「ライトノベル」を含む日記 RSS

はてなキーワード: ライトノベルとは

2021-05-11

anond:20210510185031

音楽ならアイドルの愛好家はオタクとして扱われることが多いがクラシック音楽オタクとして扱われることが少ない。

文学ライトノベルならオタクだが純文学オタクとして扱われることが少ない。

というだけの話だよね。

馬鹿すぎてワロタ

鉄道オタク大衆文化じゃないからって話からバカが高級文化とか言い出してるから、その高級文化の使い方が間違ってることを指摘してるんだが

なんで「アイドルオタクだけどクラシックオタクじゃない」みたいな話してんの?

本筋からズレた話して逃げ回るなんて恥ずかしいわ

 

ほら、また100%の話をしてる。

ここで「映画オタク趣味だと言い切る」必要は全くないよね。

鳥類」という分類があることを説明するのにカモノハシの分類を確定する必要がないように。

あるいは映画の中でも「この映画ジャンルの愛好家はオタクだ」と切り分けてもいい。

馬鹿オタク文化オタク趣味定義出来るって言い出すからジャンルによって定義するなら外延的に「オタク趣味」みたいな定義の仕方が成立しないって言ってるだけだろ

マジで馬鹿すぎて引いたわ

 

オタク文化」「オタク趣味」と「オタクの居る趣味」は必ずしも一緒ではないよね。

オタク趣味オタクの居る趣味が一緒なら、ほぼすべての趣味オタクがいるんだからオタク趣味というカテゴリが成立しないよね

マジで日本語苦手すぎてワロタ

2021-05-10

anond:20210510182427

高級文化である音楽文学大衆が楽しんでない古代から来たのか?w

音楽ならアイドルの愛好家はオタクとして扱われることが多いがクラシック音楽オタクとして扱われることが少ない。

文学ライトノベルならオタクだが純文学オタクとして扱われることが少ない。

というだけの話だよね。

映画オタク趣味と言い切れるのか?

ほら、また100%の話をしてる。

ここで「映画オタク趣味だと言い切る」必要は全くないよね。

鳥類」という分類があることを説明するのにカモノハシの分類を確定する必要がないように。

あるいは映画の中でも「この映画ジャンルの愛好家はオタクだ」と切り分けてもいい。

野球は明らかにオタク趣味とは言えないけど野球オタクはいるよね、それはどう処理するの?

野球オタクというと、自分野球プレーするわけではないが、データを集めたり、歴史を学んだりして楽しむファン、という印象だな。

まり野球」と一口に言っても「野球プレーする」「野球を観戦する」「野球を調べる」などといったそれぞれは趣味として異なっているわけだよね。

オタク文化」「オタク趣味」と「オタクの居る趣味」は必ずしも一緒ではないよね。

一緒だよ。はい論破

2021-04-04

庵野作品ってサンマはらわたみたいなものだと思う

シン・ゴジラ人間葛藤する様子をたくさん描写したにもかかわらず「ヒューマンドラマがない」とかいう浅すぎる感想を抱く視聴者にまでリーチしてる問題映画公開の当時からあるけど、それってのはヒューマンドラマ陳腐な「男女がくっついて終了」だと思っているような視聴者までもがシンゴジラを見た、ってことなんだなあ。

サンマをホネとって解体してはらわたを味わうようなことなく、カマボコしか食えない人間みたいな感じ。これだから若い男は。

でも時代の流れ的に仕方ないような気もするんだよな。ライトノベル流行っているように。読者層やニーズの変化。

めっちゃ長いラノベタイトルは何故か?というと、消費者が「失敗したくないから」だ。今の人はお金がないのでコスパを重視する。お金を払って買ったコンテンツ面白くなかったらコスパが低下してしまうから。内容あらすじがある程度わかってる必要がある。

本邦は30年も経済的に失われているので、国民もそれに最適化した処世術になるわけです。若い人は特に。生きていくというのは、そこに適応していくということですね。適者生存。強いお金持ちだけが生き延びるのでなく、お金がなく経済的に弱い人もその状況に適応して生きていく。

