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2023-03-12

[]3月12日

ご飯

朝:ピーナッツ。昼:袋ラーメン。夜:カツカレー

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみ

探偵・癸生川凌介事件譚 永劫会事件

・はじめに

携帯電話配信されていたアプリニンテンドースイッチに復刻したADVで、シリーズ化されているものの第十弾。

シリーズとしてはこれ以降も続いてはいくのだが、原作者である石山貴也が関わった癸生川凌介シリーズとしてはこれが最後となる。

そんなわけで、今までのシリーズで度々言及され、いろいろな人物ターニングポイントとして語られてきた永劫会事件が遂に題材になっている。

1999年に新興団体が絡む大量殺人、その新興団体の会員はまだいること、生王と癸生川の出会いエピソード、生王がヤバいことになる。

そんな前置きを踏まえて今作は、新米刑事殺人事件捜査をする工藤貴樹、恋人の不穏な様子を探ってほしいと癸生川に依頼に来た石上雅人、その恋人妹浦澄佳、事件を嗅ぎ回っている謎の人物、都合4人の主人公視点を行き来しながら物語が進んでいく。

そして全てのルートプレイすることで真実が見えてくる構成だ。

・4パートによるマルトサイト面白い

まずは警察として王道捜査を行う工藤貴樹パートは、聞き込みや調査証言証拠を集めていく安定の面白さ。

石上雅人パートではシリーズでは珍しく癸生川が同行するため彼の聞き込みの態度がじっくり楽しめるのが好き。今までも稀にはあったが今回は沢山あって満足。

謎の人物パートは流石に工数関係コマンド選択部分はかなりあっさり目で捜査結果を確認するような部分が序盤は続く。

とはいえスムーズで端的な捜査結果でありつつ、そもそも目的不明なため、この捜査情報は何のためなのか? という大きな謎が物語を引っ張ってくれる。

妹浦澄佳パート歴代屈指の重たい鬱々とした展開。

四者四葉面白さがあり、プレイする手が止まらなかった。

シリーズの前提を踏まえて根底から覆す展開が面白い

このシリーズといえば最後最後に癸生川や伊綱さんが今での過程を大きくひっくり返す展開が待っている。

今作でもそれは健在で、一気に事件を見る目が変える必要が出てくる大きな展開が待っている、それも何個も。

さらにそれが、今までのシリーズを遊んでいるからこそファーストインプレッション解釈がブレる楽しさも、シリーズものならではの面白味だ。

特に今作は「生王と癸生川の出会いエピソード」ということが散々言われて来ていることを踏まえるとなるほど納得である

また、ちゃんとそれらの事実が今作のテーマに大きく絡んでおり、単なるサプライズに終わらないところが、このシリーズの妙だろう。

社会的テーマが重い

そんなわけでテーマの話も書く。

今までも多くの社会的な有り様を問うような問題を掲げて来たが、今作では被害者救済という重たいテーマが早々に提示される。

しかし、この被害者救済という重たいテーマを書き連ねてはいるが、今作ではその背後に明確な営利目的に起因する犯罪者存在が用意されていた。

これでは答えの出ない問題に向き合った割には結局悪い奴がいたという、収まるべきところに収まっていたと思った。

それが悪いと書いているのではなくて、この社会的テーマを扱っていて、各々の登場人物たちの苦悩や答えもキチンと表現されていて、読み応えはあった。

しかしながら、それはそれとして今作においては反論余地のない巨悪が裏で操作していたと言われてしまうと、被害者救済のための自由意志すらも剥奪されるかのような、ある種、慈悲深いが故にそれを許されてしまたかのような勿体なさを感じてしまった。

行きすぎた被害者救済は良くないがその悩みに寄り添うことの難しさはわかるものの、今作においてはそれを誘導した全ての根源がいてソイツが悪いという展開で、その悩みからの行き過ぎた行為を罰せられることすらも許されてしまうのは、ある種発端となる加害行為と表裏関係にあるのかもしれないとすら思ってしまった。

もちろん大前提として発端となった加害者が悪いことは当たり前なのだけど、その先にある被害者救済のための行きすぎた報復の結果、それが平等に裁かれないのは、それはそれで差別的だと思ってしまった。

あくまで今作がそのような設定をとったことはエンターテイメントとして犯人を用意するミステリ作品のある種の義務なのだけど、その犯人による誘導に全てを委ねてしまうのは、被害者救済のための報復を誓った、その誓いの気持ちを無碍にしてしまうようなモドかしさがあった。

それが面白い面白くなかったとか、フェアであるアンフェアであるとかではなく、魅力的で自立したキャラクタを多く描いている本作だからこそ、報復もまた犯罪と知りながらも被害者救済だと信じて犯罪をおこうなうような存在が、このテーマを描くにあたって期待してしま犯人象だった。

これは単に僕が作者のやろうとしたことと異なる部分を期待してしまっただけで、繰り返し書くが面白い面白くなかったという話をしているわけではない。

・さいごに

探偵・癸生川凌介事件譚シリーズを通して遊んできた。

総じて、アドベンチャーゲームというよりは、本格ミステリ文脈に近い作品が多く、それが好きな自分としては楽しめた。

携帯電話ゲームという制約もある意味プラスに働いていて、余計な不純物がないアドベンチャーゲームとして必要最小限ながら十分な遊びで楽しめた。(僕は、後半突然3Dダンジョン脱出ゲームを遊ぶ必要がある類のADV極端に嫌う性質があるので)

シリーズを通してのベストは当然今作永劫会事件だが、作品の幅が広く多種多様物語を楽しめた。

愛すべきマンネリとしてお馴染みの展開を繰り返してもいいものを、手を変え品を変え楽しませてくれたサービス精神も素晴らしかった。

以降も別の作者で看板はそのままシリーズがまだあり、そちらも復刻が決まっているため今後もう暫くは定期的にいつもの面々と会えそうなのも嬉しいところ。

作者という意味では、パラノマサイトスクストなどもあるためそれらも遊んでいきたい。

[]3月11日

ご飯

朝:カップスープチーズクラッカー。昼:袋ラーメン。夜:マクド

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみ

探偵・癸生川凌介事件譚 五月雨は鈍色の調べ

携帯電話配信されていたアプリニンテンドースイッチに復刻したADVで、シリーズ化されているものの第九弾。

今回は、4作目で登場していた伊綱さんの前任者であり、癸生川が唯一自身に並び立つと称していた白鷺洲涼二のエピソード

婚約者借金を代わりに返すために貯金を降ろそうとしたら、事前に父親貯金を盗まれた!」と主張する依頼人の話を聞き調査を始める涼二、その裏には一体何があるのか。

プレイ時間は1〜2時間ほどの短編だが、家族を想う気持ちの尊さと自己犠牲の切なさが存分に詰まった悲しい良いストーリーだった。

癸生川とはまた違った形で優秀な白鷺洲涼二が操作キャラになり、短編という縛りありきなのかもしれないが、捜査はかなりサクサク進む。

そのため今作は事件捜査のロールプレイというよりは、上述した家族愛情を描くことに専念しており、その目論みは見事に成功している。

シリーズでは割とお馴染み感もある文章の書き方で読者を騙すテクニックや、縦筋となるあるシリーズキャラクタの意外な登場による驚きなどが、キチンと依頼人家族愛のエピソードへ繋がっていくのが見事。

依頼人父親母親が何を感じて子供を育てることになったのかが、依頼人言葉で伝えられるのではなく、繰り返される状況に陥るからこそ理解できる構造寄与している。

こうやって物語と関連付けたサプライズ演出は大歓迎、とても良かった。

(ただただ驚きたいだけなら所謂「5分間ミステリーだって驚けるわけでね)

短い作品ながら、ゲストキャラたちの家族エピソード物語の冒頭に答えがあった構図、シリーズを通しての見どころある展開とかなり身が詰まった面白い作品だった。

これで都合九作遊んできたが、次が原作者的な意味ではオーラスとなり、何やらすごい作品であると噂を聞き、ここまで来た十作品目「永劫会事件」だ。

何度も何度も言及だけはされており、今作でもその片鱗が幾つも見えており、はっきり言ってハードルはかなり上がっている。

探偵・癸生川凌介事件譚面白いです。

[]3月10日

ご飯

朝:なし。昼:サラダスープ。夜:サブウェイ

調子

むきゅーはややー。お仕事は、暇。

探偵・癸生川凌介事件譚 仮面幻影殺人事件

ニンテンドーDSで発売された後、携帯電話配信されていたアプリ移植されたものニンテンドースイッチに復刻したADVで、シリーズ化されているものの第八弾。(このナンバリングスイッチ移植に当たって整備されたものらしい)

すっかりお馴染みになった、破天荒名探偵癸生川凌介、その助手ながらテキパキと捜査をこなす白鷺洲伊綱、そして視点人物になる助手助手書記生王正生の三人による殺人事件捜査を題材にしたゲームだ。

今作は今まで携帯電話アプリリリースされていたシリーズが遂に家庭用ゲームであるニンテンドーDSで発売されたものが初出で、今までの作品よりも随分と力が入っている。

キャラクタ立ち絵UI、背景絵なども相応のクオリティで、特に準レギュラー矢口床子はオッパイが大きい設定だったことを十二分に披露する良い立ち絵をもらっており、出番の少なさの割に印象深い。

肝心の事件についても、今までより複雑なものになっており文章ボリューム、解くべき謎の量共にたっぷりだ。

まずは、事件捜査を題材にしたネットゲームミスティックオンラインを遊ぶところが始まり、そこでまずオンラインゲーム上の架空事件が発生する。

それに合わせて現実でも似通った殺人事件が発生する。

その上、3年前に起きた放火事件との関連が示唆されていく。

という感じで、都合三つの事件を同時並行的に捜査していくボリューミーな内容だ。(都市伝説として語られる謎の事件とかもあるし)

タイトルにもある「仮面幻影」の名の通り、名前と顔を仮面で覆い、幻影でわかりづらくしているため、中々事件輪郭が見えてこないまま話が進んでいくのも楽しいところだ。

ただ、正直言って、ちょっとこのボリューム感を上手く捌けたとは思えなかった。(シリーズ内での比較であって、ADV全体的に見るとそうでもないので、無茶な挑戦だとは思わなかったけど)

ミステリのネタとしては所謂「意外な犯人ものに分類されると思うのだけど、それに全振り過ぎて、他のハウダニットホワイダニットなどをあまりにもザックリ解決しすぎている。

もちろん、ミステリとして主題に専念することは大事で「そういうものとして飲み込んでくれ」と前提を打ちながら展開する名作は数多くある。

しかし、本作はそのような前提を打つことなく、当初は解くべき謎として提示しておきながら雑に片付けてしまうのがシックリこない。

「意外な犯人」がやりたかったのであればそれ以外の謎については、早々に解決するなり、そもそも謎として提示しないなどの工夫が欲しかった。

捜査した結果が解決に結びついていくのが楽しいのであって、徒労感ばかりが残ってしまった。

シリーズ恒例の癸生川による超能力染みた先回り力によるものなら、シリーズをここまで遊んできた身としては脱力しながらも肯定できたかもしれない。

しかし、そういうわけでもなく、なんというか端的に言ってしまうと、今作の飯綱さんが若干ポンコツ入ってただけでは疑惑すら浮かぶ

科学捜査オチまでいけそうだし。

社会的話題についても、少年犯罪という過酷テーマを扱った割には、消化不良。

というか確かに題材は少年犯罪だけど「意外な犯人」の意外さのために、話がブレてたようにも感じた。

犯罪手段として用いれる人間社会生活を送ることの是非のような、また違ったテーマになっていたかなと。

シリーズ恒例の生王君がわたふたする中、伊綱さんがテキパキ捜査推理をするんだけど、癸生川がちゃぶ台返しをするという構図も、今回のボリューム感では、伊綱君の手際が悪く見えてしまうのが残念。

特に、3年前の被害者と、現在事件の有力な容疑者が、外見的特徴や年齢や名前が同じなのに、苗字が違うからそもそも同一人物だと考えすらしないのは、伊綱さんらしさを全く感じなかった。

というのも、そもそもこの点はミスリードで本題ではないのだから普段の伊綱さんなら最短ルートで辿り着いていただろうし、癸生川に言われて気付くでもなく、単に後から気づくだけなら、それは単に察しの悪いだけではと思ってしまった。

総じて、三つの事件が絡み合うという構図を全部処理しきれていない惜しい作品だった。

シリーズを通しての縦筋も抑え目で、今作のテーマが好きそうな朱の出番が影も形もないのは残念。

いや、っていうか、3年前に道を訪ねて来た謎の女性と、一番最初出会ったゆきいるかの中身と、生王正生ミステックオンラインを送りつけたの奴の正体が朱って設定あるのに語れてないだけだと思うんだけど違うんかな?(次作である鈍色と永劫会で語れるのかな?)

決して面白くなかったわけではなく、良き点もあったんだけど、シリーズを通して上がってきたハードルは超えてくれなかったかな。

2023-03-11

被災地じゃない私の震災の記録

当時高校生だった私は、とある理由で全校生徒が体育館に集まっていました。

ある時、携帯電話からいたことのない音が鳴り響きました。校内持ち歩き不可のはずの携帯電話男子生徒の制服の内ポケットからスマートフォン女子生徒のカーディガンポケットから、そして渡り廊下の奥の教室から、けたたましく鳴る不快な音。

そしてズズズというこれまた聞いたことのない大きな低い地響きの後に、突き上げるような揺れが起こりました。体育館という建物はバネが効いているので、観測された震度の何倍もの揺れを身体に感じていました。

女子生徒の悲鳴、頭を覆えという教師の怒号、ギシギシと動く体育館の壁、そして見たこともないくらい左右にぶらんぶらんと揺れる天井の照明、何が起こったかからないと口を開けたままの友人の顔。

大きな揺れは収まりましたが、集会は中止になり即座に帰宅指導がありました。地元が同じ人間は一緒に帰って欲しいと先生が言っていました。電車は動いていなかったので、電車で通っている人たちは親の車を待つことになり、しばらく校内に残っていたといいます

この時、電波はなく、また不幸なことにこの地域だけ停電と断水が起こっていました。私たちは大きな地震が近くで起こったのだということしかわかりませんでした。

私は比較学校の近所だったので、歩いて帰りました。雪が残る道を必死に帰りました。家に帰ると、祖母が外で近所の人たちと話をしていました。咄嗟に外に出たと言います。着の身着のままで、寒さからなのか、揺れの怖さなのか、身体が少し震えていました。それは私も同じでした。あの体育館で感じた恐怖がまだ残っていました。

家の中はぐちゃぐちゃでした。食器棚が全て開き、割れた皿はなかったものの、倒れたものが床に散乱していました。

祖母病気後遺症で目が悪く、なにも触らなかったと言います。私はそれを片付け、両親が帰るのを待ちました。父も母も小学校教諭でしたので、我が家にすぐ帰ることは出来ませんでした。2人とも、自分学校の生徒をすべて家に帰し、家まで送り、その後に家に帰ってきました。

私の住んでいた県は断水が少なかったと、後から言われましたが、私の家のある地域は断水しました。そして停電も続きました。

雪国3月上旬オール電化だった我が家は非常に冷たく、静かで、怖かったことを覚えています。家がこんなに寒かったのだと、靴下を履いて眠ったことは初めてでした。

それまで肌が乾燥することはありませんでしたが、寒さにより乾燥し、頬が粉を吹きました。クリームを塗りなさいと親に言われたのは人生で初めてで、そこで寒いと肌は乾燥するのだと知りました。

全く暖房がないわけではありませんでした。石油ストーブがありましたが、この後どうなるかが分からないので、居間ひとつだけ点火し、大事に使おうと決めました。

父が帰宅して、仏壇用の蝋燭の火を囲み、家族4人でスープを飲みました。

その時に、宮城県が揺れたらしいと教えてくれました。父も母も私も、携帯電話電池が惜しくてネットを見ていませんでした。電波はかろうじて復活していたようでした。

明日になれば電気は戻るだろうと、その日は早くに寝ました。何もすることができず、寝るしかなかったのです。

眠る前、ストーブ灯油を入れるために外に出ました。その時、見上げた空を一生忘れないでしょう。私の住んでいた土地田舎で、普段でも晴れた夜は星が綺麗に見えていました。何度か旅行に行った東京の何倍も星が綺麗だなと思ったものでしたが、その日だけは違いました。星しか見えないのです。大きな星が爛々と瞬き、小さな星たちが埋め尽くし、いつもの星空とは全く違うものでした。

あんなに暗い田舎でも、明るかったのです。真に光がない夜はこんなにも星空を輝かせるのだと、心が震えました。そして、とても怖くなりました。知りたくなかったのです。こんなに星が美しいことを、災害で知りたくなかった。冷えた空気が鼻腔を凍てつかせたので、早く家に戻りました。

家に戻ると、父と母が携帯電話を見つめていました。母は手で目を覆っていました。ほら見ろ、と見せられたのはワンセグ放送でした。そこに映し出された映像を見て、足がすくみました。津波映像でした。仙台空港が波に飲まれていく、その映像でした。私は仙台空港自体には行ったことはありませんでしたし、仙台市にもあまり行ったことはありませんでしたが、石巻名取市閖上地区気仙沼には何度も行っていました。仙台空港がこのような状況なら、私たち旅行に行っていたあの場所はどうなっているのか、これはどんな被害なのか、何が起こったのか、全ては分かりませんでした。父の充電はギリギリで、それ以上は見ることができず、その日は諦めて横になりました。私はしばらく寝られませんでした。

閖上のサイクルセンターのどでかい合宿所みたいな部屋に家族4人で泊まり、その施設飲食店晩ご飯を食べたことが昨日のことのように思い出され、その建物は、そこの人たちは、どうなってしまったのか、怖くて怖くて堪りませんでした。

人が死んでしまうような災害だったのだろうかと、それすら曖昧でした。

情報がないというのがこんなにも不自由なのだと思ったのもこの日でした。

翌日電気が復活し、テレビ報道津波被害を目の当たりにしました。

あとはもう、ご存知の通りです。

断水復活までは少し時間がかかりましたが、私の地域はそんなに被害がありませんでした。建物に大きなヒビが入ったり、道路割れたり、といったところでした。余震は続きました。

ただ、普段明るくおちゃらけ雰囲気の友人が、宮城県単身赴任をしている父親と連絡が取れないと瞳と口の端をぶるぶる震わせて話す姿が目に焼き付いています彼女父親津波で亡くなったと聞きました。

私は大学生を経て、社会人になり仙台に転勤してきました。もっと生々しい震災の話を聞くことが多くなりました。

南三陸女川出身の子達は皆、口を揃えて言います。家は流されて実家はないのだと。仕事がなくなって仙台の街中に出てきたのだと。避難中に津波に巻き込まれて、電柱にしがみついて生きながらえたという人もいました。

私の仕事スーパーゼネコン施工管理でしたので、震災復興事業が主の時期でした。真新しいコンクリートの壁が海を阻みます防波堤は高く高く、そびえ立っていました。ひび割れだらけの建物が、そこらかしこらにありました。そして、本丸と呼ばれたあの地にも行きました。人の住まなくなった家は、あんなにも朽ちるのが早いのかと今も恐ろしく思います

なにより、この地域はよく写真展を開きます震災前の写真、直後の写真、今の写真、それらを並べて展示するのです。私はその写真を見て泣いてしまますイオン一角で、震災を知らない子供たちが走り回るイオンの中で行われていた写真展を見て、泣いていました。

今でも、その地に行くと、津波最高到達点という線が刻まれ建物があります。ここまで津波が来たぞという標識があります

どうか忘れないで。風化しないで。思い出して。

今日だけでいいです。

被災地じゃなくても、地震被害はありました。

お願いです。

忘れないでください。

2023-03-09

2023年トランス女性トイレ議論について、当事者から。[追記あり]

トイレ問題は「見た目」に起因する問題である、という認識を避けてはいけない

トイレでは、他人性器を見る機会なんて無いので、見た目でしか心理的恐怖は発生しない。

トラブル(通報)が発生するかどうかは、現実としてその性別典型的容姿に見えるかどうか。

・恐怖やトラブルは、性器有無ではなく容姿に起因するものだが、法律では容姿規定することは難しい。

・仮に「戸籍性で利用可能トイレ制限する」や「性器の外観で利用可能トイレ制限する」という法律が出来たとしても、容姿規定されない以上、シス女性の恐怖は払拭されない。

 →そういう法律が出来たとして、「髭モジャで喉仏が出ている、どう見ても男性しか見えない人」が女子トイレに入ってきた時、その人は実際にはFtMの人かも知れないけど、「きっとFtMなんだね」って思って恐怖心を抱かずに通報されない世界になるかというと、そうはならない。「違法に入ってきた男がいる」という通報トラブルが発生する。その後、誤解は解けるかもしれないが、その後もそのFtMは何度もそのような通報トラブルに遭う。

現実としてパス度が高いMtF性別適合手術前や戸籍変更前であっても日常的に女子トイレ使用している。この現実認識していないで「LGBT法というのを認めることで、MtFが初めて女子トイレに入ってくる」かのような考えをしている人がいる。既に普通に「そこにいる」ということに気付いていないだけなのに。

パス度の高いMtF女子トイレを利用してもトラブルは起こらない一方、男子トイレを利用することで暴言を受けたり性的被害を受けたりもすることがある。

 →男子トイレを使っていた時代には、実際に「ここ男子トイレだよ」と言われて「あ、男です」と言ったら「なんだよオカマかよキメェな」みたいな暴言を言われたりもした。

戸籍/性器の性でトランス女性を一律排除する言説をする人は、「パス度高いトランス女性女子トイレを利用しており、そういう人のトラブルは起きていない」という"現実"を踏まえた上で、その人達にも「今後は女性トイレから出ていけ、男子トイレでは毎回トラブルが起きるだろうが受け入れろ」と言うんだろうか。髭モジャで筋骨隆々FtM女子トイレに来ても恐怖心感じずに受け入れるんだろうか。

法律容姿規定できない以上、この問題立法で「一気に解決」なんてできない。

法律がどうなろうと、パス度に自信がある人はトランス先の性別トイレを使う。

ルッキズム問題があることは事実だけど、現実として、今はそうなっている。

使用制限方向の法律でも、権利認定方向の法律でも、どっちにしろ実際には現実ほとんど変わらない。

パス度が低いトランス女性の話

現実を踏まえた上で何かしら議論するなら、例えば「パス度が低い性別適合手術前のトランス女性トイレ利用はどうあるべきか」というような、もう少し対象を絞って議論をするべき。今行われているような(バズっているような)、トランス女性をひとまとめにした議論はあまりにも雑。

・「パス度が低いトランス女性」は性別適合手術前だろうと後だろうとめっちゃ苦しむ。「相手に恐怖心を抱かせてしまうのではないかという恐怖」に常に怯えながら生きている。

・「性自認さえ女性であればどんな容姿でも女性トイレを使ってOK」って法律が出来たとしても、「やったー!これで堂々とトイレ入れる!」なんて単純に喜べないよ。女子トイレを使う度に「恐怖心を与えてしまっていること」に対する申し訳無さと苦しさは、法律がどうなろうとずっと感じ続ける。

パス度が低いトランス女性は、立法ではなく、「世の中の感覚がどう変わるか」でしか救われない。ルッキズム世界から脱却することは立法では難しい。

・「女性みんなが他人容姿を気にしなくなった世界」なら安心してトイレに行くことは出来るようになるだろうけど、他人が感じる恐怖心の発生をいますぐ無くすことは、現実的にはできない。ゆっくりゆっくり、何十年も掛けて世の中の感覚が変わっていくのを待つことになるんだろうと思う。(20年前と今を比較すると、トランス女性というものを受け入れてくれている人も増えていることは実感している。)

・そういう意味では、トランス女性もっと身近にいるということが可視化されれば良いのだけれども、トランス女性は埋没嗜好の人が多く、カミングアウトもしたがらない人が多い。なかなか難しい。

銭湯に入りたいなんて思わねーよ

性別適合手術をしていないトランス女性は、性器部分にコンプレックスがある状態なのにそれを見せつけて女湯に入りたいなんてことはまず思わない。

銭湯については、権利問題象徴として議論されているに過ぎない。立法がどうなろうが現実性別適合手術をしていないトランス女性ほとんどは女湯に入らない。

銭湯については、当事者としてはどうでもいい議論やってんなーって感じ。性別適合手術前で銭湯に入れろなんて求めてないし、その議論トランス女性に対するイメージが悪くなるなら、むしろ権利主張側の言及すらやめてくれって思う。

・少なくとも、トイレ銭湯現実的な問題レベルがぜんっぜん違うから分けて議論してくれ

以下愚痴とか

・雑に「体の性に従って~」という表現をしている人を見かけるけど、「体の性」と言う場合に「生殖器の外観」「生殖機能の有無」「染色体」等の軸があり、トランス過程で変化するものもあれば、変化しないものもある。(性別適合手術を行い、戸籍女性になってすら、染色体性別は変えられない)

・「体の性」という表現をしている時点で、「分かっていない人」なんだなと絶望を感じてしまう。

トランス女性特定の人を指して「LGBTの人」と言ったり、「私LGBTかも知れない」みたいな表現が増えたことについて、昔に較べて表現粒度が粗くなったように感じる。昔は「性同一性障害の人」とか言ってたのに、特定の人に対してLやGやBやTではなく、LGBTという総称が使われるのは違和感特定秋田県民の人に対して東北県民というような気持ち悪さを感じる。

リモートMTGが多い時代になって、これまでパスが容易だった人がパスしづらくなった。(オフラインでは、容姿パス度が高ければ多少声のレベルが低くてもパスやすかったけど、映像なしのリモート通話だとパス度を上げるのは別方向の難しさがある)

トランス女性という概念について、「見た目おっさんバレバレ女装性器を見せつけながら女湯に入れろと無神経に騒いでいるモンスター」みたいなイメージ議論されているのは、本当に、本当にとても悲しい。(TERFが出す事件例や、エンターテイメントにおける古典的な「オカマ表現の影響はかなりありそうに思う)

女子トイレにいる時に「目の前にいる特定の人から恐怖を感じるか」はパス度で決まる話だ、というのは最初の方で書いたけど、「トランス女性が実は既に女子トイレを使っているなんて、怖い」「自分がその場に鉢合わせるかもしれない、怖い」という漠然とした恐怖心を、この記事を読んだことで(事実を知ったことで)感じた人はいるかもしれない。そういう人に対しては申し訳ないと思います。ごめんなさい。

現行のトイレ使用に関する法律の話

・異性のトイレに通常のトイレ使用目的で入ることを罪とする場合、その根拠現在では基本的建造物侵入罪になるんだけど、これは「管理者意志に反しているか」が基準であって、「性器形状」や「戸籍」が基準であるとは書かれていない。「性同一性障害の診断が下されている人であっても戸籍あるいは性器形状基準制限すると管理者は考えている」とは一概に言えない。

経産省職員の事例では「性同一性障害の診断がされていても性別適合手術を受けていなければ女子トイレ使用を明示的に制限したのが違法かどうか」という点で争われて、地裁では制限違法高裁では制限合法となったが、そのような明示的な制限が無い場合にどのように扱われるのかはケースバイケースの判断になりそう。

トランス女性では、通報トラブルがあった時の「万一のための御守り」として、性同一性障害診断書スキャンデータ携帯電話に入れているという人は多い。

ブコメ等の反応に対して

・この文章で「私と、私が知るトランス女性当事者の振る舞いや考え方」を書いているが、「トランス女性トランス先の性別トイレに入る権利法律で認められるべきだ」とかそういう話はしていない。むしろ現実はこうなっていて、法律がどうなろうとトランス女性現実ほとんど変わらない」ということが論旨。

「体の性」という表現をしている時点で、「分かっていない人」なんだなと絶望"これはちょっと厳しすぎるんじゃないかなぁ。単純に、外観から判断される性別生殖器の有無って意味なのは自明では?

はい、「おおよそそういう意図なんだろうな」というのはもちろん読み取れます。ただ、ちゃん議論をしようとする場合「体の性」という雑な表現にならないので、「問題の複雑さを認識意識していないんだな」と無力感を覚えるというただの愚痴です。

n=1でしかなくない?悪意の有無を別として、正直フェミ女性代表面するのと印象が大きく変わらない。だって、こういうのは「そうじゃない人」が一人でもいれば覆る。そう思ってる人は「でも…」と聞かないでしょ。

トランスの人は一応100人ぐらいは話したりしています。そこから主流だと感じたトランス女性の振る舞いや考え方と、私個人実体験に基づくものを書いた。そうではない人も一部いるだろうとは思います。「n=1でしかなくない?」と言っても、1を知らない状態よりは参考になると思います

女性みんなが他人容姿を気にしなくなった世界とあるけど見た目を1番気にしてるのトランスじゃん。パス度とか言ってさ。

そうですね。トランス女性パス度を気にする要因は複数あって、その主な一つは「一般の人に恐怖を与える存在でいたくないから」ですが、いつかみんながトランス女性に恐怖を感じないんだなという認識になって、当事者もそういう認識になったらパス度を気にしなくなる人も出てくるかもですね。

米のアスリートの話とかどう思っているのだろう

・私はアスリートじゃないので当事者性を持って語ることは出来ない。「自分アスリートじゃないか関係無いけど、そのことが話題になってトランス女性に対する恐怖が増幅されるなら嫌だなあ」ぐらいの感覚の人が多いんじゃないかな。

男性ホルモン量でトランス女性の出場可否を規定するスポーツもあるみたいだけど、第二次性徴期に作られた「骨格」はその後にホルモン療法や性別適合手術をしても変わらないので、骨格の有利不利があるスポーツでは万事解決とはならないだろうなと思う。

リモートMTGについてはメタバース()が救いになると思うんだけどどうも界隈がな…。

・幾つか試したりしたけど、世の中のボイチェン品質があまり足りてないように思うので、今のところ救いにはあんまりならないですね、、、、

T向けのお手洗い新設しろっていうのはそれはそれで困難な話で、多目的トイレの利用といい、アウティング的な感じになってしまうので埋没したい人間には避けたい選択肢になる

・「(相手心理的負荷を与えたくないから)多目的トイレでいい」という人もいれば、「出来れば多目的トイレじゃなくて女性トイレの方を使いたい」という人もいます

・「男性トイレ」「女性トイレ」「多目的トイレ」という形の設置として、トランス女性多目的トイレを使うようにというルールとすると、埋没したいトランス女性にとっては「なんであの人毎回多目的トイレに言ってるんだろ」と思われることになり、「一般女性の振る舞い」が出来なくなるので、それを苦痛に感じる人はいます

とはいえ、私個人としては「多目的トイレでいい」派なので多目的トイレが増えると嬉しい。

“見た目おっさんバレバレ女装性器を見せつけながら女湯に入れろと無神経に騒いでいるモンスター”これがトランス女性だと思ってるのではなく、こういう「自称トランス女性にたいしてなす術がないのが怖いのよ

一番悪用された場合のケースを避けたいから仕方なくやってる制度に対して一番都合のいい場合だと大丈夫だよ!って主張しても何の意味もないっていい加減に気付かんのかねぇ

・この記事では「トランス女性」にフォーカスして当事者性を持った話を書いたつもりなので、そうではなく、「女装シス男性トランス言い訳にしてトイレの通常の使用目的外の目的で入ってくるケース」については、そういう人の気持ち当事者性を持って話すことはできないので言及しなかった。

・そういう恐怖が生まれることは分かる。

・私の考えとしては、トイレに関しては特に現状(基準規定なし)のまま、世の中の認識ゆっくり変わっていくことを期待しているので、「理解増進法案」でトイレ権利について規定することを希望しない。

・「理解増進法案」が仮に通ったとしても、トイレ権利について個別に明記されない限りは、実際にトイレで何か問題が発生したり通報がされた際には「それが実際に差別と言えるような行為なのか」がケースバイケースで判断され、「何らかの犯罪被害を受ける蓋然性がある」と判断されるなら、通報してもちゃん犯罪として裁かれるはずだと思う。

2023-03-05

[]3月5日

ご飯

朝:チーズクラッカーコーンスープ。昼:ラーメン。夜:サブウェイ

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみ

探偵・癸生川凌介事件譚 対交錯事件

携帯電話配信されていたアプリニンテンドースイッチに復刻したADVで、シリーズ化されているものの第六弾。

今作はミステリADV王道中の王道ADVやるならこれをやってこそ、満を辞してのマルチサイトだ! マルチサイトとは、小説と異なり、読む順序をある程度ユーザ自由度に任せることができるゲームならではの手法

簡単に言えば異なる主人公シナリオ自由な順番で、それも交互に行き来しながら読むシステムだ。

EVE、街、428、Ever17、ルートダブル、AI2、etc… 僕がオールタイムベストに上げたくなる大好きな名作が数多くあるものの、Remember11タイムトラベラーズのように名作に挑もうとしたが消化不良で上手く扱えなかった作品も幾つか思い付く。

扱いは難しいがハマれば絶大な魅力を持つことになるジャンルだ。

そんなわけで、今回の対交錯事件では、いつメンの二人、助手ながら名探偵顔負けの実力者の白鷺洲伊綱と、プレイヤー投影先となる一人称キャラで察しの悪さが際立つ生王正生いつメン二人の視点を行き来しながら事件に挑む。

伊綱ルートでは準レギュラーキャラ音成コンビを組んで被害者共通点が見当たらない連続殺人事件調査、生王ルートでは行方不明になった大手広告代理店社員捜査を始める。

じょじょに二つの事件が交差し始め、ついに衝撃の真実が明らかになる、という流れ。

低価格ゲームながら、かなり本格的な構造で、先に上げた幾つもの名作と、やりたいことが劣っているとは思わなかった。

この構図自体に何らかの仕掛けがありそうな雰囲気作りも、遊んでいてワクワクした。

マルチサイトといえばコレだよねー、と呑気に思うのもよくないが、交互に視点を行き来するお話しで片方が頑なに交流を拒み出したり電話しか会話しなかったりすると、あらあらまあまあだ。

原作携帯電話アプリなこともあり容量的な制約と戦いながら高度なことをやっており、テキストが魅力の大半を占めるADVからこそ、今この時代(2023年)に遊んでも全く見落とりしない名作の圧を感じた。

とはいえマルチサイト構造を利用した文章記述の仕方による驚きを感じさせる、という一点突破作品で、それが驚いたかどうかと言われると若干悩ましい。

度々この感想で書いているがネタバラしの前に先んじたか/先んじれなかったか、で作品評価する気はなく、ネタバラしで驚かなかったからと言って面白くなかったと言うつもりはない。

(逆に驚いたからと言って評価する気もない)

それはミステリあくま物語ミステリの謎は物語を際立たせるための仕掛けであり、クイズ大会問題や、所謂ナゾトキゲーム」や「脱出ゲーム」の謎とは大きく異なっているためだ。

バランスの難しいところで、本作は少し僕の好みよりもそちらに寄っていたかなと思った。

勿論、物語として情緒を書かせても一線級なのは先の4作目でわかっているので、限られた文量の中で最大限やれることをやった結果なのは伝わってくる。

ただまあ、幾つかの著名なミステリ作品でも、サプライズに振り切って、驚かせたら俺の勝ち、驚かなかったら俺の負け、みたいな態度のもいるっちゃいるような気もするようなしないようなただのサービストークのような何というかなので、難しい問題ではある。

低価格短編ADVとして面白いこと、そうとは思えない高度なことをやっているのは間違いなく事実面白かった。

ミステリにおける物語トリックバランスという、それこそ大山誠一郎米澤穂信一流中の一流でも、読者である僕とのバランス感が違いシックリこないこともある、とても難しい部分での満点ではなかったものの、そもそもこの点を感想に書こうと思うこと自体が、ミステリやってるねえ、感のある素晴らしい出来だった。

これで6作品プレイしてきたが、現時点では一番面白かった。

しかしながら、このシリーズ10作目がヤバいとの前評判から遊び出したこと、今作でもそこへ繋がるキーワードがあり、そちらへのハードルは爆上がりしているのも確かだ。

癸生川凌介シリーズ面白いぜ!

探偵・癸生川凌介事件譚 音成刑事捜査メモ

携帯電話配信されていたアプリニンテンドースイッチに復刻したADVで、シリーズ化されているものの第七弾。

シリーズ準レギュラーキャラ音成刑事過去編を描く番外編。

今作はかなり箸休め的な内容でボリューム歴代で一番小さく、謎やお話もすごく薄め。

一応過去作のキャラがチラッと登場したりのファンサービスはあるものの、そっと添えてるだけ。

面白くないことはないが流石に文量が短すぎた。

音成刑事チワワと一緒に捜査をする牧歌的雰囲気を楽しめればそれで良いのかもしれないが、生憎僕は小動物が怖いので、物語でもあまり素直に可愛いと思えなかったのも合わない点だ。

これで7作目までプレイしてきて、次はコンシュマー移植でかなり大規模な作品になっているらしい8作目、4作目で示唆されていたあの人の前任者にまつわる9作目、そしてこのシリーズを遊び始めたキッカケでありなにやらすごい展開が待っていると噂の10作目と、ここからはもう遊び回は無いので、緊張感を持ちながら遊んでいきたい。

(パラノマサイトまでに全話遊ぶのは厳しそうだ)

[]3月4日

ご飯

朝:朝マクド(どっひゃー)。昼:ラーメン。夜:アルフォート

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみ

探偵・癸生川凌介事件譚 死者の楽園

携帯電話配信されていたアプリニンテンドースイッチに復刻したADVで、シリーズ化されているものの第三弾にあたる。

すっかりお馴染みのいつメンで、遊園地で起こる事件捜査する。

オンラインゲームを利用した人物の誤認、館モノのらしさを利用してのミスディレクションと、構造の妙を生かしているシリーズで、良い意味ユーザの介入度が低いゲームらしくない作家性溢れる展開が続いていたが、今作はシンプル推理ADVらしいシナリオ

証言を聞いて、物証調査してっていう、お馴染みのやつ。

悲劇を笑い飛ばす癸生川のキャラクタ性に救われるものの、だいぶと重たいストーリーだった。

完全に恒例だが助手白鷺洲伊綱が大活躍するのも、前作で僕が興味を惹かれた矢口床子の再登場、シリーズを通しての前置きや、次の作品へのキャラクタも登場したりと、色々やってきている感じ。

白鷺洲伊綱女性に好かれやすい設定のようで、今作でもスキンシップ描写があるのが良き。

彼女へかなりの偏愛を見せる久美浜ちゃんは、今先だけの出番ではなさそうなので、この辺は要チェック。

短編ADVとしてシンプルながら出来が良いし、アクが無い真っ直ぐした味付けでありながらキチンと作家性をミステリ的なそれでなく、人間確執や恨みの方向で出しているので、ここまで遊んだ中ではかなりど真ん中な位置付けだと感じた。

ただ、流石に三作品目ともなると同じ構図は避けたようで、癸生川によるちゃぶ台返しがなかった。

正直、そのパートこそが他との明確な差異面白味だと感じていたので、マンネリを恐れずやって欲しかった気持ちもある。

とはいえシリーズ作品としての趣が強くなってきて益々楽しくなってきたぜ!

探偵・癸生川凌介事件譚 白鷺に紅の羽

携帯電話配信されていたアプリニンテンドースイッチに復刻したADVで、シリーズ化されているものの第四弾。

2作目で前振りがあった伊綱さんの過去エピソード

前振りで随分ハードルが上がっていたが、それに相応しい価値のある良いシナリオだった。

感想を書くのが勿体無く感じるタイプ作品で、良い意味でこの余韻を具体的な文章で残したくない。

あらすじとしては、伊綱さんの過去記憶喪失の謎の女性一人称で追いつつ、視点人物の失われた過去と、伊綱さんの家族にまつわる事件捜査するお話

伊綱さんの家族や周辺の人間名前関係性だけが示唆される、本人が登場しないキャラの多さが、視点人物の正体を曖昧にしていくのが、暗中模索雰囲気楽しい

とはいえ、落ち着きそうなところに落ち着いており、そこの意外性や、叙述の方法による誤認を誘うソレは主題ではないのだろう。

かなりど直球ど真ん中に「小説」をやっていて、ミステリ界隈に伝わる有名な嫌味な反転させて「人間が書けている」と評するのが相応しいと思った。

めちゃくちゃな人格で、事件に幕を引くためだけの舞台装置的な名探偵癸生川の出番がほんの僅かなのも、今作はそこがやりたいんじゃないからねっていうことかな。

田舎風景描写キャラクタ心理描写を重ねながら情緒的な文章を魅せるところも多く、他のシリーズとはかなり毛色の違う内容だった。

特に最後の方にあるタイトル意味がわかる構図は、背景絵を使った演出も決まっておりすごく印象的なシーンで感情的に訴えかけられた。

物語冒頭の意味深なやりとりが、最初から全てを語っていたところも、話の順序の工夫で魅せる良きシーンで、思わずクリア後すぐにもう一度最初から遊んで確認した。

探偵縦横無尽自由さを面白がる一作目、本格ミステリのある種の滑稽さを笑う二作目、証言から人間関係を整理していくADV王道をしつつシリーズとしての縦筋の前振りをしていく三作目ときての今作は、シリーズの幅の広さに感心させられた。

探偵・癸生川凌介事件譚 昏い匣の上

携帯電話配信されていたアプリニンテンドースイッチに復刻したADVで、シリーズ化されているものの第五弾。

今回は、いつメンの出番は少な目で新しい登場人物都市伝説ライター弥勒院蓮児を主人公にした今までは雰囲気の違うお話だった。

都市伝説を扱うだけあってホラー雰囲気で恐ろしいお話が展開していく。

新しいことをやろうとしたからか、気を衒う要素は少なく、良く言えば手堅くまとまっている、悪く言えば事件については見所がなかった。

ミステリ的には疑うべきところを然るべき疑いを持って読めばまあそりゃそうだし、そもそも容疑者の数的にもミステリをやりたいのではないだろう。

合う合わないの個人的な話をし出すと、ミステリとホラー親和性みたいなところに行き着きそうなので、まあ僕の好みではなかったと短くまとめておこう。

ただし、上で事件については見所が無かったと述べたのは、事件以外、シリーズものとしての見所があった。

それが新キャラ弥勒院蓮児が我らが名探偵癸生川凌介ファーストインプレッションの評、

出会った瞬間、なぜかホッとしてしまった。一瞬だが、もう大丈夫だ… という気持ちにさせられた。」という文章だ。

これはなるほどなるほど、癸生川凌介という人間をすごく端的にわかやすく伝える良き文章で、それが初対面のキャラ一人称視点地の文表現されるのが良かった。

これは癸生川凌介への評ではあるが、僕がミステリを愛する理由って要するにコレだよなあ、と思わせられた。

作中でどんな悲惨な恐ろしい事件が起きても、名探偵がそれを引き摺り回し、現実解決可能事件に落とし込むところは、まさに「ホッとする」は良い形容だ。

(ミステリの世界は広いので、ここをズラす名探偵も両手で数えられない程度にはパッと浮かぶけども)

そんなわけで、4作目の過去編に続いて、新キャラの新しい展開と、いつメンミステリがそろそろ恋しくなってきたところで、次の第6作目は王道中の王道を取り扱うようなので、一気にプレイしようと思う。

2023-03-04

[]3月3日

ご飯

朝:なし。昼:サラダスープ。夜:サブウェイ

調子

むきゅーはややー。お仕事は、それなりー。

探偵・癸生川凌介事件譚 海楼館殺人事件

携帯電話配信されていたアプリニンテンドースイッチに復刻したADVで、シリーズ化されているものの第二弾にあたる。

発生した事件を追うだけだった前作とは異なり、シリーズキャラたちの縦筋になるエピソードもあり、キャラクタに愛着を持ち出せる展開が特徴的だった。

特に前作の感想で僕が気に入ったと書いた助手白鷺洲伊綱は、今作でも大活躍な上に、くだんの縦筋になる布石エピソードもあると、たくさん彼女の魅力を楽しめた。

今回の事件は館モノ。クローズドサークルに、密室殺人、奇妙な構造の館、怪しい招待客たち。新本格ミステリと共に生まれ育った身としては実家のやつ。

開幕早々の建物見取り図を見て、あーアレね、まあ、割と最近も読んだことあるし、やっとかないとねえ、うんうん、と納得した。

納得したのも束の間、いやいや、このシリーズ探偵・癸生川凌介事件譚だぞ、とタイトルをもう一読してから捜査に挑んだ。

ミステリの謎を探偵役より先んじてわかる/わからないに意味はないという建前を思いながらだった。

そんなわけで、王道を楽しく遊べた。

キャラクタの方面では、最初にも書いた白鷺洲伊綱ちゃんの魅力だけでなく、癸生川凌介の身も蓋もない展開も前作以上のスピード感でこれが恒例になりそうな感じが楽しい

シリーズキャラ以外だと、伊綱と妙に距離感の付け方が早かったのと、名前の読み間違いという鉄板面白をやってくれた矢口床子さんが印象強かったかな。

白鷺洲伊綱のテキパキ高速推理からの、癸生川凌介ちゃぶ台返という構造の妙に磨きがかかった良い2作目だった。

3作目や4作目への縦筋の展開も用意されており、続きが気になるので、また近いうちに遊ぼうと思う。

2023-02-27

anond:20230227084548

ぽちぽち界隈が”ネットじゃない”と思ってるならそれは認知の歪みでは?

携帯電話が世に出て一般化した時点でネット一般に普及したと言っていい

 

だとしても20年ってとこか

30年は盛り過ぎだな

Win95も出てない時期から一般ネットが普及してたとはとても言えない

2023-02-26

はてブ民度改善できるのか?

ヨッピーはてブに返信させろって言ってるけど、それではてブちょっとはマシな存在になるのか?って言うと全くそんな風には思えないんだよな。

かつては、idコールって機能があって、頻繁に難癖付けてくる奴がいたし、そう言った連中に不愉快な思いをしてた人って少なくないんじゃないのかなって思う。

往々にして、このidコールは非建設的なやりとり、罵倒応酬に成り下がってたよね。100文字で的確に反論できないと、嫌味の一つも飛ばしたくなるんだろう。

で、しょっちゅうブログで人をおちょくって馬鹿にしてたHegexが低脳先生に殺されてしまって、この不毛口喧嘩になりがちなidコール問題視されたと。

Hagexはいずれネットデカいしっぺ返しを受けて当然と思ってたけれど、だからって実際に殺されていいはずがない。


そんな経緯から言って現状のまま返信機能追加はあり得ないと思うけど、もしもはてブ改善するとしたら、何が出来て、どの程度の効果が見込めるだろうか?

以下に個人的に考える例をあげてみるけど、皆さんはどう思うかな?

ネガティブスターを導入する

ヤフコメなんかでも、thumb downの反応が出来るが、それを導入して人気ブコメ評価を下げられれば改善されるだろうか?

それはないだろうね。

はてブってのは、今や絶滅危惧種サヨクが集まる限界集落で、リベラル傾向のあるコメント評価を集めやす構造になっている。

BAD評価はてなブラックスター、みたいなものが出来たとしても、はてなサヨク集団投票でよりリベラル傾向が強くなるだけだと思うよ。

例えば、東京オリンピックの際にアスリートに向かって「人殺しの顔をしろ」と言って罵倒しつつ、自分ライブに行っちゃう人のコメントが星を集めるんだからさ。

人生賭けて来たアスリートに、「人殺しの顔をしろ」って言える人たちは、応援コメントthumb downしちゃうでしょ

スターのものを無くす

これが正解だろう。コメントに優劣を付けない事で余計な論争も、しょうもないコメントに星が集まる事でリンチされてる感も消える。

ただ、この場合はてなブックマークってサービスのものが人気なくなりそう。

今は、このスター機能のおかげで、限界集落サヨク連帯感を感じられて居心地良い訳だろうしなw

携帯電話登録制にする

俺は、これをやって欲しいと思ってる。はてなブックマーク及び、はてなのサービスの最大の欠点は、誰もが簡単複垢を作れてしまって

それを使ってコメントスターを付けたり、コメントを増やしたり出来るって所にある。

全てのアカウント携帯電話番号を紐づけたら、もしかしたら有効アカウント数は半分以下になるんじゃないかと思える位だ。

携帯番号を抑えられてたら殆どユーザー大人しく、常識的に振舞うようになるだろう。ヤフコメ正常化は、これが大きいと思うよ。

他のSNSアカウントとの連携義務化する

例えばTwitter やインスタとの連携義務化されるか、連携してるアカウントブコメ以外は人気コメントに載せない様にしたらいい。

手斧の投げ合いは、そっちで出来るだろうし、手斧を投げ合う気がない奴らは過激コメント差し控える様になるでしょう。

アカウントネガティブ評価顕在化させる

例えば、とあるはてなサヨクフェミおばさんは、人のアカウントブックマークページに、罵倒ブコメを日々書き込んでるよね。

こういう行為に対する通報とか、苦情って、相当数寄せられてると思うんだよね。

この罵倒おばさんが、どの程度の苦情を受けている存在かを数値的に顕在化すればいいと思う。

迷惑存在コミュニティから自浄され消える結果を期待できるんじゃないだろうか?

[]2月25日

ご飯

朝:なし。昼:オムライス。夜:サイゼリヤ

調子

クヨクヨはおしまい

ゲームしようゲーム

探偵・癸生川凌介事件譚 仮面幻想殺人事件

携帯電話配信されていたアプリニンテンドースイッチに復刻したADVで、シリーズ化されているもの第一弾にあたる。

システムシンプルコマンド選択ADVで、複雑なフラグ立てはいらず、真っ直ぐプレイできた。

素っ頓狂で自堕落で豪快で傍若無人名探偵癸生川凌介と、その助手でしっかり者ながら時折暴走する白鷺洲伊綱、彼らの事件ゲームにまとめている主観人物となる生王正生たちが、ゲーム開発者自殺した事件捜査をするうちに、オンラインゲーム中に突然死したもう一つの事件との関連性が見えてくるお話

2時間もかからクリアできるボリュームだが、かなり中身が詰まった肉厚な作品だった。

まずは、オンラインゲーム現実、二つの世界の中で被害者容疑者たちがどのような立場だったかを聞き込みしていき、彼らの輪郭が少しずつ見えてくる捜査パート

元が携帯電話アプリなのでシンプルグラフィックではあるものデザイン意図が伝わる過不足ない立ち絵も用意されている点が、ADVの勘所を抑えている良き点。

そして何より、頭が良く会話の二歩三歩先を行くと自負する伊綱さんのテキスト面白楽しい

まだ一作目だが、もう伊綱さんにメロメロで好きなキャラクタになったのは、この捜査パートでの切れ者描写の素晴らしさ故だ。

ボリュームの容量的な都合という裏事情を感じなくもないが、その点を伊綱さんは頭が良いから一を聞いて十を知るんだよ、としている点はアイデアシナリオの妙が工夫になっていて、僕は好き。

主観人物生王正生は察しが悪くお馬鹿なので、話が先に進みすぎて置いてきぼりにならないバランス感もキチンとある

そして捜査パート終了後の謎解きパートでは、タイトルにもなっている名探偵癸生川凌介が大活躍する。

この謎解きパートが、捜査パートで散々伊綱さんの頭の良さを語っていたからこそキマる、癸生川無双

所謂サプライズ」よりの作風で、事件解決ロジックや意外な犯人というよりは、事件構造自体理解していなかった滑稽さと、それを見抜く癸生川の先を行く捜査と推測が面白かった。

事件重要そうなキーワードをかなりあっさり、犯人関係のない偶然だと断定するところも、偶然であることを示唆しつつも犯罪捜査においてそれを偶然と思うのはよくなさそう、という漠然とした素人目線だとするのが楽しい

捜査パート事件輪郭を浮き彫りにしていく過程が重視され、犯人との対決パートではそこまでで得た証拠で答え合わせをする古き良きADVとは大きく違い、犯人との対決パートからこそ本題が始まるミステリ小説よりの作風だった。

好みは別れそうだが、僕はとても気に入った。

作品移植されており、そこで一区切りがつくようなので、続きも遊んで行こうと思う。

2023-02-23

android携帯電話を探せる機能

明日の準備をしている最中携帯電話無い事に気づく

Alexaに探してもらったけど着信音がせず

Googleの追跡機能今日買い物に行った場所にある事が発覚

時間から動いてないか店員さんが預かってくれたんだろう

とりあえずロックたか安心

凄い便利になったな…

2023-02-22

鉄道オタクたちとの思ひ出

学生時代鉄道サークル可愛い女性の先輩がいて鉄道なんて微塵も興味が無いのに鉄道サークルに入っていたことがある。

なお、その女性の先輩は殆どサークルに顔を出すことはなく私が大学2年になる頃にはサークルを辞めていた。

残ったのは男性会員だけだったが彼らは思い出話としてその女性の先輩のことを話題に出すもののこれといって執着してはいない様子なのでヲタサーの姫という感じではなかったようだ。

鉄道ヲタクと言えばマナーが最悪で酷い自己中心的人間であるというイメージだが、私が大学4年間を共にした彼等の思い出を記していこうと思う。

留年N回の長老

同じ学部だったので、講義ことな学生生活を上手く立ち回る方法をよく教えてくれた。

私が入学した時点で4年ほど大学に在籍していたようだがまだ2年生だった。

なんとか私より先に卒業したものの、サークルの部室には卒業後も度々顔を出していた。

政治の話が好きだが、私が興味無さそうに適当に相槌を打っていると話を変えてくるぐらいの空気は読める人だった。

他人迷惑をかける鉄オタは死すべしと思っていた。

教えることがやたらと好きな先輩

同じ学部だったが、人に物を教えるのが好きなようで色々な資格の講座を趣味で開いていた。

上下関係に非常に厳しい人だったが、それさえ守れば非常に頼れる先輩でよくご飯を食べに連れて行ってもらえた。

女子高生好きらしい、女子高生との恋愛について異常に真剣に考えていたが物凄く軽いノリで会話を返していたらすまなそうな顔をしていたのが印象的だった。

やはり、他人迷惑をかける鉄オタは死すべしと思っていた。

スポーツが得意なタイプの先輩

草野球スキーを嗜むマッチョな先輩。

物凄く後輩の面倒見がよく、体育会系で培ったであろうコミュニケーション力の高さで誰とでも仲良くやっていた。

講義の空き時間が被ったときなどはキャッチボールや雪遊びなどを一緒にしていた。

巨乳女性が好きと言っていたが携帯電話の待受はアニメの子供の女の子だった。

ここまでの流れからやはりというべきか、他人迷惑をかける鉄オタは死すべしと思っていた。

物静かな先輩

とても物静かな人だった。

サークルの同期と一緒に旅行する計画を立てていたとき彼は参加しないのに移動手段として車だけを出してくれたりした、いい人だ。

いつもニコニコしているので、会話は殆どしないもののなんとなくみんなに好かれていた。

車には大量の同人誌がおいてあった、本人曰く「気にしないでね」とのことだった。

静かな彼の口から聞くと言葉に重みを感じるのだが、他人迷惑をかける鉄オタは死すべしと思っていた。

空気よまない同期

おそらく私と同じ理由で入会したのだと思う。

空気が読めないので先輩から顰蹙をかっていたが本人は何処吹く風といった感じだった。

空気が読めないといっても上下関係を重視する人たちにとってはという感じなので、同期としてはかなり仲良くしていた。

家も目の前だったのでよく遊びにいっていた。

アイドルが好きで、先輩方とアイドルに関する討論をよくしていた。

空気が読めずともマナーはわきまえているようで、他人迷惑をかける鉄オタは死すべしと思っていた。

エリートっぽい後輩

銀行員みたいな見た目(ステレオタイプ)の後輩。

学業成績も学年ではトップだったようで、勉強出来るタイプだった。

同じ学部だったのだが、当人が優秀すぎてあまり面倒見ることがなかった。

講義選択の話をしている際に、彼のノートPCを開くことがあって視聴途中のAVが映ったときのなんとも言えない空気感は今でも忘れない。

見た目通りカチッとしている彼ならではで、他人迷惑をかける鉄オタは死すべしと思っていた。

チャラ男風後輩

見た目がチャラいが言動もチャラい後輩だった。

鉄道模型が特に好きなようで、彼から鉄道模型のなんたるかを熱く語られて必要以上に知識がついてしまった。

それ以外は「フットサル」「合コン」が彼の口からよく聞く単語だった、尚、私の聞いた限りでは合コン勝率は0%。

チャラ男×鉄道ヲタである彼らしいのだが、他人迷惑をかける鉄オタは死すべしと思っていた。

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サークルでの活動鉄道知識が無くても楽しめるものが多かったし、世間から言われるほど鉄道ヲタクは悪くないんだなと思える大学生活だった。

尚、私としても他人迷惑をかける鉄オタはなんとかならんものかと思っている。

2023-02-21

anond:20230220194315

もう、文系だけの街を作ってそこに住みたい

どうぞどうぞ

よこしま政治的意図で揚げ足とりをしかけるような活動家連中に使わせてあげるようなGPS携帯電話インターネットもない

産業革命以前の世界に戻ってください

2023-02-09

anond:20230209094256

携帯電話仕様が『ガラパゴスであること」が悪いのであって、

ガラパゴス諸島が『ガラパゴスであること」は何も悪くない。

2023-02-06

中国スマホ市場、規模10年前の水準に縮小

 米調査会社IDCによると、2022年中国で出荷されたスマートフォンは2億8580万台だった。前年比で13.2%減少し、10年ぶりに3億台を下回った。22年1012月期の出荷台数は前年同期比12.6%減の7290万台だった。

■ 通年、1012月期ともに10年前の水準

 厳格な新型コロナウイルス政策経済の減速によって需要抑制され、通年と1012月期ともに出荷台数10年前の水準になった。中国では10年前、出荷される携帯電話の5台に2台がフィーチャーフォン(従来型携帯電話)だったが、同国スマホ市場は当時の規模にまで縮小した。

 

ふむ

インド時代

ポップコーンの思い出

随分前に別れた恋人新宿でばったりと会ったことがある。お互いに暇を持て余して何をと決めるわけでもない買い物にきていた。そんなことを少し立ち話してから、近くの映画館何だかよく分からない邦画を見た。そのまま別れるには寂しかったけれど、何を話していいかからなかったか映画はぴったりだった。上映までの間トイレに行ったりしているうちに僕たちはすれ違ってお互いにポップコーンを買ってしまっていたから、上映中僕たちは二人分の特大キャラメルポップコーンを食べていた。こういうところが僕たちが付き合って、そして別れた原因だったんだろうなと思った。お互いのことを良く分かっているけれどどうしても嚙み合わなかった。お腹いっぱいのポップコーンを食べている間、僕たちは手を繋ぐこともお互いの顔を見合わせることもなかった。

映画館を出た後、食事をしようかとも思ったけれどお互いにそんな腹具合じゃなかったから、そのままバーに入った。僕は彼女と過ごしていたこからずっと飲んでいたウイスキーを頼んだけれど、彼女は僕の知らないカクテルを頼んでいた。時間が経っているんだと感じた。僕は甘党彼女カクテルを教えることを面倒がって。フレッシュフルーツは何があるか聞いて、そのままオススメバーテンダーに作ってもらうことしか教えなかった。何かカクテルを教えてあげれば良かったと思った。彼女のためではなく、自分のために。

ひとしきり飲んだあと、僕たちはあの頃のようにキスをすることも頭を撫でることもなかったけれど、どちらからともなく抱き合って、二人とも意味も分からず泣いて、そのまま別れた。今誰かと付き合っているのかとか、仕事はどうしているのかとか、そんな話は何もしなかった。ぎこちなく二人で過ごしただけの時間だった。当時はとても後悔した。1か月くらいの間彼女電話するか迷ったし、彼女から電話がこないか携帯電話をずっと気にしていた。でもそれから彼女とは会ったことも連絡を取ったこともない。でもそれで良かったんだと、今になって思う。多分ちょっとお互いのことを知りすぎていたから。

2023-02-04

自分父親休みの日に全く家にいない人(ほぼパチンコ)で、子どもの時すごく悲しかったんだよね。

自分が高熱出してても解熱剤で下がるとパチンコ行っちゃって、夕方熱上がってくると母親がブチギレてパチンコに呼び出しの電話かけてて。(まだ携帯電話が浸透してなかったころ)

それでも、今出てるからと1時間くらい帰ってこないことがあって……。子どもなのでよくわからず、お母さんが怒るから言うこと聞いてほしいと思っていた。

友達はよく家族でいろいろ出かけていて、どうしてお父さんは友達のお父さんみたいに一緒にいてくれないんだろうって子どもの時ずっと思っていたから、自分大人になって結婚したら子どもと一緒にいたいと思っていた。そのときは。

 

でも大人になった今、自分もそういうところがある。

結婚相手にあまり興味がなくて、自分用事(コラボカフェの予約とか、ライブとか、推し配信とか)がなければ出かけてもいいけど、優先順位最下位

子どもの時の父親は人の話を全然聞いていなくて、母親が出かける前の晩に「明日10時に出かけるから」と言ったのに、翌日9時ごろに「まだ出かけないのか?」とかよく言っては険悪になっていた。(ただ早く出かけて帰ってきたいだけ)

そういうの、今は全部気持ちがわかる。他人ほとんど興味がなかったんだろうな。興味があるのは時代劇将棋パチンコで、家族には興味がなかった。

から話も聞いてないし、いつも自分子どもたちが好きなお土産は買ってこず、自分も食べられないものを買ってくるし、家ではずっとテレビを見て人の話は聞いていない。つまんないから。

父親も友人はすごく少なかったけど、自分ほとんどいない。オタクなのでその時々にはオタク仲間に縁があっても、継続するほど他人に興味がないのでその都度途切れて誰も残らない。

 

昔はあんなに優しくない父親が嫌だったのに、結局婚活(両親はお見合い)で、相手にさほど興味もなく、自分のことしか興味が持てないの、蛙の子は蛙だなあとしみじみ思ってしまう。

2023-02-01

anond:20230201105852

携帯電話を略すときは「ケータイ」とカタカナで書いて差別化する

文脈的にも「携帯」を単体で名詞として扱うことはほぼ無いので区別できる

USBメモリUSBと略す奴は許さねえ

2023-01-31

anond:20230117211635

妻と子がADHD傾向で行動時の時間見積りが私の感覚より甘く、

絶対間に合わない行動予定を立てがちなので

この5分進めを家の中の時計には全部施しています

携帯電話すら無意識に置いていくようなタイプには効果があります

2023-01-30

憎悪煽動罪で伊藤和子をぶち込めるか?

たぶんそういう問題です。

AV新法もそう。差別のものです。

国会議員もほぼ全員逮捕。(反対している人がほぼいない)

高橋雄一

@kamatatylaw

憎悪扇動罪の具体的内容が分からないのでコメントしづらいが、おそらく「キモいおじさん」といった中高年男性憎悪扇動する表現や「脳みそのない家畜」といった東京都金管理の適正を疑う者への憎悪扇動する表現を行った者を厳しく処罰する法律なのだろう。憲法との適合性を慎重に検討すべき。

引用ツイート

滝沢やすこ🌈江戸川区議会議員🌏りっけん

@TakizawaYasuko

·

1月1日

憎悪扇動罪の創設が研究されてほしいです。#立憲ボイス

立憲民主党、本当にインチキクズばかり。

パリテみたいなことをやってるからだめです。

滝沢やすこ🌈江戸川区議会議員🌏りっけん

@TakizawaYasuko

2019年江戸川区議会議員選挙立憲民主党公認候補として立候補当選させていただきました。LINEアカウントは上の携帯電話番号から検索いただけます。#命にまっすぐ

2009年9月からTwitterを利用しています

こういう人権も命も理解できてないくせに命とかつかうのすごい。自分の命だけでしょうね。こんなのばっかり。研究するほうがおかしい。また税金泥棒ですか。コラボ問題は命の問題ですよ。

後輩を自分運転で喪ってから4年近くが経った

追記

こんな駄文にとても多い反応があって凄くびっくりした。

励まし・慰めの言葉をくれた人、後輩を悼む言葉をくれた人、本当にありがとうございます。正直、時間が経った今でもあの日のことは夢だったんじゃないかって思うことがあって、でも現実を突きつけられて。の繰り返しだった。けど、これを書いたことで、少し気持ちが楽になった。今まで誰にも相談できなくて鬱屈としてたんだけど、誰かに聴いてほしかったんだな。

  

書いてると感情が凄く乗ってしまって、嫌に創作臭くなってしまった。

事故に関する記事については「高速道路事故 後輩の名字」で調べないともう出てこなくなってしまっていて、これはさすがに晒せないか事実ということを証明するのは少し難しいんだ。

けど、それじゃ「嘘松だ」っていう人を納得させるのは難しいし、自分としても後輩の死を嘘松って言われながら消費されるのは絶対に嫌なので、事故にあった後の車の写真を置いときます。これを見て事実かどうか判断してもらえたらと思う。

  

ちなみに、今までにインターネット上に公開したことは無いから、画像検索しても出てくることは無いと思う。

また、この画像を見て交通事故の恐ろしさを改めて認識していただけると救われます

  

https://gyazo.com/0b58ed31e1a84df6198a377d71c0b94f

https://gyazo.com/5390deb73e4458ef787743ac240fe85f

追記終わり】

  

  

大学部活で仲が良かった男4人組で日帰り旅行に出かけた帰り道での出来事だった。

  

  

片道250kmくらいの道のりで、あと50kmくらいで無事に家に帰れるはずだった。高速が事故渋滞していて、渋滞最後尾に追いついたんだ。

トラックの後ろに停車してハザードを焚いてバックミラーを覗いた。それから数分間の記憶はない。

  

目を覚ますと、運転席の中だった。目の前に巨大な鉄の塊があって、本来それと自分たちを隔てる、あるべきものがなかった。

状況が理解できなかった。けど目に飛び込んでくる夥しい量の情報がその事実残酷に突きつけていた。

理解せざるをえなかった。追突事故にあったんだと。

  

助手席の友人に大丈夫か聞くと返事が帰ってきた。彼に一旦外に出ることを伝えて、ドアを開けて外に出ると前のトラック運転手が携帯電話でどこかに電話していた。

  

「そうだ、自分通報しないと」携帯を取り出して110番通報した。

電話を終えて後ろのトラックをチラッと見てみると、運転席に運転手が座っていた。60〜70くらいの男性だろうか。呆然とした様子で、誰かに電話をかけるような様子もなければ、降りてきて救護する様子もなかった。

  

でも、自分には彼にかまっている暇はなかった。後部座席に座っていた後輩2人の無事を確認しなければいけなかった。

後部座席運転席側から覗くと、とても現実とは認めがたい光景が眼前にひろがっていた。

  

運転席側に座っていた後輩は口から血の塊を吹いていて、目を見開いていた。気付くと血の塊を手で拭っていた。血の塊はゼリーのように半固形状になっていて、事故が起きてから経った時間物語っていた。

大丈夫か問いかけても反応がなかったけれど、なんとか息はしているようだった。奥を見やると、助手席側に座っていた後輩の首から上が、後ろのトラックに圧迫されているのが確認できた。

  

一気に自分心拍数が上がるのを感じた。次の瞬間、思わず叫んでいたことだけ覚えている。窓から手を伸ばして、背中を叩きながら、ただ一命をとりとめてくれることを叫んで祈るしかなかった。

急いでドアを開けようとしても開かない。ビクともしなかった。追突の衝撃で歪んだせいだろう。どれだけ力を加えても開けることができず、それがより不安を加速させた。

  

ビクともしないドアが、生と死の境のように感じられた。それからずっと、救急車が来るまでただひたすらに、叫ぶことしかできなかった。もし少しでも止めてしまったら、2人がもう二度と帰ってこない気がしたんだ。

  

気付くと、救急隊の人が到着していて、引き剥がされながら、いつの間にか脱出していた助手席の友人と救急車で近くの病院搬送されることになった。

  

  

結局、自分は左足骨折と頭を数針縫う怪我を負い、助手席の友人が頭を数十針縫う怪我運転席側の後輩が顎の骨が砕けて、全治半年以上の怪我を負った。助手席側の後輩は帰らぬ人になった。

  

今でもあの日のことを思い出す。あの日、あのとき、直前のSAでもう少しだけでも休憩していれば。JCTで別の高速道路に抜けていれば。停車したときもっと車間を空けていれば。別車線にいれば。そもそも誘わなければ。

事故を防げたかもしれないあらゆる可能性を思い浮かべては、そうできなかった自分を責めている。

  

数日後に控えていた後輩たちの旅行台無しにして、亡くなった後輩のご両親からもただ一人の息子を奪ってしまって本当に申し訳がない。生きている価値がない。

あれからずっと、生きている実感が無い。

  

ここまで読んでくれた人たちにお願いがある。交通事故は本当に、誰一人も幸せにならないから、本当に気をつけて運転してほしい。

2023-01-29

散歩してきた

色々と気持ち鬱屈としていて考え事がまとまらなかった

そんな状態をここで愚痴ってったら「ぼーっとした方が良い」と言われた

やりたい事も無いのに移動時間がもったいなと言う気持ちもあったが、現状を改善するためにアドバイスを試してみる事にした

読みたかった本と財布と携帯電話をバックに入れて外に出た

今日の天気は晴れていた

先週の寒波も去っているからか歩道にもあまり雪が残っていない

とりあえず、散歩目的図書館運動場の場所確認

途中、ドラックストアでランチパックコーヒーを買って食べながら歩いた

散歩最中に何を考えていたかはあまり覚えていないが、

寒いとか足が痛いとか耳が冷たいとかそんな事を考えていた気がする

ただ、辛さが心ではなく体に向いたせいか、頭の方は軽くすっきりした気がする

体の辛さなら、家に帰れば改善するからゴールが見えている分、大した問題ではない

心が軽くなった分、「何をしたいかな…」って言うのに気持ちが回せるようになった

結局2,3時間位歩き続けて、場所確認だけして自宅に戻ってきた

大した収穫は無かったけど、頭がすっきりしたから良かったかもしれない

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