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2024-10-27

[] ナマポでヤク中だった母親と絶縁した時の話

「親子は血が繋がった他人

これは僕の根幹の考えである

最近、親ガチャ毒親という言葉が以前より目にする機会が増えたように思う。

この記事を書くことを思い立ったのも、Xでとある漫画が流れてきたからだ。

簡単にいうと、お金にだらしなくヒステリック母親子供が振り回され、主人公女性JKリフレに手を出すという話。

僕の母親はまさにこんな感じの女性だった。

離婚してから定職につかず生活保護

光熱費家賃給食費の延滞は当たり前

・虚言癖、自傷ヒステリック

逮捕歴は5回以上、刑務所入りは3回(詐欺万引き、薬物使用etc

漫画のようなここまで強烈な逆ギレはされたことないため、そこだけはうちの母親の方がまともかもだが...

実際に親が警察のお世話になっていることから客観的に見て毒親にあたる母親に育てられたわけだが、32歳の今、結婚もして自分はとても幸せ暮らしている。

なぜそうなったか、いくつか要因があるとは思うが、

①早々に一人暮らしして独立したこと

②たくさんの大人に関わったこ

③絶縁したこと

3点が影響が大きかったと断言できる。

そのため、毒親や親ガチャで悩んでいる方向けに、何か一つ考えや行動のきっかけになればと思い、経験談を書いていこうと思う。

▫️前置き

・これは私個人経験であり、すべての状況に当てはまるものではありません。この選択が誰にでも正解というわけではないことをご理解ください

【18〜20歳無職母親に愛想をつかし独立

まず、18−20歳の頃、生活保護を受けていた母親と、血が半分繋がった妹を置いて独立したことが初めて距離を置いたタイミングだった。

少し遡り、高校3年生の夏、再婚した義父と母が離婚をして、母、妹、自分の3人ぐらしとなった。

その時、妹は2歳だったので、母は定職につくまでの間、生活をするために生活保護申請をした。

僕は公務員になるための専門学校体験講義などに行っていたが、母が離婚したことによって道は閉ざされ、高卒で即働く以外の選択肢がなくなった。

まぁ、正直卒業してからまた勉強したいと意欲的には思っていなかったので、早めに働くつもりではあったが、自分で決めるのではなく親の影響で道が閉ざされたことに対して、理不尽だと感じたのは覚えている。

また、兄は生みの親の方の父を頼り、大学に行っていたこともあり、表では気にしないふりをしても内心では不公平だと思っていた。

自分が中3の頃、母は詐欺で捕まり、その時にさんざん泣かされたので、母親には愛想は尽きかけてはいたが、まだなにも知らない2歳の妹を守りたい一心で働くことを決めた。

公務員試験にも無惨に落ちたり、就職面接も3〜4回落ちたが、なんだかんだその年の12月に家から近くの職場で、正社員として雇ってもらうことが出来た。

会社ではちょいちょいパワハラみたいなのも受けたりはしたが、親よりマトモな大人ってたくさんいるんだなということを思ったのを覚えている。

新入社員自分一人の給料では3人分の家計は支え切れず、続けて生活保護を受けていたので、自分正社員として働き、加えて母親精神病病院に通いながらゆくゆくは定職につき生活保護から抜ける、というのが共通目標だった。

しかし、結局母親は2年もの間、ほぼ定職につくことができなかった。

母親が働かない限り生活保護から抜けられなかったので、稼いでも稼いでも家にお金を入れるばっかりで、自分の使えるお金は増えていかなかった。

18歳の頃、手取り14万円で働き、10万円、家に入れていた。

20歳の頃には、給料が増えて手取りは16万円くらいになったが、家には11万円くらい入れていた。

世帯収入が増えると、当然生活保護費は減らされるので、その分家に入れる金額が増えるので給料が増えても、むしろ損な気持ちになっていった。

なにかがきっかけというわけでもなく、なんで自分新社会人でいびられながらも会社に行き続けてるのに、自分が信じて支える母は仕事にまともに行けず、適当理由をつけて、数ヶ月で仕事を辞めるという日々が続いていた。

20歳大人になったばかりの子供が、言い訳ばっかりして仕事に行けない親を叱りつける、という歪んだ日々も続いた。

自分自己嫌悪したこともあった。

そんな陰鬱とした日常から抜け出したくて、母親と妹を置いて、その時付き合っていた彼女実家の近くに一人ぐらしで引っ越した。

まり20歳で早々に独立したのだ。

この時、妹と母親を置いていくことはものすごく抵抗はあったが、それよりも自分人生がこのまま改善が見られない母親の面倒を見ていくことだけで、終わってしまうことがたまらなく怖かった。

貯金をする余裕もなく本当に貧乏お金がなかったため、家賃3万円台のレオパレス系の物件を借り一人暮らしスタートしたが、初めて自分決断をし生活を選んだことで充足感で満ちていた。

【21〜23歳:母親万引きと薬中になり家庭崩壊、妹が母親の元を離れる】

一人暮らしを始めてからも、小さな妹を残してきたことが気がかりで2〜3ヶ月に一回くらいのペースで、実家に顔を出すようにはしていた。

ただ、本当に家の散らかりようが酷かったのは覚えている。

しょっちゅう電気水道が止まったり、たまにご飯に虫が入っていたりと。

それを発見するたびに母親に注意をし、妹には色んな世界を知ってほしくて、できる限り遊びに連れて行くようにしていた。

公園に行く時もあれば、スケートに行く時もあれば、自分の家でSwitch遊んだりした時もあった。

そんな日常の中、唐突に家庭が崩壊した。

母親が妹の前で万引きを行い、警察通報され、妹が児童相談所に行ってしまったのである

子供の前で犯罪行為を行ったということで、児童虐待と見なされた。当たり前の話だ。

今回の話の主軸とはずれてしまうので経緯は省略するが、この間家庭の立て直しのために毎週のように実家に行って最大限の努力をしたが、それでも最終的には母親が薬物にハマったことにより、猶予をもらっていた児童相談所からも厳しい決断を下され、離婚した義父(妹にとっては実父)のもとに行くことになり、もう2度と母親の元に妹が戻ることはなくなった。

その時まで、自分独立したことは正しかったと自分に言い聞かしていたが、この時は本当に後悔の念に駆られていた。

「"自分がいたら"、万引きをするのを防げたのか?」

「"自分がいたら"、薬物中毒になるのは防げたのか?」

「"自分がいたら"、妹が児童相談所に行くことはなかったのか?」

今となっては、結果的父親のもとに行って良かったと諦めはついているが、この離婚した父親の元にはすでに不倫相手との間の子供がいたので、妹が疎外感を感じるんじゃないかと怖かった。

自分感情としても、信じたくなかった。ただただ、嫌だった。

しかし、無力な自分には何もすることができず、自分人生の中での最大の挫折をし、心に傷を負ったまま普段生活に戻って行った。

そのころに今の妻となる女性SNSを通じて出会い、反対に自分と同じく家庭問題で悩んでいた妻を精一杯支えることで、心の傷が少しずつ癒えていった。

一方その頃母親は、メンタルクリニックで知り合った男と一緒に暮らしていたが、そんな状況でもしょっちゅう犯罪を繰り返し、5年前後刑務所生活を送ることになっていた。

【30歳〜:出所してきた母親に絶縁を伝えた】

普段生活に戻った後、妻と結婚した翌年だった。

母親が5年ぶりに出所したとのことで、叔母経由で連絡があった。

叔母の家にいる母とのLINE通話で少しだけお互いの近況を話した。

自分結婚したこと

・母が今住んでいる場所病院に行っていること

・「更生」するために意気込んでいること

最後、どこに住んでいるか聞かれたが、それは言えないと断った。

結婚した妻と一緒に数年前に新しく住んだ家にはどうしても来てほしくなかったかである

独り身だったら決断は変わったかもしれないが、絶対に妻には迷惑をかけたくなかった。

新しい携帯電話番号も伝えなかった、事実上の絶縁である

電話越しの声のトーからも母が悲しがっていたのはわかったが、妻との生活と天秤にかけた時に自分意思は固かった。

LINE通話事実上の絶縁宣言をしただけ。

たったそれだけの行動で、今まで10年以上縛っていた、自分の心の荷がストン下りた。

自分人生から母親がいなくなった。

ちなみに今年、刑務所から父親宛に手紙が届いたらしく、それでまた刑務所に入ったことを知ったのだが、「ああ、やっぱりな」という感想しか出てこなかった。

【終わりに】

毒親、親ガチャ問題は様々なケースが存在するので、全部のケースで当てはまるとは言えないが、自分人生客観的に振り返った時に、下の3つがターニングポイントになっていた。

①たくさんの大人と関わる(親戚、仕事趣味の繋がりなど)

一人暮らしして独立する

③親と絶縁する

まず前提として、僕は人より鈍感であるため、へこむことはあっても、精神が病むことはなかったので、心に傷を大きな傷があり、精神状態があまり良くない方はまずは病院に行ってみたほうがいいだろう。

実際に妻は家庭問題最初まり精神状態が良くなかったので、最初は一緒に病院に行っていた。

ただ、一方で薬や病院もあまり頼り過ぎも良くないと自分は考えているので、良きタイミング仕事友達などで人との繋がりを増やし、徐々に社会復帰できれば一番ベスト

妻は、バイト自己肯定感や自信を取り戻し、保育の専門学校友達ができ、今は保育園仕事に悩みながらも、精神状態が大きく崩れることはなく立派に自立している。

精神状態問題なかったら、①のたくさんの大人と関わるという段階にステップアップする。

僕の場合仕事で会った人の影響が大きく、「親よりまともな大人ってたくさんいる」という事実と色んな考えに触れることによって、親の悪い影響を受けなくて済んだと思っている。