自分考察して楽しむ」というのも、古いオタク世代の楽しみ方なのかも知れない。第四第五世代オタクはあまり考察エンジョイしないのかも知れない。ラノベですら、ラノベ作者が「読者が読解力が低すぎて困ってる」みたいな嘆きをしてるの見たことあるくらいだから・・・。謎を楽しめないのかも。忙しく拙速なので、じっくり考える余裕も習慣もない。YouTube動画も少しでもつまらんと視聴者はすぐ離脱するから、そうさせないために視聴維持率を高めるためにとめどなく喋るように編集する。

それこそこないだのNHK特番で「謎を残すようなことが好まれなくなってきている」みたいな話で、それを反映してかシンエヴァのDパートは怒涛の答え合わせだった。全自動魚の骨とりマシーンみたいな。

「すいませんサンマ食べにくいですよね、ホネとっておきますんで、どうぞお召し上がりください」よろしく

から今後の庵野作品テイストって、焼きサンマが出てくるか、カマボコが出てくるか、それが見どころになるのかなーと思った。

NHK特番で「自分面白いと思うものは好まれないじゃん」みたいな愚痴ブツクサこぼしてたのは、本当はサンマが食べたいしお出ししたいけど仕方なく時代に合わせてカマボコに近づけてるってことなのかなと。

2021-03-19

anond:20210319030802

当たり前だけど(当たり前なんだよ……)、出版業界ライトノベル業界でもこんな事例は異常。最初に逆算してスケジュール当然引いてるし、編集側も作家側も期限は守るし、その状況が変われば連絡を入れる。出資企業個人事業主という関係性は意識して、認識相互確認もする。別の業界経験しているけど、『まともな編集』と『まともな作家』は他の業界の『まともな社会人』とそう違うものではない。

このケースは『この業界ならこんなもんだ』と言える話ではない。どちらが原因か、解決策は何か、については既に言われてる通りいくつか考えられるけれど。

……あと、デビューから数年経ったらそれは新人作家ではなくないか

2021-03-12

ライトノベルというのもやめてもらいたいけどな、いいかげん。

2021-03-06

anond:20210304185757

「え?」と思うかもしれないけど、ダイの大冒険は、新連載当時は、実は画期的レベルで新しかったんだよ。ダイの大冒険最初読切から始まったんだけど、物凄い人気で連載にこぎつけた。それだけ新鮮な漫画だったんだよ。

ダイの大冒険の連載開始は89年。この当時のジャンプ漫画が何だったかは、「89年 ジャンプ 目次」あたりで画像検索するとわかる。ドラゴンボール魁!!男塾聖闘士星矢ろくでなしBLUESジョジョ(第2部〜第3部)の時代だ。ドラゴンボールを除いてヒーローもの劇画で、主人公は割と老け顔。そして、ファンタジー世界作品ドラゴンボールぐらい。当時はまだゲームっぽい雰囲気作品って全然なかった。

そこに、それまで珍しかったドラクエ的和製ファンタジーを題材にした冒険漫画が、王道であるジャンプに出てきたから、「それまでに無い漫画が来た!」と、当時の子供たちは夢中になったのよ。

80年代後半はゲームブックとかライトノベルという形で、和製ファンタジー世界観を物語化する流れが出てきていたんだけど、まだまだ傍流だった。これをメインストリームに持ってくる原動力になった作品の一つが、ダイの大冒険だった。アニメにもなったし。

90年代に入ると、和製ファンタジー作品が、ライトノベル漫画アニメといった、あらゆるメディアに登場するようになり、その新鮮味が急速に薄れてきた。沢山の作品が出るということは、つまりジャンルが洗練されるということ。ダイの大冒険はこのジャンル元祖的なポジションであるが故に、洗練される前の80年代的な表現がそこかしこに見られるのはやむを得ない。

