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2022-10-22

anond:20221022092401

男性きはちゃんとそういう専門分野の大学先生が監修した上で出版物にしてる。

女性叩きもネットでこそこそズルくやるんじゃなくて、正々堂々と出版物でやればいいのにね。

2022-10-21

anond:20221021095921

"転売"と"小売"を敢えて混同してるのは何か意図があるの?

 

再販価格維持制度出版業者が小売(書店等)に対して

出版物を定価で販売させることを認める制度から転売関係ないよね?

しろ転売再販価格維持制度無視して定価以外で売ってるよね?

 

本当にわかった上でそのエントリ書いたの?

転売ヤーを法で取り締まれって奴が多いんだけどさ

現状では転売ヤーが引っかかってそうなのって「買い占めによる価格操縦行為」くらいで、勿論それは取り締まられるべきなんだけれど、「転売行為自体を取り締まるべき」って言ってるやつが多くて、それって裁定取引行為自体禁止であり、書籍出版物などの例外を除いては独禁法に引っかかる「再販価格維持制度」の拡張を求めてるわけなんだけど、意味わかってる…… わけねえよなw

2022-10-12

anond:20221012180553

からだが、編集担当仕事作品の種類によって割と違うぞ。


出版社による「編集」というのは大きく分ければふたつの側面がある。

雑誌 (とか出版社として得意な種類の出版物) を企画してそれに沿うように作家監督する」という企画者としての編集

作品を成立させるための資料集めや手続きマーケティングなどを行う」という代理人としての編集


漫画ラノベなどのエンターテイメントは前者寄りになる。 出版社意向に従えという力が強く出る。

作品の質が一定以上に面白いということは当然の大前提だけど、人気が出るには広く人目に触れるというのが重要なので広告力がものをいう。

まず存在を知っているという前提がないと選択肢に入らないんだから当たり前だよね。

更に言うと単純接触効果と呼ばれる現象があって、内容にかかわらず頻繁に目にするものには好感を持つものなんだ。

誰もが知っている大人作品であるワンピース」「名探偵コナン」「プリキュア」などより面白い作品というのは世の中にいくらでも埋もれているよ。

でも、これらに人気があるのは大手が大々的に広告しているからだ。


作品の人気に作家が貢献している割合というのは (たぶん作家自身が思っているよりは) ずっと小さい。

とはいえ、前述の「一定以上に面白い」というラインを越えられる作家すら割合で言うとそんなに多くは無い。

そしてどれが一定以上に面白いと思ってもらえるかってのは事前にはわからん

からある程度には多様性を維持するしかないし、その中でもなんとかウケる手法確立しようと出版社努力する。


状況が変わったのはいわゆる「なろう小説」の存在だ。

ウェブ上に投稿された素人作品の内でそこそこ人気があるやつを出版するという方法

ある程度はウケているということがわかっている作品出版する形になる。

どうすればウケるのか考えなくなるし、作家を育てるということもなくなる。

出版社存在価値が手続き流通だけになっていって作品に口出しするだけの知恵が失われているんだ。

口出しできるだけの能力がないのに昔のようなやり方が通用すると思ってるからいろんな齟齬が生まれグダグダだ。

2022-10-06

1.採用不可の女子

(1)ブス、絶対に避けること。

(2)チビ身長百四十センチ以下は全く不可。

(3)カッペ田舎っぺ。

(4)メガネ

(5)バカ

(6)弁が立つ。新聞部に属していたものはよく観察すべし。

(7)法律に興味をもつ。前職・専攻課目・関心事に注意。

(8)慢性の既往症。再発の怖れだけでなく、疲労し易いので不満を抱き易い。

2.要注意の女子

(1)革新政党支持。その理由質問し、その答え方の口調に注意。

(2)政治宗教団体関係。頭のきりかえのきかないのが多い。

(3)本籍日本国籍でないもの特に家が飲食店場合は不可。

(4)職を二つ以上変っているもの。流れ者であり即戦力になるように思えても長つゞきしない。

(5)四年制大学中退者。

(6)家庭事情の複雑なもの

(7)父が大学教授

(8)尊敬する人物情熱芸術家場合。(例)ゴッホ林芙美子石川啄木

(9)尊敬する人物学校先生場合、どういう点を尊敬するか質問すること。

ただ、新聞テレビ報道国会質問にまで発展したにもかかわらず、出版社系の媒体ではほとんど報道されなかった。紀伊國屋書店が自社出版物販売を取りやめることを恐れ自粛したのだろう。

ニュースサイトで読む: https://biz-journal.jp/2016/04/post_14724_3.html

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文化インフラ恐怖政治ならやむないね

社会の公器としての自覚がない書店は生き残れない

2022-10-02

anond:20221002145104

まあ権利者は駄目だって言ってるんだけどね

講談社出版物はもちろん、講談社ホームページ上の画像文章漫画キャラクター等もすべて著作物です。こちらは著作権法によって権利が守られていますので、以下のような行為をすることは禁じられています

1.出版物装丁・内容・目次等、あるいはホームページ上の画像文章漫画キャラクター等の全部ま たは一部を掲載転載すること。

2.出版物ホームページ上の文章漫画等の要約を掲載したり、出版物ホームページ上の画像文章漫画キャラクター等をもとにした漫画小説文章等を作成し、掲載すること。

3.出版物ホームページ上の画像漫画キャラクター等を使用・改変してイラストパロディ画像等を自分作成し、掲載すること。

4.出版物ホームページ上の画像漫画キャラクターから、あるいはそれらを使用・改変した自作イラストパロディ画像から壁紙アイコンコンピューターソフト等を作成し、掲載すること。

5.出版物をたとえ個人家庭内の利用であっても、代行業者等の第三者に依頼してコピースキャンデジタル化すること。出版物の無断複製は著作権法上の例外を除き禁じられています

https://www.kodansha.co.jp/copyright.html

2022-09-20

造物主の掟(1983 )P50

 コンロンはため息をつき、座ったまましばらく頬杖をついて机を見下ろしていた。これから何もかもどうなっていくのだろうかと彼は考えた

ーー石油会社鉱床探しに雇われた大勢振り子占い師たち、遅まきながらということで大学に設けられた「超常現象学位、かつては立派な科学出版物だったものに現れはじめた変人もの論文、もうすぐピラミッドから無限の「宇宙エネルギー」が得られるようになることを確信して核融合研究費の削減を要求する政治家ーー

折も折、合衆国日本から最新型のトカマク反応炉を輸入しなくてはならなくなっている。

 優秀な技師や技手を見つけることはほとんど不可能になってしまった。科学工学技術などの専門職

ーー事実上努力と忍耐と勤勉さを要求されるようなものは何でもーー

は、どうやら若い世代にとっては野暮くさく、とろいやつのすることと考えられはじめているようだ。

それに訓練を受け、経験を身に付けた若者は、すぐにもっとやり甲斐のある方面へ転進をはかり、より有利で挑戦の機会がある海外へ出ていこうとする。

日本中国インドアフリカといったそうした地域に住む人々は、現実と顔をつきあわせてきた長い歴史のおかげで、どういう意味しろ自己発見」の概念だとか「神秘的な至福の探求」といったものに惑わされずにすんだ。

そして二十一世紀に遭遇したとき、彼らは何も解決してくれない魔法迷信への信仰をすばやく放棄し、今やその地に進歩工業化した高度技術文明の礎を築くべく、営々と立ち働いているのだった。

2022-09-15

実はExcel使われてない説

Excelで作るグラフカラーリング(1色目が霞んだ青で2色目がオレンジ)をあまりたことがない。

ボットテーブル印刷されてるのも見たことがない。

かにダサイが、あんだけ手軽ならもっと目についてもいいように思う。

その一方で、MSゴシック游明朝はよくみるし、全てのセルを罫線で囲んだテーブルはよく目にするからWordExcelが使われてないわけではないんだろうなとも思う。

二つほど仮説を立ててみる。

仮説1 実はExcelを使いこなせる人は少ない

8割くらいは罫線を引いて表が作れるソフトだと思っていて、それ以上は知らない。

セルの中にカンマや円記号手入力したり、セルを結合するとか、文字間にスペースを挿入して人力で均等割付けをしたりするとか、余計なことだけする。

残る2割のうちの半分の1割も、使える関数はsumとaverageくらいで、グラフやピボットテーブルは作れない。vlookupで得意顔。

そういうわけで、Excelグラフテーブルを目にすることが少ない。

仮説2 グラフテーブルを作るためにExcelは使われない

データ分析屋はRかPythonMATLAB出版物Adobeインデザインで独占してるからExcelグラフテーブルを作ることはない。

2022-09-07

信教の自由」はそろそろアップデートすべき

人が内心で何を信仰するかについてはそりゃ自由であるべきだろうし、「サタンの金を文鮮明様の元に取り戻すべし」なんてトンデモも本当にそれを信じたくてそれで自分は救われるんだってんなら勝手にしたらいいと思うけど、それは最初勧誘の段階でちゃんと「サタンの金を文鮮明様の元に取り戻すってのもうちの重要な教えのひとつですよ」と明言した上で本当にそれに魅力を感じた人だけが入信すべきであって。

信教の自由のうちの「宗教結社の自由」、わけても布教勧誘については「実態実際に信者に向けて言ってるのと違うこと言って勧誘するのは違法行為」って明確に宣言してほしい。医者とか不動産屋とか金融業者には客に対する「説明義務」ってのがあるけど、それの宗教版みたいな感じ。

統一教会に限らないんだけど、カルトって入り口では全然当たり障りのない道徳的な話とか心理学小ネタみたいなのを繰り広げておいて、それで心の弱ってる人を引きこんだ後にちょっとずつ「疑いの心こそが不幸を呼ぶのでまずは一心不乱に教祖様を信じるのです」とか「布施勧誘こそが最速でカルマを清める顕行なのです」みたいなことを吹き込んで最終的には勧誘集金献金マシーンに仕立て上げるんだよね。いわゆるマインドコントロールってやつ。だからこそ、「いやお前最初勧誘の時はそんなこと言ってなかったよね?なのに中入ったらなんかもうカネカネばっかじゃん!」みたいなツッコミちゃん機能するかどうかって、割と重要だと思ってて。

出版物とかホームページとか勧誘の時に言ってきた事とか、そういう「外向けの売り文句」といざ入信した時に実際に内側の信者に対して触れ回ってることがまるで違っていた時に、何人かにひとりでもマインドコントロールの効きが弱くて「あれこいつら入口を偽って引き込みやがったな?」って気付けたら、その人がちゃんとそれをタレ込める窓口があって教団にペナルティかけれる体制みたいなのがほしい。「青春を返せ裁判」も最高裁確定までに二転三転したうえに14年かかってるし、現状はそこんとこのハードルが高すぎる。

もちろん教義の真髄みたいな部分を最初から一般人理解できるように説明するのは無理だろうし、あと勧誘時の説明がどこまでだったら「ちゃんとした説明」でどこまでなら「まるで違う」になるかって厳密に定義するのは難しいだろうけど、前者については医者とか銀行とかだって同じことで「厳密にはもっと色々あるんだけど嘘じゃない範囲でおおむね必要な分の概要全体像をきちんと説明する」ってのはやればできる話だし、後者についてはそれこそ裁判判例を積み重ねていくべき話だと思う。

なにより「入り口で言ってる教えと全然違う事を内側で信者だけに言わない」ってルールカルトでない真っ当な宗教にとっては何の足枷にもならないはずで、まあ葬式仏教なんかはこれまでその辺の説明を手ぇ抜いてきたきらいはあるけど、法で「義務として今後はちゃんとそれ言いなさいね」ってされたら普通宗教にとってはむしろプラスですらあると思うんだよね。「実は親鸞聖人は死んだら自分の骨は鴨川にでも捨てろって言ってて四十九日とかもあくま阿弥陀さんの救いに思いを馳せる為の機会って位置付けなんすよ」みたいな話、今だって真面目な坊さんほど法要の時とかにちゃんと言ってくれるし。

