はてなキーワード: サングラスとは
けっこう強い人でギルドを率いていた。アイコンがサングラスをかけた外国のお爺さんで髭を生やしていかにも長老といった感じだった。
そのアイコン威厳のあるキャラクターでいいね、と自分がいうと、これは自分自身だよ!そんな風に言ってもらえるとうれしいね、的な返事を彼はくれた。
自分も中年だけどもっと年配であろう方がやっていることに驚きつつ、親しみを感じた。
その後ゲーム状況が移り変わりチームの再編もサーバー統合も行われて彼とは離れてしまい、そこそこ長く経った。
passed away ?よく分からないけど引退したって事かな。まあこのゲームは引退していくよね…などと思って読み流して。今日、ちゃんと翻訳して、亡くなった、ということを理解した。
服。コーディネートがわからないのでだいたいズボン(ジーパンかチノパン)にTシャツ(半袖か長袖)にカーディガンかパーカーを羽織る。冬はそれにコート。
G.U.のやすいのでいいからスカートになれておかないと、既製品ズボンが履けない体型になるのはすぐそこ。
具体的には40代半ばを超えると内臓がゆるゆる動きやすくて食べる前とあとで10センチくらいウエストが違う。
ロングスカートならストッキングは膝下でいいから楽。ローヒールかサンダルも用意しとけ
体型。だらしない小太り。
ひきしめれば同じ体重でもひきしまってみえる。筋トレやれ。リングフィットでいいぞ
髪。ストレート剛毛。多い。
治す必要はないが前髪は1000円カットでいいからつくっておけば若みえ
体毛。濃い。金がなくて脱毛に行けないので目立ってきたらカミソリで剃る。
家庭用光脱毛マシンを買って自分でカミソリしたあとバチバチしろ。いいのは高いけど。壊れるまで使い倒すのならサロンより安いし、色素沈着も一応分解するという触れ込み。ニキビ跡(今は全く腫れていないとこ)とかにつかえるはず。
キャベツとわかめだけでいいから食べろ。あとビタミン剤でビタミンCを補え。
キャベツはスープ、お好み焼き、もやしとコンビーフでいためる、焼きそばトッピング、とんかつの千切りキャベツぞえ、やみつきキャベツ(鶏がら出しの粉末をかける)などなんでもいい。野菜食べた~って気になれる。
野菜食べないせいで便秘の場合は白ごはんに麦いれて炊け。研いだあとちょっと水と麦たすだけ。
下半身ガッチリ体型になるよねやっぱり。リングフィットで上半身も鍛えると肩こり五十肩の予防にいいぞ。
すべてをハンガーにかけて干し、かわいたらハンガーごとクローゼットにいれろ(下着はまるめてもだれも困らない)
いやならスロッギーでいい
下地とファンデーションを塗って眉毛描いておわり。眉毛も整え方がぶっちゃけよくわからない。つながってなければいいかくらい。
まず口紅ぬれ。オレンジ~ピンクで肌色にあうもの。口の色がこいとコントラストでニキビが認識しづらくなる。
やさしくみせたければふんわりカーブで下をそって上をほそくのこす。眉頭もちょっと多めにそって眉間が狭くないようにする。
日焼け止めも塗り忘れる。
外仕事おつかれさんだがサングラスとかUVカットの伊達メガネとかしろ
他のとこで薬飲み忘れる話をしていたのでいっとくけど100円ショップにはカレンダー型の薬いれという便利なものが売っているので
学生時代からの知り合いにいきなりプロポーズされたので、数年前に運勢を見てもらった占い師に再び相談することにした。
占い師の家は、古民家なのに妙に天井が高くて階段が多い。どうやら土木作業員の人とその家族を下宿させているようで、玄関先では子供がドタドタと走り回って騒いでいた。
「以前ここで占っていただいた時、『次に付き合う人とは一年で別れる』と言われました。それなのに交際をすっ飛ばして結婚なんかして大丈夫なんでしょうか」
「占いの結果はそうだけれど、結婚において大事なのは気持ちだから。あなたが彼を好きなら、行く末だけを気にしてプロポーズを断ったりすると、この先ずっと後悔するかもしれない」
なるほどな、と思いつつ古民家を後にした。
プロポーズしてくれた知り合いは、まともな性格でまともな生活をしている人だった。少なくとも嫌いではない。
「とりあえず結婚しようかな」と思いながら自宅に帰ると、我が家はきれいさっぱりなくなっていて、敷地内はコンクリートの地面にパイプ椅子と長机が置いてあるだけの状態となっていた。
気の早すぎる母親が、「娘が結婚するならもう持ち家はいらない」と判断し、跡形もなく取り壊してしまったらしい。
仕方がないので、長机の上でパソコンを開いて動画サイトを観ることにした。隣の家との区切りになっている塀の上に、タコ足配線のコンセントが設置してあったので、そこにバッテリーを繋いだ。
特に観たいものもなかったので、とりあえず好きなヴィジュアル系バンドの曲を流してみた。本来はバラード調の曲がEDMみたいにリミックスされていて、歌詞の雰囲気はぶち壊しだったけれどリズムは良かった。
夕陽をバックに海の上をはねる金魚の映像が音楽と一緒に流れていて、なんとなく楽しい気分になってきた時、近所のおばちゃんがやってきた。
どうやら私の家が取り壊されたと聞いて、わざわざ見に来たらしい。敷地の外を見ると、中学の同級生だったAまでがうちの敷地を覗き込んでいた。私はAが嫌いなので、「わざわざ来るなよ」と思った。
Aは珍妙なサングラスをかけていて、異様にガラが悪い雰囲気をまとっていたが、敷地の中に入ってくる様子はないので放っておくことにした。
おばちゃんは敷地の隅々までをもの珍し気に見て、何やらひとりで感動していた。ホッとした私は、再び映像と音楽に集中することにした。そのうち妙におだやかな気分になって、一生このまま画面の前にいられたらいいのにな、としみじみ思った。
おわり。
夢の中でプロポーズをしてきた男の人は、実在の人物ではない。そもそも私が学生の時に知り合った異性は、今やどこで何をしてるか分からない人ばかりだ。
以前にも書いたことだが、自分は彼女らを見て、かわいいというより、大人の女性だなあと感じてしまう。
自分の中での「女子」は中学3年で成長が止まっているため、45歳の今になっても女子大生を見ると「大人」と感じるのである。
しかしその反面、彼女らには、つい「年上の格好良さ」を見せようと演じてしまう。
自分の中での「女性」はクールでちょい悪な男性が好きなはずだから、彼女らの前ではいつも以上に孤高の人を演じて、彼女らに関心を抱かせようとするのだ。
ただ、45歳の今になってはいくらクールに振る舞っても、女性からまったく声はかからない。
かくして、そんな孤高の人は、彼女らといまだ一度もコミュニケーションをとることができない。
他方、男性講師も皆大学生だが、彼らを見ても女子大生と同じ感覚が湧かないのが不思議である。
もっとも普段彼らと会話することは全くないため、彼らがどういう人間かはほとんどわからないし、興味もわかない。
肌は黒く、茶髪のショートヘアーでヒゲを短く整えており、塾に来るときはサッカーの本田がかけているような金縁のサングラスをかけている。
女性講師からはエグザイルのなんとかに似ていると言われるなど、コワちゃらい感じである。
自分もちょい悪を演じているのだが彼は見た目だけのちょい悪である。
でも、彼はそれが「格好良い」といわれ、自分は言われたことがない。
自分は何をしても気づかれない。
これはいったい何の差なのか。
そんなちょい悪な彼でも仕事においてはフットワークが軽く、室長の言いたいことを即時に把握してすぐ行動に移すという行動力を持っている。
最年長の自分は仕事を任せられたことはないが、20歳そこそこの彼には様々な仕事を任せるのである。
だから、パソコンの仕事は彼にやらせるより自分が適任のはずである。
でも、パソコンを使った仕事でも、室長は自分ではなく彼に頼む。
そういうのを見ると、なんだかやるせなくなる。
また、これも自分と違って、生徒に面白い話をして楽しませることもできるため、生徒から人気があり、休み時間はいつも彼の周りに人だかりができている。
そんな彼は、いつも講師室に入るなり、得意の大声で周りの講師をいじったり、馬鹿話をして場を和ませており、講師室ではムードメーカーとしての役割を果たしている。
自分が彼の話を聞いてもあまり面白いとは思わないが、同世代ではあれが面白いと感じるのだろう。
彼にいじられる方も、まんざら悪い気ではなさそうだ。
彼が講師室にいないときも講師の間ではよく彼の話をして笑っている。
その一方で、彼は目上の人間に対しては体育会系なノリで接する。
その体育会系なノリが、上司である室長からも気に入られているのか、室長としょっちゅう長話をしている。
自分は仕事中ほとんど講師室で室長のそばにいるが、室長と最初の面接以来、5分以上話したことはない。
何気ないコミュニケーションが取れないのだ。
彼はもはや室長からは単なるお気に入りから「特別な存在」として認識されている。
その証左として、彼は塾の駐車場に堂々と自分の車を止めている。
学生のくせに車を持っていることだけで腹立たしいのに、塾に来るのにわざわざ車で来て、どや顔で駐車場に止めているのだ。
自分はそんな彼が好きになれない。
学生のくせに車に乗るなんて、運転免許も持っていない自分にとっては妬ましくて仕方がないし、あんなふざけた話ばかりしてて講師になれるのに、自分がいまだ研修生なことも納得がいかないし、妬ましい。
また、女性講師と笑いながら喋っているのも妬ましくて仕方がない。
彼は周りの講師のほとんどをいじってきたが、自分だけに対しては、決していじろうとしないことである。
体育会系ならではの年上に対する敬意があるのだろうか、彼は自分を笑いのネタに使ったことは一度もなかった。
いくらボンボンのエグザイルでも、二回り以上も年上の人間には敬意を払っており、そこは意識的にきちんと線引きしているのである。
当然と言えば当然だが、自分も中学校時代の水泳部で上下関係を学んだからよくわかる。
さすがのエグザイルも、そこはきちんとわきまえていたのだった。
…はずだった。
その日は休んでいる生徒が多かったが、講師も電車の関係でいつもの半分くらいしか来ていなかった。
自分もすぐに帰ってよかったのだが、そのとき男性陣から一番人気のある女性講師も残っていたため、彼女とのコミュニケーションを作る絶好のチャンスと考え、自分も敢えて残った。
いつもクールに振る舞ってばかりでは会話の糸口を掴めない、ここでは二人きりのときに思い切って声をかけてみようと考えた。
彼女はハーフのような顔立ちをしており、顔だけでいうとおとぼけキャラのローラに似ている。
彼女は大学でチアリーディングをしており、いつも黒髪をポニーテールのようにして後ろで結んでいる。
というのも、以前室長が講師名簿を見ている隙に背後から覗き見し、彼女の通っている大学や生年月日、住所も覚えたのだ。
男性講師が何歳でどこの大学などまったく興味すらわかないが、女性に対しては別である。
勉強ではほとんど機能しない暗記力も、こういう時には20代に負けないくらいの力を発揮する。
その日、最後まで授業があったのはエグザイルとローラだけだった。
最後の授業をしている間、自分はひとり講師室に残って予習をする振りをしながら、彼女に話しかけるためのネタを考えていた。
しかし、彼女はエグザイルと一緒に講師室に入って、ずっとエグザイルと喋っていたため、結局チャンスは巡ってこなかった。
夜になると雨はほとんどやんでいたが、室長はエグザイルに、自分ら2人を車で送るよう提案した。
自分は、正直彼の車に乗りたくなどなかったが、これまた彼女と話せるかもしれないチャンスと考え、期待に胸を膨らませた。
エグザイルは「いいっすよ」みたいな返事をして、車に乗せることを快諾した。
これは絶好の機会だ、これを逃すわけにはいかないと思った。
両親は車の免許を持っていなかったので、幼いころから数えるほどしか車に乗ったことないからだ。
最近乗った最も古い記憶は、20年くらい前に乗ったタクシーである。
しかし、彼らの手前、ほとんど車に乗っていないことを知られたくなかった。
夜10時近くに、塾のシャッターを閉め、隣の駐車場に向かった。
そして、彼の車をはじめて目にしたとき、やはり戸惑ってしまった。
まず、彼は、車のキーをリモコンのように押すと、車のランプみたいなのが光ったが、それが何を意味するかわからず、呆然と立ち尽くしてしまった。
車からカチャという音が聞こえたような気もしたし、それが開錠を意味するものなのかもしれない。
しかし、はっきりわからない以上、ドアを開けるわけにもいかなかった。
すると、エグザイルは「開いてるよ」と言った。
ああ、さっきのはやはり開錠の音だったのか、最近の車は鍵を使わなくてもドアを開錠するのかと、科学の進歩はすさまじいなと思った。
「開いてるよ」という言葉は、年上の先輩に使う言葉ではなく、同世代か年下に使う言葉である。
この疑問が自分の中で膨れ上がった。
なぜ彼はタメ口なのか、二回り以上年上の人間とわかっていて彼はタメ口を使ったのか、いやそれはない、そんなことは許されるはずがない。
そして逡巡した結果、なるほどこれはローラに向けて言ったのかと善解し、疑問に一応の決着をつけた。
そんないきなりのエグザイルのタメ口につまづいたが、いつもクールなちょい悪を振る舞う自分は、こんなことに取り乱したことを知られてはならないと思いつつ、先輩の威厳を改めて見せつけるように、車のドアを格好良く開けて挽回しようと試みた。
車のドアの開閉くらいはなんとなく知っているからだ。
そして、助手席のドアの取っ手に手を伸ばしたら、
「いや、後ろ行って」
と言われ、さらなるショックを受けた。
また、タメ口だ。
おそらく、さっきのタメ口もローラではなく、自分に言っていたのだ。
しかし小心者の自分はこの2発を食らっても、すぐには信じることはできなかった。
待てよ、これは自分に対する親しみをこめて言っているに違いない、と良いほうに考えた。
しかし、体育会系なノリの彼にそんなはずはなく、自分を目下に見ている説のほうがかなり有力となり、一気に不快になった。
しかも、ローラを助手席に乗せて、自分を後部座席に座らせるつもりなのだ。
ただでさえ家まで近いのに、これではローラと全くコミュニケーションが取れないではないか。
ただ、いまさら乗りたくないというわけにもいかず、つつがなくドアを開け、後部座席に乗り込んだ。
