。ここでは、物理プロセスを高次の射や2-射などで表現する。

∞-圏 𝒞 は、以下を持つ:

  • 対象Ob(𝒞)
  • 1-射(またはモルフィズム):対象間の射 f: A → B
  • 2-射:1-射間の射 α: f ⇒ g
  • n-射:高次の射 β: α ⇒ γ など

これらの射は、合成や恒等射、そして高次の相互作用を満たす。

デリーブド代数幾何学と高次スタック

次に、デリーブド代数幾何学を用いて、空間場の理論モデル化する。ここでは、デリーブドスタック使用する。

デリーブドスタック 𝒳 は、デリーブド環付き空間の圏 𝐝𝐀𝐟𝐟 上の関手として定義される:

𝒳 : 𝐝𝐀𝐟𝐟ᵒᵖ → 𝐒

ここで、𝐒 は∞-グルーポイドの∞-圏(例えば、単体集合のホモトピー圏)である

物理的なフィールドパーティクルのモジュライ空間は、これらのデリーブドスタックとして表現され、コホモロジーデリーブドファンクターを通じてその特性を捉える。

非可換幾何学とスペクトラルトリプル

非可換幾何学では、空間を非可換代数 𝒜 としてモデル化する。ここで、スペクトラルトリプル (𝒜, ℋ, D) は以下から構成される:

作用素 D のスペクトルは、物理的なエネルギーレベルや粒子状態対応する。幾何学的な距離や曲率は、𝒜 と D を用いて以下のように定義される:

高次トポス

∞-トポス論は、∞-圏論ホモトピー論を統合する枠組みである。∞-トポス ℰ では、物理的な対象フィールドは内部のオブジェクトとして扱われる。

フィールド φ のグローバルセクション(物理的な状態空間)は、次のように表される:

Γ(φ) = Homℰ(1, φ)

ここで、1 は終対象である物理的な相互作用は、これらのオブジェクト間の射としてモデル化される。

L∞-代数と高次ゲージ理論

ゲージ対称性やその高次構造表現するために、L∞-代数を用いる。L∞-代数 (L, {lₖ}) は次元付きベクトル空間 L = ⊕ₙ Lₙ と多重線形写像の族 lₖ からなる:

lₖ : L⊗ᵏ → L, deg(lₖ) = 2 - k

これらは以下の高次ヤコ恒等式を満たす:

∑ᵢ₊ⱼ₌ₙ₊₁ ∑ₛᵢgₘₐ∈Sh(i,n-i) (-1)ᵉ⁽ˢⁱᵍᵐᵃ⁾ lⱼ ( lᵢ(xₛᵢgₘₐ₍₁₎, …, xₛᵢgₘₐ₍ᵢ₎), xₛᵢgₘₐ₍ᵢ₊₁₎, …, xₛᵢgₘₐ₍ₙ₎) = 0

ここで、Sh(i,n-i) は (i, n - i)-シャッフル、ε(sigma) は符号関数である

これにより、高次のゲージ対称性や非可換性を持つ物理理論モデル化できる。

安定ホモトピー理論スペクトラム

安定ホモトピー理論では、スペクトラム基本的対象として扱う。スペクトラム E は、位相空間やスペースの系列 {Eₙ} と構造写像 Σ Eₙ → Eₙ₊₁ からなる。

スペクトラムホモトピー群は以下で定義される:

πₙˢ = colimₖ→∞ πₙ₊ₖ(Sᵏ)

ここで、Sᵏ は k-次元球面である。これらの群は、物理理論における安定な位相特性を捉える。

ホモロジカル場の理論

物理的な相関関数は、コホモロジー類を用いて以下のように表現される:

⟨𝒪₁ … 𝒪ₙ⟩ = ∫ₘ ω𝒪₁ ∧ … ∧ ω𝒪ₙ

ここで、ℳ はモジュライ空間、ω𝒪ᵢ は観測量 𝒪ᵢ に対応する微分形式またはコホモロジーである

M理論における定理の導出

先に述べた抽象数学的枠組みを用いて、M理論重要定理であるM理論とIIA型超弦理論双対性を導出する。この双対性は、M理論11次元での理論であり、円 S¹ に沿ってコンパクト化するとIIA型超弦理論等価になることを示している。

1. デリーブド代数幾何学によるコンパクト化の記述

空間の設定:

コホモロジー計算

Künnethの定理を用いて、コホモロジー計算する。

H•(ℳ₁₁, ℤ) ≅ H•(ℳ₁₀, ℤ) ⊗ H•(S¹, ℤ)

これにより、11次元コホモロジー10次元コホモロジーと円のコホモロジーテンソル積として表される。

2. C-場の量子化条件とM理論の場の構造

C-場の量子化条件:

M理論の3形式ゲージ場 C の場の強度 G = dC は、整数係数のコホモロジー類に属する。

[G] ∈ H⁴(ℳ₁₁, ℤ)

デリーブドスタック上のフィールド

デリーブド代数幾何学では、フィールド C はデリーブドスタック上のコホモロジー類として扱われる。

3. 非可換幾何学によるコンパクト化の非可換性の考慮

非可換トーラスの導入:

円 S¹ のコンパクト化を非可換トーラス 𝕋θ としてモデル化する。非可換トーラス上の座標 U, V は以下の交換関係を満たす。

UV = e²ᵖⁱθ VU

ここで、θ は非可換性を表す実数パラメータである

非可換K-理論適用

非可換トーラス上のK-理論群 K•(𝕋θ) は、Dブレーンのチャージを分類する。

4. K-理論によるブレーンのチャージの分類

M理論のブレーンのチャージ

  • M2ブレーン:K⁰(ℳ₁₁)
  • M5ブレーン:K¹(ℳ₁₁)

IIA型超弦理論のDブレーンのチャージ

  • D0ブレーンからD8ブレーン:K-理論群 K•(ℳ₁₀) で分類

チャージ対応関係

コンパクト化により、以下の対応が成立する。

K•(ℳ₁₁) ≅ K•(ℳ₁₀)

5. 安定ホモトピー理論によるスペクトラム同値

スペクトラム定義

スペクトラム同値性:

安定ホモトピー理論において、以下の同値性が成立する。

𝕊ₘ ≃ Σ𝕊ᵢᵢₐ

ここで、Σ はスペクトラムの懸垂(suspension)函手である

6. 定理の導出と結論

以上の議論から、以下の重要定理が導かれる。

定理M理論とIIA型超弦理論双対性

デリーブド代数幾何学、非可換幾何学、および安定ホモトピー理論の枠組みを用いると、11次元M理論を円 S¹ 上でコンパクト化した極限は、IIA型超弦理論数学的に等価である

7. 証明の要点

(a) コホモロジー対応

(b) 非可換性の考慮

(c) スペクトラム同値

2024-09-12

M理論幾何学

定義 1: M理論の基礎空間を (M, g) とする。ここで M は 11 次元 C∞ 多様体、g は符号 (-,+,...,+) のローレンツ計量とする。

定義 2: M 上の主束 P(M, Spin(1,10)) をスピン構造とし、関連するスピノール束を S とする。

定義 3: M 上の外積代数を Λ*(M) とし、特に Λ³(M) と Λ⁴(M) に注目する。

場の理論構造

定義 4: M理論の場の配位空間を以下で定義する:

C = {(g, C, ψ) | g ∈ Met(M), C ∈ Γ(Λ³(M)), ψ ∈ Γ(S)}

ここで Met(M) は M 上のローレンツ計量全体、Γ は滑らかな切断を表す。

 

定理 1 (作用汎関数): M理論作用 S: C → ℝ は以下で与えられる:

S[g, C, ψ] = ∫_M (R * 1 - 1/2 dC ∧ *dC - 1/6 C ∧ dCdC - ψ̄D̸ψ) vol_g

ここで R はスカラー曲率、D̸ はディラック作用素、vol_g は g による体積要素である

 

定理 2 (場の方程式): δS = 0 から以下の Euler-Lagrange 方程式が導かれる:

1. Einstein 方程式: Ric(g) - 1/2 R g = T[C, ψ]

2. C-場の方程式: d*dC + 1/2 dCdC = 0

3. Dirac 方程式: D̸ψ = 0

ここで Ric(g) は Ricci テンソル、T[C, ψ] はエネルギー運動量テンソルである

幾何学構造

定義 5: M の 7 次元コンパクト化を X とし、M = R^(1,3) × X と分解する。

定義 6: X 上の G₂ 構造を φ ∈ Ω³(X) とし、以下を満たすものとする:

1. dφ = 0

2. d*φ = 0

3. (x ↦ i_x φ ∧ i_y φ ∧ φ) は X 上の Riemann 計量を定める。

 

定理 3 (Holonomy reduction):X が G₂ 構造を持つとき、X の holonomy 群は G₂ の部分群に含まれる。

定義 7: X 上の接束の構造群を G₂ に制限する縮約を σ: P → X とする。ここで P は主 G₂ 束である

位相構造

定義 8: M の K 理論群を K(M) とし、その Chern 指標を ch: K(M) → H^even(M; ℚ) とする。

 

定理 4 (Anomaly cancellation): M理論の量子異常が相殺されるための必要十分条件は以下である

I₈ = 1/48 [p₂(M) - (p₁(M)/2)²] = 0

ここで p₁(M), p₂(M) は M の Pontryagin 類である

 

定理 5 (Index theorem): M 上の Dirac 作用素 D̸ の指数は以下で与えられる:

ind(D̸) = ∫_M Â(M) ch(S)

ここで Â(M) は M の Â-genus、ch(S) は S の Chern 指標である

双対性

定義 9: 位相CW 複体の圏を Topアーベル群の圏を Ab とする。

 

定理 6 (T-duality): 適切な条件下で、以下の同型が存在する:

K(X × S¹) ≅ K(X × S¹)

ここで X は CW 複体、右辺の S¹ は双対円を表す。

 

定理 7 (S-duality): 適切な条件下で、以下の同型が存在する:

H^k(M; ℤ) ≅ H_{11-k}(M; ℤ)

ここで H^k は k 次コホモロジー群、H_k は k 次ホモロジー群を表す。

2024-09-10

[] ミクロ経済学抽象化

1. 圏論アプローチによる消費者理論

1.1 基本設定
1.2 選好の表現
1.3 一般化された効用最大化問題

sup_{x ∈ U(X)} x subject to φ(x) ≤ w

ここで、φ: U(X) → ℝ は連続線形汎関数、w ∈ ℝ は初期富である

2. 微分位相幾何学アプローチによる生産理論

2.1 基本設定
2.2 一般化された利潤最大化問題

sup_{y ∈ T_p𝓜} ω(y)

2.3 生産対応特性化

生産対応を η: T*𝓜 → 2^{T𝓜} とし、以下の条件を満たす:

∀ω ∈ T*𝓜, η(ω) = {y ∈ T_p𝓜 : dω(y) = 0}

ここで、dω は ω の外微分である

3. 作用素代数アプローチによる一般均衡理論

3.1 経済定義

経済 ℰ をC*-代数 𝒜 上の作用素の組として定義

ℰ = ((ℋ_i, π_i, Ω_i)_{i ∈ I}, (T_j)_{j ∈ J})

ここで、

3.2 均衡の定義

状態 (ψ_i*)_{i ∈ I} と価格作用素 P ∈ 𝒜 が均衡であるとは、以下を満たすことを言う:

1. ∀i ∈ I, ψ_i* = arg max_{ψ ∈ ℋ_i} ⟨ψ, π_i(P)ψ⟩ subject to ⟨ψ, π_i(P)ψ⟩ ≤ ⟨Ω_i, π_i(P)Ω_i⟩ + ∑_{j ∈ J} θ_{ij} τ(PT_j)

2. ∀j ∈ J, T_j = arg max_{T ∈ 𝒜} τ(PT)

3. ∑_{i ∈ I} (ψ_i* - Ω_i) = ∑_{j ∈ J} T_j

ここで、τ は 𝒜 上のトレース、θ_{ij} は消費者 i の生産者 j に対する利潤シェアである

4. 非可換幾何学アプローチによる市場構造

4.1 スペクトル三つ組

市場構造を非可換幾何学の枠組みでモデル化:

(𝒜, ℋ, D)

ここで、

4.2 市場均衡の特性化

市場均衡を以下の作用素方程式特性化

[D, π(a)] = 0, ∀a ∈ 𝒜_{eq}

ここで、𝒜_{eq} ⊂ 𝒜 は均衡状態を表す部分代数、π は 𝒜 の ℋ 上の表現である

5. ホモトピー理論と均衡動学

均衡への収束過程ホモトピー理論を用いて分析

H: [0,1] × X → X

ここで、X は経済状態空間、H(0,x) = x_0(初期状態)、H(1,x) = x*(均衡状態である

均衡の安定性は、ホモトピー H の特異点構造と関連付けられる。

2024-09-02

量子幾何学概要

非可換幾何学

非可換幾何学は、空間幾何学性質を非可換代数を通じて記述する理論である。ここでは、空間古典的な点集合としてではなく、代数的な対象として扱う。

∥ab∥ ≤ ∥a∥ ∙ ∥b∥, ∥a*a∥ = ∥a∥²

ここで、∥·∥ はノルムを表す。この代数スペクトル理論を通じて、空間幾何学性質を解析する。

量子群

量子群は、リー群代数構造量子化したもので、非可換幾何学統計力学において重要役割を果たす。

(Δ ⊗ id) ∘ Δ = (id ⊗ Δ) ∘ Δ, (ε ⊗ id) ∘ Δ = id = (id ⊗ ε) ∘ Δ

これにより、量子群代数対称性記述する。

ポロジカル量子場理論 (TQFT)

ポロジカル量子場理論は、トポロジーと量子物理を結びつける理論であり、コボルディズムの圏における関手として定義される。

量子コホモロジー

量子コホモロジーは、シンプレクティック多様体コホモロジー環を量子化したもので、フロアホモロジーを用いて定義される。

a *_q b = a ∪ b + Σ_{d>0} q^d ⟨a, b, γ⟩_d

ここで、q は形式変数、⟨a, b, γ⟩_d は次数 d のフロアホモロジーによる量子補正である

2024-05-07

anond:20240507111401

マツコ・ディラックスを見て、

「あれ、このおばちゃん・・・?」

って

思う子供が一人いるだけでも意味はあるよ

2023-01-05

ディラック量子力学図書館立ち読みしてみたら

中身が意味不明すぎて5分で閉じた。

工学部学生時代量子力学単位は取ってはいるけど1行もわからなかった。

これ理解できてるやつ天才じゃね?

