はてなキーワード: タイムリーとは
原作を久しぶりに一気読みしたから、未見だったアニメのラストだけ見てみた
インタビュー記事もタイムリーにホッテントリにあったから読んだとこだったし
ミーティ消滅させるとことか、ラストの気球の演出とか、インタビューからかなり期待しすぎてたせいか、
原作読んだときにすでに感動しすぎてたせいか、ほぼまったく感動しなかった・・・
ただ背景はすげーなと思った
ハクメイとミコチもそうだけど、やっぱ背景がフルカラーになるだけでいっきに世界観が広がるなって思う
原作だとアクションシーン何やってんのかすげーわかりづらかったし
ただ正直プルシュカの展開はミーティの二番煎じ感強いのとアクションメインになるってとこで、正直そこまで面白い部分かって言われるとそうじゃない気もしてるんだよなあ
あと英語だとんなあ~がただのwellって言われてるらしくてワロタ
以前より友達の友達のような関係だったが、飲み会の帰りに二人になった時に口説かれ承諾。
正直言って自分の年齢的に恋愛(そして結婚)する機会を諦めていたので、せっかくの機会だからと安易に返事したのが悪かった。
だが彼の職業は学歴を必要としない専門職であり、しっかり仕事をしていることは私も元々知っていた。
定収入があり、暴力も振るわないらしいし(本人談)、酒癖も悪くなさそうだし、そして何より私に好意を持ってくれている。
これを逃したら次はないだろう。自分の恋愛(そして結婚)市場における価値の低さも十分に認識している。
よって、学歴差なんて全く気にならなかった。と言うよりむしろ、その時点では思いつきもしなかった。
(ちなみに相手の高校は同じ地元出身の私が初めて聞く名前だった。
今ググってみたら偏差値一覧の最下部にその高校があった。ちなみに私の出身高校は上から2番目だ。)
とにかく会話が続かないのだ。
まず、彼の会話のほとんどは「ヤバイ」と「マジヤバイ」で構成されていた。
そして、彼の話のテーマはいつも「パチンコ」と「車」で、それ以外の分野の話は全くされなかった。私はそれらの分野について一切知識もなく興味もない。
一応初めの頃は、私にとって未知の分野ということもあり、それなりに熱心に話を聞いていた。
しかし、私が頑張って質問をしても「いやー、とにかくヤバイ。あれはマジヤバかったんだって」のような回答とは呼べないような答えしか得られない。
そもそもやはり、私が興味の持てないジャンルということもあり中々会話は弾まなかった。
1.気のない返事をされる、もしくはスルーされる
3.露骨に機嫌が悪くなる
のような対応しかされないので、徐々にこちらから話題提供する気が起きなくなっていた。
それから、私の話す単語が彼の知らない言葉だった、ということも何度かあった。
初めは「それ何?」と訊かれていたが、その際も不機嫌なそぶりを見せていたので、私も気を付けて極力簡単な言葉を選んで会話するように心掛けた。
一回りの年下の女に言葉を教えられるなんて恥ずかしい行為だろうから、彼のプライドを傷つけないようにせねばと素直に考え、より慎重に会話をした。
そうすると、徐々に私が話せる言葉は「へー」「ふーん」「そうなんだ」「すごいね」「それで?」くらいに絞られてきた。
私は元々誰とでもそつなく世間話ができる人間と自負しており、今までの人生で会話が続かなくて困るという経験をしたことがなかった。
会社でも年齢、性別、職責問わず、誰とでもそれなりに会話を続けることができる。
だが、彼といる時の私は合コンさしすせそBOTと化してしまう。話せることが何もないのだ。
「払うよ」と何度も言ったのだが、彼はそれをいつも断った。
時折、私がお茶代を出したりプレゼントをあげたりはしたが、基本的に支払いは彼だった。
しかし、たとえ費用を払って貰ったとしても、もはや私は彼の話を聞くことが苦行になっていた。
それでも、お金を出して貰っているのだから、接待に徹さねばならないと思い一生懸命「へー」「ふーん」云々を繰り返した。
もう限界だった。
彼に別れを告げると、理由を訊ねられた。まあ、当たり前の反応だろう。
だが私は彼に本当の理由は告げなかった。
四捨五入したら50歳になる年齢の男性に「あなたの話があまりにも頭が悪くて耐えられなかった」とはさすがに言えなかった。
もうこれが私のラストチャンスだったのかもしれない。でもどうしても無理だった。
ここんところ、皆が皆、被害者意識が強すぎんかね。
ネトウヨ、パヨク、ツイフェミ、KKO、非モテ、妊婦、非正規、オタク、発達障害、嫌煙・・・
「俺or私こそが真の弱者であり、割りを食っているんだ!」
「(敵対勢力)は社会の癌だ!今すぐにでも駆逐せよ!」ってな勢いですよ。
SJWとかIDW、オルト右翼やらインセルも出てきてるし、世界的な潮流なんだろうけどね。
大半はプロレスだけどスマホでネットが人口に膾炙したぶん、真に受ける頭の弱い奴がやっぱ出てくる。
無差別殺傷したり、堂々と素面晒してヘイトスピーチしながら練り歩くのはこの層だな。
日本は銃が無いから安心、とか言ってられんくて、加藤や植松みたいな振り切れた奴も相当数いるのよ。
バレンタイン粉砕デモなんてファニーで可愛らしいものでなくて、
デートスポットや遊園地にダンプごと突っ込むKKO・非モテとか出てきても全然おかしく無い。
生まれたての男児を絞め殺すツイフェミ、民間療法を盲信して悶え死ぬカルトママ、
朝鮮学校に侵入して韓国人の頭をカチ割るネトウヨなどこの先は色々出てくるだろう。
今は過渡期でまだ表面化してないだけ、あと五年も経てば相当状況は変わってくるぞ。
みんな知らなくていい情報に触れて、勝手に四六時中憤怒してる。
ホントこの状況は世も末だと思うよ。これが情報化社会の末路とはね。
最近は青空文庫Kindleで古典読んだり、Spotifyで名盤聴いたり、
Amazon Primeで名画見たりと、同じネットを使うにしても
あらすじ:
GearBestで品物を買った場合高く買った順に発送されるので運良く(悪く?)安く買うといつまでたっても発送されない事態に陥ります。
GearBestは1日以内での質問返答を標榜していまして、以下はそんな私のGearBestの面白い文通の記録です。
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息子の誕生日にそろそろPCでも買い与えようかと、安いPCを物色しているとGearBestで良さげなPCがあったので
所が誕生日を過ぎ推定デリバリータイムになってもぜんぜん送付されませんので問い合わせをしました。
Message:when I saw the website, it will ship at least 1/7. but it's not ship out yet.
