「cdc」を含む日記 RSS

はてなキーワード: cdcとは

2021-06-29

anond:20210629142719

横だけど、CDC情報がそのままアジア人にも当てはまるとは限らないことを無視した、『自分白人と思い込んで以下略』じゃないかな?

anond:20210629094159

それがどうやったら「自分白人だと思い込んでる精神異常者」という発言につながるんだね? CDC情報を追えと言ったら「自分白人だと思い込んでる精神異常者」扱いかよ。そんなこと言うやつの方が頭のおかしキチガイ野郎だよ。

2021-06-24

anond:20210624190807

ストレスが多いとコレステロール値上がるぞ

予想以上にコレステロール値上げる「ストレス」 - WSJ
https://jp.wsj.com/articles/SB11281588234518813488504581530070743771718

  

 高コレステロールにつながる全ての要因のうち、心臓専門医の多くは、患者への助言で忘れられがちなのはストレスだと指摘する。それでも、きつい仕事から慢性的ストレスやぎくしゃくした人間関係あるいは、不安を生むような状況も、悪い食生活喫煙運動不足などと同様に、糖質濃度の上昇に一役荷なう可能性があるという。LDLによって堆積するコレステロール動脈に蓄積する可能性があり、これはアテローム性動脈硬化として知られ、そうなると血液の流れが低下しかねない。

 

 ミネソタ州ロチェスター本部を置く総合病院メイヨー・クリニックの予防心臓専門医スティーブン・コペーキ氏は、「ストレスコレステロール値は上昇する」とし、「これについて認識不足であることは間違いない」と話した。コペーキ医師はエジントンさんの治療に当たっている。

 

 コレステロールに対するストレスの影響を理解することがますます重要になっている。というのも、人々の生活は一段と責務とデジタル環境に縛られ、スイッチを切ることがこれまで以上に難しくなっていると心臓専門医らは指摘する。米疾病対策センターCDC)によると、米国20歳以上の成人の28%近くは、総コレステロール値が高いかコレステロール値を下げる薬を服用している。CDCは1デシリットル当たり240ミリグラム以上をコレステロールが高いと定義している。

 

 中でも最も懸念されるのは慢性的ストレスだ。これは、驚きや一時的な困難から生じる短期ストレスよりも、時間とともに身体に重い負担になるという。慢性的ストレスはいくつかの方法コレステロールの上昇につながる。人々は運動をやめ、不健康食べ物食生活に加える可能性がある。ストレスにより、ストレスホルモンであるコルチゾールアドレナリンの分泌が盛んになる。これは身体自分自身を守るために採用する「闘争・逃走」メカニズムの一つだ。こうしたホルモンが今度は中性脂肪(別名トリグリセリド)や遊離脂肪酸の分泌を促し、それのために長期的にはLDLコレステロールが上昇することになりかねない。米国立衛生研究所NIH)の一部である国立心肺血液研究所の心血管科学部門プログラムディレクターキャサリン・ストーニー氏はそう説明する。

 

ジントンさんはコレステロール値が急上昇した後、仕事がらみのストレスを減らした

 専門家によると、正確にどの程度のストレスが高コレステロールにつながるかは分かっていない。食生活運動の変化と比べて測定が難しい。ストーニー医師は「われわれが経験するストレス要因や、その大きさについて、常に的確に認識しているとは限らない」と話す。

 

 前出のメイヨー・クリニックのコペーキ医師は、ストレスを減らすために、患者たちに就寝時あるいは朝目が覚めたとき感謝していることを3つ考えるようアドバイスする。

 

 エジントンさんのコレステロール値が12年に上昇したとき、コペーキ医師はエジントンさんの四面からなる名刺を見るだけで、原因の推測できた。公園や娯楽分野の学術的・専門的指導者のエジントンさんは、世界レジャー機関事務局長として、中国南アフリカなどに定期的に出かけていた。アイオワ州の自宅に居るときには週に60時間以上は働き、夜も海外から電話に応対していた。

 

 コペーキ医師はエジントンさんのコレステロール降下剤の量は変えず、仕事量を減らすよう忠告した。今では、エジントンさんは管理業務を減らすとともに、複数の専門機関でのいくつかの指導者ポスト返上した。

 

 職務を減らしたことが肉体的にも精神的にも役立ったとエジントンさん。今でも忙しいが、孫をはじめ家族もっと多くの時間を過ごしていると話す。「人生仕事家族との関係への向き合い方が大きく変わった」と続けた。

2021-06-22

anond:20210622124722

ワクチンゼロコロナとか言ってる連中、基本的に信頼できんけどな。方向性は違えど5G陰謀論者と変わらん。

CDCもフルチンになった後でもマスクは付けろとか言ってるし。

2021-06-12

デルタ株に感染した喫煙者タバコの煙で人を殺す

これまでのコロナと違い、デルタ株は空気感染する。デルタ株に感染した喫煙者タバコの煙をふーーーっとやっただけで、他人感染させる危険性がある。

喫煙者は、自分が無症状感染者なら人を殺す可能性があるのだ、人殺しになるのだという自覚を持ってほしい。

自分人殺しになってもいいと思える人間だけタバコを吸うべきだし、喫煙者は「人殺し!」と名指しで非難されても怒る権利はない。

だって喫煙者は、喫煙者に生まれてきたわけじゃないんだから。男女の違いや基礎疾患などは生まれつきだが、生まれつきタバコを吸っている赤ん坊はいないんだから

喫煙者は、成人になってから自分意志喫煙者になることを選んだ人たちなんだから。当然、自分タバコの煙で人を殺してもいいと思っている人たちが喫煙者になったんでしょう。

喫煙者を見たら人殺しだと思った方がいい。CDCデルタ株の空気感染を認めたことが広く報道されているのに、今もタバコを吸っている人間は、「自分が無症状感染者でタバコので煙で他人が死んでも構わない」という、他人の痛みを理解しない人間の心を持たない外道だ。

どんなにやさしそうに見えても、喫煙者は疑え。奴らは人の心を持っていない。

2021-06-09

anond:20210609103034

リンク貼ってくれないといつの記事だかわからんがな

こっちは4/23

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/21/042300207/

 米食医薬品局(FDA)が最初の新型コロナワクチン承認してから4カ月。CDCは、ワクチン感染者数を大幅に減らし、結果として接種を受けた人が他人ウイルス感染させるリスクを低下させることを示唆する十分なデータを得た。

2021-05-28

"SARS-CoV-2研究所起源説"とは?

"SARS-CoV-2研究所起源説"が盛り上がっているけれど、詳しい人は少なさそうなので説明しよう!

