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はてなキーワード: ライトノベルとは

2021-07-12

ラノベなろうオタだがもうライトノベル原作アニメ化はやめてほしい

1回24分のアニメを1クール12、13話として詰め込める原作は3~4巻が限界

そこまでに大きな盛り上がりが来る作品は少ない、毎日更新文章量が増えるなろう出身作品なら尚更

まり

  1. アニオリ改変を入れて無理やりまとめる
  2. 5~6巻詰め込んでダイジェストになる
  3. 3~4巻の盛り上がる手前までやる

という選択になる

1は15年前、2は10年前、3は3年前ぐらいから多く採られている手法である

(昔は10話に詰め込み見たいな悪夢みたいな作品もあったが、幸い絶滅してくれた)

改変・短縮問題的には3.が一番被害が少ないが、盛り上がりに欠ける

話の内容的には2.が一番盛り上がりまでに行くが、短縮が多く未読には理解不能となる

1.はどこもかしこもアニオリ祭りだった00年代ならともかく、アニオリ自体批判要素となった現在では無謀そのものである

そしてそれ以前の問題として、ラノベアニメ・なろうアニメは基本ローコスト

作画も鬼滅・呪術どころか一般漫画作品に劣る例も少なくはない

かに文章より一から映像を作るのは難しいし、文章なら簡単数字描写を盛れるがそれを絵にするのは困難を極める

それでも話題は生み出せず、古くは歌い手アイドル声優ユニット現在Vtuberを連れてきて広告塔にしようとする

さらに言えば、ラノベアニメ漫画原作と違って要素の時点で叩かれることも多い

異世界」「転生」「最強」「ざまぁ」今は見られなくなったが「学園」「謎の敵」「バトル」これだけでアニメオタクは下に見てくる

ならば、何故ラノベやなろうをアニメ化しようとするんだ?

漫画ゲームよりも映像化の難易度が高いことはわかりきっているだろうに、どうして挑戦するんだ?

内容をぶった切られて回収しない伏線を見せられてアニメから入った視聴者困惑させて、何が楽しいんだ?

もういいじゃないか

売れ筋作品以外をアニメ化して誰が得する

読者に向けて作るならOVA時代に戻ったほうがいい

なんならいつぞやの少年サンデーみたいにレーベルCMだけでアニメ化でもいいだろう

作品に声が欲しけりゃドラマCDで十分だ

アニメ化という文句宣伝になるという声もあるだろうが

信用を全てドブに捨ててまで雀の涙程度の売り上げアップを狙うならアニメ化しないほうがマシだろう

ラノベ作家ラノベ作品もクソみたいなアニメ化されたうえでサンドバッグになるためにいるんじゃないぞ

2021-07-10

ライトノベル

昔はライトノベルといえば「アニメ絵オタクネタを除けば一般向け作品としても通用する!」

ってクオリティ小説だと思うんだけどそれを実際に出来たのはハルヒだけだったね。

今はラノベもなろうも昔のような小説作品としての品質の高さを感じない。

アニメにするための原作脚本の叩き台程度のものが多いなと感じる。

なによりラノベ作家は専業では食えないというのが悲しい。

日本エンタメ業界直視できない不都合な真実

シティポップがなぜ流行ったのか。

日本楽曲が知られているのはなぜなのか。


そんなことは最早考えるまでもない。

それはすべてアニメゲームライトノベルを筆頭とするおたくカルチャーに付随して流行したものだ。

40歳以上のおたくカルチャーを毛嫌いしている人が多い世代には理解しがたいかもしれないがそれ以外に原因はない。

Vaporwaveもシティポップも全部海外オタクカルチャーに興味があったり、オタクの人が広めたものだ。

Plastic Loveyoutubeで歌ってバズっていたRainych Ranもチャンネルを見ればわかるが、Plastic Love以前からアニメOPEDなどのカバー曲だらけだ。

シティポップ関連の記事を見ていると明らかにその点を強調するのを避けている記事が多い(言及しても流行している原因のメインに上げる人はいない)

そのため根拠がめちゃくちゃになり意味不明結論になる。


海外J-POPを聞いてる人はほぼいない。アニメ関連の楽曲を除いて。

チャンソーマンyoutubeコメント欄外国語だらけだし、邦画でこんなことは起こりえない。

日本邦画ネットごみのように罵倒されている、なろう系以下しか見られていない。

J-POPに限らないが、この日本中年層以上にあるうっすらとしたオタク嫌悪を直さないと創作批評的外れものしか出来上がらない。

不都合現実直視できないのであればシティポップがなぜ流行ったのかもまともに分析することはできない。


日本スゴイ論に回収されるのが違和感がある」(笑)

馬鹿馬鹿しい。

日本だのなんだの言う前にアニメすげえ、漫画すげぇ、テレビゲームすげえだろうが。

日本スゴイ論を警戒する前に自分内面にある"日本の曲/音楽文化スゴイ論"を自省しろよ。

恋愛サーキュレーションのcoverが1億再生超えて、ただのMADが2000万再生されてる事実直視しろよ。

Rainych RanのPlastic Loveはたったの300万再生だぜ(ちなみにRainych Ranの恋愛サーキュレーションのcoverは500万再生な)


追記

こんだけいってもわかんね~のか。増田のツリーはひどすぎだろ。

おたく地位向上の話してんじゃねーんだ。

おたくカルチャー以外のエンタメレベルの低さの話をしてるんだ。

おたく地位向上の話なんてどうでもいいんだよ。

話そらしてそうやって慰め合ってりゃいいけどさ、一生海外で人気でねーよ。

んなことやってる限り全部おたくカルチャーおんぶにだっこのままだぞ。

この少子化時代国内しか人気ないってことがどういうことかわかってんのか。

このままアニメ海外で人気で続けたら実写邦画は出来不出来の前に金の力で全部叩き潰されるぞ。

もう、そうなりつつあるけど。

ちゃんと向き合あわないとやべーぞ。

2021-07-03

森と木の中だけで定住することもなく

生活してきたバーバリアンが

はじめてローマの巨大な文明に遭遇したときには

どのような気持ちになったのだろう。

まれからずっと、森と河を生活の場とし

狩猟と略奪、わずかな商取引で生きてきた人々、

その中で生まれ育った少年がはじめて

ローマの巨大な壁や水道橋を眺め観たときどんな気持ちになったのだろう。

あるいは草原の騎馬の人々の中に生まれ育った少女がはじめて

巨大な壁、自分たちを拒絶する巨大な壁をみたときどんな気持ちになったんだろう。

 

