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はてなキーワード: ショービズとは

2024-11-19

ファクトチェック斎藤元彦のバックには本当に統一協会がいるのか」

ファクト① 斎藤元彦本人が関係否定している

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202207/sp/0015506723.shtml

斎藤知事事件後、これまで参加した会議行事主催者などの確認秘書課に指示。教会関連の催しに出席した形跡はなく、祝電も送っていなかったという。「政治活動での(教会との)交流もない」と話した。

どうせ鈴木エイトやらが斎藤のことも這いずり回って調べたに決まってるので、まだ出てないということは上記コメント信憑性が高い。

もし証拠があったら既にその辺が勝ち誇って大騒ぎしてるはず。

ファクト② 統一協会否定声明を出している

https://ffwpu.jp/news/5873.html

兵庫県知事選挙10月31日告示11月17日投開票)に関連し、一部SNSで「統一教会斎藤元彦氏(前兵庫県知事)を支持している」などとする誤った情報が流れていますが、当法人斎藤氏を支持している事実は一切ありません。

 なお、当法人教会員が街頭演説で同知事選に言及している動画が一部SNS掲載されていますが、これはマスメディア報道姿勢問題点を指摘する趣旨言及したものです。同教会個人が、知事選に立候補している斎藤氏への支持を表明しているものではありません。

統一協会の言うことなんか信用できるか!という手合いも居るだろうが、じゃあ「我々は安倍さん自民党を支持してました」っていう言葉も信用しないの?どちらも同じ統一協会発言ですよ。

ファクト③ 自民党も一緒になって不信任案決議を可決している

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240919/k10014585671000.html

兵庫県斎藤知事パワハラの疑いなどで告発された問題で、県議会の各会派などが提出した知事不信任決議案は全会一致で可決されました。

"統一協会支配された"はずの自民党が、同じく"統一協会がバックに着いている"はずの斎藤元彦の不信任案に賛成する不思議

もし本当なら統一協会の中で全然統制取れてないじゃないか

統一協会ってその程度で自民党支配してたの?


ここまででも既にファクトチェック完了デマ!とバッサリやって良いレベルだが、

未だにこの説を流布しているはてブやXユーザー開陳する「根拠」も確認しておく。

アンチ言う「根拠」① 世界日報斎藤元彦を支持している!

兵庫県知事選 「告発クーデター」説バズり“パワハラ知事斎藤元彦氏、逆転か

https://www.worldtimes.co.jp/opinion/mediawatch/20241114-187005/

アンチ斎藤が「ほらやっぱり統一協会斎藤を支持してるじゃないか!」と根拠の一つにしている世界日報記事

全文無料なので読めば分かるが、立花孝志のポストをダシにマスゴミガー!と吠えてるだけのクソ記事である

最大限好意的に読んでも、マスコミに苛められてる斎藤可哀想SNSを駆使してマスゴミぶっ壊せ!という応援メッセージ。1ミリ事実がない感想文でしかない。

これが何かの「証拠」になると思ってるなら、この記事を書いた記者と同レベルの脳ミソをしているに違いない。

アンチの言う「根拠」② 統一協会斎藤応援演説をしている!

https://x.com/SuspendedNyorai/status/1855234264859803772?t=NPebEwdPs_EUlhwa9myHsA&s=19

世界日報と合わせて「統一協会がバックにいる証拠だ!」とアンチ斎藤が嬉々としてリポストしている動画

短い動画なので見りゃ分かるが、マスゴミガー!である

それ以上でも以下でもない。

もし動画範囲外で「協会みんなで斎藤応援しましょう!」的な言及が有ったなら話は別だが、

統一協会アンチ斎藤拡散する動画なのに、そういう肝心要の部分が入ってないなんてことが普通あるか?

アンチの言う「根拠」③ 立花孝志のバックに統一協会がいる!

