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2015-10-05

本当は恐い「ここさけ」 つづき

http://anond.hatelabo.jp/20151005175917

の続き

核家族ホラー」としての「ここさけ」

「心が叫びたがっているんだ」を語るにあたって、最も欠かせない部分。それは学園パートではなく、家庭でのシーンにあると思う。

意外に思ったはずだ。学級会議で突然歌い出した成瀬に対するクラスメイト人間的にまっとうすぎるリアクション。そしてそもそも成瀬のような生徒がいじめられていないクラスという環境最初の印象は「やさしい世界」そのものだった。

しかし一方で、私はこのクラス環境について、全くのファンタジーだとも思わない。私自身、近い環境経験したことがあるからだ。私は高専という5年間同じクラス学生生活をし、工業系ということでオタクばかりが集まった中で学生生活を送ったことがある。それがちょうどあのクラス環境に似ていた。いわゆるリア充スポーツマン、根っからオタクなどその中でもカテゴリ存在していたものの、それぞれに学園ヒエラルキー適用されるのではなく、お互いに棲み分けを行うような形で折り合いをつける。結果、異分子的な存在に対しても特に働きかけることもない一方でいじめのような状況は発生しない(しなかったと思っていると付け加える)。

おそらく「ここさけ」の舞台学校も、近いような環境学力的にステロタイプに表すなら、偏差値が高いほうではある一方で、エリート校と言うほどではない奇跡的な案配といったところなのだろうと想像した。

ともかく、「やさしい世界」的に描かれた学校のシーンは、とても淡泊なものとなった。これはいじめ描写を除外することでその他のドラマ描写を注ぐためだったのだろうと思う。(本当は少し違うと思うのだが、後述する)

そのドラマとは当然青春ラブストーリーもあるが、それよりも重要なのは家庭のシーンだったと考えている。

女の片親モデル成瀬

まずは描写も直接的でわかりやす成瀬の家庭について説明する。

彼女の家庭環境描写は直接的かつリアルだ。

まず、女手ひとつ子供を養うために母親が就いた仕事が「保険勧誘員」というところ。ある程度年齢がいった女性が中途で採用される職業で、比較的安定しており生活が成立する収入を得られるものとして、典型的ものだ。彼女らの仕事は半歩合制であることが多く、望む収入によって仕事の量が変わってくる。夫婦共働きなら昼間だけつとめれば良いが、一般的サラリーマン並みを一人で稼ぐとなると残業は当たり前で、劇中のように帰りが遅くなることが多いだろう。

そして、母が在宅していない時、成瀬一人で自宅にいるときの「明かり」の付け方。あれもものすごく写実的だ。リビングのうちシステムキッチンの明かりだけつけて最低限の明かりを確保するだけ。ひどくリアルだと感じた。これは単に成瀬の暗い性格を表す演出というだけではなく、親が出かけており子供一人で留守番をしている光景として、典型的ものだと思う。電気代を節約して家計に貢献だとか、そういうことでは恐らくない。単に子供一人にとって、一軒家が広すぎるからだ。どうしても明かりは最低限となり、家全体で見たとき、点々と明かりがぼんやりとついているような状態になるのだ。何も片親だった人だけでなく、夫婦共働きの子供だった人なら思い当たるところがあるだろう。

車の音やインターホン他人や親の気配を感じてびくりと身構えるあの感じも、そのものを写し取ったかのような正確さだと思う。

片親の親、あるいは子。共働きの親なら胸が張り裂けるような描写であっただろう。

登場人物のうち、自宅の描写があるのは成瀬と坂上だけだが、坂上が昔ながらの一軒家の形式に対して、成瀬の家が異なっていることはすぐ気づくところだと思う。

彼女の家はいわゆる分譲住宅だ。幼少期の描写ではぽつんと一軒成瀬の家だけが建っていたところから現在では周囲に家が立ち並んでいるところをみると、成瀬の父親は転勤族であり、新しくできた分譲住宅に飛びつくような形でやってきた新参者だったのだと想像できる。

そこでまもなく彼女意図しない密告により、両親の関係は決裂してしまうことになる。母親子供を養うために働きに出るしかなく、自動的にご近所づきあい破滅的に。地域性というバックボーンがない新参者のために、塞ぎがちになった成瀬に対しても「近所のガチンチョ」だとか、「面倒見の良いおばちゃん」のようなケア存在しなかった。

建物つの描写をとっても、このように彼女が今に至るまでで、そうなってしかるべきであったという状況が、写実的に示されているのだ。

この状況は、成瀬本人にとってはもちろん、母親にとっても過酷だ。母は成瀬に対して辛く当たるひどい親として描写されてはいたが、彼女立場に立ってみれば、同情を禁じえない境遇といえるだろう。

上家成瀬の母が「娘がおしゃべりで電話代がたいへん」なんて見栄を張っている描写もあったが、恐らく彼女仕事場でも同じ嘘をついている。

典型的母親のつく仕事である保険勧誘員」という職場において、子供話題というのは避けて通れないものだろうから

「心が叫びたがっているんだ」という映画。うわっつらはありきたりで平和青春ラブストーリーであるが、このように少し掘り下げるだけで緻密で残酷描写がちりばめられている。

しかしこれだけではない。行間に隠されてはいるが、物語の読解に重要なもう一方。勝るとも劣らない残酷描写がある。

それはもちろん坂上の家庭環境だ。

男の片親モデルの坂上

坂上は父方の祖父母の元で生活している。そこは父親の実家であり、本宅でもある。しかし父親は家には寄りつかず、事実上は別宅みたいな扱いになっている。坂上の両親も成瀬の家庭と同じく離婚しており、母親が居ない片親の環境子供の世話は父の両親、坂上からすれば祖父母に任せっきりだ。

以上が物語上で語られ、描写された内容ほぼすべて。祖父母が居ると言うことで、成瀬の家とは異なり暖かい明かりに包まれており、表面上とても平和描写されているし、事実平和なのだろうと思う。

しかしこれらの「行間」には、特に現役の父親にとって、致死量のカミソリが仕込まれているのだ。

それは、直接的には描写されない坂上の父親の影を追っていくことで明らかになっていく。

まず、成瀬が初めて坂上の家を訪れたとき通された父親の部屋。あれで一気に、坂上の父親の像がはっきりする。

普通の一軒家に見える家屋の二階に突如出現する、完全防音の音楽室。典型的趣味人の部屋だ。防音設備など普通サラリーマンでは考えられないような出費を伴うものだ。そもそもがあの家自体、広大な土地がある北海道において「坪庭」など、まさに道楽者そのものだと言える。※坪庭というのは家屋の中に四角く切り取った庭をこしらえたもの本来土地の限られた京都などのような所でふさわしいものだ。

そこから推測できる父親像はつまり、かなりの収入を得ている人物。さらに推し量ると恐らく音楽関係業界人。それも相当名の高い人物と考えられる。

坂上は幼少期いやいやピアノを習わされた。しかし次第に夢中になり、ピアノに専念したいから私立校に進学するのはいやだと母親の勧めを突っぱねることになる。彼を擁護する父親、反対する母親。それが坂上の両親の離婚の原因になったという。しか言葉の上では確かにそうかも知れないが、少なくとも現代日本において離婚はまだそこまで軽々しいことではない。子供の進路についてもめることはどこの家庭でもあることだし、私はそこまで致命的な問題ではないと思う。

恐らく坂上の母親は、その件がきっかけで堪忍袋の緒が切れたのだ。家庭を顧みず、父親ではなく趣味人としてしか生きない男に。

男の片親。子育てを彼の両親に一任して自分仕事に専念する。頼れる両親の健在な父親にとって、至極妥当な選択かつ、リアルものに感じる。恐らく音楽業界人ならば、仕事都心のことが多いだろうし、それは当然家庭にほとんど寄りつかなくなるだろう。それに、当人にしてみれば、苦言を言う妻という存在がなくなり、以前よりよりいっそう父親の任を感じることな趣味の延長のような仕事に没頭できるようになったのだ。坂上の祖父母はとても温厚だ。孫相手だというのもあるだろうが、坂上父のこれまで推察した人物像から考えれば、彼もまたこの二人に甘やかされて育ったのだろう。