2017-09-07

聖剣伝説2鬱ゲ

聖剣伝説2鬱ゲー。

恐らく100人100人が違うと答えるかもしれないが、私の中では鬱ゲーにカテゴリされている。


私(男)は幼い頃から二人の姉にアニメ少女マンガラブコメ、BL等を押し付けられ、

「あのキャラとあのキャラはくっついている」という姉達の妄想事実として受け止めていた。

小学1年生になりドラゴンクエストⅡをプレイした時には、

ローレシアの王子ムーンブルクの王女がくっつく流れの中で

サマルトリアの王子がBL要素で入ってくるという妄想自発的に考え出す過激派となっていた。

姉達も時より私を怯えた視線で見る程に。

それから私は様々なRPGプレイし、全てのキャラ恋愛に持っていく危険思想に磨きをかけていた。


そんな考えが早くも確立してしまった小学校5年生の時、私は聖剣伝説2と出会った。

ランディプリムもどストライクキャラデザな上に、その間にポポイという妖精がいることに涎を垂らした。

しかし、プリムディラックという恋人がいて、そいつを探す為にランディ達と旅を共にする。

私は変な所で真面目だったので、既に恋人がいるキャラに対しては全く妄想が働かなかった。

その上プリム恋人いるくせにランディ嫉妬?憎まれ口を叩いたり強気性格が、女性特有わがまま

(当時私は姉達のわがままっぷりに辟易していたのであえて「女性特有」と書く)さにゲームキャラとは思えない生々しさを感じ、

妄想対象から完全に外れてしまった。


そして恋人ディラックあんなことになるし、ポポイもあれだし、迎えたEDも凄い複雑な気持ちで見ていた記憶がある。


という、カップリング脳を持った過激派にとって、というか私にとっては鬱ゲーという暴論が生まれた。

ゲーム自体は凄い面白かったのでリメイク版欲しいなと思いつつも、結局妄想出来なさそうと、全く懲りていないのであった。

2015-08-14

http://anond.hatelabo.jp/20150814200941

お前ホント馬鹿だな


「偽のダサイクルを捏造できる」様な自体を他では無理矢理にでも避けてる、って話をしてんだろうが。

疑われたらそれを覆すのが難しいってのは当たり前の話。

からそういう自体を避けるために、絶対関係者審査しない、と言うのは常識としてある。


だけどもし非常に小さなコミュニティーであれば専門家が限られるから関係者以外」を選ぶことがそもそも不可能なことがあるし仕方ない面もある。



賞が十分ある、賞を受ける人も審査する人も沢山居る、というのであれば、偽のダサイクルであろうとなんだろうと疑われるような体制を取ったほうが悪い。

人が限られてる、って言うならダサイクルは真のものとしてそこにある可能性は誰も否定出来ない。

別に勝手に中でやってる分には勝手しろ、としか言いようがないが、

国を上げてのオリンピック海外から文句言われるような自体になってる状態では無視できない、と言う話だろ。




例えばノーベル賞フランクリンメダルディラック賞あたりの受賞者、審査員適当に組み合わせれば

何も知らないアホなんだからノーベル賞とか持ちだして同じ議論の場に持ってくるなよ。。。

http://anond.hatelabo.jp/20150814192631

そのあたりはまだ何とも言えないと思う。ソース2ちゃんだしね。

気になっているのは2点

1.

十分な数の賞があれば、都合の良い賞だけ選び出す事で偽のダサイクルを捏造できる。

ノストラダムスの大予言みたいのでも良くある手法だよね。

せめて、デザイナー関連の賞の総数とそれに関わる審査員延べ人数がわからないと何とも言えないと思う

2.

普通権威ある賞は審査員もそれ相応の権威が求められる。

なので権威ある賞の受賞者と審査員は似通う傾向にある。

例えばノーベル賞フランクリンメダルディラック賞あたりの受賞者、審査員適当に組み合わせれば

偽のダサイクルを捏造できると思う。

2014-06-13

ディラック電子系の量子物性

ふむふむ。ふたりとも揃って同じ研究をねえ。

ははーん、なるほどお。

あー、なるほど。ロンダなんだねえ。大阪からわざわざお越しいただいたそうで・・・

しかしまあ、ロンダと言ってももともと阪大なんだもんねえ。まあ、他大学含めてのテニサーみたいだから、他もありえるけどねえ。女子大ばっかだけど。

女子大ばっかが集まるテニサーねえ・・・。ほほお、そりゃあねえ。

2014-04-12

[]4月12日

○朝食

アイスクリーム

○薬

いっぱい飲みたいけど我慢

○昼飯

チョコ

○夕飯

怒られたので、オムライスカレーを食べにいった。トマトが入ってて美味しかった。

調子

ちょっと家族ともめてしまったせいで、心のバランスがまた崩れてしまった。

あと手当金の話が上手く進まずちょっと苦しい。

でも、以前のような死にたいとか、薬バカ飲みとか、消えたいとまではいかない。

とりあえずランニングしてチョコ食ったら、することなからゲームしよ、と思える程度には回復できた。

ハッピーウォーズ

今まで対人専門だったんだけど、協力プレイも意外と面白いことに気づけた。

はいえ、一周してやめた。

正直飽きてきたなあ。

ブルードラゴン

今日シナリオを進めた。

ボス戦を数戦し、主人公達の村の人たちと合流できた所までプレイ

プログラム

ディスパッチャーの内容を今ひとつ理解していなかったのでサンプルコードを読んだり、本を読むなりした。

実装はできるんだけど、細かい所までは理解が追いついていなかったので、少し前に進めた感じがする。

タイタンフォー

こういう終わりがないゲームをどこまでやり込むかは難しいんですが、

とりあえずレベル50を目指そうかなあ、へっぽこの自分にはかなり遠い道のりになりそうですが。

今日キャンペーンマッチを数戦して終わり。


Halo3

今日からスタート

Haloは1、2、4しかクリアしてないので、これをクリアすればナンバリングタイトルはとりあえず終えられるかな。

今日は「ステージ1 アライバル」(ムービーみるだけ)と「ステージ2 シエラ117」を攻略

ビギナーなので、実績は解除されず。

でも難しいのよりもストーリーをちゃんと追いたいのです。

いやあ、それにしてもHalo台詞回しが格好いいですね。

「たやすいことではない」とか「女の子とは約束しちゃだめ、出来ない約束はね」とか「集合場所は?」「戦場よ」とか、どれも痺れる決まってる。

アービターが死なずに生き残ることを期待していています


Forza2

目標もなくダラダラやるのが限界にきたので、自分の中のForza目標を決めて、それが達成されたら

次のナンバリングに進むことにします。

その目標とは、シャーマンキングでX-LAWSが使う「天使」こと「スーパーカー」をゲーム中で可能な限りそろえ、自分が満足するレースをする。です。

いきなりなんのこっちゃと思われるかもしれまんせが、私の車の知識は本気でこの漫画程度しかないのです(※シャーマンキングは車漫画じゃそもそもありません)

なので、そこに登場する天使ことスーパーカーを集めて並べて満足する、それがForzaの僕の楽しみ方、ということにします。

Forza2のやり込み度合いについて

まず自分は車の免許を持ってなく、車に対する興味や知識が全くと言っていいほどない。

まだレースゲームは対戦する楽しみがあるからいいものの、Forza2オンラインは過疎っており、対戦が出来る状態にもない。

ならそもそも、どうして始めたのかというと、XboxOneで自分が好きなゲームを増やしたいから

まりForzaシリーズ自分なりの楽しみ方を見つける必要が有る!

そして、思いついたのが、僕が大好きな漫画シャーマンキング」に登場する「天使」ことスーパーカーたちのことだ。

シャーマンキングに登場するX-LAWSという組織は、スーパーカー武器に戦うのである

それがいたく格好よく、ハンドルネームの元になった漫画ロボットと似ていることもあり、僕は彼らが大好きなのだ

というわけで、Forzaでも彼らのスーパーカーをすべて所有し、満足いくまで運転したら、次のナンバリングに進むという自分ルールを制定した。

以下はそのメモ

マルコミカエルフェラーリ92年型、フェラーリイタリア92年型はなかったので年代が近い91年型で妥協しよう(そういうもんでいいのか?))

リゼルク、ゼルエルロータスエリーゼロータスイギリス(いっぱいあってよくわからんから適当デザインで選ぼう)

ジョンテンバットラファエルアストンマーチン・DB4、アストンマーチンイギリス(DB4がないからDB9で代用しよう(いいのかなあ?))

ラーキ・ディラックウリエルフォード・GT40、フォードアメリカ(Mk2ってのがあったからこれでいこう、もうこれでいいのです。)

ポーフ・グリフィス、サリエルポルシェ911ポルシェドイツ(なんか山ほどあるけど、どうしよう)

クリス・ブンスターメタトロンハマーH1ゼネラルモーターズアメリカ(この会社Forza2で見つけられなかった)

ケビンメンデル、レミエル、メルセデス・ベンツ 300SL、ベンツドイツ(この会社Forza2で見つけられなかった)

イネモンゴメリガブリエルジュリエッタSZ、アルファロメオイタリア(この会社Forza2で見つけられなかった)

というわけで、フェラーリロータスエリーゼアストンマーチンDB9とフォードGT40MK2とポルシェ911を買って、

眺めて満足したらForza3に移行しようと思います

で、Forza3でも同じことをやって、Forza4でも同じことをやって、ゲーム性が違うホライゾンは普通に楽しみます

○購入記

フェラーリ

ロータスエリーゼ

アストンマーチンDB9(金がない)

フォードGT40MK2(ロックされている)どうやらレベル39まで上げないといけないらしい、今レベル23でかなり飽きかけてるんだけどなあ(汗)

ポルシェ911(金がない)

2013-09-18

http://anond.hatelabo.jp/20130918042535

普通に大学院の在学中の人だけで集まっても、そこで「二階微分」どうこうの例え出したらひきますがな。。。

それはさすがにレベル低過ぎじゃね???

俺が学生の頃は「あの子内積とりたい」とか(ディラックブラケットを思い浮かべること)、数少ない女の子に群がる男を見て「ボーズアインシュタイン凝縮してる」とか、そういうのが普通に日常会話だったが。

今は社会に出てるので線形代数あたりのネタが多いな。内積も当然線形空間ネタなんだが、なんというか、ディラック記法を踏まえた文脈かどうかの違いが本質的物理系のヒルベルト空間必然的にその上に作用する作用素とセットだから

数学科人間なら二階微分なんて雑魚い例えしないし、

2階微分は2階微分であって、雑魚もなにもないでしょ。

そもそも例えじゃなくて文化資本格差時間関数と見たときの厳密な表現だぞ。

他の科ならわざわざ数学に例えるなんてひくわぁ

文系ならそうだろうけど、理系でそれ言うと自分馬鹿さ加減を宣伝してることになるぞ。

まともな理系の知識持ってる人間だったら「2階微分」で意味不明と思うなんて有り得ないよ。

うちの会社とか、どう逆立ちしても入社すらできないだろうなあ。

しかしこういう「勉強ダセェw」みたいな子、10年ぶりくらいに見たな…。なんか懐かしい感じ。どういうバックグラウンドの子なんだろう。

2010-09-06

風呂入ってる間に暇だから数学について考えてみたんだけど

正規の教育を受けていない中卒で、この内容はトンデモっぽいから詳しい人突っ込みよろしく。

区間 [0, 2PI] において、任意の a を x の係数とした sin ax は+1と-1の間の値をとる周期 a の正弦波の関数である事は周知の通りだが、例えば a を無限大にまで極限させてみるとどうなるだろうか。

具体的には、上述の例に於いて lim_[a → #N] の極限の条件を付け加えるのである。

ただし N は自然数全体の集合で、 #S は集合 S の濃度を示すとする。

適当な b (0 ≦ b ≦ 2PI) を選び、 sin b と同じ値が sin ax 中にいくつ現れるかを数えてみる。

[0, 2PI] sin ax (a in N) で sin b と一致する値をとる場所はsin導関数が極大あるいは極小になる PI/4 と 3PI/4 であれば a 個、そうでない場合は 2a 個である。

lim_[a → #N] では区間 [0, 2PI] 内でその個数は #N と同じ値になる。

周期関数有界な区間の中に可算無限回敷き詰められているのだから、これを面だと主張しても良さそうに思える。

実際、 lim_[a → #N] sin ax で x を適当実数とすると、関数の値は [+1, -1] の範囲で特定不可ではあるが、任意に選んだ c (-1 ≦ c ≦ +1) というのは確かに存在する。

今日は体調が優れずこれ以上考えが及ばなかったのでここまでにしておくが、

など、考える余地はまだありそうだ。

また、この記事自体既存の考えに重複するものかもしれない。その場合は、無学な私にどの分野と被るかを具体的に教えてくれるとありがたい。

2009-10-04

http://anond.hatelabo.jp/20091004004628

そりゃもう十分わかっちゃいるんだけど、その組み合わせを発見するのがこれまた難しいんだよなあ。

ちくま学芸文庫から出てるディラック量子力学講義録(?)にも似たようなことが書いてあった気がする。

『昔(量子力学黎明期以前?)は二流の物理学者でも一流の仕事ができたが、今(ディラック講義した当時)は一流の学者が二流の仕事をするのも難しい』とか。

2009-08-08

お、カルト

ホッテントリ読んでいたら、昔2chに投稿した駄文のことを思い出した。ググってサルベージしたので、ちょっと修正してここに書く。ちなみに、内容についてあまり突っ込むな。いろいろな意味で。

量子オーディオ

オーディオ新しい波に乗り切れなかったシュレーディンガーは、 コペンハーゲンオーディオマニアに向けてこういうことを言った。

完全防音の部屋の中にオーディオセットがある。外から鍵をかけて密室にした後、目覚まし時計によってオーディオセットが演奏をはじめる。このとき、コペンハーゲン派の立場だとつぎのようになるぞ。

すなわち:

  • このオーディオシステムは音がよい状態と音が悪い状態が重ねあわさっている。
  • 部屋の扉を開けて音を聞いた瞬間に状態が収束して音のよさが決まる

これは明らかにおかしい。

オーディオシステムの音のよさは試聴とは無関係にあらかじめ決まっているはずだだから、コペンハーゲン派のオーディオ解釈は誤っている

しかし、ニールス・ボーアは直感に反してオーディオシステムの音は聞いてみるまでわからないだけでなく、聞いてみるまで性能すら定まらないのだとあらためて主張した(聞くまで無調整と言う意味ではない)。

これが有名なシュレーディンガーオーディオシステムというパラドックスだ。

相対論オーディオ効果

昔、音のよさには絶対的な基準があるという説がもっぱら主流だった。だが、こうすると音のよさが見かけの上で無限大になる場合があるという計算結果がでてパニックになった。困ったことに、絶対基準があると仮定して行ったブラインドテストがこれを否定した(マイケルソン=モーレーの実験

その後、1905年アインシュタインが音のよさには相対的な基準しかなく、かつ上限が決まっていると仮定した理論展開を行う論文を書いた。これが特殊相対性理論だ。この衝撃的な論文のあと、加速する車の中のカーオーディオについても適用できる音響理論をうちたてたのが有名な一般相対性理論だ。相対性理論からは、「一生懸命作ったオーディオなのに友達のシステムの方がよく聞こえる」ことが理論的に導き出される。これは日本古来の経験則、「隣の芝生は青い」ともよく一致する。

音質の不完全性

数学者だったクルト・ゲーデルオーディオマニアだったことでも有名だ。

彼はよい音を求めていつもパーツ屋に通っては怪しい部品だのケーブルだのを買い求めていた。友人はそれを揶揄して笑ったが、完璧主義者だったゲーデル自分が買った高級オーディオケーブルが実はやくたいもない屑ケーブルであることを認めず、必死で言い訳を織り上げた。しかし、優れた数学者だった彼は自分言い訳にほつれがあることに気づいた。次の二つを両立する言い訳が成り立たないのだ。

彼は後に有名なゲーデル不完全性定理発表することになる。

すなわち:「完全かつ無矛盾な小売系は存在しない」これは真に偉大な発見で彼の名声を高めた。しかし、後に音の滑らかさを追い求める連続体仮説に思いをめぐらすうちに、カントールと同じく狂気の闇へと落ちていくことになる。

オーディオ統計力学

日本経済が絶頂期にあった80年代初頭、一部のオーディオメーカーは将来市場が頭打ちになりかねないことを予見して体系的な市場アプローチ、すなわちマーケティングを導入し、市場の行方を占うことにした。

このとき問題になったのはオーディオマニア層だ。口うるさいくせに雑誌で発言力のあるマニア市場としては小さいが無視できない。そこで、マニアがどのような振る舞いを行うか、その統計的な側面が研究された。

もっとも有名なのは「二人以上のマニアが同じ意見を持つことはない」という仮定に基づいて行われた研究だ。これは人の話は聞かないくせに、同意もしないというマニアの実に嫌らしい振る舞いを見事に反映したモデルだった。

このモデルに基づく市場動向の予測は、研究者名前を取って、フェルミディラック統計と呼ばれる。この統計は各社が採用して市場予測に使い、大きな成果をあげた。

なお、マニアも興奮してくると見かけの意見らしきものをつなぐことができなくなり、オーディオ好きの高校生と同じになる。この場合は古典的な統計が適用可能になる。すなわち、マニアも興奮すると大衆程度の振る舞いになり、ガウス分布に従うようになる。そのため、オーディオフェアなど興奮しがちな場所では古典統計が使われる。

同じころ、排他的でないマニアを冷静にすると、全員がひとつの意見をもつようになるというボーズ・アインシュタイン統計発表された(アインシュタインは先の相対性音響論を発表したのと同一人物)。しかし、企業の企画担当者が「排他的でなく冷静な」マニア想像できなかったことからこの統計採用されず、一部研究者がその実現性を予想しただけだった。

転機は90年代半ばに訪れた。自分意見より人の顔色を尊重する日本人に対して行われた一連の実験から、ボース・アインシュタイン統計が適用可能な場合が示された。一群のオーディオマニアを集め、彼らを数日にわたって否定することで体力と自意識を削り取ることにより、極度の低興奮状態に置く。この状態では部屋の中のすべてのオーディオマニア尊師の言うとおり提示された オーディオセットはすばらしいと一様に誉めた。この歴史的な成功以来、同様の実験が都内各所の道場で行われたが、その後この実験危険であるとして禁止されている。

