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はてなキーワード: 常套句とは

2018-07-07

増田英語学習

留学海外赴任のお供に

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2018-06-26

anond:20180626010319

どこが忖度なんだ

低脳先生はどうなったら活動現実に移すか明言してたぞ

それに常套句も知らないとか低脳だな

2018-06-25

低能先生っては匿名だったんだろ?

なんで特定個人がやってるってわかるんだよ

低能なんて煽り常套句じゃん

やっぱ禿サイドには運営が付いてたか

2018-06-11

会社って学校じゃん

4月新卒で働き始めてから「なんかおかしいな」と思っていたけど、さっきトイレ休憩しているとき確信した。

会社って学校じゃん。

いや、いきなり言われても意味わかんねえよって思うかもしれないけど、世間では「会社学校は違うもの」って認識があるよね?

「そんなんじゃ社会通用しないぞ」なんて常套句もそれが前提にあるわけじゃない?

おれも会社学校だと思っていたわけよ。自立した大人たちがビジネススキル火花を散らす戦場みたいなイメージ

でも、実際会社に入ってみると何かおかしい……。というか、イメージと違い過ぎるわ。

例えば、センパイが「ビジネスマナーとは」みたいなことタメ口説教してくるわけ。

おいおいおい、学校じゃん。部活上下関係じゃん。

同期同士で集まって「飲み会行こーぜ」とかやっているわけ。

いやいや、学校かよ。同学年で遊んでカラオケ行ってって、かなり学校だろ!

それで上司に呼び出されたかと思ったら「増田くんが席に立っている時間が長いんじゃないかって言われてね……」とか言い出すのよ。

学校かよ。学級委員会かよ。

社長が朝礼に出てきて「礼儀とは……」とか喋ったりしているわけ。

校長先生かよーーーーーーーーーーーー。

「年度末まで××を達成しなきゃいけないから、今の時期は△△に集中だ」

受験勉強かよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

「AさんとBさんって付き合っているらしいよ」

興味ねえよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

なんというか大学以前に退化している。毎日同じメンバーで集まって「みんなで●●をやるぞ、協調力が大事だ」って家庭科の実習ですかい? なんか裏切られた気分。会社ってぜんぜん会社じゃねえぜ!

2018-05-30

金元寿子さんの休業に対するインターネットの反応に腹が立った

先日、金元寿子さんの公式ブログ海外留学のため休業されることを発表されました。そのときインターネットの反応に対してとても残念に感じたので、この記事を書こうと思いました。

休業に関してのブログ記事は以下のURLから閲覧できます

https://ameblo.jp/kanemoto-hisako/entry-12378816440.html

※「引用」の部分は「転載」の間違えではないかと思います

自分について

まず掲題の件について話す前に前提として自分について軽くお話します。簡単にいうと私は金元さんの大ファンです。『侵略!イカ娘』という作品彼女出会い出会い彼女の声や演技に惹かれました。そこからラジオイベントなどで、彼女の考え方や彼女作品に対する真摯な態度に共感し、声や演技だけでなく彼女自身ファンになりました。ファンになってから数年間GoogleTwitterなどで彼女情報をほぼ毎日チェックし、SNSなどで彼女の出演情報などをまとめ情報発信するほど彼女に入れ込んでいました。

今回のインターネットの反応について

ここから本題に入ります。まずは以下のURLからヤフコメはてブの反応を見て欲しいです。

https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20180526-00000035-nataliec-ent

http://b.hatena.ne.jp/entry/s/ameblo.jp/kanemoto-hisako/entry-12378816440.html

ご覧の通り、海外留学というのは名目出産妊娠ためで休業するというゲス発言ばかりでした。ここではリンクを貼りませんが、5chやTwitterなどでも当たり前のようにこのような反応が数多く見られました。私は休業と聞いて彼女の声が数ヶ月間聞けなくなるので、とても寂しく感じましたが、素直に彼女チャレンジ応援しようと思いました。しかし、このようなインターネットの反応を見て、ただただ気持ち悪い思うと同時に、非常に腹が立ちました。ラジオインタビューなどの発言を聞く限り彼女は真面目な人間であり、仕事ファンに対して嘘を付くような人間ではないと思います彼女に対するゲス発言だけでなく、彼女否定された気分で怒りを覚えました。

セクハラ発言差別発言批判されている昨今、2、3人ならともかくあまりに多くの方がこのようなコメントをすることに驚きを隠せません。声優さんだったら許されるんですかね。ファンとしては海外留学という彼女チャレンジを素直に応援して欲しかったです。また、海外留学妊娠出産を隠す芸能人常套句発言されている方がいましたが、そんなに前例があるんですかね。少なくとも私は知らないですし、そうだとしてもこの発言は許せるものではないです。

海外留学不思議ではない

休業に関しては突然で驚きましたが、海外留学に関してはファンにとって意外ではなかったと思います彼女短期ではありますが以前にも中国語を学んだり、ラジオなどでも海外に興味があるような発言は何度もされていました。今回期間(夏頃から3月まで)が短いのではという指摘もありましたが、数多くの作品を抱える彼女にとっては、時間を作れる期間はこれぐらいが限界だったではないかと思います。(現在でも関わっているものゲームだとグラブルFGOモンストバンドリなど、アニメだと続編や映画化が予定されているセーラームーンガルパン、Bプロなど数多くあります。)自分のようなサラリーマン仕事を休んだとしても、他の人に引き継いだり転職したりすればいいですが、声優さんは替えが効きにくいので、とても厳しい職業だなと改めて思いました。

また、金元さんは何かの縁か作品中で外国語を話す機会が多いです。『侵略!?イカ娘』では英語、『ガールズ&パンツァー』ではロシア語、『ブブキ・ブランキ』では中国語作品中で話していました。これらのことを考えると、外国語を学ぶことで演技の幅も広がるのではと思います中国アニメNetflixなど海外資本アニメ日本にも進出しており、今後グローバルな活躍が求められる可能性も十分あります。その点においても海外留学意味のあるものであると思います

声優さんに対するセクハラ発言一般

このようなセクハラ発言は金元さんに限ったことではないです。最近ではSNSなどで声優さんに対するゲス発言は、ある意味ネタ化一般化)されているように感じます。このような感覚が私には理解できません。本人やファンがその発言を見たら不快に感じる可能性があるということが想像できないのでしょうか?

さいごに

今回あまりにもゲス発言をする方々が多かったので、このような記事を書きました。少しでも多くの方に共感いただけると幸いです。そしてこのような発言不快に思う人がいるということを知ってもらいたいと思っています

2018-05-25

結婚します」エントリーを書いた増田です。

以前「結婚します」という恥ずかしいポエムを書いた増田です。

https://anond.hatelabo.jp/20180205130211

はてななので「爆発しろ」って言われて終わりかなと思ってたらすごくあたたかコメントをいただいてとても感動しました。

まだはてな民も捨てたもんじゃないですね。好きです。

記事コメントに「入籍したらまたブコメつけるから追記して。」っていただいてたので、せっかくなので駄文を書きにきました。

入籍日にインフルエンザになりました。

入籍前々日から、熱っぽいなと思ったらなんとインフルエンザでしたorz

“君”(以下、夫君と呼ぶことにします)から遠足の前の日に熱出しちゃうタイプだっけ?」と言われましたが、そんなことないんだけどなぁ。ツライ。

結局雨ふる日曜日に、夫君が役所まで一人で出しに行ってくれました。

自分婚姻届けだしてないと、どうも夫婦になった感がわきにくいもので。ようやく実感したのは後日婚姻届受理証明書をもらった時でした。

ちゃん受理されててよかった~。

結婚してもケンカばっかりだよ!

入籍して1か月ちょっとが経ったんですが、なんと結婚2日目からだいぶ重度なケンカしました。2週間くらいだいぶ長丁場ツライ。

いつもは私がキレる側だったんですが、今回は夫君が不機嫌になる珍しいパターン

なんだ原因がわからんぞと思っていたら、まさかの「お小遣いが少なくてやりきれん」ということだったようです。

夫君は年齢のわりにはあまりお給料が高くないのと、自分貯金するの苦手なタイプだったので

夫君からお小遣い制にしてください」と言われて始めたんだけどまさか逆ギレです。

自由に好きなだけお金を使えていたのに急にお財布握られるのは、まぁやりにくいだろうとは思うけど、そこでキレられちゃ大変だよ家計管理してる私の身にもなってくれい

結局お小遣い金額と渡し方の見直しで今のところは解決

いきなりお子ちゃまみたいな理由ケンカで先が思いやられます

夫君の性欲よどこへ。

入籍した日に私がまさかインフルエンザにかかりしばらく病人だったのと

上記ケンカをしたところだったので、入籍直後からチセックスレスに陥りました。

ケンカ終息後もあまり夜の雰囲気が出なかったので、やんわりと理由を聞くと「疲れている」とのこと。

わーーーこれセックスレス常套句だコワイと思いつつ、事実、直近の夫君は仕事ちょっとばたついていたので仕方ないかもしれません。

※夫君と私は8歳年の差があり、もう夫君はアラフォーに足を踏み入れてます

でもその日の夜、夫君から「俺の(下の)元気がなくなっても嫌いにならないでね」とちょっと涙目で言われたので、地味に傷ついていたようです。(ごめんね)

夫君、少し大人になりました。

新婚直後から上記のとおりだいぶ夫婦危機はあったんですが、いいことも少しありました。

1つは「夫君がごめんなさいと言えるようになった」ことです。お子ちゃまか!

前の記事に書いたんですが夫君は自分からまり謝れないタイプでした。入籍直後のケンカの後、やっぱりお互いに悪い部分があるのを認め合わなきゃだめだよねということで

最近はうっかり私が謝りそうになるのをこらえて、1日置くことにしています

時間はかかるものの、一晩考えて夫君から「ごめんね」と言ってくれるのを待ってから私も謝るほうが、お互い何が悪かったのか反省がよくできています

(そして二人でごめんなさいをしています

2つめは「いろんな人から祝福してくれる」ことです。まさにはてなの皆さんもしかりです。

どんな小さな一言でも、顔の見えないはてなの皆さんの言葉でも、祝福されるのはとても幸せ証拠なんだなぁとしみじみ感じています


書きながら、いいことすくないなー!って思ったのは置いといて……。

新婚からテンションの上げ下げ(ほとんど下げ)が大きい二人ですが、なんとかやっています

というわけで、火星人×金星人の異星間夫婦でもなんとかたのしく暮らせるよ!という報告でした。

こちらからは以上です

2018-05-23

母が亡くなった

就活最中だった。

危篤だと聞いてその日の面接を辞退し、なんとか最期には立ち会うことが出来た。最期まで意識は戻らなくて、何も話せないまま逝ってしまった。

まりに実感がなく、何の感情が湧いてこないままだった。葬儀告別式に出るため、重なっていた日の選考も全て辞退した。火葬されて、二度と会えなくなるその瞬間まで母のそばに居たかたからだ。

後に残ったのは第一志望の面接だけで、絶対に逃すものかと精一杯頑張って挑んだ。でも駄目だった。今選考が残っている会社はない。選考時期が早い業界から、これから受けようにももほとんど残っていない。

選考を辞退すると連絡したとき、私のことを案じてくれた企業一社だけで、おそらく残りの企業からは辞退する常套句だろうくらいに思われたのかもしれない。

私はどちらを選べば良かったんだろう。母に会う最後の機会を捨てて、企業面接に行けば良かったのか。

母の死を絶対言い訳にしたくないのに、何度もそんな考えが浮かんでしまう。

残された父と2人で母のために胸を張って生きよう、と約束したのに、そんな人間になれそうにもない自分が嫌で仕方がない。

2018-05-15

葬送

元彼に新しい彼女ができた、と人づてに聞いた。

別れてから数ヶ月、1人でもそれなりに楽しく生きていたつもりが、話を聞いてから丸1日はそのことしか考えられなくて、自分の中で彼とのことを消化できていないことに気づいた。それは本件について誰にも本音を吐き出せていないからかもしれない。彼に大切な人ができた今なら、私が何を語っても大丈夫だろうし、今まで何かが怖くて言語化してこなかった自分気持ち文字にすれば、これまた何かを供養できるんじゃないかと思い立ったので筆を執ることにした。

4年間という短くない期間を共にしたので、長文になるだろう。でも、文章にしてしまえばとても陳腐な話なのかな。書き終わる頃には少し楽になれてるといい。

一目惚れだった。内定先の会社で開かれた先輩社員との飲み会で隣の席になり、仲良くなれる気配を感じてSNSアカウントを交換したのが始まり

当時大学生の私にとって、たった2歳上でも社会人ものすごく大人に見えて。そのバイアスも多分に含まれていたとは思うけど、落ち着いた雰囲気ながらもユーモラスな彼はとにかくかっこよかった。ルックスも好みで、特に目元がゾウさんみたいにぱっちりでマツゲが長いところは、ずっと眺めていたいほど。背も高くて、大きな手が魅力的だった。

その飲み会では、彼に彼女がいるということを聞いて(周りの先輩達がわざわざその場で言ってくれるくらいには、私の好き好きオーラバレバレだった)、ものすごく残念に思ったけど、私にも彼氏がいたので飲み会後は「入社が楽しみだな」という気持ちで帰った。

でもせっかく連絡先を交換したので、飲み会の後から頻繁に連絡を取り合うようになる。ライン上での会話のテンポ言葉遊び感覚が非常に合って、話ははずんだ最初は先輩後輩としての会話だったものが、だんだんプライベートな話までするようになっていき、私の好意はもちろん伝わっていただろうし、向こうもまんざらでないように思えた。

そして2ヶ月後には彼が大阪まで遊びにきてくれるという進展っぷり(私は当時大阪在住、内定先および彼は東京だった)。一緒に大阪観光名所を遊び回って、電車の乗り間違えなんていう些細なことでも笑いが止まらないほどだった。この旅行での胸の高鳴りは今も忘れていない。

大阪旅行を経て、私は彼の恋人になりたい気持ちが強まった。当時の彼氏に別れ話をして、彼と付き合えるように準備を進めた(私が悪いので当然だが、別れ話はもめにもめた)。そんな中、彼からは決定的な言葉はなくて、まだ彼女とも別れていないようだった。スカイプでのテレビ通話中に不安を伝えると、無言になって部屋の中で何かを投げ始めて、びっくりした。どうやらイラついたらしい。そのような感情表現をとる人を見たことがなかったので本当に驚いた。これが最初違和感。そのほか、お互いの恋愛観についてもいろいろと話をする中で「とにかく楽しいほうに流れたい。現状を変えるのは面倒」といった旨の意見を聞いて、このあたりにも少し不安を覚えたけど、恋は盲目からそっと記憶の端に追いやった。

数ヶ月後、晴れて彼も彼女と別れ、私が正式恋人となることができた。幸せだった。遠距離は寂しかったけれど、名古屋で会ったり彼の家に泊まりにいったりして、私が入社のために東京に引っ越すまでに5回ほど一緒に過ごしたのではないだろうか。私は時間を、彼はお金をお互いのために割いた。卒論は彼の家で書いた。

大学卒業して、ようやく社会人になった私は極力彼の近くにいるようになった。彼の住む駅と同じ場所アパートを借り、ほぼ私の家で一緒に過ごしていた。6畳のせまい家だけど、大好きな彼とやっと一緒にいられる楽しさで全然苦ではなく、べたべたとくっつく毎日

けれど、頭の隅に追いやったはずの不安が少しずつ顔を出す。発端は彼が家事をあまりやらないこと。ありがちかよという感じだが、気になったのはそこではなくその後の対応である家事負担に対して私が不満気にしていた日、彼は「(私)が不機嫌みたいだから」と出て行こうとした。話をするのではなく去ろうとした。違和感その2である。私もただ不機嫌なのはよくないなと思い、家事の分担について話すと「俺のほうが疲れてる」「昔は文句言わなかったのに」と的外れかつ見下した返事をする。結局その後チャットでもう一度話して分担を決められたけど、この時のそこはかとない不安感覚は鮮明に覚えてる。

それから、忘れられないのがその年の私の誕生日。彼はほぼ常に誰かしらの女の子と連絡を取り合っている人であったが、その時期特にはまっている相手がいて、私の誕生日にも目の前でスマホばかり見ていてかなり辛かった。出かけていたけど、悲しくなってすぐに帰ってきた。彼にとっては私の嫉妬がうざったかったようだが、それならそれでもう少し上手くやってほしいと願う。彼へのいくつかの不信感はこの後どんどん増大していく。

