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はてなキーワード: ヒロインとは

2023-05-23

もしかして女って『人は他人に興味が無い』事を根本的に判ってない?

もしかして女って『人は他人に興味が無い』事を根本的に判ってないんじゃないんだろうか。 anond:20230522140610

ディズニーヒロイン作品見まくった弊害なのか知らんけど、構ってくれて当然とか思ってないだろうか。

男は女ほどモテいから早い段階でこれに気付くから、構われない前提で物事を進めるんだが、

バサンのブーたれ具合とか凄いからな。豚🐷が🐽ブーとか申されましても。構ってくれない🐖とかいって。お前が注目されるのは加工されてからだよ

2023-05-22

グラブルの風リリィについて整理 5/30追記

個人的にこの事象がとても興味深いので時系列とともにまとめていきたいと思う

グラブルからない方でもわかりやすいように書いているつもりだけど分かりづらかったらすまんやで

まずリリィについて整理

出身は同サイゲームズの進撃のバハムート

・今回はグランブルーファンタジー(AppStore 4+ ,Google 13歳以上の判定のソシャゲ)の出来事

グラブル内ではかなりサービス初期の方に実装されたキャラ

・今回含めキャラとしては4パターンが出ているが今回以外の3パターン露出少な目

https://グランブルーファンタジー.gamewith.jp/article/show/21005

https://グランブルーファンタジー.gamewith.jp/article/show/43871

https://グランブルーファンタジー.gamewith.jp/article/show/246402

出てくるストーリーもほんわかしたものが多い

プロフィール

年齢:12

身長:140cm

種族クリスタリア ※増田注:とりあえずヒトガタをしているが人間ではない

趣味あやとり、雪遊び

好き :主人公、ルリア(※増田注:ヒロイン名前です)、透き通ったもの

苦手:大きな声で話す人

追記に補足ありますのでよければそちらもご覧ください

今回実装された風リリィ

5/20、風リリィ実装される

公式からの紹介ツイートは以下

https://twitter.com/granbluefantasy/status/1659861526214483968

水で濡れ透けたワンピースを着て白鳥の浮かぶ森の水辺で果物を口にしそうなところ、というシチュエーション

今までほとんど露出のなかったキャラであるリリィがこのシチュエーションの絵で出てきたところで意見割れ始める

-

肯定

└えちえち!セクシー

リリィ好きだから嬉しい

宗教画みたいできれい

└今までと違って大人っぽくていい

└やりすぎだろ(喜)

否定

生理的に無理

上着着せてあげて

└これは…いろんな意味大丈夫なの? ←※増田はこの意見でした

リリィもっと元気っ子っぽいポーズがよかったな

└やりすぎだろ(怒)

-

実装初期段階でのイラストへの反応は

https://twitter.com/granbluefantasy/status/1659861526214483968

のリプ欄を参照されたし

それからの動き

否定派の中から公式に今回のイラストに関しての意見の投書が始まる。

└その投書を行ったという人の中で、スクリーンショットつきのツイートを行ったあるユーザー名が 「【男性キャラV】股間」であったこから

 一部肯定からは「その名前でよくお気持ち表明できるな」などといった声が上がる。

 (増田注:この【男性キャラV】は設定では成人男性で、よくネタキャラ枠としてブーメランパンツを履かされたりしてはいる)

このあたりの各派で見られた意見

肯定派:

非実在少女なんだから年齢設定は関係ない

たかが絵に目くじら立てすぎ

えっちな絵として見るほうがえっち

└嫌だったら他のスキンかぶせればいいのでは(※グラブルには同一キャラの他のイラストを設定できる機能があります

解放前の絵のままで設定しておけばいいのでは

否定派:

公式解釈違いすぎる

解放前の絵の路線(※増田注:公式の左側のイラストのこと)で行ってほしかった

女児のぞき見している構図が無理

12歳の設定の子あんな格好させないで

子供がいるので子供のそういうのは無理

└娘がジュニアアイドルIVに出た気分になった

-

なお、否定派は女性比率が多めだと思われるが、

男性だけどこれはキツい」という意見ツイッター上では(増田は)それなりに見かけている。

-

この投書を行っている人の多くが女性と思われるが、(この点に関しては明確なソースはないため推測となる)

さらにその中で自己腐女子であるアカウント自己紹介欄に記載していたアカウントの中に

過去に他の男性キャラ X/Y が露出気味の絵に興奮した旨のツイート

 注:Xは元々変態背徳的な言動の成人キャラ、Yは最近グラブルにおける「ニンゲン」たちの文化に触れ始めた元ドラゴン

12歳設定の男児キャラZに興奮していた旨のツイート

 注:Zのイラストでもプライベートゾーン露出はないものの、シチュエーション的には性的香りもあるといえばある

過去にしていたアカウント存在していたために、

以下のような意見が出始め、他キャラX,Y,Zが巻き込まれている

(X,Y,Zが気になる方は /水着ベリアル/ウィルナス 褌/コウ 解放絵/でそれぞれ検索するとイラストが見られます

-

自分12歳のショタに興奮しておいてダブスタすぎる

・結局ただのお気持ちじゃないか

・嫌ならグラブルやるな

・XやYは成人男性キャラから問題はない

・Zは脱いでいるわけではないかOK

・それとこれとは別、現状の世間意見を考えろ

-

そしてこのあたりから

・またいつものようにフェミが燃やしてるだけ

・女をコンテンツに入れるとろくなことがない

などといった過激派意見も出始め混沌とし始める

-

週明け5/22になって公式から

https://twitter.com/granbluefantasy/status/1660480605384224771?s=20

今回のリリィの補足?イラスト投稿される

-

5/29からイベントシナリオで風リリィが登場

シナリオ主人公ドロッセルが一緒に他の幼い女の子キャラたちと力を合わせて初めてできた友達を助ける的なほんわかシナリオで好評

このシナリオはで風リリィ立ち絵、また解放絵が1シーンだけ使われている

-

他にあった意見など

※→の意見増田意見ではなく見かけた意見を基にしています

-

① じゃあなんでいままでのえっちな絵には言わなかったんだ?

→ 今まで言わなかっただけでそもそもグラブル最近露出傾向はきついと思っていた

※5/23 増田の補足:男性キャラ露出関係性の強調に関しての苦言は以前から5chやまとめなどでは見かけている。これに関してはユーザー層の男性比率が高めだからと考えられる

-

たかが絵なのに投書やお気持ち表明はやりすぎ

いくら絵でも超えていい線とよくない線はある、今回のは一線を越えている

-

③誰かが好きなものを燃やすのは自分に返ってくるのでやめたほうがいい

-

意見①に関しての増田感想

 ちょっと嫌だなと思ったことを同じコンテンツを見ている人がいるところ(特にツイッターなどの完全には匿名とは言い難い場所)で

 マイナス意見を都度投稿するという行動は余程のツイート魔かつ人目を気にしないタイプの人でないとなさそうではあるので

 前々から嫌だと思っていた人は潜在的にいたのではないだろうか。

-

以上が経緯、ここからはこれを書いた増田の雑感

以下はこれを書いた増田の雑感であり、上記の経緯とは切り離してほしい。

-

増田個人としては過去の絵も正直気持ち悪いと思うものは多数あるけど、今回のは本気でヤバいだろ…というスタンスです。

これに限った話ではないけど、攻略サイト見ていると出てくるエロ漫画セクシー路線広告BLエロマンガ広告なんかや、

唐突ツイッターで流れてくるセンシティブコンテンツは正直不快自衛にも限界がある…。

あとじゃあエロOKなのにグロはなんで線引きして隠してるのか?とか。あれも表現では?

一般的子供に見せても問題ないと判断できるようなものでないとネットに載せるべきではないのでは?とは思っています

でも実際その線引きは難しい。

でもでもだからって見る側もいろいろな思想思念バックグラウンドのある人間なわけで。

どうしたらいいんだろうか。

とりあえず行く末を見守ってみようと思う。

補足あればよろしくお願いします。

-

5/23 1:00 まずリリィについて整理・他にあった意見など に加筆・誤字などを修正

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anond:20230523012310

リリィそもそもしかいない種族

「春」と呼ばれる自分の体質に合ったパートナーを探していて

本人はまだ自覚的でないにしても最終的な種としての目標は「こうしん部屋(海外翻訳では交尾部屋)」でパートナー子供を増やす

という設定があることも追加したほうがよくね?

https://twitter.com/summon628/status/1659168760643883010

こちらのことですね。

ゲーム内ではSRリリィフェイトエピソード1「氷晶宮ご案内」で上記ツイート表記確認できます

日本語版だと「こうしんの間」、英語版だと「propagation room(繁殖室)」 。

ただグラブル主人公が男女選べますし、クリスタリアたちの繁殖方法については、私が確認できたゲーム内の記載範囲では詳細な描写はないためあえて記載はしていませんでした。

上記以外でこうしんの間や繁殖方法の詳細の公式ソースがあれば教えてください。

-

グラブルご存じない方でリリィキャラクターを知りたい方は

https://gbf-wiki.com/index.php?%A5%EA%A5%EA%A5%A3%20%28SSR%29

などを参照ください。

-

anond:20230523014134

てかグラブルなんて相当前からエロ要素はあったのにいきなり「子供に見せても〜」とか一体どうした、そこまで思うならじゃあなんでお前はプレイしてたんだよ

そんな不愉快広告と同じように考えるゲームプレイしてるお前の意思はなんなんだよ

私が始めたのは4年ほど前だったと記憶していますが、絵がきれいで好みの絵柄で、

ちょっとやってみたら話が面白かったので始めました。今もやっています

この前闇古戦場やったばっかでもう光古戦場なのが辛いけどゼウスマンなのでなるべく頑張っています

私が始めたころの2018-19年あたりでも既にセクシーキャラは多くいましたよ。

いかにも男遊びに精通してそうなメーテラ

主人公にお姉さんキャラとして迫ってくる爆乳ラフのナルメア

モテモテ踊り子主人公に怪しい雰囲気で迫ってくるアンスリアなど。

私はメーテラ特に大好きなキャラですし、最初から成人女性セクシー言動をしていればそういうキャラ付けとしてすんなり受け入れられています

ただ今回は今までそんなそぶりもなかったリリィで、しかも今までのセクシーな絵より飛びぬけてセンシティブな絵だったから驚いたのです。

しかも今ならガチャページ開くだけで強制的ロリセンシティブな絵を見せられる状態です。

あとなんだかんだで一番目にするのは戦闘中SDキャラと敵のイラストなのでそこまでお色気は気にしないです。

よく見るマイページの絵は自分の好きな絵に設定できますしね。

この前の闇古戦場の尻お姉さん(名前忘れた)や火古戦場おっぱいに杖挟んでるヘカテーちょっと見すぎて食傷気味でしたけど。

-

増田自身えっちな絵は好きです。でも見たくないときに見せられるエロ苦痛なんですよね。

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anond:20230523025148

じゃあ男性向けエロはそんなに好きでない女ですと書いておいてください

中立」ぶったところであなた趣味嗜好や立ち位置次第で公平なまとめにならないので、それを第三者判断させるための材料として必要です

うーん、中立なふり、じゃなくって、題材的にも中立的な立場で書かないと成立しない記事じゃないですかね?

今回のはイチ企業12歳設定の少女を際どい書き方で4歳以上対象ゲームに出したという出来事の経緯ですし。

雑感以外の経緯のところにはできるだけ私情を挟まないように書いたつもりです。

では、ここで証明する手立てはないですが、女でもバリバリ男性向けエロ作家だとしたらどうなるのでしょうか…。

-

wakuwakuojisan えちえち肌エプロンの時点で何か言ってなかったんだとすると本当に増田趣味嗜好の話でしかないと思うので、自己を出さずにまとめに徹してた方が良かったと思うよ

成人男性キャラふんどし増田的には十分気持ち悪いです。雑感にもある通り、今までのもので私に苦手な描写は多々あります特に男性キャラに多いです。経緯内のXYZの例の絵どれも苦手です。

でもそれは私に向けたものではないと思うので飲み込んでいます

今回の絵は「12歳の設定キャラプライベートパーツが露出しそうな際どい絵」なので趣味趣向の範疇を超えているのでは?と思いまとめています

Appstore判定4+なので正直上記の内容全部やめてほしいとは思います。本当に4+に則った上でAppStoreに載せているなら企業としてそのようにちゃん運営してほしいと考えます

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お気持ちじゃん

そうです。雑感のところは私の考えを書いています。(経緯とは切り離して読んでほしいので、その旨追記しました)

でも人間社会にはある程度の節度って必要だと思うんです。

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https://anond.hatelabo.jp/20230523180404

なんでベリアルウィルナスコウは追記でも頑なに伏せてるのにリリィメーテラナルメアアンスリアを一切伏せないのはなんでなんだぜ

コウは私に向けたものではないと思って飲み込めたのにリリィは私に向けたものではないと思って飲み込めないのもなんでなんだぜ

経緯部分はグラブルをご存じない方でも読めるように他の固有名詞をなるべく取り払おうと思い固有名詞は避けました。

追記分に関しては具体例を出そうと思って固有名詞を出しましたが、

その記載方法からかに経緯と統一性のない書き方になっていました。すみません

コウはシチュエーションが、めちゃくちゃ気持ち悪いけどプライベートゾーン露出はなかったと記憶しているので、

個人的には負の感情はありましたが声には出していません。

プライベートソーンに関してはwikipediaなどを参照ください。口以外(男児は口と胸以外)の水着で隠れるところのことです。

リリィ12歳設定もありますが、他の女児キャラですら水着で隠れているところが露になっているのが

「これ企業が出してる絵として大丈夫なの?」と思ったのでここで経緯とともに雑感を書くことにしました。

ネタバレ感想スーパーマリオ映画面白かった。

映画見てきた、面白かった、映画料金分は十分満足した。

でもオリジナル設定がもやもやした、私の知っているマリオブルックリンに住む冴えないキノコ嫌いの青年じゃないし、家族達も知らん人ばかりで誰だよそれ、マリオ父親との折り合いの悪さに悩んでいるがこの設定いるか

ピーチ人間界からキノコ王国に迷い込んできた人間じゃない。

あとピーチ性格がよく見るタイプアメリカ映画ヒロインのもので、可愛いけど少し違う。

ピーチが戦うならカッサーも欲しかった。

このピーチうそう泣かなさそう。

最後ブルックリンクッパに勝って、親に認められてブルックリンヒーローになっていたがいらんだろ。

ブルックリン関連は萎える要素なので、ここに尺を割いてほしくなかった、最初からキノコ王国住人でも普通に話作れただろう。

最後を見るにヨッシーを目玉に追加して2をやる気満々ぽいので仕方ないが、ヨッシー活躍も見たかった。

あと音楽ゲームからアレンジ微妙にやり過ぎ感あった、もう少し原型を残してくれたほうがキタキター!って嬉しくなると思う。

良いところは、クッパ可愛い

ピーチメロメロ結婚を夢見てる姿はヤンデレかわいい

ニコニコ動画流行ったヒャダインウエスタンショーを思い出した。

ひたすらネガティブに振り切れたサイコチコも、僅かな出番で深い爪痕を残していくほど異彩を放っていて可愛いが、マリオギャラクシーやってないからしらんけどこんなキャラなの?

映像は見たいものをどんどん見せてくれた。

樽を投げるドンキーコング、猫マリオたぬきマリオアイスフラワーで戦うウエディングドレスピーチジャングル王国でどんどん組み上げられていくカートに、マリオカートでの派手なカーチェイス、臆病ながらやるときはやるルイージキノコ王国の移動手段になってるマリオの数々のギミック

ここで十分映画代の元は取れた。

でもオリジナル設定がいらんかったよなー楽しかったけど、2も見に行こうなーみたいな後味でした。

anond:20230522022347

けんぷファー」ってラノベで一番人気のヒロインが負けて荒れたからかコミカライズでは勝ちルートに変更されたりしたので逆張りすればいいってものでもない。

少女漫画、非の打ち所がないイケメンが負けてモラハラ俺様イケメンが勝つの意味わからんすぎるし少年漫画も幼馴染ヒロインや後輩ヒロインが負けヒロインになっていくの本当にありえない

2023-05-21

[]5月20日

ご飯

朝:なし。昼:ナポリタン。夜:ネギ人参玉ねぎカニカマと餅の鍋焼きうどん梅干し

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみ

○ 一緒に行きましょう逝きましょう生きましょう

ウォーターフェニックス開発で販売ケムコからになる、短編ノベルゲーム

プレイ時間的には2〜3時間程度と短いが壮大なストーリーが楽しめる面白い作品だった。

主な登場人物は二人きりという割り切った構成

目覚めると何故か身体感覚が一才無くなってしま食事をせずとも生き続けているが身動き一つとれない主人公と、突然死んでは生き返り死んでは生き返りを延々と繰り返す少女との出会い交流が描かれる。

人類が行った愚かな行為によって地球は荒れ果て、生き残りは彼ら二名だけで、もうすでに文明と呼べるものは何一つない世界になっている。

少女が死を繰り返している理由は、なんと人間の愚かな行いによる哺乳類の死を再体験することでその罪を神に許して貰うためという設定が冒頭から開示される。

以降も神から与えられた贖罪の使命をこなす少女と、それをただ眺めて会話することしかできない主人公との価値観のすれ違いが物語を動かしていく。

この時点でかなりスケールの大きい話になるが、何分メイン登場人物の二人ともが死なない身体を持つため時間という意味でのスケールも壮大になっていく。

全ての哺乳類の死を体験するという膨大な使命を少しづつこなしていく内に、何故全ての生命が死に絶えたはずの世界に神と関係ない主人公がいるのか、本当に人間は誰一人いないのか、少女の使命はどんな結末を迎えるのかと、気になる要素の設定開示がハイテンポに行われていき、短いプレイ時間の中で大河的な壮大な価値観にふれることができる。

人の身では想像するのも難しいようで、ある意味では人の身だからこそ考えなければいけない、生きるということの根源的な意味、神との向き合い方、絶対に死が訪れるのにどうして生きるのかなどの問題に、死が訪れない二人故の答えが例え話でなく、こねくり回した表現でもなく、良い意味で伝わりやすシンプルものなのも印象深く面白かった。

そして、タイトルの「一緒に行きましょう逝きましょう生きましょう」が万感の思いが込められたいろいろな感情が詰まったもので、所謂タイトル回収シーンは深く染み入る良きものだった。

そんな価値観を問う壮大なストーリーに魅力的な補助線を引いてくれるのがヒロイン少女の可愛さ。

こんな過酷な状況ながら無垢で愛らしいシーンが多く、彼女が少しずつ知識を身につけていき、感情名前を付けていく。

この無知少女人間らしさを身に付けていくという筋道があり、このヒロイン可愛いからこそ、軸がブレずかつ娯楽作品としての楽しさも担保していた。

何も知らないただ神に命じられるままに使命をこなしていた彼女自身意思を少しずつ作っていくからこそ、神との対峙が魅力的になっていく。

短編だったけど大ボリューム作品遊んだ後のような心地よい余韻もあって、大満足。

アンフェ事情忖度する最近アニメモヤモヤする

最近見たロボットアニメモヤモヤしている。


アニメでは「親子の関係」みたいなのもテーマの一つで今流行毒親要素も描かれている。


主人公母親主人公に対して優しい言葉をかける一見優しい母親で、

ヒロイン二人の父親はどちらも「子供の事なんて考えずに一方的自分の考えを押し付ける」という、いかにもな高圧的毒親タイプ


しかし話が進んでいくと、実は父親は物凄く不器用だったり一方的ながらも、彼らなりにヒロイン達の事を思っている一方で

主人公には優しかった筈の母親は、実は主人公の事なんて大事でも何でも無く(実の親子では無いらしい)

目的の為に「優しい母親」を演じているだけに過ぎない、という描写になった。


そして物語が進み、毒親だった筈の父親達は、ヒロインを命がけでかばったり、

かと思えばもう一方の父親はお互い知らないままヒロイン攻撃しあって、最終的にはヒロインに刺されて殺されるのに

死ぬ間際に「お前が、生きてて良かった…」みたいな事を言って

刺した事を責めないばかりか無事に生きている事を安心して死んでいくという

厳しい父親が実は子供の事を不器用に強く思っていて…という、ありがちながら古き良き父親像が描かれるのに対し

一方で母親は、主人公を相変わらず優しい言葉洗脳し数人を犯させるという、サイコパス的な毒親に描かれて辛かった。


何がモヤモヤするかって、家庭を顧みず子供を押さえつけ支配しようとする父親」でも、実は子供の事を強く思っているのに

「ひたすら優しく前向きな言葉をかける母親」は、実は子供の事なんてなーんも考えてない冷酷な人、と描かれている事。

別に父親=悪!母親=善!というステレオタイプな親子の関係の描き方が必ずしも悪い訳では無いにしろ

それにしたって父親を良く描き母親を悪く描きすぎなんじゃね?って思った。


昨今のフェミニズムに対する反発やミソジニー揶揄して描写している(そしてその否定も今後描かれる)

というのであれば、まだ納得いくんだけどね……今の所は正直あまり期待できない。

話の筋は面白いだけに、親子関係描写についてはあまりにも紋切り型モヤモヤというよりイライラする。

家父長制肯定?この辺りも最近のアンフェ事情忖度とかしてんのかね…

後で否定描写入るにしてもちょっとね…


まーアニメ自体が男中心の男性社会に合わせてるからかも知れないけどさ。

自民脳や壺オタク、暇アノンとかも絶賛しているみたいでそこら辺のポイントが合わないのかもしれない。

社会性が無い彼らと同じ作品を楽しんでいる事自体が凄くキモい……

少年漫画少女漫画の男の性欲の扱いの違い

少年漫画で書かれる男の性欲は大半が滑稽だ。

女好きキャラは格好良さと滑稽さのギャップ描写が多いし、女の子に性欲を出しているのはギャグシーン。

格好いい男キャラ美女に言い寄られても微塵も性欲を出してこない。

対して少女漫画で男キャラヒロインに性欲を向けてくるシーンはほぼ格好いい。

anond:20230520224320

2023-05-20

漫画まともに読んでない人が多すぎる

『男にとっては性欲が制御できず性犯罪走る男と性欲はあるが制御してる男は明確に別の存在なんだけど、女にとっては性欲があるという時点で同じ存在に見えるのだと思う

からこそ女作家の描く「良い男」は少年漫画であっても性欲が無いかのような描かれ方をする(炭治郎とか)』

https://twitter.com/MwhbiQJqWX5sE44/status/1659207480877142016?t=OVoZthh-Oe_Uv1q00HZ5zQ&s=19

というツイートがバズっていた。

しかもかなりの賛同を得ていた。

落ち着いてジャンプの人気漫画主人公を思い浮かべてほしい、孫悟空ルフィ、デク、千空、虎杖、これらの男性漫画家の主人公たちは炭治郎以上に目立つような性欲は書かれていたか

炭治郎は一応女の子にヒソヒソ話しされて鼻血を出す程度の性欲は描写されている。

性欲を書いても良さそうな大人キャラ両さんですら数々の巨乳美女に惚れられながら性欲描写は薄い。

多分性欲を描写すると、強力なストッパーが居ないとセックスなだれ込むから全年齢漫画では不都合なのだろう。

特に今はエッチ主人公セックスを止める暴力ヒロインのような昭和ラブコメは不人気になってきている。

デンジは生育の悲惨から心の動きを丁寧に描写され、性欲をキャラの根幹に据えた、あえて新しい主役作りをしている少年漫画主人公として特異なキャラだ。

脇にはサンジのような女好きのいい男キャラもいるが、それなら鬼滅にも善逸などがいる。

そしてラブコメ活躍していた女性漫画家の高橋留美子河下水希などの男キャラは性欲が書かれていなかったか

あと、女性作家が多い少女漫画恋愛要素が強いから、恋愛なんだそれ主人公が多めな少年漫画より性欲のある男キャラは多い。

どれだけ漫画を知らないんだよ。

2023-05-19

anond:20230427085821

ジョン・ヴァーリィのSF男性器と女性器の両方を持つケンタウルスという種族が居てそれの受精を手伝うヒロインの話で自家受精するパティーンもあるやでという一節をおもいだした

2023-05-17

映画館区分けが欲しい

先日、映画を見に行ったときのこと。

近くに何らかのハンディを持った子どもたちが座った。

なぜハンディを持っていたと感じたかというと、

1人目

上映中ずっと前後に揺れてる。手を前に出すものから、俺の視界の端にも入ってくる。揺れがひどいとその子の頭も視界に入ってくる。

2人目

定期的に声が出る。「ガッ」とか「ゲッ」とか。

たまに笑い声みたいなのも。

まぁ、そういう子らもいるよなと思いつつ、内心はしんどかった。

映画に集中したくてもできない。定期的に視界を塞がれ、奇声が聞こえる。

それでもなんとか我慢した。

でも、その映画クライマックス、感動的なシーンでヒロインセリフを言う時

「ギャーハハハ!」と笑い声が聞こえた。

本当にムカついた。

素晴らしい映画台無しにされたと思う。

でも、まわりの人は何も言わなかったし、その子たちをどうにかすることはなかった。

まぁ、上映中にどうにかしたらそれ自体他の人の邪魔になるんだけど。

スタッフロールが流れた瞬間、その子達は席を立った。

母親らしき人がうつむいて笑い声をあげた子の手を引き、その後ろを前後に揺れてた子がついていった。

その後ろ姿を見て悲しくなった。

難しいんだろうけど、そういう子らでも見れる別席みたいのあればいいのにな。

一番は俺が映画に集中したいからなんだけど。

みんな堀井体裁繕いにマジレスし過ぎ

なぜ、選ばれなかったビアンカ独身を貫いたのか?その切ない理由を『ドラクエ』生みの親、堀井雄二氏が語る | インサイド

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.inside-games.jp/article/2023/05/16/145936.html

 

ビアンカがなんで独身を貫いたのかってプレイヤーに嫌なものを見せるために決まってるじゃん。

リメイクを重ねたことでみんなの記憶も塗り替えられてるんだけど、一番最初の5ではビアンカ選ばない奴は人でなしから

明白にそういう風に作られてる。

 

奴隷生活してた主人公にとっては数少ない子供時代の思い出と幸せ象徴でもあり

ビアンカ自身お母さん死んでお父さんも体壊してほぼ一人ぼっちの心細い身の上になってて

一方でフローラなんて父母健在で裕福で引く手あまたで主人公との間に特別絆もない。

奴隷時代のこと話したとしてフローラが何かわかってくれると思うか?ビアンカはきっとわかってくれる。

地元にはフローラを慕ってる特別な男までいて、この男が優男なりに本気でフローラの為に頑張れるやつで試練の為に重傷まで負う。

 

どういう角度から言ってもプレイヤービアンカを選ぶようになってるのよ。

フローラを選ぶのは「わざと有り得ない変な選択肢を選ぶ」に近い、しっくりこないルート

そういう風にはっきり差がついてるのが元々の4の面白いとこだった。

フローラは「裏ルートだけど選べますよ」って言う自由さが面白いというか。

 

からなんでフローラルートビアンカ結婚しないかって

プレイヤーに嫌な思いをさせるためにきまってるじゃん。

「お前が有り得ないひねくれた選択肢を選んだ結果ビアンカは寂しいことになっていますよ」を見せてくれる、

そういうサービスであったに過ぎない。

 

からフローラプレイヤーが選ばなくてもさっさと優男と結婚して幸せそうにする。

ビアンカを選んだ時に「お前の選択は間違っていたんじゃないか?」というメッセージは一切現れない。

最初の5は明確に「正解ルート」「裏ルート」に分かれていた。

 

であるから

「お前がふざけて変な選択肢を選んだせいで世界が壊れた」感を

ずーっと抱かされながら歩んでいくのが元々の5のフローラルート醍醐味

 

 

でなんで堀井がそれを正直にそう言わないかと言うと

「お前が選ばなかったせいで可哀想なことになってるビアンカ」の表現としての未婚

これはやっぱり大っぴらに言っちゃいけないことだし、

当時ならまだしも今の時代では許されにくい発想だからだよ。

 

こんなことモロに言ったら非難囂々だから

まあシンプルに古い男のロマンみたいな簡潔な答えにしてる。

 

でも最初の5をやった人、

そして目配せをちゃんと読み取れる程度には鈍くない人、

更に何度も重ねられたリメイクイメージ上書きされずに初期を覚えてる人なら、

堀井ビアンカ選ばなかったプレイヤーを刺し続けるために周辺のことをデザインしてた

ってのは自明のこととして理解してるよね。

 

Q.なんでビアンカ結婚しないのか。

A.プレイヤーへの嫌がらせです。

  

  

あとは蛇足だけど 

堀井はそれなりに「アップデート」する人だし同じままリメイクしてもしょうがいから 

リメイクを重ねるにしたがって天空の花嫁をどんどん人間化していくとともに

フローラにも主人公との絆を追加したりおもろい人格を強化したりして

フローラを「捻くれ裏ルートからビアンカと対等な花嫁候補」に変えていったんだよね。

からリメイクしかやってない若い人は最初から対等なヒロインたちってイメージしか持たない。

  

その発展性の極みがデボラで、

ビアンカ以上におもしれー性格だし健気さも垣間見せてくるので

ビアンカよりもデボラのことほっとけない!」って思うプレイヤーが多発するようになっている。

  

で、選ばなかった場合は未婚を通してるの見せつけてプレイヤー嫌がらせしてくるでしょ?

フローラビアンカを対等に戻した次はデボラでまた刺してくるっていうことをやっている。

ビアンカはもう「選ばないと人でなし」という絶対ヒロインではなくなったか

DSリメイクで選んだビアンカにこそ本当の自由意思によるビアンカ花嫁ルートと言う感動があるんだよ。 

  

何度でも繰り返された物語の果て

王道や正解や宿命運命という縛りから解放され

純然たる自由意思で選んだビアンカこそが俺達が最後最後に手に入れた本物のビアンカだったってわけ。

  

(なおスマホリメイクは未プレイなのでどうなってるかしらん。)

舞いな 『穂拳鐘』

え、えっと…これは始解でぇ…卍解の時の解号はぁ…

え?朽木ルキアが袖白雪で舞えを使ってる?

あ、あの女は正ヒロインから脱落したくせにいつまでもいつまでも

ギャルゲ世界転移した時の理想的ヒロイン構成

ヒロインA

三つ編みメガネっ子で陰気な性質身長主人公より高い。読書家で熱中すると夕飯も食べずお風呂にも入らず徹夜で続けてしまい、そのまま登校することもある。

ヒロインB

ショートカットの人懐っこい子。身長主人公より高い。運動が大好きで朝からランニングしてシャワーを浴びずに登校することがある。

ヒロインC

学生という身分に重きを置かず郊外で精力的にビジネス活動をしている年齢は同じだけど精神大人な子。身長主人公より高い。ビジネスを通じて実現したい夢があるため日夜頑張っており出席日数の都合で仕方なく登校する際にはお風呂に入らずに来ることが多い。

ヒロインD

女性同性愛者なので主人公に決して絶対になびかない、彼女シナリオだけ構成特殊主人公恋愛関係になることはない。身長主人公より高い。特に理由はないがお風呂に入らずに登校する。

ヒロインE

幼馴染系正ヒロイン主人公より身長が高い。主人公のことが最初から好きで彼のために綺麗に見せようと毎日風呂に入り清潔にしていると一般常識では考えられるがそれはそれとしてお風呂に入らない。

ヒロインF

モブ顔。隠しキャラ。全キャラ攻略後のおまけシナリオ視点人物身長主人公より高い。お風呂に入らない。

「可愛くてごめん」のキャラは何者なのか

可愛くてごめんキャラアニメヒロインたるもの!」などの登場人物だ。

そして、あの曲やMVはそのアニメの非常に大きなネタバレになっている。まどかマギカマミや「止まるんじゃねぇぞ」並のネタバレ状態流行っている。

MV内であのキャラ地雷系の格好と眼鏡制服の格好をしているが、アニメ内ではずっとその2人が別人として描かれていて、同一人物だと判明するのは全12話中の11話目だ。

あなたMVを見たことがなく眼鏡制服姿を知らなかったとしても、あの地雷系のキャラがあの声だと知った時点でネタバレになる。

これは「時のオカリナネタバレをみんなスマブラで知っている」状態に近いが、ネタバレストーリー上の深刻度はヒロインたるものの方が大きい。ネタバレストーリー上の深刻度は「猿の惑星シックスセンスヒロインたるもの時のオカリナである

ヒロインたるのもの解説

ヒロインたるものは男アイドルアニメで、女子向けであり対象年齢は深夜アニメとしては低めだと思う。深夜アニメ中年以上も見るものなので。

主人公はあのキャラではない。あいつは脇役である

主人公はあか抜けない女子で、よりもいのキマリのような少女アニメの主役らしいキャラだ。

の子陸上選手で、陸上をするために一人暮らしをしながら高校に入る。

クラスメイトにはアイドルをやっている男2人がいて、同級生から大人なのだが、主人公一人暮らし金もなく流れでその男2人のマネージャーをすることになってしまう。

アイドル同級生女子マネージャーをしていると判明すると大騒ぎになるので、みんなには秘密仕事となる。学校でも男2人と会話しているのを見られないようにしたりだ。

主人公は、勉強陸上部活一人暮らしマネージャーという不可能生活はわわーとこなしながら、オフでも男アイドルと関わっていく。なお、恋愛感情は全くない。

可愛くてごめんのキャラ

肝心の可愛くてごめんのキャラは、主人公友達である。といっても眼鏡形態の方だけだ。

主人公には、眼鏡友達ギャルっぽい友達がいる。どちらもキャラ強めでED主人公と一緒に3人で歌っているが、その割にアニメ内の陸上や男アイドルの部分に終盤までほとんど関わってこない。陸上のシーンも結構多いアニメなので、2人とも異物感がかなり強い。

地雷形態の方は何なのかというと、男アイドル2人のファンでありライブに頻繁にやってくる。

地雷形態には終盤までセリフが一切ない。というか、あの声なのでセリフがあったら眼鏡と同一人物だとすぐバレてしまう。

そのため地雷形態はずっとモブであるほとんど背景に近い。

しかし、アニメモブ普通シンプルな見た目をしているので、濃いメイクをした地雷系はとてもよく目立つ。地雷系はモブでも視聴者キャラ識別でき、一部ネットだと冬優子(服装が似ている別のゲームキャラ名前)とあだ名を付けられていた。

あと地雷系はなぜかOPにもいる。OPでは別の格好をしているので自分はしばらく気づかなかったが、眼鏡なしのメイクをした状態でそこそこ大きく写っていた。

アニメは全12話だが、9話目の中盤で急展開がある

9話の中盤で、主人公と男アイドル2人が一緒にいる写真を校内に張り出され、秘密がバレてしまう。

主人公が男アイドル彼女だとみんなから勘違いされ、責められたり嫌がらせを受ける。それでも友達ギャル眼鏡主人公の味方だ。

眼鏡地雷系だと判明するのは、11話目である

11話の冒頭で、いままでモブだった地雷系のシーンが突然入る。

そのシーンで、地雷系は眼鏡と同一人物であり、男アイドル貢ぐためメイド喫茶キャラを作って萌え萌えキュンと稼ぎまくっていると視聴者目線で判明する。

その後、眼鏡主人公無視するが、主人公眼鏡がそんなことをした理由を聞きたくて会話しようとする。

主人公が付きまとうものから、結局、汚い口調での喧嘩になる。眼鏡の主張は「私は我慢してるのにお前は男アイドル距離近い」とかだ。そんなこんなで盛り上がり、最終的に殴り合いになる。殴りかかった主人公の顔にカウンター眼鏡の右ストレートが決まって主人公は気絶し、正気に戻った眼鏡がそれを介抱して仲直りする。そんなお話だ。よくあんなことしたやつと仲直りしたな。

このあたりの流れは3分半のMVを見ればおおむねわかる。タイパの時代だ。なお、喧嘩のシーンはアニメではMVよりも少し深刻になっている。

https://www.youtube.com/watch?v=jb6AHqi0MbE

あと、このキャラが「自分が稼いだ金をアイドルに貢いでも説教される筋合いない」のようなことを歌っている曲もあるようだ。YouTubeコメントを見るとファン共感していることを確認できる。

https://www.youtube.com/watch?v=-m06qeRZbZM

最後

自分たまたまアニメを知っていただけなので、あの曲の存在流行を知ったときはびっくりした。千鳥なら「ちょとまてぇ」と言ってしばらくいじるレベルである千鳥デニム制作者に激怒されていたが、この記事ネタバレしまくっているので制作者に激怒されるかもしれない。でもみんなマミネタしまくっていたし、きっと平気だろう。届きませんね、そのリプライ

俺が「推しの子」を第一話で見るのをやめた理由と、「アイドル」で露呈したikuraの限界、あるいは「アイドル」という誰にも歌えない歌について

昨日投稿した記事がとてもありがたいことに伸びたので、調子に乗って別の話をしようと思う。軽い気持ちで書いてたらクソ長くなった。

これを読む前に注意してほしいのは

・これはアニメ推しの子」を見た感想だということ(漫画ではない)
ネタバレが含まれること
・全部俺の主観的意見にすぎないこと

だ。

え、「アイドル神曲やん

YOASOBIの「アイドル」を聞いて、これはすごいと思って推しの子を見た。

そして第一話でアイが殺されて「??????」となった。あまりにも納得がいかなかった。それは以下のような理由による。

第一話、そして主題歌アイドル」で提示されたこ作品テーマ性について

偶像としてのIdolを死守する(「嘘が愛」とかアイっていう名前からも推察できるように)というのが最序盤のテーマだったわけで、そこに子供がいるっていう嘘を死守するっていう物語があって、さらにIdolとしてファンを愛してるっていう嘘(本当は誰のことも愛したことがないから)もあるから、その嘘が本当のこと(ファンとほかの人々を心の底から愛することができるようになる)になる、っていうのが大筋のストーリーになるべきだったわけだ。

その重要過程(アイが少しずつ成長していく)が完全にすっ飛ばされたので肩透かしを食らったという感、殺されるところでいきなり愛してるって言っていて、正直第一話だけだとアイに対して人間としての共感が全くできない。

この物語評価されている大きな要因としては、まず推しの子自分がなるっていう第一話のインパクトコメディ性、次にアイが死んでしまうっていうさらに劇的な展開。

これ自体別に悪くないと思うが、やはりアイが本当の愛を知る過程スキップしているので作品としての完成度が低下している。

たぶんその理由として乳幼児だと行動の幅が狭すぎるっていうのがあるのかなーと。簡単に動かせないから話を作りづらいっていうのがあったんだと思う。それをどうにかするのが脚本家仕事ではあるんだけど。でも子役ルートがあるならそういう問題もなくないか

また、アクアルビー父親に関する伏線第一話だけっていうのもつらいポイントではある。

どうしてもそこからストーリー展開が難しくなる。第二話以降の話は割と自由に進めることができるはず(ルビーアイドルを目指すとか、主人公父親を捜すとか)で、その辺の先の読めない感じは面白い

クール目の最後でアイが殺されたりしてたらもっとよかったんじゃないかなーとか思った。

何よりOPが完全にアイの歌なので納得のいかなさがすごかった。

「え!? この感じなのにこの1クールを全部このOPでやるの!?!?!?!?

となってショックのあまりここで見るのをやめてしまった。

次に、YOASOBI「アイドル」について(こっちのほうが喋りたい)

初めてこの曲を聞いた時とんでもない衝撃を受けた。

それは初めてYOASOBIの「夜に駆ける」を聞いた時に感じた衝撃と同じものだった。

まず、「夜に駆ける」が空前絶後のヒットを叩き出した最大の理由について述べようと思う。

もちろんこれは俺の意見であって、完全に正しいということを主張したいわけじゃない。別の意見があればコメント等に書いてほしい。

”この曲が大ヒットしたのは既存音楽流行りを踏襲しつつ、独自の要素を絶妙塩梅ミックスし、絶妙な斬新さを表現することに成功たからだ”と俺は思う。

これがどういう意味もっと分かりやすく言うと

今までの曲と同じようでちょっと違う、なんか斬新な感じがする曲がヒットする

ということだ。「白日」とかがわかりやすいかな?

音楽というのはほぼすべてが感覚で成り立っているので、それを正確に記述することは本当に難しい。

「夜に駆ける」が大ヒットした要素

「夜に駆ける」を語るにはまずコンポーザーのAyaseについて紹介する必要がある。

Ayaseはもともとボーカルとしてバンド活動を行った後、解散したのちいわゆるボカロPになったミュージシャンだ。

ボカロP:Ayaseを象徴する代表曲は「幽霊東京」や「ラストリゾート」が挙げられる。

初めてこの曲を聞いた時の俺の感想は、”よくあるボカロ曲だなあ”というものだった。

正直これらの曲はボカロ曲としては古典的な印象を与えるものだと思う。DTM感が強い、打ち込みで構成されたボカロ曲……という感じだ。

しかしここで重要なのは、実はこれらの曲でAyaseのパーカッションリズムに関する凄まじいセンスが光っており、それが当時のネット音楽トレンドにぴったりとマッチしてある程度の人気を博していたということだ。

Ayaseのリズム感に関する才能には目を見張るものがある、というのは上記の二曲を聞けばたぶんわかってもらえると思う。もちろんこの曲が発表されてから時間が経っているので、当時は真新しくとも今では多少風化しているように感じるかもしれないけど。

「夜に駆ける」においてもそのリズム感が遺憾なく発揮されている。ただ、この曲がそれまでのAyaseの曲と大きく違うのは

・繰り返される転調

ボーカリストikuraの存在

だ。

この二つの要素が、「夜に駆ける」が大ヒットした要因だ。


一つ目の繰り返される転調に関しては「夜に駆ける」を聞けばわかる。最後Cメロのところとか二回くらい転調してる。で、たぶんなんか普通の転調とは違う感じがする。音楽知識がないのでその辺はわからないけど。まずそこの斬新さがある。異論は認める

ボーカリストikuraについて

「夜に駆ける」がヒットした最大の要因だと思う。


個人的に、歌手ikuraの卓越した点は二つ。

ikuraが持つ優れたリズム
自我の顕れない説得力のある歌声


まずikuraが持つリズム感についてはもうとりあえず「夜に駆ける」聞いてみてほしい。歌詞の子音がバスドラとクラップ気持ちよくハマっている。

この文章を書くにあたって今一度「夜に駆ける」を聞いていたら、そのikuraのリズム感の素晴らしさについてちゃんと語りたくなったので細かく述べる。興味ない人は飛ばしてください。

イントロの”沈むように「溶けて」いくように”の「溶けて」のリズム感が良い

・”二人だけの空が広がる夜に”ここのリズム感は全部いい

・その次の打ち込み感のあるピアノめっちゃいい

・”さよなら「だけだった」”の「だけだった」のリズム感が良い

・”その一言で「すべ『て』がわかった」”の『て』が良い

・”日が沈みだした空と君のすが「た」”の「た」のリズムの取り方がマジですごい

Bメロの”いつだってチックタックと「鳴る世界で」”の「鳴る世界で」のリズムの取り方がすごい。

Bメロの”触れることな言葉うるさい声に涙が”ここのリズムは全部すごい

・サビの”騒がしい「日々に」笑えない「きみに」”の「日々に」と「きみに」のリズムの取り方がすごい。

・二番のBメロは正直全部リズムの取り方すごい。”信じてたいのに信じれないことそんなのどうしたってきっと これからだっていくつもあってそのたんび怒って泣いてくの”ここがすごくいい

・その後のピアノソロめっちゃいい。

Cメロの”もういや「だって疲れただって」”の「だって疲れただって」のリズムがすごい。

ここにリズムの優れた曲を作るAyaseとのシナジーがある。偶然にしては出来すぎたユニットである

これが「夜に駆ける」がハマった一つの理由

次の”ikuraが持つ自我の顕れない説得力のある歌声”について

これは説明がとても難しい。

歌手には二種類のタイプがいると俺は思う。それは、

自分のことを歌う歌手

・なんでも歌える歌手

の二種類だ。一見後者の方がなんでも歌えて優れているように思えるかもしれないけど、事態はそんなに単純じゃない。

まず前者について具体例をいくつか挙げようと思う。

自分のことを歌う歌手について

とりあえず例を列挙する。

りりあ「浮気されたけどまだ好きって曲」

米津玄師「アイネクライネ」というか米津玄師はほぼ全部自分の話をしている感じがする。

back number高値花子さん

実はほとんどのバンドマンは自分の話しかしていない。ヨルシカが「八月、某、月明かり」の歌詞で叫んでいるように「心を売り出し」ているのだ。

ちなみにヨルシカは「詩書きとコーヒー」でも「寿命を売るなら残り二年」とか歌っていたりして、そういう自分のことしか歌えないナブナ自身をどこか皮肉めいて表現していたりする。

りりあの「浮気されたけどまだ好きって曲」を聞いてほしい。これ絶対自分の話だろと思って調べてみたけど明言してないっぽい。なら自分の話と考えていいのかな?

この曲は浮気された女の子の心情を歌うにしてはリアリティが高すぎる。

汚れた君は嫌いだ

君を汚したあいつも嫌いだ

この歌詞の下のほう、「君を汚したあいつも嫌いだ」ってそっちにヘイトが向く心情を表現できるのすごくないか? 普通浮気された曲って恋人に対する恨みつらみで話が終わると思っていただけにびっくりした。

こんな風に自分のことを歌う曲は”その人の人生の重み”が自然と声に乗っかるので、ものすごい破壊力がある。

でも、こういう歌手がほかの人の作った歌を歌うと、どことなくちぐはぐな感じになる。なんか違うな~とか、ぐっとこないな~みたいな気持ちになる。

あとこのタイプ歌手一発屋で終わる傾向が多い。劇的な経験がないと歌えないならそうなるのも必然、という感じはする。

なんでも歌える歌手について

ikuraやAdoはこのカテゴリーに分類される。

こういう歌手ボカロ文化の発展で増えたと思われる。

歌い手文化はいろんな人の曲を歌うっていう前提があるわけで、そこでさっき挙げたような自分の歌を歌うタイプ歌手歌い手文化にそぐわない。

自分共感できる曲だけを歌うことでその問題解決してる人もいるっぽいけれど。

なんでも歌える歌手の例を挙げる。

・ikura

Ado

Aimer

・yama

・suis

とかなんか今流行りのアーティストばっかりになった。

ヨルシカはナブナ個人的な、本来だったら本人にしか歌えないような歌をsuisが上手く歌っている感がある。

これらの歌手限界まで自分の色を出さない。でも無個性とは違う。ただひたすらに歌詞にひたむきに向き合って、そこから読み取れる感情をまっすぐに表現している。だから聞く人の心にダイレクトに届いているように思う。

「夜に駆ける」とikuraの関係

YOAOBIのコンセプトは”小説音楽にする”だ。このコンセプトとikuraのどんな曲も歌うことができるという特性は実に親和性が高い。

「夜に駆ける」の元となった小説は「タナトスの誘惑」というものだ。

あらすじをめっちゃざっくりと言うと、死にたがりの彼女を助けた主人公だったが実は彼女死神で、最終的に一緒による闇に飛び降りるという、中二病要素をこれでもかと言うほど詰め合わせたような物語だ。大学生が書いたらしい、笑った。

さて、どれほどこの物語がチープであろうとしても、この歌を実体験として生々しく歌うことができる人はなかなかいない。テーマが重すぎるし、全体的に闇が深いものからだ。

ただ、ikuraは「夜に駆ける」を独自解釈することに成功している。

この作品自体をどことな俯瞰的に見下ろして歌うことによってそれはかなった。過度に主人公ヒロイン感情移入するのではなく、どこか客観的視点から物語淡々と紡ぐように歌う感じ。無機質な――機械的な、ある種ボカロっぽい歌声と、どことな人間の闇を感じさせるPV(このPVもあの原作小説から作ったとは思えないほどクオリティが高い)が悪魔的に融合した。

これが「夜に駆ける」がヒットした二つ目の要因だと思う。

もう一回PV見てるけどやっぱりいいな。

本題のYOASOBI「アイドル」のすごさについて

制限が新たな芸術を生む”的な言論があったりする。「アイドル」が素晴らしい曲であるのにはここに要因がある。

今回の場合

・Ayaseが持つ独自リズム感とベースライン

・最新の曲調(Adoが歌う「踊」に似てるとか指摘されてるね)

・”推しの子”のOP要求される、アイドルソングライクな(コール差しまれるなどの)要素

この三つが程よくミックスされた結果、既存の物にはない斬新さを持った曲としての大ヒット……だと思う。

YOASOBI「アイドル」とボーカルikuraの限界

この話をするにあたって、YOASOBI「アイドル」の歌詞について軽く説明する必要がある。

アイドル」の歌詞原作推しの子」とそのスピンオフ小説の「45510」をもとにしたものだ。

まず「推しの子」のあらすじを一瞬で説明すると

医者主人公のところに推しアイドル(アイ)が妊娠出産のために入院してくる→出産日に主人公が殺される→気づいたらアイの子供に生まれ変わってた→アイドルなので子持ちはまずい→なので必死に嘘で隠す

というものだ。

そしてスピンオフ小説「45510」の主人公は、アイとかつて同じアイドルグループ所属していた女性だ。

アイドル」の歌詞の中での主人公は歌の途中で変わっている。二回目のサビまではスピンオフ小説の「45510」の主人公がこの歌の主人公で、その後はアイ自身の歌に変わる。

1サビまでの歌詞は「45510」の主人公の、アイに対する憧憬を描いたものと思われる。同じグループの中でも抜きんでて人気のあるアイに対する羨望を表現している。

ここの歌詞をikuraは上手く歌えている。

問題はその後だ。

アイドル」の二番の歌詞についての見解

この話をするためには歌詞掲載しないといけない。

はいはいの子特別です

我々はハナからおまけです

お星様の引き立て役Bです

全てがあの子のお陰なわけない

洒落臭い

妬み嫉妬なんてないわけがない

これはネタじゃない

からこそ許せない

完璧じゃない君じゃ許せない

自分を許せない

誰よりも強い君以外は認めない

これはアイが所属するアイドルグループ「B小町」の別のメンバー:「45510」の主人公の心情を描写したものだ。正直、この歌詞を書いたAyaseは天才だと思う。

一見最初はアイに対する強烈な嫉妬心を表現しているように見えて、最後には

完璧じゃない君じゃ許せない

自分を許せない

誰よりも強い君以外は認めない

とアイに対する信仰とでも言うべき強い感情の発露を描いている。この一見相反するようでいて、しかし同一の感情を詳細に表現したセンスマジですごい。

ikuraはこの二番を歌いこなせていない

Vtuber歌ってみたとかを聞いた時に「お、この曲はこの子マッチしてるからいい感じだな」とか思ったことがないだろうか? 俺はその現象を”人格一致ボーナス”と呼んでいる。

ikuraの人格と「アイドル」の二番はあまりにも相性が悪いと言える


たぶんikuraはまっすぐに、幸せに育ってきたタイプ女の子なんだと思う。だから、こうした嫉妬などのどす黒い感情にそれほど縁がないのではないだろうか? なので、それを歌おうとしても、どうしてもうわべだけのものになってしまう。

先ほどの話に戻る。世の中には

自分の歌を歌う歌手

・どんな歌も歌うことができる歌手

の二種類が存在する、と言った。

しかしそれを逆に考えてみてほしい。つまり世の中には

とある人間しか歌えない曲

・ある程度どんな人間にも歌いやすい曲

の二つがあるのだ。

そして「アイドル」という曲は”とある人間しか歌えない曲”に属する。それはこの曲が極めて個人的体験(この場合だと、45510の主人公とアイ自身体験)をベースに紡がれているからだ。

ikuraのスター性と「アイドル」の明るい部分は極めて親和性が高い。特に一番のサビなんかは完璧に歌えている。しかし、45510の主人公のアイに対する嫉妬などのダークな部分は歌えない。聞けばわかると思うが、なんだか上っ面で歌っているような印象を受ける。

かに愛されたことも

かのこと愛したこともない

そんな私の嘘がいつか本当になること

信じてる

まれないアイの家庭環境を背景とした暗いCメロ歌詞だ。やっぱりここでも、ikuraの歌はどことな空虚な感じがする。ikura自身にこんな経験がなく、想像することさえも難しいからだ……と思う。

あるいは、

【ikura】今回は、レコーディングする前にたくさん話し合って…。どういうイメージで、どういう声色で、ニュアンスでやっていこうかっていうのを考えながらレコーディングしました。

【Ayase】そしてたどり着いたのが…「最強のかわいい!」です。僕はikuraがレコーディングブースに入って一生懸命歌っている中、勇気づけるようにディレクションブースからもっと自分のことかわいいと思って!」って伝えていました。https://news.yahoo.co.jp/articles/32691ffa10659b427d43550c4eda76ad09a1ea74から引用

とあるように、レコーディング環境が足を引っ張ってしまった可能性もある。

アイドル」の歌ってみたをいくつか聞いてみると、この二番を上手に表現する歌い手を何人か発見した。やはり、こうした現代的な嫉妬経験がある歌い手のほうが歌声説得力が増す。

しかしこうした歌い手は同時に、サビの部分で顕著に表れるアイが持つ底抜けの明るさ、可愛さを表現することが難しい。

アイドル」を完璧に歌える人間存在しないかもしれない、とか思った

あと原作読んでる人に聞きたいねんけどこの「45510」の主人公って作中で出てくるん?

というかここまで細かく考察してると逆に「推しの子」の続きが気になってしまった

ポリコレ以外に性別変更する理由は有る

沈黙の艦隊実写化、速水貴子役に水川あさみと発表され荒れている。

ポリコレ以外に性別変更する理由はある?と言っている人を見たので、それは山ほどあると言いたい。

しろキャラ女体化は大昔の実写化のほうがよく見られた。

当時は漫画地位が低く、漫画実写化では原作レイプしまくられていたので、異常に若く見える美少女母親ヒロインラブコメ八神君の家庭の事情で、高校生母親として年相応の女優が演じていたり、オリキャラぶっ込まれたり、原作の根幹からぶっ壊すとんでもない原作レイプが横行しており、当然キャラ女体化も横行していた。

私も原作レイプに涙を流すだけのオタクだったので理由はわからないが、この女優を使いたい、女キャラ増やして華やかにしたい、女キャラにして恋愛要素ぶっ込みたいなど事情は多々あるのだろうと思う。

ポリコレのポの字もない時代女体化は横行していたので何か理由はあるんだよ。

しろ速水みたいな女顔の美形を女体化させるのには、ポリコレというより昭和おっさんセンスを感じる。

2023-05-16

ヒカルの碁って女作者作品と男作者作品のいいとこ取りをしてるよね

ほったゆみネーム夫婦共同で作業してたらしいけど、それが良かったんだろうな。

女性作者特有の悪いところも男性作者特有の悪いところも出てない気がする。

そういう中性的作風小畑健中性的な絵がまた似合ってる。

基本的にメインキャラが中性的な気がするあの作品は。

佐為言わずもがなだし、アキラも中身は獰猛だけど見た目が中性的バランスが取れている。

ヒカルは初期はあかりに「女のくせに」発言をしていて、今の時代なら叩かれそうな言動もしているが、作品後半では囲碁に骨抜きにされていて精神去勢されているように見える。小6の初期の方がまだあかり意識していた。

あかりヒカルが好きな女の子だが、恋愛脳ではないヒロイン院生になった後囲碁部に来ようとするヒカルに「来ないで」と言える子なんだよね。恋愛感情よりも、ちゃんと今の自分の居場所や仲間を守ることを優先している。そういう意味で、かなり脇役のヒロインであるのに、主人公付属物の女にはならない魅力がある。この時代特有ジャンプヒロインアンチあかりにはほとんどいなかったように思う。ヒロインアンチ大量発生するのって、若い男性漫画家女性を描くのは下手な人が多かったからだと思う結局。

戦争が続いてるなか前線から脱落し怠惰生活満喫する話が好き

なろうアニメの「真の仲間じゃないと勇者パーティーを追い出されたので、辺境スローライフすることにしました」が好きだ

「真の仲間」で略されることが多い

 

追放もの元祖だそうだ。チート付与魔術師みたいに隠れた実力がある系でなく、

本当に最前線の戦いには戦力不足でついていけないが、人の少ない田舎では無双でイキれるぐらいの(実際イキり倒す)実力の主人公が、

まおゆう魔王勇者」みたいにヒロインと終始イチャゴロする

 

まり有名ではない

同時期に高品質作画アニメは多数送り出されており、なろう系も幾つも放映されていた

ファンタジーなら無職転生王様ランキングを見てた人が多いはず

ニコニコでもyoutubeでも関連動画ほとんどない。アニメ感想サイトを漁っても実況参加者は少ない

一方で海外ではそれなりに高評価だったようで、youtube主題歌動画には海外コメントがそこそこついている

アニメ二期も決定した

 

説明が長くなったが俺はこのアニメが大好きで、配信で繰り返し何度も見直している

円盤ももちろん買い、先週も何度目か忘れたが全13話を通しで視聴した

なろうアニメ最高傑作だと思っている

誰にも同意されないだろうが構成演出が神がかっていて見直すたび考察してしま

おでん屋台の回はファンタジー世界ならではの漆黒の闇と屋台赤ちょうちんの図を見るたび

「この緊張と弛緩の混ざり合った演出をどうやったら作れるんだ。アニメ実作者でもアニメ評論家でも誰でもいい、金を払うから解説してくれ」と唸っている

先週も蜂蜜酒の回で新たな発見をして「ウテナか!」と唸ってしまった

かい演出の話をすると無限に長くなるので省略する

 

本題に戻ると、先週、新しい発見があった

別の、俺が死ぬほど好きな作品との共通項があることに気づいた

「ふらせら」という、20年前に出たギャルゲーコミカライズ作品

こちらも解説すると無限に長くなるので端折るが、両作品共通点は

 

人類存亡規模の大戦争が続いている

主人公たちは戦争前線で戦っていたが、慮外トラブルで脱落

戦争の気配など全く感じない、自然いっぱいの辺境スローライフ満喫する

 

となる

 

おそらく自分に刺さったポイント

主人公美少女とじゃれあっててスローライフ満喫している」一方で、「戦争は全く終わってない」点だと思う

主人公は、重傷や精神障害で戦えなくなったわけでない

戦えるけど戦わない

積極的ではない、結果としての形で前線逃亡したのだが、そんなことは気にせず田舎暮らしを最高に楽しんでいるのが大事なのだ

戦争話題が全く持ち出されないわけではない

主人公の周囲では、使命感にかられて参戦を志すもの主人公戦線復帰を促すものがいて、戦争を忘れさせてくれない

その上で怠惰にふける。ヒロインとイチャゴロする

 

現代メディアによって地球の裏で起きていることを臨場感あふれる映像で知ることができる。というより半強制的に知らされさえする

同じ日本の中で起きている犯罪的な虐待差別を知らなくても、ウクライナ戦争は知っている

なんなら日本社会の身近で起きていることから目を逸らされるために海外虐殺差別戦争報道が溢れかえっているのかもしれない、とすら思える

しかも、その戦争残酷ジェノサイド自分たちに全く無関係というわけでもないと、なぜか知らされてしま

ウイグル民族弾圧ユニクロ衣服は結び付けられて日常の場に入り込んでくるし、

ウクライナ戦争は「核弾頭厚木基地横田基地に打ち込まれるかもしれない」という切実さと結びついて、

「俺たちの日常を維持したいかウクライナ人だけでロシアと戦ってくれ」というジクジクした地続き感を抱えながらニュースを眺める羽目になる

 

水木しげる前線から半ば離脱して南の島の楽園暮らしに至ったときは、左腕を失う負傷があったし、

なにより日本アメリカとの戦争は「お役所仕事でズルズルと開始してしまった、やらなくてもいい無駄公共事業太平洋戦争~」だった

からサボタージュ正当性見出しえたし、戦後反戦が強く共感を得られたように、

徴兵で駆り出された者の南の島での戦線離脱責任感云々を見出す必要もなかった

現代の、地球の裏側の惨劇は、そういうふうに割り切れない

こんなジクジクした気分から解放されたくて日本国家と一体化したい人たちが出てきてしまうのは理解できる

 

残念ながら自分国家と一体化して何かやってる精神状態にはなれない

遠くにある、手出しすることも出来なくはない(実際に行動している人たちも大勢いる)戦争を、まるきり無関係と切り捨てることもできないまま傍観し、

さておきと、自分生活のために働いて、マンガアニメゲーム動画視聴で怠惰時間を過ごし、

その怠惰さを時おり責められ、ヘラヘラとやり過ごし、改めて怠惰に身をうずめておきたい

 

そういう現状と重なるものが、俺の愛する二作品にはあるのだと、ようやく知ったのだった

anond:20230516154149

可愛くてごめんに難癖付けるの

涼宮ハルヒ現実に居たらイタイみたいな話でさ

ギャルゲヒロインに「こんな女居ねぇ」って失笑するリア充が居るが

うぐぅとか上目遣いで言う女が居たらぐーぱんだろ気持ちわりぃ


ゴムゴムが許せて

フンフンディフェンスが許せて

鉄筋曲げる威力の殴りで拳が壊れなくても許せるのに

伝説の樹の下が受け入れられないの、精神障害だよな

恋愛性愛となるとリアルリアル言い出すの

一回病院行けって感じ

「可愛くてごめん」の歌詞考察してるやつ

告白実行委員会キャラクターソングなんだからせめてTVアニメヒロインたるもの!」くらい見てから語ってほしい。

2023-05-15

ブレワイとティアキンのゼルダ姫が嫌いだ

 この記事タイトルを見てこのページを開いた人達の中で、同じ気持ちの人は何人いるのだろう。

 新作が発売されて間もないこの時期、水を差すようで申し訳ないとは思うが、文章として残しておきたかったので書いておく。

 新作のネタバレがあるので注意してください。

 私はゼルダの伝説というゲームが好きだ。昔から大好きだ。テンプレのように時のオカリナからハマり、過去作も新作もずっと遊び続けた。

おなじみのキャラクターが出ても同じようなギミックアイテムが出ても古臭さや飽きを感じさせず、常に新しさを感じてきた良いタイトルだ。子どもの頃から遊んで、大人になった今でも夢中になれるほど好きなゲームだ。本当に大好きだ。

 ゼルダの伝説キャラクターは、本作を遊んだことが無い人でも名前ぐらいは知っているぐらい有名だと思う。主人公リンクヒロインゼルダ姫。この二人は毎度違う人物だったり前作と同一人物だったり様々だけれど、だいたいの関係性は変わらない。いつだって二人は「勇者」と「姫」だ。

ゼルダ姫というキャラクター最初シリーズでは登場回数も少なく、メインカラクターにしてはやや影が薄かった。だけど気にしたことがなかった。だってプレイヤーの中で「ゼルダ姫」というキャラクター特別なのだ、そう簡単に会えるものでもないと子どもながらに思っていたし、大人になった今でもその考えは変わらない。

 スマブラの影響もあり、私の中でゼルダ姫=時のオカリナイメージが強かった。そんな中で、風のタクトが発売された。ゼルダ姫のイメージが今までとがらっと変わり、衝撃を受けた。だけど、すんなりとい受け入れられた。だって彼女性格人間性が違ったとしても、「特別ゼルダ姫」だったからだ。

重要な時に現れ、リンクを導き、そして一緒に魔王を倒す。王道なすストーリーの中で、ゼルダ姫は物語ヒロインとして輝いていた。

 その後も様々なタイトルが発売され、スカイウォードソードが発売された。これも風のタクトの時と同様に衝撃を受けた。だって、今まで特別存在だったゼルダ姫が姫ではないどころか、序盤から会えるどころがリンクとは既にとても深い関係にあったからだ。

 スカイウォードソードゼルダは新しい存在であったが、愛らしい容姿と一途にリンクを想う姿がまさにヒロインで、すぐに大好きになった。今まで物語ヒロインであったゼルダが、今度はリンクヒロインになった。姫ではないけれど、やはり特別存在であることに変わりわなかった。

 そしてスカイウォードソードからゼルダという人物スポットが当てられることが増えたように感じた。でも、そうなるのも分かる。だってヒロインだし、可愛いのだ。今まで影が薄かった方がむしろおかしいのだ。そう思った。今までリンクゼルダ姫の関係性に恋愛の様な進展があることはなかったが、きっとこの二人は結ばれたのだろう。リンクゼルダを救おうとする必死な姿を見て、そう思えた。

 2017年3月3日、待望の新作「ブレス オブ ザ ワイルド」が発売された。

 ブレワイを発売初日に遊ぶために死に物狂いでSwitchゲームソフトを予約し、一日中遊び続けた。今までには新しい遊びがたくさん詰め込まれゲームだった。

 そして、出会った。新しいゼルダ姫に。

 はじめは声だけだった姫だが、リンク記憶を取り戻すごとに彼女がどんな人間だったのかを垣間見ることが出来た。どれだけ修行を積んでも力が目覚めず苦悩する姿、リンクへのコンプレックス…と、今までのゼルダ姫とは明らかに違う人物だった。

 それから徐々に感じるようになった。彼女は、本当に「ゼルダ姫」なのか、と。

 ブレワイのゼルダ姫は、リンクに「守られる」ヒロインだった。

 少しでも皆の役に立つため努力しているけれど報われない、「かわいそうな」ヒロインだった。こういう女性の姿を見た時、多くの人間は「守りたい」と感じるのだろう。だけど、私はそうは思えなかった。むしろ、勤勉な設定なのにどうして役に立つことを物語中なにも行う描写がないのだろう、と。

頑張る姿はこれでもかという程描かれているのに、それが報われるのはリンクの死の間際と物語ラストだけ。いくらゼルダはすごい人だ」と言われても、納得が出来なかった。

 私は、このゲームを通して「ゼルダ姫という愛されるべきキャラクター」を押し付けられている。そう感じてしまった。

 ブレワイのゼルダ姫はリンクを守ってくれない、アドバイスをして導いてくれない、ただひたすら遠くから神秘的な声を一方的に送られるだけだ。役に立つ重要アイテムをくれたりもしない。光の弓矢だって、使えるのはラスボスだけだ。大事な場面だけ登場して、ガノン封印するという美味しいシーンだけ持っていく。彼女気持ち押し付けるだけ押し付けてきて、こちらの考えは聞いてくれない。一体どうして、そんな彼女を愛せることができるのだろうか。100年の間、ひたすらリンクを待ってくれていたと言うけれど、誰が待っていてくれと頼んだのか。勝手に待ち続けて、勝手に満足しているのではないだろうか。

 良くも悪くも、彼女リンクという人間依存し過ぎている。だけどリンク彼女そばにいるのは、彼女が好きだからではない。リンク勇者で、騎士だったから。それだけだ。ゼルダの中でリンクという存在は大きいだろうが、リンクの中でゼルダという存在は比例していない。証拠も何もないけれど、少なくとも私はそう感じた。ゼルダを助けたいという気持ちを、リンクからは何一つ感じなかったからだ。

 思い出を辿っていく中で、リンク記憶のはずなのゼルダ目線のものばかりなのも気になった。捏造された記憶を見せつけられているのではないか、と思うぐらい。

 だけど、ゲームはとんでもなく面白かった。ゼルダ姫という人間理解できなかったが、それでもゲームクリアできたのは彼女の姿も名前も、ほぼ記憶の中と終盤しか出てこなかったからだ。

 そしてついに、ティアーズ オブ ザ キングダムが発売された。

 プレイから、嫌な予感はしていた。ゼルダ姫という人間ゴリ押しをひしひしと感じたからだ。だけれど、ゲームはやはり面白い。空島だけで夢中になってしまっていた。そして始まった、怒涛の「ゼルダの伝説」のムービーが。

 どのムービーゼルダ姫、地上のモブキャラクターの口からゼルダ姫、他のメインキャラクターと会話してもゼルダ姫。どこを見てもゼルダゼルダゼルダの嵐だった。

 いずれ訪れる未来を救いたいと、自ら龍になりマスターソード癒しリンクを待つゼルダ姫。それはもう感動のシーンなのだろう。私以外の人間にとっては。

 龍の泪のストーリーを終え、涙が散り地上絵になった瞬間に悟った。ああ私、このキャラクターが嫌いなんだ、と。

 どうして、こんなことをする前にもっとリンクの為に力になるシーンが無かったのだろう。どうして、おいしいところだけ持っていこうとするのだろう。どうして、頼んでもいないことを勝手にやって勝手に泣いて、勝手に全てをリンク押し付けてくるのだろう、と。

 このゼルダ姫の中で、きっと「私の憧れるリンク」という存在がある。そのリンクは、プレイヤー操作しているリンクとは違う。彼女は頭の中のリンク依存し、そして自分の思い描く完璧ストーリーを辿ってくれると信じて疑わない。だから押し付けてくるのだ、なにもかも。

 ブレス オブ ザ ワイルドティアーズ オブ ザ キングダムも、本当に素晴らしいゲームだ。だけどたった一人「ゼルダ姫」という存在の為に、手放しにこのゲームを大好きだと言えなくなってしまった。ムービーの度に現れる姿にもテキストの中で名前が出てくるだけど辛くなり、ゲームが出来なくなってしまった。どうしてこうなってしまったのだろう。私はもう、このゲームを好きだと言える資格を持っていない。

 唯一の救いは、2作も出したのだからきっともうブレワイの系譜の続編は作らないだろうということだ。新しいハイラルで、新しいリンクゼルダ姫を見守りたい。一刻も早く、そうなってほしい。

 文章を書くことがあまりないため、読みにくく稚拙な内容だったと思う。

 ここまで読んでくれた人ありがとう。皆さんはブレワイとティアキンのゼルダ姫を愛してください。

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