「都市」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 都市とは

2021-03-09

シン・エヴァンゲリオン見てませんけどレビューを書きます

エヴァーといえばあれでしょ。パチンコとか。

まぁ話題からレビュー書いてもいいとおもったから書きます

 

まず舞台宇宙世紀0079の地球にある国「SIN-TOKYO」ですね。ここまでは基礎知識

ここでは巨大戦兵器エヴァーってのが開発されてて宇宙からくる悪の使徒帝国と闘うってのはみなさんご存知だとおもうので割愛します。

本来であればロボットにの人間主人公なんですが、シン・ゴジラみたいに今回の主人公はその都市に住む宇宙災害対策NERV職員のシン。

相方エヴァーパイロットのリオン。この二人が繰り広げるドタバタハートフルギャグコメディ映画館は笑いに包まれてました。

特にリオンの「エヴァー、売るよ」は有名なセリフだと思うのですが、今回の映画は至る場所でいいますねw ちょっとくどいと感じる人がいるかもしれないので注意です。

 

まず最初になんか◆の使徒がせてめくるところからはじまります

ここでシンの「逃げちゃダメだ」がいきなり炸裂!ファンサービスを忘れてませんね。会場も「9年ぐらい立っても大丈夫だな」とホッとしたとおもいます

宇宙災害対策課としてはとにかく冷静に市民避難させるところなんですが、Bブロックミサトさん家のペンギンがなかなか避難しない模様。

シンが「俺にいかせてください!」というのですが職員安全第一に考えるゲンドウは中々首を縦にはふりません。

そこでリオンがNERV本部エヴァーで穴を開けます

リオン「ほら これでここも安全じゃなくなったぜ」ってセリフに痺れました。

いつものリオンらしい強引さに会場の女性ファンメロメロですね。

シンがBブロックミサトさん家につくとペンギンが立てこもってました。

なんか◆の使徒がもうそこまで迫ってきている…ペンギンを説得するシン。

そこでエヴァーにのったリオンが再び登場!「ペンペン聞いてるか?エヴァー、売るよ!」でましたこセリフ

これでハッとしたペンギンがなんとか避難

リオンの大立ち回りで避難完了。おなじみ「ローリングエヴァーバスターライフル」でなんか◆の使徒は倒しました。

 

ここでもう1時間過ぎてることに気がつく。体感3分ぐらい。それぐらいのめり込みました。

残り30分はぜひ劇場でみてほしいのであえて書きませんが、内容としてはシンと父親ハートフルストーリーが展開されます

大人になったな」というセリフはまさに長年ファンが望んでいたセリフだと思いますよ。

分かりやす個性がある街

ラパス

ボリビア首都

高山にあるすり鉢状の街で、すり鉢の底にあたる部分は空気が濃いので富裕層が住む中心街に、辺縁部は空気が薄いのでスラムみたいな感じになっているらしい!

ブダペスト

ハンガリー首都

ドナウ川に二分されていて、西側ブダ東側ペスト。(逆だったかもしれねェ…)

ブラジリア

ブラジル首都

計画都市で、上空から見ると街路が鳥(飛行機?)を象っている!

ヴェネツィア

イタリア都市

言わずと知れた水上都市

ときどき潮位が高まって街が水没することがあり、アックア・アルタと呼ばれているらしい。その辺まで含めて創作ネタにされがち。

 

かにない?

anond:20210309100132

野性では有効だったが現代都市社会では無効になってしまった範囲だと、エロ写真(=他人発情している視覚情報)みて不快になってしま女性が多いのは、割と問題本質に近い深刻なバグやと思う。

コンスタンティノープルってかっこよすぎだろ

さっき夜道を歩きながら思ったのですが、コンスタンティノープルって名前としてあまりにカッコ良すぎるだろ

俺が住んでる街なんて「池田」だぜ

池と田ってなんだよ ナメてんのか? 

イケダって響きもダセー 終わっとる

コンスタンティノープルはすごいよ

俺、現時点で感動してんのに、名前意味知らないからなまだ

これから調べて、どうせカッコいい意味で、さらにカッコよくなっちゃうんだよ

コンスタントに何々、っていうと大体'継続的に"って感じのニュアンスになるけど、それとは関係あんのかな

映画コンスタンティンとかも関係ありそう あれはキリスト教ベース悪魔退治映画っぽいから、キリスト教用語だったりするんだろうか

 

調べてみると、コンスタンティヌス帝の名前+「都市」みたいな意味の「ノープル」部分らしい ノープルはポリスとほぼおんなじものだとか

あー、人名かあ!しかし、じゃあコンスタンティヌスはなんなんだろう?

コンスタンティヌス(Constantinus)は、ラテン語男性名、不変等の意味を有するconstantに関連する名前

はいはいはい、やはりカッコいいではないか

この際、皇帝名前を経由してたことは忘れて、「不変」にだけ注目したいね

「不変なる街、コンスタンティノープル!」

まりにカッコ良すぎるだろ

永田町なんかと若干かぶるところはあるが、田が漂わせる生活感がなくて、響きもカッコいいのでやはり格が違うな

 

コンスタンティノープルに生まれたかった

2021-03-08

地方地主が失敗した話

 私は地方の中核都市に住んでいて、祖父の代から貸しビルといくつかのアパートを所有している、いわゆる地主というやつだ。

 祖父農家だったが、自分農地の近くに駅ができて固定資産税がはね上がったので、仕方なく農地の半分を売り、残りの農地の上に売ったお金ビルを建てたらしい。

 祖父最初こそテナント賃料の集金をやったりして、不動産管理みたいなことをしていたらしいが、途中から不動産管理会社に任せ、晩年自分がやる必要がある事務も父に任せていた。祖父は少しだけ残せた畑で野菜を作り、テナント中の人にあげたりしていた。悠々自適生活である

 その祖父が一昨年に亡くなった。事業用の土地に関しては全て父が相続することができ、円満相続ではあったが、祖父も父も相続税のことは深く考えていなかった。父は、税金の申告を任せている年配の税理士相続税について相談したが、アパートの数が多くて相続の方は面倒が見れないので他をあたってくれと言われ、大きな税理士事務所に相談に行った。その中で、試算しただけでも相続税だけで軽く数億円はいくと言われた。うちの持っている物件収入の十数年分の金額らしい。父はとても払える金額ではないと嘆いていた。

 仕方ないので物件を売って納付資金にすることにした。相続税は亡くなってから10ヶ月以内に申告と税金の納付をしなければならないらしい。そのため、最初アパートをいくつか売って、収益率の高いビルの方は残しておく予定だったが、不動産会社に相談したら「ビルの方ならすぐに売れますよ」と勧められ、ビルの方を売ることにした。

 しかし、買い手はなかなか現れなかった。世間コロナウイルス流行り出し、この頃にダイヤモンドプリンセス船内の集団感染ニュースになっていた。このままコロナ流行していったらずっと売れないのではないかと震えていたが、最終的には相談した不動産会社が事情を汲んでくれ、近くの地価公示価格くらいで買い取りたいと言ってくれたので、それで売ることになった。

 なんとか売ることができ、相続税の納付をすることができた。相続と売却の件が一息つき、父は生前祖父が仲良くしていたビルフロアを借りている人に挨拶に行ったらしい。そこで父は不動産会社が別の不動産会社にビル転売していたことを知った。売り手が見つからないと言っていたのに実際はすぐに転売していたのだ。

 父は最初こそ不動産会社を訴えてやると息巻いていたが、最近トーンが落ちてきて、今のところ何もしていない。

 何が悪かったのか。色々調べてみた上で、個人的には地価公示安易に信頼しすぎたことがよくなかったと思った。

 うちのビルやその近くの公示地は、駅前の目抜き通りに存在する。この地点の地価公示価格が上昇に転じたのは景気が良かったここ数年だけであり、それより以前はバブル崩壊からずっと下落していたと評価されていた。

 しかし、目抜き通りに面して立っている建物10棟くらいしか無く、かつ、その建物も売りに出ることは少ない。取引があまりない地域であるため、価格を決めることが難しい土地だったのではないだろうか。

 公示価格は「正常な価格」を表しているとされている。しかし、売買に参加するプレーヤーが少ない土地場合、正常な価格が成立することの方が珍しくなる。ビルの近くにある公示地の不動産鑑定評価書を読んでみたのだが、売買取実例補正を加えて公示価格を導き出している部分において、その取引実例に「環境要因」という項目で上下30%近い価格補正をしている事例があり、売買価格に大きく手を加えないと公表している公示価格を導き出すことができないのではないかと感じた。

 後悔があるが、これからは残ったアパートをうまく利用して暮らしいかないといけない。管理会社に任せっきりにせずに少しでも経費を減らすこと、そして、界隈との付き合いやリサーチを大切にして、必要であれば売り抜けるタイミングを見極めないといけない。

 ただし、父はやることの多さに絶望したのか、全く動き出そうともせず、最近は夜の酒量が増えている。

 私もヤケクソになってしまい、お酒の力を借りて、初めてソープランドに行ってきた。出てきた嬢はガリガリ体型のバンギャ風で、全く好みではなかったが、勢いに任せて最後までやった。家に帰ってきて口の中を見たら、舌のあたりから血が出ていた。嬢とベロチューした時に口の中に硬くひっかかるものがあった気がしたのだが、舌ピアスでもしていたのだろうか。ベロチュー中に出血して、衛生的に大丈夫なのだろうか。こんなことになるなら、ネットで店の評判くらい確認するべきだった。すっかり気分が萎えしまい、思わず独り言漏れしまう。

「何事も舌調べが大切だった」

anond:20210307172731

おっ、「蒼天のソウラ」は中島諭宇樹の連載作なんだな

中島諭宇樹には俺は思い出があるので語らせてくれ

20年ほど前、赤マルジャンプ少年ジャンプの連載予備軍が読切を載せる季刊増刊号)で読切の名手として名を馳せていたのが中島諭宇樹だった

彼の読切には舞台設定だけでとにかくワクワクさせられた

移動型コロニーとして荒野を何百年も走り続ける巨大列車舞台にした「ホライズンエクスプレス」や、浮遊する都市支配者として君臨する鳥人間抗う「天上都市」…

魅力的な舞台設定で読者を釘付けにして、そのまま練られた展開とカタルシスのあるクライマックスで唸らせるファンタジーを連発していた

もう読んだのは昔なのにこんな鮮明に思い出せることから俺がどれだけ楽しんで読んだのか察してくれ

その後、週刊ジャンプ本誌で「切法師」の連載が始まった

が、人気が奮わずわずか18話で打ち切り

けっして悪い話ではなかったんだけどな

和風ファンタジーのバトル漫画なんだが、とにかく「そこに生きる者たちの生活」を厚く描いていた

鬼に襲われた村では「疎開すべきかどうか」の議論が丁寧に描かれ、その鬼にも生活があることを示し、時には倒すことより説得を選ぶような、そんな地味だけど真摯な筋書きだった