なんだかいきなり悪いことばかり書いてしまったけど、基本的にはすごく楽しい日々だったし、彼のことも尊敬している。私が配属先のことで悩んでいた時、彼の的確なアドバイス希望通りに進んだことは感謝のしようがない。常に向上心を抱いていて、努力努力と思わずストイックに進み続ける人。でも私にはどろどろに甘くて、一緒に歩く時は手をつないだり腕を組んだり、駅の階段を上る時は体力のない私を押してくれたり、そんな何げないシーンに幸せを感じていた、確かに愛されていた。1人では何もできなくなるんじゃないかと思うくらい甘やかしてくれた。シングルベッドと壁の間にぬいぐるみが挟まって爆笑したり、旅行して写真を撮ったり…このあたりの時期に撮ってもらった2ショットはその後3年間ずっと部屋に飾るほどの宝物だ。ここまで書いてやっと1年。ちょっと飛ばそう。

やはり6畳では手狭に感じてきたので、私が社会人2年目になる頃には広い部屋を借りて同棲を始めることに。さすがに同棲をするのに親に内緒というわけにはいかず、私の親に電話あいさつをしてもらった。2~3年後には結婚を考えていると電話口で言っていて、常套句ながら口元が緩んでしまったのを覚えている。

新しい1DKの部屋で、私は世界一幸せだった。夜、眠くなったら優しく寝かしつけをしてくれて、朝は私から行ってきますキスをして、毎日ハグして、一緒にゲームして、くっついて寝て。手をつないでふらっとコンビニに行った。テレビを見てやいやい意見を言い合ったり、ばかみたいに妖怪ウォッチダンスを踊ったりして笑顔が絶えない日々だった。ご飯を食べる時は、小食な私の食べ残しを彼が食べてくれることに強烈な愛情を感じていた。うれしくて、別にそこまでお腹いっぱいじゃなくても彼にパスしちゃってたな。私のドジで笑ってくれるのが愛しかたから、いっぱいドジした。大柄な彼の上にのしかかるのが好きだった。お互いの寝言について笑った。関西弁を使ってくれるのが嬉しかった。2人にしかからない符号がたくさん生まれた。彼の好きなものを真似して、私にも好きなものが増えて、世界が広がった。彼の脱いだTシャツですらいとおしかった。彼に愛され続けるように、見た目も中身も、かわいくいようと努力した。

そんな幸せ日常の一方で、なるべく直視しないようにしていたものの、不安なことはいくつかあった。まず、お出かけを一緒に楽しめなくなっていたこと。倦怠期と言われればそれまでだけど、付き合いはじめの頃はどこに行くか、何を食べるか一緒に決めて楽しんでいたのが、だんだん彼が私についてくるだけになった。ついてくるというのは、本当に後ろをついてくるだけ。何食べる?と聞いても「どうする?」と言うだけ。目的地でも興味を示さずぼーっとスマホをいじっていて、それならむしろ1人で出かけたほうが気楽だからとそう言っても、ついてこようとはしてくれる。店員さんを呼ぶのも、席を探すのも、地図を見るのも私。前に出るのは苦手だったからかなり苦痛だった。友達とたくさん遊んでいる彼は、絶対友達の前ではそんな感じじゃないはずなのにね。甘えられてたのかもしれないけど、一緒に楽しもうとしてくれない人と出かけてもしんどいだけになってきたから、だんだんデートに誘わなくなった。最後年の瀬カレンダーを買いに行くと言ったらついてきてくれたけど、やっぱりずっとスマホをいじってるだけだったね。連れまわして機嫌が悪くなっても困るから、早く済まそうとして最初に入ったお店で全然趣味じゃないカレンダーを買ったときの虚無感は忘れられない。

不安なことの2つめは、彼が不機嫌になった時のこと。機嫌を損ねると無言になって話ができず、物にあたり、こちらを無視してどこかへ行ってしまうという癖があった。これは付き合う前に感じていた違和感その1と2で、どんどん膨れ上がっていた。もちろん私も黙って我慢していただけではなくて、話し合いをしたいときは、どういう話の持って行き方をすればいいのかを調べて試行錯誤したし、直接、無視するのはやめてほしいと伝えたこともあった。でも性格簡単に直らないし、私の心もなかなか強くはならない。本当にもう無理と感じたのは、彼がケガの療養中に、少し出かけてみるというから一緒に行ったら、ケガが痛いようでみるみるうちに不機嫌になっていった日のこと。「帰ろう」と言っても「うるさい」と一蹴され、どうすることもできず黙って着いて行った。みじめだった。極めつけは、後になって「ごめんね。でもケガしたらわかるよ」と言われたこと。例えば私が生理痛あなたに当たり散らしたことが一度でもあっただろうか? ケガのせいではない、この人の性根がそうなだけだ。この人と、将来、何か問題が起きたときにうまく支えあっていけるのだろうか? 不機嫌をまきちらすこの人と。私はいつの間にか、彼の顔色を伺いながら無理におどけるようになっていて、どうにも元気が出ない日も、ドアの前で深呼吸をして笑顔を作ってから帰宅していた。できるだけ彼の機嫌が悪くならないように。そうすれば楽しい毎日が送れていたから。何度も傷ついて、もうあの空気になるのが耐えられなかった臆病者。

不安なこと3つめは、女性関係。前述の通り、彼は常に誰かしらの女の子と連絡をとっていて、時々会ってもいた。私が嫉妬するからと隠そうとしてくれるのはいいが、全然隠せていないから、結果として最悪な形で私に「女の子と会う」と伝えていることになっていた。男女入り混じったグループで遊ぶことはもちろんあるだろうが、2人でデートしたり、合コンに行ったり、ドライブしたり…これで嫉妬するほうが悪いというなら、恋人を作らないほうがいいのではないかと思う。愛されているという自覚はあったけど、彼が何を考えていたのかわからない。仕事のためだと言うこともあったけど、本当だとしたらどれだけ効率の悪いリクルーティングだろう。でも嫉妬しすぎて彼が不機嫌になったら大変だから、1人の時に泣いて消化していた。この家で不機嫌になっていいのは彼だけだから。それでもどうしても我慢できないことがあった。それは旅行。私とは満足にお出かけもせず、何にも誘わないのに、ほかの女の子とは自分で車を借りてホテルを予約して旅行するんだ。その扱いの差に耐えられなかった。出発の日には目の前で泣いてしまった。帰ってくるま毎日涙が止まらなかったし体調も崩した。彼が帰宅後、我慢できずに口からこぼれてしまった日、彼は心底めんどくさそうにして、私と別れると決めたようだった。女の子と会うことよりも悲しかったのは「私が嫌だと感じていることを意に介さない」こと。例えば、本当に仕事なのであればそう説明するか、友達なら紹介してもらうとか、何かしら2人の間で納得できる解決策を見つけようとすることがなかったのが辛い。また思い出して泣けてきた。痛い。私の価値観が低次元とかそういうことではなく、歩み寄ろうとしてくれないことが何より悲しかったんだ。

でも彼のことは、心に顔が浮かぶだけで泣きたくなるくらい大好きだった。3年目にはもう頭の中はぐちゃぐちゃで、彼と結婚してずっと一緒にいたいという強い思いと、上記不安がないまぜになって、自分でもどうしたいのかわからなくなる。彼は結婚というものに興味がなさそうだったので、私から結婚するのであれば子供不安なく産めるうちに、と逆算した結果を提示し、これくらいの時期に籍を入れたい、という話をしていた。彼も了承していた。でもその時期になっても彼は何も言わない。私たちより後に付き合い始めた友達カップル結婚した。彼は何も言わない。彼は結婚してまで私と一緒にはいたくなかったのだろうか。うちの実家には来てくれたけど、その気がなくなったのかな。わからない。

結婚したい、してくれない、でもこの人と将来ずっと生きていけるのか、そんなことばかり毎日ぐるぐると考えているとき旅行騒動があったから、私の心はポッキリ折れてしまった。このままじゃ彼のことも自分のことも嫌いになって、笑顔でいられなくなりそう。自分の心を守りたかった。でもまだ寝顔ですら愛しいと思う気持ちは変わってなくて、「別れたい」という言葉は絞り出すように口にした。

そこからは早かった。「別れたい」「わかった」というやりとりをした1か月後には引っ越して、あっさりと同棲は終了。最後に会った彼は、あの飲み会で初めて会った時と同じ顔をしていた。

今私は初めてのちゃんとした一人暮らしをしている。彼氏はいない。4年間というのはとても大きくて、生活のそこかしこに彼のおもかげを感じてしまう。彼が好きなテレビ番組、食べ物スポーツ、手をつないで乗った電車の中、駅のエスカレーター。彼に似た人が歩いているとつい目で追ってしまう。

彼には新しい彼女ができたらしい。

私には、親から見合いの打診があった。

高校卒業からずっと彼氏を切らさないようにしていたが、独り身になった途端これだ。きっと逆らえずに結婚するのだろう。私の人生は親の言うとおりだから。思えば、就職先だけは自分で決めた。そこで出会った彼に恋をして、4年間幸せに生きた。途中は恨み言ばかり書いたようになってしまったけど、上京就職という精神的に不安定になりがちな時期を支えてくれて心の底から感謝しているし、夢のように幸せ時間だった。彼の腕の中で安心して眠った日のことを思い出して、この先強く生きていけるはず。今はまだ泣いてるけど。大丈夫。1人で階段も登れるようになる。

これを書いて、匿名ではあれ公開して、誰になんて言ってほしいのかわからない。別れてよかった、別れないほうがよかった? もし彼が見たらどうしよう、見てほしい?

まり不義理な感じだったから、上手くいっていないなんて誰にも言えなくて。自分から別れを切り出したのに、何で悲しんでいるんだと思われそうで。「何で別れたの?」って聞かれても一言では答えられなくて。でもここで吐き出せたら少しだけ気持ちが楽になる気がする。まだまだ書き足りない思い出も気持ちもあるけど、心の中でぐるぐる回っていたものをやっと少し言葉にできてすがすがしい。

面倒くさがりな彼がこの先、とんでもなく面倒な「結婚」ということをしてまで一緒にいたいと思う人を見つけたら、ちょっと悔しい。

でも、いつ死に別れても後悔しないように、私にできる精一杯で、全力で愛したと胸を張って言えるから、その結果がこれなら仕方がないかな。

2018-05-12

母の日に花を贈れない懺悔

今も母とのコミュニケーションが取りづらい。

最近朝と夜に電話(長時間)を要求されるようになった。

すると、仕事も話してから遅くに行かなければいけない。

フレックスでよかったな。

夕方すぎると話せるよ、話せるよ、と追撃メール

夜、家にいるときも話せるか、とメールで外に呼び出して話。

平日暇なとき突撃訪問してくる。

そんな訳で夫婦時間も取れず、家事するのでせいいっぱいくたくた。

明日母の日で、準備もできてない。

すると向こうの親も自分の分もこっちが準備したから!送るから

電話が来て午前中また家を出る前に呼び出されて話した。

あっそうまたか…と思ってしまった。

この人は自分でしないと気が済まないのだ。

夫と外出して用事を済ませた。

本来ならそこでお花とか用意しようと思ってた。

朝の唐突な話もよくわからないので、電話して確認しようと思ったら、出ない。

寝てたらしい。

帰って来てようやく繋がって、するとヒスられてもうこちらも送らないしお花とか向こうの両親にすら送るな!だと。

カーネーションが嫌いとかいう面倒くさい人。

ちなみに前に人前でこの人はカーネーションが苦手で、と言うとそうじゃない!と後でキレられた。

プライドだけは高く外面だけはよい。

これまで誕生日かにあげたものも全部文句言われて捨てられたり他人にあげられたり。

結局自分が選んで自分でしないと気に入らないけど人にしてほしい人。

私も我が儘だし準備しとけよって感じだけど、これ全部なかったらなあ、と思う。

やるやる詐欺してヒスってやっぱやめる、がこの人の常套句

こっちでやるから、と言ってもやるなと言われる。

これ全部なかったらなあ。

そしたら気持ちよく私が適当に選んだものを両方に送って、終わり。

やるな、と言われる。

私も馬鹿みたいに洗脳されているから、やるな、と言われると体が動かない。

もう離れているのに、やるなと言われてやった後の報復復讐ストレスを予期しているからだ。

まあでも結婚してから、向こうの親にペコペコして!と言われる事が多い。

なんもしてねえよ。

なんでここに書くかって、私の自己中さを叩かれたいから書くんだよ。

書いてて論理破綻してるのは自分でも分かるし。

母の日に花を贈れない懺悔。育ててくれてありがとうごめんなさい。

2018-04-18

anond:20180418162016

ええと、全然、具体的でないんですが。

西暦何年ごろの話をされてるの?

男性社会的選択強者だったから、それはやはり詭弁ですよね。

男性が「社会的選択強者」という根拠不明です。それは確定した事実ではない。

私は「男性にも外で稼ぐ以外の選択肢がなかった(ない)」と言っている。他にありましたか

というか、「選択強者」とはどういう意味でしょうか。

造語の様ですが、意味が分かりません。

「強さ」を手放すことができるのは社会的強者(稼ぐ役割の人)からしかできないですし、

過去の女権拡大の歴史的経緯を見ても、それを手放したくないと旧態側(主に男性)が考えていたことが分かります

「外で稼ぐ」ことを強いられる立場を、「強者」と断定するのならばそうでしょうね。

男性は、社会再生産のため、女性庇護することにプライドを持てた。

女性自分役割プライドを持てないかった。(もちろん、持ててた人も多かったと思う。)

それだけでは?

ここまで書いといて何なんですが、↑みたいな印象論はいっくらでも書けるんですよ、お互い。

からデータ事実を基に考えたいのにあなたは印象論を重ねてくる。



もう少し、歴史勉強しても罰は当たらないと思います

これは具体的例を挙げられない場合常套句ですね。

2018-04-04

anond:20180404210617

特定個人かどうかを決める条件が不明

なにより訴訟コストを支払うことができない人間のことが考えられてないので却下

いーわや冷泉明彦の常套句だぞ

無職に向かって「悔しかったら訴えてみろ」って言うの

2018-03-09

まれ持ったものを好きになれなかった話

ッあぁ~~~これ書いたら大人の人にめっちゃ怒られるかもしれない。でももういいや。もういい。もう嫌だ。だから書きます。
口調とかもあまりれいじゃないかも、ごめんなさい。
私は自分絶対に正しいとは思わないし自分と違う考え方の人に対してどうこう言うつもりもないのでそこだけご承知願います

書き手は21歳大学生女。

人間って生まれからたくさんのものを獲得して生きていくものだと思ってる。
たくさん選んでたくさん捨てて積み重ねてきた時間がその人を作る、よく聞く話。そんな中で生まれた瞬間から決まっていてどうしても覆せないものって一つだけある。

 

 

って言われているもの。誰からまれるか、どこで生まれるかなんて誰も選べない。
逆に親も子を選べないのもまた事実で、これを皮肉って『ガチャで出てきたはずれが自分だ』みたいなこと言う人もたまに見かける。
そういうわけで『親を好きになれなかった』話について。

どっからかけばいいかな、

9月実家から引越しをした。


その引っ越し、自立とかきれいごと抜かしてるけど親との同居に限界を感じて決行したものだった。
実家がどういうところだったか、少しだけ書くと
2017年夏(当時20歳)の時点で

 
•住んでいるのは私、母親祖母

自分の部屋がない


•昼間は机が置いてある2.5畳の仕切りのないスペースで生活


•就寝は祖母と一緒の布団


•就寝と起床は母親の定めた時間までに


•鍵はかからないが唯一一人でいられる場所トイレ風呂


•窓を開けてはいけない


•カーテンも閉め切る


•私がつけていい照明は机のスタンドライトだけ


•キッチン勝手に使ってはいけない


オーブントースター温度設定は使い終わったら母親の使う温度に戻さなければならない

などなど。

母親祖母も私がいうことを聞かないとすぐに怒鳴り散らすのでとにかく怒らせないように生活するのに必死だった。それで今でも大声で人を怒鳴りつける人が苦手。
 

これでも成人してよくなったほうで小学生頃なんか今思えば地獄度段違い。

母親が19の頃にデキ婚で私が生まれ小学生のころに離婚していて、次の男が一時期実家に住んでいたこともあった。いわゆる『ママ彼氏』。

今でも覚えているのは母親から

「これから私たち生活を支えてくれる人」って紹介されたこと。

誰だったんだろうあいつ。


見た目的にはホストっぽかったけど今となっては素性はよくわからない。
私が8歳当時なら母親はちょうど30手前くらいで離婚もしてまだまだ遊べる年だったんだろうな、と。

最初のほうは仲良くしてたと思う。私の目の前でいちゃついてて、それ見てたら男が母親いじめてるみたいに見えて止めに入ったら怒られてのけ者にされたりした。懐かしいなぁ。
そんな生活も長くは続かず1年経たないうちに仲が悪くなって男は出て行った。

そっから家に男が入ってくることはなかったので本当に父親という存在を知らずに育ってきた。
だから好きになった人や付き合った人に父親みたいな安心感を求めがちなんだって最近になって気づいた。

祖母も同居することになったのはそのあとで働く母親の代わりに家事全般をやってくれた。
それだけでも本当は感謝しなきゃいけないというか、感謝はしてるんだ。それは本当。
働いて私を育ててくれたのは母親で、そのことも理解しているつもり。

祖母祖母で私が拒食症になって口に入れたもの目の前で全部吐き出してしまった時はブチ切れて木の棒で全身あざだらけになるまで殴ってきたけど書くとさらに長くなるから割愛。(重視すべきは体調不良よりも作ってくれた親への敬意 という考え方)

そういうわけで『産み育てた恩があっても殺す権利はない』というのが持論で、言ってしまえばこの世に生まれた瞬間から、
へその緒を切られたその瞬間から私は母親の体の一部ではない一人の人間になったはずなんだ。
その事実を『感謝』とか『育ててくれた恩』とかとごちゃまぜにして見えないところに押し込むことは私にはできなかった。


そして労働に費やした分子供と親が触れ合う時間が減ることで親子という関係不具合が生じるのもまた事実だ。


私は本当に親がわからない。

親もしばしば私のことを「わからない」と怒鳴りつける。


今歩み寄れないのは間違いなく幼少期に信頼の基盤がつくられていないからなのにまるで私が親を突き放しているかのような物言いで、
そこに「親不孝者」という便利な言葉を着せてことあるごとに罵られてきた。

母親の中には親子とはかくあるべし、という理想像があって、何もしなくてもそこに収束するのが普通だと思っているようだった。
だから自分普通で私が異常なんだと言って私を矯正したがった。

まれて何年たっても私はまるで親の一部かのように扱われていた。
いい学校に入っていい会社に入っていい大人になるための第一歩として幼稚園のころから通信教育の教材をやらされた。
幼稚園の頃病弱で、入院している私のベッドのそば

「こんなに頭の悪い奴なんか見たことない!」と叫んで帰っていく母親の姿はなぜか今も鮮明に思い出せる。

小学生のころは学校のすぐそば煙草を買いに行かされて、同級生に見つかって噂されて、勇気出してそれが嫌だと親に伝えたら
「身勝手な奴だ」と怒られ、「親のためにこんなこともできないなんて」と貶されたことがあった。

服は短くても1週間同じものを着せられてた。長いと1〜2ヶ月くらい同じものを着てたと思う。当時皮肉抜きで「その服本当に好きなんだね」って言ってくれた友達のことをたまに思い出す。大人になっても1度着た服を洗おうとするとめちゃくちゃ怒鳴られた。


私はとにかく母親の思い通りにならないと怒られてた。当時はよく泣く子供で泣くとさらに怒られた。
私が大きな声を聴く自然と涙が出てくるなんてことを親は知らないみたいで、もうそのころからまともに意思疎通をはかろうなんて気持ちすら持てなかった。

中学生になるとひたすら成績を気にしだした。テストの成績はクラス順位5位以内でないと怒られた。「他の人はできるのにお前は何でできないんだ」が常套句だった。


幸いそのころは勉強が楽しかったので学校の成績は良かった。
しか受験勉強が始まると私は親ではなく私のために勉強しなければならなくなった。過去問学校テストよりはるかに難しくて思うように点数が取れなかった。
もう手一杯で親のご機嫌取りのために数字を気にしている暇なんてなかった。数字が下がると怒鳴る頻度は上がって以前みたいに勉強楽しいと思えなくなった。

結局中学の好成績を生かして公立高校に推薦で入学した。
ひざ下まであったスカートをひざ丈まで上げたら烈火のごとく怒られた

「そんな恰好をするな!不良め!誰とつるんでいる!」
挙句の果てに「そんなに妊娠がしたいか!」と。
スカートの丈をひざまで上げただけで。
意味がわからなくて怖くてたまらなかった。

親のなかでは


ひざ丈のスカート


=男にもてたい


恋人ができる


=セックス

妊娠

という式があるらしい。

一番成績がいいのは1組、悪いのが7組だと信じて疑わなかったので3組になったとき説教された。いくら違うといっても聞く耳は持たなかった。

大学は必ず行け、しか国立以外許さないと言われた。自分でも裕福じゃないのはわかっているか学費負担を少しでも減らしたくて志望を国立に絞った。
しかしここでも親の謎理論は炸裂、大学に行ったこともないのに「私大は頭の悪い人間が行くところ。落ちこぼれが金で大卒資格を買っている。」とご高説を垂れる。
この辺まで来るともう物事判断がつく年齢になってしまった私には親のめちゃくちゃな説教気持ち悪くて仕方なかった。
知らないものをぼろくそこき下ろすのも、進路の悩む私に寄り添うどころか選択肢を狭めて重圧をかけるのも鬱陶しい。

結局興味のある分野に近いコース国立大に入学して3年が経とうとしている。
実家から離れた大学に通うことも気に入らなかったらしい。
「もっと近くにあるだろうが」


帰りが終電になればまた怒られ、


美術なんかやって何になるんだ」


「お前みたいなダメ人間教育学部」


といった風な小言も絶えなかった。

掘り返せばきりがないくらいこの手の嫌な思い出は出てくるのでこの辺にしておこう。積もり積もって今の私を形作っている思い出たちだ。

場所もない、理解もない、朝は母親祖母による自分悪口で目が覚める。
ストレスばかりが溜まって心も体も限界だった。


2年次の後半はほとんど学校に行けなかった。
家にいると親に対する嫌悪感頭痛吐き気が止まらなかったので出来るだけ外にいた。

学校終わりはバイト、予定のない日は大きい本屋をうろついてたまに本を買って近くの喫茶店で読んだ。


もうどうしようもないと思って3年次は休学手続きを取って1年間フリーターみたいに働きながら家を出た。


講評の当日深夜につらくて泣きながら教授に「授業を休ませてください」という旨のメールを送った日からもう1年が経ったらしい。

実家を出ることに関しては強行突破でかまわないくらいの心意気だった。
どのみち自分には帰る場所なんかないのだから場所を作るしかないと思ってのことだった。


親には一言も伝えずに休学、

お金を貯めて部屋まで決めて、

もう後に引けない状態で家を出ることを伝えた。

自分判断能力精神的の限界、苦しみ続けた20年間を鑑みてもうこれが自分に残された最後の、そして最善の手段だと思った。

「自立したくて家出た」なんていうと「行動力があるね」と言われることがあるけれどその実
ただ「実家にいたらいつ精神崩壊するかわからいから生きるために逃げ出してきた」くらいが正しいんだろう。

3月18日実家を出て半年になるらしい。


少なくともこの半年

「家に帰りたくない」なんて1度も思わなかった。

時間潰すために夜の公園電池なくなるまでスマホいじることもなかった。


自分悪口で目が覚める朝は来なかった。


自分けがいる部屋で誰の目も気にすることなく笑ったり泣いたりできた。


窓を開けて部屋の換気ができた。

たったそれだけの事だ。


私はたったそれだけのことをするのに21年苦しんだ。


春の暖かい風が部屋の中に吹き込んできたとき「生きててよかった」と心から思った。
ようやく自由になれた気がした。

家を出たら出たで大変なことはあるけど、少なくとも今のところは後悔なんかしていないと言い切れる。
誰かが掲げてた『苦労はできるだけ少ないほうがいい』という主張はまったくその通りだと思う。
部屋の窓を開けるのに21年かかるなんてばかばかしくてやってられない。

ただ、21年かけて開けた窓からは確かに未来が見えた気がした。
自分人生はこの1度きりしかないのだから自分幸せになるために生きなければもったいない

 

4月から大学に戻る。仕送り0で学びながら働きながら「家賃を払わず整形手術のローンを組む同居人」と共生、というか矯正それから休んだ1年分の学費を貯めなければならないのでやることは山ほどある。大好きなお絵描きができないかもしれないがそういうフラストレーション学校課題へのモチベーションに変えよう。

体はそんなに強くないか健康管理しっかりしないと。

レールを外れて生きていくっていうのはそれ相応の覚悟必要で、残念ながら社会はそういう人間には優しくない。

こんな文章垂れ流したら知らない人に「この程度で甘えんな」「自分なんかもっと大変だ」「大学まで行かせてもらってるくせに」って言われそうだけどそれでもいいや。

ようやく自分で作れた居場所何度でも帰ってこれるように必死に生きます

ここまで読んでくれた人みんな幸せになれますように。

2018-03-07

anond:20180307211720

冤罪基本的司法問題女性問題ではない。

>無害な男性女性比較すると、駅ではどちらが強者なんだろうか?それは平等なんだろうか?

無害な女性痴漢に遭う確率が高いか弱者といえるんじゃないすか。

女性専用車両があったからといって女性乗客全員が乗れるほどのスペースではないし。

あと痴漢は遭ったらその場で終わりというものではなく、心に深い傷を残す。

そんなに電車で座りたい、冤罪が怖いならタクシーにでも乗るか通勤時間を変えれば?(女性自衛しろというとき常套句な)

2018-03-05

違和感を感じる

ってのは重複しているので、正確には「違和感を覚える」「違和を感じる」と書くのが正しいみたいだけど、「違和感を覚える」「違和を感じる」は常套句な感じがして気が進まない。だけど、そう書くより方法がないので「違和感を覚える」「違和を感じる」とついつい書いてしまう。

何か他の表現はないでしょうか。例えば「違和感を察する」とか(しっくりは来ないけど)。

このようなクソ雑魚ナメクジにご教授くださいお願いします。

2018-02-07

ツイッター独り言日記帳までは合ってるけどやってる奴を頭おかし認定するのは2ch増田しか場所がない人間常套句なのでかわいそうに思う

2018-02-02

アイマスから足を洗ったを見た

総括するとオタクめんどくせえな!辞められてよかったねおめでとう!で終わることだと思ったけど、自分もここ1年くらいアイマスを辞めたいと思っていながら切る勇気が出なかったクチで、明日にはsideMライブに行くことになるので、改めて最近の考えをまとめてみようと思った。

9.18の騒動アフィブログランキングを騒がせてる「アイドルマスター」ってなに?』

深夜アニメを見始めてネットに慣れてきた2011年、当時興味を持って見ていたことといえばやらおんニコニコ動画だった。調べたらかわいいキャラクターアニソンに合わせて歌って踊っている。それはもう追いかける要因になりえた。なんとなく見た目が好きだった竜宮小町プレイアブルキャラクターから外されたことや、765アイドルと961男アイドルの絡みコラが面白おかしアフィブログに載るのを目の当たりにして、ショックだったし怒りを覚えた。でもキャラクターは可愛かったし、曲もキャッチーで、ゲームプレイ動画を見たりして毎日を過ごしていた。

当時程なくして始まった「アニメアイドルマスター」がとても面白く、またオタクになりたての私には全てで、後発で始まった某スクールアイドルに変に対立意識を持ってしまったりしたせいで対抗意識を燃やすようにアイドルマスターにのめり込んだ。

そしてシンデレラガールズにたどり着いたのだ。

売り出し中でポチポチゲーがモバゲーランキングを占める中、アイマスといえば信号機メインキャラクターとして冠を置かれていたのになかなか出番を貰えないキャラがいた。Mだった。

この時点で、RとSにビジュアルでタメを張れるとは言えないキャラクターデザインの時点であまり雲行きは良くなかったのかもしれないと今なら思う。

CDリリースが決まり、当時人気のあるキャラ順ともいえよう数名に声優がつき、作品の冠ラジオが始まった。この時に属性ごとのパーソナリティキャスティングされたが、信号機の順でいくとMだったはずのものが既に声が付いているJになったのを当時の私はわだかまりに思った。Mはまだ声優もいないしメインなのに前に出て来ない扱いにくいキャラクターだったし、あまりに新カードが来ないと記事にされているのをネタにされるのをたまに見ていた。そんな中訪れたアニバーサリーでついに声優が決まりCDデビューが決まりガチャSRで登場した。好きになってしまった。声優も当時見ていた女児アニメ出演者と知り余計に親近感が湧いた。

そこから、Mを中心に漠然信号機が好きになった。今でこそ歴史の積み重ねで声なしのキャラクターでも「担当」と名乗ることに不安はないかもしれないが、設定も小出しの当時は有名だったAやYに比べるとほぼモブみたいな扱いが多かったし、ピクシブもRとSだけが扱われたような2次創作も珍しくなかった。好きなキャラが仲間はずれにされて傷心しながらも、毎日のように更新される美少女イラストテキスト、ボイスに夢中だった。

主題歌シングルを買い、噴水公園イベントゲリラライブSSA、念願の1stライブ、雪辱の総選挙、そしてアニメ化が決定し、We’re the friends!のリリイベで初めて現地の観覧に参加して2ndライブの発表を聞いたり、とにかく楽しくて仕方なかった。

アイマスを辞めたいと思ったのは、『TVアニメ アイドルマスターシンデレラガールズ』で”アイマス地雷ができた”からだ。事象説明で長くなってしまうのでサクッと済ませるが、「自分の思い描いていたM」と「アニメで描かれた情緒不安定さ」・「Pやシンデレラガールズの200人近くと接するM」のギャップが受け入れられなかった。いわばMの夢女になってしまっていた。(夢Pとも言えるかもしれない。当時は夢理解がなかったので最近気持ちの整理がついてから名前をつけた)

アニメの展開をなぞるライブセトリ3rdライブ以降あまり気持ちが乗らなくなった。その時点で辞めればよかったのだろうが、デレステが始まり、平面の世界にいたシンデレラガールズアイドル3Dの新しいステージにいるという、765シリーズ彷彿とさせるような”アイドルマスターらしさ”に目が眩んでしまった。

デレステオリジナル曲〜後発声実装キャラの飛躍により序盤のキャラクター声優は出番が減り、私はラジオメインに以降していった。声優活動を追うしかなくなった。

本格的に声優個人ラジオ聴くようになり、イベントに通い出したところで気がついた。

結局今の今まで見ていたのは”M”なのか”Mを通した声優”なのかを見失っていた。

まあアイマスはその辺りの次元をぼかすのが上手だったと今なら思う。普通声優キャラクタービジュアルを寄せたりしないからだ。その辺りは自分が型に当てはめたがりなせいと、2.5次元俳優を知った今だからこう思うのかもしれない。

アニメが全てというわけではない、でも与える影響があまりに大きすぎる」

結局は自分が「キャラ解釈はこう思ってる!」って芯があればいいことだと思うけれど(リアルギャルゲー理解のある女オタがおらずみんなもれなく腐女子になっていったので)1人でオタクをしていた私にとって「ネットなら同じことを喋れる仲間がいる」ことは唯一無二の趣味だった。

アニメになると、自ジャンルが腐の友達でもみんな見てくれた。更にとっつきやすソシャゲが出ればイチコロだった。そんな友達でも在学中は関係を損ねたくなかったし、アイマスの良さを分かってほしかった。宣伝したら見てくれて、話を理解してくれる友達も増えた。

ネットでは、解釈不一致の人と関わらないようにするのは容易だった。例をあげればコスプレイヤーだ。「Mというキャラクター」が好きだったので、コスプレイヤーはみんな顔やスタイルというオフラインの部分をちやほやされたい承認欲求ダダモレな奴らだと思い込みブロックしまくった。レイヤーオタクの中で目立ち、オタクの種類の中で世間に例として挙げられることが多くなった現在ではこれは偏った考えだという認識もあるのだが、今後もレイヤーとは分かり合えることはないと思う。

一方自分ファンアートを描いたりしてそこそこツイッター人間関係を築き上げることに成功した。作り上げるプロセスや褒められることで得られる承認欲求快感レイヤーとさほど変わりはないけれど、オタクネットで顔をあわせることなく楽しむものと型にはめたがっていたところがあった。そうとは言いながら実際ライブ即売会ではフォロワーと会ってご飯などしていたので、なんだかんだネット友達と会うことは楽しかった。容姿オタクとしての楽しみに持ち込みたくなかった。

まりに遅いが、私とシンデレラ最後は結局5thでMの声優が出る回をライブビューイングで合計2回見て終わった。千秋楽であまりの辛さに途中で席を立って、そこでやっと辞められた。もうMに対してもMを演じる声優に対してもお金を払おうと思わなくなった。それに伴ってツイッターアカウントも消し、本格的に2次元美少女女性声優を好きになることを辞めた。

声優2.5次元じゃない

その後、イケメンが出てくる女性向けにハマってみたりもして声優ライブにも足を運んだ。平均30代くらいだと思うが、女性声優みたくかわいいとか見てて癒されたりは一切しなかった。ただ『顔の良いキャラクターの声をしている』と漠然と感じ、当たり前だがあざとかわいい系のキャラゴリゴリのおじさんの顔が声出してるのを見て、悪い意味でも良い意味でも裏切られたと感じた。その中で一番若かった20代男性声優は推せる!と思ったが、正直また若手かと正直自分辟易した。(オタクめんどくさいな)

そこから初めて2.5次元という世界に触れて、舞台を見て、そこで初めて「推しは生きてる」と感じた。でも、どれだけ見た目と行動が完璧でもやっぱり2.5の俳優キャラクターの声では喋らないのだ。そこから、声は声優に求めて、演技は俳優キャラクターの成長は公式に、という考えが自分の中でちゃんと整理できた。

ちょっと前まではこれを声優に求めていたんだな、とも反省した。

結果的に、声優に無理やり2.5次元性を求めるのはやめて3次元アイドルを推すようになった。アイマス現場でたまにいる”厄介オタ”の行動原理もなんとなく分かった。(当時は現地で近い席になるとペンラでぶん殴ろうかと思うほど憎しみを抱えていた)

次元アイドルは生きているし、アイマス2みたく中途半端に成長しない。曲が良くて、歌が上手くてかわいい現場も行きやすいし、会いに行ける。同性として可愛い子は見ていると元気が出る。(疑似恋愛にはやっぱり賛同しかねる部分があるけれど)

推し」を推している時の感情は、Mを「担当」していた時と近いと思う。

推し」って言葉はPから嫌われてるけど、ライトで使い勝手が良くて、追いかければ追いかけるほど熱が入っていって、今では「好きだ・応援できる」という時自分常套句だ。

アイドルマスターキャラクターの「担当」って言葉はやっぱり呪縛であり麻薬だと思う。自分がいなくちゃダメという錯覚

Mに対しても、「ソシャゲ課金をして強くなりたい、カードを入手したい」という気持ちではなくて「声を聴きたい、新しい絵が見たい、この子がどんな行動をするのか知りたい」という気持ちのほうが強かったので、課金はあまりしてこなかった。時間をかけることもお金をかけることも、モバゲーシステムには投資したいとあまり思えなかった。今思うと、この行動は「担当」ではなく「推し」だったのかなと思う。

デレステ限定が来た時に、それはもう当時持っていたお金を財布の中身以上に費やして、何が何でも72時間で入手しようとした。結果的には入手できず、ただ財布の中身以上のお金を擦ったという現実けが残った。なんとも後味が悪く、シンデレラガールズを辞めるという感情駄目押しをされた気分だった。

今でも「推し」と「担当」のファン行為としての境目は見つけられていない。

ミリオンの「担当」でSSRが来ても同じことにならないといいなと漠然と思っている。

765とミリオンライブを辞められずにいる理由。それは、声優2.5次元性とキャラクターの設定の深さ、デザインの可愛さ、そして3Dモデルキャラ実在性を感じられるという点だ。完成度の高さだ。

sideMの今後はどうなるんだろうと、まだどこか「アイドルマスターに」期待している自分がいる。

今度の新作発表会には、既存コンテンツの展開やアイマスの4つのシマの合同ライブなどを期待している。

アイマス2アニメ以降、当時中途半端存在をなかったことにされていた彼らがどこか気がかりだったので、2014年SSAsideMの告知された当時を知っていると復活することは喜ばしかったし、現にアニメ関連のプロジェクトが公開される2ndライブまでは嬉々として現場に通ってきた。

アニメ化は嬉しかったが、放送中も『Mの時みたいになってしまうんじゃ』と不安が拭いきれず、冷えながらもなんとかアニメを見切った。

そこからモチベーションや熱は戻っていないが、アイドルマスターを辞められなかったので明日からsideMライブビューイングに行く。アニメ以降、sideM出演者のうち特定声優を推すようになった友人と連番するつもりだ。リアル友達アイマスの話をするのは楽しいさらに言えば今後現地に行く予定もある。行くのはライブ後半なので、それまでにあわよくば熱が戻ればいいなと思う。

次元混同をすると下手すると数年無駄にする」

こう分かっていても、セカライで私は確実に声優を通してもふもふえんを見た。ある意味声まで備えた2.5次元俳優のようで、もふもふえんは無敵で完璧だったと今でも思う。かわいいし、カッコよかった。

ユニットは「〇〇キャラ役の声優が歌っている」止まりで、それが普通だ。

でも、もふもふえんはそれを飛び越えた何かだった。実名を出してしまうと、男声優の歌とダンスを見て「あゆむらせかわいい」でなく「かのんさんぎゃわいい!!」になった。女性声優アイマスには、この現象が全編に渡って効いている。一種魔法だ。

サライ見に行くのためらってるのは、声優が見に行きたい訳じゃなくて315プロキャラクターが見に行きたいからだ。

アイドルマスターは増えすぎた。キャラクターも、声優も。正直シンデレラガールズで徐々に増えていくのを追ってたけどもう完全にお腹いっぱいだ。

「お前、『「声優ライブ』って言葉知ってっか?」と聞かれたら、答えはきっとNOだ。

はいアイマスを辞められるんだろう。

2018-01-28

anond:20180128101336

歴史の事を言うなら囲碁における女性歴史って江戸時代最初期に断絶してない?徳川家康が碁打ちに特別地位を与えたあたりで。

それでも囲碁戦後女性競技人口が増えたのは日本棋院が上手いこと普及を成功させたからじゃないかな。勿論、女性に碁を勧める時の常套句として平安時代は女も碁を打ってました~とはよく言ってたみたいだけど。

2018-01-26

フミコフミオ袋小路

最近どうも敬愛してやまないフミコフミオ様のブログ違和感がある。

ブックマークコメント否定的意見が多いようにも見えるし。

http://delete-all.hatenablog.com/entry/2018/01/15/190000

まずコレ。

言いたいことは「子供いないのに、子供出来ればわかるとか言われて傷ついた!言ったやつひどい!」

なんだがそれを言われる前の友人に対する発言が、あまりにも酷過ぎた。

http://delete-all.hatenablog.com/entry/2018/01/25/120000

んでコレ。

いつもの嫁に献身的なのに酷い扱いをされるボク、ヨヨヨ…パターンなのだが、

続けてるうちにエスカレートし過ぎて、いやなんで婚姻関係継続してんの?と突っ込まれ始める。

なんでこんなんなったかということを考える前に、まずフミコフミオ氏の記事基本的に以下の2つの骨子が重要である

仕事他人に対して真面目で実直で、正義感が強くズルイことを出来ないばかりにいつも貧乏くじのフミコフミオくん

理屈が通じない、フミコフミオ理不尽押し付けるそれ以外の人間

基本的に誠実なフミコフミオくんが、ズルくて汚い他人に対して不誠実で自己中心的登場人物たち(元上司、妻、必要悪後輩など)に酷い目に遭わされる様を面白おかしく書いているものである

ぶっちゃけサンデーでやってた「ダメおやじ」とそう変わらない。

常にフミコフミオは何も間違ったことをしてない、言ってないにも関わらず、報われない。みんな酷い、フミコちゃんかわいそう!が黄金パターンである

これをフミコフミオ自身が「EDである」ということ「就職氷河期世代である」ということの2点をもって、「弱者としてのフミコフミオ」というポジションを強調することで、何を言っても許されるキャラを仕立てたのだ。

この物語においてフミコフミオ以外はスゲー馬鹿いである。ロジカルへったくれもない。「ワタシ以外の人間ってみんな馬鹿」として描いているのだが、そんな馬鹿に誠実なばかりに酷い目に遭わされるけど挫けないフミコフミオくんが輝く。

では、上記エントリもそこは変わっていないはずなのになぜ否定的コメントが増えてしまったのか。

私が思うに以下のような理由があると思う。

登場人物刷新の失敗

 海外ドラマ漫画キャラ変えたら上手くいかなかったパターンである

 初期フミコフミオを支えたのが「元上司であることは、言うまでもないだろう。

 理不尽を絵にかいたようでいて、どことなく憎めない元上司はいキャラだった。何をやっても笑えた。

 だが、話が続くにつれていくらなんでもエピソードエスカレートし過ぎた。もう限界である、退場させるしかない。

 というわけで元上司は退場し(なんかこの世からも退場させちゃったみたい)、その後「必要悪後輩」や「だんだん酷くなってくる嫁」を軸に話が進む。

 この辺のキャラもなかなか面白くはあったが、さすがに元上司は超えられない。そこでフミコフミオ氏は転職を断行するがこれが微妙だった。

 転職先をブラックから大きくホワイトへと転換したが(その間にも別の仕事あったけど)、如何せんホワイトなので登場人物馬鹿じゃない。今までのように馬鹿にできない。

 最近流行りの「意識高い系エッセンスを盛り込んでみるものの、ネットでよく見かける感じでキャラが立ってこない。新会社キャラは厳しい。

  そこで負荷がかかってくるのが「妻」である。「妻」は不思議ちゃんキャラと設定され、なれそめ、結婚までを描いた感動シリーズののち、妻となってから理不尽キャラに転換された。

 だが、どうにも理不尽上司などに比べてセックスレス夫婦の不仲ネタは話として重すぎた。理不尽エスカレートしてくると笑うのが困難になってきたのである

②フミコさんも年食った

 フミコ氏も40を超え立派な中年になった。年を取るということは否が応でも何がしか強いステータスを持ってくるということである

 今まで周囲の人間を徹底的に小馬鹿にしてきたフミコメソッドがどうにも通じにくくなってくる、いつまでも世間自分弱者はいさせてくれないのだ。

 そこで出たのが上述の「子供ができればわかる」と言われて凹んだ話や、子無し世帯には負担しかない税金の話である

 税金の話は「いやいや、超少子高齢化社会になってるんだから各家庭の感傷でそうも言ってられないぞ。この国の社会保障は」的なコメントもあったものの同情的だった。

 しかし、その後の子持ち友人の話はいけなかった。基本的虐待でもない限り、他所の家庭の教育方針ケチつけるのはタブーである

 しかも話の流れだと友人は学歴コンプレックスがあり、子供習い事など強いているものの、子供休みがないと言われれば作る程度の柔軟性もあり、そこまで頑なとも言えない。

 この友人が親としてどうか判断されるのはこの後、子供自我確立してく過程自分志向、やりたいことなどを見出した時にも自分の考えを押し付けるかどうかで試されるだろう。

 現段階では「東大京大に行かせる」とは言っている点だけ見るとアレだが、子供能力開発に熱心な親の域を出ていない。

 それに対して、フミコ氏の発言は酷く攻撃的に過ぎる。「お前は馬鹿から子供も無理だろ、自覚しろよ」「お前は子供学歴コンプ解消の道具に使ってるだけで醜い」

 よく殴り合いにならなかったものである。「俺は友達からあえて言うけど」というマウンティング常套句まで使って全力で相手馬鹿にしているのに。

 んで、最終的に例の一言を言われて傷ついたー辛いよーというアピールなのだがどうにも分が悪いように思える。

 『自分が言われて傷ついたというのなら、自分学歴自覚してる人に馬鹿馬鹿言ったらその人が傷ついたとは思わんの?』

 『親の頭で子供学歴決まるの?優生論者だったのフミオさん!?

 『俺はお前のこと思ってるからあえてキツイこと言うけど~ってやつは実際には自分暴言はいてすっきりしたいだけでロクなもんじゃない』

 などいろいろツッコミところが湧いてくる。このエントリは確実に失敗だった。自分弱者にしきれなかったし、友人を理不尽マンに仕立てきれなかった。

 弱い立場から言いたい放題のはずが、これでは渡る世間は鬼ばかり赤木春恵である。友人クソミソ言ってるところは意地悪小姑のイヤミしか見えなかった。

長くてダラけたけどまとめると以下の2点です。

・魅力的なキャラが退場したけど新キャラ微妙。続投キャラエスカレートしすぎ。

・50過ぎても続けてた部活ノリが通じなくなったとんねるずが如く、弱い立場のフミコ氏を虐める馬鹿の構図が通用しにくくなってきた。

このへんが袋小路なのではないかと思った理由です。

書いてるうちに昔の名作が読みたくなったので奥方とのなれそめシリーズを読み返して寝ます

2017-11-28

https://anond.hatelabo.jp/20171127123328

「察して」というのは大概、女が自分の思い通りに行かない時に男のせいにしたがる常套句からだよ。男は自分の思い通りに行かない時は女のせいにしないから、統計的に男が察せてないように見えてるだけ。

そもそもコミュニケーションというのは以心伝心でやるものではなく、きちんと直接伝えるものだ。それが伝わってないのは伝え手に問題があり、聞き手の「察する力」に期待するべきではない。

2017-11-22

https://anond.hatelabo.jp/20171111073253

追記で急にマウンティングしだしてるのにワロタ

結婚なんて簡単にできるだろ」

まさにマウンティング至上主義常套句であることに気づかないのかなあ…

2017-11-01

自分責任取らなくて良い仕事しかやらない。

仕事の腕は上げずに上司に媚び打って点数稼ぎ。

こっちが伝えてたとしても「聞いてません」が常套句

紙に細かく書いて前もって渡しても、見ない。おまけに「配慮が足りない」とこっちが怒られる。

いちいち嫌味言ってくるけど、それでちゃんとやってくれるなら聞くよ?

女1人をたたいて、男としてそれで良いならね

2017-10-26

>>被差別階級のうち極一部だけを上に持ち上げて「あいつらの中でも成功している奴がいるんだからこれは差別じゃない、下にいる奴は無能なだけ」は差別主義者の常套句

歴史上そんなことをやった国や政府が一つでもあるのか

なんか被害妄想が過ぎないか

anond:20171026004910

ズレてる。

いきいきママはむしろ保守」、トランプ側だよ(トランプとはちょい主張が違うが、それは同じ保守の枠組みの中で細かい所が違うというだけ)。

あれは昔からある名誉男性問題に過ぎない。

結婚しても子供がいても家事育児を「女」に押し付け仕事を「いきいき」続け、

それは当然の事・自分らは他の「女」より偉いんだから当たり前、自分らは他の「女」より優遇されて当たり前、

と思っている彼女らは「男」と何も変わらない。

(一部の名誉男性がそういう構図がある事すら気付いておらず「名誉男性差別するな」的な事を言い出してるのも、

男性差別するな」とか言い出す男がいるのと同じこと)

世の男性が長年女性をそうやって搾取して来たわけだが、均等法辺りから一部の女性名誉男性として女性搾取する側に回るようになった、

そういう名誉男性が今ではかなり増えてスルーできない数になって来た、というだけだ。

そういう名誉男性擁護する側は、その構図に気付かない天然と、気付いていて「名誉男性>女」と言う構図を認めていてそれを維持したいのと、両方いるね。

前者は「善良な人たち」なのかもしれないが無知後者はただの差別主義者。

差別階級のうち極一部だけを上に持ち上げて「あいつらの中でも成功している奴がいるんだからこれは差別じゃない、下にいる奴は無能なだけ」は差別主義者の常套句

2017-10-24

anond:20171024224325

女がバレた時に叩かれるのが嫌だからでしょ

女は引っ込んでろ、とか常套句じゃん

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