そして、久々の車に3度目のショックを受けた。
車の中はテレビで見た車と同じでカーナビがあって、革張りのシートに、いまどきの音楽が流れていた。
自転車しか乗らないので、車の内部構造はまったくわからなかったが、車の中はまさに異世界だ。
なんだか悔しかった。
自分は車の免許すら持っていないのに、たかだか20歳かそこらの糞ガキがこんな立派な車に毎日乗っていることに腹が立った。
車どころか、自転車に乗って、毎日必死にペダルをこぎながら図書館を往復し、図書館では向かいに座って勉強している女子高生を見て、悶々としていた。
そんな時期だった。
しかし、彼はそんな自分の数歩先、いや何十㎞先の人生を歩んでいる。
それが悔しくて仕方がなかった。
車の中はオレンジかシトラスかわからないが、柑橘系の香りが車特有の独特の臭いを打ち消していた。
ローラも入るなり、「いい匂い」と言っていたが、自分はそうは思わなかった、いや思いたくなかった。
先のエグザイルのタメ口で一気に不快にな自分にとっては、ローラのエグザイルに対する肯定的な発言も許さなかった。
車の中でエグザイルの言動を何度も反芻し、怒りで発狂しそうだった。
仕事の上では彼のが立場が上だが、さすがに二回り上の人間に対する態度ではないだろう。
その怒りを感じつつも、やはり小心者の自分はつい自己弁護してしまう。
ひょっとすると彼のさっきの言葉は、とっさに一番言いやすい言葉が出てしまっただけではないか、体育会系にもかかわらず思わずタメ口になってしまったのは仕事がオフになってつい気が抜けてしまったからではないか、もしやエグザイルはローラの前で少し格好つけようとしただけではないか、と自分を落ち着けるため必死の善意解釈を繰り返していた。
そしてある決意をした。
自分の不安を打ち消すために、彼が車の中で助手席のローラとの話に、あえて後部座席から自分が入ろうと考えたのだ。
さっきは2発とも単純な一言に過ぎなかった。
彼と2語以上の会話をすれば上下関係がはっきりする。
そのときの彼の言葉遣いで、彼のなかでの上下関係を認識できると判断しようと試みた。
この試みには勝算があった、
2語以上の会話であれば、さすがのエグザイルもタメ口を使うことは憚られ、おそらく敬語を使ってくるだろうと確信した。
そして、ローラの前で自分の方がエグザイルより上であることを誇示するチャンスと思った。
そして、彼とローラがくだらない話をした後、相槌をうつように「○○ですよね~」と言った。
自分はエグザイルの先の言動で侮辱されて腹が立ってしょうがないため、本来自分はタメ口でもよかった。
しかし、そこは大人の余裕と見せかけた小心者の本音で、敢えて敬語を使って接した。
ローラはきちんと「ですねー」と反応したが、なんと、エグザイルは自分の相槌を無視したのだ。
20歳そこそこの若者に45歳の人生の先輩がわざわざ相槌を打ったのに、無視しやがったのだ。
よしんば運転中だとしても、ローラとの話は漏らさず反応していたのに、自分の初めての一言に対しては「無視」なのだ。
普段職場ではおふざけキャラとして同僚のちょっとした反応でも見逃さず拾うのに、彼らに比べ遥か遥か先輩の敬語による相槌に無視を決めたのだ。
怒りを超えて悲しくなってしまった。
そして、同時に、もしかして彼を怒らせてしまったのではないかという不安が頭をよぎった。
もし彼が怒っているならば、これ以上の彼の話への介入はさらなる刺激となり、本当に怒りだすかもしれない。
言葉の達者な彼が本気になって怒れば、自分は太刀打ちできない。
また、自分は車に乗せてもらっている立場上、完全に自分の分が悪い。
それを棚に上げて応戦すれば、間違いなく彼女の前で失態を晒すことになる。
普段全くコミュニケーションをとらなくクールなちょい悪を演じているのに、ちょっと喋ったら怒られたなど、恥の上塗りである。
それだけは避けなければと思った。
そして、そう思わざるを得ない自分が情けなくなり、悔しくて悔しくて仕方がなかった。
そんなこんなで2語以上の会話を交わすという当初の目的も暗礁に乗り上げてしまった。
しかし、年上のプライドからか、本当は不安でたまらないくせに、自分も先のエグザイルの言動で先輩の威厳を傷つけられたことは許さないぞという態度だけは示し、ローラにだけはわかってもらおうとした。
なぜなら、もしエグザイルに自分が不快な態度が知られてケンカを売られたら敵うはずがない。
だから、エグザイルには気づかれず、心優しいローラにだけは、この男のプライドが伝わるよう、細心の注意を払って仏頂面を決めた。
そして、自分の家の近くの信号で止まったので、彼に「この辺で大丈夫です」と伝えた。
すると、彼は「え?あー、はい」と答えて、やおらハンドルを切って車を止めた。
おそらく車線変更をしなくてはならない関係で、もう少し早めに止めるべきことを伝えなければならなかったのだ。
それなのに、直前で止めるように言った自分に呆れと怒りを感じたのだろう。
ここで反省すべきなのに、楽観主義の自分はそうは考えず、あとのエグザイルの「はい」というどうでもよい返事に安堵してしまったのだ。
もし、目下の人間なら「はい」と言わず、「うん」とか「ああ」だろう。
そこに一瞬の安堵をした。
その後、そんな一瞬の安堵も奈落の底に突き落とす出来事が起こる。
彼の底にくすぶっていた怒りの炉心を露呈させてしまうようなミス犯しててしまったのである。
原因は、突き詰めて言えば、人生経験不足だ。
自分は車の降り方を知らなかった。
通常車を降りるときは歩道側のドアを開けるのに、自分はそれすら知らなかった。
もちろんまったく何も知らなかったわけではない。
狭い歩道側から降りたら車のドアがガードレールに当たって傷つけてしまうかもしれないという、さしてどうでもいいことは気づいたのだが、肝心なことはわかっていなかったのだ。
そして、彼の不機嫌を察しているにもかかわらず、自分は先の仏頂面の延長でそんなの気にしていないような振りをしながら、さらにタメ口で上から目線で「おーありがと」と言って、思いっきり車道側のドアを開けたのだ。
するとエグザイルに「なにしてんだ、危ねーだろ!!」といきなり怒鳴られた。
耳を疑うような怒声に一瞬心臓が止まった。
さらに、同時に車の後ろから走ってきたバイクに急ブレーキを踏ませてしまったのだ。
バイクに乗っていた人に少し驚いた顔で「大丈夫ですか?」と言われたので、大丈夫ですと答えると、そのまま走り去って行った。
続き→大学生を見て鬱になる2
いいこと教えてやろうか。
boseのサングラスがあって、見た目には完全にただのサングラスにしか見えない。しかし眼鏡のフレームが骨伝導のBluetoothイヤホンになっていて、周りに気づかれることなく自分だけの音楽を聴くことができる。
このサングラスはクリアグラスもあるので、これをクリアグラスにしてただの眼鏡のように着用し、仕事中音楽を聴いて過ごす。
周りがうぜえ時にパーソナルバリアになる。
・手が3回触れたら痴漢と見做して良い
・「痴漢!」というと逆上するので、「手が当たってます。どけてください」と事実を冷ややかな声で言うのは有効。
・痴漢は、ホームでターゲットを物色しているし、自分の顔を覚えられるのを避けるから、周囲を見回して警戒するのは、すごくよいと思う。
・大きな声を出す必要はない。隣の人に聞こえるくらいのボリュームで「当たってます」と言って、周りの2、3人がキョロキョロしてくれたら、痴漢が行為を続けられなくなる
・舌打ち
・赤いウィッグ、ショートエクステを付ける。とにかく気の強い外見
・防犯ブザーぶら下げる
・ラーメン屋の親父さんが写真撮るときにやるみたいな腕組みをして乗車する
・スマホを出して、いつでも写真モードにしていることをわかるようにする。例えば、自分の顔をうつしたり。
・「吐きそう」「おえっ」などといえば痴漢も離れる
・爪を伸ばす。手でガードしてもやめない場合は、爪をたてる
・スマホを翳す
・ポケット六法を読む(官能小説を読んでいたりすると、OK娘だと思われることがある)
・弁護士バッジをつける(痴漢ではないが車に靖国神社マークを付けていれば煽られなくなった、という話を聞いたので、靖国神社マークも効果あるかも)
・自撮りする
・自撮り棒を掲げる
・着メロを鳴らす
・スマホのインカメラで前髪直すふりをする(撮られてると思い離れていく)
・カッターナイフの刃を外して胸ポケットに入れておき、痴漢かと思ったらカチカチ音で威嚇
・大股で立つのに加えて、猫背にならないように意識したり、腕を組んで立つのも有効
・服装関係なく被害にはあうが、「生マン」対策にはスパッツ重ね履き
・抵抗する(痴漢は小心者。「抵抗しないのはOK娘だ」と認知が歪んでいるため、少し抵抗すればやめるという奴が多い。中には痴漢自体やめる奴も)
・しゃがむ
・向きを変えて睨み付ける
・低い声で咳払い
・「気のせいだ」と思わずすぐ振り返るくらいがいい
・周りを見回す、あらかじめ背後の人の顔を見る
・不機嫌そうな雰囲気を出す
・猫背にならない
・とにかく「痴漢許さない。泣き寝入りしない」という気持ちを持ち続けたら逢いにくい
・降車後に駅員の元や派出所にとりあえず向かう。後を尾けられ自宅や職場(学校の場合は制服があるので難しいけれど)を知られないようにするため。実際に被害届を出さなくても「彼女は止めた方がいい相手だ」と印象付けるため。
・相手の特徴(身長、体形、髪型、顔の特徴、服装、持ち物、身に付けているもの等)をしっかり観察する。あえて無表情でジロジロ観察眼を向けることで相手に「身元を知られるかもしれない」という恐怖や警戒心を植え付ける効果がある
・愛知県警がまとめた「防犯教室用DVD」に盛り込まれたデータでは、痴漢にあった際、睨んだり、よけたりするだけの「無言の抵抗」では、犯人の67%が行為を続ける。しかし、声をあげたり、手を掴むなど「明確な拒否」をすると、95%が犯行を断念する。
・愛知県警の公式アプリ「アイチポリス」には、「痴漢撃退」ボタンを押すと、「痴漢です 助けてください」という文字が表示される。さらに押すと、本人の代わりに「やめてください、やめてください」と声が出る機能がある。
・声を出すなら「痴漢!」より「痛い!」
・乗ってる電車の次の到着駅に電話して「〇〇駅行きの電車で今〇〇駅通過したんですけど何号車で盗撮(痴漢)されたので〇〇駅(次の到着駅)で降ります。警察呼んでおいてください」と言う。駅員さんと警察の方が乗車ドアの前で待っててくれる
・警察で被害届けではなく告訴しますと言えばほぼ必ず対応してもらる
・痴漢にあったら・見かけたら、110番。時間がたってからの通報、相談は、警察相談専用電話 #9110
被害女性がその場で、県警のサイトにアクセスして位置情報を知らせる「メール110番」で通報し、警察官が駅で待機して犯人が逮捕された事件があった
参考
「警察庁の110番アプリってこんなに詳細に内容送れるんだ!」痴漢の通報にも有効な模様 - Togetter https://togetter.com/li/1809166
・110番アプリを入れる。練習モードがあるので事前登録&操作練習がオススメ。最初に事件か事故かを通報し、それから詳細を選択して送信する流れ。最初の選択で内容の選択肢が変わるので注意。痴漢は「事件」で。
https://twitter.com/kellogg_papa/status/1392355727428124677?s=21
・110番アプリでバス内の痴漢を通報し、サービスエリアで駆け付けた警察が現行犯逮捕した事件がある
・iPhoneの背面を指でトントンするだけでカメラや録音アプリを起動してくれる「背面タップ」を設定しておく https://togetter.com/li/2163489
・撮影の様子をわざと見せると、咄嗟に手で顔を隠すかスマホを毟り取ろうとしてくるから、その手の小指を狙って握り込んだ人もいる。小指は握り込んで変な真似をしたらすぐにへし折るくらいの気概で離さないのがコツ
・「犯行を撮影してる」と叫ぶ(グループで行なって、いざとなったら仲間内で知らない人のふりをして庇いあう可能性がある。撮影を伝えれば、余計な者はしゃしゃり出てこない。)
・できれば触った手を掴み、離さない(離したら微物検査対策で手を洗われて証拠を消される。トイレ行きたい漏れそうとか言われても聞かない)
・近くの人を頼って巻き込む。声掛けられなかったらスマホにhelp!って書いて画面見せて
・声の出ない人用の周りに助けを求めるアプリ「Digi Police」「don't worry」「アイチポリス」
・iPhoneの『 緊急SOS 』。「電源ボタンを5回押す」とブザーがなり、110番や119番にSOS連絡ができる。痴漢にあった時コレで防犯ブザーをならして助かった人がいる
・下車後被害者の女子学生が通報(駅員に相談)し、電車内の監視カメラから犯人が特定され,逮捕されたニュースもあった。
https://www.vitalica.co.jp/callout-line
・自撮りする
・体に伸びてる手を掴む、挟む、印をつけるなどすると証明さやすい。相手の手と自分の体、直線的に続けてマーカーでひくと良い
・検査キットは交番にある。犯人の手にビニール袋を掛けて他に触れないようにさせると良い
・スマホのインカメラで触ってる相手の手を撮る、手の先から体まで続けて撮る、右手か左手か、指輪や爪の形、服装など細かく記憶する。時間まで記憶するとベター
・犯行の瞬間じゃなくても位置関係と相手の写真を撮ると何時何分に触られたかの警察への説明と証明が非常に楽
・ツイッターで呟くとそれも証拠になる。オタクが「痴漢されてるwww(アニメキャラの名前)さん助けてwww)と呟いたツイートも証拠になったらしい。ネットに投稿した、誰かに相談した痕跡は痴漢だけでなく性的虐待などの証明にも有効。
・第三者に被害を受けていることを伝え目視確認してもらう。その方が聴取の時有利になる
・まず痴漢を拒絶した方が良い。拒絶したという事実が調書で必要になってくる。言葉や仕草だけでなく、画面の文字を見せることも有効
・可能ならば現場や相手の動画や写真を撮っておくと良い(状況や時間の特定に繋がる)
・混乱して詳しい時間や状況忘れたりするから、とりあえず写真やビデオ撮っておけば時間が参考になるよ!LINEでもツイートでもいいから何か残そう!証拠にもなる!
・触られた部分はなるべく他の場所に触れないようにすること!(科学捜査の証拠になる)
・混乱して詳しい時間や状況忘れたりするから、とりあえず写真やビデオ撮っておけば時間が参考になるよ!LINEでもツイートでもいいから何か残そう!証拠にもなる!
・相手が同行を拒否した場合は周りに助けを求めよう。誰も協力に名乗り出なかったら指名しよう(AEDの流れと同じです)
・一発目から大声で指摘し、宣言した上で顔の撮影した(「顔を撮られているから、という理由で認めるのも早かった)
・電車内で身分証の提示を求めた際に「駅に降りてから出します」と渋ったため逃げると判断し、駅のホームにうつぶせにさせた
・ライブの痴漢行為で犯人の写真を撮って会場の警察に届けたら犯人が捕まったことがあるらしい
・たとえ犯人が逃げても、特徴を覚えていなくても、被害届を出すのは大事。監視カメラに映っていたり、別件で犯人が逮捕された際に、自分の提出した証拠品に付いた細胞がその犯人と一致することがある
・特に路上痴漢は逃げられても監視カメラなどで捕まる事が多い。複数件被害情報が寄せられると捕まりやすい
・親や先生、職場等にきちんと報告する。遅刻等の正当的理由を理解してもらうため。そして痴漢被害をオープンにし周囲にも注意喚起を促すため。また、学校等が駅や警察に対応を求めることを促すため。より重大な犯罪に巻き込まれないよう、周囲のサポートを得られやすくするのが最も大事
・警察は当たり外れが大きい。被害者に優しく正義感溢れる人達だったり、セカンドレイプして犯人の味方をしてきたりする。
・「鉄道警察隊の酒見孝徳副隊長は『ひょっとしたら触られたかも、というささいな情報でも、通報や情報提供をしてほしい。被害を限りなくゼロにしていきたい』と話す」(ある記事から引用)
・被害者も弁護士を雇う方がいい。被害者側の弁護士は少ないが、法テラスを勧める。また、ワンストップセンターはレイプだけでなく痴漢被害者のための弁護士も紹介している。
・示談する場合も「性依存症の治療を受けるなら」と条件付ける事ができる。刑罰でも示談でも治療に繋げて欲しい
・和解して被害届を取り下げなくても、痴漢側から休業補填と押収された衣服代を慰謝料という名目で受け取ることができる
・何度も被害の詳細を話したり、犯行再現したり、下着提出したり、何時間も拘束されたり、何度も警察や検察庁に赴いたり、年単位で時間かかったり、とにかく物理的にも精神的にも負担。「痴漢冤罪で気軽に小遣い稼ぎ」できる訳がない。
・痴漢の刑は軽い。最初の2〜3回は罰金刑。その次にようやく刑罰が下るも、執行猶予だったりする。「痴漢冤罪で実刑」とかありえない。常習犯でも未成年で受験生だという理由で無罪になることさえある。
・傷が深い被害者ほど傷口を抉られる。ダメージの少ない被害者こそ通報し、被害を防いで欲しい。
・一人の痴漢が何百人もの被害者を生み出している。よって、一人痴漢を捕まえれば何百人も女性を救える
・犯罪はエスカレートする。痴漢で被害届を出した犯人がのちに強姦で逮捕される例も。盗難で被害届を出したら強姦で…ということもある。
・痴漢で捕まったけと質問ある?スレでも「レイプ計画を立てていた。あのままだとレイプに走っていた。捕まって良かった」などと言っていた
・『痴漢に遭い、「大袈裟!みっともない!」という両親の反対を振り切って被害届を出したら、後日痴漢犯が婦女暴行で捕まった。軽い痴漢を何度もやって様子見してたらしい』という話も聞いた
・示談の場合、痴漢は「金で許された」と成功体験を覚えてしまうことがある
・性犯罪(痴漢や盗撮含む)の被害者には、日弁連が犯罪被害者委託援助により、相談費用二回分と着手金を立て替える制度があります。原則として預貯金300万以下という要件があります。自分で被疑者の弁護人と交渉するストレスを負わなくてすみます。
・高校生で親御さんが被害申告をする場合など、資力要件を満たさない場合、東京は平日11時-16時にこちらに電話かければ弁護士が直接話します
03-3581-6666
https://www.horitsu-sodan.jp/soudan/hanzai.html
・東京都の条例により、東京在住・東京が現場の件などは、こちらの番号から相談した弁護士との1回目の面談は、相談料は無料。
・示談交渉が決裂して、被害者が被害弁償を得られなければ、弁護士報酬も0円、着手金の立替えを返還する義務もなしです。
・場所を代わる
・怪しいのをガン見するだけでも抑止になる
・捕まえると協力金が貰える。
参考
性犯罪の防犯に使えるもの一覧(随時更新)| https://note.com/kiss_a_mikan/n/n5a90325202ff
性犯罪者(レイプ、痴漢、性的虐待など)を訴えた、捕まえた女性達のまとめ
付き合って四年になる彼女がいる
もはやドキドキするって感じじゃない
いや、ときどきそういうタイミングもなくはないんだけど、ちょっと書きづらい感じのアレなので、割愛
とにかく、付き合う前の、デートに誘うメールを送った後3時間くらい何も手につかなくなる感じとか、付き合いたての手を繋ぐだけでドギマギする感じとかはなくなって久しい
でも、たとえばスーパーに買い物に行った時なんかに、わりと常に彼女のことを考えている
会いたいなーとかではない
お、コレ彼女が好きそうだな、とか、このコーナーに一緒に来たら楽しいだろうな、みたいなことだ
これが愛なのではという気がせんでもない
恋って感じではない
彼女とプールサイドに置かれたビーチチェアみたいなやつに寝そべって、サングラスかけながら謎のトロピカルジュース飲みたい
そういうことなんだよな
地元の同級生のインスタを見ていたらフォローの中に初恋の女の子がいた。
鍵もかかっていなかったので気になってのぞいてみると、よほど稼ぎのいい男を捕まえたのか、ずいぶん派手な生活を送っているようだ。
1人あたりゆうに1万円を超えるようなレストランにたびたび行っていたり、1泊10万円するようなリゾートコテージに泊まったりしているらしい。記念日らしき日の投稿にはレストランのテーブルの上にエルメスやルイヴィトンのショッパーが並んでいた。
彼氏か夫らしき男は左ハンドルの車に乗っていた。サングラスで顔ははっきりわからないが、シュッとして体格もよく、いかにもガツガツしてそうな男だ。
現実問題として、彼女と特別に仲がよかったわけではないし、いい雰囲気になったりしたことがあるわけではない。
小学生の時にたまたま隣の席になってちょっと話が弾んで、かわいいなと思っていたくらいだったし、学年が上がって別のクラスになってしまうと接点なんてほとんどなかった。
中学に上がっても憧れてはいたが、一度も同じクラスにはならなかったし、部活や委員会などでも接点はなかった。なにより彼女はいわゆるギャルっぽくなっていった。Popteenとか、そういった文脈に生きていた。
彼女は地元の高校に進み、僕は都会の高校に進んだ。地元は近隣の地域を含めてもせいぜい数万人しかいないような田舎で、人間関係はだいたい持ち上がりだ。僕は都会の高校に進むために家を出てしまったので、そうした人間関係からはほとんど弾き出されてしまった。
次に彼女の噂を聞いたのは大学生になってからだった。僕は東京の大学に通っていて、正月の帰省で地元の友人数人で遊んでいたときに、友人の1人から彼女の話が出た。高校時代に彼女と付き合っていて、初体験の相手だったらしい。彼女は地方都市で専門学校に通っているらしいという話だった。
その友人は僕の初恋なんてたぶん知らなかっただろうし、なんとなくその場の話の流れで過去の恋愛やセックスについて話しただけだったんだろうと思う。それでも僕は妙にむしゃくしゃして、表には出さないようにしていたが内心では落ち着かない気持ちになっていた。
成人式で帰省した時にも彼女のことを見かけたが、やはり派手目なグループの中にいて話すようなことはなかった。
たまにFacebookの「知り合いかも」に彼女が表示されることはあったが、申請を送ることはなかった。投稿は公開範囲を友達だけにしてようだったし、いくつか表示された写真も数年前のものだった。
そんな感じで中学を出てから十数年間、たまに思い出す苦い初恋の思い出という感じで過ごしてきた。たまに会った地元の友達から、専門学校時代を過ごした地方都市で暮らしてるらしいと風の噂に聞くくらいだった。
そんなふうに思って遠い話にしていたなかで彼女のインスタを見つけてしまった。
僕はそのまま東京で就職して、それなりにお金をもらえる仕事に就いたが、それでも1人1万円を超えるようなレストランにはまず行けないし、1泊10万円するようなホテルにも泊まれない。エルメスやルイヴィトンのバッグも買えないだろう。
少し見栄を張って言うと、そうしたレストランやホテルに行けないことはないし、ブランドもののバッグを買えないこともないと思う。ただ、それを常にはできないだろうな、と思うのだ。
恥ずかしい話、田舎から都会に出てそれなりに身を立てた自分と地方都市で気ままに暮らしているであろう初恋の相手と、アリとキリギリス的な単純な対比に落とし込むことでうまくいかなかった初恋を消化していたところがあった。そうしたところを彼女のインスタにあっさり突き崩されてしまったのだ。
彼女は今でも美人だと思うが、もはや僕と彼女の人生は交わらないだろう。
勝手に憧れていた女の子が、全然別の世界で、全く手の届かない相手になったんだなと改めて認識して、勝手に悲しいような泣きたいような、よくわからない気持ちになっている。彼女にしてみればいい迷惑だと思うが、この気持ちの墓標として増田に吐き出した。情緒が落ち着かない。
他の人の感想読んだりもした。
大前提として。
作家性が出るのはアニメだけじゃなく、絵画や音楽、小説、家具、庭、すべての創作物に当てはまることを声を大にして言っておきたい。
エヴァシリーズでこれほど考察や感想に「庵野」という男が出てくるのはその作家性の強さがとても強いからだ。彼が手掛けてきた作品の中でも、エヴァシリーズはより強く反映された作品だからだ。
作家性の強さは作品作りの良し悪しには特に影響を受けず、受け取り側の好みの問題であることを前提としたい。
・冒頭の「これまでのエヴァンゲリオン」良かった。欲しいシーン全部乗ってた。
・トウジは死んだと思い込んでたので出てきた時びっくりした。
・「委員長や。」あら^〜
・限られた食料、自給自足していかないといけないような村で外部から来た人達を嫌わないの凄いな。
・ヨモコさんの絵本出てきてフフフてなった。
・アヤナミが目の前で消えても一人できちんと、自分の足で立ち続けたシンジくん。
・「もう一度エヴァに乗る。」
・↑もう一度作品を作って終わらせる庵野を彷彿とさせる。良い。
・「ここに居てもええんやで?」「僕は行くよ」
・所謂、イマドキデザインのミサトさん。(前髪が1房顔の真ん中に伸びてる)
・みんなはアクション、戦闘の絵作り最悪って言ってたけどそうかな…
・大量のインフィニティ。レンダリングどれくらいかかるんだろう…。圧倒的な数で不気味演出最高。
・脳みそ拾っとる。撃たれても死なないのにわざわざ拾っとる…。
・目が無い。不気味さと何かから目を背ける(直視できない、したくないみたいなニュアンス。)デザインとしては最高の出来。ブラボー。
・ゲンドウはネブカドネザルの鍵でアニメの人類補完計画、旧劇の人類補完計画を認知した。所謂ループもの。
・ミドリちゃんサクラちゃんブチギレ。ミサトさん撃たれて負傷する。
・シンジくんはこれから父親と向き合うのでまだ心身共に子供。大人として責任を取る姿勢のミサトさん。
・ゲンドウ、エヴァ(13号機)に乗れたのが嬉しすぎて量子テレポート(^ω^ ≡ ^ω^)
・マリ、冬月と再開。漫画版と同じ設定でエヴァの呪縛を受けた冬月研究室の一人。
・イスカリオテのマリア。研究室を裏切った、クローン技術の発端者。
・初号機から綾波。14年間、シンジがエヴァに乗らなくても良いようにそこにいた。
・先のシーン、アスカがマリに髪を切ってもらっているシーンと対比。
・人である証拠に髪は伸びていく。綾波は髪がモサモサに。かわいい…。何故か勝手に、綾波はクローンだから髪は伸びないと思い込んでいた。
・アスカもクローンだった。迎え撃つのはオリジナルのアスカ。(アニメ版?)
・ヴィレの槍を作るためにリツコに無茶振りをするミサトさん。さらに作業員へ無茶振りするリツコさん。怖い組織だ…。
・ヴィレをマイナス宇宙に突っ込ませる。ミサトさんはヘアゴムを解いて以前のヘアデザインに。
・人と目を合わせないようにかけていたゴーグルを外して、髪型を戻し、まっすぐ前を見るミサトさん。原点回帰。良い。
・槍でやり合う碇親子。
・モーションキャプチャ登場。初号機と13号機がヌルヌル動く。違和感あるけど人造人間なのでこんな動きしててもおかしくないよな…と思う。
・メタ的な現実とエヴァの背景を行き来しながら決着をつけようとする親子。このあたりから庵野からのメッセージがより強くなる。
・メタ的な現実の意味でもエヴァの世界観でも、エヴァンゲリオンを終わらせようと躍起になるシンジ(庵野)。
・個人的メモ(鬱々としてる時って実は気持ちがいい。居心地が良い。)
・大人になろうとするシンジを見てやり合うのをやめて対話する。
・自らの非を認めることで初号機に取り込まれていたユイとゲンドウが再開。
・乗っていた電車から降りる。庵野監督作品の電車って演出的に結構特殊。
・カオルくんがリアリティーで立ち直ったんだねと悟る。
・個人的メモ(立ち直ったと言うのは簡単でも実際根っから立ちなおるのは結構大変。)
・旧劇のラストシーンに出てくる海辺でアスカが横たわる。あの背景見たときヒュッってなった
・エヴァの呪縛から開放されて28歳。ちょっと色っぽくなる。好き。めっちゃ好き。
・好きだったことを告白される。キモチワルイとか言わなくて良かった…ほんと良かった…。
・一足先に精神的に大人になっていたアスカ。シンジのことは好きだったけど、ムカつくし嫌いになったしキモチワルイ。その間にケンスケが良いパートナーとしてアスカを支えた。
・自己愛のメタファー的存在カオルくんも還る。アァーーーッ司令服似合ってる似合ってる似合ってるありがとーーーーーー!!
・初号機で槍を自身に貫く時、ユイと再開。初めてユイと目が合う。
・Qまで、シンジくんはあまり人と目を合わせなかった。Qは合わせようと思ってもみんな目を合わせてくれなかった(ミサトさんのゴーグル然り)。シンは立ち直ってから色々なものと目を合わせた。
・アニメゲンドウは人と関わりたくないのでサングラスをして視線を反らしていた。シンでは現実逃避の末人間を辞めてしまったので目がなくなっていた。マジで最高のデザイン。
・エヴァは過去のものになった訳ではなく、イマジナリになったっぽい。無かったこと?
・なので海が青くなる。
・迎えに来たマリはシンジと共にマイナス宇宙から帰る。アスカは海辺で大人になってたけどマリはまだっぽい?
・また電車。実際、演出の話で言うと電車はすごく便利だし、思入れのある監督はとても多い。電車演出はどんな使われ方されていても私はかなり好きな演出方法だと思う。
・まさかの神木隆之介くんが大人シンジ。良かった。違和感ない。
・DSSチョーカーを外されて、本当にエヴァとはさようなら。DSSチョーカーは案外あっけなく外れる。
・シンジの手を引くマリ。マリは信じの匂いをいい匂いと感じていたのでシンジとすぐ打ち解けられた。
・個人的メモ(フェロモンに関係する。いい匂いだと感じる人の事を好きになる。)
・宇部新川駅。庵野監督のお地元。現実を駆けていくふたり。庵野監督とヨモコ先生。
思っていたよりゲンドウが喋ってくれて、ゲンドウはユイと共に居れて、シンジは現実でマリと共に過ごしていく。これ以上無いくらいきれいに終わった。すごく良かった。
あとエヴァの完結を(心のどこかで)待っていた私達。
シン・エヴァンゲリオンのタイトルに反復記号がついていて庵野監督的には誰かにやってほしかったんじゃないかと笑ってはいる。
委員長の「さようならはまた会うためのおまじない」っていうのは個人的にあまりキャラクター的にしっくり来なくてメタ的な信用はしてない(苦笑)
良いなーーーーー自分の苦境をこんなクソデカ作品にできるのはすごく羨ましい。
ヨモコ先生が庵野監督に付き添って尽力した結果も、それまでに培ってきた庵野監督の人望や行ないだからこそでしょ。
私はこの二人が大好きなので、見ず知らずの人が作り出した理解のある彼くんなんていい方絶対出来ない。
怒ってる。
最後に。
学生時代、アニメ・漫画や映画などで演出を教えてくださったぬまた先生に感謝します。
エヴァでは「女性は弱い」という描かれ方が旧劇からされてないので良い
・マリの「どこにいても見つけ出してみせるからねワンコ君」への違和感。そんなにシンジに思い入れある?
・トウジー!生きてた
・綾波が「私は綾波レイじゃない」というと、「そうなの、そっくりさん」という流れで自然に肯定されてたのがよかった。
・その後もレイはプラグスーツを脱がないけど、「汗水たらして働いて」周りに受け入れられるにつれ、
「エヴァパイロットではない自分」としてのアイデンティティを確立できて、プラグスーツを脱ぐことができるようになったのがよかった。
・レイが委員長に「おやすみって何」「おはようって何」ってたくさん聞いたとき(それこそ赤ちゃんのように)、委員長の答えがお母さんのように優しくて、
よかったねという気持ちと、女に母性を求める意図が透けて見えて気持ち悪かったという気持ちの両方があった。
・トウジやケンスケがシンジに話しかけるシーン、自分は大人になったのにいきなり14歳のままの同級生(シンジ)が出てきたらどう接していいか戸惑うだろうなと思った
・ケンスケのことをアスカが「ケンケン」って呼んだのが一番衝撃だった。そして全裸のアスカ。動じないケンスケ。あっ・・これはやることやってませんか?
アスカとシンジがくっつくものだと信じていたので、あこりゃだめっぽいなと少し悲しみがありました
(と思ったけどこれ、ケンケンが大人でアスカが14歳の体だから動じなかっただけなのかな。そしてラストでは大人の体になっていたので無事ケンケンとくっつけるとか)
・アスカにもDSSチョーカー。後で明かされるけどアスカも人造人間で使徒入りのため?
・だんまりなシンジにアスカが無理やり食事をさせて、そこで無気力にしてるかと思ったら、勢いよく家出していって驚いた。鬱の人ってそんな衝動的に行動できる?
・アスカがレイに「サードのこと好きになるように設計されてる」と言ってたのが印象的だった。そしてアスカもそう。悲しい。
アスカも人造人間だったんだ。式波に改名されてたのも理由があったんだね。
シンジが庵野の投影だとすると、モテモテな自分みたいなのが透けて見えて少し嫌だった。
・アスカがシンジのこと「好きだったわよ」というのがよかった。過去形!「卒業」という感じを受けた。
なお、ラストでシンジも「僕も好きだったよ」と返すの、さわやかだと思ったけど、庵野がアスカの声優に一方的に恋してたエピソードもあるので、
「お互い好きだったけどうちらもう卒業だね(アスカにはケンケンがいるし、シンジにはマリがいる、あとボク庵野には安野がいるし)」みたいな良い話風にねじまげるのはちょっと…と思った
・レイが渡したカセットプレーヤーを跳ねのけたのはどういう心境だったんだろう。ただの拒絶?プレーヤーを拾ってくれてたはずの本当のレイはもう死んじゃったから?
・ペンペンがたくさんいてほっこりした。トウジと委員長とツバメのシーンでも思ったけど、子を産み、次世代に託していくことの尊さのモチーフがいっぱいあったね。猫とか。
・シンジの「どうしてみんな優しいんだよ」の嗚咽、緒方さんほんとよかった。
旧劇で「どうしてみんな優しくしてくれないんだよ」みたいな台詞があったけど、そのアンサーだと感じた
・レイがシンジに「名前を付けてほしい」とお願いするシーン、ラストのほうでユイがゲンドウに「子供の名前決めてくれた?」と尋ねるシーンとの対比でよかった
・レイが目の前でLCLになっちゃうシーン、シンジにまた新しいトラウマを植え付けるなんてひどい…と思っちゃった
・加持さん!一瞬綾波式波みたくクローンかと思ったけど子供!ミサトさんは産休とったんだろうか?とる暇なさそう。
あと死んだお父さんと同じ名前つけるってどうなってるの?呪い?
・シンジ乗船後にアスカとサクラが話すシーン、アスカは「監視」としてシンジを引っ張ってたんだな・・・と切なくなった。ヴンダーに乗らなくてもいいとも言ってたし、それだけじゃないだろうけど。
・マリがアスカにべったり。レズ的に好きなの?そういえば漫画版ではマリはユイにガチレズで…と思ったけどラストでマリはシンジと(ry
・13号機がトリガーなの、13っていう忌み数と関係あるのかな?
・ヴンダーがめっちゃ攻撃受けてるとき、クルーがみんな最速で状況伝達していてよかった。パリでのマヤとのやり取りと違って弱音を吐かない。
・リツコがためらいなく速攻でゲンドウに発砲したのよかった。旧劇では撃てなかったので…
リツコのベリーショート、昔の男(ゲンドウ)からの「卒業」感を感じて好き。評判悪いけど。
・ゲンドウが脳みそ拾うところちょっと笑っちゃった。要るんだそれみたいな。
・ゲンドウが意味深なカタカナ語いっぱい話すの、ビジネス用語を多用しすぎる上司みたいで笑っちゃった
・ところで六分儀ゲンドウっていう旧姓が新劇ではなかったことになった件、考察必要ですか?惣流→式波の改名も意味あったわけだし…。それともユイの苗字を綾波にしたかっただけ?
・ミサトが一番好きなので、ミサトのサングラスが銃で吹っ飛んで彼女の感情が見えるのがよかった。
誰かが言ってたけど、ミサトとゲンドウはサングラスで視線の全部を、アスカは眼帯で視線の半分を隠してシンジと目を合わさないという考察。これでやっとミサトの心が見えるようになる。
・サクラ「怪我したらエヴァに乗らんでいい、ちょっと痛いかもしれないですけど我慢してくださいね」、その通りなんだが、めちゃくちゃだな…
・ミサトがシンジを庇って「私がすべての責任を取ります」というシーン、よかった…よかった…
・そのあと、シンジと抱擁を交わすシーン、シンジ大人になったなあという感じ。親愛はあっても、その間にあるのは大人のキスではなく、他人である別の人間との適切な距離感。
・量子テレポート、めちゃシュバババってなってて笑うでしょあんなの…
・親子対決、いきなり特撮っぽいなと思ったけどミサト家や学校やらでいきなりスケール感のおかしいエヴァが暴れてるの、どういう演出なの…?シン・ウルトラマンの番宣ですか?
・シンジがゲンドウと対話したいと伝えたの、大人になったなという感じ
・ゲンドウの過去、全く想像通りのやつがお出しされてそうだねとなった
・ゲンドウがピアノ好きなの、Qでのシンジとカヲルのセッションが効く演出でいいなと思ったけど、シンジのチェロ設定どっかいっちゃった?
・冬月はなんで(どういう理屈で・どんな感情で)LCLになっちゃったの?
・ミサトさん…死んじゃって悲しいけど、加持さんのところに行けてよかったね
・ゲンドウがシンジの中に「そこにいたのか」ってユイを見出してよかった。
ユイがいなくなっても、いなくなったからこそ忘れ形見のシンジを大事にしなくちゃいけなかった。
ゲンドウが幼いシンジを大事そうに抱きしめるシーン、今まで描写がなかったので良かった。シンジと向き合えないっていう不器用な愛情だけじゃなくて、やっと向き合えた。
人は子を産み育てることが尊いという生命賛歌。生きてていいんだという存在の肯定。
・この辺旧劇とそれほど伝えたいこと変わってないのかな?と思ったので、こんな大々的に焼き直す意味はあったのかな
・どこだったか忘れたけどシンジの突然のすしざんまいに笑っちゃった
・大人ゲンドウを子供シンジが見つめ、今度は子供ゲンドウを大人(少年)シンジが見つめるのがよかった。親のインナーチャイルドを息子が癒してあげたんだね。そういうことあるよね。
マリがシンジに執着するの、漫画版を読んでいたらマリがユイにガチレズ感情を持ってたためにユイの息子(シンジ)に執着してたって視点を持てるけど
ゲンドウの追憶で出てきた、マリがゲンドウにユイを紹介したシーンでBSS(僕が先に好きだったのに)の波動を感じ取れと…?
その流れから惚れた相手(同性)の息子(異性)に「だーれだ」「胸の大きいいい女」って躾込んでるって考えたくなくないですか…?【追記ここまで】
・アスカケンケンカプを公式でダメ押ししててつらかった。そんな、余ったの適当にくっつけるみたいな…
・カヲルの救済はなんで加持だったの?接点あった?あと渚指令ってなに?
・「今度こそ君だけは幸せにしてみせるよ」とか意味深だったけど、円環とか言ってたからループ世界だったんだね。
・ユイがこのためにエヴァにいたんだというのもよかった。子の背中を押して親は去る。
・槍に貫かれて「さようなら、すべてのエヴァンゲリオン」はものすごくきれいだなと思った。ここでも「卒業」を感じた。
シンジに、ゲンドウに、レイに、アスカに、カヲルに、すべてのエヴァンゲリオンに、そして『エヴァンゲリオン』という作品に。さようなら。
・シンジとマリがくっついたの、旧劇にはいなかったマリ(安野)を手に入れて救われましたっていう庵野と嫁のストーリーだなと感じた。
なんで神木隆之介なの?君の名は。?なんでスーツ着てるのに昼間から仕事してなさそうなの?
そもそもシンジとマリって接点あった?なんでマリはDSSチョーカー外せるの?
ていうかDSSチョーカーずっとつけっぱだったんだ…
チョーカー外すってモチーフはエヴァの呪縛からの脱却ってわかるけど、それはエヴァを槍で刺したのとシンジが大きくなってるのでもう分かるし…虚構から現実への移行のトリガーとして外したの?駅構内で?
・レイとカヲルとアスカが遠くにいて(遠くの虚構)、こっちにはシンジとマリ(庵野と安野・現実)、そして宇部新川駅(庵野の出身地)という現実に帰っていく。
これは、シンジとゲンドウに仮託した庵野の個人的な成長ストーリーだったのだ…
【終劇】