「無双」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 無双とは

2020-07-10

anond:20200710125353

ノンストレス俺つぇぇから

追放されて出だしだけちょいストレス以後無双

まで来たけど

あとどれだけバージョンアップしたら

ベルセルクみたいななろうが出てくるだろうか

2020-07-09

anond:20200709165918

東大京大の差を知らない時点でヤバいし、現役でサクッと早慶受かるくらいでないと浪人しても東大なんて受からん

高校受験でさえ無双出来なかった落ちこぼれ大学受験しても無駄

2020-07-05

コロナ禍で制作が遅れてるドラマアニメってマスク付けてから撮り直ししてるの?

登場人物マスクしてないとポリコレに反するからねえ

現実マスクをするのが当たり前なのにマスクしてなかったらリアリティがない

戦国時代なのに髪型ホストキャバ嬢風くらい現実味がない

全部が全部無双やBASARAじゃないんだから

サジェスト汚染という言葉への違和感

悪質なSEOポイズニングとか、風評被害誹謗中傷検索上位に出てきたりとかが汚染って言われるのはその通りだと思うんだけどさ。

今だと某偉人召喚ゲーとか、少し前だと某歴史無双ゲーとかがきっかけで「人物名前検索したらキャラクターばかり出てきた!」ってなる現象汚染呼ばわりしているのを見るとかなり違和感を覚える。

いや汚染って言うけど、純粋需要に対する供給の結果だろ、と。

その検索エンジンの多くのユーザーがその結果を求めたからそういう風に適正化されただけだろう、と。

文句言っている奴らはオタクイラスト検索する以上の頻度で歴史上の人物肖像画画像検索しているのか?

歴史のお勉強の子供ですら、教科書見ればだいたいは事足りるんだから滅多に検索なんてしないだろ。

検索エンジンは私企業であって、公的教科書じゃないんだから、公正公平で教育的で万人が求めるような結果を出す義務なんてない。

自分のところのユーザーが求める結果を表示するのは当然のこと。

それに文句をつけるって何様目線だよって気持ちになる。

(まあ実際に検索エンジンの運営会社が現状を良しとしているかは分からないけど、仮にそうでなかったとしてもSEOロジックを組んでいるのはその会社なんだから、少なくともキャラクター側が悪いというわけではないだろう)

2020-07-04

同人女に思うこと

 同人女は等しくえらくねーよ!正当化すんな!っていう全方位に向けたお気持ちなので良い人もいるんだけど…みたいなのは省きますが、同人女じゃないと女オタク生きにくいなって思う個人私怨です。(ここでは見る側作る側を問わず女子腐女子・男女CP厨を同人女定義します)

 オタク女のコミュニティではこの3つのどこかに属してる前提で話が進むのでめちゃくちゃストレスです。そのため「好きな漫画鬼滅の刃流行ってるよね〜」みたいなファッションオタクとしてお茶を濁したり、オタクであることを隠すようになったんですけど、Twitterがあまりにも同人女のるつぼ検索すれば何かしらの二次創作がヒットするの、全然森とタタラ場で暮らせてなくないですか?こっちは公式アカウント見たいだけなのにちょっとリプライを遡ると「〇〇くん幼女すぎ」みたいなえぐめのツイートが目に入るのめちゃくちゃ嫌なんですよね。性別知らずにゲームしてるのかな。

 他にもやりたい放題してるので、同人女他人作品二次創作承認欲求を満たすために鍵パカのアカウントを使ってるのかと邪推してしまます。本当に何で鍵かけないんだろう。

 嫌なら見るなってゾーニングされてることが前提の発言じゃないんですか?

 三者三様に嫌いなんですけど腐女子特に苦手です。高校で私がオタクって分かった時に当然のようにその作品BLの話をされて、さらには馬×男のCPについて話されたトラウマがあるんですけど、ジャブとしては重すぎるでしょ。初手から人外てなんなん?

腐女子

 男キャラ同士で妄想してる人と話してるとすべての展開がCP妄想に終着したり、キャラの会話を燃料とか言われたりで話が合わないんですよね。

 中でも嫌なタイプ配慮したつもり腐女子マウント腐女子です。

 前者は腐女子配慮って腐女子同士のことしか考えてないのかなって感じるあれです。

 度々Twitter上で議論になる腐女子自衛問題あるじゃないですか。例えば赤くんと黄色くんっていう苗字CPに対して「赤くんと黄色くん最高!(画像の添付)」に赤黄とか黄赤ってつけろ、とかどんなシチュエーションか明記しろ、みたいな。

 じゃあ腐女子じゃない人が自衛するためにCP名に赤を使うなよ!っていうのはあんまり言われてなくないですか?

 どんなに公式名称で呼ばないとかの配慮をしてるつもりでも漢字一字の苗字名前キャラCP名にしてる時点で無意味ですよね。

 マウント腐女子は顔カプって言って作中で交流の少ないキャラCPにしてる人をディスる腐女子のことです。確かに顔カプも理解に苦しみますが己を振り返ってみた時に笑える立場でしょうか?信頼関係が描かれているから、交流が多いからといって別にそのキャラ同士は恋愛関係ではないことがほとんどです。

 この手の腐女子は厄介なことに多くが関係性厨を自称していますしかキャラ同士の関係性を重んじるなら原作以上の関係を望まないと思います

 親友なのが良いよね、ライバルなのが良いよね、みたいな話をしてるのにそこでCPに発展させられてもついていけません。

 あと現実性的指向問題混同する人多くないですか?今あなたのことは呼んでないんですが…

 それとクラスメイト同士のBL小説みたいなのをメールで送られたことがあって、それも鳥肌ものなんですけどわりと対象男子が寛容で「こういうのが好きなんだろ?」て腐女子相手面白がってやるノリあるじゃないですか。キショ・キショ・キショ!需要ないわ!

 いくらでも悪口言えるけど次行きます

・夢女子

 いわゆる乙女ゲームを通っていないのでキャラ恋愛する感覚がよく分からないのもあるんですけど、夢女子腐女子兼任してる友人に見せられた夢小説がまったくピンと来なかったんですよね。

 そもそも俺TUEEE的な傾向のものが苦手なのでキャラセリフ立場を乗っ取って無双する話にいまいち魅力を感じません。

・男女CP

 自分所属は一番ここが近いと思います。ただ明確に矢印が出てたり成立してるCP応援してるのであって、原作にA男←B女の描写があるのにC男とB女をカプらせたりするのは違くないですか?パズルすな

 上記理由から同人女が苦手なんですけど、だからって他者の嗜好は変えられないのでブロックに勤しむしかないんですよね。この三つ巴でぶつかり合って消滅しないかな(カロリー0)

 的外れな反応があって驚きました。タイトルは「死んでくれ同人女 人の目に触れないまま」とかの方が良かったですか?私は性別わず作中で明確に恋愛関係になってない二人の二次創作CPが嫌いなので(作品主題から逸れてると思う)、人を勝手天邪鬼みたいにしないでください!

名チン伝

 尿(にょう)の陳鎮(ちんちん)の都に住む短小(たんしょう)という男が、天下第一の陰茎の名人になろうと逸物を勃てた。己の師と頼むべき人物を物色するに、当今男根をとっては、名手・飛精(ひせい)に及ぶ者があろうとは思われぬ。百歩を隔てて女体を見るに即刻絶頂するという達人だそうである。短小は遥々飛精をたずねてその門に入った。

 飛精は新入の門人に、まず萎えざることを学べと命じた。短小は家に帰り、妻の股座の下に潜り込んで、そこに仰向けにひっくり返った。陰茎とすれすれに女陰が忙しく上下往来するのをじっと萎えずに見詰めていようという工夫である理由を知らない妻は大いに驚いた。第一、妙な姿勢を妙な角度から良人に覗かれては困るという。嫌がる妻を短小は叱りつけて、無理に股を開き続けさせた。来る日も来る日も彼はこの可笑しな恰好で、萎えざる修練を重ねる。二年の後には、遽だしく往返する女陰陰毛を掠めても、絶えて萎えることがなくなった。彼はようやく股の下から匍出す。もはや、鋭利な錐の先をもって陰茎を突かれても、萎縮をせぬまでになっていた。不意に火の粉が尿道に飛入ろうとも、目の前に突然灰胡座(ばいあぐら)が立とうとも、彼は決して陰茎をしぼませない。彼の海綿体はもはやそれを縮ませるべき筋肉使用法を忘れ果て、夜、熟睡している時でも、短小の陰茎はカッと大きく屹立したままである。ついに、彼の睾丸睾丸との間に小さな一匹の蜘蛛が巣をかけるに及んで、彼はようやく自信を得て、師の飛精にこれを告げた。

 それを聞いて飛精がいう。萎えざるのみではまだ射精を授けるに足りぬ。次には、視ることを学べ。視ることに熟して、さて、貧を視ること巨のごとく、微を見ること爆のごとくなったならば、来って我に告げるがよいと。

 短小は再び家に戻り、肌着の縫目から乳首を一つ取り出して、これを己が陰毛をもって繋いだ。そうして、それを南向きの窓に懸け、終日睨み暮らすことにした。毎日毎日彼は窓にぶら下った乳首を見詰める。初め、もちろんそれは一つの乳首に過ぎない。二三日たっても、依然として乳首である。ところが、十日余り過ぎると、気のせいか、どうやらそれがほんの少しながら大きく見えて来たように思われる。三月目の終りには、明らかに乳房ほどの大きさに見えて来た。乳首を吊るした窓の外の風物は、次第に移り変る。煕々として照っていた春の陽はいつか烈しい夏の光に変り、澄んだ秋空を高く雁が渡って行ったかと思うと、はや、寒々とした灰色の空から霙が落ちかかる。短小は根気よく、陰毛の先にぶら下った哺乳類・催淫性の小乳頭を見続けた。その乳首も何十個となく取換えられて行く中に、早くも三年の月日が流れた。ある日ふと気が付くと、窓の乳首が馬のような大きさに見えていた。占めたと、短小は陰茎を打ち、表へ出る。彼は我が目を疑った。陰茎は高塔であった。睾丸は山であった。陰毛は森のごとく、包皮は城楼と見える。雀躍して家にとって返した短小は、再び窓際の乳首に立向い、男根の綿に精液をつがえてこれを射れば、精液は見事に乳首の中心を貫いて、しか乳首を繋いだ毛さえ断れぬ。

