はてなキーワード: ウェブとは
自分が甘いってことはわかってるんだけど。
転職時には以前の給与よりもやや高めにしてくれるって話だったんだけど、実際に入社してみたら、そこの会社の最低ラインの給与しかもらえなかった訳。
なんで?つって話をしたら、チャラいのが出てきて、この会社での実績がないから(他社での経験と実績を買ったんじゃないのかよ)まずはこの会社で実績を作ってくれって言われた。
半額キャンペーンとかギャグ言ってたけど、本当はギャグになんてならなかった。
家のローンあったし、結婚してたし
でも、実績つくればちゃんと評価してくれるっていうコメントを信じたんだよ。でも、信じちゃいけなかったね。
結果的に給料はそのまま。
それは自分が悪いのかって、実績ができなかった俺が悪いのかって思ったよ。
でもそれだけじゃなかった。
夏期休暇ってのは、有給休暇を使って夏に休んでもいいよって言う夏期休暇。
それ、夏期休暇じゃねーだろ。ただの有給だろ。
実際には夏期休暇も盆休みもなし。
休めないし遅刻もできない。
残業代足した年棒制なんだけど、休むと残業代込の日給日割りでどんどん減らされる。
30日休むとマイナスでこっちが支払わなきゃいけない計算方式だから、2日も休むと生活ができなくなる。
つーか、賞与実績自体がなかった。賞与って求人のとこに書いてあっただけだった。
賞与有りじゃなくて なし。
だんだんやる気がなくなって、半分喧嘩するみたいにして退職した。
ウェブサービスとしてはそこそこ古い会社だし、ウェブ系ならそれなりに知ってる人もいるし、大手じゃないけど居心地はよさそうだったから転職したけど、完全にブラックだった。
会社の内側は完全に仲良しごっこ。
もう二度と関わりあいになりたくない。
その手のブラック条件でいい人が来ないからか、大規模ダウンしてウェブサービスとしては最悪の状態だった数日間、胸がすっとした。
ざまあみろと思った。
とある企業でウェブ屋の看板掲げてはいるが、音頭を取ってるのが紙媒体のイラレ人間である為に
「厳密に」イラレの見た目を再現することを命じられ、結果として不本意ながらクソページを量産している。
「厳密に」イラレの見た目を再現することを厳命される。
イラレで配置された全てのパーツを全く同じ位置に配置することは勿論、
フォントから改行位置、文字送り、ラインのアンチエイリアスまですら完璧に差異なく再現しなければならない。
それに対してこちらから異議申し立てを上げる権限はない。
ブラウザ間の表示の差異を認めるなど始末書モノの話だ(スマホ対応顧客が要望してきたらどうすんだろね?)
それでもまだ段落組するだけして全て画像で書き出してaltを設定し
position:absolute等で強引に配置する方法がない訳でもないだろう。
だがそもそも内容がない。
例えるなら「これはペンです」「これはペンなのです」「これこそがペンなのです」のような文章がひたすら並ぶ。
内容はすべて「これはペンです」でしかないのに手を変えネタを変え同じ事を繰り返して水増ししているだけだ。
古代ロボット検索向けのスパムページとなんら内容が変わりない。
極めつけは全画面修正を平気で出してくることだ。
画像を一つ差し替えたら雰囲気が変わったから全体を調整したとかさらっと言ってくる。
それも二度も三度もだ。そしてそれをまた厳密に再現することを求められる。
そうして絶望した俺は考えることを止め、流れてきたイラレデータをjpgに変換して貼り付けだした。
当然もうそこには文書構造も何もない。altの設定すらない画像が一枚貼ってあるだけだ。
しかしそれに異を唱えるものは誰もいない。客先も満足しているようだ。
それが絶望に追い打ちをかける。欠片程のウェブ屋としての尊厳をも粉々に砕かれる。
いわゆる「スマホ専用サイト」ではなく、PC用サイト(という言い方は変ですが)をiPhoneで閲覧したときの使い勝手について。
カラムの横幅が広すぎると、ダブルタップで幅を合わせても文字が小さくて読めず、文字が読める程度まで拡大すると今度は横スクロールが発生する、というジレンマに陥ります。PCやガラケーの頃から、「適当に横幅を狭くしたほうが長文を読みやすい」という指摘はされていますが、iPhoneもそれに倣うべきだということでしょう。ページ全体の横幅についてはあまり問題になりません。
width:100%のヘッダーをpositionでページ上部に固定した場合、ページを拡大するとヘッダーの幅がそれに合わせて縮小し、内容物が折り返されて縦に長くなりページを半ば覆ってしまう、というような問題が発生します。
ブログやWikiでは、文中のキーワードにリンクをべたべたと張ることがよくありますが、スクロールやダブルタップズームのために画面のどこかにタッチしなければならないスマホでは、必然的に誤タップが多くなってしまいます。本文以外でも、なるべくタッチ用の余白を多く取るように心がけたほうが良いと思われます。
フォームにフォーカスするとそれに合わせて自動的にページが拡大されるiPhoneでは、フォーム入力中にはそのフォームに集中することを強いられます。フォームに文字を入力しながら変化していく本文を読む、という操作には向いていません。
特にブログとかをウェブブラウザでページ開いたとき、読み込みが一気に8割くらい進んで、それでもメインコンテンツが表示されず、数秒待たされて残り2割がジリジリ進んで、ほぼ読み込み終わる頃にようやく全部表示、って挙動が当然のような風潮だよね。
留年した上に、色々とどん底だったので引きこもりがちになった。
暇だったので、ウェブサービスでも作ろうと思いたった。
どうにか形になったので、誰かの参考になればと思い、その経緯を書いてみる。
■出来上がるまでのあらすじ
ウェブサービスを作るには、プログラムが書けないとダメらしいので勉強する事に。
主にPHP,ruby,pythonなんかがメジャーらしく、最近ではrubyが人気だと知る。
Rubyを勉強しようかと思ったけれど、PHPのほうがオススメとどっかのブログに書いてあったのと教科書がたくさんあったのでPHPを勉強することに。
「よくわかるPHP」みたいな入門書で一ヶ月くらい勉強して、ある程度は書けるようになった。
本格的なウェブサービスを作るにはフレームワークを使えと書いてあったので、cakePHPを勉強した。
開発環境にXAMPPというのをインスコしようとしたけれど、上手く行かず、結局レンタルサーバー上で作る事に。
HTMLとかCSSとか、1から勉強するといつまでも終わらない気がしたので、フリーのテンプレートを探した。
http://cakephp.seesaa.net/article/20616700.html
ここのサイトは無料で商用化だったので、それをちょっとだけ変更して使った。
考えていたウェブサービスはTwitterのつぶやきを自動回収して検索できるというもの。
自動回収するには、プログラムを定期的に動かす必要があり、cronと言うらしい。
LINUXとかの知識が必要と書いてあったが、LINUXなんてわからないし、勉強しようにも空いているパソコンなんてないので焦る。
その後、レンタルサーバーによってはcronの機能を提供しているという情報を得る。
借りていたXサーバーにもその機能はあったので、書いたPHPプログラムを走らせてみたら、無事動いた。
後は、簡単にDBの仕組みと検索とページネーションというのを勉強した。
検索とページネーションを実現するのが、難しくてモチベーションが下がったけれど、プラグインという便利なものがあったのでそれを利用したらなんとかできた。cakePHPとかフレームワークはプラグインが充実していると後で知る。
このまま公開しようかと思ったけれど、セキュリティ関係が怖かったので一通り勉強した。
ゆーすけべーさんのサイトに「安全なWebアプリケーションの作り方」がオススメと書いてあったので、読んで実践した。
■完成
そして、なんとか完成したのが
@ごちです
というウェブサービス。
Twitterから食事の記録が簡単にとれるというウェブサービスです。はっきり言ってウェブサービス(笑)程度の出来ですが、自分としては頑張ったつもりです。
製作期間は一ヶ月くらいです。
ずっと家にいて、試行錯誤していたので作業時間は一日8時間くらいです。
多分、一流のプログラマなら半日もかからないで出来るレベルでしょうが、自分では思ったより早く出来たような気がしています。
これは上にも書いた通り、無料テンプレートを使ったのでほとんど勉強していません。
ただ、テンプレートをいじくるのにも最低限の知識は必要なので「HTML&CSS辞典」みたいなのを買ってきてわからない事はその都度調べていました。
・PHP
『よくわかるPHPの教科書』というので勉強した後、『パーフェクトPHP』で勉強した。
あと、プラグインなんかについてはその都度、グーグル先生に聞いたり、プログラマのブログを参考にさせてもらいました。
こことか、
http://torhamzedd.halteria.com/2012/01/cakephp20search-plugin2.html
こことか、
http://libro.tuyano.com/index2?id=734001(cakePHPに関しては、ここが1番わかりやすかった。個人的に)
『よくわかるPHPの教科書』で最低限のものを勉強した後、グーグル先生を使って独学。
「安全なWebアプリケーションの作り方」を読んで、自分の書いたプログラムをチェックしました。
フレームワークを使えば、(ある程度はフレームワーク側で処理してくれるので)初心者でも比較的簡単にセキュリティ対策ができるようです。
■偉そうにアドバイスなんかしてみる。
アドバイスなんて出来る立場じゃないけど、プログラムは最低限のものが書けて読めれば後は他力本願でなんとかなると思います。
難しそうな事があれば、ライブラリやフレームワークに頼ればなんとかなります。
あとは、集めてきたライブラリなんかを切り貼りすればどうにかなりました。
後はわからない事はグーグル先生か、質問サイトで聞けば教えて貰えます。
ただ、配列や変数などのプログラムの基本的な仕組みを理解しないとOKwavweとかヤフー知恵袋でも解答をもらえないような意味不明なエラーが出ます。
基本的な文法エラーは
http://jp.piliapp.com/php-syntax-check/
こういうサイトでチェックしていました。
エディタやなんかはvimとか高級な奴は多機能過ぎて意味不明だったので「サクラエディタ」を使っていました。
デプロイ(プログラムをウェブ上に公開して使えるように準備することらしいです)も自動化するべきらしいのですが、普通にFFFTPで手動でデプロイしていました。
まったくプログラムがわからない状態から初めて一ヶ月ほどでそれっぽいものが出来ました。
ネットの世界には自分みたいな初心者にもわかりやすく解説してくれている先輩たちがたくさんいます。
最低限のことは勉強する必要がありますが、後はグーグル先生や先輩のサイトに頼れば思ったより早くいろんなものが出来ると思います。
なにより、自分の書いたプログラムが動いているを見るとすごく感動します。
あ、よければ@ごちです使ってやってください。
Rails3 と jQuery で、真面目にオシャレなエロサイトをつくってみました。 - h300
http://d.hatena.ne.jp/inouetakuya/20120331/1333192327
に触発されて、オシャレエロサイトを作ってみました。
オシャレエロサイトを作ろうと思ったのはいいのですが、デザインは苦手なので途方に暮れていました。
h300の方はペパボのソフトウェアエンジニアらしいのですが、こっちはただの素人プログラマー。
そこで何か裏ワザみたいなものはないかとググっていると、Twitter Bootstrapという文字が目にとまりました。
Bootstrapの名前は知っていましたが、深い内容までは知りませんでした。
ですが、紹介記事を読んでみると自分の理想に近かったので早速使ってみることにしました。
Twitter Bootstrapはある程度有名だと思うんですが知らない方のために説明すると、
CSSフレームワークの一つで、ウェブデザインの作成を手助けしてくれるものです。
色々なCSSフレームワークを見ましたがTwitter Bootstrapが一番完成度が高いと感じました。
ウィキを見ると最初のリリースが2011年8月なので比較的最近のものですね。
普段、みなさんがウェブサイトを作る時、HTML + CSSで作られるかなと思うんですよね。
この時、CSSが事前に用意されているとすごく楽じゃないですか?
