ある男がコンビニの裏側で自炊をしている。
それに気づいた警官はこの男に声をかけた。
男は申し訳無さそうな顔で焼きそばの水を捨てているところであった。
警官が理由などを問い詰めると、男は生活苦を自白。
警官も同情してその場は丸く収め、男を帰した。
しかしその後警官の目にとんでもない光景が!
男はロールスロイスに乗ってその場から離れたのだ。
警官はまずそのロールスロイスを抵当に入れろと思ったのだが、
それでも貧困なら仕方ないと疑問を取り下げることにした。
数週間後、男は贅沢なファーを身にまとい、サングラスを掛けて警官のもとを訪れた。
そして手に持った焼きそばを二つ手渡すと去っていった。
あのとき一つしか焼きそばが食えなかった男がこんなに立派に。
いやむしろ不遜ですらある。
ともかくそんな気もするが、深く考えると自分の境遇がむなしくなるので考えないようにした。
警官の食べる焼きそばに涙がこぼれ落ちた。
それが感動だったかバカにされた感だったかはわからない。
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