一番困ったのがこれ。とにかくソースが無い。

N国の濱田議員統一協会擁護する国会質問をしたという批判過去有ったが、立花本人ではない。

色々調べて出てきたのが以下のネット記事

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/chidaism.com/news/20241111-01/

この記事事実であれば、立花本人が関係を認めたということになる。

このライターの信用度については本筋ではないので言及しない。参考として、同ライターが書かれた他記事をいくつか紹介しておく。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/note.com/chidaism/n/n9260989c624a

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/note.com/chidaism/n/ne2534bc8f8a7

結び

個人的には、今回の選挙立花孝志はそこまで影響力があったのか?という疑問がある。

彼は所詮選挙ショービズで金を稼ぐパフォーマーであり、斎藤二の次自分効率よく世に売り込むためのダシとしてしか見ていなかったように思う。

無事再選した結果、よほどのことが無ければこの先4年斎藤選挙と無縁になる。立花にとって斎藤の利用価値はもう無くなったと思われる。

最後に、増田兵庫県民であり今回斎藤投票した。

理由はひとえに斎藤県政で自分が困らなかったかである積極的現状維持選択した。

2人自殺したというが、その原因が分からないまま選挙突入したので投票するに当たって考慮に入れなかった。

からないもの勝手に断定して投票する方が怖い。

ちなみに、失職直後の駅立ちをしている斎藤元彦を冷やかしで見に行ったことがある。

当時はまだ「斎藤現象」前で、本当に一人でぽつねんと駅の前に立ち黙ってお辞儀を繰り返しており、

誰も斎藤に興味を持たずスルーしていた。今となっては信じられないが本当だ。

その様子を見たとき、この男は狂人なのかストレスで壊れたのかなとしか思わなかったし、もちろん再選するようには全く見えなかった。

たった1ヶ月でここまで世論が逆転するとは思わなかったね。

2024-06-27

anond:20240627115853

SNSでのやり取りも含めて興行じゃないの?

ショービズ側の人間としてプロ意識低すぎない?

2024-01-22

anond:20240122081931

ショービズから、なんかしたときは全力でサンドバックになるのも仕事だよなと思っている

支持してる人らはそもそもから脳のキャパが小さいから、

スキャンダルは疲れるってそういうのを見ないんだよ

そういう馬鹿を囲いにすることでショウビジネスお金を巻き上げられるんだよ

ジャニーズ問題見てればわかるだろ?

芸能人スキャンダルがイヤとか吉本みたいな下品な人がイヤっていうより

世の中の人たちが、あんなにウソ八百を並べてる芸能人芸人たちを支持してることに不安を感じてしま

勿論世の中の人はそこまで関心がないんだろうけど不安になる

明らかに偽善的な世界なのに、あまりにそこに無関心というか、何も感じないのかなとか

ショービズからどうでもいいのかなとか

2023-10-18

anond:20231001233846

ジャニー喜多川の性暴力ジャニーズ独特のアイドル育成システムは別物と考えているよ。

ジャニーズが長年に渡って築き上げてきた育成システムはとても優秀。そこは性暴力とは関係ない。

かにジャニーズアイドルは、ある程度育ってからオーディションを受けたKPOPアイドル達みたいに、顔がよくて背が高くて、歌や踊りが抜群に上手くて‥みたいな子ばかりではない。

ぶっちゃけ現在ジャニーズ所属アイドルSMエンターテイメントオーディション受けたら、ほとんど受からないんじゃないんだろうか?

それでも、多くのマスコミが出演NGを恐れるあまり都合の悪い報道を控えるほど人気のあるアイドルを多く輩出できたのは、ひとえにそのアイドル育成システムにあるわけで。

デビュー前のジャニーズJr.達に歌や踊りだけではなくて、色んな分野に小さなうちから挑戦させて、歌はまずくても踊りが上手い子、芝居が上手い子、歌が上手い子、バラエティでのトークが光る子、容姿がいい子と組み合わせて売り出す。不器用ながらもお互い助けあって成長していくサクセスストーリーも込みで。

それは努力友情勝利をうたう少年ジャンプ漫画などにも似ていて、女の子達は彼らの織りなす物語に酔いしれる。

でも、やはりデビューまで辿り着けるJr.はほんの一握り。多くのJr.達はJr.のまま脱落していく。そこは他の芸能プロと同じ。

しかジャニーズ事務所の場合、中には性暴力理由で脱落していった子も沢山いると思う。そこは忘れてはいけない、とは思う。

でも性暴力の上にこのシステムが成り立っていたと断じるのは、今までのジャニタレ達の努力全否定するようで、それは違うと思う。

システムを整える道筋を作ったのは確かにジャニー喜多川かもしれないけど、芝居やバラエティなどでジャニタレが使われるように道を切り開いていったのは、その道で使われるようひたすらがんばった先輩タレント達のおかげなわけで。