そういう蛮族と文明とが触れ合う瞬間を描いた文学小説ライトノベル

なんらかの創作作品はあるのだろうか。

蛮族の中に生まれ最後にはローマ執政官とまでなるような物語存在するのだろうか。

読んでみたいのだが。

2021-06-27

好きなはてな村人を紹介していくの1

次回→https://anond.hatelabo.jp/20210630183130

アジコ氏、シロクマ氏の一連のエントリを読んで書きたくなったので……

はてなブロガー

ジャニーズ好きのお嬢さんたちが書かれる文章ととどこか似たような読み味のメイクブログ個人的には、プチ整形エステの話がほとんどないのがよい。自分は参考にするためではなく高え化粧水やらサプリやらへの好奇心を満たすためにこういったブログを読むので……。そうとはいってもHerbsのエントリはいつも参考にさせていただいております

ほとんど毎日なんらかの小説映画ノンフィクション等のレビューがアップされるブログ。ほぼ毎日更新されるので、書き手の興味の移り変わりや関連書籍を辿りやすい。また、辛口気味なレビューは短めなので、参考にもしやすい。最近だと、クイーンズギャンビットレビューがよかった。なお、ライトノベル関連のレビューは少ないです。

こちらは逆に、やさしい口ぶりでアニメについての非常に丁寧な長文レビューが読めるブログツイートのまとめだと考えると、この精度のレビューは驚嘆すべき。アニメレビュー界隈では有名な方なのだろうか。自分は「クソアニメ」というレッテルが大嫌いなのですが、このブログで何回も救われましたし、このブログで救われるアニメファンは私以外にもいると思います

はてなブックマーカー

独身者にはない視点提供してくれる方で、緊張感のある家族ネタが持ち味(産後一月は自由食べ物を買いに行けなくてずっと飢えてた話とか、子ら全員を平等に扱うと全員自分だけ愛され足りないと思ってたりする考え方とか)。ときどき出るオタク話に和む。Midas閣下と同じようなメタブの使い方をなさっているが、ブコメタワーはせいぜい3、4階建てか。

ブコメ消し勢。id:cj3029412から絵文字猫ちゃんをなくしてダジャレを足したような読み味だが、ブコメの中身はだいぶ違う。「ずるいおとな」ではないおとな像を理想としている模様で、ギャグ的なブコメの中にお説教正論?じみた内容が交じる様は一見価値有り。はてなプロフィールページからご本人のwebサイトに飛ぶとなかなか衝撃的な写真が見られる。

デイリーポータルZブックマーカーで、ブコメほとんどない?ものの、「デイリー名作記事タグからご本人の好みが垣間見える。そして、デリポに挟まる猫エントリへのブックマークに癒やされる。また、家庭菜園の模様が記されているはてなブログ楽しい園芸はてなブロガーは少なくない予感がするので、もっと開拓していきたいジャンル

2021-06-22

KADOKAWA株主総会で誰か聞いておいてほしいことまとめ

https://ssl4.eir-parts.net/doc/9468/ir_material2/158791/00.pdf

そんなわけで日付変わって6月22日KADOKAWA社の株主総会である

KADOKAWAといえば小学館集英社講談社などとならぶ業界大手であるが、ほか3社と違って上場している分、株主総会であれこれ一般株主さんが発言質問する余地がわりとある

だが「株をもってるので株主総会には行くけれど、といって何を聞けばいいのかわからない」という諸兄もおられるであろう。

ということで、ここでは上記IR情報なんかを眺めながら、このへんを聞いてみると面白いかもしれないですね、というポイントをまとめてみる。

むろん、IR情報そのほかの情報からわかる程度のことでしかないので、この増田はなんの内部情報でも機密情報でもありません。あしからず

WEBサービス事業

よく見るとわかるのだが、WEBサービス事業については事業投資がない。

ポータルでは、「niconico」における“選択と集中”の加速による収益構造改善と、「ニコニコチャンネル」におけるコンテンツの拡充によるチャンネル有料会員数の増加を図ってまいります

とあるのだが、つまり特に新規の開発だったりアップデートとかもしていなくて、損してる事業カットして利益を出している、というだけである

それゆえに、

「これってつまりニコニコ』をはじめとしたドワンゴ事業は全体としてクローズするという意味ですか?」

という質問が、実は今回の資料もっとクリティカルなところかもしれない。

普通に考えると、そうですよ未来においてはクローズするんですよお察しくださいよという意味なのかなと思うが、実際聞かれたらどうこたえるのか、というのはある。

今のプレミアムのお客さんに「今後はクローズしていくのですが、引き続きよろしくお願いします」ということは言えないだろうし。

コミックライトノベル事業

IP事業といえばメディアコングロマリットたる同社の中核でもある…のだが、意外とつかみにくいところもある。

全体としては成績がよく、それはあっぱれなことじゃないですか、という風に一見するとなるのだけれど、詳しく見ていくとそう簡単ではなかったりする。

一見するとわからないところの話なので、ちょっと長い。

IP創出においては、新人作家の育成を行うとともに、投稿数とユーザー数の伸長が続く小説投稿サイトカクヨム」や「魔法のiらんど」等を通じたネット投稿原作創作支援を加速し、原作発掘の強化に取り組んでおります

とあるのだが、ここでライトノベル系でかつて隆盛していた「小説新人賞」が特筆されていないのがポイントである

ライトノベル

去年の株主総会レポート

三崎尚人 @nmisaki

KADOKAWA株主総会。「文芸でヒット作もなくカクヨム等で新人発掘するのは無駄では?」という質問出版社株主総会で出るのは衝撃。もちろん、「新しい作家さんを育てていくのは役目なのでチャレンジは続けて行く」と青柳さんがちゃんと答えていましたが。

https://twitter.com/nmisaki/status/1273795900956004353

というツイートがあったが、質問しろ回答にしろちょっと惜しいと感じる。質問もズレているのだが、じゃあこの回答がそのまま真か?と考えるとちょっとアヤシイよね、という話をする。

実際のところ、たとえばこんな感じで質問されるとKADOKAWAライトノベル系の事業としては非常に痛いはずだ。

カクヨム新人を発掘しても、それまでのWEB作品ほどのヒット作になっていないのでは?」

小説新人賞で発掘したはずの新しい作家さんがほぼ育っていないことについてはどう考えていますか?」

このあたりの質問をされると、たぶん結構痛い、はずだ、と思う。どういうことか。

しかに『聖女の魔力は万能です』とか『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』とか、たとえば今クールを見ても「小説家になろう」や「カクヨム」発の作品は続々アニメ化されている…のだが。

たとえば『ソードアート・オンライン』『この素晴らしい世界に祝福を!』『Re:ゼロから始める異世界生活』『魔法科高校の劣等生』『オーバーロード』『幼女戦記』といった大ヒット作はいずれも遠ざかっている、というのが実情かと思われる。

特にA6文庫版のライトノベルでは、今もってここに挙げたような作品(このすばはもう完結したけれども)が各レーベルを背負っているという状態で、「次のリゼロ」「次のSAO」が長いこと出ていない(ファミ通文庫は「次の孫」がおらず、どうなったか…は公式サイトを見てください)。

これに拍車をかけるのが2番目の質問で、上記のような「次の超大作が出ない」状態ではあるのだけれど、しかし同社のライトノベル事業の中心は確実に「ネット投稿原作」に主軸を移している…というか「それしかない」という状態になっている。

たとえば角川スニーカー文庫公式サイト https://sneakerbunko.jp/ で当月の新作なんかを見てみると、

こんなラインナップなわけだが、どの程度が「ネット投稿原作」かといえば(なんだか間違い探しみたいだけど)『魔眼で始める下剋上 魔女とつくる眷属ハーレム』以外は全部ネット投稿原作である

ていうか残るこのひとつも、GA文庫で『ハンドレッド』を書いていた箕崎准先生がなろうっぽく書いたファンタジーで、つまり「なろうかカクヨム原作があった作品」か「メディアミックスしたラノベ作家がなろうっぽく書いた作品しかないという状態である地獄…。

またまたー、この月だけでしょ、大げさな~」と思われる諸兄においては、スニーカー文庫近刊を1年くらい遡ってみるとよい。オリジナルありません。スニーカー大賞を受賞した作家さんたち、みんなどこ行ってしまったん…?

で、これは別にスニーカー文庫けがそうというわけではなく、富士見ファンタジア文庫ファミ通文庫あたりも同じ状態である

そしてライト文芸では富士見文庫などもかなりネット投稿原作小説軸足を移しつつあって、ここまでの流れを理解すれば

「新しい作家さんを育てていくのは役目なのでチャレンジは続けて行く」

というのが実際かなりアヤシイことが把握できるはずだ。

ライトノベル定義論とかやってる場合ではないのであって、実は特にKADOKAWAライトノベルは「=WEB小説」になるかどうかの曲がり角にある、と言ってよい。もしかするとここで「いや、『探偵はもう、死んでいる』と『スパイ教室』がある」と思われた諸兄におかれましては、KADOKAWAさんの新人賞で毎年何作品が受賞して何冊が刊行されているのかを確認されたい。

「ごくわずかな当たった作品以外は、受賞作家の2作目も出せない」というのが、2021年KADOKAWAライトノベル事業の傾向である(電撃/MFは多少抗っているくさいが、そんなMF文庫Jでも売れているのはYouTubeマンガノベライズだったりする)。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/9468/ir_material_for_fiscal_ym1/99258/00.pdf

なんかを見てみても「Webでの新人発掘を強化」とは書かれていても新人賞についてはまったく書かれていなかったりするので、これはもうKADOKAWA新人発掘の手段としては新人賞を諦めた、とみるべきだとは(資料だけを見ていると)思うが、それを確かめることは必要…というか、ラノベファンの諸兄はぜひ直接聞いて、確かめてみるとよい。

コミック

コミック事業についても似たようなところがあって、こちらもかろうじて『ダンジョン飯』がIR資料には記載されているが、これはかれこれ2014年開始の作品だったりする。

じゃあそのほかは?というと、アニメ化が発表された『異世界おじさん』はTwitter/Pixiv発だったり、おけけパワー中島でおなじみ『私のジャンルに「神」がいます』もTwitter発だったり…と、つまり自前のプラットフォームから屋台骨を支えられるヒット作がなかなか出せていない…のが現状で(『異種族レビュアーズ』はあるけどね)、主軸としてはWEB発の作品への声掛けだったり、あるいはなろう小説コミカライズや、ピッコマあたりで連載されている縦読みコミック書籍化作品だったりする(『外科医エリーゼ』など)

これを「原作発掘の強化がされている」と肯定的に見るのか「自主開発能力が弱体化してネット原作に頼っている」と否定的に見るかは難しい。

集英社などが自前のプラットフォームであるジャンプ+」で『SPY×FAMILY』『怪獣8号』など次々新規のヒット作を出していることと比較すると、あまり楽観的には見られないか…というところ。

で。コミックでいうともう少し面白いのは、ピッコマことKAKAOとの関係性についてである

KAKAOについて

KAKAOといえば、2020年8月タイミングKADOKAWA株を5パーセント以上取得したことが報じられた。

https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL21HLU_R20C20A8000000/

実はこのあともちまちま買い進められており、もうちょっと増えている。資料にある

KSD-NH

ってやつである。意外と持ち株比率第1位だったりする(2位はカワンゴ)。

加えて、韓国個人投資家なんかも手を出したりしている。

ので、何気に馬鹿にならない比率韓国勢に買い進められたのが2020年KADOKAWA株だった。

で、ここで気になるのが、昨今の決算資料

https://ssl4.eir-parts.net/doc/9468/ir_material_for_fiscal_ym1/99258/00.pdf

などにも記載されていた『縦読みコミック』の件。

なぜかといえばカカオサービスであるところの「ピッコマ」がいま一押ししているのがこの縦読みコミック…ピッコマ的には「SMARTOON」というやつであり、KADOKAWA縦読みコミック振興策が「ピッコマとの協業」のための施策なのか「ピッコマとの競合」のための施策なのかが、非常に気になるところなのだった。

流通について

ちょっと話が戻るのだが、先ほど触れていた出版事業については、IPの開発に加えてこんなことが書いてある。

同時に、営業力を活かしたきめ細かなマーケティングにより、生産部数の最適化とそれによる返品部数の最少化を進め、収益の最大化を目指してまいります2022年3月期より順次稼働予定の製造物流一体の最新鋭工場につきましては、小ロット適時製造と適時配送を実現することで、製造コストの削減や更なる返品率の改善を行い、業界が直面している物流問題にも対処しながら、中長期的に収益力を向上させてまいります


この工場は、ちょうど株主総会も開かれるところざわサクラタウンにある例のアレだが、ここで注目するのは「適時配送」の方である

KADOKAWAといえば、配送発注の窓口として独自

https://www.kadokawa.co.jp/houjindirect/

というのを持っている。上記の適時配送についてもこうした独自システム活用されるのか――というところで出たのが、下記の報道である

https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1324469.html

講談社集英社小学館丸紅出版流通改革で新会社、というこれである。もちろんKADOKAWAにおける流通改革・DXというのはかなり前から企図されていて、こうした動きよりも先にシステムを整えていると考えられる。

そこで気になるのが、KADOKAWAはこの新会社システムを使うのか(参画するのか)、あるいは対抗するのか、というところである

「先日御社以外の小集講三社と丸紅の新会社報道がありましたが、この流通システム御社が利用する予定はありますか?」

業界大手が結束したこの新会社に、御社が参画していないのはなぜでしょうか?」

というのは、実はこの適宜製造計画においてもけっこう難しい問題として立ちはだかる(ので、聞かれると面倒くさい質問である)と思われる。

なぜかといえば、仮にこの新会社による流通デファクトスタンダードになった場合に、KADOKAWAは「流通デファクトスタンダードをとるのか、あるいはガラパゴス化した自社独自流通戦略を維持するのか」という選択を迫られる可能性があるから(そして、その可能性はそう低くもない、と思われる)。前者はせっかく作ったシステムの破棄や修正意味しているし、後者にはデファクトから外れることによるリスクがある(特に大手三社が多くの割合を占めているコミック流通などにおいて…)

というか適宜製造と適時配送システムを自社でもっていたのなら、上記みたいな会社が出現する前に一ツ橋音羽に呼びかけて自社のシステム業界スタンダードになるようにふるまえばよかったのに…とも思うが、後知恵ではある。

というかんじで

誰か聞いておいてほしいことをまとめてみました。なんかバランス悪いなあ…。

基本的に各種の公開情報の組み合わせでしかないので既知の事項かと思いますが、株主総会にご出席の皆様の参考になれば幸いです。

2021-06-21

anond:20210620135554

Wikipediaにも 「業界内でも明確な基準確立されていない。」 「ライトノベルには、はっきりとした必要条件十分条件がない。」 ってかいてあるやん。

なんで増田定義採用されると思ったの? 何十年も議論して結論出てないのに。レーベルももちろんとっくの昔に剪定された説だよ?

2021-06-20

ラノベレーベル論が絶対正義

ラノベとは一体何か、の定義論が2021年ですらいつまで経っても定まらないが

原因はレーベル論以外の定義が全て無限例外判定処理が必要なクソ理論ばかりなせいで

議論が一向に収束しないせいだ。

無限例外判定処理が必要な時点で定義論として論外すぎる。

アニメ的な挿絵がある

集英社人間失格小畑 健氏が挿絵を描いたりと、一般的文庫にもイラスト普通に使われたりする現代ではとても実用に耐えない。

逆にイラストのないラノベも当然ある。

15年前くらいまでしか使えないクソ定義

文章の内容がなんたらかんたら

会話が多いだの、描写が多いだの主観的すぎてあいまいな話もそうだが、

当然、一般小説でも純文学でも作風として使用してくる人間はいくらでも出てくるし、

一般小説的な文体ラノベとして売る例もいくらでも存在する。

筒井康隆ラノベとか一生言ってろ。

内容派

もっともらしいことを言っているが、実のところ俺が考えたラノベに合うのはこれだ!と次々認定してるだけである

無限例外判定処理が必要なのは定義ですらない。

パッケージ

もっともらしいことを言っているが、実のところ俺が考えたラノベ合うのはこれだ!と次々認定してるだけである

無限例外判定処理が必要なのは定義ですらない。

作者に依存する論

〇〇はラノベ作家からラノベ

桜庭一樹直木賞)や有川浩一般向けでヒット)がぶっ壊してくれたので使う人はいなくなった。

ラノベレーベル

出版社が出すブランド名電撃文庫角川スニーカー文庫富士見ファンタジア文庫)で出版社側がラノベとしてマーケティングするものラノベ

そもそも語源からして、レーベルラノベとして認定しているのであり、原点回帰ともいえる。

出版社側も当たり前に認識するようになった、ライトノベルという言葉出版側が認定しているか絶対的に定まる基準

ライトノベルという言葉は、あくまマーケティングに使う用語であり、定義する側を販売者側に委ねるのが正しい。

じゃあ、「涼宮ハルヒの憂鬱」が子供向けのレーベルの”角川つばさ文庫”や”角川文庫から出ているのはどうかという話になってくるが

当然それらは子供向けの文芸一般小説であってライトノベルではない。

ラノベを読む人に向けて売っておらず、子供一般といったターゲットに向けて売っているから。

仮にだが、「涼宮ハルヒの憂鬱」の内容が一番最初芥川賞を受賞して出版されてたとしたら、純文学になっているだろう。

推し、燃ゆ」も挿絵つけてラノベレーベルから出版すればそのままラノベとしてとして売ることができるんじゃないだろうか。

そもそもとして小説カテゴライズ自体がそんなもんだ。純文学だと売り出して大枠で一致していれば純文学だし、

ミステリ小説だと出して作中から回答を導出するのが不可能なズルをしていようがミステリだ。

あくまターゲット層に向けて似たカテゴリの本が集まってますよーと宣伝するための区分けしかないので

純文学純文学らしくないモノがあってもいいし、

ラノベレーベルラノベと特徴が一致するモノがあってもいいし。

ラノベって言葉から連想されるジャンルイメージがあると思うが、それこそがブランディングであり、ラノベレーベルとして売り出す理由のものである

2021-06-16

[]2021年6月15日火曜日増田

時間記事文字数文字数平均文字数中央値
006912781185.271
01586258107.947
02165043315.272.5
0392131236.847
0411102593.229
05923726.323
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1113517137126.949
122001984599.249
1316419130116.645.5
1413915606112.346
1515216906111.243.5
1611711885101.641
17114960284.243
1814316037112.134
191241001380.834.5
201661586295.643
211981215561.432.5
221711676798.141
232101589175.736.5
1日2672269025100.742

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2021-06-15

ライトノベル探偵はもう、死んでいる。」のアニメVtuberが出てくる

【ご本人役として出演!】

そして、原作プロモーションに参加いただいたホロライブ大人VTuber白上フブキさん(@shirakamifubuki)と夏色まつりさん(@natsuiromatsuri)が、TVアニメ本編にご本人役として出演することが決定いたしました!

第3話に出演予定となりますので、お楽しみに!

https://twitter.com/tanteiwamou_/status/1404605072592359425

いや、この企画通したの本当に誰だ?

中国展開ができなくなるとかそういうものじゃなくてな、ラノベ市場部外者のVが土足で入り込むなって話だ

今までの声優オタク芸能人としてコキ使ってたラノベプロモだって受け付けなかったのにVなんてよっぽどだろ

というかV視聴者ラノベ読者ってかなりかけ離れてるだろ、ウマ娘広報に「同じ公営ギャンブルから」って森且行呼ぶようなもんだぞ

それでも広報だけならまだわかる、悔しいがVによる広報効果はある程度(それでもゲーム実況よりは落ちると思う)ある

だけどな、アニメにまで出すとか本当に正気を疑うぞ

アニメポケモンに突然もこうが本人役で出てきたら引くだろ?妖怪ウォッチ加藤純一出したら世界観が壊れるだろ?

自分大蛇丸と信じて止まない一般男性アニメNARUTOに出しましょう」って岸本先生の前で言えるか?

いくら尺の問題で「ラノベアニメ原作広報」って揶揄されてるからって言って作品としての価値を放り投げていいわけないだろ

そんなにやる気ないならその枠をアニメ化されなかった別作品に渡してやれ、アニメ化を渇望してる作者ならごまんといる

原作ファン誰得アニオリ投入、アニメファン素人ゴミ演技聞かされる、V視聴者は興味ないアニメに1クール付き合わされる、誰も幸せにならない

発想からして根本的にズレてるんだよ素人の作ったアスキーアートかよ

2021-06-06

夢を追いかけるのにつかれた

小説家になりたくて何十万かけてスクールにも行った。公募にもたくさん出した。紙の束が何個もできるくらい頑張った。

でもだめだった。

同じ大学だった文芸サークルの友人がデビューしてだめだった。ちなみに今俺三十路な。

無職だよ。今。

なーんもできない無能からな。

この間別の友達に怒られたよ。いつまで無職なんだよってな。なんで俺より頭良いのに働かないんだってな。

でも俺マジで小説しか書けないからさ、会社とか新卒の時にクビになったきりだし。そもそも人間関係が苦手だ。

周りにも媚びれない。だからネットでも人気者になれない。デビューした奴は周りからの人気(Twitterでの営業)がまめな奴だった。まあコイツ仕事も出来るから(会社員)得意なんだと思うけど。

比べるのをやめたいけど、毎日毎日惨めになってもうダメなっちゃった

先を走ってても追い抜かれる。

それを思うと怖くて1文字も書けなくなった。

今は2件結果待ち。

本当はもっと書きたいけどもう無理だ。

怖いのに疲れた

追記

コメントの仕方がわからいからここに書くが、俺は多分純文学(?)を書いてる。そのつもりだ。だがそれをライトノベル出版社に(多少ラノベ要素あるので)を送るカテゴリーエラーじゃないかみたいなことをしてる。俺も自分がいったい何を書いているのかわかってない。だから落ちるんじゃないかな。

2021-06-02

anond:20210601231605

2012 シュガー・ラッシュ日本ゲームキャラクターが多数登場、日本ゲームからの影響を監督が明言)

2013 マン・オブ・スティールドラゴンボール鉄腕バーディーからの影響を監督が明言)

2013 パシフィック・リム特撮からの影響を監督が明言)

2014 オール・ユー・ニード・イズ・キル日本ライトノベル原作

2014 ベイマックス(数々の日本アニメからの影響を監督が明言)

2014 ゴジラ日本特撮映画原作

2015 ピクセル日本ゲームキャラクターが多数登場)

2016 ローグ・ワン/スターウォーズストーリー(黒澤映画AKIRAからの影響を監督が明言)

2018 レディ・プレイヤー1日本キャラクターが多数登場)

2018 スパイダーマン: スパイダーバース宮崎アニメなど多数のアニメからの影響を監督が明言)

2018 パシフィック・リム: アップライジング(監督が代わった続編、日本特撮アニメからの影響を監督が明言)

2018 シュガー・ラッシュ:オンライン(続編、日本ゲームキャラクターが多数登場)

2019 ゴジラ キング・オブ・モンスターズ監督が代わった続編、日本映画原作

2019 アリータ: バトル・エンジェル日本漫画原作

2019 名探偵ピカチュウ日本ゲーム原作

2020 ソニック・ザ・ムービー日本ゲーム原作

2020 モンスターハンター日本ゲーム原作

他にある?

近年の海外ファンタジー洋書

海外ファンタジーはなかなか翻訳されることがなく、翻訳されてもシリーズが途中で止まることも多い(マラザンみたいにね)。

ということで必然的原書で読むことになるんだけど、同好の士の参考になればと思い、近年読んだもの評価をまとめた。

ちょっとやすくした)

ファンタジーに限らず、出版社からちゃん出版されるもの自費出版とがあって、近年は自費出版ものも質が大変向上している(とはいえ玉石混交)。ざっくり言うと、自費出版の大半はライトノベルのような内容とクオリティ

アポカリプスものが大流行したSF界のような大きな傾向がファンタジーにあるかというと、ちょっとよくわからない。エピックファンタジーよりもダークなものが売れているように思う。

てことで近年読んだ本の中からいくつか紹介。あくまでも個人的趣味です。

(後半疲れたので作品紹介は適当になった。これは一部でまだ大量にあるので時間があれば)

【傑作!】
Ash and Sand 三部作(Richard Nell

最of高。ダークが好きなら迷わず読め!!

Rukaという主人公はここ10年で読んだ小説登場人物トップクラスに好き。

「Ruka, called a demon at birth, is a genius. Born malformed and ugly into the snow-covered wasteland of the Ascom, he was spared from death by his mother's love. Now he is an outcast, consumed with hate for those who've wronged him. But to take his vengeance, he must first survive. 」

母の教えに従いRukaは自分が殺した相手の墓を心の中に作り埋めてあげる。そのうち、心の中の墓場幽霊が出てきて……

Raven's Mark 三部作Ed McDonald)

ダークでグロテスクラヴクラフトを思わせる独特の世界観。とても良い。

One hundred years ago Nall's Engine was fired on the enemies of the Republic, and in its wake it left a blackened and scarred landscape known as The Misery. Beyond The Misery, a wasteland of corruption and dark magic, reside the even darker entities known as The Deep Kings. They want nothing more than to destroy the Republic, the realm of men」

「誰かが俺たちがくることを忠告しやがった。信者たちは空の部屋と違法経典をいくつか残して姿をくらました。食べかけの皿、開きっぱなしの箪笥の引き出し。持てるものだけ持ってThe Miseryに逃げ込んだ。制服を着てたこ司令官が言ってたな。The Miseryに好き好んでいくのは追い詰められてヤケクソになってるか馬鹿野郎か欲に駆られた奴だけだってあいつらはそれだけヤケクソになってるんだ。俺は10人くらいの馬鹿で欲深い男たちを集めて奴らを始末しに出かけた。」

おすすめ

傑作!とまではいかないけど面白いよ。

Will Wightの作品 ※自費出版ファンタジー界のブランドン・サンダースン。とにかく読みやすく、そして読ませる。

  ・Cradle シリーズ(未完結)

    武侠ドラゴンボールRPGの影響感じさせるシリーズ。とても好き。

    madraというエネルギーを使えるものけが様々な武力能力を向上させることができる世界で、madraの適性がない少年Lindon「空」と書かれたバッヂを胸に下げている。

    ある日、天上人に命を救われた彼は、未来を見せてもらうが、そこで見たのはなんとかmadraを使えようになり幸せに生きる自分の姿だった。しかし、同時に村が神獣に破壊される運命であることも知ってしまう。村を救うために、死に物狂いの特訓が始まる。

・Robert Jackson Bennett(カンパニーマンだけ翻訳済み)の作品 ※どれもおすすめ

  ・Founders 三部作(未完結):魔力をベースに構築されたスチームパンク世界

  ・The Divine Cities 三部作(完結済み)

   「You've got to be careful when you're chasing a murderer through Bulikov, for the world is not as it should be in that city. When the gods were destroyed and all worship of them banned by the Polis, reality folded; now stairs lead to nowhere, alleyways have become portals to the past, and criminals disappear into thin air.」

・Borne(Jeff VanderMeer:シリーズらしいが……)※サザーンリーチワンダーブックの作者。どちらかというとアポカリプスSFか。

  ゴミを漁って生活しているRachelが、馬鹿かい熊の化け物Mord(空も飛べたりする)の毛にくっついていた変わった生き物を発見してBorneと名付ける。Borneはすくすくと成長していき……

・The Burning シリーズ(Evan Winter:未完結)

これまたダークな作品

War for the Rose Throne シリーズ(未完結)

戦争から帰ってきたギャングがいつの間にか女王仕事をする話


・The Silent Gods シリーズ(Justin Travis Call:未完結)

魔力を持ってると殺されてしま世界で生まれ少年の話。ありがちだけどよくできてる。


【まあ、そこそこ】
・Malazan Book of the Fallen シリーズ

「押しよせる帝国軍. 迎え撃つは空に浮かぶ要塞―― 女帝ラシーンが帝位に就いてから七年。以来マラザン帝国は多くの自由都市に侵攻し、大陸をまたぎ、海を越えて版図を拡大してきた。そして侵攻作戦がジェナバキス大陸に及んだ今、若き貴族将校パランは、秘められた魔道の力を知ることになる……空中要塞や異種属との攻防、兵士たちの野望と葛藤、そして渦巻く神々の思惑――猛り狂う運命の波濤を荘厳かつ凄惨に描き、現代最高との呼び声も高いファンタジイ群像劇」らしいよ。

少しだけ翻訳されてたけど、原書は完結済み。キャラクタードリブンではなく世界観を見せていくやつなので、合わない人には全く合わない。あと一巻が読みにくいので、そこを過ぎれば、なんとか行けるかな。

ちなみに、8巻まで読んで今は休憩中。

賛否あると思うけど、4巻の「House of Chains」までは読んで欲しい。

シリーズ名の通り、次々と登場人物死ぬしかし、死んだ人物普通に活躍したりもするので、その辺が後半になると弱い感じがしてくるところか。

・The Moontide Quartet シリーズ

【暇があれば、どうぞ】
・Chronicles of an Imperial Legionary Officer シリーズ

「A nobleman from an infamous family, imperial legionary officer, fighter and a right proper bastard of a man… Captain Ben Stiger finds himself reassigned from a crack legion to the rebellion simmering in the South. Placed in command of a truly terrible company, the 85th Imperial Foot, he is unknowingly sent on a suicide mission to resupply an isolated outpost, the garrison of Vrell.」

割とたまによくあるんだけど、ローマ帝国風とファンタジー要素を合わせたやつ。

結構読ませる。


The Queen's Thief シリーズ ※グロいシーンがあるんだけどジュブナイルかも

「The king's scholar, the magus, believes he knows the site of an ancient treasure. To attain it for his king, he needs a skillful thief, and he selects Gen from the king's prison. The magus is interested only in the thief's abilities. 」

・Sorcery Ascendant Sequence シリーズ

「When Caldan’s parents are brutally slain, he is raised by monks and taught the arcane mysteries of sorcery.」既視感のある設定!

・The Winnowing Flame三部作
Art of the Adept シリーズ
・The Nevernight Chronicle シリーズ
・The Chathrand Voyage シリーズ


【これはダメだわ】

絶対に読まない方が良い。

・The Sorcerer's Oath シリーズ(Jenny Ealey)
・West of West シリーズ(Angus Watson
・The Ties That Bind シリーズ(Rob J. Hayes)

2021-05-20

子供の頃のワクワク感をフィルターにしないと読めない時がある

やや年を取ってしまたからなのか、ライトノベル漫画等が少し苦手。滅茶苦茶文章が良かったりストーリー完璧ものでないと子供だましに思えてしまう。だから自分の現役時代記憶フィルターに色眼鏡で鑑賞することになりやすく、結果的になんとか読める。ただ若者が「やーーー(カキン)」なんてのは結構痛いなと思う。野球漫画的な青春群像よりファンタジーのほうがきつい描写多いな。

なろう系が流行理由がなんとなくわかる。稚拙文章だろうとフィルターなしに自分に重ねられるってのが理由かもしれない。妙に(専門性のある)現実的描写なのにご都合主義に作られているのが刺さるのか。


から思う。若い人はその年代にあった作品をとことん鑑賞して置いた方が良い。年を取ってからあなた世代には懐かしいでしょう」と言われた本が、全然そんなことなかったりするとがっかりするよ。思い出フィルター大事

マジでブギポは鮮烈だった

当時はブギポフォロワーが大量に生産されて電撃ゲーム小説大賞審査員から苦言が出たくらいだったし、「電撃大賞」というラジオがあったんだけど、実写版ブギポの主演の女の子がサブパーソナリティを務めていた間は番組自体が「電撃大賞ブギーポップ」に変更されるくらいのネームバリューがあった。

ラジオ電撃大賞番組名に小説タイトルがついたのは一番最初の「電撃大賞クリスクロス」に引き続き二度目だったがクリスクロスは2か月で終了しているが、ブギーポップは3年以上続き、以降、番組名に小説タイトルがついたことはない。

ブギポ電撃ゲーム小説大賞の第4回の対象を取ったわけだけど、それ以前の電撃ゲーム大賞はオーキ伝、ブラックロッドパンツポリス1935とおおむね評価は高いがめちゃくちゃブレイクしているというほどでもない新設のラノベの賞という印象だった。それがブギポで大爆発した。

ブギーポップが生まれなければ以降の電撃大賞は今ほどの影響力はなかっただろうし、電撃ゲーム小説大賞(後に電撃小説大賞)がライトノベルブームへ与えた影響の大きさを考えれば、ライトノベルブームの規模自体もっと縮小していた可能性すらある。

それくらいブギーポップは笑わないはエポックメイキング作品だった。

結局ブギーポップ2019年の再アニメ化は失敗なのか?

こんな記事開いている時点で多少はブギーポップという作品に興味がある人間だろうが、様式美のために簡単説明しよう。

ブギーポップは笑わない」とは、著者 上遠野浩平電撃文庫から1998年刊行されたライトノベルで、その後のラノベ界に大きな影響を与えたと言われている作品だ。

2000年にも一度アニメ化されており、2019年に再アニメ化された。

こんな感じでいいだろうか?

さて、私はブギーポップを書いている著者、上遠野浩平先生ファンである増田だ。

この記事ファンから見たブギーポップの再アニメを記したものである

さて、まず結論を書こう。

2019年ブギーポップアニメ商業的に失敗している。

これは残念ながら事実だろう。

ネットで調べれば円盤の売り上げが散々だったと言われているし、グッズもアニメイトなんかの店頭でもほとんど置かれなかったし、出ると宣伝されたfigmaは出ないし(受注生産でいいので売ってくださいお願いします)。

原因として様々な理由ネットでは挙げられているようだ。

アニメがつまらなかった。話が理解できなかった。監督絵師がもめた。再アニメ化にあたってのキャラデザが良くない。そもそも原作20年前で現代に合ってない。

さて、こういった評価について、またアニメのものについてブギーポップ、そして上遠野浩平という作家の本気のファンである私がどう思っているか

それを書き連ねるのが今回の目的である

1.アニメについて

まらない。という意見もわかるが、正確にはストーリーごとにわかやすさが変わってしまっているという印象を受けた。

2019年アニメ原作に沿ったストーリーで展開しており、原作では巻で分けられていた以下の内容でがらっとわかりやすさが違う。

ブギーポップは笑わない(アニメ1話~3話)

正直一番理解が難しいと思う。ここで脱落した人もかなりいると勝手に思っているし、原作の魅力が伝わっているのか不安になった。

笑わないは時系列がかなりシャッフルする作品なのだが、アニメでは「登場キャラの削減」されて登場時系列が整理されており、これが一番問題なのだが「心の声の描写がない」。

私は原作ファンなので、場面を見るだけでその場面の背景や心理描写を思い浮かべて普通に楽しめてしまうのだが、初めてブギーポップを見た人が理解できるか不安になった。

(ただ、一話がまるまる浪漫騎士として竹田くんとブギーポップの会話にあてられているのはファンとしてはマジでうれしかった。これで口笛吹いてくれたらさら完璧だったが、そこまでは望むまい)

②vsイマジネーター(4話~9話)

笑わないに比べればかなりわかりやすい。が、初めて見た人がどこまで理解できるかは原作既読から見ると少し不安になる。

スプーキーEのキャラデザ原作より本文に忠実。

夜明けのブギーポップ10話~13話)

めちゃくちゃよかったし、なんならブギーポップ初めての人にはこれから見せても許されるんじゃないかと思うぐらい。

少女霧間凪かわいいし、黒田さんの描写も、モ・マーダーもピジョンも最高なので、笑わないとvsイマジネーターの後にあるのがもはやもったいないと感じる。

④歪曲王(14話~18話)

普通に良かった。

音楽的な描写が多い作品なので、アニメBGMがいい仕事をしていたし、ゾーラギとの戦闘シーンの動きはアニメしか味わえないブギーポップだった。

なによりスタートである笑わない編がわかりにくい、というのが何よりも大きい。ファンとしても万人に勧められる作品ではないと思っている。

 なので、小説を読めばいいと思うよ。

2.再アニメ化にあたっての原作からキャラデザについて

 正直、監督原作キャラデザイラストレーターを務めている人がもめた話は語りたくないので、詳細はネットで調べてもらうとして、これがアニメ好きと呼ばれるアニメライト層(ここでは原作を知らないがアニメなら何でも見る層を指す)に悪影響を与えた可能性は否定できない。

 ただ、再アニメ化にあたっての原作からキャラデザの変更がよくなかったという話はファンとして否定したい。

 そういうことはだな、原作原作に忠実にキャラが描かれている「ブギーポップファントム」(2000年アニメ)でキャラ同士の判別完璧にできるようになってから言え!!!

失礼。

ファンにも様々な意見があるのは踏まえたうえで、私はキャラデザに関してはブギーポップ原作通りのマント帽子かぶってワイヤー使っているなら、割と後はなんでもいいとか思っている。

なので、再アニメ化キャラデザは末間博士とか、委員長とか原作に似た見た目で、いいキャラデザもあれば、スプーキーEとかゾーラギとか原作とは違うけどいいデザインもあるのでファンとしては全然ありでした。

(欲を言えばフォルテッシモや、十助をアニメ化するならどんなキャラデザになるのか気になるのでこっそりください)

3.原作について

原作が古いか現代の人には受け入れられないという意見について。

ブギーポップは笑わない」は1998年初版出版された作品だ。

その人気が高かった2000年に一度アニメ化し、2018年の末ごろアニメ化の発表が会った時我々ブギーポップが好きな増田は、驚きを持ってそのニュースを迎えたのだ。作者が10周年記念の時何も無かった電撃文庫がどうした!?アニメ化だと!?

 そこに「今さら!?」という感情が無かったと言えば噓になるだろう。

 だが、それは我々が何年、何十年も前に書店学校で「ブギーポップは笑わない」の小説を手に取り、そこに歴史を感じるから古く感じるんじゃないかと思うのだ。

 古い作品の再アニメ化成功した事例として「おそ松さん」や「ジョジョの奇妙な冒険」があるだろう。原作が古いから受け入れられないという意見には反対だ。

 だが、同時に確かにブギーポップには時代性がある。

 それは1998年代とかそういう話ではなくて、あなた学生時代に読んだブギーポップを知っているから古く感じるんじゃないかという話だ。

 ブギーポップの描く独特の閉塞感があの時代特有のものだと言うのは、あなた学生時代がその時代だったからじゃないのか。

 「現代通用しない」のは現代あなた通用しないだけではないか

 「ブギーポップは笑わない」は1998年作品だ。

 しかし、2021年になった今も通用する作品だと一ファンとして確信している。

 そしてもしも、この作品価値というものが本当に問われることがあるならば、それは例えば、今から20年後の2040年。1998年ブギーポップを知るものほとんどいなくなった時に問われるのだと思う。

4.まとめ

 というか、アニメが失敗したところで原作の良さは損なわれないのに、原作言及するヤツはマンティコア食糧として献上してもいいと思うんですがね。

ブギーポップの再アニメ化成功失敗については再アニメ化した時点で割と成功だと思っている(刊行20周年に二度目のアニメ化がされる作品の一つにブギーポップがあるという時点でファンとしてはとても嬉しい)のですが、アニメの完成度については話毎に差があると思っているし、誰にでも勧められる良アニメとは言えないでしょう。

しかし、2000年ブギーポップファントムが2000年ブギーポップだとするなら、2019年の再アニメ化2019年ブギーポップだった。

画面は明るくなり、BGMキャラデザも変わって、スマホを使う。

それが2019年ブギーポップだったのだ。

(これで2040年に奇跡的に再々アニメ化なんてされて、また今までと違う2040年のブギーポップが出たら奇跡的過ぎて、失敗だと言われていた話も成功になりそうですね。歴史というものが後から修正されるように)

ところで、ここまで読んだ人はかなりブギーポップが好きか、頭がおかしいのだと思うのだが、ブギーポップと同じ著者の書いた他の作品もとても面白いので是非勧めたい。

「ぼくらは虚空に夜を視る」

ブギーポップSFっぽさが好きな人オススメ

しずるさんと偏屈な死者たち」

ブギーポップに出てくる女の子が気に入った人にオススメ

殺竜事件」「ソウルドロップの幽体研究

ブギーポップミステリっぽさが好きな人オススメ

製造人間は頭が固い」

統和機構が気になる人にオススメ

さて、この駄文もそろそろ終わりである。もちろん締めの言葉ファンとしてこうするべきであろう。

(結局、再アニメ化って失敗だったのかよ?)

(まあ、いいじゃん)

BGM“Boogiepop And Others”by 牛尾憲輔

2021-05-15

ツイッター高学歴社会不適合者の巣窟

 ツイッター高学歴社会不適合者の巣窟らしい。

 とくに今時の二十代前半のツイ廃高学歴ばかりでしょうね。

 「お前、四十過ぎで高卒じゃん」って?

 その通り。いかにも私は20年前に大衆文学世代俗物からいじめられていたライトノベル世代俗物にすぎません。

 それも「ギャルゲーにはまる前はギャルゲーバカにしながら宗田理を愛読していた」という最高に香ばしいライトノベル世代

 今の若い子は非ノベルギャルゲー動画配信、平均読書量がマジで減っているのでしょうね。

 お左翼様がインスタやTikTok美辞麗句を並べまくりつつツイッターに対する被害者意識肥大化させている間、本当にダメダメ子ども若者YOUTUBEに入り浸る。

 正に動画世代マンガすら読まない世代

 低学歴ツイ廃文芸くずれや大衆文学世代俗物いじめられまくった限界中年です。

2021-05-12

anond:20210511224717

最近ラノベ」がどのくらいの範囲かでけっこう変わってくるんだが、

とりあえずおまえを「2010年くらいまでラノベを読んでいたオタク」と仮定する。

現代ライトノベルの流れは大きく四つある。

なろう系

言わずもがなだな。

主に大きめサイズ単行本を中心に一大勢力を築いている。

母体が大きいだけあって様々な作品が揃っており、掘り甲斐のあるカテゴリーだ。

大雑把にジャンルを挙げると、

といったところか。

なろう系のオススメこちらだ。

最果てのパラディンアニメ化決定の鉄板ファンタジー

・亡びの国の征服者オーソドックス異世界転生もので読み応えがある)

・オーク英雄物語(「無職転生」の作者の新作。特に転生ものではない)

・目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい(タイトルは酷いが良質の転生スペオペ

エリス聖杯政治サスペンス色の強い悪役令嬢もの

現代社会で乙女ゲームの悪役令嬢をするのはちょっと大変(バブル崩壊直後の日本経済史を題材にした現代転生もの

ラブコメ

主に文庫ラノベで数年前から流行しているジャンルだ。

2000年代ラブコメラノベとの違いとしては

といった要素が特徴だ。

漫画で言うところの「○○さん」系ラブコメTwitter漫画流行に影響されていて、

特徴のあるヒロイン特殊シチュエーションのワンアイディアから話を広げていくタイプ作品が多い。

また、少しシリアス要素の強い、いわゆる「青春ラブコメ」も人気だ。

こちらは「とらドラ!」や「俺ガイルからの流れが脈々と続いている感じだな。

ラブコメオススメこちらだ。

・継母の連れ子が元カノだった(迷ったらとりあえずこれでいい)

カノジョ浮気されていた俺が、小悪魔な後輩に懐かれています(上に挙げた要素をうまく消化している秀作)

弱キャラ友崎くんアニメ化済み、しゃらくさい感じもあるが「俺ガイル」の後継作として人気は高い)

・ぼくたちのリメイクアニメ化決定、クリエイターもの代表格)

声優ラジオウラモテ(二人の新人声優を描く微百合ラブコメ、巻を重ねるごとに面白くなるタイプ

探偵くんと鋭い山田さん(主人公たち三人でちょっとした「日常の謎」を解いていく学園ミステリラブコメ

ライト文芸

よく「ライトノベル一般文芸中間小説」と言われたりするが、

実際のところはラノベ編集部書店の棚を求めて一般売り場に進出したものが始まりだ。

とはいえ少年向けのラノベから隔離されることで、いまでは独自文化を築いている。

講談社ノベルスハヤカワ文庫JAを取り込んだことで本格ミステリSFも強い。

また衰退しつつあった少女ラノベライト文芸進出することで息を吹き返してもいる。

人気のあるジャンルとしては「妖怪」「ホラー」「後宮」「泣ける恋愛」「謎解き」「刑事もの」といったあたりか。

ライト文芸オススメこちらだ(ただし個人的にあまり読んでいないので少なめ)。

さよならの言い方なんて知らない。(「サクラダリセット」の河野裕が贈る特殊設定頭脳バトル)

探偵は御簾の中(平安時代舞台に癖のある夫婦主人公としたミステリ

・僕は天国に行けない(2000年前後のあれこれを彷彿とさせる厨二くさい青春ミステリ

・隷王戦記(チンギスハンバイバルスモチーフにしたと思われる戦記ファンタジー

その他

「その他」とか言ったら何でもありだろという感じだが、まあ簡単にはまとまらないので上記以外をまとめてしまった。いくつかオススメをしていく。

とりあえずこんなところか。おまえが実はここ数ヶ月ラノベから離れていただけで、俺が挙げた作品もだいたい知ってたらすまんな。

2021-05-11

40代にもなって、語尾に「~みたいなっ」って付けて、発言内容を誤魔化してしまう癖がある。

たまに、そんな年齢不相応な語尾の付け方に疑問を呈される場合があるのだが、

これが昔読んだライトノベルのせいだなんて、年齢的に恥ずかしくて言えない。

個人的にはセカイ系のアレの次に好きなライトノベルなんだけど。)

いや、私の発言は直球じゃなく、だいたいこの当たりかな?ってくらいの感じなんです~

※これはイメージです~って場合に、「~みたいなっ」って付けてしまう。

別にそのライトノベルキャラクターのように、「~みたいなっ」でオチをつけるわけではないんだが、

発言内容をボヤっとさせるのに便利で、ここ20年使い続けてしまった。

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