ただ、仕事ぶっちゃけ「ある程度ピックアップ選択ができるガチャ」みたいなものではあるため、そのほかにも親戚の家に転がり込んだり、今ならSNSで繋がった趣味が会う大人と会うのもいいだろう。

僕はスプラトゥーンというゲームが大好きで、ゲームをしながら色んな人とSkypeDiscordを通じて話したり、しょっちゅういろんな人とオフ会で会って交流関係が広がった。

独立と絶縁については、似たようなもんだが、独立だけで済むならそれが一番。

しかし、僕は絶縁までしないと本当の意味で心の荷が下りなかった。

絶縁したおかげで、たまにこうやって思い出して文章を書くことはあっても、自分人生におけるウェイトはすべて自分と妻と愛猫で占めている。

僕は独立したことにより、結果として妹に悲しい思いをさせて苦しんだし反省もしているが、絶縁まで済んだ今となっては、自分に抱えきれない問題だったと諦めがつき、後悔はしなくなった。

それだけ、親という一人の大人を変えるのは難しいことなのだ。

最初に申し上げたとおり、僕のスタンスは「親子は血が繋がった他人」。

どうしても抱えきれないなら、自分人生を選び、縁を切ればいい。

あなた人生なのだから

2024-10-26

anond:20241026125606

元々高齢者福祉家族がやるものだった。

現在の老人が若い頃は家族として高齢者の面倒を見つつ年金の払い込みもしてたんだよ。

そして出産子育て行政支援ゼロだ。

そのときに面倒を見られてた老人は年金の払い込みをしたこともないのに受け取っていた。

現在の老人たちも決して安楽なだけの人生だったわけではない。


老人たちが若いころは家に水道なんて無い、牛肉を食べたことがないのが普通だったし、魚屋商品ハエがとまってるくらいは普通のことだったし、羽毛布団なんて存在すら知らないのが普通

自動車ひき逃げ上等の倫理観

冷蔵庫洗濯機もない。

少しばかり金廻りが良くても無いものは得られないんだよ。

豊かさとは物やサービスであって、未成熟社会の中での豊かさなんてのは全然豊かじゃない。


現代社会インフラを生まれときから用意されてるってのは相当なイージーモードだと理解すべき。

老人たちを支えるのは最初から用意されている社会インフラに対する料金であり、それを「搾取」と呼ぶのは分断を煽る悪だと思う。


それはそれとして長期的に社会を維持するのが困難な状況に陥っている現実はある。

老人たちが若いときから働いて現代社会インフラを作り上げたように、今の困難に立ち向かうのは今の若者だよ。

投票自分 (を含む集団) の利益代表する者を選出する行為であって、他の利益との調整は選ばれた議員仕事だ。

投票自分利益を元にやっていい。

2024-10-24

anond:20241024120157

「前に進め」は詐欺師によくある皮肉用法で、「生活水準民度も下げろ、大富豪だけ優遇」という意味

ラファージュ麻生なんて金融汚染庁は作るし、水道権は売ろうとするし、ズブズブじゃん

夢 (No.1259 2024/10/24)

閑散としたショッピングモールの広大な敷地を歩いている。際限のない広さにはいつも漠然とした不安を覚えるものだ。駐車場に出て車を待ちながらぼんやりしていると、傍らに佇む寂れた理髪店が目に入った。すっかり色褪せた看板文字はもう読み取れない。店の奥では年老いた店主がテーブルに肘をついたまま居眠りをしている。退屈な年月に曇った鏡が鉛色に光り、古びた柱時計振り子が思い出したように午後何時かを報せる。そんな店だ。

ちょうど店の正面に停められたワーゲン入口を塞いでいる。これでは客が来ても店に入ることができない。さすがに気の毒な気がする。そんなことに気を取られているところへ、フライパンほどもある巨大なムール貝を抱えた子供が戻ってきた。満面の笑顔で、海辺で見つけたのだという。ちょうど近くのコテージに知り合いのバーテンダーSさんが住んでいる。持ち込んで料理してもらおう。私たち太陽に灼かれた真夏の砂浜を陽気に歩き始めた。

Sさんの家は初めてだった。コテージと聞いていたが、リッツスイートを思わせる雰囲気洒落た一室であった。むろん料理は絶品。たらふく食べ終え、子供たちを先に帰すと、ようやく飽和した時間が速度を落とし始めたような気がした。

改めて周囲を見回す。壁一面の飾り棚に美術書西洋皿が並べられている。明るい色彩と軽快な形象。だがコップを取ろうと手を伸ばしたところ、傍らの皿を一枚落としてしまった。幸い割れることはなかったが、鈍い音を立てて絨毯に転がる陶器の影。Sさんこちらを振り返る。その表情は先ほどまでとはまるで別人のような冷徹さであった。「その皿はほんの数時間前に洗って乾かしている途中だった、なぜこの場所に立てかけてあるのか、一瞬でも理由を考えてみるべきだ」抑揚のない無機質な口調が返って凄味を感じさせる。私は言いようのない身の危険を覚え、無言のままキッチンへ向かった。水道蛇口をひねる。その瞬間、視界の片隅で何かが動いた。足下を見下ろすとそこには夥しい虫が蠢いているではないか。どれも白い幼虫、いわゆるキャタピラーであった。思わず後ずさりする。再びSさんの様子を窺う。するとその表情は三たび変わって、覇気のない疲れ切った老人のそれであった。「虫のことなら知っているよ、むろん駆除は試みた、だが際限がなくてね、今はもう諦めているんだ」私は傍らに置かれた掃除機を動かしてみた。だが蓋が壊れていて吸い取ったものがことごとく空中に撒き散らされるばかり。たまら勝手口の扉を開けて屋外へ転がり出た。

そこは唐突に美しい高原風景であった。朝露に濡れた草原が海のようにうねりながらどこまでも続いている。鮮やかな新緑の色彩が意識の底に溜まった微熱ゆっくりと冷ましてゆく。白濁する呼気。やがて安息が全身を包み込み、穏やかな睡魔に襲われる。私はようやく世界理解し始めた。ここには本当は自分以外に誰一人として存在しないのだ。そうだ、きっとそうに違いない。

2024-10-23

道路工事をしていた

水道だかガスだか知らんが、でっかいカッター道路を切っていた

俺は横断歩道を渡った、信号はない、片側1車線の生活道路、片側を塞いでの工事

横断歩道の向こう側の警備員が俺に止まれといいたげに誘導棒を俺に向けた

意味わからん(わかってるが)ので俺はそのまま進行を続けた

左側から車が来ていたが俺は横断歩道を進む

車は停まった

ガードマン「止まるように合図したでしょ!」

 

俺「。。。」

俺「あの、それ道交法違反だけど大丈夫?法的にヤバいけど、大事にする気はないから謝ってくれたらそれで終わりにするけど」

ガードマン「車が少ないから先に通そうと思った」

俺「謝るの?謝らないの?」

ガードマン「。。。」

俺「ここの現場責任者誰?呼んで」

ガードマン「。。。」無視

俺「あの、かなり不味いことになるけど覚悟出来てる?とにかく監督呼んで」

 

監督「なんすか?」

俺、あれこれそれ

 

俺「で、まず確認ね、道路使用許可は取ってるの?」

監督「取ってますよ」

俺「どこにも掲示されてないけど、いいんだっけ?知らんけど」

監督「車の中にある」

俺「あ、そ、それはいいんだけど、で、謝るの?どうなの?」

監督はいはい、すいませんねー」

俺「謝る気ないのね、わーた、んじゃ法的に可能な限りできる事をやりますね」

 

付近写真を撮る、工事看板がどこにも無いのを確認

 

近所の交番

俺、かくかくしかじか

 

警察官(うっぜぇぇぇ)

 

俺「道路使用許可が出てるかはここで確認できる?本署じゃなきゃ無理?」

警察官「とりあえず現場は見に行かせてもらいますオタクの住所氏名年齢連絡先を書け」

俺「ほいよ」

 

俺、本署へ移動

交通課にて

俺、あれこれそれこれ

俺「道路使用許可は開示してもらえるの?いちいち開示請求しなきゃだめ?したところで全部黒塗りだろうけど」

警察官プライバシー問題で見せることは出来ません、ただ法的に問題があるのは理解できるのでこちらで是正指導します」

俺「道路使用許可を取るには工事現場見取り図警備員の配置図面を添付する必要があるはずだが、その通りになっているか確認してもらえるか?現場警察官臨場してもらっている」

警察官「わかりました」

俺「でね、俺もこんなところまで来て大事にしたくないのね、でも現場工事看板も出てない、なんの工事で誰が施主、発注者なのかもわからない、だからこういう方法しかないことを理解してくれ、面倒で馬鹿らしい対応であることは理解している、工事看板が出てりゃ発注者電話すりゃ済むのにね、ねぇんだもん、連絡先を調べるにはこうするしかないでしょ?」

警察官「わかります

 

俺、現場に戻る

先程まで無かった工事看板がどーんと掲示されている

 

水道工事で市の発注であることがわかる

 

連絡先が書いてるので電話

 

俺、あれこれそれこれどれそれ

 

担当者担当者が不在なのでわからん

俺「じゃぁ担当者にお伝えください、明日また連絡します」

 

時間後、見知らぬ番号から電話がかかってくる

 

担当者「◯市です、ご迷惑をおかけしました」云々カンヌ

俺「ずいぶんずさんな工事させてるのね、指導監督はしてないの?」

担当者「してます

俺「誘導員にどういう教育をしているか、その実施や精度を担保する機能はあるの?」

担当者作業前に注意点などをミーティングでやってる」

俺「それただのKYじゃん、じゃなくて、誘導員として必要な法的な知識技能資格があるのか発注者側として管理しているのか?」

担当者「ムニャムニャ」

俺「無いよね?問題が起きた時に入札停止になるとか、そういう抑止力が無いとやりたい放題にしかならないと思うが」

担当者「おっしゃるとおりです」

俺「でもどうしようもないんだよね、判るけどね、こんなクレームときでなんらか法的な処分も無理なのは承知してるし、もういいや、無駄だし、ちゃんとやってください、以上です」

担当者はい

 

まぁこういうやりとりがあった、そりゃいいんだわ、別に怒ってるわけでもない

当該横断歩道はもうすぐ一人で外出する年頃になる息子が小学校公園に行くのに必ず通る道路で数十年前から警察信号機の設置、取り締まり実施をお願いしているがどうにもならない。

 

ほとんどの車は横断歩行者がいようと我が物顔で通過していく、そんな横断歩道なわけで

息子が交通事故にあうとすればここだろう

 

そりゃいい、死ぬ時は死ぬ、大怪我で済めば良い、親はコントロールできない

せいぜい俺が当該横断歩道を使う時は強引に渡り車に急ブレーキを踏ませて啓蒙活動するくらいしかできない。

 

世界なんてそんなもんだ、それはいい、そこまでは全然俺の中で納得の範疇なんだが

 

で、この話を70過ぎの母親にしたら呆れ顔だった

無駄バカな事をして、いい歳してまだそんな幼稚な事をしているのか」

 

これがムカつくんだわ

「俺はそういうのが嫌なの、自分さえ良ければいい、今さえしのげればいい、車優先を容認歩行者自分安全を見計らって自己責任で渡れば良い、文句を言わない、受け入れる、それが大人所作、知見、個の最適解、みたいなのが嫌なの、公益社会秩序、全体の利益無視した結果、世の中が腐っていく」

 

つーたら、はいはい、みたいな顔されて怒りふっとー

この怒りをどこに向ければいいのか

2024-10-15

今日嘘松

guchi@staaaaaaaah

女子トイレは個室だから男児が入ってもいいだろうとか言われるけど、やっぱり嫌だよ。昨日アウトレットにもSAにもどう見ても小学生男子がいたし、鏡舐め回したり水道遊んだりしてるクソオスガキばかり出くわして最悪だった…安定の使えなそうな父親連れだったし。せめて連れてくるなら躾してくれよ

男児叩きのための嘘松無限に出てくるな

2024-10-13

[]

この土日は新婚生活に向けての引越し段取り契約書の作成をしていた

引越しでは色々と住所変更しないといけない

物件の決定後にライフラインコンシュルズなる者から勧誘電話がひっきりなしに来てウザかった

なんでも無料電気水道ネットやらの手続きをするとか言う胡散臭い電話

話を聞いているとネット契約をさせてこようとしてきてキショかったのと仕事中なので切った

翌日も電話がかかってきていたが仕事で出れずにいるとメッセージ電話を打ち切るという内容だった

怪しすぎたので警察相談しようかと思っていたのでこれで良かった

そもそもなんで俺の個人情報を知っているのかとなんで無料なのか

不審な点しかない

契約書を作成して一先ずはオンライン重説を終えて発送すればタスク終了か

2024-10-12

水圧

こんなのあったらいいなとずっと思ってるもの

 

混合水栓

レバー上げたら水が出て左に回すとお湯になる水道のアレ

もっと便利になる余地ありそうじゃない?

 

真ん中でお湯じゃなくなるけど

右側はひたすら水だろ

 

右半分全部同じ水量なのはなんで?

 

上下で水量は変わるけどそうじゃないんだ

鍋に何リットルも欲しい時と手を洗うときの水量は違うだろ

レバー上下する繊細な力加減を毎回求めてくれるな

ガッと上げても程よいポイントを横軸で確定させたいんだ

 

お湯の方は給湯器水道かの量を絞って熱くしたりぬるくしたりしてるんだろ

水でもできそうじゃないか

できないのか?

そういう水栓はもうあるのか?

ないのか?

 

もし販売されてたらメーカーの人ごめん

anond:20241012131023

声優さん性格悪いのは普通でしょ。

40歳も鯖読んだり、ファン水道管や電線と同列に扱ったり、めちゃくちゃだぞ。

anond:20241012103513

ばかだなぁ

土地があれば何やっても私有地から自由なんだぞ

そしたら俺はちょっといいスーパーハウス買って電気水道ガスが使えるようにしてくらすわwww

風呂銭湯wwwwww

っしゃあ!

2024-10-10

ACアダプタ界隈、なかなかの土人みがある

以前水道栓アダプタ界隈が土人みがあるとポストした者である

この商品をみてほしい。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0C58N3JJ4

なかなかに土人っぷりがすごい。

まず、この内径*mmという規格の乱雑みがすさまじい。

誰も統一規格を考えなかったのだろうかとシンプル不思議に思う。

IT界隈ではUSB-CでのPD充電がメインになりつつあり、今後10年にわたり整然とした「充電・給電ワールド」が展開されるだろう

つまるところ土人の反対、貴人のたぐいである(なんのこっちゃ)。

おそらく欧州委員会とかががんばって統一規格にしてくれてるんだろな。しらんけど。

さすがヨーロッパ!ヨーロプ!おれたちにできない世界をかんたんに構築してのけるッ!

そこにシビれる、あこがれるゥ!(電気だけに

2024-10-09

鍋の季節が迫ってくる白菜シーズン増田すまんズー紙の偉作ハルクテッマ瀬賀津石延べ菜(回文

おはようございます

だんだんとやっぱり寒くなってきてと言うよりも涼しくなってきたのかしらね

もうちょっとすると薄手の羽織ものを求めて探しておかないと

いざって時にどうにもこうにもならないときがあるので

奥の引き出しから探してこようかなって思うわ。

水もさ、

水道の水もさ冷たくなってきたし

ああ、

今年もベーナーの季節だな!って思っちゃって昨シーズンあんまりベーナーの鍋の実施した記憶が無くどうしたのかな?って思い出してみて古いアルバムをめくったら涙そうそう

いや泣いてないけど

その時にハマっていたぶんぶんチョッパーの切れ味を試しまくりまくりすてぃーで

微塵切りタマネギを決めに決めて

タマネギトマトスープストックを作りまくっていたんだわ!って思い出しちゃった。

思い起こせばあれ完成するまでに2週間ぐらいかかるので、

マジかー!って思われるかも知れないけれど

具材を刻んで煮込んでなんか味がまとまるにはそのぐらいかかるような最低でも1週間はかかるわ。

その間ずーっとベーナーしようと思っても鍋それで塞がってしまっているので、

美味しい白菜シーズンチャンスを前髪で逃してしまったのよ。

なので今年は白菜チャンスの前にベーナーの鍋を!と決めて決め込んで振り込もうと思うの。

振り込むってのは

ベーナーの具材にするもののことでまあ鍋に具材を入れるってことをカッコよく業界用語的な感じでいうところよ。

今シーズン初のベーナーの具材の鍋はなににしようかな?って白菜はもちろん、

まあ鶏肉は必至必須具材として、

あ!そうそ

つくねってあるでしょ?

あれ面倒くさいかミンチ肉をそのままダイレクトに匙ですくってそのまま鍋に入れるスタイルって

手抜きだ!って思われそうなきっとつくね警察に言われちゃいそうだけど、

あれミンチ肉買ってきてラップ外してそのままのスタイルで匙ですくって鍋のベーナーに入れて火入れしたら

結構そのまんまでも美味しいつくねができるのよ。

からこねくり回して作るつくねは手間なときがあるので、

その時がきたとき以外の面倒くさいなぁって思ったら

そのままのスタイルで鍋に投入することをお勧めするわ。

洗い物も少なくなるし手も洗わなくていいしお手軽よ!

急に沸いてくるふつふつとしたこのなんかベーナーの鍋作りたい欲!

ぶんぶんチョッパーの切れ味も再確認したいタマネギも微塵切りしたいし、

まだ季節的には鍋ってクラウチングスタートなのでフライングしそうよ。

今シーズンとかは白菜はもとより

魚をたくさん取り入れる鍋もいいかしら?って思うのよ。

私なんで鍋に魚多用しないかという多様性を認めなかったのかって思ったら

古いアルバムをめくることもなく、

魚は下処理しないとなんか臭い!ってことなのよね。

丁寧に塩ふって余分な水分とか臭みとかを取ってやんないと、

私の場合鍋が何日か続く場合があるので、

なんか魚臭くなっちゃうのはきっと私が横着して魚をそのまま投入する鍋に入れるからなのよって

原因はそれだと思うわ。

あれも塩ふってキッチンペーパーで軽く拭いて

そういうことをしないといけないのよね。

丁寧に。

そう丁寧に。

なんかでもさ、

鮟鱇とか安くて売ってるんだけど

あれって鮟鱇って実はアンコウなほどに人気あるのかしら?

食べたら美味しいけれど

あれした処理とかどうしたらいいのかしら?切り身とはいえ

まあ調べたらたぶんアンコウのことがたくさん出てくると思うので、

でも一旦調べたら検索エンジン

アンコウ好きなんでしょ!?

ほら!ここにもアンコウがたくさんあるよ!ってどんどん私の追い求めていないアンコウ情報がやってくるの。

それはさすがにもうノーサンキューって言わんばかりだけど、

ふとなにげに検索エンジンアンコウたくさんあるよ!って教えてくれたものの一つに

アンコウモチーフにした手作りブックカバーがあって

それはなんかちょっと可愛くて欲しくなっちゃったのよ。

わず検索エンジンアンコウ好きなんでしょ?作戦に引っかかるところだったわ。

なかなかやるわね!って思った次第よ。

うーん

アンコウモチーフブックカバー気になるわ。

気になるー!

うふふ。


今日朝ご飯

無性にたまに食べたくなる納豆を手軽に得るために納豆巻きをゲットしてきて食べました。

納豆美味しいわー。

こないだ見たときはコーナー納豆巻き売り切れていたので、

きっと人気があるのねって思いつつ

今日はあったので早速ゲット!

今日占いラッキーアイテム納豆巻きだっただけにラッキーね。

でも本当は大葉を巻いた納豆巻きがラッキーアイテムだったけれど。

まあよしとしましょう。

デトックスウォーター

ホッツストレート白湯ウォーラーしました。

沸かしておいて冷ましておいている間に飲み頃の温度になるので

その頃合いを見て飲むホッツストレート白湯ウォーラー

起きた身体を目覚めさせてくれるわよ。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2024-10-05

脂肪燃焼スープ七日間プログラムはおしりおしまいになるって誰か教えてほしかった

インターネット脂肪燃焼スープ七日間プログラム記事は星の数ほどあれど、うんこめっちゃ出るって正直にストレートに書いてる記事が見当たらなかったので、正直にストレートに書いておこうと思った次第

やった人の感想で「代謝が良くなる」とか「やってみてぐったりしてしまって…」みたいなのをよく見たけど、それってうんこめっちゃ出るの隠語だったん???配慮された大人言い回し全然わからんのだわ

やったのに一番近い脂肪燃焼プログラムは下記

https://www.mamegra.com/pgm/DIET/BBS/752?os=2

レシピの分量で出来上がったスープは、だいたい1日で食べる量として進行した

1日目から、もはや水道???みたいな排出っぷり

3日目もすぎるとお尻が終わりすぎて泣きが入ってくる

何回もトイレに篭る羽目になるので、在宅ワークしてるとか長期休暇だとかで家にいる状況じゃないと人間尊厳が危ない

トイレットペーパーの消費がエグかった

タンパク質最初の4日くらい摂らないので、その時点で筋量の減りが訪れる

やってる期間中筋トレも盛り込めると良いのかもしれないけど、うんこの機運でだいぶ体力を消耗しているので、筋トレどころの騒ぎではない

まじで4日目くらいには単純に身体のしんどさが出てきて、風呂で倒れそうになった 危ない

ちゃんとやってくと本当に体重は減るのだが、筋量の減りもあるので、大変リバウンドやす

一瞬体重を落とすにはよいとおもうけど、尻の犠牲を思うと結構つらい気がしました

これからやろうとしてる人はボラギノールとか用意してから臨むとよいとおもいます

Have a niceおしりだいじに

2024-10-04

anond:20241004183702

「それ以外の市町村」のうち市については総務省発表で「都市部」って明言されてるから田舎じゃないんだよ。

逆にいうと現在町村な場所総務省見解では非都市部ライフライン保護を明言してないんで、水道だのガスだのは切っていく可能性をほのめかされてるわけ。

2024-10-03

anond:20241002141933

大人子供も、男性ちゃんとおちんちん見ながら排尿したほうがええよ。

ホースの出口が乾燥してると、おしっこがまっすぐ出ないことがあるからね。

水道蛇口を指でふさいだ時みたいに、想定外の方向に出てしまうと、

便器の外にいってしまったり、ズボンを汚すことになる。

2024-10-02

九  与次郎が勧めるので、三四郎はとうとう精養軒の会へ出た。その時三四郎は黒い紬の羽織を着た。この羽織は、三輪田のお光さんのおっかさんが織ってくれたのを、紋付に染めて、お光さんが縫い上げたものだと、母の手紙に長い説明がある。小包みが届いた時、いちおう着てみて、おもしろくないから、戸棚へ入れておいた。それを与次郎が、もったいないからぜひ着ろ着ろと言う。三四郎が着なければ、自分が持っていって着そうな勢いであたから、つい着る気になった。着てみると悪くはないようだ。  三四郎はこのいでたちで、与次郎と二人で精養軒の玄関に立っていた。与次郎の説によると、お客はこうして迎えべきものだそうだ。三四郎はそんなこととは知らなかった。第一自分がお客のつもりでいた。こうなると、紬の羽織ではなんだか安っぽい受け付けの気がする。制服を着てくればよかったと思った。そのうち会員がだんだん来る。与次郎は来る人をつらまえてきっとなんとか話をする。ことごとく旧知のようにあしらっている。お客が帽子外套給仕に渡して、広い梯子段の横を、暗い廊下の方へ折れると、三四郎に向かって、今のは誰某だと教えてくれる。三四郎はおかげで知名な人の顔をだいぶ覚えた。  そのうちお客はほぼ集まった。約三十人足らずである広田先生もいる。野々宮さんもいる。――これは理学者だけれども、絵や文学が好きだからというので、原口さんが、むりに引っ張り出したのだそうだ。原口さんはむろんいる。いちばんさきへ来て、世話を焼いたり、愛嬌を振りまいたり、フランス式の髯をつまんでみたり、万事忙しそうである。  やがて着席となった。めいめいかってな所へすわる。譲る者もなければ、争う者もない。そのうちでも広田先生のろいにも似合わずいちばんに腰をおろししまった。ただ与次郎三四郎けがいっしょになって、入口に近く座を占めた。その他はことごとく偶然の向かい合わせ、隣同志であった。  野々宮さんと広田先生あいだに縞の羽織を着た批評家がすわった。向こうには庄司という博士が座に着いた。これは与次郎のいわゆる文科で有力な教授であるフロックを着た品格のある男であった。髪を普通の倍以上長くしている。それが電燈の光で、黒く渦をまいて見える。広田先生坊主頭と比べるとだいぶ相違がある。原口さんはだいぶ離れて席を取った。あちらの角だから、遠く三四郎と真向かいになる。折襟に、幅の広い黒襦子を結んださきがぱっと開いて胸いっぱいになっている。与次郎が、フランスの画工は、みんなああいう襟飾りを着けるものだと教えてくれた。三四郎肉汁を吸いながら、まるで兵児帯の結び目のようだと考えた。そのうち談話だんだん始まった。与次郎ビールを飲む。いつものように口をきかない。さすがの男もきょうは少々謹んでいるとみえる。三四郎が、小さな声で、 「ちと、ダーターファブラをやらないか」と言うと、「きょうはいけない」と答えたが、すぐ横を向いて、隣の男と話を始めた。あなたの、あの論文を拝見して、大いに利益を得ましたとかなんとか礼を述べている。ところがその論文は、彼が自分の前で、さかんに罵倒したものから三四郎にはすこぶる不思議の思いがある。与次郎はまたこっちを向いた。 「その羽織はなかなかりっぱだ。よく似合う」と白い紋をことさら注意してながめている。その時向こうの端から原口さんが、野々宮に話しかけた。元来が大きな声の人だから、遠くで応対するにはつごうがいい。今まで向かい合わせに言葉をかわしていた広田先生庄司という教授は、二人の応答を途中でさえぎることを恐れて、談話をやめた。その他の人もみんな黙った。会の中心点がはじめてできあがった。 「野々宮さん光線の圧力試験はもう済みましたか」 「いや、まだなかなかだ」 「ずいぶん手数がかかるもんだね。我々の職業も根気仕事だが、君のほうはもっと激しいようだ」 「絵はインスピレーションですぐかけるからいいが、物理実験はそううまくはいかない」 「インスピレーションには辟易する。この夏ある所を通ったらばあさんが二人で問答をしていた。聞いてみると梅雨はもう明けたんだろうか、どうだろうかという研究なんだが、一人のばあさんが、昔は雷さえ鳴れば梅雨は明けるにきまっていたが、近ごろじゃそうはいかないとこぼしている。すると一人がどうしてどうして、雷ぐらいで明けることじゃありゃしないと憤慨していた。――絵もそのとおり、今の絵はインスピレーションぐらいでかけることじゃありゃしない。ねえ田村さん、小説だって、そうだろう」  隣に田村という小説家がすわっていた。この男は自分インスピレーション原稿の催促以外になんにもないと答えたので、大笑いになった。田村は、それから改まって、野々宮さんに、光線に圧力があるものか、あれば、どうして試験するかと聞きだした。野々宮さんの答はおもしろかった。――  雲母か何かで、十六武蔵ぐらいの大きさの薄い円盤を作って、水晶の糸で釣るして、真空のうちに置いて、この円盤の面へ弧光燈の光を直角にあてると、この円盤が光に圧されて動く。と言うのである。  一座は耳を傾けて聞いていた。なかに三四郎は腹のなかで、あの福神漬の缶のなかに、そんな装置がしてあるのだろうと、上京のさい、望遠鏡で驚かされた昔を思い出した。 「君、水晶の糸があるのか」と小さい声で与次郎に聞いてみた。与次郎は頭を振っている。 「野々宮さん、水晶の糸がありますか」 「ええ、水晶の粉をね。酸水素吹管の炎で溶かしておいて、両方の手で、左右へ引っ張ると細い糸ができるのです」  三四郎は「そうですか」と言ったぎり、引っ込んだ。今度は野々宮さんの隣にいる縞の羽織批評家が口を出した。 「我々はそういう方面へかけると、全然無学なんですが、はじめはどうして気がついたものでしょうな」 「理論上はマクスウェル以来予想されていたのですが、それをレベデフという人がはじめて実験証明したのです。近ごろあの彗星の尾が、太陽の方へ引きつけられべきはずであるのに、出るたびにいつでも反対の方角になびくのは光の圧力で吹き飛ばされるんじゃなかろうかと思いついた人もあるくらいです」  批評家はだいぶ感心したらしい。 「思いつきもおもしろいが、第一大きくていいですね」と言った。 「大きいばかりじゃない、罪がなくって愉快だ」と広田先生が言った。 「それでその思いつきがはずれたら、なお罪がなくっていい」と原口さんが笑っている。 「いや、どうもあたっているらしい。光線の圧力は半径の二乗に比例するが、引力のほうは半径の三乗に比例するんだから、物が小さくなればなるほど引力のほうが負けて、光線の圧力が強くなる。もし彗星の尾が非常に細かい小片からできているとすれば、どうしても太陽とは反対の方へ吹き飛ばされるわけだ」  野々宮は、ついまじめになった。すると原口が例の調子で、 「罪がない代りに、たいへん計算がめんどうになってきた。やっぱり一利一害だ」と言った。この一言で、人々はもとのとおりビールの気分に復した。広田先生が、こんな事を言う。 「どうも物理学者は自然派じゃだめのようだね」  物理学者と自然派の二字は少なからず満場の興味を刺激した。 「それはどういう意味ですか」と本人の野々宮さんが聞き出した。広田先生説明しなければならなくなった。 「だって、光線の圧力試験するために、目だけあけて、自然を観察していたって、だめだからさ。自然献立のうちに、光線の圧力という事実印刷されていないようじゃないか。だから人工的に、水晶の糸だの、真空だの、雲母だのという装置をして、その圧力物理学者の目に見えるように仕掛けるのだろう。だから自然派じゃないよ」 「しか浪漫派でもないだろう」と原口さんがまぜ返した。 「いや浪漫派だ」と広田先生がもったいらしく弁解した。「光線と、光線を受けるものとを、普通自然界においては見出せないような位置関係に置くところがまったく浪漫派じゃないか」 「しかし、いったんそういう位置関係に置いた以上は、光線固有の圧力を観察するだけだからそれからあとは自然派でしょう」と野々宮さんが言った。 「すると、物理学者は浪漫自然派ですね。文学のほうでいうと、イブセンのようなものじゃないか」と筋向こうの博士比較を持ち出した。 「さよう、イブセンの劇は野々宮君と同じくらいな装置があるが、その装置の下に働く人物は、光線のように自然法則に従っているか疑わしい」これは縞の羽織批評家言葉であった。 「そうかもしれないが、こういうことは人間研究上記憶しておくべき事だと思う。――すなわち、ある状況のもとに置かれた人間は、反対の方向に働きうる能力権力とを有している。ということなんだが、――ところが妙な習慣で、人間も光線も同じように器械的の法則に従って活動すると思うものから、時々とんだ間違いができる。おこらせようと思って装置をすると、笑ったり、笑わせようともくろんでかかると、おこったり、まるで反対だ。しかしどちらにしても人間に違いない」と広田先生がまた問題を大きくしてしまった。 「じゃ、ある状況のもとに、ある人間が、どんな所作をしてもしぜんだということになりますね」と向こうの小説家が質問した。広田先生は、すぐ、 「ええ、ええ。どんな人間を、どう描いても世界に一人くらいはいるようじゃないですか」と答えた。「じっさい人間たる我々は、人間しからざる行為動作を、どうしたって想像できるものじゃない。ただへたに書くから人間と思われないのじゃないですか」  小説家はそれで黙った。今度は博士がまた口をきいた。 「物理学者でも、ガリレオ寺院釣りランプの一振動時間が、振動の大小にかかわらず同じであることに気がついたり、ニュートン林檎が引力で落ちるのを発見したりするのは、はじめから自然派ですね」 「そういう自然派なら、文学のほうでも結構でしょう。原口さん、絵のほうでも自然派がありますか」と野々宮さんが聞いた。 「あるとも。恐るべきクールベエというやつがいる。v※(アキュートアクセント付きE小文字)rit※(アキュートアクセント付きE小文字) vraie. なんでも事実でなければ承知しない。しかしそう猖獗を極めているものじゃない。ただ一派として存在を認められるだけさ。またそうでなくっちゃ困るからね。小説だって同じことだろう、ねえ君。やっぱりモローや、シャバンヌのようなのもいるはずだろうじゃないか」 「いるはずだ」と隣の小説家が答えた。  食後には卓上演説も何もなかった。ただ原口さんが、しきりに九段の上の銅像悪口を言っていた。あん銅像をむやみに立てられては、東京市民が迷惑する。それより、美しい芸者銅像でもこしらえるほうが気が利いているという説であった。与次郎三四郎九段銅像原口さんと仲の悪い人が作ったんだと教えた。  会が済んで、外へ出るといい月であった。今夜の広田先生庄司博士によい印象を与えたろうかと与次郎が聞いた。三四郎は与えたろうと答えた。与次郎は共同水道栓のそばに立って、この夏、夜散歩に来て、あまり暑いからここで水を浴びていたら、巡査に見つかって、擂鉢山へ駆け上がったと話した。二人は擂鉢山の上で月を見て帰った。  帰り道に与次郎三四郎に向かって、突然借金言い訳をしだした。月のさえた比較寒いである三四郎ほとんど金の事などは考えていなかった。言い訳を聞くのでさえ本気ではない。どうせ返すことはあるまいと思っている。与次郎もけっして返すとは言わない。ただ返せない事情をいろいろに話す。その話し方のほうが三四郎にはよほどおもしろい。――自分の知ってるさる男が、失恋の結果、世の中がいやになって、とうとう自殺をしようと決心したが、海もいや川もいや、噴火口はなおいや、首をくくるのはもっともいやというわけで、やむをえず短銃を買ってきた。買ってきて、まだ目的遂行しないうちに、友だちが金を借りにきた。金はないと断ったが、ぜひどうかしてくれと訴えるので、しかたなしに、大事の短銃を貸してやった。友だちはそれを質に入れて一時をしのいだ。つごうがついて、質を受け出して返しにきた時は、肝心の短銃の主はもう死ぬ気がなくなっていた。だからこの男の命は金を借りにこられたために助かったと同じ事である。 「そういう事もあるからなあ」と与次郎が言った。三四郎にはただおかしいだけである。そのほかにはなんらの意味もない。高い月を仰いで大きな声を出して笑った。金を返されないでも愉快である与次郎は、 「笑っちゃいかん」と注意した。三四郎はなおおかしくなった。 「笑わないで、よく考えてみろ。おれが金を返さなければこそ、君が美禰子さんから金を借りることができたんだろう」  三四郎は笑うのをやめた。 「それで?」 「それだけでたくさんじゃないか。――君、あの女を愛しているんだろう」  与次郎はよく知っている。三四郎はふんと言って、また高い月を見た。月のそばに白い雲が出た。 「君、あの女には、もう返したのか」 「いいや」 「いつまでも借りておいてやれ」  のん気な事を言う。三四郎はなんとも答えなかった。しかいつまでも借りておく気はむろんなかった。じつは必要な二十円を下宿へ払って、残りの十円をそのあくる日すぐ里見の家へ届けようと思ったが、今返してはかえって、好意にそむいて、よくないと考え直して、せっかく門内に、はいられる機会を犠牲にしてまでも引き返した。その時何かの拍子で、気がゆるんで、その十円をくずしてしまった。じつは今夜の会費もそのうちから出ている。自分ばかりではない。与次郎のもそのうちから出ている。あとには、ようやく二、三円残っている。三四郎はそれで冬シャツを買おうと思った。  じつは与次郎がとうてい返しそうもないから、三四郎は思いきって、このあいだ国元へ三十円の不足を請求した。十分な学資を月々もらっていながら、ただ不足だからといって請求するわけにはゆかない。三四郎はあまり嘘をついたことのない男だから請求理由にいたって困却した。しかたがないからただ友だちが金をなくして弱っていたから、つい気の毒になって貸してやった。その結果として、今度はこっちが弱るようになった。どうか送ってくれと書いた。  すぐ返事を出してくれれば、もう届く時分であるのにまだ来ない。今夜あたりはことによると来ているかもしれぬくらいに考えて、下宿へ帰ってみると、はたして、母の手蹟で書いた封筒ちゃんと机の上に乗っている。不思議なことに、いつも必ず書留で来るのが、きょうは三銭切手一枚で済ましてある。開いてみると、中はいつになく短かい。母としては不親切なくらい、用事だけで申し納めてしまった。依頼の金は野々宮さんの方へ送ったから、野々宮さんから受け取れというさしずにすぎない。三四郎は床を取ってねた。  翌日もその翌日も三四郎は野々宮さんの所へ行かなかった。野々宮さんのほうでもなんともいってこなかった。そうしているうちに一週間ほどたった。しまいに野々宮さんから下宿下女を使いに手紙をよこした。おっかさんからまれものがあるからちょっと来てくれろとある三四郎講義の隙をみて、また理科大学の穴倉へ降りていった。そこで立談のあいだに事を済ませようと思ったところが、そううまくはいかなかった。この夏は野々宮さんだけで専領していた部屋に髭のはえた人が二、三人いる。制服を着た学生も二、三人いる。それが、みんな熱心に、静粛に、頭の上の日のあたる世界をよそにして、研究をやっている。そのうちで野々宮さんはもっと多忙に見えた。部屋の入口に顔を出した三四郎ちょっと見て、無言のまま近寄ってきた。 「国から、金が届いたから、取りに来てくれたまえ。今ここに持っていないから。それからまだほかに話す事もある」  三四郎ははあと答えた。今夜でもいいかと尋ねた。野々宮はすこしく考えていたが、しまいに思いきってよろしいと言った。三四郎はそれで穴倉を出た。出ながら、さすがに理学者は根気のいいものだと感心した。この夏見た福神漬の缶と、望遠鏡が依然としてもとのとおりの位置に備えつけてあった。  次の講義時間与次郎に会ってこれこれだと話すと、与次郎はばかだと言わないばかりに三四郎をながめて、 「だからいつまでも借りておいてやれと言ったのに。よけいな事をして年寄りには心配をかける。宗八さんにはお談義をされる。これくらい愚な事はない」とまるで自分から事が起こったとは認めていない申し分である三四郎もこの問題に関しては、もう与次郎責任を忘れてしまった。したがって与次郎の頭にかかってこない返事をした。 「いつまでも借りておくのは、いやだから、家へそう言ってやったんだ」 「君はいやでも、向こうでは喜ぶよ」 「なぜ」  このなぜが三四郎自身はいくぶんか虚偽の響らしく聞こえた。しか相手にはなんらの影響も与えなかったらしい。 「あたりまえじゃないか。ぼくを人にしたって、同じことだ。ぼくに金が余っているとするぜ。そうすれば、その金を君から返してもらうよりも、君に貸しておくほうがいい心持ちだ。人間はね、自分が困らない程度内で、なるべく人に親切がしてみたいものだ」  三四郎は返事をしないで、講義を筆記しはじめた。二、三行書きだすと、与次郎がまた、耳のそばへ口を持ってきた。 「おれだって、金のある時はたびたび人に貸したことがある。しかしだれもけっして返したものがない。それだからおれはこのとおり愉快だ」  三四郎まさか、そうかとも言えなかった。薄笑いをしただけで、またペンを走らしはじめた。与次郎それからはおちついて、時間の終るまで口をきかなかった。  ベルが鳴って、二人肩を並べて教場を出る時、与次郎が、突然聞いた。

anond:20241001234545

「あの女は君にほれているのか」

 二人のあとから続々聴講生が出てくる。三四郎はやむをえず無言のまま梯子段を降りて横手玄関から図書館わきの空地へ出て、はじめて与次郎を顧みた。

「よくわからない」

 与次郎はしばらく三四郎を見ていた。

「そういうこともある。しかしよくわかったとして、君、あの女の夫になれるか」

 三四郎はいまだかつてこの問題を考えたことがなかった。美禰子に愛せられるという事実のものが、彼女の夫たる唯一の資格のような気がしていた。言われてみると、なるほど疑問である三四郎は首を傾けた。

「野々宮さんならなれる」と与次郎が言った。

「野々宮さんと、あの人とは何か今までに関係があるのか」

 三四郎の顔は彫りつけたようにまじめであった。与次郎一口

「知らん」と言った。三四郎は黙っている。

「また野々宮さんの所へ行って、お談義を聞いてこい」と言いすてて、相手は池の方へ行きかけた。三四郎は愚劣の看板のごとく突っ立った。与次郎は五、六歩行ったが、また笑いながら帰ってきた。

「君、いっそ、よし子さんをもらわないか」と言いながら、三四郎を引っ張って、池の方へ連れて行った。歩きながら、あれならいい、あれならいいと、二度ほど繰り返した。そのうちまたベルが鳴った。

 三四郎はその夕方野々宮さんの所へ出かけたが、時間がまだすこし早すぎるので、散歩かたがた四丁目まで来て、シャツを買いに大きな唐物屋へはいった。小僧が奥からいろいろ持ってきたのをなでてみたり、広げてみたりして、容易に買わない。わけもなく鷹揚にかまえていると、偶然美禰子とよし子が連れ立って香水を買いに来た。あらと言って挨拶をしたあとで、美禰子が、

「せんだってありがとう」と礼を述べた。三四郎にはこのお礼の意味が明らかにわかった。美禰子から金を借りたあくる日もう一ぺん訪問して余分をすぐに返すべきところを、ひとまず見合わせた代りに、二日ばかり待って、三四郎は丁寧な礼状を美禰子に送った。

 手紙文句は、書いた人の、書いた当時の気分をすなおに表わしたものではあるが、むろん書きすぎている。三四郎はできるだけの言葉を層々と排列して感謝の意を熱烈にいたした。普通の者から見ればほとんど借金の礼状とは思われないくらいに、湯気の立ったものであるしか感謝以外には、なんにも書いてない。それだから自然の勢い、感謝感謝以上になったのでもある。三四郎はこの手紙ポストに入れる時、時を移さぬ美禰子の返事を予期していた。ところがせっかくの封書はただ行ったままであるそれから美禰子に会う機会はきょうまでなかった。三四郎はこの微弱なる「このあいだはありがとう」という反響に対して、はっきりした返事をする勇気も出なかった。大きなシャツを両手で目のさきへ広げてながめながら、よし子がいるからああ冷淡なんだろうかと考えた。それからこのシャツもこの女の金で買うんだなと考えた。小僧はどれになさいますと催促した。

 二人の女は笑いながらそばへ来て、いっしょにシャツを見てくれた。しまいに、よし子が「これになさい」と言った。三四郎はそれにした。今度は三四郎のほうが香水相談を受けた。いっこうわからない。ヘリオトロープと書いてある罎を持って、いいかげんに、これはどうですと言うと、美禰子が、「それにしましょう」とすぐ決めた。三四郎は気の毒なくらいであった。

 表へ出て別れようとすると、女のほうが互いにお辞儀を始めた。よし子が「じゃ行ってきてよ」と言うと、美禰子が、「お早く……」と言っている。聞いてみて、妹が兄の下宿へ行くところだということがわかった。三四郎はまたきれいな女と二人連で追分の方へ歩くべき宵となった。日はまだまったく落ちていない。

 三四郎はよし子といっしょに歩くよりは、よし子といっしょに野々宮の下宿で落ち合わねばならぬ機会をいささか迷惑に感じた。いっそのこと今夜は家へ帰って、また出直そうかと考えた。しかし、与次郎のいわゆるお談義を聞くには、よし子がそばにいてくれるほうが便利かもしれない。まさか人の前で、母から、こういう依頼があったと、遠慮なしの注意を与えるわけはなかろう。ことによると、ただ金を受け取るだけで済むかもわからない。――三四郎は腹の中で、ちょっとずるい決心をした。

「ぼくも野々宮さんの所へ行くところです」

「そう、お遊びに?」

「いえ、すこし用があるんです。あなたは遊びですか」

「いいえ、私も御用なの」

 両方が同じようなことを聞いて、同じような答を得た。しかし両方とも迷惑を感じている気色がさらにない。三四郎は念のため、じゃまじゃないかと尋ねてみた。ちっともじゃまにはならないそうである。女は言葉でじゃまを否定したばかりではない。顔ではむしろなぜそんなことを質問するかと驚いている。三四郎は店先のガスの光で、女の黒い目の中に、その驚きを認めたと思った。事実としては、ただ大きく黒く見えたばかりである

バイオリンを買いましたか

「どうして御存じ」

 三四郎は返答に窮した。女は頓着なく、すぐ、こう言った。

いくら兄さんにそう言っても、ただ買ってやる、買ってやると言うばかりで、ちっとも買ってくれなかったんですの」

 三四郎は腹の中で、野々宮よりも広田よりも、むしろ与次郎非難した。

 二人は追分の通りを細い路地に折れた。折れると中に家がたくさんある。暗い道を戸ごとの軒燈が照らしている。その軒燈の一つの前にとまった。野々宮はこの奥にいる。

 三四郎下宿とはほとんど一丁ほどの距離である。野々宮がここへ移ってから三四郎は二、三度訪問したことがある。野々宮の部屋は広い廊下を突き当って、二段ばかりまっすぐに上がると、左手に離れた二間である。南向きによその広い庭をほとんど椽の下に控えて、昼も夜も至極静かである。この離れ座敷に立てこもった野々宮さんを見た時、なるほど家を畳んで下宿をするのも悪い思いつきではなかったと、はじめて来た時から、感心したくらい、居心地のいい所である。その時野々宮さんは廊下下りて、下から自分の部屋の軒を見上げて、ちょっと見たまえ、藁葺だと言った。なるほど珍しく屋根に瓦を置いてなかった。

 きょうは夜だから屋根はむろん見えないが、部屋の中には電燈がついている。三四郎は電燈を見るやいなや藁葺を思い出した。そうしておかしくなった。

「妙なお客が落ち合ったな。入口で会ったのか」と野々宮さんが妹に聞いている。妹はしからざるむねを説明している。ついでに三四郎のようなシャツを買ったらよかろうと助言している。それから、このあいだのバイオリン和製で音が悪くっていけない。買うのをこれまで延期したのだから、もうすこし良いのと買いかえてくれと頼んでいる。せめて美禰子さんくらいのなら我慢すると言っている。そのほか似たりよったりの駄々をしきりにこねている。野々宮さんはべつだんこわい顔もせず、といって、優しい言葉もかけず、ただそうかそうかと聞いている。

 三四郎はこのあいだなんにも言わずにいた。よし子は愚な事ばかり述べる。かつ少しも遠慮をしない。それがばかとも思えなければ、わがままとも受け取れない。兄との応待をそばにいて聞いていると、広い日あたりのいい畑へ出たような心持ちがする。三四郎は来たるべきお談義の事をまるで忘れてしまった。その時突然驚かされた。

「ああ、わたし忘れていた。美禰子さんのお言伝があってよ」

「そうか」

「うれしいでしょう。うれしくなくって?」

 野々宮さんはかゆいような顔をした。そうして、三四郎の方を向いた。

ぼくの妹はばかですね」と言った。三四郎はしかたなしに、ただ笑っていた。

「ばかじゃないわ。ねえ、小川さん」

 三四郎はまた笑っていた。腹の中ではもう笑うのがいやになった。

「美禰子さんがね、兄さんに文芸協会演芸会に連れて行ってちょうだいって」

里見さんといっしょに行ったらよかろう」

「御用があるんですって」

「お前も行くのか」

「むろんだわ」

 野々宮さんは行くとも行かないとも答えなかった。また三四郎の方を向いて、今夜妹を呼んだのは、まじめの用があるんだのに、あんのん気ばかり言っていて困ると話した。聞いてみると、学者だけあって、存外淡泊である。よし子に縁談の口がある。国へそう言ってやったら、両親も異存はないと返事をしてきた。それについて本人の意見をよく確かめ必要が起こったのだと言う。三四郎はただ結構ですと答えて、なるべく早く自分のほうを片づけて帰ろうとした。そこで、

「母からあなたにごめんどうを願ったそうで」と切り出した。野々宮さんは、

「なに、大してめんどうでもありませんがね」とすぐに机の引出しから、預かったものを出して、三四郎に渡した。

「おっかさんが心配して、長い手紙を書いてよこしましたよ。三四郎は余儀ない事情で月々の学資を友だちに貸したと言うが、いくら友だちだって、そうむやみに金を借りるものじゃあるまいし、よし借りたって返すはずだろうって。いなかの者は正直だから、そう思うのもむりはない。それからね、三四郎が貸すにしても、あまり貸し方が大げさだ。親から月々学資を送ってもらう身分でいながら、一度に二十円の三十円のと、人に用立てるなんて、いかにも無分別とあるんですがね――なんだかぼくに責任があるように書いてあるから困る。……」

 野々宮さんは三四郎を見て、にやにや笑っている。三四郎はまじめに、「お気の毒です」と言ったばかりである。野々宮さんは、若い者を、極めつけるつもりで言ったんでないとみえて、少し調子を変えた。

「なに、心配することはありませんよ。なんでもない事なんだから。ただおっかさんは、いなかの相場で、金の価値をつけるから、三十円がたいへん重くなるんだね。なんでも三十円あると、四人の家族半年食っていけると書いてあったが、そんなものかな、君」と聞いた。よし子は大きな声を出して笑った。三四郎にもばかげているところがすこぶるおかしいんだが、母の言条が、まったく事実を離れた作り話でないのだから、そこに気がついた時には、なるほど軽率な事をして悪かったと少しく後悔した。

「そうすると、月に五円のわりだから、一人前一円二十五銭にあたる。それを三十日に割りつけると、四銭ばかりだが――いくらいなかでも少し安すぎるようだな」と野々宮さんが計算を立てた。

「何を食べたら、そのくらいで生きていられるでしょう」とよし子がまじめに聞きだした。三四郎も後悔する暇がなくなって、自分の知っているいなか生活ありさまをいろいろ話して聞かした。そのなかには宮籠りという慣例もあった。三四郎の家では、年に一度ずつ村全体へ十円寄付することになっている。その時には六十戸から一人ずつ出て、その六十人が、仕事を休んで、村のお宮へ寄って、朝から晩まで、酒を飲みつづけに飲んで、ごちそうを食いつづけに食うんだという。

「それで十円」とよし子が驚いていた。お談義はこれでどこかへいったらしい。それから少し雑談をして一段落ついた時に、野々宮さんがあらためて、こう言った。

「なにしろ、おっかさんのほうではね。ぼくが一応事情を調べて、不都合がないと認めたら、金を渡してくれろ。そうしてめんどうでもその事情を知らせてもらいたいというんだが、金は事情もなんにも聞かないうちに、もう渡してしまったしと、――どうするかね。君たしか佐々木に貸したんですね」

 三四郎は美禰子からもれて、よし子に伝わって、それが野々宮さんに知れているんだと判じた。しかしその金が巡り巡ってバイオリンに変形したものとは、兄妹とも気がつかないか一種妙な感じがした。ただ「そうです」と答えておいた。

佐々木馬券を買って、自分の金をなくしたんだってね」

「ええ」

 よし子はまた大きな声を出して笑った。

「じゃ、いいかげんにおっかさんの所へそう言ってあげよう。しかし今度から、そんな金はもう貸さないことにしたらいいでしょう」

 三四郎は貸さないことにするむねを答えて、挨拶をして、立ちかけると、よし子も、もう帰ろうと言い出した。

「さっきの話をしなくっちゃ」と兄が注意した。

「よくってよ」と妹が拒絶した。

「よくはないよ」

「よくってよ。知らないわ」

 兄は妹の顔を見て黙っている。妹は、またこう言った。

だってしかたがないじゃ、ありませんか。知りもしない人の所へ、行くか行かないかって、聞いたって。好きでもきらいでもないんだから、なんにも言いようはありゃしないわ。だから知らないわ」

 三四郎は知らないわの本意をようやく会得した。兄妹をそのままにして急いで表へ出た。

 人の通らない軒燈ばかり明らかな路地を抜けて表へ出ると、風が吹く。北へ向き直ると、まともに顔へ当る。時を切って、自分下宿の方から吹いてくる。その時三四郎は考えた。この風の中を、野々宮さんは、妹を送って里見まで連れていってやるだろう。

 下宿の二階へ上って、自分の部屋へはいって、すわってみると、やっぱり風の音がする。三四郎はこういう風の音を聞くたびに、運命という字を思い出す。ごうと鳴ってくるたびにすくみたくなる。自分ながらけっして強い男とは思っていない。考えると、上京以来自分運命はたいがい与次郎のためにこしらえられている。しかも多少の程度において、和気靄然たる翻弄を受けるようにこしらえられている。与次郎は愛すべき悪戯である。向後もこの愛すべき悪戯者のために、自分運命を握られていそうに思う。風がしきりに吹く。たしか与次郎以上の風である

 三四郎は母から来た三十円を枕元へ置いて寝た。この三十円も運命翻弄が生んだものである。この三十円がこれからさきどんな働きをするか、まるでわからない。自分はこれを美禰子に返しに行く。美禰子がこれを受け取る時に、また一煽り来るにきまっている。三四郎はなるべく大きく来ればいいと思った。

2024-09-29

不動産開発業者工事節約のため、できるだけ平地か低めの土地を開発しており、あえて小高場所を選ばない

その結果、川が決壊で、多くの家が水浸しになる

国交省は、小高場所不動産開発補助金を出すべきである

土石流防止費用も補助すればなお良い

水道官引けないこともないだろ

理想的な水圧は2.0~4.0Kgf/c㎡(0.2MPa~0.39MPa)です。 家庭の蛇口での水圧は1.0Kgf/c㎡程度減少するのが一般的です。 山間地にある場合上下限に近い水圧になることがあります

anond:20240929152332

元増田はそんな機能不全の団地みたいな人間関係じゃなくない?現代的な対等な人間同士の家族じゃない?

 

そういうのが当たり前だった時代って水路下水が流れてて水道茶色の水で服洗ってもうんこ匂いさせてたんでしょ?

 

家族が味方じゃない価値観の人って、今でもうんこ臭そうだね

2024-09-26

【緊急ライブ広島市で大規模な道路陥没 水道管破裂が原因か 建物にも影響 周辺住民避難LIVE】(2024年9月26日) ANN/テレ朝

https://www.youtube.com/watch?v=j71TeE-vo-c

4階建てのマンションが傾いてる。

日本でもこんな中国とか南米みたいな事故が起きるようになったんやな。

2024-09-25

水道が通ってない国に行くならわかるけど

日本旅行に来るのに巨大な旅行ケースいらねえだろ

旅行客見てて思うんよ

2024-09-24

専業主婦VSワーママとか、労働人口不足とか

最近多いよね。最近アツいのは3号廃止とか。

Xだとしがらみを感じるので自分の考えの整理のためにここに書こうかなと。

基本的な私の考えについて

私の属性
基本的な考え

専業主婦が税優遇される必要はないです。それよりも子ども1名あたりの税控除などが必要だと考えます。は国の労働人口不足が大きいと考えており、理由はこの後トピックス毎に記載します。

各考えの論拠については曖昧な点も多いので、詳しい方、違う意見の方はコメントいただけると嬉しいです。

専業主婦VSワーママ最近トピック

年収500万*2馬力世帯年収1,000万円*1馬力世帯に比べてずるいか

所得税その他控除が1,000万円1馬力世帯の方が多いことが気に入らないという話。

これって累進課税がずるいって言ってるの?だとすれば当たり前だけど、ずるくないです。確かに私自身にも累進課税えぐいなーという体感はあるが累進課税なくして幸せになる世帯なんかほとんどないだろと思っている。(貧富の差が開いて幸せになる人間ってほとんどいない)

それとも1,000万円1馬力世帯は500万円*2馬力世帯に比べて多くの税金を支払っているので偉いという話なのか。

偉いわけないだろというのが私の意見

現在労働人口不足ってまじで半端なくて、1名のフルタイム労働者時短でも)を支出している世帯に対して数百万税金を多く支出したくらいで補填できるわけがない。

前提として一般的年収1,000万円の労働者から年収500万円の労働者2名分労働力は発生していないと考えています。当たり前だろ。現在の深刻な労働人口不足に対してそれらの通貨価値市場重要にはかなり乖離があって、労働人口不足な職種の平均賃金予算を用意しても必要な人数の労働者雇用する事はできない場合が多い。だから労働人数の差は累進課税程度の通貨では補填できない程に社会的価値の差があると考える。

第3号被保険者廃止についてとか

第3号被保険者、まあ国が豊かで多くの人が現在保険料支出額に疑問がなければあってもいいのでは、と思う。ただ現状の日本でそう思っている人間はごく僅かであるためただただ不均衡を生むこのシステム廃止したら良いと思っている。私は現在日本には専業主婦世帯積極的支援する体力はないと考えているので。

セーフティネット必要なのは有職者の妻(夫)だけじゃないです。本当にそれで暮らせなくなるのであれば生活保護でも受けたらええ。これに文句を言っている大半の世帯生活保護を受けるレベルではないと考えています

所得制限について

うちはほとんど所得制限世帯ではないですが、これは廃止したら良いと思っています

これで節税される通貨国民意識の分断が割に合っていないと感じるので。この仕組みで旨味を感じられる人が少なすぎる。

まとめ

まじで賃金などを無視したピュア労働力というのが軽んじられ過ぎている。資本主義が悪いんか?

平日道歩いてて分からんの?電線直してるのも水道管整備しているのも40代後半~50代のおじさんばっかじゃん(後最近私が見たのは高校卒業する齢になっていなさそうな男の子)。コンビニファミレス日本人のアルバイトだけじゃ回ってない。

こんな状況で国が専業主婦を増やしたいなんて考えるはずないじゃろ。子どもが産まれていないのと同じくらい今後20年で働く人が足りてないんだよ。自分の社保険料分くらいは労働してほしいて当たり前なんだよね。

そりゃ子どもには何でも与えてあげたいっていうのは分かるのだけれど、労働人口が足りないあらゆる結果は子どもの為になりません。子どもは大切ですが国も個人も与えられるリソースは有限です。

労働人口不足による移民の大量受け入れ、地方インフラ崩壊、これらが私は一番こわいです。

たかだか年収千万世帯の独力ではこれらの問題から子どもを守ることは不可能であるといった点で、ワーママだろうと専業主婦であろうと運命共同体であるという意識必要かなと考えます

記事への反応を見て

午前中に書いた記事に夜にはいくつかの反応がついてる。はてな匿名ダイアリーって凄いですね。

結構丁寧な反応をいただいたので追記します。

https://anond.hatelabo.jp/20240924122045 について

" 年収1000万の人が1人で行う仕事を行うのに 年収500万の人を2人どころか何人揃えても不可能、ってケースは普通にいくらでもあるかと "

これは資本主義社会における時間あたりの労働生産性の話ですよね。これ適切に言語化できないのですが、今足りていない労働人口ってそれとはちょっと違うと思うんですよね。

ごめんなさい、私の勉強不足です。

https://anond.hatelabo.jp/20240924183327 について

すごく丁寧にありがとうございます。私の視点が欠けている点も含めて納得する事が多いです。

この反応への返信も含めて、このエントリーを書いてよかったです。

" 低年収世帯への手当は増額したほうが良い "

これが欠けた視点の最もたるところかなと思いました。そのとおりです。

" ずるい・ずるくないって話には意味がない。 "

良い人だなと思いました。

https://anond.hatelabo.jp/20240924184519 について

やっぱり3号廃止ってすごくセンシティブな話なんだなと思いました。

乱暴だと言われれば乱暴に言ってしまったので申し訳ないです。

まずこのコメントくださった方と私の感覚に大きな開きがあり、私は専業主婦別に負け組だとは思っていないです。私が2馬力世帯なのは生活の為なのでどう考えても自分が勝っているなどとは思っていないです。(勝ち負けの議論意味がないことはわかった上で)

3号制度への一番の疑問はなぜ有職者の配偶者だけ助ける?という点です。別に私の人生にもあなた人生にも様々な不幸は起こり得ますが、有職配偶者がいるのだとしたらそれだけでそうではない人より恵まれている気がします。仮に有職配偶者を失う話であればここの議論にも乗れません。

てめーも不幸になるかもしれないだろの論調で行くと不幸の底へ向かう早い段階で3号制度じゃ救われなくなると思っており、違う形の方が良いと思っています。また、出生を盾にするのであれば出生に対してボーナスがついた方が良くないですか?

2024-09-22

anond:20240921163704

鮮人いたる所めつたぎりを働く」「日本人男女十数名をころす」「横浜荒し 本社を襲ふ 鮮人のために東京はのろひの世界」…

 震災被害で紙面は1枚、裏表の2頁だけだが、1面のおよそ3分の1を「不逞鮮人」の記事が占めていた。

 誰もが情報に飢えていたときだ。こうした報道により、流言事実と化したといえよう(※1)。

 3日以降、関東一帯で朝鮮出身者らへの迫害が頻発する。神経過敏となった各地の自警団は、朝鮮出身者とみるや集団で取り囲み、殴打し、殺害した。

この事態に、治安維持にあたっていた警察軍隊驚愕(きょうがく)した。それまでの捜査情報分析で、流言の多くが事実無根と分かっていたからだ。

 警察軍隊朝鮮出身者の保護に乗り出し、千葉県習志野陸軍廠舎(しょうしゃ)や各地の警察署などに計約7千人を収容流言を戒めるビラを散布するなどして沈静化に努めた。

 だが、自警団などによる迫害はその後も続いた。

〜中略〜

3日に「不逞鮮人暴動」で紙面を埋めた東京日日新聞は、翌日以降は一転して自制を求める報道に努めたが、地方紙では流言を無検証に載せるケースが目立った。例えば栃木下野新聞は4日以降も「不逞鮮人各所に潜入」「水道毒薬を投入」「鮮人主義者が掠奪強姦」と書き続けている(※4)。

 先の大戦後、朝鮮出身者らへの迫害事件を振り返るとき政府警察非難するマスコミ報道が少なくない。だが、マスコミ自身にこそ大きな責任があったことを、深く自省しなければならないだろう--。

https://www.sankei.com/article/20181118-Y4LPERXWOJMZBOR2AKGDCEZQ3A/

当時の新聞ソースにしてるならそれデマだよ。

新聞事実無根の記事広めて虐殺煽った。

2024-09-20

日本権力政治

30年生きてきて今更気が付いたけど、結局人は個人利益追求しか興味が無いのよな。

思想は左右どちらも色々あるけどさ、結局突き詰めれば個人利益の追求なんだよ。その結果が社会を作り出している。

提起される問題はなぜ提起されるか、それは単純に利益(富、権力名誉、異性、利権個人的な欲求の発散)になるから

全てただのポジショントークに過ぎない。

じゃあこれが現代特有事象かと言えば、そうではない。  

今は日本という共同幻想で固まってるが、その前は藩だし、藩ごとで争ってたわけだ。

欧州世界のあちこちでヒトを奴隷にした。

結局、自らの利益のため動いていたわけだ。

ソーラーパネルの異様な推進、妙な水道民営化推進、規制をすり抜けた危険乗り物の増加、地方自治体での外国人への異様な肩入れ、生活保護口利き

これらは結局彼らの利益になるから推進しているに過ぎない。

医師会とかはわかりやすいよね、利権の実現のために政治家に多額に献金し、政策意向を反映させている。

派遣もそう、日本ライドシェアもわかりやすい。業界がひたすら利権の拡大と死守をしてる。

外国人大学生しかいないFランを潰さないのもそう、普通研究者ポスドクで苦しむ中、元政治家や元官僚新聞社OBがたくさん就職してるからね。政策実行者側からすれば大学を増やして補助金漬けにして金の采配を握るのはメリットしかない。経営者と違って失敗したところで借金背負うこともない。

利益誘導が目的となってるから少子化対策一般人から見ると苦しい政策となる。

日本全体の少子化所得による補助金制限支配からすれば合理的

支配側はちゃんとした日本人の総数は削りたいし、バカは増えてほしい。だから所得がある人の負担は増やす。ついでに補助金漬で権力を増やす

妙な移民もそう、不法移民を使って利益を得たいだけ。国民ことなんざ考えてない。争いこそ利権の根源。

移民国民との間で争いを作り、利益をより多く取る形で統治したい、それだけ。ただのマッチポンプ、わかっててやってる。 

上級官僚政治家も全く国民ことなんざ考えてない。国民なんざ奴隷家畜くらいにしか考えてない。

不法移民日本人が争っても所詮家畜からね、ちょっと品種が違う程度、日本人が犯罪被害にあっても、救済はない。

日本は今の中流層以下にとってはどんどん住みにくい国になる。

一族や血族とか見えにくい繋がりのあるグループ上級国民としてあらゆる富と権力政治的に略奪する一方、

それ以外の移民日本人の争いを支配である上級国民上級外国人は大笑いしながらホクホク顔で眺める。

まあ、国民政治に関心を持たず、結果損害を受けているのも、彼らの個人的な利益追求の結果であり、もう仕方がないんだろな、民主主義というか、人類限界だよね。

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