とはいえキャラが命といわれるジャンプではそこの弱さがネックになったんだろう

正直読切の頃から、設定や展開は鮮烈なのに対してキャラの印象はほとんど残っていない

本誌を去ってからの動向を追えないままここまで来てしまった

蒼天のソウラ」という漫画を描いてるらしいという話は耳にしたことはあったが、そうか、もう16巻も続いてるのか…すごいじゃないか

しかも俺が好きだった作風もそのまま残ってると知ってとても嬉しい

いい機会なので全巻買って読んでみたいと思う

書いてくれてありがとう

2021-03-07

重ねた留年を見かねた家族実家へ連れ戻されて1年が経った

まれから高校卒業までを過ごしたこの街は県庁所在地というだけあって都会機能の一揃いがひとつまみずつ鎮座している

それは物理距離交通の不便から他の同規模以上の都市に気軽に移動できない(できてしまわない)ことの裏返しかもしれない

人口は微増から微減へと転じたらしい

市町村から吸い上げていてこれかとも思うが、東京という巨大なブラックホールを抱えたこの国では仕方のない自己相似なのだろう

学生時代は米より安いパスタを茹でるか、白飯おかわり無料の店へ行くか、絶食して寝るかの3択を繰り返していた

自炊は1人ぶんをつくるのが一番高くつくのを知った数年だった

逆に言えば数人分であれば外食よりも随分と自炊のほうが安くすむ

父の料理趣味もあって、よほど忙しくなければ外食をしないのが「うち」の不文律

不文律というには例外がある

日曜にもかかわらず年度末の怪物忙殺されてしまった料理番が「昼は適当に食え」と令を発した

自分の食べるもの自分で決めなければならなかったのは、あるいは決めさせてくれたのは実に1年ぶりだった

町並みを夔動自転車で少しぶらついて、ふとオメガラーメンの真っ黒な看板が目に入った

オメガ系が「向こう」の学生街入学当初なかったので私は仲間連中と駄弁りながら私鉄を乗り継いで「無謬屋」へ行ったものだった

去年「あるオメガ系チェーンが意識高い系ビジネス悪魔合体した地獄のような店を47都道府県全部に展開する」と報じられた

実際我が街にも一軒建ったものの、開店早々食中毒によって閑古鳥を鳴かせていた

しかしまともなオメガラーメンを食べるに県境をまたぐ必要はない

ここは田舎でも都会でもないのだ

地下鉄イタリアンファミレスこそないが、オメガ系の名店は数年前から既に「墓所」「縹渺」などがある

その一つが市立病院の裏に行列を並ばせるこの「虚彁」

本家系列の店で修行したオーナーの腕が絶品と聞いたことがあり、私は好奇心とともに最後尾になった

完食した

下劣に甘くとろけたチャーシュー小麦香り甚だしい麺

それから強烈に炭酸の利いた真っ黒なスープ

白髪ねぎを焦点にピッタリと調和するその味に感服した

無謬屋」さえ引けを取ると思った

美味しかったのは確かだ

だけれど、学生時分に掻き込んだ思い出とは体験として異なっていた

歯の裏にこびりついた甘ったるい余韻に多幸感ではなく、くどさを覚えた

もうオメガラーメンは粗食からくる飢えを潤す糧ではなく、生活に過剰な娯楽でしかないのだと悟った

帰宅する頃には天気予報の通り雨が降りはじめた

雨の降る街、漆黒看板に「オメガラーメン 虚彁」の文字がボウと光った

2021-03-06

anond:20210306205505

香港金融街だし、中国重要都市比較沿岸都市だし、大連上海深センとか

深セン香港とか地理的にも都合が良さそうではないのかな

いずれにせよ、中央政府の思い通りに市場経済を動かせないと困るわけだし、

三合会のヤクザまで動員して民主派市民運動を潰す必要があるのは別におかしくない

米国云々というより、中央政府にとって喉から手が出るほど欲しかった重要都市からでないの?

知らんけど

anond:20210306081454

オマエ、シマックの『都市』を読んでこなかっただろう、オレにはわかるんだぞ?

anond:20210306080831

あれだよね、

『人の(集まって)居ない』東京って、

都市としての魅力も意義も全くない土地だよね?

ママ〜こんなビラ落ちてたよ〜何て読むの〜」

「今から数日後に都市という都市を爆撃するんだって

ママ〜分からないよ〜やめようよ〜」

2021-03-05

もっと良いネット空間って作れなかったのかな

最近ネットの普及前にもう少しマシな設計ができなかったのかと思うことがある。


誰でも発信できるようにする必要があっただろうか

書いているこれについても、別に発信でできなければ、それはそれでよかった。

毎日ニュースを見て誰かがコメントを出して荒れたりしている。

思想が違う人がいることもわかっていたはずだが、延々と議論している。

議論が進んでいればいいが、残らないので毎回同じスタート地点から開始している。

結論を出すために議論しているのではないという意見もあるだろう。だったら発信する必要はあっただろうか。


新聞なりテレビなりの従来のメディア取材をし、普段それにフリーライドしている状態になっている。

丸々同じ内容を話したYouTubeで稼いでいる人もいる。


政府批判意見も封じるのかという話もあるだろうが、ネット空間に書き込むよりも、

政府機関の窓口があるのだから、そちらに連絡を取った方がいい。


ブロック化の果ては村社会ではなかったか

顔を出して発信するのが一般的になり、気に入らない人はブロックするようになった。

その行きつく先は、顔見知りの人だけで集団を作り、気に入らない人物排除する。

これは村社会ではなかったか


都市は、街中を歩いていても匿名で過ごせ、過度な干渉を互いにしないで過ごせるのが魅力じゃなかったのだろうか。

ネット都市部の人が多いのに村を作ってしまっている。


アメリカ以外、国力低下したのではないか

個別に見ていけば、ネット広告費やアフィリエイトで稼げるようになったのも事実だろう。

でも国全体では多くの人が時間を費やしてしまっている。


関税、間接民主制放送権を参考にした方がよかったのではないか

自国を守るために関税必要だったし、それにネットも倣った方が長期的にはよかったんじゃないか

ニューヨーク日本人は肌を隠さないと危険という人権先進国っぷり

自由の国の多様性都市ニューヨークに住むアジア系の素晴らしい現状がこれ。

ところで、我が差別大国ジャップランドにおける外国人へのコロナ関連ヘイトクライムは何件認知されてるの? 1,000,000件ぐらいかな?

今日にでも「三国人コロナバラ撒いたらしい」とかい流言飛語に乗せられたネトウヨ暴徒が東京路上で98年ぶり2回目の大虐殺事件を起こしそうな治安状況なんだよね? 歴史から何も学ばない日本人は最低だな!

駐日中国大使館

日本鬼子右翼分子逆恨みして同胞を殴ってるので東京では外で中国語を話さないように」

駐日英国大使館

バカ記者日本変異ウィルスバラ撒いたせいで、極右日本人が『神州を汚した毛唐どもを攘夷してやる!』と噴き上がっているので、外出する時は白人と分からない格好をするように。女性ブルカで全身を隠すことを推奨。肌を出して性犯罪に遭っても自己責任

自国民注意喚起ぐらい出してるんでしょ? ニューヨーク日本領事館みたいに。

えっ? まだ出てないの? 東京平和のものだって

こんなんじゃあ何週間待てば東京ニューヨークのようなマイノリティ尊重される寛容な街になれるんだい?