用語説明

SARS-CoV-2: COVID-19の原因ウィルスCOVID-19は病気名前で、SARS-CoV-2はウィルス名前であるSARSの原因ウィルスであるSARS-CoVと一応は近縁なので-2がついた。

RaTG13: コウモリ由来のコロナウィルス2013年中国雲南サンプルから発見された。ゲノムベースではSARS-CoV-2に発見当時もっとも近縁で、96%以上が相同であるとされる。後に日本タイカンボジアコウモリ試料から類似ウィルスが検出されている。

ACE2受容体: 動物側の細胞膜上の受容体の一つ。SARS-CoV-2などのコロナウィルス感染では、ここにウィルス側の受容体結合ドメイン(receptor-binding domain, RBD)が結合することで、細胞内に侵入(融合)できるようになる。ACE2受容体(に限らないが)の構造宿主動物の種によって違うため、ウィルスのRBDの構造によって宿主への感染し易さが違う。

最初にちょろっとだけ、ウィルス人工合成説の紹介と否定

SARS-CoV-2は人工的に合成されたという説がある。生物兵器説と呼ばれることも。

これはSARS-CoV-2がユニーク過ぎて、ゲノム切り貼りして作成するのがまず無理ということで否定された。新規ウィルス作成にはコピペ必須だがそのコピペ元が無いというわけだ。

主な根拠はACE2受容体のRBDの構造2019年時点でSARS-CoV-2のRBD配列は他の既知のウィルスとは全く異なり、仮にコンピュータ構造解析してゼロから生み出そうにも計算上"理想的ではない"ため難しい。

その上、2020年に初めて発見されたセンザンコウ由来のコロナウィルスのRBD配列SARS-CoV-2と共通していた。

人工合成したと仮定するなら、既知のウィルスを参考にしたわけでもなければ構造解析の結果から導いたわけでもないSARS-CoV-2のRBD配列が、ウィルス合成時点で世界中の誰一人その存在を知らない野生ウィルスのそれと一致するという、あり得ないレベルの偶然を想定しなければならない。

それ以外にも、SARS-CoV-2はフーリン塩基切断部位とO-結合型グリカンを持つが、当時既知だった近縁のコロナウィルスにそれは無かった。一方で2020年に見つかったコロナウィルスRmYN02とSARS-CoV-2はフーリン塩基切断部位を持っている。合成時にコピペ元が無いのに何故かフーリン塩基切断部位を組み込んで、実は偶然にもウィルス合成時点で世界中の誰一人その存在を知らない野生ウィルスがそれを持っていましたと考えるのはちょっとね。

故にこの説は否定され、今では頭にアルミホイル被ってる人くらいしか取り沙汰していない。

研究所漏洩

人工的に作ったんじゃなくて「野生のコロナウィルス培養研究してたらSARS-CoV-2ができちゃった。そいで漏れちゃった」or「野生のSARS-CoV-2をこっそり研究してたら漏れちゃった」という説。

証拠は無いけどなんか怪しいにゃー」くらいの立ち位置。対抗馬(野生動物起源説)が強すぎるけど、一蹴するのは時期尚早、的な?

肯定材料

武漢ウィルス研究所コロナウィルス研究が盛んで、コウモリSARSコロナウィルス切り貼りしてキメラウィルスを作ったり、新たな機能を獲得させるような研究を行うなどしていた。

SARS-CoV-2に近縁なRaTG13というコロナウィルス発見したのはこの研究所

2019年12月研究所研究室(武漢CDCラボ)の移転があり、その際に漏洩があり得たのではという疑惑

2019年11月職員3名がCOVID-19感染症ともとれる症状で入院。 ←New!

否定材料

① 前駆ウィルスの不在:SARS-CoV-2はユニーク過ぎて、既知の近縁種を培養しても得られない。また最初から研究所SARS-CoV-2そのものを秘匿していたと主張する場合、水掛け論にしかならない。

培養の困難性:SARS-CoV-2は培養細胞での培養では失われるはずの構造を持っており、マウスにも感染しにくいため実験動物による継代も困難。

普通に感染した説:3人の職員感染だが、WHO調査では1011月92コロナ様症状の患者武漢確認されてるので、この3人も同じように感染してたのではないか

前駆ウィルスの不在

ウィルス培養して研究しようにも、故意しろ事故しろそれを流出させるにも、元となる"モノ"が必要

候補として人気なのはRaTG13だ。武漢ウィルス研究所は以前からコウモリコロナウィルス研究をしてきたからだ。RaTG13を発見したのも研究所メンバーである

しかし、最近縁と言っても96%程度の類似度。分岐年代計算した研究があるが、RaTG13とSARS-CoV-2は40~70年前に共通祖先から分岐したと推測されている。

この2つは既に分岐した別種で、チンパンジー進化してホモサピエンスにならないように、RaTG13を培養してもSARS-CoV-2にはならない。

他には?SARS-CoVだろうか。猛威を振るったSARS病原体なのでよく研究されており、中国では流出事件が起きたこともある。しかし遠縁過ぎる。これを培養したら進化してSARS-CoV-2になったというのはRaTG13以上にあり得ない。ミュウ進化してミュウツーにはならない。

培養したら殺人ウィルスできちゃった♥」というストーリーでなければどうだろう。

最初からSARS-CoV-2に極めて近縁な未知のウィルスSARS-CoV-2そのもの」を研究所が秘匿して研究していたと主張するのは?

これはやったやってないの水掛け論にしかならない。不毛

培養の困難性

ラボでのウィルス培養は多くの場合培養細胞を用いて行われる。

SARS-CoV-2の持つO-結合型グリカンは宿主免疫機構への防衛機能であると知られているが、培養細胞免疫機構は無いため、培養細胞SARS-CoV-2を長期培養すればO-結合型グリカンは失われる。

故にSARS-CoV-2は培養細胞を用いた培養を経たウィルスではないことが示唆される。

必然ラボ培養されていたという説に固執するなら、それは実験動物を用いた継代ということになるが、ウィルス培養・維持目的実験動物への接種と継代が行われることはまずない。

ウィルスを保存しておきたいのに、宿主免疫ダメになるかもしれない危険を犯すわけがない(さら動物から取り出すときウィルス単離の手間もかかる)。研究するうえでも不便だ。

ウィルス動物に接種する場合はその病原性を見るためだったり、長期感染時の進化を見るためだったりするが、その場合も元のウィルス株は培養細胞などで維持する。

よしんば動物を用いたin vivo培養を是としても、SARS-CoV-2はマウスへの感染力が低いため、他の感受性の高い動物――豚、猫、コウモリ、ヒト、センザンコウ等――を使わねばならない。

培養細胞マウスも使わずに豚や猫やコウモリなんかを飼育してウィルス培養する理由合理的正当化する方法はない。

ちなみにこのSARS-CoV-2が感染やす動物はいずれも中国の生鮮市場食材として並ぶものである(ヒト除く)。

普通に感染した説

COVID-19感染症の拡大が大本営発表2019年12月より前だったというのは信憑性の高い仮説である

WHO3月レポートでは、2019年1011月武漢COVID-19様の症状を呈した人が92いたことが確認されている。臨床的にはCOVID-19ではなかったと主張されているが、WHO生データ提供されなかったため、詳細データ患者の血清等の試料要求している。ついでに12月以前の武漢血液バンク試料提供要求している。中国側に要求は呑ませたが結局まだ提出されてはいないらしい。12月以降の試料は出してくれるのにおかしいねえ。