返答:
Dear ***,
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Chuwi Lapbook Air CWI529 Notebook 28-Feb-19 Wait or Exchange
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2018年に注文したのに、2/28出荷で文句があるなら返金しろよだって。
そんなに急いでないので待つことにしました。
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Subject:注文が出荷されていない
Message:T*****で2019 2/28に出荷されると回答を得たのにまだ出荷されていない。
この注文は2018年に出荷される予定だった。
早く出荷してほしい。
Dear ***,
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* 1
Chuwi Lapbook Air CWI529 Notebook 7-15 business days Wait or Exchange
ええ・・・、2/28に出荷されるっつたのにまたの延期、もう信じられません。
でもまだ信じて受け入れます。
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At 03/08/2019 08:39:14 CST Hey, Please tell me *true* dispatch time.
返事がきました。
XXX様
ご連絡いただきありがとうございます。ご迷惑をおかけして申し訳ございません。
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****1,Chuwi Lapbook Air CWI529 Notebook
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弊社は多くの素晴らしい製品を選び、お客様が交換品を見つけることができると確信しています。選択したい製品のリンクをお送りください。注文が更新されます。
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できるだけ早く商品を受け取るために、本日出荷される商品を選択することをお勧めします。
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そのshippingは「Ship between: Mar 18 - Mar 20, Estimated Shipping Time: 5-9 business days」
となっています。
その理由を教えて下さい。
xxx様
Gearbestにお問い合わせいただきありがとうございます。
最も正確でタイムリーな情報を提供するよう努めていますが、カートに商品を追加した時点から注文を受け取った時点までに在庫状況が変わることがあります。
少しお待ちいただけることを願っております。
参照用だそうです。
回答になっていません。
その理由を教えて下さい。
と聞いています。
と書いたけど、これ以上やり取りしても粘着になるだけだと思ったから返金した。
GearBestの高く売れた順に出荷ってのは、短期的には利潤を生むが
ちょうど見てみようかと思ったところだったので妙にタイムリーだった
横田めぐみさんが拉致されているという情報を我が国に教えてくれたのは、実は韓国の心ある何人かが決断した結果だった。十三歳の少女が下校の途中に拉致されて抑留され続けているという情報は、韓国に自然に入ってきたのではない。自由、人権といった普遍的価値観にたって第一線で北朝鮮と戦っている人々が、本来なら外国人に関する情報収集は優先順位が低いにも関わらず、これは許せないと考え、命をかけて入手してきた情報だった。
ところが、日本の当局は提供された情報を活用しようとはしなかったので、意図的なリークがあったのだ。私はその過程について一定程度、詳細を知っている。いまはそれを公にはできないが、めぐみさんたちが帰ってきたら、知っていることを公開し、日本政府に韓国の関係者に勲章を出すべきだと求めるつもりだ。
女は俺のバイト先と通路挟んで向かい側で働いている。歳は同じくらいで大学生。
女はこの間から俺をチラチラみてる。目が合うと顔を赤らめているので完全に俺に惚れている。こういうのは待ってても攻めて来ないので此方から行くのが正解。まあ、一目惚れだろうから短期決戦で勝負をかけなきゃいけない。実を言うとLINEを今日交換してデートを明後日することになった。そんなガチガチのではなく一緒にご飯食べて映画を観るだけの予定だ。ここで赤面してまともに話せないならホテルに連れ込むが、楽しく会話ができるなら経験上ホテルに連れて行こうとするのは悪手だ。一目惚れだが相手がモジモジしていない場合は3、4回目のデートがホテルに連れ込みやすい。4、5回目以降だと冷め切ってて異性の友達という感じになってしまう。
タイムリーにレイプのニュースがあったが俺は女性の気持ちを尊重する。シラフでホテルに連れて行かなければ後で何を言われるか分からない。まあ、新元号前の最後の俺の女になるだろうから今回は慎重にいこうと思う。
ドルツじゃなくてなんか初めから壊れてる上にAmazonで連絡取れなくなったやつをタイムリーに買ったけど、歯茎下がるからめっちゃ血が出てるうちは最低でやった方がいいみたいだよ。
歯科医師のHPによると最終的には最弱から始めて4メートル飛ぶくらいがいいとか(どうやって確かめるのかは謎)
まあそれはともかく、歯槽膿漏だ歯医者行け!いや行ってください。
私は歯槽膿漏放置してたら顔の形変わって顎ズレてどこに出してもおかしくないブスになったよ!舐めたらあかん。
なんか不安になる顔の左右のズレっぷりとへんなとこ出て変なとこ引っ込むしゾンビめいた顔になるよ!見てると不安になる絵みたいな?
私にはちょっと変わった知り合いがいます。最初はパパ活として知り合ったパパなのですが、知り合ってから一度も会うことなくでもLINEだけはかなりの頻度でやり取りをしているというのがこのパパです。
パパ活が出来ていないのにパパと呼ぶのはちょっとおかしな話なのですが分かりやすいように今回はパパと呼びます。
そしてこのパパとつい最近やっと会う機会があったので紹介していきます。
パパとはワクワクメールで知り合いました。ミヒロさんのブログを参考にしました。
その前にアフィリエイターっていう職業についてざっくりと説明をすると“ネットの広告収入などで稼ぐ超不安定な人たち”をアフィリエイターと呼び、その中でも月収100万円以上を稼ぎ出すアフィリエイターをスーパーアフィリエイターと呼びます。今回初めて会ってきたパパはこのスーパーの部類に属する人で超不安定な仕事だからこそ中々会えずにいたわけです(笑)
普段はとくになんてことないやり取りをしているのですが、このパパやたら色々詳しいので何か質問がある時にだけLINEを送ってました。「こういうアプリ欲しいんだけどオススメ知らない?」だとか「なんか最近パソコン起動遅いんだけど!」とかね(笑)いつも家にいるようなのでほぼタイムリーに返事が来るのも助かっていました。
そんなある日「ちょっとブログで写真使いたいから一緒にデートしてよ」という知り合ってから1年と2ヵ月やっとデートらしいお誘いが来ました(笑)誘い方がなんかもうビジネスライクっていうか色々残念ではありますが、まぁ何でも良いです(笑)
一応普段お世話になっているのは私の方なので・・・なんか軽いお礼でもしようかな?と思って途中ハンズに寄って腰痛に良さそうな枕?クッション?をゲットして待ち合わせ場所へ。
知り合ったサイトではとくに写真らしい写真も掲載されていなかったのでどんな人なのかわからなかったのですが、いざ待ち合わせ場所で待っていると本当にイメージ通りの男性が「よー」とか言って話しかけてきました。
イメージ的には俳優の瑛〇さんをチビにして2,3発殴ったような感じです。LINEだとスムーズに返事が来るのに喋るとどもる感じが面白かったです。
いざ食事へ~。
「今日は俺がご馳走するから」「写真いっぱい撮らせて」ということでまずは焼き肉屋さんへ。
一応首から下だけにしてくれと言ってあったので安心です^^また、最後に撮った写真を見せてもらう約束もしました。
私はさっそく生1つ~って注文したのですがこのパパ「帰ってからも仕事あるから」といってひたすらコーラを飲んでました(笑)ストイックなのね~。
持ってきたプレゼントを渡すとめっちゃ喜んでくれましたよ!良かった良かった(*´Д`*)
パパはまぁ適度に食べつつ写真を撮り。普段何してるんだっけ?という話をしたりとか。ちょっと気になるのはパパ大体カメラとかスマホを弄ってましたね、めっちゃ忙しそう~。
彼氏とデートでコレだったらブチギレ事案になりますがまぁパパ活ですし何よりもこのパパ知り合って超長いしそういう人っていうのはわかっていたので私はその間ひたすら焼いて→お皿によそってあげて→食べる→焼いて→注文して→食べるっていう感じです。焼肉久しぶりだったので超楽しい!!
するとパパ「もうこれ最後?」と聞いてきて、「そーですよ^^」と答えると「じゃぁ行こうか」とスムーズに会計を済ませて二軒目に移動です。二軒目は居酒屋さんです。あらかじめ予約をしてくれていたようで!ていうか知ってたらあんなに生飲まなかった~!!ちょっといい感じのお店でどれもこれも美味しそう…!失敗した…!パパ、適当にあれこれ注文。そしてひたすらに写真を撮りまくり。私もさすがにおなかいっぱいで(笑)「食べてるフリでいいよ」ということでした。
ここでもまぁ同じような感じなので割愛。
パパ活にもいろんなパパ活があるもんだなぁ~ただ食べるだけとか(笑)と考えているとパパが「何もしないんだけどホテルで写真っていい?」と!何もしないとかあるの!?ねぇよ!!と思いつつ、まぁ普段お世話になってるしお礼もするっていうのでついていくことに。
で!!!
「このまま泊まってっていいよ~、俺この後仕事だからもう帰る」と諭吉さん3人+ホテルの部屋代+αを置いてってくれました。優しい(笑)私はおことばに甘えて普段泊まれない中々いい感じの部屋を満喫しました。
初めて会ったパパではありますが既に以前から知り合っていたのでそこまで心配することもなかったし、何よりもお気持ちがすごくてしかも焼肉も美味しかったしすごく楽しいパパ活になりました。パパもあの後LINEで「またお願いね!」ということだったので助かったのかな?良かった良かった^^
新幹線の中でこの旅行記を書いて、ふと現在位置をチェックすると、もう九州に入っていた。
乗車時間については聞いていたが、やはり驚くべき速さで、下関も関門海峡も気付かずに通り過ぎてしまった。
また、速さ以外の感じるのは乗り心地の良さだ。
高速バスはもちろんのこと、国内線の航空機を比較対象に含めても、この余裕と安心感は飛び抜けている。
北海道新幹線は時間と費用で航空機と勝負になるのかという議論があるが、新幹線に乗っての感触は「札幌まで延伸すれば、これは勝負になる。
13:27
人生で初めての九州、博多駅 新幹線の到着ホームは空気が暖かかった。
同じ日本でも、ここまで南に来ればやはり気温が少し違うらしい。
博多の駅を降り、駅ビルを歩いていると目に飛び込んでくる福岡ソフトバンクホークスのタイアップキャンペーン。
昨日まで、水族館ですら広島カープ関連の掲示をたびたび見てきたので、日本シリーズのタイムリーさもあって面白かった。
それにしても、駅ビルから繋がるフードコートで、すでに豚骨スープの匂いがする。
フードコートを前にしているから当然なのだが、なんだか「ほれ、食ってけ食ってけ」という食べ物の圧が強い。
美味い。
民泊自体初めてだったし、宿泊施設から離れた事務所でチェックインの手続きをするのも初めてなので「施設や手続きでハードコアな面がある宿だったらどうしよう」と少し不安になる。
少しだけ所在に迷った末にたどり着いたチェックイン事務所は、想像していたような「マンションの一室で鍵を渡される」という怪しげなものではなく、スマホ用アイテム売り場の様な今風のスペースで、20代前半と思しきスタッフがPC画面やスマホを覗いてチェックイン手続きについて説明するライトな雰囲気だった。
重苦しさもない代わりに重厚さも感じられない空間に、逆の意味で不安になる。
チェックインについて説明してくれたのは、小柄でマッシュな金髪の青年だった。
ホテルマンの職業的柔和さのカケラもない伏し目がちの説明に「大丈夫かな?」と一瞬訝しんだが、説明に不明瞭な点はなかった。
と、自分のすぐ隣で、別の宿泊客に対して、スタッフが早口の韓国語で宿泊システムを捲し立てている(様に聞こえる)。
ネイティヴでないとあり得ない流暢さだ。
民泊の宿は外国人に人気の様だが、そうか、この宿は運営も韓国人スタッフによるものなのかもしれない。
金髪の彼も実は韓国人であるというなら、日本語の説明に職業的ニュアンスがなくても何となく納得だ。本当のところはわからないが。
ともかくこれ以上は宿に行ってみないとわからない。
スマホで決済を済ませた後、彼から鍵の扱い方や諸々の注意をきき「はい、よろしくお願いします」という別に意図したわけではないが実に日本的な挨拶をして部屋に向かった。
宿に到着し、実物をみて驚いた。
事務所での説明で聞いてはいたが、部屋はロフト付きワンルームで、バストイレ別、キッチンや洗濯機まである。
1泊当たりは9,500円ほど。
昨夜の宿に比べれば2.8倍ほどのお値段だが、貸与された空間は5倍はあり、リラックス感については比較にならない。
いや、前の宿が悪いというより、今まで体験した全ての宿泊施設の中でも次元が違う気楽さと安心感だ。
民泊について色々法的な難しさもあり、ここもそう言ったところにクリアなのかどうかは分からないが、この宿泊スタイルの需要の存在については確信めいた感覚を持った。
17:00
宿でシャワーを浴びた後、食事をする為に最寄りの繁華街、天神に向かう。
宿泊施設とはいえ民家なので住宅街にあり、駅までやや遠いのだが、全く問題は感じない。
降り立った天神駅前は、仕事帰りのOLやビジネスマン、学生で賑わっていた。
天神では、BRUTUS 2018 7/15号 「福岡の正解」のレコメンドに従って、魚定食の「味の正福」で夕食を取ることにした。
少し探した後にたどり着いたそこは、写真では厳粛な料亭の如き写りようだったが、実際は素朴で親しみやすい小ぢんまりとした店だった。
写真にまさに写っていたカウンターに案内され、「銀だらみりん定食」を頼む。
広島、博多では「機会あらば食ってやる」という気持ちで旅立ったが、地域名物巡りでありがちな炭水化物攻勢にやや疲れてもいた為、柔らかで滋味深い魚定食は有り難かった。
と、しばらく銀だらを突いていると、カウンターのなかで忙しく動き回る大将が、女性客の料理の味に関する素朴な疑問に、料理工程のコツを講釈する形で答え始めた。
曰く、だし巻き玉子は水分を入れすぎると調理が難しくなること、ふんわり仕上げる為に弱火はほぼ使わない事、返す時に卵の破れを防ぐ為に火を止めるなり遠ざけるなりした方が確実である事。
いい事を聞いてしまった。
今後活用していこう。
味の正福を出て、夜の天神の街でもう少しグルメを探そうかとも一瞬思ったが、まだ19:00前とはいえ魚定食で丁度いい具合に腹も膨らんだし、初日のバス移動で悪化させたのか以前に痛打した肘が痛んできたので、ドトールで少しだけ甘いものを食べながらこの旅行記を書いた後、宿に戻ることにした。
半端な時間なので、夜遅くにまた腹が空きそうではあったが、コンビニによってカップ麺でも買えば大丈夫だろう。
旅行にいってホテルでカップ麺を食べるというのはどうも侘しい感じがしないでもないのだが、何故かそれが行われるのがワンルームの部屋だと、むしろ癒しのリラックスタイムの様に思える。
ひととき緊張感からも解放されて、明日また、思う様 福岡の姿をこの目で確かめよう。
2日目
心療内科で処方された(があまり使っていなかった)睡眠導入剤を飲んだおかげか、バスの中では途切れ途切れながらも眠ることができた。
9:20
バスは広島に到着し、降り立った広島駅南口は、快晴とは言わないまでも快適な天気と気温だった。
この旅行記を書いた後、チェックイン予定のホテルにひとまず荷物を預ける事にする。
東京ではあまりみる事の無くなった路面電車だが、旅行者としては行き先が一目瞭然なのでバスより利用しやすい。
搬送力も魅力的だ。
今更東京で導入する事は難しいだろうが、吉祥寺あたりにあったら便利そうな気がする。
ちょうどお昼の時間帯なので、腹ごしらえをしよう。
目当てのみっちゃん総本店は、観光ブログで紹介される様な有名店だが、地元の人達で満杯だった。
しばらくして運ばれてきたのは大皿にドンと盛り付けられたお好み焼き。
広島は街の風情もそうだが、食も気取りや出し惜しみのない、何というか質実剛健さを感じる。
横をみるとスーツの兄ちゃんがお好み焼きをおかずに白米を食べていた。
すごいエネルギーだ。
まあ、美味いけどね。
食事の前に気づいていたのだが、広島中心街からは平和記念公園が目と鼻の先だ。
観光名所巡りは本来3日目以降の予定だったが、時間もあったので予定を前倒して訪れる事にする。
旅程を組んだ時に全く意図していなかったのだが、韓国のボーイズパフォーマンスグループ、BTSが過去に原爆をモチーフにしたファッションを着て情報発信した事が問題になっており、タイムリーな場所をこの目でみる事になった。
地下歩道を歩き、地上に出ると、川岸、青空をバックに原爆ドームが建っている。
周囲にはそこかしこで地元のガイドさんがここで起きた事を学生や外国人たちに説明する姿が見られた。
自分は韓国を敵視する政治性向を持たないし、BTSを擁護する立場でもないのだが、この問題を考える時、「果たして戦うべきは何なのだろう」と考える。
韓国人の立場からすれば、植民地支配からの解放を喜ぶのは当然で、誇るべきことでもあると思う。
が「自分達の解放を喜び、苦難を超えたことを誇る」事と「相対した相手が死んだのを喜ぶ」事はイコールでは無い。
関連する事としても結ばれる事実であっても、それを言い訳にして他者の気持ちを踏みにじる自らの足を無視する事は、とても褒められない。
今回で例えれば、原爆という象徴的な事実を語る時に、自分の方向だけを見て口を開くのは危険を孕む。
その意図が無かったとしても、喜び自らを誇る時に、他者の痛みに目を向けず語る事は「無神経」で「傲慢」だ。
BTSが悪いと言う話ではなく、同様の問題は、日本の側にもある。
自らを誇りたいと思った時、その自らの中にこそが敵がいる。
こういった傲慢さへの誘惑こそが戦うべき相手では無いだろうか。
行を使い切ってしまった。
その他有望そうな作品
『シカゴ』でアカデミー賞作品賞をさらったミュージカルの名手ロブ・マーシャルがディズニーの伝説的名作の続編を制作。
エミリー・ブラント、ベン・ウィショー、こりん・ファース、ジュリー・ウォルターズといった英国の名優たちでがっちり固めつつ、リン=マニュエル・ミランダやメリル・ストリープといったミュージカルで定評のある俳優陣をフィーチャーし、万全の体制を敷いた。
あらすじ的には『プーさんと大人になった僕』みたいな「少年時代から数十年後……」なやつで正直芸がないなという感想だが、やはり布陣の豪華さで眼を惹いているのか、各種オスカー予想サイトでも好位置につけている。
リベラル派の英雄ルース・ベイダー・ギンズバーグ最高裁判事の伝記映画。
正直、作品としての評価はそこそこ止まりなのだが、題材のタイムリーさで群を抜いている。
ここ一二年の受賞傾向から読み取られるように、オスカーは政治の場でもあるので、政権へのメッセージとして名誉枠的にどこかしらの部門でノミネートを受ける可能性はある。
アカデミー賞の常連コーエン兄弟の最新作。元はネトフリのドラマ用に書いた6つの短篇をむりやり一本の映画にまとめたオムニバス的西部劇。
ヴェネツィアでは好評を得て脚本賞を受賞したものの、ネトフリ映画はオスカーでは弱い。ROMAとは違って長編でないことも致命的。
ちなみに日本のネトフリではもう見られるようになっとるぞい。観よう。
オールアジア系キャストでボックスオフィス第一位におどりでてハリウッドに衝撃を与えた金持ちラブコメ。
多様性という観点でいけば黒人映画やLGBTより恵まれていないアジア系英語映画も推されてしかるべきだと思うが、「内容的にはありきたりのロマコメなんで」と言い訳されて回避されそう。
去年の『ビック・シック』のクオリティでさえ作品賞からは外れたしな。
The Hate U Give(ジョージ・ティルマン Jr. 監督)
ヤングアダルト向け小説が原作ながら人種差別に関しての深い洞察が話題を読んだ伏兵的作品。
裕福な白人の子弟が通う高校で自分も「白人的な振る舞い」をしながら友達付き合いをしている黒人の少女が主人公。彼女は幼馴染の少年が警官から理不尽に射殺される場面に出くわしたことがきっかけで、自分の置かれた状況と社会に対して疑問をいだき始める。
批評集計サイト RotttenTomatoes.com で195名の批評家が軒並みポジティブなスコアを与えて支持率100パーセントを記録した作品。去年の『レディ・バード』を彷彿とさせますね。
PTSDを抱えるイラク帰還兵の男が幼い娘と森の奥で世捨て人のような生活をしていたら案の定福祉局に見つかり、真人間として暮らすように強制されるとかなんとかで始まるヒューマンドラマ。
こういう「ロトゥン・トマト・パーフェクト」なインディー映画は『レディ・バード』みたいに配給によほどに力がないかぎりは作品賞ノミネートまでこぎつけられないが、一方で最近のオスカーがインディー作品に対して温かいのも事実。
監督は『ウィンターズ・ボーン』でそれこそインディー低予算映画を作品賞にねじこんだ経験があるだけに、ありえない線ではない。
自分のブログにでも書こうかなと思ったけど、だいたい https://www.metacritic.com/pictures/oscar-best-picture-contenders-for-2019?ref=hp からのパクリだしそんなに力いれて調べてないので増田に放流します。
本命は『スター誕生』、『BlacKkKlansman』、『グリーンブック』あたりか。ノミネーションだけなら『ファースト・マン』や『女王陛下のお気に入り』も。
今年のカンヌで『万引き家族』の次点でグランプリを獲得した、黒人映画永遠のトップランナーの最新作。
黒人なのにKKKにもぐりこんでしまった潜入捜査官の実話を描く。
スパイク・リー監督作のなかでは『ドゥ・ザ・ライトシング』や『マルコムX』をも凌ぐ評価を獲得している(そして興行的にもここ十年で自己最高)。
公開時期が夏季であることと、ややコメディよりのタッチがノミネーションに不利に働くかもしれないが、トランプ政権下において「ブラック・リブス・マター」運動はまだまだ意気軒昂。「黒人映画」枠競争を勝ち抜くポテンシャルは十分だ。
ブラックパンサー(ライアン・クーグラー監督)
解説は不要だろう。今年米国内で最高興収をあげた作品にして、マーベル映画史上でも最も支持された傑作ヒーロー映画。
アメリカ国内外の黒人問題や歴史的視点にめくばせしてオスカー好みの社会性もばっちり備えているものの、やはり「アメコミ映画」のレッテルがネック。
まだまだ白人・男性・おじいちゃんが大勢を占めるオスカー会員にあっては弱い。ギリギリノミネーションがあるかどうか、といったポジションだろう。
余談だが一時期新設されそうだった「ポピュラー映画賞」部門はブラックパンサーを受賞させるために作られるのだという噂だった。裏返せば、作品賞本選に選ばれる格ではない、と会員からみなされているのだろう。
Can You Ever Forgive Me?(マリエル・ヘラー監督)
落ち目のライターが有名人の手紙や文章を捏造して高値で売る詐欺に手を出し、それが嵩じて博物館から実物を盗みだそうと企む実録犯罪コメディ。
日本ではあまり知られていないけれど主演のメリッサ・マッカーシーはアメリカで今いちばんアツいコメディアンのひとり。
夫のポール・フェイグと組んで『ブライズメイズ』、『SPY』、『ゴースト・バスターズ(リメイク版)』などの陽性の笑いでヒット作を飛ばしてきた。
そんなマッカーシーが一転してシリアスでブラックなコメディに挑戦し、見事大成功。本年度の主演女優賞ノミネートが確実されている。
演出したヘラー監督の手腕も高く評価されており、初の監督賞ノミネート、さらには作品賞も夢ではない。
とある気難しい現代っ子少女の中学生活最後の一週間を描いた青春コメディ。
中学生版『レディ・バード』にもたとえられる(中二病的な意味で)痛々しくも切ない、みずみずしくもどんよりとしたフレッシュなローティーンライフの描写が広範な支持を集めている。
監督は若干28歳のコメディアンで、なんとユーチューバー出身。アメリカ映画界における新世代の台頭を予感させる一本。すでに数多くの映画祭や映画賞にピックアップされている
オスカーはコメディを敬遠する一方で、サプライズ的なインディー作品を好む傾向にあるが、はたしてこの作品の出目は吉とでるか凶と出るか。最悪でも脚本賞ノミネートは固いか。
『ロブスター』、『聖なる鹿殺し』と強烈かつキテレツな作風で知られるランティモス監督最新作にして初の時代劇。
アン女王を演じるオリヴィア・コールマンを巡る二人の家臣(レイチェル・ワイツとエマ・ストーン)のバトルを描く百合時代劇……たぶん百合だとおもう。
すでに巨匠の地位を確立したランティモス監督の過去作のなかでも群を抜いて評価が高く、今年のベネツィア国際映画祭でも第二位にあたる審査員賞を勝ち取った。オスカー前哨戦となる各種賞レースにももちろん名前を連ねている。
今年の本命作のひとつとも目されるが、ランティモス特有の変態さ加減が(今回は脚本までは書いてないとはいえ)どこまでお上品なオスカー会員たちに受け入れられるか……。
『ラ・ラ・ランド』で幻の作品賞受賞というなんともかわいそうな結果に終わった(それでも本人は史上最年少で監督賞を獲っているが)デイミアン・チャゼルとライアン・ゴズリング。
そんな彼らのリベンジマッチが実録宇宙開発物語『ファースト・マン』だ。人類で初めて月面に降り立ったニール・アームストロング船長にスポットライトを当て、彼の視点からドラマを描く。
企画段階から作品賞ノミネートは当然、という空気のなかでプレッシャーを跳ねのけて見事高評価を集めた。ノミネーションはほぼ確実といっていいのではないだろうか。反面、今度こそ受賞なるかというと、今ひとつパンチがきいてないようで不安が残る。
オスカー前哨戦の最も重要とされるトロント国際映画祭で観客賞に輝いた作品。ここ十年で同賞を得た作品でオスカー本選にノミネートされなかった例はたった一回しかないのだ。
黒人差別が法的に是認されていた時代のアメリカで、自分もちょっとレイシスト入っている用心棒の白人男が南部へコンサートを開きに来た黒人ピアニストを送迎する仕事を命じられる。最初は「黒人のくせに上等なスーツを着てお上品にピアノなんぞひきやがって……」と反感を抱く用心棒だったが、行く先々で差別待遇を受けるピアニストに対してだんだんシンパシーが湧いてきて……という内容。
ほろ苦くもユーモアとメッセージ性に満ちた内容はまさしくオスカー好み。「分断されたアメリカ」というテーマのタイムリーさもある。ちなみに監督は『メリーに首ったけ』などのロマコメで知られるファレリー兄弟の兄。このところは過去のヒットコメディのリメイクなどで仕事に恵まれなかったが、もともと潜在的に持っていた社会派なセンスが一挙に花開いた。
If Beale Street Could Talk(バリー・ジェンキンス監督)
『ムーンライト』で一昨年の作品賞を獲得したジェンキンスの最新長編。今度こそはチャゼルにかっさらわれた監督賞もいただいて完全制覇を目論む。
原作は今年日本でもドキュメンタリー映画『私はあなたのニグロではない』が公開された、黒人小説家ジェームズ・ボールドウィンによる短篇。濡れ衣をきせられて収監された夫を助け出すために奮闘する若き妊婦のお話。
テーマの重厚さも話題性も十分だが、公開が当初予定していた11月から12月にのびたことが若干きがかり。クリスマス狙いのブロックバスター大作のなかで埋もれてしまう恐れがある。
Mary Queen of Scots(ジョージィ・ルーク監督)
互いにイングランド王位をかけてあらそったスコットランド女王メアリーとイングランド女王エリザベス一世を、それぞれシアーシャ・ローナンとマーゴット・ロビーという旬な女優が演じる。
脚本を担当したのは『ハウス・オブ・カード』や『スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜』などの現代政治劇の名手、ボー・ウィリモン。
いずれもオスカーノミネーション歴を有した名前ぞろいでクオリティも保証されている。同じくイギリスを舞台にした時代劇である『女王陛下のお気に入り』がライバルか。
ROMA(アルフォンソ・キュアロン監督)
世界的に見れば今年最も評価の高い映画といっても過言ではない。ベネツィア国際映画祭の最高賞。
1970年のメキシコ・シティで家政婦として働く女性とその一家のドラマをモノクロで撮る。
評価の高さと『ゼロ・グラビティ』でオスカーを獲ったキュアロンの知名度があれば当然作品賞も……となりそうなものだが、障害は多い。
まずスペイン語映画であること。長いオスカーの歴史のなかでこれまで十作品の外国語映画が作品賞にノミネートされてきたが、受賞にいたったものは一つとしてない。
次に Netflix 映画であること。カンヌみたいに公に締め出すことはしないにしても、アカデミー会員のなかでも動画配信サービス勢に対する反感は根強い。一昨年の『最後の追跡』やドキュメンタリー作品を例外として、『ビースト・オブ・ノー・ネーション』『マッドバウンド』といった作品たちもその年最高クラスの称賛を受けながらもオスカーノミネートには至らなかった。
いちおうネトフリも『ROMA』については配信に先駆けて劇場公開を行うなどの「オスカー対策」をやっているが、はたしてどうなることやら。
ちなみに Netflix でも来月に配信される。驚くべき時代になったものだ。
アリ― スター誕生(ブラッドリー・クーパー監督)
ショービズ映画の古典のリメイク。この八十年で三回目の映画化です。
本年度大本命に数えられる一本。批評家・観客からの圧倒的な支持率もさることながら、商業面でも大ヒット(現時点で世界興収三億ドルを突破)を飛ばした。主演のブラッドリー・クーパーとレディ・ガガの演技もさることながら、これがイーストウッド降板を受けての初監督となったブラッドリー・クーパーの演出にも嬉しい驚きが満ちているとかなんとか。
だが、一昨年の『ラ・ラ・ランド』、昨年の『スリー・ビルボード』と「早すぎる大本命」はかならずバックラッシュに晒されるのがオスカーという場。12月以降に猛然と差してくるであろう後続期待作たちを振り切れるかどうか。
Widows(スティーブ・マックイーン監督)
2013年にアカデミー作品賞を獲得した『それでも夜はあける』のスティーブ・マックイーン最新作。オスカー獲得後の第一作でもある。
シカゴでヘマをやらかして死んでしまった強盗たちの四人の未亡人(ヴィオラ・デイヴィス、エリザベス・デビッキ、ミシェル・ロドリゲス、シンシア・エリヴォ)が亡夫の後を継ぎ女だけの強盗団を結成するちょっと変わった犯罪映画。
マックイーンとヴィオラ・デイヴィスというアカデミー賞受賞コンビで鉄板の出来。
そのパワーでジャンルムービーを嫌うオスカーでノミネーションを勝ち取れるかが見どころだ。
Boy Erased(ジョエル・エドガートン監督)
厳格なキリスト教である両親のもとで育ったゲイの少年(ルーカス・ヘッジス)が教会の同性愛矯正プログラム(いわゆるコンバージョン・セラピー)に放り込まれ、セラピストとバトルする青春ドラマ。
近年では『ダラス・バイヤーズ・クラブ』のジャレド・レトがそうだったように、LGBTものは俳優にとってオスカー像への近道だ(スカーレット・ヨハンソンみたいに非LGBTの俳優がLGBTの役を演じることに倫理的な非難が高まりつつあるにしても)。
批評家筋からの評価的には作品賞には届かないかもしれないが、演技賞ではノミネートが有望視されている。
トランプ政権下でLGBTに対する抑圧が増しつつあるだけに、時事性も捉えているかもしれない。
GWブッシュ政権下で「史上最悪の副大統領」とも呼ばれたディック・チェイニー元副大統領をクリスチャン・ベールが激太り(何度目だ)+ハゲという負の肉体改造で演じたブラックコメディ政治劇。
他にも妻リン・チェイニー役にエイミー・アダムス、ラムズフェルド国防長官役にスティーヴ・カレル、GWブッシュ役にサム・ロックウェルなどアカデミー賞級の芸達者がずらりと並んでいる。
題材としてはなかなかトリッキーだがマッケイ監督の前作『マネー・ショート』がそうだったように、ツボにはまれば一挙にアカデミー賞ノミネートまで行ける。
同じく政治ネタでライバルだった『フロント・ランナー』(ジェイソン・ライトマン監督)の評判がいまひとつ芳しくないのも本作にとっては好材料。
The Old Man and the Gun Now(デイヴィッド・ロウリー監督)
名優にして名監督ロバート・レッドフォードの引退作。15才で逮捕されたときから人生を通じて強盗を繰り返してきた70才の犯罪者(レッドフォード)と彼を追う刑事(ケイシー・アフレック)、そして彼に惹かれていく女性(シシー・スペイセク)を描く実話犯罪コメディ。
作品賞ノミネートは微妙なところだが、レッドフォードはまず間違いなく主演男優賞候補入りするだろう。
ちなみにデイヴィッド・ロウリーの前作であるゴースト・ラブストーリー『A GHOST STORY』は今日から封切り。観に行け。
一方で、実話犯罪・老人・名監督にして名俳優と共通する要素の多い作品としてクリント・イーストウッド監督の『The Mule』にも注目しておきたい。こちらは80才の麻薬の運び屋をイーストウッドが演じる。映画祭などでもまだ未公開なため、どう転ぶかはまだわからないが、近年のイーストウッド作品に対するアメリカ人の冷め方からすると賞レース的な意味での期待はあまりできなさそう。
その他有望そうな作品
『シカゴ』でアカデミー賞作品賞をさらったミュージカルの名手ロブ・マーシャルがディズニーの伝説的名作の続編を制作。
エミリー・ブラント、ベン・ウィショー、こりん・ファース、ジュリー・ウォルターズといった英国の名優たちでがっちり固めつつ、リン=マニュエル・ミランダやメリル・ストリープといったミュージカルで定評のある俳優陣をフィーチャーし、万全の Permalink | 記事への反応(3) | 16:07
なんとタイムリーな話。
都内で一人暮らしする弟(フリーター)のゴミ屋敷を片付けてきた。
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部屋の状況は、まさに元増田のまんま。
コンビニ飯の残骸の山、うんこまみれの便器、うにょうにょの虫。
元増田が「頭の中が真っ白になり、10分くらい部屋の前で狼狽していた」
と書いていたが、これめっちゃ分かる。
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さすがにコンドームはなかったが、代わりににタバコの灰がすごかった。
ゴミを掻き分けたその先にあったのは、タバコの灰で敷き詰められたフローリングだった。
床を灰皿代わりにしていたのだろうか。
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あと、布団がすごいことになってた。
少々汚いところでも、秒で寝られる自信のある俺でもさすがにこれは引いた。
布団の足元側では、LANケーブルの刺さっていないルーターが動いていた。
あとで聞いた話だと、ルーターを湯たんぽ代わりにして暖をとっていたらしい。
頭いいなと思った。
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俺が取った行動も元増田のとおり。
仕事終わったあと、夜中にカーシェアリングで車を調達し、ドンキで掃除道具と寝具を調達。
真夜中に片づけするのは隣人の迷惑になるのは分かってるが、そんなこと知ったこっちゃない。
申し訳ないが、休日に自費で東京に出てくるほどの余裕は俺には無い。
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2日間ほぼ睡眠をとらず、片付けに明け暮れた。
その間、弟は帰ってこなかった。
勝手に上がりこんで片づけしてる俺を見て、ぶちギレて(?)逃げたらしい。
一応連絡は入れたんだけどな。
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3日目の朝方、弟が帰ってきた。
俺は仕事と片付けで疲れ果てていたこともあり、何も話をすることができなかった。
2人で黙々と掃除をした。
もちろん、いろいろと話したいことはあったが、とにかく今は家を正常な状態に戻すことが
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ぐっちゃぐちゃの水周りやトイレを、わずか1時間ほどでピカピカにしやがった。
片付けの能力が無いんじゃなくて、単に気持ちの問題だったんだなってことを思い知った。
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その後、弟とは連絡が取れなくなった。
バルコニーのゴミについて苦情が出ているからどうにかしてほしいとのことだった。
俺が4ヶ月前に、バルコニーに一時保管していたゴミ袋の山が放置されているようだった。
(ゴミの日や回収場所が分からなかったから、とりあえず置いていた)
再び、出張ついでに弟のアパートを訪れたところ、部屋は元のゴミ屋敷と化していた。
さすがにもう、作業する気にはなれなかった。
以上。
ついに清水の美保のあたりにあるサークルKもついにファミマの手に落ちることになってしまった。がんばっていると思ったのに。
コンビニがまだそこまで身近ではなかった歳の、その時代にサークルKは子どもながらオアシスだった。
まずオニギリがうまかった。今はふつうになったコンビニオニギリが当時衝撃で、機会があれば親に頼んで買ってもらっていた。
逆に犬が腕を広げたデザインのタイムリーのオニギリは不味かった。あれはダメだ。
飛騨高山にスキーに行くとき、我が家はタイムリーでオニギリを買ったもんだがあれは不味かった。
そういうのもあり、青春とともにあったサークルKがファミマに嫁ぐことになった。あのままいけば潰れていたかもしれないサークルKをファミマが救ったという構図。
喜ぶべきことかもしれないが、素直に喜べない。
東京タワー水族館がなくなるというので二人で遊びにいったあと丸の内のバーで彼に距離を置こう、と言われて4週間くらい経った。彼から連絡はないがからあげクンの抽選に応募しているところを見ると元気なんだと思う。お世話になっている同僚に贈りたいらしい。ふーん
わたしも悪かったと思う。わたしはわたしでいっぱいいっぱいになっていて、迷惑をかけたと思う。だからわたしは夢を追うのをやめた。いつのまにか追っていたはずの夢に追われて疲れ果てちゃう生き方は自分らしくないと思ったから。夢じゃなくてもふたりで生きていけたらそれでいいんだと思った。でももう遅かったんだと思う。問題はわたしと同時に彼も疲れ果てていたことだった。彼はわたしの発する些細な言葉たちにストレスを感じていたらしい。俺のこと否定するようなこと言うじゃん。あまりにも心当たりがなかったので具体例を聞いた。その日東京タワーに出発するとき、券売機の前での会話。TXは高いからわたしたちは駅近くの格安券売機で切符を買う。
どこ行きの切符買えばいいんだっけ
秋葉原じゃない?
詳しい文言は覚えていないがこんなようなことを言ったと思う。これが嫌だったと言う。自分が否定されたように感じたと言う。それを聞いてああこの人は疲れているんだなと思った。同時にこんなことにさえストレスを感じてしまうようになるほどわたしは無意識のうちにひどい仕打ちをしてきてしまったのだなと反省した。考えさせてほしいし、考えてほしい。彼がそう言うのでわたしたちは無期限で距離を置くことにした。
最近院生やら研究者やらの夫がどうのこうのという増田をよく目にする。タイムリーなことに彼は大学院生だ。研究室に彼以外に学生はおらず、全員社会人として研究をしている人たちだという。他の人たちは学生ではないので夏休みはない。だから彼にもないらしい。他の人が働いてるのに自分だけ休むわけにはいかない。それは分かるがその人たちは社会人でお前は学生じゃんと思ったがそういうことではないのだろう。彼は夏休みの間も毎日研究室に行っては教授に雑用を無茶振りされ泊まり込んで片付けていた。隣の研究室の教授に君毎日いるよね?少しは休んだ方がいいよと言われたと誇らしげだった。わたしは教授もそう言ってるんだから休んだ方がいいんじゃないのと言った。今思えばこの言葉も彼を否定していたのかもしれない。彼が休むことはなかった。
わたしと距離を置いたところで彼が休まることはないのだろう。わたしとデートをしていた時間で少しくらい休んでいてくれたらいいと思うがおそらく無理だろう。わたしはあれから毎日彼のことを考えているが、彼の方はどうなのだろう。夏休みも終わってますます忙しくなっていることだろう。わたしのことを思い出している暇なんてあるのだろうか。一瞬思い出したとしてもわたしとの関係を考えている暇なんてないだろう。このままわたしだけが彼からの連絡を待ち続けて彼は抽選で当たったからあげクンをお世話になっている同僚に贈る。地獄絵図だ
いつになったら終わるのだろう。つらい