その意味で、「当時を映し出す古典」として楽しむのが、正しい見方なんだろうね。

2021-02-27

さな図書館の思い出を喋りたい

近畿郊外ベッドタウンの話だ。

その片隅の、さほど大きくない団地に育った。

団地とともにできた集会所の中に、小さな図書館の分室があった。

学校教室一つぶんよりも小さいそこに、子供のころ足しげく通った。

児童書コーナーにあった本はおそらく全部読んだと思う。

漢字がわかるようになると、鉄道ファンの積みあがったバックナンバーをひたすらに読み漁った。

身長が伸びてくると、本棚の上の方にあったソノラマ文庫に手が届くようになった。

クラッシャージョウ世間から十年遅れくらいでドハマりした。

コバルト文庫ソノラマ文庫の並んだ中に、いつごろかロードス島戦記風の大陸が入った。

ライトノベルを読み続ける一生は、この図書館に教えられた。

いつしかさな図書館の蔵書では物足りなくなり、自分で本を買いそろえるようになると、徐々に足は遠のいていった。

やがて団地のものから引っ越すことになり、最後に行ったのはもう二十年も前になるだろうか。

その分室が、閉鎖されると知らされた。

団地から丘一つ越えた向こうの別の団地にある、大きな図書館リニューアルされたというのが主な理由

実際のところは、あの古い団地に人が少なくなっていたのだろう。

私が通った小学校も、もうすぐ統廃合されると人づてに聞いていた。

最終日の今日、いてもたってもいられなくて、車を飛ばして行ってきた。

案の定団地内にはほとんど子供の姿が見えなかった。

商店街も半ば消滅していて、子供だけでなく人がいないのだとわかった。

かつて私たちが群がって、キン消しビックリマンカードダスを買った駄菓子屋はとっくに閉店していた。

緊急事態宣言のため、図書館の中には入れなくなっていた。

入口を封鎖するように机が立てられて、司書さんが返す本を受け付けるカウンターになっていた。

そこに、子供たちがいた。

司書さんとも顔なじみなのだろう、本を返しに来た幼稚園くらいの子供たちの姿を見た。

見れば図書館入り口のドアには、近くの保育園の子から寄せられた寄せ書きが飾られていた。

私が来なくなって二十年以上経ってしまたこ図書館に、通ってくれていた子供たちに、心の中で礼を言った。

の子たちは、自分たちの図書館を失うのだ。

巡回図書館が時折来るとはいっても、図書館があるのとは違う。

図書館は、何かあったときに行ける場所だった。

ただそこにいて、居続けることができる場所だった。

私にとっては、そういう場所だった。

入れないのは仕方がないが、司書さんにお願いして入口から中を覗かせてもらった。

既に本の大半は撤去が進んでいて、本棚の大半は空っぽだった。

ただ、その本棚は、私の記憶にあるものそのままだった。

あの本棚のあそこに、ロードスが置いてあった。

あの本棚の向こうに、鉄道ファンが並んでいた。

あちらの奥にはぴょこタンシリーズが揃っていた。

あの手前にはトーマスが並んでいた。

あの奥には大人向けのやらしいタイトルの本があった。

何十年も前の記憶がひと時に蘇った。

見せてくれた司書さんに深く感謝して、その場を辞した。

たぶん、私は泣いていたのだと思う。

そこは、私の故郷だった。

いままさに、失われようとする、私の心の故郷だった。

あそこで教えてくれた数々を胸に、今の私がある。

あの団地に、あの場所に、私を育ててくれた小さな図書館があったことを、私は生涯忘れまい。

2021-02-15

必読書コピペマジレスしてみる・ミステリ

方針目的

1. エドガーアラン・ポオ「モルグ街の殺人

先日も述べたように自分ポー作品が好きではあるのだけれども、ミステリ黎明期は今でいうところの禁じ手を平気で使っているものが多く、純粋ストーリーを楽しもうとするとずっこけることがある。とはいえ論理と推論をたどることによって面白い話を作りだすのを始めたのは彼なので、ミステリが好きなら読んでおきたい。確かに意外な真犯人ではある。

3. コナン・ドイルシャーロック・ホームズの冒険

同じく、今でいえばお粗末な話も時折あるのだけれども、ホームズワトソン関係が好き。中でも「三人ガリデブ」でワトソンピンチに思わず熱くなったホームズは必見。なんでこのシーンが好きなのかというと、聡明すぎてどうしても人を観察対象としてしまホームズが、知的ではあるが彼ほどではないワトソンを心から思いやっているからだ。知的に対等ではない人間を愛することができるかどうかは、鋭敏な知性の持ち主にとっては人生最大の試練だ。女性人気が高いのもうなずける。

