はてなキーワード: 沈黙とは
「旅の恥はかき捨て」とは言うが、出張先でデリヘルを呼ぶときは、解放感と寂しさが同居する言うなれば旅情ともいうべき感情を覚えることがある。
その当時、私は首都圏の零細編プロに勤めるしがないライターだった。出張先が能登半島と決まった時には、久しぶりの遠征に心躍る反面、アクセスの悪さにやや辟易したことを覚えている。何を隠そう、その当時、私は素人童貞であった。肩書きの解説は他の文献に譲るとして、端的に言えば、ごくありふれた、さえない彼女なしの三十路前の男であった。
無事現地でクライアントと合流後、取材自体は滞りなく進んだ。関係者と軽い打ち上げをした後、事前に予約してもらっていた七尾市のホテルに泊まることとになった。七尾市は和倉温泉という高級温泉街を有し、バブル経済華やかなりし頃は北陸有数の歓楽地であったそうだが、少なくとも駅前の景色からはその面影は全く感じられなかった。
ホテル備えつけの温泉に浸かった後、外気にあたりたくなり外へ出る。能登の地酒と熱い湯にあてられ、火照った身体に冬の外気が心地よい。時間はちょうど0時を回ったところ。ポケットの煙草を取り出そうとしたところで、ふと、デリヘルを呼んでみようかと思い立った。
旅先の開放感と、久々の出張先で仕事を全うしたことへの安堵感がそうさせたのか。気づけば私はgoogleではじめにヒットしたお店に電話をかけていた。
すぐにボーイと思しき男性が電話口に出た。七尾市のホテルにいることを伝えると、10分ほどでやってくるという。慌てて財布を取り出すと、諭吉がたったの一枚寂しそうにこちらを見ている。速やかに嬢の派遣を依頼すると同時に、最寄りのコンビニまで走る。現金を調達して帰ってくると、ホテルの前には既に一台の黒いセダンが停まっていた。
近づいていくと、「〇〇さんですか?」と声をかけられ、車の中から二十代と思しき可愛らしい女性が現れた。彼女は、自分のことを『春華』と名乗った。連れ立って足早にホテルに入る。クライアントに鉢合わせしたら最悪首が飛ぶなーと考えつつ、フロント男の若干の視線を感じながらそそくさとエレベーターに乗りこんだ。
無事に何事もなく部屋へ入って安堵する。春華が時間を確認しタイマーをセットする。素人童貞とは言え、私はどんな時にも紳士さを忘れない男だ。ホテルの一室で、互いに知らない者同士が邂逅するとき特有の気まずさのなか、精一杯何かしてあげようと彼女のコートをかけようとしたが無難に断られる。間を持て余した私は、無意味に自分の荷物を移動したりバッグの中身を整頓したりした。そんなことをしている間に春華は速やかに全裸になりユニットバスへと消えていった。
程なくして「どうぞ~」という声が聞こえ、そこではじめて、私は思い出したように全裸になり、ユニットバスの扉を開けると、そこには全裸の春華がいた。
バスの中で体を洗ってもらう。特に、愚息の洗い方は丁寧だった。年齢を聞くと「二十歳です。」短く答える。実際には22,3だろうと思ったが、それ以上の詮索をしないのが紳士たるもの。
さて、ベッドに身体を仰向けによこたえ、非常にスムースな流れで、春華は私の愚息を口に含んだ。極めてスタンダードなフェラチオである。愚息がぬらぬらとしたあたたかいものに包まれ、大変に心地が良い。ただ、少々打ち上げで飲みすぎてしまったようだ。それなりの硬度には至るものの、一向に射精する前兆・気配がない。春華も焦りを感じはじめたのか、次第にストロークが大きくなり、それに伴い彼女の歯が軽く当たるようになったことで、愚息はいっそう前立腺の門番を奥へと押しやってしまうのであった。
体勢に限界を感じた私は、体を横に倒し、極めて紳士的な態度で自分の手のひらに春華の頭をのせてやった。そうすることで、彼女がよりリラックスした体勢で愛撫に集中することができ、私も腰を動かすことで刺激をコントロールできる、一石二鳥の策略である。これで多少はマシになったものの、射精の神様はまだ一向に降りてくる気配がない。
すでに彼女が口淫をはじめてから体感でおおよそ15分が経とうとしていた。それが意味することをデリヘル未経験の諸兄姉にもわかりやすく説明するのも紳士たる者の務めである。今回のプレイ時間は契約上60分間の予定だが、実際のプレイ時間はその半分がせいぜいといったところ。タイマーは部屋に入った瞬間からスタートし、そこから互いの身を清め、ベッドインするのにおよそ15分、終了15分前にはタイマーが鳴り延長の是非を判断するので、実際のプレイ時間は30分にも満たないことも多い。したがって、その時点ですでにプレイ時間の半分が経過しようとしてた。
このまま続けてもらって射精できる可能性は低い。おそらくはやってできないことはないのだが、万が一逝けなかったときに、嬢の自尊心を著しく棄損してしまったり、自分の心に黒部の峡谷ばりに深いわだかまりを残すことになる。そんな未来は絶対に避けたかった。
果たして私はそれを打破するイデアを持っていた。そして恥甲斐もなく、それを言葉にする軽薄さをも持ち合わせていたのだった。
「あの、、ちなみに、お金積んだら挿れさせてくれるとかってあります?」
彼女は即答した。
「ゴムありなら一万でいいですよー」
「あ、それじゃ、お願いしまーす」
かくして私は令和はじめのセックスを七尾のデリヘル嬢と修めることとなったのである。なぜ私がコンドームを持参していたのかという点についてここでは触れないが、プレイの内容自体は、とりたてて特筆すべきことはなかったということを書き添えておく。
正常位で射精にいたり、そのままゆっくりと倒れ込む。いくばくかの満足感と虚脱感に身を委ねたのも束の間、終了のアラームが鋭く鳴り響いた。
「すごいタイミングですね。」と笑いながらユニットバスへ導かれ、再び火照った身体と愚息を丹念に洗ってもらう。ふと、春華の首元に光るネックレスが目に入った。無事に時間内に射精に至った達成感と、形だけとはいえ、挿入事後の妙な連帯感も手伝い、バスの中で少し雑談をした。以前は新宿のソープランドで働いていたこと。昨日に初めて七尾で出勤したが指名が一件も入らず店のボーイにめっちゃ謝られたこと。
そこで私には不覚にも、邪な思いが芽生えたのだった。それはすなわち、春華が七尾にきて初めてセックスした相手が私だったのはないかと。
恥を忍んで聞いてみた。
「もしかして、七尾にきてから初めてのセックスだったりします?」
「いや、はじめてではないですね。」
と言った。
なんと。ということは本日すでに同様のケースが少なくとも1回はあったということか。内心動揺を隠せず、「そっか~。そうだよね〜」といった感じのとりあえずのリアクションを返しながら、どう繕ったものかと必死に思案していたところ、彼女は少しの沈黙の後、くしゃっと表情を崩して、こう言った。
「私、素直だから言っちゃうんですよねー。お店の人には、必ずそういう時は”はじめて”って答えた方がお客様は喜ぶからって言われてるのに。風俗嬢向いてないんだわー」
そのあけすけな笑顔に一瞬で引き込まれ、あまりの可笑しさに思わず、私はユニットバスはおろか部屋の外まで響き渡ろうかという声で大笑いしてしまった。彼女も「そんなに笑うことありますかー!?」と気恥ずかしそうに笑ってくれた。その時たしかに、彼女はどこにでもいる二十歳前後の女の子の顔に戻っていた。
それからいろんな話をした。家族のこと、5人兄弟の長女であること。首のネックレスは二十歳の誕生日に弟からプレゼントされたものであること。以前は飲食店で働いていたこと。好きな音楽のこと。
彼女がback numberが好きと言ったので、Spotifyで人気順に再生した。まったく聞かない流行りの曲も、嘘をついて一緒に聞いて、いいねと言って笑った。
2回目の終了アラームが鳴り、春華を外まで送る。送迎の車がきていることを確認し、手を振った。
30になった今も素人童貞の肩書きは消えないが、確かにあの瞬間彼女はどこにでもいる二十歳の女の子だったし、いち素人女性と一緒に体を洗い、身体を拭き合い、家族の話や好きな音楽の話をして一緒に笑った経験は、確かな現実のものとして記憶に刻まれている。
うん。ごめん。追記なんだ。追記しないってどっかに書いたのにな。
日曜日の朝に、自室のパソコンではてなブログのランキングを見てたら衝撃を受けた。
俺が書いたやつが7位に入ってるのを見て、「あ!?」って声が出た。
「20件ちょっとしかコメントがついてないのに」と思って、ログインして日記のページに行って調べたら、全てのコメントを見るというメニューがあって、クリックすると凄まじい数のコメントが並んでいた…
本題に入る。なんで追記するかというと、ブクマコメントを読んでいて勉強になったので。そういう視点もあるのか!って意見ばかりで、自分という人間がいかに物事の裏側が見えてないかを思い知らされた。
すべての意見を読ませてもらった。善意だろうと悪意だろうと嬉しかったよ。
感謝の気持ちを込めて、コメント欄に質問が多くあった以下の3点に絞って話す。
1.続きが知りたい(特にM,K,Nについて)
そいつら、俺に聞こえる位置でわざとあの日記のことを話し出した。俺の反応を伺ってたんだろう。若手の公務員もはてな匿名ダイアリーを読むんだな。
あと、前の日記内の追記で本文の修正はしないって書いたけど、実はちょっとしている。読んだ人が誤解する部分について加筆した。上から塗りつぶすような修正はしていない。
例として、Mがモデルみたいって書いたけど、それだと高身長をイメージさせるのでちょっと加筆している。
構成が分かり難いのとか、誤字とか脱字はそのままだ。ちょこちょちょこってなんだよ…
その前に数点ほどいいかな。
ブコメでは、「3人と話し合った方がいい」という意見もあれば、「もう関わるな」という意見もあった。後者の方が多かった気がする。
俺もその方がいいと思った。ガチで話し合って決着をつけるのは危険すぎる。
3人の仮名がイニシャルだと誰が誰だかわからなくなるからガンダムで例えてってコメントがあったけど、さすがにそれはできんわ。ごめんな。あなたが彼女らの立場だったら嫌だろ?俺に言う資格はないが。例えば、マコとかカエデみたいな仮名にしたらよかったのかな?
あ、係長はシャア専用ズゴックな。そういう体型だけど、動きがめっちゃ速い。市内の陸上大会で優勝したこともある。
「ラノベの文章みたい」「作家志望」みたいなコメントもあったけど、公務員の文章ってまさにそんなだよ。無駄を省いて必要なところだけを伝える。
先週、Mの見舞いに行った。係長と一緒に。
俺と違って男らしい先輩だ。Mのお母さんに了解を取ってくれた。
大きい病院に入院していた。普通の病室だった。個室とかじゃない。
Mはベッドの前に座って雑誌を読んでいて、俺を見ると軽く会釈した。
係長がケーキを買っていた。Mに渡すと、ちょっとはにかんで冷蔵庫に仕舞った。
みたいな当たり障りのない会話の後、Mが「すいませんでした!」って緊張しがちに叫んだ。
沈黙があって、「いつもよりテンション低いな!もっと上げていこう」って俺が冗談を言ったところで(※普段のMは寡黙)、Mのお母さんと看護師が入ってきて、もう帰ろうって雰囲気になった。
「今日はありがとうございます。早ければ3月から復帰したいです」って最後に言った。笑ってた。
Mが公務員になりたての頃だった。彼氏とディズニーランドに行った話をした時、俺が〇ッキーマウスの口真似をして、「ハハッ↑、ボク税金払わないよ♪」って冗談を言った時に爆笑してたのを思い出した。
Kは働き者になった。今までも十分だったけど。
居なくなったMの分まで積極的に窓口の方を見ている。お客さんが見えにくい位置にいるのに俺よりも多くの客を受けている。めっちゃ明るくて手際がいいから思ったよりも楽だ。さすが3年目は違う。
Nは事務所の奥側に席替えになった。若い男子がNのいた席に来ている。係長と何を話してるんだろうと思ってた。そういうことだったんだな。
事務スペースには机の島が二つある。前側の席は税対応の実務をやっていて、後ろの席は条例や規則を作ったり、予算編成とか庶務をやってる。Nにはそっちの方が向いてると個人的に思う。
ただ3人の女子に好かれているだけのラノベ的展開みたいな、そういうことではないっていうのを確信できた。
前の日記を書いた一番の収穫はこれだと思う。コメントをくれた人に感謝してる。
憎しみとか、嫉妬とか、悔しさとか、責任回避とか、色んな感情が絡まり合ってこうなってるんだと感じる。
残念ながら、どういう事態が生じていたのか全然わかっていない。俺が得られる情報は少ないし、誰かに聞こうと思っても難しい。何年か経ったら意外な展開でわかることがあるのかもしれない。それに賭けてる。
過去の自分と向き合う意味を込めて、書けるだけ書いてしまおうと思う。増田の皆さんのためというよりは自分のためだ。言葉にすることで、あの時できなかった反省をするために。反省すべきところは反省し、思い出にすべきところは思い出にするために。
二十代後半の頃だ。民間の営業から転職してきたばかりの俺は、市立体育館の倉庫の屋根を取り換える仕事をしていた(※事務職でも現業をやるタイプの自治体。特に施設を持っている部署にありがち)。最後の工程のあたりで、屋根材をボルトで縫い付けた後にアーク溶接で止める作業をしてたんだ。一通り終わらせて、よっしゃひと段落って感じで新しい材料を買いに行って戻ったら、消防車が3台くらい来てて、燃え盛る倉庫に放水していた……。
溶接が終わったら30分間は現場を離れちゃだめなんだよ。どこかに火花が燃え移ってる可能性があるから。これが市長室に呼ばれた件。文書戒告。素直に謝ることができなかった俺を、当時の市長は懇々と諭してくれた。「そんな態度でおったらいけんよ。あなたが駄目になっていくよ」って。市長だけじゃなくて、助役もそうだった。あと、教育長も。教育部長も。(※全員退職済)。こんな職員になって本当にスイマセン……あの時はお世話になりました。
同じく二十代後半の頃だ。面倒くさい国家資格(ほぼ座学で取れるけど、1ヶ月間は残業時間が120hを超える。説明は省くけど、出張研修扱いなのでその間の残業代は一切つかない。社会教育主事)を無理やり取らされそうになったので全力で拒否していたところ、上司が勝手に申し込んだ。
当時の俺はあまりに幼かった。頭にきて、その上司が担当してるイベントがあったんだけど、そいつの顔を潰すために当日にサボってやったんだ。それでイベントが大失敗して処分になった。文書戒告。翌年度、公営企業という名の地獄に飛ばされる。
三十代の半ばまで、水道局で料金未納者の家を回ってお金を回収する仕事をしていた。債権回収。未納者には色々といて、お金があまりないので試しに料金を払わずにいる人もいれば、本当にお金に困っている人もいれば、普通にお金を持ってるのに人と話す機会が欲しくて、わざと料金を未納にして給水停止にしてもらう人もいる。
この仕事に耐えられる職員は少ない。俺ばかりが債権回収の現場に出されていた。本来は、2人以上でないと現場に行っちゃいけないんだけど、相棒が年度途中でギブアップしたのでどうにもならなかった。ストレスはもちろん溜まる。「水道メーターや配管の修理をしてみたい」という希望はあったが通ることはなかった。
それで、ある時やってしまった。水道局って、貧乏な家庭でも「水止めるぞ!」ってポーズは取るけど、本当に払えない人が相手だと給水停止しないんだ。絶対にしない。それで市民が死んだら偉い人が責任を取らないといけないし、実際にお金を持ってない人からは取りようがないから。
でも、俺はやってしまった。貧しい大家族がいたんだけど、母親があまりに舐め腐った態度で、しかも支払う意思がないもんだから水を止めてやろうと思ったんだ。水道メーターの蓋を開けて、止水栓を取りはずしてキャップ止めをした。これで水は出ない。あの母親、どんな顔をするだろうな。これで未納料金を支払うかなって、当時の俺は思っていた。
翌々日。子供2人と母親が病院に運ばれることになった。同じ日に、見かねた近所の水道屋がメーターの蓋を開けて無理やり水を出したみたいだ。民生委員や社会福祉協議会から死ぬほど怒られ、暴走行為ということで処分を受けた。減給1ヶ月。当時の係長(※退職済)も減給1ヶ月。課長(※退職済)は減給3ヶ月。あの家族の表情は今でも覚えている。本当にすいませんでした。
昨年度(※年度単位なので2018年)のこと。Mが1年目の時。俺も税務課1年目。お前らの会社にも互助会ってあるだろ。同じ部署で、毎月数千円集めて飲み会とか慶弔とかするやつ。俺、互助会に入ってないんだ。昔から入らない派。それで仕事が回るのかって言われたら、けっこう回る。倫理観や職業意識が高い公務員だと、考え方が合わない仲間と一緒でも市民のために全力で仕事をこなす。だから俺でも問題なくやってこられた。でも、税務課は勝手が違った。公務員の鑑みたいな人が多くて、互助会に入っていないと市民のための仕事で教えを請うてもスルーされることがあった。
その年の秋頃だったと思う。Mが俺の真似をして互助会をやめた。協調性のないところは俺に似ている。そのあたりからMと仕事以外の雑談をするようになった。ところが、俺の左隣に座っていた年配の女性職員(サヨコ。仮名。本当なら今年の3月で定年だった)が怒ってしまって、Mは仕事を教えてもらえなくなった。向かい側の席にいたKとNにも根回ししてたのかな?Mはピンチになった。俺は経験年数があるからなんとかなるが、Mには無理がある。
年末だったと思う。地元企業の人が窓口に来て、証明書類が欲しいという依頼をMにした。その証明が今日中に手に入らないと、ある事業の行政関係の手続きが間に合わないとのこと。でも、正攻法でシステム上の発行ができないパターンで、それでも発行したければ技術がいる。一応違法行為ではあるけど、「市民のためなら」という建前があれば上司は積極的に黙認する。そういう、たまにあるパターンのひとつだった。
予想はつくだろう。サヨコは、Mの相談に対して「知らんよ。自分で調べたら?」って言ったんだ。俺はキレた。「お前、おかしいと思わんのんか?おい、〇〇!(※サヨコの苗字)」って声を上げた。Nのところに詰め寄って、無理やりMのところに連れて行こうとした。嫌がったので無理やりに連れて行った。
それで場は収まったけど、定時を過ぎてからのサヨコがうるさいんだよ。ネチネチネチネチとMとNの悪口を聞こえるように言いやがって。俺が遠まわしに「さっさと辞めろよ」って言ったら、怒った感じで椅子から立ち上がった。大声で喚き始めた。そしたら、次の瞬間に「ええ加減にせえ!!」って係長がサヨコを一喝した。
サヨコが「なんでわたしが怒られないといけんの!?」みたいなことを叫んだ。すると、その直後に痙攣が始まった。過呼吸かな?と思った。息遣いがおかしくなって、その場にうずくまる。呻き声が聞こえた。真正面にいたので苦しんでいる様子が嫌でも伝わってくる。Nは傍に寄って介抱していた。係長は給湯室まで走ってビニール袋を取ってきた。不幸中の不幸だが、目撃した市民が少なくとも5人はいた。1,2分が経つとサヨコの容態は落ち着いた。Kも介抱に加わって、2人してサヨコを休憩室に連れて行った。Mは座ったまま、ずっとサヨコを見ていた。
翌年の1月末をもってサヨコは市役所を辞めた。早期退職制度。1年と少し早い。俺は原因ありとみなされ、処分を受けた。厳重注意。係長はさらに重い処分だった。謝っても謝り切れない。俺がもっと大人だったら、サヨコもちゃんと定年まで働けたに違いない…
わかってるよ。互助会に入らないのがどういうことかって。俺が互助会に入って飲み会とかに行く職員だったとする。そうすると、会員になろうとしない職員のことをこう思うだろう。
『入らない理由にどれだけの説得力があっても、あいつは俺達の仲間になろうという気がないんだ』
それでも俺は入りたくなかった。俺だけじゃなく、すべての職員に互助会に入らない自由があったらいいな、と今も思ってる。
日記の中で何度も謝罪をしてきたけど、俺が一番謝らないといけないのは仲間に対してなんじゃないか?と感じている。
書き過ぎたかもしれない。
在職中の人間には最大限配慮したつもりだ。重ねて言うけど、覚悟はできている。
増田の皆さんには大変お世話になったので、そこはきっちりと恩返しをさせてもらう。
まず、初めての投稿で慣れてなく、拙い文で、
短くいうと、
(3行の要約追加しました)
先日、外でデートしてる時に喧嘩をして、夫に結婚指輪(夫の)を捨てられました。
事はこう始まりした。
喧嘩から、彼は「もういい、帰る」と言い放ってまた帰ろうとしていました。
(一回2回じゃなく、家で喧嘩すると寝たり、外に飛び出たり、外で喧嘩するといきなり消えるなど多かったのです…)
取り敢えずいきなり帰る事を止めるべく、追いかけても止めても「いい、帰る」と言いました。
私は「戻って!」「ここからもう私は追わないよ、遠く行ったらその分声が大きくなるよ」と話しました。
夫は人の目をとても気にする人で、それなら止まってくれると思いました。
距離が開いてもそのまま進んだので、私の声も大きくなりました。
「戻って!」「戻って!!」「戻って!!!」
それ以上離れたら人からは私が(一人叫んでいる)気の触れた人として見そうで、
「そこの〇〇の服を着ている人!」
「そこの〇〇のバッグを持っている人!」
でも止まらなかったので
「そこの〇〇の服を着て、〇〇のバッグを持っている□□□□(本名)!」
とまですると、彼は振り返って、
中指を立てて、また進みました。
それに怒った訳ではありませんが、あまりにも幼稚な行動(何かとあれば逃げる、中指を立てる)に呆れて
と言ったら、建物の中の狭い所に入ろうとして、
視線恐怖症だから取り敢えず人目が少ない所に逃げげ込んだのかな、
一瞬力で止めようとしてるのかな、殴られるかな、と不安になりましたが、追いかけました。
したら夫は「もう無理、無理…」と呟いてました。そして私に「なんで俺の傷付く事をするの?」と問いかけました。
私にした事は忘れて、「俺を傷付けた」に集中している所に少し呆れましたが、話そうとしたらそれでも逃げます。
「主さんが〇〇をしている(忘れました)。限界だからかくまって欲しい。」
最初は以前にも夫婦喧嘩の時に妹さんを頼っていたので、また妹さんなのかと思いました。
私は電話越しでも聞こえる様、
と泣きそうになりましたが、ぐっと堪えました。でも、声が更に大きくなってしまいました。
「また妹さんを頼るの?また私を悪者にして、また被害者になるの?」
電話している間も、当たり前ですが、普段怒ってる時無視する様に、無視して、
「親に来て迎えて貰う事にしたから。」
とだけ言い放ち、また逃げ回りました。私も激情し、「何故自分自分なのか、何故自分だけ傷付いたと思って夫婦の事を他の人まで巻き込んでまで逃げようとするのか」と思い、半分は私も夫に攻撃するつもりと「ここまで言ったら呆気に取られて、足を止めてくれるかも知れない」と思って
「このDV男!!」
「最低。」
と言い放ってまた逃げました。
また追いかけると、ちょっと人目が少ない所でいきなり止まり、指輪を外し、地面に投げ付きました。
「うん」
「どう意味か分かっててやってるの?」
「離婚でしょ?もう無理、別れよう。」
と言い放ってまた早足で去っていきました。
私は呆然と地面に置かれた指輪を眺めて、拾うか拾わないか迷いましたが、
また夫の衝動的な行動だと思い、
それを拾いました。
どうせ私が拾うと想定して捨てたんだろうな、「どうせ」私が別れないと思って捨てたんだな、と悲しくなりました。でも夫を追いかけました。
「□□が失踪しました。消えました。指輪も捨てて…逃げて…もう見えなくて」
義父は落ち着いていて、「今から□□を迎えに行く事にしたから、主さんも迎えに行くから。取り敢えず落ち着いて。泣くなよ…」
と宥めてくださいました。
私は電話越しに何回も謝って、何故か止まらない号泣の中、電話を切りました。
その後からも夫を探し回りましたが、号泣が止まらず、泣きながら夫を探しました。
指輪の事に付いて話し、別れましょうと言われ、「お父さん〇〇に向かってるから」と伝えました。
また号泣してから、また号泣しながら探し回って、義父に落ち合って、車に乗りました。
私が行った駅との反対側で夫を拾い、前に夫と義父、義母と私で座り、帰りました。
私は親御さんに謝り、途中で普段の会話をしました。夫は沈黙していました。
義実家に着き、義父は夫と車で話し、私は義実家で義母と話ました。
物に当たったり、物を投げたり、暴言を吐いたり(氏ね、クズ、消えろ、カスなど)いきなり出て行ったり、いきなり外で消える事はずっとそうだったと。
(義父はまだ夫が乗ってない時に、それを冷却のための行動だと言いました。)
義母は自分も似た思いをしていたと共感して下さいました。夫が不機嫌になると、不安と恐怖に襲われる事を理解してくださいました。
そして、夫と義父が帰って来て、義父義母を媒体に、話し合う事になりました。
途中途中、夫が激情する度に、二人が落ち着かせたり、私が落ち着かせました。
「二方がいてもこうなのに、二人っきりの時の私の気持ちが分かりますか」
とすると、親御さんは静かに頷きました。
いよいよ二人とも話し合いが終わり、
指輪の話になりました。
鞄の中に入れて置いたので、「私の手元にない」と言ったら、夫は呆然としていました。
「指輪、捨てたの後悔している?」
「…してる。でも仕方ないでしょ。今更探してもないし。」
すると、義父が
「そうじゃないでしょ、これから探しに行くんだよ」
「もうないよ…どうせこんな時間だし…見付けたってはめる資格があるのかなと… 主さんは俺にはめて貰いたい?」
「(笑)なんでそこで嫁さんに聞くの。探す事で誠意を見せて、指輪をはめたいです、そうしてもいいですか?と聞くの。」
「でも、もう無理。しんどい。動けない。指輪を探す元気ない。」
「誠意の事だよ?探しもしないの?」
「もういいかな…って…」
義父の怒りが尋常じゃない圧で伝わって来たので、このままだと夫を殴りそうで、
「昔、私が婚約指輪を返した時、あなたは酷く傷付いて、あの時も出て行ったね。とても傷付かなかった?
でも、未練があって私もあなたを下らない理由で呼び止めたり、呼び戻そうとしたりして、
あなたもそのまま帰ればいいものを、何回も家の前まで何往復した。
分かるかな。」
というと、しばらく考えていた夫が
「主さんの言葉であの時の自分の気持ち思い出した。…指輪、探しに行ってもいい?」
で、私は「待って」と言って、
別室に置いた自分の鞄を探りました。
「見付かった。あった。」
「結婚生活に大変な事があった時だけ、中を覗いて考え直すと言った事あったよね。指輪の中読んでみて。」
「主から□□へ…はめても良い?」
私は私の指輪を外し、私の指輪の中も読み上げました。そして私の指輪を渡し、手を差し伸べました。
「もう二度と外さないで…」
と抱き締めると夫も抱き締めて背中を撫でました。
これで終わりだと思ってました
帰って来た夜、
当時は、指輪を投げ捨てた事は棚上げに、「如何にあなたが俺を傷付けたのか見ろ」をされている感じがしました。
落ち着かず、眠るのに時間がかかりましたが、夫を落ち着かせ、取り敢えず先に眠らせました。
次の朝、よく考えて「それとは別で、病気の事だから自分の意思とは関係なく生じる発作」だと受け止めました。心は苦しかったのですが。
夫がとてもしんどそうだったので、仕事を休む事を勧めて、休む様に言いました。(夫自身も希望しました)
前日帰宅後、ちらっとデートのリベンジをしたいとの事がありましたが(観ようと思っていた映画が結構有名なので、トラウマ化したくないとの事と、私とのデート自体がトラウマ化したくないとの理由)、
昼まで休んでいたし、無理をさせる事もないと思って夕ご飯の支度をしようとしたら、夫から昨日の映画を観に行こうとの誘いがありました。
自分の傷の中心の話になってないのか、と少し考えましたが、よりを戻したいという夫の善意を信じる事にし、身支度をしました。
外ではやっぱり、いつも以上に視線が恐くなっていた様で、
いつも繋いでいた手も再び(昔は視線が恐くて繋げなかったのです)繋げなくなっていました。
気が立っていて、私が何を言っても悪い意図として受け止めていて、少し疲れましたが、疲弊している人はそういうものだと思い、できるだけ明るく振る舞いました。
嫌な顔をして私を止めて、
「(そういうのやめて(当事者が悪い思いするかも知れないし、それによって視線が集まるから))」
としました。
少し、息が詰まりました。
何故、他の人にはできるそういうのが、私には適用できないのかな。
何故、耳の垢や眉毛が眉間に生えても気にしないのに、他のは気にするのかな(私が化粧をしないとか)。
降りてからその話をすると、
「主さんだってうつなのに、携帯で遊ぶ事はできるんだ、と言われれば傷付くでしょ?だから、そういうのやめて」
「じゃあ、他の人も気にして視線が集まる事は確認してもいい?実際集まるかも知れないし。例えば、立ってまでゲームをするとか、臭いとか、そういった」
「立ってゲームするのもダメなんだ、としんどくなるからそれはやめて欲しい」
少し理解し難かったのですが、もっとしんどくなる様なら、言わないのが夫が安心するな、と受け止めました。
映画を待っている間に、
なんとなくツイッターを立ち上げました。すると、ブロックされていました。
…?
「ごめんね」と来たので、
「今送った?」と聞いたら
と言われて、ショックでしたが、
ツイッターまでブロックされている状態って事にまたショックを受けました。
取り敢えず画面を見せると、
気持ちの整理…?
昨日したんじゃなかったの?
気持ちの整理?
ごめん、忘れてた。じゃなくて?
私は混乱しました。
今この人がどういう気持ちでここにいるのか分からなくなりました。
映画は始まり、なにもなかったかのようにまた雑談など普段の様に振る舞いました。今、デートの最中、映画が始まる直前に事を荒立てたくなかったので。
映画が終わり、私だけ公開されている状態というのが嫌だったので、非公開アカウントに変え、夫にその事だけを伝えました。(夫のアカウントは元より非公開です)
帰り道、またその話をしたら、
「映画終わってフォローし直したよ」と言って、一瞬、「自分の都合の悪い事を呟きそうでフォローしたのか」と思いましたが、憶測なので、
それはさておき、確認をしても、エラーなのか、フォロー申請は来ていませんでした。
「またし直して欲しい」との気持ちでまだ非公開のままです。
そして家に帰り、しんどそうな夫を慰めて、指輪は本当に傷付いたし、そういうの(離婚)は衝動や勢いで言わないで欲しいと言ったら、
と言いました。
話が進んでいる内、「もしかしてこの人、反省してない?」と思いました。
「俺を怒らせた、俺を傷付けたお前が悪い、だからそんな事されるのは仕方ない」と思っているのではないのか、と。
「私の事好きなの?」
と聞いたら
「(今怒っているけど)好きだよ」
と即答する人だったので、
聞きました。
「私の事好き?」
「…………………………………………好きではある。」
私は、親に反対され、
住み慣れた街も捨て、友達も、家族も捨て、この人だけを信じてここに来て、結婚しました。
日常生活にも支障をきたすレベルのうつ病で、共働きやパート所か、家事をする事でやっとで、それも自由にできない事が多く、荷物になる存在で申し訳なく思っていました。
人より学歴が足りなくても、職業がどうだろうと、汗水を垂らして、毎日苦しみながらも頑張る夫を尊敬し、毎日感謝の気持ちを伝え、
特に辛い月曜や、辛い事があった日には夫の好きなメニューで待っていたり、
慣れてないゲームに付き合ったり、せめて付き合えない時なら、家に帰ってご飯だけ食べてずっとゲームをしていても(最初は怒りましたが)理解するようにしました。
彼は今とても辛いから。
私が理解すべきだ。
私じゃないと誰が理解する、と。
彼の好きが揺らいだ瞬間、
私はどうすればいいのか分からなくなりました。
彼の好きだけを信じ、
そして、夫は
と言いました。
流石に一人では堪えられなかったので(また眠りに逃げられる気がして)私が落ち着くまでは起きている様にお願いしました。
今朝は、いつもしていた、いってらっしゃいのキスができませんでした。
いってらっしゃいの時も、おかえりの時もしていた、
喧嘩した次の日も、喧嘩した直後も、私が欠かさずしていた、一種の儀式でした。
それがやっとでした。
少し戯けましたが、自然に笑う事はできませんでした。
どういう気持ちでこれを書いたのか、私にも分かりません。
もう私の話を聞く人がいないからなのか、
もう彼に私がどうなっているのか分からなくなって混乱しているからなのか、
愚痴を聞いて欲しいのか、
誰かの意見が切実なのか、
私に新しい視野を教えて欲しいのか
はたまた全てなのかも分かりません。
最後までお読みください、ありがとうございます。
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2020.02.14 22:36 追記
こんにちは。主です。
サイトにも慣れず、改行が変だったり、拙い日本語や謎の行動で理解し難かったと思いますが、…
今更明かします。
私は外国人で、日本には4年くらい住んでいます。(結婚はそろそろ1年です)
(どこの国なのかは明かしません。
同じ国の人が誤解されそうなので)
開示が遅くなって不本意ですが、
〉常識どうなってんの?!
一対社会、ではなく私と私の目の前の人に集中する傾向があります。
日本は和の国、夫が視線恐怖症だからもっと気にするんだな、と思ってました。
(他の日本男性と付き合った2年は問題なく…?か相手と相性がよかったのか、我慢してくれたのか問題はありませんでした。元彼の家族家族とも仲良しでした。
自国でも別に問題がなかったので、夫だけ「とっても日本人+内気+視線恐怖症」だと思っている所がありました。
視線恐怖症のくだりは、
私から「??普通はそこまで気にしないと思う、視線恐怖症かも」と言って、夫が認めて、通院する事になりました。(結果は視線を気によく止めるバイポーラでした。)
もしかしたら人とズレている所があるかも知れません。
(今回の辛い意見はすごく勉強になりました!ありがとうございます!)
率直な意見、「普通?」の日本人の認識ではどう映るのか、普段とても気になっていたので
(実際では「そんな事ないよ」「全然」で終わる文化って事はよく…わかります)
色んな意見が聞きたかったので、全体を見て欲しかっただけです。ただ、先の方だけ出されて判断されるのは心外だな、と。
喧嘩の内容を省いたのは、普通に(二人とも認めた)売り言葉に買い言葉だったからでした!
(ベッドには拘りたい←俺は安くても良い。じゃあ自分がもっと出せば?
いや身体の休息のレベルがちゃうねん(夫はうちの収入に見合わない新婚旅行しようとしてるじゃん怒(我慢して言ってない)))
(〇〇党の政策ってさ(褒めるつもり)←もう良い聞きたくない
なんでなん聞いてもないがな→
←どうせ〇〇というつもりでしょ?
なんで決め付けるの?→)
↑
ここから…ヒートアップして、「もう良い帰る」の流れだったのでなんか書き難かったのです
全体的には、
朝から夫の機嫌が悪く、機嫌を直そうと話しかけてた私(PMS)も疲れて、テンションが落ち、どんどんピリピリ→二人とも爆発した事でした!
(普段夫の不機嫌を耐えるのはいつ当たってくるか不安になるので、私が無理に宥めようとして、こじらせて、
夫「もう良い、寝る/帰る/出る」
私「取り敢えず話をしよう」
夫「嫌だ、寝る/帰る/出る」
私「取り敢えz夫「(行動)」
で、私が限界が来たのもありました)
普段は喧嘩する時も声を上げない様にしていましたが、声をあげたのは一年前お酒を飲んで爆発した時以来初めてです…
これも夫の2週間くらいの不機嫌を解決しようと、料理もお酒を用意したのに無下にされて爆発した件でしたね…
無理に不機嫌を解決しようとしない&思い通りにいかないからといって怒って暴走しない&時には(コメントの通り)放置がいいかも知れません。
今までは恋人達に「お前は冷静でいいよな」と皮肉を言われるくらいでした。
でもやってしまったのは一回としてもやった事なので深く反省しています。
私が夫に酷い事をした事は間違いないと思いました。
喧嘩した事、相談した事でよりお互いを理解する事ができました。
因みに、「匿名掲示板2箇所に載せてる事」「希望すればコメント(とっちかというと私が叩かれる内容)を見ても良い」と伝えましたが、
「精神衛生上断る」という反応でした。
普通に寝やぁと言いましたが、頑張ってくれたから皿洗いをしたいとの事で、後で起こします。
その分ちょっと疲れても、
その分また互いを知る事ができると思います。
私はともかく、夫はより良い人になろうとする人なので
(そして少しずつですが、確実に良くなる人です)
それでも好きという気持ちがある間は精一杯その気持ちに従いたいと思います。
馬鹿な夫妻で、
お騒がせてしまいました。
みぃ
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2020.02.18 08:26 Permalink | 記事への反応(10) | 11:42
映画「マネーボール」で、メジャーリーグ球団GMのビリーが部下のピーターに対し、選手にクビを通告する練習をさせる。嫌がるピーターだが、ビリーに「これも仕事だ」と強引に納得させされ、選手役を演じるビリーに語り出す。
「ビリー、君に話がある。君はよくやってくれた。だがチームのための決断だ。分かるね?」
「クビかい?」
「すまない」
「家を買ったばかりだ。この町に」
「それは…」
「それは? 何が言いたい? 子供の学校も始まったし、友達もできた」
「それは…」
「途中で転校はよくない。待つべきだ」
「何を言っている?」
「知らないよ。僕にはできない。バカげてる。クビになんてできない」
「彼らはプロだ。ハッキリ言え。おどおどするな」
沈黙。
「それだけ? ほんと?」
「Would you rather get one shot in the head or five in the chest and bleed to death? (頭に一発ぶち込まれて即死するか、胸に5発撃たれて血を流しながら死ぬか、どっちがいい?)」
- - - - -
アメリカ式だとか、日本は事情が違うとか、法律やら何やらの問題じゃない。これは心構えの問題だ。
仕事に限らず、学生時代の部活でも趣味のサークルでもゲームのコミュニティでも何でも、これができないリーダーが多すぎる。「ちょっと話があります」から始まり、保留に保留を重ねてオブラートに包んだディスをダラダラ続け、ようやく最後に「で、みんな困ってるんです」みたいに結論を伝えもせずに放り投げる。バカかと。そもそもリーダーやら上司やらに呼び出された時点で、その顔色を見て「これはやばい話だな」と分かってる。なのにハッキリ言わないのは、嫌われ役をやる覚悟がないからだ。言い訳をすればするほどバカが際立つ。
クビならクビだと、降格なら降格だと、異動なら異動だと、まず最初にハッキリ結論を伝える。「●●さん、あなたには辞めてもらいます」理由を説明するならその後だ。「必要な能力が不足しており、かつ、公序良俗に反する行いをしたためです」これで十分。
沈黙!! それが正しい答えなんだ
私が中学生なぞといふ職についていた時、放課後の教室でクラスメートと会話に興じて行く中、一人二人と抜けていき、気が付けば私と女子の二人きりとなっていた。普段気兼ねなしに話す間柄なのに、この状況を意識し出し、会話も途切れ途切れとなる。沈黙の中でふと気づくと、彼女はリップステックを唇に塗っていた。それはメンソレータムか何かでお洒落でもなくありふれていたものだけど、当時の私には妙に艶かしく映り、じっと見つめてしまった。そして、ふと彼女と目が合う。私がしまった、と思う間もなく「使う?」と彼女から。私は無言でゆっくりと頷いた。そして手に預けられたそれを口に近づける。高鳴る鼓動とともに頭をよぎる違和感。手を止めて一瞥すると、それは、その違和感は、スティックのりだった。
どうせならないんでしょ
楽観論じゃなくてこれはむしろ悲観論です 未曾有の台風だとか過去最悪の気候変動とか言われるたびにワクワクして、裏切られてきた
新型肺炎が東京で爆発的に流行って首都機能がマヒ、大都市にも飛び火して日本全体が沈黙する…みたいなことにはならないんだろうな せいぜい数十人死亡くらいで済んで、大変だったねっつって終わり
起きることが小さすぎるんだよな クソ騒ぎになった地下鉄サリンですら死んだのは13人でしょ?なめてんのか 911は5000人でちょっとすごい気もするけど、日本の人口1億あるしなあ 311ですらショボい
なんかすごいこと起きてくれよお 俺は死なないから平気なんて思ってないぞ 俺も死ぬけど、死ぬ前にすごい破滅の予感みたいなものを見たいんだよな
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
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00 | 54 | 9872 | 182.8 | 54 |
01 | 37 | 3628 | 98.1 | 39 |
02 | 32 | 5449 | 170.3 | 47.5 |
03 | 13 | 1564 | 120.3 | 79 |
04 | 14 | 4300 | 307.1 | 120 |
05 | 28 | 1820 | 65.0 | 49 |
06 | 16 | 981 | 61.3 | 29.5 |
07 | 36 | 2460 | 68.3 | 44 |
08 | 97 | 8920 | 92.0 | 52 |
09 | 148 | 11281 | 76.2 | 46 |
10 | 132 | 11957 | 90.6 | 43 |
11 | 115 | 13758 | 119.6 | 42 |
12 | 197 | 14017 | 71.2 | 31 |
13 | 157 | 12592 | 80.2 | 44 |
14 | 141 | 10225 | 72.5 | 41 |
15 | 96 | 6994 | 72.9 | 29 |
16 | 120 | 7002 | 58.4 | 41 |
17 | 123 | 8677 | 70.5 | 44 |
18 | 143 | 12861 | 89.9 | 40 |
19 | 111 | 10000 | 90.1 | 39 |
20 | 113 | 9303 | 82.3 | 38 |
21 | 119 | 10481 | 88.1 | 35 |
22 | 111 | 11269 | 101.5 | 31 |
23 | 82 | 10795 | 131.6 | 50 |
1日 | 2235 | 200206 | 89.6 | 40 |
東出(13), 武漢(8), 東出昌大(7), コロナウィルス(4), 不倫騒動(5), 春節(4), 石川界人(3), 作業所(10), canal(3), 自刃(3), 杏(15), クッキー(19), パパ活(17), 福島(16), マーケティング(10), 売春(13), 不倫(41), 障碍者(25), 姓(10), 植松(7), いみ(6), 任天堂(8), 牛丼(8), 障害者(26), パパ(15), すこし(10), お菓子(11), マスク(7), ヤ(8), ブサイク(18), 売る(16), 工場(12), 野菜(16), 売り(11), 少女(10), モテ(20), 体重(9)
■【追記】頼むから障害者作業所の商品買ってくれ /20200123025202(48), ■大学四年間で自分が「モテない男」だってことがやっとわかった。 /20200123114239(34), ■リングフィットアドベンチャーを2ヶ月やってみたデブのあれこれ /20200122235134(13), ■正直焼肉なんてカルビとタンと塩さえあればいい /20200122190457(13), ■芸術家たちの貧しい生活について /20200122114512(12), ■大人の考える「遊び」がどれもショボすぎる件 /20200122113207(11), ■医者って『旨味のある職業』なの? /20200123200349(10), ■不倫したときになんで世間に謝らないといけないの? /20200123164034(8), (タイトル不明) /20101227231911(7), ■Rocket Newsのグルメ記事は絶対に信用してはいけない。絶対にだ。 /20191020212112(7), ■パパ活と豚カツ、どっちかを選べと言われた /20200123183227(7), ■誰が悪い? /20200123130937(6), ■交通封鎖までしてるのに矮小化してるやつなんなの? /20200123143334(5), ■一生住む一人用マンション購入を検討している /20200123084013(5), ■anond:20200123025202 /20200123091315(5), ■このスペックの需要はあるのか(女) /20200123222903(5), ■褒め言葉として「クソ」を遣うやつをボコボコに殴り倒したい /20200121192529(5), ■ /20200123203500(5), ■どう考えても杏の方が女としては格上だが /20200123165118(4), ■新年会を欠席したら嘘つきと言われた /20200123170722(4), ■全裸でテレビを観る /20200123200759(4), ■「自分が殺処分される覚悟があるのか」 /20200123211708(4), ■国の歳出238.9兆円なんて本当に流れてるのか実感わかない /20200123231345(4), ■時は2046年ー。 /20200115092408(4), ■新型コロナウイルスについて思ったこと /20200122184327(4), ■定食屋にて /20200122202307(4), ■教えてほしい 〜愛着障害の子育て〜 /20200123005616(4), ■小学一年生の息子が将来ドラえもんを作りたいって言ってきた /20200123092918(4), ■また1つもブクマつかない…… /20200123095838(4), ■なんで神は沈黙しているのですか /20200123102455(4), ■社会人だったらこの企業がどんなことやってるか知ってて常識でしょ? /20200123103306(4), ■体罰禁止時代の学校における生徒指導 /20200123121652(4), ■自民党「夫婦別姓を選択できるようにするくらいなら日本滅べ」 /20200123123044(4), (タイトル不明) /20200123123752(4), ■満員電車での乗降時の狛犬ポジション特権について /20200123124106(4), ■anond:20200123025202 /20200123130100(4), ■何葬にしてもらう予定? /20200123130549(4), ■iPad のユーザーエージェント /20200123131608(4), ■ /20200123160319(4), ■何故重度障害者を殺してはいけないのか /20200123161255(4)
6980329(4634)
午後になると鼻腔の詰まる感覚が襲ってくる
鞄に入れたと思っていた鼻炎薬が見つからず
ああ、そういえば昨日寝る前に使ってそのままベッドのサイドテーブルに置きっ放しにしていたことに気付く。
数分前から、仕事の改善策について話し込んでいる後輩と先輩の話に割って入れない自分を客観的に想像して疎外感を感じていると流石に何か言わないと、と思って当たり障りのない再確認するだけの質問をする。
返ってきたのは、空返事と冷ややかな目。
俺はまた沈黙を貫く。
周りが優秀だと俺の出る幕はないようだ。
言われた通りに動いれば今日も一日が終わる。
俺の口癖はこうだ、「そうなんだ、すごいね、やばい、あー、そうだっけ?、たしかに、いやぁ、そうかもね、なるほどね、わかる、」
おおよそこれを口にしてるだけ。
自分の考えを言っちゃいけない気がしてならない。実際否定されてばっかりだからそうなんだと思う。
家に帰る途中、コンビニの駐車場でYouTubeで好きなアイドルの映像を見る時間が唯一、俺が俺であると証明してくれているような気がする。
玄関を開けると妻は毎日、おかえりと言ってくれる。大人しく家に帰るしか選択が無い夫の気持ちとしてはそりゃ帰ってくるしかねぇから帰ってきたよと言いたくもなる。
しかしそんな身も蓋もない事は口が裂けても言えない。
部屋着に着替えてダイニングテーブルに並べられている、色とりどりの夕飯をみると胃がキリキリする。そんな頑張らなくていいよ。適当でいいのにって言いたくなる。けどそんな事は言わない。完璧な夕飯が用意されていて感謝の気持ちはもちろんある。ただプレッシャーを感じずにはいられない。清潔が保たれている部屋も妻の趣味の手芸で作ったぬいぐるみもぜーんぶ
吹っ飛ばしたくなる。けどそんな事はしない。
本当はよう、俺は1人暮らしもろくにできない駄目な野郎なんだ。適当、適当で生きてきたんだ。理想の夫を求めないでくれ、ありのままの俺をさらけ出したら泣くのをやめてくれ。
けど泣かれるばっかりで、どうにもならなかった。もちろん周りから見たら俺の行動はおかしい。普通じゃない。けど普通じゃないことに魅力を感じるんだ。普通じゃつまんねーよ
人生一度きり、自分の生きたいように生きようって大体どの自己啓発本にも書いてあるけど
もうどうでもいいや。
お風呂でシコって寝よっと。
もちろん妻にはそんなこと言えない。
タイトルまんま。ジャニオタなら一度は聞いたことがあるであろう「列」の話です。
SNSに書くな触れるなの御触れをされましたが、あんな気持ち悪いもの二度と行くか知らねえと思ったので今後あの文化が根絶されればいいなという思いでこれを書いています。
某内輪向け舞台が上演されている期間中、それなりに仲良くしてるフォロワーから突然「列には行きますか?」というラインが送られてきた。
もともとジャニーズに明るくなかった私は「列」とはどういったものか分からず「列ってなんですか?」とそのまま質問返しをした。そのフォロワーは懇切丁寧に列の意味を教えてくれた。まさか私が「列」を知らないとは思っていなかったらしい。
「列」とは、ジャニーズ特有の出待ち文化のことである。多分主にJr.にある文化のことで、毎回あるわけではなく、決まった日に終演後列を形成して目当てのタレントの有難いご講話を聴くらしい。それを聴いたとき、学生時代の同期が言ってたやつのことかな? というにわかな記憶と繋がり、まあ公式ではないとはいえ運営が黙認してて本人に迷惑かかってないならいいかな……と軽く考えてフォロワーと一緒に行くことを了承した。
毎回かは知らないが、そのときは「列」へ並ぶにはある程度の条件があった。
「その日の公演のチケットの半券を所持していること」「目当てのタレント宛の手紙を持参していること」それから「携帯電話の電源をその場で切ること」「録音・録画は絶対にしないこと」「一言も発してはならないこと」など、正直もう細かいことは覚えていないが少なくともそれくらいは言われたように思う。それらを指示してきた女性たちはスタッフの名札を首から下げていたが、ただのファンであることは明白だった。のちにそれが仕切りおばさんと蔑称される古参オタクたちであると知った。地下ドルでいうTOみたいな感じなのかな。
私が行った日は偶然自担の列がある日で、それすらもランダムであることに驚いた。そういう意味で、私は運が良かったのだと思う。偶然仲良くなったフォロワーが列が作られる日を割り出せるほどジャニーズの文化に詳しい人物であり、何故かその方から列に誘われるほどの信頼があって、たまたまその誘われた日に自担の列が作られた。もう二度と行くもんかとは思うが、そう思える機会を得られたのは貴重だ。
劇場を出ると、帰宅しようとするオタクに混じって「○○くんの列はこちらです!」の叫び声が聞こえた。あんなに分かりやすいのかとドン引きした。それらを聞き分け、まず仕切りおばさんに半券を提示し、自担宛の手紙を回収される。携帯電話の電源を切ってあるかの確認、列の後列に並びされる。20分ほど沈黙を強要され、その間仕切りおばさんたちの読み上げるやらかし行為の注意喚起を聞き続ける。正直、そんな注意喚起をするくらいなら半分オフモードの自担と接触するような闇文化は即刻やめるべきだと思うが、一方でこの文化がやらかし行為の抑制力にもなっているのかもしれない、とも感じた。
大体並び始めて30分が経ったところで、さらに列が整えられ、自担が現れた。他のオタクが帰った後の劇場前は異様なまでに静かで、沈黙を強要されているオタクたちは自担が挨拶をしてくれても黙りこくるばかりで気持ち悪かった。自担は慣れているのかそれを気にも留めず、手紙の入った紙袋を受け取り、15分ほど今回の舞台の話や近況を話してくれた後、脈絡なく解散! と言ってその場を去った。オタクたちはその後仕切りおばさんたちにより劇場から遠い道まで誘導され、1キロ近く歩いた後解散の運びとなった。
オタクの前でぼそりぼそりと話してくれる自担はやっぱりかっこよかったけど、こんなん相手に話しなきゃいけないの可哀想だなあと思ってしまった。もちろん「こんなん」には私自身も含まれている。自担が「○○って〜だよね?」などと話しかけてくれたとしても、我々は口を開いてはならないので頷くか首を振ることしかできない。察しているかもしれないが、自担はおそらくオタクが話してはいけないことを知らないのではないだろうか。私が覚えている限り、三度ほどこちらに何らかの問いかけをしており、内一回はイエスノー以外の回答を求められた。もちろん誰も答えはしなかった。
お話が終わった後、オタクたちは仕切りおばさんの誘導により横断歩道の前で信号待ちをしていた。その近くでは、自担と同じグループのメンバーたちが、自分のファンに向かって何かを話している様子が窺えた。別に見る気はなかったけれど、黙って前だけを見て並んでいるにはあまりにも信号が変わらなかったので、ふとそちら側に首を動かしたときだった。
「あなたは○○くんのファンなんだから、他の子のことを見ないでください」
仕切りおばさんのこの一言で、わたしは胸の内に飲み込んでいた「気持ち悪い」という感情を抑えきれなくなった。気持ち悪い。じっと黙ったまま、息を潜めて自担の話を聞き入るオタクたちの異様さも、仕切りおばさんたちの偉そうな空気感も、そしてこんなところに軽い気持ちで来てしまった自分自身も。
自担のことは好きだけど自担のことだけが好きなわけではないので(あくまでもDDではないが、私は自担がメンバーと仲良さそう過ごしている姿を見て好きになった)ここにはオンリー担しか来ちゃいけないんだなと思ったし、私はこの文化に触れちゃいけなかった。あの人たちは自担が私たちに向けていた冷たい目線をどう捉えているのだろう。好意的に見えているのかな。マチソワを終えて時刻は午後8時半を回った劇場前。一刻も早く帰りたいだろうにオタクの相手をするために引き留められ、オタクたちが劇場前を去るまでは帰れない。その上、じぃっと黙ったままギョロリとした双眸を向けてくる自称「自分のファン」たちに向かって何を思って話をしてくれるんだろう。わたしにはこれが正しいことだとは到底思えなかった。仕事の一環だと言うには酷すぎる。
誘ってくれたフォロワーの手前楽しかったと口にしたが、全く楽しくなかったし、もう二度と行かないし行きたくないし、今後誘われても絶対に断る。ちなみにこれは昨年9月の話なので、昔はそういう文化が、という次元の話ではない。
自担はもうこの気持ち悪い文化から離れられるはずなので、今後何かがありうっかり「列」に遭遇してしまっても「列」で自担と顔を合わせることはないが、現在掛け持ちしている自軍のメンバーがラジオでうっかり口を滑らせて列文化について話してしまったのを聴いてかなりげんなりしたので、さっさと潰れろクソ文化という気持ちでこれを書いている。 「受け取りの話ですか?」じゃねえんだよなあ。その返しをして列の話を広げてしまったのが掛け持ち先の自担というのがまた切ない。
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- kei_ex ねとらぼが頑張ってる 10 clicks 2020/01/05
- japonium ねとらぼが脚使って取材仕て居る所初めて観た。此の手の品は丁度500円硬貨が発行された頃に流行ったよな。中には正に今起きて居る様な謎硬貨ブームを狙って手作りで兀々と世の中に流仕て居るアーティストも存在為る。 2020/01/05
- star_123 ねとらぼガチ調査してて笑う。/「われわれとしてはこのコインは、10年、20年に一度、忘れたころに現れる亡霊のような存在です」 13 clicks 2020/01/05
- n-styles ねとらぼとハフポストで特定合戦になってる 2020/01/05