今の彼は、もう一度独身貴族を楽しんでいるような感覚いるかも知れない。「お子さんいるんですかぁ?信じられなぁい」なんて言われたりして。

父親が習わせたピアノで、坂上は母親を失うことになった。少なくとも表面上の因果的には。

しかし恐らく、父はそれについて罪の意識は抱いていない。そもそも、ピアノを教えたことが正しかった、間違っていたの葛藤すら抱いていないと思う。

ピアノを習うことは彼にとって当然だからそうしただけのこと。彼は自分が息子に与えた影響というものを全く意識していないのだろう。そもそも、父親としての自覚希薄から

息子の坂上自身について考えてみよう。公式サイトにおいての彼のキャラクター紹介はこうだ

本音を言わないエアー少年

まるで平凡で人畜無害子供のような説明になっているが、本編を見れば明白なとおり、事実とは真逆だ。

まずクラスでの立ち位置。無口でエアー的に振る舞う様は説明の通りではあるが、実行委員選抜されたあと、坂上は学級会議の司会を堂々とつとめている。それを受けてのクラスメイトの態度、そして平時からDTM研での扱い。これはいわゆる「表立って目立つタイプではないが一目置かれてるタイプ」の生徒のそれだ。成瀬や仁藤を除いても、もう一人や二人くらい、彼を思っている女子がいてしかるべき立ち位置に彼は居る。これは上で説明した彼の家柄によるものと考えることもできるが、彼の振る舞いを観察すれば、なんとなく推測できるところがある。

まず、その人格常軌を逸している。言うなれば英雄的なところ。

完全に異常者である成瀬に対して、彼は最初から一切、一ミリも物怖じすることなく接した。普通にできることではない。彼の異常性というか、異端、あるいは抜きんでた人格を表していると思う。

「やさしい世界」のクラスメイト成瀬に対して差別的な態度はとっていなかったものの、進んで接触するようなことはそれまでしなかった。

そのハードルを素知らぬ顔で乗り越える。というより、彼自身の異常性のためその特別さに気づいていないだろうところ。彼が一般人とはかけ離れている描写だと思った。

そして音楽の才能。

彼は「作曲はできない」と謙遜してはいものの、ミュージカルの曲目において、それぞれのシーンを象徴する完璧と言える選曲を行った。そして即興クラシックマッシュアップさえしてみせたのである。それも、もう一つの結末の案を成瀬から聞いてたった数秒の逡巡の後にだ。才能があると言うほか無い。

まりそこに集約される。クラスから一目おかれ、常人離れした振る舞いをし、音楽の才能がある、彼はいわゆる「天才である

ここで先ほど挙げたシーンに立ち戻ることができる。

「あこがれのお城」での彼の涙の理由について。

彼はもちろん、彼が説明するとおりの理由で涙した。「坂上拓実」と連呼する彼女言葉に聞き入りながら。

奇しくもミュージカルの最終幕の歌詞をなぞらえるように、音の上では名前を呼んでいるだけのそれが、「愛しています」と聞こえてくるその芸術性に感じ入って涙したのだ。

言葉はその意味を越えて話し手気持ち投影するものなのだと。

あの切迫した状況においてである天才感受性と言うにふさわしい。

さて、彼の父親は誰だったか

音楽業界において有力な人物である。彼もまた、音楽天才と言えるのだろう。こんな自覚希薄な男でも、坂上にとって彼は間違いなく「父親」であった。

彼の影響下の元、彼と同じ家庭環境に育まれ、坂上は父親の人格をしっかりと継承しているのであるいくら自覚がなくても、子供は親の影響を受けて育ち、それらを継承してしまう。

父親の業からは逃れられない。これが一つ目の「ホラー」。

割れていてほしい最後の卵

ところで、ここまで一切触れることはなかったが、仁藤の人格についても考えよう。

チア部のリーダー責任感が強い。ラストミュージカルで急遽代役を務める事になったときの態度からも読み取れるように、背負い込み、気負いすぎる性質を持っている。

私には彼女がある人物に重なって見える。

それは成瀬母親だ。彼女は頼れる両親がいなかったのかもしれないが、どちらにしろよそに頼ることなく、女手一つで子供を育てる選択をした。再婚もせず、もちろん育児放棄することもなかった。

彼女もまた、責任感が強く、背負い込み、気負いすぎる性質を持っているといえるだろう。

一方坂上はといえば、父親としての役目を全うできない道楽者の生き写しである

ここまで考えると想像せずには居られなくなる。

彼らが結ばれ、子供をもうけるようなことになったとき、待ち受けている結末について。

これがもう一つのホラー

そうならないと信じたい。

交流会を通しての経験から何かを得、成瀬や田崎のように坂上もまたその業からぬけだすことができるのだと。

下衆の勘ぐり

以下は蛇足になる。

ここまで残酷で緻密な描写ができる監督脚本家というのは何者なのだろう?と考える。もしかしたら、彼、あるいは彼らもまた、過酷な家庭環境で育ったのではないだろうか。そうでもなければ、ここまで緻密な描写など不可能なのではと思えてならない。

そして劇中の「やさしい世界」としてのクラス部活でもクラスでも一目置かれる坂上の立場

彼は過酷な家庭環境もつ一方で、その救いを学校生活に見いだしていたのではないだろうか。

さらに推し量るなら、彼の担任教師高校教師しからぬ立ち振る舞い。そして文化祭の主役という立場を、スケープゴートとしてしか捉えない大人びた生徒達。彼の原体験は、大学生活にあったのではないか(あるいは高専?)と想像してしまった。

そして家庭シーンの原体験成瀬と坂上の家庭の合いの子。きっと彼は「坂上と仁藤」の間に生まれたのではないだろうか。

そして彼は「父」になることを恐れているのだ。

さいごに

ここまで書いたが、実は以上の内容、ほとんど筆者である私が気づいたことではない。

私はこの映画を、友人たちと連れだって見に行ったのだけれど、そのうちの一人の境遇がまさに、「片親という家庭環境で育ち」「現在父親」というものだった。

彼はその境遇故に、この映画行間に仕込まれ凶器すべての気配を感じ取り、とても傷ついていた。一方で私ともう一人の友人といえば青春ラブストーリーとしてみていたので平和ものだったが。

彼は「もう二度と見たくない」とは言っていたが、その理由を聞いていくうちに、「心が叫びたがっているんだ」という映画全体像を捉えることができた。私はこのことにとても感動したので、彼にぜひブログポストするように勧めたが、とてもできないということだったので、許可を得てこの文章を書いている。彼の現在の家庭は幸いにして、父親である彼と母親、両方かけることない家庭を築けている。(今のところ)

しかし彼の反応を観察するに、とても子を持つ親に勧められる作品とは言いがたいのかも知れない。

下衆の勘ぐりが正しいとすれば、この作品はつまりサマーウォーズ対抗軸、家庭という環境、父、母という存在否定し、子供学校などの社会でその人間性を開花させていくものだと説いたものなのだから

事実子供である成瀬に対して救済はあったが、彼女の母にそれはなかった。ミュージカルのシーンは母への救済と取ることもできなくはないが、今の私には罪と向き合い自分の無力さに泣き崩れる母親に見える。

ともあれ、ここまで読み解いてみてつくづくこの映画凄さ、恐ろしさを感じる。

青春ラブストーリー」としても、「核家族ホラー」としても、核心の部分をすべて行間に潜め、合致する感性を持つ人、あるいは何度も繰り返し視聴した人が、ここまで深く読み解くことができる作りになっていることがだ。

「心が叫びたがっているんだ」は傑作というほかない。

2015-09-30

風俗でのプレイ前の会話で根掘り葉掘り聞いてもいいのかな

初めてのあい

何も知らない相手と愛し合うなんてできないから

まれや育ち、どんな友人とどんな夢を描いていたか

最終学歴歯列矯正の有無、食事のマナーも確かめたい

相手のバックボーンをすべて知ってからでないと俺は風俗で抱けない

嘘でもいいのだ

嘘だとわからせなければ

子供の時の写真を2人でアルバムひらいてながめて

中学校時代はどのこ好きだったのと指を差させてバックで突きたい

「〇〇くんは君が大人になって今会ったばかりのハゲチビおっさんにケツマン掘られてると知ったらどんなにショックかな?」

と耳元で囁きたい

そして二人同時に射精してニューハーフ嬢のザーメンアルバムを濡らしたい

2015-08-25

http://anond.hatelabo.jp/20150825121640

すまん。

まりバックボーンを書きすぎると特定されるんじゃないかって心配な所もあって。

このご時世経歴を見せると上から目線だのなんだの言われるし、あまりやりたかなかったんだ。

ジャンプって言っちゃったしね。

そこを優先させたばかりに、わかりやすさが蔑ろになってしまった感は否めない。

まあやるって決めたら最後までやるさ。

王道好きだしね。向いているかはわかんないけど。

2015-08-21

デザインに限ったことではないけど

いいアイディアを出すために、たくさんの本を読んだり、音楽を聴いたり映画を見たり、自分と違う発想の人と触れ合って意見を吸収したりを何年も積み重ねて一つの形を創りだそうとするよりは、

そういうことをやってきて優れた発想力があるけどバックボーンが細かったり自己アピールちょっと苦手な人を見つけた方が何倍も効率よくない?