日本にクオモのようなリーダーが現れないのが残念だ……

2021-03-04

anond:20210304203747

そもそも口が少ないし同業他社が少ないか転職キャリアアップもし難いし、昇給しか年収上げられないイメージ就職転職都市に行くなら進学時に行った方が色々有利かなと。

anond:20210227192355

ちんちんが太いって言葉が良く使われるけど、そのレベル感がわからない。

なので、ちんちんが太いという話題とき自分ポジションがわからなくて困る。

個人的トイレットペーパーの芯に入らない(AVに出れる)と馬が最強レベルの太さだと思ってる。

俺のちんちんは以下の通りだが、太いと言えるのだろうか。(一部嘘あり)

親は口無淫(フェラチオができない+太い人専門の風俗店で働いている)

月5万しか入れてなくてゴムありホテル代全部込みの子供作り部屋おじさんができる(おかげで30で経験人数1000万オーバー

相続するちんちんシミュレーションで3000万円の竿と+睾丸二部屋(どちらも陰核都市のチンチン、内一部屋は市内トップの準タワチン)

祖父母ちんちん(遠いど田舎出し)に魔羅とかあるが相続は親の穴兄姉がするので性的関係無し

一人っ子(小さい頃に片方のタマを失った)

セックスはするけど家族みんな仲良し

父方はぽっくりイク家系で、母方は死ぬまでイキまくる家系ボケなければ自慰必要無さそう

最強レベルの太さを馬並み、最弱をそうめんとすると、俺の実家はどのレベルだろう。

個人的にはザーメン二郎クラスだと思ってるけど、世間認識的にはもっと太かったり細かったりするのだろうか。

都市建設シムのオススメを教えて欲しい

最近都市建設シムにハマってる

元々、好きなジャンルだったが、最近より一層ハマってる

今やってるのは、シティーズスカイライン

DLCも全部買ってしまってハマりまくってる

数年前まではシムシティばっかやってたけど、コレ神ゲーだわ

結構前にSteamで買ってたんだけど、パソコンスペック低かったからやってなくてCS版買い直したけど凄いな

本格的にパソコンも組み直そうと思う

・Annoシリーズ

・Surviving Mars

上記の2つが気になってるんだけど、他にオススメってあったりする?

ちょっとジャンル的には違うけどcivも好きで4以降は全部やってる

2021-03-02

anond:20210302125340

小沢くんが「意思言葉をかえ 言葉都市をかえていく」って唄ってたけど違うのん

2021-03-01

anond:20210301073021

俺の考えるあるべきプリキュア

各地でそれぞれ不遇な生い立ちの少女たちがそれぞれの地獄抗う

いつしか5人は出合いけがえのない仲間となり共に強大な敵に立ち向かうのである人間関係の亀裂から最終的には散り散りになる。

真の敵はなんだったのか。

何が彼女たちを不幸にしたのか。

 

ピンク茨城の小都市シングル家庭に育つ。母は弁当工場勤務。保育園児の妹の世話をしている。夢はガストで好きなものを食べること。

オレンジ大阪育ち。父母貧しく、夫婦仲悪い。怒鳴り声と接しながら育つ。クラブ活動サッカーが好きだがシューズは買ってもらえない。後にこれが理由試合への出場を取り消される。

ブルー横浜で裕福な家庭に育つ。父母は不条理なまでに厳格で塾と習い事生活のすべてを過ごしている。衣食住は世間の平均以上だがおもちゃは買ってもらえない。お友だちにもらったプリキュア玩具を目の前で父母にへし折られている。

グリーン鹿児島育ちの中学2年生。サザエさんそっくりな家父長制の強い昭和的家庭で育つ。5人の中で最も年長で、知性、性格容貌、すべて優れている。なお容貌歴代プリキュアの○○そのもの。都会の有名大学にあこがれており担任も協力的。しかし父母も祖父母女子の進学に批判的で、同級生もその父母も彼女を妬んでいる。ついには担任彼女のあらぬ噂が流れ、担任土地を追われる。

パープル:あなた

緊急事態宣言解除されたけど

緊急事態宣言が6府県で今日から解除になった。

そのうちのある都市に住んでいるが、解除前のこの土日の日中繁華街を見渡した限り先週先々週と比べて明らかに人出が多かった。

宣言の有無のみで出歩くかどうか判断する人々のことが理解できない。いや、分かるけど分からない。

宣言の有無に拘らず何も気にせず出歩く人のことは分かる。コロナは老人以外では重症化しにくく死者も少ない。感染リスクをあまり重視していないのだろう。

宣言の有無に拘らずずっと外出を控えている人のことも分かる。とはいえ重篤後遺症の報告例も挙がっているし社会的な目もある。感染リスクを重視しているのだろう。

もちろん状況や情報が日々更新されるので、判断や行動が変遷してきた人もいるだろう。

やっぱりコロナは怖い/怖くないから先週までと違う行動を取るというのもおかしくない。

自分も昨春の時点では、(どこもかしこも休業していたのもあって)あまり出歩くこともなかったが、だんだんとしても大丈夫そうなことが分かってきた。

どうやら飛沫に曝されるかどうかが大きいようなので、飛沫に曝されやすい行動は控え、そうでない行動は通常どおりする(もちろん適宜消毒はする)と夏秋頃からなってきた。

今回の宣言下でもこの自分なりの判断に基づいて気にせず外出する一方、同居家族以外との会食や飲み会なんかは宣言以前からずっと控えている。

でも多分だけど、今まで控えていた外出をこの土日に再開した人はそういう変遷があったわけじゃないと思う。

特にこの数日で知見や状況が変わったわけでもないし、緊急事態宣言の有無でしか判断していないとしか思えない。

緊急事態宣言の解除は、感染者数と経済とのバランスに基づいた政治的判断だ。

ここ数日はむしろ感染者数は微増傾向で、個人感染リスクとしては危険度が高くなってきているはず。

というかこの土日は解除前なわけで、判断基準宣言の有無ですらない。

繰り返すが、恐れている人も恐れていない人も、それがどういった情報に基づいてるかはともかく、何かしら自分で考えた基準で行動しているのだろう。

それがなんとなく世間ムードが緩んできたかOKだろみたいなこいつらには主体的物事を考える脳がないのか?