CSSフレームワークはCSSの大部分を前もって用意してくれているんですよ。(フレームワークによりますが)
ですので基本的にCSSに合わせてHTMLを記述するだけでウェブサイトが出来てしまいます。
CSSに合わせてHTMLを記述するとはどういうことでしょうか?
この文章は薄い青色でハイライトされていますよね? Bootstrapで似たようなことをする場合 <div class="well"> ハイライトしたい文章 </div> という感じになります。
classにwellと指定しているだけですね。
なぜそうするだけで文章がハイライトされるかというと、
divのclassにwellが付いていたら、いい感じでハイライトしてねっていう指示が
Twitter BootstrapのCSSに書いてあるからです。
BootstrapのCSSには、divのclassにalert alert-errorっていうのがあったら警告文だしてねとか、
button class="btn"ってあったらボタン表示させてねとか色んなことが最初から書いてくれています。
もちろん見栄えがよくなるように記述されていますので、classを指定するだけでモダンなデザインになるわけですよ。
CSSに合わせてHTMLを記述するだけでウェブサイトが出来るというのはこういうことです。
でも、最近のウェブサイトは HTML + CSS + JQueryという場合も多いですよね。
安心してください。Twitter Bootstrapの場合はJQueryの基本的な部分も用意してくれています。
ですのでドロップダウンメニューやタブ、スライドショーなどの実装も簡単にできます。
それに加えてBootstrapはよく使うアイコン数百種類まで用意してくれています。
至れり尽くせりですよ。
神様ですね。
CSSが固定化されていると、HTMLも自動的に固定化されます。
CSSに合わせて記述するので当たり前といえば当たり前ですね。
CSSの記述は一定、HTMLもある程度一定なので、メンテナンスが格段にやりやすくなります。
個人プログラマーの方だと、サイトごとにHTMLもCSSもグチャグチャという方も多いのではないでしょうか?
フレームワークを使えばそういうこともなくなるということです。
Twitter Bootstrapの凄さはそれだけではありません。
現在、ユーザーがどんなデバイスでウェブサイトにアクセスしてくるか分かりません。
PC、スマートフォン、iPad、TV、3dsなど全てのデバイスに合わせてデザインを作るのは時間がかかりすぎます。
でもTwitter Bootstrapならbootstrap-responsive.cssというCSSを選ぶだけで、
デバイスの横幅に合わせてデザインが変わるレスポンシブなウェブサイトができます。
もちろんデメリットもありまして、サイトのデザインが似てしまうというのが難点です。
ですが基本はBootstrapを使って、ちょっと自分でカスタマイズしてオリジナルっぽくすることもできますので、
一度Twitter Bootstrapを使ってみる価値はあると思います。
http://twitter.github.com/bootstrap/
Bootstrapの説明が長くなってしまいましたね…。
1.エロいサイトを巡って、XVIDEOSやFC2動画などのリンク、embedされたものがあれば取得。
3.データベースに登録。
一連の作業をクローラーにやらせるプログラムをRubyで書く。
RailsでBootstrapを使うにはtwitter bootstrap railsというgemを使うらしいです。
しかし、使おうと思ったのですが、windowsでは上手くインストールできませんでした。
仕方なく、代わりにsass-rails-bootstrapというものを使いました。
違いはcssにLESSをつかっているかsass(scss)を使用しているかだと思います。
http://d.hatena.ne.jp/tkawa/20120219/p1
の記事が参考になりました。
ちなみにLESSとかSassってのはcssを効率的に書けるすぐれたものです。
最近、webクリエイターボックスさんでも紹介されていました。
http://www.webcreatorbox.com/tech/css-sass/
railsでは3.1からcoffee scriptと共にsassがデフォルトで使えます。
このあたりがRailsの素晴らしさですね。
Bootstrapは画像を綺麗に並べて表示することにも向いているので、
アダルトサイトと相性がいいなと感じました。
AV女優名とか女子校生、人妻などのジャンルのタグがあれば便利ですよね。
Railsではacts-as-taggable-onというgemを使い実装しました。
動画のタイトルが事前に用意したAV女優名リスト、ジャンルリストと合致すればタグ付けするという感じです。
AV女優リストはDMMから、ジャンルリストは大手アダルトサイトから作成しました。
タグ付けするときに あおいそら-蒼井そら みたいな感じでタグ付けするようにしました。
もっとスマートな方法があるはずですが思いつかなかったので仕方ないです。
ア行、カ行…のように行別にわけて、なおかつアイウエオ順で表記してますので
クッキーを使ってログイン不要のブックマーク機能を作りました。
jquery.cookie.jsを使って、cookieを配列に直してごにょごにょしてという感じで実装しました。
削除ボタンを押すと非同期で通信して…などいろいろ面倒でした。
でも、動画の数はかなり増やしていこうと思っていましたので頑張って実装しました。
動画の下のブックマークするボタンを押していただければブックマークできます。
ブックマークするボタンの表示などにBootstrapの便利さを感じました。
実はこれが一番やりたいことでした。
多くのアダルトサイトは広告だらけで、肝心の動画がポツンと小さくあるだけというのが多いです。
戦場で疲れた兵士たちに、そんなせせこましい画面でアダルト動画見ろって?
そんな野暮なこと言いませんよ。
PCスクリーンの画面いっぱいに、大画面で、ドカーンとエロ動画を楽しんで下さいよ。
動画はできるだけ大きく表示しています。もちろんレスポンシブです。
全画面表示にすりゃいいじゃん…っていうのは違うんですよ。
全画面表示だと逃げれないじゃないですか!
不意に誰かが部屋に入ってきたらどうするんですか?
そう考えております。
Bootstrapでデザイン面はスマホ対応にはなっているのですが、
加えてjpmobileというh300で紹介されていたgemを使って、
CPU 2.66GHz、メモリ 2.2GB HDD200GBです。
Railsは遅いので少しでも速くするためにApacheの代わりにNginx使おうと思ったのですが、
PC用のキャッシュとスマホ用のキャッシュを別々に保存して使う
ということがどうしてもできませんでした。
PC用のキャッシュがある場合、スマホ用のキャッシュがなくてもキャッシュがあると認識されるなど、
もともとNginxとrailsのページキャッシュは相性が悪いようです。
Nginx側でキャッシュする、もしくはスマホ用のアドレスを別にすればできるかもしれないですが、
http://m.サイト名 みたいにするのが嫌だったので最終的にNginxを使うことをやめました。
Nginxに関するネット上の記述も少ないので運用するのは危険かな、ということもあります。
Nginxを少しだけ使ってみた感触はかなり速いというものだったので残念でした。
バージョンが変われば、また挑戦したいですね。
【追記】
やっぱNginxでもいけるかもしれないですね。
紹介しないと終わらないということで紹介します。
http://nukisen.com (エロ注意)
サイト名はオシャレに横文字でNukisenにしました。読み方はヌキセンです。
http://bootswatch.com でダウンロードできるBootstrapのテーマそのままですが、
Bootstrapを使うと自動的に細部まで凝ったデザインになるので最高ですね。
下にスクロールしていくと背景のグラデーションが変化したりとか、とても一人ではできないですよね。
長々と説明してきましたが、
ぜひNukisenで大画面のアダルト動画を体感してほしいです。
しばらくは一日30本ぐらいの更新でいく予定です。
アダルトサイト同士の相互リンクでアクセス増やしてなどはしない方向です。
新しいことに挑戦すると得られるものが多いなと感じました。
ウェブサイトを作る際、無意識のうちに自分のできる範囲の技術で構築しがちだと思うんですが、
そうすると成長はないですね。
長文失礼しました。
以下は2月に岡田斗司夫の会員制SNS「クラウドシティ」に辞めた社員が残った社員とクラウドシティの会員のために書き残した。
http://anond.hatelabo.jp/20120527012755
http://anond.hatelabo.jp/20120527215622
も参考に。
――――――
さよならオタキングex 私がオタキングexを辞めた理由 その1 「自ら率先して能力を低下」
私は2010年3月の立ち上げからオタキングexに参加していました。2011年に入ってからは実績と言えるほどの仕事はしていません(できなかったというほうが正しい)でしたが、2010年はオタキングexの公式サイト制作やその後のコンテンツの管理など、それなりに貢献はしてきたと考えています。
「参加していました」と冒頭で言っているように、現在は退職しています。正確には、2011年11月17日付でオタキングexの社員向けSNS「バベルの塔」に岡田斗司夫や他の社員の目に必ず触れる形で退職届を出しました。
退職をする際、岡田斗司夫が提示したある方針に納得できないことを理由に挙げましたが、実際はそれほど単純な話ではありません。様々な不満の蓄積が積み重なっての結果でもあります。
1年半あまりに渡ってやってきた活動を途中で辞めるにあたって、岡田斗司夫に対して思い残すことはなかったのですが、残った社員に対してはそれなりに申し訳ないと考えていました。残る人たちに対するダメージを最小限にするためには、スパっと辞めるのが一番よいと判断し、そのためバベルの塔では退社理由を短い文章にとどめ、同時に周辺をかき乱したくはないという意志を明確にするため、バベルの塔とクラウドシティへのアクセス権限停止も申し出ました。
ただ、このような退社の仕方では、私が辞めた理由の説明責任を果たしたことにはならない。なので、一部有志に対して私がオタキングexを辞めた理由を数回に渡って書きました。これから続く長い文章は、12月初旬に書いたものです。
当時からこの文章について「転載はご自由に」としてきましたが、それを情報がより拡散しやすいクラウドシティに掲載するために体裁を変えているのは、2011年11月と2012年2月で状況が大きく変わっているからです。2011年11月に退社宣言をしたのは私一人でしたが、その後オタキングex(現FREEex)では退社宣言が相次いでいる状況だと聞いています。
しかも、退社宣言をしているのは何もしてこなかった人ではなく、皆それなりにオタキングex内(あるいはクラウドシティでも)で存在感を示してきた人ばかり、いわゆる今まで核となってきた人たちです。3月の社員の更新手続きの際に何もしなければそのまま退社することになります。それを待たずして退社宣言をしている理由はニュアンスの違いがありますが、「これ以上ここにいてもいいことがない」と判断している点で共通しています。
今後FREEexに入社を検討される方、あるいはクラウドシティの入会継続を考えている方の参考にしていただければと思います。
――――――
1つ目は、岡田斗司夫が最近、明らかに仕事を手抜きしていて、それに伴い能力も劣化していること。しかも、自分が止めようとしても、本人が自らの能力劣化を推し進めていて、周りもそれに賛同して許してしまっていること。
自分が何かを指摘する度に岡田斗司夫にイヤな顔をされるのは別に構わなかったのだが、それにより批判を言いたくても言えない人たちを萎縮させ、さらに言いにくい雰囲気にしてしまっている。しかも、一部社員はそのようにして社長を甘やかすのはいいことだと本気で信じている。
仕事の手抜きについては、アスキーの「「ま、金ならあるし」」を明確な例として挙げたい。
ある食堂が今まで提供してきた定食の料金を無料にするが、その代わり残飯を提供すると言ったらどうするか。大半の人は金を払っても、今までの定食を食べるはずだ。
ま、金は雑誌の最終ページという一等地に掲載されている。雑誌にとっても看板コラムのはずなのに、最近はクラウドシティの宣伝が目立つ。一等地にある食堂で残飯を出された揚げ句、「うまいもの食べたいなら1万円払ってクラウドシティへ!」と宣伝されているアスキー編集部、そして読者の立場になって考えたことはあるのだろうか。
自分は2011年に入ってから、岡田斗司夫が講演などのアウトプットばかりでインプットがない状況をまずいと思っていた。社員とクラウドシティ市民との交流もいいが、それだけでは発展性がない。なので2011年の2月、クラウドシティ市民も同席したオフ会で、「ま、金」は様々な分野の専門家をインタビューしたらどうか、と提案した。去年「ま、金」でやった苫米地英人との対談をまとめた「お笑いウルトラリッチ」のイメージだ。
個人的には、今後本を執筆する上でも参考になる人をインタビューすれば、連載+本の材料+音声、映像はクラウドシティやウェブのコンテンツと、一石三鳥になるのでは、という目論みもあった。
この提案に対し、岡田は「対談記事なら誰かが書き起こせばいいし、俺も楽ができる」とすごい安易な解決策に走ろうとした。週刊アスキーは元々インタビュー連載が多いし、巻末の看板コラムをインタビューにするというのはありえない。「それは無理でしょう」と私は言ったけど、本人は恥も外聞もなく、アスキーに提案。当然ながらアスキーには断られた。
そうしたら、楽ができるからという発想で身辺雑記を書くようになった。しかも、「オタキングexへの道」を書き始めたのを途中でぶった切ったままで。11月からは身辺雑記すら書くのが面倒になって、(ボイスチャットシステムの)Teamspeakで、クラウドシティの市民の日記を読んだ感想を話すようになった。でも、話している内容を全く練っていない上、考察も浅いので、面白いとは言い難いものばかりだ。
今まで1週間に1回、〆切という発生装置があって、考えることを凝縮するプロセスを定期的にしていたと思うんだが、それが今は「悩みのるつぼ」だけになってしまった。しかも、そのるつぼもクラウドシティ市民の意見をかなり参考にしているので、切れ味は鈍い。
岡田自身もおそらく自分の能力低下に気付いている。だから、2011年後半に入ってから社員と会ったり、アウトプットを増やそうとしている。でも今必要なのは発信することではなく、インプットを蓄積する=聞くこと、しかも何らかの体系的な知識を持つ専門家からのインプットだ。そうしたインプットの欠如がここ15年にわたり評論家・岡田斗司夫を「言っていることは面白いんだけど、裏付けが乏しいから信憑性に欠ける人」にしているので。
岡田斗司夫が最後にテレビ出演したのは2010年10月、「ハーバード白熱教室」の特集番組に出たときだ。このとき注目されたのも、本を読んだりテレビを見てツイッターをするだけでなく、六本木でサンデル教授の授業に出たりするなど、質のよいインプットがあり、それなりに咀嚼する時間があったからだ。
ただ、最近は社員と会っていても、自分の話をするだけに終始していると聞く。これでは考えの咀嚼や積み重ねにはつながらない。
2011年に開催したイベントでは同志社大での講演が評判よかったようだが、これは2010年10月に開催して観客の反応がイマイチだった「国民スナフキン計画」の雪辱戦で、関西の社員総出によるバックアップもあったからこそだ。
だから最近のイベントは11月末に開催したディズニーリゾートでのニコニコ生放送をはじめ、見るに値しないつまらないものが多い。しかも、本人はニコ生の海賊放送をはじめ、イベントをやりたがり、周りもそれを後押ししている。さらに言うと、本人はニコ生をやった後は疲れてぐったりなので、自分の考えを広めるための媒体に注ぐエネルギーがどんどん削がれていっている。そんなマイナススパイラルが続いている。
自分としては、岡田斗司夫を「昔の名前で売っています」といった、通販番組に出演しているタレントのようにするためにオタキングexに入ったわけではない。本人が立ち上げ時に「東京ドームで『ひとり夜話をやりたい』」と言ったように、よりメジャーになるための手助けをできればと思っていた。
でも、最近の岡田斗司夫はex内やクラウドシティに目を向けるばかりで、率先して通販タレントになろうとしている。周りもそれに満足して、それがいいことだと思っている。これにはついていけない。そもそも、本人の能力と影響力の低下は、exの理念である「人類の苦痛を0.3%軽減する」ことから遠ざかることにしかならないはずなのだが…。
続く。
Controllerが何かというのは、ここでは単にRailsとかCakePHPとかのウェブアプリケーションフレームワークのControllerのつもりです。
ウェブアプリケーションの場合処理の結果に応じて画面にいろいろ表示しないといけないわけですが、その画面表示の部分(表示するViewの選択とか、表示するメッセージの設定とか)はControllerに書かないといけないわけですよね。
そうすると、Modelで何か起こったときにControllerにそのことを通知して、それに応じたViewへの仲介をControllerに書かないといけないのですが、これがめんどくさいわけです。
正常系だけならいいですけど、途中で異常が起こって処理が中断されるなんてところを考えると、その部分を全部Model→Controller→Viewの2段階で書くのが大変に感じてしまって。
http://ugaya40.net/architecture/dis_mov.html
Fat Controllerはダメというのは昔から言われている話で、自分も昔読んだときになるほどと思ったので「なるべくControllerを薄く」を頭に置いているのだけど、どうもうまくいった感じがしなくて挫折感があった。その理由だけど、自分の経験から言うと、「Viewに変数を渡すのがめんどくさい」「途中で処理を中断するのがめんどくさい」の2点だと思う。
たとえばRailsだとController内でインスタンス変数に代入することによってViewに変数を渡すことができる。処理をModelに移すとModelからControllerに変数を返して、ControllerでViewに変数を渡すという二段階が必要になるのでこれがめんどくさい。(正確には、ControllerからModelの状態を取れるように作るのが正しいのだろうけど、Viewで必要となるあらゆる状況を想定してModelの状態を取れるようにするのはなかなか大変。それだったらControllerで処理しちゃって……としてしまいがち)
「途中で処理を中断するのがめんどくさい」
たとえばRailsの場合、Controllerからreturnすればその時点で処理が中断されるし、レスポンスもそこでrenderしておけばよい。しかし処理をControllerに移した場合、Model内で起こったことに応じて適切なレスポンスを返すコードをControllerに書かなくてはいけないが、これがめんどくさいように思う。Modelから直接レスポンスやViewを指定したくなってしまう。(もちろんそれはできないし、Modelの分離の観点からするべきでもない)
O/RマッパーのModelに一切処理を追加しないなんてことはなくて、Modelで処理できることは極力Modelに移しているつもりではいるのだが、どうしてもすっきり書けた感じがしない。
もちろんわかっている人ならこんなところでひっかからず、自分がわかってないだけの可能性が高いのだが、自分が上のような理由で挫折してしまったのは事実なので、何とかしたいとは思っている。
自分としては、理屈はわかるけど実際のコードはどうなんだという感じなので、「これは手本にすべきMVCのウェブアプリケーションだ」というのがあれば読んでぜひ参考にしたいのだけど、何かないものだろうか。
30歳を越えても童貞をやっていると、恋愛とセックスが結びついているということを示されるだけで「おお!なるほど!!」と新鮮な発見がある今日この頃。だって、恋愛として付き合う付き合わないくらいはイメージできるとしても、セックスなんてしたことないんだもん。あーそうだ、検索ワードは→非モテ非モテ。
そんな中で、このあいだウェブで見た記事は結構ショックだった。
http://ddnavi.com/serial/58379/
さて、壊滅的な容姿をしているわけでもなくって、最低限のコミュニケーション能力もあるのにいい歳して童貞だという男性は、これまでセックスする機会がなかったわけじゃありません。女性からのアプローチを空前絶後のスルー力で無視してきた結果なのです。
てことは、女性からの(おセックス的な)アプローチを受けたことのない男性は「壊滅的な容姿」あるいは「最低限のコミュニケーション能力もない」ということになりはしないだろうか。認めなくはなかったけど、俺は女性からのアプローチを受けたことがないので、つまりは「壊滅的な容姿」ということに…!?(最低限のコミュ能力くらいはあります><)
女性から「ごはんを食べにいきませんか?」「ハシビロコウを見にいきませんか?」と誘われたことがあるのが俺の数少ない自慢だったのだけど、どうやらそれだけでは壊滅的容姿疑惑を払拭するに足るものではないらしい。女性は、「大人のお約束」にもとづくサインのようなものでセックス的なアプローチをかけてくるというのだ。うん、そんなの見たことない。
「なんか暑くなってきちゃった」と上着を脱げば
とか、
「終電、でちゃったね……」と潤んだ瞳で見つめれば
とかいう「大人のお約束」あるいは「恋のかけひき」は誰もが知ってて当たり前のように描かれているけれども、そんなに一般的なの?
「じゃあ俺も」「どうぞどうぞ」くらいに常識になってるの?みんな竜ちゃんなの?
かわいくて天然なあの子も、いざ鎌倉となれば積極的打算的に言っちゃうの・・・?
まともな恋愛経験もなくセックスしたことがないことも負い目には感じていなかったけど、恋愛の場からそんなに遠ざけられていたのかと思い、また、本人には自覚のない壊滅的容姿から永久に遠ざけられ続けるのかと思うと、あまりの疎外感に急にさびしくなってきた。
本格的な調査でもなく、一般化できる話かどうかもわからないコラム記事に右往左往してしまうのもなんだが、そういう年頃なのかもしれない。周囲の(同年代の)恋愛とセックスの関係は以前は不可視だったが、今では結婚やら出産やらで、なんとなくわかってしまうところがあるので、ね。
http://anond.hatelabo.jp/20120619092231
http://anond.hatelabo.jp/20120620163842
ラガルドIMF専務理事がギリシャ人は脱税ばかりしていると批判した時、日本のウェブでの反応は、ほとんど「その通りじゃないか、ギリシャ人はいい加減だ」というものばかりでした。英語圏のニュースサイトでは、もちろんギリシャを罵倒するコメントもあったのですが、それよりもずっと多かったのはギリシャを国際金融の犠牲者と見なし、短絡的なラガルドを批判する、いわゆる反ウォール街・反グローバリズムの視点からのIMF批判でした。返し刀で、IMF専務理事の特権を活用してラガルドが税金をほとんど収めていないことがスクープとして明らかになり、海外のニュースサイトでは大きく取り上げられたのですが、これなども、反ウォール街の文脈があればこそ、そういうネタを発掘する力学が働いたものと思われます。
こういうのを見ていると、日本は良くも悪くも「国民国家」なのだなあと感じます。海外では「国境」が流動化し、その分だけ、「階級」がより鮮明な存在感を持ちつつあるようです。日本も本当はそうなのかもしれません。多くの人が気づいていないだけで。
ギリシャ危機も始まってから結構長く時間がたっています。私も最初は、ギリシャ政府の行為、ギリシャの国民性が問題だと考えていました。そこに問題があるのではないと思うようになったのは、この危機の様相が次第次第に変化していったからです。
ギリシャ政府の負債比率の虚偽報告があり、それが明るみになって、信用不安から流動性の不足が生じました。この時点では因果関係は単線的で、ギリシャに原因があるのは明らかでした。
しかし、事態は波及していきました。イタリアのようにプライマリーバランスが黒字で、なおかつ流動性が不足するのは異常な事態です。債務比率も決して高くはない国々も流動性の危機に直面し、対症療法として緊縮財政をとっていますが、それだけではどうにもならず産業競争力、つまり貿易収支を改善しなければならないという話になっています。
この危機が、単に一時的な事件を契機とした信用不安、流動性の不足が原因でないことはもはや明らかです。
それは通貨ユーロと、財政の不統一というEUの構造的な問題に由来していることはだれの目にもはっきりとしてきました。
ギリシャには多々、問題があるのは確かです。確かですが、それが危機の原因ではないのです。もちろん、ギリシャがドイツのような、尋常ならざる財政均衡への執念を持ち合わせていれば、この危機でギリシャがターゲットにされることはなかったかも知れません。しかし仮に、プライマリーバランスの黒字を維持していたとしてもイタリアやスペインのように、危機に陥ったかも知れません。
構造的な原因としては、バブル化した資本のサプライサイドの問題があり、こうした事態が発生した時に機能的に動けないユーロゾーンの問題があります。
ギリシャが悪い、ドイツが悪いと他人事のように言っていますが、忘れてはならないのは日本は世界最大の債権国だということです。米国債ばかりを買っているわけではありません。80年代バブルを引き起こしたのとまったく同じ資本が、円キャリートレードでゼロ年代に世界的なバブルを引き起こした可能性が強いと私は見ています。
日本の機関投資家や金融機関がサブプライムローンのような質の悪い債権や、ギリシャ債のような信用力の劣る債権を保有している度合いはごく小さいのですが、そう言われて、リーマンショックの時に、比較的被害が少ないだろうと予想されていながらもっとも手ひどく日本が損失を被ったことを忘れてはなりません。
金融セクターは投資をしないと生きていけないのです。この簡単な事実を思い起こす必要があり、そして日本は世界最大の債権国なのです。さまざまなルートを通して、日本資本は世界市場に供給されています。ドイツの銀行が、フランスの銀行が、ギリシャをそそのかした、アメリカの証券会社がギリシャに不正を行わせた、けしからんと言いながら、その資本の出どころは元をたどれば日本である可能性が高いのですよ。
ギリシャ人は先の選挙で、より穏健な路線を選択してくれました。危機はこれで終わりではありませんが、とりあえず、私たち日本人は彼らに感謝すべきだと思います。
今回の選択がギリシャ人にとってどれほど苦渋に満ちたものだったか、想像してみるべきでしょう。
国家会計の不正を行ったのはNDです。PASOKはそれを暴いたのですが、やり方が拙すぎて危機を発生させてしまいました。ギリシャ人が「政治家が悪い」と言う時、具体的に念頭にあるのはNDとPASOKの旧二大政党です。不正を行ったと目される政治家がのうのうと今なお議席を維持しています。怒り、憎悪が満ち満ちて当然ですが、それでも穏健路線のために、ぐっとこらえてギリシャ国民の多数は敢えて、NDを再び政権党につけました。彼らなりの正義の感覚を曲げてでも、国際協調路線を選択したのです。
これは大きな譲歩であると言うべきです。
オーストラリアは医療関係者をオーストラリアに移住させるべく大規模な勧誘を行っています。もう半年以上も給与が支払われていない状況では、さらに半年、ふみとどまれる医療関係者は少ないでしょう。ご存知のとおり、医者ひとり、看護士ひとり、薬剤師ひとりを養成するためには莫大な投資が必要になります。ギリシャがこれまで行ってきた投資の成果を、労せずしてオーストラリアは手に入れるでしょう。個人の移動の自由といえば聞こえはいいですがこれは形を変えた収奪です。社会資本のごく基本である医療の崩壊は目前に迫っています。
ギリシャがプライマリーバランスの黒字を達成するまで、どこまでの収縮がこの先必要になるのでしょうか。
この先、ギリシャのみならず、南欧、ひょっとしたらフランスでも、社会資本の劇的な崩壊に至るかも知れません。メルケルが態度を変えない限りいずれはそうなるでしょうし、そうなれば、EU市民権を持つ彼らはドイツに流入するでしょう。その時になってやっと、ドイツ国民も譲歩を真剣に考慮するのかも知れません。
http://anond.hatelabo.jp/20120619092231
もちろん私も全面的にギリシャ人は悪くないと思っているわけではありません。思うところをギリシャ人にぶつけてみましたが、論理立ててきちんと話せる人はそんなにいないんですよ。
日本人でも、消費税上げると言えば「それはやだなあ」という人が多いはずで、じゃあ、どうすると聞いたところで、論理立ててどうこう言える人はほとんどいないですよね。それと同じで、ギリシャ人の政府が悪い、外国資本が悪い、IMFが悪いというのも、直観的な話であって、「私たちが悪いのではないのだから、外部に悪い原因があるに違いない」という感覚的な見方が大半です。
いや、統計的にはこうなっていて、こういう構造的な問題があってというレベルで話せた人は、例の経済学者と日本に住んでいた人だけです。
日本語を勉強しているという大学生は、彼は母親がドイツ人で、ギリシャではドイツについてネガティヴなことを言われてうんざり、という風でしたが、日本のウェブでのギリシャ批判に目を通して、「ひどい、差別だ、偏見だらけだ」と憤っていました。そりゃ、あなた、2ちゃんねるばっかり見るから…。彼は、スペインやイタリアがほとんど批判されていないのにギリシャだけが批判されている、差別だ、と言っていましたが、その発想自体が問題じゃないかしらと私は指摘しました。プライマリーバランスが悪いわけではないイタリアやスペインを同列に扱う訳にはいかない、イタリアやスペインはユーロゾーンの信用不足の煽りをくらった二次的な被害者という側面があり、国家財政の収支を虚偽改竄したギリシャと同列に扱うとしたらそれこそが差別だ、ギリシャ人の事実を捉えられない、我が身のみを憐れむメンタリティが批判されているということがどうして分からないのかと聞きましたが、そこから先は発狂状態でインタビューどころではありませんでした。
ギリシャ政府を選んだのはギリシャ国民なのだから政府を批判してことたれりとしているギリシャ人のメンタリティはおかしいのではないかともインタビューをしたすべての人に聞きましたが、うん、そうだね、みたいなことを言ったのは、日本在住15年歴のある老人のみでした。彼は物の見方が一般的な日本人とほとんど変わらないというか、ギリシャに対して、場合によっては辛辣すぎる見方をしていたので、ギリシャではなかなか生きづらいのではないかと思います。そう聞いたら、「そうだね、横浜の水準に慣れてしまっていたから、帰国して数年はいちいち腹を立てていたものだが、今もし日本に戻ったら、私なんてまるで使い物にならないだろうね」と笑っていました。彼が言うには、もともとギリシャは地政学的な理由から列強によってこしらえられた国で、ギリシャ人というまとまりもなかった。そこでありもしない古代ギリシャとの連続性を持ち出して、ナショナリズムを煽った。作られたものだから空虚で地に足がついていない。それに加えて第二次世界大戦中から戦後には血で血を洗う内戦があり、軍政もあった。公共に対する一体感や責任感は育ちようがない。数々の矛盾をその時々に解決するのではなく、民主主義政権はネポティズムで支持者を増やしたり、福祉で懐柔して、やり過ごしていただけだ。ギリシャ人にはナショナリズムはあっても愛国心はない。
彼はそう言っていました。
民主主義は、民衆が責任を誰かに押し付けることが出来ないという一点において優れた政治体制であるとかのヤン提督は言いましたが、実際には民衆はそうそう物分りがいいわけではないようです。それにある政党に投票したからと言って、このような不正が起こることまで予見して、その責任を民衆に負わせるというのも、おかしな話ではないでしょうか。
何度か話に出てくる経済学者はナショナリストで、その見解はいちいち鼻につくところが多かったのですが、たとえば、そもそもの遠因としてギリシャがユーロゾーンに加盟できたこと自体、ヨーロッパの古代から続くアジアに対するレイシスト意識と関係しているのではないかと私は疑問を提示しました。たとえばキプロス問題は経緯を見る限り、九分九厘ギリシャの責任なのですが、トルコのみがなぜか悪者として欧米のメディアでは扱われている。一事が万事、ギリシャについては、ギリシャを西欧文明揺籃の地として取り込まなければならない西欧側のコンテキストに沿って、ある種のプレミアが無条件に与えられてきたのではないか、そのプレミアが建前と現実の乖離をもたらしたのではないか、と私は尋ねました(こういうレベルのことを聞けたのは経済学者氏に対してだけです)。
彼はいちいち反論というか糊塗をしてきたのですが、それは歴史修正主義者が実際にはどうかと言うことよりも「やる」という意思で事実を取捨選択するような、意志の産物であったのですが、そういうことをしようと思えばやれるわけで、現実にギリシャが困窮していると言う事実から敷衍すれば詭弁なのですが、ある程度の知識人にも事実よりはフィクションを優先させる態度があるのではないかとは思いました。
以前
http://anond.hatelabo.jp/20101005195339
今回は
概略は以下の通り
ポータルサイト(「Yahoo」「はてな」等を想定)にニュースを売る。
登録手数料を設定するのは、いたずら、スパム登録の防止のため。
★一般視聴者がサイトを見始める「ゴールデンタイム」の20時から、
ポータルサイトでは、ニュースのヘッドライン(30字以内)だけ
サイトに表示させ、本文は非表示にする。
思った記事に対して、購読料10円を先払い。
(恐らく、ヤフーウォレット、はてなポイントでの支払いになろう)
なお、「1口=10円」であるが、何口でも支払い可。
★1万口が集まった時点(10万ポイントが集まった時点)で
この時点でポータルサイトが2万円を徴収し、残り8万円が執筆者の手元に入金される。
(なお、振込口座名義と同一名義での実名執筆を原則とし、匿名執筆は認めない。
これは名誉毀損記事などの抑止のため)
「マーケット不成立」として、視聴者には1口10円を返金する。
この場合、記事は「お蔵入り」となって、永遠に日の目を見なくなる。
★「このままだと記事がお蔵入りになりそうだ、どうしても記事が見たい」という視聴者がいたら、
その段階で残額を一括で振り込めばいい。
「残り1日でマーケット不成立になる、現時点で2,000口しか集まっていない、でもどうしても見たい」
というのなら、残り8,000口(8万円)を出資する視聴者も出てくるかもしれない。
★全文掲載されると、上部にバナー広告が掲出される。
このバナー広告の収益は、「1万口の出資分」に比例して、出資視聴者に配分される。
★仮に、マーケット成立、全文掲載後1ヶ月で10万円のバナー広告収益が上がった場合、
「将来、人気が出そうだ、バナー広告収益が上がりそうだ」というニオイがする
「10円の出資に対して、リターンが見込める」ことになる。
「ニュースのせどり」目当ての人も、このニュースマーケットに参加することになる。
(ニュースのせどり目当ての人は、「脈があるニュースには複数口を出資する」であろう)
★視聴者は、「ヘッドラインからニュースバリューを判断し、それに対して投資の可否を決める」という
ニュースマーケットとは「ニュース提供者とニュースのバリューの利用者が分離」
することで、よりニュース提供を活発にしよう、という試みである。
★別の言い方をすれば、出資者は「1口10円の出資」という有限責任出資で
★ヘッドラインは30字以内だが、本文がスカスカだとクレームになるので、
本文の字数については「400字以上」とか、
何らかの下限制限を加える必要があるだろう。
★「1口10円」と「あまり負担感を感じない金額設定」にしている点もポイント。
「うまくいけば、1回8万円(厳密には7.9万円)の収入」になるので、
毎週1週間掛けて執筆して、毎回採用されれば、1年間で7.9万円×52週=410万円の収入。
2日に1本のペースでエントリを量産でき、コンスタントに採用されるライターなら、
7.9万円×365日÷2=1,440万円の収入
こうなると職業として成り立つ。
のような「その道のプロの寄稿」なんてのも、結構受けるだろう。
「ライターについての評価」の欄も設けて、
「過去にスパム記事、ダメ記事を書いた、悪質ライター」については
低評価を掲示するようにして、「ダメ記事に10円払ってしまった・・・」のような
トラブルを、できる限り少なくする。
(それでもゼロにはできないが、多少は仕方ない)
数分もすれば、
「出資の勢いがスゴイ記事」と
「出資の勢いが鈍い記事」に分かれてくる。
⇒人間心理的に、
「勢いがスゴイ記事は、他の人が「面白そうだ」と判断した記事だから、
これって、自分が読んでも面白いんじゃないか?」と思ってしまいがちで、
そうなると「勢いがある記事に出資しようとする人が続出し、更に勢いが加速する」という
勝ち馬現象が発生するだろう。
逆に、「勝ち馬現象に乗れなかった記事は、マーケット成立しずらい」という冷酷な結果になるが、
まあ仕方ない。
なので、
「勝ち馬現象を発生させるため、20時のマーケット開始から、数分内に1,000口をセルフ出資して、
勢いがあるように小細工しよう」
とか
「この記事はマーケット成立後、バナー広告収入が結構上がりそうだから、
とか
「期限まであと1日で9,000口にか集まらなかった、ここで自分が1,000口出資して
マーケット成立させれば、報酬2万円が貰えるから、出資分差引いても1万円の儲けだ」
のような思惑で「執筆者自己出資」もありえるだろうが、それは容認してしまえば?
★登録料を再度支払えば、1度「落選」した記事を再アップすることも可能。
「ちきりん本」など、ウェブの原典は無料でも、書籍にパッケージにしたら、有料でも売れてしまう、
そのような現象がニュースマーケットでもあるだろうし、それを排除する必要はない。
(「自分のブログはPV少なくてマイナーだが、ニュースマーケットはPV多いから・・・」というニーズもあろう)
★ただ、「他人が執筆した発表物」をニュースマーケットに出品するのは、原則×。
まあ相手方の承諾が得られれば○だが、実際問題、承諾は得づらいだろう。
なんかねー、ブログ消した。
理由はほんとにくだらないことで、ネット上の話ですらない。なんかもう、ほんとうにどうしようもないこと。
ネット疲れとかじゃぜんぜんないすよ。
これ以上どうしようもないことがあるんだろうかってくらいに。
つーか増田ってこれ妙に幅が広いな。改行自分で入れてやらなきゃだめか。
なんつーかまあ、過去の自分がすべて呪わしくなるようなことやっちまった。
ま、そんなおおごとだと思ってるのは俺だけで、実は世の中にあふれてる些細なことだとは思うんだけど。
ああ、身バレとかじゃないすよ。
で、過去の自分っていうと、まあ現に生活して生きてる自分は消せないじゃん。
それができる年齢ってとうに通過してるからさ。
でまあ、消せる自分からとりあえず消していこうかなーと思ったときに、
いっちょ軽くネット自殺でもやってみますか、と。そう思ったのね。
まあ、ここに至るまでの心理の流れは、ほとんど自暴自棄ってやつなんだけども。
はてダはほら、俺の本拠地だし。あとまあ、別に知ってる人も少ないんだけど、mixiには
そんで、ログなんかとっとかないじゃん俺。
だから「本当に退会する」を選んだら、ここ数年の俺のテキストで全部消える。
「消すのはひどい」って、そう言ってた人がいてさ。それは俺もそう思うんだ。
まあ、ひどいよな。
あれ、そういや増田ってこれ、文字数の制限あんのかね。まあいいや。
ひどいとは思うんだけど、呪わしい自分のカケラがネット上に散乱してるのって、無理。
まあ、どうせウェブアーカイブさんやらキャッシュやらで、一部は永遠に残リ続けるわけだけど。
それにほら、いまのこの気分って一時的な衝動だから、この気分が一ヶ月か二ヶ月かして和らいで、
そんで戻る場所があったらまたのこのこと戻ってくんのよ俺。もうそれは確実。
そういうのいやだなーと思って。
それってほら、クソじゃん。ゴミじゃん。汚物じゃん。
死にてーでも死にたくねーよってだれか生かしてくれーとかさ。そんなんだれにとって
意味があるんすかって話ですよ。
でもあんがいそうでもなかったらしいんだよね。クソを鑑賞する人もいるらしい。
ほら、うんこっていっても、あんまりに素晴らしいかたちしてたら、見る価値あるかもしんないじゃん。
そんで俺は、うんこの脱臭技術を身につけて、うんこ垂れ流しつづけたわけ。
そうやって、いつかはてなにたどりついて、気がついたら、まあブロガー?みたいな立場になってた。
なんかねー、読まれたんですよ。読まれたから生きてこれた時期ってのが確かにあったんですよ。
でもいまは別に読まれなくても死なないしさ。
楽しくなかったかって言われたら、そんなことないわね。
たとえば俺がIDなりアカウントなりブログ名なり名乗ったら「まあ聞いたことある」程度の人って、たぶん万単位は
確実に行くんじゃねえのかな。俺はあんまそういうの気にしないほうっていう建前だったし、実際、ネット上での活動の
大部分は、引きこもった場所でやってたんだよね。最近はわずか数人の人たちだけ相手に、死ぬほど
長文の日記書いてたしさ(まあ、あれが直接の理由)。
でもそういう場所でだって、背後に「あの」っていう権威は背負ってて、そんで俺、自分にそれを許容
してなかったかっていったら、それは絶対ないわけ。心のどこかには「俺がなんか書けば人呼べる」
みたいなのあって、それもひっくるめて、もう呪わしくてたまらないものになった。
そんで、はてなもmixiも退会して、ローカルにあったテキストも全部消して。
これで、ここまで俺が書いてきたものは、すべて消えた。
ほなさいならなーと思って、万年筆でノートに文章書き始めたんだけど(病気か)、でも、未練ですなー。
インターネットに「ほなさいならなー」の一言も残せずに去るのはちょっとさびしかった。
んで、捨てアカ取っていまここで増田書いてると。まあそんな流れです。
いまの俺がネット上から消えることで、迷惑をかける人、がっかりさせてしまう人、まあいると思います。
ごめんなさい。
本当にごめんなさい。
いままで読んでくれた人たちは、それだけで俺を文字どおり「生かして」くれたのだから、その恩に報いるためにも
ログは残しとくべきだったってのはわかってる。
これは裏切りだ。
それわかっててもダメだった。自分の存在がどこかに「ある」のを見たくなかった。徹底的に消したかった。
そんでもって、俺には「ありがとう」を言わなきゃいけない人も、きっとたくさんいます。
個人名あげていくと、あとで「あの人忘れた……」的な感じになるのでやんないけど。
俺みたいなくるくるぱー相手につきあってくれてありがとうございました。
俺はインターネットがなければ、きっとなにものにもなれなかった人間です。
インターネットがあったから生きてこれて、インターネットがあったから文章を読んでもらうことができて、
知人もインターネットにしかいなかったし、友だちですらインターネットが連れてきた。
まあ、俺がだれであるかは、タイミングと文体でモロバレもいいとこだと思いますけど。
といってもニコ動のアカウントはそのままだが(別に言わなくてもいいことだろそれ)。
まあ、別の名前でどっかにのっそりと存在するかもしんないけど、いまのとこその予定はないです。
そんなわけで、なかなか楽しかったです。
http://anond.hatelabo.jp/20120526091039 続き
https://twitter.com/sasakitoshinao/status/206228386853560324
なんか「Studygiftは<公>だと思ってたのに<私>だったのか、騙された!」とか言ってる人が何人かいるが、公の意味をこれからもう一度再定義した方がいいと思う。そうやって怒ってる人は公がどこかから神のように降ってくる存在だと思っていないだろうか。
https://twitter.com/kirik/status/206229674295181312
いや、公を誤認させてはいかんでしょ RT @sasakitoshinao なんか「Studygiftは<公>だと思ってたのに<私>だったのか、騙された!」とか言ってる人が何人かいるが、公の意味をこれからもう一度再定義した方がいいと思う。そうやって怒ってる人は公がどこかから
https://twitter.com/sasakitoshinao/status/206228646128656384
公は天から降ってくるものでなければ中間共同体が勝手に担ってくれるものでもなく、今後は<私>の無数の集合体、<私>がつくるさまざまな仕組みの集合体によって<公>が成り立つという方に考えを切り替えないと。
https://twitter.com/kirik/status/206230378468487169
先生、public というのはきちんとした定義のある言葉です。ご主張は理解しますが、今回の事例でそのような理屈は通らないと思いますよ。 RT @sasakitoshinao 公は天から降ってくるものでなければ中間共同体が勝手に担ってくれるものでもなく、今後は<私>の無数の集合体、
https://twitter.com/sasakitoshinao/status/203695743184273409
おっしゃる通りです。情報は開示されてる。家入さんという個人の信頼でも担保されてる。詐欺じゃないでしょ。 RT @fox_m @sasakitoshinao 単位とらなかろうが旅行に行こうがそれをひっくるめお金出す人の選択の自由はあるという話を佐々木氏は言ってる気がするんだけど。
https://twitter.com/sasakitoshinao/status/206751155445956608
私は家入一真という人は、おおくの人が批判するように欠点もたくさんあるのかもしれないけれど、彼が追い求めている価値に共鳴している点で全幅の信頼を置いています。
https://twitter.com/sasakitoshinao/status/206752926461476865
そんな担保などあるわけないでしょう。すべては個人の意見。客観など幻想にすぎない。 RT @maitreya_K 公私とか自助公助とか、そういう切り口自体が佐々木俊尚さん、あなたのセルフサービスの問題意識と見受けられます。その見方はいったい何によって担保されているのでしょうか?
先ほどTwitterに連投したStudygift問題についての論考です。以下、少し整理して転載します。
一連の議論を見ていて思うのは、個別包摂と社会包摂がごっちゃになってしまっていませんか?ということ。社会包摂とは生活保護などの公的扶助をはじめ、誰もが平等に享受できるセーフティネット。個別包摂は、個人的なつながりの中でのセーフティネット。
たとえば隊長の「就学希望児童助成を軽いノリでやるな」という記事もそのひとつで、社会包摂としてはこの視点はそうだろうと思う。しかし個別包摂にまでそれを求めるのか?ということ。
■家入一真さんの例の件で願うことなど: やまもといちろう http://bit.ly/KArAfU
個別包摂なんて、親戚のおいちゃんおばちゃんに金出してもらうのと同じレベルで、単にそれをネットのオープンな場所でやってるだけ。だから「出したい人が出せばいい」と私は書いたわけです。そういう家族単位、知人単位、ソーシャルグラフ単位の個別包摂の集合体が、公的扶助などの社会包摂を補完していく可能性があるから。
だから個別包摂で、後から「なんだお前退学してたのか!」「男女関係からんでんじゃないの?」とかそういう話が出たとしても、おっちゃん(支援者)と姪(被支援者)の間で話せばいい話。「ほんまに復学する気があるのか?」「おまえ結婚しても学業続けられるんか」みたいな、そういうレベルの話。
そしてこの社会的包摂と個別の包摂の混同は、実のところ河本準一氏の生活保護騒動にもつながっている。「息子が支援(個別包摂)できるのに生活保護受ける(社会包摂)のはけしからん!」と。河本氏にあなたは個別包摂を利用せよと求めている。だったらなぜStudygiftの坂口さんには個別包摂によって支援を受けることを許さないのか? 二つの問題の根っこは、ここで実はつながっている。
Studygiftは皆が見える場所でやってるからけしからん、目に入らないところでやってくれという意見もあるだろう。まるで全員に門戸が開かれてるように誤解させるのはけしからん、と。だがこうした個別包摂でさえも可視化されてしまうのがネット時代の恐ろしいところなのだ。そしてこの可視化時代に、妬みや誹りや恨みの対象となるありようはそこらじゅうに可視化されている。今までは知らないで済んでいたことが、全部見えてしまう。これはある意味たいへん苛烈な時代だ。
しかしこのような個別包摂の試みは今後も次々出てくるだろう。個人間送金が簡単になればさらに加速する。私はその多様化は社会包摂を補完するありかたとして否定すべきでは無いと思う。今回のStudygiftは拙速なのは事実だが、そういう試みの最初の小さな一歩にすぎない。
ネットを活用した個別包摂のセーフティネットに対して「うまくやりやがって」「詐欺だ」と怒る人たちは今後も増え続けるだろう。それは避けられない。たとえばこの記事などが典型だ。
■仮に僕膣と学籍詐称が無くてもstudygiftは駄目だよな http://bit.ly/KAuGAA
無償のリスペクトが応酬されているだけの評価経済社会に留まっていれば、問題は起きなかっただろう。だが評価経済と貨幣経済が結びつくことで、評価=カネということが実現してきている。これは大きな波紋を投げ掛ける。
すべての人々が平等に包摂されるような時代は最早やってこない。そういう包摂は戦後社会でも平等幻想でしかなかったが、その幻想さえも剥ぎ取られる時代になってきている。だからこの問題への怨嗟は今後もなくならないだろう。しかし社会亭包摂とは何かということをもう一度考えなければならない時期に来ている。
自らを助ける者が助かるだろう。しかもその「助かる」有り様は見えてしまっている。だったら自らを助けられる者だけが助かればいいのか? そして、自らを助けられない者をいったい誰が助けるのか? これはコミュニタリアリズムとリバタリアニズムの対立にも繋がってる。だからここから本当に真っ当な政治哲学的な議論が始まるのかもしれない。
そう期待したいけど。
いのうえ とーる 私もこれを全く社会包摂で語って批判する人が多いことに最初から不思議でなりません。説明不足である問題点を除けば、売りのある人、自分がいいなと思った人を援助することは不自然でもなんでもないわけですし、そこに不公平だと文句をいうのはおかしいと感じます。だから、わたしは批判のほとんどは単なるそういう行動ができない人の嫉妬にすぎないと思えるのです。
上田 康之 ぼくも佐々木さんの言わはることに賛成なんです。同棲してたとか、退学してたとか、どーでもええ話やと思います。
勝手にやりゃええ話やと思います。
ただ、隊長の話と少し似てるんですけど、なにぶん対象が「子ども」なんで「顔を出して、実名も晒して、学校に行きたいけどいけないというプライバシーを晒すことが、どれだけの苦痛を将来において背負うことになるのか」ってのが少しだけ気にはなりました。
この子は20歳超えた子ですし、その点は理解してるかもしれないですけど。
最上 雄太 Twitterにも幾つかレスしましたが、別に悪意も変な扇動をしようという気もないのは伝わりました。
寄金 佳一 星野智幸さんが小説家らしいさすがの感性で語っています。「私たちがバッシングし、叩こうとし、殺そうとしているのは、「俺」なのだ。自分なのだ。」と。
http://hoshinot.asablo.jp/blog/2012/05/26/6457416
で、悪意がないのにこういった事を本気で書かれているのにヤバいな、と思いました。
不特定多数と知人の区分けが無意味と言いつつ、個別包摂と社会包摂に分けて考えろっていう起点自体が無茶苦茶ですよね。
先の「無視すればいい」という発言もそうですが、本質が全く見えてらっしゃらない。
今回こういう騒ぎになっているのは、一言で言えば「当事者に納得感が無い」からですよね?
この納得感というのは言うまでもなく必須要件であり、また今回の「当事者」は支援をする側される側だけじゃないですよね。
皆まで言いませんが、仲良しごっこも同好会ノリで楽しくやるのも全然いいんですが、迷惑かけないでって事です。
おおつね まさふみ これは「おっちゃん(支援者)と姪(被支援者)の間で話すようなトークを、単にネットという開けた場所でやってるだけ」って言われるだけのような……
おおつね まさふみ 「社会的包摂と個別包摂はネットで差別される。前者について発言するのは自由だが、後者については言論の自由は制限される。理由は◯◯だ」の、理由の部分がなんだかわかりにくいので、そこを聞きたい所。
川岸 義明 今回の件で、就学希望児童助成自体が世間的に眉唾に思われたのであれば....個別包摂,社会包摂に関わらず、痛い話だなぁと...支援者がそれを正しく区別できるのでしょうか....よくわかりませんが...
Kanehira Takashi 学費援助の件では、否定派と肯定派の対立軸がすぐに出来て、両者を包摂するとしたら、弱者を助けたい人(肯定派)の役回りになりそうです。生活保護の件でも、否定派と肯定派の対立では、やっぱり弱者を助けたい肯定派が、否定派に地道な説得をすることでしか包摂が来ない気がします。否定派は日本版ティーパーティーに見えます。閉塞感があるとさらに狭い方にいくのだなと。歴史を振り返ると、女性参政権を勝ち取った人はなんて偉いんだろうと想起したりもします。
くらます りょういち 個別包摂の試みというのは、ずいぶん前からありますね。いわゆる「○○ちゃんを救う会」。海外で手術受けるのに○千万円必要です、みたいな。
しかし、その「○○ちゃん」の情報が、もし事実と異なるものであったとしたら。それがお金を集めた後に明らかになったとしたら。
はたしてそれは「おっちゃん(支援者)と姪(被支援者)の間で話せばいい話」で済むんですかね。
上田 康之 くらますさんの【「おっちゃん(支援者)と姪(被支援者)の間で話せばいい話」で済むんですかね】は、それで済ませたらええんちゃうかなぁ。
もし、その子が将来、極道になったとしても、文句言わんと、それ込みで支援したろうって思ってやったらええんちゃうかなと思います。
はやし りょう 社会的包摂と個別包摂を区別してるんじゃなくて、資金の集まり如何に依らず目的を達成出来ない可能性を明らかにしないまま支援名目で投資を募ったのが叩かれてる原因じゃないですか?社会的包摂と個別包摂で区別して云々って論調が通るならば極論すれば「ばれなきゃオレオレ詐欺ってOKなの?」って話になりますし。
今回の件は何がよくて何がだめだったのかを議論してブラッシュアップを図るのが第一で、論じる人の社会的な関係性に論点ずらすのは単にこのネタつかってプロレス見せてるに過ぎないと思います。
おおつね まさふみ それだと「支援もしないし、興味もないけど、紛らわしい弱者風の錯誤でカネ集めているのは見過ごせないから個別包括をネットのオープンなところで主張する」という人だって居てもいいよね。
はやし りょう おおつねさんの発言がStudygiftをウェブで展開する事の意義だと思います。意見を述べている人の立場を以て「あなたには発言する権利がない」というのはもう本当にナンセンスですよ。そんな主張は第一次世界大戦でもう過去の遺物になってるんだから、知的なブラッシュアップに社会的立場とかホント混ぜないでほしい。
芝尾 幸一郎 個別包摂の取り組みだったら、金くれ http://kanekure.ssig33.com/ と言うサイトで良い気がします。そして、現にこのサイトは別に炎上していない。個別包摂の例なら上のサイトの方が適切な気がします。
金くれ
kanekure.ssig33.com
松本 孝行 社会が面倒を見るのか個人が面倒をみるのか、それを河本さんの話だけで語るならいいですが、studygiftを混ぜてしまうと、とたんに焦点がぼやけてしまいます。その問いかけはたしかに社会起業家やサッチャー・レーガンの社会福祉削除の話とも関連して、非常に重要だとは思います。しかしstudygiftの話はまた別問題です。それに私的な援助ができるのはジャストギビングなどもあるわけですし、なにもstudygiftがダメに成ったから全てダメになるということはありません。むしろ、今回の件は私的な寄付という行為へのハードルを上げたと思っています。
とにかく論点はそこじゃないと思いますよ。
荒巻 里江 個別包摂と社会包摂の区別以前の問題では…? 被支援者が嘘(あるいは誤解を招く言葉)を堂々とサイト上に掲げ、お金を集めようとしたことは、仮に悪意が無かったにしろ問題のある行為ですよね。そして「お金を出したい」と思わせる為の嘘に気付けば、いくら身内のおっちゃんと言えど腹が立つのではないでしょうか。そしてそんな嘘に騙されたおっちゃんの存在を知った周囲が、姪を批難するのは至極当然の流れだと思います。私には佐々木さんが「騙したのが身内のおっちゃんなら何ら問題ない」と仰られているようにしか見えないのです…。そんな馬鹿な話がまかり通るのであれば、世の中の詐欺は無くならないでしょうね。
稲畠 康 概ね同意ですが、個別包摂とはいえ間にサービス提供事業者(本件ではLiverty)が入っている訳で、「おっちゃん」と「姪」の間で話せばいい話と言う下りに疑問があります。
小林 啓一 私も次長課長の河本さんの件とstudygiftの問題はほとんど同じく(Twitter風に言うなら公式RTする様に)感じていました。
これって例えば子供が自立した夫婦の片方が亡くなった時、残された方が再婚する事に親族が反発してしまう話と同じと考えています。
つまり日本社会では成人でさえ個人としての自立が得られず、私で解決すべき問題と公で解決すべき問題の線が引けない、判断できない。
しかもそれに対して、それこそ非当事者が当事者の問題にずけずけと土足で入り込んで、さもしたり顔で持論を押し付ける。
こういう嫌らしい社会にしない様、個々人の当事者性を高めるにはどうしたらいいでしょうかね・・・?
佐々木 俊尚 叩きやすいものを叩く。叩かれてるものを擁護すると、「今さら何擁護してるんだ佐々木は、バカじゃないの?」という反応が湧き出てくる。ドヤ顔で勝ち馬に乗る連中が大量に湧き出てる。
おおつね まさふみ 「誰にでも叩く理由があれば叩く自由は有るよね?」って話なんですが、批判者ウザいっていう話だったのかな?
河村 明 当事者でないものはもの言うな、という考え方は当事者性を高めるのと、逆のところにあるような気が...違和感を感じました。
荒巻 里江 少し気になったのですが、佐々木さんは『問題点を指摘して批判すること』と『ただやみくもに叩くこと』を一緒くたにされてませんよね??? studygiftに対して批判的な意見は『すべて悪だ』と思われてませんよね??? 汚い言葉を吐き捨てるだけの人間も勿論います。しかしstudygiftを批判している人間全てが、ただ勝ち誇りたくて、ドヤ顔をしたくて、運営側に行動を起こしている訳ではないのです。佐々木さんに言わせれば『これは当事者だけの問題だから周りが口を出すな!!』ってことなのかもしれませんが、(揚げ足をとるようで非常に申し訳ないのですが、)もしそうであるなら『非当事者である佐々木さんがstudygiftに関して擁護的な意見を述べられたこと』にも違和感を感じざるをえません。個人的には、改善すべき点を完全に無視して、盲目的に運営側を擁護されるのは少し危険なのでは、と思います。
Shuichi Asai 恥ずかしながら、個別包摂という言葉は初めて聞いたのですが、「個別」と「社会」という分け方が、そこまでデジタルにできなくなってきてるのではないでしょうか。人の姪のことでも、親しい家族以外の人でも、アドバイスする可能性があるでしょ?インターネットでおおっぴらにやられると、なんでも身近に感じてしまうんですよ。コンプガチャ問題も、同じようなもんでしょ。みんな、コンプガチャなんてやっていないのに、嫌悪感を持つ。インターネットに人間がいる以上、このような現象が避けられないので、これを考慮してリスクヘッジするか、覚悟して強行突破するしかないのではないでしょうか?
Shuichi Asai あと「ドヤ顔で勝ち馬に乗って、したり顔している連中」は佐々木さん側にも沢山いますよね。
木下 孝二 生活保護の件、社会包摂の不正利用という1事例にすぎない。学費の件は、個別包摂を依頼する側の本人、仕掛人の当事者性が不足してましたね。「投資」ではない借金や資金支援というのは財布の中身やネガティブ情報も十分に相手に晒す必要がありますから、パブリックな場で募集しようとすれば当然それらを全公開する覚悟が要る。中途半端に情報量を抑えようとしたから、支援要件としての情報量を満たせなかった。
木下 孝二 やまもと氏は「学業支援という未成年中心の支援に機微情報全公開の手法はふさわしくない」と述べていてそれに同意するわけですが、佐々木さんも述べている既存のクローズド(親類)から一歩だけ進んだ、クローズドなソーシャルグラフ上での支援というのが、「一歩先のネット時代の支援」の形ではなかったかと思います。studygiftはいきなり全公開ですから、ちょっと勇み足が過ぎたかなという印象です。
最上 雄太 確かに叩く事自体が目的の人も散見されるので、イライラされるのも、ニュートラルを保つのが大変なのも分かりますが、勝ち馬とかドヤ顔とかいう言葉が出てくる事自体に驚きです。叩かれてるとか周りがどうとかではなく、それこそ極めてニュートラルな視点から感じた事を僕は言っただけですし、ほとんどの方も同様なのでは。論点ずれるのでこの辺にしておきます。
佐々木さんの論考には賛同しかねます。なぜなら、佐々木さんが個別包摂という概念を持ち出すのであれば、Studygiftでは支援者と被支援者との関係が、おじさんと姪のような信頼性が担保される関係には無いからです。ネットの時代の個別包摂だからといって支援者に寛容を求めるのは、支援者にはあまりに酷な話でしょう。
そもそも包摂とかコミュニタリアリズムとか、そんな複雑な概念で論考するような深刻な事案でしょうかね?私には小難しい言葉を意図的に多用して御自身の主張「出したい人が出せばいい」の正当性を守ろうとしているようにしか読めないのですが。
やまだ まさゆき 個人的には「親戚のおじさんが、懇意にしてるキャバクラの女店を持たせたいけど、身銭で賄うんじゃなくて、「この子の夢を叶えてあげたいので、ちょっと金をくれないかな」って言ってきたって印象。
てめーの女なんだからてめーで金出せよって思うし、どうみても「かわいそう」だからじゃなくて、下半身問題にしかみえないのを「かわいそう」という綺麗事を全面に押し出そうとしているから問題視されているのだと思う。
「ばれなきゃオレオレ詐欺ってOKなの?」という書き込みがあるのだけれども、studygiftで今回提示されている案件は血液型占いを本気で信じている人だって「あー・・・これは」って気づくくらいの作りになっていると思うのね。オレオレ詐欺なんか比較にならないくらいにユルいというか最初から、ぐぐたすで有名になったおねーちゃんがiPhone持ってインドなうにお金出してね☆(・ω<)だっていうのは誰の目にも明らかなのに綺麗事で押し通そうとするから、切り込み Permalink | 記事への反応(1) | 11:15
Studygiftの騒動で、家入氏について思うのは、彼はあんまネットみてないんじゃないかな、ということだ。そのくらい、ネットの空気感に対して鈍感になっているのを感じた。
まず最初に坂口を起用した点。「はあちゅう」的存在感全開の坂口を看板に建てるあたり、完全にネットの空気に対して鈍感になりはじめているとしか思えない。昔の家入氏ならその坂口的存在感をこそ笑っていたし、そういうネットゴロに対する健全なアンチ精神があったと思う(例えば夕日ばっかり投稿するサービスを作って、実は顔のアイコンだけで人気が決まるランキングを作るとか)。それと特に昔から面白くない(けど小中学生に人気があるから人気がある人に見えてしまう)ヨシナガ氏をプロデューサーにするとか、ほんと周りに人材いないんちゃうんかと思ってしまう。
こういう、実は「実は特に人気もないんだけど、フォロワー数や話題性で人気者風に見える人」をピークから遅れて起用するのはたいてい「数字しか見ていない業界人」の仕事(名前も聞いた事ないアフェリエイトの達人みたいなのが、さも有名人のごとくテレビに出ているときに感じるアレ。業界の中にいない人が業界を描こうとするときに生まれるあの周回遅れ感)そのもので、家入氏のアンテナの感度の低さを顕著に感じる。
(百歩ゆずってもし今回、坂口に寄付金を集めるのが本当の目的だったとすれば、先に適当な学生を何人か建てて、寄付を集めて、その後で坂口を登場させるべきだろう。)
いや、むしろ彼がそういう日本的なウェブ空間、業界のしがらみからあえて鈍感であろうとしているのも分かる。そういう異端児キャラを彼は自分のアイデンティティにしようとしているから。
ただそれならば、せめてその「あえて」感をこそ出すべきで、このやり方ではバカは騙せても、ネットの中枢にいるギーク層、論客層、はてな層、2chらーなど、「ラウドマイノリティ(少数だが影響力の強い人々)」にたたかれるのは、必然であったと思う。そこら辺を納得させる/牽制する要素が、サービスの中に何もなかったことに正直驚いた。(その辺り、ひろゆきなんかは周到に、馬鹿相手に話しつつも、常にその後ろ側にいる玄人ユーザーへの目配せを忘れていないし、はてなは逆にそこから抜け出せないんだが)
昔の家入氏はバカを装いつつもコアな部分でネット好きというのがよく伝わってきたからこそバカからもギークからも愛されていたと思う。そういう空気にきちんとリーチしたものが、ペパボ以降の彼からはまるで感じられなくなってしまった。