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2024-09-30

https://anond.hatelabo.jp/20240930202150三四郎はすぐ床へはいった。三四郎勉強家というよりむしろ※(「彳+低のつくり」、第3水準1-84-31)徊家なので、わりあい書物を読まない。その代りある掬すべき情景にあうと、何べんもこれを頭の中で新たにして喜んでいる。そのほうが命に奥行があるような気がする。きょうも、いつもなら、神秘講義最中に、ぱっと電燈がつくところなどを繰り返してうれしがるはずだが、母の手紙があるので、まず、それから片づけ始めた。

 手紙には新蔵が蜂蜜をくれたから、焼酎を混ぜて、毎晩杯に一杯ずつ飲んでいるとある。新蔵は家の小作人で、毎年冬になると年貢米を二十俵ずつ持ってくる。いたって正直者だが、癇癪が強いので、時々女房を薪でなぐることがある。――三四郎は床の中で新蔵が蜂を飼い出した昔の事まで思い浮かべた。それは五年ほどまえである。裏の椎の木に蜜蜂が二、三百匹ぶら下がっていたのを見つけてすぐ籾漏斗に酒を吹きかけて、ことごとく生捕にした。それからこれを箱へ入れて、出入りのできるような穴をあけて、日当りのいい石の上に据えてやった。すると蜂がだんだんふえてくる。箱が一つでは足りなくなる。二つにする。また足りなくなる。三つにする。というふうにふやしていった結果、今ではなんでも六箱か七箱ある。そのうちの一箱を年に一度ずつ石からおろして蜂のために蜜を切り取るといっていた。毎年夏休みに帰るたびに蜜をあげましょうと言わないことはないが、ついに持ってきたためしがなかった。が、今年は物覚えが急によくなって、年来の約束を履行したものであろう。

 平太郎おやじ石塔を建てたから見にきてくれろと頼みにきたとある。行ってみると、木も草もはえていない庭の赤土のまん中に、御影石でできていたそうである。平太郎はその御影石が自慢なのだと書いてある。山から切り出すのに幾日とかかかって、それから石屋に頼んだら十円取られた。百姓や何かにはわからないが、あなたのとこの若旦那大学校はいっているくらいだから、石の善悪はきっとわかる。今度手紙のついでに聞いてみてくれ、そうして十円もかけておやじのためにこしらえてやった石塔をほめてもらってくれと言うんだそうだ。――三四郎はひとりでくすくす笑い出した。千駄木の石門よりよほど激しい。

 大学制服を着た写真をよこせとある三四郎はいつか撮ってやろうと思いながら、次へ移ると、案のごとく三輪田のお光さんが出てきた。――このあいだお光さんのおっかさんが来て、三四郎さんも近々大学卒業なさることだが、卒業したら家の娘をもらってくれまいかという相談であった。お光さんは器量もよし気質も優しいし、家に田地もだいぶあるし、その上家と家との今までの関係もあることだから、そうしたら双方ともつごうがよいだろうと書いて、そのあとへ但し書がつけてある。――お光さんもうれしがるだろう。――東京の者は気心が知れないから私はいやじゃ。

 三四郎手紙を巻き返して、封に入れて、枕元へ置いたまま目を眠った。鼠が急に天井であばれだしたが、やがて静まった。

 三四郎には三つの世界ができた。一つは遠くにある。与次郎のいわゆる明治十五年以前の香がする。すべてが平穏である代りにすべてが寝ぼけている。もっとも帰るに世話はいらない。もどろうとすれば、すぐにもどれる。ただいざとならない以上はもどる気がしない。いわば立退場のようなものである三四郎は脱ぎ棄てた過去を、この立退場の中へ封じ込めた。なつかしい母さえここに葬ったかと思うと、急にもったいなくなる。そこで手紙が来た時だけは、しばらくこの世界に※(「彳+低のつくり」、第3水準1-84-31)徊して旧歓をあたためる。

 第二の世界のうちには、苔のはえ煉瓦造りがある。片すみから片すみを見渡すと、向こうの人の顔がよくわからないほどに広い閲覧室がある。梯子をかけなければ、手の届きかねるまで高く積み重ねた書物がある。手ずれ、指の垢で、黒くなっている。金文字で光っている。羊皮、牛皮、二百年前の紙、それからすべての上に積もった塵がある。この塵は二、三十年かかってようやく積もった尊いである。静かな明日に打ち勝つほどの静かな塵である

 第二の世界に動く人の影を見ると、たいてい不精な髭をはやしている。ある者は空を見て歩いている。ある者は俯向いて歩いている。服装は必ずきたない。生計はきっと貧乏である。そうして晏如としている。電車に取り巻かれながら、太平空気を、通天に呼吸してはばからない。このなかに入る者は、現世を知らないから不幸で、火宅をのがれるからいである。広田先生はこの内にいる。野々宮君もこの内にいる。三四郎はこの内の空気をほぼ解しえた所にいる。出れば出られる。しかしせっかく解しかけた趣味を思いきって捨てるのも残念だ。

 第三の世界はさんとして春のごとくうごいている。電燈がある。銀匙がある。歓声がある。笑語がある。泡立つシャンパンの杯がある。そうしてすべての上の冠として美しい女性がある。三四郎はその女性の一人に口をきいた。一人を二へん見た。この世界三四郎にとって最も深厚な世界である。この世界は鼻の先にある。ただ近づき難い。近づき難い点において、天外の稲妻一般である三四郎は遠くからこの世界をながめて、不思議に思う。自分がこの世界のどこかへはいらなければ、その世界のどこかに欠陥ができるような気がする。自分はこの世界のどこかの主人公であるべき資格を有しているらしい。それにもかかわらず、円満の発達をこいねがうべきはずのこの世界がかえってみずからを束縛して、自分自由に出入すべき通路をふさいでいる。三四郎にはこれが不思議であった。

 三四郎は床のなかで、この三つの世界を並べて、互いに比較してみた。次にこの三つの世界をかき混ぜて、そのなかからつの結果を得た。――要するに、国から母を呼び寄せて、美しい細君を迎えて、そうして身を学問にゆだねるにこしたことはない。

 結果はすこぶる平凡である。けれどもこの結果に到着するまえにいろいろ考えたのだから思索の労力を打算して、結論価値上下やす思索自身からみると、それほど平凡ではなかった。

 ただこうすると広い第三の世界を眇たる一個の細君で代表させることになる。美しい女性はたくさんある。美しい女性翻訳するといろいろになる。――三四郎広田先生にならって、翻訳という字を使ってみた。――いやしくも人格上の言葉翻訳のできるかぎりは、その翻訳から生ずる感化の範囲を広くして、自己個性を全からしむるために、なるべく多くの美しい女性接触しなければならない。細君一人を知って甘んずるのは、進んで自己の発達を不完全にするようなものである

 三四郎論理をここまで延長してみて、少し広田さんにかぶれたなと思った。実際のところは、これほど痛切に不足を感じていなかったかである

 翌日学校へ出ると講義は例によってつまらないが、室内の空気は依然として俗を離れているので、午後三時までのあいだに、すっかり第二の世界の人となりおおせて、さも偉人のような態度をもって、追分交番の前まで来ると、ばったり与次郎出会った。

「アハハハ。アハハハ

 偉人の態度はこれがためにまったくくずれた。交番巡査さえ薄笑いをしている。

「なんだ」

「なんだもないものだ。もう少し普通人間らしく歩くがいい。まるでロマンチックアイロニーだ」

 三四郎にはこの洋語意味がよくわからなかった。しかたがないから、

「家はあったか」と聞いた。

「その事で今君の所へ行ったんだ――あすいよいよ引っ越す。手伝いに来てくれ」

「どこへ越す」

西片町十番地への三号。九時までに向こうへ行って掃除をしてね。待っててくれ。あとから行くから。いいか、九時までだぜ。への三号だよ。失敬」

 与次郎は急いで行き過ぎた。三四郎も急いで下宿へ帰った。その晩取って返して、図書館ロマンチックアイロニーという句を調べてみたら、ドイツのシュレーゲルが唱えだした言葉で、なんでも天才というものは、目的努力もなく、終日ぶらぶらぶらついていなくってはだめだという説だと書いてあった。三四郎はようやく安心して、下宿へ帰って、すぐ寝た。

 あくる日は約束から天長節にもかかわらず、例刻に起きて、学校へ行くつもりで西片町十番地へはいって、への三号を調べてみると、妙に細い通りの中ほどにある。古い家だ。

 玄関の代りに西洋間が一つ突き出していて、それと鉤の手に座敷がある。座敷のうしろ茶の間で、茶の間の向こうが勝手下女部屋と順に並んでいる。ほかに二階がある。ただし何畳だかわからない。

 三四郎掃除を頼まれたのだが、べつに掃除をする必要もないと認めた。むろんきれいじゃない。しかし何といって、取って捨てべきものも見当らない。しいて捨てれば畳建具ぐらいなものだと考えながら、雨戸だけをあけて、座敷の椽側へ腰をかけて庭をながめていた。

 大きな百日紅がある。しかしこれは根が隣にあるので、幹の半分以上が横に杉垣から、こっちの領分おかしているだけである。大きな桜がある。これはたしかに垣根の中にはえている。その代り枝が半分往来へ逃げ出して、もう少しすると電話妨害になる。菊が一株ある。けれども寒菊とみえて、いっこう咲いていない。このほかにはなんにもない。気の毒なような庭である。ただ土だけは平らで、肌理が細かではなはだ美しい。三四郎は土を見ていた。じっさい土を見るようにできた庭である

 そのうち高等学校天長節の式の始まるベルが鳴りだした。三四郎ベルを聞きながら九時がきたんだろうと考えた。何もしないでいても悪いから、桜の枯葉でも掃こうかしらんとようやく気がついた時、また箒がないということを考えだした。また椽側へ腰をかけた。かけて二分もしたかと思うと、庭木戸がすうとあいた。そうして思いもよらぬ池の女が庭の中にあらわれた。

 二方は生垣で仕切ってある。四角な庭は十坪に足りない。三四郎はこの狭い囲いの中に立った池の女を見るやいなや、たちまち悟った。――花は必ず剪って、瓶裏にながむべきものである

 この時三四郎の腰は椽側を離れた。女は折戸を離れた。

「失礼でございますが……」

 女はこの句を冒頭に置いて会釈した。腰から上を例のとおり前へ浮かしたが、顔はけっして下げない。会釈しながら、三四郎を見つめている。女の咽喉が正面から見ると長く延びた。同時にその目が三四郎の眸に映った。

 二、三日まえ三四郎美学教師からグルーズの絵を見せてもらった。その時美学教師が、この人のかいた女の肖像はことごとくヴォラプチュアスな表情に富んでいると説明した。ヴォラプチュアス! 池の女のこの時の目つきを形容するにはこれよりほかに言葉がない。何か訴えている。艶なるあるものを訴えている。そうしてまさしく官能に訴えている。けれども官能の骨をとおして髄に徹する訴え方である。甘いものに堪えうる程度をこえて、激しい刺激と変ずる訴え方である。甘いといわんよりは苦痛である。卑しくこびるのとはむろん違う。見られるもののほうがぜひこびたくなるほどに残酷な目つきであるしかもこの女にグルーズの絵と似たところは一つもない。目はグルーズのより半分も小さい。

広田さんのお移転になるのは、こちらでございましょうか」

「はあ、ここです」

 女の声と調子に比べると、三四郎の答はすこぶるぶっきらぼうである三四郎も気がついている。けれどもほかに言いようがなかった。

「まだお移りにならないんでございますか」女の言葉ははっきりしている。普通のようにあとを濁さない。

「まだ来ません。もう来るでしょう」

 女はしばしためらった。手に大きな籃をさげている。女の着物は例によって、わからない。ただいつものように光らないだけが目についた。地がなんだかぶつぶつしている。それに縞だか模様だかある。その模様がいかにもでたらめである

 上から桜の葉が時々落ちてくる。その一つが籃の蓋の上に乗った。乗ったと思ううちに吹かれていった。風が女を包んだ。女は秋の中に立っている。

あなたは……」

 風が隣へ越した時分、女が三四郎に聞いた。

掃除に頼まれて来たのです」と言ったが、現に腰をかけてぽかんとしていたところを見られたのだから三四郎自分おかしくなった。すると女も笑いながら、

「じゃ私も少しお待ち申しましょうか」と言った。その言い方が三四郎に許諾を求めるように聞こえたので、三四郎は大いに愉快であった。そこで「ああ」と答えた。三四郎の了見では、「ああ、お待ちなさい」を略したつもりである。女はそれでもまだ立っている。三四郎はしかたがないから、

あなたは……」と向こうで聞いたようなことをこっちからも聞いた。すると、女は籃を椽の上へ置いて、帯の間から、一枚の名刺を出して、三四郎にくれた。

 名刺には里見美禰子とあった。本郷真砂町から谷を越すとすぐ向こうである三四郎がこの名刺をながめているあいだに、女は椽に腰をおろした。

あなたにはお目にかかりましたな」と名刺を袂へ入れた三四郎が顔をあげた。

「はあ。いつか病院で……」と言って女もこっちを向いた。

「まだある」

それから池の端で……」と女はすぐ言った。よく覚えている。三四郎はそれで言う事がなくなった。女は最後に、

「どうも失礼いたしました」と句切りをつけたので、三四郎は、

「いいえ」と答えた。すこぶる簡潔である。二人は桜の枝を見ていた。梢に虫の食ったような葉がわずかばかり残っている。引っ越し荷物はなかなかやってこない。

「なにか先生に御用なんですか」

 三四郎は突然こう聞いた。高い桜の枯枝を余念なくながめていた女は、急に三四郎の方を振りむく。あらびっくりした、ひどいわ、という顔つきであった。しかし答は尋常である

「私もお手伝いに頼まれました」

 三四郎はこの時はじめて気がついて見ると、女の腰をかけている椽に砂がいっぱいたまっている。

「砂でたいへんだ。着物がよごれます

「ええ」と左右をながめたぎりである。腰を上げない。しばらく椽を見回した目を、三四郎に移すやいなや、

掃除はもうなすったんですか」と聞いた。笑っている。三四郎はその笑いのなかに慣れやすいあるものを認めた。

「まだやらんです」

「お手伝いをして、いっしょに始めましょうか」

 三四郎はすぐに立った。女は動かない。腰をかけたまま、箒やはたきのありかを聞く。三四郎は、ただてぶらで来たのだから、どこにもない、なんなら通りへ行って買ってこようかと聞くと、それはむだだから、隣で借りるほうがよかろうと言う。三四郎はすぐ隣へ行った。さっそく箒とはたきと、それからバケツ雑巾まで借りて急いで帰ってくると、女は依然としてもとの所へ腰をかけて、高い桜の枝をながめていた。

「あって……」と一口言っただけである

 三四郎は箒を肩へかついで、バケツを右の手へぶら下げて「ええありました」とあたりまえのことを答えた。

 女は白足袋のまま砂だらけの椽側へ上がった。歩くと細い足のあとができる。袂から白い前だれを出して帯の上から締めた。その前だれの縁がレースのようにかがってある。掃除をするにはもったいないほどきれいなである。女は箒を取った。

「いったんはき出しましょう」と言いながら、袖の裏から右の手を出して、ぶらつく袂を肩の上へかついだ。きれいな手が二の腕まで出た。かついだ袂の端からは美しい襦袢の袖が見える。茫然として立っていた三四郎は、突然バケツを鳴らして勝手口へ回った。

 美禰子が掃くあとを、三四郎雑巾をかける。三四郎が畳をたたくあいだに、美禰子が障子をはたく。どうかこうか掃除がひととおり済んだ時は二人ともだいぶ親しくなった。

 三四郎バケツの水を取り換えに台所へ行ったあとで、美禰子がはたきと箒を持って二階へ上がった。

ちょっと来てください」と上から三四郎を呼ぶ。

「なんですか」とバケツをさげた三四郎梯子段の下から言う。女は暗い所に立っている。前だれだけがまっ白だ。三四郎バケツをさげたまま二、三段上がった。女はじっとしている。三四郎はまた二段上がった。薄暗い所で美禰子の顔と三四郎の顔が一尺ばかりの距離に来た。

「なんですか」

「なんだか暗くってわからないの」

「なぜ」

「なぜでも」

 三四郎は追窮する気がなくなった。美禰子のそばをすり抜けて上へ出た。バケツを暗い椽側へ置いて戸をあける。なるほど桟のぐあいがよくわからない。そのうち美禰子も上がってきた。

「まだあからなくって」

 美禰子は反対の側へ行った。

「こっちです」

 三四郎は黙って、美禰子の方へ近寄った。もう少しで美禰子の手に自分の手が触れる所で、バケツに蹴つまずいた。大きな音がする。ようやくのことで戸を一枚あけると、強い日がまともにさし込んだ。まぼしいくらいである。二人は顔を見合わせて思わず笑い出した。

 裏の窓もあける。窓には竹の格子がついている。家主の庭が見える。鶏を飼っている。美禰子は例のごとく掃き出した。三四郎は四つ這いになって、あとから拭き出した。美禰子は箒を両手で持ったまま、三四郎の姿を見て、

「まあ」と言った。

 やがて、箒を畳の上へなげ出して、裏の窓の所へ行って、立ったまま外面をながめている。そのうち三四郎も拭き終った。ぬれ雑巾バケツの中へぼちゃんとたたきこんで、美禰子のそばへ来て並んだ。

「何を見ているんです」

「あててごらんなさい」

「鶏ですか」

「いいえ」

「あの大きな木ですか」

「いいえ」

「じゃ何を見ているんです。ぼくにはわからない」

「私さっきからあの白い雲を見ておりますの」

 なるほど白い雲が大きな空を渡っている。空はかぎりなく晴れて、どこまでも青く澄んでいる上を、綿の光ったような濃い雲がしきりに飛んで行く。風の力が激しいと見えて、雲の端が吹き散らされると、青い地がすいて見えるほどに薄くなる。あるいは吹き散らされながら、塊まって、白く柔かな針を集めたように、ささくれだつ。美禰子はそのかたまりを指さして言った。

駝鳥の襟巻に似ているでしょう」

 三四郎ボーアという言葉を知らなかった。それで知らないと言った。美禰子はまた、

「まあ」と言ったが、すぐ丁寧にボーア説明してくれた。その時三四郎は、

「うん、あれなら知っとる」と言った。そうして、あの白い雲はみんな雪の粉で、下から見てあのくらいに動く以上は、颶風以上の速度でなくてはならないと、このあいだ野々宮さんから聞いたとおりを教えた。美禰子は、

「あらそう」と言いながら三四郎を見たが、

「雪じゃつまらないわね」と否定を許さぬような調子であった。

「なぜです」

「なぜでも、雲は雲でなくっちゃいけないわ。こうして遠くからながめているかいがないじゃありませんか」

「そうですか」

「そうですかって、あなたは雪でもかまわなくって」

あなたは高い所を見るのが好きのようですな」

「ええ」

 美禰子は竹の格子の中から、まだ空をながめている。白い雲はあとから、あとから、飛んで来る。

 ところへ遠くから荷車の音が聞こえる。今静かな横町を曲がって、こっちへ近づいて来るのが地響きでよくわかる。三四郎は「来た」と言った。美禰子は「早いのね」と言ったままじっとしている。車の音の動くのが、白い雲の動くのに関係でもあるように耳をすましている。車はおちついた秋の中を容赦なく近づいて来る。やがて門の前へ来てとまった。

 三四郎は美禰子を捨てて二階を駆け降りた。三四郎玄関へ出るのと、与次郎が門をはいるのとが同時同刻であった。

「早いな」と与次郎がまず声をかけた。

「おそいな」と三四郎が答えた。美禰子とは反対である

「おそいって、荷物を一度に出したんだからしかたがない。それにぼく一人だから。あとは下女車屋ばかりでどうすることもできない」

先生は」

先生学校

 二人が話を始めているうちに、車屋荷物おろし始めた。下女はいって来た。台所の方を下女車屋に頼んで、与次郎三四郎書物西洋間へ入れる。書物がたくさんある。並べるのは一仕事だ。

里見お嬢さんは、まだ来ていないか

「来ている」

「どこに」

「二階にいる」

「二階に何をしている」

「何をしているか、二階にいる」

冗談じゃない」

 与次郎は本を一冊持ったまま、廊下伝いに梯子段の下まで行って、例のとおりの声で、

里見さん、里見さん。書物をかたづけるからちょっと手伝ってください」と言う。

「ただ今参ります

 箒とはたきを持って、美禰子は静かに降りて来た。

「何をしていたんです」と下から与次郎がせきたてるように聞く。

「二階のお掃除」と上から返事があった。

 降りるのを待ちかねて、与次郎は美禰子を西洋間の戸口の所へ連れて来た。車力のおろし書物がいっぱい積んである三四郎がその中へ、向こうむきにしゃがんで、しきりに何か読み始めている。

「まあたいへんね。これをどうするの」と美禰子が言った時、三四郎はしゃがみながら振り返った。にやにや笑っている。

「たいへんもなにもありゃしない。これを部屋の中へ入れて、片づけるんです。いまに先生も帰って来て手伝うはずだからわけはない。――君、しゃがんで本なんぞ読みだしちゃ困る。あとで借りていってゆっくり読むがいい」と与次郎が小言を言う。

 美禰子と三四郎が戸口で本をそろえると、それを与次郎が受け取って部屋の中の書棚へ並べるという役割ができた。

「そう乱暴に、出しちゃ困る。まだこの続きが一冊あるはずだ」と与次郎が青い平たい本を振り

2024-09-20

エロ動画収集の飽きたら次はコレ!

「ThumbnailCity」(サムネイル・シティ)てアプリ、知ってる?

  

1700円の有料アプリなんだけど、これを導入してから義務しかなかったエロ動画収集が数倍楽しいのよ!

アプリは条件付き無料だけど、購入をオススメする)

  

簡単に言えば、エロ動画サムネイルを変更するだけのPC用のアプリなんだけど、

これまで収集したエロ動画って、フォルダに分類したり、ファイル名でランク付けするくらいしかカテゴライズできんかったやんか。

  

ところが、このアプリを使うと、サムネイル自体を変更できるもんで、女の子とと内容が一発でわかるようになるわけさ。

  

洋服を脱ぐ前の可愛い佇まいをサムネイルにするもよし

前戯官能的になったアヘ顔サムネイルにするもよし

巨乳とかスレンダーボディをサムネイルにするもよし

極太肉棒を口に含むエロ顔をサムネイルにするもよし

◯◯ポに貫かれたアレのドアップをサムネイルにするもよし

顔射で汚された可愛い顔面サムネイルにするもよし

  

ともかく、エロ動画収集グレードアップすること間違いなし!

2024-09-06

スキンケアルッキズム

https://anond.hatelabo.jp/20240904005812感想個人的な考えの羅列

この熱量の源泉はなんなんだろう

自分を含む多くの男性にとって、スキンケア日常習慣の一部に過ぎない。もちろん日焼け止め化粧水乳液教科書通りに使っているが、それは風呂に入ることやヒゲを剃ることと同じ、日常ルーティンである

しかし、上記記事に見られるスキンケアへの熱量は、異常なほどに高い。この熱量の背景には、肌に関わるルッキズム社会的要求自己投資官能評価あいまいさ、そしてコミュニケーションツールとしての側面があるのではないだろうか。

美しい肌は恋愛市場ドレスコード

現代社会では、肌は単なる見た目以上の役割果たしている。

美しい肌は「中流」以上のコミュニティに参加するためのドレスコードの一部となっており、それが一種ルッキズムを生んでいる。

(この中流が何を指すのかは人によって異なるだろう)

スキンケアとは、その価値観に対する投資行為だ。しかし、この投資は常に変動し続けるものであり、スキンケアを続ける限り、終わりのない旅が続く。

スキンケア官能

スキンケアは単なる自己投資にとどまらない。自分の肌を観察し、手で触れ、歓びを伴う行為である。これはセルフケアの中でも最もフィジカルで、最もプリミティブで最もフェティッシュものであるスキンケアを通じて、自身の肉体と深く向き合うことは自己肯定行為にほかならない。肌に直接触れることは、他者評価依存せず、自分自身ケアする極めて個人的感覚的なプロセスだ。

定量的評価が難しい

容姿に関する特徴のひとつは、その定量的評価が極めて難しい点にある。美しさを完全に数値化することはできず、どのスキンケアが「最適」であるかを判断することも、無限に新しい製品が登場する中で困難だ。自分に合うものを見つけるには時間試行錯誤必要であり、その過程で「暫定的解決」に達することはあるが、加齢や体調により状況は変わる。つまりスキンケアとは常に変化に向き合う行為なのだ

コミュニケーションの一部としてのスキンケア

興味深いのは、スキンケアが単なる自己ケア以上の役割果たしている点だ。スキンケア女性同士の間でコミュニケーションの一部となり、容姿に関する話題提供する。それは「機材談義」に似た、平和で楽しさを伴う話題だ。お互いの容姿レベルを直接的に評価するのではなく、グルーミングコミュニケーションとしてのスキンケアは、お互いを気遣いながら行われる。

肌は常に改善余地を持つ

最後に、肌は常に改善余地がある要素であり、盆栽的な要素がある。

完璧な肌を手に入れることは難しいが、少しずつ改善していくプロセス自体が楽しみの一部なのだろう。(元記事の主張もそこにある)

anond:20240905235651

「その成分が実際効くかどうか」というのも、数字では表せないところがあって難しい

現状の科学領域では測りきれてない効能機能がたくさんある

これから科学進化によって、もっとそういう領域が増えていく

これはその通り。そのような領域存在することは勿論否定しない。

しかし、であれば一定再現性が確保できた段階になってから効果を謳うべきだろう。最悪、薬機法景品表示法といった制約があるとはいえ、まだ解明されていないだけかもしれないからなんて理由である事ない事アピールしていたら早晩信用を損なうだろうし、リテラシーの高い潜在消費者に訴求することも難しくなるんじゃないだろうか。

そういうことから、「美容品の消費者の大半がSTEM比率の低い女性である」っていうのはちょっと失礼というか、

それはそれで非科学的なのでは…?証拠あるの?

そこは「これは統計的差別だが~~疑っている」とあることから分かるかと思うが、当増田による根拠のない憶測に過ぎない。勿論、賢明美容ユーザー女性もたくさんいるだろうし、逆に男性消費者が多いであろうフィットネスAGAでも怪しい商品は少なから存在している。

あと追記だけど、官能検査については、例えば嗅覚信号のもの効果を測るような場合被験者側の盲検性を確保するのが難しい等の試験デザイン上の課題はありそうとは言え、留保を置いた上で定量的評価自体可能なのであって、官能検査から誤解されやすいとか数値で測れないみたいな話はよく分からなかった。

2024-09-05

anond:20240905230819

セラミド!グリシルグリシン!とか成分にハマる時代ってある。

今は「成分美容」も世の中的に流行っているよね。

エビデンスというのもすごくわかるし大事だと思うんだけど、

「その成分が実際効くかどうか」というのも、数字では表せないところがあって難しいんだよね…

というのも、増田セラミドダメだったんだよね。。。高セラミドだと肌荒れるんですよ。。。


プラセンタは豚の胎盤なんですがロシア戦争とかのときの傷の修復用に研究していて

それを美容転用しているっていう確かなエビデンスがあるものもあるけど、高いのよ!

そういう高いのはやったことないスキンケア初心者に勧められないじゃん?


その3(https://anond.hatelabo.jp/20240905171035)にも書いたけど、化粧やスキンケア

官能評価」(ググって調べてみてね)に依るものも多いので、そう思われがちなのも仕方ないし、

実際ちょっとevil会社だと、「保湿感を演出するためにわざと液体にとろみを付ける」という

evilワンステップを入れてたりするので、まぁ信用できない感じはすごくわかる!


だけど、本当に数値では測れないことって多いのよ。

先日のドライヤーのレプロナイザーも実際本当に使い心地は良かったよ。


というか、これは逆に

現状の科学領域では測りきれてない効能機能がたくさんある、ということなのでは?

と思ってたりするよ。


実際、官能評価周辺のことは生命維持に直結しないものが多いとされていて、

科学としては研究お金に結びつかないから後回しにされてるけど、

「いや、でも結構見過ごせない良いものありますよ?」みたいなことなんじゃないかな?とか思ってるよ!


最近香りを嗅ぐことで実際に脳やからだに影響があるみたいなエビデンスが取られ始めてきて、

香りで気分だけじゃなく体調が変わる?そんなん、単なるお気持ちだろ(笑)ロマ(笑)」という論調から変わり始めているよ。

これから科学進化によって、もっとそういう領域が増えていくんじゃないかな?


あとは、日本薬機法が色々難しく、海外では昔から薬として使われている成分を「薬として使われています」と

言ってはいけないみたいな法律があって、そのせいでフンワリとした広告表現が多いんだよね。

例えば広告では「潤う」って漢字では書いちゃダメとかね。「うるおう力に働きかける」とかになっちゃうわけよ。


そういうことから、「美容品の消費者の大半がSTEM比率の低い女性である」っていうのはちょっと失礼というか、

それはそれで非科学的なのでは…?証拠あるの?(美容に携わる製薬会社研究者は男が多いけど…?)と思わなくもないかなぁ。

でもまぁそういう両側?から進化していきたいよね!その考え方はあなたと一緒です。

清潔になりたい男たちへ に倣っておすすめアイテム書くよ その3(クリームおすすめ、傷跡対策とか)

anond:20240905170633

に長く書きすぎて投稿できなかったので分けたよ!


クリームおすすめ紹介

とりあえずもうこれみんな使っとけ!っていうクリーム
「BEAUSTA シカケアクリーム(チューブ) 50ml」¥1100

https://amzn.asia/d/3W01144

選んだ理由

ブコメではまちやさんも書いていたけれど、敏感肌乾燥肌の男が使うべきはマジでシカクリーム!!!

シカ」とは、ツボクサ(ゴツコラとも呼ばれる)というネバネバ植物由来の鎮静・修復機能をふんだんに使ったもので、

まぁ、「アロエのプルプルの部分化粧品に使ったら保湿効果高くね?」みたいなことと同じで、薬草の良い部分を使っているというわけ。


日本でも以前から用いられていたけれど、近年人気の韓国コスメで頻繁に使われるため、

最近逆輸入みたいな形でちょっとしたシカブームが起きているよ。

頬の上のほうがカサカサするとかの時に、厚めに塗って寝るのが良いね

ただしちょっと独特な匂いがするんだよね。そこだけドンマイです。


美容に使われるシカと、医療用のグレードもあって、これは多分美容グレードだと思う。

このリストは何せ、取り入れやすくするために「安い」を前提で探しているので、

高い医療グレードのは「ちなみに自分はこれ使ってます」の項目を見てくれ…。アレはまじでおすすめから


値段もう少し出してもいいなら、シカ系なら

「VTCOSMETICS シカクリーム 50ml」¥2594

https://amzn.asia/d/j87fz9u

「ラロッシュポゼ シカプラスト リペアクリーム B5+​ 40ml」¥2970

https://amzn.asia/d/7baW9Oy

とかがおすすめかな。


去年、バズり倒してましたね!
無印良品 医薬部外品 エイジングケア薬用リンクケアクリームマスク 80g」¥1990

https://amzn.asia/d/9wDcw7X

ハーブ系とかじゃなくて人気のやつないの?」と聞かれたら、

この無印クリームは昨年バズり倒していて実感も良かったのでおすすめ

硬めのテクスチャーですが指に取るとサラっと伸びてかなり保湿感が強いです。

80gで1990円なら、さっきのシカクリームより総合的にはお安くていいかもよ!?


ナイアシンアミド」というシワ改善機能のある成分が入っているので、乾燥・年齢によるシワが気になる人はぜひ使ってみて欲しい。

しかし成分表には「有効成分:ナイアシンアミド その他の成分:水、オリブ油、BG、シア脂、…」と続いててちょっとズルい。笑

成分表って、含有量が多いものから書くルールがあるので、ナイアシンアミドが入っている順番がわかれば

「だいたいこれぐらい入ってるのかぁ??」みたいな予測がつくのですが、敢えて特記してそこがわからないようになってるのね…

合成香料無添加 ・無着色 ・無鉱物油 ・弱酸性パラベンフリーアルコールフリーですが、

ちょっと成分表の表示が多いので、肌が敏感な人にはどうかな?シカのほうがおすすめかも…。


安けりゃOKパッケージの見た目は気にしないよ派の人へ
「なめらか本舗 リンクルナイトクリーム 50g」Amazonで今ならなぜか¥720(定価は¥1100)

https://amzn.asia/d/43rDNe4


はい!これ鉄板の「なめらか本舗」の人気のクリームです。安いでしょ。

もうハコの見た目は気にしないという人はこれ使ってください。

かなりこっくりしているので、夜向きです。


「なめらか本舗」は、お米や豆乳など国産の成分を使ったスキンケアシリーズで、

もう20年以上ドラッグストアで人気のシリーズです。学生時代使っていた女子も、今も使っている人も多いのでは?

リンクシリーズはその中でも、大豆の整肌成分に着目したエイジングケアシリーズ

大豆発酵させた豆乳発酵液を保湿成分の柱に、レチノール&レチノー誘導体がハリと保湿にアプローチするので

大人が使うとおすすめシリーズです。


ちなみになめらか本舗は「リンクルジェルクリーム N」というオールインワンジェルもあるから

このナイトクリームと合わせれば鉄板かもよ。2つ揃えても、¥2000行きませんし。


ちなみに自分はこれ使ってます(ボディも傷跡にも)

「アベンヌ シカルファットプラスペアミルク 40ml」¥3300 ※9/21発売

https://www.avene.co.jp/products/cicalfate_milk/

ボディは「ニュートロジーナ インテンスペア CICA高保湿クリーム(顔・からだ用) 200g」¥2728 ※9/18発売

https://www.neutrogena.jp/body/product-lines/intense_cica/cica_body_cream


偶然だけど、シカ紹介しつつ自分の愛用品も両方ともシカになってしまった!すまんすまん!

というのも、夏って蚊に刺されて掻き壊しちゃったりするじゃないですか?

シカはそういう傷跡の修復を早める効果が高いのがわかっていて、新商品発表会で試したものの中でも

本当にこの2つが良かった!というわけで、もう発売前に使い切るぐらい愛用中です。


特にニュートロジーナ医療用グレードのシカを使っていて、顔にもからだにも使えて、200gで¥2778だからかなり安い!

純度99%のグリセリン医療グレードのシカ配合だけど割とさっぱりとした使い心地で重くないのが印象的だった。


ベンヌのほうは本国サイトにはっきりと「修復」という効能が書いてあるとおり、

ちょうど手に作ってしまった引っかき傷にためしてみたら、本当に傷跡の治りが早く感動した…。


もちろんこれはシカの鎮静・修復作用とアベンヌ温泉水が起因しているんだけど、

傷跡に良いクリームってなかなかなく、仕方なくステロイドを使っている人も多かったと思う。

でもステロイドは御存知の通り、長期使用は良くないし、連用すると色素沈着が起こりがちで、

この分野だと「バイオイル」ぐらいしか傷跡対策のものってなかったと思う。


それぐらいの効果を感じるものなので、肌のバリア機能を修復するのにかなり有効

ちょっと緩めのテクスチャなので、潤い重視の人には物足りないかもしれないけれど、

自分化粧水ウォータータイプ美容液→オイル美容液→アベンヌのリペアミルク

間に挟んでいるものが十分あるので、これで良いかもと思っているよ。


とにかく傷跡・ニキビ跡が気になる人は一度使ってみて欲しい!

乳液タイプは今月21日から発売だそうですが、実はツルハドラッグ限定で硬めの大容量タイプクリーム

もう結構から売っているらしいので、すぐに使いたい・ボディに使いたい時はツルハドラッグ行ってみて!


もちろんどちらも基本的にはアレルギーテスト済みですのでご安心を!

ツルハドラッグのやつの詳細は→https://shop.tsuruha.co.jp/15299.html


その2から移動させた前段 なんでスキンケアのものを推すのか? 転じて、「ケア」という考え方について

ブコメにあったんだけど、

id:wnd_x 女性にとっての美容へのスタンス呪術的なんだよね。ようするにエセ科学的な、n=1でしかない眉唾理論


→これに関しては昨日ブコメちょっと会話していたんだけど、化粧やスキンケアは「官能評価」(ググって調べてみてね)に

依るものも多いので、そう思われがちなのも仕方ないし、実際ちょっとevil会社だと、「保湿感を演出するためにわざと

液体にとろみを付ける」というevilワンステップを入れてたりするので、まぁ信用できない感じはすごくわかる!


ただ、男性にすごく足りないのは「セルフケア」であって、これはアメリカベトナム戦争後のトラウマケアとかから

フェミニズム寄りな話になってしまって恐縮なんだけど、そういう女性進出的な文脈でも「ケア」という概念がとても

心理学社会学で重視・研究されており、中でも「男性ケア不足」というのはとても課題だとされているよ!

Amazonでもたくさんケア学の本が出ているし、海外ケアへの取り組みはWebに沢山あるので、ぜひご参考に!


これは例えば、女性が同性に対して「お互いに気分が良いように」という自然距離のとり方をすること(その指輪すてき〜!みたいなね)が

男性に対して同じようなこと(=お互いに気分の良い距離感でコミュニケーションする)をすると、

「え、俺のこと好きなの?」みたいに勘違いするアレね!

アレのことを、ケア世界では「ケア不足の男性による認知の歪み」みたいなふうに定義しているよ。

基本的に、清潔感とかメンズケアエントリーに頼まれてもないのに文句つけてる男性は、ややこのケがあるのかなと思っているよ!


まり男性は「お互いに気分の良い距離感でのコミュニケーション日常的なケア」が不足しているので、

いざ日常的な営みとしてのケアに触れるといきなり「特別好意」と受け取ってしまって勘違いする…っていうお互いに不幸なことになる。

から日常的にケアをすることは人との距離感を適切に保ち、配慮し合うことのレッスンでもあるみたいな。そんな感じで語られているよ。


でも、そういうことをしてきていない人にいきなり「ケアやれ」と言われても難しいと思うけれど、

個人的には、そのケア入口として「スキンケア」ってすごく良いんじゃないか!?増田は思っている!

自分の肌のコンディションを自分で見て、自分必要ものを使って、いい香りのもの自分の手で肌に触れて付ける…って

まさしくセルフケア」そのもの

というわけで、男性ケアを始める入口としてのスキンケア自分立場では本当に推進したいと思っているよ!

男性自分を労ろうね」っていう、だから男性にも楽しんでほしいわけです!

2024-09-03

女性の性欲解消方法について

子どもが産まれから夫婦生活は落ち着いていた。

というより、面倒くさいが勝っていた。

だが、性欲はある。

そして、経験人=夫であることが、ずっと気になっていた。

私は生涯、この棒しか知らないのかと。

他の人はどのようにセックスしているのか?

知りたい、けれども知りたくない。

知人やネットの話はどこか現実味がない。

いや、そういう人もいるかもだが、自分とは違う。

夫婦生活結構淡白だった。

だけど、そこを擦り合わせる労力を払えなかった。

私はどちらかというとМである

だけど、自分みたいなキモいやつが、虐められて喘いでいるところを想像すると萎える。

美形が虐げられてるから官能的なのである

そして、現実では自分が満足したいなら、相手も満足させる必要がある。

特定相手がいたとして、セックスに至る労力が大きすぎる。

まず、毛の処理だ。いつだってツルツルなわけないんだよ(脱毛すればよかったと本当に思う)

次に汚れてないか、臭くないか心配で、事前に隠れて何回も確認してしまう。

可愛い下着をセットで着なければならない。いつもセットで着るわけないだろう。部屋では可愛くないリラックスブラに着替えたいし、パンツユニクロシームレスパンツが好きなんだ。外行きの可愛い下着はとにかく疲れるんだ。部屋の中でわざわざ着替えるのが億劫だし、準備工程になってるのが嫌だ。

太り過ぎると、お腹の肉が気になって集中できない。美味しいご飯が食べたい。

セックスしたら、夜寝るのが遅くなるし、夜やりたかたことが中断される。

ここまで準備していざ、行為に及ぶ。

行為中もなんだかんだやることがある。

なんか気持ちいい気はするが、イったことはない。

そして寝る。

う〜ん、面倒くさい。

夫とは仲がいいが、面倒くさい。

じゃあ、他人を試してみたいかというと、それもまた更に面倒である

不貞行為抵抗はあるし、バレたら離婚だろう。

逆のことがおきたら、私でもそうする。

あと、単純に人がそんなに好きでないので、行為にいくまでの工程を考えると、とても行動にうつしてみようとはならない。

他人性的魅力アピールする労力高すぎない?

私は自分の顔にも体型にも自信がないんだ。

好かれる、嫌われる、もう嫌なんだ本当に、そういうのは…。

じゃあ、女風はどうか?正直興味ある。

挿入はなさそうだが、お金を払えば人間関係を築く労力をすっ飛ばして、性欲を解消できるかもしれない。

だが、これもバレたら離婚である

リスクが高すぎる。

私は一生、このモヤモヤを抱えて行きていくのか…?

と悩んでいたところに、あらわれたのがセルフプレジャーアイテムです。

イロハ、お前だよ!!!

めっちゃ良さそう!

なぜもっと早く気づかなかったのか。10年遅い。

他の棒を入れて見たいという欲も満たされる。

人間関係をすっ飛ばせる。

他人に求められてる感とか、体温とか、そういうのは必要ないと思っていたことに気づいた。

本当に欲を満たしたいだけ。

妄想の中でずっとしていた、Мっぽい行為もできる。

ほら、こんなに恥ずかしい格好で…みたいなのも、妄想だと想像の中だけたが、リアルアイテムがあれば同じ体勢で挿入できて、妄想さらに加速するのではないか

目をつぶれば、妄想の中では美形が虐げられている。

棒でイったことのない人生に、なんだかなぁと思っていたが、自分でやればいいのだ。

相手自分であれば、ちょっと気分が乗らないからや〜めた、もできるし

満足したからここで終了!違うことしよ!も全然許されるのである

最高!最高!最高!

あとは通販ボタンポチッとするだけである

2024-08-21

ネット上のえっちな話

なんかAVエロ漫画官能的なイメージを抱いて読むけど

実際はそこら辺の大した事ないブスとブスが乳繰り合ってるだけだよな

2024-08-10

今日見た映画のこと

一切の脈絡が皆無。ネタバレも全部する。思い出した順に書く。たまに自分語りも遠慮なくしてる。全部乱文。

ボレロ永遠旋律」を見に行った。

一応高校大学でずっとラヴェルを弾いていた身なので、伝記的要素を含む部分についてはほとんどが「史実により既知」であり、8割がたネタバレを喰らっている状態。その中で「例えシナリオが外れても、余程地雷を踏まない限り彼作曲音楽がずっと流れてるっぽいからそっちで楽しめるしな」という期待半分、保険半分。

結果としては大当たりだったけど。

【よかったところ。抽象的な演出の部分をメインに】

初っ端から病気史実)。開始10分程度でサラッと彼のバックグラウンドルーツのおさらい。ローマ大賞落選。「お母様はスペイン?いえ、バスク人です」。15分で作曲依頼を受けるスピーディー加減。ラヴェルちゃんと包み隠さなマザコン史実)。時代設定的に正しい、遠慮のないタバコ演出。モクモクしてない時がないのでは?

音の演出。「全てがリズムから始まる(トントトトン)」がキーワードで、机を叩く指、時計の秒針(規則正しく、まるで体に染み込ませるかのような1秒刻みを60回)、教会鐘の音、ザーザーという雨音エトセトラエトセトラ。猫が布を引っ掻く音、床の軋み、風、そういったありとあらゆる身の回り生活からすら、「音」とインスピレーションを拾おうとする彼が印象的。

何より工場機械音、壮大で、規則正しく、統一感があって、それで彼のルーツにも関わるもの。彼のお父様は確か工場技師ではなかったか...。

音楽の使い方、そのメリハリ基本的に何かしらの形で音(音楽ラヴェル自分で弾くピアノも含)が流れているところ、母親葬式の間に「マ・メール・ロア 妖精の国」が流れて、納棺したらしばし「完全な」無音。遺品を眺めている間とか。彼は、母親が亡くなってから意気消沈して数年間音符を譜面に置くことができなかったと聞いているので、あの「完全な無音」がそれを表しているのかも。

ちなみにこの曲は私も大好きな曲。音響関係なのかそれとも本当に演奏がそうだったのかわからないけど、薄いシルクを何層にも重ねた向こう側から星を拾おうとする感じの繊細な音の「揺らぎ」があって、タイトルに場面にも相応しく儚くて、もしかしたら今まで聞いた中で一番好きな演奏かもしれないと思った。

あらすじの面。基本的史実を派手に脚色したりすることのない、極めて「元ネタに忠実」で誠実なパターン

インキャラのミシアはラヴェルにとってのミューズ的な存在として描かれていて、まあ実際そうとしか言いようのない感じ。双方ラインを引いていて、その中でミシアは彼女にできる精一杯でラヴェルに近づいて彼の芸術を後押ししていた印象。ボレロを「良い曲だから、ぜひ外に出して」というあたりなど顕著。

ラヴェル→ミシアは、ある意味敬虔」に近い崇拝の仕方をしていたと思う。キスじゃなくて曲を書いて捧げたいという思考回路。それが彼にできる精一杯の愛情表現

物語の終盤で彼がミシアに「少しは愛していた?」と聞いたら「もっとずっと」って返ってきたのはあまりにも切なすぎないか。それに対して無言で呆然とするラヴェル病気のせいもあってすでに一人老け込んでしまって、記憶障害失語症もある中で、なんとか断片を拾い集めて、「少しは愛していた?」と問うのはミシアにとっても少し残酷だし、まあ割と「今更気がついたの?」みたいな面もある。そして「その拾い集めた断片であなたがようやく認識したものよりも、もっと、ずっと」ということなのだから

命の終盤で知るには手遅れ感が、もう取り戻せないもののような感じが強い。

少なくとも二人は恋人になって一般的恋人たちが踏む手順を全て踏みに行く「愛」じゃなくて、もっとこう、違うんだよね。詩的な感じがある。

あと、作中でミシア、マルグリット、イダマダム・ルヴロが4方向から、それぞれがそれぞれにできる「母親」的役割をしていたもの中々面白かった。

多分、一人でも欠けてたら色々もっとしかったねと思う。作曲も、人生も。

だって、誰が「エナメルの靴がなかったら指揮できないです」ってなると思うねん。ルヴロ婦人めっちゃ爆走して靴だけ届けにきてたよ。

ちょっと残念だったところ】

しかったともいう。従軍(といっても病弱により医療班・運転手)したところはしっかり描かれてたけど、それがきっかけで書かれた「クープラン」への言及が皆無。

ペルルミュテールとか、弟子存在も皆無。

【結局ボレロって】

作中でも「初っ端から病気ラヴェル病気になって体が上手く効かなくなり始めた頃に作曲した(ほぼ晩年の遺作扱い)のが「ボレロ」なのであんな真っ直ぐ空に突き抜けるような物を、あんな堂々として力強い物を、一体何を考えながら書いたんだろうってずっと思ってたら10年くらい経った気がする。

そしたら今回の映画ですわ。...って話。

大学生の時にモダンダンスの授業があって、そのレポートで私がテーマにしたのもラヴェルの「ボレロ」と作中でも踊られていたバレエだった。(もっとも私が題材にしたのはシルヴィ・ギエムバレエなので、今回の映画のものとは相違あるが...)(しかも「踊りだけ」に集中してレポートを書けばいいものを、余計に音楽に割いた文量が多かったために若干の減点を喰らっている。)

舞台酒場の円卓、官能的な踊りを披露する踊り子と、周りを囲んで踊る男性たち。実際(これも映画内で言及あったが)絶妙エロティックさがあるのだけれど、どちらかというと「存在の主張」をするかのように体を余すことなく使う振り付け(それ以前のバレエ作品というと「この世のものではないかのような舞」が多いので、その対照的位置づけとして)。

曲の音程が徐々に下がっていく箇所でも「むしろあえて」手を高くあげ、足を振り上げ、天井を見つめるような独特の「極めて原初的生命力」のアピールを感じる踊り。スネアドラム規則正しい音が、私たちの中にある何かを鼓舞しているように聞こえるまである

去年、あの家を出る半月前くらい。引っ越す引っ越さないみたいな話で親と大揉めに揉めたら、仕事から帰ったあと19時くらいに追い出されて12時半くらいに入れてもらえるまで3センチヒールの靴で12キロとか歩いたことがある。(昨今話題になった狂歩に近い感覚。この場合時間帯が時間帯なので、落ち着いて座場所がなかったのも原因の一つだけど...)

その時、夜露が降った時間帯に濡れながら聞いたのも「ボレロ」だったな...という遠い思い出。何もかもがしんどくて仕方がなかった時に「規則正しく徐々にクレッシェンドに向かって、やがて崩壊する」音楽に救われたのは、私の人生の中で無視できないと言っても過言ではないと思う。

...夜露に濡れて、住宅地は灯りもまばらで暗くて、あん時間帯に歩いている人なんかいなくて、ボレロイヤホンから流れたときはすごい泣いてたけど、それでも、

規則正しいスネアドラムに引きづられるように、ヒールの靴できちんと歩いた。あの曲が最後噴火するかのように」崩壊するのと同じように、私も「あの家の暮らしを終わらせてやる」と誓ったのを覚えている。

あれを思い出すたび、私はいつも冒頭の問いに戻る。

病気になって体が上手く効かなくなり始めた頃に、なんで真っ直ぐ空に突き抜けるような物を、あんな堂々として力強い物を書けたんだろう、一体何を考えながら書いたんだろう。

そしてそれが100年以上経って私のような人間ある意味で救ったなら、あの曲の持つ力ってなんなんだろう」

まあ、考えながらというか...今日見た映画だと割と「メロディをふり絞ってた」けど...笑

ちなみに「同じリズムの繰り返し、催眠のよう」と映画内で言及があった。「確かに!」である

少なくとも今日、私は「一つの解釈」を見ることができて非常に満足。

ラストラスト、ドラストネタバレ

史実ラヴェル、脳の手術時に脳みそ生理食塩水をぶち込まれて四日後くらいに亡くなるわけで...。ナレ死とかやだなーって思ってたら。

手術する病院に行く車に乗り込むあたりからかかっていたのが、ボレロだった。

なんと、作中通して詩的なエロティックさ、生命力象徴として描かれ扱われ、私たちに散々見せつけてきたあの「ボレロ」が

(本人や友人たちは知りようもないが、ラヴェル最期を知ってる観客にはわかってしまう)死にに行く道中の、「葬 送 曲」になったのである

ラヴェルさん、靴をお忘れです!」「今はいいよ、後で届けてくれるかい」の会話すら、もはや「処刑場へ向かう馬車に乗る直前の風景」に見えるまである

だって、彼は、死にに行くのだから!最悪の医療ミスで!!

まさかラヴェル手術後の死に顔に登場人物たちのリフレインと一緒にボレロ聴くハメになるなんて、思ってもいないです。

最後は彼の亡霊のように、若く蘇ったラヴェルが指揮をふります

そこには、まるで「存在を主張し、生命謳歌するかのように」踊り狂う現代バレエダンサーの姿も。

えぐいって。さっき亡くなったばっかじゃん。なんで、こんな、残酷演出ができるの...(褒め言葉

2024-07-25

平成二年生まれオタクロマンス観(HL・BLGL)を形作った作品たち

もうすぐ誕生日を迎えて33歳が終わるので、いい機会だと思って平成初期生まれである自分ロマンス観の奥底に眠る作品について、水面まで引っ張り上げて雑語りしてみた。なお性別は男。

HL:anond:20240724184142

BL:これ

GL:anond:20240726224920

BL

なのだが、BLについては、実はかなり小さい頃から存在概念自体には触れていた。

ひとつ前で話題に出した図書館には、ティーンガール向けの(おそらく少女漫画卒業した近所のお姉さんたちからの)寄付所蔵があり、その中には白泉社系の漫画が数多く存在していた。当時の自分は、文字と絵があるなら何でも噛まずに飲み込む悪食だったので、男が少女漫画を読むとか特に何も考えずに頭を空っぽにしていろんな作品を乱読していた。そのお姉様方が残した漫画では……まあ割と頻繁に男と男がベッド・インする描写がございまして。たぶん清水玲子さんの作品だと思うのだけど、フツーに女が男と、男が男となんやかんやベッドで一緒に寝ていた。

当時は臥所をともにする意味を知らなかったので、ふーんで流していたけど、たぶんこれが原因でボーイ同士のラブにはじめから拒否感が無かったような気がする。長じて、そこそこの男オタクがBLを〇〇という蔑称で呼んで弄ぶおもちゃにしたり嫌ったりしている(た)のを見て、そんなに嫌う?と思ったこともあった。

あと、漫画の中にラッキーなことに「ぼくの地球を守って」もあって、それを血とし肉とし、年の差カップルやらTSやらやおいやらを学習していった。当時は倫くん精神年齢が近かったから、亜梨子のことをすっげー年上のお姉さんとしか思ってなかったけど、今思えば……いや、今思っても流石に年の差はあるわ。(ぼくたま面白かったなあ……【懐古】。好きなキャラはキャーおよびJrです)。

しかしながら、BLにハマる、つまり男と男のカップリングに熱を上げることはなかった。あくまでも、そういう価値観もあるという認識を持った程度。そんな自分のカチコチに固まった頭をぶっとばしたのが、数年前の自分誕生日近くに発売された某ゲームに出てくるLくんというキャラクターだった。ここまでが前置き。

タイトル
ジャンルRPG

(とくにBのLを主題にした作品ではないし、勝手自分が思っているだけなので作品名はぼかす)

このゲームは、とある学校先生となって選んだクラスの生徒たちを戦乱の時代に生き残れるように育て導いてゆくというもので、作り込まれ世界観に加えて、複数ある学級にそれぞれ個性豊かなキャラクターが何人もいる(しかも完全フルボイス!?)ことで、いろんな育成を試したり、生徒との恋愛シムを楽しんだり、生徒間でカップリングを作ったりと、様々に遊べて大きくヒットしたのだ。例に漏れ自分オキニキャラがおり、それがLくんだった。

いや、はじめはまっとうに可愛い女子陣(LとかMとか)にエへエヘしていたんだけど、なんか気が付いたらLくんのことがすげー気になる存在になっていたのよ。そのゲームはいわゆるコミュ的な、キャラ同士が交流するイベントがあるんだけど、Lくんは初っ端からエンジン全開で仲間に対して自分のことを「容姿端麗にして才気煥発」とナルシ発言カマして、空気の読めない高慢ちきナルシスト変な髪型貴族として高笑いしながら自分フルネームしかもミドルネームあるから長い)を連呼していたんだ。それでおもしれーやつ〈ルビ:コメディリリーフ〉的にLくんが気に入っていたんだけど、ゲームが終盤に近づくにつれて、なんかLくんが覚醒して、おかっぱナルシストからシメ耽美髪美ノブレスブリージュグレート薔薇貴族に大変身したのね。おもしれーやつだと思っていた可愛い生徒が、ウルトラスーパーデラックス紳士になってしまって困惑3割感動7割で、まあ端的に言うと「り゛っば゛に゛な゛っ゛た゛ね゛ぇ(泣)」だった。

それで一周目をクリアする頃にはLくんを含めた学級の全員を超大好きになっていたのだが……話はここから。そう「一周目をクリア」が意味するのは二周目があるということ。実はこのゲームは学級の数だけ、正確にはさらに隠し的なルート一つがあり、何周もしないとストーリーの全容が分からないという恐ろしい作品だったのだ。

そこで、ゲームクリアして二周目を違う学級ではじめたのだけど……完全に元の学級ロスになっていた。新しいルートを進める傍ら、最初ルートファン通称は「実家」)の思い出を反芻する日々。新ルートで元の学級の子達と交流すると、現学級のライバルなのにいい働きをしたら「うちの子立派!」と思わず叫んで親バカの如く他学級を褒めるというしまつ。ついには、日々彼らのファンアートやらキャラ語りを探し回るゾンビになっていた。

このゲームは発売当時にそこそこ話題になった作品だったので、ネット検索すると、それはもうファンアートや感想の海……いや大海原の如く豊穣な熱情(しばしば劣情)にありつけた。そうすると、次は二次創作というグランドラインに正面から向き合うことになるのは必然だった。名支援と呼ばれるLくんとMちゃんを描いた漫画作品平民貴族の組み合わせのLくんとLちゃん小説、声デカ貴族組のLくんとFくんファンアート、そして学級長のCとLくん、LくんとC、またCとLくん、LくんとC……そう、実はLくんは異性とのカップリングよりも、学級長であるC(男)とのカップリングが、多分最も人気があったのだ。

CというキャラはLくんの真逆とも言えるキャラクターであった。級長のくせして腹黒軍師系だし、すぐに策を弄してハメようとするし。だが、内心にとんでもなく大きな野望を抱えているという複雑なキャラクターでもあった。やや高慢だが優等生のLくんと人当たりはいいが腹の底を見せないC。二人はストーリーでもコミュでも犬猿の仲というべきであった。

二次創作という大海原には様々な島が浮かんでいた。デフォルメされた姿でうさ耳が生えて赤面しているLくんがいたと思えば、リアル等身でどシリアスな殺して殺されての戦場汚泥に塗れている姿があり、Cを言葉攻めしていたり逆にされていたり、現代パロ、学パロ、性転換、敵対シチュモブ、死ネタetc... ニュービーだった自分には直接的な官能的な絡み合いこそ刺激が強かったが、ネットの海に放流される彼・彼女たちの漫画イラスト小説イメソンetc……そこには確かにキャラクターへの愛があった。

そんな調子で元の学級への未練(飢え)を同志達の供給で癒やしつつ、数百時間かけて全ルートを回りきり、ついに念願の最初ルートに戻って最高難易度でもう一度やり直すことに。そこにはかつてと変わらぬ愛すべき学級の生徒たちの姿があった。Lくんも相変わらずCに突っかかって、Cはそんな彼のことを面倒臭がって、変わらぬ犬猿の仲……いや、なにかおかしい。

それは衝撃が固体になった瞬間だった。

初見プレイ時にはまだBL筋が十分に発達していたかったため見逃していたのだが、チャクラが開かれた今となって見ると、それはもうコッテリとした男と男のクソデカ感情がこれでもかと描かれていたのだ。

先に少し述べたように、Lくんはナルシストの傾向があれど、基本的には名門貴族の跡取り息子としての教育を受けている礼節を持った男であった。先に紹介した他のキャラとの珍妙コミュにしても、彼は彼なりに真面目に誠実な態度を取っていた、ただ空回りしていただけで。しかしどうだこれは! Cとのやりとりに彼がこれまで受けてきた教養のある態度は認められない。そう、それは嫉妬。内側に秘めていた激情。むき出しの激重感情がそこにあった。

名門貴族の跡取りとして生まれた彼は、諸侯が己が利益を優先し団結をしようとしないこの諸侯連盟の現状を憂え、この国を正しく導くのは自分の責務であると自負していた。学問を修め、領主としての振る舞いを学び、着々と目標に邁進していた。そんな彼の前に現れたのが出自不明でありながらも突如として諸侯長の跡取りとなったCだった。全く貴族らしさを感じさせず、あまつさえ貴族の位なんて屁とも思っていない異物。それがLくんにとってCだった。

自分が欲しくてたまらなかった立場にありながらも、それを歯牙にもかけず、貴族の責務にも無関心で、それでいて何かを企んでいるのに見せようとしない見通せない。だから「君など現れなければ……」と本心が溢れてしまう。悔しそうな声。それは俺先生や他のクラスメイトには見せない、彼の心から嫉妬だった。しかし、その心は、先生とCの隣で彼が望む未来の片鱗に触れていくにつれて変わっていった。領内の、国内ことだけしか考えていなかった彼は、この世界人種差別身分のことまでも変えていこうとするCの考えに触れ、彼こそが皆を率いていく器だと内心は認めるようになる。そして、二人きりのとき「君のいない世界など味気ない」と告げ、自らにとって彼が大切な存在であると言外と認める。

このやりとりを再見した時、なぜ、自分はこの感情ドッヂボールに気が付けなかったのか、と唖然となった。「お前さえいなければ」からの「お前がいない世界など」という完璧な回収。こ、これがブロマンスなのか……と濡れた泥を投げつけられたような衝撃だった。これで完全にチャクラが開いた感覚があった。

この二人はエンディング後の後日談もいいのだ……アニメ化の際は、鹿ルートエンディング曲は風塵回廊でお願いします。

2024-07-24

急に性欲がなくなって辛い

数週間前の「性欲がなくなってしまった」増田(今は消えてる)を当時は完全に他人事として読んでいたけど、自分も1週間ほど前から突然性欲がなくなってしまった。

それと関係あるかは分からないが、加えて空腹センサーも壊れているような気がする。

食欲の方はなくても特に支障はないのだが、性欲がないのがこんなにきついことだとは想像してなかった。

AVを見ても頭では官能的だと判断を下しているのに身体側が全く反応せず、そういう気分に全然ならないのだ。

『性欲があるからチンコが立つんじゃない。チンコが立つから性欲があるんだ。』の教訓は、どうやら全くその通りだったらしい。

これが俗に言うEDってやつなのか? 今年で30だから加齢が原因ということは流石にないと思うが......

思い当たる原因としては、在宅勤務と出不精による慢性的運動不足最近ドクターペッパーを箱買いして飲んでいること、家庭用脱毛器で脚とヒゲ、その他めぼしいムダ毛を全滅させたことに気を良くして好奇心から局部脱毛を試してみたことくらい。(想像より痛くなかった)

童貞からEDで泣かれる相手はいない。

でも、東京都マッチングアプリリリースされたタイミング婚活でも始めようかなと考えていたのに、仲を深めていざそういう場面になったときに勃たなかったらと思うと本当に辛い。

勃起しない危機感からオナホールを十数年ぶりにamazonで購入して使用してみても、挿入時は大きくなっているものの抜くと途端にふにゃりとしてしまう始末。幸い(?)朝立ちだけは毎日立派にある。

単に映像による刺激に飽きただけだったらいいのにな~~~

性欲がないのに、今まで全く興味のなかった風俗とやらに行ってリアル対戦で通用するか確かめたい気持ちになっている。

とりあえず、今日からスクワットをして亜鉛サプリを飲んでみようと思う。

他になにかアドバイスがあれば教えてほしい。

2024-06-12

話題のこれ

中学部活動ヒップホップ禁止令」生徒ら泣いて抗議 国会論議も:朝日新聞デジタル

https://digital.asahi.com/sp/articles/ASS6B3DY5S6BULLI00BM.html

ここでコメントしてる識者も、ただ「ヒップホップ」というジャンルが禁じられたことを批判するだけで、実際のダンスがどのようなものだったか不明なところに誰も疑問を持っていないのが気になる。

高校ダンス部とかで、ヒップホップレゲエが融合したような曲に合わせる振り付けは、かなり卑猥ものもあるんだよね。

腰を突き出して、前後に振るような動きがもう、基本になっているような。

そういうものを実際に見たならば文句を言う保護者がいても不思議はないと思うし、識者もまず実際のそれを見てからコメントすべきではなかろうか。

記事ではちゃんみなアリアナ・グランデとあるので、そんなに官能的なものではなかったのだろうが(そもそもそれらのアーティストってヒップホップと括れるようなものか?)、ちゃんみなとて中学生がやったらけっこうエグい振り付けもある。

ちゃんみな - ハレンチ (Dance Performance Video) - https://youtu.be/SelCtJYqKSk

ちゃんみな - 美人AREA OF DIAMOND @ 横浜アリーナ)- https://youtu.be/-pufWP99JmE

2024-06-06

インターネットポルノを断って1ヶ月の感想

40歳にもなって毎日オナニーするのもまずいだろってことと

リモートワークの恩恵もあり無意識ポルノを見てしま生活を変えたくて始めた。

数年前から何度か読んでいた「インターネットポルノ中毒 やめられない脳と中毒科学」の影響もある。

何度も読んでいることからかるとおり自分インターネットポルノ中毒である

あなたポルノ中毒でなくとも依存や脳に関するトピックに興味がある人は楽しく読めるはず)

このチャレンジの一番の目的ポルノ視聴をやめること。二番目が頻繁なオナニーをやめること。

始めてから1ヶ月でポルノの視聴は1回、オナニーは1回、セックスが2回だった。

以下感想

初日はなんてことなかった。2日目から徐々にムラムラしてくる。

3〜4日目は気を抜くと常にエロいことを考えていた。頭の中は妄想でいっぱい。仕事全然手に付かない。

ここで身体にも変化が出始める。股間肛門の間の筋肉射精時と同じようにビクンビクン動くようになる。これがけっこうキツイ身体的な依存

4日目以降は完全に狂っていて、なんとかオナニーする理由を探し始める。疲れてるとか、仕事で嫌なことがあったとか、集中力が落ちたとか。

ここをなんとかして乗り越える強靱な精神力必要身体悲鳴を上げていて妄想で疑似射精しているのか連続してビクンビクン動いている。

7日目以降も同様の症状が続くが、ここまでくると我慢できている自分が少し誇らしくて徐々に楽しくなってくる。

10日ぐらい我慢すると達成感がありここまで来たらご褒美オナニーしてもいいかなと清々しい気持ちになってくる。

だがこれはただ単にオナニーするための形を変えた言い訳なので意志を強く持って我慢する。

12日目ぐらいで我慢できなくなったのでセックスした。一度射精してしまうと快感が蘇り我慢が難しくなる。

16日目でポルノを見ながらオナニーをした。達成感と後悔が半々ぐらい。だがここで断念する理由はないので翌日から再挑戦する。

継続するコツは罪悪感を持たずに「初回の挑戦は16日継続できた。次は20日継続しよう」と考えることだと思う。

翌日からの2周目の挑戦は初回よりも簡単だった。3〜4日目のキツさは無い。10日目ぐらいのメンタルで再開できる。

また2週間弱で1回セックスした。初回同様、翌日以降にオナニーしたくなったがこうなるのは理解していたので回避は容易。

そのまま継続していま1ヶ月目ぐらい。

精神的に何かが変わったかと聞かれるとあまり実感はない。

ただ時間が増えたように感じるのと、集中力が増した気がする。

ポルノを漁っていた時間が完全にフリーになったので新しい事に取り組めているし

集中力に関しては個人的仕事生産性を数値化しているんだけど明らかに向上している。

いまはポルノを見ていないがXでたまに流れてくるエロ動画を見てしまうと脳が怖いぐらい素早く反応してしまう。

もう涎が出るほど官能的でいますパンツを脱いでオナニーしたくなる。しばらくそのシーンを反芻してしまう。

自分ソフトドラッグ経験があるのでこういった中毒性、依存性のあるもの比較理解しているつもりだが

ポルノ依存性の強さはソフトドラッグの比ではなかった。(この辺りの話は本にも詳しく書いてある)

脳内スイッチが入ると女の子の口や舌、身体の柔らかさや肌が触れあう感覚フラッシュバックして落ち着くまで時間がかかる。

オナニーが習慣になっていたときはなかったが、いまはこのフラッシュバックが習慣を元に戻してしまう一番の危険性になっている。

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書き忘れたこと。

自分の楽しみを手放してしまった寂しさみたいな気持ちがある。好きだったおもちゃが壊れたときのような寂しさ。

エッチ動画を見つけてオナニーする行為自体純粋に好きだったんじゃないかな。

Xで好きな動画を見つけて今夜はこれ観よう!みたいなわくわく感を楽しみを手放してしまった。

ここまで書いて気付いたけどこれは完全にドーパミンが脳に見せる幻覚だった(笑)

2024-04-22

claudeめっちゃいい

何がいいって官能的な文章を書いてくれること。一応規約でR18の描写ダメと言われ、直接的なリクエストは弾かれるのだが、オナニーぐらいの描写なら特に怒ることもなく普通に書いてくれる。セックスも直接的なのはダメだが、ほのめかし描写ぐらいなら別に普通に書いてくれるので、本番描写にこだわるんじゃなければ普通におかずにできる。まあちゃんと読んだら意味が通らないなんてのは日常茶飯事だが、そのへんはまあどのAIもそうだから適当脳内補完するか自分で書き換えてしまえ。特殊性癖なんかも割りかしゆるゆるだし、妙に理解があるからそういうのが好きなやつは本当に今使ってみるべき。草むらに落ちてるエロ本読んで、国語辞典エロい単語引いて育った、国語のできる悪ガキって感じがする。制限はあるがある程度はタダ。

その点chatGPTはダメ。頭コハル。「エッチなのはダメ死刑!」とばかりに不適切判定してくるし、そもそもあいつはどんな話を書かせても明示しない限りは教訓的な話にしかしてこない。あいつ「校長権限制服が超ミニスカになってしまった女子校」って頼んだら「この決まりに慣れることが新しい私を作る」とかそんな話書いてきやがる。そんなわけないだろ。あいつはプログラミングドキュメント道徳教科書しか食ってないんか?

2024-04-16

anond:20240416161439

少子化対策では、こういう官能教育が不可欠になってくるんだよね。

もっとエッチを学ばせよう。

2024-03-26

エロって本来官能的って美しさを表す言葉のはずだったんだけど

いつから肉欲とかを直接表現するものに変わったんたんだろう

裸婦画にたいしてのそういう評価普通だったわけだし

それこそ中世美術史から調べていかないと分からなさそうだ

絶対言葉意味合いが変化する作品出来事はあったと思うんだよな

2024-03-09

[]耽美

読み方:たんび

 

この時点で俺は間違えている、しゅうびとか読んでた

 

意味

美を最高の価値として、美の世界にひたり楽しむこと。 美にふけり陶酔すること。 唯美。

 

イメージとしては「自分世界に入っちゃってる系の絵画」だけど、あってるんだろうか

 

耽美主義

19 世紀 せいき 後半にフランスイギリスを中心にしておこった 文芸思潮 ぶんげいしちょう 。 「美」のみを 最高 さいこう の 目的 もくてき と考えて追究する立場

 

これわからないよな字面じゃ

 

調べた

https://art.japanesewriterinuk.com/article/aestheticism.html

芸術目的は、道徳や教訓を伝えるもの利益をもたらすものではなく、単純に美しい存在であることだという思想

現在では、「耽美」という言葉は、上記耽美(唯美)主義の他に、少し毒気を含んだ美というものも指して使われていると思う。ただ美しいだけではなくて、陰のあるもの。病弱、破滅官能、死、影、悪、闇、悲哀、倒錯、耽溺、狂気などなど。

 

うそう、そういうイメージしてた

合ってた

堕落した色っぽさ、みたいな

社会から批判されるような感じ?

 

そうだそうだ、ジョン・エヴァレット・ミレイだ、よく見かけるの

なんか沈んでる女性

エロいよね

 

類語:唯美

 

所感

苺ましまろの「かわいいは正義」ってつまり耽美だよね、不道徳てきなところとか

2024-01-30

性欲が高まるハーブティーを飲んだら世界見方がぐるっと変わった話

「シャタバリ」と呼ばれる女性向けハーブティーを飲んで2ヶ月だが、日常生活に支障が出るくらい効いている。

主に生理痛の軽減に効果があったのだが、何よりも私に効果大だったのは「性欲が高まる・異性が気になる」こと。

あくま個人のn=1の経験なので、シャタバリ飲んだ人が全員こうなるわけではないことをご理解ください。

当方アラサー女、性欲は割と強い方だと思ってたけどシャタバリ飲んでから「本当の性欲」を手に入れてビビってます

もうとにかく、性欲が、強くなる。異性に目がいく。

今日仕事先で会ったおじさんが前髪を払っただけで、セクシーさを感じてキュンとしてしまった。

別にイケメンでも何でもない普通の人なのに。

これまでも男性を素敵と感じる瞬間はあったけど、ここまで下半身呼応するタイプのキュンは初めてだった。

私はわりとAVを観たりする方だが、シャタバリ前とシャタバリ後では見る量も質も変わってきた。

シャタバリ前は、AVを観なくても(オナニーをしなくても)生活問題がなかったし時間がない時や疲れてる時は一切そういう気が湧かなかったが、

シャタバリ後は、とにかくこの有り余る性欲を発散させないと……という焦燥感から時間をとってAV官能漫画を漁っている。

で、ここでちょっと男女論の話をするんだけど、

これちょっと男性気持ち分かるようになってきちゃったな〜ネットで男女が議論してるの、話が噛み合わないわけだ〜と、気付きを得たので記しておく。フェミニストの方にもアンチフェミの方にも怒られそうな内容だがどうか読んでほしい。

ここでは性欲が高まってることを、仮に、男モードになる、と言いますね。(仮にでも男と言われたくない方は、Xモードとでも読み替えてください)

モードの時に異性に「あなたとは関わりたくない!性欲は悪!気持ち悪い!」と言われるのを想像すると、所持金を奪われているかのような、まるでこっちが被害者になったような気分になる。

この、所持金を奪われてるかのような被害者意識が、性犯罪セクハラの根源にある気がした。

いや、本当に、性欲強い男性仕事学校で異性がいる場で普通に生きられるの凄いと思う。

たまにミソジニー男が「襲わないだけありがたいと思え!」みたいな投稿しててマジキモい死んでくれよと思ってたけどちょっと気持ちがわかる(わかりたくないのに)。

男性は襲わない・セクハラ言わない・相手を異性として見ようとしないことに余計なカロリー消費を強いられるのか、と、少し不憫気持ちになった。

今まで、「ヤレる・ヤレないでしか女を見ない男」「彼女ができる=いつでもセックスOK勘違いしている男」を嫌悪していたが、男モードときはその気持ちがわかる(わかりたくないのに!)。

本人にとってはそれが最大の重要事項であり、どうしようもない緊急事態なのだ

「ヤレない女」は、どうしようもない危機的状況なのに救命拒否しようとしてくる女に見えてしまうのかもしれない。本当に男になったわけではないので語弊があるかもしれないが。

なんだかとにかく、男モードの時に自分の性欲を否定されるのは、被害者になった気分なのだ。(だからと言って性犯罪をして良い免罪符になるわけでは決して無いぞ。)

冒頭にも書いたが私は他の女性に比べ性欲が強いと思っていて、だからこそ「一時の性欲で人生を棒に振る性犯罪者って馬鹿なんだなw」「性欲なんて家帰ってオナニーすれば良いじゃんw」と思っていた。

しかし、馬鹿にできないくら男と女で性欲の強さも質も違うのだ、と今なら理解できる。

モードの時の性欲は、好きな人特別な交わりをしたい、愛する人ハグされて安心したい、のような、心の交わりを多かれ少なかれ求めているが、男モードの時の性欲はもっと直接的な身体の交わり、端的に言うとチンポのベネフィットを求めているように思う。

結果的に「ヤレる・ヤレないでしか女を見ない男」というレッテルが貼られる。

女性の読者の方、男性に「今夜どう?」的なアプローチをされて、うまく誤魔化して話をはぐらかそうとしてもどうしても性的な話に戻ってきてしまった経験はないだろうか。あれうざいよね。

女は性欲の薄さから性的話題とそれ以外の話題に軽重がなく、少し性的な話をしていてもその後「美味しいカフェ」「人気のコスメ」「好きな俳優」の話でもされたら興味がそちらに湧いて別の方向に向かえるのだけど、

男は目の前の性的対象と性欲を解消することがターゲットになると、全ての有象無象話題はどうでも良くなり、多少話の前後おかしくても性的な話をして、とにかく「性交のチャンス」を増やそうとしてしまうのではないか、と私は仮説を立てている。

https://x.com/tinsiba_musou/status/1734637858525200565?s=46&t=QuRr4OQU6K9OBht07qV9dQ

先日読んだ神ポストを紹介するが、これ本当にその通りで感動したし絶賛の嵐だったのに一部の男性があまり理解できてなくてリプライボコボコにされてて笑ったんだけど、まあ確かにモードになってる時に読むと言葉意味が分かりづらいことが分かった。

なんというか男モードになってる時は一瞬でも「チャンス」がないか伺っているから、AV下ネタの話してる異性=エッチな話してる=ワンチャンあるかも、と思ってしまう。

それが、相手自身に向けられてる話かそうでない話かは、男にとってわりとどうでも良いというか、考えるのにコストを要する話なのかもしれない。

いや、怖いのが、モードときAV下ネタ話してるの、マジでエッチな話をしている」っていう認識無いんですよ……。

深田えいみちゃんおっぱい大きくてスタイル良いよね」と「あそこのラーメン屋さん量多くて美味しかったね」は全く同じテンションでそこに性欲は全く介在しない。

これ男モードになると自分の都合の良いように「チャンス」を見つけてしまって、「AV女優」「おっぱい」みたいな単語に脳が反応してる感じになるのでは?男性の皆さんの意見が聞きたい。

上記ポスト女性から大絶賛されているし私も100%同意なのだが、男にそういう「チャンス」を見せないためにもAVの話や下ネタ男性の前ではしない方が良いのかもしれないと思った。

これはモラルとか理屈とかで「あいわかった」と縛れるものじゃないのだ。

あと詳しくはないけど、週刊少年誌に連載するときおっぱい大きい女の子描けって言われる理由もわかった。

女子からしたらそういうキャラがいても全くなんとも思わないor最近フェミは怒ったりするけど、男モードになるとやっぱり目がいくというか見ようとするきっかけにはなるので、資本主義的にはおっぱい大きい女キャラがいることは正解なのだろう。

少し話を変えるが、この状態で、「身体が男」のトランス女性女子トイレや女風呂に入ってくることを考えるとますます怖くなってきた。

我々女は銭湯他人の女の胸や股間を見てもそれが性的アイコンとは全く思わないと思うが、「身体が男」の場合は、例え男に発情するトランス女性の人でも、性的アイコンとして脳が誤作動を起こして勃起などしてしまうのではないか

トランス女性が女に発情するわけないだろ!差別発言だ!」と思われるかもしれないが、そういった脳の誤作動絶対に無いとは言い切れない。

おっぱい」「まんこ」「ちんこ」「裸」「セックス」等が脳内の同じフォルダに入ってる場合、裸を見て、男脳の人がそうならないと断言できるだろうか?

シャタバリを飲んで擬似的に「身体が男」?っぽくなった私個人意見としては、生で他人おっぱいを見たらその女性にではなくそアイコンに興奮してしまうと思う。

私は女体に興奮する性質ではないが、女性おっぱいウエストやお尻は、性的な気分を引き起こすのにもってこいの素材である

その女性自体発情しなくても、エロい気分が湧いてしまった時、自分身体が男で、その対象を容易に組み敷ける筋肉を持っていた時、間違いを犯してしまうかもしれない。

トランス女性のくだり、不快に思われた方が多く申し訳なく感じます。そして中心として訴えたかった部分では無いので消しました。私が話したかったのはあくまで「性欲の高低によってこんなに世界の見え方が変わるのか!」という部分なので。

まあ色々書いたが、男女の性欲にここまで違いがあるのであれば、男女論などで今まで議論していたことがグラグラと根底から壊れてしまうのでは?今まで我々は何を話し合っていたんだ?と感動半分、落ち込み半分、の気分をここ数週間で味わう羽目になった。

男性女性がそれぞれ考えている「性欲」は同音異義語と言っても良いくらい全く別のものなのだ

最後に、全ての女性に効くとは思わないが、PMS生理痛で悩んでいる女性はシャタバリを試してみても良いかもしれない。(本当に悩んでいる場合お茶なんかじゃ治らないか病院へ行ってね)

また、女性の性欲の薄さと質を男性にも味わってもらいたいものだが、今のところ良い案が思いつかない。

女性あなたたちが考えてるほどセックスのことを考えていませんよ、何なら一生セックス無しで生きても全然OKなのよ〜ということを身体理解してもらいたいが難しいだろう。

気づいたことをメモしてそれを文章にしているので(何せ、男モードになっている時にメモしないといけないので)読みにくいところがあると思うが、もしも何か思うところがあったら意見が欲しいです。

~~

多くのコメントありがとうございますはてな匿名ダイアリーを使うのは初めてなので、ここまで反響があることにビビってます

多かったコメントに返していきます


合法ハーブティーステマ

普通ハーブティー専門店で買ったお茶です!店名を言うとステマと思われそうだし隠すことで違法薬物に手を染めてると思われるのも嫌だな、と思うので、有名ハーブティー専門店の“女性リズムを〜”30包3400円のお茶毎日2杯ずつ飲みました、とだけ伝えておきます

テンション高くて危険な感じがする

ごめんなさいテンションの高さはオタク特有早口です普段からこんな感じですごめんなさい……危険ハーブ飲んでるというコメント多くて逆に心配になってきました。コメントで、女性ホルモン系の疾患がある人は控えた方が良いかもとおっしゃっていた方もいましたので、本当に生理痛PMS困ってる方はレディースクリニックへ行くことをお勧めします。お茶なんかで病気は治らないよ!

プラセボでは

プラセボだとしてもPMS生理痛がだいぶよくなったのは有難い。性欲がここまで高くなるかは正直かなり個人差があると思います

・連れに飲ませちゃお

絶対にやめて!生理辛いって言ってる彼女プレゼントするのはアリかもしれないけど。性欲高まる絶対個人差。あと、 一杯飲んだからってAV媚薬みたいに効くものじゃないぞ。それは薬や。

・味はどう?

私が飲んでるのはブレンドティーなのでそんなに不味くないです。ハーブティーではなくシャタバリの粉を直飲み?してる友人は不味いと言ってた(がめちゃくちゃ効いたらしい)

・性欲を低めるハーブティーを男が飲むべきだと思う

まあ、できることならそうですね。

私はこの記事で「男性の性欲は仕方ない!ヨシヨシ」と言いたいのではなく、「男性の性欲は理性だけでコントロールが難しい時もあるのでは?ならば、どうするべきか?」と考えたいです。

コメント欄見てると男性の性欲が低くなる育毛剤もあるようですが、果たして女性ほど落ちるかどうかは不明ですね……。


以下、目についたコメントの返しです。

・性欲の大小で同じ人間がこうも意識が変わるんだ!という発見をした興奮は伝わってきたよ。興味深かった。

そう、目から鱗のような発見でした。

でもほとんどの男性中学生くらいでこの経験をしてるのでしょうか。

・女ですが生理前は毎回大体そんな感じです。

女性でもそのような方がいらっしゃるとは知らなかったです。

やっぱり性欲は個人差ありますよね。

・内なる獣を飼いならす必要があるってのはそうかもしれないけど、通常は発達や成長に合わせて段階を追っていくので増田が思うほどカロリーを使わない。通常は

そうなんですね!

その理性をコントロールする経験って学生時代かに培われるものなんですかね。

逆に言えば性犯罪者って、そういう発達が未成熟のまま成長しちゃったんですね……どうしたら良いんだろ。

・良いレポートだ。投稿ありがとう

・男モードを性欲の高い男性とすれば、書いてあることは大体合っていて的確な分析だと思う。

読んでいただいてありがとうございます

この文章がどのくらい他人に伝わっているのか分からなかったので、このような意見があるとありがたいです。

・チンポ生やしてから言え

生やしてえよ

中高生男子くらいで何でも性に結びつけて興奮しちゃう感じか。

それです!

しかしたら、生まれて初めての性欲に対してうまくコントロールできてないだけなのかもしれないです。

男子中学生みたいに何にでもエロ見出してるのかも。

男性の皆さんは成長と共にこれを飼い慣らしてるの凄いですね……。

そのコントロールこそ性教育に組み込むべきでは?と思いました。

エロトークOK女の図式はマジなら気をつけないとな。私もエロゲの話してたらOKと思われた事が2回ある…

私も「エロい話しててOKと思う方が馬鹿男!」って思ってたんですが、こちらにその気がなくても、エロ話をしてるだけで相手スイッチを入れてしまうのなら、そもそもさない方が自衛になるよなぁ、って思いました。

病気+加齢でデカフェアメリカンくらい性欲がなくなったら、びっくりするほど女性を目で追わなくなったな。男モード増田困惑おもしろい。

はい、性欲の強い世界ってこんななの?こんなに異性を目で追うものなの?と困惑しています

今まで電車や道でじっと見てくる男性キモすぎこっち見るなって思ってたのですが、彼らは異性に反応してしまう生き物なのですね……

・ようやく性欲一合目って所だな。本当の性欲を増田はまだ知らない

声出して笑いましたwww

今の私は精通した男子中学生レベルなので、本当の性欲を知りそれをコントロールできている成人男性尊敬しております

(いや、今の私だって突然男性を襲ったりはしませんが)

・性欲高まってまずやることが男女論とトランス差別か…もっとエッチなことをしてきてください!!!

だってもっとエロいこと書きたかったぜ!!

だけど、エロい文章書いたところで男性しか読まないだろ?

私はこの感動と男の性欲の危険度を女性に伝えたかったのだよ!

トランス云々の話は蛇足だと思ったので消しました)

・そんな作用が強いもの性犯罪に使われたらどうするんだ

2ヶ月以上コンスタント毎日飲んで、やっと効果出てくる感じです。そんなAV媚薬みたいに一回飲んだり塗ったりするだけでは効きませんよ。現実を見なさい。


・同じ男性でも性欲の強さにはかなりバラ付きがある

本当にそうだと思います記事の男モードは「性欲強い人モード」あるいは「マジンガーZモード」とでも読み替えてください。

・人に依るが男だって常には発情しない。子供の頃から日々アップダウン経験をしているので制御もそれなりに出来るようになる。想像力次第では異性の制欲的立場もある程度理解できる人も居るしそれが求められている

これができる男とできない男の差を、ぜひ知りたいです……。


・読み物として面白かった。男女の間には深くて暗い川があるというが、お互いを尊重して理解しようという歩み寄りだけは忘れてはいけない事を肝に銘じて日々を生きたい。

まさに伝えたいことを表現してくださりありがとうございます

今までは男女平等だと思いすぎて、男女は同じ世界にいると思ってたんです。

そしたら橋を渡った別世界に男の人は住んでた、って感じです。

まずは他者理解しようと思う気持ちが無いと、男女論を話しても嫌悪感を感じてしまうのかもと思いました。

2024-01-29

anond:20240127160009

郵便配達は二度ベルを鳴らす

https://middle-edge.jp/articles/H5pzT

”1981年日本公開。

 

一時期の流行語にもなった「キッチンセックス」なる言葉を生み出した作品

ジャックニコルソンとジェシカラングの絡みがとにかく激しかったです。

でもこの映画は単なる愛憎劇ではなく、計画~実行~犯行後と殺人事件の一連の流れの中でのスリル人物描写が実に見事で、主演の2人の熱演が光る見ごたえある作品になっています。”

 

https://www.eigarape.com/foreign-films/thriller/the-postman-always-rings-twice/

洋画レイプシーン:郵便配達は二度ベルを鳴らす/The Postman Always Rings Twice

浮浪者フランクチェンバースジャックニコルソン)は道路ぞいのカフェ兼ガンリンスタンドに足を踏み入れた。その店では店主とその妻コーラジェシカラング)が働いていた。コーラのの官能的な肢体は、明らかに彼女の今の生活とは不つりあいに見えた。店での下働きを引き受けることになったフランクは、数日後、パパダキスが出かけた隙に調理場にいたコーラを襲う。初めは抵抗していたコーラも、フランクの強引さに抑えられていた欲情が爆発し、自らキッチンテーブルの上にあお向けになりフランクに身をまかせた・・・

どうですか、この名作っぷり。・・・有名な着衣のままのファックシーン、もうゾクゾクしますな。ちなみにニコルソンは郵便配達ではありませんぞ”

2024-01-22

森奈津子好きだったんだよなあ

子供の頃、漫画は読んでたけど、文章主体の本ではじめて読んだのは多分森奈津子お嬢様シリーズ

時代を先取りしすぎた悪役令嬢もの

主人公綾小路麗花は、古典的少女漫画を読んで、けなげで清廉な主人公よりも、きらびやかで意地悪で最後には潔く負けを認め「フッあたくしの負けよ」と言うような悪役令嬢に心惹かれて悪役令嬢をロールプレイしている

綾小路麗花はお金持ちのお嬢様なので、悪役令嬢の方が境遇が近くて感情移入して悪役プレイをしているが、根は育ちがよくお人好しなので悪役プレイにボロが出まくる

爽やかイケメン彼氏百合な従者やホモ男の娘が出てきてわいわいやる楽しい学園ラノベ

縦ロール萌えになってしまったのは綾小路花の影響が大きい

不登校になった時期があるため、不登校児が題材の「グースカ夢見る問題児」には救われた

不登校児たちが夜に眠ると、夢の世界架空学校に集められ、北海道沖縄など遠く離れたちに住む子供たちがその学校内で交流を持つという設定が、インターネット普及前の時代に斬新に思えた

今だったらSNSで他県の子とつながるのなんか簡単だが、あの時代雑誌文通相手募集するぐらいしか手段なかったんじゃないか

お嬢様シリーズレモン文庫という学研レーベルから出版されていたが、1996年レモン文庫は突如消滅

森奈津子お嬢様シリーズの連載構想がブツ切れになり、他に拾ってくれるラノベレーベルもなく「ラノベ界に棄てられた」と感じたという

ラノベに見切りをつけ、レズビアン寄りのバイセクシャルであることをカミングアウトし、百合小説執筆するようになった

東京セクシャルマイノリティ事情について語るエッセイなども発売

女性セックスについては語るがオナニーについては秘す。もっとオナニーについて語れ。私は女性オカズにできる本を書く」

官能小説を書き、また百合精神性重視のものが多い中で官能百合を書く

百合SFエロSFなどを手掛け、「SF定義についてうるさい奴がいるが、エロ本はチンコが勃てばエロ本なのであるSFチンコが勃てばそれはSFなのである」と主張

小説業界の中で森奈津子は「おもしれー女」として扱われ、ミステリ作家西澤保彦森奈津子主人公とするナツコシリーズを出した

百合ジャンルやTL小説はその後盛り上がっていくが、森奈津子はそのムーブメント中央はいられなかった

悪役令嬢ものが早すぎたように、ジャンル自体への需要はあってもいまいち世相と噛み合わず第一人者にはなれなかった

森奈津子男性結婚した

バイなのだから異性とも恋ができるのは当たり前なのだが、「ビアン寄りのバイ」としてのキャラ立ちは失った

「女が男と恋愛して男と結婚するなんか普通じゃん、所詮なんちゃってじゃん」という扱いになる

ビアンバイやノンセクとして活動していた女が普通結婚して、経済的安定を得て家庭の中に埋没して表舞台から消えていくのはよくあることだ

それは謗られるべきものではなく、幸せならいいことだ

だが結婚してしばらく、森奈津子の夫は重度身体障害者になってしまった

夫を介護し、夫を養わなければいけない立場になった

そんな身の上になった森奈津子からすれば、「若くて健康だけどセクマイから辛い」「セクマイにも安定した結婚生活を得る権利を」などと言っている、かつての仲間は甘えたクソガキにしか見えなくなったのだろう

かつてはセクマイの集まりの中で生きていたのに、「同性婚不要だ」と言い切り、その手の活動家を批判する側になった

その手の活動家の中に過激で頭がアレな奴がいることは確かではあるが、明らかに矛先は「一部の過激な奴」だけではなく穏健派にも向けられている

小説耽美なわしら」の中でノンセクを肯定的に描いていたのに、今や「異性婚しない独身おじさん」すら叩いている

普通に男と結婚した」ことでフェードアウトしていったかつての支持者への当てつけで、「普通結婚できない同性愛者・独身主義者非モテ」は敵になったのだ

そういう活動によって本を出したり団体活動したりで生計を立て森奈津子は夫との暮らしを送ることができている

あなた発言LGBT差別では?」と言われたら「いえ、私はLGBT当事者です」と森奈津子は答える

作者を嫌いになると作品自動的に嫌になって避けるタイプなのだが、それは作品の方もそれほど深く好きだったわけではないから起こる現象

森奈津子本人は今は明白に嫌いにはなっているが、作品を愛好していた時代のほうが長いので、お嬢様シリーズは今でも好きだ

レモン文庫崩壊前、作家として食っていけるようになり希望を持っていた頃の森奈津子は今の森奈津子とは別人のようだ

今の森奈津子の全てを否定するわけではなく、一理あると感じた発言もないではないが、がっかりすることの方が多いのでブロックしてなるべく見ない

だが最近新しく裁判やってるそうでスクショが流れてきて森奈津子を思い出す

ヘイト界隈って不寛容の極みであるように言われるけど、淫夢界隈と似たようなもんで「合言葉」を一緒に唱えさえすれば誰でも受け入れてくれるというある種の寛容さはある

反ヘイトの集まりなんてのはすぐ正しさを巡り喧嘩するけど、ヘイトの集まりはそうでもない

ラノベセクマイSFやら、あちこち排斥された者でも受け入れてくれる寛容で優しい人達のもとで居心地はいいのかもな

綾小路麗花は結局は優しいお人好しで、誰かと対立しても最終的には和解するいい子で、金網に風船が引っかかったとかで泣いてるガキがいたらエナメルの靴をガビガビにしてでも金網登って風船取ってやるんだよ

うそんなキャラ書けないよな

2024-01-07

粋でいなせな甘言、また姦言で欲情煽り立てる官能文学風俗

B層には能わず、馬の耳にマントラASMR、達せず。わずか3秒の悟りの境地に達せず。

まーそれもありなんすかね答は風の中

レシートは忘れた

2023-11-01

空想上の生き物のエロス

邪神ちゃん最初に見た時からエロスを感じていた

少女的な見た目と、人ならざるものの体型に好奇心を掻き立てられる

しかし、邪神ちゃん単体のエッチな絵はほとんどない

せいぜい乳房露出するか、限定的に足が生えた時のイラスト

実に勿体無い

汚い足を生やさなくても官能的にエロいのに

さて、

邪神ちゃんは俗に言う「ラミア」に分類されると思われる

ラミアの生殖器とはどうなっているのか?

個人的股間部に人間と同じ性器がついていると言う解釈イマイチピンとこない

あえて足を蛇のままにしているのであればそこに意味があるのだから、そこに人間らしさを入れる必要性を感じないか

足は進化した末に出来上がるべきであって、人間性器の形は足が二股に分かた事であの形になっている



実在蛇には当たり前だが性器存在する

蛇腹の中に排泄口も兼ねた穴があり、蛇の雌はクリトリスが2個ついている

蛇の雄はペニスが2個ついているのだから当たり前ではあるが、それを知ってさら想像力が掻き立てられる

まり腹の蛇腹デフォルメされているが、蛇腹を捲ると性器が現れる事になる

しかも、クリトリスが2個ついている

まりラミアの感度2倍と言う事になる

また蛇のペニスは棘がついている

ミミズ千匹のような名器である可能性もある

快楽が容易に想像できる


性器存在するなら、恥じらいという人間的な思考が生まれるだろう

恥じらいが生まれ可能性があれば、それはエロスへと昇華できてしま

これだけでラミアを題材にした漫画作品描ける気がしてしま


…不意に妄想した事が溢れ出てきたので書いてスッキリした

これで眠れそうだ

休み

2023-09-25

anond:20230924191239

せくすぃーの定義にもよるのではないか

官能的」という点でいえば島耕作女性と出てくるような赤ワインのディナーだろうなあ。

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