街を歩いている有象無象がなんだかゾンビに見えた週末だった。

必読書コピペマジレスしてみる・自分オススメ41冊編(3)

戻る→anond:20210301080139

E・M・フォースター「ハワーズ・エンド

「人をたくさん知れば知るほど、代わりを見つけるのがやさしくなって、それがロンドンのような所に住んでいることの不幸なんじゃないかと思う。わたししまいには、どこかの場所わたしにとって一番大事になって死ぬんじゃないかという気がする」

つの家族の間を行き来しながら、人間記憶や、場所への執着を捉えた文章。それはまるで、漱石のいいところだけ抜き出したような文章だった。

ところで、同じ著者の「インドへの道」もいい。これは大英帝国支配下インドで、未婚女性が現地の男性暴行されたという疑惑を巡る話だ。女性を守ろうとする騎士道精神排外主義が結びつき、支配者と被支配者の亀裂が広がる様を描く、不幸にして極めて現代的な作品である冤罪をかけられたインド人が、「誰があんな不美人な年増を」と心の中で毒づくの、とても嫌なリアリティがある。たぶん、帯を工夫したら売れるし、どっちの「弱者」がより保護されるべきか的な話題で定期的に盛り上がる増田住民にも刺さるんじゃないかな。

ニコルソン・ベイカー中二階

切れた靴紐を昼休みに買うだけの、注釈だらけの何だかよく分からない小説。細やかな観察眼と都市生活者が思わず共感してしまう日々の経験で、要するにあるあるネタで延々と読ませる。すごい。こういうのが現代文学なのね、みたいに一席ぶつのにも使えるかもしれない。

真面目な話をすると、文学はいろいろな機能があって、それは作者の意図とはかけ離れているかもしれないのだけれども、その結果的機能の一つとして、その時代言語化されていないもの文字化するというのがある。だから文学賞を受賞した作品からと言って、実は今の自分が読んでも面白いかどうかは全くの別問題なのだ文章が巧みで、いかにも知的主人公知的な悩みを描いた文学けが主流な時代は終わっているのかもしれない。そういうのが好きな人古典で充分であるし、逆に言えばいろんな立場の人のきれいごとではないこじれた気持ちが知りたければ現代文学面白い

ヘルマン・ヘッセ車輪の下

理由は書かないが、自分は周囲の期待を一身に背負っていたエリート挫折する話が好きだ。前途有望な若者が、将来を棒に振ったり挫折したりする筋書きに対するこの偏愛ゆえに、自分は「ゲド戦記第一部の前半部分や「スターウォーズ」のエピソード3に対する執着がある。

生きていくとは何らかの失望を味わうことであり、時間をかけてそれらを味わいつつ咀嚼していく過程であるのだけれど、こうした自分のどうにもならない感情言語化した先行作品があることで、自分孤独ではないとわずかな慰めが得られる。

ホルヘ・ルイス・ボルヘス伝奇集」

「鏡の中の鏡」「魔術」「薔薇の名前」などの元ネタとなる作品を書いた人。「バベル図書館」は聞いたことがある人もいるかもしれない。

非常に濃密な短編を書く人で、このネタで長篇普通に書けちゃうだろ、みたいなネタをそのまま短篇調理する。どの作品も非常に濃密で、読み解くのにエネルギーがいる。文体は簡潔で、物語必要最小限の描写できびきびと進む。ただ、具体的に何が起きているのか、そしてなぜそうなったのか、その設定の意味は何か、を追うには読者に教養要求される。読破すると、それ以上のものが得られる。読み終わったらカルヴィーノだとかスタニスワフ・レムの「虚数」だとかミロラド・パヴィチ「ハザール事典」だとかそういう沼にようこそ。

ジョン・ミルトン失楽園

キリスト教文学の癖にルシファーがめちゃくちゃかっこいい。地獄に落ちても神への反逆を続けよとアジる場面は音読したくなる。そのくせ、彼の弱く情けない姿もまた魅力的だ。アダムエヴァ楽園で楽しげにしているところを見て、自分には愛する伴侶もなく、人類に与えられている神から恩寵も既に失われたことを嘆く場面もまた、声に出して読みたい。そして、彼は人類への憎悪嫉妬のゆえに、アダムエヴァ堕落させる。この叙事詩の主役はルシファーだ!

紫式部源氏物語

好きなヒロイン六条御息所自分の意に反して生霊飛ばし他人を苦しめてしまうことに悩むのがかわいそうでならない。今でいうなら、好きという感情コントロールできなくて、それでも好きな人が振り向いてくれなくて苦しんでいるタイプで、感情エネルギーが強い自分としては大いに共感する。

他に好きなキャラクターというか、嫌なリアリティがあっていいと思うのは薫で、その優柔不断さがいい。「この子とつきあいたいけど、でもこの子そっくりな別の子はい雰囲気だしなあ」みたいな優柔不断というか欲深さは、男性心理をよく観察していないと書けない。そういう意味で、自分の中では紫式部評価がすごく高い。

アルベルト・モラヴィア軽蔑

情けない夫が不機嫌な妻に、お前それだけはやっちゃダメだろ的な行為を延々続け、妻から完全に軽蔑され、とうとう上司に妻を寝取られしまうだけの話で、一人称視点から延々と繰り返される言い訳はひたすらに情けない。ねえ、僕のこと愛してる? 嫌いになっちゃった? と尋ねまくって、わかっているくせにとぼけないで! 今忙しいから後にして! うるさいからほっといて! もう愛してないったら! あなた軽蔑するわ! と怒らせるのは、完璧反面教師であり、ギャグすれすれだ。

しかし、作者は妻のことを相当恨んでたんだなあ。

サマセット・モーム人間の絆」

身体劣等感を持つ主人公が、付き合うだけで不幸をもたらす浮気性の彼女を振り切って、幸せにしてくれる女性を見つける話。多くの人が何かしらのコンプレックスを持っているし、何であん自分に敬意を払ってくれない人を好きになったんだろうって記憶を持っていることだろう。王道過ぎるといえばそうかもしれないが、結婚してハッピーになる王道何が悪い

マルグリット・ユルスナールハドリアヌス帝の回想」

ローマ皇帝自分の治世を振り返る体裁でありながら、欺瞞自己満足をさほど感じないのは文体のせいなのか。時代性別文化言語も超えて、別の個人に憑依しながらも、己を見失うことなく語る著者の声は、他人視点に立って(歴史小説を書くとはどういうことなのかを、これからも厳しく問い続けることだろう。

中年や老人にならないと書けない小説がある。そして何年もかけて書かれる小説があり、構想から数十年が過ぎて着手される作品もある。そうした重みを持つ文学作品がどれほどあることか。

技巧も素晴らしく、文体も素晴らしい。こうした作品に出合えるのは、年に一度か二度だ。

吉田兼好徒然草

説教臭い頑固おやじブログ基本的には仏教説話が多いが、それらに交じって挿入される、「〇〇という迷信には典拠がない」だの「〇〇という習慣は最近のもので、本来のありようや精神とはかけ離れている」だの「〇〇という言葉語源を考えれば正しくは〇〇と言うべきだ」だのが、まさにその辺のおじさんがいかにも言いそうなことで面白い

ただ、それだけじゃなくて、第三十九段の「或人、法然上人に、……」のエピソードは、「とりあえずできるところから頑張ればいいじゃん?」的な内容で励まされるし、十八段の「人は己れをつづまやかにし、……」は身軽に生きていくことの幸せさを教えてくれる。

ジュンパ・ラヒリ「その名にちなんで」

最高だった。ラヒリ大好き。体調崩すレベルで刺さった。アイデンティティの混乱という古典テーマもさることながら、ラストシーン過去と不在の人物記憶が、そして小説の全体が何気ないものによって濃密によみがえってくる様子がすばらしい。そのイメージプルースト以上に強度があるかもわからない。

これは、インテリインド系(ベンガル人移民第一第二世代の話なんだけれど、読んでいるうちに海外赴任者の寄る辺なさを思い、つまりイギリス暮らしていた自分の両親の境遇勝手連想させられ、ついつい感傷的になってしまった。随分と勝手な読み方だが、小説の読み方はいつも私的ものから構わないだろう。

外国では気候も習慣も何もかもが違う。両親の教えることと学校でやることが矛盾していて、両親が里帰りしても子供たちは故郷のノリについていけない、ってのが、すごくパーソナルなツボをついてくる。こういう経験がなくても、地方と都会として読み替えると、増田でいつも議論されている話にも近づくんじゃないかな。

H・P・ラブクラフト時間からの影」

正直なんでこの時代ラブクラフトを読むのか、というのはある。人種差別主義者だし、排外主義者だし、クトゥルフ物はパターンが決まっているコントみたいだし(人類理解できない名状しがたいものに触れて発狂するのが基本的オチ)。でも、彼の持っていた宇宙の巨大さと人類の取るに足らなさという感覚は、まさにセンス・オブ・ワンダーだ。そして、「人間感情の中で最も古くて強いのが恐怖であり、その中で最も強いのが未知のものへの恐怖である」という言葉の通り、究極的には理解できない「他者」という存在の恐怖にまっすぐに向き合おうとしたことを何よりも評価したい。

この作品が好きな理由もまた、不気味なクリーチャーが非常に知的であり、かつ知識欲が旺盛だということによっている。

U・K・ル・グインゲド戦記

一巻から三巻までは、ゲドという人物自我確立に始まり他者を助けることや世界を救う英雄行為が扱われる。しかし、実はゲド戦記は第四部からが本番なのだ。あらゆる魔法の力を失い無力な存在となった彼が、魔法のある世界いかに生きていくか。これは、老いに直面する男性物語だ。

そして第五巻! ゲドの生涯で一番の功績が、実は重大な誤り、人類傲慢に過ぎなかったのではないか、という仕事に生きてきた男性には非常に厳しい可能性が示される。

しかし、ル・グインはゲドにとてもいい歳の取らせ方をしている。果てしなく努力をすれば、男性女性を、女性男性理解できるのだと作者はどこかで述べていたが、その希望を見せてくれるし、そこに女性作家を読む喜びの一つがある。

男性気持ちがよくわからない女性にもオススメしたい。

ジュール・ルナールにんじん

いわゆる毒親について書かれた小説なんだけど、ねちねちしていなくていい。文体は軽く、描写も簡潔。だからこそ、彼の育った環境の異常さが際立ってくる。なんでこんな親子関係なっちゃったかについて掘り下げられることもほとんどない。

そして、暗鬱なだけの作品にならないのは、にんじん少年の異常なたくましさだ。ひどい目に合っても受け流し、冷淡な母から何とか愛されようともがいている。読んだときの年齢によって、感想は大きく変わるだろう。

以上。五十音順計算を間違って40冊の予定が1冊増えた。書いていて非常に楽しかった。

必読書コピペマジレスしてみる・自分オススメ41冊編(2)

戻る→anond:20210301080105

倉橋由美子聖少女

まり男性女性がとは言いたくないのだが、女性作家の描く知的早熟少年たちというのは、エルサ・モランテの「アルトゥーロの島」なんかでもそうなんだが、男性が描くときはまた違った魅力を発する。サリンジャー知的論理的自分を追い詰める子供たちとはまた別の硬さがあってよい。新城カズマサマータイムトラベラー」の高度に知的でありながら情緒は年相応な少年少女もいい。

さておき、これは近親相姦お話なのだが、印象に残っている描写は次の通り。主人公たちの仲間に大食漢の男がいて、しばしば生肉弁当の代わりに食らっている。回りの女子生徒たちも面白がって彼に餌付け(?)していたのだが、ある女子生徒がブルマーを入れていた袋の中に隠していたウサギを、生きたままで彼に与えた。血まみれで凄惨な場面でありながらも、大食漢は実においしそうに平らげていた。

例の文学少女から薦められて読んだことでも思い出深い一篇。

ミラン・クンデラ存在の耐えられない軽さ」

頭が良くてモテる男が主人公なのでいけ好かないモテること、たくさんセックスすることこそが人生の目的になっているような奴は理解できない。なんか知らないやつにいきなり人の部屋をのぞきまれ、「お前の人生にはエロスが足りない!」と叫んで出ていかれるような気分がする。しかし、これもまた祖国を追われた人間が、知性と皮肉現実適応しようとした姿なのかもしれないのだ。

それと、この本で感謝しているのは、さまざまな政治的活動に対して感じていた居心地の悪さを、「キッチュ」をはじめとしたさまざまな言葉言語化してくれたことだ。ポリコレを正しいと信じているのに、そこにあるどうにも解消できない居心地の悪さが気になる人が読むといいんじゃないかな。

あとは頭が良すぎて、多くの人が無視したり忘れていたりしていることが見えてしまい、幸せになれない著者みたいなタイプが読むと幸せになれそう。イワンカラマーゾフとか御冷ミァハみたいに、頭が良すぎて不幸になるというか、自分の知性をどこか持て余してしまタイプキャラクターが好きだ。

メアリーシェリーフランケンシュタイン

死体から作られた怪物がただただかわいそう。容貌醜悪なだけで化け物として追われ、創造主からも拒絶された彼の孤独を考えるだけで悲しくなる。まったく同じ理由で「オペラ座の怪人」も好きだ。どちらも間違いなく殺人者ではあるのだけれども、容姿馬鹿にされたことがあるのなら共感せずにはいられないだろう。関係ないけど、オペラ座の怪人ヒロインから振られたことを受け入れられたのって、やっぱり正面から振ってもらったからだよな、と思う。音信不通フェードアウトされたら怨念はなかなか成仏しない。

それと、これはSF的な感覚かもしれないが、人間離れした(時としてグロテスクな)姿を持つ存在が、非常に知的であるというシチュエーションがとても好きで、その理由から後述の「時間からの影」や「狂気山脈にて」も愛好している。

ロード・ダンセイニ「ぺガーナの神々」

架空神話ショートショート形式で述べられていく。ただそれだけなのにこんなに魅力的なのはなぜだろう。彼の作品基本的に短く、しょうもないオチ作品も割とあるのだけれども、時に偉大で時に卑小な神々の物語は、壮大な架空世界に連れて行ってくれるし、すぐ隣に隠れているかもしれない小さな妖精魔法も見せてくれる。

テッド・チャン「息吹」

あなたの人生の物語」とどっちにするかやっぱり迷った。映画メッセージ」の原作が入ってるし、増田で盛り上がってるルッキズムテーマ作品だってある。だが、寡作な人なのでこの2冊しか出していないし、片方が気に入ったらきっともう片方も読みたくなる。

表題作は、意識を持ったロボットのような存在がいる宇宙お話なのだけれども、そのロボット自分の脳をのぞき込んでその複雑な仕組みに心を打たれる。そして、世界を観察することで、何万年も経てばこの世界は滅んでしまうことを悟る。人間とは全く似ても似つかないロボットたちだが、やっていることは人間サイエンス、真理の追求という営みと本質的には同じだ。何かを知ろうとする営為の尊さについて語っている。得られた知恵で、自分たちも世界もいつかは終わってしまうと知ることになろうとも、知識を求める崇高さは変わらないのだ。

イワンセルゲーヴィチ・ツルゲーネフ「初恋」

学生時代自分女性に冷たくされる文学が好きだった。からかわれたりもてあそばされたり馬鹿にされたりする作品のほうが好きだ。そのほうがリアリティがあったから。寝取られ文学が好きなのもそれが理由だし、谷崎潤一郎作品も同様の理由で好きだ。

自分馬鹿にしていた少女が突然しおらしくなり、自分に近づいてくる。いったいどうしたことか、と思って期待しながら読んで、絶望に叩き落されるがいい。

イサク・ディネセン「アフリカの日々」

ライ麦畑」でホールデン少年が感動した本。アフリカ植民地で暮らす女性視点からその生活を書いている。友人のイギリス人が亡くなったとき、まるで故郷をしのぶかのように墓が深い霧に包まれたシーンがとても美しい。

個人的には、当時の基準からすればアフリカの人々に対して丁寧に接しており、評価も概して公平であるように感じた。ところどころ「有色人種特有の」といった表現があったり、アフリカ前近代社会とみなしたり、古い進歩史観は見られるし、植民地支配者側から視点批判的に読まなければならないが、色眼鏡比較的少ない観点に心を動かされてしまったのは事実だ。

植民地時代アフリカって、宗主国以外の人もたくさんいたこともわかって面白い。当時は英領東アフリカだが、そこにはスウェーデン人もいればノルウェー人もいる。古くから貿易相手としてのインド人だっている。独立後、彼らは日本人満州朝鮮半島台湾などから引き揚げたように、撤退したのだろう。植民地について理解するためにもおすすめ

J・R・R・トールキン指輪物語

はまった。十代の頃にとにかくどっぷりとはまった。今でも表紙のエルフ文字を使って誰にも読まれたくないことをメモするレベルではまった。

かに話の展開は遅い。重厚に過ぎる。設定を語るためのページも多い。しかし、この長大小説を読むことで、開始数ページで読者をひきつけなければならない現代小説からは得られない、長い旅をしたという実感を得られるのは確かだ。小説家には良き編集者の助言は必要だが、今のように急ぐ必要のなかった時代もあったことは忘れたくない。

中島敦「狼疾記」

李陵」や「弟子」や「山月記」じゃなくてなんでこれなのか、という声もするのだけれど、自意識過剰文学少年の思っていることをすべて言語化してくれているので推さずにはいられなかった。十代の頃の感受性は、何よりもこうしたものを求めていた。親の本棚にこれが積んであったのは幸運だった。