また中国外、例えばアメリカでは12月初旬の血液サンプルからSARS-CoV-2が検出されており、中国の発表した感染時系列比較しても早すぎる。フランスでは血清の抗体調査11月採取した試料でもSARS-CoV-2陽性が確認された。

他にも11月23日に中国ツアーをしたギタリストAndy Gillが帰国COVID-19様の症状を呈し亡くなっている。

故に11月COVID-19に武漢在住の人が感染しても別におかしいことではない。中国の発表を信頼しない限りにおいては。

本当にCOVID-19の武漢での最初の発生が12月8日なら、11月職員感染は怪しいが、中国が嘘言ってるなら別に不思議ではない。

まあCOVID-19じゃなくて他の感染症の可能性もある(中国はそう言ってる)けどね。

まとめ

現状、研究所漏洩説を肯定するなら下記のごときストーリーになる。

武漢ウィルス研究所はどこからか「SARS-CoV-2に極めて近縁な未知のコロナウィルスSARS-CoV-2そのもの」を手に入れ、それを秘匿したまま飼育している豚か猫かコウモリセンザンコウウィルスを接種して感染させて維持し、それが研究所から何らかの形で漏洩して市井の人動物感染してパンデミック引き起こした。

このストーリーは超えるべきハードル(エビデンスと言ってもいい)が多く、有力な仮説とは到底言えない。

仮説の直接的な証拠が皆無で核となる主張がSARS-CoV-2の特性により間接的に否定されていることも大きい。

言ってしまえば「怪しさ特化」の仮説であり、中国信頼性の無さに依って立つ仮説と言える。

一部の科学者WHO認識している通り「可能性は低いが、証拠の欠如は欠如の証拠ではないので、引き続き調査必要」という考え方が科学的には妥当である

参考

https://www.nature.com/articles/s41591-020-0820-9?utm_medium=affiliate&utm_source=commission_junction&utm_campaign=3_nsn6445_deeplink_PID100024934&utm_content=deeplink

https://www.who.int/publications/i/item/who-convened-global-study-of-origins-of-sars-cov-2-china-part

https://academic.oup.com/cid/advance-article/doi/10.1093/cid/ciaa1785/6012472

https://link.springer.com/article/10.1007/s10654-020-00716-2

2021-05-25

コロラド先生宮沢孝幸先生、j_satoさん

新型コロナウイルス感染症(以下コロナ)が流行りだしてからつのまにか1年以上たちました。先の見えない自粛でみな疲弊していましたがワクチン普及により先進国ではようやく状況が改善されて先の見通しがたってきたように思います

流行初期はコロナの特徴や性質不明だったこともありプロアマわず多くの研究者が仮説を提示し、相互検証したりしてさながら百家争鳴という状態でした。

それは当然だし健全なことです。特に、初期のWHO政治的な動きや、これまでの悲惨薬害歴史を振り返れば公式情報行政を疑っていくのは自然です。ただ、アカデミアの相互検証プロセスによって研究者コミュニティ見解も徐々に磨かれて、現場の肌感覚とも突き合わされることでファクターX((日本アジア人感染率が低いのには原因があるのではとの仮説))などが否定されている中で新型コロナウイルスに対する世界でのコンセンサスはできつつあるようです。

ただ、そんな状況でもTwitterでは自説を撤回できないまま、敵に攻撃されたりファンにいだかれてカルト化していく動きがあるように見受けられます

そこでTwitterタイムラインで見かけたいくつかの印象深い出来事を記録として書いておきます主観なので間違いもあるかと思いますがご指摘いただけたら反映します。

コロラド先生こと @bb45_colorado の凍結(その後解除)

牧田先生。本記事執筆時点でフォロワー3.2万人で66万ツイートしているヘビーツイッタラー。博士号をもち、科学の関わるものごとに広く知的に、かつ断定的に意見を表明している。その自信あふれる姿勢から多くの人がファンになっているようで、凍結されたことについての記事でも多くのフォロワー言及しているのが分かる(まとめブログすみません)。ここに掲載されている本人のTweetもすさまじいものがあります・・・

【魚拓あり】コロラド先生こと牧田寛さんのツイッターが凍結 サブ垢に移動 PCR検査などコロナ関連の詳細なツイートをしていた : まとめダネ!

また、こんな振る舞いをよくしていてTwitter批判されているのも目にする。

マスクに執着するコロラド先生、その本当の姿: 岩見浩造◆の福島原発事故研究ブログ

先の記事引用されているこの分析が鋭く、Twitter教祖の基本動作実践者というようにも思えます

1.最初自分デマを撒く。

2.その後、何処かで学習して意見を変える。

3.デマを撒いたのは敵対者達だと宣伝する。

追記)その後、凍結解除されましたがNATROM先生によるブログではよりひどい発言が紹介されています・・・

「コロラド先生」のツイッターアカウント凍結と過去の発言について - NATROMのブログ

ウイルス研究者 宮沢孝幸先生 @takavet1

2020/1からTwitterを開始して17万人フォロワーのいるウイルス研究者

東京大学農学部畜産獣医学科を卒業し、京都大学ウイルス再生科学研究所の准教授という専門家公式HPより)。一般向けの著書もいくつか。

ウイルス研究している専門家であること、自分の専門の問題解決したいという思いでいろいろ発信している。

ただ、Wikipediaから孫引きする発言にみられるようにわりと危うさがあります(出典元のテレビかには当たっていません)。

大阪府新型コロナウイルス対策本部専門家会議における虚偽発言

2020年6月12日大阪府で開かれた「第2回大阪府新型コロナウイルス対策本部専門家会議」において、「コロナ感染発症前後数日がウイルス伝達しやすいが、発症後7日以降は体内に抗体ができ、ウイルスを伝達しない。空気中にウイルスは飛ぶが感染しないレベル」と発言し、「満員電車でも、1人ひとりが黙っていたり、マスクをしていればまったく問題ない。接触機会よりも感染機会を減らすべき」と提言した[4][5]。なお、空気感染については米国疾病対策センターCDC)が微細な飛沫とエアロゾル粒子が浮遊する空気の吸入により感染することを明確にしている[6][7]。

筋肉注射するタイプワクチンが呼吸器感染症に効くというのは、合理的じゃない」

2021年1月17日放送読売テレビそこまで言って委員会NP』に出演の際、世界で開発が進められていた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチンに関して、「筋肉注射するタイプワクチンが呼吸器感染症に効くというのは、ちょっと合理的じゃない」、「治験は夏に行われたもののため、本当に冬に効くのか分からない」等と発言した。 これに対し、国立国際医療研究センター予防接種支援センターである氏家無限は、実臨床では感染経路のみでワクチン効果が決まるわけではなく、また呼吸器感染症には効果がないとする発言についても、ワクチン開発で報告されている臨床結果と矛盾していると指摘した[11]。 BuzzFeed Japan2021年2月ファクトチェック取材を申し入れたが、宮沢は「論文における問題点、疑問点、感染定義論文実験におけるPCRのこと、しっかり答えるとなると、回答は相当長くなります」、「今、いろいろなことに追われていて、時間がありません」として回答していない[11]。