カルトは結局「その内側で言ってる指示およびその指示の根拠となる教義」がだいたい一般社会道徳感とは相入れなくて、しかも奴らは相入れないこっち(社会)側が間違ってると本気で思ってるから嘘をつくのもマインドコントロール仕掛けるのもまったく躊躇いがない。で、勢力を広げるには何かにつけて金が要って、だからこそ信者にも無茶な献金をさせようとする。来るもの拒まずで本当にただ粛々と信仰してる分にはそもそも家庭崩壊レベル献金なんて要るわけないし、宗教を信じる自由って本来そういうことなんじゃねえの?って。

マインドコントロールって言葉1990年代に一度脚光を浴びたけど、改めてもっと周知されるべきだしそのヤバさに社会の側もちゃん対策を取るべきだと思う。

追記

実態と違うこと言って」ってのがなんかちょっと紛らわしい言葉だったので、「実際に信者に向けて言ってるのと違うこと言って」に変えました。

2022-08-28

ホロコースト否定論簡単に釣られてしまう人たち

ホロコーストなんて今どき、それ自体話題にすることは少ないし、日本の歴史問題の何倍も関心度は低いだろうとは思う。近現代とは言え遥か昔の話だし、同じ枢軸国がやったと言っても日本にはほぼ無関係だ。それに、日本ホロコースト否定論が世間を多少賑わせたのは1995年阪神淡路大震災オウム真理教で大騒ぎだった年に、文芸春秋社月刊誌だった『マルコポーロ』が廃刊になった記事の一件だけである・・・あ、例のT院長の件もあったな。

 

欧州では昨年か一昨年にスウェーデンホロコースト否定禁止法を立法するかどうかの話があったくらい(その後どうなったかは知らないが)、ホロコースト否定論は今も珍しい話題でもない程度には問題にされることがある。現状確か、イスラエルを入れて20カ国弱の国で否定論を公然と主張することには法的な規制がある。ホロコーストの中心地でもあったポーランドでは、否定論ではないがホロコーストについて自国の関与を主張するような言論禁止する法律が制定されたのも数年前。またアメリカでも、憲法修正第1条で言論の自由が広く認められているせいもあり、ホロコースト否定論の主張をしてもなんらお咎めを受けることはないが、FacebookYouTubeツイッターなどの主要なインターネットメディアでは厳しく規制されている(が、実際には消滅したわけでもない)。

 

いずれにしても、欧米日本ではホロコースト否定論について、かなりの温度差があるのは事実である日本では義務教育ホロコーストを習うことなほとんどないのではないかと思われるが、欧米では必須としている国や教育機関は多いそうである。それでも、関心の大きさからホロコースト否定の主張に賛同するような人はもちろん欧米の方が圧倒的に多いだろう。翻って日本ではそもそも関心が薄いので、否定論が目立つことはほぼない。せいぜい、ナチス軍服を着たとか、ハーケンクロイツの旗を公共の場で掲げたとかで、問題になる程度のことだ。その程度のことで神経質にビクビクしてタブー扱いするのもどうかとは個人的には思うけれど。

 

何故欧米で、ホロコースト否定が法的に禁止されたり、規制されたりするのか? 最も大きな理由あん悲劇を二度と繰り返さないためであるホロコースト否定デマであり、ナチ復興を許しかねず、そしてユダヤ人差別につながる。また犠牲者遺族たちの心を酷く傷つけるものでもある。だが、否定論に賛同する人たちはそんなことどうでもいいらしい、それは日本でも同じであるホロコースト否定賛同することが非常に危険行為だなんて、多分考えたことすらないのだろう。

 

日本ネオナチ怪文書にあっさり賛同する人たち。

こんなツイートが私の網に引っかかった。

https://twitter.com/masami6666/status/1563353770092003328

ツイート内の画像で示される文書は、そこに書いてある通り「国家社会主義日本労働党(NSJAP) 山田一成」によるものであるドイツナチスとは日本語では正式名称を「国家社会主義ドイツ労働者党(NSDAP)」と呼ぶ。従って、山田一成日本ネオナチであることは否定しようもない事実である。ググればわかるが、ネット上の基地こちである

http://nsjap.com/jp/

また、Youtubeにある「密着24時!日本ネオナチ」というタイトル動画山田一成が紹介されているので興味のある方はご覧いただきたい。タイトルにそうあるくらいなのだから山田自身ネオナチであることを否定してはいないということでもある。

 

ネオナチなのだからホロコースト否定するのは当然である。ところが実は、傾向として、欧米の主流のホロコースト否定論者、いわゆるプロ歴史修正主義者たちは、ネオナチと結びつけられるのを嫌う。何故なら、思想的にネオナチと見られると、自分達が世間から信用されなくなることを知っているかである欧米プロ歴史修正主義者は、ほとんどの場合ネオナチ関係があったとしてもそれを隠す。世間から信用を失くすと、修正主義者目的である否定論を世間的に認めてもらうこと」が困難になると思っているからに相違ない。『ヒトラー戦争』という歴史書欧米では超有名なデヴィッド・アーヴィングは、彼をホロコースト否定論者だと書いた歴史学者であるリップシュタット教授を訴えた裁判で見事に負けたが、裁判ではアーヴィングネオナチ集会に出て聴衆を扇動していたことを暴かれた。しかアーヴィングはその事実を誤魔化そうとしたくらいだったのである

 

あるいはこれもその筋では有名な否定書、1970年台中から後半にかけて広まった『600万人は本当に死んだのか?』というホロコースト否定古典的パンフレットがあるのだが、著者の名前はリチャード・ハーウッドとなっている。が、そのプロフィールに該当する人物存在せず、本当の名前をリチャード・ベラルという。リチャード・ベラルはイギリスナショナルフロント国民戦線)という極右組織出版物であるスペアヘッド」の編集長だった。何故、実名と実際のプロフィールを書かないのかは、当然、世間に信用されたいからであり、ネオナチ世間に信用されない存在であることを知っているかである。そのパンフレット欧米国会議員などに広くばら撒かれた。

 

かつて、雑誌マルコポーロ廃刊騒動の時に、問題記事を書いた西岡昌紀とタッグを組んでいた木村愛二というジャーナリストがいたのだが、彼ですらもネオナチ呼ばわりされるのを嫌った。

 

なのに、上のツイート賛同意見を述べたツイートを発した人たちには、山田一成ネオナチであることなどどうでもいいらしい。山田思想的に偏向しているのは誰の目にも明らかなはずなのに、そんなことを気にすることもなく、ホロコーストなかった説をあっさり賛同する。私たち普通ネオナチとか関係なくても、ネットで広められるだけのほんとかどうかわからない主張を、そのまま信用したりはしないと思うのだが、あまりにあっさり信用の方向に流れるのだから、呆れるというかなんというか。その賛同者の多くは、いわゆる陰謀論の方に傾倒するような人たちばかりであることは言うまでもない。

 

日本にも、ホロコースト否定論の方に賛同する人たちが意外に多い。多いと言っても私自身の感触だけであるが、Youtubeにあるホロコースト否定論の動画チャンネルには6000人強の登録者がいる。否定動画としてはよくで出来ているので、否定論がどんなものか知りたければ『ホロコースト論争』で検索をかけて、同じタイトル動画ニコニコ動画でご覧になるといい。Youtubeにアップされた同チャンネル動画は何話分か削除されてしまっているかである。見ればわかると思うが、それ相当の知識かあるいは調査能力がないと、ホロコースト否定論には簡単には反論し難い。いうまでもなく、ネオナチ怪文書のようなものにあっさり釣られて賛同するような人たちに、その嘘・誤りが見抜けるようなものでは絶対にない。

 

まぁ世の中、そういうあっさり釣られる人もいる、だけの話なので、別にどうでもいいようなことなのかもしれないが、はてな増田をご利用の賢い方々には、そんなことはないだろうと思いつつも、注意していただきたいものである。今回は、私のアンチホロコースト記事などはあえて紹介しない。たくさんあるので興味があれば参考にはしてほしいが、興味がなければ特に面白いものでもなく、時間無駄になるだけだと思う。だが、一点だけ、怪文書反論しておきたい。

 

見直し学派は、ホロコースト説は何年もの間に大幅に変わったことを指摘している。

 

とあるが、そう思えるのは単純な話で、戦後長らく、ホロコースト実態がよくわからなかったかである。よくわからなかったと言っても、大勢ユダヤ人たち(や、精神疾患患者同性愛者、ロマ人、その他)がナチスドイツによって死に至らしめられたこ自体は疑いようのない事実として判明はしていた。たとえば、ユダヤ人人口が600万人弱、戦前に比べて減っていることは1945年5月終戦よりも前にわかっていたくらいだったのだ。何故わかっていたかというと、(これはある資料からの推測であるが)ユダヤ人ユダヤ人共同体集会所となっていたシナゴーグで名簿管理されていたからであり、各地のシナゴーグの名簿を集計すればたちどころに判明するからである。また、ニュルンベルク裁判ではあのアドルフ・アイヒマンユダヤ人処分数はトータルで600万人だと語っていた、とアイヒマン関係者が証言していたりする。それ以外にも多くの情報戦時中からすでに世界中漏れていた。ナチスドイツが極力、ユダヤ人絶滅などの非合法殺戮を極秘に行ったにも関わらず、である。そして、この600万人説は何度も研究調査され、現代までおおむねの数値として、主流の歴史学者から異論はない。日本研究者の柴健介氏も自著で「600万人以上」と推計している。

 

が、細かい話はよくわからなかったのである。たとえばあのアウシュヴィッツで殺されたユダヤ人実数は当初は全然からなかった。何故ならば、アウシュヴィッツで殺されたユダヤ人の大半は、囚人登録もされておらず、ガス処刑死体は焼却処分されて、残った骨などは砕かれて近くのヴィスワ川やソラ川などに捨てられてしまったのだ。アウシュヴィッツ解放したソ連は、絶滅された総計を400万人とした報告書を提出したが、死刑に処せられたアウシュヴィッツ司令官を最も長く務めたルドルフ・ヘスはそれを否定して最終的には120万人くらいだと自己推計した(記録を取ることを許されなかったので、ヘスでさえ推計するしかなかったようである)。このヘスの値が現在判明している犠牲者数(110万人)に非常に近いことが判明するのは1980年代後半まで待たなければならない。ソ連の400万人説は、それっぽく推計したようには書いてあるが、どう考えても囚人生存者の証言を元にしているとしか考えられない。何人もの囚人が400万人くらいだと語っているかである。が、それらは皆、生存自身が推計値、あるいは収容所内の噂だと語っているに過ぎないもので、囚人に正確な数字が分かったはずはない。

 

あるいはナチスドイツ最初に作った強制収容所であるダッハウ収容所ガス室についてであるが、ダッハウ収容所米軍解放した時に、何千体もの死体があったのだ。これらの死体の大半は割とすぐに餓死や疫病の死体だと判明したようであるが、ダッハウにはガス室もあった。そのガス室にはダミーシャワーがあり、毒ガスの元を投入するような仕掛けまであった。そのガス室のすぐ隣には火葬炉もあった。もちろんその建築物そばにはたくさんの死体が山積みになっていた。こんな状況で、「ガス室で大量殺戮をおこなっていた動かぬ証拠だ!」と誤解するなという方が無理である米軍には当然、マスコミ記者たちも従軍していたので、そうしたガス室殺戮の話はすぐに広まったのである

 

ところが、よくよく調べてみると、ダッハウガス室でのガス殺処刑証拠は、ほぼないに等しい状態だったのである。確かに、ガス処刑については、裁判での証言はいたが、たったの一人なのである。それ以外には一通の文書証拠と、イギリス諜報員捕虜が語ったとされる伝聞証言程度のもので、他には何もなかった。一方でアウシュヴィッツガス室については、証言だけでも大量に存在するし、なにより加害者証言もかなり存在し、その最大のものとしては司令官だったルドルフ・ヘスが事細かに証言し、自叙伝にまで書いているのだ。ガス室・ガス処刑があったことを裏付け証言以外の証拠豊富である。(もちろん修正主義者証言は全て嘘であると主張し、アウシュビッツガス室裏付け証拠など絶対に認めない)

 

これらの内容は、具体的に歴史家などが調べなければわからないものばかりなのであるダッハウのガス処刑証言が一人しかいない件だって裁判記録を調べなければ判明しない。したがって、ダッハウなどの収容所現地にたくさんの死体があったことが原因で、誤った説が戦後長らく広まっただけの話なのだ。そうした事実を、あたかも、ディープステートのような闇の陰謀者が、初期のホロコースト説が杜撰なので、それをもっともらしい説に変えていった、かのようにネオナチは主張しているのである。つまりは、ネオナチ修正主義者論点先取、最初から話を陰謀論ホロコースト捏造と決めつけていることがわかる。

 

ダッハウガス室捏造だと主張するのであれば、何故証言者がたった一人しかおらず(陰謀実行者は偽証証言者を何故たくさん用意しなかったのか?)、文書記録やあるいは物証としての死体解剖してもガス処刑された死体しか判別できない死体がなかったのか(陰謀実行者なのだからそれらを用意して当然だと思うのだが?)、説明がつかない。その実際にいた証言者(フランツブラーハ)とて、たかが数名の処刑のその後の死体を見た、と言っているだけであるダッハウガス室連合国による捏造なら、そんなあやふやな頼りない、犠牲者も少ししかいない証言がたった一つだなんて、あまりにも変である

 

反論はそんなところ。こんな馬鹿げた幼稚な説でも、賛同する人がいるのはしょうがいかなーとは思うけど、何が事実真実かを知りたいのなら、もうちょっと知恵を絞って考えてみるという気は起きないの? と思ったりはする。

2022-08-02

AIのべりすとでなんだか気味の悪い文章ができた

ブルマー崇拝教団

出典:フリー百科事典ウィキペディア

ブルマー崇拝教団とは、神奈川県内に本部を持つ宗教法人である通称は「KB教」。

概要.

KB教は東京都府中市にある旧東京体育大学キャンパス拠点としている。2020年10月時点の信徒数は6700名余りで日本最大級の規模を誇る宗教団体でもある。

この団体学生時代から一貫してスポーツ活動にのめり込んできたメンバーによって結成されたもので、同団体活動体操着(主に紺色)を神聖視しこれを着用する女性肉体美を称えるというものが中心となっている。そのため入信には健康な男女であることが条件となり、特に20歳未満の女性に対する勧誘行為が禁じられているという特色がある。

なお紺色の服装をしていると身体が良くなるというのはあくま迷信であり科学的根拠はないとされる一方で、会員たちは熱心に修行を行い信仰心を高めることでその加護を得ると信じており、実際に入信者の中には怪我病気を克服した者もいるとされる。その一方で性的嗜好に基づいた不純異性交遊への助長目的とした悪徳商法ではないかという指摘も時折行われているため注意を要する。

またKB教では紺ブルマと呼ばれる独自制服を制定してこれを着用した女性活動する光景も見られることから、これは元々は同校の学生体操服であったもの名称転用したものと見られている。

歴史.

KB教の歴史は古く、1974年学生有志による同好会という形で発足している。当時は学祭における出店のような扱いであったが、徐々に本格的な活動をするようになり、1998年には教義に基づいて新たな運動部設立するに至っている。設立時の名称は『体操文化研究会』であったが、2002年ごろに現在名称に変更されたとされている。

2017年以降は大規模な布教活動を行うようになり、2019年現在で各地に支社を置くまでになっているほか、2020年の時点では海外にも進出する計画を立てていたとしている。

2020年時点で約1万人弱の会員を擁しているが、主な構成員出身校として首都圏にある私立国立高校名前が列挙されることが多く、その多くは私立女子高だと言われている。また入退会の自由はなく、事実上軟禁状態にあるのではないかと指摘する声もある。

KB教に入信するにはまず最初男性であれば入会金2万円を支払い、その後指定口座へ会費を振り込むことが必要となる。入会の儀を終えた者は手製のロザリオを受け取ることになっており、これが教徒であることを周囲に示すための身分証となるのだという。また教祖の肉声を収録したカセットテープを購入しそれを携帯することも義務づけられているが、テープの内容は毎回異なるとのことなので信憑性については不明だという。

そして入信の儀式の際にはブルマーを着用した上で専用の座布団に座って正坐をし、講師役の導師の指示に従って礼拝を行うことになるのだが、その際は両手両足を大きく広げたままの状態で静止するよう求められることがしばしばあるらしい。さら儀式後は全員揃って合掌しながら聖詞を唱えつつ感謝言葉を述べることになっているようだ。こうした一連の行動は全て経典に記されている通りのものなのだという。ちなみに教団内の宗教行事においてはこれらの行為性器露出させるよりも重要であるとされており、この点に関して前述の生徒は「破廉恥などとはとんでもない!」と語っているという。

なおこれらの行法が行われる部屋は元々使用されていた体育倉庫を改造したものであるらしく、2018年時点では4畳半ほどの小部屋に机などが並べられているだけの部屋だったものが次第に拡張されていったとみられている。

2021年現在も入信者の増加が続いているとされ、「まだ未熟ですが教団の拡大のために頑張ります」「自分の力を活かして皆様のお役に立てるよう努めて参りたいと思います」といったメッセージSNSなどで発信されているという。しかしその中には特定人物に対して勧誘が行われていることを示唆する内容のものもあったといい、真偽は不明ながら一部では問題視される動きが見られるという。

団体の特徴.

KB教の特徴はなんといってもその会員の多くが体育会系出身であるということだろう。実際に2017年ごろの段階でも全国各地にある支部支部長の多くはスポーツマンであったという証言があり、中には甲子園に出場した経験のある選手もいるといわれている。2020年現在でも数多くの部員を擁する部活動存在するという情報もあり、そうした観点から見れば他の新興宗教団体と比べても格段の規模を誇っているといえるかもしれない。

一方で組織運営に関してはあまり資金的余裕がないのか、活動費用に困った信徒たちが銀行から融資を受けようとし断られているという情報インターネット上で散見されるが、これについてもあくまで噂の範囲に留まるもの確証はない。

またKB教には独自信仰形態に基づいたいくつかの禁忌事項が定められているものの、その詳細は不明であり入信者であっても詳細を知らない者が多いとされる。例えば性行為禁止の項には「不浄な肉体で行うことによって神様から天罰を受ける恐れがあります。それを防ぐために男性の入信を禁じています」(原文ママ)と書かれているとされるが、これに対しては過去に一部の男性が抗議を行ったこともある(もっと教義の内容的に考えて実行可能かは疑問視されていたが)。

他にも性的表現を含む創作物言葉使用制限されており、例として小説漫画などの出版物はもちろんのことネット上においてもそのような表現が用いられることは禁じられているとされているほか、『体操文化研究会』に関連するサイトへのリンク禁止されているようである。ただしこれらはあくまで『体操文化研究会』に対するものであり、その他の関連項目ではそういった制限特に設けられていない。2019年時点では主に男性を中心として入信希望者が殺到しているため、特に若い女性の間ではこの教団の存在一種ステータスとなっているのではないかという指摘がある一方、男女間のトラブルが発生しているという報告もある。具体的には男子生徒が女子生徒に対し性的暴行を加えようとしたり下着類を奪い取ろうとしたりして逮捕された事例が少なくとも3件発生しているそうで、いずれも未遂に終わったもののうち2名は起訴猶予処分となったそうだ。

かなり不気味だったから昨年の11月作成してからずっと増田投稿できてなかった。

こちらも。

anond:20220802225533

なお、自分入力したのは冒頭の「宗教法人である。」まで。怖い。

2022-07-10

anond:20220710133920

そんな大層な話ではなくて、自分能動的に情報を調べてみようとする人が少ないんだろうなというところに引っかかっていた。

当事者アピールして、内部の人間が使う用語解説して、ブクマトラバがいっぱいついてるからきっとこれはある程度信用のおける増田だろうとなんとなく判断してる人が多そうだなぁというもっと低い次元の話。

元増田が書いてるぐらいのことならば出版物でもネット記事でも創価学会邪魔されずに普通にこれまでも流通してきてるし。

2022-07-07

90年代活躍してたエロ漫画家を調べたら大変そうだった

シュベール出版エロ漫画って、もう手に入りにくいんですかね〜。ちょっと調べたらもうシュベール出版って無いんですね〜

それはさておき、シュベール出版周りの出版物探してたら、あまり見かけない作家さんの名前があって、絵もそれなりに可愛らしいので、

今でも活躍してらっしゃるのかしら〜って、探してみたんですね。

そしたら、同じ名義のブログをみつけました。

2022年現在も健在のようで、生活漫画っていうんですかね?名前はよくわかりませんけど、Twitterのまとめとかでよく見かけるタイプの、力の抜けた作者が自分身の回りで起きたこととかを紹介する漫画があるじゃないですか、

そんな感じの漫画を書いていらして、すげー本職の人はしっかりと世間に食らいついていきてるんだなーって思ってたら

その内容が、抗うつ剤がどうのとか、陰謀論がどうのとか言う感じで、すげー大変そうでした

ちんちんしょんぼりしました

2022-07-03

1999年紀伊國屋書店における漫画撤去問題

出典: フリー百科事典ウィキペディアWikipedia

1999年紀伊國屋書店における漫画撤去問題とは、1999年児童ポルノ販売禁止されたことをきっかけに、紀伊國屋書店で成年向けマンガポルノにとどまらず、ヌードや性描写を含んだ一般向けの漫画までもが一時撤去された出来事である。過剰な自主規制の一例と指摘される。

概要

1999年児童買春児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童保護等に関する法律(以下、児童ポルノ禁止法)が施行され、児童ポルノ販売禁止されたことにより、各書店では児童ポルノに該当するおそれがある書籍雑誌などが撤去された。そんな中、紀伊國屋書店が各店舗に対して、児童ポルノ禁止施行にともなう注意事項を通達した。その中に、児童ポルノ禁止法の規制対象外であった漫画アニメーションも注意が必要な物の中に含まれていた[1][2]。

その結果、BLを含めた成年向けマンガだけでなく、『バガボンド』や『ベルセルク』、『あずみ』などのポルノグラフィではない、未成年ヌード描写や性描写を含んだ一般向け漫画が、一時的紀伊國屋書店から撤去される事態になった[3][4][5]。他にも山本直樹や『センチメントの季節』を初めとした榎本ナリコの一連の作品なども撤去された[6]。

あずみ』は1997年文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した作品であり、また『バガボンド』は2000年文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞、『ベルセルク』も2002年に第6回手塚治虫文化賞マンガ優秀賞を受賞している。これらはいずれも芸術的価値が高いと評価された作品であった。

この影響はマンガだけにとどまらず、『本上まなみ写真集』などの有名タレント出版物撤去対象になった。売り場には「児童ポルノ禁止法が施行されました。当店は法律を順守します」という内容の張り紙が出され、この一連の撤去の影響は大手出版社を始め、数十社にも及んだ[6]。

https://ja.wikipedia.org/wiki/1999%E5%B9%B4%E3%81%AE%E7%B4%80%E4%BC%8A%E5%9C%8B%E5%B1%8B%E6%9B%B8%E5%BA%97%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E6%BC%AB%E7%94%BB%E6%92%A4%E5%8E%BB%E5%95%8F%E9%A1%8C

2022-07-02

anond:20220702223948

あったなあ。自分は友人から聞いた。

主役の名前は「A君」ではなく「豆ちゃん」だった。

話してくれた友人と聞いた時のシチュエーションから

1995年の春~夏頃(もしくは1994年の春~夏)に聞いたことは確信を持って言える。

大した情報提供にならなくてすまないが、

ひとまず90年代前半に絞って資料を調べました。

方針は正しくて、1995年7月以降の出版物調査対象外にしていいかと。

2022-06-20

都会の電車広告

地元首都以外の電車に乗ると、地元アピール広告なんかちょっと楽しい

首都だと車内広告出版物エステ、塾学校ゲーム国内旅行なんかが殆ど

どれもこれも、「ターゲット労働者だ!労働者はカネを使え!」と喚いている

首都かもしれないけど観光地というより収容所じゃねえか

しか英吉利電通地元ではある

2022-05-26

インターネットがつまらなくなったと言う人たち

インターネットがつまらなくなったわけではなく、単に人間がつまらなくなっただけ。つまらない人間モデレーション方針を決定し、つまらない人間積極的情報発信してる。

大きな要因は、インターネットが当初、世界中の色んな階層若者アーティストギーク変人内向的な人々が、面白いアイデアを共有し、革新し、新しいコミュニティサブカルチャー形成する場であったことと関係があると思う。LinuxWikipediaのような巨大な共同プロジェクトが生まれただけでなく、フラッシュモブミームなどの新しい文化現象も生まれた。

時が経つにつれ、誰もが参加するようになり、シリコンバレー大手メディア企業は、トラフィックの大部分を独占することで莫大な利益を得る機会を得た。今やインターネット広告で溢れかえった巨大なモールであり、出版物テレビで見るものほとんどを支配しているのと同じメディア組織存在し、誰もがFacebookTwitterなどを利用している。

もちろん、楽しくて、ユニークで、クリエイティブものはまだあるが、ノイズにかき消され、次々と作られる質の悪い記事SEOというクソのおかげで面白いものを見つけるのが困難になっている。

人間けがつかっていたものを大量のゴキブリも使うようになればゴキブリしか見当たらなくなる。

2022-05-15

ゆっくり茶番劇商標登録に関する考察

ゆっくり茶番劇』が、上海アリス幻樂団でもアンノウンXでもない第三者によって、商標登録がされてしまhttps://togetter.com/li/1887094

本件、企業知財部員増田考察してみた。4年ぐらい前には商標実務も担当していたけど法令上の有資格者じゃないので

現実に遭遇した具体的な事件・事案に関してはちゃん弁護士弁理士相談してね。

栗原先生あたりが何か書かないかな:同業の方からツッコミはむしろ大歓迎)

 

ゆっくり茶番劇」という商標権の範囲名称

商標権は、同一の表記だけではなく類似範囲にも効力が及ぶ。

どこまで類似判断されるかはケースバイケースだが、例えば「ゆっく~り茶番劇」のようにちょっとズラしただけで

実質的に「見た目・読み方・意味」が同じになるものについては類似判断されうる。

 

一方で、商標法上は「単に商品の産地、販売地、品質等又は役務提供場所、質等のみを表示する商標」は登録対象となっていない。

商標法第3条第1項第3号)

ゆっくり」という単語自体一般的ものであり、動画性質を示す単語とも捉えられるので、

今回の出願ではやはり「ゆっくり茶番劇」という合成語になっている事で商標登録が認められたと増田は考える。

それであれば、「ゆっくり実況」「ゆっくり解説」などの他の言葉との結合語は、今回の商標登録排除できる権利範囲には含まれないと思われる。

 

ゆっくり茶番劇」という商標権の対象となるサービス

今回の商標出願がカバーする役務サービス範囲は、下記の通り。

商標登録された名称は何でもかんでも権利主張できる訳じゃなく、今回は下記の一覧に該当するサービス名称として

ゆっくり茶番劇」という商標使用すると、「この商標使用した」と法的にみなされることになる。

電子出版物提供図書及び記録の供覧,図書の貸与,移動図書館における図書の供覧及び貸与,オンラインによる電子出版物提供ダウンロードできないものに限る。),図書の貸出し,書籍制作オンライン提供される電子書籍及び電子定期刊行物制作コンピュータを利用して行う書籍制作映画演芸演劇又は音楽演奏興行企画又は運営インターネットを利用して行う映像提供映画の上映・制作又は配給,オンラインによる映像提供ダウンロードできないものに限る。),ビデオオンデマンドによるダウンロード不可能映画の配給,インターネットを利用して行う音楽提供演芸の上演,演劇演出又は上演,音楽演奏放送番組制作教育文化・娯楽・スポーツビデオ制作映画放送番組広告のものを除く。),興行企画運営又は開催(映画演芸演劇音楽演奏興行及びスポーツ競馬競輪競艇小型自動車競走の興行に関するものを除く。),娯楽施設提供映画演芸演劇音楽又は教育研修のための施設提供

しかし、上記にあるような「インターネットを利用して行う映像提供」は、例えばプラットフォーム名称個別提供されるサービス名称等を想定していると思われ、

そもそも投稿された動画タイトルのものが「サービス」の名称とみなされるかどうかは争いがありそう。

個人的にはサービスというよりデジタルコンテンツ商品としての性質が強いんじゃないの?と思う。

 そして彼らの言うコンサルティング業務みたいなのは指定されている役務に入っていないと思われる)

 

商標権のつぶし方

商標権の無効審判請求

 その商標登録されるものでなかったことを、商標実務に則って特許庁説明して登録無効判断してもらう手続

 その際の証拠は当たり前ながら審判請求する人が用意する必要があるし、

 証拠の選定、出し方、主張の仕方に独特な実務ノウハウが要る。正直素人では無理。

(また、匿名手続きできず、個人法人実名申し立て必要あり)

②不使用取消審判

 その商標登録後3年以上不使用だった場合、その事実を以て登録の取消を申し立てることが可能

 (この場合商標権者側が使用していた証拠等を提出して対抗する)

 

商標の異議申立期間後に出願の事実を公開したのは不誠実ではないのか?」

 商標が出願されると公開公報が、登録されると登録公報が発行される。

 これらは特許庁無料DBや商用DBに当たらないと調査できないものだが、

 公報として公開されていることで商標登録存在が周知されたものと法的にみなされるので

「その商標が出願/登録されていることは知らなかったので、自分は悪くない。」という言い訳通用しない

(=たとえ一般人であっても調べなかった方に過失があるという理論

 

所感

そもそも二次コンテンツであるもの商標登録するか普通?と個人的には思うが

正当な手続方法で成立した権利ではあることは変わらないので、潰したい方はぜひ専門家と頑張ってほしい。

(そういう意味では、今なんか特許庁裁判所に提出するとかい署名活動やってるけど全然無意味だし本当に迷惑から止めて。)

↑(追記:ごめんね、ここは適切な表現じゃなかったから書き換えさせて。

  あと現段階では無関係第三者意見特許庁登録を再検討することは制度上ないので、電凸公式Twitterへの爆撃もマジでやめてあげて・・・

  特許庁は定められた基準に則って仕事をしただけだし、業務が止まると困る人が山のようにいるんだ・・・

 

ただ、少なくとも一部の人が過剰にイメージしているようにゆっくりコンテンツ全体に影響が及ぶ訳ではないし、

動画タイトルに「ゆっくり茶番劇」とつけることまで権利が及ぶかも争いの余地があるんじゃないかと考える。

知的財産権の話は難しい話が多く、出てくる度に吹き上がるが、少しでも正確な理解をして欲しいと思いまとめた。

 

追記

 リアルタイム検索ウォッチしていたけど、『特許庁に問い合わせろ(特許庁は出願人でも代理人でもない無関係の人の意見なんか聞かない)』とか

 『何か言われても先使用権がある(商標の先使用要件は、ゆっくり茶番劇が「自分商標であることが「周知」されてる必要があるから無理)』とか、

 どこかで聞きかじったんだろうなっていう素人ツイートがすごく拡散されてて頭痛くなってくる・・・

 増田非エンジニア職だけど、これがはてブに居るエンジニアの人たちが普段見てる景色か。

2022-04-30

anond:20220430002701

まぁAmazonn販売停止は抗議者がアレだったというのもあって有名なんだけどな

COMIC LO編集部自身出版物社会的非難の目に晒されやすいことを自覚していて、毎号「リアルへは手を出すな」と訴えるコメントを載せるほど読者へ自粛を訴えてる

そういう点で見れば、そこらのエロ本編集部よりもずっと真摯紳士だぞ

2022-04-16

anond:20220416092643

お金を稼ぐのが目的商業出版物と広く知らしめないと意味がない規約を一緒にされても

2022-02-20

おかしい事がまかり通ってる業界

eスポーツ業界人権という単語の乱用をキッカケに、多くの同業者へ飛び火しているようだ。

こんな業界なくなった方が良いという人も結構見かけてて思ったんだが、他の業界にも外から見て頭おかしい事ってあるんじゃないだろうか。

 

例えば同人界隈などでの二次創作

人様のキャラを無断で使って話を作り、エロいことまでさせるとか作者に失礼だし頭おかしい。

もちろん著作者公然OKしているなら良い。そうでなくても許可を取れば良い。取れなければ諦めれば良い。

それだけの話なのだが、コソコソとかわして出版物を売りさばく同人作家は多い。

たぶん同人文化に浸ってる人はこの指摘に対し、そうやって文化形成されてきたとか、そうじゃないと成り立たないとか反論はあるんだろう。

でもそれって、文化恩恵を得てきた自分正当化するための利己的な詭弁という意味で汚言に同情してるゲーマー界隈に似てるなと思う。

まりいつでも圧倒的な数の部外者によって潰される可能性があるという事。

 

これに限らず、狂った部分を持つ業界はある日突然衆目を集め反感を買い、消滅するか大きく後退する可能性がある。

から自分の好きな業界がある人はその業界が潰れないように、良くないことは良くないと今のうちに声を上げていって、それでも文化として成り立つ仕組みを応援していった方が業界の為だと思う。

2022-02-12

頭がおかしくない人間自分語り、つまり自己開示、自己表現しないのなら、延々と相手質問を繰り返して相手の話だけを聞くのか。自分意見は求められた時にしかさないのか。それ以外はニュースなどの当たり障りない、自分意見を述べる余地のない時事の話題しかしないのか?

出版物自分思想研究した成果を発表しているものだし、つまり壮大な自分語り。ということは文豪も全員キチガイだし新聞記者画家漫画家政治家音楽家料理研究家キチガイ自己表現せず、何かを深く掘り下げ考えることもなく、自己表現している人間批判する人間けがマトモなのか?そっちの方がおかしいと思うが、なんで9.6万人もあれをおかしいと思わず疑問視もせずにイイネしてるのかわからない。

2022-02-07

anond:20220207031500

何を言っているのか分からない。

SNS創作物頒布(公開のことか?)して何の法律に触れるんだ?

よっぽど海賊版みたいな商業出版物の原盤に極めて近いデータだとか、実在人物名誉毀損するような作品でない限り、法律で罰せられるような事態は起こらないと思うが。

そんなアングラなことをわざわざSNSでしているのか?

物事をよく分かっていないせいで自分たちの行動を過剰にアングラだと解釈しているのではないか

日本国朝鮮労働党中国共産党のような常軌を逸した表現規制をしている国ではないから、もっと闊達に伸び伸び表現できるはずだ。だいぶ特殊な嗜好であったとしても。実在人間を害さない限りは尊重すべき文化側だろう。

2022-02-01

エホバの証人、最大の謎

エホバの証人組織1990年に「血はあなたの命をどのように救うことができますか」という31ページの薄い出版物を発行しています。この出版物は,ウェブ上でもみれます

https://www.jw.org/ja/%E5%87%BA%E7%89%88%E7%89%A9/%E6%9C%AC/%E8%A1%80%E3%81%AF%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AE%E5%91%BD%E3%82%92%E3%81%A9%E3%81%AE%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AB%E6%95%91%E3%81%86%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%99%E3%81%8B/

その中では,

①輸血をしなくても無血性の血漿増量剤(食塩水・ヘタスターチなど)を使用できること,

ヘモグロビンが100cc中1.8グラムまで落ちても救命できた事例があること,

エリスロポエチンなどのホルモン剤を使って赤血球形成を促進すること,

④低血圧麻酔法やレーザーメスを使用して患者必要とする酸素量を減らすこと,

などが短く記載されています

2 また,エホバの証人組織は,「保存版」と銘打った上で,「私たち王国宣教2006年11月号」という別の出版物の中で,

「受け入れ可能血液分画」についての一覧表を信者提供しています

その中では,

①分画製剤:アルブミン免疫グロブリン血漿由来の凝固因子・ヘモグロビン・ヘミン・インターフェロン

自己血関連の治療:術中回収式自己血輸血・血液希釈・人工心肺・透析ブラッドパッチ血漿フェレシス自己血由来の血小板ゲル標識

これらについては,個々の信者自分自身良心に基づき,自分で決定してよいと教えています

分画製剤はOKで、輸血がダメ理由が分からない。

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