これは「三造もの」と呼ばれる中島敦私小説的の一つであり、世界の滅亡や文明無意味さに対する形而上学的な恐れや不安意識の片隅にある人間なら確実に刺さる内容だ。最後説教パートもさほどうっとうしくない。なぜなら、きっと文学少年文学少女たちは、その言葉無意識のうちに自分に投げかけてきたからだ。

ウラジーミル・ナボコフロリータ

膨大な知識と華麗な文体を背景にして、あらゆる性的な乱行を正当化してしまうのがナボコフ作品の一つの特徴である。語り手ハンバート・ハンバートは十代前半の少女を性の対象とする中年だ。自分初恋の思い出がどうこうとか述べているが、それだって言い訳だ。

しかし、この作品はただの小児性愛者の物語ではない点が油断ならない。少女ロリータはただ性的搾取されるだけの存在ではなく、自ら性の冒険に乗り出す。清純で清楚な少女という幻想は、最初からハンバート夢想の中にしか存在しない。ハンバートにはロリータ内面や考えなど最初から見えていなかったし、見ようともしてこなかった。

ただのスキャンダラスな本ではない。これは一人の身勝手男性心理の解剖である

新美南吉「屁」

ごんぎつね」の作者として知られるが、こんなふざけたタイトルの話も書いている。しかし、これは「自分は常に正しい、正しく道徳的であらねばならない」としてきた子供挫折を描いた小説であり、この社会弱者にあらゆる責任を擦り付けている様子を全く卑近話題から告発した話なのだ自分がした屁の責任かぶらされた、いつも屁をこいている少年への同情と軽蔑は、僕らの弱者への姿勢のものじゃなかろうか。

短いし、青空文庫で読めるのでオススメ

https://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/3040_47823.html

仁木稔「グアルディア」

遺伝学の発展が少し早かったパラレルワールド未来舞台にした愛憎劇であり、変身ヒーローものでもある。ただのSFと違うのは、さまざまな文化が変容を受け、再解釈を受けて受容されることまでもプロットの一部として組み込んでいるところだ。さらには疑似科学陰謀論社会関係も描いている。今、読まれてほしい作家の一人だ。

仁木稔作品は僕の好み、ストライクど真ん中なんだけど、世界史や文化史、自然科学物語論の素養がないと(かじるレベルでいい)作者の構想を味わい尽くすのが難しいので、滅茶苦茶売れる作品にはならなそうだというのは認めざるを得ない。現に舞台ラテンアメリカ日本人になじみが薄いし、シリーズの別の作品中央アジアだ。それでも、伊藤計劃と並んで、社会学なんてつまらないって誤解を解いてくれた大きな恩がある作家だ。早くこのシリーズ最新刊が出ないか、今か今かと待っている。

イザベラ・バードイザベラ・バード日本紀行」

明治一年日本都市から農村を実際に歩いて見聞した手記である。率直に衛生状態の悪さやはびこる迷信批判している箇所はあるものの、その率直さが当時の日本がどんなだったか身びいきなしに教えてくれる。現代日本人が近隣の、例えば東南アジア諸国を見聞して不満がる、偽ブランドの横行や衛生状態の悪さ、家畜との同居や騒々しさなどが明治日本ではごく普通だったってことは知っておいていいと思う。

著者は北海道にも足を延ばした。アイヌ民族について日本人よりも好意的に描いている場面もある。しかし、当時の西欧人の感覚でよくわからないのだが、「粗野な外見だけどとても優しい目をしている」と褒めた民族のことを、別のところでは「将来の可能性を閉ざされ民族である」と書く点だ。もしかして、かつての人々が持っていた、文明と野蛮の間にある壁・差異イメージは、僕らが直観するよりもはるかに深刻な差別意識内包した、強固な偏見に根差しものだったのかもしれない。単純な軽蔑どころではない、もっとひどい無理解に基づいた恐ろしい何か。同じように、キリスト教によってこそ日本の悪習は絶えるという発想がどこから来たのか。そういうことを考える意味でもおススメしたい。

ハン・ガン菜食主義者」。

とても面白かった。父の暴力を遠因として、あらゆる動物的なもの嫌悪するようになった妹と、ただやり過ごすことで生きてきた姉を軸に描かれた三連作。壊れた夫婦描写に優れる。

妹は最後には精神を完全に病んで、何も食べられなくなるのだけれども、彼女が持つ植物になりたいという妄念が、本当に精神病の患者さんを観察したんじゃないかってくらい、細部にリアリティがある。

姉はおとなしいのだが、自分はただ忍従し、やり過ごしてきただけで、自分人生を全く生きていなかったのだと、夫の裏切りによってやっと気づく。夫は夫で、そのおとなしい妻に対して息苦しさを感じている。他の家庭のように、怒鳴り散らしてくれたらどれほど楽か、と嘆くのだ。

韓国ってよく叩かれているけど、日本と同じように家族のしがらみとかとかで苦しむ描写が多いので、意外とわかりやすい気がする。

進む→anond:20210301080225

anond:20210228021045

都市から切り離された理想郷か、貧しくて積極的地域での交流・協力を必要としていてかつそれをしている家庭か、の2つがあったとして継続的安心が予想されるのは後者でしょ


内部でおかしなことになったり内部での調整がおかしくなった理想郷で何かが起こっても誰も止められなさそうな所と、その家庭だけでは足りなかったとしても助けを外部に求めて集団における秩序に従って解決策を求めてくれそうな所と比べたら、将来の不安がより少なくなるのは後者じゃない?



養子に出すのに子供部屋とかおもちゃとかきれいに残ってるお金持ちだけど高い塀で遮られてる男声2名の住む家と、隣近所とあけすけに繋がってる庶民アパート多角的人員構成家族と比べたら、後者のほうがいいと思わない?



だれのどんな幸福を祈るかによると思うけどさ

2021-02-28

anond:20210227234229

地方都市のそこそこ人口がある都市にいた

歩いて行ける範囲には図書館はなく

図書館トラックが週に1回かな、2週間に2回かな、回ってきていた

小学校の本は人口増のせいで

急遽つくられた分校だったせいで

まり本なくて、あっという間に読みつくしたこともあって

図書館トラック本当に楽しみだった

今は本の関係お仕事してる

図書館の人ありがとう

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん