はてなキーワード: 機構とは
ニコニコってそもそも昔そこまで繁栄してたのかと。と言うより、まあ繁栄はしていたんだろうが、「全盛期」ですら良くも悪くも所詮ある種のニッチ空間だったんじゃないかと。
昔の赤字安定時代に比べたら今でも十分な気がする。一時期のプレミアム会員とか再生数とかのデータ上の全盛期の数字が異常だっただけで
ある意味落ち着くべきところに落ち着いたということではないのかと。
下手にやたら広範囲にユーザーを集めまくることだけが正しい道とは思えない。
youtubeとよく比較されるが、個人的には、最近ニコニコ動画が衰退した「から」youtubeのが上という意見はよくわからない。
そもそもはじめからyoutubeのほうが先にあって、その後追いとして誕生したものだし。
youtubeの動画を引っ張ってきて、それにコメントをつけるという形でニコニコ動画は出発したんだし。
一時期何らかの観点で上回っていた時期があったと考える人もいるのかもしれないが、総合的に見てもそうなのかというのは極めて疑問に思う。
京阪プレミアムカーの話題で、ラッシュ時の輸送人数が減ってるから、テコ入れ策としてプレミアムカーが導入されたみたいな言説を見たが
あれだって、かつて座席を特殊な機構で上下させる5扉車のような「イレギュラー」なものをわざわざ用意してまでさばいていた異常な多さの乗降客数が
やっとプレミアムカーのような輸送力の低下を伴う施策によってのサービス向上ができるようになったと言う見方もできると思う。
そういう意味において、ニコニコ動画にかんしても、むしろ「一時期の異常に人気すぎた時代」が仮にもしあるとしても、それを無批判に良かった時代とするのは果たしてそこまで正しいのだろうか。
ここでは東工大の化学で7割程度(※)を取れるようになるための勉強法を紹介する。
化学熱力学や量子化学のような物理化学の範囲は非化学系でも勉強すれば解けるようになる。
4年生のうちに完璧にすること。
●無機・有機は徹底的に過去問を解く
有機は電子の気持ちになって自由自在に反応機構が立てられれば解けるのかもしれないが、非化学系には無理がある。
仕方ないので、徹底的に過去問をやる。
過去問を解けば本番でも解けるようになるのかと疑問に思うかもしれないが、実は過去に何度も同じような有機の反応が出ていたりする。
過去問を徹底的に解いてると、「この問題は絶対に解けるようにすべき」とか「この問題は化学系以外絶対に解けない(=解けなくても問題ない)」といったことが分かるようになる。
また、私の場合は周りに化学系がおらず、化学系の教員が一人しかいない上に多忙なので教わることがほぼできなかった。
そこで次のような手順で勉強会を開いて過去問を頑張って解く。なお、期間としては4年と5年の間の春休みあたりからを想定している。
(2)大学で使われている有機化学・無機化学の分厚い本を用意する
(3)同じ東工大志望の人を探す(2,3人程度いると良い)
(4)週一程度で集まって過去問を一年分解くことにする。事前に誰がどの問題を解いて来るか割り当てておく。(基本的に有機・無機の問題は調べるのに時間がかかることに注意)
勉強会を開く上で気を付けることは以下の通り
反応機構をたくさん目にすることで、未知の反応に関しても結果を予測することができるようになる
・割り当てられなかった問題に関しても自分である程度考えておく
実際に勉強会をやると分かるけど、準備の大半は有機と無機の「調べ学習」になる。
(※)ここで7割と書いたのは、実際に勉強会で一緒だった人が7割程度点を取っていたから(開示済み)。私は東工大入試前に第一志望先に合格したので受けてませんが、受けていたとしたらおそらく私も7割程度?
でも親から虐待とか全く受けてないし、アダルトチルドレンの原因を片っ端から読んでみても自分に該当するものがなかった。
そういえば、三年ぐらい前に頭が悪すぎて知的障害疑って精神科で検査したんだけど、「AC」のところがカンストしてたの思い出した。けど、その点についての精神科医の言及は無かったからアダルトチルドレンではないんだと思う。
それだけに症状が見透かされたように合致してるからモヤモヤする。
無能だからもう色々諦めるしかないのか。運動はしたけど300グラムの野菜は高くてとれなかったし瞑想してると嫌なことばかり思い出して死にたくなる。
wikipediaに出てた「観光協会」があったのでみてみた。
なかなか問題を孕んでるなー
内部事情に詳しい人が書いたっぽい
主な財源は国及び地方自治体からの補助金、会員からの会費、観光イベントなどに於ける収入、各種団体からの観光を目的とした事業の委託等により賄われている。
実際に観光施設や駐車場などの運営事業を持っている場合は、当該事業から黒字が出ている限り、観光協会の自主財源ができるため、組織運営は安定する。
しかし、赤字に陥った場合、会社組織に比べて意思決定機構が複雑で、極端な場合、当該組織では意思決定できず、管掌する行政の指導・助言を仰いだりする場合もある。この場合、行政と観光協会とで責任の擦り付け合いになり、組織としての意思決定が遅れ、結果として思い切った構造改革ができず、赤字累積となる危険性もはらんでいる。
設置規模によって事務局の体制は大きく異なる。もともと人件費よりも事業費を重視する体制であり、業務内容と量に比べて職員数は抑えられている。
出向職員の給与は出向元が負担するが、専従職員の給与は観光協会の体力や設置する自治体の方針によって異なる。
役場職員に準じる場合もあるが、規模が小さな観光協会の職員は事務局長であっても年収200-300万円であることもままで、ワーキングプアもしくは名ばかり管理職の温床となっている。
こういった特殊な職場環境にあるため、新卒者採用を含め一般公募による職員採用はほとんど行われず、定年退職者の受け皿として機能することが多い。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%B3%E5%85%89%E5%8D%94%E4%BC%9A
http://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20170818121139
由乃の年収 204万円・・・ 福利厚生の内容によっては貯金できるけど、あれだけのモチベーションを維持できる由乃たちはすごいと思う
キャッチーでエッジの効いた詩。幾つか自分の過去を思い出した。
一例目。中学生、部活の帰り道で知らない男性に握手を求められた。断ると、免許証を出して来た。自宅から然程遠くない道で、セーラー服を着た黒髪の私は彼にとって魅力的だったのだろう。帰宅し、翌日言いづらい気持ちを抑えて学校の担任に報告した。女性教師曰く「本当に好きだったんじゃないの?」同じ女でも、理解を得られる事は無かった。クラスは学級崩壊のような状況を抱えたまま受験期を迎え、担任は別の学校へ赴任した。最後の日、彼女が贔屓していた男子生徒達は誰一人来なかった。
二例目。高校生。駅で電車に乗り込もうとした際男が階段で下腹部を露出し自慰に耽っていた。友人に「見ては駄目だ」と言われたが直視してしまった。あれが何曜日だったか覚えていない。塾に敢えて制服で通えば大学生の講師が「ええなあ」と褒める。
三例目。駅で毎回痴漢に遭っていた。ある日意を決して痴漢の腕を捕まえた。しかし思いの外男はすばしこく、取り逃がした。その時聞こえたのが女性の「やめなさいよ」という声。誰も傷付いた心を助けてはくれない。
最近では自分を守る為に、思い出さないようにするという機構が備わっていた。しかし、何年も昔被害に遭った事を思い出すあたり割と根は深いのだろう。
女は女の魅力を高める為に制服を、スカートを着せられる。ズボンを履くという選択肢は与えられない。こうやって整理した所で、ブクマによるセカンドレイプが始まる。社会はそういう風に出来ている。
毎晩ケーブルをつないで、スリープモードに入る前に充電している
私がごはんを食べている間、向かい側に座って、にこにこしながら私を見ておしゃべりしてくれる
仕事はホワイト企業のデスクワークなので夜も遅くなることはない
そもそもロボットだから疲れを感じたりすることもほとんどないそうだけど
でもやっぱり違うんだ
夜ケーブルさして横になる姿を見てしまうと、ああやっぱり人間じゃないんだなと思ってしまう
たったそれだけのために私はいまだに旦那を心から受け入れることができていない
そう思ってベッド脇のケーブルをつかんでハサミを入れようとして、ふと思った
旦那はどうするんだろう
仮にケーブルを捨ててしまっても、朝起きてしばらくは活動できるくらいの余力はあるって前言ってたから、
またケーブルを注文するんだろうか
それとも最近はやりのケーブルレス充電に改造する業者に駆け込むんだろうか
嫁ちゃんごめんね、今日は朝のゴミ捨てできないやって、ちょっと困った顔で言うんだろうな
そうだった
今思い出した
今でてる最新のボディになんで改造しないの?って、昔聞いたことがあった
この体は取り替えがきかないからだよ
嫁ちゃんと会ったときの体、はじめて愛し合った時の体、これまでの思い出がつまった体だからだよって
そうだ
人間じゃないことが気に入らないならなんでそもそも結婚して子供まで作った?
そんなの少子化対策法で人間相手がいない人はロボットと結婚することが義務づけられたからってだけだ
でもほんとにそれだけ?
今は?
私は何がしたい?
いっしょにごはんを食べたい
限りなく人間に近くなってほしい
旦那を即座に叩き起こし、思いのたけをぶつけた
そしたら、
「じゃあ明日君をロボットに移植する業者行こう。そんで毎晩一緒に充電しよう」
言ってよかった!!!!
しかしながら自分の元の文が悪文であるが故に話がなかなか伝わっていないと思うので、その点で本当に申し訳なく思います。
はい、続けましょう。そして、私の言葉が足りていないのでそちらが申し訳なく思う必要はないと思います。
まず、私の立場としてはポリコレの事自体を憂いているのではないということを念頭においていただければ幸いです。
私が憂いているのは、正しさで自己肯定をしてしまったが故に、他者に不寛容にならざるを得ない人のことです。
ですので、
ではなく、ポリコレなどの正しい価値観に準じることで自己肯定をするのは色々な意味で辛いのでやめましょう、ということです。
ネットでポリコレ棒ブン回してる人たちはみんな、自分で考えたことを信じられないから(自己を肯定してないから?)他人の考えを丸呑みにして準じようとするからそうなってるよね、それって本質を理解してなくて、ただその教えに従ってれば自分は絶対正しいんだって安心してるだけのポリコレ聖典の信者だよねってことかな。
ポリコレじゃなくても、逆にレイシストであっても自己肯定がなければ、同じようにレイシズム聖典を抱えている可能性もあるってことよね。(ただレイシズムの場合は元々相互理解は不要であるという考えだから、ポリコレみたいにそれが本質でなくても内部矛盾する機構を持たないけど。)
前者、後者ともにその通りです。絶対に正しいことに従えば自分は絶対に正しいという姿勢は、盲目的な信者でしかない。そして、その絶対に正しいことというのは必ずしもポリコレである必要はなく、レイシズムであることも、フェミニズムであることもあります。
自己肯定って確かに難しいよね。
小さい頃からずっと事あるごとにお前はいつも間違っているって言われて、その度にずっと脅されたり叱られたりしてくれば、どうしたらそのストレスから逃れられるのかなって考えた時に、じゃあもう自分で考えたことはみんな叱られるなら、みんなが正しいって言ってることを信じたらきっと叱られたり脅されたりせずに済むだろうって、まあ普通にそうなるよね。
だいたいその通りなのですが、最後の段だけ微妙に違います。みんなが正しいと言わなくても、絶対に正しく見えるロジックがあれば良い。時に聖典がレイシズムであるのはそれだからです。そしてそれを信じれば叱られたり脅されたりせずに済むのではなく、叱られたり脅されたりしたときに無条件で悪いのは相手だと思うことができるので、ストレスから逃げることができるのです。
そんでポリコレの真髄とは、どんな反対意見を持った相手にも、どんな人種の相手にも、どんな性別の相手にも、どんな身分の相手にも敬意を払って、失礼なことをしない努力をするってことなんだけど、そうなると相手の意見を尊重してよく耳を傾けなければならないし、自分がそれでもし何か間違っていたことがあったとしても、その間違いを正すことを恐れてはならない。自己肯定の塊よねこれって。
ポリコレの真髄ということまで私自身が理解できているとは思わないのですが、こうした他者を本当に尊重する態度は、自己がしっかりと確立していないとできないものなのでしょう。
そして単にポリコレを聖典にしているだけの人は、多分そこまで実践することができないのだと思います。ポリコレ的な態度を取れない人をむやみに攻撃してしまう時点でポリコレから外れてしまうのはすでにご指摘のあった通りです。
自己肯定をするのはすぐには難しいかもしれないけど、でもきっとそれができればもっと楽チンに平和にポリコレできるよ!ピース!
って感じ???
ここがまた私の考えとは違う部分です。この文章の最初の方で述べた通り、私はポリコレ自体を憂う立場にはありません。だから、正しいポリコレのために自己肯定ができるようになろうと考えているわけではないのです。
憂いているのは正しさで自己肯定をしてしまったが故に他者に不寛容になってしまう人です。
そうした人に、正しく生きることで自己肯定をするのはやめようと言いたい。自分が間違っていてもそういう自分を認められるようになろうと言いたい。
それができれば、信じるべき正しい聖典がなくても安定した自己を手に入れることができるよ、安定した自己が手にはいれば無闇に他者に不寛容になってしまうこともなくなるよ、と思うのです。
安定した自己が手に入った結果、他者を尊重できるようになり結果的にポリコレ的な態度を正しく実践できるようになることはあるでしょう。しかし、それは結果であって目的ではない。
重ねてになりますが、ポリコレを正しく実践するために自己の安定を手に入れようという話ではなく、ただ単に本当に楽に生きるために自分を認められるようになりましょうという話なのです。
ここまでのトラバツリーの話の中で、私自身が自分が本当に訴えたいことを理解していなかったことに気づきました。最初は単に、正しさで自己肯定をしてしまう人は他者に不寛容で息苦しい、そしてそういう人はポリコレ界隈の人だ、と思っていました。
けれども、ここまで様々な方とお話をして、自分自身の考えが深まっていきました。
結局言いたかったのは、正しさで自己肯定をしてしまうのは一見楽に見えるけれども実は辛いからやめよう、という話でした。
ポリコレ界隈の人全てが正しさで自己肯定をしているわけではないし、ポリコレ以外の正しさで自己肯定をしている人も、私が憂う人であったのです。
それなのに過激さを狙って「ポリコレとは現代の聖典である」という上段に構えたタイトルを元増田につけてしまい、反省をしています。
私の意見が間違っていても、増田が申し訳ながらなくていいんだよ。私は増田の言いたいことを理解したいだけだから。
綺麗事じゃなくて、えーとでも友愛とか博愛とかそういうことでもなくて、ただの興味本位なんだけど。
どれだけ私が他人の話を理解して自分の言葉で置き換えることができるかっていうゲームみたいな。
だから面倒臭くなったら付き合わなくてもいいし、それなのにお疲れのところちゃんとお返事をくれてありがとう。
あんまり頭のいいプレーヤーじゃなくてこっちの方が申し訳ないんだけど。
で、もうちょっと考えたんだけど、この増田の主題は、自己肯定していない人間がポリコレを実行するのは危険を伴うから注意が必要だよってことかな。
ネットでポリコレ棒ブン回してる人たちはみんな、自分で考えたことを信じられないから(自己を肯定してないから?)他人の考えを丸呑みにして準じようとするからそうなってるよね、それって本質を理解してなくて、ただその教えに従ってれば自分は絶対正しいんだって安心してるだけのポリコレ聖典の信者だよねってことかな。
ポリコレじゃなくても、逆にレイシストであっても自己肯定がなければ、同じようにレイシズム聖典を抱えている可能性もあるってことよね。(ただレイシズムの場合は元々相互理解は不要であるという考えだから、ポリコレみたいにそれが本質でなくても内部矛盾する機構を持たないけど。)
自己肯定って確かに難しいよね。
小さい頃からずっと事あるごとにお前はいつも間違っているって言われて、その度にずっと脅されたり叱られたりしてくれば、どうしたらそのストレスから逃れられるのかなって考えた時に、じゃあもう自分で考えたことはみんな叱られるなら、みんなが正しいって言ってることを信じたらきっと叱られたり脅されたりせずに済むだろうって、まあ普通にそうなるよね。
そんでポリコレの真髄とは、どんな反対意見を持った相手にも、どんな人種の相手にも、どんな性別の相手にも、どんな身分の相手にも敬意を払って、失礼なことをしない努力をするってことなんだけど、そうなると相手の意見を尊重してよく耳を傾けなければならないし、自分がそれでもし何か間違っていたことがあったとしても、その間違いを正すことを恐れてはならない。自己肯定の塊よねこれって。
自己肯定をするのはすぐには難しいかもしれないけど、でもきっとそれができればもっと楽チンに平和にポリコレできるよ!ピース!
って感じ???
あっでも、増田の最初の文章の言葉が足りなかったとか、そういうことが言いたいんじゃないよ。
そういう自己肯定とポリコレの関係について私はあんまり考えたことがなかったから、最初ちょっと何を言わんとしているかわからなかったんだけど、対話させてもらって新しい考えがインプットされたので面白かったです!ありがとう!
言うてること弱者男性やんけ
というのは冗談として
ダイバシティのために弱い男性は犠牲になれみたいな話が実際出てきてドン引き
具体的にはこれ
http://nminm.hatenablog.com/entry/2017/08/10/001630
しょうがないから男は(仮に低賃金で他者からの承認を得ずらい状況でも男性だからという理由で)犠牲になれ
言ってることの利己的さは変わりませんよね?
例えばさ、というか実際そうなんだけど俺はバイセクシャルでADHDでパニック障害なわけ
じゃあ俺は雇用を優遇されるべきなんか?そんなわけないでしょ(いや健常者でヘテロでいわゆる“男らしい人”と同じ給料でなければ優遇されてはいるが)
マイノリティの人間にもマイノリティじゃない属性が含まれていて、
逆にマイノリティな属性一切持たずともひどい目に合ってる人はいっぱいいるんだよ
特にすべての分野では結果は出てないんだよ、いや出るわけがないんだけどさ
例えば風俗ね
男性の射精回数に限度があるから、女性の風俗と同じ料金では成り立たない
え?じゃあ射精しなきゃいいんじゃって?
そうだよ体の機構は違うんだよ
すっげー当然の話じゃない?
え?じゃあ機械を導入したりしっかりとしたマネージメントを行うことで性差なき仕事にすべきだ?
そうだねその通りですよ
どんな人でも働ける環境を先に作る、もしくはそのような制度を作るべきだし、それについて議論すべきで
早急に道徳的だからといって逆差別に発展するような状況を作り出すべきでないといったのはどこのどいつだ?
彼の言ってることは至極全うだし
だれが救ってくれる?え?犠牲になれ?
そうですか。
8月になってアニメ配信が大きく変化しそうなニュースが次々飛び込んできた。
もちろん業界内の人間であれば事前に知っていたり常識の範囲内なのかもしれないが1視聴者としてはそういったニュースから情報を取得するしかない。
というわけで、いくつか出てた情報を整理しておく。
①DAISUKI.Netのサービス終了
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1073968.html
知らない人に向けて一応説明しておくと、DAISUKI.Netというのは
アニメコンソーシアムジャパンという日本の会社が運営している英語圏向けのサイトである。
主に英語圏の人間に向けてアニメのネット配信やアニメグッズを販売している。
今年の4月頃(3月?)にバンナムに子会社化され、その後続報が無かったのだが突如飛び出してきた。
「最近のアニメ配信サイトの隆盛を見るに、日本人が外国向けにアニメ配信サイトを作る流れは恐らく終焉をむかえるだろう」
ということだ。
以前から放送・配信プラットフォームを全てテレビに握られていること自体がアニメ制作会社の低待遇の要因の一つであると言われていたためそれに変わるプラットフォームを望む声が(にわかビジネス)オタク内でも多く
また、純粋にビジネスサイドの人間からも外資が本格的に日本アニメを買い付ける事例が出てきており、今のうちにアニメ制作会社と渡りをつけておかねば日本の有望なアニメコンテンツを全て外資に握られる可能性が高くなるという声が出ていた。
そういった国産のプラットフォームとしての映像配信サイトであったが、結局の所失敗に終わってしまった。
また、アニメコンソーシアムジャパンはこういった海外配信プラットフォームの作成(DAISUKI.Netのことかまではわからないが)にCoolJapan機構から10億円の出資を受けており、今後そういった面からの指摘を受ける可能性もある。
様々な面で残念な結果に終わってしまったが、今のところバンダイナムコから大きな話はでておらず(ひょっとしたらビジネス向けの専門誌とかだと出てるのかな)、今後DAISUKI.Netあるいはそれに続く何かが出るのかは注視したい。
※ちなみにワンパンマンはここの独占配信だったらしく英語圏でワンパンマンが見れなくなるのではと懸念の声が一部上がっていた。
②Sony Pictures Television NetworksのFUNimation買収
https://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201708/17-0801/
DAISUKIで若干落ち込んでいたところ、続けざまにSONYがFUNimationを買収したという話が出てきた。
FUNimationはアメリカ国内で最古参といってもいいくらいの歴史のある日本製アニメをあつかう会社でよく知られている。
少年ジャンプ系のアニメ、僕のヒーローアカデミア、ドラゴンボールZ、進撃の巨人など錚々たるコンテンツのライセンスを取得しており扱う範囲は狭いものの海外アニオタ内でも知名度の高い会社である。
ちなみにシンゴジラや君の名は。の映画館へのアメリカ配給を担当したのもFUNimationである。
その会社をSONYが買収したと言うのは大きなニュースであった。
ここ最近SONYは決算説明会でFate/GrandOrderの話をTOPに持ってくるなどアニメなどのオタク系コンテンツの話題を頻繁に出していた。
http://toyokeizai.net/articles/-/166107
またインタビューでもアニメ配信に力を入れていく旨を関係者が話したりするなどなんらかの手を打ってくるといわれていた。
その折、FUNimationをソニーと別の会社のどちらが買収するか争っているという話が浮上していたわけだが、結局SONYがFUnimationを買収したというわけだ。
DAISUKIと入れ替わる形でSONYが浮上してきたわけだが、今後どうでるだろうか。
Sony Pictures Television NetworksはSONYだけあって日本とかかわりの深い会社なのでシナジーを期待したい。
ただ、Aniplexを抱える部門とは別会社らしく、縦割り構造で協力できない可能性もあるんじゃね?と言う話も出てるが・・・
※SONYはなんか不況の時にいろんなところでアニメ放送を打ち切った過去があるらしく、一部海外アニオタから不安視する声もある。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1073883.html
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1073966.html
http://animationbusiness.info/archives/3570
先日、ネットフリックスがメディア向けにイベントを行い、その際に多数の新作アニメを配信することを発表した。
前々から日本のアニメにチャンスがありそうだということを日本支社の社長が言っており力を入れていく発言をインタビューで口にしていた。
ところが、しばらくそういった動きがあまり表に出ていなかったのだがここに来て急に本格的になってきた。
恐らく日本に組織を設立して、アニメの制作会社と話をつけ、大々的に発表できるようになるのに数年間かかったというところだろうか。
『DEVILMAN crybaby』 = アニプレックス/サイエンスSARU
『B: the Beginning』 = プロダクションアイジー
『A.I.C.O -Incarnation-』 = ボンズ/バンダイビジュアル
『LOST SONG』 = LIDENFILM(ウルトラスーパーピクチャーズ)/ドワンゴ
『BLAME!』 = ポリゴン・ピクチュアズ/キングレコード/講談社
ネットフリックスは独自コンテンツの作成に力を入れており、様々な国のクリエイターと手を組みコンテンツを製作していることは知られている。
ネットフリックスの収集したデータによるとネットフリックスでアニメを見ている人の90%は日本以外の人達で、特にアジアやラテン系国家で多く見られているとのことだった。
アニメエキスポに参加した人達からしばしば聞く、参加者にアジア系、ヒスパニック系、黒人の人達がかなりの割合で存在しているという話とも合致する。
そういった層を新たにネットフリックスに取り込む一つの手段として強力な武器になると考えたのかもしれない。
また、アニメ制作会社側にも権利関係や契約が複雑な製作委員会方式だけに頼るよりもマネタイズの方法を複数持てるのはメリットであると思う。
ネットフリックスの独自配信しているコンテンツは100億円かけて製作されているドラマもあるといわれており
それに比べると数億円で1シリーズ製作できる日本アニメは費用対効果の面で有用であるという声もある。
もし、今後制作費用が高騰化して2~3倍になったとしても、きちんと海外のユーザーに届けば十分リクープできると考えたのかも知れない。
ただし、海外のネット配信会社は全話製作後、全て納品した上で制作費を払うのが主流のため、一部の自転車操業のアニメ製作会社でメーターへの金払いを渋っているのではないかという噂も出ている。
最終的に会社はお金をもらえるが製作中は非常に苦しい状態になってしまうというわけだ。
今後はアニメ制作会社にもそういったよりシビアな経営感覚が必要になってくる可能性は出てくる。
※とりあず最初は誰かから融資してもらったり銀行で前借とかできんのかねぇ。ネットフリックスが数年内につぶれるのはなかなかなさそうなので審査通りそうなもんだが。まぁそんな甘くないか・・・
他にも現状把握しているものでは海外への配信が遅れてしまう点が問題になっている。
違法配信サイトからオフィシャルな配信サイトへと移行したクランチロールでは日本とほぼ時差なく字幕をつけた状態で配信する体制が整いつつあったが
ネットフリックスは春からやっているリトルウィッチアカデミアなどがそうだが、日本で全話放送完了した段階で配信し始めるため海外アニオタの間で不満が高まりつつある。
日本ではSNSでワーワー盛り上がってるのにそれを横目に黙って待っているしかないからだ。
ネットフリックスで解禁される前に映像に字幕をつけて違法配信してしまうわけだ。
ヴァイオレットエヴァーガーデンが同じ状況になっており、来年1月に国内で放送されたあと春から全世界配信される。
京アニは英語圏でも中国でもかなりブランドイメージが形成されつつあり、ファンがかなり多いため、ファンサブが猛烈な勢いで増大すると考えられる。
恐らくこれは全話製作完了した後でなければ納品できないという問題と、日本国内ではテレビで毎週放送するというハイブリットな制作体制が生み出してしまった状況ではないか。
これを解決するために、ネットフリックス側で完全に主導権を握ってしまえばよいという結論からでてきたのが今回の発表につながったのではないか(あくまで推測だが。これで状況変わらなかったらとしたらごめんちょ。
これ以外にもAmazonや中国のビリビリ動画、国内でもdアニメストアなどアニメ配信の状況がただの一視聴者にもはっきりわかるほどに地殻変動を起こしつつある。
別にここまで調べなくても良いのだが、ある程度追っておかないと「このアニメが放送されているのを知らなかった」という状態になる可能性も出てきた。
特にネット配信だと実況的な文化で対応できない部分が増えるためSNS拡散が弱まる。
ここからゲーム業界のように、プラットフォーム独占、時限独占、マルチプラットフォーム化のように進むのかどうかまではわからない。
場合によっては完全に分断されて結果的に日本国内では総アニメ視聴者が減ってしまうという事態も考えられる。
現在の余りにも酷いアニメーターなどへの待遇を考えれば競争が激化し価格が高騰するのは良いことである。
もちろんついてこれなくなり淘汰される企業もでてくるだろうが・・・
それはある意味日本のアニメ業界では今までも通ってきた道である。
最終的にはより質の高いアニメコンテンツが製作されることになるはずだ(もちろん、アニメ制作会社はそれ相応の政治的立ち回りが求められることになると思うが
ヴォルトロン、悪魔城ドラキュラ、マスターオブスキル(Quan Zhi Gao Shou)等
明らかに日本アニメスタイルに影響を受けた作品が多数出てきている。
マスターオブスキルは後半失速したため最初期よりは若干勢いを失ったが2期も製作されるとのことでまだまだ目を話せない。
アニメスレートで発表された作品にも制作会社自体は日本のアニメ制作会社だが外国人がプロデューサー・監督・脚本を担当する「キャノンバスターズ」、外国人が脚本担当の「聖闘士星矢」がある。
redditのアニメ板(r/anime)では現在、日本製のアニメ以外はAnimeとして認めない風潮があるが、この勢いが続くとこういった壁も崩れていく可能性がある。
将来的にはゲーム業界のような各国で争う群雄割拠状態が訪れる可能性すらあるわけだ。
http://b.hatena.ne.jp/entry/www.asahi.com/articles/ASK8656TGK86UOHB00S.html
学校だから、普通は車を使うところを歩かせてもいい。学校だから、指導者が無資格でもいい。学校だから、適切な救護措置を取らなくてもいい。学校だから、第三者の監視を置かなくてもいい。学校だから、必要な行動をしなくてもいい。これって何なの? 「営利企業は儲けが大事だから、保護具の購入費をけちって労働者に毒ガスを吸わせてもいい」なんて社会では通用しないよね。「学校だから、生徒が死にかけていても様子を見ていればいい」なんて通用するわけがないよね?
学校の何が「だから」なの? そして、これはいつになったら、どのような機構によって、認識され、対策され、是正され、評価されるの?
だから生活保護受給開始時点で借金がある場合、債務整理を勧められる。
自分の場合、最初は病気が数ヶ月で収まる予定で借金も40万+奨学金程だったから「指導」までは受けなかった。
まぁ結局は借金を返す為に借金をはじめて、あっと言う間に300万を超えて債務整理を検討中だ。
制度がそれぞれある。
それでだが、その願い出の書式には返還が困難な理由にチェックマークを
入れるところがあるのだが、そこには生活保護が明記されている。
やっこさん共だって、金貸し業のプロなら生活保護からの借金返済が禁止なことくらいしっているはずだが、
それを知った上で、生活保護受給中でも一時的な延期は認めるから、返還しろと言っているのだ。
利息以外はサラ金と変わらないと言うのがよく分かる。
一応あれで国の機関なんだがな。
奨学金を借りるんなら保証人を立てるじゃなくて、機関保証にしておけ。
https://anond.hatelabo.jp/20170725165053
いいなーと一瞬思ったので調べてみた。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/necchusho15/dl/nenrei.pdf
そういう装置を原価200円で付けられるとしても、年間250万台の売り上げがあるので年間5億円のコスト増になり、2-3人の人命にぎりぎり見合うくらいか。
少なくとも標準装備ではわりに合わなさそう。
だからといってオプションにすると、車に幼児を放置するような親は選択しないだろうし…。
法規制の道しかなさそうだけどそんなレアケースのためにがんばれるか。
なんというか救われないな。
こっちのほうがみんなが嬉しくてペイしそうではある。
自動車の車内に幼児が放置され熱中症により死亡するニュースを見るたび、ほんといたたまれない気持ちになる。
もちろん自分の意思で扉を開け閉めできない幼児を置き去りにする保護者に責任があるのは明らかだけど、
自動車会社は、この問題を企業努力により解決できるかもしれない問題と捉えているのかを知りたい。
別に車内の温度上昇を抑制する機構を開発しろなんて無茶を言うつもりはなくて、自動車はセンサーの塊だから、温度計なんて既に搭載されているのだし、
例えばここに人感センサーもしくは赤外線センサーを足して、車内に人や動物がいるかを検知できるようにして、後は通報システムさえあれば、
「車内に人や動物がいるのに車内の温度が異常に上昇しており、一定時間が経過したタイミングで通報する」ことが簡単にできるんではなかろうか。
ドライバーの不注意で発生する衝突事故などは物凄い勢いで対策されているのに、一見簡単そうに見える熱中症対策がなされないのが不思議でしょうがない。
試しに「トヨタ 熱中症 対策」などと調べてみても当たり前だけど工場の熱中症対策くらいしかヒットせず、前述の置き去り事件の対策に関する技術は見る影も無い。
それとも、実はとっくの前からみんな取り組んでいて、まるで解決ができないとんでもなく難しい問題なのならそれはそれで気持ちの整理がつく。
トヨタとあえて書いたのは、名指しされることで責任感が少々増すことを期待してるだけなので、
別に日産でもホンダでもマツダでもスバルでも全然かまなわいから、一日でも早く、ほんとこんな悲しいニュースを見ないで済むようして欲しい。
ハンドスピナー、ADHDだからといって全員にハマるものではないと思うけれど、常にどっか動いてる系の俺には滅茶苦茶ハマったし効果があった。
元来回転系の動作が好きなのか、何も持っていなくてもリボルバーをくるくると回してからホルスターにしまうまでをイメージした動作や、
両手に持ったナイフをくるくる回して腰の後ろにしまう動きをイメージした動作を歩きながら頻繁にやってしまう俺だ。素養は十分にあったのだろうと思う。
先日、やっすいハンドスピナーを買ってきた友人に試しに回させてもらったところ、友人と別れるまで5時間借りっぱなしで回し続けた。
借り物なのでトイレに行くために一時的に手放すのが惜しくなるほど、あっという間に体の一部になってしまった。
回し続けながら会話や飲食もしていたけれど特に支障はなかったし、いつも止まらない身体の反復、旋回運動などが、ものの見事にハンドスピナーに吸収されたことに驚いた。
話題への集中性もわずかながら改善されていたような気もするが、ここは正直まだイマイチよくわからない。
その後、他の人からもハンドスピナーを借りたりして結構な時間触って自分なりに考えた結果、
ガチャガチャのものでも機能的には十分なものの、もう少し握り込んだり、持ったまま回さずに別の指の手遊びもしやすいものがあればよさそうだという結論に達した。
やや高級なハンドスピナーも触らせてもらったが、回している手ごたえや抵抗感が多少ある方がいいらしく、あまりスムーズに回るものは逆に合わなかった。
スムーズに回転するものでも、回しながら少し角度を変えると抵抗は感じられるのだが、やはり少し物足りないし、何より手首をひねる動作をすると頻繁に落としてしまう。
とにかく、左手で回して止めて回して止めてを意識の外側スレスレのところでやり続けているのが非常に落ち着く。
別に見つめたりはあまりしなかったし、回し始めてもすぐに止めてまた回すだけなので、普通に回して1分ほど回り続けるなら極端に長時間回転する必要もない。
これまでしていた手遊びだと、ペン回しは右手でしかできなかったので実際に書く作業が進まないという弱点があったので、その辺りを克服した感がある。
いい加減、良さげなものを探して買おうと思って探した結果、回転に連動する歯車パーツが組み込まれた、
9ギア連動の製品が有名っぽいハンドスピナーの3ギア2翼構成の小型のものを見つけてポチった。
評価の高い製品なので回転がスムーズすぎたらどうしようというのが少し心配だが、ギア連動の余分な機構がいい感じに抵抗として機能してくれることを期待している。
週末には届く予定なので楽しみだ。
当方、フリーの IT 技術者。ある Web ベースのシステムを開発しているのだが、プロジェクトのマネージャー、リーダーをはじめとするメンバーの無知と無理解のおかげで作業が進まずに困っています。
ブラウザーのキャッシュの仕組みを少しでも知っている人なら、非 IT 系の方でも読めるように書きました。ぜひ助言をお願いします。
私は発注元(A 社)に客先常駐している。私が契約しているのは A 社のグループ会社である B 社だ。
A 社内のチームメンバーは以下のとおり。
さて、今開発しているシステム(以下システム P)はもともとスタンドアローンで運用する形態だったが、最近クラウドバージョンの提供も始まり、現在はスタンドアローンバージョンとクラウドバージョンの並行開発となっている。X さん、Y さん、Z さんは主にクラウドサーバーの管理や、私や W さんが作った部分のテストを担当している。
クラウドバージョンの初めてのアップデートを控えた 6 月に問題が発覚した。コードをアップデートすると、ブラウザーのキャッシュが効いていて表示がおかしくなるというのだ。
プログラマー以外の 4 人は実は Web システムの案件は初めてで、ブラウザーのキャッシュの仕組みすら理解していない。X さんから相談を受け、「Web アプリケーションからブラウザーのキャッシュをクリアーすることはできない。代わりに、HTML から読み込まれる外部リソースの後ろに『?v=3.14』のようなダミーのクエリー文字列をつければよい。アップデートのたびに数字を変える。これは一般的に採用されている手法で、これ以外の解決策はない」ということを伝えた。具体的にコードエディター上で修正イメージを見せて、すべてに対応するのに 1 日あればできる、とも。
これで「そうですか、ではお願いします」となれば、テストを含めて 2、3 日で終わった話なのだが、ここから長い混乱が始まる。
X さんから、「変更箇所をなるべく少なくしたいので、前回リリース分と今回リリース分で変更のあったファイルのリストを出してほしい」と言われる。変更のないリソースにはクエリー文字列をつけたくないらしい。
内心呆れつつ、Git (ソースコード管理システム)でファイルの変更履歴を調べ、一覧表を提出した。X さんに「それぞれのページでソースコードを確認し、この一覧表に載っているファイルにはクエリー文字列がついていることをひとつひとつ確認するのですよね。却って手間が掛かりますよ。それよりも、すべてのファイルを対象にしたほうが作るほうもテストするほうも楽です」と伝えた。
6 月も残り 1 週間を切ったある日、Z さんから、「実際に問題になっているのはどのファイルのどの部分か、スタイルシートのどのクラス・ID 指定が効いていないのか、V さんが知りたがっている。原因解明に必要なので調べるように」と指示が出る。
私は「ブラウザーのキャッシュが効いているためで、キャッシュを消すか無効にすれば直る。今までも修正のたびにテストではキャッシュを消してもらっていたでしょう」と説明するが、調べろ調べろと繰り返すばかり。「そんなことを調べて何になるんですか。キャッシュの問題ですよ?」と言うと、Z さんは手をわなわな震わせて、「お客さまが知りたいと言っているのに、『そんなことを調べて何になるんですか』とはどういうことですか!」と声を荒らげる。しまいには「お客さまのご要望にお応えして私たちはお金をもらっている。お客さまからの依頼なら応えるのが当たり前」と言い出す。技術的に意味がないことをいくら説明するも理解されない。
非プログラマー 4 氏の知識の底上げをしないといつまで経っても平行線だと思い、Redmine (課題管理システム)にブラウザーのキャッシュの仕組みを解説する文書を投稿した。ほぼ同じものを以下に掲載する。非技術者にも分かりやすく書いたつもりだ。あまり細かいことを説明しても混乱させるだけだと思い、リクエストヘッダーの Cache-Control や Expires などは説明を省いた。
キャッシュとは
キャッシュ(cache) とは、一度読み込んだデータを内部に保存しておく機構のことです。2 回目以降の読み込み時はキャッシュを読み込むことで、処理時間の短縮を図ります。
ウェブブラウザーにおけるキャッシュは一般に、HTML ファイルおよび HTML から読み込まれる外部リソース(スタイルシートファイル、JavaScript ファイル、画像ファイルなど)に対して適用されます。
キャッシュが作られるタイミング
ブラウザーがあるファイルを読み込もうとする時、キャッシュがなければ実ファイルを読み込んだ上でそのファイルの内容をキャッシュします。
キャッシュが破棄されるタイミング
キャッシュがいつ破棄されるのかは完全にブラウザー依存です。異なるファイルのキャッシュが同じ期間だけ存在するかどうかも分かりません。
キャッシュはユーザーがブラウザーの操作で明示的に削除(クリアー)することはできますが、 サーバー側からクライアント(ブラウザー)のキャッシュをクリアーすることはできません。
ウェブアプリケーションのキャッシュ対策
ウェブアプリケーションをアップデートした際、クライアントのキャッシュを無効にするために、以下の手法がよく使われます。
< link rel="stylesheet" type="text/css" href="style.css" > < script type='text/javascript' src='script.js' >< /script > < img src="picture.jpg" alt="" width="640" height="480" >このような外部リソース読み込みについて、ファイル名の後ろにクエリー文字列を追加します。
< link rel="stylesheet" type="text/css" href="style.css?v=2.4.0" > < script type="text/javascript" src="script.js?v=2.4.0" >< /script > < img src="picture.jpg?v=2.4.0" alt="" width="640" height="480" >スクリプトでない静的ファイルにクエリー文字列を付加しても、読み込まれるファイルは同じです。つまり、
style.css
とstyle.css?v=2.4.0
は同じ style.css というファイルを指します。ブラウザーが style.css をキャッシュしている状態で、この行を読み込んだとします。
< link rel="stylesheet" type="text/css" href="style.css?v=2.4.0" >ブラウザーは「
style.css?v=2.4.0
というファイルはキャッシュにない」と判断し、style.css?v=2.4.0 というファイルを読み込みます。結果として、ディスク上の style.css が読み込まれてスタイルシートが更新されます。この HTML をまた読み込んだ時は、「
style.css?v=2.4.0
というファイルはキャッシュ済み」と判断し、ディスク上のファイルではなくキャッシュを利用します。ウェブアプリケーションをバージョン 2.5.0 にアップデートする時には、「
?v=2.4.0
」の部分を「?v=2.5.0
」に書き換えてリリースします。< link rel="stylesheet" type="text/css" href="style.css?v=2.5.0" > < script type="text/javascript" src="script.js?v=2.5.0" >< /script > < img src="picture.jpg?v=2.5.0" alt="" width="640" height="480" >同様の仕組みで、2.4.0 時代のキャッシュがあっても 2.5.0 用に書き換えられたファイルが読み込まれ、キャッシュの問題は起こりません。
この手法は、キャッシュ問題を解決する手段としては一般的に用いられているものです。俗に「キャッシュバスター (cachebuster)」とも呼ばれます。
数日経った日の午後。Y さんが A4 判数ページにもなる「調査報告書」を作成した。問題になっているスタイルシートについて前回リリース分と今回リリース予定分の差分を取り、それぞれの行について「新規」「変更」「削除」の印をつけ、「とりあえず、このクラス指定が効いていないだけなので、HTML 中にインラインスタイル(< div style="..." >)で指定すればよい」と結論づけていた。
報告書には「状況から見て、変更・削除されたスタイル指定は影響が出るらしい。新規に追加した部分については影響がないようだ」とも。私が書いた説明を読んでいないのか、理解できなかったのか。
この報告書を元に、X さんから「この行とこの行にインラインスタイルを指定してください。これで暫定対応とします」と指示が出た。
私は「この修正は何ら根本的な対策になっていないことは理解していますか。『現状で問題になっている箇所』は、この環境でたまたまそうなっているだけの話で、ほかのお客さまの環境では別の画面が崩れるかもしれないのです。それを承知の上で、これを暫定対応としてよいのですね」と X さんに確認。X さんは「はい」とだけ答えたので、黙って作業を完了した。Git のコミットメッセージに「この方法は何の効果もないこと、それでも作業をしてよいのかを X さんに確認の上、作業」と書いてコミットした。
しばらくすると X さんから「うまく表示されています。OK です」と報告があった。
夕方、私が帰ろうとすると、X さんが Y さんに「画面がおかしい」と言っている。横から覗くと、先ほど「暫定対応」とやらを入れた画面で、表示は正常だがボタンを押しても何の反応もない。私は静かに「JavaScript のキャッシュですね」。
聞けば、Y さんは「キャッシュはスタイルシートにだけ効く」と思い込んでいたらしい。やはり先の説明を読んでいないようだ。そして、Y さんの環境ではボタンは有効だったとも。
私は「Y さんの環境では(JavaScript の)古いキャッシュは効いていなかった。X さんのところではキャッシュが効いていた。これが、私が言っている『環境依存』の意味です。昼の暫定対応ではダメなんです。半月前から私が言っているように、すべての外部リソース読み込みにキャッシュバスターをつけないと解決にならないんです」と伝える。
Y さんは観念した様子で、「キャッシュバスターって、一部分にだけ適用することもできますか」と聞く。この人、理解してないなと思いつつ、「はい、できますよ」と返すと、「では、問題の発生している範囲を調査して、問題が起こっているファイルにだけキャッシュバスターを……」。やはり何も分かっていない。
私は繰り返し、ブラウザーのキャッシュは環境依存なのですべての外部リソース読み込みにキャッシュバスターを付加しないと無意味だと説明した上で、こう付け加えた。
「指示されたことだけを黙ってやっていれば、そりゃあそっちのほうがラクですよ。でも、喧嘩をしてでも、場の雰囲気を悪くしてでも自分の意見を主張するのは、技術者としてのちっぽけな良心からです。お願いですから、専門家の言うことを聞いてください。私の意見が信用ならないのでしたら、ほかの技術者に意見を聞いてください」
この数日後、本件の対応を先送りにすることが決まったと X さんから報告があった。
聞けば、リリースを急いでいるのは特定の顧客の要望によるものらしい。その顧客はスタンドアローンバージョンを利用しているので、アップデートの現地作業の際にブラウザーのキャッシュを消してくればいいとのこと。
リリースに間に合わない間に合わないとあれだけ騒いでいたのに。プロジェクト管理がまるでできていない。
そして今日の夕方、この件についてレビューを開きたいとプロジェクトマネージャーの V さんから言われる。レビューって、何をやればいいんだろう。何をすれば気が済むんだろう。Redmine に書いた説明を読んで理解してもらえれば、やるべきことはひとつしかないと分かろうものなのに。
X さんから質問を受ける。「例の件、ほかの方法はないんでしょうか。『こういう方法もあるけれど、工数が掛かるので採用しません』というのがもしあれば話が進めやすいかと」。残念ながらありません、せいぜいファイル名そのものを変更するくらいですが、本質的には同じことですし管理の手間が増大します、と伝えた。
ついでに、X さんに「あの説明を読んで、よく分からない部分があったら教えてください」と尋ねると、実は忙しくて斜め読みしかしていないと白状された。その状態で対応策を一生懸命協議していたのですな。
レビューの席でまた一悶着ありそうだ。どうやったら彼らを納得させられるのだろうか。信用できない技術者に説明してもらったって、信じないんだったら意味がないのにねえ。
さんざんメディアで報道されていますが、2017年7月2日の都議選で自民党が歴史的大敗北を喫し、都民ファーストが過半数の議席を獲得しました。
個人的には全く興味のない選挙でしたが、結果には非常に驚いており、これを受けて考えたことがあったので、ここに書き記しておくことにしました。
今回は結果は筆者にとってもかなりの衝撃的でした。
自分の人生の中で、ここまで劇的に自民党が敗北した選挙を見たことがありません。
私は政治については門外漢ですが、それでも政治の流れが大きく変わろうとしていることは容易にわかります。
自民党の敗北には、森友学園や加計学園の文科省を巻き込んだスキャンダル、また、豊田真由子議員によるパワハラ、稲田防衛大臣の選挙応援中の失言、共謀罪の強行採決など、様々な要因が絡んでいると思われます。
これだけスキャンダルが重なれば選挙で逆風になるのも不思議ではない、豊田議員や稲田防衛大臣の問題などはダメ押し的な感じだったのではないかと考えています。
1つは就職氷河期支援対策に関するもの、2つは海外の動向を参考にした今後の政治動向の考察記事です。
(参照1:日本経済新聞2017年6月26日夕刊『「就職氷河期世代」 スキル手に再出発 45歳未満向け介護・IT関連めざし長期職業訓練 』http://www.nikkei.com/article/DGKKZO18033760T20C17A6NZBP00/)
(参照2:日本経済新聞2017年6月8日『氷河期世代は日本の「忘れられた人々」か 編集委員 藤井彰夫 』http://www.nikkei.com/article/DGXMZO17366530W7A600C1000000/)
厚労省が就職氷河期世代の支援に乗り出したことは既に報じられている通りですが、『「就職氷河期世代」 スキル手に再出発 45歳未満向け介護・IT関連めざし長期職業訓練 』には具体的支援策が書かれています。
この記事によると、厚労省は主に介護などの福祉資格やIT資格を取得する訓練を就職氷河期世代に提供し、安定した就労につなげる取り組みを試みているようです。
しかし、私のこの記事を読んでの率直な感想は「一時的には安定するだろうけど、根本的な解決にはならないな」というものでした。
そもそも就職氷河期(団塊ジュニア)の貧困問題の根本は、20年近い就労人生の中で長期間に渡って低収入だったこと、だと思うのです。
その間、企業は厚生年金の半分を払うのを渋って、偽装請負などと称してこの世代の多くの労働者を厚生年金に加入させなかったことも多く、さらに低収入のため国民年金の掛け金すら払えなかった、という就職氷河期世代の人も少なくないと思われます。
現在の収入、そして老後のための資産という点に関しては、他の世代の想像を絶する貧しさがこの世代にはあると思うのです
それにも関わらず、厚労省が彼らを救うために用意した仕事は介護・福祉などの低収入の仕事。
そして、ITの仕事にしても「IT系資格の実情に詳しい森システムコンサルタンツ(東京・台東)社長の森隆直さんは「40代半ばで学ぶことはできると思うが、応用情報技術者は暗記が多く若い世代に向く」と指摘。処遇でみれば、シスコ技術者中級を取得しても「年齢にかかわらず月給24万~25万円が相場で、既婚者では苦しいのではないか」と言われる始末(参照2の記事より抜粋)。
私は「多分これで就職できたとしても、その人たちは経済的自立がせいぜいで、老後のための資産形成などはほぼ不可能」と思っており、結局、体に鞭打って働いても最後は生活保護で老後の生活をみてもらうことになるではないかと思いました。
つまり、この程度の就労支援では『就職氷河期世代のきわどさ - NIRA総合研究開発機構file:///C:/Users/makiko/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/RMJRNF6L/0801report.pdf』で示唆されているような、“就職氷河期世代のために生活保護費を年間17兆円払う未来”は避けられない、と思うのです。
(就職氷河期世代でがんばっている人の中には、既に介護・福祉やIT関連で資格を持って働いている人も多いはずです。そして、あまりの過重労働や低賃金で離職してしまった人がいるのではないでしょうか…)
次に、『氷河期世代は日本の「忘れられた人々」か 編集委員 藤井彰夫 』では、昨年のイギリスのEU離脱の国民投票、トランプ政権誕生の背後にあると思われる「忘れられた人々」の反乱が言及されています。
私も、まさかイギリス国民がEU離脱を選択するとは思っていなかったし、それ以上に選挙中、様々な暴言で話題になったトランプ氏が大統領になるなんて夢にも思っていませんでした。
イギリス、アメリカそれぞれに、日本という外の国からは見えない、「忘れられた人々」がたくさんいることを知らず、彼らが1票ずつ平等に投票権を持っていることにも考えが及んでいなかったのです。
そして、もし日本にイギリスやアメリカと同じような「忘れられた人々」いるとしたら、藤井氏が指摘するように就職氷河期世代がまさにそれに当たると思います。
当時の就職状況や、その後、就職氷河期世代の人々か置かれている現実にメディアが目を向けることも少なくなりました。
今の30代前半~20代の人にとっては、「就職氷河期世代って何それ?本当にあったの?」という感じかと思われます。
また、バブル世代から上の世代にとっては、ある意味自分たちの過ちの記憶として忘れたい世代でもあると思います。
20年間という歳月をかけて、就職氷河期世代はどんどん社会から顧みられない存在になったと思われます。
イギリスもアメリカもまさかと思う選挙結果で国の方向性が大きく変わりました。
突然起きた「忘れられた人々」の反乱がもたらした選挙結果でした。
そして、今度は東京都がまさかと思う選挙結果で変わりつつあります。
この選挙で、「日本の忘れられた人々」がどういう投票行動を取ったか、私にはわかりません。
その影響力も、わかりません。
しかし、海外の事例を見るにつけ、将来、国政選挙において突然「日本の忘れられた人々」が起こる可能性も0ではないと思われます。
なぜならば、「日本の忘れられた人々」である就職氷河期は人口構成の比率に置いて、その力を十分持っているからです。
そうしたことを思う時、現政権が現在のような厚労省の支援策で、この「日本の忘れられた人々」の心をつなぎとめられるのかどうか、甚だ疑問に思われるのです。