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2017-10-11

ふるさと納税サイトで返礼品選ぶの楽しいよね。

ウキウキで本マグロうなぎか迷う。

ふと母校の地方国立大基金設立の事を思い出したのでサイトを見てみた。

公開された名簿を見ると年間100万も満たなさそう。学部長も毎月寄付してる。

恩多き母校。学費減免してくれたっけ。

募金減免されるので募金したいのも山々だけど、確定申告しなきゃいけないから面倒くさいんだよね。

ふるさと納税ならワンストップ特例で楽ちんなんだけど。

と思いつつ母校の恩を忘れて本マグロの返礼品に目が眩むのである

ゲーム実況を見ていたら

実況者が学校を休学すると言っていた。

ゲームのために。

休学する条件として、学費生活費は全部自分で出すと親と約束したらしい。

ゲーム実況自分が食える分くらいは稼げるらしい。

その実況サイトトップクラスに有名な実況者は月100万とか200万とか稼いでるって推測してた。

俺にも、ゲームとおしゃべりの才能があれたいいのに。

2017-10-10

マニフェスト

解雇自由化

6か月分の給料を支払うことで即日解雇可能

ベーシックインカム

0歳以上すべての日本国民に毎月7万円を支給

年金生活保護廃止

医療への過剰な補助金廃止

自己負担費を10割に引き上げる

ただし高額医療費の補助制度継続

予防医療は1割負担

税金の一本化

法人に関する税金所得に関する税金廃止

消費税を大幅に引き上げる

選挙情報まとめサイトの開設

すべての立候補者は所定の形式に沿った情報提供しなければならない

放送法改正

NHKとは任意受信契約可能

水産資源の確保

事業者のためではなく国民のための漁獲制限を行う

大学生の少数精鋭化

文科系学部の定員を9割削減

国立学費無償化する

残業代ペナルティの追加

週40時間以上の労働に300%の賃金を支払う

残業代未払い請求時効を7年に延長

労働階層化の解消

多重派遣禁止

偽装派遣厳罰化

会社運営が難しくなる程度の罰金刑

運動による健康の促進

部活動での大会実施禁止

年功序列の促進

公務員の年齢給を廃止役職給のみとする

運転免許取得の高難易度

取得を希望する国民の70%程度が合格できる難易度に変更する

現取得者は次の更新時に試験が科される

2017-10-09

もういい年だが、父親が本気で気持ち悪い

就職して親元を離れ数年、未だに父親気持ち悪い。

離れれば感謝気持ちも沸くかと思っていたが、父の事を思い出すと気持ちが悪くなる。

小学生の頃、眠りに落ちる少し前位に父が私の部屋に急に入ってきて、顔や胸や陰部をべろんべろんに舐めまわしてきたこ

普段ロクに話さないのに、私の生理の話の時だけ饒舌になっていた事

自分が答えられない事を質問されたら、わざと大きなゲップをこちらにかけてきたこと(わからないならわからないといえばいいのに…)

毎晩酔っぱらって奇声をあげたり部屋を滅茶苦茶にしたりしていたこ

ものすごく太っていて、何度も何度もダイエットをはじめては一度も成功させること無く酒を飲みはじめる所

学費や食費を出してくれたのはありがたいんだけど、全く尊敬できないしむしろ嫌悪と恐怖しか感じない

どこの父親も家ではこんなもんだ、お前は高望みが過ぎる!と父に言われてきたが、いまいち信用できない…

2017-10-02

https://anond.hatelabo.jp/20171001164725

教育コストって、上がることはあっても下がらないと思うな。

結局のところ、縁故というか、つながりが一番評価されるのかなと思う今日この頃

MBAホルダーたちでさえ、人脈形成が一番の財産ですって言ってるくらいだし。

まず、中高あたりから、一貫で全寮制で英才教育が主流になってくるでしょ。

子供の奪い合いだし、そうやって差別化するのが一番手っ取り早い。

大学もそういうクローズド空間になるんじゃないかな。

すっげー高い学費で全寮制で少人数制。

そこを出れば、いわゆるセレブの子息とお友達になれるっていう。

高い学費で集めた金で、有名な学者講師に呼んでさ。

アカデミアの世界じゃ終わった人だけど、ネームバリューだったら世界一っていう人とかを。

学問自体は敷居が低くなると思うよ。

名大学でも講義内容自体iTunesYoutube無料配信されるようになったりしてさ、でも就職時に評価されるのはその全寮制の過程卒業たかどうかになる。

大学に進学すれば貧困から脱出できるなんて時代じゃないよ。

だって大学時代になにをやってたかなんて、たいして評価されるところじゃないでしょ?

2017-10-01

さらながらだけど、大学って金がかかるなあ

まだ独身子供はいないのだけど、大学って金がかかるなあと。

https://allabout.co.jp/gm/gc/18712/

私立理系×自宅外

4年間合計=約1362.6万円

学びたい学校が自宅から通えるところにあるかわからないし、国公立であるかもわからない。

学費が今後高くなることはあっても、安くなることはないだろうしなあ。

アメリカ基準で考えるともっと高くなるかもしれない。

そうなると、現時点での私立理系自宅外くらい見越しておくべきなのかと思う。

院まで行くとしたら、プラス2年で1.5倍。

ざっくり1人あたり2000万円用意する必要がある。

月9万3千円ずつ学資保険を積み立てていけば、18歳までに2000万貯まるという感じ。

いや、これ相当キツいじゃん?

かといって、こう踏み倒しが多い現状だと奨学金の拡充は望めないだろうしなあ。

もっと所得が少なくても子供育ててる人もいるっていうけどさあ、バカから産んじゃうだけだろ?

2017-09-30

たまに思うこと

うちの母は25のときアパレル店長になる話を蹴って親父と駆け落ちした。

そのおかげで俺はいるんだけど、そのせいで今の人生を歩んでると思うとちょっと申し訳なくなる。

というのも今は45で鬱と狭心症坐骨神経痛で働けない状態にいる。

鬱の末期で親父と離婚してから生活保護で国に養ってもらいながら生活しているんだけど、俺は反抗期ときに「親じゃなくて国のお金で育てられてる」なんて心無いことを言ってしまった。

なんか話が変な方向に行ったりするけど別に人に読ませるための文書いてるわけじゃないから気にしない。

今もそのこととか引っかかってて、俺が働きだしていくらお金があれば親を幸せにしてあげれるだろうかなんて考えたりする。

本人は病床に臥して大体9年になるから、そろそろ働いて自立したいと言っている。それを自分応援するし、サポートしたい。9年前の元気な頃と比べて母は心身ともに、あと薬のせいか病気のせいか頭の方も衰えてる。その過去とのギャップ環境の変化、周囲の風当たりや焦燥感がとても心配だ。多分俺自身が思うよりもっと本人は悩んでると思うけど。

俺は大学生一人暮らしを初めて一年ちょっと。未だに実家には顔を出すが、最近急に親が老け込んでしまった気がする。

クソみたいな男に引っかかって、そんな親父に見た目の似た子供を育てて、自分の夢を捨てたまま死なれちゃったら母の人生は何だったんだ。

母は悪いことをしてないし、唯一間違えたことがあったとしても、無理して働きすぎたことだ。それも他人のためだし。

離婚に関しても、離婚寸前まで俺は離婚する前の生活が良かったって思うぐらい、あんまり嫌なところを見せないようにしてくれてたしそのせいで離婚当時は酷いことを言ったかもしれない。

