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はてなキーワード: インフレーションとは

2017-05-14

感謝と賛辞のインフレーション

感謝したり、褒めたりすること。

「ありがとう」「すごい、さすがだね」とか、口にして相手に伝えること。

いわゆる耳障りの良い、相手が喜ぶであろう、そんな言葉を伝えること。

もちろん悪いことだとは言わないのだけど、昨今の優しい時代を背景に、より「過剰に伝える」のがトレンドになっているような気がする。

場合によっては(そうは思ってなくても、それほど強く思ってなくても)とりあえず3割増しくらいで褒めておけ、感謝しておけ、的な空気がある、ような気がする。

自分はあまり褒めない両親のもとで育った影響か、強い謝意や褒めそやしは、どうしても鼻白む。

照れとかでなく、しらけるのだ。もっといえばバカにされているような気さえする。

もちろんこれは「評価」とは別物だ。

多くのひとは、何かの一部(家族とか生徒とか社員とか)として生きていて、その中で果たすべき役割を(人から求められたり、自分が決めたりして)持っている。

で、その役割評価するのなら理解できる。

私も評価されるのは好きだ。自分がなにかしら機能している実感が持てるから

一方、過剰な感謝や賛辞は、する側の絶対評価であるから、何かを推し推し量る材料にはならない。

同じ言動をしても、褒めたり感謝したりするひとがいる一方、それに値しないと(なんとも)思わない人もいる。

また、大してなんとも思ってなくても、数割増しで感謝とか賛辞を伝えてくる人もいる。

そんな毒にも薬にもならないような相手言動自分に耳障りの良い言葉を伝えてくれた事実)に、いちいち気を使って振る舞わなければいけないのが、心から面倒くさい。

ありがとうって、有ることが難しいって書いて「有難う」なんだから、これ以上価値を下げなくてもいいんじゃないかなあと思いつつ、世の中が豊かになって余裕ができた証かも、とも思っている。

2017-04-02

けものフレンズ考察を装ったアニオタ批判

自分ブログに書くとなんだか炎上しそうなのでここに書くことにする。

けもフレ人気が各地で大爆発を起こしているが、さすがに褒められすぎ、評価されすぎ、持てはやされすぎである

この作品はどう評価しても100点満点中あげられるのはせいぜい30~50点くらいである。

アニオタ界隈のけもフレを評価する声として「安心してみていられる」「脚本がよくまとまってる」「やさしいキャラが魅力」などという言葉が交わされているが、これらは全て嘘っぱちのように聞こえてならない。

こんな薄い言葉表現される毒にも薬にもならない作品は、「よくできましたね」くらいの評価を得ることはありえるが、猛烈に人を惹き付けて心を揺さぶる名作にはなりえない。

本当に人の心をガッツリと射貫く作品というのは、たとえガタガタでブサイクな出来だとしても、何か一つくらい魂に響く「核」のようなものがあるはずだ。

「けもフレ」に心を揺さぶられた人間などきっとほとんどいない。そう言っている人間がいたとしたら、熱狂的な空気につられて思い込んでいるだけなのだ

その証拠にきっと「けもフレ」はすぐ忘れ去られる。あと一か月もしたら、おそらくこの作品には誰一人言及しなくなるだろう。

***

「けもフレ」人気のインフレーション理由は、基本的ネット空間における「極性化現象」であるといえる。

アニオタコミュニティという空間の中では、アニメ評価を巡ってぐるぐると再帰的な「言語ゲーム」を続けていく内に、しだいに表現に尾ひれがついて妄想が膨らんでいく傾向がある。

その中では、凡百のストーリーが「絶巧の脚本」になり、平坦な芝居が「神演技」になり、チープな謎が「深遠な哲学」になる。

このような現象は、ネット炎上などでよく観測されるメカニズムである

ちょっといたずらをしただけの大学生や、何気ない発言をしただけの女性が、集団極性化した暴徒によって糾弾されまくる構図は、ネット上で毎日のように見られる風景である

ネット上の言語ゲームというのは、往々にしてこのような「過剰」に至るのだ。

***

基本的アニオタというのは、他者媒介しないと何も考えられない、何も感じられない存在である

どんなアニメ面白いのか、どんなアニメ自分が好きなのか、そのアニメ自分にとってどういう価値を持つのか、一人では判断がおぼつかず何かを基点としないとリアリティを感じられない。

人間とは多かれ少なかれこういう側面を持つ動物だが、アニオタはこの性質がむき出しの形で露わになった存在である

アニオタは、基本的自分欲望することを欲望している。アニメを楽しみたいというよりは、アニメを楽しんでいる自分を楽しみたいのである

なのでアニオタにとって重要なのは作品のものではなくてその作品を取り巻く「人々」や「言葉」や「その評価」、いわば「アニメコミュニティ」という場そのものである

この「場」に埋め込まれることによって、アニオタは初めて作品に対して欲望を抱くことが可能になるのだ。

このことは、アニオタを語る上で押さえておきたい重要ポイントである

***

アニオタたちが「けもフレ」を担ぎ上げる理由、「けもフレ運動」の意図を強引に深読みしようとすれば、次のようにも解釈できる。

昨今のランキング市場は狂っている。

そこで上位を占めているものは、メディアSNSを通じてステマ的に人気を煽りブーストを仕掛けた「張りぼて」の作品ばかりと言っていい。

アニオタたちはこのランキング市場にどっぷりと身を浸し、どっぷりと依存しつつもキレている。

メディアに対してももちろんキレているが、それにまんまと乗せられている自分自身にもキレている。

その鬱々と溜め込んだ感情が、今回突発的に「けもフレ」を通じて連結した。

「けもフレ」という作品は、徹底的に薄味で、徹底的に無難で、徹底的に空っぽであり、「本当に売れたいのか?」と問いかけたくなるような、いかにも「ステマーケティング」と縁のなさそうな装いをしている。

神輿は軽いほど良い」という言葉があるが、「けもフレ」こそはアンチステマ運動アイコンに相応しい空虚作品であった。

アニオタたちは「けもフレ」を神輿として担ぎ上げて、自分たちを操縦しようとするランキング市場のかく乱を目指すための意味不明舞踏を開始した。

これは江戸時代流行したとされる「ええじゃないか運動」を彷彿とさせるものである

アニメ評価をかく乱せよ」

アニオタたちの目論みは、自分たちに向けられた圧力を全く同じ方法相手オウム返しにすること、「張りぼて」に対して「別の張りぼて」を擁立して推し上げることであり、これは俗にいうミラーリング作戦というものである

この作戦は幸か不幸か一定の成果を上げていて、アニメ関係者や一部のマーケッターたちは、なぜ「けもフレ」がこれほどまでにウケているのかを理解できずに、困惑の表情を見せているという。

真実などどこにもない。ウソを倒すのはまた別のウソ

ポスト真実時代の戦い方が、まさにここにはある。

***

アニオタたちがもし上記の行動を「自覚的」にやっているのだとしたら、それはいかにもオタクらしく捻くれていて、しかし少々のユーモアも感じさせる、気の利いたいたずらのようにも思える。

しかしもし無自覚的・無意識的にそれをやっているのだとしたら、それは鬱々とした大衆の暗い感情病理的に発露してしまたかのような、なんだかこれから先が心配になってしまう「症状」だともいえる。

このような運動は秩序を打ち壊しカオスしか生み出さない。

このような運動アニメ界隈を通じて別の空間に波及してしまわないことを祈っている。

2017-01-04

ツイッターつまんねー

同調圧力相互監視存在を感じて。

以前は学びの場発見の場としての側面があったと思うんだけど、今は人増えてひたすら盛り上がるだけの道具。

スポーツとか答えがないものは様々な意見があることが前提で話される的なところまだあるけど、

そうじゃないところはひたすらポジネガわず共感インフレーションしかない。中学校教室感。

理由が語られない共感

こうやってリアルネットの違いはなくなとていくんだな。

ニフティ時代からネットやってる人たちの感覚追体験しているようだ。

2016-12-02

アニメ業界ってもはや映画以外じゃ食っていけないだろ

映画は売れるけど映画以外は売れないだろ

売れないってか円盤は高すぎる上に声優スタッフ還元されない仕組みで

とにかくマーケット戦場TV放送映画くらいしか作れなかったって完全にアニメ業界側の怠慢なんだけど

なんでここに至るまで放置してきたのかっつーかゴールデンタイムから追い出されるの黙って指くわえて見てて

深夜に追いやられた末にラノベアニメ量産してアニメ制作現場の質を落としてアニメ離れを加速させて

結果的マニアが何回も見に行く映画しか収益取れなくなったのが今のスタイルであって

別に今までのアニメの積み重ねが今のアニメ映画の状況を産んだというよりもはや映画というツールしか儲けられなくなった

アニメ飽和のインフレーションの結果が今ってことに一体何人の人間が気づいてるんだろうか

今度はアニメ映画が飽きられたときにどういう事態になるのか予測できてない人間が多すぎる

世の中の人間がいかに目の前しか考えられないし想像できていないのかよくわかる

映画にしたって邦画がクソすぎるから酸素吸えるだけでこれで邦画面白かったら廃れるのもずっと早い

2016-10-31

自殺したいわけではないが唐突に生きる意欲がなくなってきた

昔は休日を楽しみにしていたが今は休日になっても楽しいことがない

やることがない

趣味はgameと漫画くらいしかない

それも飽きてきた

漫画新刊を待たないといけない

そうするとやる事がなくなる

もちろん勉強とか運動すればいいのは頭では分かっている

でも俺の死生観が酷いもんだからやる気になれない

interestingがない

興味深いと思う知的好奇心の刺激とかがない

恋人もいない

欲しいと思ったときもあったが話を聞くだけ疑似体験するだけで大体どういう気持ちが満たされるのかがわかる

寂しいとか満たされたいとかそういう感情への薬みたいなもんだなと思った

自分はそういうのにこたえられる人間でもないし恐らく本心ではどうでもいいと思っている

3回告白されたが嬉しいというよりどう答えたらいいのか分からないので避けて引いただけだった

物心ついたときからこんな調子からまれた時からおかしいんだと思う

唯一の救いは身近で痛いとか苦しいとかいう人をみると心の中がザワザワして穏やかでいられない

何か助けてやりたいと思う

この間も見ず知らずの酔っ払い?の人が自転車でこけてたから起こしてあげた

周りは知らんぷり

別にお礼が欲しいわけでもなく、挨拶するくらいのノリで人助けだ

何の感動もない

これが共感性というやつかは分からないがモヤモヤするから行動する

でも愛してるとか大事にしたいとか独占したいとかを人に向けたことがない

そんな興味持てない

いっしょにいて楽しい人もいっつもいれるわけじゃない

誘ってくれると嬉しいけどずっといられないのが分かってるから希望しない

死ぬのが分かってて別れるのが辛くなるだけだろう

とにかく何のために生きてるのかそれを探さないといけないのだが

それを見つけるまでこのままだと電池が持ちそうにない

別に電池が切れたら死ぬわけではないが精神的虚無感と戦い続けなければならない

常に半裸で秋空のしたでいるような感じだ

勘弁して欲しい

自殺も考えてない

自殺したところで本当に解放されるのかどこにも確証がないからだ

誰も確かめたことがないんだから分かるはずがない

それでも宗教流行ってるのはみんな死ぬ理由が欲しいんだろう

何か納得して死なないと気が済まないか宗教という学問に頼る

でも俺には信じる神がいない

正確には信じている神はい

神と呼んでいいかからないがとにかくこの世界の一番最初の始まりを神としている

それが人のように意志を持つとか持たないとかはどうでもいい

とにかく宇宙の始まり現象のものを神としている

それがなければ始まらなかったモノ、インフレーションの前の本当の始まりを神としている

でもそいつのせいでできた宇宙は俺にとってたいそうつまらない世界だった

なんで死ななければいけないのか、栄枯盛衰でなければならないのか

死ぬこと生まれることで繰り返さなければならない仕組み

熱量力学的に死へ向かうこと、どれもつまらない法則

うからこそ大事にせよと尤もらしくいうが

他にこの世界を作る法則は無かったのかと逆に問いたい

そんなものは失うという前提のもとに生み出された価値観

永遠の命が前提だとしたらそんなもの存在すら考えられさえしなかっただろう

最初のやつがそういうシステムがいいってんで作ったんだろうけど俺にはクソゲーしか思えない

本当にこんな考え方してるやつがこの世界にきてしまって不幸だと思う

世界のものが下らない

心理的に充足感を得ることができるようになったとしてもそれが何だっていうんだろうか

単に脳内麻薬がでたり伝達物質の分量さで心境の変化がおきてそれに一喜一憂する

虚しいと思う

これを糧にして人生エンジョイしてくれと言われてもできるだろうが死ぬときの慰めになるのか果たして怪しい

いっその事どこかの国で殺し合いの中で洗脳されてとっとと死んだ方がマシだったのかもしれない

どこに向かいたいのかを探すだけの体力が年々なくなっていく

魂があるならもうこの世界には戻さないでほしい

体験版にしたって長すぎる

もっと楽しい世界に産まれたかった

この世界無抵抗に生かされ続ける存在させ続けられるすべての物質に対して神は不公平だと思う

その世界の物に世界ルール操作する権利一方的にはく奪して自分の条件下で圧倒的な力量差でルールを隠したり難しくしたりしている

不公平だと思う

この世界ゲームとしたらとんだクソゲーだと思う

広大な宇宙を作ってその中で遊べるステージ地球だけ

地球にも隕石氷河期やら戦争やら疫病やら色々問題ぶちこんで

人間や他の生き物をプレイヤーにして遊ばせる

まれときから強制的ステータスが決定してる

死ぬまでのリミットもある

死ぬと分かってるキャラで色々頑張れよとはっぱを掛けてくる

こんなんを売れば即クソゲー扱いですよ

よくこんなもん売ろうと思ったな神よ

こんなクソゲー一生懸命遊ばされる身にもなってくれ

2016-10-20

http://anond.hatelabo.jp/20161020173310

昔は意味分からんこと言ってるやつがいても「あ、そっすか(何言ってんだこいつら?)」で済んでたけど

今はインターネッツがあるせいでまるで多数派意見のようにノイジーマイノリティが騒いで波紋が広まってしま

から~みたいな、江戸時代から~みたいな、メソポタミア文明から~みたいな、竪穴式住居時代から~みたいな、インフレーションから~みたいな、

そういうクソダサな比較し続けてるやつも昔からいるな(ブーメラン

まあ学習しだした頃に死んで生まれ変わって昔の感性のままでまた馬鹿いってるお前がいる限りこれは人類滅亡まで繰り返されるんだろうけど

2016-02-07

森永ピノにみるインフレーション

140円って高すぎ

あと、変な味いらんねん

キャラメル味とかおれは求めてない

まして、中身がチョコとか悲しいだけだ

でも140円は許そう。

なぜならうまいからだ。好きだから

謹んで消費者物価指数の高騰に一役買ってやろう

これは国民の総意である

2015-11-15

はてなーは何故スターを二回にわけて付けるのですか?

村長の前ではてなースターをつけた。

すると村長消費者金融を利用してでも買ってほしそうな鳴き声をあげた。

はてなの村は、われ一代で終わるにちがいない。

 いまはてなースターをつけるのをみていたが、スターを二回にわけてつけた。

 およそはてなーは誰も彼も一日に十数回のスターである

 付け方をおぼえぬはずがない。

 対象にどれほどのスターをつけたらよいかをおぼえず、

 足りないのでかさねてつけたのは、愚昧である

 スター付けのように仕事の間にかならずおこなうことさえ

 こっそり覚えていないのであるから、人の文章の下にある心を推測し、

 真意を見抜くことはできまい。真意が伝わらなかったのであれば、

 村は戦場であるから、七連スターが乱舞し、

 スター価値インフレーションを起こしてバーストするにちがいないので、

 はてなの村はわれ一代で終わるといったのである

2015-09-20

たとえ法案が通っても

法案が通った。

そもそも、この法案憲法改正する必要があると言われていた。

法案を通したことで憲法を踏みにじったという意見はあるし、偏差値の高い学者たちはそれに対して反対している。

頭をよく見せたいロクでもないインターネットの皆さんは自民党に賛成したり、デモを叩いたり、日本共産党の他野党との新しく感じる協力方針や、とにかくこの法案を潰すという考えやらを冷笑している。

冷笑しているインターネットの皆さんよりはやはり、偏差値の高い学者さんたちの言い分のほうが「なるほど」と思うし、他野党が全て与党方針イエスかいったり、間違っているインターネットの皆さんの意見に流されなくて逆にホッとするものである

自分を含め皆、誰かが言っていた俯瞰病というものにかかっており、自分あくま小国民ゴミであるという自覚必要である

まぁ、通った法案や、今回の解釈改憲前例となり他の法案もズカズ解釈改憲で成立して、自分たち生活に影響が出たとしても美しいものは大切にされるだろう。

美人レイプされるだというが、男よりずっと大切に扱われることが多い。

ある日、その前日に戦争が起きたとしても美人セックスに困らないだろう。

キモメン病気持ちの男の自分よりやっぱり、子供も産めるし、目の保養にもなるし、勃起をさせる力もあるから大事なのだ

しかしたら、美人価値インフレーションを起こすかもしれない。

あぁ、そうなのだ

自分ゴミであるのだ。

美しいものとして生まれたかったし、それで大事にされたかった。この法案が通った時も思ったことである

2015-09-07

http://anond.hatelabo.jp/20150809140357

味だけではないぞ。

雰囲気とか調度品とかサービスとか、そこの食堂メニューに関する物語とか。

自販機ドリンクインフレーション傾向から業界外の素人ながらそのように読める。

高い=良品という短絡な判断の滑稽さは否めないけど、消費者人間)は合理的判断・動くのではなくて感情で動くらしいですぞ

2015-08-24

日銀金融緩和してんのにインフレにならない理由をお前ら知ってるか?

一般的紙幣という物量が多くなれば、その価値は減っていくよね。例えば商品よりも紙幣のほうが多ければ、相対的紙幣価値は減るので商品の値段は高くなると思うんだけど。んでいま日本銀行の偉い人が金を刷ってるみたいな話があるんだけど、なんでインフレーションにならんの?もし知ってる天才様がいたら俺に教えてくんない?ちなみに文章読むの好きだから長くてもええよ。

2014-11-25

民主党支持者としての執行部のアベノミクス批判への愚痴

タイトル記事内容に合ったものに変更しました。内容は変えていません。


http://twitter.com/InsideCHIKIRIN/status/535980176283566080

「円安が好きな人ってほんとーにわからない。自分の国を安く売って何が嬉しいのかな。」

http://twitter.com/InsideCHIKIRIN/status/534181673152565248

消費税が逆進的だ(所得の低い人に厳しい)という人は多いけど、円安もかなり逆進的だよね。円安で利益がでるのはトヨタなど大企業ばっかり。

その一方、格安な輸入食材商品が軒並み、円安で値上がりして、低所得者層は出費が増える。」


この2つのツイートへの返答をマクラにしつつ、アベノミクス(このダサいネーミングはなんとかならないのか)の良い点と悪い点、

民主党執行部への愚痴(これがメイン)なんかを書いていこうと思います

そもそもなぜデフレは駄目なのか


ここ15年ぐらいずっと言われてきた「デフレ不況」、デフレとは、物価が持続的に下落している状態を指します。

単純に考えればモノの値段が下がることはうれしいはずなのに、なんでデフレ問題なんでしょうか。

そんなことわかってるよと思われるかもしれませんが、順を追って説明するために書いておきます

物価が下がって企業の売上が減ると、企業収益が減ります企業利益を出すためには費用も減らさなければいけません。

新規設備投資を減らしたり人件費を抑えようとします。

今回はこのうち、人件費を抑える、というポイントにしぼって話をします。

物価が下落したのと同じ割合社員全員の給料を減らせれば何の問題もないのかもしれませんが、そういうふうにはできないですよね。

正社員給料は、物価が下落する割合ほどには下がりません。これを「賃金下方硬直性」と言います

じゃあどうなるかというと簡単です。失業者が増えるんです。

リストラされずにすんで定収入がある人たちはデフレで少しずつ得をしますが、その分をリストラされて収入が無くなる人がかぶるんです。

ただし、リストラをするには非常に煩雑手続き必要です。

結局この被害を一番受けるのは、これから社会に出て仕事をしようとする若い世代です。求人が減って有効求人倍率が下がります

企業はすでに雇用している人を解雇するよりも先に、新しく入ってくる人を減らすので失業率が高くなります。真っ先にこの影響を受けるのは若者です。

これがデフレ問題視するべき大きな理由です。若年失業者が増え、世代間格差が拡大していきます

物価上昇率失業率にははっきりとした相関関係があって、フィリップス曲線と呼ばれていますが、物価上昇率が低いと失業率が高くなります

過度のインフレデフレを抑えるための金融安定化政策


ここからは少しマクロ経済学のお勉強です。

ここまでに書いたとおり、景気変動によって不況時にはデフレによって失業という経済問題が起こります

また、好況時にはインフレーションという問題が起こってしまます。だから過度のインフレデフレも望ましくないのですが、

経済は常に循環してるのでほっておくと景気変動は避けることができません。

金融安定化政策とは、このような景気変動平準化するために政府がとる政策のことです。

インフレ時には世の中に出回るお金の量を減らすことで景気の過熱をおさえて、デフレ時には出回るお金の量を増やすことで景気を温めます

この政策効果がよくわかるのは、リーマンショック以降の各国の金融政策です。

リーマンショック以降の金融政策と円高不況


中央銀行日本だと日本銀行)が供給している通貨の総量をマネタリーベースと言います

リーマンショック以降、アメリカは大規模な金融緩和によってマネタリーベースが急増しました。

それに対して日本はあまり増えていません。不況下でも出回るお金の量を増やさなかったことでデフレ不況が加速していきました。

また、出回るドルの量が増え円の量が増えなかった影響で円高ドル安も加速しました。

ドルはたくさん出回っているから安くなり円はあまり出回ってないから高くなります

ここで大事なのは通貨の交換レートというのは出回っている量の比率で決まるものしかないということです。

最初に紹介したちきりん女史のツイートでの誤解はここにあって、円が高いかいかと、自国を高く売るとか安く売るとかはなんの関係もありません。

その国の通貨がどのぐらい出回っているか金融政策によって決まりますが、それは好不況の影響を平準化するための結果でしかありません。

通貨の交換レートは目的ではなくて結果なんです。

リーマンショック前には1ドル110〜120円だったのが、2011年には1ドル70円台というとてつもない円高ドル安に突入しました。

円が高くなったからと言って日本が豊かになったわけでないのはご存知の通りです。

アベノミクス(もう一度言うけどこのネーミングはダサすぎると思う)ではこのデフレ不況に対して、やっと金融緩和をして出回るお金の量を増やしました。

今まで金融緩和をしてこなかったのが異常なだけで金融政策に関してはごくごく普通政策なんです。

じゃあなぜ民主党政権では金融緩和をしなかったんでしょうか。

ここからが本題です。というか民主党支持者としてのただの愚痴です。はぁ…

日本銀行マスコミ知識人らの金融緩和アレルギー


日本銀行には、第一次石油危機の時の高インフレや、バブル経済時代金融緩和をしすぎた記憶からインフレは悪だという認識が根強くあります

デフレでも良いからとにかくインフレにならないような金融政策を行ってきました。

38度の熱を出してしまったトラウマが忘れられなくて体温を34度に保って体を鍛えようとしている人がいたらまず36度ぐらいまで体を温めろよと言うと思うんですが、

体温を上げるのは絶対に許せないと言う考えが日本銀行には強くあります

それと、マスコミ知識人に多いのがイデオロギー的に金融緩和アレルギーを持っている人たちです。バブル時代自民党政権好景気の中で金融緩和を進め

赤字国債を発行し財政支出を増やしていきました。この時期の「自民党的」な政策に対するアレルギーから金融緩和政策に対して脊髄反射的にバブルの再来、

という言葉を使いたがる傾向がありますバブルを知らない私にはこの感覚が全くわからないんですが、バブルトラウマはこんなにも大きいのか、と心から思います

ただ、ここまででも書いたとおり金融政策イデオロギーとは関係ない技術的な問題です。

インフレ時には引き締め、デフレ時には緩和する、それ以上でも以下でもありません。

金融安定化政策マクロ経済学の中での位置づけ


また少しだけ経済学のお勉強です。

国の経済政策についての学問であるマクロ経済学には、大きく分けて二つの考え方があります。「新古典派」と「ケインズ学派」です。

おおざっぱにいうと新古典派経済政策というのは、経済活動市場に任せていれば最適化されてうまくいくから国はなるべく介入すべきではない、という考え方です。

それに対してケインズ学派の経済政策というのは、新古典派経済学特殊環境しか成立しないから、国が環境をうまく整えるべきという考え方です。

金融安定化政策というのは、ほっといたら物価勝手に上がったり下がったりしてひどいインフレデフレになったりするからそれを安定させようとする政策なので、

当然ケインズ学派に属する政策です。ケインズという経済学者が書いた「雇用・利子および貨幣の一般理論」という本の中で提言されていて、

マクロ経済学の中で重要位置を占めています

アベノミクス(だからこのネーミングはダs(ry))が提示した3つの論点について民主党自民党比較


アベノミクス(ry)が設定した3つの論点は1,金融政策2,財政政策3,成長戦略です。経済学的にも妥当論点の設定だと思います

タイトルにも書いているように私は民主党を支持していますが、現政権政策経済政策に限らず私が唯一支持しているのが1の金融政策です。

そしてこの点についてずっと民主党に不満をもっています金融緩和アレルギーの項で、金融政策を体温の上げ下げに例えましたが、とにかく36度ぐらいまで体温を

上げないと何も始まらないという現政権金融政策否定する理由特にありません。ただ、その上でどんな栄養を取るかだったりどういう風に体質改善するかについて

は全く支持できません。金融緩和短期的(2~5年)に企業収益を押し上げ失業率を低下させます個人的にはこの失業率低下が超重要!)。

そして長期的(10年以上)なスパンで考えると制度疲労がおきている仕組みを変更したり不要規制撤廃するための体質改善トレーニング必要です。

この体質改善の部分については民主党を支持しています。だからこそ民主党金融緩和をしてほしかった。そして実際にそのチャンスもあったと思っています

でも結局できなかった。なぜなのか私なりに感じていることを書いてみます

デフレ脱却議連民主党ガバナンス


民主党政権時代民主党議員を中心とした超党派デフレ脱却議連というのがありました。遅すぎるだろうという不満はともかくとして、

デフレ脱却のために金融緩和をすべきということを民主党内にも真剣に考える議員達がいました。2010年6月と7月にはこんな記事がでています

今見るとある意味衝撃的ですね。

政権金融緩和、円安進む-民主デフレ脱却議連事務局長http://www.bloomberg.co.jp/news/123-L3GOBZ0D9L3501.html

民主デフレ脱却議連インフレ目標導入など財務相提言http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-16524520100730