4.モーリス・ルブラン「怪盗紳士ルパン

ルパンシリーズのこの巻だけ親が買ってくれたし、何度も読み返していたのだが、なぜか続きを読もうとは思えずに現在に至っている。ミステリというよりは冒険小説に近い気もするが知恵比べ的な面もあり、そこが面白かったのかもしれない。しかしそうすると、これをミステリ100選に入れるかどうかは迷う。ライトノベル定義ライトノベルレーベルから出ているかどうかだとすれば、東京創元社早川書房から出てはいからミステリとしてOKかもしれないが。

6. フョードル・ドストエフスキー罪と罰

自分新世界の神になれると信じて殺人を犯したのに日和ってしまい、純粋ソープ嬢に救われる話。これも謎を解くというよりも心理戦を描いている。心理戦というかやっぱりドストエフスキー名物の神経質な人間独白だ。基本、ドストエフスキー登場人物にはまともなやつなどおらず、この作品例外ではない。主人公の妹をつけ狙うロリコン野郎だとか、娘がソープで稼いだ金で酔いつぶれ、その罪悪感からまた飲むというどうしようもない親父だとか、神になり切れなくてプルプル震えている主人公だとか、そういうキャラが最高なのだ。これではまったらドストエフスキー大長編を制覇しよう。ミステリじゃないのがほとんどだが、心配はいらない。ドストエフスキーの過剰な語りにはまった人間の前ではそのようなことは些事だ。

ちなみに高野史緒カラマーゾフの妹」は二次創作小説として最高なのでみんな読もう。

7. コンラッド「闇の奥」

こういう非人道的植民地を持っていた王様銅像だったら国民から倒されても文句は言えんよな、的なベルギーコンゴモデルの一つとしているのだけれども、これってミステリかね? ひたすら謎の人物を追いかけて、地理的にも深いところへ分け入っていき、目的人物出会うが彼はあっさり死んでしまうというあらすじは、神話的な単純さと力強さがあるが。クルツは何を恐ろしがっていたのかで語り明かしたい本である

9. ヴァン・ダイン僧正殺人事件

自分は育ってきた境遇英米わらべ歌(マザーグースナーサリーライム)は身近に感じるのだが、そうではない読者がどこまでこの趣向を楽しむことができるかどうかはわからない。

この作品特筆すべきことは、探偵犯人と対決するときの命を懸けた大博打だが、今の倫理的な読者はこの方法犯人を裁くことが適切と考えるかどうかはわからない。ミステリにおける倫理後期クイーン問題とかそういうの?)を語るなら読んでおきたい。

11. エラリー・クイーン「Yの悲劇

かに単体で一番面白いのはこの作品だけれども、せっかくだからドルリー・レーン四部作は一気読みしたい。ただ、衝撃の真犯人といわれても、すっかりすれてしまった現代の読者からすればそこまでショックを受けないかも。そういう意味では登場人物の反応も大げさに見えてしまう。

個人的には「Zの悲劇」以来(テコ入れのために?)登場したペイシェンスという活動的ヒロイン女性史の観点から興味深い。当時としてはすごく斬新なヒロインだったんじゃなかろうか。恋人と一緒にパンツを買いに行くし。

13. アガサ・クリスティそして誰もいなくなった

クリスティはどれを選ぶか迷う。ただ、わらべ歌物の中ではなじみが少なくても楽しみやすいんじゃなかろうか。一人ずつ減っていくという趣向は非常にわかやすい。謎を解く手記が多少不自然といえなくもないが気軽に読める。

ちなみに舞台版ではハッピーエンドに改作されているのもあるとのこと。

25. ロアルド・ダールあなたに似た人」

チャーリーとチョコレート工場」など児童文学の作者としても知られる。児童文学ではスパイス代わりだった毒がメインディッシュになっている。

ところで、読者諸氏は年末に「岸部露伴は動かない」をご覧になっただろうか。ドラマ化されていないが、シリーズの中に命を懸けて賭けをする場面がある。あるいは、「ジョジョの奇妙な冒険」第五部でライターを消してはならないという賭けが出てくる。その元ネタとなったと思しき「南から来た男」が収録されているので、ジョジョファンは一読をお勧めする。オマージュ翻案とはこういうのを言うのか、って気持ちになる。なお、ダールは「奇妙な味」の作家としても知られている。

27. レイモンド・チャンドラー「長いお別れ」

筆者はフィリップ・マーロウの良さがわからない。必要のない危険にわざわざ飛び込んでいき、暴力的人間挑発する。ただし、この作品日本の文化に与えた影響は大きい。

ハードボイルド小説以外から例を挙げよう。一つは村上春樹のいわゆる鼠四部作だ。「羊をめぐる冒険」での鼠の足跡を訪ねてのクエストチャンドラーの強い影響を受けている。あるいは「ダンス・ダンス・ダンス」の警官による拷問親友犯罪が明らかになるシーンの元ネタも見つけることができる。一度村上春樹登場人物系譜はどこかでまとめておきたいと思っている(村上春樹ヒロインをまとめていた増田自分は別人)。

もう一つは「スペースコブラ」の「坊主… 口のききかたにゃ気をつけな… オレは気が短けえんだ!」「腹を立てるとなにをするんだ? うさぎワルツでも踊るのか」の元ネタがあること。「……俺は頭が切れやすくってね」「頭が変になったら何をするんだい? 地リスとタンゴを踊るのか?」。どこがかっこいいのかは残念ながら筆者にはわからなかった。

37. ウンベルト・エーコ薔薇の名前」★★★

エーコについては書きたいことがたくさんある。キリスト教と笑いについて問いを投げかけたこと、中世舞台にしているようで当時のイタリアについての無数の言及があること、それから次の名言。「純粋というものはいつでもわたしに恐怖を覚えさせる」「純粋さのなかでも何が、とりわけ、あなたに恐怖を抱かせるのですか?」「性急な点だ」

しかし、この作品で一番深刻なのはキリスト教文学であるにもかかわらず、主人公見習い修道士以外の誰もが、誰のことも愛していないことだ。キリスト教とは愛の教えであるはずだ。弱いものに施したことは、神に捧げたことになるはずで、福音書にもそう書いてある。しかし、修道士たちは貧民を見捨てて権力争いに明け暮れ、異端審問官たちは民衆拷問し、主人公を導くはずの師匠人間を愛していない。彼が愛しているのは知識だけだ。

主人公は、言葉の通じない村娘とふとしたきっかけでたった一回の性交を行い、彼女に深く恋し、それでも魔女として告発された彼女を救えない。彼が村娘の美しさを描写する言葉がすべて、聖書からのつぎはぎなのが痛々しい。

勿論、知的な遊び心にもあふれている。主人公の不可解な夢の持つ意味を解き明かした師匠は「もしも人間が夢から知識を得る時代が来たら世も末だ」という趣旨台詞を漏らすが、これはフロイトへの当てこすりである。同じく、深刻な場面で、とあるドイツ神秘主義者が「梯子をのぼったらその梯子不要なので捨ててしまわなければならない」と述べたことが言及されるが、ウィトゲンシュタイン言及したジョークである中世にこんなセリフが出てくるはずがない。

難解かもしれないが何度でも楽しめる。なんだったらあらすじを知るために映画を先に見てもいい。ちなみに、この映画セックスシーン、村娘が修道士を押し倒すのだけれども、多感な時期にこんなものを見たせいで女性男性を襲うアダルトビデオが好きになってしまった。そういう意味でも自分にとっては影響が深い作品

40 ウィリアム・ゴールディング蝿の王

人間嫌いだった筆者が最高に楽しんだ本。文明が野蛮に回帰していくというモチーフが好きなのだ。何を持って野蛮とするかは諸説あるが。大体、中高生の頃は自分差し置いて人間なんて汚いという絶望感に浸りがちで、そういう需要をしっかりと満たしてくれた。舞台と同じ男子校出身だしね。

48.アゴタ・クリストフ悪童日記

三部作の一冊目。実はこれ以外読んでいない。読んだ当時は、双子たちのマッチョ志向というか、とかく異様に力を手に入れようとするところだとか、著者がフランス語で書いたにもかかわらずフランス語憎悪しているところとかが、何とも言えず不快だった。

今読み返したら、双子たちが過剰に現実適用しようとする痛々しさや、亡命文学の苦しみに対してもっと共感できる気がする。個人的には頭が良すぎて皮肉な態度を取り続けるクンデラのほうが好きだけどね。「存在の耐えられない軽さ」よりは「不滅」派。

53. 黒岩涙香巌窟王

翻案前の「モンテ・クリスト伯」について書く。

子供の頃より腕力がなくてやり返せず、口も回らずにいつも言い負かされ、片想いしていた女の子いじめっ子が仲良くなるのを横で見ていた自分にとって、自由財産恋人を奪われたことへの復讐主題としたこ作品にはまることは必然であったと思う。とにかく面白い特にモンテ・クリスト伯が徐々に復讐心を失っていく過程が、非常に良い。

大人になって完訳版を読むと、ナポレオン時代の国際情勢を背景がわかってさら面白かった。

55. 江戸川乱歩「孤島の鬼」

犯人当てや宝探しなど派手な展開がてんこ盛りだし、犯人動機の一部は自分醜悪に生まれたことに端を発しているから、貧困とか弱者とか非モテとかそういう問題に敏感な増田にとっても議論の題材にできそう。

57. 夢野久作ドグラ・マグラ

読んだからと言って別に正気が失われないけれども、チャカポコチャカポコのくだりで挫折する読者が多いと聞く。大体あの辺りはあまり深刻にとらえず、リズムに乗って楽しく読めばいい。スチャラカチャカポコ

話のテーマは、基本的には原罪的なものだろう。自分が人を殺しているかもしれないという恐れ、親の罪を受け継いでいるかもしれないという恐れ、それから生きることへの恐れだろうか。

60. 小栗虫太郎黒死館殺人事件

難解な雰囲気は好物だが、かなり自己満足的でもある。ヴァン・ダインの二十則破りまくりだし。言葉連想テスト犯人を指摘し、余計な情景描写や、脇道に逸れた文学的な饒舌にあふれ、探偵があっさり暗号を解読して、事件の謎を解く。作者の知識開陳を素直に楽しみましょう。ただ、これ読むんだったら澁澤龍彦の本を何冊か買ったほうがお得であると思うし、膨大な知識が注ぎ込まれているがリーダビティの高い点でもエーコに軍配が上がる。

62. 横溝正史獄門島

差別用語が出てくることで有名で、先ほど出てきたわらべ歌による見立て殺人の影響を受けている。

血のつながりによる犯行動機や、実行の決め手となる偶然の出来事、その皮肉な結末が個人的に好き。自分は謎を解くことよりも、犯人たちの心理状態特にその絶望のほうに興味を持つからだろう。

78. 竹本健治匣の中の失楽

メタフィクション個人的には愛好しているのだけれども、話が入り込みすぎていて結局どういう話であったか覚えていない。巻末の書き下ろしのおまけで、探偵少年パンツの模様を聞くシーンがあったことだけを覚えている。

とはいえ、癖のある登場人物から大学文学ミステリサークル雰囲気を思い出して感傷に浸るのにはおすすめか。大体、小説を好きこのんで読む人間は大抵どこかこじらせているものだし、読みたいリスト他人お勧めする本リストを作り出したらもういけない。そしてそんな奴らが僕は大好きだ。

以上。

2021-02-04

ネトウヨの国

日本はすでに嫌中嫌韓が強固にインストールされてしまっている。大半のマスメディアもそれを前提に報道している。ここ20年を日本で過ごした日本人にもそれが当然だと思っている人が多い。何もなければ自然にそのように育つ。特にその傾向の強い書き手が多いライトノベル漫画を愛好して育つ層では顕著だ。インターネット言論環境でも嫌中嫌韓がほぼ押し勝ったとみていいだろう。むしろマスメディアより先行していた。中高年ではネットで真実を知ったと思っている人々が多くいる。その人たちは社会要職についていたりする。例えばマスメディアで。例えば教育現場で。等々。しかし皆そろそろ中国韓国の話ではなく足元の日本ボロボロになっていることに気が付き始めた頃だ。けれども先程言ったようにマスメディア要職にいる人たちはネトウヨから日本ボロボロなことは直視できない。記者クラブという鉄壁のガードもあって日本問題が追求されることはない。いつまでも中国韓国些細な失点を追求し続ける。今では新型コロナウイルス対応に手間取っている欧米諸国槍玉に上がる。もはや日本語で語られるものを追っていては日本の実情を把握できないようになっている。日本という国がなくなるまで「文句があるなら日本から出て行け」の大合唱が続く。未来は無い。

2021-01-31

Amazon Audible不眠症

皆さんもそんな瞬間があると思いますが、最近僕も『サピエンス全史』を読み上げてもらいたいな、と思ったのでAmazon Audible契約した。

未だに無料キャンペーン中なのでよく料金体系とかが分かってないのだが、要するに月1500円払うことで、月あたり希望の一冊が新たにプラス+玉石石石石混交の無料本が聞ける、ということらしい。

(実際にはこの「月あたり一冊」は「任意の時点で任意の一冊を聞く権利」に近い物らしく、公然裏技として「返品して新たな読み上げを取り寄せる」というものがある。Amazonの側も「当会員特典はお客様のご理解の上に成り立っています」とメリケン企業らしくないことを言いながら暗黙に認めているように見える)

これがいいのだ。不眠に。

当然はてなメンヘラ界隈の皆様は僕と同じく眠剤を服用されていると思うのですが、それで問題解決するなら話は早いというもので。

実際は眠くなるタイミングシビアで、それを待ってる間ネットサーフィンしてて逃すとかは日常茶飯である

何がこの悲劇引き起こしているのかと問えば、おそらく國分功一郎のいう「退屈への向き合いがたさ」があるのではないかと思う。

眠剤効果で40分後に眠くなるのは分かっている。でも40分も退屈したくない……あっ1時間過ぎてる……。

これを解決するのがAudibleである。僕がこのアプリを開いて最初に驚いたのは「スリープタイマー」がとても目立つ位置に設置されている点である

完全に「子守歌」として使われることを目的としている。

で、実際に『サピエンス全史』をワイヤレスイヤホンで聴きながら何日か横になってみた。すると寝られるのである。おまけに起きたときには興味深いセンテンスの一つや二つも頭に入っている。

しか問題点が2点あった。寝てる間にワイヤレスイヤホンをどこかへ放り出すこと、普通にサピエンス全史の講義を受けて5時間くらい経ってしまうことがあること。

どちらの問題簡単解決できた。1つ目の問題スマホスピーカーから流しておけばよく、2つ目はすでに読んだライトノベルを流して横になること。

かくしてメンヘラは退屈さもなくば不眠という不毛二者択一から解放されたのである。僕はこれから無職転生』(フィッツなんやかんやあるあたり)を聴きながら一歩先に眠りますおやすみ

2021-01-27

kindle unlimitedに加入した

マンガを読もうと思って加入したら全巻読めるのは稀だった。

最初の1巻だけとか3巻まで無料とかが多い。

環聖の「泪~泣きむしの殺し屋~ 」が8巻まで読めるのは良かった。

どのキャラおっぱい大きくて筋肉質でレディボーイみたいだ。

ちゃん処女なんだろうか。

月980円分は高いと感じるので月末には解約する。

マンガ喫茶の方がジャンプ作品とか読める。

30日無料一年経ったらまたキャンペーン参加できるらしい。

そのときにまた加入するかもしれない。

単巻でさくっと読める本を探したらほとんど女性向けだった。

コミックエッセイを二冊読んだ。

■『消えたママ友 (コミックエッセイ)』野原 広子 (author)

おすすめ

丸書いてちょん。

みたいなキャラしか出てこないのにミステリーエッセイジャンルで一位だったから読んだ。

ライトノベルは読まんから分からんけどライト漫画っていうの?

悲壮感が薄くて軽い。読みやすいね

失踪したママ友とその友人らが知ってる断片的な情報をつなぎ合わせて行方不明の原因を探っていくミステリーになっている。

身近なご家庭ミステリー風味。

誰も真相にはたどりつかず、Good End後のTrue Endで種明かしがされるのもお約束

お気持ち表明は陳腐化してつまらんのだが起承転結がきっちりしていてよかった。

小説形式だったら読むのも億劫なつまら物語だが、絵で女社会の面倒くささの「空気」がよく出せている。

基本的人間不信言葉一つで関係が壊れる女たちが集まってコミュニティ形成している。

疑心暗鬼で探り合っててうんざりさせられる。

■「顔で選んだダンナモラハラの塊でした (コミックエッセイ)鳥頭ゆば (author), モグ (other)」

増田でお馴染みの底辺夫婦結婚から離婚までの物語

恥を公開して金儲けにつなげる強さがあって大変元気で頼もしい。

こういうの読んでると子連れの女同士で結婚してきっちり家計家事分担して生きていけばいいんじゃねーの?と思ってしまう。

どうせ力関係が偏って女夫婦破綻するかな?