ジャニー喜多川の性暴力の上に成り立っているわけでは決してないと思うよ。

まあジャニー喜多川が、ただのエロジジイなだけでなくショービズに関しては相当優秀だっただけに皆口出しできなかったので、余計タチが悪いといえばそうなんだけど。

2023-02-25

anond:20230225010504

そうなんだよ。アメリカショービズ界ににいわゆる「ジャニーズ系」がいない問題なんだよ。

2022-06-28

ジャンプ+に忘却バッテリーという高校野球漫画があり割と辛辣ネタが多い

舞妓さんの炎上素材を眺めていて思い出したのが忘却バッテリーに出てくるとある監督さんの台詞

監督さんの発言を要約すると、スポーツ選手賞味期限は短いんだから虐待並みの特訓しないと本人の価値が下がるだろと

世間に対する逆ギレ芸で語る。

ひどい理屈なのだギャグ調で勢いもあるし、なんとなく飲み込まされてしまい、後をひくエピソードである

 

今回、舞妓さんの児童労働児童虐待に当てはまるという話を見てて、

忘却バッテリー監督さんの理屈、たぶん舞妓さん業界の養育する側の理屈の代弁になってるよなと思い出し、

そういや、甲子園で稼ぎを得てる界隈の人たちは、ショービズ児童労働をさせてる意識あるんかなと気になった。

2021-08-02

スポーツ推薦で挫折した少年は不良になるという。それを集めて強豪校を作り上げ、ショービズにしてシノギにするヤクザ監督があらわれる。

不良にとってはインセンティブがないので、就職先のヤクザ事務所に話をつけて進学してもらったり、タバコよりchillいぞって大麻をあげたりする。

最終回週刊誌大麻をすっぱ抜かれる。ヤクザ監督がみんなを部室に集めて吸ってchillくなる。でも直前まで制汗スプレーを振ってたので部室が大爆発。chillい煙が学校を覆い、みんなでhappyになり出頭。

2021-07-28

anond:20210728214958

テーマ選びは俗っぽいけど、でもこの人らならショービズとしてそれなりに仕事したろうな、って信頼はあったんだよ

逆にいうとブランド守れて幻で正解だったんかも

2021-07-25

anond:20210725001005

甲子園の方がよっぽどショービズやっとるよな

地元関係ない学校でも甲子園のマモノ見たさに実況してしまうから

2021-07-23

anond:20210723223439

ショービズもっとうまかっただろ!と思うとどうしてもねえ...

2021-07-17

anond:20210717163211

世代趣味嗜好もあるだろうけど、ショービズ方面世界にお出しできるタイプの格はそのラインだろうなあとは思ってた

2021-03-27

anond:20210327224749

別の増田

「飛べない豚はただの豚だ」ってことですかね(直球)

って言ってたけどそういうことだと思う

 

渡辺直美自身の特異なキャラクターを維持するためにお相撲さんみたいな生活してるらしいで

膝・関節を労り、筋肉をつけ、痩せないようにカロリーを摂る

 

彼女が一線を退くことを決意したり、健康上の無視できないトラブルが出たら痩せるんじゃないか

 

ショービズ世界はいわゆるモデル体型(痩せてる)でもプラスサイズ(太ってる)でも不自然

日常感を提供してるから仕方ないね

anond:20210327221542

創作ショービズに限って女性へのルッキズムがすごいから仕方ないね

まだまだ年月は掛かると思う

 

単純に、 整ってない=非日常感がない=母ちゃん なんだと思うよ

男女とも "母ちゃんには萌えられないしな・・・" みたいな

 

かなり個性的なお顔立ち(婉曲表現)やひとやまいくらの凡庸なお顔立ちでも

日常感が演出できればショービズでも成功してるので

日常感が出せるかどうかじゃないですかね?

2020-10-08

身長の6倍の高さ跳べる能力

マリオジャンプ力がそのくらいらしい

身長170cmあれば10mちょっと跳べる

走り高跳び世界記録が2m45cmくらいらしくて、マリオジャンプ力は助走なしのその場跳びだからかなりすごい

10m跳べる超能力あったら何ができるかな

建物の3階まで跳べるからってできることは大してなさそう

足が速くなるわけじゃないんなら日常で出る幕はあんまりいか

10メートルの高さから落ちても平気になるのは素直にありがたい

やっぱ高跳び選手になればいいのかな

でも圧倒的すぎるしすぐ排斥されそう 

ショービズをやるにしたってただ高く跳べますってだけで人を惹きつけ続けるのは難しそう 

ガッと稼いでサッと引退すりゃいいのか?

