ここでは東工大の化学で7割程度(※)を取れるようになるための勉強法を紹介する。
化学熱力学や量子化学のような物理化学の範囲は非化学系でも勉強すれば解けるようになる。
4年生のうちに完璧にすること。
●無機・有機は徹底的に過去問を解く
有機は電子の気持ちになって自由自在に反応機構が立てられれば解けるのかもしれないが、非化学系には無理がある。
仕方ないので、徹底的に過去問をやる。
過去問を解けば本番でも解けるようになるのかと疑問に思うかもしれないが、実は過去に何度も同じような有機の反応が出ていたりする。
過去問を徹底的に解いてると、「この問題は絶対に解けるようにすべき」とか「この問題は化学系以外絶対に解けない(=解けなくても問題ない)」といったことが分かるようになる。
また、私の場合は周りに化学系がおらず、化学系の教員が一人しかいない上に多忙なので教わることがほぼできなかった。
そこで次のような手順で勉強会を開いて過去問を頑張って解く。なお、期間としては4年と5年の間の春休みあたりからを想定している。
(2)大学で使われている有機化学・無機化学の分厚い本を用意する
(3)同じ東工大志望の人を探す(2,3人程度いると良い)
(4)週一程度で集まって過去問を一年分解くことにする。事前に誰がどの問題を解いて来るか割り当てておく。(基本的に有機・無機の問題は調べるのに時間がかかることに注意)
勉強会を開く上で気を付けることは以下の通り
反応機構をたくさん目にすることで、未知の反応に関しても結果を予測することができるようになる
・割り当てられなかった問題に関しても自分である程度考えておく
実際に勉強会をやると分かるけど、準備の大半は有機と無機の「調べ学習」になる。
(※)ここで7割と書いたのは、実際に勉強会で一緒だった人が7割程度点を取っていたから(開示済み)。私は東工大入試前に第一志望先に合格したので受けてませんが、受けていたとしたらおそらく私も7割程度?