はてなキーワード: 半片とは
1年半片思いした人にあっけなく振られた。
最初は憧れだったのだけれど、それはすぐに好きに変わった。でも憧れでもあり続けていたので私はその人に少しでも近づきたくて努力をした。たぶんその努力の方法は間違っていた。
あまりみんなに心を開かない人だと思っていた。たくさん話しかけて距離を詰めようとした。多分距離は詰まった。距離が詰まっただけだった。
どうしようもなくなって、ひた隠しにしていた好意を周りのみんなに話してしまった。周りは全員私の好意に気づいていた。
一緒に遊園地に行って、お化け屋敷とか行って、いろんな話をして、たくさん歩いた帰り際、もう攻略法なんてわからない、私はマインドが童貞だから!と思い改札に入るのを引き止めて告白した。返事は「えっ、これってちゃんと聞いた方がいいやつだよね?」
終電を逃しネカフェに行った。昼よりもいろんな話をした。周り全員に気づかれていたほどの好意は、本人には全くと言っていいほど伝わっていなかった。要するに好きな人がいるから付き合えないらしい。意識が遠のく。ハグしてもらった。どうでもよくなった。どうでもよくなって、あなたが失恋するまで待ちますから、今日の告白は無かったことにしてください、これから今まで通り仲良くしていって、あなたが失恋したらまた告白しますと告げた。訳が分からない。でもそれしか傷を浅く済ませる方法が思いつかなかった。
その日から食欲が全然無くなって、自分は単純な人間だなあと思った。
その一ヶ月後、彼からLINEで「残念なお知らせがある」と来、予想はついていたがそれをLINEで訊いてしまうのは癪なので会うことにした。偶然、彼に会う前の時間に、今までのこと全てを相談している友人に会えた。最後の晩餐だねと言いながらカレーを食べた。カレーを食べると幸せな気持ちになれるらしいという誰かの言葉を信じていた。
友人と別れ、いよいよ本戦へ。しかしこちらから残念なお知らせを訊く勇気は出ず、いつも通りお喋りをして、終電を逃して、ネカフェに行って、寝た。私はひたすら漫画を読んでいた。
朝起きて、お知らせを尋ねる。「彼女が出来ました」へらへら笑ってそう言われる。へらへら笑われると、こっちもへらへらせざるを得ないじゃないか。軽口を叩く。またハグしてもらう。どうでもいい。なんとか気持ちを離せる糸口を見つけたい。
書いていて思ったが客観的に読むと大した話では無い。盛り上がりに欠ける。自分の人生は自分が主役だというが、私の人生はモブの人生だとつくづく思う。モブはモブなりに、そろそろ幸せになりたい。