2017-08-23

月曜日の朝、スカートを切られた

キャッチーでエッジの効いた詩。幾つか自分過去を思い出した。

一例目。中学生部活の帰り道で知らない男性握手を求められた。断ると、免許証を出して来た。自宅から然程遠くない道で、セーラー服を着た黒髪の私は彼にとって魅力的だったのだろう。帰宅し、翌日言いづらい気持ちを抑えて学校担任に報告した。女性教師曰く「本当に好きだったんじゃないの?」同じ女でも、理解を得られる事は無かった。クラス学級崩壊のような状況を抱えたまま受験期を迎え、担任は別の学校へ赴任した。最後の日、彼女が贔屓していた男子生徒達は誰一人来なかった。

二例目。高校生。駅で電車に乗り込もうとした際男が階段下腹部露出自慰に耽っていた。友人に「見ては駄目だ」と言われたが直視してしまった。あれが何曜日だったか覚えていない。塾に敢えて制服で通えば大学生講師が「ええなあ」と褒める。

三例目。駅で毎回痴漢に遭っていた。ある日意を決して痴漢の腕を捕まえた。しかし思いの外男はすばしこく、取り逃がした。その時聞こえたのが女性の「やめなさいよ」という声。誰も傷付いた心を助けてはくれない。

最近では自分を守る為に、思い出さないようにするという機構が備わっていた。しかし、何年も昔被害に遭った事を思い出すあたり割と根は深いのだろう。

女は女の魅力を高める為に制服を、スカートを着せられる。ズボンを履くという選択肢は与えられない。こうやって整理した所で、ブクマによるセカンドレイプが始まる。社会はそういう風に出来ている。

  • 一例目はどうだろう。 一目惚れからの告白は、やはりマンガとイケメンに限るのだろうか。 程度はあるが、一例目に関しては、何をするかではなく、誰がするか、という問題の気がする...

    • 問題なのは面識無い相手から接触される機会が制服を着用しているだけで格段に増える事。 それによって被った感覚を誰にも共感して貰えず、その善意か悪意だか分からない物から遠ざ...

  • こういうことか。 http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1937139.html

    • それに近いかもな。 読んでてもう一例思い出した。 満員電車の中で手を握られた。痴漢の一種だろうが他人に手を触られるのが気持ち悪かった。芋づる式にどんどん出て来るな。

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