 短小は早速師の許に赴いてこれを報ずる。飛精は高蹈して金玉を打ち、初めて「出かしたぞ」と褒めた。そうして、直ちに射精の奥儀秘伝を剰すところなく短小に授け始めた。

 男根の基礎訓練に五年もかけた甲斐があって短小の腕前の上達は、驚くほど速い。

 奥儀伝授が始まってから十日の後、試みに短小が百歩を隔てて女体を見るに、既に瞬間射精である。二十日の後、いっぱいに精液を湛えた盃を右肱の上に載せて剛直を扱くに、狙いに狂いの無いのはもとより、杯中の精液も微動だにしない。一月の後、一本の陰茎をもって速射を試みたところ、第一射が的に中れば、続いて飛来った第二射は誤たず第一液の染みに中って突きささり、更に間髪を入れず第三射の精液が第二射の溜まりにドッパとなだれ込む。精精相属し、発発相及んで、後射の精液は必ず前射の精液に喰入るが故に、絶えて地に墜ちることがない。瞬く中に、百発の精液は一本のごとくに相連なり、的から一直線に続いたその最後の一滴はなお剛直を銜むがごとくに見える。傍で見ていた師の飛精も思わず「逝く!」と言った。

 二月の後、たまたま家に帰って妻となかよしをした短小がこれを威そうとて黄金の陰茎に白銀の精液を溜めりりとしこって妻の目を射た。液は妻の睫毛三本を射切ってかなたへ飛び去ったが、射られた本人は一向に気づかず、まばたきもしないで亭主を罵り続けた。けだし、彼の至芸による精液の速度と狙いの精妙さとは、実にこの域にまで達していたのである

 もはや師から学び取るべき何ものも無くなった短小は、ある日、ふと良からぬ考えを起した。

 彼がその時独りつくづくと考えるには、今や陰茎をもって己に敵すべき者は、師の飛精をおいて外に無い。天下第一名人となるためには、どうあっても飛精を除かねばならぬと。秘かにその機会を窺っている中に、一日たまたま吉原において、向うからただ一人歩み来る飛精に出遇った。とっさに意を決した短小が陰茎を取って狙いをつければ、その気配を察して飛精もまた男根を執って相せんずる。二人互いに射れば、精はその度に中道にして相当り、共に地に墜ちた。地に落ちた精が軽塵をも揚げなかったのは、両人の精液がいずれも実に粘っていたからであろう。さて、飛精の精液が尽きた時、短小の方はなお一射を余していた。得たりと勢込んで短小がその精を放てば、飛精はとっさに、傍なる野次馬の陰茎を折り取り、その粗根の先端をもってハッシと液を叩き落した。ついに非望の遂げられないことを悟った短小の心に、成功したならば決して生じなかったに違いない道義的慚愧の念が、この時忽焉として湧起った。飛精の方では、また、危機を脱し得た安堵と己が巨根についての満足とが、敵に対する憎しみをすっかり忘れさせた。二人は互いに駈寄ると、吉原真中に相しごいて、しばし美しい師弟愛の摩羅をかきくれた。(こうした事を今日道義観をもって見るのは当らない。性豪の精(せい)の乱公(らんこう)が己のいまだ味わったことのない珍々を求めた時、厨宰(ちゅうさい)の液牙(えきが)は己が息子を蒸焼にしてこれをすすめた。十六歳の少年、秦のシコシコう帝は父が死んだその晩に、父の男根を三度襲うた。すべてそのような時代の話である。)

 精涙にくれて相扱きながらも、再び弟子がかかる企みを抱くようなことがあっては甚だ危いと思った飛精は、短小に新たな目標を与えてその気をせんずるにしくはないと考えた。彼はこの危険弟子に向って言った。もはや、伝うべきほどのことはことごとく伝えた。爾がもしこれ以上この道の蘊奥を極めたいと望むならば、ゆいて西の方大硬(たいこう)の嶮に攀じ、掻山(かくざん)の頂を極めよ。そこには甘勃老師とて古今を曠しゅうする斯道の大家がおられるはず。老師の技に比べれば、我々の射精のごときほとんど児戯に類する。爾の師と頼むべきは、今は甘勃師の外にあるまいと。

 短小はすぐに西に向って旅立つ。その人の前に出ては我々の技のごとき児戯にひとしいと言った師の言葉が、彼の海綿体にこたえた。もしそれが本当だとすれば、天下第一を目指す彼の望も、まだまだ前途程遠い訳である。己が業が児戯に類するかどうか、とにもかくにも早くその人に会って摩羅を比べたいとあせりつつ、彼はひたすらに道を急ぐ。裏筋を破り亀頭を傷つけ、陰茎を扱き精液を出して、一月の後に彼はようやく目指す山顛に辿りつく。

 気負い勃つ短小を迎えたのは、羊のような柔和な目をした、しかし酷くよぼよぼの爺さんである。年齢は百歳をも超えていよう。腰の曲っているせいもあって、陰茎は歩く時も地に曳きずっている。

 相手が聾かも知れぬと、大声に遽だしく短小は来意を告げる。己が技の程を見てもらいたいむねを述べると、あせり勃った彼は相手の返辞をも待たず、いきなり股間についた陽根摩羅を露出して手に執った。そうして、玻璃の我慢汁を出すと、折から空の高くを飛び過ぎて行く渡り鳥の群に向って狙いを定める。陰茎に応じて、一射精たちまち五羽の大鳥が鮮やかに碧空を切って落ちて来た。

 一通り出来るようじゃな、と老人が穏かな微笑を含んで言う。だが、それは所詮射精射精(しゃせいのしゃせい)というもの好漢いまだ不射精射精(ふしゃせいのしゃせい)を知らぬと見える。

 ムッとした短小を導いて、老隠者は、そこから二百歩ばかり離れた絶壁の上まで連れて来る。脚下は文字通りの大木のごとき茎立千仭、遥か真下に糸のような細さに見える精液渓流をちょっと覗いただけでたちまち勃起を感ずるほどの淫らさである。その断崖から半ば宙に乗出した猥石の上につかつかと老人は駈上り、振返って短小に言う。どうじゃ。この石の上で先刻の業を今一度見せてくれぬか。今更引込もならぬ。老人と入代りに短小がその石を履んだ時、石は微かにグラリと揺らいだ。強いて気を励まして陰茎をしごこうとすると、ちょうど崖の端から小石が一つ転がり落ちた。その行方を目で追うた時、覚えず短小は石上に伏した。男根ワナワナと顫え、我慢汁は流れて踵にまで至った。老人が笑いながら手を差し伸べて彼を石から下し、自ら代ってこれに乗ると、では射精というものをお目にかけようかな、と言った。まだ勃起がおさまらず蒼ざめた陰茎をしてはいたが、短小はすぐに気が付いて言った。しかし、陰茎はどうなさる? 睾丸は? 老人は去勢済だったのである。陰茎? と老人は笑う。男性器の要る中はまだ射精射精じゃ。不射精射精には、金剛の陰茎も碧玉睾丸もいらぬ。

 ちょうど彼等の真上、空の極めて高い所を一羽の鳶が悠々と輪を画いていた。その胡麻粒ほどに小さく見える姿をしばらく見上げていた甘勃が、やがて、見えざる精液を無形の陰茎につがえ、満月のごとくに引絞ってどぴゅと放てば、見よ、鳶は羽ばたきもせず中空から石のごとくに落ちて来るではないか

 短小は慄然とした。今にして始めて茎道の深淵を覗き得た心地であった。

 九年の間、短小はこの老名人の許に留まった。その間いかなる修業を積んだものやらそれは誰にも判らぬ。

 九年たって山を降りて来た時、人々は短小の陰茎の変ったのに驚いた。以前の太く長いカリ高な魔羅魂はどこかに影をひそめ、なんの凹凸も無い、コケシのごとく棒のごとき根貌に変っている。久しぶりに旧師の飛精を訪ねた時、しかし、飛精はこの魔羅付を一見すると感嘆して射精した。これでこそ初めて天下の名人だ。我儕のごとき、足下にも及ぶものでないと。

 陳鎮の都は、天下一名人となって戻って来た短小を迎えて、やがて眼前に示されるに違いないその性技への期待に湧返った。

 ところが短小は一向にその要望に応えようとしない。いや、陰茎さえ絶えて手に取ろうとしない。山に入る時に履いて行った金糸の下履きもどこかへ棄てて来た様子である。そのわけを訊ねた一人に答えて、短小は懶げに言った。自慰は為す無く、シコシコは言を去り、至射精射精することなしと。なるほどと、至極物分りのいい陳鎮の都人士はすぐに合点した。陰茎を執らざる射精名人は彼等の誇となった。短小が陰茎に触れなければ触れないほど、彼の無敵の評判はいよいよ喧伝された。

 様々な噂が人々の下の口から口へと伝わる。毎夜三更を過ぎる頃、短小の家の屋上で何者の立てるとも知れぬ自慰の音がする。名人の内に宿る射精の神が主人公の睡っている間に体内を脱け出し、淫魔を払うべく徹宵守護に当っているのだという。彼の家の近くに住む一商人はある夜短小の家の上空で、雲に乗った短小が珍しくも陰茎を手にして、古の名人羿(ゲイ)と超勃起の二人を相手魔羅比べをしているのを確かに見たと言い出した。その時三名人の放った精はそれぞれ夜空に青白い光芒を曳きつつ娼宿と天淫星との間に消去ったと。短小の家に忍び入ろうとしたところ、塀に足を掛けた途端に一道の精気が森閑とした家の中から奔り出てまともに股間を打ったので、覚えず射精し外に顛落したと白状した盗賊もある。爾来、淫心を抱く者共は彼の住居の十町四方は避けて廻り道をし、賢い渡り鳥共は彼の家の上空を通らなくなった。

 雲と立罩める名声のただ中に、名人短小は次第に老いて行く。既に早く射精を離れた彼の魔羅は、ますます枯淡虚静の域にはいって行ったようである。木偶のごとき陰茎は更に凹凸を失い、勃つことも稀となり、ついには存在の有無さえ疑われるに至った。「既に、陰茎と空との別、是と非との分を知らぬ。眼は陰茎のごとく、耳は陰茎のごとく、鼻は陰茎のごとく思われる。」というのが、老名人晩年述懐である

 甘勃師の許を辞してから四十年の後、短小は静かに、誠に精子のごとく静かに世を去った。その四十年の間、彼は絶えて射精を口にすることが無かった。口にさえしなかった位だから、陰茎を執っての活動などあろうはずが無い。もちろん、寓話作者としてはここで老名人に掉尾の大乱交をさせて、名人の真に名人たるゆえんを明らかにしたいのは山々ながら、一方、また、何としても古書に記された男根を曲げる訳には行かぬ。実際、老後の彼についてはただ無為にして化したとばかりで、次のような妙な話の外には何一つ伝わっていないのだから

 その話というのは、彼の死ぬ一二年前のことらしい。ある日老いたる短小が知人の許に招かれて行ったところ、その家で一つの器官を見た。確かに見憶えのある器官だが、どうしてもその名前が思出せぬし、その用途も思い当らない。老人はその家の主人に尋ねた。それは何と呼ぶ部位で、また何に用いるのかと。主人は、客が冗談を言っているとのみ思って、ニヤリととぼけた笑い方をした。老短小は真剣になって再び尋ねる。それでも相手曖昧な笑を浮べて、客の心をはかりかねた様子である。三度短小が真面目な顔をして同じ問を繰返した時、始めて主人の顔に驚愕の色が現れた。彼は客の眼を凝乎と見詰める。相手冗談を言っているのでもなく、気が狂っているのでもなく、また自分が聞き違えをしているのでもないことを確かめると、彼はほとんど恐怖に近い狼狽を示して、吃りながら叫んだ。

「ああ、夫子が、――古今無双射精名人たる夫子が、陰茎を忘れ果てられたとや? ああ、陰茎という名も、その使い途も!」

 その後当分の間、陳鎮の都では、女は乳房を隠し、男色家は尻の穴を埋め、遊人男根を手にするのを恥じたということである

2020-06-29

異世界転生したら一見中世のように見える世界だったけど

実際は世界法則が違ってて現代知識無双しようとしたら失敗しまくる

みたいな「なろう」ってない?

酸素で火が燃えるわけじゃないか小麦粉を散らして火をつけても粉塵爆発が起きない、チキショウ!

植物カリウム栄養としないので灰をまいても別に育ちはよくならない、チキショウ!

病気は目に見えないほど小さな病原体が原因で発生するのではないので手洗いを徹底しても無意味だ、チキショウ!

……とか。

流石に数学ちょっとやそっとでは無効化できそうにないので経理無双はできると思う。

どうして日本ゲームの女キャラ美少女ばかりなの…………???

北丸@時短昼行灯

@kitamaru

私、無双大好きなんだけど、無双シリーズに出てくる女性キャラがほんとに我慢ならないんだよな……

男性キャラおっさん少年、ヤセからデブまで色々取り揃えてるのに、

判で押したように1020代前半の細身の女性ばかり。

これが日本ゲーム現実

中でも小喬というキャラは、回を重ねるごとに醜悪キャラになっていく気がしてならない。

少女の見た目で、無知、未熟を丸出しにしたキャラクターで、周瑜の妻なんだよ……

気持ち悪くて鳥肌立つ。

無双では呉陣営が好きなので(呂蒙先生キャラが好きなのね)使いたいんだけど、絶対小喬出てくるから嫌になる……

人の妻という女が、あんなに未成熟いいわけねーだろ……

周瑜まで気持ち悪く見えてくるからホントやめてほしいんだよね。

男性キャラはかなりの割合でほぼ全身を覆った衣装であるにも関わらず、女性キャラは肌を露出している割合が高い。

FF7ティファだって、なんで腹丸出しなんだっていう。

男性であるクラウドは同じ前衛で戦うのに腹のところをがっちりガードしているのに、ティファは腹丸出し。

そこに疑問を感じない人が作った時代でもあったし、それを踏襲したリメイクなのは理解しているが、そこのマイナーチェンジくらいはできたんじゃないか?と思う次第。

そんなことしたら「オレたちのティファは腹を出していなければ」という苦情が来るのだろうけど、

じゃあ、クラウドも腹を出しててくれよ。

腹を出してる理屈を構築して、すべての戦闘キャラは腹を出すスタイルにして欲しいんだよね。

女性キャラだけってのがおかしいだろって話。

「オレたち(男)は男の腹なんか見たくない!」って言うのなら

「オレたち(女)は女の腹なんか見たくない!」という理屈も成立するし、

「異性(同性でもいいが)の美しく割れた腹筋を見たい」という欲はどちらの性がもっていてもいいじゃんねー。

なんで女性けが無視されるんだよと。

2020-06-27

anond:20200627195109

いつか社会問題になって規制が入るまで、当分ガチャ無双は続くだろう。そりゃゲーム会社儲かって仕方ないだろ。

既に十分社会問題のままなのに、消費者庁も何か怪しいレベルガチャ問題ダンマリ決め込んでるし、国会議員も、教育関係者らも、問題にしようとはしないのは、何故だろう?

ガチャ問題にメスを入れる政党が現れて、マスコミ面白がって騒ぎ立てれば、世間評価爆上がりで楽勝で支持率up、票が集まるのに、政治家って節穴なのかな。ゲーム業界なんて、ろくにロビー活動してないからぶっ叩いても既存政治基盤には無害だし、ガチャに至っては社会正義大義名分もあるわけなので、お手軽な票集めの養分にできると思うんだけど。

anond:20200627193046

不思議でも何でもない。猿にボタンを与えると、

 (1)ボタンを押すと「全く」何も出ない → すぐに飽きる。

 (2)ボタンを押すと「必ず」エサが出る → すぐに飽きる。腹が減ったときだけ押すようになる。

 (3)ボタンを押すと「ランダムで」エサが出る → 狂ったように押し続けてそのうちエサを食うのも忘れて押し続ける……

…となることが知られている。射幸心を煽るというのはそういうことで、本能に訴える。だから過剰なものには法的な規制がかかるのよ。ガチャは、報酬価値ゲームをやってる人間しか実感できないようなものにすることで、過剰な期待感煽りながらも規制されないというかなり際どいところを攻めてる。(簡単に言えば、普通は賭け金に対して報酬がだいたい5倍を超えると過剰に射幸心を煽るとして規制されるんだよ。ゲーセンクレーンとかはそんな感じ。でも、RMTないゲームガチャの景品報酬価値って、ゲームやってる奴には軽く100倍くらいの期待感じゃね? でもその「価値」は金銭に交換できないから、規制もしようがないんだよね。)だから、出現率不正とかしなくてもガチャにはまるやつはどうせはまる。

から、いつか社会問題になって規制が入るまで、当分ガチャ無双は続くだろう。そりゃゲーム会社儲かって仕方ないだろ。

2020-06-19

anond:20200619104939

力か才能を持ってる強者けが無双できる国

上澄はキラキラして見えるけど

ほとんどの凡人は関係いから辛いんじゃないか

犯罪も多いし、たびたび暴動も起きてるし

凄い国に所属してるというプライドだけは持てそう

2020-06-15

anond:20200615000645

相談所入れば楽勝で結婚できるよ。

男選び放題。っていうかその前に男からどんどんお見合いの申し出が出る。

スペックよっち無双状態

一度やってみ。早けりゃ早いほどいいか

2020-06-13

anond:20200613161120

はてな技術屋が多いみたいなイメージあったけど

今は、マクロがつかえるやらlinuxがつかえる程度でチヤホヤされる

おじいちゃんおばあちゃんパソコン教室レベル無双できるなろう小説状態だぞ

低能先生みたいなド底辺の方がもはや多いんだろなあ

はてな書き込みじゃないけど。こういう「真の技術者」みたいなのをやたらと高いハードルを設定して、それに満たないから「あんな事も解らないヤツは素人技術者を名乗るな、アマチュア!」みたいにバカにして見せるのがいかにもはてブコメとかでも見られるヤツで、ウンザリする。いいじゃん簡単な事で稼げている人がいるなら。いい事じゃん。そんなに羨ましければ自分でもやればいいのに…としか思わない。自分が月収100万稼いでいればそんな事言わないだろうからねじれた僻みなんだとは思うが。自分もっと給料いっぱい貰える会社転職したらよかろう。

ケンモメン「今のはてブlinuxがつかえる程度でチヤホヤされる」

56 番組の途中ですがアフィサイトへの転載禁止です (ワッチョイ dfae-8oPF)[] 2020/05/11(月) 09:53:28.58 ID:9TRWHtCY0

同じリベラルでも

はてな意識高い系高学歴語学IT精通してる連中が多い

嫌儲意識低い系低学歴現場仕事アニメチェーン店精通してる連中が多い

こんな印象

243 番組の途中ですがアフィサイトへの転載禁止です (ワッチョイW bbc7-GgSE)[] 2020/05/11(月) 10:35:13.18 ID:sdi8UVJR0

>>56

はてな技術屋が多いみたいなイメージあったけど

今は、マクロがつかえるやらlinuxがつかえる程度でチヤホヤされる

おじいちゃんおばあちゃんパソコン教室レベル無双できるなろう小説状態だぞ

低能先生みたいなド底辺の方がもはや多いんだろなあ

そこらへんの二流男性アスリートの足をちょんぎって金玉なくして女性ホルモン打ち続ければ女子パラリンピック無双できるってこと?

2020-06-11

『クソデカ羅生門登場人物紹介

登場人物大嘘

クソデカ羅生門トチ狂ったクソデカさを誇る門。正気を疑うレベルデカい、というかガチ世界一デカい。碌に修理もされず、ボロボロに荒れ果てた結果、クソヤバい狐狸や世界最強の盗人(六万人)が棲み着くようになったり、死体が超スピードで積み上がるようになってしまった。

下人:下人というからには、どこぞの使用人に違いあるまい。最近、主人にクビにされたらしく、激烈豪雨の中行きどころも無く、クソデカ羅生門で超途方にくれているが・・・

ブッサイクで気持ちの悪い顔だが、清廉潔白高潔にして、ありとあらゆる悪を世界一憎む心を持ち、最強正義体現する男の中の男。その一方で腐った性根と史上空前に邪悪な心を兼ね備えている。大馬鹿で学がなく、クソアホ。七十二時間ほど呼吸をするのを忘れても生きていける。三千里(約一万二千米)飛び上がる跳躍力を持つ。韋駄天異名を持つ。足は丸太のように太い。腹が減っている。天下無双にして無敵。最強下人。後に剣聖と呼ばれる。身長体重不明

蟋蟀:昆虫。象くらいデカい。クソデカ羅生門の円柱に止まる。

京都魔都上海、大淫婦バビロン、冥府の首府パンデモニウムを超える世界最悪の罪の都にして、最低最悪のゴミの掃き溜め。超巨大地震とか破壊辻風とか最強大火事とか極限饑饉とか云うエグすぎる災が、ここ二、三千年ほど毎日起こった結果、いまいち俺の貧弱極まりない言語能力では到底形容しきれないくらい荒れ果てた。しかしながら、クソ治安がいい。あと、クソ広い。

鴉:鳥類。超凶悪。クソデカ羅生門周辺に億単位で沢山集まってくる割には、いつの間にか数万羽に減っている。超凶悪。鼓膜破壊レベルの音量で啼きながら亜音速で飛び回る。超凶悪。死人(サイズ不明)の肉を、気が狂ったように啄みまくり、えげつなく臭い糞を垂れる。超凶悪

主人:下人の主人。クッソ強い。えげつなくデカい家に住む。下人を永年犬のごとくこき使ってきたが、ある日突然解雇する。下人とどっちが強いか不明

聖柄の大太刀:下人が腰にさげる世界最高の名刀。

※聖柄:ひじりづか。刀剣の柄を三鈷の形に作ったもの

大人食い蜘蛛昆虫ではない。クソデカ羅生門天井裏に巣をかけて暮らしている。

老婆:クソデカ羅生門の住人。最低最悪醜悪人間。檜皮色のクッソ汚れたきたならしい着物を着ており、ノミのように背が低く、ナナフシのように痩せこけ、髪はびっくりするほど短い白銀色の、豆猿のようなクソババア。超赤くなった瞼と、凶暴肉食最恐鳥のような、めちゃくちゃ鋭い眼がチャームポイント。極細喉で、針のように尖った喉仏を動かしつつ、ほとんど、鼻と一つになったタラコから、凶鴉の啼くような実に聴くにも堪えない冒涜的な汚い声を発する。神速の動きで下人を翻弄する。

※檜皮色:ひわだいろ。焦げ茶に近い暗い赤色

髪を抜かれた女:死んでる。生前傾国美女と讃えられるまでの美貌を誇り、八岐大蛇を四寸ばかりずつ切り刻む程度の能力を持っていたらしい。原型を想像できない程ぶつ切りにした干八岐大蛇を干巨大怪魚と偽って太刀帯の陣やらそのへんやらに売りまくる。大疫病に四回かかっても死なない程度の超絶免疫力抵抗力を持つが、とうとう五回目で儚くも死ぬ。死後、クッソ哀れにもそのバカ長い髪を一万本ずつ見ず知らずの極悪クソババアに抜かれるハメになる。なお、髪は巨大鬘の原料として有効活用される模様。

ところで、作者(本記事執筆者)はさっき(五万行ほど前)「Supreme Dragon Slayerにして傾国美女」と書いた。しかし、それはクソバ珍妙男がクソデカ羅生門の中に広がるクッソ空虚宇宙的暗がり、いわばダークマター暗黒物質)の中でクッソ長い髪をした巨死骸をおぼろげにも傾国美女と思い込んだだけで、クッソ長い髪=女、女=傾国美女、したがってクッソ長い髪=傾国美女というクソアホ三段論法を駆使して生み出された偶像アイドル)かもしれないのだ。起きがけの頭で冷静に考えてみると、そもそも女ではない可能性すらある。

太刀帯の陣:たちはきのじん。東宮坊の武官皇太子を警備する公務員である帯刀舎人(たちはきのとねり)が、御所を警備するための詰所

作者:『クソデカ羅生門』の作者。控えめに言って天才もしくは狂人。その行方は俺含め、マジで誰も知らない原作構成メタクソにぶっ壊してない辺り、芥川龍之介と『羅生門』への極限までに強い、ハチャメチャに妄執じみたリスペクトをそこはかとなく感じられる気がしないでもない。

芥川龍之介:『羅生門』の作者。日本小説家。1892(明治25)~1927(昭和2)。芥川賞は、直木賞と並んで有名な日本文学賞

クソデカ羅生門

ある日の超暮方(ほぼ夜)の事である。一人の下人が、クソデカ羅生門の完全な真下で雨やみを気持ち悪いほどずっと待ちまくっていた。

 馬鹿みたいに広い門の真下には、この大男のほかに全然誰もいない。ただ、所々丹塗のびっくりするくらい剥げた、信じられないほど大きな円柱に、象くらいある蟋蟀が一匹とまっている。クソデカ羅生門が、大河のように広い朱雀大路にある以上は、この狂った男のほかにも、激・雨やみをする巨大市女笠や爆裂揉烏帽子が、もう二三百人はありそうなものである。それが、この珍妙男のほかに全然誰もマジで全くいない。

 何故かと云うと、この二三千年、京都には、超巨大地震とか破壊辻風とか最強大火事とか極限饑饉とか云うエグすぎる災が毎日つづいて起こった。そこでクソ広い洛中さびれ方はマジでもう一通りとかそういうレベルではない。旧記によると、クソデカ仏像文化財クラス仏具ものすごいパワーで打砕いて、その丹がベッチャベチャについたり、金銀の箔がもうイヤになっちゃうくらいついたりした木を、路ばたに親の仇のようにメチャメチャつみ重ねて、薪の料に売りまくっていたと云う事である。クソ治安がいいことで知られる洛中がその始末であるから正気を疑うレベルデカ羅生門の完全修理などは、元より誰も捨てて顧る者がマジで全然なかった。するとそのドン引きするくらい荒れ果てたのをよい事にして、クソヤバい狐狸がドンドン棲む。世界最強の盗人が6万人棲む。とうとうしまいには、マジで悲しくなっちゃうくらい全然取り手のないきったない死人を、この門へ猛ダッシュで持って来て、超スピードで棄てて行くと云う習慣さえ出来た。そこで、日の目が怖いくら全然まったく見えなくなると、誰でもメチャメチャ気味を悪るがって、この門の近所へはマジでビックリするくらい足ぶみをしない事になってしまったのである

 その代りまた超凶悪な鴉がどこからか、億単位でたくさん集って来た。昼間見ると、その鴉が何万羽となく輪を描いて、クソ高い鴟尾のまわりを鼓膜破壊レベルの音量で啼きながら、亜音速で飛びまわっている。ことに門の上の空が、夕焼けで思わず目を疑うくらいあかくなる時には、それが胡麻えげつない量まいたようにはっきり見えた。鴉は、勿論、頭おかしいくらデカい門の上にメチャクチャ大量にある死人の肉を、気が狂ったように啄みに来るのである。――もっと今日は、刻限がハチャメチャに遅い(ほぼ夜)せいかマジで一羽も見えない。ただ、所々、ほぼ崩れかかった、そうしてその崩れ目にメチャメチャ長い草の森のごとくはえ倒したクソ長い石段の上に、鴉のえげつなく臭い糞が、点々と白くこびりついているのが見える。下人は七千万段ある石段の一番上の段に、洗いざらしてほぼ透明になった紺の襖の尻を据えて、右の頬に出来まくった、クッソ大きな面皰を気にしながら、メチャメチャぼんやり、とんでもない豪雨のふりしきるのを眺めていた。

作者はさっき、「下人が雨やみをメチャメチャ待っていた」と書いた。しかし、下人は激烈豪雨がやんでも、格別どうしようと云う当てはマジで全然ない。ふだんなら、勿論、クソ強い主人のえげつなくデカい家へ帰る可き筈である。所がその糞主人からは、四五日前に暇を出し倒された。前にも書いたように、当時ただでさえ最低最悪のゴミの掃き溜めである京都の町は一通りならず衰微しまくって本当に惨めな感じになっていた。今この最強にヤバい下人が、永年、犬のごとくこき使われていた主人から、暇を出されたのも、実はこの大衰微のクソしょぼい小さなさな余波にほかならない。だから「下人が雨やみをメチャメチャ待っていた」と云うよりも「クソヤバい豪雨にふりこめられた下人が、マジで全然行き所がなくて、超途方にくれていた」と云う方が、完全に適当である。その上、今日の空模様も少からず、この平安朝のヤバい下人のUltimet-Sentimentalisme of the Godsに影響した。申の刻下りからふり出した大雨は、いまだに上るけしきが全然かけらもない。そこで、のちに剣聖と呼ばれる最強の下人は、何をおいても差当り明日の暮しをメチャメチャどうにかしようとして――云わば絶望的にどうにもならない事を、どうにかしようとして、悲しくなるくらいとりとめもない考えをたどりながら、さっきからアホみたいに広い朱雀大路にふる豪雨の音を、聞くともなく聞いていたのである

 豪雨は、トチ狂ったクソデカさの羅生門をつつんで、メチャメチャ遠くから、ざあっと云う轟音をあつめて来る。夕闇は次第に空をびっくりするほど低くして、見上げると、超巨大門の超巨大屋根が、斜につき出した超巨大甍の先に、ドチャクソ重たくうす暗い雲を嫌になるくらい支えまくっている。

 どうにもならない事を、どうにかするためには、手段を選んでいる遑は本当にマジでまったくない。選んでいれば、築土の真下か、道ばたの土の真上で、超苦しい饑死をするばかりである。そうして、このガチ世界デカい門の上へ猛スピードで持って来て、きったない犬のように超速で棄てられてしまうばかりである。選ばないとすれば――巨大下人の考えは、何度も寸分たりとも違わず完全に同じ道を低徊した揚句に、やっとこの局所へ逢着した。しかしこの「すれば」は、マジでいつまでたっても、結局「すれば」であった。クソザコ下人は、手段を選ばないという事をエグ肯定しながらも、この「すれば」のかたをつけるために、当然、その後に来る可き「世界最強の盗人になるよりほかに仕方がない」と云う事を、積極的肯定するだけの、莫大な勇気が出ずにいたのである

 下人は、意味わからんくらいクソ大きな嚔をして、それから死ぬほど大儀そうに立上った。南極かってくらいに夕冷えのする世界最悪の罪の都京都は、もう火桶が8億個欲しいほどのガチえげつない寒さである暴風は信じられないほどデカい門の巨柱と巨柱との間を、クソヤバい濃さの夕闇と共にマジで全然遠慮なく、吹きぬけまくる。丹塗の超巨大柱にとまっていた象サイズの蟋蟀も、もうどこかへ行ってしまった。

 下人は、頸を人間限界を超えてちぢめながら、山吹の汗袗に無理やり重ね倒した、紺の襖の肩を物理的にありえない動きで高くしてクソデカ門のまわりを見まわした。雨風の患のない、人目にかかる惧のない、一晩メチャメチャ楽にねられそうな所があれば、そこでともかくも、クッソ長い夜を明かそうと思ったかである。すると、幸い超巨大門の上の宮殿並みにデカい楼へ上る、幅のバカ広い、これも丹をキチガイみたいに塗りたくった梯子が眼についた。上なら、人がいたにしても、どうせ臭くてきったない死人ばかりである。下人はそこで、腰にさげた巨大な聖柄の大太刀が鞘走らないように気をつけ倒しながら、藁草履はいた巨大な足を、そのバカかい梯子の一番下の段へ渾身の力でふみかけた。

 それから、何百分かの後である。クソデカ羅生門の楼の上へ出る、幅のアホみたいに広い梯子の中段に、一人の巨大な男が、猫のように身をちぢめまくって、ヤバいくらい息を殺しながら、上の容子を窺っていた。楼の上からさす大火炎の目を灼く光が、かすかにその男の右の頬をぬらしている。えげつなく短い鬚の中に、とんでもなく赤く膿を持った巨大な面皰の大量にある頬である。巨下人は、始めから、この上にいる者は、臭死人ばかりだと高を括っていた。それが、梯子を二三千段上って見ると、上では誰か燃え盛る大火をとぼして、しかもその大火をそこここと疾風のごとき速さで動かしているらしい。これは、そのドブのように濁った、この世の理を超えて黄いろい光が、すべての隅々に巨大人食い蜘蛛の巣をかけた天井裏に、激しく揺れながら映ったので、メチャすぐにそれと知れたのである。この豪雨の夜に、このクソデカ羅生門の上で、世界すら灼く業火をともしているからは、どうせただの者ではない。

 下人は、巨大な守宮のように足音をぬすんで、やっとクソ急な梯子を、一番上の段まで這うようにして上りつめた。そうして体を出来るだけ、紙のように平にしながら、頸を出来るだけ、ろくろっ首のごとく前へ出して、恐る恐る、巨大な楼の内を覗いて見た。

 見ると、地の果てまで広がるがごとき楼の内には、噂に聞いた通り、幾つかの山のように巨大な死骸が、無造作に棄ててあるが、業火の極光の及ぶ範囲が、思ったよりクソ狭いので、数は幾つともわからない。ただ、おぼろげながら、知れるのは、その中に完全に全裸の死骸と、メチャクチャ高級な着物を着まくった死骸とがあるという事である。勿論、中には女も男もまじっているらしい。そうして、その死骸は皆、それが、かつて、生きていた人間だと云う事実さえ疑われるほど、土を捏ね倒して造った人形のように、口をヤバイくらい開いたり手をキロ単位で延ばしたりして、ごろごろ床の上にころがっていた。しかも、肩とか胸とかの山くらい高くなっている部分に、ぼんやりした猛火の光をうけて、クソ低くなっている部分の影を一層超死ぬほど暗くしながら、永久に唖の如く黙っていた。

下人は、それらの超ビッグ死骸のメチャメチャくっせえ腐爛した最悪の臭気に思わず、鼻を掩って掩って掩いまくった。しかし、その手は、次の瞬間には、もう鼻を掩う事を完全に忘れ尽くしていた。あるハチャメチャに強いクソデカ感情が、ほとんどことごとくこの最強男の嗅覚を奪ってしまたからだ。

 下人の巨眼は、その時、生まれてはじめてその激臭死骸の中に蹲っている最低最悪醜悪人間を見た。檜皮色のきったねえ着物を着た、ノミのように背の低い、ナナフシのように痩せこけた、白銀髪頭の、豆猿のような老婆である。その老婆は、右の手に大火炎をともした最高級松の巨大木片を持って、その大死骸の一つの巨顔を覗きこむように眺め倒していた。髪の毛のクソ長い所を見ると、多分傾国美女の死骸であろう。

 下人は、六〇〇分の恐怖と四〇〇分の知的好奇心とにつき動かされ続けて、暫時(七十二時間)は呼吸をするのさえ忘れていた。旧記の記者の語を全て丸々借りれば、「頭身の剛毛も一生太り続ける」ように感じまくったのである。すると糞老婆は、高級松の大木片を、床板の間に狂ったように挿して挿して挿し倒して、それから、今まで眺め続けていた大死骸の首に両手をかけると、丁度、大猿の親が大猿の子の虱を全部とるように、そのバカ長い髪の毛を一〇〇〇〇本ずつ抜きはじめた。髪は手に奴隷のように従って抜けるらしい。

 その髪の毛が、一〇〇〇〇本ずつ抜けるのに従って、下人の腐りきった心からは、恐怖が少しずつ完全に消えて行った。そうして、それと完全にピッタリ同時に、この老婆に対する想像を絶するはげしい憎悪が、少しずつ動いて来た。――いや、この糞老婆に対すると云っては、語弊がありすぎるかも知れない。むしろ、この世に存在しうるありとあらゆる悪に対する巨大な反感が、一分毎に強さを等比級数的に増して来たのである。この時、誰かがこの最強正義体現たる下人に、さっき門の真下でこの性根の腐ったドブ男が考えていた、超苦しい饑死をするか世界最強の盗人王になるかと云う世紀の大問題を、改めて持出したら、恐らく清廉潔白高潔下人は、マジで何の未練のカケラもなく、本当にめちゃめちゃ苦しい饑死を選んだ事であろう。それほど、この男の中の男のあらゆる悪を世界一憎む心は、老婆の床に挿しまくった最高級松の大木片のように、超勢いよく燃え上り出していたのである

 大馬鹿で学のない下人には、勿論、何故糞老婆が死人の髪の毛を抜くか本当に一切わからなかった。従って、合理的には、それを善悪のいずれに片づけてよいかマジでまったく全然知らなかった。しか馬鹿下人にとっては、この豪雨の聖夜に、このクソデカ羅生門の真上で、大死人のぬばたまの髪の毛を抜くと云う事が、それだけで既に絶対に許すべからざる世界最低の悪の中の悪であった。勿論、クソアホ下人は、さっきまで自分が、世界一の大盗人王になる気でいた事なぞは、とうの昔に忘れきっていたのである

 そこで、下人は、両足に剛力を入れまくって、超いきなり、大梯子から千里(約一万二千メートル)上へ飛び上った。そうして世界最高の名刀と謳われる聖柄の大太刀に手をかけながら、超大股に老婆のど真ん前へ歩みよった。老婆が死ぬほど驚いたのは云うまでもない。

 老婆は、一目下人を見ると、まるで攻城弩にでも弾かれたように、天高く飛び上った。

「おのれ、どこへ行く。」

 最強下人は、雑魚老婆が大死骸全てに無様につまずきまくりながら、可哀想なくらい慌てふためいて逃げようとする行手を完全に塞いで、こう罵りまくった。糞老婆は、それでも神速で巨大下人をつきのけて行こうとする。剛力下人はまた、それを絶対に行かすまいとして、ものすごい力で押しもどす。二人は巨大死骸のまん真ん中で、しばらく、完全に無言のまま、つかみ合った。しか勝敗は、宇宙のはじめから誰にでも完全にわかっている。下人はとうとう、老婆の腕を馬鹿力でつかんで、無理にそこへ叩きつけるようにねじ倒した。丁度、軍鶏の脚のような、本当に骨と皮ばかりの細腕である

「何をしていた。云え。云わぬと、これだぞよ。」

 下人は、老婆を全力でどつき放すと、いきなり、大太刀の鞘を瞬間的に払って、白いミスリル鋼の芸術品のように美しい色をその眼の前へつきつけた。けれども、極悪老婆は完全におし黙っている。両手をわなわな高速でふるわせて、強肩で息を切りながら、眼を、眼球がまぶたの外へ完全に飛び出そうになるほど、ありえないくらい見開いて、唖のように執拗く黙っている。これを見ると、最強下人は始めて明白にこの糞老婆の生死が、全然自分の完全なる自由意志にまったく支配されていると云う事をめちゃくちゃ意識しまくった。そうしてこの超意識は、今までけわしく燃えさかっていた巨大憎悪の心を、いつの間にか絶対零度まで冷ましてしまった。後に残ったのは、ただ、ある大仕事をして、それが超円満にめちゃくちゃうまく成就した時の、人生最高の安らかな得意と大満足とがあるばかりである。そこで、有能下人は、老婆をはるか高みから見下しながら、少し声を柔らげてほとんど聞き取れないほどの超早口でこう云った。

「己は検非違使の庁の役人などでは断じてない。今し方この巨門の真下を通りかかった旅の者だ。だからお前に縄をかけまくって、どうしようと云うような事は神仏に誓って絶対にない。ただ、今時分この巨大門の真上で、何をして居たのだか、それを己に話しまくりさえすれば最高にいいのだ。」

 すると、糞老婆は、超見開いていた眼を、構造的にありえない形で一層大きくして、じっとその下人のブッサイクで気持ちの悪い巨大な顔を見守った。

まぶたの超赤くなった、凶暴肉食最恐鳥のような、めちゃくちゃ鋭い眼で見まくったのであるそれから、本当に醜い皺で、ほとんど、鼻と一つになったタラコ唇を、何か金剛石のごとく硬い物でも噛んでいるように動かした。極細い喉で、針のように尖った喉仏の動いているのが見える。その時、その喉から、凶鴉の啼くような汚い声が、喘ぎ喘ぎ、下人の大耳へ伝わって来た。

「この髪を抜いてな、この髪を抜いてな、巨大鬘にしようと思うたのじゃ。」

 天下無双の無敵下人は、老婆の答が存外、めちゃくちゃ平凡なのに自殺したくなるくらい本当に失望した。そうして極限まで失望すると同時に、また前の強烈な殺意内包した本気の憎悪が、氷のように冷やかな侮蔑と一しょに、心の中へ大量にはいって来まくった。すると、その超メチャメチャ剣呑な気色が、先方へもテレパシーのごとく完全に通じ倒したのであろう。雑魚老婆は、片手に、まだ大死骸の頭から奪いまくったバカ長い抜け毛を大量に持ったなり、蟇のつぶやくようなクソ小声で、口ごもりながら、こんな事を云った。

「成程な、死人の髪の毛を抜くと云う事は、何ぼう滅茶苦茶に悪い最低の事かも知れぬ。じゃが、ここにいる死人どもは、皆、そのくらいな事を、されてもいい人間ばかりだぞよ。現在、わしが今、髪を抜いた女などはな、八岐大蛇を四寸ばかりずつに切って干したのを、干巨大怪魚だと云うて、太刀帯の陣へ売りに往んだわ。大疫病に五回かかって死ななんだら、今でも毎日売りに往んでいた事であろ。それもよ、この女の売る干巨大怪魚は、味が頬が落ちるほど本当によいと云うて、太刀帯どもが、絶対毎日欠かさず菜料に買いまくっていたそうな。わしは、この女のした事が人類史に残るほどに悪いとはまったく思うていぬ。せねば、とてつもなく苦しい饑死をするのじゃて、仕方がなくした事であろ。されば、今また、わしのしていた事も超悪い事とは全然思わぬぞよ。これとてもやはりせねば、超苦しい饑死をするじゃて、マジ仕方がなくする事じゃわいの。じゃて、その本当に仕方がない事を、よく知っていたこの極悪女は、大方わしのする事も大目に見まくってくれるであろ。」

 老婆は、大体こんな意味の事を超早口で云った。

 巨大下人は、大太刀を瞬きの間に鞘におさめて、その大太刀の美しい柄を左の手でおさえながら、死ぬほど冷然として、この話を聞いていた。勿論、右の手では、メチャメチャ赤く頬に膿を大量に持った超大きな面皰を気にしまくりながら、聞いているのであるしかし、これを聞いている中に、下人の史上空前に邪悪な心には、あるクソデカ勇気が生まれて来た。それは、さっきクソデカい門の真下で、この腑抜けカス男には全く欠けていた勇気である。そうして、またさっきこの馬鹿かい門の真上へ瞬間的に上って、この老婆を人間離れした動きで捕えた時の勇気とは、全然、完全に反対な方向に動こうとするデカ勇気である。下人は、超苦しい饑死をするか大盗人王になるかに、まったく一瞬たりとも迷わなかったばかりではない。その時のこの最低男の心もちから云えば、苦しい苦しい饑死などと云う事は、ほとんど、考える事さえ出来ないほど、意識の完全な外に追い出され倒していた。

「きっと、そうか。」

 老婆の話が完ると、下人はメチャメチャ嘲るような声で念を押しに押した。そうして、一〇〇〇足前へ出ると、不意に右の手を面皰から七尺離して、老婆の襟上を神速でつかみながら、噛みつくようにクソデカい声でこう云った。

「では、己が完全引剥をしようとまったく恨むまいな。己もそうしなければ、二時間後に饑死をする体なのだ。」

 韋駄天異名をとる下人は、目にも止まらないほどすばやく、老婆の着物を完全に剥ぎとった。それから丸太のように太い足にしがみつこうとする老婆を、超手荒く死骸の上へ蹴飛ばし倒した。梯子の口までは、僅に五千歩を数えるばかりである。下人は、剥ぎとった檜皮色の着物をわきにかかえて、マジでまたたく間に死ぬほど急な梯子を夜のドン底へかけ下りた。

 しばらく、まさしく死んだように倒れていた糞老婆が、巨大死骸の中から、その全裸のあまりに醜すぎる体を起したのは、それから本当に間もなくの事である。老婆はつぶやくような、うめくようなクソうるさい声を立てながら、まだ太陽のように燃えさかっている火のまばゆい光をたよりに、梯子の口まで、えげつないスピードで這って行った。そうして、そこから、びっくりするほど短い白髪を倒にして、クソデカ門の真下を覗きこんだ。外宇宙には、ただ、黒洞々たる極夜があるばかりである

 下人の行方は、マジで誰も全然知らない。

 

2020-06-07

10年前と今のオタク作品見比べてて思ったけど

00年代10年代真ん中くらいまでは、敵側の組織キャラの方が遥かに強くて組織力もあったり有能な奴が多くて、主人公結構劣勢から戦ったりってのが多いんだな

女性向けも、割と普通社会人学生みたいな、社会的には普通にやっていけてるキャラが多い

今は「幾ら何でもこんな珍獣日本社会におらんやろ」クラスガチ底辺みたいな主人公異世界とかでチート貰って無双するみたいなのばっかで敵は知能指数70割ってそうなアホしかいないってのがどんどん多くなってる

現実技術格差とかが個人努力では挽回困難なくらい大きくなったからこういう風になったのかなと思う

2020-06-05

血の医療メンタルにも効く説

私とBloodborneの話がしたい。

これはただそれだけの記事です。

Bloodborneとは2015年3月に発売されたPlayStation 4アクションRPGです。開発元はSCEフロムソフトウェア

詳しいことはWikipediaでも読むといいと思います

Bloodborne - Wikipedia

フロムソフトウェアのことは知らないけど

身体闘争を求める

 →アーマードコアが売れる

 →フロムアーマードコアの新作を作る

 (アーマードコアの新作が出る)」

コピペは見たことがある人も多いと思います。まあそもそもフロムソフトウェアも知らん奴はインターネットニワカ」みたいに言われるかもしれませんが、少なくとも私は「コピペは知っているけどフロムソフトウェアのことは知らない」オタクでした。すみません

そもそも自分遊んだゲームと言えばゲームボーイSP鋼の錬金術師マリオ、後は3DSどうぶつの森ブレイブリーデフォルトモンハンPSvita海賊無双ゴッドイーターパソコンpso2を少し齧った程度のもので、恐らく世間一般の"オタク"にしては随分と経験が少ない方だと思います

メインはアニメ漫画、あとはSound Horizonの緩オタクだったので、あまり自らゲームが欲しい!ゲームがしたい!と言うタイプでもありませんでした。

バリバリ世代なのにポケモンすらプレイしたことはなく、人がやっているのにもそんなに興味がない。

先に挙げたゲームも、ほとんどは「友達がやってたから」あるいは「推しコンテンツが関わっているから」始めたのであって、「そのゲームがしたいから!」と始めた訳ではありませんでした。

自分にとってゲームジャンル自体はそれほど縁のない存在だったので、当然フロムソフトウェアも知らず、PS4も「弟が中古で買ってきたBDも見られる新しいやつ」程度の認識だったのです。



数年前。

私はとある会社新卒入社しました。

詳細は省きますが、一年半年ほどで私はロクに眠れない、職場トイレで吐くほど泣く、休み仕事を緩慢としてまた辛くなり、人に優しくされたくて必要でもない買い物をし、帰り道に無駄遣いした自己嫌悪で泣き出す、自殺未遂をはかると言った典型的な"メンタルやらかした"状態に。

もっと辛い人は世の中に沢山おられるとは思いますが、私の場合はまず眠れなくて仕事にならないので病院に駆け込み、結果休職退職コースとなりました。


実家に戻って療養を始めましたが、当時は「自分はただズル休みをしたいだけだ」「怠けて人に迷惑をかけて、私は社会クズだ」「あの時死んでいればよかった」の言葉が頭を巡り、薬を飲んで寝て起きてもまた実家居間にあるソファ天井を見上げることしかできませんでした。

このままではよくない、とテレビを見ても観客の笑い声やコメンテーターの笑い声を聞いているのが辛い。そもそもテレビ番組を作っているような"社会"に己が参画していないことを思い知らされて辛い。

映画アニメでも見て"インプット"しなくては、と思い見始めた作品でまた吐くほど泣き、トイレの中で便器を抱えたまま自己嫌悪で死にたくなる、の繰り返し。

この辺りでようやく「ああ、今自分はマトモではない」と認められたような気がします。


その後はなるべく気を紛らわすために(そして実家で働きもせず休んでいる罪悪感を払拭するために)家事をしたり頼まれた雑事をこなしたりしていました。なるべく社会コンテンツから離れたほうがいい、と思って。

それでも相変わらずTwitterは続けていましたが。

そんな時、趣味があうフォロワーさんの動画付きツイートが目に入りました。

ほんの20秒程度の動画です。

薄暗いヴィクトリアゴシック調の街で、トップハットにロングコートキャラクターが、ステッキを鞭に変形させ、またステッキに戻す。

たったそれだけの動画でした。

私あてのリプライでもなく、ただタイムラインに流れたツイート、たった一つ。

その動画たまたまタップして、たまたま見ただけ。

それだけなのに、私はその瞬間

「このゲームは私のためのゲームだ」

「このゲームには私の好きな"全て"がある」

「私はこのゲームプレイしなければならない」

と感じました。

思い上がりもいいところですが、本当にそう感じたのです。

そしてたまたま実家には、弟のPS4がありました。

時間たっぷりありました。嫌になって泣き続けるほど。

勢いのままアカウントを作り、ゲームダウンロードしました。


フロムソフトウェアゲーム」が如何なるものか知りも調べもせずに。


ゲームに触れた経験も浅ければそもそも得意ですらない、マリオの1面のノコノコにすら何度も殺されるような人間には、Bloodborneは厳しすぎました。

そもそも先へ進めない。"キャンプファイヤー"にも辿りつけない。レベルアップもどうやらできない。マップがないのでどこからどこへ繋がるのかも分からず、迷子になっている内に殺される。

これはイカン……とフォロワーさんなどの手を借り、なんとか進めました。

それが、とても楽しかった。

厳密には"楽しかった"と言うよりは"必死だった"、"無我夢中だった"と言う方が正しいのかもしれません。

朝一番掃除をし、洗濯物を干してPS4の電源を入れる。家族が帰ってくる前に洗濯物を取り込んで晩御飯の支度をしなければならないので、夕方には電源を切らなければならない。朝から晩まで没頭する、という感じではありませんでした。

ですが、それが良かったのだと思います

限られた時間の中で必死コントローラーに齧りついて、死んでは進み、進んでは死ぬ

明日こそあのボスに勝てますように、と半ば祈るように眠る

その間は、自己嫌悪職場での思い出を反芻することもなく過ごせました。

ゲームとしての難易度が高過ぎて"他のこと"なんて考えている"暇"がない」。

これが何より大切だったんだと思います



どうにかこうにか迎えたラスボス戦は、涙の出るほど美しかった。



ゲームを終えてスタッフロールを眺めながら泣き、私が次にしたこと自分用のPS4proと、DARK SOULS3を買うことでした。


つの間にか薬なしでも眠れるようになり、今は元のように、とは行きませんが外に出て働いています

今では「血の医療メンタルにも効く」とフォロワーさんと冗談めかして話していますが、これは過言ではないのです。

少なくとも、私にとっては。



実はBloodborne存在自体は別のフォロワーさんの呟きや絵を通じて前々から知っていたのですが、私にとってBloodborneプレイする"タイミング"は正にあの時しかなかったのだと思います

あの時Twitterを覗いていなければ。あの動画を見ていなければ。

流石に過言かもしれませんが、私が働きに出られるようになるのはもう少し遅かったかもしれません。

そう思うと、やはり私にとってはBloodborneが、血の医療が救いになったのだと思います


私とBloodborneの話はこれで終わりです。

ビビリ散らしてガスコイン神父や血に渇いた獣を火炎瓶で燃やして片付けたがためにパリィ習得せず進み、ローゲリウス師戦で苦しんだ話やNPCイベントを見損ねて歯噛みした話、ギミックに気付かずミコラーシュと延々と追いかけっこをした話など色々とありますがその辺りは割愛します。

長文、乱文、失礼いたしました。

あなたに血の加護がありますように。

完全に将棋理解した

ひさしぶりに将棋の対局を観るようになってから

ふと悟ることがあり自分でも将棋をやりはじめた。

それから一週間。

驚くべきことに、初心者向けのソフト相手に、まともに対局が成立している。

駒の動きなどは既に知っていたし、子供の遊びレベルでは指したこともあるので、

完全にゼロから学びはじめたわけではないが、それにしても長足の進歩だ。

多くの将棋初心者はこの段階にすら辿り着けず去っていくのだろう。

よって、かつて完全な初心者だった私が、いまだ完全な初心者であるあなたに、

将棋の何たるかを伝授しようと思う。

将棋理解するためのステップは四つだ。

  1. 駒の動かし方を覚える
  2. 序盤のムーブを覚える
  3. 中盤のムーブを覚える
  4. 終盤のムーブを覚える


「1」はまあ頑張って覚えてくれとしか言いようがない。

金と銀の違い、あと桂馬の動きがちょっとややこしい。

ソフトで指せば、動けない場所にはそもそも動けないからわかりやすいはずだ。

「2」はいわゆる「囲い」というやつだ。

将棋の序盤戦術は、

居飛車:序盤で飛車を横に動かさな

振り飛車:序盤で飛車を横に動かす

に大別され、

それぞれに「矢倉」「穴熊」「美濃」といった定番の囲いが存在している。

将棋解説ページを読むと、矢倉美濃にもいっぱいバリエーションがあって、

どれの守りが固いだの、初心者にはこれがわかりやすいだのと、

よくわからないウンチクが並んでいるが、

どうせ強くなるつもりも無いんだから何を覚えてもいいと思う。

居飛車」か「振り飛車」かを直感で決めて、

矢倉」「穴熊」「美濃」のうちどれか一つを決めて、

とにかく見本の手順をトレースしろ

「3」の中盤。ここがポイントだ。

かつての私はここで挫折して将棋を諦めた。

はっきり言って「何をすればいいのかわからない」のだ。

囲いを組み終わったあと、

どういう方針に沿って駒を動かしていけばいいかからない。

とりあえず全部の歩をひとつずつ前に進めてみたり、

桂馬香車相手の陣地に突っ込んでみたりして、

よくわからないうちに負けるのが常だった。

だが安心しろ、君は将棋を諦めなくてもいい。

将棋の極意を教えてあげよう。

それは「ひもを付ける」ことだ。

      (角)
        
  [角]    
  [銀]  

こういう感じだ。

向こうの(角)でこっちの[角]を取られても、

こっちの[銀]ですぐに向こうの(角)を取り返せる状況になっている。

保険が効いている。そういうのを「ひもが付いている」というのだ。

我々初心者は、基本的に、

ひもが付いている状態を維持しながら相手の駒を取りにいくこと

方針にすればいい。

それだけで中盤が「それっぽく」進行していくのだ。

もうひとつ肝心なのは「駒の損得」だ。

先程の例なら「[角]を取られて(角)を取り返す」なのでプラマイゼロだが、

「(歩)で[角]を取られて(歩)を取り返す」だと大損だ。

歩よりも角のほうが遥かに価値があるからな。

「これは取ったほうが得だな」「まあ微妙に損だけど許容範囲か」

などと損得勘定を繰り返していくのが将棋というゲームなのだ

「4」の終盤について。

終盤というのは「いよいよ王将を取ろうとする」状況のことだ。

しかし完全にこちらが優勢で

「これだけ駒を持っていれば王将も取れるだろう」と思っても

なかなか踏み込めないものだ。

だって王将を取りにいこうとすると、こっちの駒も取られまくるからな。

カウンターで逆襲されちゃうかもと考えると勇気が出ないんだ。

これはまだ俺もよくわかってないが、たぶん「詰将棋」をやればいいのだと思う。

「こうすれば相手王将が取れる」というパターンを身につけるのだ。

藤井聡太詰将棋が上手いっていうし間違いない。

以上だ。

これで序盤・中盤・終盤、隙なく将棋理解できたはずだ。

君も最弱レベル将棋ソフト相手気持ちよく無双しよう!

2020-06-04

seoアフィは終わったとか言ってる人は間違ってると思う

自分は某上場企業で200以上のメディアサイトseoを預かる者だ。

ちなみに預かっているのはすべて自社サービスサイトで、代理店ではない。

自分(自社)にとって今回のアプデはプラスにもマイナスにもならなかった。例によってぶっ飛んだサイトもあれば、躍進したサイトもある。

eatといえば格好はいいが、その実大規模メディアドメインランクの高いサイトドメインエイジの古いサイトが過大に評価された先祖返りの印象は自分自身もやや同感だ。

からと言って、オレはなんとも思わない。

1スタッフとした15年ほどseoに携わってきたので、「またか」くらいだの感興だ。

なによりオレのサラリーは今月も同額支払われる。

報酬がぶっ飛んだアフィリエイターの方とは、受けたパンチの重みが違う。

このタイミングだとイヤな風に聞こえるだろうけど、これは事実だ。

ただし、もう一つの事実としてこれだけはアフィリエイター側の方に知っておいてほしいことがある。

仕事SERPで勝ち星をあげるために、いろんな企業からコンサルを受ける。

たとえば麻雀大好き社長のところもいたし、Appleの敵だったところもいる。

からと言って彼らの持っているノウハウが、アフィリエイターでイケイケの人がもっているノウハウより優れているか?と聞かれたら全力でNOと言いたい。

バカ高いコンサル料を払って、

needs metなコンテンツを作ってください」

とだけコンサルされ愕然とすることもあった。

それに彼らは基本的クライアント受けのいい、定量的でだれがやっても同じような結果になるノウハウしか言ってこないので、実は大したノウハウではない。

オレが言いたいのはココだ。

特に記事コンテンツに関しては、トップアフィリエイターたちのほうが、そうした組織よりもっと研究できていると思っている。

いつしか個人seoアフィリエイトは終わったと喧伝されるようになったが、企業に雇われてつつseoを担ってる立場から見ればそんな風にはちっとも見えない。

かい資本アフィリエイト市場が飲み込まれると言う人もいる。

でも100人単位ライター編集者1000万円単位施策をもってしても叶わないアフィリエイトサイトは今だっていくらでもあるのだ。

それにそもそもSERP相対評価だ。

定量的アプローチで80点をとる方法があったとしても、取らなきゃいけないkwで10位内のサイトが81点以上のスコアなら、そのノウハウは勝てないノウハウだ。

資本リソースを振り回しても、seo無双できるようなノウハウなんてハナからないんだと思う。

資本力のある企業に属するseo担当者も、アフィリエイターの方と同じように、頭を悩ませ、煩悶し、雷に打たれたような錯覚に身を焦がし、そして落胆している。

と言いながらも、オレはアフィリエイター迎合したいわけではない。

から最後に耳障りの悪いことも言おうと思う。

アフィリエイターに言いたいのは、それだけ読者のニーズを汲み取って寄り添える分析力、分析に基づいて行動を駆り立てるコンテンツ力があるのなら、アフィリエイトではなく、自身の手でサービス商品を創るべきだと思う。

かにseoアフィリエイトはうまくハマれば利益率の高いおいしい投資だ。

でも肝心のソリューション他人任せにしてる時点で、限界がある。アフィリエイトは決して万能ではない。

あなたが太る以上に、広告主やaspは太っている。

今回seoアフィから退場された方とも、またSERPで戦いたいと。

今度は企業seo担当者vsアフィリエイターではなく、サービス商品提供者のライバルとして。

お互い苦汁を舐めながら共に歩んできたのだから、きっとオレたちは戦友だよ。

seoアフィは終わったとか言ってる人は間違ってると思う

自分は某上場企業で200以上のメディアサイトseoを預かる者だ。

ちなみに預かっているのはすべて自社サービスサイトで、代理店ではない。

自分(自社)にとって今回のアプデはプラスにもマイナスにもならなかった。例によってぶっ飛んだサイトもあれば、躍進したサイトもある。

eatといえば格好はいいが、その実大規模メディアドメインランクの高いサイトドメインエイジの古いサイトが過大に評価された先祖返りの印象は自分自身もやや同感だ。

からと言って、オレはなんとも思わない。

1スタッフとした15年ほどseoに携わってきたので、「またか」くらいだの感興だ。

なによりオレのサラリーは今月も同額支払われる。

報酬がぶっ飛んだアフィリエイターの方とは、受けたパンチの重みが違う。

このタイミングだとイヤな風に聞こえるだろうけど、これは事実だ。

ただし、もう一つの事実としてこれだけはアフィリエイター側の方に知っておいてほしいことがある。

仕事SERPで勝ち星をあげるために、いろんな企業からコンサルを受ける。

たとえば麻雀大好き社長のところもいたし、Appleの敵だったところもいる。

からと言って彼らの持っているノウハウが、アフィリエイターでイケイケの人がもっているノウハウより優れているか?と聞かれたら全力でNOと言いたい。

バカ高いコンサル料を払って、

needs metなコンテンツを作ってください」

とだけコンサルされ愕然とすることもあった。

それに彼らは基本的クライアント受けのいい、定量的でだれがやっても同じような結果になるノウハウしか言ってこないので、実は大したノウハウではない。

オレが言いたいのはココだ。

特に記事コンテンツに関しては、トップアフィリエイターたちのほうが、そうした組織よりもっと研究できていると思っている。

いつしか個人seoアフィリエイトは終わったと喧伝されるようになったが、企業に雇われてつつseoを担ってる立場から見ればそんな風にはちっとも見えない。

かい資本アフィリエイト市場が飲み込まれると言う人もいる。

でも100人単位ライター編集者1000万円単位施策をもってしても叶わないアフィリエイトサイトは今だっていくらでもあるのだ。

それにそもそもSERP相対評価だ。

定量的アプローチで80点をとる方法があったとしても、取らなきゃいけないkwで10位内のサイトが81点以上のスコアなら、そのノウハウは勝てないノウハウだ。

資本リソースを振り回しても、seo無双できるようなノウハウなんてハナからないんだと思う。

資本力のある企業に属するseo担当者も、アフィリエイターの方と同じように、頭を悩ませ、煩悶し、雷に打たれたような錯覚に身を焦がし、そして落胆している。

と言いながらも、オレはアフィリエイター迎合したいわけではない。

から最後に耳障りの悪いことも言おうと思う。

アフィリエイターに言いたいのは、それだけ読者のニーズを汲み取って寄り添える分析力、分析に基づいて行動を駆り立てるコンテンツ力があるのなら、アフィリエイトではなく、自身の手でサービス商品を創るべきだと思う。

かにseoアフィリエイトはうまくハマれば利益率の高いおいしい投資だ。

でも肝心のソリューション他人任せにしてる時点で、限界がある。アフィリエイトは決して万能ではない。

あなたが太る以上に、広告主やaspは太っている。

今回seoアフィから退場された方とも、またSERPで戦いたいと。

今度は企業seo担当者vsアフィリエイターではなく、サービス商品提供者のライバルとして。

お互い苦汁を舐めながら共に歩んできたのだから、きっとオレたちは戦友だよ。

2020-06-03

ITエンジニアってOSSだけで天下捕れるって思ってるあの思い上がりはどこから来るんだろうか

Webなら公開情報学習してオープンソースを使うだけで製品が作れて営業独立もしやすい。コンシューマーゲームプログラマーとか組み込み系とかメインフレーム系はそうはいかず、生業とするには既に参入している企業就職するしかない。法人しか相手にしてもらえないし独立は難しく転職も同業種に限られる」

なんて、顎が外れそうになるほど唖然とするようなこと平然と言う増田とかITブログ多いじゃん、ITならなんかどうにかなりそうって思うんだろうけど、ほかのものに置き換えて考えてごらんよ

ネット図書館で昔のスパイ技術軍事技術公開情報があるからオープンソースを使って自らに軍事訓練を施し、PMCフリーランススパイとして営業独立もしやすい、士官諜報機関管理官とかはそうはいかず、生業とするには既に参入している軍隊就職するしかない。法人(国)しか相手にしてもらえないし独立は難しく転職も同業種に限られる」って、ITの部分を似たようなほかのもんに置き換えてみ、絶対無理、なろう小説の読みすぎってわかるだろ。

言ってること、スマホさえあれば異世界無双できてハーレムチートマンセー得られるとか言ってるのと変わんねえんだよな、なのにこの辺のこと突っ込んだ識者とか殺害〇告されるくらい、増田みたいな意識高い系ITエンジニア粘着されて叩かれてんじゃん、あれほんとなんでなんだろうな

2020-05-31

年収600万(ただし親がとても裕福)のリアル

anond:20200530164357

昨年、ようやく年収が600万に手が届いた。生活開陳してどうのこうのというよりかは記録として残しておく。

30代。子供2人。ベッドタウンとして人口増加している街の、古くからある街区に住んでいる。

すでに何人もの増田が書いて、そしてほとんどがそう感じているとおり、親の資産、引き継いだ資産年収の3桁4桁など余裕でひっくり返る。

先ほど、年収は600万と書いたが、その他親から贈与税に引っかからない程度の現金を受けている。(その他にも有形無形の支援を受けている。詳しくは下記

なお現在単身赴任中だが、一昨年までは一家で住んでいたのでその時のことも織り交ぜながら書いてみる。(なので、100%リアルではないw

家賃について

持ち家。自分の父から受け継いだ。でも、親は住んでいない。

もともと父が自分実家土地が空地になっていたところに終の棲家として家を建てたが、身体を悪くして結局引っ越しできなかった。

それで空き家にしたままなのももったいないので私が住むことになった。両親は私が生まれ育った家に未だに住んでる。新幹線の駅まで15分の大都市中心街なのでそちらのほうが便利。

もちろんローンは完済している。そろそろリフォームは考えないといけない家になってきている。

普段食事について

外食(笑

外食ほとんどしない。昼は弁当持参だし、夜も家で作ったものを食べる。単身赴任でも全く崩さない。というか、普段からランチ500円とか十分死ねる。

吉野家で贅沢。ラーメンとか今年1回も行ってない。何でも自分で作ればいい。ラーメンに800円出すぐらいなら、スーパーで800円使う。

家でどう頑張っても作れないものや、とてもコストパフォーマンスの悪いものだけは食べに行く。ミラノ風ドリアとか。

ちなみに家族で住んでたときは月1回外食できればいいほうだった。でも外で酒はまず無理(車で帰れなくなるという意味もある

飲み会などの食事について

単身赴任するようになって、飲み会に行くペースが増えた。(歓送迎会レベルから週1に)なので、月の小遣いはほとんどそれに充てている。

ほとんど上司におごってもらっている。だいたい4人で2万円ほど払っているようだ。なので、その価格帯の店だ。

2〜3ヶ月に1回、旬のものを食べに行くことにしており、このときは一人でも5,000円払う。

コンビニスーパーでの買い物

ライフサミットいなげや、私にとっては全て高級スーパー業務スーパー日配品を買い、近所の青果店野菜を揃える。肉・魚も近所の精肉店オーケーストア。

自宅にいたときラ・ムー、TOKUYA、イオンで回していた。たまに平和堂平和堂高級スーパー

野菜を最優先して買う。酒は淡麗が指定銘柄だったが、最近は「サッポロ 麦とホップ THE HOP」(第3)がよい。

ただ、最近飲み会のペースが減って、相対的普段食事お金をかけられるようになった。週1で刺身が食べられるようになったり、豆腐屋の良い豆腐が買えるようになった。

関係ないけど、流しの豆腐屋がラッパを吹きながら売りに来るのでよく買いに行く。もちろんボールを持っていって、豆腐を入れてもらう。都内で流しの豆腐屋がまだいるって奇跡だと思う。

頑張ってほしい。

一方で、伊勢丹友の会で月1万円の積立をしており、2〜3ヶ月に1回、積立を使って無双する。酒やチーズ、旬のものなどはこのときに買う。

ファッション

ユニクロ(笑 高いわ。

大体の服が5年ものから10もの独身時代に買った服がメイン。どうしても必要ときしまむらに行く。

しまむらは最強のセレクトショップ。あとはGMSの服は有能。イズミヤ平和堂あたり。

あとは伊勢丹バーゲン無双する。

女性関係について

高級なスイーツや、時にはおもちゃなんかも買ったりする。

妻と娘にである。(捻出元はやっぱり無双から

車について

外車2台。しかも2台とも日本ではほとんど走っていない。特定されるレベル

もちろん、単身赴任先には持ってきていない。

片方のローンがまだ残っている。先月、ようやく半分返した。もう片方は即金で購入した。

多分、うちの家計FPに見せたら10人中9人が車売れって言うと思う。そういういびつな会計構造だが、ほとんどの人が一回は見たことあるだろう特徴的な車に乗っており、これだけはいくらかかっても手放したくない。

貯蓄・資産について

全然できない。職場の積立貯金と401k、つみニー満額が精一杯。

合わせて300万ぐらいか…?

とある病気にかかっており、治療に200万ぐらい要した。病気は完治。

から支援について

現金給付(贈与税制限近く。

持ち家

米と野菜(義父が農家

これらの要素だけで、年間200万ぐらいの支援は受けてる。

結論

親がいないと成り立たない生活。こんなんでいいのかと言われそう。ただ、車を売ったとしても年収600万で生活なんてとても無理だ。

つーか、ほとんどの人が生活が無理だ。この国は詰んでる。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん