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はてなキーワード: 軽口を叩くとは

2023-12-30

母に現実を教えた

アラサー実家暮らし男。

小中高、大学社会人過去から現在まで女性好意を持たれたことや彼女いたことはない。

母はクリスマス年末年始連休の時期になると、どうして僕に彼女がいないのか、結婚するつもりはないのか、ということを聞いて来る。

どうやら母は僕が恋愛結婚できると思っているみたいだった。

コミュ障でもないし、ニートフリーターでもなくそれなりに堅実な仕事に就いているのになぜ?」という感じ。

いつもは適当にあしらっていたが、新年を迎えるにあたって今夜は懇切丁寧に説明することにした。

母と僕の時代の違いを丁寧に説明した。

好意を持っていない男性からアプローチセクハラや性加害になることを説明した。

マッチングアプリSNSの発展によって異性に求めるスペックハードルが上がり一部の男性に多数の女性一極集中していることを説明した。

母は「でもどんなに一人の男に群がっても最後結婚できる相手は一人だ」と反論

そのため、短大卒で腰掛け職歴しかなく資格もない母と異なり今の女性資格学歴職歴もあって一人で生きていくことができること、現代女性妥協した相手結婚をするつもりはないこと、そして母も僕と同じ世代女性だったとして大卒正社員として社会に出たらどこでどういう形で知り合おうとも父とは結婚していないだろうということを伝えた。

まだ何かを言おうとする母に対し、実際にマッチングアプリダウンロードして俺と同い年の女性として登録して画面を見せた。

これだけイケメンやそうでなくとも爽やかな男性が多い中で僕を選ぶ女性いるかどうかということ、そしてそもそも身長の項目で170で設定されたらここに写真が並ぶことすらないことを説明

母はそれ以上の反論はせず「そっか」と言って、普段のような軽口を叩くこともなく洗い物をするために台所に向かった。

ようやく納得してくれた。

良い年を迎えられそうじゃないか

2023-08-20

にじさんじファンするの、疲れた

お気持ち整理

私はキズナアイ輝夜月が活躍し出した頃からVTuberファンで、神椿などの歌勢、個人勢をメインに追ってきた。

企業勢のにじさんじ、ホロライブは切り抜きや歌、大きな企画ライブなんかを見ていて、年々進化していく3D技術を見るのも、みんなでワイワイ騒いでいるのもいいなあと思っていた。ことにじさんじにおいては、年末の歌企画夏の甲子園を楽しみにしていた。

2年前、一本の切り抜きからにじさんじ所属するとあるVTuberがすごく気になり、追い始めた。企業勢の中に推しと呼べる人ができたのは初めてで、ものすごく楽しかった。襲いくる季節グッズの波に、こんなに出費あるの大変だ!でも楽しい!嬉しい!とか、誕生日記念日にたくさんスパチャを投げられたり、3Dで動く推しが見られるのも、本当にすごく楽しかった。

メン限で色んな夢ややりたいこと、考えたけど実現できなかったアレコレを話してくれるのも本当に楽しかった。推しの繋がりで好きなライバーがどんどん増えるのも楽しかった。特定コラボがよくて推しと周辺ライバーのグッズを揃えたりしたときも楽しかった。

個人VTuberにはファンレターを送れないから、ファンレターを送れるのも嬉しかった。

今まで推してきたVTuberとは違う楽しみ方を教えてくれた。たくさん楽しませてくれて、本当に感謝している。グッズが結構増えたので、グッズ専用の戸棚も作って、毎日食事しながら眺められるのも、推しが身近にいることをより感じられて嬉しかった。

ただ、ものすごく疲れた

推しは何も悪くない。いっとき配信時間が長すぎることに耐えかねて、全部追えないことが申し訳なくて少し離れたこともあったけれど、それでも仕事推し配信バランスを掴めてからは、程よくいい距離感推しコンテンツを楽しむことも出来ていた。

推しにじさんじの中でもものすごく人気のあるライバーという訳ではない。ライトファンも抱えているからグッズはたまに出るけれど、スパチャを熱心にするファンがたくさんいる訳でもない。私にとっては突出した魅力のあるライバーだけれど、他人にとってはそうでもない。そんなタイプのライバーだ。

本人も出来ればもっと活躍できたらとか、期待に応えたいとは言いつつ、多くのファンを抱えすぎるとコントロールするのも大変だったり、心労が大きかったり、流行に合わせて苦手なタイプゲームをするのも苦しいので、無理をしない範囲でそれでもたくさんの人が楽しめるように考えるとも言っていた。

推しには心身ともに健康末長活動してほしいし、特技を伸ばしてほしいので、そういった自分スタイル個性を見極められる推しのことが、私はすごく好きだ。

ただ、たまに企画もので人気の高いライバーと絡んだりして、その人よりゲームちょっと上手かったり、からかったりすると「そんな数字のくせに何様だよ」と相手ファンに言われたりする。その度に疲弊していった。推しが一体何したっていうんだ。なんか迷惑なことした?炎上した?悪いことした?軽口を叩くことさえ許されない?

私は数字持ちという謎の残酷概念を、にじさんじを好きになって初めて知った。

推しはある時、箱内のとある人気ライバーと関わりを持ったことで、そこのリスナーたちにいたく目をつけられたことがあった。

正直言って何も悪いことはしていなかった。

その人より期間中目立った動きをして、活躍しただけである。むしろフォローをしたのに、なんでそんなに責め立てられなければいけないのだろう。

パブサでそれを知った推しが、そのあと萎縮してしまっているのを見て、責められていることを私はその時初めて知った。

力の弱いライバームーブが上手くてはいけないのだろうか?大人気ライバーが、いつだって目立つ素晴らしい活躍をしなければならないのだろうか?下手に出てヨイショして人気ライバーリスナーを、いつもいい気持ちにするために存在しているのだろうか?

私の推しが目立つことは罪なのだろうか?

そしてそこのリスナーたちに、私の推し今日日までずっと攻撃をされ続けている。コラボもも殆どしていないのに。人気のあるライバーファンは、何をしても許されるのだろうか。

本日までにじさんじでは、にじさんじ甲子園が開催されていた。2年前に推しができてからはより熱心に追っていたけれど、推しは主張が強いと言われたり、目立つなと言われたり、Twitterパブサをすると、以前コラボした人気ライバーリスナーから特に熱心に叩かれていることが確認できた。フォロワーがその人たちに我慢できずに突っかかっていき、それがRTで流れてきたり、今年のにじさんじ甲子園は私の中で過去最悪の甲子園だった。今日エキシビションお祭りだったのに、推し罵倒され続けていた。

私の推し活躍するのは罪なのだろうか?

私の個人VTuber推しは3人いて、1人しか収益化していない。そこそこ年季の入った個人勢で、それでも100人同接があるかどうかだ。

他の2人のうち、1人は女性ライバーで、ASMRが上手くて、ソシャゲ推し限界化しているところがすごく可愛い推しだ。同接は30人くらい。もう1人は男性ライバーで、同接は10人いればいい方。私しか見ている人がいない時もある。それでも楽器が上手くて、声が良くて性格が本当にいい。

活動を続けてほしいから勿論収益化はしてほしいが、人気には拘らない。大体みんな週1回の配信で、のんびり活動している。

歌勢の推しも、にじホロとは違う企業所属ではあるがゆるい案件があったり歌がたまにバズったりしつつも、無作為コラボすることもなく、マイペース活動している。

から私は人気があるとか、数字があるからマウントを取る気持ちが本当にわからないのだ。数字が増えたら当然嬉しいしお祝いするが、数字がある人を推していると、自然マウントを取りたくなるのだろうか?

私はもう、にじさんじという箱に貢献をしたくない。

私の推し瑕疵性格の悪いところがないとは言わないし、世間から結構ズレているし、間違うことも当然あるし、好き嫌いは必ずあるタイプのライバーだが、犯罪行為はしていないし、真面目な人だ。きちんと謝罪もできる人だし、コラボ相手を人気の有無で判断をして、贔屓したりもしない。

配信活動ファンに対して真摯に向き合っていて、どうしたらもっとにじさんじ全体を盛り上げられるか、配信というものを通して自分に何ができるのかを考え続けている人だ。だからすごく好きになったし、応援してきた。元気をもらったし、私も頑張ろうと思えた。

にじさんじには推し所属をさせてくれて感謝もしているし、グッズも出してくれてありがたく思うけれど、私の落とした推しへのスパチャの3割以上がにじさんじに持っていかれ、グッズのお金殆ど運営に行き、あの人気ライバーがそのお金活躍し、他者攻撃する迷惑ファンたちを喜ばせていると考えると、本当に腹立たしい。私はこれ以上怒りのエネルギーを持続させる事は出来ないし、疲れてしまった。

ただ、推し応援することがこれほど難しいとは知らなかった。ファンと繋がることや盛り上がることが難しいなんて、知らなかった。

推しをこれ以上応援する事はできないが、フェスでも活躍機会があるそうなので、どうか健やかににじさんじ活躍してほしいし、考え続けている配信業というものを楽しんでほしい。

にじさんじは入ってからが本番とよく言われているようで、目立つライバーはずっと目立てるし、目立たないライバーはずっと目立てないそうだ。それはライバーの力量のみならず、マウントを取りたがるファンがそういった支配構造を産んでいることもあるのではないか。誰だって力の強い方につきたい。そうしてファンが増えていく。

しかしながら、私たちのような罵倒され続けるファンは、疲れている。

もしこの記事に辿り着いた、にじさんじ応援している熱心なファンがいたら伝えたい。

あなた推し数字は、あなた数字ではないので、それでマウントを取っているとしたら滑稽だし、マウントを取られて馬鹿にされて、絡まれるライバーファンの私達は本当に迷惑しています

私以外にも私と同様の理由ファンを辞めた人がいますにじさんじファンを次々減らして、楽しいですか?あなた推しに回る資金結果的に減っています

それからライバーイラストアイコンにしたり、プロフィールにライバー絵文字をつけて推し罵倒している人たちへ。本当にやめてください。そのライバー丸ごと嫌いになって、2度とコラボしませんようにとお祈りするの、本当に疲れました。そしてそのライバー配信を、決して見る事はありません。

そうでなくてもライバー馬鹿にするなら鍵をかけるとか伏せ字にするとか、そんな気遣いさえ出来ませんか?Anycolorの窓口にいくらでも報告できるしされているのに、無敵の人ですか?そんなに色んな人を傷付けたいですか?私の推しパブサをするタイプなので、普通に傷付いてるし、傷つく推しを見てファンの私も傷付いています。せめてポストを消してください。

また人気のある男性ライバー女性ファンへ。特に難癖かけられることが多く、疲れています女性ファンばかりじゃないと言われそうですが、事実です。3名の人気の男性ライバーファンからTwitter推しが熱心に叩かれ罵倒されたことがありますアカウント確認しにいったら、女性ファンでした。

私はパブサを殆どしません。それでも少なくともそれくらい罵倒されたことがあるのを知っています

彼らが目立てなかったとしたら単純に彼らの力量不足です。言葉を遮っているわけでもないのに喋らせてくれないとか活躍させてくれないとか、こっちに責任押し付けて来ないでほしいし、推しが目立つように計らえって、過保護保育園児のクレーマーママより酷いってわかりませんか?

自分はそうじゃないと思っている人も、どうか一度Twitter無用なことで他のライバーを責め立てていないか見直してほしいのです。

推し、堂々と生きていていいし、健やかに暮らしてほしい。こんな情けない理由ファンを続けられなくなって、本当にごめん。

2023-04-16

[]4月16日

ご飯

朝:なし。昼:カレーメシ。夜:マクド

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみ

シークレットゲーム -KILLER QUEEN-

原作同人ゲームながら何度も移植されていて、これはニンテンドーSwitch移植版。

過去に何かがあった風の男子高校生御剣総一がデスゲームに巻き込まれながら、色々な女性交流をしつつ、過去因縁を吹っ切るノベルゲーム

システム的には選択肢は一切なく読むだけ。

13人の男女が閉鎖空間に閉じ込められて殺し合いをさせられるというイントロベタ中のベタながら、13人それぞれのクリア条件が異なる点、閉鎖空間建造物になっており上の階に登れば登るほど強い武器があるなどなど、読み物として面白いデスゲーム提供しようとする設定の工夫がされているのが良き。

つのエピソードが収録されており、それぞれ初めに出会ヒロインが異なるだけで、13人の登場人物クリア条件などは同じ。

それだけに前のエピソードでは密接な関係だったのに次のエピソードではあっさり亡くなったり、逆に活躍したり、敵や味方の関係値が入れ替わったりと俯瞰しているプレイヤーけが気付く人間関係の妙が面白い

全体的にデスゲームものベタをしっかりやっていて、疑心暗鬼サスペンス感、そんな中で結ばれた絆の尊さ、ゲーム攻略するのを読む楽しさなど良いところがいっぱい詰まってた。

ただこの辺の舞台設定や物語の展開はデスゲームという題材に対して良いも悪いも無難に揃えてるだけって感じで、僕が面白いと思ったのはキャラクタにまつわる部分、特に以下の二名お気に入りキャラになった。

まずは主人公御剣総一。

デスゲームに巻き込まれる前に起きたとあるトラブルによって、自己犠牲を厭わない献身的姿勢で仲間を作っていく展開がお馴染みなんだけど、割と早々にコイツこそがヤベエ奴だと気付く展開がある。

自己犠牲を厭わないというよりは、自殺願望という究極の徒手空拳武器にしている感じで、自身の死を弊然とペットする展開が格好いい。

デスゲームに巻き込まれ殆どの人には優しい態度になるが運営サイドへ格好いい啖呵を切るシーンが激った。

内心ビビりながらと述懐しつつも、強大な敵のリスクとリターンを計算しつつ自身要求を通したりと、無茶ながらイケメンなシーンだった。

もう一人は、手塚義光というチンピラ青年にまつわる展開。

彼はかなり好戦的性格で様々なエピソード主人公たちを強襲する。

単に戦闘能力が高いだけでなく、陰湿作戦を立てるその狡猾さ、躊躇しない思い切りの良さなど、名敵役として幾度なく対峙する。

飄々と軽口を叩く性格なのが一貫しており、序盤のまだ殺し合いを疑う頃から、後半の本当にやりあう中でも、常に軽い人なのが恐ろしいキャラだった。

そんな怖いキャラが、人間関係の妙によっては必ずしも敵対するとは限らないというのが面白かった。

彼と手を組んだり戦ったりと色々な関係を結ぶことになる高山浩太さんとのえちえちBL二次創作シュガーキッスしているに違いない、そう思った私はPixivへ向かい、きちんとあることを確認して満足したりした。

面白い面白かったけど、良い意味でも悪い意味でも普通だったかなあ。

予想外の展開がないかダメだと思う気はないけど、ある種の予定調和ピンチお約束な逆転、王道な終わり方だった。

物語の外に仕掛けがあったり、構造自体に誤魔化しがある類のサプライズは無いのは、良く言えば地に足が着いた展開だから悪くは言いたくないけど、少し地味だったかな。

(例えば、実は全てのエピソードが繋がっているみたいな展開で、特殊設定有りなら時間を繰り返してるとか、無しなら時系列登場人物名前を誤認させられていたとかの類ね)

デスゲームの緊張感と、可愛いヒロインとの交流の落差を楽しめたなら、もう少し好きになれたかもだけど、ヒロインの子たちにはあまり興味が持てなかったかなあ。

(ここから気持ち悪いことを書く)

なお、ヒロインに魅力を感じなかった大きな理由に、ほとんど睡眠も休憩もせず二日間ほど動きっぱなしでシャワーも稀にしか浴びれない設定なのに、ヒロインたちが自身体臭を気にしたりするシーンが無いことが関係しているかは、自分でもわからない。

しかに僕は「蒸れ」なシーンが好きであり、そのような展開が可能であるにも関わらずそのような描写がなかったことに内心腹を立てているのかもしれない。

(ここまで)

ヒロインより男性キャラを気に入ったせいで、100乗り切れたわけではないものの、楽しいは楽しかったので、続編のリベリオンズも機会を見て遊ぼうと思う。

2022-11-27

ドラガリアロストの感想(イベント2018)

ドラガリアロストの感想(イベント2018)

「忠竜が願うは果てし王の魂葬」

 ・5段階評価:3

 ・あらすじ

  火山魔物退治に向かう一行は貴族騎士に育てる騎士教官セリエラと出会う。セリエラは自分の生徒たちが魔物に怯えて逃げたしたため一人で火山に向かっていた。

  セリエラと共に火山に向かうと、過去消滅した国アルバ国の王と契約していたドラゴンペレ出会い、アルバ国もろとも封印した魔物を共に倒すことになる。

  アルバ国の王、アーケオル王が変貌した魔物との戦いを経て、再び魔物封印する。

 ・印象に残ったセリフ

  ユーディル「けど、過ちを犯す王を諌めるのは従者である君の使命だと思うよ。」

  魔物に変貌し世界を滅ぼそうとするアーケオル王を倒すことを躊躇するドラゴンペレに向けた言葉

  当然、自分自身もまた王という立場なので、ユーディルとしては自分の仲間たちにそう期待しているという含蓄あるセリフ

 ・印象に残ったキャラ

  セリエラ。

  教官という立場ながら、自分が部下たちを強く指導しすぎたのでは? と悩む姿が人間味があって可愛かった。

 ・感想

  ドラガリアロスト記念すべき初めてのイベントだけあって、ドラガリアロストらしいお話だった。

  王とドラゴンというこれから何度も何度も繰り返されるモチーフだけど、健気なペレと、狂ってしまったアーケオル王とわかりやすくて良いと思う。

  教官可愛いし、システム的な部分の紹介に尺を取られてるのにちゃんと小さくではあるけどまとまってて好き。

  

お菓子ハロウィンパーティーナイト

 ・5段階評価:1

 ・あらすじ

  ハロウィンパーティのためにお菓子の準備をしていた面々。

  しかし度重なる魔獣の襲撃により遅々として作業が進まない。

  そこでイルテミアは魔獣の皮を使った衣装変装する作戦立案し、自身エドワードエルフィリスの吸血鬼コスプレにより魔獣を退散させる。

  束の間の時間の間に、エミュールが書いた魔獣寄せの落書きをシルキー発見し消すことで無事、ハロウィンパーティを開催することができたのだった。

 ・印象に残ったセリフ

  とくになし。

 ・印象に残ったキャラ

  王子にデレデレと女の子女の子するエルフィリス。

 ・感想

  特に濃い味のないあっさりしたストーリー

  とはいえゲーム的にも期間限定排出ガチャキャラの紹介が目的だと思うのでこれでいいのだろう。

  エルフィリスはシャノン、ジュリエッタ、ヴァネッサたちと絡んでいる印象が強いけど、このシナリオでは主人公Love勢としてのデレデレなシーンが多くてこれはこれで可愛かった。

  細かいところだと吸血鬼伝説上の生き物とされてるところ一応後年のヴァンピィイベント整合性がとれてて好き。

「優しき少女と拘囚の守護竜」

 ・5段階評価:4

 ・あらすじ

  帝国侵略された集落の奪還のために聖城にやってきたメルサ。同い年同じ種族のよしみかシーリスと仲良くなる。

  集落のため、守護シルヴィアを救おうと二日間飲まず食わずで走ってきたメルサのためにも一行は集落へ向かう。

  一度は魔獣ヒュプノスを退ける一行だが、メルサの案内で森の奥へ向かう、そこにはハールたち帝国軍が待ち受けており、メルサはシルヴィアのために一行を騙していたのだ。

  シーリスとメルサの友情によりヒュプノスに変化していたシルヴィアを取り戻すことに成功し、メルサは裏切り謝罪して、集落を出てユーディルたちの手伝いをシーリスとの再会を望むのだった。

 ・印象に残ったセリフ

  メルサ「私たち、ずっとずっと、友だちです!」

  ガールミーツガールはやっぱ最高なんやな。

 ・印象に残ったキャラ

  メルサ。

  シーリスとイチャイチャし、イチャイチャパワーで敵を撃つ。これがソシャゲシナリオかくあるべしなんだよなあ。

 ・感想

  「お互い、ないものねだりをしてるみたい。」と語るシーリスが、いいんですな。

  ただ、語るほど対比の関係が強調されているわけではないのが少し残念だった。

  もっとキャラ設定やストーリー対立的なシーンを用意した方が伝わるんじゃないかなあ。

  とはいえちゃんとメルサとシーリスの関係性を書き切っててよかった、女の子女の子出会シナリオ大好きなんじゃ。

「天つ風に願いを」

 ・5段階評価:2

 ・あらすじ

  ルイーゼとルーエンの姉弟は村を守護するガルーダから突然、弟のルーエンを生贄に捧げると言われ逃げることに。

  ルイーゼはとても過保護ルーエンの一挙手一投足を支えなければ気が済まないたちだった。

  王子一行の助けを借りてガルーダ撃退し、村の周辺の魔獣を倒しこれからも聖城のみんなで守ることでガルーダが村を守護する理由を失わせる。

  ガルーダは生贄が欲しかったのではなく、神のように扱われ友達がいないことを悲しんでいただけだった。

  ガルーダ和解し、ルーエンも一人で色々なことが出来ることを知ったルイーゼはこれから自分のために人生を送ること誓うのだった。

 ・印象に残ったセリフ

  ルイーゼ(そう……。季節が変わったのね)

  弟の姉離れ、神の如きガルーダの親しみやすい悩みなどを経てこれからの新しい色々なことを期待するルイーゼのモノローグ

  詩的な表現可愛い

 ・印象に残ったキャラ

  ルイーゼ。

  姉とイチャイチャ女性ドラゴンガルーダイチャイチャ

  弟キャラとして大活躍だった。

 ・感想

  過保護な姉と姉離れしたい弟のお話

  そこに寂しさのために生贄を求める女性ドラゴンも混ざるのがドラガリアロストらしさなのだろう。

  最後の弟離れした姉の独白母親から受け継いだ詩と、それを踏まえた姉自身独白で綺麗な情景が浮かんできて、一枚絵があったわけでもないのに、妙に印象深いシーンだった。

 

「闇穿つ光の歌声

 ・5段階評価:2

 ・あらすじ

  ユーディル一行訪れた街ではハルモニア合唱団という合唱団の公演が行われていた、

  しかしその公演を邪魔するかのように魔獣が襲ってくる。

  何度退けても襲ってくる魔獣たちの原因を探ると、ハルモニア合唱団の面々の自分他人と比べたときに生まれ負の感情を餌にするサブナックという魔獣がいることが判明する。

  声変わりを恐れるがあまりブナックに負の感情を与えてしまったエリアスは、それを吹っ切るためユーディル一行と共に魔獣を倒し、ハルモニア合唱団を離れても歌を続ける道を選ぶのだった。

 ・印象に残ったセリフ

  ユーディル「これは魔獣との戦い。同時に、少年少女ひとりひとり——自分との戦いだ!」

  いやなんかいセリフっぽいけど若干唐突だし、そんなストーリーだっけ? と上滑りしてて逆に印象に残った。

 ・印象に残ったキャラ

  エリアス

  声変わりに怯える男の子。前回の過保護の姉にうんざりする弟といい、ショタ好きの気持ちを踏まえていたのだろうか。

 ・感想

  声変わり合唱団を抜けないといけない少年の悩みのストーリー。という筋だけなら外しようのない設定なのだけど、どうにもしっくりこなかった。

  戦う系ゲームシナリオから仕方ないのかもだけど、敵とのバトルとかそういう方向性は良い感じにフワッと雰囲気で流しておいて、もっと葛藤とか、先輩のヴィクセルとのやりとりとか、もっと丁寧にやって欲しかった。

  歌姫クレイツィア、泣き虫ピアチェ、シロクマみたいなドラゴンマリティムスなど設定は魅力的なのに文の量が足りず物足りなかった。

  

「雪降る夜星竜樹の下で」

 ・5段階評価:1

 ・あらすじ

  ヒューマンの間で伝統的なお祭り、星竜祭が近づいていた。

  しかし、フォレスティエやドラゴンの面々はこの文化に馴染みがないため躊躇していた。

  ユーディル種族の垣根を超えて楽しみたい気持ちを汲み取り、全員で星竜祭の準備をしていぅなかでその楽しさに気づいていく。

 ・印象に残ったセリフ

  エルフィリス「ほら、一緒に行こう。お手をどうぞ?」

  ドラゴンであるためクリスマスの楽しみ方がわからないジャンヌダルクを誘う「たらし」らしい一面が素敵なセリフ

  エルフィリスってドラゴンもたらすんですね。

 ・印象に残ったキャラ

  とくになし。

 ・感想

  期間限定クリスマスキャラのお披露シナリオでびっくりするぐらい起伏のないお話だった。

  恒常キャラフェイトエピソード読んでないのでアレクシスとネファリエとジャンヌダルクのざっくりとしたイメージしかないのも薄味と感じた原因かも。

  あとジャンヌダルクってグラブルやシャドバや神バハのあのジャンヌダルクデザインも違うし口調も違うからサイゲームスユニバースの社内コラボキャラじゃないんだね、今初めて知ったかも。(ドラゴンフェイトエピソード読んでないのが悪いなゴメンなさい)

  亡国の王女というネファリエの設定が気になるので、フェイトエピソード読んでみよ……

  恒常、限定衣装違い全部持ってませんでした。

「新春日ノ下招福縁起

 ・5段階評価:4

 ・あらすじ

  十二竜氏を追って聖城にやってきたヒノモトの少女ボタン。東の国ヒノモトではドラゴンと人が共存し、国を運営していた。そのドラゴン契約を結べる12分家の一人、イエヤス

  ヒノモトでは外の国に福を配り自国文化布教を行っていた。ボタンイエヤスより優れたおもてなし披露しようと七転八倒するもうまくいかない。

  イエヤスボタンは幼馴染で身分を超えた関係を築いていたが、ドラゴン契約し偉くなったことでイエヤスボタンとの縁を切っていた。

  納得がいかないため、とり優れたおもてなしをすることで立場を覆そうとするボタンだったが、それはドラゴンとの契約の際に寿命差し出すことで短命になる宿命がある故のイエヤスの優しさでもあった。

  全てを説明し、仲直りする二人は、またあの時のように軽口を叩く関係に戻るのだった。

 ・印象に残ったセリフ

  イエヤス「福を届ける相手笑顔にする前に、まず自分が笑わねば意味がないのに。」

  笑う門には服来るの諺と共に述懐するイエヤス

  日本モチーフにしたキャラらしい〆で綺麗だった。

 ・印象に残ったキャラ

  ボタン

  幼馴染のために異国までいく気概、まっすぐでブレないところ、身分違いの関係性を打破するための行動力

  いいキャラですね、好き。

 ・感想

  面白かった!

  真っ直ぐなボタンと、冷静ながら重い運命を背負うイエヤス熟語にし辛い関係値がまずいい。

  この二者の関係値を存分に書きながら、日本モチーフにしたヒノモトの設定を無理なくかつ多めにシナリオに組み込んでるのも、ゲームならではな文章面白い。

  解決方法自体普通に対話するだけと、特になにか伏線どうこう、劇的なイベントがどうこうじゃないのも、ただの男女のすれ違いだったというのが逆にボタンイエヤス関係値を象徴してて良かった。

  ヒノモトイベントはこの後恒例になるのだけど、第一回に相応しい面白イベントストーリーだった。

2022-11-23

anond:20221123013124

「こいつらもキモいけど味方してくるし、使えるうちは使っていらなくなったら捨てればいいや」

という言い方はともかく、まあ「長い目で見ればフェミニズム裾野を広げるだろう」と考えて批判に躊躇する気持ちはわかるんだけど、空想性的対象とする人々が「これもフェミニズムだよね~」程度の軽口を叩くと謎の勢力ワラワラ集まってきてボコスカに叩かれるのを考えると、シスヘテロ対人性愛者は随分甘やかされてるなとは思う。

2022-05-13

引退宣言のすゝめ

はいくつものゲームをやめてきた。

中学校1年からネットゲームを嗜み、数多の韓国産MMORPG経験し、社会人になるころにはスマホゲームが主流となってもいくつものゲームをやってきた。

でもこの世の中には自分経験数以上のゲームが当たり前に存在し、それは100倍、いや1000倍、下手したらもっと自分経験したゲームはこの世のゲームの0.01%にも満たないほど存在する。

から「やめる」のだ。

やめるにはどうすればいいか。「引退宣言」だ。

なぜこれを書くかというと

ウマ娘、「コンテンツは好きだけどゲームが辛い」の声に「艦これと同じ道か」の声

https://togetter.com/li/1885930

を読んだからだ。やめたいのにやめられない。

そうか。わかったわかった。ここは「ゲームやめのプロである俺が特別に「やめ方」教えてやろう、という話である

引退宣言するやつほど戻ってくる」は嘘

引退宣言っていうと「そういう事するやつほど戻ってくる」と思うだろう。

私もそう思っていた。だが、

1:コンテンツについていけない(追加コンテンツ自分にあっていない)

2:コンテンツでやることがない(習慣的にやってしまっている)

この両極端の2つから発せられる「引退宣言」は悔しさなのだ。悔しさはバネとなる。バネは押しつぶされば戻る。だから引退しないのだ。

「じゃぁ嘘じゃないじゃねーかドアホ」と思うだろう。

しかしここまではっきり断定するのには理由がある。

引退宣言するやつは戻ってくる」という前提をまずぶち壊さないと「引退宣言のすゝめ」なんて書けないし、引退宣言してちゃんとやめられてる人を無視している。

そして、逆に言うと1と2に当たらない引退宣言ならやめられるのだ。

うそれが俺が今回おすすめしたい「引退宣言方法である

3:全然これからもやり続けますけど引退しま

だ。

全然これからもやりますけど引退します について

一体なにをいっている?意味がわからない。

と思うだろう。しかしこれなのだ。やめたいと感じるときほど続けたいと願うのだ。

最初に「悔しさはバネとなる。バネは押しつぶされば戻る。だから引退しないのだ。」と書いたがこの原理を別方向に使う。

「続けたい」と言いながらバネを押すのだ。とてもかんたんなことだ。

から「続けたいけど○○なので引退します。」という。○○に入るのは何でもいい。ちょっと不満におもったことでいい。

例えばキタサンブラックの育成にSSRキタサンブラック使えないことだとか、いつまでたってもイクノディクタスが育成ウマ娘にこないことだとか、時計がなくなったことだとかでもいいし、マックイーンがかわいいとか、テイオーがかわいいとか、テイマクが尊いだとか、そういうのでもいい。アニメ3期にも出てこいよな。

 

これをやると正直に言うと上辺だけの友人は減る。

当たり前の話だ。はっきりいって自分が心血注いでプレイしてるゲームに対していい加減な態度してるドアホをみたらむかつく。

文句言うな」「文句言うならやるな」「やらないなら文句言うな」と無敵の反論をされて終了するだけだ。

でもそれでいい。そういう人間あなたにとって害悪だ。どうせガチャ結果載せて「12万で完凸できました^^」「おはガチャで引きました^^」「アンチラさーん!^^」なんて言ってる人間がまともであるはずもないので切っていいのだ。

なにより「やめたいなぁ」って思ってるゲーム信者なんて囲わせててもいいことは一切ない。君は周りの人間を喜ばせたくてゲームをやってるのかい

そんなわけないし、そんなこといえるのはそのゲームプレイお金にできる配信者とかだ。(もし君がそういう人間ならご愁傷様。でもファンにいい顔することは大切だからこの文章を参考にしないほうがいい。ブームが去ることを待とう。)

自分のためにゲームをやってるんはずなんだ君は。一銭にもならない事を無理して続ける必要はないのだ。

具体的な方法

まず「あ、なんか、ちょっと、あー、あれだね…」って感じたら「引退します」で良い。とてもかんたん。

引退します」と言いながら続ける。

引退しますといってやめては行けない。引退しますといって続けるのだ。

一大決心をした感じでいうからゲーム内ではどうなってるんだろう」ってなるのだ。

軽口を叩くつもり「引退かんがえてますわ〜」ぐらいの気持ちで「でもFPSやめらんねぇんだけど」ぐらいの気持ちでいう。

そうするとプレイを続けることでバネの原理でやめることができる。

から引退宣言で「バネを押すぞ」と決意するのだ。

サイゲ狡猾

ウマ娘に限っていってるのでこれには触れておくがサイゲ狡猾である

私はサイゲアンチウマ娘グラブルデレマスプリコネファンなので言っておくがサイゲはクソ。

こいつらは引退者をもう一度引き戻すために「無料10連」をする。これで結果がいいと「今戻ったら結構いいところいくんじゃね?」ってなって戻ってしまものが多い。多分そのために年に数回「こいつ引いとけばそれでいい」みたいなキャラを出すんだと思う。

無料10連をしない」ことが実際はいいんだけど多分無理だ。私もやばいわよ!ガチャがムリョとか言われたらガチャを引きに行く。

からアンチラ引いたら引退します。」といいながら引くのだ。ここでも引退宣言をする。引退しておきながら引退する。

たぶん自分ウマ娘ガチャ無料っていわれたら「イクノディクタス引いたら引退します」と言いながら引く。なんならゴルシウィークも「これで無料イクノディクタス引いて引退する」という。

すべては君がコンテンツを嫌いにならないためだ

「なぜゲームをやめたいのか」を一度ちゃんと考えてほしい。

多分だが君のお金時間の限度を超えているからだと思う。本当はしないといけないことを見ないふりして疲れているはず。

だってそうだった。古い友人の結婚式のご祝儀袋に5万いれたがコルワがほしくてキレイに封を開けて2万円抜いて3万円にしたのだ。

結婚式途中にコルワの弱体化が発表されて涙した。新郎新婦共通のご友人が泣きながら「結婚おめでとう〜〜〜」って泣いてる席でコルワの弱体化を嘆いたいたのだ。だめな大人だよ俺は。

まぁ、これは俺がだめな大人なだけだし、全然重要でもないんだけど、そういった限界を超えてゲームに入れ込んでしまうとその反動絶対に疲れる瞬間がくる。

本当はコンテンツは好きなのに見るだけで嫌になる。そうやってアンチになる人を私は3人みてきた。

彼らにもアンチになるまえに「引退宣言しな」とすすめてきたものの全く無駄だった。

なぜなら「引退宣言って結局かまってちゃん宣言でしょ」という前提が染み付いているからだ。「引退宣言ダサい」といってもいい。そうおもってるからだ。

でもそれでいい。かまってちゃんでいい。ダサくていい。

コンテンツを嫌いになってアンチになって、いつまでも「【悲報ウマ娘さんDAUが半分になるwww」「【あ艦これ速報】提督さんブチ切れるwww」みたいなまとめをRTして「ほらね、そろそろ目を覚ましたほうがいいぞ。」ってしてるほうがダサいからだ。

それよりかはいつまでも「マックイーンとテイオーほんとすき」「三隈のおでこを見る事からしか採れない栄養素は確実に存在する」って言ってるほうが多分いい。

そしてそれが「コンテンツを支える」ということだ。

もちろん、ガチャで毎月10万だすようなユーザーに比べたら貢献は少ないかもしれない。

だけど、コラボ品みつけたら手にとって見たり、好きなキャラが店内ラジオ(というなのプロモ)やるなら聞きに行ったり、オフラインイベントに参加したり、今のコンテンツゲーム以外の展開もしてるんだから支え方はゲームだけではないはずだ。

みんなが言わないから俺があえていうがガチャ100連分でおまえの好きなキャラ精巧な1/8フィギュアが2体も買える。

でもガチコンテンツ落ち目なら支えろ

俺がやめてきたゲームで何個も「あ、好きだったのに終わっちゃうのか」みたいなのはある。

「おまえがやめたからだよ」という人もいるだろう。

そのとおりだ。俺がやめたからこのコンテンツが潰れた。俺たった一人がやめたから売上が立たなくなった…俺が…俺が支えてたのに…俺がやめたんだ…!!

というのが万人規模で起きたからの結果だ。

でも別の魅力あるコンテンツお金を払いたいと思うのは普通だ。自分お金無限じゃない。

いままでこんなサイゲ不敬罪サイゲ警察に捕まりそうなことを書いたが、これは自分サイゲアンチからだ。

逆に言うと「サイゲを倒すのは俺だ。勝手死ぬほどやわじゃねぇよサイゲは。」と思ってるからだ。

からゲームをしなくてもグッズは買うし、なんならZONEウマ娘コラボのセットも買うし、グラブルフェスも行く。

その上で好きで続けていたゲームサービス終了したことは一度ある。(まぁこれはアナムネシスの事で…単純にユーザーがーみたいな話ではないんですけど…)

人の力というのはとても小さい。自分がどんだけ頑張って続けても潰える時はある。

さっきもいったように続けるても続けなくても潰えるのなら少しでも長引かせるためにそのコンテンツを嫌いにならないことが重要なんだと思う。

さっきいったアナムネシススターオーシャンの事を思い続けてずっとコンテンツを支えて来た人がいたかSOAとして蘇った一時の夢だ。ごめん。これはちょっと事情しらべるとあぁってなるから例が悪かった、忘れてくれ。

今はとにかくいろんな昔のゲームスマホゲー化したりすれ再出発してることもある。それは偏にそれを思い続ける人がいるからだ。

からコンテンツ落ち目になっても「嫌いにならない」「嫌いになっていない」ことが俺は重要だと思ってる。

潰れることは一人がやめることであれば、再始動するのも一人が思うこと

というのが万人規模で起きたからの結果だ。

引退宣言をして区切りをつけよう

引退宣言とは一つの心の区切りだ。これをするとしないとでやめるときの後腐れは全く違う。

この前、ちゃんと原神をやめることができて月パスかった次の日にやめることができた俺が言うんだから間違いない。

周りに「ミーハー」だとか「浅瀬」だとか言われても気にするな。君は君でコンテンツを支えていけ。

2021-02-05

anond:20210205131239

あいつ足がないクセに、『お金が無くてこの費用払うと足が出ちゃう』とか言ってんだよ」とジョークを言う健常者、

一報「眼が2つちゃんとついている健常者のクセに、俺より物事見えてないんだよね」と軽口を叩く視覚障害者

ニガーと言っていいのは黒人だけってやつで最初の方のはドン引きする

2番目は別に面白くない

 

男だからおれはせっかちで〜、女だから自分は話が長くて〜っていうやつは白い目で見る

単に面白くない

面白くないから言いたいとも聞きたいとも思わない。

増田面白いと思うの?

差別自由に詳しい人教えてくれ

俺は森の発言はこのご時勢で許される発言ではないし、辞めたほうが良いと思うんだが、

でも一方で

「女がいると会議時間がかかる」とスピーチ発言する男、起きる笑い

別の場では

「男がいるとせっかちに結論を出すから困るのよね」と発言する女

みたいな、「差別発言は口に出すことそのものNG」でなく、

お互いドンドン切りあったらいいんじゃないか、そっちのほうが自由闊達社会なんじゃないか

と思うのよね。パラ関連でいうと

あいつ足がないクセに、『お金が無くてこの費用払うと足が出ちゃう』とか言ってんだよ」とジョークを言う健常者、

一報「眼が2つちゃんとついている健常者のクセに、俺より物事見えてないんだよね」と軽口を叩く視覚障害者

みたいな発言がお互い許される感じ。

まあでも、これを目指すと、強いほうの立場が必ず勝つからダメ、みたいなことなんだろうけど、

ほんとうにそうなのかな?と思うというか

言論封殺差別撤廃を目指すよりは、

発言自由は最大限担保しつつ、もっと別のルール設定でも差別撤廃は達成されるのではと思うのだけど。

議会参加メンバーは必ず男女同数にする、とかさ。

俺の意見の間違ってるとこ教えてくれ。

2021-02-03

好きな女の子

好きな女の子が居た。

成人してるけど一目見たら中学生男の子と間違えそうな、私より一つ年下の女の子だった。

女の子表現するにはあまりにも男の子だった。髪は短いし、男物の服しか着ないし、一人称は「俺」だった。

増田は女だけど、男の子みたいだから好きと言う訳では無かった。

ユーモアがあって人に囲まれ性質の癖、本人は若干人付き合いが苦手な所が可愛らしかった。

本人はそういう所を治したいらしくて、友人同士で遊んでいる時はいつも彼女店員に声をかける役目を担った。

男の子みたいだけど、「髪が綺麗だね」「肌が白くていいね」なんて褒めると素直に照れる所が可愛かった。

彼女別に男の子になりたいが故にそういう振る舞いをしている訳では無く、単に趣味でそういう方向に行ったのだろう。

私は割と、本気で性的彼女の事が好きだった。

好きなので、複数人で遊ぶときはいつも隣に座ったし、集合写真を撮ってると見せかけて彼女写真ばかり撮った。

2人きりで遊ぶこともあったけど、好意が膨張しすぎているせいか2人だとうまく話せないなと思った。

結構な頻度で遊んでいたのに、あまりにも会話が上手くいかなくて「最近どう?」なんて変な問いかけをしてしまった事を思い出す。

彼女から「実は好きだった」と告白される夢すら見た。なんと2回も見た。浅はかにも程がある。

そんな感じで実際私には恋心があったけど、告げようとか、恋人になろうとかは全然考えなかった。

当の彼女はと言うと、中性的雰囲気も相まってか微塵もそういう話題を見せなかった。

恋人はもちろん、好きな男が居るという話も、もちろん好きな女が居るという話も聞かなかった。

若い女の集まりだったから、「彼氏つくりなよ~!」なんて軽口を叩く事も多々あった。

でも本人はいつも曖昧に濁していたから、あんまり興味が無かったんじゃないかな、と思っている。

ある日、仲間内で遊んでいる時にあるものを見せてもらった。

普段化粧っけすらない彼女に、フルメイクをしてフェミニンな服を着せてポートレートを撮る遊びをしたらしい。

そこに写っている白いワンピース彼女はとてもとても綺麗で、そして確実に女だった。

服がどう、化粧がどうという部分ではない。取らされたポーズに決まってはいものの、彼女自身がそれを楽しんでいるのを感じ取れた。

私はその写真を見てなぜだか、「いつか、彼女にも好きな男が出来るんだな。それでそれが彼女の一番の幸せなんだろうな」と思った。

彼女中性的雰囲気けが好きだった訳では無いけれど、やっぱり私の中での性別曖昧だったのかもしれない。

ありありと「女」を見せつけられると、彼女を攫って行くのは「男」でしかないのだろうと、確信した。

友人は「本当に美人だよね。この格好で居たらすぐにお嫁に行っちゃいそう」と笑っていた。

私は笑い返しながら、彼女結婚式を思い浮かべていた。

この分だとウェディングドレスがとても似合うのだろう。

隣の新郎は、もちろん私ではない。頭の中で私は素敵な式に拍手した。

2020-07-17

anond:20200717163158

藤井聡太底力をしらないで軽口を叩く

なぜ彼に才能がないと思いこんでるのか

2020-01-26

2人

彼女は2人いたと思う

1人は気位が高いというか、いい意味で冷めているというか、渇いているというか、ドライというか、とにかく気高に振る舞っていた

もう1人は酒に酔っている時と風邪をひいたときに現れて、好きな人に好かれないことを嘆いて涙で枕を濡らすような人だった

愛して止まない男がいるのに俺に抱かれる気持ちはわからなかったが、彼女の心と身体はばらばらなのだと思っていた

そう思いながら抱いていた

俺は恋人がいたけれど、だからといって何一つ悪いと思うことはなかった

俺もまた、心と身体がばらばらだったようだった

彼女はある日、メビウスオプションからベイプに変えた

好きな人禁煙しろと言われたそうだ

どうやらそれは真面目な話ではなく、会話の中で生まれたノリのようで、海の中で息を吐いたときに出てくる泡のように自然ものだったのだろうけれど、それでも彼女は飴を食べたりガムを噛んだりしてニコチンとタールから離れる努力をしていた

喫煙者の俺だから、それが容易くないことは容易に解った

つーか好きな人喫煙者だろ

なのに禁煙しろだなんて、ムシのいい話だと、少なからず情が湧いてしまっていた俺は、そう思ったのを覚えている

ある金曜日、事の後に彼女はベイプの水蒸気を吐きながら俺にこう語った

「いつも会う前に思うんですよね、会ったら諦めきれるんだって

温泉台所か、あるいはシーシャカフェしかお目にかかれないような量の水蒸気が彼女と俺を包んだ

「でも諦められないんですよ、不思議なことに。そしてまた会う前に会ったら諦めきれるからって思っちゃって。人間って学習したくないことはできないようにできてるんです」

泣いているのかどうかはよくわからなかった

彼女を呪って止まない例の男の顔を、俺は知らなかった

ヒトが学習できない生き物だというのは俺もよく知っていた

この時の恋人も、その前も、その前も、なんていうか生まれからこれまでずっと、俺は同じような顔、髪型、背格好、性格の女と付き合っていた

エキゾチックな顔立ちで

髪の毛は肩くらいのロングボブにしていて

少しおしゃれさんで

160センチを少し越えるくらいの、少しムチッとしている

それでいて、連絡が途絶えると何度も電話をかけてくるような女と

彼女とは真逆タイプ女の子たちだった

湿っていたと思っていた彼女はそのあとこう呟いた

「ま、学習できている証拠があるとすれば、セックスのたびに精度が上がっているところくらいですかね」

いつもの渇いた彼女だった

背中である髪の毛の流れを、純粋に美しいと思った

垂れた目を伏せてスマホホーム画面を見る横顔も

あばらの浮いている華奢な体も

それらすべて美しいと感じる彼女だけれど、俺との間に色恋はなかった

お互い割り切って楽しんでいた

彼女と俺の恋人はそこそこ仲のいい友達だった

ただの先輩後輩だった俺たちを繋いだのは喫煙所

それでしかなかった

ある寒い日の「ウチは喫煙物件ですよ」の一言きっかけだった

2人でいると変な気を起こさずにいられない彼女に対して、(彼女の中ではきっと)俺も例外ではなく変な気を起こした

不思議と後悔しなかった

自慰相手がいる、それくらいの感覚だった

彼女好きな人は、大阪営業マンだと、初めての時に聞かされた

から割り切れた

東京にいながら大阪の男を想えるような器があるくせに、違う男とひっきりなしに寝ることができる彼女からこそ、割り切れた

彼女の器だったからできたことかもしれなかった

彼女と会った回数がわからなくなったくらいに、俺は恋人に振られた

俺としては浮気のつもりはなかったけれど、あの子と寝たんでしょと言われた

まあその通りだったので、黙ってうんと言うしかなかった

しわがままなところがかわいくて、シンプルに顔が好きで、いい子で、まあまあ好きだったけれど、ダメージは少なかった

それどころか、恋人(元)と彼女の間柄を心配する余裕すらあった

珍しいタイプの子からあんまり不仲にならない方が、恋人(元)のためにもいいのではないかと思ったのだが、わかりやすく不仲になっていた

恋人(元)が騒いでいるだけのようにも思えたけれど、それでも彼女は渇いた空気を絶やさず普通に振る舞っていた

その恋人(元)と別れて最初に会った彼女は、背中くらいまでの髪の毛をショートボブにしていた

別れてから1ヶ月ほど経っていた

これがまた違和感しかなかったけれど、不思議とめちゃくちゃに似合っていた

恋人(元)が、ショートが似合う女でロングが似合う女はなかなかいないんだ、だから私はこれ以上伸ばせない、そう話していたことがあったので、割と呆気にとられた

「やったね、いよいよ」

ライターで毛先焦がしちゃって。めんどくさくなっちゃったから切ったんですよ」

と、オプションに火をつけた

スリム煙草がまた、異様に似合っていた

ベイプは持っていないようだった

「そろそろ学習できる人間にならなきゃと思って。違う方向から攻めてみようかなって」

学習できる人間は、遠く離れたよくわからない人間への思いを捨てることなんて容易いと思うよ、と、言うことはしなかった

できなかった

彼女ちゃん、いい女ですね。私の悪口言いふらさずに噛みしめてる」

「……そう? 俺から見たらおまえたち明らかに不仲だけど」

確信がなかったんじゃないですか? 根も葉もない、でも自分の中では間違いない。そういうときは黙って恨むのが吉だって知ってる賢い子だ」

それをいい女だと言える度胸は、俺にはなかった

そうか、いい女なのか

彼女が言うならそうかもしれない、と、漠然と思ったとき、少しずつ罪悪感が出てきた

今日もいい感じにドライだね」

「私はいつでも潤ってますよ」

軽口を叩く彼女の顔は、2人目の湿った彼女に近いものがあった

「先輩は、今日からびしょびしょになっていくと思います

下ネタ?」

「バカ」

彼女が一本吸い終わったところで、注文したコーヒークリームソーダがきた

「振られるのなんか慣れてるんだけどね」

と言う俺に、彼女はにやりと笑った

学習しませんからね、ヒトは」

また次も、ロングボブで中肉中背の、少しおしゃれさんで、少しわがままで、少し心配しすぎる女の子と付き合う気がした

彼女といつまで会い続けるかは、わからなかった

彼女がいつまで大阪の男を好きでい続けるかも、わからなかったけれど

その日のベッドで彼女はまた泣いていた

ストロングゼロ彼女を確実に湿らせる

彼女が泣かなくなるまでは、会い続ける気がした

2018-12-14

わかさ生活のおかげで我が息子のサンタ童貞が守られた件

小学1年の息子を持つ増田だが、今年もクリスマスの季節がやってきた。

去年までと同じように、息子に

サンタにお願いごとの手紙を書かなきゃねー」と軽口を叩くと、だんまりして、どうも様子がおかしい。

どうしたどうしたと聞くも、何でもないとの暗い返事。

これまではキャッキャッ、ワクワクテカテカしていただけに、

おや、これはもしや、と思いつつも、核心には触れられないので、様子を伺うと、おずおずと


「僕、知ってるんだ。サンタはお父さんだって」の一言


あっちゃー、お父さんまいっちんぐ。


と思いつつも、平静を装い、

そんなはずはない。去年だって英語手紙(MY自筆)が届いたじゃないか

お父さんにもプレゼントが届いたじゃないかアリバイ作り)と弁解するも、消えぬ白い視線

ああ、小学校のクソガキども。お前らの誰がウチの子サンタ童貞を奪ったのか。

と思いつつ、その場はお互いモヤモヤした状態で後にする。

それからしばらくは、サンタ冷戦状態。誰がサンタだ?と疑心暗鬼の静かな心理戦が繰り広げられる。

下に4歳の息子がいるが、一緒になって、サンタサンタ、キャッキャッフフフとはしゃいでいると、感じる上の子の白い視線

くそくそう。ネクストコナンズヒントは無いものか。

そんな矢先見つけたこ動画

https://www.youtube.com/watch?v=fCUb1sARa1s

コイツだ!と思ってすぐに上の子と一緒に見る。すると目がテカテカと在りし日の輝きを取り戻す。

サンタはいるのか、そうなのかと。youtube絶対だもんな(ユーチューバー好き)と。

そんな訳で、今年も無事我が息子のサンタ童貞は守られました。

ありがとうわかさ生活ありがとうブルーベリーアイ

変なマスコットって言ってゴメンね!今度ブルーベリー買うよ!

(ちなみに、サンタ一人で世界を周れるのかな?と割と現実的質問を受けるも、「サンタ株式会社ワールドワイドから」との回答で事なきを得る)

2018-04-14

振られた

1年半片思いした人にあっけなく振られた。

最初は憧れだったのだけれど、それはすぐに好きに変わった。でも憧れでもあり続けていたので私はその人に少しでも近づきたくて努力をした。たぶんその努力方法は間違っていた。

まりみんなに心を開かない人だと思っていた。たくさん話しかけて距離を詰めようとした。多分距離は詰まった。距離が詰まっただけだった。

どうしようもなくなって、ひた隠しにしていた好意を周りのみんなに話してしまった。周りは全員私の好意に気づいていた。

一緒に遊園地に行って、お化け屋敷とか行って、いろんな話をして、たくさん歩いた帰り際、もう攻略法なんてわからない、私はマインド童貞から!と思い改札に入るのを引き止めて告白した。返事は「えっ、これってちゃんと聞いた方がいいやつだよね?」

終電を逃しネカフェに行った。昼よりもいろんな話をした。周り全員に気づかれていたほどの好意は、本人には全くと言っていいほど伝わっていなかった。要するに好きな人いるから付き合えないらしい。意識が遠のく。ハグしてもらった。どうでもよくなった。どうでもよくなって、あなた失恋するまで待ちますから今日告白は無かったことにしてください、これから今まで通り仲良くしていって、あなた失恋したらまた告白しますと告げた。訳が分からない。でもそれしか傷を浅く済ませる方法が思いつかなかった。

その日から食欲が全然無くなって、自分は単純な人間だなあと思った。

その一ヶ月後、彼からLINEで「残念なお知らせがある」と来、予想はついていたがそれをLINEで訊いてしまうのは癪なので会うことにした。偶然、彼に会う前の時間に、今までのこと全てを相談している友人に会えた。最後の晩餐だねと言いながらカレーを食べた。カレーを食べると幸せ気持ちになれるらしいという誰かの言葉を信じていた。

友人と別れ、いよいよ本戦へ。しかこちから残念なお知らせを訊く勇気は出ず、いつも通りお喋りをして、終電を逃して、ネカフェに行って、寝た。私はひたすら漫画を読んでいた。

朝起きて、お知らせを尋ねる。「彼女が出来ました」へらへら笑ってそう言われる。へらへら笑われると、こっちもへらへらせざるを得ないじゃないか軽口を叩く。またハグしてもらう。どうでもいい。なんとか気持ちを離せる糸口を見つけたい。

書いていて思ったが客観的に読むと大した話では無い。盛り上がりに欠ける。自分人生自分が主役だというが、私の人生モブ人生だとつくづく思う。モブモブなりに、そろそろ幸せになりたい。

2018-01-24

女だけの街、探求、少年少女

停車中の荷物検査は最も危険時間だ。祐太はコンテナの隙間で白い息を殺し、屈強な女性職員が通り過ぎるのを待った。でも大丈夫、きっと会える。根拠はないけど、かじかんだ手の中にある少女写真を握りしめると勇気がわいてきた。やがて列車は再び駅を出発した。

 

※※※ ※※※

 

高校は女人町のとこに行くんだ」美術室で部活の後片付けをしながら、由紀さらりと言った。女人町のことは祐太も知っていた。夜に安心して出歩けるよう、女性けが生活することを許された町だ。由紀がこの町の女の子であることもクラス中のみんなが知っていた。義務教育卒業すると、女人町に戻るか外の町にとどまるか、母親選択することも。ただ、由紀が戻ることになったのを知ったのは、祐太が最初だった。

「そっか、由紀は行きたいのか?」

「わかんない。でも親が決めたことだし」

話はそれで終わった。由紀はそのまま学校卒業し、女人町の高校に進学していった。通常、女人町に戻った女性は、それ以降もうほぼ外に出ることはない。

 

※※※ ※※※

 

祐太は地元高校に進学し、由紀との思い出は忘れていった。学年たった二人の美術部員だったこと、部の存続をかけての新歓、絵の具の匂い、いつも頬を赤くしすぎる由紀人物画の癖。

そして大学に進学した1年目の冬休み、消えかけた思い出が蘇った。新しく出来た鉄道趣味の友人が、ポロッと言った一言きっかけだった。「この貨物列車、女人町に行くんだよな」

「へえ。あそこ、電車が通ってるんだ」

生活物資やなんかは流通必要だしな。ああいう町だから、警戒は厳重だけど、荷物は別だよな」

町につながる場所がある。そう思うと急に由紀に会いに行きたくなった。手がかりは卒業アルバムの切り抜きの写真と、中学の頃貰った家の付近スケッチだけ。町の写真盗撮につながるから規制されていたからだ。メールももちろんできない。

それでも祐太は諦めなかった。夕闇に紛れて女人町行きの貨物列車に忍び込むことに成功した。後は列車が連れて行ってくれることを待つだけだ。

 

※※※ ※※※

 

検問は数度あった。そのたびにコンテナ死角に滑り込んでやりすごした。屋根も壁もない。昼から小降りだった雨は、東京ではめずらしく雪になっていた。風が強く、寒さが身にしみる。

その日は関東一帯に4年ぶりの大雪が降った日だった。

夜、女人町に入った後、列車が緊急停止した。「人手が足りない!」「男性職員応援に呼んでください!」「承認はまだ?!」何かしら事故があったのだろう。辺り一面は漆黒雪景色で、職員たちは雪かきやヒトモノの整理で相当混乱していた。今なら脱出できる!祐太は暗い雪道に踊り出た。

周囲は真っ暗で、明るい場所は雪面をまばらに照らすオレンジや薄紫の街灯くらい。隠れる場所はいくらでもある。とにかくすぐ寒さをしのげるところに逃げ込み、明るくなってからスケッチ場所を探そう。祐太はそんなことを考えながら暗がりを歩いていた。

誰もいないと思っていた。そんな油断もあって、暗闇の中全身真っ黒な服から覗く2対の目に、祐太は気づかなかった。

 

※※※ ※※※

 

祐太は人らしきものにぶつかった。背筋が凍る。見つかった!そこにいたのは2人組で、頭の上からイスラム教徒女性が被るブルカのような真っ黒い布をかぶっていた。

あなたは…男の人?」

ブルカ女性に話しかけられた。動揺のあまり、祐太はしばらく動くこともできなかったが、やがてやっと声を振り絞り答えた。

「ごめんなさい、人を探して、ここまで来たんです。今回だけは見逃してください!」

安心して、あなた突き出したりはしないわ」

「でも、こんな格好をしてると捕まるぞ」

後ろの方のブルカから男性の声が聞こえた。この町にも男性がいたのか!祐太はほっとした。

「私の服を貸してあげる。まずは私達の家に来ましょう」

そして促されるまま、祐太は二人の家に案内された。

 

※※※ ※※※

 

家の中に入ればもうブルカ必要ない。助けてくれた二人を改めて見ると、祐太と同じ大学生くらいの男女だった。女性比奈男性は陸と名乗った。祐太は二人の家で事情を話した。スケッチ情報から比奈が通っている絵画教室をしている家だとわかった。この家の近所だ。陸からは余分なブルカも貸してもらった。男性同士助け合い精神もあっただろうが、何から何まで手助けしてもらい、本当に感謝するしかない。

しかし、ブルカなんて被って不審がられないだろうか。聞くと、若い女性はだいたいこんな格好だという。

「昔、目元やチークを真っ赤にするメイク流行ってね。うさぎメイクって言ったっけ。好きなは好きだけど嫌いな人は『幼女ポルノのようなメイクだ、ミラノ帰りの自分からは信じられない。VOGUEを見習え』って、大論争。喧嘩を避けるように、結局みんな姿を隠すようになっちゃった。」

「でも、そのおかげで俺たちみたいな男もこっそり生きられるんだけどな」

聞けば恋人を作りたい女性父親がほしい家庭は、こうやってこっそり男性を家に引き入れて暮らしているそうだ。よく考えるとそうしなければ町の人口は減る一方だ。この町はそうやって矛盾を抱えながら維持されてきたのだろう。

由紀ちゃんと連絡がつながったわ。今すぐ行きましょう。ゆっくりさせてあげたいところだけど、ママがこれ以上男性を住まわせるつもりなのか疑ってるの…ごめんね。」

どうも話から推測すると、男性を匿いながら暮らすのは専業主婦を抱えるのと同程度に負担のかかることで、できれば避けたいようだ。祐太もこれ以上迷惑をかける気もなかった。コートを着込み、ブルカを身にまとって比奈と共に家を離れた。

二階の窓では、母親と思しき女性が祐太に視線を貼りつかせていた。

 

※※※ ※※※

 

祐太は、ついに由紀の家にたどり着いた。玄関口で見た由紀は、中学とき面影を残していた。急ぎ足で比奈と一緒に部屋に入り、ブルカを脱いだ。

「祐太…」由紀は口を押さえて、もう半分涙声になっていた。「来てくれたのね…」

「じゃあ、私はお邪魔かな」そう言って比奈は部屋を出た。部屋は由紀と祐太、二人きりになった。まるで中学美術部と同じ風景だ。そう言えば改めて見渡すと、部屋の様子も美術部室のように幾つもの絵画や機材が並んでいる。ここは由紀の部屋ではないんだろうか?

「お母さんの美術教室アトリエよ。今時期は教室やってないか自由に使えるわ。布団持ってくるから、ここに今日はここに泊まってって」由紀はいたずらっぽく目を輝かせて言った。「お母さんには内緒ね」

「悪い奴だなぁー」軽口を叩くと本当にあの頃に返ったようだ。「今でも絵、続けてるのか?」

「そうね、つい最近も描いた絵がそこにあった気がするけど…」

「待って、当ててみるよ。…あ、わかった。右から3番目のだろ。なんでわかったと思う?」

「「頬が赤すぎる」」2人の声が被った。そして2人とも大笑いした。

その後は夜遅くまで話をした。昔の思い出、卒業してから生活、祐太のここに来るまでの冒険譚。話している内に日付が変わり、外の雪はますます降り積もった。

「これから、どうするの?」

明日には帰らなきゃいけないかな。長くはいられないだろ」

「もう少しここにいたら?こんな雪だもん。2~3日は色々マヒしてて気づかれないって」

それもそうかもしれない由紀学校はしばらく休講らしい。

ひょっとしたらここで暮らすのも悪くないかもしれない。ブルカがあれば外出もできるだろう。男性同士のコミュニティもあるようだし、由紀家族にも気に入ってもらえればよいな。そんなことを考えながら、祐太は眠ってしまった。

 

※※※ ※※※

 

「おい起きろ!さっさと出る準備をするんだ!」

突然の怒号とともに毛布を剥ぎ取られ、祐太は目覚めた。目の前には警官姿の屈強な女性が2人、立っている。

寝起きで意識がはっきりしないまま、祐太は両脇を抱えられて外に待機していたパトカーに詰め込まれた。「xx時xx分、xxxx確保…」警官の一人が無線で何か会話をしている。まるでまだ夢の中のようだ。いや、昨日までの記憶の方が夢なのか?

「僕は、…由紀は、これからどうなるんですか…」

祐太はやっとのことで声を出した。答えはしっかりとは聞き取れなかった。これから町の外の警察に引き渡され、そこでこってりと絞られるらしい。

隣に座った大柄な女性警官威圧的雰囲気だ。でもパトカーシャーベットの路面を頼りなく走っていて、そのギャップに祐太は少し笑ってしまった。

なんて結末だ。

 

※※※ ※※※

 

「密告があったみたいねあんたも大胆なことするわね…」由紀母親コーヒーを淹れながら由紀に話しかけた「報奨金高いんだよねぇ。誰だか知らないけどだいぶ儲かったんだろうな」母親は少し呆れていたが、それほど意に介していないようだ。対照的由紀は朝からずっと泣いていた。

「ごめんなさい。もうこんなことしない…」

「本当だよ!色々面倒なんだからね!」

母親一言だけ釘をさしたあと、あんたもコーヒー飲みなよ、と一杯テーブルに置き、洗濯物を干しにリビングを出ていった。

その日一日、しおらしく反省した様子を見せていた由紀だが、心の中では計画を立てていた。町を出る。祐太に会いに行く。

 

※※※ ※※※

 

大雪の混乱は女人町では5日間で収束した。もう雪は懲り懲り、そんな気分を察してか、その後はずっと晴れ続きだった。暦はもう立春になったが、まだ気温は冬。それは女人町でも同じだ。

「それじゃ友達の家に泊まりに行ってくる。3日くらいで帰ってくるよ」リュック荷物を詰めた由紀玄関母親に言った。母親は答えた。

「どうやって町を脱出するの?貨物列車にでも忍び込む?」

「え、え?…お母さん何言った?私友達の家に…」

「こないだ来た男の子のところに行くんでしょ。外の列車切符なんて買えなかったけど、駅の入場券くらいは買えたわ。あとはあんたで何とかしなさい」

ああ、お母さんには何でもバレバレだ。由紀は素直に切符を受け取った。でも、本当に外に出ていいんだろうか?お母さんに迷惑かかるんじゃないかな?

「やっぱり血筋なのかね。私もあんたのお父さんに会いに列車に乗って出かけていったんだよ。そのときにはもう社会人だったけどね。」

それは初耳だった。色々型破りな母親なのは知ってたけど、まさか列車に忍び込んで町を出るなんて!

「いやいや、その時はこの町もまだインフラが整備されてなくて、男性も沢山作業に出入りしてたんだけどね。ただ住む場所だけは別々で、でもどうしてもあの人に会いに行きたくてさ。臨月なのに常磐線に乗って出かけちゃったの。そしたら電車の中であんた生まれちゃって!大騒ぎだったわ」

何それ!電車で生まれたって聞いてたけど、そんなシチュエーションで生まれたの?何か私より祐太より、お母さんのがよっぽど大胆じゃん!

「だから言ったじゃん。血筋なんだなって」お母さんはいたずらっぽく目を輝かせて言った。「お婆ちゃんには内緒ね」

わかったお母さん。私も頑張る!

まだ寒い晴れた冬空の下、由紀は駅に向かって駆け出した。

 

※※※ ※※※

 

停車中の荷物検査は最も危険時間だ。由紀コンテナの隙間で白い息を殺し、屈強な女性職員が通り過ぎるのを待った。でも大丈夫、きっと会える。根拠はないけど、かじかんだ手の中にある少年写真を握りしめると勇気がわいてきた。やがて列車は再び駅を出発した。

2015-11-19

テロマエ テロ

パリの14区モンスーリ公園の近くに住んでいる。

パリ移民も多いにも関わらず、根底人種差別が平気でまかり通る都市で、

好きなところもあるけど、嫌いなところも多い。

余談だが、何がパリの嫌かというと病院対応が悪い。

わたしが日本人からと思っているが、

ルームメイトは「この国ではどの人種であろうと平等に不当に扱われているんだよ」

と言っていた。

ちなみにたまに行く病院看護師採血は致命的に下手で、

血管の細い私はいつも病院へ行くたびに恐れている。

閑話休題。うちには友人から預かっている犬(テリア)がおり、

預かる際に、夕方散歩だけはさせてやってくれと頼まれている。

その友人は、犬をわたしに預けたままアメリカ留学したので、

実質うちの子になっている。

ながくなったが、テロの後でも犬の散歩をさせる必要があり、

直接的な被害をうけていないわたしでも、普段いきなれている散歩にでるのが

怖くなってしまった。

犬は畜生から、そんな仮の主人の気持ちなどわかりようもなく、

時間がきたら、はっはっはっとわたしの足にまとわりついてくる。

ルームメイトアメリカに送ったら?と軽口を叩くが、

もう3年も一緒に暮らしていると情もうつる

テロ前は、断然犬派だったけど、

テロ後は、飼うなら猫かなと思うようになった。

2015-09-30

「弟って最近だんだんブサイクになってきたよな」

末の弟(小学校高学年)に、思ってもいなかったことを言った。

夕食後、きょうだい全員と母でリビングに残って適当に過ごしていたときに、本当に適当に言った。

別に本心では全然顔が変わったとは思っていなかったが、単なるいやみというかちょっかいというか、

背のなかなか伸びない弟に対して「アレ!背伸びた?!フゥーカッコウィー」とでも言うときと同じ心境だった。

いつも一人でふざけてはしゃいでこちらが笑うまでボケをやめないようなそんな弟に、

いつも「おもしろくないぞ」とか「本気でしつこいんじゃ」とか軽口を叩くのと同じ感じで、唐突にした発言だった。

当然「は?そんなことなから~俺かっこいいから~」などとにやにや言い返してくることを想定していた。

ところが、この私の発言から始まるひとつ話題は、予想外の展開を見せた。

妹が「それあたしも思ってた~!」と乗ってきたのだ。

「えっ…?」

私は大変驚いた。

弟は言い返すタイミングを奪われた上にブサイク説を熱く支持され、〈どう反応すればひと笑い起こるのかわからない〉という顔をしていたが、私はその幾倍か狼狽していた。

本当にまったく口から出任せで言ったのに、心から同意されてしまった。

妹は「マジでずっと前から思ってた!気付くとはよくやるな!」と言わんばかりに同意してきた。

こちらとしては、ブサイクネタじゃなくとも、「最近足が臭いよね~」でも「バレンタインは貰えるのかな~」でもなんでもよかったのである

それくらい雑に言ったつもりだったのに、こんなに同意されるとは、私も真相心理ではやはり弟をだんだんブサイクになってきていると思っていたのだろうか?

遺伝子レベルで気付いていた事実を、軽口のパターン選択の際に無意識のうちに引っぱり出だしてきてしまったのか?

しかし、そんな詮ないことを考えているうちにも、私と妹の口は弟のどこがどうブサイクになってきているかを骨格レベル解説することを始めている。

夢にも思っていなかったことでも、同意されたからには私がそう思う根拠を示さねばならない。

私は無意識のうちに、「男児は大きくなっていくごとに顔周りのあごやエラの骨が大きくなっていくからね。ほら、赤西さんも小さい頃はすごくかわいかったのに、今ではあんなにしっかりしたあごでしょ」などとよくわからないことを口走っていた。

いけない!このままこの会話が終わってしまったら、本当に私はただ弟の容姿酷評しただけのひどい人間になってしまう。

なんとかこの場の空気を「真剣に弟のブサイク化を議論する場」から「ただの雑談の場」に戻したい。

「いや!でもやっぱりブサイクになってきているとしたらそれは変顔のせいだよ!

あんまり変顔ばっかりしてるから、元々の顔にも支障をきたしつつあるのに違いないんだ!

今日から変顔は控えよう!」

(ここで途切れた5年前の日記。)

2015-07-31

DQNネームを付けられて生まれた話

幼少期は特に気にするでもなく、自分にそのような名前が付けられたことに気づかずに生きてた

たぶん人並みに幸せだったと思う

ある日、その言葉出会ってしまった

その頃ちょうど私の名前普通の読みではないことを知ってしまった

それからというものの、その言葉に触れる度に「例」として挙げられる名前たちを見て怯えた

自分嘲笑される対象であるのだと

ちょうど反抗期だった私は父親に問い詰めた

しかし、名を付けたのは母であって私は反論する余地がなかった、の一点張り

この怒りをどこにぶつければ良いかは未だによく分かっていない

劣等感を抱えながらもなんとか生き、大学生になってしばらく経ったある日

大学内に知り合いができたのち、教授のつてで私たちアルバイトを紹介してもらえることになった

そのアルバイトは私の得意な分野を存分に活かせるもので、きっと楽しめると感じて万全を期して面接に行った

面接に行った数日後、知り合いには採用メールが来たそうだ

私のところには来なかった

当然、知り合いたる彼の方が私より優れていたということだろう

それから日経った頃から、彼がその仕事の話を私に頻繁に振るようになる

正直不愉快でありながらも笑って聞き流す

ある日、雑談をしていたら不意にバカにするように下の名前で呼ばれた

私自身なるべく表に出さないようにしているその名前で呼ばれることが非常に不愉快で、つい少々感情的になってしまった

知り合いはそんなに怒らんでもと言っていたし、軽口を叩くのが趣味のようなものなのできっと私の気持ちなど分からないだろう

ふと、色々なことを考えてしまった

名前ハンディキャップが、アルバイト志望、その他色々なことを損することに繋がっているのではないか、いや、繋がっているだろう、と

今も私は本気で悩んでいる

困るのは、私は別に人のせいにして生きたくなどないのに、どうしても「怨」の感情が考えれば考えるほど渦巻くこと

名付けた人間、それをオモチャにする人間、煽る人間たち

世の中すべてが敵なのかもしれない

こんなことを考えている人間が今後まともに生きられるか

助けてくれ

2014-04-16

風俗をやめた話

風俗をやめて2年ほど経つが、そのきっかけをここで吐き出す。

風俗歴は約4年ほど。最低でも月に1回、多い月は週に1回は行っていた。

地方なので使う風俗デリヘルのみ。その日は自分が住んでいる市の隣の市を営業エリアにしている店を使った。理由はプロフ写真が気に入ったから。車を飛ばしホテルの前で店に電話、予約が取れたところでチェックインし、女の子を待った。

ほぼ予定通りに女の子が到着したのだが、見た目に驚いた。プロフ写真は顔に薄いモザイクがしてあるので、雰囲気程度で判断するのだが、実物はまさに自分好みの女の子だったのだ。自分は少し個性的サブカルが好きそうな女の子が好みで、この女の子モデル波瑠に似ており、“当たり”だった。今までの経験から言って、とても風俗で働く子には見えなかった。

この店のHPには女の子が書く日記がある。この女の子日記全裸で股を開いていたり(大事な部分は隠している)、「濡れちゃう」などと書いたりしており、非常に挑発的な内容なのだが、とてもそんな子に見えなかった。

話しをしていると、県内の大学に通っており、将来は介護系の道に進むことを考えているらしい。

プレイはいわゆる本番有りで、(デリヘルでは本来禁止)、向こうから積極的に誘いがあった。

事が終わり、「エッチが好きなんだね~」なんて軽口を叩くと、「だって欲しくなるから」と言って、女の子のそれまでの遍歴のようなものを話してくれた。高校バスケ部所属していたけど、遊びにきたOBに誘われてその日にエッチしたとか、大学でも飲み会に後に誘われると断れずにエッチちゃうなど。

その時は見た目によらず軽い女の子だな、なんて思っていた。自分調子に乗って「初体験はいつ?どんなだった?」と聞いてみた。それが風俗をやめるきっかけとなった。

高校1年の時」

「誰と?」

名前は分からないけど、3人と。」

初体験から過激だね(笑)場所は?」

「帰り道で車に連れ込まれた。」

彼女強姦被害者だった。

強姦に会った女性は、その経験を大したことではないと思い込もうとし、回数を重ねてその行為を薄めようとする。自暴自棄とも言える行動を取る、と聞いたことがある。

彼女はまさにそうだったのではないのだろうか?彼女警察には行かず、親にも友達にも話さなかったと言っていた。理由は自分が強くならなきゃならない、と言う理由になっていない理由だった。

自分は何も言えなかった。やることやって全裸でいる男が、それは強姦被害者自傷行為から今すぐやめろ、なんてどこに説得力があるのか。何も言えない自分が本当に情けなかった。

その日以来風俗には行っていない。何かしらの過去を持つ女の子の弱味につけこむ事になるのは避けたい。もちろん全員とは言えないが。

卑怯者を自覚し、辞めていることを願いつつ、たまにHPを除くが、あの子はまだ同じ店に勤め、変わらず挑発的な写真日記を書き続けている。

 
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