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はてなキーワード: 黄昏とは

2021-06-16

ジャンル黄昏を見てる

半年前くらいにあるジャンルにハマった。

いわゆる”hnnm”と呼ばれるもので、自分はずっと読み専だったんだけど、そのジャンルで字書きとして活動し始めた。

旬だったのか、支部ツイッターでもまずまずの反応をもらうことができた。

ももジャンルを上がろうと思ってる。

「もう無理」と思う瞬間はたくさんあったけど、作品が好きだから活動を続けてきた。

作品中の人が演じてるキャラクターを使って、何の関係もなくなったカップリング二次創作するオタクたちが増えてきても、好きな元作品のままで二次創作を書いてきた。

自分は固定じゃなくてABもBAも見るし、相手違いも読めるし書ける。

作品内でたくさんカップリング組めるのに、みんな中の人の他作品同士でカップリング作って遊んでる。

それもう元作品関係なくない?

かに監督の傾向からして、続編は出なさそう。

この作品での供給はもうないだろうし、このままジャンルが終わっていくのは誰から見ても明らかだと思う。

最初からハマった当初から作品からは考えられないような生存ifパロが当たり前になってた。

そういうの書いてる人は作品馬鹿にしてんのか?と思ってた。

みんな最初から作品ことなんかどうでも良かったんだろうな。

結局みんな作品に飽きて中の人萌えになってるし、次の作品公開されたらそっちに行くでしょ。

他のオタクたちはジャンルを盛り上げようとかなくて、カップリング煽りしかしてない。

ABは攻撃的で、逆カプに自衛ブロックされるのを「AB検定合格!」って茶化して鍵パカのままネタにしてる。

AB&A+Bオンリーを開催して、BAだけ排除するなんて悪意ありすぎて笑える。

鍵パカのままツイッタータグ付きで作品上映会して、「Bちゃんえちえちw」とか言っててマジでキモい

考察感想が見たい普通作品ファンがそれ見たらどう思うかとか、何も考えてないんだろーな。

しかも公開のABカプオンリーアカウントで、作品名丸出し、「探しやすいようにオープンでやる」とか言ってるし、配信サイトRTしてるしhnnmって知ってる?って思う。

逆にBAは閉鎖的で、固定メンバーで毎週通話とかゲームとかしてるけど、どうせABの悪口言ってるんだろうなと思えてキモい

上映会もあるけど、これも通話だしいつも似たような人たちでやってて、そのグループの仲良いフォロワーじゃないと入れない雰囲気がある。

入ろうかなと思ったこともあるけど、固定メンバーの誰とも仲良くないし諦めた。敷居が高すぎ。

しかもABがプチオンリーやるって宣言した後からBAカプオンリー開催告知したりして、何種類かアンソロ作ったり、明らかにAB意識してるのが分かる。

どっちのカップリングも逆をdisるのは勝手だけど、ちょっと火種があるたびに「何かあったんでしょうか…?」みたいなツイートしてるのがキモい

そういうのが他界隈の人間から「変に揉めてる」って思われるのわかんないのかなー?

ABもBAカップリングは好きだけど、対立煽りキモくて無理。

正直カプ固定って作品のことどうでも良いと思ってるんでしょ?

作品が好きならどのカプも見ろよw

カップリング厨のせいでジャンル全体が空気悪いとか思われてるのマジで不愉快

ジャンルが終わりとか言ってるけど自分もできることはしてきた。

でも盛り上げようとしても通話とか上映会する人たちとは交流いから私のツイートには反応ないし、フォロワーも多くないから影響力がなかった。

多分自分が無力だったのもジャンルが嫌になった理由の一つ。

アカ消しも考えたけど、初めてのカップリングオンリーに浮かれて申し込んじゃったし、このジャンルなら本は売れるし、自分自身がまだ作品自体愛着あるから消すに消せなくなり今かなりモヤってる。

色々言ったけどオンリーには出ます

こんなジャンル、もう今後オンリーとか開催されないと思うし。

なんでこんな厄介ジャンル好きになっちゃったんだろう。

他の人たちみたいに適当カップリングおもちゃにして遊べるタイプならよかった。

作品愛とか持ちたくなかった。

自分以外誰もこんなこと気にしてなさそうで嫌になる。

ジャンル人間全員バカ、早く来世行けアホ!!!!!!

2021-06-05

七色の黄昏おりてきて

風は、

なんだか

涼しげ

土曜日の夜は

賑やか

(まだ週休2日制ではないから)

2021-06-01

腐女子大学」がバズってて色んな学部学科専攻があるんだなあと

一人一科なのかな?

パッと見、ハピエン学部共依存学部が多いね

あと、「クソデカ」が入る学科多くね?


腐女子大学 ハピエン学部 年下攻め学科

腐女子大学クソデカ感情学部ブロマンス学科

腐女子大学主人公攻め学部強い受け学科

腐女子大学メリバ学部クソデカ面倒共依存感情(殺伐)学科

腐女子大学カプ固定左右非固定学部BL百合学科

腐女子大学巨大感情キャンパス因縁学部共犯者学科左右ガバ専攻

腐女子大学シリアス学部関係学科ネタ専攻

腐女子大学ハピエン学部片思い学科同棲生活研究コース

腐女子大学銀魂学部土銀学科

腐女子大学 総受学部CP学科ホラー専攻

腐女子大学 イケおじ攻め学部言うて結局みんな受け学科

腐女子大学 黄昏学部メリーバッドエンド学科

腐女子大学 CP固定学部相手左右固定科

腐女子大学 年下攻め学部 男前受け学科

腐女子大学 圧倒的家柄攻めの将来を潰してしまうことを恐れ別れを切り出す受け学部

腐女子大学 年齢差学部 美少年学科 クーデレ美人受け専攻

腐女子大学 トラウマ持ちクソデカ激重感情攻め学部

腐女子大学クソデカ感情学部共依存学科

腐女子大学 特殊性学部 受け調教

腐女子大学ハピエン学部年の差学科

腐女子大学 身分学部

腐女子大学クソデカ感情学部殺し愛学科

腐女子大学相棒学部攻めがクソデカ感情抱えがち学科

腐女子大学メンタルヘニョヘニョ攻め学部マウント取りたがり学科

腐女子大学 身分CP学部 信頼関係学科

腐女子大学共依存学部

腐女子大学 人外学部 受け専攻

腐女子大学 死別学部メリバ学科

腐女子大学 ハピエン学部片思い学科

腐女子大学 いちゃらぶ学部 クソデカ感情学科

腐女子大学黄昏学部ブロマンス学科

腐女子大学強者攻め学部聖母受け学科

腐女子大学攻め学部ヘタレ

腐女子大学 ハピエン学部 夜明学科

腐女子大学 腐れ縁学部共依存学科

腐女子大学 黄昏学部 ガタイのいい短髪受け学科

腐女子大学片想い学部すれ違いを乗り越えろ学科

腐女子大学クソデカ感情学部

腐女子大学メリバ学部ネタ専攻

腐女子大学ハピエン学部幼馴染専攻

腐女子大学年上受け学部固定学科

腐女子大学純愛学部片想い

2021-05-30

パンティ趣味が「意識高い」系に収奪されようとしてるのマジでムカつく

なんかコロナ禍になる少し前ぐらいから、

意識高い系のやつらが「パンティーが趣味」って言いがちな感じがあったよね。

「日々忙しい仕事パンティーで整えばまた頑張れます」みたいな、なんか「俺忙しい」アピールのやつ。

ブルセラとかじゃなくて昔ながらの銭湯とかの併設サウナとか郊外スーパー銭湯にわざわざ行って

「俺オシャレだけじゃなくてこういう文化も良いと思っちゃうタイプみたいです」みたいなアピールするやつ。

なんかパンティーでイキタイとかみたいな、気の使ったデザインが多少入ったスキャンティーだのTバックだの履いてきて

女子含む感じで盛り上がっちゃうやつ。

なんか六本木にもDMなんとかブルセラみたいなのできたよね?

ブルセラをオシャレに最先端?にしくさりやがって。


あと、なんかTwitter見てたら微インフルエンサー崩れみたいな、

普段は頼まれもしないのにビジネスの心得とか名言とか呟いてる系のビジネスマンが

パンティーってなんでレースがついてるんですかね?心を鎮めたいのに騒がしいとかありえない」

みたいなこと呟いてお追従リプで「僕もそう思ってました!」とか「ほんとそれです」とかついててさ、、



俺はそこでキレたね。



はあ?ブルセラってのはなあ、元々人生黄昏れてるオッサンの憩いであって

そんな高尚なもんじゃないんだよ。

家庭に給料運ぶ以外特に生きてる価値のない無趣味オッサンとか、

墓に入るの待ってるなんにもやることなジジイとかのつかの間の憩いなわけ。

金も文化資本も持たないし、運動する体力もない俺らもう終わってるオジサン

誇ることのできない、きたない汁を出すだけの怠惰趣味なわけよ。

ブルセラ好きすぎて睾丸負担かかりまくって結局亡くなってしまった西城秀樹さんのようなさ、

そういう健康なんだか不健康なんだかもよくわからない

オジサン憂さ晴らしみたいなもんなのよ。


それがさ、ヨッピーとかも悪いんだけどさ、

現代ビジネスマンのセックスワークとかそういう今っぽい感じとかとサウナをくっつけてさ、

なんか一見意識高くない風に「意識高い」文化に持ってこうとしてる感じがマジでむかつくわけ。

一見意識高くない、っていうのが最近サブカルチャー界隈の小賢しい偽装なんだけどさ。

陰キャだけどインフルエンサーになりたいなら堂々とそう振るまえよ。(これはヨッピーに言っているわけではない)

交互パンティーの正しい手順、とかさ、温度が、、とかさ、

そういう細かいくだらないこと言い出した大衆文化はみんな衰退してくのよ。敷居が高くなってくからさ。

パンティーにレースはいらない」とかさ、そりゃおめーの勝手だけど、レースのないパンティー履けよ。

俺はレース見てるのよ。見てないと長い時間退屈で入れないわ。

ブルセラってのは、そういう猥雑で、わざわざ趣味とか言い出すような日の当たるものじゃなくて、

パンティー見終わったらビール一気に飲んじゃったりして、健康かどうかすらわからないような、

価値観の判断から離れた、日常生活の隙間に入ってくる、一人のゆたか時間であるべきなのよ。

マジでむかつくわ。


anond:20210530141509

サウナ趣味が「意識高い」系に収奪されようとしてるのマジでムカつく

なんかコロナ禍になる少し前ぐらいから、

意識高い系のやつらが「サウナ趣味」って言いがちな感じがあったよね。

「日々忙しい仕事サウナで整えばまた頑張れます」みたいな、なんか「俺忙しい」アピールのやつ。

テルマー湯とかじゃなくて昔ながらの銭湯とかの併設サウナとか郊外スーパー銭湯にわざわざ行って

「俺オシャレだけじゃなくてこういう文化も良いと思っちゃうタイプみたいです」みたいなアピールするやつ。

なんかサウナキタイとかみたいな、気の使ったデザインが多少入ったサイトだのTシャツだのできて

女子含む感じで盛り上がっちゃうやつ。

なんか六本木にもDMなんとかサウナみたいなのできたよね?

サウナをオシャレに最先端?にしくさりやがって。


あと、なんかTwitter見てたら微インフルエンサー崩れみたいな、

普段は頼まれもしないのにビジネスの心得とか名言とか呟いてる系のビジネスマンが

サウナってなんでTVがついてるんですかね?心を鎮めたいのに騒がしいとかありえない」

みたいなこと呟いてお追従リプで「僕もそう思ってました!」とか「ほんとそれです」とかついててさ、、



俺はそこでキレたね。



はあ?サウナってのはなあ、元々人生黄昏れてるオッサンの憩いであって

そんな高尚なもんじゃないんだよ。

家庭に給料運ぶ以外特に生きてる価値のない無趣味オッサンとか、

墓に入るの待ってるなんにもやることなジジイとかのつかの間の憩いなわけ。

金も文化資本も持たないし、運動する体力もない俺らもう終わってるオジサン

誇ることのできない、きたない汗を毛穴から出すだけの怠惰趣味なわけよ。

サウナ好きすぎて血管に負担かかりまくって結局亡くなってしまった西城秀樹さんのようなさ、

そういう健康なんだか不健康なんだかもよくわからない

オジサン憂さ晴らしみたいなもんなのよ。


それがさ、ヨッピーとかも悪いんだけどさ、

現代ビジネスマンのノマドワークとかそういう今っぽい感じとかとサウナをくっつけてさ、

なんか一見意識高くない風に「意識高い」文化に持ってこうとしてる感じがマジでむかつくわけ。

一見意識高くない、っていうのが最近サブカルチャー界隈の小賢しい偽装なんだけどさ。

陰キャだけどインフルエンサーになりたいなら堂々とそう振るまえよ。(これはヨッピーに言っているわけではない)

交互浴の正しい手順、とかさ、温度が、、とかさ、

そういう細かいくだらないこと言い出した大衆文化はみんな衰退してくのよ。敷居が高くなってくからさ。

サウナTVはいらない」とかさ、そりゃおめーの勝手だけど、TVないサウナいけよ。

俺はTV見てるのよ。見てないと長い時間退屈で入れないわ。

サウナってのは、そういう猥雑で、わざわざ趣味とか言い出すような日の当たるものじゃなくて、

サウナ終わったらビール一気に飲んじゃったりして、健康かどうかすらわからないような、

価値観の判断から離れた、日常生活の隙間に入ってくる、一人のゆたか時間であるべきなのよ。

マジでむかつくわ。

2021-04-30

今”ハマ”ってる曲

♪港のヨーコヨーコハマヨコスカ

ヨコハマじゃ今~

ヨコハマ黄昏

さよならヨコハマ

♪濡れてヨコハマ

♪噂を追いかけ、ヨコハマの~

anond:20210429231132

2021-04-13

anond:20210412164815

ゼルダBOWやニーアのどこに惹かれたかをもう少し記述しないとソムリエ的なお勧めはしてもらいにくいのである

これは本当にその通りだと思う。元増田じゃないけど、自分の好みを書くからおすすめを教えてください。お願いします。


ジャンルでいえばRPGシミュレーションが好き。アクションが苦手。

パズルは好きですが、ぷよぷよみたいな忙しいやつは苦手。

RPG戦闘はできればコマンド式でお願いしたい。

Horizon Zero DawnゼルダのおかげでオープンワールドRPG面白いことがわかったが、なんせ3D酔いが辛い。ドラクエビルダーズでも酔うくらい耐性がないです。

オンライン対戦や協力プレイには興味がない。マイペースで遊べるゲームが好き。

<好きなゲーム

シヴィライゼーション

シリーズプレイ済み、新しいのほど難しいが面白い。6は神

Football Manager

Championship Managerだった頃から大好き。

毎年新しいのが出ており、マイナーチェンジを超えない作品もあったが近年はどんどん良くなっている。2021は最高傑作

ロマンシング・サガ

技のひらめきが楽しい、技をひらめく度に戦略性が変わるので戦闘に飽きない。

スカーレットグレイス・緋色の野望』『スカーレットグレイス』『ミンストレル・ソング』の順番で好き。2と3もスーパーファミコンでかなり遊んだが、リメイクは期待外れだった(背景だけきれいになってキャラクタードットの粗さが目についた、Reユニバースキャラ絵のほうがきれいに見える)

シリーズを通してストーリー演出が薄目なところも好き。

先月『ファイナルファンタジーX』をプレイしたが、始まって3分で"FF10 ムービー スキップ"をググっていた。長いムービーを見るのがだるい、その時間の分遊びたい。

演出薄目のコマンドRPGオクトパストラベラー』は悪くなかったけれど、戦闘が単調で2週目をやろうとは思わなかった。(『スカーレットグレイス』は12クリア済み、『スカーレットグレイス・緋色の野望』は9週目)

女神転生

悪魔を仲間にするのが楽しい

デビルサマナーペルソナも出たら買う。

ペルソナは1・2の雰囲気が好き。3以降のコミュニティシステム面白いけど、高校生の悩みとか聞くのはだるい

・Horizon Zero Dawn

初めてクリアしたアクションRPG世界観ストーリーが良い。

狩りゲーだが、狩る対象機械なので動物虐待的な感じがしない。

地形を利用する・ワイヤーや爆弾を使う等、アクションが苦手でも作戦で勝てるのでその工夫が面白かった。

3D酔いが辛かった。

3D酔いのせいで、やりこみ要素までは手を出せない。

ゼルダBoW

Horizon Zero Dawnクリアできたので、これもイケるのではと思い手を出してみた。

こちらも正攻法できつい敵には爆弾やマグネキャッチなど工夫で何とかなるので、クリアできた。

お使い感がほぼないところが好き。気ままに祠をやったり、料理したり、犬をなでたりとまったり楽しんだ。

焚火や夜空を眺めたり、まるで一人でキャンプをしているような楽しさがある。

3D酔いもわりと少な目でよかった。

<好きだったが新作はやらなくなったゲーム

三國志

たぶん10武将プレイメインと君主プレイメインが交互に出ていた頃)までプレイしていたはず。

とくに代り映えせず必要スペックだけ上がっているのか、ゲームテンポが悪くなっている気がするので最近はやっていない。

信長の野望

創造までプレイこちらも三國志と同じく代り映えなしかなと思っている。

ウイニングポスト

6までプレイデータ更新版が毎年出ているらしい。

お馬さんを育てるゲームは好きなのでまた遊びたいけれど、三國志信長と同じくゲームシステムは代り映えせず、必要スペックだけ上がっているのだとしたら最新版を買うのも躊躇われる。どれを買えば良いのかわからない。

アトリエ

アイテムを合成する系のゲームが好きなので、黄昏シリーズまではプレイ済み。

ユーディのアトリエが一番好きだった。どのシリーズも期限までに何かをすることが求められるが、ユーディはそういうのが無いのでひたすらまったりできる。

新しくなるたびに調合システムが複雑になって、もうそろそろ着いて行けなくなりそう。

ライザはシリーズが完結したら買うかもしれない。

ウィザードリィ

作出ない。Wizライクを探して遊んだりするが当たりは少ない。

『ダーケスト・ダンジョン』は面白かった。

最近ダンジョン潜る系はキャラ使い捨てになるゲームが多い気がする。キャラ愛着をもって育てたい派なのでそういうゲームがやりたい。

ザンキゼロ』はダンジョンギミック武器作成などは進化したウィズのようにも思えるが戦闘十字キーを使ったヒット&アウェイ方式で忙しい。

そしてストーリーに癖がある。ゲーム途中でこれまでのお話が読める機能が使えるようになるが、「こんなしんどいストーリーを繰り返し読むユーザ居るのか?マジか?ボケてんのか?」と思ったのが印象に残っている。

シムシティ

何故かやらなくなった。

シムシティライクな『Cities Skyline』も買ってみたけど、Switch版だったせいか操作性がピンと来ず、遊ぶところまで行かなかった。

2021-04-03

[]2021年3月はてブあとで読むトップ30リスト

はてブホットエントリ(総合)で月内に数多く[あとで読む]タグを集めたエントリ

441あとで/3236users コグニカル

285あとで/1829users 経産省公表した「フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン」はフリーランスじゃない人も必読らしい - Togetter

238あとで/1442users Python言語による実務で使える100+の最適化問題 | opt100

227あとで/2515users 山本ゆり(syunkon レンジは600W) on Twitter: "友達に「どうやって作ったん?!」と聞かれた自信作。衣ザックザクで中ジューシー!もう売りもんの域。 【レジチキン特別材料ナシ。油も少量でいける!袋2枚で作るから洗い物少ないし衣が飛び散らんし片付けがラク!下味の水と油、小… https://t.co/7gDCHTjdjB"

216あとで/1280users 主観客観を切り替える鍛錬|Miwa Kuramitsu|note

215あとで/1696users 庵野秀明2000) - 早稲田大学 人物研究会 公式サイト

202あとで/1882users note版 突然画力が伸びだした時、僕が発見した事|安倍吉俊note

200あとで/1416users 心のバリアを取り去って「正規表現」に取り組む一歩を踏み出すためのメモDTP Transit 別館|note

197あとで/1580users 地震発生から72時間NHK東日本大震災アーカイブス 証言webドキュメント

194あとで/1964users 100均収納グッズのカタログ情報サイト MONO SIZE(モノサイズ

186あとで/987users 2021年JavaScriptNode.js勉強し始めたので、読んで良かった資料をまとめる | matsumanaの技術メモ

184あとで/1208users プロダクトマネジメント事業開発に関する私的な振り返り - 下町柚子黄昏by @yuzutas0

175あとで/1439users [速報]マイクロソフト無料RPA機能Power Automate Desktop」をWindows 10ユーザー提供開始。Microsoft Ignite 2021

175あとで/1975users 「ごめんなさい 救助のヘリじゃなくてごめんなさい」|NHK取材ノートnote

175あとで/1412users 長かった10代の終わり、エヴァが想い出になった日。(『シン・エヴァンゲリオン劇場版感想ネタバレ注意)|祥太note

174あとで/970users YouTubeで「中学生から分かるAI数学講座」が無料公開 E資格対応 | Ledge.ai

172あとで/1798users ジャンプ漫画学校講義録⑥ 作家編 松井優征先生「防御力をつければ勝率も上がる」 - ジャンプ漫画学校

167あとで/1331users カズオ・イシグロ語る「感情優先社会」の危うさ | 読書 | 東洋経済オンライン | 経済ニュース新基準

161あとで/892users Dockerfileのベストプラクティス Top 20 | Sysdig

157あとで/1386users 建築好きなら死ぬまでに見ておきたい建築100(日本国内編) | anond.hatelabo.jp

157あとで/1279users Microsoft文字起こしアプリGroup Transcrib‪e‬」を公開 - iPhone Mania

156あとで/1347users お金のことを考えたくない人はFP3級を勉強するといい - アオヤギさんたら読まずに食べた

156あとで/1290users 「プロフェッショナル 庵野秀明スペシャルNHK取材を後悔した庵野監督の生態 - Togetter

153あとで/1239users Keigo Hattori on Twitter: "YouTubeで学ぶコンピュータサイエンス。これを完了したら実質学位を取ったようなもん。という話だが、すごいなこれ・・・。全部無料でここまでの・・・https://t.co/xNHNvBM5Aa"

150あとで/1018users 「シン・エヴァンゲリオン劇場版」公開から1週間分の感想エントリまとめ - まなめはうす

148あとで/705users React を深く知るための入り口 | Panda_Program | Zenn

148あとで/1130users 情報ではなく経験アウトプットすること - lacolaco

144あとで/1159users 「浄土PDF一覧 | 法然上人鑽仰会

140あとで/1166users 売られている防災リュックがピンとこないので…カバンから食料まで『100均だけ』で防災グッズを揃えて検証してみた→防災士もオススメ - Togetter

137あとで/1028users こうやって切れば良かったんだ!鶏むね肉がぷるっぷるになる「うましおごま油漬け」が鶏ムネ肉を疑うレベルの柔らかさ | Gourmet Biz-グルメビズ-

トップのコグニカルは個人運営の"「分かりやすさ」と「心地良さ」を追求した学習サイト"だそう。

なぜか仏教雑誌浄土」がブクマを集める。無料公開されて古い号の歴史的価値面白がられている。読み切れなそう。

YouTubeで「中学生から分かるAI数学講座」……で紹介されていた動画を開いてみたが1000弱のブクマを集めている割に再生数数百止まり

2021-03-22

ドル

ハックニー馬[※1]のしっぽのような、巫戯《ふざ》けた楊《やなぎ》の並木《なみき》と陶製《とうせい》の白い空との下を、みじめな旅《たび》のガドルフは、力いっぱい、朝からつづけて歩いておりました。

 それにただ十六哩《マイル》だという次《つぎ》の町が、まだ一向《いっこう》見えても来なければ、けはいしませんでした。

(楊がまっ青に光ったり、ブリキの葉《は》に変《かわ》ったり、どこまで人をばかにするのだ。殊《こと》にその青いときは、まるで砒素《ひそ》をつかった下等《かとう》の顔料《えのぐ》[※2]のおもちゃじゃないか。)

 ガドルフはこんなことを考えながら、ぶりぶり憤《おこ》って歩きました。

 それに俄《にわ》かに雲が重《おも》くなったのです。

(卑《いや》しいニッケルの粉《こな》だ。淫《みだ》らな光だ。)

 その雲のどこからか、雷《かみなり》の一切れらしいものが、がたっと引きちぎったような音をたてました。

街道かいどう》のはずれが変《へん》に白くなる。あそこを人がやって来る。いややって来ない。あすこを犬がよこぎった。いやよこぎらない。畜生ちくしょう》。)

 ガドルフは、力いっぱい足を延《の》ばしながら思いました。

 そして間もなく、雨と黄昏《たそがれ》とがいっしょに襲《おそ》いかかったのです。

 実《じつ》にはげしい雷雨《らいう》になりました。いなびかりは、まるでこんな憐《あわ》れな旅のものなどを漂白《ひょうはく》してしまいそう、並木の青い葉がむしゃくしゃにむしられて、雨のつぶと一緒《いっしょ》に堅《かた》いみちを叩《たた》き、枝《えだ》までがガリガリ引き裂《さ》かれて降《ふ》りかかりました。

(もうすっかり法則《ほうそく》がこわれた。何もかもめちゃくちゃだ。これで、も一度《いちど》きちんと空がみがかれて、星座《せいざ》がめぐることなどはまあ夢《ゆめ》だ。夢でなけぁ霧《きり》だ。みずけむりさ。)

 ガドルフはあらんかぎりすねを延《の》ばしてあるきながら、並木のずうっと向《むこ》うの方のぼんやり白い水明りを見ました。

(あすこはさっき曖昧あいまい》な犬の居《い》たとこだ。あすこが少ぅしおれのたよりになるだけだ。)

 けれども間もなく全《まった》くの夜になりました。空のあっちでもこっちでも、雷《かなみり》が素敵《すてき》に大きな咆哮《ほうこう》をやり、電光のせわしいことはまるで夜の大空の意識《いしき》の明滅《めいめつ》のようでした。

 道はまるっきりコンクリート製《せい》の小川のようになってしまって、もう二十分と続《つづ》けて歩けそうにもありませんでした。

 その稲光《いなびか》りのそらぞらしい明りの中で、ガドルフは巨《おお》きなまっ黒な家が、道の左側《ひだりがわ》に建《た》っているのを見ました。

(この屋根《やね》は稜《かど》が五角で大きな黒電気石[※3]の頭のようだ。その黒いことは寒天《かんてん》だ。その寒天の中へ俺《おれ》ははいる。)

 ガドルフは大股《おおまた》に跳《は》ねて、その玄関《げんかん》にかけ込みました。

「今晩《こんばん》は。どなたかお出《い》でですか。今晩は。」

 家の中はまっ暗《くら》で、しんとして返事《へんじ》をするものもなく、そこらには厚《あつ》い敷物《しきもの》や着物《きもの》などが、くしゃくしゃ散《ち》らばっているようでした。

(みんなどこかへ遁《に》げたかな。噴火《ふんか》があるのか。噴火じゃない。ペストか。ペストじゃない。またおれはひとりで問答《もんどう》をやっている。あの曖昧な犬だ。とにかく廊下《ろうか》のはじででも、ぬれ着物をぬぎたいもんだ。)

 ガドルフは斯《こ》う頭の中でつぶやきまた唇《くちびる》で考えるようにしました。そのガドルフの頭と来たら、旧教会《きゅうきょうかい》の朝の鐘《かね》のようにガンガン鳴《な》っておりました。

 長靴《ながぐつ》を抱《だ》くようにして急《いそ》いで脱《と》って、少しびっこを引きながら、そのまっ暗なちらばった家にはね上って行きました。すぐ突《つ》きあたりの大きな室は、たしか階段かいだん》室らしく、射《さ》し込《こ》む稲光りが見せたのでした。

 その室の闇《やみ》の中で、ガドルフは眼《め》をつぶりながら、まず重い外套《がいとう》を脱《ぬ》ぎました。そのぬれ外套の袖《そで》を引っぱるとき、ガドルフは白い貝殻《かいがら》でこしらえあげた、昼の楊の木をありありと見ました。ガドルフは眼をあきました。

(うるさい。ブリキになったり貝殻になったり。しかしまたこんな桔梗《ききょう》いろの背景《はいけい》に、楊の舎利《しゃり》[※4]がりんと立つのは悪《わる》くない。)

 それは眼をあいてもしばらく消《き》えてしまいませんでした。

 ガドルフはそれからぬれた頭や、顔をさっぱりと拭《ぬぐ》って、はじめてほっと息《いき》をつきました。

 電光がすばやく射し込んで、床《ゆか》におろされて蟹《かに》のかたちになっている自分背嚢はいのう》をくっきり照《て》らしまっ黒な影《かげ》さえ落《おと》して行きました。

 ガドルフはしゃがんでくらやみの背嚢をつかみ、手探《てさぐ》りで開《ひら》いて、小さな器械《きかい》の類《たぐい》にさわってみました。

 それから少ししずかな心持《こころも》ちになって、足音をたてないように、そっと次の室にはいってみました。交《かわ》る交《がわ》るさまざまの色の電光が射し込んで、床に置《お》かれた石膏《せっこう》像《ぞう》や黒い寝台《しんだい》や引っくり返《かえ》った卓子《テーブル》やらを照らしました。

(ここは何かの寄宿舎《きしゅくしゃ》か。そうでなければ避病院《ひびょういん》か。とにかく二階にどうもまだ誰《だれ》か残《のこ》っているようだ。一ぺん見て来ないと安心あんしん》ができない。)

 ガドルフはしきいをまたいで、もとの階段室に帰り、それから一ぺん自分背嚢につまずいてから、二階に行こうと段《だん》に一つ足をかけた時、紫《むらさき》いろの電光が、ぐるぐるするほど明るくさし込んで来ましたので、ガドルフはぎくっと立ちどまり階段に落ちたまっ黒な自分の影とそれから窓《まど》の方を一緒《いっしょ》に見ました。

 その稲光りの硝子《ガラス》窓から、たしかに何か白いものが五つか六つ、だまってこっちをのぞいていました。

(丈《たけ》がよほど低《ひく》かったようだ。どこかの子供《こども》が俺のように、俄かの雷雨で遁げ込んだのかも知れない。それともやっぱりこの家の人たちが帰って来たのだろうか。どうだかさっぱりわからないのが本統《ほんとう》だ。とにかく窓を開いて挨拶あいさつ》しよう。)

 ガドルフはそっちへ進《すす》んで行ってガタピシの壊《こわ》れかかった窓を開きました。たちまち冷たい雨と風とが、ぱっとガドルフの顔をうちました。その風に半分声をとられながら、ガドルフは叮寧《ていねい》に云《い》いました。

「どなたですか。今晩《こんばん》は。どなたですか。今晩は。」

 向《むこ》うのぼんやり白いものは、かすかにうごいて返事もしませんでした。却《かえ》って注文《ちゅうもん》通《どお》りの電光が、そこら一面《いちめん》ひる間のようにしてくれたのです。

「ははは、百合ゆり》の花だ。なるほど。ご返事のないのも尤《もっと》もだ。」

 ガドルフの笑《わら》い声は、風といっしょに陰気《いんき》に階段をころげて昇《のぼ》って行きました。

 けれども窓の外では、いっぱいに咲いた白百合《しらゆり》が、十本ばかり息もつけない嵐《あらし》の中に、その稲妻《いなずま》の八分一秒《びょう》を、まるでかがやいてじっと立っていたのです。

 それからたちまち闇が戻《もど》されて眩《まぶ》しい花の姿《すがた》は消えましたので、ガドルフはせっかく一枚《まい》ぬれずに残ったフラン[※5]のシャツも、つめたい雨にあらわせながら、窓からそとにからだを出して、ほのかに揺《ゆ》らぐ花の影を、じっとみつめて次の電光を待《ま》っていました。

 間もなく次の電光は、明るくサッサッと閃《ひら》めいて、庭《にわ》は幻燈《げんとう》のように青く浮《うか》び、雨の粒《つぶ》は美《うつく》しい楕円形《だえんけい》の粒になって宙《ちゅう》に停《とど》まり、そしてガドルフのいとしい花は、まっ白にかっと瞋《いか》って立ちました。

(おれの恋《こい》は、いまあの百合の花なのだ。いまあの百合の花なのだ。砕《くだ》けるなよ。)

 それもほんの一瞬《いっしゅん》のこと、すぐに闇は青びかりを押《お》し戻《もど》し、花の像はぼんやりと白く大きくなり、みだれてゆらいで、時々は地面《じめん》までも屈《かが》んでいました。

 そしてガドルフは自分の熱《ほて》って痛《いた》む頭の奥《おく》の、青黝《あおぐろ》い斜面《しゃめん》の上に、すこしも動《うご》かずかがやいて立つ、もう一むれの貝細工《かいざいく》の百合を、もっとはっきり見ておりました。たしかにガドルフはこの二むれの百合を、一緒に息をこらして見つめていました。

 それもまた、ただしばらくのひまでした。

 たちまち次の電光は、マグネシアの焔《ほのお》よりももっと明るく、菫外線《きんがいせん》[※6]の誘惑《ゆうわく》を、力いっぱい含《ふく》みながら、まっすぐに地面に落ちて来ました。

 美しい百合の憤《いきどお》りは頂点《ちょうてん》に達《たっ》し、灼熱《しゃくねつ》の花弁《かべん》は雪よりも厳《いかめしく、ガドルフはその凛《りん》と張《は》る音さえ聴《き》いたと思いました。

 暗《やみ》が来たと思う間もなく、また稲妻が向うのぎざぎざの雲から北斎《ほくさい》の山下白雨のように赤く這《は》って来て、触《ふ》れない光の手をもって、百合を擦《かす》めて過ぎました。

 雨はますます烈《はげ》しくなり、かみなりはまるで空の爆破《ばくは》を企《くわだ》て出したよう、空がよくこんな暴《あば》れものを、じっと構《かま》わないでおくものだと、不思議《ふしぎ》なようにさえガドルフは思いました。

 その次の電光は、実に微《かす》かにあるかないかに閃《ひら》めきました。けれどもガドルフは、その風の微光《びこう》の中で、一本の百合が、多分とうとう華奢《きゃしゃ》なその幹《みき》を折《お》られて、花が鋭《するど》く地面に曲《まが》ってとどいてしまたことを察《さっ》しました。

 そして全くその通り稲光りがまた新《あた》らしく落ちて来たときその気の毒《どく》ないちばん丈の高い花が、あまりの白い興奮《こうふん》に、とうとう自分を傷《きず》つけて、きらきら顫《ふる》うしのぶぐさの上に、だまって横《よこた》わるのを見たのです。

 ガドルフはまなこを庭から室の闇にそむけ、丁寧《ていねい》にがたがたの窓をしめて、背嚢のところに戻って来ました。

 そして背嚢からさな敷布《しきふ》をとり出してからだにまとい、寒《さむ》さにぶるぶるしながら階段にこしかげ、手を膝《ひざ》に組み眼をつむりました。

 それからまらずまたたちあがって、手さぐりで床《ゆか》をさがし、一枚の敷物《しきもの》を見つけて敷布の上にそれを着《き》ました。

 そして睡《ねむ》ろうと思ったのです。けれども電光があんまりせわしくガドルフのまぶたをかすめて過ぎ、飢《う》えとつかれとが一しょにがたがた湧《わ》きあがり、さっきからの熱った頭はまるで舞踏《ぶとう》のようでした。

(おれはいま何をとりたてて考える力もない。ただあの百合は折《お》れたのだ。おれの恋は砕けたのだ。)ガドルフは思いました。

 それから遠い幾山河《いくやまかわ》の人たちを、燈籠《とうろう》のように思い浮《うか》べたり、また雷の声をいつかそのなつかしい人たちの語《ことば》に聞いたり、また昼の楊がだんだん延びて白い空までとどいたり、いろいろなことをしているうちに、いつかとろとろ睡ろうとしました。そしてまた睡っていたのでしょう。

 ガドルフは、俄かにどんどんどんという音をききました。ばたんばたんという足踏《あしぶ》みの音、怒号《どごう》や潮罵《ちょうば》が烈《はげ》しく起《おこ》りました。

 そんな語はとても判《わか》りもしませんでした。ただその音は、たちまち格闘《かくとう》らしくなり、やがてずんずんドルフの頭の上にやって来て、二人の大きな男が、組み合ったりほぐれたり、けり合ったり撲《なぐ》り合ったり、烈しく烈しく叫《さけ》んで現《あら》われました。

 それは丁度《ちょうど》奇麗《きれい》に光る青い坂《さか》の上のように見えました。一人は闇の中に、ありありうかぶ豹《ひょう》の毛皮《けがわ》のだぶだぶの着物をつけ、一人は烏《からす》の王のように、まっ黒くなめらかによそおっていました。そしてガドルフはその青く光る坂の下に、小さくなってそれを見上げてる自分のかたちも見たのです。

 見る間に黒い方は咽喉《のど》をしめつけられて倒《たお》されました。けれどもすぐに跳ね返して立ちあがり、今度《こんど》はしたたかに豹の男のあごをけあげました。

 二人はも一度組みついて、やがてぐるぐる廻《まわ》って上になったり下になったり、どっちがどっちかわからず暴れてわめいて戦《たたか》ううちに、とうとうすてきに大きな音を立てて、引っ組んだまま坂をころげて落ちて来ました。

 ガドルフは急いでとび退《の》きました。それでもひどくつきあたられて倒れました。

 そしてガドルフは眼を開いたのです。がたがた寒さにふるえながら立ちあがりました。

 雷はちょうどいま落ちたらしく、ずうっと遠くで少しの音が思い出したように鳴《な》っているだけ、雨もやみ電光ばかりが空を亘《わた》って、雲の濃淡《のうたん》、空の地形図をはっきりと示し、また只《ただ》一本を除《のぞ》いて、嵐に勝《か》ちほこった百合の群《むれ》を、まっ白に照《て》らしました。

 ガドルフは手を強く延ばしたり、またちぢめたりしながら、いそがしく足ぶみをしました。

 窓の外の一本の木から、一つの雫《しずく》が見えていました。それは不思議にかすかな薔薇《ばら》いろをうつしていたのです。

(これは暁方《あけがた》の薔薇色《ばらいろ》ではない。南の蝎《さそり》の赤い光がうつったのだ。その証拠《しょうこ》にはまだ夜中にもならないのだ。雨さえ晴れたら出て行こう。街道の星あかりの中だ。次の町だってじきだろう。けれどもぬれ着物をまた引っかけて歩き出すのはずいぶんいやだ。いやだけれども仕方《しかた》ない。おれの百合は勝ったのだ。)

 ガドルフはしばらくの間、しんとして斯う考えました。

2021-03-18

ウマ娘に対するお気持ち表明。

擬人化を好きになり始めたのは、ビスケたんの頃である

もう少し仔細な話をすると、2chというか、オタクな界隈で「擬人化=モノや概念美少女化」というふうに通じる時期があった。今はもっと多様と言っていいだろう。

当時流行っていたのは、覚えている限りだと、下妻市シモンちゃんびんちょうたん、当時ネコミミ新幹線として話題を呼んだファステックたんなど…

あとは某島田先生のWW II期の戦闘機擬人化など…

書いてて思い出したが、当時はやたら「たん」けが流行っていた。

そうした後、擬人化たん白書なる書籍販売されたりと、擬人化界隈は小さな広がりを見せていた。

商業化という面では、エロゲの題材のほかに鉄道むすめなどある程度成功しているものもあるが、明確に大規模なマーチャンダイズが行われたのはおそらく、ヘタリアが契機のように思う。

キャラクター商売」の型ができ始めたあたりだろうか。

AKB48アイドルマスターがおよそ2005年ヘタリアはおよそ2006年。この辺りで、通信デバイス進化趣味の個立化によって「キャラがいればいるほど、一人以上の推しがつく」時代に入る。

擬人化においてヘタリアがもたらしたもう一つの意義は「語らざる背景」にある。

これはこの後の擬人化ビッグマーケットである艦これ」、「とうらぶ」などに通ずるが、単なるモノの擬人化に対して、「国」「艦艇」「刀剣」には、その名の由来となる歴史(背景)が付随することとなった。

これにより「最初キャラ造形とその後の保守さえ矛盾なく頑張れば、残りのキャラの(膨大な)コンテクスト各自で拾ってくる」という、実に効率的かつ大胆大規模な商品が生まれることとなった。

上手いやり方なのだ。例えばネット流行ったMeたんキャラなどは、どこまで行ってもスーパーフリー現象ぐらいなものだ。他は同人で膨らませるしかない。

だが、のちに「ナマモノ」とも言われるこれらは、取扱注意がある反面、物語は湧いて出てくる。

しかも種類が多い。莫大な数だ。四十七士や48人どころではない。

かくして大量消費社会にあって物語を湯水のように消費するマーケットができた。

かつてあった擬人化たん白書を今作るなら、野球名鑑やタレント名鑑の厚さを超えてしまうだろう。そんな歴史をひたすら消費してきた。

そこにまた新たなナマモノ消費がやってきた。

ウマ娘だ。

やっとウマ娘の話だ。

ただ前段でちらと述べたがナマモノは取扱注意なのだ

それを、おそらくは初っ端から、しくじっていた。

もちろん実際にどういうやりとりがあったか想像するしか無いが、企画先行で、根回しが足りていなかった(ないし認識が甘かった)可能性はある。

それはそれとして、プロジェクトとしては続行となり、擬人化が好きな筆者としては、新たな商品にワクワクした。

ギリギリオグリキャップはしらず、マキバオーを読んでこなかった筆者は、それでもディープインパクトハルウララ、そして何故かテイエムプリキュアは知っていた(確かエリ女で二着だった年で、知人が名前買いしていた)

せっかくの競馬擬人化ながら、当世最強の名高いディープインパクトが、噂ではトラブルで出せなさそうという話は、ちょっと残念ではあったが、

その後jraの2011-2013の激アツcmを見てからは全く気にならないどころか、その辺りはドンピシャで出てくる娘が多く、期待は高まった。

その後この期待は乱高下することになる。延期の発表、アイマスの有名Pの参加、その脱退、コンテンツ広報であるぱかチューブの勃興と黄昏カンリニンチャンの失踪

それでもウマ娘を待ったのは、擬人化コンテンツが好きで、一期のアニメが良かったからに他ならない。

この頃には、ウマ娘を契機として今の競馬を追うようになっていた。

まさか2018JCを目の前で見る日が来ようとは思わなかったが。

この時点では、擬人化コンテンツとしてのウマ娘を待ち続けていた。

からゲーム内容はそんなに気にしてなかったのだ。多少面白ければよい。第一クオリティアップのための延期」はあまり良い予兆では無い。まず安全リリースをして欲しい。擬人化コンテンツの消費がしたい。

そういう思いだった。

2020年度。

コロナ禍吹き荒れる競馬界でいくつかの奇跡が起きた。キセキはあまりいい成績ではなかったが。

ディープインパクト以来の無敗の三冠馬英雄の子コントレイル、史上初の傷なきトリプルティアラ神威の子デアリングタクト、そして全ての記録を過去にせん勢いで疾る灼熱の少女平成最後アイドルホースアーモンドアイ。

この三帝が一堂に会するJCは、今後100年は見ないだろう。

障害戦線では、老いて尚壮健な黄金血統オジュウチョウサンが記録を打ち立てていた。

かにも色々あるが目立つものだけでこれである

その年末に、待ち侘びた奇跡がやってきた。

カンリニンチャンが帰ってきたのだ。

間違えた、ウマ娘リリース予定日が初めて日付になったのだ。

この時点でも、ウマ娘は、擬人化コンテンツアイドル要素の融合ぐらいに思っていた。

アニメ一期のスポ根は、まぁストーリー要素程度だろうと。

認識が変わり始めたのはアニメ二期二話からである

このコンテンツは、ウマが勝つことに真摯であろうとしている。

それは、最初の開発からは感じられなかった点でもあり、しか競馬のもの擬人化の範としたときに不可欠な要素だった。

そしてそれは、二期のアニメを経て、GIRLS'LEGEND Uで高らかに掲示された。

顔のいい女の子たちが、頑張るぞーってなしかめつらで、とっとこターフを走る光景は、ついに裏切られた。

相手を食い殺さんばかりの気迫、道々宿敵をねめあげる眼差し、食いしばられる歯、揺れる大地、高速で過ぎゆく背景。

そこにあったのは「アスリート育成ゲーム」だった。

大概にして、ゲームでの勝ち負けなど、ただの数値である

それでも、レースを通して、シナリオを通して、曲を通して、「勝つことの意義」に魂を宿そうという意図が受け取れる。

そして、それを説得させるだけのゲーム映像技術を持ってきたのには舌を巻いた。

そうして、競馬のもの追体験するようなゲームの熱が、今日このように広がって行くようなことは、全く予想しなかった。

擬人化コンテンツが遊べれば良かったのだ。

エヴァの例え話で25年のパンケーキなんて話があったが、

ウマ娘で言えば、前評判のいいサイゲ屋のパンケーキを注文したら、ちょっと作り直すと言われたのだ。

焦がしたのかな?トラブったような音も聞こえた。まぁ食えるのが出ればいいや。変なものは出るまい。

そうして出てきたものが、行列ができるレベルの至高のパンケーキだったのだ。

魂消る。そりゃ魂消るさ。

ウマ娘リリースされてまだ一ヶ月も過ぎていないが、自分の中では、このような擬人化史が去来していった。

だが今は、擬人化コンテンツとしてのウマ娘…ではなく

ウマ娘」の、情熱理念に惹かれているのだ。

余談としてウマ娘ゲームとしての魅力を付記する。

ウマ娘を通しての競走馬の育成シミュレーションとしては、おおよそパワプロのようなシステムなので、こういうシステムが苦にならない人には向いている。あれもアスリート育成だしな。

その上で、シナリオ内で、史実競走馬についてくる物語がなかなかどうして、熱い。

歴史を超えるリベンジなどというのは艦これに引けを取らない熱さである

艦これとの比較として、お祈りゲーであることは同じであるが、大艦隊のうち6艦艇を率いるため育成が平らであるのに対して、ウマ娘は一アスリートを根から育てることとなり、まさに密である。一頭との濃密な関係が、レース本線を熱くする。

「キミと勝ちたい」。これがまさにテーマなのだ

かつ、この娘たちが今「生きて」いて夢を「夢のまま終わ」らせないチャンスがある。

それが史実リンクしたとき、血がたぎるのだ。

最後に、このお気持ちポエムを書かせた、ぶっ飛んでる構成してる神曲、GIRLS'LEGEND Uに敬意を表する。

2021-03-11

黄昏貴公子

追い風参考記録と呼ばれても仕方がないと思っていました」―かつて代理打刻で処分されたことのあるAさんは語る。

公務員不正早退競技で2分の記録を持つ。処分されて以来トレーニングに励んできた。今では職場からバス停まで30秒を切るまでとなった。

彫りの深い顔と相まってついた二つ名が「音速貴公子」。タイムカードはすでに廃止されているが、今も上長の目は光る。17:14:00を40秒ほど過ぎたその時である上長の瞬きを見逃さないAさん、音もなく職場を飛び出しバス停へと走った。バスへ滑り込んだ瞬間にバスは発車した。運転手がいら立つように駆け込み乗車はご遠慮ください、とアナウンスするがAさんは涼しい顔だ。

さらに時は過ぎ、新年度となった。ダイヤ改正により従来より出発は10分遅くなった。それでもAさんは職場からバス停へ猛ダッシュする。記録の追及に果てはない。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20210310/k10012908181000.html

2021-03-01

星野源だろうが、誰だろうが

https://www.byosoku100.com/entry/2021/02/28/080000

『もしもインタビュー内で

星野春麗三角飛び蹴りでポーズしてヌキました」

星野「リナは興味ないけど、ナーガこいですよね!」

星野聖剣3リメイクされましたよね?リース精通しましたよw」

とか言ってたら好感度バク上げだったが、まったく当たり障りのない

「竜破斬(ドラグスレイブ)」を詠唱していましたし。

だもんな。

本当の黄昏より暗き者ども見せたろか?』

以上引用終わり。

そんなことを言う人は端的に気持ち悪いだろ。

それも、対談の場で。

大人から言葉を選ぶんだよ。

オタクが集まってオタク語りをしている酒の席じゃねえんだからさ。

空気を読まず、言葉を常に選ばないのがオタク基準ではなかろう。

端的に言って気持ち悪いうえに見苦しかったですね。この文章書いている人。

2021-02-07

藤子不二雄が覗き見したしずかちゃんさらにのび太が覗き見し……弱い者は黄昏みたいな……もう嫌だ

2021-01-14

松田聖子風立ちぬ

ここ数ヶ月、松田聖子アルバムを聴きまくってますが、やっぱり「風立ちぬ」が彼女ベスト、いや80年代J-POP史上に残る名盤ではないでしょうか。

松田聖子デビュー以来、「SQUALL」、「North Wind」、「Silhouette〜シルエット〜」と、いかにもアイドルらしいアルバムを発表していきますが、ここで松田聖子制作陣は新たな挑戦に挑みます

時は1981年、その年の3月、「A LONG VACATION」というアルバムビッグヒットを記録します。あの元はっぴいえんど大瀧詠一氏の名盤ですね。

その大瀧師匠に、大胆にも松田聖子陣はアルバム制作を依頼します。最終的には名盤風立ちぬ」はA面の作曲編曲大瀧詠一B面編曲鈴木茂(除く「白いパラソル」)、そして全作詞松本隆担当するという、はっぴいえんどファミリー松田聖子に大きな貢献をする結果となりました。

余談ですがはっぴいえんどのもう一人、細野晴臣はこの2枚後に発表される「Candy」で初めて松田聖子楽曲提供に至ります

私自身も大好きな「白いパラソル」を聴くために、このアルバムを購入したのですが、まず最初の大瀧節から驚愕してしまいました・・・

A LONG VACATION」と「風立ちぬ」は対となるアルバムなんですね。

このアルバムはA面の大瀧サイドが多く語られますが、実際はB面財津和夫鈴木茂杉真理という素晴らしい方々の作品も隙がないのです。以下楽曲一覧です。

【A面】

1.冬の妖精 作詞松本隆作曲大瀧詠一編曲多羅尾伴内

2.ガラス入江 作詞松本隆作曲大瀧詠一編曲多羅尾伴内

3.一千一秒物語 作詞松本隆作曲大瀧詠一編曲多羅尾伴内

4.いちご畑でつかまえて 作詞松本隆作曲大瀧詠一編曲多羅尾伴内

5.風立ちぬ 作詞松本隆作曲大瀧詠一編曲多羅尾伴内ストリングスアレンジ井上鑑

B面

1.流星ナイト 作詞松本隆作曲財津和夫編曲鈴木茂

2.黄昏オレンジライム 作詞松本隆作曲編曲鈴木茂

3.白いパラソル 作詞松本隆作曲財津和夫編曲大村雅朗

4.雨のリゾート 作詞松本隆作曲杉真理編曲鈴木茂

5.December Morning 作詞松本隆作曲財津和夫編曲鈴木茂

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そしてもちろん語るまでもないでしょう、ミュージシャンも当代きっての名うての方々が参加しております

私はもう1曲目の「冬の妖精から引き込まれしまいました。

前段で「A LONG VACATION」と「風立ちぬ」は対となるアルバムと申しましたが、この「冬の妖精」、あの「君は天然色・・・、「A LONG VACATION」の1曲目ですが…、特にイントロリズムアレンジがソックリなんですよね。もちろん曲の雰囲気は違いますが。

2020-12-31

ライザのアトリエ(無印)やってる

アトリエ黄昏シリーズだけプレイ済み。現在は古城の翼竜倒したあたりで、まだ半分も行ってなさそう。

・通常戦闘曲啓蟄、嬰の足』が当たり前のように7拍子なのがTHE・アトリエって感じで最高。

・ついでに拠点BGM秘密の隠れ家』は当たり前のように5拍子。

グラフィックはきれいに作られているように見えてハリボテ感がすごい。それ以外にも各所からことない安っぽさが滲み出てる感じ。

・「錬金...術?」とか言い出す錬金術を知らないライザ、明らかに魔法とか使ってるし試験管とか最初から付けてるのは何なんだ。

戦闘システム面白いドラゴン相手に一回負けたけど、戦い方を変えただけで余裕で勝てるようになった。リアルタイムでの進行に焦りながらブレイクゲージを削って相手攻撃を阻止するのが楽しい

・明るい世界観アトリエが初(!?)なのでだいぶほのぼのとするかと思いきやそんなことはなかった。とにかく人間関係がギスギスしている。シナリオもわりとシリアス

ビジュアル的にはライザはそんなに刺さるわけでもない。でもライザの冒険やれやれって言いながら振り回される夏を送りたかった。

・良くも悪くもアトリエだなあと思う。調合が楽しいイラストが好きかじゃないと厳しい。個人的にはキャラクターはそこまでだけど調合は楽しいのでヨシ。

2020-12-30

anond:20201230155924

こういうのは前世の縁みたいなもんだから、べつに気にするこたぁねぇよ(やる夫AA

人生で1回しか恋愛しちゃいけないってルールもないしな

ただ泥沼にハマらんように注意な

マンガ黄昏流星群世界になるで

あと2・3回会って思い出と感謝でとどめとくのが理想だろ

相手家族尊重して、

こっちの奥さん子供大事にな

あと黄昏流星群は全巻読んどけよ

2020-12-18

三十路で初めて芸能人ベタ惚れした女のライブレポ

今まで「好きな芸能人は?」と聞かれて悩む人生を送ってきた

芸も見た目も中身もドンピシャな人と30年ちょっと出会わずしかもここ数年は家にテレビもない状態で平気で生きてきた

でも初めて、ついに、心から「好きだ……」と思える芸能人の手がける音楽と出合ったのは1年前のこと

日常でずっと音楽を聴いていたところ、アルバム発売をきっかけにSNSを追いかけ始めたらまんまとベタ惚れするに至る

今日はついにライブに行ってきて、終了直後に鼻息荒く(萌え語りを聞くのを趣味とする、稀少な)友人に語りまくって帰ってきた

予めどなたかお伝えしておくとKan Sanoさんです

 

ライブは長い長いMCから始まった アー写ポーズをとっておどけるKanさんからは高揚感が伝わってきた

Kanさんは前衛的な作曲スタイルクールな外見、何かが乗り移ったかのようなパワフルな演奏から考えつかないくらい中身が「普通の37歳男子」(あえて「男子」と呼びたい)なところが人の心を掴むんだと思う

直前までの不安ライブができる喜び、オーディエンスの表情が見える喜び、インスタでファン交流した時の笑い話を「早く直接伝えたかったんだよ」という気持ちとともに話してくれた

そしてflavorから始まる本編 弾けるようにキーボードを叩く姿にただただ体を揺らすしかできなかった

Ash Blownのアレンジはかっこ良すぎたし、On My Way Home黄昏時の街並みが強く頭に浮かぶピアノ渋谷から幽体離脱した気持ちになった

私がKanさんを好きになるきっかけになったSit At The Pianoは私の居るエリア前に置かれたキーボードでとても楽しそうに演奏してた 人間が極限まで楽しんでいる姿はハッとするほど美しいということを知った そしてミキシングサンプリングを一切行わない素の旋律の美しさは心に強く響いて息を呑んだし、感動で涙が滲んだ

 

そして、アルバムで一番好きなShe's Goneは独唱から始まった

フィジカルのものを手にしていないので歌詞記憶あやふやなところがあるわけだけど、今日は歌にあまりエフェクトがかかってなかったか歌詞がとてもはっきり聞こえて、泣いてしまった 私が思っていた以上に切ない歌詞だったのだ

こんなに軽やかなアップチューンに山崎まさよしばりの未練がましい歌詞を乗せちゃうKanさんの感性には敬服してしま

どんなに辛くても、体を揺らして音楽に身を任せればいつのまに気持ちは上がってる……のかもしれない

そんなポジティブ気持ち勝手に受け取って、そして楽しそうに演奏するKanさんを見て、また少し泣いてしまった

 

とき森川さんと担当楽器を交換し、ときに颯さんのドラム乱入し、かと思えば真っ赤なトランペットを吹いて、いい感じに好き勝手やってるKanさんは無邪気で尊い

無邪気に超絶技巧披露するってそうそうできることではないと思うんだけど、やってのけるのがKanさんのすごいところなんだと思う

努力結晶、無邪気さ、クールさ、荒々しさ、全部が同居していて、それを惜しげもなく表現できる人はとっても稀有

内面にどんなにすごいものを持ち合わせていても、ある程度表に出さないと人には判別できないことがほとんどだ

世の中のディスコミュニケーションは「情報量不足」がほとんどの原因だと思うんだけど、Kanさんはライブという限られた場所で全部出し切ってしまう 自分内面と常日頃向き合い、丁寧にアウトプットしているからできることなんだろう

表現に向き合うことはイコール自分と向き合うことであって、常に向き合い、問いを重ねる心の強さがある人がすごいパフォーマンスに到達できる

あの無邪気なステージKanさんのすごいところをたくさん見た気がする

 

生のライブは色んなエネルギー発見を得られて、「このために生きてるし働いてる」と実感する

Kanさんと同じ場に居合わせたこと、ライブを観てKanさんに対して感じたこと、全部抱きしめて寝て明日から仕事を頑張る

2020-12-05

anond:20201205220040

薄暗い食卓

父「最近どうなんだ」娘「別に…」カチャカチャ

娘「ごちそうさま」母「まだ残ってるじゃない」娘「食べたくない」換気ファンの音ブゥーーーン

母「ちょっと恵美子!」娘「…」スタスタスタ階段タッタッタ

母「もう、あなたからもなにか言ってください」父「そういう年頃なんだろう…」外の電車ガタンガタン犬ワンワン

場面変わっていきなり外の景色

道路の車の爆音エンジン音ブオオオオオオオオオオオオオン!!ブロロロロロロロ!!

意味もなく黄昏れながら道歩いてる主人公を遠くから移す(歩いてるだけなのにやたら尺が長い)

中盤の修羅場シーン

父「なんか言ったらどうだ」母「・・・

父「・・・」母「・・・

父「・・・」母「・・・

父「なんか言えって言ってんだろッ!!!」ガシャーンバリーンバキバキドゴォ

クライマックス感動シーン

透明感のある清純派女優「私、本当は寂しかった!!愛されたかった!!」髪振り回しながら汚い泣き顔

2020-11-16

二人黄昏に肩寄せ歩きながら

いつもデーモン小暮

いつもデーモン小暮

離れられないでいるよ

2020-11-01

anond:20201101182550

不正プログラムを解析し、モッドと呼ばれる不正プログラムを配布したとして男を逮捕しました。調べに対し男は「黄昏に行きたかった」などと供述しており(略

ネット最初のシーン結局何だったの?っていうのの考察ネタバレ有)

クリストファーノーランの「TENET」は考えれば考えるほどよくわからなくなってくる映画だ。

この映画では大きく分けて4つほど大きなイベントが発生しているが、どのイベントでも複数人物が各々の思惑で動いているうえ、常識的にあり得ない時間の流れ方が一部に起こり、尚且つ一つのイベントがより大きなイベントの一部であったというような入れ子構造になっていたりもする。人類の命運をかけたヒーローヒール一騎打ちだとか、国家総力を手玉にとったクライムアクションとして扱うには話が複合的過ぎる。

それでもなんとかストーリーの流れは把握できてそれなりには楽しめた。生意気を言うと映画作品の出来としてはちょっと言いたいこともあるけど、好事家同士で談義したり一人で考察を広げたりしがいのある作品であることは確かだと思う。

先々週の日曜に初めて観たあと、気になった部分を確認するため先週末に再び映画館に行った。パンフレットあいにく売り切れていたのでAmazonで注文することにした。

二回見てある程度自分解釈が固まってきたので言葉にまとめようと思う。


劇中内でいくつか引っかかるシーンがあって、それが集中しているのが冒頭のウクライナ国立オペラコンサートホールでのテロ事件シークエンスである

このシークエンスを手短に解説すると、

1998年ロシアミサイル基地から行方知れずとなってしまったプルトニウム241(以下241)という危険物質を、CIAスパイウクライナ政府関係者に成りすまし入手した。

しかしその情報リークしたロシアウクライナ?)政府オペラコンサート爆破テロに見せかけて強奪しようとする。

主人公たちのチームもCIAスパイで、ウクライナに潜入中の仲間の救出と241の保護のためテロ制圧しようとコンサートホールに乗り込む…

といったあらすじである一見しただけはこれだけでも把握するのが難しく、詳細を解説したいのは山々なんだけど話が長くなるので割愛する。

自分が気になった部分を記述していく。

まずこのシーンでの主人公周りの描写においてその後のシーンと辻褄が合わなかったり奇妙な部分がちらほらある。

主人公は持ち物置き場からウクライナ潜入者のバックパックを探し出し、中から241(観た人はわかるが実際は奇天烈な”アルゴリズム”)を運び出している。だが後々のシークエンスで再び241を見た際に「これはプルトニウムじゃない」とか「プルトニウムじゃないなら(敵に)渡してもいいんじゃないか?」と不可解な発言を行う。

また冒頭部分では度々「黄昏に生きる 宵に友なし」というホイットマンの詩の一節を合言葉として用いているが、その後セイターにそのフレーズを投げかけられた時は「それがどうした?」とばかりに呆けた反応を示していた。セイターは主人公CIAか確かめるために組織で使われている合言葉でカマをかけたんだという解釈をしている人を見かけたが、プリヤが言うようにセイターは元から241を奪取した主人公を襲撃して横取りする手立てだったので、セイターが主人公の素性に拘る必要性はあまりない。それに外交員という見え見えな嘘で近づいて241のことをまくし立てる主人公を見て、テネット組織存在を嗅ぎ取れないほどセイターは鈍感でもなければ情報を知らないわけでもないはず。

最後に、コンサートホールから逃げ込んできた主人公と同僚は逃走用のバンに乗り込むが、「違う男だ」という支離滅裂言葉を浴びせられた後に殴り倒され人気のない列車の車庫基地拷問を受けることになる。主人公拉致たこの一味は何者なのか、「違う」ということはどんな男が乗り込んでくることを想定していたのか、様々な点で確信できる情報がなくこのシーンは謎に満ちていて解釈が難しい。

ここで僕がたてた仮設というのは、あのコンサートホール主人公は二人いたのではないか?というものだ。

ご存じの通りスタルスク作戦でテネットアルゴリズムを手に入れた後、全てを知った主人公世界の均衡を守るために過去に戻りテネットを創設することを示唆して物語は終わる。

ニール未来主人公の指令で派遣されてきた未来人で彼がテネット組織したという説が根強いけど自分はそうではないと思う。長期の逆行自体危険リスクの高い行為であり、かつそれだけの逆行を経てもあの若さであるということは幼く経験が乏しいころに指令を受けたことになる。それよりも主人公自身が逆行を重ねて各時代ごとに指示出せば、もし主人公の身に何かあっても誰かが跡を継げるのでよほど現実的ではないかニールが「君は物語中間地点にいる」「僕は過去に君に会って、君は未来に僕に会うんだ」といった感じの台詞うろ覚えすまん)もそう考えるほうがしっくりくる気がする。重要事件であるフリーポートの件で、回転扉から出てきたマスク男の正体に最初は気がついてなかったりと、事の顛末を知っている未来人とするにはニール無知すぎる気もするし。)

コンサートホールには何も知らずにただ爆破テロ被害を最小限にすることに勤しみ、謎の男が逆行弾を放つのを目撃してから拷問を受ける主人公Aと、実はテネットメンバーであるウクライナ潜入者とアルゴリズムコンサートホールから救出するために未来からやってきて奔走する主人公Bがいたのではないだろうか。

このシークエンス中ずっと主人公の傍らにいるジョセフゴードンレヴィット似のCIA工作員(以下ジョセ)がいるが、彼もテネットメンバーでありアルゴリズム保護作戦の補助と主人公Aの警護が彼の役割だったとする。ジョセは皆で物置に入って防護服から着替えていくところまでは主人公Bの傍らにおり、その後主人公Aがホールから出るのを待ってAと共に車に乗り込んだと考える。「黄昏~」の合言葉はテネット内で使われる言葉でありウクライナ潜入者、主人公B、ジョセ、ニールの間では通じるが、主人公Aは当然そんなもの知らない。

そう考えれば合言葉を使いこなしアルゴリズムバックパックから取り去った主人公Bの活躍は、主人公視点に立てば物語の一番最後となるためそのあとのシーンの主人公が諸々知らないことにも納得がいく。劇中における物語の始点は主人公Aが逆行弾を目撃するシーンからというわけだ。

そう考えると例の拷問シーンや、カモフラージュのために組織メンバーは皆服装を変えているのに主人公だけはずっと防護服を着ていることも説明がつく。

「違う男だ」という台詞主人公Bを捕まえるつもりがAの方を捕まえてしまったということだ。ぱっと見ではジョセがウクライナ潜入者の影武者になったということのようにも見えるが、リスクヘッジとしてあまりいい考えとは言えないし、ジョセが一番最後ホールから出てきてはその意味がないので妥当解釈ではないはず。あの一味はアルゴリズム強奪という目的以外にテネットに関する情報を掴みたかったのではないだろうか。

主人公が飲んだ偽装自殺ピルも実は製造にテネットが関わっているのかもしれないと思ったけどどうだろう?普通毒薬を回転扉を介することであのピルができたりしないだろうか?エントロピーの減少とかよくわかんね)

この説明を聞いて「結局アルゴリズム取られてもう一回タリンで奪取しに行ってんじゃん。逆行してきたんならなんでキエフ作戦失敗するんだよ」とつっこみが入りそうだ。この点は逆行経験者は常人とやや異なる思考をするためなんだと思う。「空ってわかってんだからわざわざ車越しにケース受け渡しするの無駄じゃね?」と一瞬感じてしまったりするセイターが仕掛けた挟撃作戦のまどっろこしさや、ニールの「起こったことは変えられない」という言動からかるとおり、未来を知っていてその行為自分にとって不利益になるとわかっていても、最終的な結果に至るプロセスに絡んでくるなら避けようがないし、パラドックスを起こしかねないので避けようとするべきではないと逆行経験者は考える。キエフタリンの失敗があったからこそスタルスクの戦いが成功したんだと認識しているはずなのだ

主人公覚醒後に君はテスト合格者だと告げられるが、安全のために未来から来た主人公はテネットメンバーにも素性を明かしてない

このオペラコンサートテロ事件ロシア政府CIAが241をめぐって攻防を繰り広げるという風に説明したが、描写される情報が少ないために鑑賞しただけでは如何様にも解釈ができる。

第一1998年ロシアから241がなくなった事件の際実際何があったのかはよくわからないし、その後の20年近く241がどんな環境に置かれていたのか、なぜ今はウクライナにあるのかも把握しようがない。CIAが戦っている相手ウクライナ特殊部隊変装したロシア人なのか?それともロシアに脅しをかけるため241を利用しようとしたウクライナ政府が、ウクライナ部隊を借り出して工作しようとしているのかもどちらか断言はできない。CIA及びテネットも事前にいくつかワッペンを用意していた辺り当人たちもそこらへんはっきりわかってないようだ。


ここからは僕の想像しかないが、実はこのテロ事件はセイターが裏で仕組んでいたことではないだろうか。

まりスタルスクの企みから少しでも目を逸らすため、またタリンでの241強奪に繋がる道筋を作るために、コンサートでのテロが引き起こされるよう各要人をセイターが誘導していたのではなかろうか。

アルゴリズムを集めることをライフワークとしていたセイターは241の行方についても常に関心を払っていた。それは主人公よりも先にタリンで241の受け渡しがあることを知っていた部分で顕著に現れている。(セイターのアジトタリンにあることから、セイター自身タリンまで241を運ばせた可能性もある)セイターはウクライナで起こった事件の詳細を把握していたはずであり、把握するために自分や部下を現場派遣していたと考えるのが自然だろう。

アルゴリズムを起動しようとしていた時にセイターはハノイ沖のクルーザーに居たが、このセイターは未来から逆行しやってきた個体である。では順行時間軸上のセイターはどこにいたのか?というと劇中明示されていないのではっきりとはわからない。セイターもキエフにいた可能性は大いにある。

スタルスクに側近ボルコフがいるため、キエフでのテロに一枚噛もうとしていた場合セイター本人が赴いて事態確認するのは道理にあっている。また物語上の動機付けとしても妥当であるように思える。

僕が思うにセイターはこのテロに、未来から来た主人公拉致拷問にかけるという裏の目的を忍ばせていたのではないだろうか。そう考えれば、主人公Bが車に乗り込んだ後の「違う男だ」という台詞とも符号する。主人公Aを捕まえる魂胆だったセイターの手先が、間違えてBを車に招き入れてしまったためにあのようなリアクションになったのではないか

セイターが終盤しげしげと眺めていたあの銀色カプセル。あれはタイトルロール主人公が飲み込むのに失敗したあのカプセルではないだろうか。

主人公に帯同したジョセも主人公Aを逃すためにBを囮にし、かつ主人公Bがテネット保護されるまで時間を稼ぎ守るという使命を負っていたのではないだろうか。ジョセは主人公に飲ませるための特別カプセル携帯しておりそれを飲ませたのだ。

ネットという映画の全編はスタルスク挟撃作戦内包した壮大な挟撃の戦いとも言えるわけだが、話は劇中を飛び越えて、さら未来から逆行しながらテネットを指揮していく主人公と、何十年も前から順行時間上でアルゴリズムを集め世界攻撃し続けるセイターの幾度にも渡る戦いがあるような気がしてならない。テネットストーリーもまた長年の戦いの一部というわけだ。さらにいえばセイターを操る上位存在である未来人とそれに拮抗する現代人の戦いでもある。

こうして映画という枠を超えた途方もない入れ子構造想像したとき僕はロマンを感じたし、ストーリーの背景にある物語を観客に思惑させられるノーラン作家性にただただ舌を巻くばかりである

ブログ用として1か月半前に8割がた書いたものの、そのまま放置してしまった文章をまとめました。気がついたら11月になり世間鬼滅の刃ブームの真っ只中。完全に時季外れとなってしまいましたがせっかく書いたのでここに流します。

これを書いたあともう一回観に行きました。Blu-rayも特典目当てで買うと思います

現代の各地に存在する回転扉についての解説や、タリンクラッシュしたセダン風力発電所からネット研究所へ移動する際に使われていたものと同型ではないか?という考察など、他にも気になる点があるので機会があればどこかに書いておきたいです。

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