でも結局政策として実現することはありませんでした。民主党の最大の問題点ガバナンスだと思います人材がいても執行部のイデオロギー的な好みで実現しない

ことが多すぎるのではと思っていますデフレ脱却議連人達は今の海江田代表枝野バカヤロウコノヤロウ幹事長体制をどう見てるんでしょう。

三党合意不況下の増税の罪


2012年民主党野田首相自民党谷垣総裁公明党山口那津男代表が三党合意によって10パーセントへの増税をおまけみたいな景気条項つきで決定しました。

実際には景気の悪い時に増税して、財政再建成功した例は世界的にみてもありません。この後、年末の解散で安倍政権誕生して金融緩和が始まりましたが、

あのタイミング金融緩和をせずに増税してたらと思うと本当に恐ろしいです。

歴史的に見ても、名目GDPが増えない限り、財政再建には成功しません。日本でもかつて2005年から2008年くらいまで、名目GDPが多少増えた時には、

基礎的財政収支の対GDP比が減りました。

一番大事なのは、まず経済が成長することです。成長することで税収を増やしていく。

実際に2013年度に関しては、経済成長のおかげで3.6兆円ほど税収が増えています

リベラル政権長期政権にならない理由個人的に感じるリベラル傲慢さについて


こういう話をすると結局カネかよ、という反応をされることがあります。正しい政策を主張しているのはこっちなのに景気さえ良ければいいのかと。

リベラル一定数いるこういう浮世離れした反応が正直に言って一番苦手です。安倍政権は大嫌いだし自民党には投票しないけど支持が落ちない理由理解できます

自民党投票する人を見下して笑ってれば支持が増えると思うならそうすればいいですよ。安倍首相は表舞台からいなくなってる間、デフレ脱却のために真剣

マクロ経済勉強をしたおかげで、いまだに支持率が40パーセント以上あって長期政権になりそうです。このことを民主党政治家はを本気で考えてほしいです。

最初に書いたとおり定収入保証されていたり資産が十分にある人にとってデフレは得なんです。

そして何度でも言うけどデフレ下での金融緩和は直接的に失業率を下げる効果があります。実際に下がっています

まり報道されていませんが、中小企業景況調査報告書を見ると中小企業景況感も良くなっています

http://www.chusho.meti.go.jp/koukai/chousa/keikyo/137keikyo/137sokuho.pdf

収入がある人達賃金アップはその後に来ます金融緩和は上位3パーセントけが得をする政策だと一生懸命に主張している人達には

下位5パーセントは見えていないのか、それともイデオロギーのほうが大事なのかどっちなんでしょう。

私が民主党を支持する理由をあえてイデオロギーを強調して書くと、保守が再分配に興味を持つよりもリベラル金融緩和するほうが可能性があると

今でも思っているからです。それなのに、実際にこの二年間でデフレ脱却のための道筋をつけた現政権の支持者を馬鹿にしてる人とケンカになったりすると、

自分が何を支持してるのかわからなくなるんですよね。

金融政策イデオロギーに回収されないためにどうしたらいいんでしょう


一回まとめておきます。私が望む経済政策は、金融政策によって過度なインフレデフレを抑えつつ、子育て世代社会的弱者への厚い再分配や余計な規制の緩和、

同一労働同一賃金を実現して世代間格差の緩和や財政健全化を目指すことです。そんな政党があれば今すぐ飛びつきます。飛びつきたくてしょうがないです。

それなのに現状デフレ下で金融緩和に賛成している政党自民党以外だと維新の党次世代の党、もうなくなったけどみんなの党みたいに

再分配に興味がない政党ばかりで泣きそうです。どんなに失業率が少なくなっても失業者ゼロになることはないです。

この二年で雇用を増やして失業者を減らしたけど、それでもまだ失業している人への再分配には興味がないのが現政権で、

再分配に興味はあるけどその原資のために景気を良くしたり失業率を下げるための政策最後まで採らなかったのが前政権です。

今回の選挙で私はどの政党投票すればいいのか

知らん。誰か教えてください

2014-06-13

http://anond.hatelabo.jp/20140613085444

”昔、ビッグバンがあってこの宇宙ができた”というぐらいだから、”この宇宙”よりも時間の方が絶対的ものだと思っていた。

ビッグバン(というかインフレーション)で出来たのは「時空」なので、それよりも前には時間も光もない。

元増田の言っている「次元」が Plain なのか Dimension なのか微妙なんだが、すくなくとも Dimension はその時にいっしょにできた。

2013-08-22

http://anond.hatelabo.jp/20130822093717

最初鳥山明悟空という主人公を思いついたとき、それはまだ漠然としたキャラクターしかなかった。

自らの思いつきに興奮した鳥山明は、熱狂のままにアイディアを生み出したり、没にしたりしていた。

やがて、少し落ち着いた鳥山明は、そこで作品の構想を一気に固めた。

たくさんの脇役を生み出し、様々な設定を付け加えた。

作品世界は急速に形になり、そして今のドラゴンボールという作品になったのだ。



宇宙のインフレーション - Wikipedia

インフレーション理論では、宇宙誕生直後の10-36秒後から10-34秒後までの間にエネルギーの高い真空(偽の真空から低い真空(真の真空)に相転移し、この過程で負の圧力を持つ偽の真空エネルギー密度によって引き起こされた指数関数的な膨張(インフレーション)の時期を経たとする。

「偽の真空」「真の真空」とは何か?

偽の真空 - Wikipedia

古典的な理論における真空は「物質エネルギーも無い空間であるが、量子論における真空は仮想粒子の対生成と対消滅が常に発生しており、決してエネルギーゼロ空間ではない。

まりこの「真空」ってのは、「無」と言いつつも「何もない」ってわけじゃなくて、なんかエネルギーを持ってるらしい。

高いエネルギー真空(興奮した鳥山明から、低いエネルギー真空(落ち着いた鳥山明)に変わることで、

放出されたエネルギー宇宙を爆発的に膨張させた(作品の構想を一気に固めた)ということらしい。

もう一度、インフレーションに戻る。

宇宙のインフレーション - Wikipedia

この急激な膨張の直接の結果として、現在我々から観測可能な宇宙全体は因果関係で結び付いた (causally-connected) 小さな領域から始まったこととなる。この微小な領域の中に存在した量子ゆらぎが宇宙サイズにまで引き伸ばされ、現在宇宙存在する構造が成長する種となった。

真空の中には「量子揺らぎが存在する微小な領域」があったらしい。

量子揺らぎとは何か?

新たな不確定性原理を求めて | 日経サイエンス

電子などの位置は(中略)確率表現される。確率しか表現できないということは,一点に静止し続けることは不可能であり,常に揺らいでいることを意味する。これを「量子揺らぎ」という。

たとえば、俺の右側に増田が立っている確率50%、左側に増田が立っている確率50%だとすると、

増田は動いてないはずなのに見るたびに右か左か変わる」ことになる。

有名なシュレディンガーの猫ってやつだな。

シュレーディンガーの猫 - Wikipedia

そういう揺らぎを持った領域(いろんなアイディアが入った構想)が爆発的に膨張したから、いまの宇宙にも揺らぎがある。

揺らぎがあるからドラゴンボールの登場人物が全員悟空の顔をしているということもなく、なんか個性があったりするらしい(たくさんの脇役・様々な設定がある)ってことだ。

2013-08-21

http://anond.hatelabo.jp/20130821105811

増田物心ついた頃、ドラゴンボールはまだセル編の最初の方だった。

増田は、悟空があまりにも強いので、きっと生まれつきこの強さなんだと思っていた。

ところがセル編に入ってしばらくしたところで、悟空精神と時の部屋修行しはじめた。

なんと悟空は強くなり続けていたのだ。

逆に考えると、遥か昔のフリーザ編やピッコロ編のとき悟空は、セル編の悟空よりも弱かったのではないか

さらに言えば、第一巻の最初のページの悟空は、信じられないくらい弱かったに違いない。

増田は古いドラゴンボールを持っていなかったが、そう推測した。

では第一巻より前はどうなのか。

ドラゴンボールという作品が存在していなかった。

いや違う。

鳥山明の中にはドラゴンボールの構想があったはずだ。

最初鳥山明悟空という主人公を思いついたとき、それはまだ漠然としたキャラクターしかなかった。

自らの思いつきに興奮した鳥山明は、熱狂のままにアイディアを生み出したり、没にしたりしていた。

やがて、少し落ち着いた鳥山明は、そこで作品の構想を一気に固めた。

たくさんの脇役を生み出し、様々な設定を付け加えた。

作品世界は急速に形になり、そして今のドラゴンボールという作品になったのだ。

そのように増田は考えた。

ドラゴンボールの前に鳥山明が何をしていたのか?

知らん。

何もしていなかったと言う人もいるし、別の作品を連載していたと言う人もいるが。

それよりまずはドラゴンボールの第一巻がどんな話だったのかを考えようぜ。

増田はそう思った。

終わり。

ビッグバン - Wikipedia

宇宙のインフレーション - Wikipedia

2012-08-25

http://anond.hatelabo.jp/20120414135052

リフレ派はすぐに机上の極論持ち出すからダメなんだって話でしょ

リフレ派の基となるクルーグマンモデルにしても、長年積み上げられたマクロ経済学の延長上にあるもので極論とは程遠いし、

その他の参考にしているものも、(たとえばサージェントの4大インフレーション終焉など)歴史観察によるものが多く極論とは程遠い。

そして、直近の実証分析(たとえばhttp://www.mof.go.jp/pri/research/discussion_paper/ron218.pdfなど)は当然ながら極論とは程遠い。

リフレ派はすぐに机上の極論持ち出す」というのはガセに過ぎず、そんなガセを信じて拡散してるとすれば、『自分リフレについて殆どまともに知らないくせにリフレ批判したがる「知ったか」』だと言っているようなもの

2012-01-17

虚数時間に、並行世界パラレルワールドが発生したと思った件

先日、暇つぶしパラレルワールドについて考えました。

その結論として、宇宙インフレーションが起きる前の、

虚数時間に、並行世界パラレルワールドが発生しているん

じゃないかと達しました。

良くパラレルワールドと言うと、シュレディンガーの猫

出てきて、生きているか死んでいるか、観測するまで分か

らないっていう話が有名です。

猫が生きている世界と、死んでいる世界に分岐しているの

パラレルワールドなんて話しでありますが、死んでしま

う毒が、例えば浮遊している原子1個だとします。

それを吸うと猫が死に、吸わないと猫が死なないとします。

もし都度、世界が分岐している考えだと、原子1個がちょっと

迂回して、5秒遅く猫を殺す世界、4.9秒etc、4.99秒etc、4.98秒etc

無限に考えられてしまます

さらに、原子が1回転多かったり、少なかったり、その間に

猫の毛が1つ抜けたり、抜けなかったり、それらが組み合わ

さったり、無限なっちゃうんじゃないかと。

で、違う可能性の世界から見たら、猫が生きているか死んで

いるかも、原子が位置がちょっと違うかも、世界に違いが無い、

または別の世界と見れるんじゃないかと考えたわけです。

から、コップいっぱいの水、も水分子の組み合わせが無限

に分岐しているわけで、現時点の世界から、可能性によって

世界が分岐しているとしたら、分岐しすぎて、成り立たない

と考えたのです。

猫が生きているか死んでるかは、可能性から世界が分岐する

のではなくて、生きている世界存在し、平行して死んでいる

世界存在していると考えました。

それらは、可能性で分岐したんじゃなくて、前から別の世界

として、同時に存在しているんだとしました。

いつから、その世界があるかと考えると、分岐しない訳ですから

宇宙が始まったころ、ビックバンの前、インフレーションの前、

もし一つのから世界が始まっていると、パラレルワールド

存在できないので、

インフレーションの前の虚数時間から世界スタートしたなら

なら、すべての形と時間が別々に同時に存在できるとして、

似た様な宇宙であるパラレルワールドが、ガンガン生まれる

んじゃないかと考えたのです。

生命シュミレートするゲームのように、微妙に違う条件で、

様々な宇宙が、平行世界として展開されていると考えたのです。

その中には、4次元以上の世界もあったり、僕らと同じ3次元

世界もあったり、僕と同じ人間がいる世界もあるのじゃない

か。

ただその一つ一つの世界からは、パラレルワールドは分岐せず、

つの太いチューブのような、中の行動では分岐しない世界で、

チューブの中を、異なる経路を通る可能性はあるが、向かう先

は一緒で、世界は同じだと考えたんです。

とか、寝ながら考えていると良く眠れます

2011-06-26

BIは勘定の問題ではなく、感情の問題になっている。

最近日銀の批判をよく見かける。

要するに「何でリフレやんねーんだ、インタゲやれクソが」というような論調なんだが。

ベーシックインカム議論の盛り上がりも間違いなくその延長にあると、先日確信した。

極めて重要なことなんだが、インフレーション・ターゲティング

特に「ちょっとやそっとじゃ動かないほど飽和した市場オラオララッシュ現金を叩き込めばどうなるのか」

これは、未だ人類が体験したことのない話であって、ぶっちゃけ何が起こるかわかんないのだ。

中央銀行がそんな施策を取れるわけもなく、「ムリに決まってるだろ」で結論が出る話だ。

一通り何もかもを試し続けて(実際、日銀は色々やっている)その結果として、死ぬか生きるかの最終手段とするなら

話はわからないでもない。しかし、現在の状況で市場への資金供給手段としてのベーシックインカムは、極めて不適当だ。

ベーシックインカム、というものインフレの中で絶対に切り下げられない。

通貨価値が落ちるほど、供給は増やしていかなきゃならない。ベーシックインカムを払う→インフレ→額面増やす→オワタ

になる可能性が明確に見える施策を、中央銀行がそう簡単に選べるわけがない。

また、リフレの議論にしても「じゃあインフレさせろよ」と言われても、総量緩和も失敗に終わった現在

市場を「ゆるやかなインフレ」に持ち込む方法論って、一つでもあるんだろうか。

こんなことは、人並みの脳があればわかることだ。

リフレ派の議論が無価値とは言わないが、「やれること全部やって死ぬか生きるかになってから」が

議論の終着点であるのは間違いない。リスクヘッジが不可能で、かつ方法論も存在しないからだ。

BI的な、「マーケットの末端にマネーを飽和させる」策は、中央銀行としては絶対にやりようがない。

どちらかといえば、それは政府仕事なのだ。公共投資の新たな形、適切なる場所に適切なる流動性供給する

これこそが、中央銀行ではなく政府の果たすべき役割だ。

でも、日銀はそれなりに必死こいてるし、現在のところリフレ派さんたちのロジックを支える根拠は

ほとんど無いも同然だ。では、何故それがはびこっているか

陰謀論だ。

悪の日銀デフレを起こさせている、日銀政府と結託して悪企みをしている。

これが、論理の背後にある。しかし、中央銀行というのはその成り立ちとして通貨の信認を守る、通貨の番人だ。

そんなアクロバットが出来るはずがない。その彼らですら、一定のインフレを認めそこへ誘導するという

非常に過激な施策を行っている。この状況下でベーシックインカム、なんてキチガイ沙汰だ。

何度でも言うとおり、マーケットの末端に限界を超えた流動性供給した場合、どのような結果になるか。

どの程度の供給が、どのような結果を生み出すか。この世の誰にもわからない。

こんな当たり前の結論が、何故かかき消されている。

市場カタストロフィを「起こしえない」、インフレーション・ターゲティングの方法論を

一つでもご存知の方がいたら教えていただきたい。現状、国民全ての経済生活を秤にかけて、

尚足りる方法論が、一つでも存在し得るのか?

2011-05-23

政局日本アメリカ実験台でしたw」

政局日本アメリカ実験台でしたw」

 

(みんせいきょく、Government Section、通称GS)は、

連合国軍最高司令官総司令部GHQ/SCAP)内部組織

GHQのなかで占領政策の中心を担った。

 

日本占領目的である軍閥財閥解体軍国主義集団の解散、軍国主義思想の破壊遂行し、

日本民主化政策の中心的役割を担った。また、意図的に労働組合を成長させたり、

本国では達成できなかった社会主義的な統制経済を試みたり、

日本でニュー・ディール政策の実験を行っていたが、インフレーションが激しく進行し、

 

また絶大な権力の元に、ケーディス大佐らをはじめ汚職蔓延した日本社会党片山哲

日本民主党芦田均革新進歩主義政党政権を支え、保守吉田茂らを嫌っていたが、

片山芦田内閣はいずれも短命に終わった。

 

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%91%E6%94%BF%E5%B1%80

2010-11-23

米国債金利が上昇していることについて。

米国債投げ売り状態となっていた為である。国債を持っていた人が現金を選好したわけで、それ自体は、喜ばしいことである。TPPが成立すれば、アメリカ産業が立ち直る、ならば、その株を今のうちから買い漁っておいた方が良くなるというのが、メインシナリオであろう。サブシナリオとしては、QEが続くならば、貨幣価値の下落率(購買力平価の低下率)は、国債金利を上回るので、インフレに対して中立的な実物資産財産を移しておいた方が良いという考え方となる。

つの理由から、国債を売って現金を買い、その現金で株を買うという投資行動が出てくる。

メインシナリオについては、TPPの実現は遠のいた事から、株式への資金流入の勢いは止まるであろう。問題は、サブシナリオの方である。QEが続く限り、現金よりも、キャッシュフローがある企業株式を持っていた方が、インフレによる資産の目減りを避けられる。

不景気デフレーションという状態であれば、国債が一番安定した投資対象となる事から、多額の財政赤字を抱えていても低金利ファイナンスが出来るのであって、不景気だけどインフレーションという、いわゆるスタグフレーションの状態では、国債への投資インフレ率の方が金利よりも高くなることから、不利な投資となってしまう。国債金利が高騰すると、新発国債金利を上げなければならず、しかも、金利を上げたからといって、完売するとは限らないとなる。財政赤字の借り換えが出来なくなるわけで、スタグフレーション下で増税・緊縮財政となり、雇用消失が止まらなくなるという、最悪のシナリオへと展開してしまうのであった。

TPPは進展しないが、株を買ってしまったとなると、企業活動を活発にして利益を上げてもらわなければならなくなる。その、一番手っ取り早い方法は、デフレ輸出の元凶を焼き払って消滅させる事となる。

デフレ不景気という状態を続けることは出来ないし、新技術・新製品市場を塗り替えて需要を発生させて経済を回すという平和的な方法は、新技術・新製品が出てくるという偶然の幸運に依存しなければならない。

2010-10-21

ひさしぶりに 「諸君、私はほにゃららが好きだ」ジェネレータ でもやってみるか

http://wids.net/lab/HELLSING/

諸君、私はデフレが好きだ

諸君、私はデフレが好きだ

諸君、私はデフレが大好きだ

円高が好きだ

減棒が好きだ

経営破綻が好きだ

失業が好きだ

自殺が好きだ

主要3市場

勤労者全体で

野心的な企業

雇用を産まない労働市場

首都圏鉄道網で

この地上に存在するありとあらゆるデフレが大好きだ

収入不足で累積債務をかかえた政府が垂れ流した国債が好きだ

融資先を失った金融機関があっという間に消化したときなど心がおどる

P/LB/Sもまともな黒字企業が好きだ

運転資金不足で倒産してバラバラになったときなど胸がすくような気持ちだった

社員給料を切り詰めて安く輸出しようとした会社が好きだ

切り詰めを上回る円高ですべての市場を失ったときなど感動すらおぼえる

予告された政策決定会合の発表内容が円のレートを一気に切り上げたときなどもうたまらない

問われて政府高官がバラしてしまった防衛ラインが維持できず崩壊するのは最高だ

景気回復の兆しが出てきて、株価が復調し始めたのを

引き締めで叩き潰して大底を割らせた時など絶頂すら覚える

長期国債を購入して金融緩和をしてるように装うのが好きだ

決算報告の公表をまとめられて実は売ってた事がバレるのはとてもとても悲しいものだ

市中から枯渇させた通貨が好きだ

赤字を恐れぬ政権財政施策で補われるのは屈辱の極みだ

諸君 私はデフレを 政府増税に踏み切り経済が加速的にしぼむ様なデフレを望んでいる

諸君 私に付き従うデフレ好きの諸君 君たちは一体何を望んでいる?

更なるデフレを望むか 

糞の様なデフレを望むか?

誰も将来に期待せず、次世代を育てようなどと無駄努力をしない畜生以下の世界のようなデフレを望むか?

デフレ!! デフレ!! デフレ!!

よろしい ならばデフレ

だが、うかれたバブル景気のまっただなかでごくまっとうなインフレーションに耐え続けて来た我々には

ただのデフレではもはや足りない!!

デフレを!! 一心不乱の大デフレを!!

我々はわずかに小数

デフレ不利益をこうむる人々に比べれば物の数ではない

だが諸君は一騎当千の政策委員だと私は信じている

ならば我らは諸君と私で総兵力100万と1人の法によりそのあり方が定められている認可法人であり、政府機関株式会社ではありません集団となる

我らを忘却の彼方へと追いやり、政府協調して物価調整に達成目標を導入しろと主張する奴らを叩きのめそう

髪の毛をつかんで引きずり下ろし 眼(まなこ)をあけて思い出させよう

連中に我々の無謬性を思い出させてやる

連中に我々の無責任さを思い出させてやる

デフレには奴らの哲学では思いもよらない中央銀行独立性がある事を思い出させてやる

1000人の政策委員の集団で 世界正貨である金地金に裏付けられた兌換券で埋め尽くしてやる

目標 国内金融市場

包括緩和作戦 状況を開始せよ

征くぞ 諸君

2010-02-22

http://anond.hatelabo.jp/20100221183451

コミットメントを前提とするインフレターゲット政策」を前提にしながら「コミットメントが困難だからリフレ政策は無理」ってあり得無くない?



君はコミットメントを「それを仮定しさえすればなんでも出来る魔法の杖」か何かと勘違いしているのか。

通常のインフレ目標コミットメントメカニズムを一から説明していては日が暮れるので、はしょって説明する。興味があるなら自分勉強して欲しい(コミットメントにこだわるなら、マクロだけでなくミクロテキスト学習すると良い。繰り返しゲームあたりなど)。重要なのはどうやってコミットするかということ。例えば、無限繰り返しゲームを仮定して、一時的なサプライズインフレーションを行うインセンティブを中銀がもっていたとする(中銀の目的関数はこの文脈で一般的なものを用いる)。この場合、例えば一度でもターゲットレートを上回るインフレ率を中銀が設定したら民間は以後中銀を信頼しなくなる、というトリガ戦略を敷くことで、中銀にターゲットレートを守るインセンティブを与えることが出来る(この戦略は、若干修正すれば中銀が経済のstatusに対してprivate informationを保持している場合、または中銀が完全にはインフレ率をコントロールできない場合にもある程度は対応することが出来る)。これによって、中銀はターゲットレートにコミットすることが出来る。

このコミットメントと、リフレ政策が要求する「いつか景気が回復したら均衡インフレ率以上にインフレ率を誘導する」ことにコミットすることとが「同じ」だと言えるのか、ということ。クルーグマンが仮定した「均衡実質金利が一時的にマイナスになっている状況」からの脱却がcommon knowledgeであればまだ何とか両立は可能かもしれない(同じなどでは全くないが)。しかし、それが例えば中銀のprivate informationであった場合には(均衡実質金利などという統計など存在しない)? 2つのコミットメントが異なるのは言うまでもなく、両立も困難と言わざるをえない(不可能であるとは言わない)。

加えて書けば、クルーグマンが仮定する「来期には均衡実質金利プラスに復帰する(中銀による過剰なインフレが実行可能になる)」の「来期」が遥か先のことだとしたら?その遠い将来に必要となる(より)過剰なインフレコミットすることが、本当に可能なのか? 今現在インフレーションバイアス抑制しているコミットメントメカニズムが、その遠い将来の過剰インフレへのコミットをも可能にするなどと何故簡単に断言できるのか。

もし依然としてこっちの書いていることに納得できないというなら、「なぜ同一視できるのか」、そのコミットメントメカニズムを分かるように説明してもらいたい(論文引用ももちろん構わない)。正直疲れてきたので、二つのコミットメントメカニズムが同じとは言えない、ということくらいはそろそろ納得してもらいたいのだが。

2010-02-17

リフレ村の司祭様かく戦えり

せっかく2時間もかけて前のエントリーを書いたのに、丸一日経っても誰も読んでくれないよ…と涙に暮れていたのですが、なんとお褒めの言葉付きで長文のリプライが!「もうこれは2chに自作自演宣伝書き込みをするしかない」、と悲壮な決意を固めかけていたのですが、ああ、神様、どうやら私は人の道を踏み外さずにすみそうです。

馬鹿なことを書くのはこれくらいにして本題に入りましょう。

http://anond.hatelabo.jp/20100217164344

「中銀が高めのレートでインフレターゲットを実行する」能力も意志もないのです。処方箋はあるのに肝心の中銀がそれを採用しようという意思がないのです。

こんな中銀ですから、平時においてインフレ率を高めに誘導しておく必要が、すなわち名目金利引き下げの余地を残しておく必要があるのです。

名目金利引き下げの余地を残しておいて流動性の罠に陥らないようにしておかないといけないのです。

まず、ブランチャード(フランス語読みではブランシャール)らがここで書いた文章の表題をもう一度確認してみましょう。”What we thought we knew”とあります。直訳すれば「我々が理解していると考えていたこと」でしょうか。

ここで過去形になっていることは非常に大きな意味を持ちます。これは「今はもうそうは考えていない」ことを意味しているからです。日本語的な発想では「過去にそう考えていたとして、今どう考えているかは分からないのでは?」と思いがちですが、今も引き続きそう考えているなら英語では現在完了形を使わなければなりません。

英語はこの辺りの時制のコントロールに対して非常に厳密です。ですから、1970年のJohn Smithの論文がこう主張している、という表現をするときには、J. Smith (1970) arguesと書くのが普通です。論文自体が書かれたのは40年前ですが、Smithの主張が今も有効であるならば、現在形になるのです。逆に Smith (1970) arguedと書いた場合、この著者はSmithの意見を既に時代遅れなものと見なしていることになります。

つまり、私の翻訳した部分はブランチャード自身が「既に時代遅れである」と判断したことについて書いてあるのです。翻訳では若干時制が不明確になってしまっていますが、『中央銀行が将来の高い名目マネーサプライ成長率とひいては将来の高いインフレーションコミット訳注約束)できるなら、中銀は期待インフレ率の上昇によって将来の予想実質金利を低下させ、それによって現在の景気を刺激することが出来る』という下りは、原文では

The formal argument was that, to the extent that central banks could commit to higher nominal money growth and thus higher inflation in the future, they could increase future inflation expectations and thus decrease future anticipated real rates and stimulate activity today.

となっています。過去形に注目してください。ブランチャードはこの議論を最早信じてはいないことがここからも分かります。過去形解釈について納得がいかない方はマークピーターセンの「日本人英語」辺りを読んでみると良いでしょう。

つまり、ブランチャードが批判的に取り上げているのは、「処方箋があるにもかかわらずそれを採用しようとしない中銀の存在」ではありません。処方箋に問題があるにもかかわらず、それを中銀の意思と能力の問題に矮小化してしまった経済学者の態度こそが批判されているのです。だからこそ、前回翻訳した最後の部分で『公平を期しておくと、Fed日本経験を無視したわけではなく、2000年の初めにデフレリスクを憂慮した論文を発表している』と添え書きされているわけです。経済学者にも良心的な態度を取った人がいたことは、公平のために言及しておく、と。もしも「リフレ処方箋」にコミットする能力と意思を中銀が欠いていることをブランチャードらが問題視しているなら、to be fairなどと書くはずもないことは文脈から明らかでしょう。

ですから、

将来のマネーサプライ増と将来のインフレとにコミットする能力も意思も欠いた中銀だからこそ、4%のインフレ率が必要となるのです。

将来のマネーサプライ増と将来のインフレとにコミットする能力も意思も欠いた中銀だからこそ、流動性の罠など恐るるに足るのです。

流動性の罠に陥らないようにするために、4%(具体的な数値は検討の余地があるでしょう)のインフレ目標が必要になるのです。

この解釈ブランチャードらの論文から引き出すことは出来ないと思います。この論文で議論されているのは徹頭徹尾経済学の問題であって、「能力と意思を欠いた」中央銀行に対して批判的な表現は、(上でも書いたとおり)少なくとも私の読んだ限りでは全く見当たりませんでした。中央銀行能力も意思もないから、それを前提に現実的な経済理論を再構築しよう、とも書いていません。今まで半ば普遍的に信じられていた、「2%前後で安定したインフレ率が望ましい」という経済学者コンセンサスそれ自体に疑義を唱えているのです。

加えて、中銀が無能ないしは怠惰であるという理由以外で能力/意思を欠いているのであれば、それは中銀の問題(だけ)ではなく処方箋の側に(も)問題があると考えるのはごく普通の理解であろうと思います。例えば、中銀にそもそもコミットメント能力が備わっていないならば、それを前提とした処方箋は無効であることは当然ですよね。

「いかにして流動性の罠に陥らないようにすればよいのか」を問題にしているブランチャードが、「いかにして流動性の罠から抜け出せばいいのか」という問題への処方箋であるリフレ政策を支持するはずも否定するはずもないのです。

前回翻訳した部分をもう一度参照してください。なぜブランチャードらは2%のインフレ率を望ましくないと判断したのでしょうか。ブランチャードらは過去にも「2%のインフレでは低すぎる、利下げ余地が小さすぎる」という懸念があったことを紹介しています。そして、その懸念は「ゼロ金利になっても、中銀が将来のインフレコミットすれば大丈夫だ。」という、Eggertsson and Woodford (2003)らの議論によって葬り去られました。そして、日本金融政策の失敗を受けても、一度葬り去られた懸念が見直されることはありませんでした。

そして、世界中ゼロ金利の罠にハマった後、ブランチャードらはようやく「2%のインフレでは低すぎる、利下げ余地が小さすぎる」という懸念を復活させます。それは、「いやいや利下げ余地が小さくても問題ない、打つ手は他にある」、というリフレ派の議論がもはや有効とは言えないと考えられたからこそなのです。繰り返し書きますが、「流動性の罠から抜け出す簡単な方法は存在しない」からこそ、利下げ余地が論点として再浮上し、高いインフレに伴う経済への負担を覚悟してでも流動性の罠に陥らないようにしようという結論に至る、という論理構成なのです。この論文はかなり読みやすい英語で書かれていますので、暇があれば通読なさると良いでしょう。

また、以上の説明から、最終段落で言及されている「ブランチャードらは流動性の罠から脱出するためのリフレ政策を支持していると読めないこともない」点は、誤読であると申し上げるより他ないことはご理解頂けるのではないかと思います。この辺りも、原文に当たられた方が文章の雰囲気と構成("stood more uneasily in the way"や"to be fair"など)をよりはっきりと掴めるでしょうから、原文を当たられることを繰り返しお勧めします。

最後に、ブランチャードが書いた部分を、少し分かり易く脚色してみます。

とあるところにあるリフレ村で司祭様が村人に説教をしています。

司祭 「全能なる我らが神はこの村の人々を温かく見守ってくださっておる。なんの心配もいらないよ、君たちは選ばれた民なのだから。100年前の大飢饉大恐慌)では人々は神への祈りを捧げなかった。だから多くの民が死に絶えたのだ。だが今は違う。私が正しい神への祈り方を教え授けている。神は我らの祈りを請け給うたのだ。」

 「司祭様。それでは何故私の父は病に苦しんでいるのでしょうか。既に10年以上、病床を離れることが出来ません。」

司祭 「…それは、あなたの父親の信心が足りないからだ。神を理解する能力に欠けるからだ。彼が心から神を信じているならば、彼の病が長引くことなどあり得なかった。家に帰って彼に伝えなさい。悔い改めよ、と。さすれば彼はたちどころに快復するであろう。」

これは新興宗教の必勝パターンでありまして、この父親が毎日祈りを捧げても(量的緩和)、喜捨の額を増やしても(国債買いオペ増額)、病から快復しないならば「信心が足りない!まだ不十分だ!」と言い続ければよいのです。楽な商売でございます。

ただし、この戦法は多くの村人が病にかかってしまうと通用しなくなります。挙句の果てに村の外からは賢者様がやってきて、「いや、そのお祈りじゃ患者は救えないでしょ。治療法は確立されてないし、一度病気なっちゃうと後が大変だから、とりあえず患者が増えないように予防策を考えようか」とおっしゃっておられます。

さぁ司祭様の立場は一気に悪くなってまいりました。石もて追われる5秒前!しかしこのまま大人しく村を去る司祭様ではありません。一発逆転の隠し玉は当然用意してあるはず。疫病快癒の大祈祷でもって見事リフレの神のご威光を天下に知らしめ、村人達笑顔を取り戻して下さるに違いありません。

というわけで、外野増田矢野先生(及びリフレ村の司祭様方)の逆転の一撃を心よりお待ちしております。

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