やたらテンションの低いオーディオマニアが全員同じ意見を述べるようなキモイ状態は、ボース・アインシュタイン凝縮と呼ばれている。

2008-07-26

物理オタが非オタ彼女物理世界を軽く紹介するための10人

via : http://anond.hatelabo.jp/20080721222220

まあ、どのくらいの数の物理オタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、

「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、

 その上で全く知らない物理世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」

ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、物理のことを紹介するために

見せるべき10人を選んでみたいのだけれど。

(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女物理布教するのではなく

 相互のコミュニケーションの入口として)

あくまで「入口」なので、時間的に過大な負担を伴うマニアックな人物は避けたい。

できれば伝記が出てる人物、少なくともブルーバックスレベルにとどめたい。

あと、いくら物理的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。

物理好きが『ケプラー』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。

そういう感じ。

彼女の設定は

物理知識はいわゆる「ブルーバックス」的なものを除けば、中学校程度の物理は知ってる

サブカル度も低いが、頭はけっこう良い

という条件で。

まずは俺的に。出した順番は実質的には意味がない。

アルバート・アインシュタイン

まあ、いきなりかよとも思うけれど、「アインシュタイン以前」を濃縮しきっていて、「アインシュタイン以後」を決定づけたという点では

外せないんだよなあ。知名度もあるし。

ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。

情報過多なアインシュタインの業績の数々について、特にリーマン空間上の時空の幾何学という数学的側面が強い一般相対論について、

どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報彼女

伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」試験としてはいいタスクだろうと思う。

アイザック・ニュートン

アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうな物理学者(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのもの

という意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには

一番よさそうな素材なんじゃないのかな。

物理オタとしてはニュートン力学万有引力法則は“常識”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。

スティーブン・ホーキング

ある種のSF物理オタが持ってる時空制御やタイムトラベルへの憧憬と、一方で時間順序保護仮説を唱えるオタ的な理論物理へのこだわりを

彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにもSFオタ的な

「一般相対論破綻」を記述する特異点定理

量子力学重力統合」を提唱する量子重力理論

の二つをはじめとして、オタ好きのする理論世界にちりばめているのが、紹介してみたい理由。

ジョン・フォン・ノイマン

たぶんこれを見た彼女は「モーツァルトだよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。

これほどの変態的天才がその後続いていないこと、これがアメリカでは軍事への貢献で大人気になったこと、

数学から経済学までのあらゆる分野に影響を残した天才ぶりはアメリカなら実写テレビドラマになって、

それが日本に輸入されてもおかしくはなさそうなのに、

日本国内でこういう天才が生まれないこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。

ジェームズクラークマクスウェル

「やっぱり物理は目に見える自然現象を説明するためのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「アンリ・ナビエ」

でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、電磁気学にかけるマクスウェルの思いが好きだから。

(以下思いつかねえ)

レオンハルトオイラー

今の若年層でオイラーを目指す人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。

量子力学よりも前の段階で、力学現象を解析的に取り扱う哲学位相空間の技法は彼で頂点に達していたとも言えて、

こういうクオリティ物理学者数学者の片手間でこの時代に生まれていたんだよ、というのは、

別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなく物理好きとしては不思議に誇らしいし、

いわゆるニュートン力学でしか物理を知らない彼女には見せてあげたいなと思う。

アマリー・エミー・ネーター

(還元論的)物理の「本質」あるいは「原理」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。

「あらゆる基本的な物理量は保存する」的な感覚がオタには共通してあるのかなということを感じていて、

だからこそ理論物理学の最も基本的な量はハミルトニアン以外ではあり得なかったとも思う。

複雑系を取り扱う新しい物理」というオタの感覚今日さらに強まっているとするなら、その「オタクの気分」の

源はハミルトニアン(時間並進対称性に起因する保存量)にあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、

単純に対称性と保存量の美しい関係を楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。

エドワードウィッテン

これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。

こういう純粋数学チックな物理を元文系の天才物理学者が推進していて、それが非オタに受け入れられるか

気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。

リチャード・P・ファインマン

9人まではあっさり決まったんだけど10人目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にファインマンを選んだ。

アインシュタインから始まってファインマンで終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、場の量子論以降の

素粒子物理時代の先駆けとなった人物でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい人物がいそうな気もする。

というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10人目はこんなのどうよ、というのがあったら

教えてください。

「駄目だこの増田は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。

こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。

10人は疲れるなこれ…。穴だらけだわ。そういう意味では元増田すげえな…。

ディラックとかハイゼンベルグとかシュレディンガーあたりを入れたかったが入らなかった。

あと湯川秀樹朝永振一郎も入れたかった。

 
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