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はてなキーワード: 撹乱とは

2022-09-10

anond:20220910063454

ちなみにこのようなアンチフェミニズム論はほぼ大元宗教団体で、女性信者特有教義儀式を課しており、フェミニズムとの相性が悪いため組織的にアンチフェミニズム拡散している。

そして、情弱モテないアホどもが勝手釣り上がってアンフェミ砲としてフェミっぽいものにところ構わず凸ってくれるため、実態を隠して撹乱するのに非常に役立っている。

2022-08-21

「「「「「「壺」」」」」」

カルト宗教定義がわからない。

普通宗教カルト宗教の線引きはどうする?

——…って疑問に対して、まともに返してる人がまるでいないのはなんなんだ。

普通宗教と一緒くたにし撹乱しようとしている・いるいるこういうタイプ勉強しろよ・調べて学んで自省しろ・学ばないのは逃げ道がなくなるからでしょ・自民党に聞け・それを決めるのは議員仕事だ・普通の人の意見を聞きに行きなよ・さすが自民党だね・やらかしてんだから説明謝罪しな・逆に何の定義ならわかるのかな・滑りやすい坂論法だ・ならSNSだって潔白じゃないんだからアカウント削除しろよ・この人達とは生産性のある議論はできない・阿呆・そういう理屈は離党してから言って・この人達自分判断する能力がないと自白している・誤魔化そうとしても無駄だ・言い逃れしてるってことだね・まるで新興宗教だ・お前壺側の人間だろ・壺の手先だ・壺?

・・・壺?

思うんだけど、相手が答えられない問いにズバッと答えたほうが批判になるでしょ。

定義はコレってまともに答えずに敵側だと疑うだけなの、むしろ知性的な態度に見えてしまうよ。

大衆側まで理性を放棄して、うろたえてるように見せることにメリットがあるとはとても思えない。


追記

https://anond.hatelabo.jp/20220827235417

の削除を求める。

全文コピペ法律上引用定義を満たさない。私への権利侵害だ。

自分の主張があるならば、自分言葉で世に問うべき。

法律を犯して正義を説くのは説得力を欠いてしまうよ。

動機が私と同じ問題提起にあることは理解した。

個人的感触だがカルト定義問題は、なかなか火がつかないように思う。

人々は、統一協会だけを、法律価値観例外的に穴を開けて排斥してよしとするのではないか

増田議論したくらいでは壺呼ばわりはされないだろうが(そこまで反知性的だとは思いたくない)、内省するモチベーションが足りていないようだ。

この先に第2第3の問題組織が現れるとか、外国人日本人の反宗教的態度を非難されるとか、ブースト必要だ。あるいは強力な増田投稿されるか。そういう変化がないと現状は変わらないだろう。

それまでは私も、微力ながら議論の火を絶やさぬよう尽力しよう。

2022-07-18

今回の暗殺で「犯人供述鵜呑みにするな!操作撹乱するためのものかもしれない!裏で操ってる黒幕がいる!」的なことを言ってる保守界隈の人をみたけど、やっぱ統一教会かばうためなのかな。

2022-07-16

フランスカルトセクト)の構成要件10ヶ条

1  精神不安定

2  法外の金銭要求

3  住み慣れた生活環からの断絶

4  肉体的保全の損傷

5  子供の囲い込み(強烈に教化するjこと)

6  反社会的説教

7  公序良俗撹乱

8  裁判沙汰の多さ

9  従来の経済回路からの逸脱

10  公権力への浸透の試み

2022-06-04

ロシア軍事力ではウクライナひとつの州を攻略するので手一杯であるようだ。

そこに戦力を集中すると他の地域での反撃を許してしまう規模の軍事力

これは米軍にしたところで規模は多少大きくなるにしてもかわらないことなのだと思う。

根本的に支配地域を一歩進んで二歩下がる的な調子戦争をすれば、

どの国でも膠着状態に陥ってしまうのだ。

それを避けるための軍事ドクトリンとして第二次大戦時にドイツが行った電撃戦と呼ばれれる、

攻撃力の集中と機動力とで前線を素早く突破して後方撹乱を行い、

中央前線との連絡を途切れさせ、

敵方を混乱渦中に叩き込み勝利を収める、

という戦法の発展形を米国などはイラク戦争などで実施した。

ロシアに関してはそのような洗練された軍事ドクトリンを所有していなかったということなのだろう。

 

ロシア軍は現在軍事作戦が終了したあとには続けて大規模な軍事作戦を行う能力がないと観測されている。

そこからウクライナ側の反攻が本格化するのだろう。

しかロシアが守る側に立てば今度はウクライナ側の打撃力が問題となる。

補給軍事物資の面ではロシア軍と比べて問題が少ないが兵力が少ない。

(現状、その少ない兵力を更に日々ロシア軍に削られている状態だ。)

守るための軍事能力はあっても攻める側としてはどうなのだろうか?

おそらくはこのようにして戦況は完全に膠着状態を迎えることとなるのだろう。

2022-05-09

青識亜論がフェミなりすましエロ絵に火付けしてた件

エニシ

@KitanoEnishi

女性を「家畜」として性的に消費する企画。「人権」が制限され、繁殖ために強制的セックスをさせられるような描写を含むものいくらR-18とはいえpixivという万人が参加するプラットフォームの公開型企画としてやるのは、度がすぎるのでは。


エニシ

@KitanoEnishi

すでに大量の作品投稿されており、ぞっとする。小田急線での「フェミサイド」の背景には、女性をモノ扱いするミソジニーがあるのは明らかで、家畜のように女性を扱うような作品を消費するのは不謹慎だ。


エニシという名前フェミニストなりすましていた時に青識が火付けしたpixiv企画牧場学園」はほとんどは「僕の考えたウマ娘」といった健全もので、エロ系はR18タグつけてゾーニングもしていた。

Twitter特にこの企画バッシングされるような流れはなく、絵師たちが楽しんでいたやりとりが残されているだけで、エニシの火付けは結局失敗している。


エニシとしての活動は盛んではなく、「フェミニストをやっている若い女性ですよ」という主張が完成した後はすぐ放置していた。

目的は、青識をブロックしている北村紗英や石川優実などの女性陣を監視し、もし彼女たちが鍵垢になってもブロックされることなく見つめ続けられるアカウントの確保でしかなかったのだろう。

もしも青識がそれだけでは満足せず「エロ規制派の過激派フェミニスト」として意欲的に行動し拡散力を得ていたら、牧場学園は炎上させられていたのだろうか。

逆に、牧場学園に火付けしてみたが燻りさえしなかったことで「炎上を仕立て上げるのって難しいんだな」とエニシをやっていくことに萎えしまったのかもしれないが。


青識は結局のところ表現の自由なんかどうでもよく、女と絡んで討論できるネタがほしいだけ。

ネタ作りのためならpixivマイナー企画を引っ張り出して「みなさん!この不道徳企画を叩いてください!燃やしてください!」と一人で騒ぐことすら平気でやる。

表現の自由を尊ぶことも、創作者を敬うことも青識の思想にはない。

青識は2015年ごろにフェミなりすまし垢を持っていると語っていたが、今回騒動になっているエニシ垢は2021年取得。他にもフェミ垢を持っているのだろう。

エニシ活動はショボいものだったが、他のフェミ垢はどうなのか。火付け役として機能しているインフルエンサーフェミ垢も持ってるかもなあ。


過去なりすまし事件がバレた途端に@KitanoEnishiは何者かに再取得された。これって少しでも撹乱したい青識本人がやってるのかな?

2022-03-04

戦争でもパンデミックでも宇宙人襲来でもなんでもいい

なんで生きてるのかよくわからない私のような人間にとってみれば、世界がどうなろうといい。

お金もなければ、 子供もいないし、恋人いたことないし、誇れる仕事についてるわけでもなく、家があるわけでもない。

私の将来にだってなんの期待も持てない。無敵の人ってやつに近いかな。

生きていく苦痛の中で、でかいイベントけが世の中を撹乱して、現状を世界を変えてくれる可能性がある。

実際コロナにはそういうのを期待していたけれど全然大した事なかった。

取って代わってくれるなら戦争でも大地震でも宇宙人襲来でもなんでも結構だよ。

唯一期待できるのは日本が徐々に終わっていくことだけだけど。

なんとなくだけど、こういう鬱々とした気分は、日本の将来性とかとも連動してる気がする。

景気付いてた頃に生まれついてれば、 もうちょっと精神的にはマシだったかもしれない。

2022-02-17

anond:20220217130657

今回の問題スラング関係ないだろ。

ゲームプレイに関することじゃなくて、単純に他人の生まれ持った身体的特徴を揶揄したんだから言い逃れ不可避

韓国人には人権ないとか言ってたらもっと盛大に炎上してただろ。自分の生まれ制御できない、身長みたいな属性を取り上げ語ってる事自体問題からゲームスラングがどうのとか言って、話の矛先を撹乱させるのマジで卑劣で小汚い手段だと思うわ

2022-02-09

推理小説殺人肯定しているか?

私が知る限りの推理小説では、犯人は誰にもわからないようなトリックを使って犯罪の解明を撹乱する。

その理由殺人は悪だと犯人は考えてあるいるからこそ、殺人がバレないように犯人はそうする。だからこそ推理小説形式が成り立つ。

たこ殺人は悪ではないと考えている犯人は、犯行探偵刑事にばれた後は、被害者は殺されてもしかたないと主張するシーンがたいてい挿入される。これは犯人は、理由もない殺人は悪だと認識しており、その他の登場人物もそれを共有しているからそのようなシーンが成り立つ。これにより、なぜ殺人などという滅多には起こらない事件が発生するのかの原因となり推理小説ストーリーが展開する。

どちらにせよ殺人は悪であるということが大前提であるからこそ推理小説は成り立つのであって、推理小説の作者は殺人肯定しているとは感じたことはなかった。

これが探偵役・犯人役でゲーム勝敗を決するためだけに殺人が行われ、その犯行になんらの罪悪感も弁明も表現されてないような推理小説を何度も書くような作家にはまた別の感想をいだくかもしれない。

2021-11-28

anond:20211128052544

校則が厳しい方がヤンキーは増えるのではないだろうか

少なくとも昔のタイプヤンキーは増える

個人的人生経験では確実と言ってもいいぐらいだ

彼等が抱いている己の存在意義校則に逆らうことだったりする

かに反対意見を表明したいのではなくて、

何にでも反対するためにプラカードを掲げたりデモ行進する方が目的になってる人達と考え方が非常に似ている

手段目的化している

デモ活動があれば、当然何かに反対するために参加している人達がいるわけだが、

一定数そういう変な人間が紛れ込んでしま

いわゆるプロ市民とも呼ばれる輩である

からプロ市民ヤンキーは考え方が似ていると思う

プロ市民のようなプロ左翼も、反対に位置するプロ右翼も、社会問題がなくなってほしくないと思っている

なぜなら、社会問題がなくなってしまったら、

日頃の鬱憤を晴らすために喚き散らすことを正当化できる言い訳がなくなってしまうからである

からヤンキーからしても校則がなくなると困ることになる

自分存在意義がなくなってしまうから

逆に言うなら、ヤンキーの多くはそれぐらいしか取り柄がない

取り柄がないから、能力がある人間を過剰に敵視したりする

からヤンキーの多くは内心では過剰な承認欲求を抱えている

これは酒鬼薔薇とも非常に似ている

校門の前に切断した首を置いたのは操作撹乱のためだと彼は供述しているが、

私はそれは嘘であるか、もしくは彼本人が自分本音無自覚なように思っている

論理的に考えてそんなはずはなく、だからといって彼が論理的思考ができない、

知恵遅れとかそういうタイプではないことは誰しも分かるはずである

寧ろ、彼は非常に理知的で、論理的思考ができるタイプである

彼が切断した首を校門前に置いたのは、過剰な承認欲求を抑えられない、

そういった幼稚さが彼の中に並行して存在しているのではないかと考える

彼の、存在が透明なことに耐えられない、といった主張は決して事件後の話だけではなく、

事件からそういう傾向があったように思われる

俺を見ろ!という過剰な承認欲求

俺に屈服しろ!逆らうとこうだ!という支配欲求のようなものが発露した結果に思う

話を戻すと、ヤンキーも似た思考をしている人が多いように思う

どれだけ法律を犯したことができるか、みたいな度胸試しが横行するのもそうである

彼等のコミュニティ内での順列を争うため、

そして、彼等のコミュニティ外でも自分存在感を認めさせるため、

それがネガティブマイナスイメージであっても、

誰かの心に残らないぐらいなら、悪印象でもいいから残りたい、

同じことを「てんちむ」という女性YouTubeで語ってるのを観たとき

ヤンキー傾向のある人はみんな似ているなぁ、と思ったもの

こういった見捨てられ不安のようなものは、幼少期に形成されたのか、

そもそも、家庭でなんらかの虐待を受けていないか

少なくとも両親、もしくは片親にそういう思考の傾向がやはりあり、

そういう環境下で育ったことが一番大きく影響しているのは否めないと思われる

話を最初に戻すと、

ヤンキーにとって校則は寧ろ自分存在証明するために必要不可欠な存在であり、

校則がなければ、寧ろ彼等は学校に完全に来なくなるとさえ思っている

わざわざときどき学校に来る、もしくは学校に来ている知人と接触しては、

校則を破る、学校に来なくても反社会的な行動を実行する、

そこに彼等はアイデンティティを抱いてしまっている

小林よしのり漫画の中で、自分高校時代に分かったこととして、

ヤンキー学校教師側の人間だと描いていたが、個人的経験からも非常に同感である

作中で、高校時代小林よしのり生徒会長立候補し、

学校校則を変えたい、もっと自由校則にしたいと息巻いていたが、

それに対し学校教師は猛反対する

そして、小林氏がヤンキーに、おまえら校則が変わった方がいいと思うだろ?

と問いかけると、ヤンキー達は明確に反対し、小林市に制裁を加えるようになるのである

これは中国香港で起こった民主化運動に、

中国暴力団である三合会の人員政府が投入したことにも似ている

本来、三合会のような、いわゆる暴力団と呼ばれるべき反社会的組織

反社活動中国では厳しく取り締まられる対象であった

しかし、香港デモでは政府は一変し、三合会に賄賂を渡して民主化デモに投入し、

民主化活動家や学生達に暴力行為を行うようになった

理由として、表向きは中国政府デモ活動鎮圧非人道的暴力行為を行えないというのがある

国際的世論の目は気にしているのである

よって、自分達の代行をしてくれる者達として三合会のような暴力団員を投入したのである

本来、もちろん今でもだが、中国犯罪行為に非常に厳しいところがある

例えばインターネットカジノ業者のような人達も厳しく取り締まられたため、

彼等はカンボジア等に逃げるしかなくなった

要は、国に見えないところでいい思いをしている反社活動は許せない、ということである

三合会のように、この社会政府体制側のような人達と、

反社会的人達が結託することが非常に都合が良いことが意外と多いように思われる

教師ヤンキーが意外と仲が良い、卒業してから学校に出入りするなど関係を保っているヤンキーも多い

しかし、ヤンキー暴力をふるわれ怪我をした、場合によっては障害を負った、

レイプ未遂被害を受けた等、実害があった生徒たちにとっては溜まったものではない

教師もどことなく、生徒を屈服させる、服従させることに自分存在意義見出している人がいる

そういった教師にとっても、ヤンキーはいわゆる「手の掛かった」生徒ということで、

彼等の脳内では勝手美談に変換されているのだろう

そういった教師にとっても、校則が緩くなり、学校自由になり、普通の生徒が自由になることが許せないのだろう

なぜなら、教師という職業自体自由ではなく、その不満が蓄積する職業からである

家庭などで鬱屈反社会的な行動に走るヤンキーというか不良少年少女と、

職場等で鬱屈し、自分達が不幸なのに生徒が幸せになるのは許せない、という鬱屈した教師たちが、

互いに共感を抱き、傷を舐めあい普通の生徒たちに刃を向けるのは不思議なことではない

寧ろ、自然な流れだとさえ私は思っている

ちなみに、これは校則だけでなく、普通法律でも同じように思う

マリファナ規制しすぎれば、マリファナルート使用者が地下に潜ってしまい、警察管理下から外れてしま

公安国家マリファナ使用者管理する、

マリファナのような軽い話ではなく、反社会的組織犯罪者であっても同じであり、

法律を厳しくしすぎると、公安国家市民却って管理できなくなってしまうことがある

適度な締め付けが重要であることはマキャベリズムにさえ書いてある

普段から恐怖政治粛清を繰り返すと、市民は逆に粛清になれてしま

公開処刑が当たり前のような状況にするよりは、

ときどき、不意打ちのように、見せしめにズバッと公開処刑をするべきである

そうすることで市民に恐怖をときどき植え付けることが、国家へ反逆する意欲を失わせる

普段から頻繁に恐怖を植え付けられると、却って市民はキレるように反逆に転じる

なんだかんだ政府国家は、市民が反逆し、暴動し、コントロールできなくなることを恐れている

いつも怒っている、怒鳴る人は怖くない

ときどき、ある場面でいきなり不意打ちで怒る人の方が怖さを感じるようなものである

見せしめ粛清国家の安定のために大事であるが、やり過ぎはいけないのである

2021-11-25

anond:20211124131241

秋葉原の例えは分からないでもないけど、そもそもそのレベルで"氾濫"している事例があんまり分からん

例えば、温泉むすめなら温泉地の一角にそういうコーナーがあったり、ポツポツとポスターが貼られてるくらいでしょ?

ラッピング電車とかは確かに若干視界にうるさく感じるけど、まあ一時的イベントだしなーとしか個人としては思わない。

う〜ん、でもそういう意味ではコンビニも「氾濫」はしてないと思うのよね。ロードサイド駅前にポツポツあるだけ。でもそのポツポツが「景観撹乱する」とか「観光地としてのイメージブランディング毀損する」みたいな観点条例的にNGとされてて、そのことを社会市民容認してるという。

2021-11-09

今更三体問題の1巻目読み終えた。

  

  

  

ネタバレになるけど、今どき珍しい侵略目的とした宇宙人でようはガミラス星人なんだけど、この手のだとありがちな地球人類が一致団結して地球的脅威に立ち向かう…なんてことにならずに、

自分たち問題解決無理だから宇宙人に怒られろ!とか(文字通りに)地球死ね!と色々あって破滅願望を持った人間たちと侵略したい宇宙人マッチングして

地球の内部撹乱をするという展開が現代的と言うか、進んだ科学力持ってる割にやることが案外みみっちいというかそんな印象受けて、

序盤の物理学が揺らぐとかのワクワクの割にはションボリしてしまった。

恐らくメインの読み方であろう政治的には、文革から話が始まってたり、主人公の一人の人類を巻き込む重大な決断理由の一つにそれがあったりでよく中国で出せたなあと。

余談だけど中国語名ってどうにも覚えられなくてイーガン宇宙消失でもさっぱりその登場人物抜け落ちてしまった自分的に、しおり登場人物表書いてくれたハヤカワナイスと思った。

2021-11-02

政治工作員の活動が活発だな

選挙が終わってから一般市民の素朴な肌感覚を装った不気味な血の通ってない政治的発言が次々ホッテントリ入ってんな

人間不思議なもんで、文章に血が通ってるかどうかって不思議とわかる

20代の女とか40代おっさんとか、その他諸々自分普通増田ってフリして長文書いてるやつは怪しい・・・

今回の選挙の争点を見誤らせるための撹乱戦法感がある

2021-10-10

リベサヨオタク叩く悪癖を止めて欲しい

リベサヨオタク叩きはノンポリだったオタク右傾化させるきっかけになってると思う。

自身ポリティカルコンパス等で政治傾向を測ると政治-自由主義経済-左派リベサヨなのね。

日本の停滞の大きな原因は自民党長期政権にある、所得の再分配は強化すべき、大日本帝国悪事は率直に認めて諸外国には二度と繰り返さないとアピールし続けるべき、夫婦別姓賛成同性婚賛成こんな意見の持ち主ですわ。

(この御呪い唱えないと「ネトウヨ戯言黙殺する」で済ませる人が多いから一応書いとくけど)

本題に戻ると、僕の周りのオタクたち――リアルでの幼馴染からツイッター10年近くの付き合いのフォロワーまで色々――で所謂ネトウヨみたいになっちゃう人がチラホラいるんだけど、入り口が「サヨやフェミオタク作品)叩きが気に入らない」なケースが多いのよ。

彼らって元々は政治への意識が低い人達だったりする。僕が(空気を読みつつ)増税への反対とか格差拡大がもたらす問題とかの話を振っても昔は全然食いついて来なかったような。だから僕は彼らにリベサヨ思想を持ってもらうことは完全に諦めてた。楽しくオタク話だけできる貴重な友達と思っていた。

それが彼らの(僕自身も)好きなオタク向け作品広告コラボキャンペーンへの「女性差別的」「公共に相応しくない」みたいなリベサヨから批判炎上を見て、

なんやコイツら、萌えキャラ性犯罪が増えるって証拠あるんか? 公共って言うけど実写ならアレぐらいのお色気や露出度広告普通に通ってるやろうが、なんで二次元だけ目の仇にするんや?」

みたいなことを呟きだして、あれよあれよという間に、

ポリコレフェミオタク弾圧する敵、自民党議席を減らすと連中がのさばる、トランプは反ポリコレから支持、ポリコレフェミ応援してるから慰安婦像は反対するし大東亜戦争は正しかった、ポリコレフェミ推し政党の立憲・共産は大嫌いだし連中が掲げてる夫婦別姓同性婚も当然反対(自民党でも河野は嫌い)」

みたいなネトウヨ思想フルインストール済みになっちゃった。

彼らが政治社会問題に関する議論にかなり無知免疫が無かったから極めて簡単ネトウヨ化しちゃっただけとも言えるけど、

僕は入り口になったオタク叩き(リベサヨから攻撃)さえなければ、彼らは「目覚める」ことなく今でも新作アニメプラモや好きなゲームシリーズへの偏愛を語るだけの楽しい関係を続けられたのではないかと非常に残念に思っている。

僕みたいなリベサヨかつオタクというのもいっぱいいて、さすがに前時代的では?と思う描写広告が出てくると一言いいたくなるのはわかるよ?

僕も「このアニメって最初ジェンダー規範撹乱するようなキャラ描写してるのに、結局は旧来のジェンダーロールを無邪気に肯定し過ぎでは? 表面だけLGBTに寄り添った感じにしてるのはかえって悪質では?」みたいなフェミニズム批評っぽいのをネットで全世界に向けて公開した黒歴史もあるし。

でも、そういうリベサヨ文脈でのオタク作品への批判って(特に単なる評論を越えて作品広告撤回を求めるような内容になると)、結局は政治への意識の低い(そして多数派でもある)オタクを逆方向に走らせる結果になってる気がする。

リベサヨの敵を増やすだけの有害な悪癖と自覚して止めて欲しい。

2021-08-31

ポリコレアフロを読んだけど

https://www.tyoshiki.com/entry/2021/08/25/221310

https://togetter.com/li/1709770

ネットの巷で有名なポリコレアフロが出てくる「ミステリと言う勿れ」を4巻まで読んだ。ネットで有名なのは子供バカじゃないです」と「父親教室体験学習テスト」のくだりだろう(子供バカじゃないですのくだりは3巻P37、テストのくだりは3巻P133に出てくるが、ぶっちゃけ3巻だけ買って読んでも前後の話は大体つかめる)。

ざっくりいうと「アフロ偏屈大学生がうんちく垂れながら事件解決していく漫画なのだけれど、ネット受けしやすい部分が変に切り取られて無駄拡散しちゃってるだけな気がする。

脳内インデックスから似た作品を探してみて、「ちひろさん」と「クロエ流儀」が出てきたけど、「ちひろさん」はショムニの作者の主義主張を元風俗嬢に喋らせてスカッコンテンツに仕立てたいわば海辺ショムニで、「クロエ流儀」は「ちひろさん」をものすごく邪悪にした作品だけど、ポリコレアフロは「ツッコミ役のいるちひろさん」かなって最初は思ってた。

でもポリコレアフロ育児家事母親任せの昔ながらのザ、父親が大嫌いで「男も主体的育児をやろう」的な言動ものすごく目立つだけで、別にポリコレ部分はない。というか真偽不明なうんちくがクソほど多くてそっちに飽きてくる。

というか、アフロの話をスルーしたり首根っこ掴んで遮ったりして登場人物にすら飽きられている。

しかもそんなうんちくやら女尊男卑気味な言説を初対面の人間にもれなく高説垂れるもんだからほとんどの人間にはウザがられているし、なんならキレられてる。

テスト説教のくだりにしても「ネットでちらっとみた記事で詳細はわからない」と前置きしているし、しか説教相手容疑者父親容疑者の子供を預かっていただけで、名前不明な実質モブだ(ちなみにこのオッサンはその後本編に出ない)。

距離感バグって「FFから失礼するゾ〜」を地で行く人物で、正直友達には欲しくないし職場新卒でこんなのいたら「あ〜またアイツなんか言ってるよ」で終わるやつなんだよね実際。

でも相手を貶めようって悪意だとか自分絶対正しいって独善性のようなもの全然感じられなくて、ネットや本で見た知識をひけらかしたい一種アッパー系コミュ障のようにも感じた。

まあ1巻の後書きで作者が「閉鎖空間主人公がひたすら喋るだけの漫画」と書いてるくらいだから、そういうのがハマる人にはハマるんだろうけど、自分は例のテストのくだりが出るまで我慢してKindleで買って読み進めていたけど肝心のミステリー部分はなんの驚きもなく内容を覚えてもいない有様だった。

うんちくも量が多くてうんざり気味だし、ミステリー部分も読んでてめんどくさいので4巻の広島八つ墓村から先を読もうかどうか迷っている。

余談

ところで、自分がこの作品を読んで仮面ライダー龍騎の北岡弁護士名言(?)「英雄ってのはさ、英雄になろうとした瞬間に失格なのよ。お前、いきなりアウトってわけ」を真っ先に思い出した。

(それはそうと公式百科事典的なコンテンツ写真付きで提供してくれるのは本当にありがたい)

https://www.kamen-rider-official.com/zukan/character/1723

言ってること自体は正しいようにも見えるし実際言葉だけ切り取られて変に論争されているのも観測したけど、本編を見たらわかるようにアレは相手撹乱させるための出まかせ(そもそも北岡弁護士悪徳弁護士である)で、相手によっては「英雄になろうとする意思が強いやつだけが英雄になれる」とか真逆のことを言いそうでもある。

コンテンツを雑に切り取られて変に拡散して本編を見てもない人らで不毛な言い争いが続いているのはなかなかしんどいものがあるっていうところは、ミカンの人に同意する。

でも難しいよ。そういう隠れたエッセンスを1600円と数時間支払って確認しにいくのは。

2021-08-28

アイアンリーガーに騙された -2-

1(https://anond.hatelabo.jp/20210828215226)のつづき

プログラムされた意思

 第九話では、トップジョイの正体と過去が明らかにされる。もともとダークスポーツ財団で「作られた」トップジョイは、ショックサーキットという枷を掛けられ、スパイ行為を「ほとんど」強制されていた。これまで意思を持ち、それを自由行使できると思われていたロボットが、実はそうではなかったということが、ここで明らかになる。

 もちろん、ショックサーキット自体第一話の時点でマッハウインディに埋め込まれた形で登場している。ダークスポーツ財団ロボットたちに背反を許さないようにし、彼らの自由を奪っている事実は、物語の冒頭から提示されていた。

 だが第九話から続くトップジョイ物語は、マッハウインディがショックサーキットに苦しみ、そして克服した第一話・第二話とは少し様子が異なる。マッハウインディが自らダークの元を去り、早々にショックサーキットを切除して完全にダークとの絆を絶ったのに対し、トップジョイはそこから十三話まで、「自らの意思で」ダークとの関係を持ち続けているのである

 トップジョイが――シルバーキャッスル好意を抱き、マグナムエースから手を差し伸べられていたにも関わらず――なぜ十三話までダークとの縁を切らなかったのかについては、明確な描写がなく、少々解釈が難しい。ここから先は憶測比重が非常に大きくなるので、ご容赦いただきたい。

 第九話で、トップジョイはフェアプレーを重んじるシルバーキャッスル、及びそれに共感する子どもたちを「理解できない」と言った。「ラフプレーをすれば客は喜ぶ」「客を喜ばせるのがアイアンリーガー」だと。

 これは、シルバーキャッスルを内部から撹乱するというスパイ行為による言葉ではない。トップジョイ本心だ。彼は本心ラフプレーを正しい行為と捉えているのである。同じ本心で、第八話でキアイリュウケンオーナーの絆に涙し、子どもたちと純粋交流を楽しんでいる一方で。

 同時に、九話ではトップジョイ過去と思いが垣間見える。「楽しむ」ことを大切にした結果、バスケットチームから放逐された過去。それでも忘れられない、バスケットリーガである自分に向けられた観客の歓声。あの場所に戻りたいという思いが、トップジョイ根底にある。

 彼がぎりぎりまでダークとの絆を絶てないでいたのには、この思いが大きいのではないだろうか。トップジョイがダークに従っているのは、ショックサーキットけが理由ではない。もっと根底の、自分存在のものに関わる意思ーーあるいは、心ーーである

 これは完全に僕の推測であるが、第八話で示唆された「ロボットは、人間役割を与えられ、それに相応しいように設計プログラムされて生み出される」という事実を踏まえると、トップジョイのこの「意思(心)」もまた、ある程度製造者によってプログラムされたものではないだろうか。

 作中で、ロボット意思思考、心が人間プログラムされたものだという直接的な言及は(現状)ない。だが彼らが「注文に応じて製造される商品」としての一面を持つ以上、ロボット人間赤ん坊と同じようにまっさら状態で納品されるとは思えない。彼らは製造された時点である程度の機体性能、そして知能と知識を有し、そこには人間意向が相当程度反映されていると考えるのが自然である

トップジョイ」という名前であるがーー彼らがある程度完成された状態で世に出るとしたら、彼らの名前は、その機能・性能にちなんだものであるのだろう(もちろんまったく関係のない場合もあるかもしれないが)。ロボット機能・性能は、つまり製造者が彼らに込めた役割と期待である。「ジョイ」つまり「喜び」。彼は、人に「喜び」をもたらす存在としての役割を期待されたのではないか。故に、ああいった明るい性格に設定され、他者の喜びを自分の喜びとするような性格プログラムされたのではないか。そして、そのプログラムされた心でラフプレーに喜ぶ観客たちを見て、それを自分の喜びとして、そして正しいこととして学習したのではないだろうか。

製造された時点でラフプレーを正しい行為としてインプットされていた可能性もあるが、第九話のトップジョイの「教わった」という言い振り的に、その可能性は薄そうである。)

 だが、その期待は裏目に出た。明るく楽しくを第一義とする性格チームメイトの反感を買い、彼は本来活躍するはずだったバスケットコートに立つことができなくなった。その後、シルバーキャッスルにおいてはーー彼自身純粋から本来スパイという立場を越えて、彼らに好意を抱いているにも関わらずーー逆にラフプレーを許すことができないシルバーキャッスルの皆の心を理解できず、孤立してしまう。

 そして、ダークから虐待を受けても、マグナムエースたちから手を差し伸べられても、本当に自分が望むことに気づきかけても、プログラムされた心で過去に学び、感じた喜びを忘れることができず、ダークとの繋がりを断つことができなかったのではないか

 人間の都合によってプログラムされた「心」によって、トップジョイは傷つき続けていたのではないか

 人間と全く同じように喜び、悲しみ、悩み、傷つく「心」を、人間の都合によって作り出すというこの世界の不気味さが、トップジョイによって突きつけられる。

 そして、第十一話でのS-XXXの結末が、それを決定的にする。

 S-XXXはこれまでのロボットたちとは違い、意思感情の乏しい存在として描かれる。それは本来、僕たちが「ロボット」と聞いて思い浮かべるイメージに近い。

 S-XXXはテンプレート的な「ロボット」として、命令だけを忠実に実行し、サッカーフィールドで「戦争」を繰り広げた。そして最後は、マグナムエースによって破壊される。

 第十一話では、これまでよりも明確にロボットが「商品であることが語られる。S-XXXはアイアンソルジャーという「商品」として、敵を殲滅する者としての役割として与えられ、その破壊力を期待され、品定めされる。彼のロボット然とした意思感情の薄さは、兵士として忠実に命令を実行することを求められ、そうプログラムされた結果なのではないだろうか。

 しかし一方で、S-XXXは「敵を倒す」という目的に対し非合理的シルバーキャッスルの行動に困惑し、動揺する。そして、マグナムエースの「新しい道」という言葉に、ほんの一瞬であるが、本来あるはずのなかった「迷い」を見せた。

 S-XXXにも、心は存在した。

 なぜS-XXXの製造者が「兵器であるロボット「心」が生まれるような知能を搭載したのか、その理由はよく分からない。スポーツ選手であるアイアンリーガーであれば、人間がある種のカタルシスを得るための機能として、人間と同じような心や感情を搭載する理由もある程度理解できるが、迷いが命取りとなる戦場に送り込む兵器に、それは不要のはずである

 もしかしたら「心」というものは、それは製造者意図的ものではなく、自分学習し、アップデートしていくことができるほど高度な知能には、逃れられない副産物なのかもしれない。

 いずれにしても、例え人間ほとんどをプログラムされたものであったとしても、兵器であったS-XXXにさえ、心は存在した。そして僅かに、けれど確かに「新しい道」へと進む可能性があった。

 にも関わらず、第十一話の商人たちは、彼を徹底的に「商品」として扱った。そしてS-XXX自身も、「戦場でない場所には存在不可能」と語っている。

 ロボットは、人間によって役割定義されている。そしてその役割を果たせなければ、彼らは自らの存在意義すら失いかねないのである

 この『アイアンリーガー』の世界に横たわる現実を受け止めるのに、相当な時間を要した。いや、実際まだ受け止められてはいないのかもしれない。人間は自らの都合によって、自分たちとほとんど変わらない心や感情を持つロボット役割という枠に押し込めて生み出し、その存在をも人間の都合によって左右する。この神の模倣とも思える傲慢さに、幾たび怨嗟を吐いたかしれない。

 一方で、自らの意志で生き、誇りを持って戦っているロボットたちを哀れみ、同情を寄せるようなことは、彼らに対する侮辱ではないかという思いもずっとあった。

 僕の心は千々に乱れ、分裂し、二転三転し、自己矛盾に苦しむ日々が続いた。「ロボットスポーツをする子ども向けのアニメ」を観てそんな感情に取り憑かれるなど、一体誰が予想できよう。

 しかし、である。一通り憎悪煩悶に身を投じた後に、ふと気づいたことがある。

 ロボットたちが置かれた現実は、結局、僕たちの生きる現実と同じなのではないか、と。

人間ロボットロボット人間

 僕が七転八倒している時、僕に『アイアンリーガー』を教えてくれた先達は、一つの問いを僕に投げかけた。「ならば、アイアンリーガーはどうなったら幸せなのか」と。

 頭を殴られたような衝撃を受けたせいで、僕がその時どのように答えたのか、正確には記憶していない。「彼らが、やりたいことをやりたいようにやれる」のようなことを言ったような気がする。

 月並み言葉を振り絞りながら、僕はぼんやりと「どこかで聞いたような話だな」と思った。よくある話。人間幸せを語るときに、よく言われるような言葉だと。

 そして、僕の思考は再び振り出しへと戻った。『アイアンリーガー』に最初に感じた、違和感にも似て、それでいて温かかった感覚人間ロボットが、同じ意志や心や感情を持つ存在として、同じように生きている世界

 第一話でマッハウインディはこう言った。俺たちロボットも「人間と同じなんだよ」と。

 それはつまり人間もまたロボットと同じであることを意味する。

 この国で生まれれば(その実態はどうあれ)、僕たちは一応、自由意志(ここでは各種の哲学定義無視して、単に「他から強制・拘束・妨害などを受けないで、行動や選択自発的に決定しうる意志」という意味で用いる。)を認められた存在である

 しかし、完全に自由人間など存在しない。人間もまた、さまざまな制約の中で生きている。親、夫、妻、上司、部下、教師学生、老人、若者、友人……そういった役割立場を与えられ、家庭環境ジェンダー経済力文化時代価値観……そんなあらゆる枠に押し込められながら、社会の中での「あるべき姿」「あるべき意志」を定義され、それに応える「社会人」に育てられてゆく。それは、人間、あるいは「社会」の要請意思や心をプログラムされるロボットと、実はそう大差ないのではないか(語弊を恐れずに言えば、教育とは一種プログラミングである)。

 真に自分の望むように生きている人間などほとんどいない。皆、社会の中で折り合いをつけながら成長し、社会の中で生きている。そして、労働市場の中で自らの価値を計られ、自己存在意義を証明し続けることを要求される。

(そうあるべき、と思っているのではない。ただ事実として、それが資本主義社会の一側面であることは否定できないとも僕は考えている。)

 その姿は、役割を与えられ、商品として売買されるロボットに重なる。

 もちろん、『アイアンリーガー』においてロボットたちが置かれている状況は、僕たち人間より深刻だ。彼らは自らの存在の前提として役割がある。役割がなければ彼らは存在し得ないし、その役割への期待に基づいてプログラムされた意志や心の拘束度は、人間のそれよりも遥かに強い。

 しかし、あらゆる寓話がそうであるように、度合いが強いからといって、それが全く違うということにはならない。制約の中で、それでもなお自らの意志を貫き通そうとするロボットたちの姿に、僕たちは僕たちの姿を見るのである

アンドロイドは電気羊の夢を見るか』の訳者あとがきに書いてあったことだが、アンガス・テイラーという人は、フィリップ・K・ディックの書くアンドロイドについて(「機械的な行動パターンに侵された」、あるいは「内面的に阻害された」)人間隠喩象徴であると述べたそうだ。そして訳者浅倉久志氏は、この作品の中に「人間とは何か?」というテーマに取り組んだとしている。『アイアンリーガー』も、それと似たような物語ではないかと、僕は思う。つまり、『アイアンリーガー』に登場するロボットたちもまた、僕たち「意志を持つモノ」、つまり人間隠喩であり、『アイアンリーガー』は、「意志あるモノが自由を手に入れる」物語ではないかと。

 こんなことを考えているうちに、僕は『BEASTARS』のことを思い出した。『BEASTARS』の登場「動物」も、姿形は動物のそれであるが、やはり人間と同じような意思感情を持つ。彼らを通して描かれているのは、そういった心を持つモノたちのドラマだ。人間と同じ意思感情を持つモノたちが、しかし肉食・草食動物それぞれの身体特性、言い換えれば宿命という強制と制約を背負いながら、学校という一つの閉鎖社会の中で苦悩し、ぶつかり合い、時には折り合いをつけながら生きていく。負った宿命の中身や程度は違えど、そこに描かれているのは紛れもなく心を持つモノーーつまり僕たちの物語である

 と、このような書き方をしたが、あくまでこれは『アイアンリーガー』(や『BEASTARS』)という作品に僕たちが心を動かされる「絡繰」、結果論をそれっぽく言い募っているだけである。『アイアンリーガー』は(恐らく)寓話ではないし、アニメスタッフが彼らロボット人間象徴、あるいはその苦悩の投影先として選んだ、というのも(なんとなくだが)違うような気がする。正直、単にロボットが好きなだけな気がしてならない。

 これについては、象徴隠喩というよりも、同じく『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』の訳者あとがき引用されていた、次のような表現が相応しいように思う。(原典に当たっておらず申し訳ない。)

ディックにおいて、人間アンドロイド生物学上の、あるいは自然科学上の区別は、まったく無意味である。(中略)ディックは、『アンドロイド』と『人間』の形式上区別には関心がない。(中略)ディック世界では、そもそも人間機械自然と人工といった単純な二分律は棄却されている」(『銀星倶楽部12 後藤将之氏「フィリップ・K・ディック社会思想」)

アイアンリーガー』に描かれているロボットたちの生き様を語るのに、彼らが生み出された経緯や理由に潜む人間の驕慢さなどは、意味をなさない。彼らの前で、人間自分たちと同じ心を持つモノを恣意的に生み出すという行為の是非を問うことは無意味であるいかに彼らのルーツに薄ら寒い人間欲望が渦巻き、彼らの意志人間によって指向性を持たされているとしても、それは彼らが「その」自らの意志決断し、戦い、生きてゆく征途の輝きを何ら曇らせるものではない。

 彼らは、ロボットとしての宿命を背負う自らの存在を呪うことはない。背負った宿命の中で、心を持つ故に葛藤に苛まれながらも、心を持つ故に抱いた意志で、自らの宿命を乗り越え、未来を切り開いていく。フェアプレーをしたい。スポーツをしたい。道を極めたい。この場所にいたい。君と一緒にいたい。たとえ世界がそれを許さなくとも、世界がそれを笑おうとも、自らの意志で在りたいように在る。その姿は僕たちと地続きのものだ。彼らはロボットであるから尊いのではない。僕らと同じであるから、眩しいのである

3(https://anond.hatelabo.jp/20210828220439)につづく

2021-08-16

anond:20210816171847

ワクチン確保がままならないだけで撹乱されてしま国民性リスクだよな。

台湾ほどコロナ対策成功している国はないのに、逆にそれが少しのミスも許せない潔癖性に繋がってる。

2021-07-12

自分同性愛者だけど異性愛者の人達結婚出産育児がしやすい世の中であってほしいと思う。LGBTとか言って社会をむやみに撹乱したツケは払わされるのだろう。リベラリズムは匙加減が難しい。浮かれてられる時代はそんなに長くないんだろうな。

2021-03-08

anond:20210308113227

安心しろ、ワイは撹乱増田から3割くらいネタバレ、後は大嘘構成しとるきに、本当はどうなのかは増田が見て確かめしかないやで。

2021-02-09

ローソンお前Lチキ180円で定着出来たと思ってんだろ

ちょっと前まで120円だったの覚えてるから

キングサイズかい限定のやつが180円だっただろ

言っとくけどあれ未だに高いと思ってるから俺は

短期間で値段上げたり下げたりしてたけどあれで元の値段撹乱できたと思ってんのか

俺はもうマイデイリーチキンしか買わねえから

pontaポイントつく条件わかりにくいんだよ

ハゲ

2020-12-24

政治工作としてのデマって、ほんらい、敵を撹乱するための戦術でしょ

なんか最近思想方面デマを見てると、味方の馬鹿さを証明するようなデマを味方に向けて放つという、意味目的もよくわからない営みが多い気がする。

本来政治的意図故意に流されるデマは、差別を煽るものだったり対立する誰かの名誉を傷つけるものだったり、なにがしかダメージ相手に与えるものだったと思う。

ところが最近は、冷静に考えればすぐにデタラメとわかるようなおかしなことをリーダー格の人が率先して言って、痛い取り巻きたちがワイワイそれに賛同して、はたから見ると「え、いい歳しておまいらみんな揃いも揃ってそれを信じてるの……?(キョトーン)(ポカーン)」みたいなものが目立つ。

一見してデタラメなので結果として対立陣営は痛くもかゆくもないし、むしろ相手馬鹿さ加減はどんどん浮き彫りになるし、そんなもの簡単に信じるおかしなやつらが集まってくるし、逆に理性的な人は距離を置くようになるしで、そのグループ全体としてはぐんぐん平均知能が下がっていくことになるよね。なぜそんな不毛で自滅的な営みをするのか、正直不思議しかたがない。

こういう不思議デマは、私の観測範囲に限った話だけど、北を向いた場合の東に位置する人々の間でさかんに取り交わされているように思う。俺の属する西側にもあるんだろうけれど、エコーチェンバーの中にいてさえほとんど伝わってこず、届いてくるのは反対側の妙ちくりんな作り話ばかり。

本気でわからんのだけど、あれはいったい、何をしたいの?

もちろん続けててもらって結構なんですけど。

2020-11-19

anond:20201119185906

多分世の中には異様に寂しがり屋な人がいて、体面をやたらと気にするキョロ充気質みたいなものがあるせいで、一人でいることをものすごくネガティブに惨めに感じて即席のうつ状態になってしまうせいで、脳の分泌が撹乱され味覚が鈍麻してしまうのではないだろうか?

2020-09-30

変に規制しすぎた結果、価値が生まれしまった弊害が出ているよね

「うまくいかない人生にムシャクシャ」小学生女児に繰り返し性的暴行か 35歳無職男を逮捕

https://news.yahoo.co.jp/articles/80466bcbeb1f581064d5a0f2d685bd7f78a54cb2

スリルと興奮味わう」静岡小学校教師温泉施設で5歳女児の裸を撮影

https://www.asahi.co.jp/webnews/pages/abc_8017.html

法律がどうであろうがいつだってこう言う奴は現れる。

そんなの当たり前であるのだけど、気になった所はそこではなく、貴重な姿云々などと言う所。

この変に規制を強化しすぎて希少化して、価値が生まれしまったせいで余計に事態悪化を招いたと言う点は前々から言われていた事でもあるからねぇ…。

しか児童ポルノ禁止法に関しては変に国連フェミニストキリスト系等の宗教団体が歪ませ、単純所持規制ブロッキング、果てには創作物規制自身思想の為に権利を利用し規制悪用しようとした結果、日本ではまだマシだけど、実際海外においてはより犯罪率の増加や凶悪化を招いたと言う笑えない事態まで招いているのは事実だしね。

実際キリスト系や国連等でその後に性犯罪が露呈した点を見てもネット規制やら創作物規制捜査の手を撹乱させるために言い出したのではと言う疑念すら言われていたのは見た事があるしね。

事実スウェーデン警察創作物規制のせいで捜査の手が分断された事は指摘していた点であるし。

今は山田太郎議員いるからとりあえずは抑止力はあるみたいだけど、著作権のあの体たらくさを見る限り個人的には余り期待はしていない。

しかし昨今のSNS規制誹謗中傷自殺等を理由に過剰なまでに規制を煽っているのとこう言う事件を見て当時の児童ポルノ禁止法の流れやウイルス作成罪、その後の著作権などの様々な規制を思い出したけど、規制と言うもの反論しにくい所から、広げられていくと言う当時言われていた事は正解だったのだなとつくづく思うよ。

そしてそのSNS規制だって有名人自殺やら事件やらを利用して進めようとしているのがねぇ…。

何時もの事だけど事件法規制条例改正悪用する流れは本当にやめてほしいと思う。

しか平時ではないこの時期ですら平時感覚でこの手の規制を優先して進めているのだから色々な意味でこの国はもう末期なのだなと思うよ。

2020-08-16

特攻隊悲劇がことさら喧伝される違和感

この時期になると神風特攻隊(と回天震洋などの海上特攻)のことが話題に上がり

強制だった!or殉国のための志願だった!とかの強制かについて論争がよく起きる。

俺はこの特攻隊戦争を扱う話題ヒエラルキーとしてトップレベルに扱われるのに違和感もっと言えば不快感がある

なぜか?特攻隊必死攻撃という日本軍全体で行われたほんの一部に過ぎないからだ。

「切り込み隊」という言葉をご存知だろうか。

ガダルカナルからニューギニアインパールフィリピン沖縄

日本軍が劣勢に陥った場面で必ず連合軍相手に行われた戦法だ。

10人以下の兵士選抜し、夜間に手榴弾小銃だけで敵陣に突っ込ませて撹乱させる。

これを何十何百回と各地で行わせた。撹乱と聞こえはいいが

選抜されるのは攻撃で散り散りになって原隊からはぐれた兵士が優先的に選ばれ体の良い厄介払いでほぼ全て戦死した。

現場判断で行わせるから戦史の上ではほんの少ししか残らず個人の戦記のみに残す必死攻撃であった。(唯一有名なのは総員玉砕せよ!)

また「戦車特別攻撃隊」というのがある。

これもまた名前だけは仰々しいが必死攻撃である

日本軍にはアメリカ戦車とまともに対抗できる兵器が乏しく、大多数の場面ではこの「戦車特別攻撃隊」が立ち向かった。

方法簡単だ。工兵が持っている梱包爆薬を背負って蛸壺や物陰に潜み戦車が来れば体もろとも突っ込んで爆破する。

これもまた選抜による命令で行われた必死攻撃であった。

この2つだけでも航空機魚雷による特攻よりも遥かに死者は多い。

だがほとんど一般大衆にこのことが顧みられることはない。

これも理由はわかる。『かっこよくないから』だ。

これが行われるのは追い詰められ兵器弾薬も食料もないギリギリの状況で行われる捨て鉢攻撃

全然かっこよくないし勇壮さもロマンへったくれもない。

反面特攻隊死ぬこと前提とは言え「ちゃんとした兵器」「死を受け入れるまでの猶予期間と衣食住」が与えられ

物語として広く伝えやすい。そして兵器を操縦するには未熟とはいえ高等教育を受けた人材必要だ。

死んだ人間が当時の社会階層としては『エリート』だったというのも大きい。

だがあの戦争において特攻したのは彼らだけではない、むしろ庶民として同じ必死攻撃を命じられた人は

こんなにたくさんいたのだ。

2020-08-15

アニメの格闘術

宮崎駿もののけ姫取材のさい、武術家甲野善紀黒田鉄山だった。多分甲野)の動きを参考にした。

その時監督先生の動きはコマ飛ばしたみたいでアニメの参考にならない、といったそうだ。

最近格闘系のYouTubeばかり流し見しているが、トップクラスボクサーキック選手動画はなにをやってるのかわからない瞬間がある。単純に技術が細かすぎてよくわからない面と、単純にスピードが早すぎてよくわからない面と二種類ある。特に軽量級の選手は巧くて速くて細かいので余計にわかりにくい。動きも最短距離イメージして動いてるので、中間動作や打ち初めの溜めがない。溜めがないのでワンツーも寸断なく出てくるし、囮を打って誘い、カウンター成功させた際もあまり上手に理解できない(格闘経験レベルの差が眼の差になって出てくる)。

アニメ場合全く逆だ。大げさな溜め、見せ絵になる中間の振りかぶりトリガーボンズ作品に多い)、ヒットしたときに拳をすっと戻さずに撃ち抜くなど、まるで格闘的ではない。上体や下半身の動きも大げさで、その代わり人間の関節稼働限界を超えた動きを何分も行う。むしろそっちのほうがアスリートとして驚異的な気がしなくもない。スウェーから背筋だけを利用してウィービングを何回繰り返しても、アニメならちょうどよい表現になる。しか格闘家なら奇妙な体幹の持ち主だ。

アニメ的な動きはこのように大げさかつ隙だらけで、それなのにフィジカル能力の高さだけででかわしたり打ったりする。おかげでアニメ格闘のラリーはかなり長い時間無駄な体力を消耗しながら進む。溜めの多いテレフォンパンチ大仰なモーションと尋常ならざる速度でかわし続けるのだ。地面をける時も大げさなので、本当なら移動する場所が丸わかりである

攪乱作戦などを用いたアニメの動きも演出上もたつく。撹乱された相手は大仰にたじろいでしまう。本来一流の戦士ならば撹乱された場所からすぐに移動して視界を確保するものだ。しかアニメの一流の敵はなぜか味方の攻撃に思うままに翻弄される。その間の秒数も演出なのでとても長い。

要するに日本様式美は今もって歌舞伎的で、おそらく殺陣リアリティや美しさよりも伝わりやすさを重視するのではないかと思う。とは言え、リアルさを匂わせるものもある。ナウシカのユパの動きはまるで武術的で、あのナイフパリィは若干の参考資料が入っていることを匂わせる。中国拳法の推手から入る攻防、特に詠春拳截拳道の攻防に近い。飛び込んで入る演出も多分に演出的ではあるが、中心をしっかりガードして体をすぼめて銃弾から身を守っている。そして敵から目をそらしていない。大変合理的だ。そりゃ討ち取って名を挙げられない。

アニメデカダンスにおける空中戦

デカダンスは基本対人戦ではなく、対ガドル戦ではある。ただし体の動かし方は上項の指摘に沿っている。溜めの多いモーションと力んだ投球フォームで彼らは針を投げる。本来あの針はダーツのように斜めに構えて持ち、すっと突き出すように投げたほうが刺さりやすい。地上なら投げやりのフォームが参考になるが、空中に浮いているならダーツだ。あとは重力が導いてくれる。持ち手が順手の場合、ボーリーングのスローイングに似た動きをとればきれいな垂直を描いてガドルに刺さる。しかし、デカダンスで力みないフォームでガドルを倒すカブラギやナツメがあってはならない。攻撃感情が乗らなければ演出にならないからだ。

この世界室伏がいれば、かなりの戦績を残すことだろう。

進撃の巨人に対する見解

あの武器はいけない。折ってくれと言ってるようなものだ。巨人急所攻撃する目的なら刺す系列武器有効だろう。彼らの構造遺体は人体を模倣しているので。筋肉の隙間と骨の継ぎ目、そして巨人の弱点である首を狙えばいい。そう考えると実はハンマー系のほうが無力化に有効な気がしなくもない。そう思えば巨人に鉄球をぶつけるアイディアは遠からずといった感じもある。

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