2022-06-04

ロシア軍事力ではウクライナひとつの州を攻略するので手一杯であるようだ。

そこに戦力を集中すると他の地域での反撃を許してしまう規模の軍事力

これは米軍にしたところで規模は多少大きくなるにしてもかわらないことなのだと思う。

根本的に支配地域を一歩進んで二歩下がる的な調子戦争をすれば、

どの国でも膠着状態に陥ってしまうのだ。

それを避けるための軍事ドクトリンとして第二次大戦時にドイツが行った電撃戦と呼ばれれる、

攻撃力の集中と機動力とで前線を素早く突破して後方撹乱を行い、

中央前線との連絡を途切れさせ、

敵方を混乱渦中に叩き込み勝利を収める、

という戦法の発展形を米国などはイラク戦争などで実施した。

ロシアに関してはそのような洗練された軍事ドクトリンを所有していなかったということなのだろう。

 

ロシア軍は現在軍事作戦が終了したあとには続けて大規模な軍事作戦を行う能力がないと観測されている。

そこからウクライナ側の反攻が本格化するのだろう。

しかロシアが守る側に立てば今度はウクライナ側の打撃力が問題となる。

補給軍事物資の面ではロシア軍と比べて問題が少ないが兵力が少ない。

(現状、その少ない兵力を更に日々ロシア軍に削られている状態だ。)

守るための軍事能力はあっても攻める側としてはどうなのだろうか?

おそらくはこのようにして戦況は完全に膠着状態を迎えることとなるのだろう。

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