Twitterで眺めていると、正義感直観からの予断をして、多くの人に批判され、それをファンがなぐさめるということを繰り返すことで頑なになっている印象。

特に大阪大学物理学研究者中野貴志先生提唱したK値を広め、コロナの広がりを楽観的なもの錯覚させたことが印象深い。この楽観的な予測をもとに行政意思決定する可能性があると思うと責任は重大だと思う(実際に大阪府知事の意思決定にどれくらい影響したか不明ですが)。

公開終了

ちなみにK値という後出しでの誤った予測については、著名な経済学者大竹文雄先生安田洋祐先生など自分尊敬する先生もなびいていてそのあと撤回していないようなので残念です。宮沢先生になぜこんなにフォロワーがいるのか謎なんですがコロナ禍前のことについてお詳しい方いたら教えてもらえませんか。

@j_sato

起業家投資家2009年9月からTwitterを利用し1.4万人のフォロワーがいる。

コロナ以前から知的で鋭い言論をたまに目にしていたけれど、コロナ初期に統計データからBCG接種国で感染率が低いのではないかという仮説を見出し、この仮説を追い続けてしばしばTwitter上で医師アカウントと喧嘩している。今も精力的に海外データ記事を紹介したりしつつも、海外ワクチンでの成功を受け入れられないでいるようにみえる。

最近Tweet

https://twitter.com/j_sato/status/1396761791451975680

参考)BCG仮説について(2020/9/6)

新型コロナ BCG仮説の現在 予防効果は証明されたのか?(忽那賢志) - 個人 - Yahoo!ニュース

これだけ知的な人でも、データ客観的にみて考えを改めることが難しいのか、と暗澹たる気持ちになる(まだ氏のほうが正しい可能性はなくはないけれど、賛同している専門家はいないようにみえる)。

あと、経済学者飯田泰之先生もj_satoさんにlikeつけていてちょっと悲しくなる・・・

まとめ

コロラド先生凍結の知らせを聞いて、思い返しているなかで浮かんできた他おふたりについても書いてみました。3人の性格思想もばらばらで一緒にするなよ、と怒られるかもしれませんがご容赦を。疑似科学グッズを売るとか商売でやっているなら理解やすいのですが、実績があって知的社会に貢献しようという意思を持っている方々がカルト化していくのは複雑な気持ちになります

そう書いているとカラパイアでこんな記事をみました。間違った情報を書いた人を手ひどく批判することがかえって逆効果になると示唆されています社会をよりよくしたいという正義感から間違っていることを指摘することはSNSでよくみられますが危うさもあります・・・

これはやっかい。SNSで間違いを指摘されたユーザーは、さらに多くの誤った情報を投稿することが判明

インターネット、もうちょっとなにかの工夫で世界をよくすることにつなげられないでしょうか。

オリンピックの開催への助言

厚生省感染研もなーんにもコメントさないけど、WHOCDCは開催についてどういう分析してるんだろうな

よその国の事だしどうでもいいんだろうけど

体育会系ってやっぱ頭筋肉でできてるのか?

国として行くなと言ってるのに

オリンピック委員会は行けるって

理屈が通らん

CDC日本感染状況を4段階のうち最高の「非常に高い」としたことを踏まえて判断した。米国オリンピックパラリンピック委員会24日「(東京五輪に)安全に参加できると確信している」との声明を出した。

2021-05-23

コロナワクチン感染予防のエビデンスは取れてない

発症予防と重症化予防のエビデンスは取れてる

コロナワクチンを打っても、ウイルスの運び屋にはなる

ウイルス変異しまくってコロナワクチンも効かないほど変異した場合には振り出しに戻ってしまう(その段階での症状や毒性がどうなってるかは分からない)

したがってコロナワクチンを打っても、即マスクを外せるわけではない(なぜかCDCマスク外して生活していいよと判断した、軽視してるとは思う)

2021-05-16

anond:20210516102239

神経質になるほどではないが手指消毒もあいかわらず推奨らしい。

接触感染リスクは小さいのだから帰宅時の手洗いや店先での手指のアルコール消毒は、しないで良いの?と思ってしまますが、そういうわけではありません。

そもそも研究でも、飛まつ感染と比べると小さいとはいえ接触感染によって感染が起きるリスクは確かめられています。それを防ぐために、手洗いやアルコールの手指消毒は有効です。CDCガイドラインでも、手洗いや手指消毒は現在でも推奨されています

一方で、冒頭に上げた飲食店の例のように、お客さんが入れ替わるごとに机や席を消毒する必要はあるのか?と聞かれると考え込んでしまます

【新型コロナ接触感染リスクは低い?「清掃は通常1日1回で十分」米CDCガイドライン改訂https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_60764240e4b089e3a2c3fe80

2021-05-07

ワクチン接種 1日100万回を目標報道政府に足りない視点

菅首相会見 ワクチン接種 1日100万回を目標とする考え | 新型コロナウイルス | NHKニュース

これに対し、ぶくまは手厳しい。例えば、こんなふうに。

アメリカの1日の接種回数300~400万件を考えると目標としては妥当ラインだが、1日わずか数万件の検査現場パンクする日本でできるわけないと今から諦めている。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20210507/k10013017981000.html


ワクチン供給ロジスティクスアメリカもこの3か月、苦労した

欧米に比べるとスピードが遅いとの声が多い。

しかし、アメリカ最初からうまく行っていたわけではなかった。

ワクチン接種が始まった当初は大混乱だった。

連邦政府と州との連絡調整不足、優先順位をめぐる混乱、各州ごとのバラバラな接種戦略連邦政府ワクチン供給管理への州の非難などなど。

フランスでも1月時点はさんざんだった。報道では「お役所仕事」「縦割り行政」の弊害を厳しく指弾された。

ワクチン供給が始まって1週間もたつのに、わずか接種したのはわずか800名とは何事か、いう報道がみられた。

ただし、それは三か月前のことだけど。当時、アメリカニュース報道をみていて、前途多難だな、と思ったのを覚えている。

1月報道ウォッチしていた頃(といってもデイリーショーを英語勉強がてらみていただけだけど)、

大統領就任から100日の4月下旬バイデンが高らかに勝利宣言をすることになるとは想像できなかった。

以下は1月27日、デイリーショー(youtube報道バラティーショー)で紹介していた報道の一部だ。

ワクチン接種の遅れにイラついたニュースキャスターがこんなことをいう。(同番組1分過ぎ)

電子タバコを買うついでに、ガソリンスタンドとかで接種できちゃえばいいのに。

https://www.youtube.com/watch?v=43y1TOC9aTM&t=70s



また、現在日本で報じられている、基礎自治体ワクチン接種予約サイトパンク状態

これも、アメリカは3か月前に経験していた。(同番組2分過ぎより)

https://www.youtube.com/watch?v=43y1TOC9aTM&t=140s

各地で予約サイトクラッシュするなど混乱が続いています。ある予約センターでは、750回分のワクチンに25万もの電話が鳴り響いたという。

また、インターネットで予約するスキルがない高齢者が接種会場へ車の長い列をなして夜を明かしている、といった報道

予約キャンセルによるワクチン無駄な廃棄などが問題視された。

あるドラッグストアでは、予約キャンセルで余ってしまったワクチンたまたま立ち寄った若い健康女性に接種したという事例などが紹介された。

4月に入ってからも、ワクチン接種に消極的な人々を釣るために、「今ならもれなくビール付き」みたいなキャンペーンをやったりした。

今日日本報道されているワクチンロジスティクスをめぐる問題は、すでに欧米が通ってきた道なのだ

日本も各国の教訓を生かせばいいし、そもそも災害経験のたくましい日本に、行政にそれほどロジ能力が足りないとはとても思えない。

から、ひょっとすると案外、一ヵ月もすれば、100万の水準にめどが立つかもしれないと若干、期待している。

社会システムの維持、ワクチン接種の意義、戦略的な目標説明CDC存在

しかし、ワクチン供給をめぐるロジ管理喫緊課題であるが、実はもっと重要なことがある。

それは、社会システム全体からみたワクチン接種戦略だ。

バイデン政権発足後の「3本の矢」ともいうべき最初の取り組みのひとつワクチン接種の促進だ。

しかし、そもそも一体何のためにワクチンを接種するのか。その方針目標をしっかりと共有すること。

これがあいまい理解されていると、一体なんのために急いでいるのかわからなくなる。

以下は、アメリカCDCのファウチ博士が、今年1月下旬トランプ失脚後、初めて”自由に”会見を行ったとき報道だ。

https://abcnews.go.com/Health/wireStory/coronavirus-guidelines-now-rule-white-house-75419663

3分過ぎの質疑のなかで次のような記者とのやり取りがある。

ファウチ博士:もし7割から8割の国民が接種されていれば。。それは夏頃になると思うが、少なくとも秋までにはある程度の正常性を回復できるだろう。

記者:(途中で質問を挟んで)それは秋までに接種が完了できると認識しているということですね。

ファウチ博士:いやそんなことは一言も言ってない。”もし”7~8割の大多数のアメリカ人がワクチン接種を受けていれば集団免疫が獲得できるということだ。正常性とはそういうことだ。今懸念しているのは、ワクチン接種を受けたがらない人たちだ。

重ねて、今後、ファウチ博士ホワイトハウスで定期的に記者会見を行うと発表。ファウチ博士は会見の最後にこう語る。

私が今後、会見でお伝えするのは、科学的な事実です。科学に語らせるのです。

https://www.nytimes.com/2021/01/24/health/fauci-trump-covid.html



記者とファウチ博士のやり取りは象徴的だ。

abcニュースは、この報道に「ファウチ博士ワクチン接種に大きな但し書きをつけた」とした。

記者もまた、住民ワクチンがいきわたるかどうかという、行政サービスデリバリー目線での質問だった。

abcも質疑の記者も、ミクロ視点で、アメリカ人がちゃんワクチンアクセスできるかどうかを問題視していた。

一方、ファウチ博士は、彼の答え方からわかるように、ワクチン接種の利益というのは、決して医療アクセスといった住民サービスレベル問題だけではなく、

感染症蔓延の克服だ。パンデミックの原因を取り除くために必要なこと、という視点発言していた。

ファウチ博士のいうノーマティというのは、個々人一人ひとりのワクチンによる免疫力強化というより社会全体の免疫力のことだ。バイデン言及していたことだが、ファウチ博士トランプ政権で一番欠如していた科学性を真っ先に訴えたのは本当に象徴的だったと思う。

しばしば報道機関は、どこの国であれ、災害事故殺人事件現場急行し、現場の窮状を訴えることでインシデント対応を促す。

しかし、インシデント対応と、リスク削減は根本的に発想の異なるものだ。

報道機関は例えば、殺人事件が起こってもセンセーショナル報道しがちで、背景にある社会保険の欠如とか貧困といった原因部分を軽視しがちだ。

リスク削減とは、簡単にいえば、そこで起きている出来事対応問題点ではなく、出来事の「原因」にスポットを当て、原因を取り除くことにフォーカスすることをいう。

ファウチ博士が強調していたのは、その原因分析科学的なアプローチでなければならず、そこがすべての出発点だということだった。

5月に入ってから報道、例えば「バイデン政権、若年層へのワクチン接種へシフト

をみても、一貫して集団免疫という戦略に基づいたワクチン接種促進を行っている。

https://abcnews.go.com/WNN/video/biden-administration-shifts-vaccination-focus-77501505

日本の状況~何を目指しているのか?

さて、日本を振り返って、今日もっとも足りないのは、

一体何のためにワクチン接種を促進するかという全体的な目標ではないかと思う。

住民ワクチンが行きわたるかどうか、の前提として必要なのは、なぜワクチン?という疑問に、「あなた健康維持」というだけではなく、社会システム視点から答えることだ。それが本来公共というものだ。

https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/vaccine.html

をみても、残念ながら「あなた健康」以上の情報が見当たらない。

厚生労働省ワクチンによる集団免疫獲得について、明確な見解を示していない。

まあわかる。よくわかっていないリスク(不確実性)については、下手なことは言いたくないものだ。官僚特有のディフェンシブなスタンスがにじみ出ている。

でも実は、その科学的不確実性について沈黙する姿勢こそが、リスクガバナンスの内なる敵なのだ

水俣病代表される過去公害問題もその姿勢ボトルネックとなって被害の拡大が見過ごされてきた。

仮説を立てて意思決定をする勇敢さが必要だ。8割おじさんを思い出してほしい。

ファウチ博士科学的にすべてを見通しているかというと、そうではない。

接種されたワクチンによってどれだけの期間、有効免疫力を持ち続けることがえきるか、はっきりとした証拠1月の時点でも、今日でさえも出ていない。つい先日もこんな報道があったばかりだ。

https://gigazine.net/news/20210507-covid-19-herd-immunity

ここでは、5月時点で成人の半数以上が少なくとも1回のワクチン接種を受けているアメリカでさえ集団免疫獲得は困難だと率直に表明されている。

ファウチ博士が7~8割としたコロナウイルス集団免疫の仮説も、データが蓄積されるたびに、恐らく日々、新しい仮説に塗り替えられてゆくだろう。科学的不確実性と向き合うことがリスクガバナンスキモだ。だからこそ、ホワイトハウスで毎週のように会見を開く、ということに意義がある。


疑問なのは日本において、そういったリスクコミュニケーションが開かれているのか、ということだ。

聞こえてくる報道は、直近のロジ課題高齢者の接種問題ばかりだ。

それもワクチン安全性広報であったり、供給のロジであったり行政住民サービス視点が中心だ。

それって、役場の窓口でやる会話でしょ。重要じゃないとはいわないけど。

河野大臣は、恐らく菅首相から突然、ワクチン接種促進担当として指名されて、戸惑っただろう。

感染症知識もあるわけではない。だからこそ、やれることを模索した結果として、接種促進のロジ分野に集中してしまった印象を受ける。

もちろんワクチン安全性広報することに意義がないと言いたいわけではない。

しかし、もっとも根幹にあるべきなのは、最終的なゴールを提示することだ。

高齢者の接種のあとどうなるか?何一つ見えてこない。

そしてそのゴールは、一定科学的な仮説に基づくべきものだ。

一体どれくらいでワクチン効果が切れてしまうのか。10年持つ、あるいは一生、抗体が働くというわけではあるまい。

そうすると、抗体を持つ人間が何%で集団免疫が達成できるとして、仮定したワクチン賞味期限以内に短期集中的に接種が完了しなければ

集団免疫がいつまでたっても確立できず、次から次へと新しい変異対応させられるということになる。

それは資源無駄遣いにならないのか?

アメリカがこんなにも早くワクチン接種のロジが進歩した理由ひとつは、バックグラウンドとして理解している接種戦略があるからではないだろうか。

やみくもに尻を叩いているわけではないはずだ。

日本では、先日、菅首相唐突に思いついて7月末までの高齢者ワクチン接種を指示、混乱が広がっている。

冒頭の報道も、厚労省からすれば、寝耳に水だったとしても不思議ではない。

それくらい日本リーダー方針は行き当たりばったりにみえる。

目標管理もっと重要なことは、ゴールを共有することだ。

菅首相リーダーシップに対する批判は多い。

一体なぜ7月までに?

・いつものことながら急に何かを決心するくせに、目的意義を聞かれても答えが返ってこない。

方針方向性を共有したうえで役割分担を決め、タイムラインを設定するということもしない。

・うまくいかないと、キレて「みろ、周りはもう先に進んでるじゃないか、何してるんだ」と部下を怒鳴る。

これらは無能リーダー典型的な行動パターンだ。

河野大臣にしても、自分プレゼンスをみせるいいチャンスだったのに。将来の総理大臣候補と目されているのだが。

残念ながら、ロジ担としてご本人が割り切ってしまたことで、

3か月の働きにもかかわらず、目先の短期的なロジ状況を伝達するだけの役人仕事になり下がってしまった。

ロジならロジでもいいのだけど、ドメスティックではない外交の動きがあってもよかった。

例えば、なんなら4月菅首相アメリカに飛んでもよかったはずなのに。

これではちょっと大臣仕事内容としては物足りないというのが私の認識だ。

全体を見ているひとは誰なのか。それが日本ではわからない。それが問題だ。

リスクガバナンスというのは、平時ガバナンスに比べてより高い能力水準が求められる。

リスク自体が複合的で、科学的にも不確実性が高く、そして社会政治的な影響について認識がばらつきやすい。

ワクチンも、そういう意味では、リスクコミュニケーション能力が試される課題

そういう認識で国のトップは動いてもらいたい。ロジ担じゃなく。。国民の皆さん、とか住民目線説明ばかりしててもね。

それは重要だけど、どちらかというと基礎自治体役割だよ。

2021-05-02

コロナ対応改憲必要」57%、一理あるかもしれない

コロナ対応改憲必要」57% 共同通信世論調査

https://news.yahoo.co.jp/articles/7ec1d495b848a971128aff7c5fc0dedf1a2c92ee

共同通信社は30日、憲法記念日5月3日を前に憲法に関する郵送方式世論調査結果をまとめた。新型コロナウイルスなどの感染症や大規模災害対応するため、緊急事態条項を新設する憲法改正が「必要だ」とした人が57%、「必要ない」は42%だった。内閣権限強化や私権制限が想定される緊急事態条項新設を容認する声が反対意見を上回った。長引くコロナ禍が影響したとみられる。

ちょっと長めになってしまったので、はじめに要約すると、

改憲なくとも法を生かせば緊急時行政権限をフル活用できるはず、と思ってきたが、過去公害の教訓を思い起こしてみると立法行政不作為が目立つ。

憲法の制約で権限がないのではなく、あっても使わないのが問題だった。そこにメスを入れるには、行政立法指導する上位の規律必要で、「今まさに緊急時シフトチェンジしろ

行政立法に促す仕組みが必要なのでは。それはひょっとすると憲法役割なのかもしれない。

という趣旨


+++++++

改憲の是非でいえば、基本的スタンスはノーだ。

内閣権限強化」、これは橋本行革の結果、小泉政権内閣官房の強化の恩恵を受け、その後、安倍がめちゃくちゃにした経緯から

これ以上の内閣官房の強化などナンセンスだと思うし、

現行の制度運用できないのか?と言われれば、

公害立法歴史を振り返っても、現行の規制権限は決して弱くはない。立法余地もある。

実際60年代から70年代にかけて、深刻化した公害に山ほど立法を制定、70年はとりわけ公害国会などと呼ばれた時代もあった。

そうやって公害を克服しようとしてきた歴史の教訓をみても、現在感染症コントロール問題が、憲法改正でしか解決しえないとは思えない。

から問題はできることをしない、立法不作為行政権限の不行使のほうで、それを改憲論議にすり替えるのはおかしい、という意見も納得できる。

しかし。

それこそ公害の教訓を振り返れば、という話なのだが、

改憲世論が盛り上がるのは、だからこそ逆に、一理あるのかもしれない、とも思う。

もちろん、行政立法性善説に立てば。。という留保はつくが。

というのも、水俣病を例にとって、公害被害を振り返ってみると。

なぜ今日に至るまで長年、放置されてきたか。長年の放置もさることながら、振り返ると、初期の対応のまずさが際立つ。

チッソ工場への排水をやめさせる権限のある水質二法の適用

漁業法による禁止措置漁民への補償食品安全法による有機水銀汚染された可能性のある魚類販売禁止

すべて見送られた。つまりすでに対応可能な法的ツールがあったにも関わらず、被害が拡大した。

こうした行政権限の不行使が最終的に裁判で争われ、最終的に結審したのは2004年

国は高度経済成長をとめたくないがゆえに、規制権限行使しなかった、というのが結論

これは初期の対応が間違っていたことを指摘したものだ。

1970年代公害社会問題の深刻化を受けて山のように公害立法が制定されたが、それ以前の問題として

そもそも1950年代、すでにある水質二法等で権限行使できただろが、という。

法の不備ではなく、繰り返すが、すでにある法を使いこなせなかった行政責任が厳しく断罪されたわけだ。

ここから導き出される本当の教訓というのは、規制権限があったにもかかわらず

なぜ初期の対応がこれほどまでに、被害者をないがしろにしたものになったか、という問題

それは経済を優先した政治意思決定メカニズムだ。

そこには、何か異常な事態が発生したときに、立ち止まって物事を考え直す、

シフトチェンジの仕組みが欠落していたともいえるのではないか

かつて辺見庸は、地下鉄サリン事件の際に、丸ノ内線駅構内で、人々がバタバタと倒れているなか、

通勤している乗客枕木でもまたぐかのように出口へ向かった光景について

日常的なことを目の前にしても、脳が適切に処理できず、

惰性で日常論理で動こうとする「慣性イナーシャ)」が働いているといったが、

ここ一年を振り返ってみると、そういう政治的な意思決定がかなりよくみられた気がする。

この問題解決されない限り、改憲による緊急事態条項検討など、全く意味をなさない。

日本は、意思決定の仕方、会議の仕方を根本から見直したほうがいい。


いや、だけど一方で、

緊急事態条項のようなシフトチェンジトリガーがないからこそ、漫然と経済優先で動いてしまうのか?という疑問も頭をもたげる。

どっちなのだろう。

そんなことを思い出したのは、さっき、尾身会長インタビュー記事を目にしたからだ。

尾身茂氏が語った「マスクを外せる日」「3回目の緊急事態宣言なんて聞く気になれねぇ」への意見 | 文春オンライン

――東京都墨田区長野県松本医療圏など、基幹病院支援に回る地域病院医師連携が回っている地域の取り組みも報じられているが、厚労省は、こうした体制づくりのため各地の医師民間病院に強い指示が出せないものか。

尾身 医師病院に対して国が強い指導力を発揮する英国のような仕組みとは違い、日本厚労省というのは公立民間などさまざまなステークホルダー意向尊重する必要があって、上から目線はいわない。平時はそれも大切ですが、危機局面ではどうなのか。この機会に考えてみる必要はあります

――医療提供体制の拡充やワクチン接種準備で、国民が納得するだけの結果を示せないことに国民は苛立ちを感じている。強権的なイメージが強い菅義偉首相だが、結果を示せない理由は?

尾身 それは政治のことだから、私にはわかりません。ただ、総理大臣は、いろいろなことを今、四方のことを考えなければいけない立場にあるんでしょう。そう思います



平時から非常時へのシフトチェンジ

これが明確な意思決定メカニズムとして組み込まれていないことが、水俣病の初期対応問題もつながっているように思えた。

それを可能にするのは、規制権限の強化と行使、という既存立法行政機構のあり方の、もうひとつ上段の制度として構築する必要があるのかもしれないといえなくもない。

改憲への渇望というのは、案外、そういった視点で考えることも可能ではないかとふと思った。

しかし、憲法踏み込むのではなく、

危機対応専門の省庁を創設する、というのもひとつ方法。非常時のガバナンス体制を整備する。

米国FEMAアメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁)、CDCアメリカ疾病予防管理センター)のように。

現在のように、菅、西村田村河野小池、、、、、みたいに

船頭多くして船、山に登る、という問題への処方箋となろう。

そうすれば、現在河野太郎のような感染症素人新型コロナウイルスワクチン接種推進担当大臣として奮闘する、といった話もなくなるはず。

彼はおそらく、急に任命されて困っただろうが、実質やれることを模索した結果、

ロジ担当となり下がってしまっているように見受けられる。住民心配に答えるのは基礎自治体役割だ。

大臣仕事じゃない。本当の危機管理はそういうことではない。

危機管理のプラットフォームができれば、アメリカのファウチ博士のように、

集団免疫獲得に向けた仮説を立て、何%の接種があればOKで、ワクチン効果が切れる前の接種完了を逆算してスケジューリングする。

目的ロードマップ国民に示したうえで協力を仰ぐという、専門家による意思決定ベースとなったリーダーシップ重要だ。

今は「高齢者の接種」そればっか。もっと全体の話をすべき。

ガバナンスの基本は、法、規則基準科学的な予測を明示した意思決定を行うことだ。

これは世界銀行の借用だが、世銀では途上国行政改革支援の際に、ガバナンスを以下の4要素で因数分解して

能力評価している。

説明責任財政リソース)、予測可能性(法的枠組み)、透明性(情報公開)、参加(連携)の4つ。

テーマ出しした瞬間、近年の日本がどの分野でもガタガタになっていることがわかる。

いずれにしても、緊急時ガバナンスの訓練を積んでゆくことが大切で、こうした組織を立ち上げることには意義があるだろう。

現在菅政権は、こうしたガバナンスの観点から落第点であり、

首相が何を考えているかからず、結局、リーダーの一挙手一投足に注目が集まる意思決定となっている。

急に決心して、緊急事態宣言を発出したりやめたりする。このように国民から予測可能性を奪うやり方は国民から自由を奪うのも同然だ。


国民からすれば、知らず知らずに国のリーダーシップ注視せざるを得なくなり、いつの間にかリーダーシップ問題錯覚してしまうが

本当は危機管理はリーダーシップの欠如の問題ではなくて、ガバナンス問題だ。リーダーが誰であれ、ある程度、やるべきこと、基準が決まっていて

どのように対応するかが決まっていること、この予測可能性が確保されることが大切。

国民にとって予測可能でなければ、国民自身計画を立てられず、急に決断されても、ついていけいけない。

水木しげる漫画で、上官が急に玉砕を決心したので部下の大半が付いていけず、結果として敗残兵として生き残った兵士に、すでに全員立派に玉砕したことになっているのだ、として、ラバウル本部が改めて玉砕を命じる、という話がある。日本人のリーダーシップ象徴する話だと思う。)

しかし、一方、リーダーシップ問題は残る。

緊急時へのシフトというのは、なにかしらリーダーとして発動するトリガー必要なのではないか

憲法、というのも、民主的意思決定の根源として、

そこに非常時へのシフトチェンジ記載されることにも意義があるのかもしれない、という考えに傾いてゆく、そういう世論の動きもわかる。

もちろん、そんな非常時に平和ボケして判断の鈍いおっさん首相だったらなんの意味もなさないが、誰かがシフトチェンジを発動しなければならない、

それが立法危機管理のプラットフォームづくりだけでうまく機能しないのであれば、ある意味大統領的な権限を期待する傾向が出てくるのは自然なことのように思う。大統領権限というと、合衆国建国当時まで振り返ると、当時の議論のなかで、リーダー聡明さ(アリストクラシー)というのは、欠かせない条件だったように思う。

日本政治社会にそんなことを期待できるのか、と考え始めた瞬間、改憲には激しく首を横に振らざるを得ないのだが。

そんなことをインタビューの印象として持った。

2021-04-28

医療従事者がワクチン打って熱が出たりダルくなったりするのが怖いとか言ってるの見るとホント日本って後進国になり果てたんだなと感じる

ワクチンがどうやって免疫構築するかわかってないんだとしか思えないし、アメリカではCDCがとっくに説明している内容が日本国内では触れられてすらいないのが悲しい

2021-03-06

男女の寿命差は差別ではない

男女の寿命差はわりと「生物学的」にも説明がつく。

女性ホルモン動脈硬化を抑える

女性ホルモンであるエストロゲンには血圧を下げ、悪玉のLDLコレステロール血中濃度を下げる作用などがあり、高血圧動脈硬化に対して予防的に働く。ほとんどの先進国で50歳未満の男性の死因は心筋梗塞などの心血管疾患が多いが、同年齢の女性では目立って少ない。

動脈硬化を抑えるアディポネクチン

脂肪細胞から分泌されるタンパク質であるアディポネクチンには、動脈硬化を抑える作用があり、メタボリックシンドローム2型糖尿病、がんなどに対し予防的に働く。長寿女性の多くはアディポネクチン値が高く、男性の2倍以上の量が血液中に分泌されているという調査結果がある。

アディポネクチン内臓脂肪が増えると分泌量が低下するため、男性でも内臓脂肪肥満を減らすことが長寿秘訣となる。

女性心臓病の発症が少ない

心筋梗塞などの心臓病は、高齢者では男女ともに死亡原因の上位に入っているが、男性では40歳から死亡率が上昇していく。一方、女性では心臓病を発症する年齢は統計的男性よりも10年遅く、50歳を過ぎるまで発症率は上昇しない。エストロゲンの働きにより、女性は閉経後まで心臓から守られているといえる。

女性の方が突発的な行動が少ない

男性ホルモンであるテストステロンには精神面での作用があり、行動を積極的にする働きをするが、ときには思慮の足りない衝動に駆り立てることもある。米国疾病予防管理センター(CDC)の調査によると、男性の死因の上位に不慮の交通事故が入るが、女性では大幅に少ない。

基礎代謝量が少ない方が長生きする

 女性の体は体脂肪が多く基礎代謝量が少なく、男性筋肉質で基礎代謝量が多い。このことは、女性が少ないエネルギーで生きていける効率の良い体をもっており、余分なエネルギーを浪費しないで環境の変化に適応でき、生理学的に優れた能力を備えていることを意味する。

マウスサルなどの動物実験では、基礎代謝量が少ない個体の方が長生きする傾向が示されている。同様に、基礎代謝量の多い肥満の人よりも、標準体重の人の方が長生きしやすいと考えられている。この肥満率も男性の方が高いが、これは基本的容姿に関する社会的圧力の差だと考えられている。

女性社会的ネットワークをつくるのが上手い

米国ブリガムヤング大学研究によると、女性男性よりも社会的ネットワークを築くのが上手である傾向があるという。男性高齢になると一般的に、社会的関係を築くのが苦手になり、孤独生活をおくりストレスや悩みをためやすい。結婚している男性の方が、独身男性よりも健康的という調査結果もある。

同大学の調査によると、友人や家族、隣人、同僚に恵まれ高齢者は、孤独高齢者に比べ、長生きできる可能性が1.5倍も高いという。高齢化した男性社会的なつながりを失い孤立状態に陥りやすく、健康状態悪化やすい。

要は男の方が寿命が短いのは差別の結果ではない

2021-02-23

NHKニュースアメリカでのワクチン接種が遅れているとの報道があった

日本報道って

どうしてこう遅いんだ。

遅れているのは、報道だ。

アメリカでは少なくとも3週間くらい前から

ワクチン接種会場に殺到するも供給不足、オンライン予約がよくわからず損をしている高齢者

連邦政府と州の連絡調整不足、

余ったワクチン無駄にしないため、余りを基準に関わらず接種したりして、

たまたまその場に来た人ラッキーとか、

さまざまな風景を報じてきた。

そんなこんなでも、接種計画の13%までたどり着いたのは、遅れているとはいえ、すごいことだ。

日本の接種開始からの一週間のペースがもし変わらなければ国民の8割に接種するのに10年くらいかかるのに比べれば。

日本は、ほんとヤバい

アメリカの反ワクチンのどうしようもなさも相当にヤバいけれども、国民バカだという話なわけで。

自民党が接種1回で進める、とか言い出すあたりをみると、日本場合政府が病的で深刻だ。

ファウチ博士のような科学的な進め方をする国がうらやましい。

もっともファウチ氏も暗黒のトランプ時代を耐え、

今年の1月になってようやく晴ればれしく公けに活動できるようになったわけだけど。

ファウチ氏が初めての記者会見1月下旬頃に言っていたのは、

国民の7割から8割が秋ごろまでに接種できていれば、集団免疫が期待でき、平常の生活に戻れるだろうということだった。

記者の一人が秋までに8割の人々の接種が終わりそうということか?との質問

秋までに接種できていれば、という意味だ、課題ワクチンを嫌がる人たちにどうやって打たせるかということだと語っていた。

この発言はとても示唆に富んでいて、

ワクチン接種後、どのくらいの期間、予防効果を持ち続けるか、誰にも確かなことが言えない状況で、

だいたい9か月くらいをめどに、計画完了させないといけないと言っているわけだ。

ダラダラと何年もかけて接種しても、最初に接種した人から効果が薄れ、集団免疫確立できない。

接種完了タイムリミットをおおよその感覚で(あるいは仮説として)想定した発言からだ。

ただ、それでも多分、アメリカワクチン接種計画、うまくいかないだろう。

物事妥協できず、教養のないひとが多すぎるから

日本もうまくいかないだろう。

日本人も、マスメディア

ワクチン問題自分の身を守るものとしてしかとらえていない。

政府にも、アメリカCDCのファウチ氏のように、集団免疫に向けた仮説を説明するひともいない。

ワクチン日本で今後、ちんたらと接種され続けるだろうけれど、

感染者数を減らす効果は期待できないだろう。

オリンピック正式に中止になる4月にはGotoいつ再開?などと言い出すに違いないし。

まてよ、そうだとするとオリンピック何が何でもやる、という方針のほうが

オリンピックのためには感染対策を進めなけれなならないとの動機付けが働き、

Gotoの復活が封印され、感染対策が進むのかもしれない。

2021-02-13

anond:20210213150945

いやCDCのそのまま持ってきてるだけやん

感染防止のために「二重マスク」にすべきなのか?(忽那賢志) - Y!ニュース

https://twitter.com/kutsunasatoshi/status/1267010639739772933?s=20

こんなこと言ってたのにあっさり他のフリー素材集に浮気しててワロタwwwwwwwwwww

…と思ったらCDC提供イラストだったのね💦💦

https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20210213-00222371/

2021-02-03

なぜ8割おぢさんじゃなくてこの人を採用しなかったのか

西村秀一(にしむら・ひでかず)/国立病院機構仙台医療センター臨床研究ウイルスセンター長・臨床検査科長兼ウイルス疾患研究室長。1984年山形大学医学部医学科卒。医学博士。アメリカ疾病予防管理センターCDC)客員研究員、国立感染症研究所ウイルス一部主任研究官などを経て、2000年より現職。専門は呼吸器系ウイルス感染症。『史上最悪のインフルエンザ―忘れられたパンデミック』(みすず書房)、『感染爆発―見えざる敵=ウイルスに挑む』(金の星社)、『ワクチン いか決断するか――1976年米国リスク管理の教訓』(藤原書店より今月再出版の予定)などの訳書や論文多数(写真西村秀一氏提供

https://toyokeizai.net/articles/-/409607?page=2

明らかにガチ勢っぽい方なんだが・・・

8割おじさんは在○特権とかの上級国民のツテでメディアに出たということかな

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん