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2024-01-31

いささか唐突申し訳ないですが、質問があります

大型二輪免許バイク)という国家資格がありますが、

教習者が平均的身長男性向けに整備調整したものしかなく、

1,000cc, 2,000cc (さらには 8,000cc といったバイクもありますが)

体の大きな私からしたら、同額の教習料を支払っているのに、不公平状態です。

男女共同参画バリアフリー女性の権利・・・

そういった観点からも、よくないと思えています

このような現状を改善するために、

行政指導をいれる、法制改革する、といったことができたらと思うようになりました。

もう少し踏み込めば、大型二輪免許は400~で、

750ccの約250kgのバイクで教習するのですが、身長の高い男性(または程よく訓練された肉体)には軽すぎる場合があります

車体の重量は調整してしまうと操作性にも影響がでてしまうので、

普通二輪免許区分を移動し、~250cc(小型二輪)、250cc~750cc普通二輪)、750cc~(大型二輪)とすれば、

より理想的なのではないかと、思えています

750ccに満たない車体は身長180cm以上(または程よく訓練された肉体が)ないとかえって扱いにくいです。

でもこれは行政指導ではなんともできないので、法制化が必要なのかと思います

250ccは、バイク安全担保する必要のない車検不要の排気量であるのに

高速道路を走れるのは恐ろしいです。

それで高速道路走行の分割の分岐点として、最適であると、私は考えています

2024-01-30

anond:20240130175002

契約条項作るときって、実現したい結果を定義する条項の他に、実効性を担保するための条項を作ったりするのよ。

典型的なのは秘密保持条項とその実効担保のための監査権限を与える条項とか。

で、脚本監査してリライト要求できるっていう条項は、例えば「作品テーマを変更するような翻案はできない」みたいな条項があったとして、その実効担保条項なわけ。

こういう実効担保条項ってなるべくなら役立たずのまま契約の本旨に従った履行がされてほしいものなのよ。

たとえば契約書に違反時の違約金条項があるからって、「違約して違約金を払ったか契約の予定通りだ」とは言わんわけで。

からリライトされたから良いなんて話じゃなくて、当事者最初から契約の本旨に従ってたらリライトなんか発生しないわけで、余計な手間かけさせやがってクソ野郎という話。

あと、たぶん日本テレビ屋あたりだと何がありで何が無しみたいな詳細設計みたいな契約書にしないとこが多いだろうけど、渉外取引とかやってると契約書はほぼ詳細設計書みたいなもんで、やって良いこと・ダメなことはかなり細かく書くぞ。国内でもAVの出演契約は割と細かいな。

有名人が大変な被害に遭われててさ

から俺は増田で「さっさとありとあらゆる政治ITの大物にAI淫夢朗読させろ」って言ってたんだよ

裸にしなくていいし、世界説明する必要があるがそれくらいは日本インターネット老人会が担う気概はある

下劣だがフィクションとしての内容共有が語句の正確性を担保する形で出来てるので、軽くて重いダメージという特異点武器なんだよ

俺のパソコンHDDの容量がなくて無理だ

2024-01-28

いうて脚本家著作権担保されるしなあ

最近契約もいろいろらしいので今のドラマ脚本著作権料が確保されるのかはよく知らないけど、

アニメ監督コントロールする権利持ちたくて自分脚本兼ねちゃったんだろうなーみたいのは感じるので

監督原作脚本兼ねて辛いことになってるアニメ映画がいくつもあるの見てるとね…)

現代でも該当作品における脚本って肩書は、一定価値権利はあるんだろう

役者アドリブ著作権を持つのかって言ったら持たないだろうし、そこまで細かく権利を言い出したら創作なんてズタボロになるの見えるので、

そこらへんの権利領域は深く突っ込んでもしょうがないとは思うものの、

いろんな人が関わって最終的な作品が出てくるとしても、脚本肩書一定責任があるとみなしたほうがいいんじゃないかな

実際、プロ脚本家の存在一定クオリティには必須だと思うしさ

 

個人的には創作者の権利があまりに強すぎるの嫌だけど、一方で金出すやつの権利が強すぎるのも嫌だしね

オリジナルを思いついたところで大した権限はなく、スポンサーが金を出したところで口出しできる範囲は狭い、消費者は千円や1万円払ったぐらいでブーブー言うな、ぐらいの雑な世界であって欲しいですね

2024-01-26

anond:20240126183251

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

 〈佐藤優現象〉を支えている護憲派の中心は、雑誌としては『世界』であり、学者では山口二郎和田春樹である。この顔ぶれを見て、既視感を覚える人はいないだろうか。すなわち、「平和基本法である。これは、山口和田らが執筆し、共同提言として、『世界』一九九三年四月号に発表された。その後、二度の補足を経ている(56)。

 私は、〈佐藤優現象〉はこの「平和基本法からの流れの中で位置づけるべきだと考える。

 同提言は、①「創憲論」の立場、②自衛隊合憲化(57)、③日本経済的地位に見合った国際貢献必要性、④国連軍国連警察活動への日本軍の参加(58)、⑤「国際テロリスト武装難民」を「対処すべき脅威」として設定、⑥日米安保の「脱軍事化」、といった特徴を持つが、これが、民主党の「憲法提言」(二〇〇五年一〇月発表)における安全保障論と論理を同じくしていることは明白だろう。実際に、山口二郎は、二〇〇四年五月時点で、新聞記者の「いま改憲必要なのか」との問いに対して、「十年ほど前から護憲立場から改憲案を出すべきだと主張してきた。しかし、いまは小泉首相のもとで論理不在の憲法論議が横行している。具体的な憲法改正をやるべき時期ではないと思う」と答えている(59)。「創憲論」とは、やはり、改憲論だったのである

 同提言の二〇〇五年版では、「憲法九条の維持」が唱えられているが、これは、政権が「小泉首相のもと」にあるからだ、と解釈した方がいいだろう。「平和基本法」は、戦争をできる国、「普通の国」づくりのための改憲である。同提言軍縮を謳っているが、一九九三年版では、軍縮は「周辺諸国軍縮過程と連動させつつ」行われるとされているのだから北朝鮮中国軍事的脅威が強調される状況では、実現する見込みはないだろう(60)。また、「かつて侵略したアジアとの本当の和解」、二〇〇五年版では、周辺諸国への謝罪過去清算への誠実な取組みの必要性が強調されているが、リベラル過去清算は終わったと認識しているのであるから、これも実効性があるとは思えない。要するに、同提言には、論理内在的にみて、軍事大国化への本質的な歯止めがないのである

 佐藤が語る、愛国心必要性(61)、国家による市民監視(62)、諜報機関の設置等は、「普通の国」にとっては不可欠なものである佐藤饒舌から私たちは、「平和基本法」の論理がどこまで行き着くかを学ぶことができる。

 馬場は、小泉純一郎首相(当時)の靖国参拝について、「今後PKOなどの国際的軍事平和維持活動において殉死殉職した日本人の慰霊をどう処理し追悼するか、といった冷戦後平和に対する構想を踏まえた追悼のビジョンもそこからは得られない」と述べている(63)。逆に言えば、馬場は、今後生じる戦死者の「慰霊追悼施設必要だ、と言っているわけである。「普通の国」においては、靖国神社でないならば、そうした施設はもちろん、不可欠だろう。私は、〈佐藤優現象〉を通じて、このままではジャーナリズム内の護憲派は、国民投票を待たずして解体してしまう、と前に述べた。だが、むしろ、すでに解体は終わっているのであって、「〈佐藤優現象〉を通じて、残骸すら消えてしまう」と言うべきだったのかもしれない。

 ここで、テロ特措法延長問題に触れておこう(64)。国連本部政務官川端清隆は、小沢一郎民主党代表の、テロ特措法延長反対の発言について、「対米協調」一辺倒の日本外交批判しつつ、「もし本当に対テロ戦争への参加を拒絶した場合日本には国連活動への支援も含めて、不参加を補うだけの実績がない」、「ドイツ独自イラク政策を採ることができたのは、アフガニスタンをはじめ、世界の各地で展開している国連PKOや多国籍軍に参加して、国際社会を納得させるだけの十分な実績を積んでいたかである。翻って日本場合多国籍軍は言うに及ばず、PKO参加もきわめて貧弱で、とても米国国際社会理解を得られるものとはいえない」と述べている(65)。

 元国連職員吉田康彦は「国連憲章の履行という点ではハンディキャップなしの「普通の国」になるべきだと確信している。(中略)安保理決議による集団安全保障としての武力行使には無条件で参加できるよう憲法の条文を明確化するのが望ましい」と述べている(66)。川端吉田の主張をまとめれば、「対米協調一辺倒を避けるため、国連PKOや多国籍軍軍事活動積極的に参加して「国際貢献」を行わなければならない。そのためには改憲しなければならない」ということになろう。民主党路線と言ってもよい。今の護憲派ジャーナリズムに、この論理反論できる可能性はない。「8」で指摘したように、対北朝鮮武力行使容認してしまえば、改憲した方が整合性があるのと同じである

 なお、佐藤は、『世界』二〇〇七年五月号に掲載された論文山川均の平和憲法擁護戦略」において、「現実国際政治の中で、山川ソ連侵略性を警戒するのであるから、統整的理念としては非武装中立を唱えるが、現実には西側の一員の日本を前提として、外交戦略を組み立てるのである。」「山川には統整的理念という、人間努力によっては到底達成できない夢と、同時にいまこの場所にある社会生活改善していくという面が並存している」と述べている。私は発刊当初この論文を一読して、「また佐藤柄谷行人への点数稼ぎをやっている」として読み捨ててしまっていたが、この「9」で指摘した文脈で読むと意味合いが変わってくる。佐藤は、「平和憲法擁護」という建前と、本音が分裂している護憲派ジャーナリズムに対して、「君はそのままでいいんだよ」と優しく囁いてくれているのだ。護憲派ジャーナリズムにとって、これほど〈癒し〉を与えてくれる恋人もいるまい(67)。

10.おわりに

 これまでの〈佐藤優現象〉の検討から、このままでは護憲派ジャーナリズムは、自民党主導の改憲案には一〇〇%対抗できないこと、民主党主導の改憲案には一二〇%対抗できないことが分かった。また、いずれの改憲案になるにしても、成立した「普通の国」においては、「7」で指摘したように、人種差別規制すらないまま「国益」を中心として「社会問題」が再編されることも分かった。佐藤沖縄でのシンポジウムで、「北朝鮮アルカイダの脅威」と戦いながら、理想を達成しようとする「現実平和主義」を聴衆に勧めている(68)が、いずれの改憲案が実現するとしても、佐藤が想定する形の、侵略植民地支配反省も不十分な、「国益」を軸とした〈侵略ができる国〉が生まれることは間違いあるまい。「自分国家主義者じゃないから、「国益」論なんかにとりこまれるはずがない」などとは言えない。先進国の「国民」として、高い生活水準や「安全」を享受することを当然とする感覚、それこそが「国益」論を支えている。その感覚は、そうした生存の状況を安定的保障する国家先進国主導の戦争積極的に参加し、南北格差固定化を推進する国家―を必要とするからだ。その感覚は、経済的水準が劣る国の人々への人種主義、「先進国」としての自国を美化する歴史修正主義の温床である

 大雑把にまとめると、〈佐藤優現象〉とは、九〇年代以降、保守派大国路線に対抗して、日本経済的地位に見合った政治大国化を志向する人々の主導の下、謝罪補償必要とした路線が、東アジア諸国民衆の抗議を契機として一頓挫したことや、新自由主義の進行による社会統合破綻といった状況に規定された、リベラル左派危機意識から生じている。九〇年代東アジア諸国民衆から謝罪補償を求める声に対して、他国の「利益のためではなく、日本私たちが、進んで過ちを正しみずから正義回復する、即ち日本利益のために」(69)(傍点ママ歴史清算を行おうとする姿勢は、リベラル内にも確かにあり、そしてその「日本利益」とは、政治大国を前提とした「国益」ではなく、侵略戦争植民地支配可能にした社会のあり方を克服した上でつくられる、今とは別の「日本」を想定したものであったろう。私たちが目撃している〈佐藤優現象〉は、改憲後の国家体制に適合的な形で生き残ろうと浮き足立リベラル左派が、「人民戦線」の名の下、微かに残っているそうした道を志向する痕跡消失もしくは変質させて清算する過程、いわば蛹の段階である改憲後、蛹は蛾となる。

 ただし、私は〈佐藤優現象〉を、リベラル左派意図的計画したものと捉えているわけではない。むしろ無自覚的、野合的に成立したものだと考えている。藤田省三は、翼賛体制を「集団転向寄り合い」とし、戦略戦術的な全体統合ではなく、諸勢力からあいもつあいがそのまま大政翼賛会に発展したからこそ、デマゴギーそれ自体ではなく、近衛文麿のようなあらゆる政治立場から期待されている人物統合象徴となったとし、「主体が不在であるところでは、時の状況に丁度ふさわしい人物実態のまま象徴として働く」、「翼賛会成立史は、この象徴人物の未分性という日本政治特質をそれこそ象徴的に示している」と述べている(70)が、〈佐藤優現象〉という名の集団転向現象においては、近衛のかわりに佐藤が「象徴」としての機能果たしている。この「象徴」の下で、惰性や商売で「護憲」を唱えているメディア、そのメディア追従して原稿を書かせてもらおうとするジャーナリスト発言力を確保しようとする学者、無様な醜態晒す本質的には落ち目思想家やその取り巻き、「何かいいことはないか」として寄ってくる政治家や精神科医ら無内容な連中、運動に行き詰った市民運動家、マイノリティ集団などが、お互いに頷きあいながら、「たがいにからあいもつれあって」、集団転向は進行している。

 ところで、佐藤は、「仮に日本国家国民が正しくない道を歩んでいると筆者に見えるような事態が生じることがあっても、筆者は自分ひとりだけが「正しい」道を歩むという選択はしたくない。日本国家同胞日本人とともに同じ「正しくない」道を歩む中で、自分が「正しい」と考える事柄の実現を図りたい」と述べている(71)。佐藤は、リベラル左派に対して、戦争に反対の立場であっても、戦争が起こってしまたからには、自国国防、「国益」を前提にして行動せよと要求しているのだ。佐藤賞賛するような人間は、いざ開戦となれば、反戦運動を行う人間異端者扱いするのが目に見えている。

 この佐藤発言は、安倍晋三首相の目指していた「美しい国」づくりのための見解とも一致する。私見によれば、安倍の『美しい国へ』(新潮新書、二〇〇六年七月)全二三二頁の本のキモは、イランでのアメリカ大使館人質事件(一九七九年)をめぐる以下の一節である。「(注・反カーター陣営の)演説会で、意外に思ったことがある。人質事件に触れると、どの候補者もかならず、「私は大統領とともにある」(I am behind the President.)というのだ。ほかのことではカーターをこきおろす候補者が、そこだけは口をそろえる。/もちろん、人質にされている大使館員たちの家族配慮するという意図からだろうが、アメリカ一丸となって事件対処しているのだ、という明確なメッセージを内外に発しようとするのである国益からむと、圧倒的な求心力がはたらくアメリカ。これこそがアメリカの強さなのだ。」(八七~八八頁)

 文中の、「人質事件」を拉致問題に、「大統領」を安倍に、「アメリカ」を日本に置き換えてみよ。含意は明白であろう。安倍は辞任したとはいえ総連弾圧をめぐる日本言論状況や、〈佐藤優現象〉は、安倍の狙いが実現したこと物語っている。安倍政権は倒れる前、日朝国交正常化に向けて動きかけた(正確には米朝協議の進展で動かされたと言うべきだが)が、こうなるのは少なくとも今年春からは明らかだったにもかかわらず、リベラル左派の大多数は、「日朝国交正常化」を公然と言い出せなかった。安倍政権北朝鮮外交に敗北したのは明らかである。だが、日本リベラル左派安倍政権ときに敗北したのである

 〈佐藤優現象〉は、改憲後に成立する「普通の国」としての〈侵略ができる国〉に対して、リベラル左派の大部分が違和感を持っていないことの表れである侵略植民地支配過去清算在日朝鮮人人権擁護も、そこには含まれる)の不十分なままに成立する「普通の国」は、普通の「普通の国」よりはるかに抑圧的・差別的侵略的にならざるを得ない。〈佐藤優現象〉のもとで、対北朝鮮武力行使の言説や、在日朝鮮人弾圧の言説を容認することは、戦争国家体制に対する抵抗感を無くすことに帰結する。改憲に反対する立場の者がたたかうべきポイントは、改憲護憲(反改憲)かではない。対北朝鮮武力行使容認するか、「対テロ戦争」という枠組み(72)を容認するかどうかである容認してしまえば、護憲(反改憲)派に勝ち目はない。過去清算も不十分なまま、札束ではたいて第三世界諸国の票を米国のためにとりまとめ、国連民主的改革にも一貫して反対してきた日本が、改憲し、常任理事国化・軍事大国化して、(国連主導ではあれ)米軍中心の武力行使を容易にすることは、東アジア世界平和にとって大きな災厄である(73)。

改憲戦争国家体制拒否したい人間は、明確に、対北朝鮮武力行使の是非、対テロ戦争の是非という争点を設定して絶対的に反対し、〈佐藤優現象〉及び同質の現象を煽るメディア知識人等を徹底的に批判すべきである

(1)岩波書店労働組合「壁新聞」二八一九号(二〇〇七年四月)。

(2)ブログ「猫を償うに猫をもってせよ」二〇〇七年五月一六日付。

(3)ただし、編集者佐藤右翼であることを百も承知の上で使っていることを付言しておく。〈騙されている〉わけではない。

(4)「佐藤優という罠」(『AERA』二〇〇七年四月二三日号)中のコメントより。

(5)インターネットサイトフジサンケイ ビジネスアイ」でほぼ週一回連載中の〈 Permalink | 記事への反応(0) | 18:37

金光翔 『<佐藤優現象批判

インパクション』第160号(2007年11月刊)掲載

目次

1.はじめに

2.佐藤優右派メディアでの主張

 (1)歴史認識について

 (2)対北朝鮮外交について

 (3)朝鮮総連への政治弾圧について

3.佐藤優による主張の使い分け

4.佐藤優へ傾倒する護憲派ジャーナリズム

5.なぜ護憲派ジャーナリズム佐藤を重用するのか?

 (1)ナショナリズム

 (2)ポピュリズム

 (3) 格差社会

 (4)「硬直した左右の二項対立図式を打破」―〈左〉の忌避

6.「人民戦線」という罠

 (1)「ファシズム政権樹立」に抗するために、人民戦線的な観点から佐藤擁護する

 (2)「論壇」での生き残りを図るために、佐藤擁護する

7.「国民戦線」としての「人民戦線

8.改憲問題と〈佐藤優現象

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

10.おわりに

1.はじめに

 このところ、佐藤優という人物が「論壇」を席巻しており、リベラル左派系の雑誌から右派メディアにまで登場している。

 だが、「論壇の寵児」たる佐藤は、右派メディア排外主義のものの主張を撒き散らしている。奇妙なのはリベラル左派メディアが、こうした佐藤の振舞いを不問に付し、佐藤を重用し続けていることにある。

 佐藤による、右派メディアでの排外主義の主張の展開が、リベラル左派によって黙認されることによって成り立つ佐藤の「論壇」の席巻ぶりを、以下、便宜上、〈佐藤優現象〉と呼ぶ。この現象意味を考える手がかりとして、まずは、佐藤による「論壇」の席巻を手放しに礼賛する立場記述検討からはじめよう。例えば、『世界』の編集者として佐藤を「論壇」に引き入れ、佐藤の著書『獄中記』(岩波書店、二〇〇六年一二月)を企画編集した馬場公彦(岩波書店)は、次のように述べる。

 「今や論壇を席巻する勢いの佐藤さんは、アシスタントをおかず月産五百枚という。左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない。」「彼の言動共鳴する特定編集者と密接な関係を構築し、硬直した左右の二項対立図式を打破し、各誌ごとに異なったアプローチ共通の解につなげていく。」「現状が佐藤さんの見立て通りに進み、他社の編集者意見交換するなかで、佐藤さんへの信頼感が育まれる。こうして出版社カラーや論壇の左右を超えて小さなリスク共同体が生まれ編集業を通しての現状打破への心意気が育まれる。その種火はジャーナリズムにひろがり、新聞社会面を中心に、従来型の検察官邸主導ではない記者独自調査報道が始まる。」「この四者(注・権力民衆メディア学術)を巻き込んだ佐藤劇場が論壇に新風を吹き込み、化学反応を起こしつつ対抗的世論公共圏形成していく。」

 馬場見解の中で興味深いのは、〈佐藤優現象〉の下で、「硬直した左右の二項対立図式」が打破され、「論壇」が「化学反応」を起こすとしている点であるある意味で、私もこの認識を共有する。だが、「化学反応」の結果への評価は、馬場と全く異なる。私は、これを、「対抗的世論公共圏」とやらが形成されるプロセスではなく、改憲後の国家体制に適合的な形に(すなわち、改憲後も生き長らえるように)、リベラル左派が再編成されていくプロセスであると考える。比喩的に言えば、「戦後民主主義体制下の護憲派が、イスラエルリベラルのようなものに変質していくプロセスと言い替えてもよい。

 以下の叙述でも指摘するが、佐藤は対朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮武力行使在日朝鮮人団体への弾圧必要性を精力的に主張している。安倍政権下の拉致外交キャンペーンや、一連の朝鮮総連弾圧に対して、リベラル左派から批判や抗議の声はほとんど聞かれなかったのは、「化学反応」の典型的ものである。「戦後民主主義」が、侵略植民地支配過去とまともに向き合わず在日朝鮮人に対してもせいぜい「恩恵」を施す対象しか見てこなかったことの問題性が、極めて露骨に出てきていると言える。〈嫌韓流〉に対して、リベラル左派からの反撃が非常に弱いことも、こうした流れの中で考えるべきであろう。

 私は、佐藤優個人は取るにたらない「思想家」だと思うが、佐藤右派メディアで主張する排外主義を、リベラル左派容認・黙認することで成り立つ〈佐藤優現象〉は、現在ジャーナリズム内の護憲派問題点を端的に示す、極めて重要な、徴候的な現象だと考える。

 馬場は、佐藤が「左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない」などと言うが、後に見るように、佐藤は、「右」の雑誌では本音を明け透けに語り、「左」の雑誌では強調点をずらすなどして掲載されるよう小細工しているに過ぎない。いかにも官僚らしい芸当である佐藤自身は自ら国家主義であることを誇っており、小谷野敦言葉を借りれば、「あれ(注・佐藤)で右翼でないなら、日本右翼なんか一人もいない」。

 佐藤が読者層に応じて使い分けをしているだけであることは誰にでも分かることであるし、事実ウェブ上でもブログ等でよく指摘されている。そして、小谷野の、この現象が「日本知識人層の底の浅さが浮き彫りになった」ものという嘲笑も正しい。だが、改憲派の小谷野と違い、改憲を阻止したいと考える者としては、この現象について、佐藤優に熱を上げている護憲派を単に馬鹿にするだけではなく、〈佐藤優現象〉をめぐって、誰にでも浮かぶであろう疑問にまともに答える必要がある。なぜ、『世界』『金曜日』等の護憲派ジャーナリズムや、斎藤貴男魚住昭のような一般的には「左」とされるジャーナリストが、佐藤に入れ込んでいるのか? なぜ、排外主義を煽る当の佐藤が、『世界』『金曜日』や岩波書店朝日新聞出版物では、排外主義ナショナリズムの台頭を防がなければならない、などと主張することが許されているのか?

 この〈佐藤優現象〉はなぜ起こっているのか? この現象はどのようなことを意味しているのか? どういう帰結をもたらすのか? 問われるべき問題は何か? こうした問いに答えることが、改憲を阻止したいと考える立場の者にとって、緊急の課題であると思われる。

2.佐藤優右派メディアでの主張

 まず、佐藤排外主義的主張のうち、私の目に触れた主なものを挙げ、佐藤排外主義者としての活躍振りを確認しておこう。

(1)歴史認識について

 佐藤は言う。「「北朝鮮が条件を飲まないならば、歴史をよく思いだすことだ。帝国主義化した日本ロシアによる朝鮮半島への影響力を巡る対立日清戦争日露戦争引き起こした。もし、日本ロシアが本気になって、悪い目つきで北朝鮮にらむようになったら、どういう結果になるかわかっているんだろうな」という内容のメッセージ金正日に送るのだ」。朝鮮植民地化に対する一片の反省もない帝国主義者そのもの発言である。また、アメリカ議会における慰安婦決議の件に関しても、「事実誤認に基づく反日キャンペーンについて、日本政府がき然たる姿勢反論することは当然のことだ。」と述べている。

 特に大川周明テクスト佐藤解説から成る日米開戦真実大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く』(小学館、二〇〇六年四月)では、極めて露骨に、日本近現代史に関する自己歴史認識開陳する。以下、引用する。佐藤が自説として展開している部分である

 「日本人は(注・太平洋戦争)開戦時、少なくとも主観的には、中国アメリカイギリスによる植民地支配から解放したいと考えていた。しかし、後発資本主義である日本には、帝国主義時代の条件下で、欧米列強植民地になるか、植民地を獲得し、帝国主義国となって生き残るかの選択肢しかなかった。」(三頁)、「「大東亜共栄圏」は一種棲み分け理論である日本人はアジア諸民族との共存共栄真摯に追求した。強いて言えば、現在EUを先取りするような構想だった。」(四頁)、「あの戦争を避けるためにアメリカ日本妥協を繰り返せば、結局、日本アメリカ保護国、準植民地となる運命を免れなかったというのが実態ではないかと筆者は考える。」(六頁)、「日本武力によって、列強による中国の分裂が阻止されたというのは、日本人の眼からすれば確かに真実である。(中略)中国人の反植民活動家の眼には、日本列強とともに中国を分割する帝国主義国の一つと映ったのである。このボタンの掛け違いにイギリスアメリカはつけ込んだ。日本こそが中国植民地化と奴隷支配を目論む悪の帝国であるとの宣伝工作を行い、それが一部の中国政治家と知的エリートの心を捉えたのである。」(二八一頁)。また、蒋介石政権については、「米英の手先となった傀儡政権」(二五七頁)としている。他方、佐藤は、汪兆銘南京国民政府は「決して対日協力の傀儡政権ではなかった」(二四九頁)とする。

 右翼たる佐藤面目躍如たる文章である。ちなみに、こんな大東亜戦争肯定論の焼き直しの本を斎藤貴男は絶賛し、「大川こそあの時代知の巨人・であったとする形容にも、大川の主張そのものにも、違和感を抱くことができなかった」としている。

(2)対北朝鮮外交について

 佐藤は、「拉致問題解決」を日朝交渉大前提とし、イスラエルによるレバノン侵略戦争も「拉致問題解決」として支持している。「イスラエル領内で勤務しているイスラエル人が拉致されたことは、人権侵害であるとともにイスラエル国権侵害でもある。人権国権侵害された事案については、軍事行使も辞せずに対処するというイスラエル政府方針を筆者は基本的に正しいと考える」。さらに、現在北朝鮮ミュンヘン会談時のナチス・ドイツに準えた上で、「新帝国主義時代においても日本国家日本人が生き残っていける状況を作ることだ。帝国主義選択肢には戦争問題解決することも含まれる」としている。当然佐藤にとっては、北朝鮮の「拉致問題解決」においても、戦争視野に入っているということだ。『金曜日』での連載においても、オブラートに包んだ形ではあるが、「北朝鮮に対するカードとして、最後には戦争もありうべしということは明らかにしておいた方がいい」と述べている(10)。

 さらに、アメリカが主張してきた北朝鮮米ドル札偽造問題が、アメリカ自作自演だった可能性が高いという欧米メディア報道に対して、佐藤は「アメリカ政府として、『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』の記事に正面から反論することはできない。なぜなら、証拠を突きつける形で反論するとアメリカ情報源情報収集能力が明らかになり、北朝鮮を利してしまうからだ」(11)と、いかなる反証根拠も示さずに(反証必要性を封じた上で)、「北朝鮮情報操作」と主張しているが、この主張は、保守派原田武夫にすら否定されている(12)。佐藤現在右派メディアの中でも最も「右」に位置する論客の一人であると言えよう。

(3)朝鮮総連への政治弾圧について

 佐藤は、「在日団体への法適用拉致問題動く」として、「日本政府朝鮮総連経済活動に対し「現行法の厳格な適用」で圧力を加えたことに北朝鮮逆ギレして悲鳴をあげたのだ。「敵の嫌がることを進んでやる」のはインテリジェンス工作の定石だ。/政府が「現行法の厳格な適用」により北朝鮮ビジネス利益を得ている勢力牽制することが拉致問題解決のための環境を整える」と述べている(13)。同趣旨の主張は、別のところでも述べている(14)。「国益」の論理の下、在日朝鮮人の「人権」は考慮すらされてない。

 漆間巌警察庁長官(当時)は、今年の一月一八日の会見で、「北朝鮮が困る事件摘発拉致問題解決に近づける。そのような捜査に全力を挙げる」「北朝鮮日本交渉する気にさせるのが警察庁仕事。そのためには北朝鮮資金源について事件化し、実態を明らかにするのが有効だ」と発言しているが、佐藤発言はこの論理と全く同じであり、昨年末から激化を強めている総連系の機関民族学校などへの強制捜索に理論根拠提供したように思われる。佐藤自身も、「法の適正執行なんていうのはね、この概念ができるうえで私が貢献したという説があるんです。『別冊正論』や『SAPIO』あたりで、国策捜査はそういうことのために使うんだと書きましたからね。」と、その可能性を認めている(15)。

3.佐藤優による主張の使い分け

 排外主義者としての佐藤の主張は、挙げ出せばきりがない。前節で挙げたのも一例に過ぎない。では、佐藤は、こうした主張を『世界』『金曜日』でも行っているのだろうか。

 佐藤が仮に、「左」派の雑誌では「右」ととられる主張を、「右」派の雑誌では「左」ととられる主張をすることで、「硬直した左右の二項対立図式を打破」しているならば、私も佐藤をひとかどの人物と認めよう。だが、実際に行われていることは、「左」派メディアでは読者層の価値観に直接抵触しそうな部分をぼかした形で語り、「右」派メディアでは本音を語るという下らない処世術にすぎない。「左右の二項対立図式」の「打破」は、「左」の自壊によって成り立っているのだ。佐藤が『金曜日』と右派メディアで同一のテーマを扱った文章を読み比べれば、簡単にそのことはわかる。

 一例として、米国下院での「慰安婦」決議に関する佐藤の主張を読み比べてみよう。産経新聞グループサイト上での連載である地球を斬る〉では、「慰安婦問題をめぐるアメリカ報道を「滅茶苦茶」と非難し、「慰安婦問題に関する二〇〇七年三月一日の安倍発言についても「狭義の強制性はなかった」という認識なのだから正当だとして、あたかも「慰安婦」決議案自体不正確な事実に基づいたものであるかのような印象を与えようとしている(16)。ところが、『金曜日』では、こうした自分の主張は述べず、国権論者としての原則的立場から日本政府謝罪には反対だとしている(17)。なお、『金曜日』の同文章では「歴史認識を巡る外交問題 Permalink | 記事への反応(1) | 18:32

2024-01-22

anond:20240122114103

ナニワ金融道いくら言うても1000万ですから不動産担保連帯保証人がいないと社長のOKが出ないんですよ」

2024-01-21

一番再現性の高いFIRE(早期リタイア)の仕方

なんか投資話題流行ってるので。

数十人くらいは無職高等遊民のような連中と会ったことあるんだが、外れ値はいものの大体同じようなパターンで早期リタイアを達成しているっぽいのでまとめる。

なお、読めば分かるが全員が成功するのは不可能だ。

人生を賭けたチャレンジが失敗することな別に珍しいことではない。

単に生存バイアスで生き残ったのが彼ら。ただ、一番公約数的で再現性が高いとは思われる。

1.年間100万円以上の投資資金を作って、1000万以上を投資に回す

収入の人はメチャクチャ節約して、高収入の人は貯金を使って全額投資する。

投資オルカンのような買って忘れる系ではなく、自分選択して分散させる。

100万以上の資金を作れないなら職を変えろ。または諦めろ。

2.住宅ローンを与信限界近くで組み、マンションを買う。

これはやってる人とやってない人がいた。やってる人はほぼ漏れなく売れば儲かる状態

まり実質家賃タダ。信用力のあるサラリーマンが使えるチート制度だ。

3.1000万をそこそこ低リスク運用で2000-3000万にする

運用経験を積みながら、元手を二倍くらいにする。

入金力が年間100万なら、10年かけて達成する。別に不可能数字ではない。

レバレッジ運用をやっている人はいなかった。つまり生き残れなかったのだろう。

4.3の投資経験を活かして、どこかでリスクを取って税引き後1.5億以上にする

要は元手から10倍くらいのエッジをどこかで取るということ。

投資経験が長くなると、「これはもしかして絶好の機会なのでは…?」というタイミングが年に何回か訪れる。

で、その中に本物が隠れていることがある。

去年のNVIDIA(5倍)、2020年ビットコイン10倍)などがそれ。

ここでは分散投資をやめて、集中投資に切り替えて大きく増やす。失敗したら終わり。

5.増やした資産を使って、安定パターンを作る

「4」は別に投資家の目利き力が優れていたのではなく、単に運が良かっただけである

まり再現性はない。そのことを知っているひとだけが生き残り、自分天才なのだ勘違いした人はさらリスクを積んで自滅する。

生き残った人は、幸運を掴んだその段階で低リスク戦略に切り替えている。

PER配当重視の分散投資に戻る人や、運用不動産買ってその不動産担保に更に運用したりする。



まとめ




それでは、よいFIREライフを。

anond:20240121182215

まり女性特権階級から女性による男性差別は許されるが、男性による差別は許さないって主張なのね!w

なんというか多分世界的にも容認されない主張だと思うけど、日本思想の自由担保されてる国だから頑張ってな!w

多分男女双方から支持されないと思うけど

2024-01-19

anond:20240119221513

独身でも社会の永続性を担保出来るようにすればよい

たとえば基金を作り、子ども2名以上を養って社会に出すのだ

2024-01-18

anond:20240118172317

Google検索してもジャンク情報しかない、差別主義ナチズムAI専門家政治家の名の下、煽動ばかりする嘘つきSNS現代物事を調べようと思うと、図書館に行って正確性が外部から担保された高品質な専門書を読まないといけない。そんなめんどくさいことできるか?俺は嫌。脳死インフルエンサーに乗ってデマをばらまいて被災者を踏みにじって、何か言われたら罵声浴びせてブロックする方が楽。

調べると言う行為ハイカロリー・ローリターン過ぎる。

anond:20240117175156

昔、それこそ80、90年代くらいには「大学差別」みたいなんがあって、

就職活動でも在籍してる大学によって門前払いされるのが当たり前という風潮だった。

当時はそれが問題視されてて、在籍する大学名は見るべきじゃない、みたいな論争が起こったりもした。

当時はFラン大学なんて言葉存在せず、大学生の下限もある程度担保されてたからだろうけど、

今みたいに大半がFランみたいな時代だと、「あの頃の方がよかったのかもしれんなぁ」とか思ったりする。

結局何が言いたいか?っつーと、バカにも大卒という資格を与えて、上流大卒とそうじゃない低ランク学生を同じ大卒にしちゃってるのが問題だろう、と。

2024-01-17

anond:20240117110228

それはオルカンが死んだわけじゃないか趣旨とは違うけど、何か救済措置なかったっけ?

インデックスファンド個別ではないけど証券会社が潰れても個人資産担保されるとかあった気がする

2024-01-16

外資系企業ネイティブは実は驚くほど英語ができない

何を言ってるんだと思うかもしれないが、実際に外資であっちのネイティブ米国人英国人など)と働いてみると彼が驚くほど国語(=英語能力が低いことに気づく。

もちろん、口語はあっちの方が完璧だ。どう足掻いても日本人英語第二言語の人たちでは敵わない。でも、書き言葉になるとネイティブ言語能力は驚くほど低い。

なぜか? 考えてみれば実は理由簡単だ。我々日本人や他の非ネイティブの人たちは、その会社で働いているということはそこで働けるだけのスキルがある上に、第二言語としての英語を修得して働いている人たちなのだ

一方で、英米企業ネイティブ採用は単にその仕事スキルがあるから採用されているだけで、語学力ほとんど担保されていないのだ。

日本企業に置き換えて考えてみるといい。日本企業でも、仕事スキルは十分だけど日本語ものすごく舌足らず、みたいな人間はいくらでも思い浮かぶはずだ。

要はそれと同じで、外資企業英語ネイティブ言語能力についてはほとんど大卒以上のことは担保されていないので、結果的に致命的なくらいに言語能力の低いやつにゴロゴロ出くわすのだ。

ネイティブにとっては、英語を使って外資で働ける、という時点で一定以上の言語能力担保されている。

この辺は、とくにIT系など技術一本でいくらでもいい仕事が得られる業界特に顕著だと思う。今まで何人の言語能力に致命的な欠陥のある英米人に仕事で出くわしてきたことか…

https://anond.hatelabo.jp/20240116003349

公平性効率性を満たす必要があるね。

かわいいポメラニアンだけを救うと公平性が満たされない。

黒い犬もポメラニアンもどっちも救って、公平性担保するような寄付が望ましいと思うが世の中にはリソースが足りない。

可愛いもの、美しいものには資本が集中して歪みが出る。醜いものにはお金が行き渡りにくい。

なので、寄付を行うもの本来効率性と公平性を満たすような行動が求められる。俺はもっとお金持ちになって、それを実現したいと思ってるよ。ビルゲイツは割とそれを正しく行ってるんじゃないかな?

2024-01-15

女性が楽しそうにしてるように見えた」は女性が嫌がってないのを担保しないんだよ

デートで楽しそうにしてても本音は早く帰りたいだったりする

女性ニコニコしてたら好かれてるって今どきの童貞だわ

2024-01-14

2023年の収支を計算した(+8.2億円)

確定申告のために2023年個人の収支を計算たからざっくりまとめておく

収入

10億2200万円

費用

2億300万円

利益

8億1900万円

資産

年始: 29億9400万円

年末: 39億800万円

負債

年始: 6億3800万円

年末: 7億3800万円

所感

今年はSP500がドル建てで20%近く、円建てで40%近く値上がりしたからその恩恵が大きかった

ただ、円建てでの利益がこれだけ出てても、円は弱くなってるし、海外物価は高くなってるし嬉しさはあまりない。これ以上円安にならないことを祈る。

費用家賃2000万円ぐらい、個人飲み会や服などの支出2000万円くらい、残りの1.6億ぐらいは全部税金。かなしい。

負債不動産投資での借り入れで+1億、もとからあった分は証券担保ローンでSP500投資信託をもとに借り入れして投資に回してた。

アクションゲーム格闘ゲーム攻略本出す意味ってある?

コマンドRPGシミュレーションみたいな「誰でも指示された操作を即時性を求められることもなく再現できる」ゲームなら意味あるけど。

アクションゲーム格闘ゲームって指示された動き通りの操作が結局できないんだから意味ないよね

ブレイブルーで「このコンボ出せたら強い」って練習させるモードあるけど、そのモードコンボを出す手順は載ってる(=攻略本)けど、実際に(局面に応じてというわけでもなく)操作するのが超絶難しいからこそ強さが担保されてるわけだからね。

2024-01-12

NISA投資して急に現金必要になったらどうするの」→カードローンでいいじゃん

NISAが始まってやれ靴屋少年だのバブルだと言われていて、まあそのへんは各位で判断すればいいと思うけど、とくに「NISA投資して急に現金必要になったらどうするの」みたいに言われるのが気になった。

これ、あらかじめカードローン契約しておくとコストゼロで「安心感」を得られるのでおすすめコストゼロというのは、カードローン契約だけならタダだから

実際おれは手元の現金はほぼなくて全部投資信託に入れているのだけど、たとえば一昨年の子供の誕生ときは一旦カードローンで払ってそのあと数ヶ月かけて投資信託(NISAではなかったけど)を切り崩したりして借金を返した。そもそも病院へはカード払いしたのでその支払自体も1ヶ月後だったしね、現金がないだけで本当にお金がないわけではないので全然問題なし。

なお、カードローンの利率は金融機関によってかなり違うので、あらかじめいくつか契約しておいて安く使えるサービスを確保しておくと良いとおもう。ただ定収入がないとカードローンリボ払い並に利率が高くなるけど。あ、なのでリボ払いはやめとけ、あれは利率が高すぎる。

担保付きのローンも検討に値するかも。たとえば株式担保に低利率で借金できるコムストックローンとか、生命保険でも掛け金を担保借金できたりとかなんかあったりする。

なんにせよ、こういうのは「本当に緊急時しか使わない」ことが前提だよ、借金なんてめったなことではするものじゃない。ただ安心感は得られるのでおすすめ

2024-01-10

歌舞伎町ホストの売掛自粛が始まるらしく、ホス狂いの友人が人生の張り合いなくなっちゃうよ~!ってすごい悲しそうにしてて、この機会に人生を考え直せよ……と思いつつも彼女人生を支えてあげられるような余裕が私にあるわけもなく、寂しいねとだけ伝えてしまった。

今回の売掛自粛大手13グループ200店舗が参加し、入金率(現金払い率)を1月7割、1月8割、3月9割、4月からは全額現金払いを目指すという内容。歌舞伎町大手と呼ばれるグループは18グループあり、またグループに加盟しない単独店舗も少なくない。

特に単独店舗反社や反グレががっつり噛んでる店も少なくない。私の友人のように「売掛できちゃったから、担当のために今月もお仕事頑張るぞい!」みたいなタイプのホス狂いが”ある程度の”クリーンさが担保されている大手から単独店舗流れるようなことがないように祈るばかり。

彼女らを見てて思うのは一部のホス狂いにとって売掛って「後」じゃなくて「先」なんだよね。「頑張って働くために、売掛を作ってる」まである人生においてがむしゃらに働く意味がない。っていうか、生きてる意味がよく分からない。そこに意味を与えてくれるのがホストだと。狂ってるよ~と思うけど、本人らは止めらんないんだろうな。

もちろん中には「売掛してまで貢ぎたくないのに、担当に嫌われたくなくて売掛しちゃって苦しんでる」ような子もいっぱいいて、見ていて本当に痛々しいんだけど。

ホストクラブ潰したところで彼女らが苦しみから解放されるわけじゃなくて、じゃあ次はメン地下行くとか、次の自分を頼って(搾取して)くれる人間のところに流れていくんだろうなってわかる分、この問題は本当に根深い。

さらチェンソーマンをけなしてるやつはアホ

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/shonenjumpplus.com/episode/16457717013869067668

チェンソーマン152話に対して絵が荒れてるだの何だの言ってるやつらまともに漫画読んでないだろ。

今回の話が微妙なのは明らかにネームのせいであって、絵がひどいとかマジで本質的な話じゃない。

元々チェンソーマン(というか藤本タツキ)は戦闘シーンを見開きでかっこよくキメて読者に強烈な印象残すのがすごい人。「台詞回しがイカれてる(コウモリ永遠)」「シチュエーション特殊永遠2回目)」「バトルの規模がでかい(レゼ&台風、銃の悪魔ポチタVSウェポンズ、ゴキブリ)」あたりがあの人のよく使う手札。それでかっこよさを担保してる。

でも逆に言えば、基本的に細かなバトルシーン描くの元々うまくない人なんだよ。「○○が××したからこっちはxxだ!」みたいな理詰めのやりとり挟んだ瞬間即もっさりする。わかりやすいのが、VSレゼ戦で台風がレゼに血を飲ませるやりとり。

152話がつまらないのは、細かなバトルのネームを切ることは得意じゃないタツキが、普通生活ぬるま湯に浸りイカれ具合の薄れたデンジを使って、見開きもなければ規模もこじんまりとしたバトルを描かなければならなかったことが原因よ。自分ごと身体切ってから食べるまでの数ページ、明らかにテンポ悪いだろ。その上で注目すべきなのはデンジ台詞まわしがまたイカれはじめたことであって、ここは期待を上げてくべきところだろ。絵柄なんてかなり些末なことだよ。

というか、そもそも藤本タツキは整ったストーリー作りがあまり得意ではないんだよ。ファイアパンチはその辺有名だけど、元々ストーリーを進めるために設定ちらして、その設定の中で予想外の展開見せるのが得意なわけ。チェンソーマン1部だってまり大筋のストーリーライン整ってないでしょ。銃の悪魔に仲間がいる設定どこいったとかあるじゃん。「銃の悪魔を殺す」という本筋がアキの死で消滅したの、冷静に考えたらストーリーとしちゃグダってるじゃん。でも、そうしたことで「ここからどうなるかわからない」というドライブ感が生まれてめちゃくちゃ面白くなってたでしょ?

チェンソーマン2部は、意図的なのか結果的になのか、その手札が封印されてるのよ。ダブル主人公制になったこととか、1部から散らしてきた要素を回収しなきゃいけなくなったこととか、色々な理由はあるだろうさ。でも俺は、2部が1部と違ってそういう理詰めで細かなバトルやるの含め、タツ自身が明らかに自分の苦手なことに挑戦して何らかのステップアップを試みるのが俺は好きなんだよ。なのにおまえらは、絵柄も何も関係ないことが原因のつまらなさを「なんとなく微妙」くらいのフィーリングで絵柄のせいと誤読してる。

大体、152話と似たようなもっさり感のあるバトル回はヨルVS正義悪魔(偽)もそうだっただろ。この回明らかに微妙だったじゃん。なのにその時は殆どつまんないってコメント残してない。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/shonenjumpplus.com/episode/316112896945814095

はてブユーザーマジで周りの空気しか読まずにコメント残すよな。はてブじゃなくて漫画を読めよ。

2024-01-07

anond:20240107221841

個人的に「ケッタマシーン」という言葉が好きなので勝手に使わせていただいている他県民です

学生時代に貴県出身の友人が居りまして、彼女から教えて貰いました

大変可愛らしい名称だと思います

あなたの様に家族を乗せて移動する必要があると運転も已む無しですね

公共交通機関もっと発達しているならばそれほど困らないのですがね

(日本版ライドシェアタクシーに毛が生えた様なものな上に安全担保されない気がしますし、そもそも首都圏しか使えないですしね)

他の方々が言う様に、必要に迫られたら恐ろしくても運転するしか無いと思います

自分の様に「歩いていける職場子供居ない、親は自分運転してる」という条件が揃って初めて運転しない自由選択出来るんだと思います

山本太郎東日本とき大阪に速攻逃げてさらフィリピンに逃げたことをもう忘れたのかな

あいつが行くってことは安全性担保されてるようなもの

2024-01-06

フェラチオ得意ですか?

婚活年収を尋ねられたときに誠実に答えたあと

フェラチオ得意ですか?

と尋ね返すのはどうだろう?

同じくらい重要下品なことだと思われるのです


たとえば隣家や同僚に年収を尋ねられないのと同じで性生活も尋ねることはできないですよね普通

婚活というのはそれくらい普通ではない場ということです

双方とも答えたくないなら答えなくていい事柄ではあります

でもなんということでしょう

ふたつ並べてみると、答えないと不誠実に感じるではありませんか


結婚する双方の共通した目的とはなにか?

もはや男が稼いで女が家を守る時代ではないですよね

ふたりで良い家庭を築くことです

この大義において、お金セックス重要な2大問題です

フェラチオは得意ですか?」という質問に対する答えはたくさんのことがわかります

家庭を築くにあたって避けて通れないとてつもなく大事な性生活への取り組みがわかります

子供を何人欲しいといういにしえにあるクッション質問の答えにもつながりますが、相変わらず人間にとって大きな娯楽としてセックスがあります

セックスが充実していると家庭に潤いがあります

子作りのためのセックスふたりの仲を高めるためのセックス快楽のためのセックス

それらを担保できるかは結婚前に確認しておきたいところです

それぞれの考えや思いがあります


それは年収を尋ねる理由とまったく同じですよね

年収は高いですが、勤務時間が長いとか、週に2日は帰ることができない、単身赴任があり得る、(家族揃って)転勤ありき、かように様々な業種や労働形態があります


フェラチオ得意ですか?」と尋ねた場合にうれしい回答はなにか?と考えると案外千差万別ではないか想像しま

嫌いですという答えが返ってきても、これまでご相手された方には好評ですと答えがきても、それを受けていろいろと考えるじゃないですか

嫌いならばこれから上手に調教しようとか、あまりセックスに興味はないのかなとか

得意なら経験豊富から満足させる自信がないからいやだなとか、ビッチなのかとか、あるいはその技を試したいか結婚したいと思うかもしれないじゃないですか

経験がないので下手ですが興味がありますでもいいし、好きじゃないしそればかり強要する元彼のお陰でトラウマですでもいい

それらの答えや対処年収のそれと同じでそれぞれですよね

また答えたあとの男の反応も見ものと思われます

それも年収を答えたあとの女の顔同様です

「どういう家庭を作っていきたいですか?」に匹敵するくらい千差万別であることでしょう

から結婚する上でとても重要でいい質問ではないかと真面目に思います


お金持ちの男のねるとんパーティなどから流行らせて一般化するといいなと夢想しております


参照ネタ元 5ch 【たすけて】フェラチオ大好きな嫁もちの人【しんじゃう】

(ここの自慢が羨ましいし、とても幸せそうなのです)

2024-01-05

anond:20240105185723

という認識がもう古くて、先生働き方改革は着々と進んでいるのに、今まで担保されてきたものが崩れ始めていると言うのが、増田の指摘だと思われる。

ちなそのほかの公務員でも似たようなことが出てきてる。

一部の公務員ハードワークでなんとか回してた部分が解消されたてるのはいいんだけど、今までそれで繋がってた部分が放置されたまま。

一般行政の方は、DXとかシステム化とか頑張ってるけど、あと10年は過渡期が続くわ。

さて教育の方は?

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