「疾走」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 疾走とは

2018-09-02

anond:20180902231247

別に分かっても不利益はなかろうもん

疾走届のくだり、ごめんなさい、理解できませんでした

2018-08-27

anond:20180827095101

警察職務質問しようとしたら全力疾走で逃げた。

これは完璧に悪いよな。

完璧とは言えないが、誤解を招く行為だ。

ところで、「ただ電車に乗っている」だけの行為が「警察職務質問しようとしたら全力疾走で逃げた」に匹敵すると?

anond:20180827093332

警察職務質問しようとしたら全力疾走で逃げた。

これは完璧に悪いよな。

2018-08-26

ポスト君の名は

なんなの?最近君の名はみてーなアニメ映画おおくない?

キレイな背景バックでイケメン美少女がなんか全力疾走してて

なんか下向いて絶叫してたと思ったら今度は涙こらえて上見上げてて

「想い」だとか「願い」だとか「届け」だとかさ

二匹目のドジョウ狙いたいのはわかるけどもなんか新規性あんの?

2018-07-21

登下校中の水分補給禁止について

どれだけ「水分補給をする時は安全場所で」「立ち止まって飲みましょう」「止まる時や水分補給の前に周りを見て人や車が来ていないか確認しましょう」と言い聞かせても

全力疾走しながら水筒を取り出し飲もうとして地面やシャツに水をぶちまけたり

走りながら飲んで転んで前歯をへし折ったり

周囲を一切確認せず急にピタッ!!と止まって後ろから来る自転車が急ブレーキをかけたが間に合わず背中に思いっきタイヤを当てられて骨折したりする子どもは出てくるだろう

事故しても自分責任、となればいいが

報道ネットの反応は

「どういう教育をしているんだ!!」「学校謝罪しろ賠償しろ!」「担任名前と顔まだーー!?」「なんと!!この学校は登下校中の水分補給許可していたのです!!」「この学校では生徒の登下校を見守る先生は一人もいませんでしたあ!!」となるんだろうなあ

もちろんガキが悪い自業自得って言う人もいるだろうけどね

2018-07-14

アイカツ!シリーズ楽曲元ネタ探しをしてみよう

anond:20151115174837

以前こういう増田を書いたが、それから随分経って、新曲だったり関係者発言だったりとネタが溜まってきたので、また追加で書いてみたいと思う。
ちなみに、ここは今はスパム対策URLがたくさんは貼れない仕様になっているため、動画リンクを直接貼れない。
代わりに、ファンの方が個人制作したWebサイトAIKATSU!.MV∞」を紹介しておきます
アイカツ!シリーズ楽曲の9割近くはYouTube公式チャンネルMVがアップされていて、その公式動画をまとめて見るのに便利なサイト
リストの共有もできるため、ここで挙げた曲のリストも一応貼っておきます
http://aikt.fr-br.com/mvi/?93oYUiyirq
あと、アイカツ!楽曲がついに各種配信サイトサブスクリプションサービス配信開始されました。
ついでにここで挙げた楽曲とかをまとめてSpotifyプレイリスト化してみたので、興味があったらどうぞ。
アイカツ!楽曲とその元ネタ探し
音楽多様性豊かなものなので「これが元ネタだ!」とズバリ名指しするのは難しく、野暮にもなりかねないので、あくまで「参考曲」としてとらえてください。的外れものもあります
それでは本題。

ヒラリ/ヒトリ/キラリ 作詞 - 只野菜摘 / 作曲編曲 - 帆足圭吾MONACA

まずソースがあるものから
1年目後半のEDで、作中で結成されたSTAR☆ANISの8人が歌う曲。

アイカツ!2クール目のEDを作るときに、作中ではあまり描かれないであろうシビアさを込めたくて、その時、参考したのがこの曲でした。今聞くとメチャ影響出てる(笑) あともう1曲参考にした曲もあるんです。
SUPER☆GiRLS / 赤い情熱(Promotion ver) ttps://t.co/3GVnF3rOn5 @YouTubeより - 水島 精二 (@oichanmusi)
ttps://twitter.com/oichanmusi/status/1010875151112474624

それがこの曲。どちらもその世界感とメロディの強さがが素晴らしくて、今でも大好きです。グループアイドル合唱って刺さる!
MAMORE!!!アイドリング!!! ttps://t.co/cKaBDaZIhC @YouTubeより - 水島 精二 (@oichanmusi)
ttps://twitter.com/oichanmusi/status/1010875664273031168

永遠の灯 作詞 - tom.m / 作曲 - 南田健吾 / 編曲 - Integral Clover

次は、onetrapが楽曲制作に参加してからアレンジを多く手掛けてきたIntegral Cloverツイッターから続けて3つ。
ちなみにサブスク配信を機に、元ネタ楽曲と併せたアイカツ楽曲プレイリストSpotifyで公開している。

配信聴くアイカツ
始まったそうです!! https://t.co/leCLT7JYMb #NowPlaying - Integral Clover (@Integral_Clover)
ttps://twitter.com/Integral_Clover/status/1017008646192951296

アイカツ楽曲アレンジの思い出「永遠の灯」
元のDEMOに、EDMとゴシック要素を足してほしいという発注だったと思いますdeadmau5ネオクラシカルメタルと、3%くらいMELLRed fraction」の要素が(好きなだけかも)。頭のキメが気に入っています。 - Integral Clover (@Integral_Clover)
ttps://twitter.com/Integral_Clover/status/968970666106998785

deadmau5 feat. Rob Swire - Ghosts N Stuff
ttps://youtu.be/h7ArUgxtlJs

Yngwie J. Malmsteen - Rising Force
ttps://youtu.be/k3u3Kaveh0g

Black Lagoon OP
ttps://youtu.be/T9GfkiZPnm8

MY SHOW TIME! 作詞 - 秋浦智裕 / 作曲 - 鈴木ともよし / 編曲 - Integral Cloveragehasprings

ダンスが得意なアイドル、「踊るイナズマ」こと黒沢凛が歌う楽曲

アイカツ楽曲アレンジの思い出「MY SHOW TIME!」
D-TrainYou're The One For Me」Michael Jackson「Smooth Criminal」等のエレクトロ・ファンクを参考に作りましたシンセソロZAPP意識したのですが、ヴォコーダーが無かったのです。。 - Integral Clover (@Integral_Clover)
ttps://twitter.com/Integral_Clover/status/968970870306750464

D Train - You're The One For Me
ttps://youtu.be/aXl7f757gqI

Michael Jackson - Smooth Criminal
ttps://youtu.be/h_D3VFfhvs4

lucky train! 作詞 - 只野菜摘 / 作曲 - 中野領太 / 編曲 - Integral Cloveragehasprings

4thシーズンEDアイカツ!では最後ED曲。
本編では、北海道出身で幼馴染のアイドル2人、白樺リサと大地ののが歌う曲。

アイカツ楽曲アレンジの思い出「lucky train!」
からあった参考曲に、Graham Central StationPow」を追加して作りました。また、曲名の由来はアメリカTVショー「Soul Trainから来ているのでしょうか?だとしたら素敵です!! - Integral Clover (@Integral_Clover)
ttps://twitter.com/Integral_Clover/status/968971391985860608

Graham Central Station - Pow
ttps://youtu.be/Z1IuD6F3R5I

オリジナルスター☆彡 作詞 - こだまさおり / 作曲編曲 - 田中秀和MONACA

2ndシーズン前半のED曲で、カレンダーガールアップデートしたような楽曲で、かなりファンキー

また「カレンダーガール」みたいな曲を作ってくださいと言われて、自分でもその系譜を引く曲として作りました。 - 田中秀和MONACA
(学研アイカツ!オフィシャルコンプリートブック」より)

2018年7月11日に開催されたイベントサンライズフェスティバル2018 おんがく!!~アイカツ!編~」にて田中秀和氏が「Earth, Wind & Fireオマージュを入れている」という発言をしている。
ちなみに、ED映像で「Earth」の文字が出るが、そこは特に意識していなかったらしい。
Earth, Wind & Fire - Getaway
ttps://youtu.be/xN_3nib4r3Y

Dance in the rain 作詞 - uRy / 作曲編曲 - 田中秀和MONACA

2ndシーズンいちごが歌うソロ曲で、オールディーズ雰囲気。実は男声コーラスMONACA代表取締役岡部啓一

【告知】DCDアイカツ!2014シリーズ第2弾新曲「Dance in the rain」の作曲編曲田中秀和(MONACA)が担当させていただきました。Oldies風味な雨の日ソングです。是非チェックしてみて下さい! - 田中秀和/Hidekazu Tanaka (@MONACA_tanaka)
ttps://twitter.com/MONACA_tanaka/status/419096554738180096

タイトル歌詞から、「雨に唄えば原題:Singin' in the Rain)」が連想されるが、曲調の感じでは、ウォールオブサウンドっぽい。
ウォールオブサウンドとは、1960年代から70年代にかけて活躍したアメリカ音楽プロデューサー、フィル・スペクター音楽制作手法で、多重録音やエコー処理によって音の壁のように聴こえる重厚なサウンドのことをいう、らしい。
The Ronettes - Be My Baby
ttps://youtu.be/jrVbawRPO7I
ちなみにロネッツには「Walking In The Rain」という曲もある。

承前)「Dance in the rain」は実は「アイカツ!プロジェクト自体のかなり初期に作られていた楽曲で、アニメゲームで公開されたときには「やっとお披露目できた!」という想いでした。 - 田中秀和/Hidekazu Tanaka (@MONACA_tanaka)
ttps://twitter.com/MONACA_tanaka/status/438532735351521282

また、かなり初期の曲ということで、スーパーバイザー水島氏が何か参考曲を出したのかもと想像して、ウォールオブサウンドに影響を受けた大瀧詠一ナイアガラサウンドなんかももしかしたら参考に上がっていたかもという妄想も出来る。
渡辺満里奈 - うれしい予感
ttps://youtu.be/ktDOkb6owHg

Hey! little girl 作詞 - ナカノモリアヤコ・KIKOMARU / 作曲編曲 - ナカノモリアヤコ

振付ツイストといい、サウンドといい、とにかくロカビリーな曲。
代表的ものといえば、ビルヘイリーの「ロック・アラウンド・ザ・クロック」やエルヴィス・プレスリーの「監獄ロック」が思い浮かぶが、この曲はむしろロカビリーよりも1980年代流行したネオロカビリーに近い。
ストレイ・キャッツ聴くと、わりとそのまんまである
Stray Cats - Rock This Town
ttps://youtu.be/SwUpXK37OGs

ミトレジャーノ! 作詞 - 只野菜摘 / 作曲編曲 - 帆足圭吾MONACA

「おしゃれ探検隊クールエンジェルス!」(第70話)で流れた「ミトレジャーノ!」は、すごく苦労した記憶があります。「映画音楽みたいな、冒険している感じの音楽にしてくれ」と言われて。「え、それを『アイカツ!』で歌もの!?」とびっくりしました。(中略)「大マジメにかっこいい感じに、かつ元気よく冒険感を出す感じで」と言われて、「どうすればいいんだ!?」となりました。(笑) - 帆足圭吾MONACA
(学研アイカツ!オフィシャルコンプリートブック」より)

第70話は、ドリームアカデミーの4人が昔人気のあった冒険アクションドラマの新シリーズオーディションを受けるお話
映画音楽冒険ものというキーワードで、思い浮かべるのは『スター・ウォーズ』『インディージョーンズ』などで知られる巨匠ジョン・ウィリアムズ
Indiana Jones Theme Song
ttps://youtu.be/-bTpp8PQSog

ラブリーボム 作詞 - tzk / 作曲 - 山崎佳祐 / 編曲 - 成瀬裕介

紅林珠璃の初登場回で流れる楽曲で、ドラマアイカツ先生」のオーディションステージ曲。

ラブリーボム」は女の子ヒーローものパロディ的なアプローチを試みました!独特の楽しさがあって面白い曲になったなと思っています。 - 木村隆一
(「TVアニメ/データカードダスアイカツ!』COMPLETE CD-BOXブックレットより)

変身ヒロインもののいろいろな曲を参考にしていると思うが、色濃く感じるのはやはり『キューティーハニー』か。
キューティーハニー OP
ttps://youtu.be/fMUkByexGYw

Chica×Chica 作詞 - 空谷泉身 / 作曲編曲 - 成瀬裕介(onetrap)

新条ひなき・紅林珠璃によるユニット情熱ハラペーニョ」、紅林珠璃・黒沢凛・天羽まどかによるユニットバニラチリペッパー」、そしてスターライトクイーンカップでの紅林珠璃のステージと、1~3人の異なる人数で3回披露されている楽曲。珠璃の印象が強い。
フラメンコギターということで、ジプシー・キングスを挙げないわけにはいかないというのは、安直だろうか。
Gipsy Kings - Volare (Nel Blu Di Pinto Di Blu)
ttps://youtu.be/aV3AC2POkJg

そして、印象的なリフは、おそらく「エスパーニャ・カーニ」からスペイン闘牛や、社交ダンスの「パソドブレ」などで用いられる定番曲。
Espana cani - Spanish Gypsy Dance (Paso Doble)
ttps://youtu.be/vrbkcUdDSyQ

Blooming♡Blooming 作詞 - こだまさおり / 作曲編曲 - 広川恵一MONACA

爽やかなジャズ/フュージョンっぽい楽曲。というのも、この曲を歌う大空あかりが朝の情報番組お天気キャスターからだろうか。
フュージョンという音楽は、天気予報BGMとして多く使われてきたという歴史がある。
朝に聴く爽やかなフュージョンとして有名どころを挙げるとしたら、カシオペアの「ASAYAKE」、吹奏楽定番曲にもなっているT-SQUAREの「宝島」あたりか。
作編曲広川恵一氏は他にもフュージョンライクな曲を作っており、この曲が気に入ったらぜひI-1clubの「止まらない未来」も聴いてみてほしい。
Casiopea - Asayake
ttps://youtu.be/GZ301XErfyQ

TAKARAJIMA - T-SQUARE
ttps://youtu.be/kRRmA1I3UNY

スタージェット! 作詞 - 唐沢美帆 / 作曲 - 長橋健一 / 編曲 - 南田健吾(onetrap)

アイカツスターズ!第34話からOP曲。主人公の虹野ゆめが大きな壁を乗り越えた後に披露される曲でもあり、疾走感のある軽快なピアノロック
この曲を聴いたとき、まず思い浮かんだのがSUEMITSU & THE SUEMITH。
SUEMITSU & THE SUEMITH - Allegro Cantabile
ttps://youtu.be/H0r9hdTLE6c

ほんの少しだけQUEENっぽいところも感じなくもなくもない。
Queen - Don't Stop Me Now
ttps://youtu.be/HgzGwKwLmgM

ネバギバ☆ 作詞 - 美音子 / 作曲 - カイザー恵理菜 / 編曲 - 山崎佳祐(onetrap)

アイカツスターズ!2年目(星のツバサシリーズ)で二階堂ゆずが歌う曲。この曲のステージであっさり星のツバサを手に入れたりする天才自由人
フレーフレー」という歌詞からわかる通り、チア曲といった感じ。
ギターのリフなど、トニー・バジルの「Micky」を連想させる。「Micky」は日本ではゴリエでもおなじみ、世界で最も有名なチアリーディング曲のひとつ。(元はRaceyのKittyカバー
TONI BASIL - Mickey
ttps://youtu.be/3E-Zrg9CB_Q

マジックスマイル 作詞 - きむらりゅういち / 作曲編曲 - 西川ノブユキ

先日惜しまれつつもサービス終了したスマートフォンアプリゲームアイカツ!フォトonステージ!!」略してフォトカツ!用に制作された楽曲
アニメ本編ではソロ曲がなかった一ノ瀬かえでの待望のソロ曲で、歌詞監督自ら手掛けた。
聴くと、ジャクソン5の「I Want You Back」のオマージュとすぐわかる。
かえでは幼少期からアメリカテレビ番組活躍していたエンターテイナーなので、大いに納得のチョイス。
I Want You Back - The Jackson 5
ttps://youtu.be/s3Q80mk7bxE

Sweet Sweet Girls' Talk 作詞 - 清浦夏実(TWEEDEES) / 作曲編曲 - 沖井礼二(TWEEDEES)

歌手女優清浦夏実と、元Cymbals沖井礼二によるバンドTWEEDEESから提供曲。
元ネタというか、この曲はTWEEDEES既存楽曲「BABY, BABY」を下敷きにしている。というのも、この楽曲オファーきっかけだからということらしい。

ありがとうございますサンライズの方はまさにTWEEDEESのBaby,Babyを聴いてオファーを下さったので。にやり。 - 沖井 礼二(TWEEDEES) (@okiireiji)
ttps://twitter.com/okiireiji/status/847443886607785984

流用と言うと聞こえが悪いが、アレンジはかなり変えてあるので、ぜひフルで聴き比べてほしいところ。
BABY, BABY / TWEEDEES
ttps://youtu.be/tG0EjpL1JX8

AIKATSU GENERATION 作詞 - こだまさおり / 作曲編曲 - 石濱翔MONACA

アイカツ!シリーズ5周年と日本武道館公演の記念、そして、歌唱担当卒業ということで最後集大成として制作された楽曲
過去楽曲の要素が多く盛り込まれている。

余談ですが「AIKATSU GENERATION」は「SHINING LINE*」のメロのモチーフから始まっています。その辺りも楽しんでいただけると嬉しいです
MVも公開されましたので是非チェックしてみて下さい! - 石濱 翔(MONACA) (@MONACA_ishihama)
ttps://twitter.com/MONACA_ishihama/status/963750187867893762

それともう一つ余談なんですが、メロのモチーフは「SHINING LINE*」で、曲のキーは「START DASH SENSATION」と同じにしました。 - 石濱 翔(MONACA) (@MONACA_ishihama)
ttps://twitter.com/MONACA_ishihama/status/963751118151958528

さらさらにもう一つ余談ですがそんなメロのモチーフキー意識しつつ、テンポ感や雰囲気は「アイドル活動!」でまとめ上げるイメージ作りました。以上です! - 石濱 翔(MONACA)(@MONACA_ishihama)
ttps://twitter.com/MONACA_ishihama/status/963752856934207488

最初ギターの音で、これは!と思ったのはCymbals
Cymbalsファンであるという発言を見たことがあるので、偶然というよりは、ある程度意識していると考えてもいいかと。
余談だが、作曲石濱翔作詞こだまさおりというアイカツ!な布陣で制作されたNegiccoへの提供曲「キミはドリーム」は、さらCymbals感の増した楽曲になっている。
show business - cymbals
ttps://youtu.be/OxAc55GY11I
以上。

2018-07-13

16歳の夜の将来が怖くてロックを聞きながら夜更かしした疾走

二度と手に入らないモラトリアム、それに囚われたら負けだ

2018-07-11

シャドウバースに殺されました

私は先日、シャドウバースアプリアンインストールしました。

理由はシャドバをやる気力がなくなり、BGM聴くだけで苦痛を感じるようになったからです。

私はダークネスボルブ期からシャドバを始め、すぐさまロイヤルというクラスに心を惹かれました。ロイヤルと聞くと、何だお前も結局脳死グロ使いかよと言う人もいると思いますが、私が愛したのはコントロールロイヤル(以下、コンロ)です。

その頃の私はスタンダードパックからあるレオニダスを軸としたコンロで戦うことに快感を覚えていました。その時からエイラなどの強いデッキに負けることはありましたが、その都度デッキ見直し試行錯誤を重ねることで勝ったり負けたりを繰り返しながらシャドバを楽しんでいました。

しかし、私にはどうしても許せないカードが二つありました。それは「次元の超越」と「リノセウス」です。

これらのカードを軸とした「超越ウィッチ」と「OTKエルフ」に私は長い間苦しめられてきました。

そもそも超越というカードは「自分のターンをもう一回追加する」というカードゲーム全否定する糞カードであり、その発動条件の容易さから「超越は猿以下」と呼ばれるほどでした。

そしてリノセウスというカードも低コストかつ疾走持ちのフィニッシャー型のカードで、盤面にうじゃうじゃと湧いて出てくることからゴキブリ」と称される害虫でした。

いずれも盤面を取り合うというカードゲームの基本を否定した糞デッキであり、相手無視したオナニーでありました。

そしてこれらのカードを使う人に共通するのは、とにかく考える時間が長いということです。

なぜ簡単な足し算さえも出来ないのか?超越使いとゴキブリ使いには2秒で十分なのでないか?そんな疑問が私の頭から離れませんでした。

私の愛したデッキを散々待たせた挙句、結局リーサルかよ、という相手に対して敬意の欠片もない彼らの行動に怒りを感じていました。

この状況で自分の愛するコンロの勝率はみるみる下がり、どれほどデッキをいじっても勝てなくなり、むしろ改造すればするほど勝率が下がるという悪循環に陥りました。何十回、何百回と負けました。しかし、私には「自分の愛するカードで勝つ」という信念がありましたので、ひたすらデッキをいじりながら試行錯誤を繰り返しました。

正直言って、デッキをいじる作業も好きでした。どうやったら勝てるようになるか?まだ誰も知らない戦法があるのではないか?そう考えるとワクワクしてくるという感覚はあの時の自分にはありました。

次の新弾で強いカードが来ればきっとコンロの時代が来るぞ、そう思っていました。

しかし、一向にコンロは強くならず、ドロシー、ヘクター、昏きといったパワーカードたちの餌にされていきました。

この頃からシャドバをやめる友人が増えていきました。理由は「自分の好きなデッキで勝てないから」でした。彼らは自分の愛するデッキで勝てない現実に耐えきれなくなってしまったのです。また、超越とゴキブリに対抗してアグロデッキが台頭してきており、先攻を取ったアグロデッキが勝つというゲーム内容にネット上で「本格スマホじゃんけん」という蔑称をつけられてしま事態となっていました。

そんな状況下でも私は「好きなカードで勝つ」ことを諦めませんでした。自分の好きなカードで戦うことこそが自分にとってのシャドウバースだと信じていました。負けてばかりでしたが、運営から下方修正があり、なんとか戦えるくらいには改善されました。

そしてついに目標であったマスターランクに到達することができました。私は心の底から嬉しく思いました。辞めずに続けてきて良かった、自分は間違っていなかったと確信することができたのです。

それからしばらくして、運営は「ローテーション」と「アンリミテッド」の導入を発表しました。ローテーションでは新弾を含む最新5パックのカードのみで戦い、アンリミテッドではすべてのカードで戦うというルールが新しく追加されたのです。

まりローテーションルールで戦えば、初期のカードである超越とリノセウスに出くわすことは100%ない、という画期的な発想でした。

私はこれを聞いて「ああ、ようやく自分の好きなカードで戦えるんだな」と安堵しました。長く続いた暗黒時代がようやく終わる、もう超越とリノセウスを見なくていい、そう思っていました。

しか現実は違いました。ローテーションとは「新弾で追加された強いカードを使って、先攻で殴るげーむ」と化していたのです。ローテーションは私の期待を裏切りました。信じていました。自分の好きなカードで戦える時代が来ると、運営ユーザーの願いを叶えてくれると。

またレオニダスをはじめとするコンロで使われる一部のカードはローテーションでは使用禁止となっており、そのこともコンロ弱体化を加速させていきました。

私の生きる道はアンリミテッドしかありませんでした。しかし、そこは超越使いとゴキブリが行き場を求めてさまよう地獄絵図でした。私のコンロは為すすべもなく、敗北を重ねました。まるでゴミクズのように彼らは私のデッキを痛ぶりました。それはさながら暴力でした。

私は運営馬鹿にされているように感じました。「お前まだそんなデッキ使ってんの?wwww」「ローテーションは新カードを使う場所から大人しくアンリミで超越に負けてろよwwww」「好きなカードで勝つとか笑わせるわwwww」

こういう声が画面の向こうから聞こえてきました。

もう私の心は限界でした。疲れたのです。シャドウバースというカードゲームに。勝っても負けてもどうでもよくなったのです。

それでもログインミッションだけは続けていました。一年近く続けて情が沸いたのです。しかし、それも先日ピリオドを迎えました。

きっかけはリーダースキン人気投票結果発表でした。この投票では某配信者が声優を務めるカード、「トイソルジャー」が候補にもなったことで話題を呼びました。

残念ながら多くの票を集めたにもかかわらずトイソルジャースキンになることはありませんでした。多くのネメシス使いがこう言いました、「ランクマで使うことのない雑魚のトイソルジャーリーダースキンになったらたまったもんじゃない」と。

なるほど、その理屈は正しい。勝つためにシャドバをしている人にとってトイソルジャー必要のないカードであり、それよりも構築に入るオーキススキンになるべきだと。その言い分は十分にわかる。

ではなぜビショップブローディアが一位になったのでしょうか?ブローディアランクマで一度でも見たことがある人がいるでしょうか?あんな8コス守護で大した効果も持たないゴミカードがどうしてスキンになれたのでしょうか?

ドラゴンスキンにも疑問がありますスキンに選ばれたのは今まで長い間ランプドラゴンを支えてきたアイラではなく、ぽっと出のフィルレインであったこと。ドラジのみなさまは彼女への恩を忘れたのですか?古くなったカードは用済みですか?新しく強くて可愛いカードの方が好きですか?

私は新しく強いカード優遇され、昔からあるカード馬鹿にされていると感じアンインストールしました。

今のシャドウバースは「好きなカードで戦う」のではなく、「新弾の強いカードを好きになれ」という押し付けをしてくるカードゲームです。

二周年を迎えカードの種類は増えましたが、戦えるカードの種類は減りました。

今後のシャドバはごく少数のtier1デッキとアグロデッキがローテーションを支配し、超越とリノセウスがアンリミをさまよい続けるでしょう。

トップランカーが大会専用の特殊デッキを開発することがあってもそれはランクマで勝てる訳ではありません。あくま大会用なのです。

カードゲームとは勝つためだけにやるものではありません。先攻を引くものでもありません。

誰もが自分の好きなカードで戦うべきなのです。カードゲームとは勝敗以前に楽しむものからです。

みんな同じデッキ、同じカードしか戦えない今のランクマッチ環境カードゲームとして間違っています

自分の愛するデッキで戦えないシャドウバースは間違っています

この問題解決しなければ数多のカードゲーム同様、シャドウバースもまたパワーインフレの末に忘れ去られていくでしょう。

2018-07-09

オナニーすると全力疾走した後みたいな疲れ出るんだが何なんだこれは

2018-07-05

チャットモンチーラストライブ感想

先日チャットモンチーラストワンマンライブがありました。

正直いうとここ数年のアルバムほとんど流し聴き程度でまともに聴き込んでなかったです。

高校時代から10年近く聴き続けてきた思い入れもあり足を運んだ、という次第なのでそんな人間感想としてみてください。

前半は最新アルバム誕生から

後半は懐かしのナンバーを今の編成でという内容。

色々と思うことがあるので箇条書きで。

誕生というアルバムについてはアークティック・モンキーズAM的なじっとり感があると思うけど、一般的にはどんな評価なでしょうか、ラストなのがもったいない良いアルバムです

誕生からの曲は今のえっちゃん(えっちゃんかいってキモくてすみません)のバンドが終わりに向かう放心状態感?とか哲学感?が現れてて、達観した感じにゾッとしました、素晴らしかったです

・後半パートが始まる前のスライドショーは辛かった。2005年2018年までのチャットモンチーを振り返る内容。くみこんがいなくなる時のえっちゃん目が死んでた。闇堕ち。

・後半パートで全身白い服に着替えた2人が柔らかい光につつまれてる様は、正直お葬式的な雰囲気がありました…でもこれ絶対葬式じゃん!とは言えないギリギリライン演出で…これを考えた残酷大人すごいな。

・どなるでんわどしゃぶり、さよならgoodbye、LastLoveLetter等疾走感あるかっこいいめの曲が立て続けに演奏されてました

えっちゃんがついに涙を見せたのが真夜中遊園地の「どこに向かって行くのだろう何が真実なんだろう幸せが両手広げて抱きしめてくれるというのに」の部分だったのが辛かった、他にも泣き所あったと思うけどここなんだなっていう。

東京ハチミツオーケストラ「そんなに甘くはないよって早く誰か教えてよ」とかサラバ青春「ほんとにこのまま終わりなのかってことさ」とか「大人になればお酒もグイグイ飲めちゃうけれどもう空は飛べなくなっちゃうの?」とかかつての自分達の言葉が今のバンドに跳ね返ってきてる姿は何か深い業みたいなものを感じてめちゃくちゃ泣いてしまいましたね。

ラストはサラバ青春。あ、最後ギターひかないんだって思っちゃった。個人的にはひいて欲しかった…

途中にバンドサウンドの曲を立て続けにやったあたりから感じたんですが、かっこよくて楽曲評価されるチャットモンチー、いわゆる世間的なギャルバンから卒業みたいなものバンドは目指してたと思うんですよね。懐かしい曲で盛り上がるより今を最高点としていたいような感じに見えたし。

でも可愛い声とキャラクターを持つえっちゃんが、かっこいいものに向かってひた向きに進む姿がまた更に可愛くて、健気で応援したくなる要素を持っていて、

(ヒットの為の何かしらの方針とかもあったと思いますが)結果はアイドル然となってしまったりバンドサウンドでかっこよく見せたりスタンスがよくわからなくなって、かつての若いファン大人になるにつれて離れていってしまったような気がしました。

売れるって難しい。いや結果的に上手くいったかチャットモンチー一時的にめちゃくちゃ売れたんですけれども…

あとは、あっこちゃんがすごく頑張って引っ張ってくれてた事も印象的でした。実は一番色々細かく考えて立ち振舞ってくれたのはあっこちゃんなんじゃないかな。すみません、内情はよく知らないですが。

結果的に終わりを迎えたけど、13年間バンド継続してしかラストライブ武道館で開催出来る事っていうのはそう簡単に成し遂げられる事じゃないので、それを人生の誇りとして胸をはって生きて欲しいなって思いました。ライビュでしたがめちゃくちゃ泣きました。ありがとうございました。

以上です。

同棲ブルー

付き合っている人がいる。一つ年下で、社内恋愛中。

何かあったらお互いにすぐに話すようにしているので、喧嘩らしい喧嘩は発生しない。

振り返ると、真逆なタイプ人間同士でよく関係が続いたもんだと思う。

こっちは菜食より、あっちは肉食より。

こっちはネガティブ、あっちはポジティブ

こっちはインドア、あっちはアウトドア

でも、それぞれ自分たちなりに解決したつもりだ。

自分は肉をよく食べるようになったし、向こうも嫌いな野菜が減ってきた。

すぐ根暗に全力疾走しようとする自分を全力で止めてくれたり、逆にポジティブ街道ひた走る相手を止めたり。

屋内スポーツちょっと遠くの大型ショッピングモールに行ったり、モンハンが世を賑わせてる頃に部屋にこもって過去作のモンハンを一からやったり。

とにかくそんな感じで、少しずつお互いを尊重?というか自分にない部分を尊敬して、取り入れて楽しい毎日を過ごしている。

楽しい。本当に楽しい。なのに、どうしてこんなに不安になっているんだろう。

自分たち関係は、それぞれの上司や近しい人達は知っている。応援もしてくれている。冷やかしたりする人が居ない、良い職場だ。

最初に年齢について触れたけど、自分たちはいわゆる『結婚適齢期』らしい。

相手方の上司と話をした時に「(お互いに)ご両親には会ったの?」と言われたのだ。

こういう話は、上司だけに限った話じゃない。共通の友人からは「いつ結婚すんの?」と言われ、別な友人夫からは「早く結婚すりゃいいのに」と言われる。

自分の周りの数少ない友人達ほとんど結婚しておらず、おかげさまで結婚式に呼ばれたことなぞついぞ無い。

一方で、相手は交友関係が広いためか少し前に結婚ラッシュあい、『ご祝儀貧乏』にまでなったようだ。友達が多いって大変なんだな…と当時は思ったものだった。

そう、結婚なんて自分とは縁遠いものだったのだ。これまでは。相手がどうかはさておき。

話は変わるが、自分は割と先を見て今を生きるタイプだ。相手は、今を見て今を生きるタイプだ。

どうしてここまで違うんだろうと笑うくらい、人生観すら違う。

そんな人生観すら違う男女が、近々同棲しようという話にまで発展してきている。

いつかは一緒に暮らしたいという話をしなかったわけではない。ただ、自分は何ヶ月も前の段階から話の内容をつめていきたいタイプだった。

こういうタイプの人って、自分の欲しいものを選ぶ時に凄く時間かけて似てるようで違うものをいっぱい並べて吟味したりしない?自分はする。

相手はと言うと、その時に考えたら良いというタイプだった。欲しいものもその時直感でコレ、と思ったものを買うタイプ

から同棲についてもやっと相手にとってのホット話題になったのだ。自分の住んでる部屋の更新期限がもうじきだから

今月から、色々な物件内見して回る予定で。いい部屋見つかるといね~なんて話したりもしている。

それすらも楽しいし、とても幸せことなのに。なのにずっと、ずーっと不安が消えない。

多分これは『同棲ブルー』と呼ばれるものなのだと思う。今はなんでも『なんとかブルー』って言葉があるんだなぁ。サッカーは観ていないけど。

ただでさえ自分ネガティブなのだ。悪い方に考えないでどうするというのか。

「これは、結婚を見据えた同棲なんだよね?」

重てぇー!こいつ重てぇー!って感じではあるが、そう思ってしまってるので仕方がない。

今更不安になる事なんて何もないはず。日頃の会話で、先の話をする時もあった。相手完璧に今しか見てない訳じゃない。事あるごとに不安を抱く自分と同じ目線で考えて、持論を展開してくれる。逆もまた然りだ。

…でも、明確なその『結婚』という言葉だけは口にしない。まぁ、お互い様ではあるが。

「いつ結婚するの?」には「先がどうなるかはわかりませんから」、「早く結婚すりゃいいのに」にも「先々の事はまだ、ね」とお互いに言っていた。

確約された未来はない。どっちかが盛大に事故って死ぬかもしれない。寝たきりになるかもしれない。二度と顔も見たくないレベルにまで発展する何かがあるかもしれない。

たくさんの『かもしれない』を胸の内に抱えている限り、はるか先のことを決めてしまうのは良くない。と自分は思う。相手はどうか知らない。

…単純に、今考えてないだけで、したいと思ったらするのかもしれないが。可能性は捨てきれない。ありえるから困る。

とち狂って「結婚を前提に一緒に住んでくれ」と言い出しそうな程度には追い詰められている。

こちらの仕事の都合で、相手ロマンティックに告白する予定だったデートをおじゃんにした罪があり、その他にも様々なフラグを壊してきた自分が下手になにかしたらまた可哀想なことになるかもしれない。

考えてないことはないだろうけど、何も考えていないだろう相手に焦らされ続けて、終わりのないそれをずっと持て余している。

ひと思いにやってくれ。頼むから

自分がやらかす前に。

2018-07-04

児童相談所から施設に送られてこの世の闇を見た話 ①

今となってはもう笑い話だから書こうと思う

俺の幼年期時代はよくある話だった

「両親が離婚し、母親に引き取られ、母親おかしくなり、祖母に引き取られたが祖母が急死した」

不幸の連鎖である

そうではあるが、謎の明るさを発揮していた

かくして当時中学生だった俺は引き取り手がいなくなり、児童相談所が速攻で俺のことを発見した

祖母葬式が終わり、とりあえず学校に行って下校している途中だった

二人組の男女が現れて

児童相談所から来た」「一時保護する」「車に乗ってね」

まあ端的に言うとそんなことを言ってきた

すっかりひねくれていた俺は何をしたかというと、全力疾走で逃げた

俺は一人で生きたかった。お婆ちゃんの家で一人で生きていくんだ(中学生安易な発想だけど、かわいらしいだろ?)

俺はそのまま近くの公園に行った

学校同級生シンジいたことを覚えている

ヤツとは友達の友達と言った具合で、そこまで仲がいいとも言えない関係だったが、何故かキャッチボールに誘われてキャッチボールをした

「お前のばーちゃん死んじゃったんだってな。頑張れよ」

キャッチボールをしながらシンジはそう言った

公園あと家に帰ると、パトカーが何台も家の前に止まっていた

祖母が死んだときよりも来ていた

俺は何食わぬ顔で家に入ろうとしたが、警官ゾロゾロゾロっと現れて地面に押さえつけられて取り押さえられた

そのままパトカーに乗せられ警察署に連れて行かれた

俺は警察に捕まってからずっと号泣していた

「なんでこんな目に合わなきゃならないんだよ」

それだけだった。ただ家に帰りたかっただけだった

警察署でしばらく待っていると例の児童相談所職員二人組が現れて俺を児童相談所に連れて行くことになった

こざかしい俺は涙と鼻水まみれの顔で

拒否権は?」   

的なことを言っていたが、そんなものはいらないような強制力が一時保護と言う制度には与えられているようで、本人が拒否することはできないということを説明された

俺は相変わらず泣いていたが、観念して連れて行かれることにした

もう前通っていた学校には通えないと言われたのは児童相談所についてからだった

笑えるぜ

続きは別に書きます☆(ゝω・)vキャピ

チャットモンチーの完結、マスドレの復活

チャットモンチーが「完結」する一方で、マスドレ今日7月4日、8年ぶりにオリジナルアルバムを発売した。タイトルは「No New World」

マスドレことMASS OF THE FERMENTING DREGSは知る人ぞ知るガールズバンドだ。厳密に言えば元ガールズバンドだが。

もともと3人の女性構成されていたこバンドは、11年前にEMIミュージックジャパン主催オーディションにて高評価を受けデビューアルバム発売の機会を得たことで注目された。ナンバーガール見出し加茂啓太郎が関わったこオーディションは、特典としてこれまたナンバーガールプロデュースで知られたデイヴフリッドマンと共にレコーディングが出来るというもので、ロキノン系ファンの関心を引くものだったのだ。

今はどうだか知らないが概してロキノン系ファンというものは、流行ものが嫌いだが権威主義であるMステ常連バンドリア充に食わせて、自分雑誌経由で知ったビクターのSpeedStarやEMIのGreatHuntingが激推ししているバンド洒落込んだつもりでいる。

当時はサカナクション相対性理論ニューカマーとして取り上げられていて、マスドレ含めそんなバンドたちの曲を僕は下校途中にMP3プレーヤーリピート再生していたものだ。

マスドレデビュー前にドラマーが脱退したためサポートメンバーを迎えて活動していたものの勢いは衰えることなく、くるりトリビュートアルバムに参加したり2ndアルバムを発表したりしていよいよ2010年メジャーデビューが決まった。同時にサポートメンバーであった吉野功が正式バンドに加入し、いよいよこれからと思った矢先、同年12月ギター石本知恵美が脱退した。

ディストーションディレイきらきらした轟音を体から絞り出すようにかき鳴らしていたそのギタリストは持病の治療のために離脱してしまった。「ひきずるビート」という曲にて歌われる

足を止めずにどこへ行くのか

ここがどこかも分からないまま

加速していくだけのビート

いま、消えそうだよ

という一節が疾走感のあるバンド雰囲気と相まって悲痛な叫びのように聞こえた。

オリジナルメンバーVo/Ba宮本菜津子だけになったマスドレはぱたりと話題にあがらなくなった。追い討ちをかけるように一年後に吉野功もバンドから離れた。事実上解散である

バンドの持ち味であるこだまする様に響くギターベースの音、牧歌的にもシャウトしているようにも聞こえるボーカル破滅的な歌詞。それら全てがこのバンド燃え尽きてしまうことを暗示していたかのように聞こえて、長い間僕はマスドレ聴くことを避けるようになってしまった。

チャットと同じようにマスドレメンバー離脱で空いた穴に悩まされたバンドだ。

チャットモンチー2011年高橋久美子の脱退でそれまでの様な活動ができなくなりさまざまなスタイル紆余曲折した。マスドレ宮本菜津子が砕け散ったピースを少しずつ再構築していた。2組のバンドにとって時代2011年で一旦終わっていて、それから2018年までの7年間は次の時代のための模索期間だった。

僕が好きだったのは3人のチャットモンチーであり、石本知恵美のいるマスドレだった。でももう全て変わってしまった。

マスドレの「終わりのはじまり」という曲にはこんな一節がある。

歩いて行けば

ここから続いていく道は

君の思い描く色に染まっていくよ

さよならこんにちは

繰り返しているんだ

君もぼくも同じ今日のもと

バンド解散メンバー同士の別れではあるが、各メンバーのこれまでの功績と今後の活動は同一線上にあって決して分断されない。別れや出会いで区切られているように見えるだけ。「No New World」"新世界ではない"というようにマスドレメンバーが変わっても、かつてと地続きで繋がっている。

僕はチャットモンチーメンバーがすっぱり別れていくのを見届けるため「誕生」をちゃんと聴き直したい。

そして戻ってきたマスドレを迎えるためにはやく「No New World」を聴きたい。

anond:20180703230839

2018-06-30

anond:20180630140653

ほんとこういう話には「頑張ったら損」みたいな話出てくるけど、

「有名企業幹部になれる」っていうニンジンで全力疾走してくれる人間は履いて捨てるほどいるわけよ。

2018-06-16

RADWIMPS HINOMARU問題炎上したのは

愛国心ではなく「靖国くささ」が原因だ

ここを論点に据えてないから「愛国心のもの危険」みたいなこと言っちゃう奴が出てきて

ただの言論弾圧に見えてしまうのだ

比較対象として、菅田将暉の「見たこともない景色」を例にしてみよう。

この楽曲自体「おっ、RADパクリか?」と思うほど、歌い方やアレンジRADくさい

バンプというよりRADらしいエモい和性オルタナ疾走曲だ

RAD野田は影響されやすメンタルなので、この曲に対抗心を燃やしていたのは間違いないだろう

で、この曲のサビがすごい

日本の風に背中押されて

日本太陽未来照らされて

泥臭くていい

かっこ悪くていい

そこから見える景色

同じ景色を見よう



日本連呼してるだけじゃなく

神風太陽崇拝(神道)を思わせる歌詞

なかなか右翼的だなと、当時は衝撃を受けたのだが

不思議ネットはざわつかなかった

それに対して今回のRADHINOMARUの何がやばいのかと言えば

一つは言葉の使い方による「明治から昭和初期感」

「この体に流れゆくは御国御霊」という民族主義的な価値観

さらには「御国」「御霊」というガチ右翼感とガチ宗教感を押し出したことにあるだろう

明治昭和初期、民族主義ガチ右翼ガチ宗教ミックスされるとそこに導き出されるのは靖国である

広いスパン日本をとらえた「見たこともない景色」に比べ

HINOMARUは非常に戦時中意識したように聞こえるし、加えて新興宗教靖国神社を連想させているか

気持ち悪いのだ

愛国心と言いながら、日本を大きくとらえられていない感じがネトウヨくささを感じさせる

俺も右翼だし表現の自由は守りたいから、HINOMARU自体を歌うなとかは言わない

ただリベラルとか左翼のやつらは批判するならもっと適格にやってほしい

2018-06-15

anond:20180615080712

半数以上のおっさんは全力疾走できないよな

久々に走ってみるかなあ

2018-06-07

悪い人に攻撃しても問題ないと考えている人のことを考えた話

久しぶりにパワーポイントでもエクセルでもない場所キーボードで打ち込んでいます

こんばんは。JaJapaneseです。

以前から、なんか納得のいかない…許せないものがありまして。

「”悪い人”を見かけたら、例えそれが自分関係ない第三者でもいくらでも攻撃していいと思ってる人」いるじゃないですか。

それで実際に攻撃してる人を見ると心に黒いものが生まれてくるんですけど、

何故それを許せないか何が悪いのかその理由自分の中で納得できたか文字に起こそうと思います

結論だけ書くと、「その思想のせいで更に場が荒れ、必要以上に加害者被害者を生み出すから」です。

組織組織の話は今回は省きます正当防衛・過剰防衛の話でもないです。

また、V●Pで仮想敵を叩きまくってる話も関係ないです。そして今まさに、私も仮想敵を叩こうとしています

今回はあくま個人である第三者が"悪い人"を勝手攻撃するパターンについての話をします。

これから3つの話を書きます

それぞれ、加害者被害者、「”悪い人”を見かけたら、例えそれが自分関係ない第三者でもいくらでも攻撃していいと思ってる人」(表現上、話の中では"わたし"とする)が出てきます

SSとか書いたことないのでなんか適当になるかもしれませんが、流れだけ掴んでいただければ大丈夫です。

では、始めます

わたしは銃を持っている

わたし狩猟の帰りに住宅街を歩いていた。

しばらく歩いていると、交差点道路に倒れている人が視界に入る。

何があったのかと駆け寄ってみると、すぐ側にはバットを持った人がいて、

今まさにそこから逃げ出そうとしている人へ殴りかかろうとしていた。

わたしが止めるよりも早く、そいつは逃げようとしていた人を殴り倒し、こちらを振り向いた。

そいつは「違うんだ!」と叫んだが、そんな事は知ったことではない。

わたしは銃を持っている。そして、目の前には通り魔がいる。

悪い人に攻撃しても何も問題はない。わたしは銃のトリガーを引いた―――

次が2つ目の話。

わたしは車に乗っている

わたし住宅街ゆっくり運転していた。

しばらく走っていると、ひったくり現場を目撃してしまう。

鞄を持って逃げ出す犯人。追いかけることのできない被害者

わたしは悪い奴が許せない。故にまず犯人を追いかけることにした。

路地を曲がって逃げる犯人。追いかけるわたし

まらない犯人を止める唯一の方法脳裏に浮かび、わたしはそれを実行する。

わたしは車に乗っている。ひったくりを止める為には是非も無し。

わたし犯人を跳ね飛ばし、止まったことを確認して車から降りた。

そして取られた鞄を取り返し、急いで車の方へ戻ろうとした―――

最後に3つ目。


わたしバットを持っている

野球練習を終えた帰り道。わたし住宅街を歩いていた。

しばらく歩いていると、全力疾走路地を曲がってきた人が視界に入る。

何事かと見ていると、なんとその人を追いかけている車がいるではないか

走る人は逃げ切れるはずもなく、その車に跳ねられてしまう。

唖然としていると、車から人が降りてきて、その人に駆け寄るのが見えた。

あろうことか、そいつは鞄を奪い車に乗るため走りだそうとしている。

―――強盗だ。幸いこちらには気付いていない。

わたしバットを持っている。凶悪強盗犯をそのままにしていい訳がない。

わたしそいつに駆け寄り、バットを振りかざした―――

と、いうことで3つの話でした。

察しのいい人はとっくに気付いてると思いますが、それぞれの話を繋げると…

ひったくられた被害者Aとひったくりをした加害者Bに対して、

轢いた加害者Cと轢かれた被害者Bがいて、

バットで殴った加害者Dと殴られた被害者Cがいて、

撃った加害者Eと撃たれた被害者Dがいるわけです。

現実世界でこんなことにはよっぽどならないでしょう。

でも、インターネットでは稀によくあるような気がしないでもなくないですか?

仮想敵なのでないかもしれませんが。

わたし”のせいで無駄に場が荒れるからダメなんだと自分が納得したのは、こういう視点での連想ができたからです。

本来であればAとBだけの話だったのに、C,D,Eまで…ひょっとしたらそれ以上を無駄に巻き込む可能性があるわけです。

からこの考えを持つのはよくないと思ってるし、許せないんだなって納得できたわけですが。

じゃあどうすればいいのか。てめーはいつもそうやって問題提起だけして去りやがってって思うでしょう。

自分なりの解決策を書いていきますが、多分蛇足になります

まず、攻撃する前にちゃんと考えましょう。

Eはちゃんと話を聞けばDはバットを捨てて降伏しているかもしれない。

Dは回り込んで立ち塞がればCは事情を話したかもしれない。

でもCは…?ひったくりを見逃してどうなるの?ってなりますが。

次に、悪には立ち向かうのではなく、悪を裁く権利を持った組織しかるべき処置を取ってもらいましょう。

CがすべきはBへの攻撃ではなくAの安全確認と状況把握です。

ヒーローがすべきは正義を持って悪を裁くことではなく困った人を助けることだと思ってます

そもそも、ひったくられた鞄の中身が”ざまあみろ”と書かれた紙一枚で、

治安が悪いその街ではダミーの鞄を持ち歩くのが常識かもしれません。わーい後出しじゃんけんだ。

悪を裁く権利を持った組織が全く信用できないかわたしが裁くんだっていうのは…

さすがに知らんけど、あなたがそれをした瞬間個人が悪を裁く行為連鎖が起きていくわけです。

それでもっていうのであれば、あなた諸悪の根源になる覚悟を持ってください。

そして裁いてしまったならちゃんと裁かれてください。


ということで最後に。

書きながらよくわからなくなってるのでよくわからなくなってます

わざわざ書く必要があったのかなかったのかもわかりません。

でも、こうやって書いて、もし誰かが新しい何かに気付けたら、

誰かの反応によって自分認識を深められたら…と思ってそのまま投下してみます

拙い文章ですが最後まで読んでくれてありがとうございますJapaneseでした。

2018-05-29

5/28

自転車疾走する夢

5/29 火

鬼に追いかけられる夢

2018-05-14

anond:20180513214313

ふざけんな!

はじめっから俺に選択肢なんてねえんだよ!

友達はいねえ!

彼女もできねえ!

まして「なんで結婚しないの?」なんて会話自体成り立たねえ!

はじめっから俺に話しかける奴なんかいねえんだ!

そんなのは10年に一度レベルレアイベなんだよ!

合コンに誘われるだけ良いだろうが!

目の前に座ってるだけで向かいの子苦笑いされるような雰囲気してないだけましだろうが!

お前に俺の気持ちが分かるわけがねえ!

抱えきれないほどの選択肢をぶら下げておいて苦労人ぶってんじゃねえ!

バレンタインデー花輪くんみてえに鼻につくんだよ!

死にてえなら死ね

消えてえならさっさと消えろ!

世の中には絵になるネガティブ野郎と絵にならねえネガティブ野郎がいるんだよ!

てめえは前者だクソッタレ

やる気にならなくても生きていけるだけましじゃねえか!

ときどき立ち止まって生きてく意味についてゆっくり考える余裕があるだけましじゃねえか!

こちとら生まれてこの方全力疾走だよ!

そうでもしねえとパフォーマンス悪すぎて食ってけねえんだよ!

てめえのネガティブは全部ファッションだ!

明日になったら着替えられる程度のペラペラだ!

本場のネガティブ舐めんじゃねえ!

2018-04-26

しあわせは、「にゃー」と鳴く

育児放棄された子猫保護し、「りゅうのすけ」と名付けて半年が過ぎた。

りゅうのすけは落ち着くどころかさらに元気が増し、家族みんなで毎日てんやわんやだ。

家中を全力疾走で駆け回っていると思うと、トイレットペーパーを咥え何食わぬ顔で自分寝床に行きビリビリにちぎり始める。

「りゅうのすけ!!! 駄目でしょ!」

家で一番怖い母に叱られてもりゅうのすけは萎縮するどころか、トイレットペーパーを取られまいと咥えて逃げるのだ。

それからは、りゅうのすけと母の闘いが始まる。

本来ならば私もその闘いに参加しなくてはいけないのだが、りゅうのすけと母のやり取りが面白く笑ってしまい私は使いものにならないのだ。

りゅうのすけの行動一つ一つが、私を楽しませてくれる。

りゅうのすけがいない日々だってしかった筈なのに、今では私の日常に「りゅうのすけ」はなくてはならない存在になっていた。

半年前には、想像出来なかった自分がいることに驚きを隠せないでいる。

休日のある日。

軽く昼寝をしたら、予想以上に寝てしまい「なんてことをしてしまったんだ」と自分の行いを後悔していると私のお腹を枕に寝ているりゅうのすけが目に入った。

「んー、んー」と寝言を言いながら、りゅうのすけの小さなお腹上下に動く。

そんな姿を見ているとなんと表現したらいいのかわからない思いが、胸からこみ上げてくるのだ。

「ねぇ、どんな夢を見ているの」

私は、幸せを優しく撫でた。

2018-04-17

ぼくは下戸下戸下戸下戸

子供の頃からアルコール綿で腕が真っ赤になる子供だった

成人してからは、お酒だと缶チューハイ1缶飲んだら尋常じゃないくらい赤くなって動悸がしてくる

それ以上飲むと気持ち悪くなる

どれくらい気持ち悪くなるかというと、50メートルを息止めて全力疾走たらこんな感じだろうか、という苦しさ

そんな感じで日常酒を飲まずに、飲み会には常にシラフで陽気にを信条に参加しながら30代も半ばを過ぎたけれど、正直お酒飲む人うらやましい

まずワインとか日本酒とか、そもそもお店で選んでところを見る時点でなんかカッコいいし大人っぽい

何年もののなんとかーとか、どこそこの蔵のなんとかーとか、お酒ってウンチク豊富だし

私なんて輸入菓子目当てにやまや入るのもなんか気がひけるのにさ

1人でBARとか行きつけのBARとか駆けつけ一杯とか家呑みとか憧れる

私も行きつけのBARマスターとか欲しい

家で熱燗とかつけてみたい

飲みながら料理とかかっこよすぎてドラマみたい

あとスポーツバーサッカー観戦とかもしたい

記憶を失うくらい楽しい思いをしてみたいし、目が覚めたら河原にいたとか電柱抱えて寝てたとかカーネルサンダースと手を繋いでたとか、ハードボイルド経験もしたい

ちょっと美味しいものつまみつつ一杯だけお酒飲んで人を待つ…みたいな小洒落たこともしたい

お酒飲んで誰かに迷惑かけてみたいし、誰かにお酒の勢いで甘えたりもしたい

お酒で失敗してそれを翌朝後悔してみたい

酔っ払って何度も壊れたレコーダーみたいに同じセリフを繰り返したい

公衆面前感情のタガを外してみたい

お酒飲めたほうが誰かと深く仲良くなるの、早いと思うんだよ

いいなー酒飲み

でもこういうことをそれとなーく大酒飲みの人に言ってみたら、

「酒飲みは金かかるよ…」と遠い目をして言われたから、強い人はそれはそれで困ることもあるんだなって思うけれど

人生結構割合お酒飲めないせいで損してる気がするなー

2018-04-10

好きな事で生きていくとかしないか

YouTube再生回数が9800回(チャンネル全体)だったとき、「一万回再生されれば動画広告が貼れる」って条件が、

2018年2月に、動画再生延べ時間が4000時間チャンネル登録者数が1000人、ないと広告貼れないってことになった。

YouTuberは諦めようって思ったし、

疾走したら掌の上って感じで、気持ちが虚無になった。

まあ落ち込んだけど、YouTubeは続けつつ、再生回数ことなんかもう知らない気にしない好きなことしかやらんって決めたし、今は元気だから大丈夫

だけど、四月は好きなことで生きていく的な話をネットでいっぱい聞いてなんか、もやっとしたからなんか言おうかなって。

容姿が良くて、口がうまくて、要領がいい人にリアルで負けるからって、好きな事に逃避したって、

その好きな事の世界でもやっぱりそういう人が強いし、そうじゃなくて強い人はもう凄まじくてすごい。

それでもかれら謙遜してるから自信持てよって思うんだけど、それが掃いて捨ててもまだ山ほど、いっっぱい凄い人がいて、両方持ってる人もいて、

リアルを捨てたら火傷するってほんとに思った。

細く長く一生好きなことができたらきっと大満足じゃないかな、大多数の人は。

90歳だけどギター渡されたらEmくらいいけるよー。みたいな。

煽る人たちだって、「好きな事で生きていける」って言う事が、やりたかたことかっていうときっと違うじゃん、

みんなほんと文章力強いし、読んじゃって悔しいけど、地に足付けてやってくから、好きな事で生きていくとかしないから私。

2018-03-23

[] 2018香港深圳広州の旅 Day.0-1





Day.0


出発前


3月人生で2度目の自分計画した海外旅行に行くことにした。

行き先は香港

以前、ここで台湾への旅行記を書いた。

今回も書きながらの旅行としたい。

きっと長くなる。気が向いた人が読んでくれると嬉しい。

あと、誤植は多分沢山あるけど、気にしないで欲しい。

読みすすめる内に、理由何となくかると思う。


さて、なぜ香港に決めたのかというと、昨年の台湾旅行自分としてはとても良く、「意外と一人でも海外に行けるものだな」と思ったのと、台湾で現地の料理を食べたことで、香港大陸の人はどんなものを食べているのか興味を持ったこと、そしてこの界隈で話題になっている、2次元バーコード決済をこの目で見て見たかたからだ。

また、自信を持ったとはいえ語学の怪しい自分にとって、台湾の次に行きやす海外はどこかとなった時、香港韓国くらいしかなさそうだ、というのもあった。

ただ、今回は、現地ガイドが入出国に付き合ってくれた台湾と違い、全くの1人となる。

ハードルは1段、いや2段くらいは上がったと思う。

ルート出国香港深圳香港広州香港帰国

旅行には達成目標を定めて1個1個クリアして行くタイプだけど、目標のいくつかは低めに設定した。

まずは出国して、空港からホテルにたどり着き、英語広東語チェックインすることからだ。


今回の出発便も前回と同じ様に羽田発の早朝便。

旅行になるといつもそうなのだが、夜の移動や待機時間眠ることができなくて、こういう時に定刻まで眠れる人が羨ましいと思う。


とはいえじっとしているのも辛いので、現地で言葉が通じなかった時のために、メモ帳イラストを描いたり、簡単広東語のおさらいをしたりした。

広東語に関しては本を買ったり、3ヶ月間、広州香港の人のYouTubeを見たり、香港ポップスMVを見たりしたが、聞き取れるまでに至らなかった。

同じ発音でも発する声の高さで意味が変わる広東語は、単純に「話す、聞く」というフィジカルな部分がとても難しい。

翻訳アプリ広東語を話して翻訳させるという手段練習したが、どれくらい通じるものか。

広州出身レイちゃんYouTubeで教えてくれた「片思い相手を呼び出して告白する時のシークエンス」を使う機会はなさそうだ。


ところで、深夜の羽田空港国際ターミナルで周囲を見渡すと、共に出発を待つ人達がやけに若い

そうか、3月卒業旅行シーズンか。

ベンチの向こうでは、大学生と思しき男子の一団がUNOらしきゲームをやっている。

時間の潰し方に若さを感じるなー。





Day.1


上晝・晏晝


機内に日本語が飛び交ったせいか、やや弛緩した気分で香港国際空港に到着したのは現地時間11:15分頃。


香港は南国なのでやはり少し蒸し暑い

長い長い入国審査の列に一瞬うんざりしたが、審査員は列を誘導して次々と人を通して行く。

さすが世界でも有数に人が行き交う空港だけあって、手際がいい。


さて、ここ空港で、まず3つの問答をこなさなくてはいけない。

1.「日帰りで深圳にいき、翌日広州に行くために必要ものはあるか」

2.「香港ドルに両替してほしい」

3.「オクトパスカードが欲しい」


入国審査の体格の良いにいちゃんに緊張しながらたずねる。

「我想去深圳一日遊、下個聽日、想去廣州。要乜嘢?」

「◯×◯×◯×…」

しまった、ちょっと懸念していたけど、「決まり文句は話せるのものの、聞き取れない」というのは思った以上に深刻だぞ。

なまじ話せるだけに、向こうもちゃんとした広東語で返してくる。

かなりビビったものの、いかつい面相と違って親切なにいちゃんは、「乜嘢?」と聴き返してくれて、「日本人ビザはいらない」と笑顔で答えてくれた。


しかし次の両替はもう少しハードルが高く、言っていることを聞き取ってもらえなかった。

「港幣」という単語でなんとかクリア英語の方がまだマシだったかもしれない。


オクトパスカードの購入も一悶着あり、「我想買八達通」と言うと、「いくつかの選択肢があるが何が欲しいのか」と多分言っているであろうことを聞かれ、当然答えられないので、お互い困り顔で天を仰ぐという有様。

「weit here」指さされた列に並び、列に従ってたどり着いたカウンターでなんとか購入することができた。

ちょっと凹むが、一応やりたいことは1つひとつクリアしているのであり、60点くらいのクオリティであると納得するしかいかぁ。

それにしても腹が減った。

香港時間12:00。

昼の時間だ。


一瞬、マクドナルドで済まそうと思った昼食だが、空港散策すると、チャーハンとか、カレー煮込み的な何かなど、いかにも香港っぽいものを出している店があったので、せっかくなのでそこにする。


「loast goose,milk tea」何より食券売りのお姉ちゃんが怖かったので、無理をせず英語で注文する。

食券を渡してしばらくするとおばちゃんが叫んだ。

「ンーロッパーツァッ」「あ、5687番か、俺だ」数字の読み方勉強しといて良かった。


香り米の上に乗ったガチョウのモモ肉はアッサリしていた。

やはり南洋中華料理台湾と似ていて、全体的にあっさりしているらしい。

でも全部食べたら丁度いいような味付け。

また日本に戻って塩味のキツさにびっくりするんだろうな。


下晝


空港からエアポートエクスプレス香港駅へ。

地下の無印良品には日本語パッケージ商品が並んでいて驚く。

ローカライズされてないんだな。


香港からMTRを乗り継ぎ、ホテルのある尖沙咀へ。

オクトパスカードを買っているので移動が楽。

やはり海外旅行では交通系ICカードは強い味方だ。

日本気候に合わせてきたので、香港の蒸し暑さに少し参りながら、尖沙咀駅に降り立ち、地上に出ると、その光景に圧倒されてしまった。

香港は狭くて人が多い。

しかしこの尖沙咀のごった返しぶりときた日には。

人の多さもその人種も、行き交うスピードエネルギー尋常ではないカオスだ。

平日の昼でこの有様だと、旧正月のようなイベントにどうなるのか想像もできない。

この異常なくらいエネルギッシュな街で暮らすというのはどういうことなのだろうか。

蒸し暑さと人のエネルギーに当てられて少し疲れてきた。

ホテルチェックインして一休みしたい。


尖沙咀ちょっとだけ外れにあるホテルが今回の宿だったが、実際見てみると思った以上に大きくて驚いた。もう少しアットホームホテルじゃないか勝手に思っていたので、少しビビる。

さてここで次の目標、「英語広東語チェックインする」だが、レセプションの小柄なお姉さんに広東語がまったく通じない。

それでもカタコ英語チェックインはできたが、「日本語できる人いますか」さえ通じず、ちょっと凹みつつモチモチャやってると、50代くらいの女性に声をかけられた。

「何かお困りですか」日本語だ。

英語部のリーと言います。何かお困りでしたら、お伝えください。」

助かった。

これでシャワーの使い方がわからなくても、失敗して鍵を部屋の中に忘れて閉めてしまってもなんとかなる。

もちろんそんなことがなければ一番だが。


尖沙咀がどんなところかと問われれば「新宿銀座青山道頓堀を配分がどうとか考えずにグチャっと混ぜて、そのまま沖縄に放り込んだような場所」だ。

ヴィトンの斜向かいに怪しいインド系人達がたむろする巨大な雑居ビルがあり、そのあいだのヤシの木が植えられた大通りを2階建のバスが怖いくらいのスピードで次々と疾走する。

件の怪しい雑居ビル重慶大厦で両替をしながら「こんな暑いところでこのエネルギーで生きていて疲れないのだろうか」と思った。


それにしても尖沙咀はいままでちょっと記憶にないくらい騒がしい街だ。

まりの勢いに耐えかねて、中環に向かう。

中環からのんびり歩いて上環に向かいお茶でも物色しようか。

地下は幾分か落ち着いていて、ちょっと札幌の街を思い出す。

ガイドブックによると中環から上環にかけては、ややゆったりしたエリアらしい。


途中、MTRを乗り継ぎ、地上に出る。

どこがだよ、ここも騒がしいじゃねーか。

ちょっとへんな笑いが出てきた。香港すげーな。

お茶を買いに行くまで元気が持つだろうか。

エネルギー補給ついでにタスクをこなそう。

鴛鴦茶とパイナップルパン軽食をとる」

メロンパンとの違いが気になっていたパイナップルパンは、クッキー生地をつかっているもののふんわりした食感で、甘さ控えめな代わりにバターががっつり挟まっている。

やはり南洋中華料理は甘さや塩味は優しいが、油は惜しみなくねじ込んでくる。

鴛鴦茶は東京で飲んだものより、コーヒーの風味が強かった。

ちなみに「ビンサッ(アイスで)」と頼んだが、ホットで出てきた。やはり広東語が怪しい。


挨晩・夜晩


台湾香港では飲まれているお茶が違う。ここ香港でもお茶を買うことにした。

比較リーズナブルにお茶が買えるという、事前に調べたお茶屋さんに向かう。


件の店は庶民的と紹介されてた割りには綺麗な店構えで、「意外とお高いかもしれないかゆっくり選ぼう」と思ったら、入るやいなや「どのお茶を選ぶの?」とお店の女士。

まりの出足の速さに面食らってすっかり飲まれしまいそうになる。

「あ、ちょっと見るから」と止めて一旦ははなれたけど、3分もしないうちに「どれにする?」圧倒的なスピード感だ。

「じゃあ普洱と白牡丹・・・」初めからある程度決めてなかったら飲まれ鉄観音とか買ってたと思う。

入店から決済まで、あまりスピードに高かったのか安かったのかさえも判然としない。

マジでこの街スピード感は異常だ。


路地裏でやっと見つけた静かなバーで、アジア風のサテ風味の麺とビールで夕食をとって、ホテルに戻ることにした。

香港の人はよく食べるというが、なんとなくわかった。

とにかく食べないと、この街スピードエネルギーについていけない。

街には日本ユニクロロゴそっくりの「メイソウ」がある。

中身は雑貨屋さんで何をパクったのか判然としないが、そんなことを気にしていてはこの街では置いていかれる。

街中に沢山ある両替の店の多くはレート的にはボッタクリであるというが、店もお客もやましい空気微塵もない。

中環駅のホームでなぜかウェディングドレスを着た女性を見たけど、この街なら何でもありだ。

ホテルに戻る道すがら、漢方茶のカフェで、女性がボーッとしていた。

きっと明日に備えて充電しているのだろう。

食べて、稼いで、友達と騒いで、恋をする。

この街は、人間欲望の明るさを全力で肯定して前に進む空気に満ちている。


2018香港・深圳・広州の旅 Day.2|深圳へ >>

2018-03-22

漏らしすとに警告する

漏らして絶望してる人を慰めるのは良い

しかし漏らすのは当たり前とか、漏らすのは怖くないとか、フリーお漏らしみたいな風潮はよろしくない

いたずらに皆の括約筋を緩めることになってはならない

「漏らしちゃいましたえへへ」ではない

本来は尻を鞭打たれるような恥ずべきもの

不断努力により括約筋を締め、便所と共に在り、不漏らしの世界を目指すべきである

 

ついこの間のことだ

確定申告のため税務署に行ったため生活リズムが崩れ、思わぬところで急な便意が来たとき

我がオアシスセブンイレブントイレ2つ)に立ち寄った所見かけたのは死刑宣告の張り紙

曰く「利用者マナーが悪いので予告通りトイレは使わせません!!」とのこと

ご丁寧にバリケードまで用意してある

私はやり場のない怒りと、詰んでしまたことに対する絶望で足は竦み顔は歪んだが、そこで諦めなかった

全力疾走で5分先にはローソンがあるし、8分先には駅がある。駅の向こうには電器屋、地下には本屋がある。電器屋には3階と5階にトイレがあるが個室は1箇所なので・・・いや今は早朝だからきっと電器屋は空いてないし、ローソンは小さいかそもそもトイレがなかったはずで・・・

脳にマッピングするが早いか全力をもって駆け出した

ノートパソコンが入った重い荷物を置いていこうか少し迷った、がやめた

定期的にジムで走り込みをしていてよかった

自分の脚力と括約筋と幸運を信じて走った

結果、やはりローソンにはトイレがなかったが駅のトイレに間に合った

通勤ラッシュギリギリ終わっていて、個室が空いていたのは僥倖である

私はJRキレイトイレ感謝し、入場料を払って駅を後にするのだった

(もちろんその後は第二波を睨んで慎重なルート取りをした)

 

漏らしすととは、そのくらいやって、それでもダメときに悔しさの涙とともに漏らすべきなのだ

私はそう信じている

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