2018-07-05

チャットモンチーラストライブ感想

先日チャットモンチーラストワンマンライブがありました。

正直いうとここ数年のアルバムほとんど流し聴き程度でまともに聴き込んでなかったです。

高校時代から10年近く聴き続けてきた思い入れもあり足を運んだ、という次第なのでそんな人間感想としてみてください。

前半は最新アルバム誕生から

後半は懐かしのナンバーを今の編成でという内容。

色々と思うことがあるので箇条書きで。

誕生というアルバムについてはアークティック・モンキーズAM的なじっとり感があると思うけど、一般的にはどんな評価なでしょうか、ラストなのがもったいない良いアルバムです

誕生からの曲は今のえっちゃん(えっちゃんかいってキモくてすみません)のバンドが終わりに向かう放心状態感?とか哲学感?が現れてて、達観した感じにゾッとしました、素晴らしかったです

・後半パートが始まる前のスライドショーは辛かった。2005年2018年までのチャットモンチーを振り返る内容。くみこんがいなくなる時のえっちゃん目が死んでた。闇堕ち。

・後半パートで全身白い服に着替えた2人が柔らかい光につつまれてる様は、正直お葬式的な雰囲気がありました…でもこれ絶対葬式じゃん!とは言えないギリギリライン演出で…これを考えた残酷大人すごいな。

・どなるでんわどしゃぶり、さよならgoodbye、LastLoveLetter等疾走感あるかっこいいめの曲が立て続けに演奏されてました

えっちゃんがついに涙を見せたのが真夜中遊園地の「どこに向かって行くのだろう何が真実なんだろう幸せが両手広げて抱きしめてくれるというのに」の部分だったのが辛かった、他にも泣き所あったと思うけどここなんだなっていう。

東京ハチミツオーケストラ「そんなに甘くはないよって早く誰か教えてよ」とかサラバ青春「ほんとにこのまま終わりなのかってことさ」とか「大人になればお酒もグイグイ飲めちゃうけれどもう空は飛べなくなっちゃうの?」とかかつての自分達の言葉が今のバンドに跳ね返ってきてる姿は何か深い業みたいなものを感じてめちゃくちゃ泣いてしまいましたね。

ラストはサラバ青春。あ、最後ギターひかないんだって思っちゃった。個人的にはひいて欲しかった…

途中にバンドサウンドの曲を立て続けにやったあたりから感じたんですが、かっこよくて楽曲評価されるチャットモンチー、いわゆる世間的なギャルバンから卒業みたいなものバンドは目指してたと思うんですよね。懐かしい曲で盛り上がるより今を最高点としていたいような感じに見えたし。

でも可愛い声とキャラクターを持つえっちゃんが、かっこいいものに向かってひた向きに進む姿がまた更に可愛くて、健気で応援したくなる要素を持っていて、

(ヒットの為の何かしらの方針とかもあったと思いますが)結果はアイドル然となってしまったりバンドサウンドでかっこよく見せたりスタンスがよくわからなくなって、かつての若いファン大人になるにつれて離れていってしまったような気がしました。

売れるって難しい。いや結果的に上手くいったかチャットモンチー一時的にめちゃくちゃ売れたんですけれども…

あとは、あっこちゃんがすごく頑張って引っ張ってくれてた事も印象的でした。実は一番色々細かく考えて立ち振舞ってくれたのはあっこちゃんなんじゃないかな。すみません、内情はよく知らないですが。

結果的に終わりを迎えたけど、13年間バンド継続してしかラストライブ武道館で開催出来る事っていうのはそう簡単に成し遂げられる事じゃないので、それを人生の誇りとして胸をはって生きて欲しいなって思いました。ライビュでしたがめちゃくちゃ泣きました。ありがとうございました。

以上です。

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