効率よく出世しようと思ったら自分アイディアの源を蓄えるなんて面倒な遠回りしてる暇なんてないね

追記:誤読される方が多いようなので。

この文章における後者は、決して自己アピールが下手なギークを親切心でプロデュースしてあげるような人ではなく、

さも自分の才能や感性であるかのようにギークたちのアイディアをパクって公表していく人のことです。

てか、効率よく出世したいと思うやつが人の才能を積極的に見抜こうとか思うわけねーだろ。ちゃんと読め。

2015-07-28

この国の政治に関心を持ってる外国人との会話で、いまいち話が通じないなと思うことが何度かあったが、原因がわかった。

この国では共産党合法存在であり、少数ながら議席まで持っているという前提が共有されていなかった。

国会前でなんか騒いでる連中、あれのバックボーン共産党だよ」と言ったら、三十秒くらい固まってた。

「え、共産党共産党って、コミュニストの?…え?なんで共産党がいるの?逮捕されないの?」

こんな反応だった。

2015-06-02

若き日の大御所たち

ライブ映像が好きで、好きなミュージシャンライブ映像をよく漁っているんだけど、彼らが若いころの(若いってほどでもないかもしれないけど)映像を見ていると、表情や全身から大量の熱を振りまいていて、そのエネルギーを見ていると泣けてくる。あるいは、今となっては見せない一生懸命感とかね。

そんなわけで、おれが涙した映像を紹介させてほしい。

それぞれのファンにとっては既知のものばかりだろうが、その辺はご容赦願いたい。



Gil Scott-Heron

https://www.youtube.com/watch?v=3od114a4o7Y

1982 のライブ映像らしい。彼は 1949 生まれらしいので、33 かそこら。年をとっても自信たっぷり確信にみちた表情は変わらなかった彼だが、晩年はやはり体も縮んで声が出てないところも多かった。このライブ映像では声はもちろん、表情からも体からも、あらゆるところから熱を発しており、その輝きはおれの涙腺を強烈にキックするわけです。残念なことに彼は 2011 に他界

彼を知らない人はまずは 49:40- の Alien を聴いてみてほしい。ついでに言うとこの映像に含まれない名曲もたくさんあるので興味あれば掘り下げていただければ。



Ry Cooder

https://www.youtube.com/watch?v=9ZNVhiOY_ug

ギターを手にする人にとってはスライドギターの人として、映画好きの人にとってはヴィム・ヴェンダースの劇版の作家として、もっと一般的にはブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ仕掛け人として知られる Ry Cooder。この映像日本BS で流れたモノらしく 1987(日本語字幕では88と表記されてるけど。。) のライブ映像とのことで、このとき彼は 40 かそこら。

ゴスペル/テックメックス/カリビアン といった要素のミックスなんだけど、それぞれのプレイヤーがズブズブに土着音楽をやってる感が強い。それを一つにしているのは Ry Cooder の才能という他なく。。それぞれのプレイヤーがそれぞれのバックボーンから全力で音を発しているにもかかわらず、たった一点に収束するその集中力音楽への愛情はおれの胸を深く打つのです。




Bill Frisell

https://www.youtube.com/watch?v=EkM3Wiy7j5Q

ジャズを聴かない人にとっては「誰?」って感じかもしれませんが、長年にわたって最重要プレイヤーの一人。ジャズ界隈で活動してるんだけど、彼もまたアメリカンルーツミュージック求道者。(ただ、多作で時期によってやってることが全然違うため一言で説明しずらい人でもある。)

この映像は彼が 42 ぐらいの時のものボブ・ディランカバーカバーを良くやる人で、いずれもオリジナルもっと重要なエレメントをきっちり握っている。

また、彼は客演で非常に良い仕事をする人。驚くほどあちこちに顔を出しており、どこに行っても自分世界全開にもかかわらず、それがその曲の重要な要素を際立たせるという触媒のような人です。

映像演奏は奇をてらわないアレンジで、美しいコードの上で朴訥としたメロがフォーキーさを増しており、それはやさしくおれの心に触れるのです。

結構大変そうなアレンジ楽器にかじりつくように弾いていて、弾き終わった後に見せる表情は今となってはあまり見られないものではないかと。



WAR

https://www.youtube.com/watch?v=lYbrrbbnXnA

現在では WARLOW RIDER BAND の 2つに分裂してしまった WAR の 76 年(だそうだ) gypsy man のライブ映像キンキンに集中したライブ演奏70年代WAR特筆すべき点の一つだと思う。なかでもこの映像BB ディッカーソン のガッツあふれるベースは何度聴いてもおれの胸の奥に熱いものをあふれさせてくれるのです。

個人的には、ディッカーソンはソウル/ファンクにおいて最重要ベーシストの一人だと思うんだけど、あまり注目されない(おれが知らないだけで、ベーマガなんかで特集されてるのかもしれないけど)のでぜひ。

WAR は主要メンバーの何人かはすでに他界しているが、ディッカーソンは LOW RIDER BAND で健在なもよう。

もう一つ、バードンと一緒だったころの WAR

https://www.youtube.com/watch?v=wln_zQsynNY

spilit が凄いのでこちらもぜひ。ダルな前半からサックスソロきっかけとして風景が変わっていくこの流れは WARしかできないと確信できる。




Bootsy Collins

https://www.youtube.com/watch?v=zSnbV1FrIhA

最近ではベースTMスティーブンスに弾かせて、自分は歌ったり叫んだり、ライブハウスの壁を登ったりしている Bootsy ですが、ただただ全力で音楽をやっていたころがあったようで。

I'd Rather be with you は今でもライブハイライトなわけですが、若いころは熱の入り方が全然違う。映像は 1976 年とのことで、51年生まれの彼は 25歳?ですね。。そら熱も入るわ。wiki 見ると、75 年ぐらいまで P-funk 界隈とかかわっていたようで、映像は初リーダーアルバムが出た年。

funk 独特の時間をかけてじわじわ熱を込めていく前半のあの感じからキックコーラスがモゴモゴと盛り上げていく中盤、そしてついに歪んだベースソロに入って行く流れ、もう涙腺崩壊するしかないという。

2015-04-09

歴史修正主義という言葉危険

そもそも歴史修正主義という言葉はもともとは歴史学において、歴史を叙述し直すことを主眼とした、歴史学における試みの一つを表す。

一般には、伝統的な歴史解釈に対し、別の可能性(仮説)や、可読性(読み方)を提示する試みをいう。


まりただ単純に新たな資料から考えなおしてみることを指しておりそこにイデオロギー的な意味等は含まれていない。


有名なものとしては以下の様な物が歴史修正主義立場から新たな観点として持ち込まれた。


聖徳太子実在たか

鎌倉時代の始まりは1192年か

羽柴秀吉 本能寺の変黒幕

孝明天皇暗殺

※ちなみにwikipedia参照である


鎌倉時代の始まりについてはニュース記事などになっていたりするので知っている方も多いと思う。

いい国(1192年)つくろう鎌倉幕府という覚え方をした方が多いと思うが現在では1185年の成立説が優勢になっており

中学高校教育での教科書などでも1185年に改定されている場合が多い。(らしい


というように主に歴史学において使われる言葉ということになる。


ところがこの言葉がある時期を境に別の意味を持つように成る

ホロコースト存在していなかったという言説を声高に掲げる勢力が台頭してきた際に、彼らは自らのことを「歴史修正主義者」と名乗った。

まり、正しく歴史認識しているのは我々であり正しい形に修正するというような意味合いで彼らは使ったわけだ。


そしてこれらに反発した人たちが当然出てくる。

そして彼らもまた、ホロコーストのように広く知られた事実否定する「歴史修正主義者」たちを悪し様に言うようになった。


歴史修正主義者は頭がオカシイ


といったような内容を発言する人もいる。

しかしながら私はこの歴史修正主義という言葉のものが非常に危険フレーズだと思っている。

通俗的な意味としてwikipediaには以下の様な意味記述されている。


ある特定歴史家が、反対者の歴史観に対して、否定的な印象を広く一般に植え付けるためのレッテルとして用いることがある。

この用法による「歴史修正主義」とは、「客観的歴史学の成果を無視し、都合の良い過去は誇張や捏造したり、悪い過去過小評価や抹消したりして、

自らのイデオロギーに従うように過去修正するもの」であったり、「既に修正された歴史観の再修正をするもの」という意味で使用される。


特定イデオロギーを持つグループが反対グループに対して使用される。

まり左翼ネトウヨに対して


慰安婦存在しない等というのは捏造だ。歴史修正主義者はこれだから


というような否定的レッテル貼りに使われる。

ただ、現状のイメージとして、左派慰安婦否定論等を使う右派ネトウヨ)に対して使っているイメージが非常に強い。

特に安部総理に対して使っている記事はてなブックマークコメントでもで散見される。

Twitterなどでの論説を見るとレイシズムなどと歴史修正主義を結びつける人がいたり、非常に安易かつ混同した使い方をする人がいる。

もちろん、慰安婦存在した資料をしっかり示したり、きちんとした言葉反論するのであればそれは非常に健全であるし、どんどんして良いことでは有ると思う。

しかしながらこの言葉安易に使いすぎると非常にまずい状態になってしまう可能性があるのではないかと思うのだ。


特定グループ内で共有されている歴史的に正しいとして考えられている事と正反対意見を述べるグループに容易に

歴史修正主義者という非常に「ネガティブ」な意味合いを持つ言葉レッテルを貼るという行為がもし広まった場合議論が成立しなくなってしまう。

歴史学基本的に異なる説がいくつも存在しており、その中で多数派であったりするもの教科書などに採用される。

だが、そこには明確な証拠や、非常に練った方法歴史調査推定しているのだ。

ただ、その場で相手を悪し様に歴史修正主義等と批判したりすることが容易に行われた場合どうなるのか? 当然反対意見がのべづらくなってしまう。

なにせ歴史修正主義という言葉バックボーンにいつの間にかレイシストという意味がはびこってしまっっており、反対意見を述べたに過ぎないのにレイシスト等と罵られる事と同義になってしまうのだ。


もし、南京事件存在しないという論が日本国内多数派になった時どうするのだ?

今度は劣勢になった側が歴史修正主義者、つまりレイシストと言われるようになるのだ。

そうなってしまった場合どんなに資料証拠を突きつけても覆すことが非常に難しくなる。


「正しくない歴史を主張するもの差別主義者であり、キチガイなのだから当然だろう?」


こんな使い方を考えなしにのべつ幕なしに使っていれば自分の首を締めることにもなりかねないだろう。

もし反対の意見を述べるのであれば安易レッテル貼りを行うのではなくきっちりと資料発言等を引用して反論することを強くおすすめする。

便利だからってアホみたいに使っちゃ駄目よ。


以上。

2015-03-26

http://anond.hatelabo.jp/20150326103009

まあデレマスアイマスという強大なバックボーンにあの無茶苦茶な設定を盛り込んで、

普通な大炎上しそうなところだが、あれを名作たらしめたのはやはり「武内P」という存在だろうなと思う

あれはもはや奇跡産物と言っても過言ではない

http://anond.hatelabo.jp/20150326100336

ポテンシャルwww

デレマスにはアイマスというバックボーンがあるからそう思えるだけだよ。

実際のところ、デレマス自体はよく出来ているわけじゃないし、キャラの設定もかなり無理してる。

2015-03-21

アニメ艦これは主要人物の過去の掘り下げがモブ並にない

そのせいで、彼女たちの行動理念説得力がなくてどうしても唐突に感じられてしまう。 

公式で設定固めないための配慮なんだろうけど、それが悪い方向に働いている。

なんで主人公吹雪が「誰かの役に立ちたい」って理念で動いているか理由とかが、

回想とか1話の動きで明示されないから視聴者唐突すぎてピンとこない。

たとえば、第一話は着任初日人助けをして遅刻。それで懲罰をうけるとかありがちな設定でも良いと思う。

偶然提督が、人助けの姿を見てて、ピンと来たとかで、重用するだけの根拠も作りやすいし。

 

似たように赤城赤城尊敬に値するだけの過去が、僚艦から垣間見えたりしても良いと思う。

実は赤城出世が他の空母より遅いけど、その理由が人を見殺しにするような命令だったので

それを無視して人を救ってたからとかで、キャリア組加賀がその姿を見て赤城に一目を置くようになったとか

 

アニメ限定の設定ですって前置いても良いので、ある程度バックボーンをにおわせたほうが

それぞれの主要人物の行動理念説得力がついたんじゃないかなって思う

2015-03-03

http://anond.hatelabo.jp/20150303133520

「なんで人を殺しちゃいけないの?」みたいな根源的な問題への答えってどうなるんだろ

宗教バックボーンにあれば単に「神様ダメって言ってるから」で済むけど道徳とかの授業にしちゃったら

「授業で成績が悪くなるから」みたいなしょぼい根拠しか頼れなくなるような気がする

まあ道徳を授業にするって発想がすでに下村的なバカさにあふれてるんだけどさ

2015-02-13

精神科受診する踏ん切りがつかない

中学生の頃にADHDの可能性を指摘されてから10年以上。

診断は受けずに、親からADHDというのはこういう特性があるらしい、正直、お前は間違いなくADHDだと思う」という話を聞いて、

そういう特性を出しては社会ではやっていけない、なるべく普通であろう、何とか社会適応しようとして自分なりに努力してきたつもりだった。

教養課程で興味のない科目の勉強をするのはきっと無理だろうと考えて自分が好きそうなことの専門学校を選び、

定時とスーツ仕事は無理だと判断して、私服フレックスタイム制会社に潜り込んで5年以上、

仕事中も周囲の気配や音で気が散りっぱなしで日中ほとんど仕事が進まないので、

夜中や、たまに周囲の条件が整って集中できた時に一気に進めて、なんとか遅れを取り戻すような形でだましだましやってきた。

高校の時にできた彼女をがっちりホールドして、なんと結婚もできた。


ところが、最近急に対人恐怖やら社会不安のような症状が重くなって、家から出られない日が増えてしまい、

会社を辞める辞めないみたいな話が出る程度に色々と不都合が出てきた。

これはちょっとマズイと思って改めて調べてみたところ、普通であろうとして無理やり頑張るというのは、どうも二次障害まっしぐらな選択だったらしい。

今まで私のことを「ちょっと変わってるし甘い部分もあるけど、なんだかんだしっかり社会適応できている普通の人」と認識していた妻から理解は今一つ得られないし、

自分自身で今後のことを考える気力も少し萎えしまっていて、投げやりに今の社会的地位放棄してしまいそうな感じがするので、

この機会に一度精神科で診断をしてもらって、現状と今後の対策を立てる上でのバックボーンをはっきりさせるべきなのかなと考えている。

しかし、単なる甘えたクズ認定されてしまうと生きていく自信を完全に喪失してしまいそうで怖いとか、

薬漬けにされるだとかいう話を見るにつけ、受診、診断してもらうことが本当に自分と周囲にとっていいことなのかわからなくなって不安になる。

かといって他に自力で打てる手があるかというと自分では思いつかない状況なので、このままではおそらく破滅を待つばかりだと薄々わかってはいるのだけれど、

これまで多少不安定なことがあっても受診せずにやってきたじゃないかという思いが邪魔をしてどうにも踏ん切りがつかない。

誰か背中を押してほしい。

2014-11-04

IT系インターンとかの話

Twitterタイムラインにこの記事が流れてきた。

MIT Media Labからシリコンバレーのスタートアップ投資機関まで 「リクルート2週間アメリカ横断インターン」で得たものを参加学生たちに聞く - はてなニュース

アメリカ横断インターンシップ実施したという記事。この会社は、見せかたを大事にするというか、メディア戦略に力を入れているというか、ご丁寧に動画まで製作してて、「スゴいことやってる感じ」を出すのがうまい。(余談だが、メディアが外に発信しようとしているイメージ現場社員がもっている意識ギャップは大きい。『「エンジニアならリクルートには入るな」のイメージが変わった』というイメージは、リクルートで働き始めたらまた変わると思う)

ここ数年で、IT系インターンが増えている。Web系の企業は早い時期からインターン実施してきたし、他にも、広告系(アドテク)や、データ分析に関する募集もよく見るようになった。私自身も、学生ときにいくつかインターンに参加してきたし、社員としてもインターン生と付き合う機会があった。その体験も含めてIT系インターンと参加する学生に対して思っていることを書いてみる。

先の記事に戻ると、はてブコメントにもあるように、ちょっと違和感を覚えるひとが多いんじゃないかと思う。優秀そうな学生アメリカを横断する途中で、様々なスタートアップ観光地の前で記念撮影をしてるだけのように見える。「...が良かった」とか「...がすごい」とか、中学校修学旅行じゃないんだからインターン中にグローサソン(そんな言葉があったのか!!)を実施したらしいが、学生製作したものには、ほとんど触れられていないので、インターンの成果は彼らの「感想」でしか語られていない。おそらく、彼らはインターン生として優秀であることは間違いないと思う。面接をうまく切り抜けた頭の回転の速さとそこそこのエンジニアリング能力は持っているだろう。しかし、「インターンで優秀」≠「実務で優秀」だ。

実は、参加者のひとりに見覚えのある顔があったが、以前、某WEB系のインターンで、私がお手伝いしたプログラムに参加していた学生だった。直接面倒を見たわけではないけど、ちょっとコミュニケーション問題があるとそのチームのメンターが嘆いていた。コードが書けない学生より、そういう学生のほうが、印象に残るものだ。Androidアプリ作成するプログラムだったが、その学生バイト先でフロントエンドの開発経験があり、他のスキルがなかったので、フロント担当したらしいが、自作ライブラリを利用する事に固執してしまって、最後最後まで、フロント実装ボトルネックになったそうだ。(インターン中、自作ライブラリを利用する事の意義をメンターに説いていたらしい)。インターンに参加するには、面接を数回行うだけ、コーディング試験等はなかったので、研究バイトでそこそこ経験があるっていうだけで、参加できちゃう学生もいるんだなと当時は思った。

ちなみに、そのプログラム複数会場で90人程度が参加していた。終了後に、優秀者へのご褒美として、とあるニューヨーク企業でのインターンの機会が与えられた。10日間くらいの開発の貢献度や、実際に製作したアプリの完成度を評価するので、ある程度開発できる学生が優秀者に選ばれたが、その学生はもちろん選ばれなかった。ニューヨークでのインターン目的は、その年の、そして次年度以降のインターンのための広告塔だったわけだが、わざわざ海外へ行かなくても学べること、作れるものばかりだった。(アメリカ横断インターン記事を見て、ああ、あの学生でも参加できるものなんだと思ったことと、私自身がニューヨークでのインターンに参加していたことが今回書く動機でもある)

おそらく、アメリカ横断インターン生の中には、参加前に想定していたこととのギャップに気づいている人もいたと思う。「なんだ座学だけか、自分研究バイトを休んでまでやることじゃないな。まぁタダで旅行できるし、今後の就活アピールにはなるかな。」という感じで。とはいえ、お金をかけて企画した採用担当としては、「ぼちぼちでした!」なんて感想メディアに載せるわけにはいかないし、そんなこと考えてる学生が、のこのこ顔出しのインタービューに参加するわけもない。

私は数学科出身なので、インターンの場でしか情報系の学生と関わる機会がなかったのだが、口で言っていることに技術が追いついていない学生は多い。もちろん本当に技術があって、(プロマネ的な観点で)気配りが上手な学生もたくさんいる。そういう学生は、数学統計学物理学などのバックボーンがあり、「Railsが使えるだけ」とか「スマホアプリ作ったことあるだけ」という、なんちゃって学生プログラマとは違い、意識の高さもだいぶ抑えられている。プログラミングはただの手段だよねっていう認識をもっていた思う。

口ばっかりの学生は、いわゆる「意識高い系」が多い。インターンに参加しない学生disることで、おれは行動している(だから将来成功する)ってことを主張したがる。あと、ジョブズザッカーバーグの話をするのが好きだ。彼らに哀愁があるのは、バイト先など、小さなコミュニティで頭ひとつ抜ける程度には優秀であるが、ジョブズにはなれないこと、それにはまだ気づいていないけど、いつか絶対に気づくことだ。そして「(学生にしては)優秀だねぇ」という言葉をもらいながら、どんどん意識が高くなっていく。こういった「優秀な」学生が、実際の業務でも優秀かというとちょっと怪しい(弱い相関はあるかもしれない。ブログ更新が多い学生は要注意)。私が一番苦手なのが「分からないから教えてください」ではなく、「専門じゃないです」と言う学生(新卒)だ。専門という言葉は、知らないことの免罪符にはならないと思うのだが、これまでの輝かしい「インターンの実績」がそう言わせるんだろう。

プログラミング世界を変えたい」とか「新規事業バンバン作りたい」という志があること自体はいいことだと思う。しかし、実際の現場では、プロジェクトが既に回っていることがほとんどだ。安定した運用を続けることや作り手にしか変化が分からないような改修作業をすることだって多い。学生に夢をもたせるインターンは、やはり人気があるのだが、夢や志を入社前に与えすぎると、業務の地味さとのギャップが大きすぎて、「これじゃない」という気持ちから数ヶ月で辞めてしまうことだってある。本来インターン(就業体験)ではなく、人集めのパフォーマンスになってしまうと、学生にとっても、現場社員にとっても、時間と機会の無駄になってしまうのではないか。

(学生エピソードフィクション)

2014-06-10

俺はアニソンばかり聴いてる

アニソン聴くためにアニメ見てるといっても過言ではない

結局音楽ってタイアップ大事な気がする

夏といえばサザンみたいな

ジングルベル聴くだけでクリスマスって感じがするみたいなさ

キャラソンは好きだけど、声優ソロデビューしてオサレな曲を歌ってると「あ・・・」ってなるんだよね

たぶん俺は、曲にバックボーンみたいなのがないと駄目なんだろうなと思う

http://anond.hatelabo.jp/20140610162239

2014-06-01

http://anond.hatelabo.jp/20140601210613

日本にある建築系の学部の大半より

美大系の方が入学難度高いだろ。

デザイン設計仕事やらすなら

その分野でしっかり評価されてる奴に普通は任すだろ。

俺が駅を作るなら工学系の奴に任すし、

店舗を作るなら美大系の奴に任せたいわ。

理想を言えば、美大キッチリデザインを学んだうえ

一級建築士を取ってそっちのバックボーンを固めた奴だな。

実際、自分の店は美大出のデザイナーに任せて正解だった。

2014-05-11

艦これ』1年目で感じた5つの問題点

◆0,艦これについて

艦これ』が一部界隈で話題になり始めた直後にプレイし始め、継続プレイ約1年ちかく。

小規模ゲームであるにも関わらず、すさまじい数のプレイヤーが遊ぶ人気ゲームとなり、

小規模な運営も火の車状態でなんとか回している・・・という現状。

また、ゲーム内容についてもその辺のすぐに「いいから金を出せ!」という化けの皮が剥がれるゲームに比べれば

はるかによく出来ていると思う(実際私も2000円で入渠ドックを2つだけと、関連グッズ、公式書籍等何点か購入しただけで1年近く遊べている)。

しかし、元々「さっさとたたむつもりだった」(白書インタビューより)からか、1周年を迎えた『艦これ』は

いちプレイヤーから見ても「やや雲行きが怪しくなってきた」と感じる。

以下はあくまで私がいちプレイヤーとしてプレイしていて感じた点であり、

決して『艦これ』自体のアンチである萌えミリアレルギーというわけではない。

しろ、好きだからこそ気になる5つの点である

◆1,プレイヤーの強さの頭打ち

艦娘の強さに関しては、ゲーム開始時に規定された数値が継続して使用されている。

だいたいは元になった艦種ごとにスペックを算出し、基礎値+近代改修値(合成)が限界である

この数値はゲーム開始時に設けられたスペックを使い続けているものであり、新鋭艦でもそれほど大きくは変わらない。

それ自体はキャラゲーとして見れば許容範囲だろうが、この問題は以下で述べる2,3の問題点により構成されている。

要約すれば「新装備・レベルキャップ解放のないMMO状態」である

現状でプレイヤーが組める最強のパーティーは戦艦・空母編成であるが、その戦艦/空母編成を遥かに越えて敵だけが

インフレしすぎている、というような問題が発生しているためこの後はもう泥沼になる様しか想像できないのである(詳しくは3で述べる)。

キャラゲーとして「好きなキャラを強くする」にも、2の問題が引っかかり数ヶ月単位時間がかかるという延命仕様であり、

これからアニメ・グッズ展開などをかけていくにあたって「ゲーム自体が落ち目のMMOのような空気」を漂わせるというのが問題点だ。

また、平然とイベントなどで採用されるようになった「司令部レベルで敵の強さが変わるが、報酬は共通」という仕様も悪手で、

早々にプレイヤーが動かせるコマ頭打ちになってしまうので「一部の艦娘を入手し、育てたら後は司令部レベルを上げない」というのが

イベントを楽に攻略する手段だと言うのだからもはや笑うしかない状態である

そもそも司令部レベルが高くて何故敵が強くなるのか?何故報酬が同じなのか?一切設定や「リアリティ」では説明が付かないし、

艦娘の強さは司令部レベル20でも50でも80でも頭打ちですよ、という話だ。

◆2,「新装備」が入手できない

とにかく「新装備」が手に入らないことが、先に述べた艦娘の強さの頭打ちを更に強めている。

例えば「20.3cm(3号)連装砲」は重巡を少しでも強くしたいプレイヤーにとっては欲しい装備であるが、

この装備は現状手に入れる方法はA,ランキング上位報酬 B,三隈(改)の初期装備 C,利根/筑摩(改二)の初期装備 D,衣笠(改二)の初期装備 の4つだけである

Bは三隈を入手するというステップ自体が大型建造という全く割に合わないガチャを回すかドロップ堀り、

Cは勲章4つ(通常プレイでは2個/月でしか入手できない)、Dは非常に高いレベルまでの育成を必要とするため余程の根気が必要である

ではAはどうなのかというと、サーバーにもよるだろうが「ランキング上位者はありえない量の戦果を稼いでいる」のである

(参考までに述べておくと、横須賀サーバーではランキング1位は4月の集計時に6000近い戦果を稼いでいる)

これらのプレイヤーは24時間張り付いていたとしても手動では稼ぎ得ない戦果をたたき出し、その数値が他のプレイヤーからでも

参照できてしまうという状態、要するに「不正プレイが横行しているし、それをユーザーも確認できるが野放しにされている」という状況。

ほぼ現実的レア装備を入手しうる手段であるランキング上位報酬も、多くのユーザー不正プレイを使って優先的に取得している、という状況は

あまりにもまずい、というか普通のMMOなら大炎上不可避なレベル事態ではあるが、『艦これ』では常態化している。

まあ、これは良い。好きなゲームから太平洋よりも広い心で許すとしよう。

さて、このレアな装備を「先行」実装した時にははっきりと「将来的に他のプレイヤーも入手できます」と明言されているが、

上の例で挙げた3号砲が最初に配布されたのは2014年4月のランキング報酬である

つまり、1年以上の間「先行」配信を受け取る資格を得た上位ランキングプレイヤー以外はB,C,Dのうちいずれかで

膨大な手間をかけてやっと1つ入手可能なのである

これは他の装備(試作晴嵐)などでも同じで、ランキング入賞できないプレイヤーは入手機会は未だに「イベント」か関連艦娘の装備だけである

このような状況から、とにかく「自分の好きな艦娘を集め、一番良い装備をさせる」ことも非常に難しい。

元々『艦これ』が流行った要員に「キャラゲーとしての楽しみ」があるのは間違いないにも関わらず、

「好きなキャラを強くする」ことができる可能性が非常に狭められており、プレイしていてストレスに感じる。

◆3,ゲーム設計上の問題点

史実」という言葉がある。艦これに登場する艦娘過去WWⅡにおいて建造された艦をモデルとしており、関連した能力を持つ。

これは『艦これ』というゲーム大前提であり、敵とステージもそれをある程度共有しているのが世界観としての約束であった。

この「史実」をモデルとすることによる豊富バックボーンは多くのプレイヤーを惹きつけた要素となったわけだが、

残念なことに現在ではこの「史実」はプレイヤーを縛り付けるための方便だけに成り果てている。

主にプレイヤーと敵のパワーバランスの問題である

艦これ』では、プレイヤーが敵艦が跋扈する海域に突入し、連戦をくぐり抜け最終的にボスを倒す、というのが目的である

一度でもゲーム製作したことがある方にあっては態々言うまでもなくご存知のことと思うが、プレイヤーヘルス=敵のヘルスではない。

プレイヤーヘルス最後のリスポーンポイントからそこまで来るだけのバリューを持っており、リスポーン可能な敵のヘルスは軽い。

しかし、このゲームでは後半の海域差し掛かるに連れて「味方よりも高いヘルスを持った敵」が平然と出現するのである

艦これ』がアクションゲームでなんとかガードを決めればどんな攻撃でもダメージ0どころか反撃できるとか、

プレイヤーの卓越した作戦でうまく行動する前に叩き潰せる等の方法があればこの構造は「ボスモンスター」として問題はない。

プレイヤー艦娘たちの戦闘に干渉できるのは戦闘前の陣形決定ボタンを押すのみで、押した瞬間に勝敗は決するうえ、

味方の艦隊は敵陣の奥深くに切り込めば切り込むほど燃料・弾薬が減って不利になっていく。

そこで「何度も」味方のキャラクターよりも絶対的に強い敵が登場する、というマップ設計ゲーム制作素人どころの話ではない。

2-4などのようにボスとして配置するならまだわかる。

特にflagshipヲ級改・ル級改とレ級である

プレイヤーが使える艦娘実質的ヘルスキャップ値は100であるが、これら敵艦は平気で100を越えたヘルスを持つ。

更に道中で連戦・攻撃力も高い・避ける方法はなしとなればプレイヤーサイドでできる事は最早

「一番スペックの高い艦娘を並べて敵が攻撃を全部ミスすることを祈る」だけである

先に述べたようにはっきりいって『艦これ』のゲームとしての戦略性は下の下どころの話ではない。祈るだけである

いわば「味方を一切操作できないWizシリーズで何の対策もなしにクソ固いボーパルバニー連戦」状態だ。

その状態でいくら「強敵」を出現させられても、「高難易度やりがいがある」とはならずただ面倒なだけである

そもそも、長門の2倍のHPを持ち、加賀の2倍の艦載数を不自然に一箇所に割り振られ、軽巡以上の対潜能力を持った艦とは何なのか?

帝国海軍が戦っていた相手にビッグセブンはるかに越えたスペックを持つそのような化け物が居たということなのだろうか。

残念ながら筆者はWWⅡの時代艦船専門家ではないため、そのような存在がいたかどうかについては判断のしようがないのだが。

そして一方で、味方のステータス、装備はいつまでも「史実」に沿った数値のままで一向にパワーアップしない。

ケッコンカッコカリなどのシステムが追加こそされたものの、上がるステータス自体は微々たるもの

次々に追加される敵艦ははるかに強い・・・という状態。

一部『if改造』の入った大井北上は超パワーアップを遂げたという例を除けば「史実」は多くの艦娘にとって

実質的な「能力キャップ」として機能するだけのペナルティと化している。

戦艦で最強クラス大和武蔵が実装され、この「史実」をモデルにしている以上プレイヤーにはこれ以上強い戦艦は手に入らないのである

それこそ大和宇宙戦艦になったり武蔵ゲッターロボに乗るif改造でもなければ。

◆4,艦種の扱い

大艦巨砲主義

上述した難易度調整の結果、一部の艦以外の存在意義は非常にあやふやで、

周回して何度もボスドロップ等を入手しようというプレイヤーでなければ戦艦・正規空母以外を使う価値は非常に薄い。

そもそも強い強い敵と正面から殴りあうしか攻略が無いので、耐久と火力の高い艦以外は後半海域になると一気に出番がなくなる。

既存マップがほぼすべて「戦艦や正規空母を含む敵と連続で会敵し、戦う」という構造を取ってしまっているため、

駆逐・軽巡などは道中に潜水艦が居る場合でもなければ入れる価値が非常に薄い、ただ大破撤退を引き起こすキャラと化している。

その潜水艦に関しても後先考えない実装をしたせいで味方の潜水艦だけは一瞬で敵駆逐・軽巡に大破させられるキャラとなっており

(対潜水艦装備をしていない駆逐・軽巡でもどんどん「敵だけは」攻撃を当ててくる)、通常マップではかなり有用性が薄い。

実際に後半海域で出番が回ってくるのはごく一部の戦艦娘大鳳赤城加賀を除けば大井北上ぐらいのものである

一般的なMMOで「終盤MAPでジョブや装備が絞られる」というのはまだわかるが、『艦これ』のゲーム性はそこまで深くない。祈るだけだ。

艦これがウケた理由の一員である多種多様キャラクターたちは実質的に後半海域では20人以下まで絞りこまれ、

後は後述するハンデキャップマッチお荷物役にしかならないというのはキャラゲー部分にも影を落とす設計である

空母烈風ガン積みで制空権を取ったら戦艦だけが殴りあう。WWⅠどころか大航海時代レベルの海戦ゲームである

艦種縛り

2-4以降目につくようになるのが「艦種しばり」である

代表的な例としては、3-2をクリアするために必要な「駆逐艦縛り」などであるが、これらマップは「史実」をベースにしたと言われている。

(3-2、キス島はキスカ撤退作戦のもじりである

このキス島作戦の時点で駆逐艦を編成して突入しても普通に戦艦と遭遇し、ここをいかに中破で乗り切ってくれるか祈るだけ・・・というマップ構造になっている。

しかし、モデルになったと言われるキスカ撤退作戦では駆逐艦は敵艦には「遭遇していない」。

これを再現しろというのはさすがに無理だが、後々の艦首縛りマップでもだいたいの場合普通に敵主力とは会敵し、撃破する必要がある。

結局のところ、この「艦種しばり」も「史実」にかこつけたプレイヤー側への一方的なハンデキャップであり、

将棋で言えば飛車角落ち、ひどくすれば金銀桂香全落ち程度にまで行くというのが実情である

お荷物を抱えれば道中を通過しやすくなりますよ、というのが2-4以降での方針らしいが

自分の好きなキャラクターお荷物扱いされて気持ちの良い人がいるのだろうか?その辺りの考えが非常に浅い。

駆逐艦縛りや軽巡縛りにすることで事前工作活動を行い、主力攻略を有利に進められるようなシステムであれば良いものだが、

残念ながら現状の『艦これ』の戦闘は操作不能のボーパルバニー連戦モードだけである

また、重雷装巡洋艦は先手で敵の数を減らすまたは削れるというかなり強い特徴を与えられたのに対し、

航空巡洋艦は非常にその特徴が薄く、いつまでも劣化重巡のまま(そしてその重巡も戦艦の劣化版)である

申し訳程度に引き上げが入ったものの、早々に"if改造"が適用された雷巡とは違い劣化重巡、ひいては劣化戦艦という色が強く、

専用装備である水上機は2で述べたようにほぼ手に入れる手段が皆無ときている。更に言えば、弱い。

開幕の爆雷攻撃で落とせるのは精々低レベル雑魚駆逐のみであり、更に潜水艦がいれば無意味な攻撃を繰り返すという仕様で

どうもこのあたりから「開発方針を決定する人のお気に入りかそうでないか」という格差を感じるのである

どうも最近の新規マップを見る限り、開発方針は「ドラム缶でも運んでろ」という事らしいが。

このあたりの艦種縛りに使うために都合よく部分的に引用される「史実」と、

その史実から外れることができる・できないの基準が不明瞭極まる点がプレイしていて非常に不満点として持ち上がってくる、

というか2-4実装までとそれ以降で明らかに設計基準が違うことを感じるのである

特に後に実装されたものになればなるほど「史実」を使った理不尽プレイヤーいじめがひどく、

敵は好き放題パワーアップしていくという印象が強い。

5,運営アナウンス

0で述べたように艦これ運営オーバーキャパ状態で回している。大変だと思う。

いつも新規解放などに追われていて、大変そうにしている・・・それはわかる。

が、艦これ運営新実装に関するアナウンスはいい加減で、「かろうじて嘘はついていない」レベルのものが多い。

2で述べた「先行配信」で1年以上、勲章実装時の「持っていたらいいことがあるかも・・・?」から後出し設計図

新装備実装の「~するといいことがあるかも?」というような物言い

元々『艦これ』自体がかなりマスクデータの多いゲームで、プレイヤーは解析でもしない限り情報を与えられないが

(事実として公式轟沈の発生する条件も未だに伏せられているままである)、その中で公式物言い

ギリギリ嘘ではない」レベルアナウンス運営スタッフにさせる点はかなり不誠実な開発方針である

運営は大変そうだけど開発からアナウンスがあまりにも不誠実だよね」という点は間違いなく艦これ運営問題点だ。

なんとなく維持運営が大変そうなので心情的に同情してしまいがちだが、その影で開発からアナウンスに関しては

後出しイベント報酬を追加する、後出し勲章重要アイテムにする(うえにリアルタイム縛りにする)、

決して嘘は言っていないというレベルの適当な新装備の説明、先行実装(1年)という装備の出し渋り等、枚挙に暇が無いのである

twitter上だとアカウントひとつで巧妙に偽装されている上に、だいたいここらへんの不満を率先して

袋叩きにしにくる憲兵が居るので口が裂けても言えない話なのであるが。

◆まとめ

まとめると、2014年5月現在艦これアニメ化、グッズ展開、コミック展開等をかけていくに「これから」という時に

肝心のゲーム側の鍍金ボロボロと剥がれ、末期臭を漂わせながらキャラゲーとして楽しんでいる人にまで影を落としつつある。好きなキャラが使えないのだ。

コミカライズやこれから放送されるアニメ同人誌や関連グッズだけで『艦これ』に触れる人は良いかもしれない。

だが、その一方でゲーム本編ではどんなかわいいキャラ潜水艦退治かハンデキャップマッチ以外に仕事がなく、

そのキャラが気に入っても全く強くすることはできず、嘲笑うかのように敵は遥かに強いものが出現する。

強い強い深海棲艦に比べあまりに艦娘は貧弱で矮小無限にリスポーンする敵に対して一度死ねばロストという儚いもの

肝心のゲーム部分で「艦娘」というキャラクター価値を落とすようなことをしているのは非常に残念、というのが私の思いである。

プレイヤーがどんなにキャラクターに愛着を持っても、開発方針がそれをシステム

 徹底的に否定するようなアプデ・イベントを繰り返すのはやめてほしい」、ただそれだけの話だ。

2014-04-24

http://anond.hatelabo.jp/20140423191935

アダルトビデオを見ている時というのは、相手をバックボーンのある人間としてではなく、その場のシチュエーションにおける存在として見ているわけですよ、AV女優”ってぐらいですしね。

普通俳優さんだっていくらお芝居の上で良い役をやっていたとしても、現実の本人とは別でしょう?

で、女優としてではない背景を持った人間としてのAV女優のもの彼女を見れば、仕事とは言え数限りない他人に体を許してしまっているわけじゃないですか、

そりゃあ嫌ですよね、嫌な人は。

じゃあなんでAV見てる時は気にならないんだって思うのかもしれないですけど、

アニメを見ている時にいちいち

「この絵のキャラクターは本当はしゃべっているわけでも動いているわけでもないんだよなぁ、裏に声優さんって言うひとがいてアフレコスタジオで収録しているんだ、

自体うだつの上がらないアニメーターが一枚一枚低賃金労働従事して仕上げてるんだよなぁ」なんて思いながら見てたらのんのんびよりだって楽しめないって話ですよ。

以上、虚実皮膜のお話でした。

2014-04-22

カフェにいたカモとマルチ

[序]

http://anond.hatelabo.jp/20140422030951

マルチに会ったという話題があったので、それについて私が見た経験を少し書く。


[本]

先日のことだ、某都内で嫁とショッピングを楽しみ、少し休憩にとカフェに入った。

嫁と私がついた席の隣には20代前半と見られる女性2名が座っていた。

これを仮にB子・C子とする。

B子は通路側に、C子は壁側に座っていた。

B子・C子は久しぶりに会ったらしく懐かしそうにともに過ごした思い出体験などを

語り合っていた。

それから5分ほどして、A子が現れ、C子の対面に座った。

そして、A子が1~2分語りはじめ私は即座に、

A子(マルチ勧誘ボス)、B子(紹介者)、C子(カモ)ということを認識し、

そしてそのフレーム検証しながら会話を聞き、検証の正しさを確認できた。


私は、対面に座る嫁にLINEで「隣マルチだよ」と伝えると、最初嫁は

訳が分からず戸惑っていたが、隣の会話を聞くにつれてマルチ勧誘だと認識していた。


だいたい、A子の語っていた内容は次のとおり

C子(カモ)が聞きもしないのにすべて一方的に、

「うん、私は、OLをやっていて、いい仕事もしていたけど?でも物足りなかった」

「うん、だから私自分が社長になって会社を立ち上げて?事業もやったしぃ?」

「うん、でも、OL社長をやった私からしても今やっているビジネスの方が優れているのね」

「うん、このビジネスって凄いのね」

「うん、私社長もやってたほどだけど、うん、やっぱりこっちの方が全然いいと思えたし?」

(このあといかにこのビジネスが凄いか、具体論なし、抽象的な話を連発するというフェーズにイン)

などと、自分に酔いしれながら自己を確認するかのように一方的に会話の文頭に「うん」を挿入していた。

まりこういうことだ。

A子は、OLでいい仕事をしていて、会社社長にもなって事業をやったけど、劇的に出会った今やっているビジネスの方が優れていて、

それをやっている。あなたもやりたかったら教えてあげるけど、具体的な話はまだ言わないわ。。


これは私が内容を置換するとこうだ。

A子は、OLやっても仕事がうまく行かず、社長をやってもうまく行かず、どれもだめで、結局マルチをやっていると。

この程度の内容なのだが、これをいかに自分が凄いかというフレーズ言い回しで相手のパラダイムも一切考えず、一方的にしゃべっていた。




C子は相槌もなく、なにもしゃべらなかった。

彼女トイレに行きに立ち上がったら、そっと「マルチ勧誘だと」と教えたかったがその機会はなかった。


そのあと、嫁と私は次の時間があるので、カフェを出たが、恐らくB子(紹介者)とC子の友情にヒビが入ったのはいうまでもないだろう。





[結]

以上、思い付きで書いたが、愛する若い衆よ、こんなことがあったら注意・警戒してくれ。

・「凄い人いるけど一度あわない?(事前にその人のバックボーン情報なしで)」

・「凄いビジネスがあるけど一度会わない?(事前に抽象的な説明だけで)」


マルチ場合、だいたい最後までビジネスプランを言わない。しょっぱなからいうと人が去ってしまうからだ。


私がマルチが嫌いなのは自分の素性を正直に言わないからだ。

最初から「私はマルチで飯食っています。私から化粧品を買うとあなたも私もポイントがついて安くなります。だからの子ネズミになって」

というのだったらまだよい。だが、ほとんどのマルチは素性を言わない。

ひどい例だと、職業カメラマンといっているが、カメラ質問をしても一切答えられない輩もいた。

そして、友達に偽り勧誘し商品を売りつけようとする。

友情マネタイズして、既存友情は消えるのだ。

愛する若い衆よ、私も注意するが、みんなも注意してくれよな。

2014-03-29

俺のOculusがこんなにFacebookなわけがない

http://www.gizmodo.jp/2014/03/facebookoculus.html

FacebookのOculus買収でクラウドファンディング出資カンカン : ギズモード・ジャパン

Oculusへのクラウドファンディング出資者が怒っているらしい。

出資者といってもクラウドファンディング場合寄付型や購入型であればリターンが無いのは前提のはずだし、

買収によるバックボーン必要になるほど事業が拡大するのは出資者の願いどおりのはずだ。

でもなぜか怒ってる。

出資者たちも、どの段階かで買収されるのは覚悟してたとは思う。

でも、それがちょっと「思ってたのと違う」ってことだったんだろう。

何が違ってるんだろう。

おそらく出資者たちは、「俺らのOculus Riftもなんか話題になったし、買収してくるとしたらGoogleさんですか?Appleさんかなあ?それともひょっとしてSONYさんですか?やべえなんかワクワクしてきた!うへへへ」という感じだったんだろう。(妄想

ああ、それなのに、それなのに…

「どもっ!Facebookですっ!Oculus Riftって、いいね!」(キラッ!)

「あああああああああああああ」「なんだよリア充こっち来んな!」「ぜってーわかってねえだろ」「裏切ったな!Rift君がFacebookだったなんて!」「(´・ω・`)」「っていうかリア充こっち来んな!」「もげろ!」

という感じですかね。わかります

2014-03-14

真面目に仕事して生活してる、だけじゃ駄目なのか


疲弊した実家家計を助けようと考え、東京から地方Uターンして数年経った。

東京でやってた仕事地方にあんまりなくて、仕事を見つけるのに苦労したが

なんとか非正規の仕事ハシゴしてそれなりに給料もらって、一定の評価も得られるようになった。

賃金水準絶望的な落差にも慣れ、手取りの6割くらいを親に渡している。


地方人材不足のせいもあって、務める先々で「貴重な戦力だ」と重宝がられ

仕事してる間は自分アイデンティティというか自尊心が保たれてるんだけど、

からは「いい年して結婚もせず定職にも就かないドラ息子」として

冷めた目を向けられ続けている。

自分の中では「いつか結婚したい、だから安定した収入を得られるように頑張っているつもり」なんだけど

その成果が出ていないという点において、親から見れば落伍者らしい。


「なんでお前は……」と酒に酔って自分を罵る父親は借金まみれで、

定年が過ぎてガタが来た体に鞭打って遠くの町に働きに出ている。

「そんなよく分からん仕事じゃなくてもっと確かな仕事に就け、いつまでも都会の経験に縋るな」と

ため息交じりに諭してくる母親正規雇用至上主義で、「自営業(フリーランス)だなんて恥ずかしくて言えない」

契約社員フリーターと変わらない」とか言ってしまタイプ人間

母親に関しては父親が過去自営業で大失敗したから余計そうなっているのだが)


毎朝ちゃんと出勤して、しっかり仕事して、上司からも同僚から感謝してもらって、給料ももらって、

達成感で胸をいっぱいにして家に帰ると、暗澹とした気持ちになる。

職場と家での扱われ方のギャップ半端ない

誰にも迷惑かけてないはずなんだが、自分がすごくどうしようもない奴のように思えてくる。

やっぱり人の子なので、親から評価されないというのは切ないし腹が立つこともある。

でも、そう簡単に現状を打破できそうな気もしない。

安定した収入の確保と結婚、どっちも自分にとって難易度が高い。

その難関に挑んでる最中、後ろから竹槍で背中を突かれてるような感覚

しかもそれをやってるのが両親となると、自分にはバックボーンが何もないのだと痛感させられる。


真面目に仕事して生活してる、だけじゃ駄目なのか? 世の中って。

どうすりゃいいんだろう。

2014-02-02

http://anond.hatelabo.jp/20140202181718

ぽっぽ無能って言うけど、首相になった後で馬鹿な発言が多かったからだろ?

別に養護するわけじゃないし首相になってからはあれだったが、

金の力やバックボーンが強すぎるとはいえ、

政党作ったり色々してきたのはよっぽど現首相よりは動いては居るだろ。

首相の器ではなかった(と言うより、周りで制止出来るほどおとなしくなかった)というだけで、そこまで馬鹿にするもんではないと思うが。

首相はある程度おとなしく上手い具合の操り人形なだけで。

ま、ちょっと右翼的な部分で馬鹿さらしてるからさっさとどっか行って欲しいけど。

アメリカからみたらよっぽどぽっぽよりもあべのが馬鹿、というより厄介な馬鹿、だと思ってるんじゃない?

2014-02-01

そうだそうだ! ボクは「浮気が男の本能」だなんていってない!!

http://anond.hatelabo.jp/20140131221319

http://anond.hatelabo.jp/20140131221218

どんだけアプリオリだとか性欲と浮気イコールだとか言ってても

ボクは浮気を男の本能だなんていってない!!

から論破なんかされてない><

浮気は男の本能だ!」なんて前時代過ぎる言説を頭から信じこんでる奴よりは

バックボーン論理妥当性もある話をしてるよ。

http://anond.hatelabo.jp/20140131162212

信じているというよりは、もっとアプリオリな話だと思っていたが…

http://anond.hatelabo.jp/20140131162417



「性欲がある」と「浮気をする」がイコールで結べるわけないじゃん。マジでアホだな。

http://anond.hatelabo.jp/20140131164042

何度言えば分かるのか知らんが、ここではイコールで使っているんだよ。

http://anond.hatelabo.jp/20140131164249


んじゃお前の言う「男の本能」ってどこ情報よ? って話だよ

http://anond.hatelabo.jp/20140131170917

なんどアプリオリって言葉使ったっけ?

http://anond.hatelabo.jp/20140131171055

女性ニュースになった時

プライベートを報じられる/報じられない境界はどこにあるんかな。

ってことを、小保方博士の件を見てて思ったんですよ。

つらつら思いつくままに挙げていってみます

例1 将棋里見香奈女流棋士

先日奨励会3段に昇格されましたね。女性初。すごい。

でも、その報道の中では別にプライベートには突っ込まれてなかったような気がする。

見た目の地味さ(個人的には良いメガネっ娘だと思う)、将棋という種目のストイックさが阻んだのか?

例2 サッカー女子川澄奈穂美選手

ちょっと古い話ですけど、W杯オリンピック活躍の後の報道といったら、そりゃもうアレでしたよね。

川澄さんは(柏木に似ているものの)カワイイという一般的評価を得ている方ですから、やっぱり見た目でしょうか。

あとはネイルとかピンクゴムとか、突っ込みどころが割とあったせいかもしれません。

例3 芥川賞作家の皆さま

女流作家の受賞も多い芥川賞ですが、男女の別を問わず結構プライベートまで報じられがちに感じます

「それまでの人生が作品のバックボーンになっている」という思想なんですかね?

歴代でも報道過熱といえば、綿矢りささん・金原ひとみさんのW受賞の時でしょう。若さビジュアルキャラ立ち完璧でした。

余談ですが、直木賞の方は比較的人物報道が軽めなのはなんででしょうね。

例4 参議院議員・吉良よし子さん

どうしても一瞬吉良吉彰を思い出してしまう吉良議員

若いビジュアルも悪くない、でもそこまでプライベートが話題になっていた記憶はありません。

こと政治家は身近さを売り出すためか、家族だの好物だの、自らプライベートなことをPRしがちだと思うんですが。

やはり共産党のお堅いイメージが勝ってしまうのか。

結論?

とりとめもない印象の書きなぐりですけど、結局のところ

若いか/若くないか(境界は30代前半ぐらい)

・見た目が華やかか/地味か

・どこか突っ込みどころがあるか/一見スキがなさそうか

ということなんでしょうかね。

小保方博士もお気の毒なことでした。

追記

zeromoon0 「お父さんのためのワイドショー講座」視点報道から

ikd18 金になるかならないか。

いやそうなんですけど、その『「お父さんのための~」の対象になるか/金になるか/数字がとれるか』の基準はどこにあんの?って話です。

結論をさら一言でまとめると「オッサン受けするかどうか」になっちゃうな。いやー、身も蓋もねえな…

2014-01-31

http://anond.hatelabo.jp/20140131161019

浮気は男の本能だ!」なんて前時代過ぎる言説を頭から信じこんでる奴よりは

バックボーン論理妥当性もある話をしてるよ。

ていうか浮気一夫多妻本能文化的慣習の区別がついてない時点でお察しだわ

http://anond.hatelabo.jp/20140131155723

長文書いてお疲れのところ非常に残念ですが論点がずれてます

批判されているのは「女」としての必要の無いバックボーンが多いというところです

質の話をされていますが、その質の低いニュースしかご覧になっていないのは

あなた自身だということを認識しましょう

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