人類史初の超能力者って触れ込みがあればしばらくは稼ぎ続けられるか?

ジャンプを応用して超威力の蹴りとか出せるようにならんかな マリオで言うなら壁キックとかもあるしできんことはなさそう

つか純粋10メートル跳んで上から降るだけでかなり強いか?でもカウンター決めやすそうだしな

横に跳んで体当たりみたいなことができるならかなり強いか でも痛そうなんだよな

10メートルジャンプ、凄いけど絶妙に使いどころに困る感じある

普通に暮らしていた水道業者オッサンがある日身長の6倍のジャンプ力に目覚め、騒動に巻き込まれていく…って感じの能力バトル的マリオちょっと見てみたい 

2020-09-28

コロナ禍鬱を言語化したい

俳優自殺が相次いでいるが、コロナ禍鬱だと思う。

平成時代常識共同幻想高度経済成長幻想、祝祭幻想現実逃避用のショービズ幻想)みたいなもの崩壊した。

人が集まる「不要不急」業の価値が壊滅した。

昔あった単語の「終わりなき日常(幻想付き)ver」から「終わりなき日常(幻想なし)ver」に移行した感じかな。

こういうことに敏感な人は特にダメージを受けるんじゃないか

特に東京は「幻想で出来てる街」みたいなものから

東京のものが「お祭り騒ぎ多幸感システム化したディズニーランド」みたいなものから

そういう幻想の中で「キャスト」として生きてた、生きようとしてた人にはキツイはず。



東京都市生活、というか平成日本人生活ってのは「面倒な人間関係接触」を減らして、

自分に都合のよい幻想を維持向上してくれる人間関係を選ぶ」ことを目指してきた。

その幻想が壊滅ししまったら「人との接触がない、幻想もない」生活しかない。それはキツイわな。

昭和までは「日々の生活サバイバル人生から現実逃避」ができた

労働現実逃避」もあるが、コロナ労働日数や強度が薄い場合もきつい。

最後は「バーチャル現実逃避アニメゲーム漫画)」だが、これは元々ヒキオタク適性がないとできないしな。

2020-07-14

下請けっていうのは、技術元請けに教えるためにやっているわけじゃないから、

そりゃ元請けがそういういみでつまらないのはあたりまえ。

ショービズっていうわけではないからな、そっちは。ふつう技術的につまらないものを納品するほうがよろこばれないとおかし

2018-11-17

今年のアカデミー賞作品賞にひっかかりそうな映画たち

自分ブログにでも書こうかなと思ったけど、だいたい https://www.metacritic.com/pictures/oscar-best-picture-contenders-for-2019?ref=hp からパクリだしそんなに力いれて調べてないので増田に放流します。

本命は『スター誕生』、『BlacKkKlansman』、『グリーンブック』あたりか。ノミネーションだけなら『ファースト・マン』や『女王陛下のお気に入り』も。


BlacKkKlansmanスパイク・リー監督

今年のカンヌで『万引き家族』の次点グランプリを獲得した、黒人映画永遠トップランナーの最新作。

黒人なのにKKKにもぐりこんでしまった潜入捜査官の実話を描く。

スパイク・リー監督作のなかでは『ドゥ・ザ・ライトシング』や『マルコムX』をも凌ぐ評価を獲得している(そして興行的にもここ十年で自己最高)。

公開時期が夏季であることと、ややコメディよりのタッチノミネーションに不利に働くかもしれないが、トランプ政権下において「ブラックリブス・マター」運動はまだまだ意気軒昂。「黒人映画」枠競争を勝ち抜くポテンシャルは十分だ。


ブラックパンサー(ライアン・クーグラー監督

解説不要だろう。今年米国内で最高興収をあげた作品にして、マーベル映画史上でも最も支持された傑作ヒーロー映画

アメリカ国内外黒人問題歴史的視点にめくばせしてオスカー好みの社会性もばっちり備えているものの、やはり「アメコミ映画」のレッテルがネック。

まだまだ白人男性・おじいちゃん大勢を占めるオスカー会員にあっては弱い。ギリギリノミネーションがあるかどうか、といったポジションだろう。

余談だが一時期新設されそうだった「ポピュラー映画賞」部門ブラックパンサーを受賞させるために作られるのだという噂だった。裏返せば、作品賞本選に選ばれる格ではない、と会員からみなされているのだろう。


Can You Ever Forgive Me?(マリエルヘラ監督

落ち目ライター有名人手紙文章捏造して高値で売る詐欺に手を出し、それが嵩じて博物館から実物を盗みだそうと企む実録犯罪コメディ

日本ではあまり知られていないけれど主演のメリッサ・マッカーシーアメリカで今いちばんアツいコメディアンのひとり。

夫のポール・フェイグと組んで『ブライズメイズ』、『SPY』、『ゴーストバスターズ(リメイク版)』などの陽性の笑いでヒット作を飛ばしてきた。

そんなマッカーシーが一転してシリアスブラックコメディに挑戦し、見事大成功。本年度の主演女優賞ノミネートが確実されている。

演出したヘラ監督の手腕も高く評価されており、初の監督ノミネート、さらには作品賞も夢ではない。


Eighth Grade(ボー・バーナム監督

インディーからまれた今年最大のダークホース

とある気難しい現代っ子少女中学生最後の一週間を描いた青春コメディ

中学生版『レディ・バード』にもたとえられる(中二病的な意味で)痛々しくも切ない、みずみずしくもどんよりとしたフレッシュローティーンライフ描写が広範な支持を集めている。

監督は若干28歳のコメディアンで、なんとユーチューバー出身アメリカ映画界における新世代の台頭を予感させる一本。すでに数多くの映画祭や映画賞にピックアップされている

オスカーコメディ敬遠する一方で、サプライズ的なインディー作品を好む傾向にあるが、はたしてこの作品の出目は吉とでるか凶と出るか。最悪でも脚本賞ノミネートは固いか


女王陛下のお気に入りヨルゴス・ランティモス監督

ロブスター』、『聖なる鹿殺し』と強烈かつキテレツ作風で知られるランティモス監督最新作にして初の時代劇

アン女王を演じるオリヴィア・コールマンを巡る二人の家臣(レイチェル・ワイツとエマ・ストーン)のバトルを描く百合時代劇……たぶん百合だとおもう。

すでに巨匠地位確立したランティモス監督過去作のなかでも群を抜いて評価が高く、今年のベネツィア国際映画祭でも第二位にあたる審査員賞を勝ち取った。オスカー前哨戦となる各種賞レースももちろん名前を連ねている。

今年の本命作のひとつとも目されるが、ランティモス特有変態さ加減が(今回は脚本までは書いてないとはいえ)どこまでお上品なオスカー会員たちに受け入れられるか……。


ファースト・マンデイミアン・チャゼル監督

ラ・ラ・ランド』で幻の作品賞受賞というなんともかわいそうな結果に終わった(それでも本人は史上最年少で監督賞を獲っているが)デイミアン・チャゼルライアン・ゴズリング

そんな彼らのリベンジマッチが実録宇宙開発物語ファースト・マン』だ。人類で初めて月面に降り立ったニール・アームストロング船長スポットライトを当て、彼の視点からドラマを描く。

企画段階から作品ノミネートは当然、という空気のなかでプレッシャーを跳ねのけて見事高評価を集めた。ノミネーションはほぼ確実といっていいのではないだろうか。反面、今度こそ受賞なるかというと、今ひとつパンチがきいてないようで不安が残る。


グリーン・ブック(ピーター・ファレリー監督

オスカー前哨戦の最も重要とされるトロント国際映画祭で観客賞に輝いた作品。ここ十年で同賞を得た作品オスカー本選にノミネートされなかった例はたった一回しかないのだ。

黒人差別が法的に是認されていた時代アメリカで、自分ちょっとレイシスト入っている用心棒白人男が南部コンサートを開きに来た黒人ピアニストを送迎する仕事を命じられる。最初は「黒人のくせに上等なスーツを着てお上品にピアノなんぞひきやがって……」と反感を抱く用心棒だったが、行く先々で差別待遇を受けるピアニストに対してだんだんシンパシーが湧いてきて……という内容。

ほろ苦くもユーモアメッセージ性に満ちた内容はまさしくオスカー好み。「分断されたアメリカ」というテーマタイムリーさもある。ちなみに監督は『メリーに首ったけ』などのロマコメで知られるファレリー兄弟の兄。このところは過去のヒットコメディリメイクなどで仕事に恵まれなかったが、もともと潜在的に持っていた社会派なセンスが一挙に花開いた。


If Beale Street Could Talkバリージェンキンス監督

ムーンライト』で一昨年の作品賞を獲得したジェンキンスの最新長編。今度こそはチャゼルにかっさらわれた監督賞もいただいて完全制覇を目論む。

原作は今年日本でもドキュメンタリー映画私はあなたのニグロではない』が公開された、黒人小説家ジェームズボールドウィンによる短篇濡れ衣をきせられて収監された夫を助け出すために奮闘する若き妊婦お話

テーマ重厚さも話題性も十分だが、公開が当初予定していた11月から12月にのたことが若干きがかり。クリスマス狙いのブロックバスター大作のなかで埋もれてしまう恐れがある。


Mary Queen of Scots(ジョージィ・ルーク監督

互いにイングランド王位をかけてあらそったスコットランド女王メアリーイングランド女王エリザベス一世を、それぞれシアーシャ・ローナンマーゴット・ロビーという旬な女優が演じる。

脚本担当したのは『ハウス・オブ・カード』や『スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜』などの現代政治劇の名手、ボー・ウィリモン。

いずれもオスカーノミネーション歴を有した名前ぞろいでクオリティ保証されている。同じくイギリス舞台にした時代劇である女王陛下のお気に入り』がライバルか。


ROMA(アルフォンソ・キュアロン監督

世界的に見れば今年最も評価の高い映画といっても過言ではない。ベネツィア国際映画祭の最高賞。

1970年メキシコ・シティで家政婦として働く女性とその一家ドラマモノクロで撮る。

評価の高さと『ゼロ・グラビティ』でオスカーを獲ったキュアロン知名度があれば当然作品賞も……となりそうなものだが、障害は多い。

まずスペイン語映画であること。長いオスカー歴史のなかでこれまで十作品外国語映画作品賞にノミネートされてきたが、受賞にいたったものは一つとしてない。

次に Netflix 映画であること。カンヌみたいに公に締め出すことはしないにしても、アカデミー会員のなかでも動画配信サービス勢に対する反感は根強い。一昨年の『最後の追跡』やドキュメンタリー作品例外として、『ビースト・オブ・ノー・ネーション』『マッドバウンド』といった作品たちもその年最高クラスの称賛を受けながらもオスカーノミネートには至らなかった。

いちおうネトフリも『ROMA』については配信に先駆けて劇場公開を行うなどの「オスカー対策」をやっているが、はたしてどうなることやら。

ちなみに Netflix でも来月に配信される。驚くべき時代になったものだ。


アリ― スター誕生ブラッドリー・クーパー監督

ショービズ映画古典リメイク。この八十年で三回目の映画化です。

本年度大本命に数えられる一本。批評家・観客からの圧倒的な支持率もさることながら、商業面でも大ヒット(現時点で世界興収三億ドル突破)を飛ばした。主演のブラッドリー・クーパーレディ・ガガの演技もさることながら、これがイーストウッド降板を受けての初監督となったブラッドリー・クーパー演出にも嬉しい驚きが満ちているとかなんとか。

監督役者脚本、成績と四方に隙のない完璧映画に見える。

だが、一昨年の『ラ・ラ・ランド』、昨年の『スリー・ビルボード』と「早すぎる大本命」はかならずバックラッシュに晒されるのがオスカーという場。12月以降に猛然と差してくるであろう後続期待作たちを振り切れるかどうか。


Widows(スティーブ・マックイーン監督

2013年アカデミー作品賞を獲得した『それでも夜はあける』のスティーブ・マックイーン最新作。オスカー獲得後の第一作でもある。

シカゴでヘマをやらかして死んでしまった強盗たちの四人の未亡人ヴィオラ・デイヴィスエリザベス・デビッキミシェル・ロドリゲスシンシア・エリヴォ)が亡夫の後を継ぎ女だけの強盗団を結成するちょっと変わった犯罪映画

マックイーンとヴィオラ・デイヴィスというアカデミー賞受賞コンビ鉄板の出来。

そのパワーでジャンルムービーを嫌うオスカーノミネーションを勝ち取れるかが見どころだ。


Boy Erased(ジョエル・エドガートン監督

厳格なキリスト教である両親のもとで育ったゲイ少年ルーカス・ヘッジス)が教会同性愛矯正プログラム(いわゆるコンバージョンセラピー)に放り込まれセラピストとバトルする青春ドラマ

近年では『ダラスバイヤーズ・クラブ』のジャレド・レトがそうだったように、LGBTもの俳優にとってオスカー像への近道だ(スカーレット・ヨハンソンみたいに非LGBT俳優LGBTの役を演じることに倫理的非難が高まりつつあるにしても)。

批評家から評価的には作品賞には届かないかもしれないが、演技賞ではノミネートが有望視されている。

トランプ政権下でLGBTに対する抑圧が増しつつあるだけに、時事性も捉えているかもしれない。


Vice(アダム・マッケイ監督

GWブッシュ政権下で「史上最悪の副大統領」とも呼ばれたディック・チェイニー副大統領クリスチャン・ベール激太り(何度目だ)+ハゲという負の肉体改造で演じたブラックコメディ政治劇。

他にも妻リン・チェイニー役にエイミー・アダムスラムズフェルド国防長官役にスティーヴ・カレルGWブッシュ役にサム・ロックウェルなどアカデミー賞級の芸達者がずらりと並んでいる。

題材としてはなかなかトリッキーだがマッケイ監督の前作『マネーショート』がそうだったように、ツボにはまれば一挙にアカデミーノミネートまで行ける。

同じく政治ネタでライバルだった『フロントランナー』(ジェイソン・ライトマン監督)の評判がいまひとつ芳しくないのも本作にとっては好材料


The Old Man and the Gun Now(デイヴィッド・ロウリー監督

名優にして名監督ロバート・レッドフォード引退作。15才で逮捕されたときから人生を通じて強盗を繰り返してきた70才の犯罪者(レッドフォード)と彼を追う刑事ケイシー・アフレック)、そして彼に惹かれていく女性シシー・スペイセク)を描く実話犯罪コメディ

作品ノミネートは微妙なところだが、レッドフォードはまず間違いなく主演男優賞候補入りするだろう。

ちなみにデイヴィッド・ロウリーの前作であるゴースト・ラブストーリー『A GHOST STORY』は今日から封切り。観に行け。

一方で、実話犯罪・老人・名監督にして名俳優共通する要素の多い作品としてクリント・イーストウッド監督の『The Mule』にも注目しておきたい。こちらは80才の麻薬の運び屋をイーストウッドが演じる。映画祭などでもまだ未公開なため、どう転ぶかはまだわからないが、近年のイーストウッド作品に対するアメリカ人の冷め方からすると賞レース的な意味での期待はあまりできなさそう。



その他有望そうな作品

メリー・ポピンズ リターンズロブ・マーシャル監督

シカゴ』でアカデミー作品賞をさらったミュージカルの名手ロブ・マーシャルディズニー伝説的名作の続編を制作

エミリー・ブラントベン・ウィショーこりん・ファース、ジュリー・ウォルターズといった英国の名優たちでがっちり固めつつ、リン=マニュエル・ミランダメリル・ストリープといったミュージカル定評のある俳優陣をフィーチャーし、万全のPermalink | 記事への反応(3) | 16:07

2018-10-19

anond:20181019110358

アイドルにレッスンを受けさせるのは、少なからショービズとして成立する興業を行う為

・逆に言うとレッスンが必要アイドルは、ショービズには出しづらい

興業として失敗するようなステージ主催者側が催せない

・つまり最初から天賦の才を持つ安室奈美恵のようなアイドルか、「レッスン費用無尽蔵に支払える人」のみしかアイドルになれない

・あるいはアイドルとして登録? した際に「年間レッスン料」みたいな形でローンを組ませるやり方もできるのかもしれないが、それはいわゆる専門学校と変わらない

・そのアイドル学校方式で立てたアイドルグループは、経営者側として考えた場合には特にアイドルとして何か仕事を行わせなくても授業料徴収できているので、アイドルアイドルにする動機は薄い

みたいなところだと思うんやけど、どないやろ。

2018-08-09

anond:20180809130412

解釈の仕方がおかしいで。

vtuberとか、今の日本で糞サブカルコンテンツ(生産性皆無)とされているようなもの日本カジノ踏み台としてショービズというジャンル昇華する可能性がある」

って話をしとんねんで。

いわゆる地下アイドルみたいなのもな。

そうなりゃ、お前、ある意味バブルやぞ?

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