自分も服が好きだし、服が好きな親には服に囲まれ自分の店で服を売って暮らしてほしいなって思う。

大学生活は可もなく不可もなく。成績は結構優がある。バイト給付型奨学金高卒会社員並みの給料はあったからそれを半年ずっと貯めて、貯金が50万。今も奨学金をもらってて月4万の収入がある。

大学学費を利子なし奨学金で賄ってるから、数年後の自分生活に怯えるぐらい。

生憎兄弟や親と助け合って生きているもんだから姉も俺も水商売だとか、土建屋で働くとか、無理に自分を削って金に替えることはしていない。

仕送りとかそういうのは全然ないけど、たまに実家に集まってみんなでご飯食べたりしている。

奨学金を返すために借りている奨学金とか自分でも変なもの借りてるなと思う。

大学入って色んな人見るし、俺より恵まれてる人でも結構壮絶な過去があって今を生きてるんだけどもやっぱり俺より恵まれてて良いなって思う。

でも大体みんな辛いのは自分が辛いんだからってわけで、別に他人より辛くないから辛くないなんてものじゃないよね。さっきの良いなとか言ったのやっぱなし。みんな頑張れ

自分よりすごい人には負けたくないなって気持ちはあるんだけど、無理をしないってことが一番大事に思ってるから頑張るってことをあんまりしてない。

それがクズならクズで仕方がない。甘えでも仕方がない。実際自分の近くに無理をしてどうなったか教えてくれる人がいたし、俺はクズで甘えの人間のままだと思う。

苦を苦に思わないものこそが自分のするものであって、それを見つけるのが人生だと考えている。

同い年や先輩で大学行きながらエンジニアしたり物作って売ったり色んなことしてる沢山の人見て本当尊敬するし仲良くしたいし負けたくないなって思うしめっちゃ嫉妬する。

俺もIT系の未経験OKバイト行って、会社のためにプログラミング知識高めて色んなことしたいのに、探して応募したら一切メール帰ってこねえの。なんでだろ

そのくせ実務経験って結構要求されるし訳わかんね

俺の目標に立つ奴らはどう実務経験を得てるんだ…

だいたい聞くと親のツテでプログラミングとかそういう類の物に触れるきっかけがあったりするっぽくて、まあなんかもうしゃあないなって感じ

今思うとバイトバイトでどこ面接してもシフトぎゅうぎゅう詰めにしなきゃ雇ってくれない(そもそも条件飲んでも雇わない、連絡くれない)なんてことある学生の本分が何なのか理解できてないんだろうか。そもそも自身そんな魅力のある人間じゃないし、軽く見られてるっていうのが99割ありそうだな

書いてスッキリした明日こそ資格勉強しっかりやるぞ

2017-09-26

親の脛は齧っとくべきだし、親は子供を甘やかすべき

とりあえず私の主張は、親の脛は齧っとくべきだし、親は子供を甘やかすべき。

だって、いま子供お金を使わなかったとしても、結局余った財産はどうせ子供相続されるもん。

60歳を過ぎてから、90歳の両親から相続を受けたって、たいして意味はない。

どうせ旅行に行くなら、若い時に行くほうがいい。

大学に行くなら、大学院に行くなら、若いうちに学んだほうがいい。

ダラダラと、30歳40歳でも親の資金援助を受けるくらいなら、もっと若いうちに、まとめて学費として投資してもらったほうがいい。

高い学費を恐れてはいけない。

価値があると思うなら、迷わず学べ。

2017-09-23

何時の時代感覚になるとそうなるのかはまったくもってわからないけど、

大学生バイトしてることを特殊だとか本来ありえないとかそういうことだという前提で大学を語る人ってのはなんなの?

たびたび俺が学生の時は自分バイト学費を~って(現在学費の高騰を知らずに、つまり結構上の世代)言う人がいるんだから

昔の人でも学生バイトぐらいわりとありえることだったんだろうなあって思ってたんだけど

実際大学生になってみて説教とかしてくる大人の話しぶりを聞くとその認識があまかったっていうことなんだろうか。

2017-09-22

語学留学なんてするんじゃなかった

学費保険渡航ビザ代でもろもろ140万

現地での生活費が月7万

どう考えても金額に見合う価値はない

日本でできなかった勉強海外に行ったとたんできるようになるわけない

なんであんな軽いノリで決めちゃったんだ

返金制度がないらしくあと8ヶ月は帰れない

帰ったところでなにもない

残るのは海外暮らし事実だけ

やってることは日本と変わらん

今日ニコ動ツイッターはてブみて終わる

夢のない理系

若者理科離れとか理系離れとか言うじゃない。まあそりゃそうだよねってのが理系就活生を観察しているとよく分かる。自分東京大学工学修士学生学内外問わず色々な人の状況を知っている。日本理系の現状はなかなかに酷く全くもって夢がない。

まず就職しても待遇が悪い。例えば大手メーカー研究開発職に就いたとする。修士卒業場合、だいたい初任給23万円/月だ。どんなFラン大学を出ていようと東京大学を出ていようが変わらない。一律たった23万円。もちろんここから上昇するにはするが非常に緩やかな上昇だ。年収800万〜1000万に到達する頃には40歳くらいになっているだろう。大学大学院と勉強研究を重ね知識技術を磨いてもこの程度にしかならない人生だ。

一方、大学時代は遊びほうけ頭すっからかんのくせに就活中だけは意識高く振る舞いそれらしいことを言ってうまいこと商社広告マスコミ金融などの大手就職できた文系人達は30歳になる頃には1000万円をもらっている。これらの高給文系職は無駄に激務であることを踏まえてもなお、大学適当に遊んで文系就職した方がコスパが良いと感じる人は多いのではないか。更に悪いことに、メーカーでさえ文系総合職の方が平均年収が高くなる。あまり将来のことを考えず理系科目が好きだということで理系に進んでしまった学生就活する段になってようやく日本文系社会であることに気付く。技術立国とは名ばかりで学の無い連中の馴れ合い社会が動かされており文系社畜にならなければ良い待遇が得られないという事実に気付く。

そして博士課程に何の魅力も無い。優秀な学生が少なく、学生時代の待遇が悪く、卒業後に希望がない。アメリカトップスクールなどにおいて博士学生というのは非常に厳しい選抜を勝ち抜いたエリートである。一方、日本大学院の博士課程は東大ですら誰でも入れてしま無能が入り込む余地が多分にある。もちろん東大には超優秀な博士学生がたくさんいる。しかしそれ以上に無能博士学生の多さが目立つ。博士学生同士で切磋琢磨ということはあまり望めそうにない。

学生時代の待遇も悪い。アメリカをはじめ諸外国STEMなPhDプログラムでは基本的給料が出るし、学費もかからない。一方の日本博士学生学費自分で支払う必要があり、さら給料基本的に出ない。もちろん学振を取ったりリーディング大学院の奨励金等を受け取れば20万円/月程度であれば稼げるが、これらには研究専念義務(笑)というものがあり副業奨学金などによる追加収入を得ることは禁止されている。海外給料が出る大学院であればこのような制限はない。追加で奨学金を重ねることもできるし、RAをこなしたりインターンシップで稼いだりすれば(かなりうまくいけば)年600-700万円くらいの稼ぎは得られる。

20万円というのは20代後半の大人にとっては非常に厳しい額だ。実際には税金学費などが引かれ月15万円程度の収入になるだろう。東京で月15万円で生活することを考えてもらいたい。まず家賃で7万円は飛び、光熱水費で2万円、食費4万円はかかる。この時点でもう月2万円しか手元に残らない。ここから交通費やら何やら出していれば全く貯金できないことが分かる。月15万円というのはギリギリ生存できる最低限の収入である。ちなみに学振というのは世間一般からすれば一握りの優秀な博士学生しか獲得できない。アカデミアの未来を担うホープパートのおばちゃん並の価値であると見なし更に研究専念義務という謎の仕組みで縛り上げ貧乏を強いているのが日本だ。

耐え難きを耐え忍び難きを忍ぶと報われるかといえばそんなことは無い。諸外国ではPhDを持っていると基本的には良い待遇を得ることができる。自分プロジェクトを興し引導し対外発表ができ文章が書け更に専門知識を持つ者として高く評価されているかである。一方、日本博士はどうだろう。企業求人をみても月25万〜28スタートのところが多い。博士を取ることによるプレミアが皆無であるという企業からメッセージである博士号を要求する職ではどうだろうか。研究所や大学教職などがあるだろう。いずれも酷い待遇である。国を代表するような研究所であっても初任給400万/年くらいである。大学に至っては教授上り詰めても年収1000万程度しかもらえない。日本では研究が大好きであるということ以外に博士課程に進む理由が無い。

いやー夢が無いねえ。そりゃ傾くよねこんな国。高校生諸君、悪いこと言わないか適当早慶くらいで文系学生やって遊んでイキって暮らしていこうな。

追記2017-09-25)

この記事反響を一通り読んだ。概ね当事者や元当事者など理系の実情を知る人には受け入れられているようであるしか文系の人や文系就職した人達、この記事に該当する優秀な理系学生でなかった人達には響かなかったようで彼らは少し筋違い批判をしている。この記事目的は現状の理系トップ惨状を伝えることにあり、筆者個人の進路選択は全く関係ない。特定を避けるために詳細は述べないが筆者は恵まれた進路選択をできる立場にあるので心配はご無用である。これらを踏まえてもらった上で、以下の批判をした人達自分がズレているということを認識してもらいたい。

商社マスコミに入れるのはごく一部であり30歳1000万円なんて人は希少

それはあなたレベル人達からしたらそうなのかも知れないが筆者の周囲では商社マスコミに入るのは別に特段優秀とは見なされていない。文系就職する人達はむしろ研究勉強でそこまで成果を上げられなかったりスキル能力に自信が無い人が多い。もちろん金目当てで理系からトップ外銀やトップ戦コンで活躍するような人達はこの限りでは無い場合もあるが少なくとも商社がごく一部の超優秀なエリートというのは笑ってしまう。一学年に何百人いるんだよ(笑)(もちろん中にはすごく優秀な人もいる) このような批判をしている人達はさすがに大学に行っていたとは思えない。

理系には推薦があるじゃないかえんな

このご時世、優秀な人が推薦に頼ると思ってるのが凄い。推薦で採るような会社行きたくない人が多いという認識が無いのであれば世間知らずだと思う。更に推薦があるような企業でも優秀な人は推薦を必要とせず、選考正式に始まる前から企業に目をつけられリクルーターが付いていたりする。このような場合、推薦というのはあって無いようなものであり形式的馬鹿らしいものとなる。企業学科によっては推薦からしか受け付けないと言ったり最初自由応募で後で推薦に切り替えるなどと、企業側にも学生側にもあまりメリットのない意味不明運用が横行しており、推薦制度というのは優秀な人から馬鹿にされている。もちろんこの制度が無いと就職できないような優秀でない理系学生にとってはものすごくありがたいのかもしれない。

金が欲しければ金融に行けば良い

金が欲しい人は外銀に行きますね。もっとも、金融ものすごく興味があるだとか数学を活かした仕事がしたいだとかい意志がなく単純に金だけで金融に行くというのは金のために魂を売ることだと感じる人が多いことも認識しておこう。特に大学先生なんかはこう思う人が多く(夢のために貧乏道を選んだ人達なので当然といえば当然だが)外銀村から抜け出せなくなった人のことを馬鹿にしていたりする。

日本と金が欲しい人が行く道が(士業を除くと)金融しか無いのが悲しいところ。アメリカエリートウォールストリートシリコンバレーか迷えるのに日本だとシリコンバレーに相当する業界ダメダメで誰も憧れず実際に稼げない。

追記2017-09-26)

こうすれば良いああすれば良いと個人の最適な生存戦略を挙げて悦に浸っている人が目立つのが気になった。それぞれの主張はそれなりに正しくはあるのだが、そのような状況自体が悲しくないか、夢がなくないか、という日本社会構造自体を嘆いているのがこの記事の本筋である

勉強していればお金をもらえると思っているなら間違い

基本的給料スキル熟練度よりも在籍している会社の業績によるところが大きいし、さら需要供給によっても変わってくるので、任意の分野において勉強すればするほど給料が高くなると考えるのは間違いであるという主張は正しい。しかし、もう少し上のレベルから考えてもらいたい。理系研究者や技術者というのは新しいものをつくりだす人達である。これらの人達の扱いを酷いまま放置していけば社会が後退していくのは目に見えているだろう。それなのに状況が数十年前から一向に改善されないというのは社会進歩否定しているということを意味する。日本理系に進み酷い待遇を受け苦しんでいる人達自業自得と笑うのは簡単だが、それで良いのだろうか。個人選択問題にしてしまうのは頭良いアピールには良いかもしれないがもう少しマクロ視点からものを見て議論してほしい。

文系就職すれば良いじゃん

実際している人は結構いる。理系に進んだは良いもの理系職は暗い人が多く稼げず華やかさに欠け楽しくないので文系職も考えるかという人は特に社会的にバランスの取れた性格人達の中には割といる。最近企業文系職でも理系人材を求めているということを前面に打ち出してきているし、理系に進むというのは将来の選択肢を広げ人生を有利に生きるという意味では悪くはない。しかしせっかく理系勉強研究をしたのに文系就職する方が良さそうに見えるこの状況に何の危惧違和感も覚えず「文系就職しろよw」と嘲笑するのは筋の悪い批判自己満足しかないと思う。

そんな文句いうなら海外に行けよ

その選択が最良と思える今の状況が悲しくない?という話だよね。個人レベルで考えるなら就職なり学位留学なりで海外行くのは(経済的能力的・ビザ的に可能であるならば)かなりアリだと思う。

日本企業に拘っているのが見苦しい、外資に行くという選択肢は無いのか

この記事を読んで全ての学生日本企業に拘っていると読めるのだとしたら一度病院に行って頭を診てもらった方が良い。外資に行くのも生存戦略としては大アリだとは思うし行き場のなくなった博士外資に拾ってもらうことが多いのも知っている。外資といっても色々あって外資投資銀行外資戦略コンサル外資ITコンサル外資メーカー外資IT企業、など様々な業界、その中でも様々な職種がある。また外資には米国系、欧州系、中国系などあってそれぞれ気色も違う。外資に行けとだけ言うのは本人は何か言っているような気になっているのかもしれないがその実何も言っていない。投資銀行コンサルのような文系職であればだいたいどの分野の学生も行けるだろうが分野によってはまともな外資日本理系職を採用していなかったりもするので無条件で外資外資と喚くのは世間知らずにもほどがある。外資理系職の採用をしておりかつ外資の方が明らかに待遇その他が良い分野の場合であれば優秀な人はみんな外資を目指し実際に行く人も多いか安心すれば良いと思う。(もちろん外資文系就職するのもアリでそういう人も多いが外資だと文系職は奴隷という色がより強くまた本社に行けることもあまりないので本人次第ではある。)上に推薦のことを少し述べたが推薦が眼中に無い人には外資内定を持っている人も多く含まれていたりする。ただ、やはり基本的外資に行くほうが良さそうに見える社会ってどうなの?というところはきちんと見つめられるようになってほしい。

2017-09-16

父を愛することが出来ない

 父は貧しい個人商店長男で、奨学金を貰いながら大学に通った。やがてお見合い結婚をし、母との間に私と妹が生まれた。妹が生まれる直前に、土地付きの家を買った。家族旅行にもよく連れて行ってくれた。私も妹も、名の通った私立大学を出ている。

 専業主婦の母と娘二人を養ってくれた、世間的には平凡だが立派な父。

 理屈ではそんな風に考えられるのに、私は父を愛することが出来ない。30歳になった今でもだ。


 子供の頃、我が家には大きなピアノがあった。私がピアノ教室に通い始めてすぐ、音楽の心得のある父が付きっきりで練習を見てくれたことがある。幼稚園児だった私にとっては、トラウマと言ってもいいような記憶である

 私がうまく弾けないでいると、父は厳しく叱り付けた。正しい運指を見せて、この通りにやれ、と言う。殴られたわけではないが、涙が出る程度には恐ろしい口調だった。両手が塞がっているので、涙も鼻水も垂れるがまま、いつ間違ってしまうかと怯えながらピアノを弾いた。見せてもらったばかりのお手本の真似も出来ない自分は、きっと出来の悪い子供なのだと思った。

 その後も父にはしばしば、「同じところで何度も間違うな」と注意されたことを覚えている。間違えると叱られる。私にとってのピアノとはそういうもので、演奏を楽しんだり、褒められた記憶はない。今でも鍵盤を前にすると、誰かに監視されているような気がする。弾くことは、もう一生ないと思う。

 子供にも音楽やらせたい、最初に正しい型を叩き込むのが肝心。それは父なりの愛情表現だったのだろう。ピアノは高価な買い物だったはずだし、月々の月謝も安くはなかったはずだ。何より、わざわざ時間を割いてくれた。練習の様子も気に掛けてくれてはいた。

 そう、理解はしている。理解はしているのだが。


 家族食卓を囲んでいても、父は原則として、人の話を聞いていない。「お父さんはどう思う?」と水を向けても、大抵は無反応である

 テレビを見ながらの大人同士の雑談なら、それでもいいかと思えるが、毎日出来事を話したい盛りの子供には辛いものがあった。進路や学費といった相談事まで無視されるのには辟易した。仕方なく何度も話し掛けたり、大きめの声で注意を惹くと、ものすごく不機嫌になる。金は出してやるから好きにしろ、とだけ言って背を向けてしまうので、どのみち会話は成立しない。

 そのくせ父の方は突然ウンチクを語り出したり、つまらオヤジギャグ飛ばし、望んだような反応が得られないと機嫌を損ねるのだ。

 そんな壊滅的な父の対話能力は、酒が入ると完全に消滅する。自分語りやお説教を垂れ流すのはともかく、好意的な反応を返さないと拗ねたり怒鳴ったりするのが厄介である

 体のためにも酒量は控えて欲しいと、家族がどれだけ注意したところで、ネットショッピング無尽蔵に取り寄せられてしまう。それでも家計に響かない程度に稼いでいるのは父自身なので、経済的な切り口から禁酒を勧めることも難しい。健康診断は既に要注意項目が複数あるのだが、どれも「危険」の一歩手前であるため、「これくらいは大丈夫ってことだろ」と言い張って毎日のように飲む。

 酔った時の父について、私は子供の頃、まるで人語の通じない別の生き物みたいだと思っていた。大人になり自分自身が酒を嗜むようになった今でも、その印象は変わらない。お酒楽しい時間を過ごすためのもので、酔って記憶も正体もなくすのでは本末転倒だと思う。

 私は思春期を迎えると共に、夕食を食べ終えた後は子供部屋に引きこもるようになった。妹は部活動アルバイトで、なかなか帰って来なくなった。

 父の帰りが遅かったある日、嫌味を言われたことがある。

「俺の金で生活出来てるくせに、女同士でだけ楽しそうにしやがって」

 何も言えなかった。父がいない日は妹も早く帰ってくるし、私だって居間宿題をやった。


 父はたぶん、精神的には幼児のまま、体と職能けが立派になってしまった人だ。父方の親戚や祖父母の家を見れば、経済的にも精神的にも恵まれない育ちだろうと想像はつく。発達障害の特徴もある。それでも一家大黒柱として、アルコール依存症気味になりながらも私たちを育ててくれた。

 立派だね、頑張ったんだね、育ててくれてありがとう

 きっと、そう言えるのがいい娘であり、いい大人だ。

 分かっていても、気持ちが追い付かない。虐待を受けたわけでもないのに、愛情を注がれてきたはずなのに、肉親を愛せない自分失望する。


 食卓に出された料理を、自分が欲しい分だけ取ってしまう父。一人二つずつだからね、と食べ始める時に母が釘を刺したにもかかわらず、無視して三つも四つも食べる。それが久しぶりに帰省して来た娘の好物であってもお構いなしだ。酒が入ると、もう手が付けられない。

 だから小皿に分けてって、いつも言ってるのに。ごめん、大丈夫だと思ったんだけど。母とは目と目でそんな会話をして、肩をすくめた。

 父は視野の狭い、ただの子供だ。悪気はないんだ。ならば歩み寄れる、愛せるようになるはずだ。

 そう自分に言い聞かせようにも、欲のままに飲み食いする還暦過ぎの酔っ払い視覚インパクトがあり過ぎる。卑しい、醜悪だ、という感情を打ち消すことが出来ない。自分の血肉の半分がこの男から受け継いだものだと思うと、身の毛がよだつ。どうして母は、こんな男と一緒に暮らし正気を保っていられるのだろう。

 こんなことは誰にも言えないから、ここに書く。

 私には、父を愛することが出来ない。

子供の頃から両親に認めてもらえなかった話。

私の最終学歴専門学校卒で今は看護師をしている。頭は悪かった。一方で弟はよくできていた。そんなもんだから弟と比較されて過ごしていた記憶しかない。

弟は県内一の進学校に通っていた。両親もそこ出身。私だけが例外。亜種。

そもそも小学校の頃から勉強にはつまづいていたし、だから親にはもう諦められていた感もあった。10歳程度で親の期待には答えられないことがわかった。バカに生まれると苦労するのである

まぁ勉強できないからやりたくなくなるわけで、成績もよくない。当然ですがそのほかに身を立てられるようなスキルもなかったので、勉強するしかなかった。今でも「芸術とか運動とか、そういう才能あるの?あるんだったら文句言わないけど、そうじゃないでしょ。なんで勉強すらできないの」と言われたことをよく覚えている。正論なので当然文句は言えない。

なんとか高校普通レベルのとこに入った。友達がいないわけではなかったので学校生活には問題無し。だがやっぱり家庭がネック。中学生の弟と当時の成績を比べられるわで。まぁ自分たちの行かせたくない学校に金払うのもばかばしかったんだと思う。学費などは文句を言われた。色々あって進路を決める時期になった。もはや国立大学には行けそうにない頭の出来だったし、医療福祉関係には中学の頃から興味があったので看護専門学校に行こうと思った。お願いだから専門学校とかはやめてくれと言われたが、なんとか行かせてもらった。そしてバカなりに学校卒業し、県内では結構大きい総合病院への就職が決まった。たぶん名前を言えばすぐわかるくらいって感じの。この頃から両親の態度は激変した。ようやく自分を認めてくれるようになったのだ。いいところに就職したね、と。一時期はどうなるか不安だったけど本当に良かった、と。嬉しかった。ものすごく嬉しかった。

何年かして弟も就職することになった。弟の就職先はテレビ局だった。進学校から偏差値の高い大学へ行き、テレビ局である。だが、ここで順調にいっていた弟の評価は一気に下がることになる。両親に言わせればテレビ斜陽産業だとかなんとかであんまり面白くなさそうなのである

ちょっと弟にマウント取れたような気もした。性格悪いと言われそうだが、弟にも評価されない悔しさでも味わってもらえればいいな、とか思ったのである

この間、休みに帰ってきた弟に話を聞いた。ちょっとかわいそうだな、くらいの気持ちで話を聞いた。なんかADのような仕事をしているらしい。新人お笑い芸人のこともさん付けで呼んでいるところが業界人の自慢話っぽかったけど、基本的には楽しそうだった。自分面白いことに携わっているという自信があるし、視聴者からのご意見でも高評価を得ているということがなによりも嬉しいらしい。一方、自分はどうかというと楽しく仕事をするとかそういう感覚がなかった。患者さんからありがとうと言われてもなんか信用できなかった。

楽しそうに話す弟に思い切って、両親のことを聞いてみた。弟は親のことは全然気にしていなかったらしい。というか両親のことを気にしたことがないとも言った。そうだった。弟は両親に事細かく言われたことがなかった。そもそも学校の成績も良かったし、進学の度に文句を言われた自分とは大違い。そういう部分で苦労なんかしていない人間だった。

自分勉強に対する苦手意識が大きく残っていたし、今でもそれで勉強不足で恥をかくこともある。就職先でしか褒められなかったことも自分の自信につながらない。たぶん、今の病院をやめてしまうようなことがあれば両親は自分のことを、またボロカスにするに違いない。子供の頃の、自分に戻るだけなのだ。弟は今どこへでもいける。今更何か言われても自信が揺らぐことなんてないんだろう。まぁそんなことに気づいたところでこれからどうしようかと思ってもどうしようもない話なので。

2017-09-14

anond:20170914220002

北海道情報大学電子開発学園グループから、4年制専門学校ダブルスクールというか大学併修の「大卒資格とれます」のがメインだよ。

地方試験会場は専門学校が多いし。大阪卒業式でたけど、一般で来てたの2人、あとは専門学校生ばかり。

学費は科目数によらず一定から限界まで取れるといいね

試験テキスト持ち込み自由とか自筆ノートのみ持ち込み自由かいくつかあるからシラバスみながら簡単そうなの選べば良いよ。

僕が京大に受かった時の話

他人に話したことは無いけれど、いいおっさんの年になったのでふと書いてみようと思った。

これくらいなら親の金じゃなくて努力したって言っていいかな?自分としてはあまり努力したような記憶はなくて勉強がすっげえ楽しかった思い出。

2017-09-12

これからどうすればいいかからない

今29歳。会社を3ケ月前に辞めた。

さいこから先生や周りの大人に抜群にウケが良かった。

小中は地方公立に通った。自分からは言い出さなかったけど、周りが勝手学級委員とか何かの代表に推薦してきたり、いわゆるヤンキーとも普通に友達だった。

クラスに馴染めない子がいたらそれとなく声をかけたりもしてた。

成績もまあまあ良かったから、推薦で私立高校特待生で入って大学に行った。

大学入学直前うちにお金がないことがわかって新聞奨学生として学費生活費を稼ぎながら通った。

大して勉強したいこともなかったが、周りがみんな大学行ってたから専門や就職は考えなかった。

学費の元をとろうと思って就活も頑張ったら第一志望の企業に行けた。

入社最初カスタマーセンターに配属された。電話死ぬほど苦手だったので社会人生活終わったと思ったが、すごく頑張ったら3ケ月後にナンバーワンになってた。

それから色々経験して、5年目くらいにはやりたい仕事もポツポツできるようになった。

社会人7年目に入ったころ、上司からあなた管理職にしたい」的なことを言われた。

一瞬で頭にたくさんのことが浮かんだ。残業満員電車責任会社への帰属意識。どれも人生で楽しくない要素ばっかりで、急になんでここにいるのかわからなくなった。

ちょっと考えて、その場で「辞めます」と言った。

ここで初めて、レールから外れた。

今までずっと、誰かが示してくれたレールの上を落ちないように走ってきた。

自分で考えるよりも先に、誰かが課題を与えてくれたから、それをがむしゃらにやってればよかった。

29年間、自分で考えることをサボってきた。

この3か月間、色々な本を読んだり、自己分析したり、勉強したりしてるけど、自分がこれから何をやりたいのか、どうやって生きていきたいのかよくわからない。

ネットにはよく「好きなことを極めろ」とか書いてあるけど、好きなことが見つからない。

受動的に過ごしてきたツケだと思ってる。

会社を辞めたことは後悔してない。自分が初めて与えられた環境にノーを言えたからだ。

初めて自分の声を受け入れて、とても気持ちいいと思った。

ただ、今とても苦しい。

自分の進む方向を自分で考えて決断することが初めてだからだと思う。

また会社員として働くこともできるし、東京を離れることだってできるし、地元に帰ったり、地方移住したり、外国に行くことだってできる。

レールの外歴3ケ月の自分には選択肢が多すぎて頭がパンクしそうである

【追記】

みんな想像以上に温かい言葉をくれて、泣ける。本当にありがとう

1人でぐるぐる考えるタイプからコメントを見ていて自分自身も気づかなかった部分や選択肢が見えてきた。

電池切れとか確かにそうだったかもと思った。

自分の考えをネット上で書くことにものすごい抵抗があったけど、書いてよかった。ありがとう

2017-09-08

https://anond.hatelabo.jp/20170908212346

貯金出来ないならディズニーより学費の方が深刻な問題だと思うから

かかる教育シミュレーションして

子供の将来や義実家経済的な緊迫度等々旦那と話を詰めた方がええで

元彼女元彼女じゃなくて恩人だった

編集しようとしたらタップミスで削除しちゃったから再投稿

中学時代クラスメイトが貸したラノベオタクになって9年目の夏のこと。

人生目標意識理想も持たず、目の前のコンテンツをただ貪る無味乾燥時間を送っていた僕に、何人目かの彼女が出来た。

彼女某SNSで知り合った女の子で、当時はまだ新卒社会人1年生だった。

僕にも彼女にも当初は別に恋人がいて、お互いの近況を話し合いながら「話は聞くからがんばってね」「そっちも彼女大事にね」みたいなやり取りをちょこちょこ交わしていた。

当時の恋人と別れた直後、彼女もその相手と別れたことをSNSに書き込んでいた。

「今までお疲れさま」

簡素な労いの言葉を送ると、予想だにしない返事が戻ってきた。

「今電話してもいい? もう寝る?」

僕は個人メッセージに「非通知でもいいよ」と添えて、自分電話番号送信した。

数分後、見慣れない電話番号から着信が。電話に出ると聞きなれない声で「恵美(仮名)です」と名乗った。

そこから互いの身の上話(ほとんどが彼女の話だったけど)を重ねるに連れ、彼女がこんな言葉を漏らした。

「私、増田くんとなら付き合えると思う」

驚いた。本当に驚いた。

それまでの僕は自分に自信がなく、これまで付き合っていた相手とも「何が良くて自分なんだろう」と思うことの方が多かった。

更に、当時の僕は先天的に持っていた障害(注意欠陥症候群)が発覚したばかりで、尚更人間関係に対して自信をなくしていた。

彼女は強い結婚願望を持っていた。

そんな相手と上手くいくとは思えなかった。

そう思っていた矢先、彼女はこう打ち明けてきた。

「私、付き合う前に言っておかないといけないことがある」

弟以外の家族関係が悪いこと。

援助ももらえなかったため大学学費風俗で稼いだこと。

そのほか、ここには書ききれないたくさんの話を聞いた。

そのおかげで、僕は自分が抱えていた不安を打ち明けることが出来た。

障害の話。これまでの話。10年来の付き合いがある友人にも言っていなかった話。

それでも彼女は、こう言ってくれた。

「1人じゃダメでも2人ならなんとかなるよ

 一緒に何でも試してみようよ」

その言葉に心を動かされ、僕は彼女と付き合うことになった。

中学時代クラスメイトが貸したラノベオタクになって9年目の夏のこと。

人生目標意識理想も持たず、目の前のコンテンツをただ貪る無味乾燥時間を送っていた僕に、何人目かの彼女が出来た。

彼女某SNSで知り合った女の子で、当時はまだ新卒社会人1年生だった。

僕にも彼女にも当初は別に恋人がいて、お互いの近況を話し合いながら「話は聞くからがんばってね」「そっちも彼女大事にね」みたいなやり取りをちょこちょこ交わしていた。

当時の恋人と別れた直後、彼女もその相手と別れたことをSNSに書き込んでいた。

「今までお疲れさま」

簡素な労いの言葉を送ると、予想だにしない返事が戻ってきた。

「今電話してもいい? もう寝る?」

僕は個人メッセージに「非通知でもいいよ」と添えて、自分電話番号送信した。

数分後、見慣れない電話番号から着信が。電話に出ると聞きなれない声で「恵美(仮名)です」と名乗った。

そこから互いの身の上話(ほとんどが彼女の話だったけど)を重ねるに連れ、彼女がこんな言葉を漏らした。

「私、増田くんとなら付き合えると思う」

驚いた。本当に驚いた。

それまでの僕は自分に自信がなく、これまで付き合っていた相手とも「何が良くて自分なんだろう」と思うことの方が多かった。

更に、当時の僕は先天的に持っていた障害(注意欠陥症候群)が発覚したばかりで、尚更人間関係に対して自信をなくしていた。

彼女は強い結婚願望を持っていた。

そんな相手と上手くいくとは思えなかった。

そう思っていた矢先、彼女はこう打ち明けてきた。

「私、付き合う前に言っておかないといけないことがある」

弟以外の家族関係が悪いこと。

援助ももらえなかったため大学学費風俗で稼いだこと。

そのほか、ここには書ききれないたくさんの話を聞いた。

そのおかげで、僕は自分が抱えていた不安を打ち明けることが出来た。

障害の話。これまでの話。10年来の付き合いがある友人にも言っていなかった話。

それでも彼女は、こう言ってくれた。

「1人じゃダメでも2人ならなんとかなるよ

 一緒に何でも試してみようよ」

その言葉に心を動かされ、僕は彼女と付き合うことになった。

それからすぐに彼女の家が僕の職場に近いことが判明し、彼女の家に引っ越しての同棲が始まった。

一緒に暮らすにつれ様々なことがわかった。

彼女ヘビースモーカーなこと(つられて僕もタバコをはじめた)

・お互いに性欲が薄く、SEXをしなくても充分満たされること(彼女キスが好きなため流れでヤることは多かったけどそれでもこれまでに比べたら少なかった)

彼女にとってのオタク趣味あくま趣味の一つで、本当はもっと趣味なこと。

彼女は決して、顔で僕を選んだわけじゃなかったこと。

当時の僕は周りから評価に対して承認欲求けが異様に強く、強気発言や嘘をついて炎上したことも多々あった(承認欲求に関してはここに書いてる時点でまだ収まってないんだろうけど当時よりは落ち着いたってことで許して欲しい)

でも、彼女ありのままの僕を受け入れてくれた。

自然と、彼女だけには嘘をつきたくないって思うようになっていた。

自分で作り上げていた「嘘の壁」の中に誰かをこんなにも強く想える自分いたことにびっくりした。

そこから2年間、僕は彼女の好きになれる自分になろうとして努力した。

努力を重ねた結果、体調とメンタルを壊し、当時の職場退職した。

そこからすれ違い(一番の理由は「なんでそんなになるまで相談しなかったの」)を起こし、破局した。

知り合ってから約3年、付き合ってから2年半が過ぎ、結婚視野に入れていた矢先のことだった。

実家に帰って、わずかに貯めていた金を使って地元温泉宿で1週間ほど色々考えた。

後悔とか開放感とか恨みとか悲しみとか色々な感情が頭と心を巡って、一生分泣いたんじゃないかってくらい泣き通した。

一通りの気持ちの整理がつき、最後に濾過されずに残った感情確認するとそれは「感謝」の気持ちだった。

彼女出会えて、僕は本当に変わることが出来た。

そのことに関して、今でも感謝している。

からやり直すということは不可能だし、彼女には俺じゃない別の誰かと幸せになってもらいたい。

今の僕は君に比べるとあんまり頭も良くなくて家事もそこそこ苦手だけど君と同じくらい可愛くて優しくて音楽映画が好きな子と付き合ってます

彼女にこのことを話した時に「今はもう感謝しかないんでしょ? じゃあその元カノさんはますくんの恩人なんだね」って言われてあらためて君の存在の大きさに気づきました。

多分君に出会ってなかったらこの子を好きになることもなかった。

俺は君のおかげで幸せだし、君もどうか幸せになってください。というか今は結婚してるんだし幸せか。

恵美が幸せなら、僕も嬉しいです。

君を幸せに出来なかった分まで、今の彼女のことを大切にしたいと思います

君は僕の元彼女で、それ以上に僕の恩人で。

から、僕は君のことを一生忘れないと思う。

彼女の影響で好きになったバンドライブを見て、音楽に関わる仕事に就きたいと思ってダメ元で応募したイベント会社ライブスタッフ求人に受かってたか備忘録も兼ねて書き綴ってみた。

長文乱文で読みづらかったら申し訳ないです。

2017-09-06

私の浪費懺悔

浪費図鑑という同人誌を読んだ。

ジャンルオタク女子による、匿名の浪費エピソードが載っている同人誌だ。

影響されやすいので、私も自分の浪費について語ってみたいと思う。

*********

下男アイドルへの浪費

そのグループを知ったきっかけは、推しとの共演だった。出番は少なかったが、ステージ上でキラキラ輝く姿を見てときめき、公演後の握手会にも参加した。

間近で見てもキラキラしてて、すっかりファンになってしまった。

地方に住んでいたが、当時就職活動をしていた私は、就活にかこつけて東京に何度も遠征し、ほぼ毎週のように週に1回の定期ライブに参加していた。

推しグループの中でも認知が早い方のため、すぐに顔と名前を覚えてくれた。3回目の握手くらいで、Twitterアカウントまでバレた。(これは正直怖かった)

メジャーデビューや結成◯周年記念ライブなどもきっちり通った。握手すると、手をぎゅーっと握って顔を近づけてニコニコ喜んでくれる推しが可愛くて可愛くて、どんどんとCDを買った。

しか学生だし、遠征費もあるし、就活バイトもろくにできていなかった私の少ない貯金はどんどんと減っていく。

そして私はついに母から振り込まれていた学費にも手を出してしまった。(さすがに全部は使ってないけど!)

卒業できなくなるので、学費を使ったことを母に打ち明けたが、何に使ったのかは言えなかった。

私は一人暮らしだったので、大量のCDもバレてないし。おそらく母は就活交通費などに使ってしまったと思ったのだろう…申し訳ない…。

さて、そこまでつぎ込んでいたが、熱は一瞬で冷めてしまった。なんならアンチになった。

原因は別のメンバーの繋がりや悪い噂。推し可愛いけど、そのグループお金を使うことがバカらしくなってしまったのだ。

馬鹿だったな〜〜と思うけど、記憶の中の推しはいつもかわいい。たまに活躍を目にして、ときめくこともあるけど、その度に例のメンバーが目にとまり嫌悪感が沸くのだった。

2017-09-01

行きたいなと思った大学があったのだが

https://anond.hatelabo.jp/20170901130508

確かにどこの大学でも一定数の出来の悪い人はいるだろう

それはまだ譲る、

出来が悪いとかではなく人間的に道徳的にどうかって人についてどうなのかという点

しかにそれもまたいるのかもしれない。

だがその一部の人間で金を支払って授業を受ける側としては、

そんな人間に授業妨害(直接的なものではなく人間関係悪化させ雰囲気を悪くする等)されるとなると、

とても損をする気がしてならないのだ。

から金をもらって授業を受動的に授業を受けている人はその感覚は感じづらいだろう。

だが何か収入を得てその中から学費に割り当ててる人、

私がそうなのだがそういう立場からするとそんなのは悪童でしかないのだ。

行きたいと思う大学なのだからとうぜんそのつもりだが、

そのような人間が居た場合今の私としては(もう義務教育のように折に閉じ込められた場ではないのだから)、

躊躇無くそ人間にたとえ講師がいようとも吠え掛かるつもりではあるが、

そんな気分になる前兆から排除したいわけだ。

となるとそのような人間がいる場所を極力避けたいもしくは興が冷めてしまうわけだが、

それもまた避けたいわけで苦悩なわけです。

一定数のなかに一定数のゲスがいるというのはそら当然なのだけどね。

わかってはいるが。

2017-08-31

https://anond.hatelabo.jp/20170831201803

日本医療費は安いから、医療スタッフ給料も安めになるし

(高給とされている医師だって世界的に見れば日本薄給、その割に激務)

薬剤師看護師より格段に楽なんだから看護師以上の給料が貰えるわけない。

「高額な学費を払って」って事は私立だろうけど、学費がかかる割に給料は安いか

私立薬学部偏差値が高くない(勿論大学にもよるが、下は40を割っている)わけだし。

稼げる仕事なら皆なりたがるから学費高かろうが偏差値は上がるはず。

医療職(医師以外)のメリットは、あくまで安定性&女でも比較差別が少なく出産後も働ける環境が整っている事であって

給料が高い事ではないよ。

から男が就く意味はあまりない。

2017-08-28

民進党代表選街頭演説会@有楽町を見てきた

増田リベラルで、有権者になってから基本的民主共産と民進に票を入れてきた。しかしこれまでの民主・民進の代表好きな人間があまりおらず、一番好きな党首という括りにすると福田康夫元首相だった。そんな中、あの枝野幸男氏が代表選に出ると聞いて、一度見てみたいと思って有楽町まで足を伸ばしてみたのであった。

街頭演説会はひとり7分。有楽町では前原氏が先、枝野氏が後である

前原氏の演説

前原氏は小泉首相時代年金改革を例に上げて、年金のことをひたすら喋る。有権者としては若めの増田、正直つまらないというか、年金負担バカみたいに上昇していったほうがキツいんだけどな……という思いが溢れる。かなり長い高齢者の話を終えると、今度は学費仕送りの話。東京大学生するのにかかる費用は平均で年120万円とのこと。当然学費無償化の話かなと思ったら負担大きいよねーという話で終わった。その後非正規雇用を減らすというざっくりした話だったと思う。正直具体案が少なくあまり覚えていない。

枝野氏の演説

続いて枝野である。冒頭で政治不正について。情報公開法公文書管理法特定秘密保護法について言及しつつ話始める。そのまま憲法にも繋げる。まぁ言わばコンプライアンスである。その後に生活から経済前原氏のキャッチフレーズ言及する形で介護の話、そして介護士保育士給料を上げることで消費を刺激し、経済を良くするとのこと。最後にもう一度情報公開法公文書管理法特定秘密保護法言及し、全体をまとめて終了。

代表選で「情報公開法公文書管理法特定秘密保護法」という行政監視について2回も言及する人、面白いなとしか言いようがない。森友、加計が無ければこんなに言及できない話題と思うのだが、実際もうすでに感心が低下しているのか、今日演説会でも聴衆の反応は良くない。が、しかし、増田歴代首相福田康夫が最も好きな公正な行政マニアなので、いいねぇって感じしかなかった。行ってよかった。

全体の雰囲気

どちらの陣営も盛り上がるって感じは少なかった。時間が16:30と大抵の人が終業前で、玄人が多く、関係者と非党員割合は8:2ぐらいじゃないだろうか。高齢者が多いということもなく、ただ関係者がおるなって感じ。演説とき関係者ぐらいは合いの手もっと上手に入れればいいのにって思った。

演説のうまさはどちらも持っているが、カリスマ性は前原氏の方に感じた。しか前原氏は具体的な話に乏しく、枝野氏の方がより信頼がおける感じはしたが、まぁ増田は今回の代表選枝野氏支持なので、ひいき目があるのでは?って言われるとそうかもである

おわりに

さて、見てきた報告なので結論とかはないのだが、今回の演説会で最も気になったのが、「普通労働者への言及がほぼない」ということである普通労働者というのは実質上フルタイムで働いている労働者という意味である。とかく、企業労働基準法を守らないという話を、現役の労働者達が大量にTwitterで呟いている今日、なぜ民進党の支持者のど真ん中である人々に対して、明確なメッセージをどちらの候補も発せなかったのか。労働時間規制賃上げによる生活改善を訴えられないのか。正直に言ってそこは非常に残念だった。今働いている現役世代を大幅に自民党に取られているのは、そこだと思うので、両候補とも増田のような公正な行政マニアは後回しでいいからよろしくどうぞ。

https://anond.hatelabo.jp/20170828160930

まさにそんな感じ

大学生の頃、入学金と学費貯金全部吹き飛んでしまって家賃光熱費でぎりぎり…な生活を過ごしてたんだが、

そこまでカツカツになるとフライパン包丁、お皿なんかの基本的調理器具すら買えないほどになってしまうから

結果ご飯の選択肢が出来合いのお惣菜弁当カップ麺のみ…ってな感じになってしまったことがあった。

自炊必要な初期投資すらできなくて、とりあえず腹を満たそう!ってなるとやかん1つで解決可能カップ麺になる

2017-08-27

いい加減、学生ローンをどうにかしてくれよ

今日本では国民借金の増加について議論が繰り広げられている。特に現在問題になっているのは学生ローンすなわち奨学金である。長引いた不景気に伴う就職難や収入不安定階層高学歴化によって自己破産する家庭が出現している。日本政府日本学歴社会化を待ち望んでいるが、奨学金ローンによる弊害を知った庶民高学歴化(高校卒業後の進学)を諦め、景気の自然回復(とはい不況から普通になっただけだが)による有効求人倍率の上昇や企業努力などによる働きやす環境の整備などもあって、早期就職選択する若者が急増している。これは政府にとって痛い現実だ。世界経済社会成熟に合わせて学歴社会が進むのが当たり前(北欧韓国がその例)だが、日本学歴社会化は減速している。(日本大学現役進学率は1990年代不況以降上昇し続けてきたが、2010年代に入ってから減少に転じた。)これは日本社会成熟させるに当たって解決せねばならない問題だ。

そこで、私は、ローン式の学生奨学金制度順次廃止して、給付式の奨学金に移行させる、学生奨学金改革提案したい。その前提として、人口増加率の減速に合わせた学校の整理を行わなければならない。具体的には底辺の私学に対する閉校勧告公立学校の整理で、学生ローンの原因となっているランニングコストの削減を図る。一般的に、日本では高偏差値学校ほど志望倍率や学生人口が多く、低偏差値になるにつれて倍率や人口が少なくなる傾向がある。欧州教育インフラ成熟がうまくいっているのは、まず大学絶対数が少ないために、公的機関によるランニングコスト負担が軽減されているかである底辺校は切り捨てられる流れにし、学生ローンでまかなっていた教育コスト負担公的に行える土壌になればよい。ついでに、加計学園のような底辺校新規開設も止めさせるべきだ。底辺校粗製乱造公共にも学生のためにもならない。そういう学生浪人して別の大学を志望するなり、大学進学が必要なければ高卒就職する方がよい。大体日本学歴社会なんて韓国よりは100倍ましなのから

なお、今ある学生ローンについてだが、私が教育界隈を司る大臣役人であれば、徳政令によって債権債務を帳消しにすることを考える。「自己責任」という意見もあるだろうが、大学学費ローンは住宅ローン並みと同じくほぼ一生付き合わされる重い負担である。その負担を軽減したほうが、経済復興の加速や若者の消費意欲の向上にも繋がるのではないか。私は国公立大学卒業した中流の上の家庭出身だが、それでも元大学生としての経済的な痛みは理解できている。もし、地方自治体レベルでもいいか選挙政治シンポジウムに参加する際には、是非とも日本学生ローン問題について取り上げてみたいと思う。


とにかく、学生ローンというのは日本社会にとって喫緊課題であるので、次の国会自治体議会において取り上げられればと思う。いや、選挙ときに争点にされなければならないレベルになっているのではないかと思う。しかしながら、私は公務員として働いており、娘や息子も今年受験して来年公務員になる予定があるので、民間人のように政治思想自由に語れないという不自由さもあるのだが……。

2017-08-25

最終学歴で何を買うのか

高校三年生の甥っ子が「進路めんどい」とうだうだしていた。「大学受験はかったるい」「専門学校でいっか」「とにかくどこでもいいから行け行け担任も親もうるさくて」。

なんでも聞いてくれるというお墨付きをいただいた私は傾聴に努めるけれど、心はふんわりと自分の中へと潜り込む。

自分高校時代を思い返してみると確かに、あの頃は何をしたいかなんてさっぱりわからなかった。

姉(甥っ子の母)が優秀だったので何一つ問題なく高学歴ルートに入るのをなんとなく劣等感にまみれた目で見ていた。

周囲の目を気にしながらも、あの時なりにつくった理由(将来の夢?)を足かせに大学受験をしたことを覚えている。

妹は私よりずいぶんとハッキリとした夢を描いて一年専門学校へ進学した。

弟は目的がなかったことと経済的余裕がないことを理由高校卒業後働いた。

から大学専門学校という最終学歴を持つこと、そして最終学歴高校とすることのそれぞれの結果を家族内で見たことになる。

単にあるひとつのケースとして、だけれど。

大学公立だったため学費私立比較すればかからなかったほうで、留年もせず卒業した私はその後一般企業に勤め、あまりブラックさにうつ病発症して退職現在専業主婦。病も軽度の時に救われたため、現在幸せと言える。

妹は専門学校進学のために奨学金を借り、卒業狭き門だった夢はそうそうに諦めてフリーターを続けるも奨学金返済が間に合わず実家に戻り、現在実家自営業を手伝う。彼女彼女なりの幸せ模索しているみたい。

弟は飲食業バイトを続けたのちに同社の社員に昇格、その後独立して自分の店を建てるもうまくいかずに店を閉め、その後はその経験ブログ執筆にあてて副業で稼ぎながら農家で修業中。彼も幸せ

大学時代に学んだ授業は、驚くほど覚えていない。ただ、時間も惜しま研究したこと、そこで出会った刺激的な仲間については今も良い糧となっている。全く別の業種についたが、あそこで出来上がったアイデンティティは大きい。

妹は専門学校時代を忌み嫌っている。理由は授業が入学前に説明されたものと違ったということと、専門学校自体宣伝自分の夢を搾取されたと感じたからだという。夢を叶えられなかったのは自分の才能がないからだ、と理解している。

弟はそんな私たちを横目で見て、一度お酒を飲み交わした際に「学費を払って何を学んでいるの?俺はお金稼ぎながらあほのように人生経験してるよ」と言ったことがあった。あの言葉は、忘れられない。

払った学費はなんだかんだで妹が一番大きいだろうか。

私は大学のものに払ったお金よりもその他の交友関係に使った費用が大きかった。

弟は独立して店に失敗したことで私たち以上の損害を抱えた。

夏休みの終わり、たくさんの高校三年生が、あるいはもっと若い学生たちが、進路に悩んでいるのだろう。

どの学校?偏差値は?親が言うからしょうがない、勉強めんどうくさい、これやりたい、あれやりたい。

ついこの前VALUの騒ぎを見て、あと今更ながら逃げ恥を見ていてぽつんと思ったことだが、やっぱりなんでも見返りがほしい。

なんでもだ。

から、きっと最終学歴にも私たちは見返りを求める。

というか、見返りを求めないで誰かの言いなりになって決めると不幸しか訪れない。

大学に入ったら安定した人生だろうか。

専門学校に入ったらスキルを活かした夢の実現だろうか。

進学を選ばなければ自由時間労働から得る充実感、そして対価だろうか。

なんだか言葉で書けば書くほど薄っぺらくて、そんなもののために(というかそんなふわっとしたもののために)進路なんて決まるか、と思えてくる。

から、進路に悩んでいる状態は間違っていない、と思う。

早く決めろ、どこでもいいから行け、という大人意見は、まあ正しい部分もあるにはあるけれど鵜呑みにする必要はないと思う。

からやってほしいことがある。ここから高校三年生の甥っ子にも話したことだけれど。

まず、進学するなら学費を見てほしい。大学でも専門学校でも。それから、在学する年数も。

その上で、その学費時間投資して「何を買いたいのか」をハッキリ答えられるか確認してほしい。

その形は「夢(状態)」でもいいし、「将来の収入(物)」でもいいし、なんなら「たった一人の親友」とかでもいい。

つり合いのとれる見返りを自分で描いてほしい。

それがどうしてもできないんだったら、ちょっと高値張って無駄な買い物をすることになると思う。

それは、あとでわめいても、誰にも文句を言えないお買い物。

ちなみに財布が親だろうが、奨学金だろうが、自分ではない場合も確かめてほしい。

出所自分じゃなかったら全部借金から

ということをつらつらと話した。

甥っ子は途中からうつむいて、「めんどーだよもー、ゆーちゅーばーになるー」と大声ではやしたてて言っている顔の表情は隠して見せなかった。

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