水族館が好きすぎて! (コミックエッセイ) まつおるか

今読んでる

絵はポストカードみたいで可愛い自分動物はそんなに好きではない

3Pであきた

筆者の好きな動物を紹介するだけの簡易図鑑だった

2021-01-22

anond:20210122061437

今の時代、若書きが通用するのって小説だと純文学ライトノベルだけだよ。

で、なんでそういうことが日本文芸だけで起きるのかっていうと、出版社一種芸能事務所化しちゃっている日本特殊事情に原因がある。

海外では基本的に在野のエージェントを通すなどしてそれなりに選別されたうえで出版するかどうかが決まるから若くしてデビューと言っても日本ほど早くないし、また欧米特に文学の全体を貫く文化的文脈があるから批評家機能していて、文学理論無視した雰囲気小説は全く評価されないので学んでいない勢いだけの作家頭角を現しづらい(ほぼ不可能)。

日本現代作家ってあんまり文学理論学ばないかそもそも世界的にはレベルが低いんだけど、とりわけ純文学作家が育たない。その原因は80年代ごろから顕著になるけど出版広告代理店が絡んでマスメディア癒着し始めたため(著名な流行作家とかが昔テレビに出てたのはこの流れのせい)、ほそぼそとやるだけでは純文の編集部が肩身が狭くなる一方なので注目を集める素材じゃないと売り出せない状況になったから、売りどころがわかりづらい純文学はしだいに「若い女性」とか「アウトロー」みたいなので広告的に盛り上げられる人選になっていったため。で、売り出したら売り出しっぱなしで育て方がわからないのでモブ化するしかなくなる。

いわゆる「瑞々しい感性」っていう売り文句はこういう雑な売り方を強引に肯定したもの

エンタメ小説技術体系が比較的出来上がっているので良否の判断がつきやすい。だから結果的技術的に未熟な作家は取り上げられにくい。

ライトノベルジュブナイル小説ではないいわゆるオタクが好むタイプラノベ)はある意味ポストモダンの申し子で構造破綻していた方が面白いから未熟さが売りにできるので、純文学に近いスタンスになっている。

ちなみに明治大正のころも若い文豪がいっぱいいたという反論がありそうなので先に封じておくと、あれらの作家同人誌から出発している半同人作家で、そもそも出版業界自体も未熟で小さく尾崎紅葉夏目漱石などといった作家弟子であったり同じ大学のよしみみたいなコネデビューしかなかった。

純文学なんか大したことないよ

純文学というのは全ての文芸の中でも現代詩に次いで程度が低く、ライトノベルと同等。

売れないことを考えたらライトノベルの方がむしろレベルが高いともいえるかもしれない(私は好きではないが)。

冷静に考えたらわかることだが、まず若書きで頭角をあらわせる分野というのは「知識必要としない」ことの証明であるし、実際、芥川賞作家含めほとんどの純文作家10代や20代前半で鳴り物入りデビューしたとしても、20代半ばには凡庸通俗作家になるのが一つのパターンになっている。

雰囲気と作者個人キャラクターアイドル性といった商品価値だけで決まるようなところがあるので実際は作品は高尚さからは程遠い。

バラエティ番組で例えたら東野圭吾浅田次郎宮部みゆきなどの娯楽作家が司会やひな壇を務めるプロ芸能人で、純文作家はVTRとかで出演する素人と考えればいい。

その中でたまに人気者が出るという話でしかない。

2021-01-21

anond:20210121191754

ライトノベルは大好きやで。ただであるがゆえに10万人の数人死んでいるで、おもしろはんぶんで、騒動を起こす気に離れないか

医学

薬学

わたし医療関係者ではないが、基本的高校生程度の知識はあるといわざるをえない。

2020-12-27

[]12月26日

ご飯

朝:朝マクド。昼: ナスピーマンハムスパゲッティケチャプを混ぜて焼いたやつ。夜:ご飯白菜大根ニンジン味噌汁納豆。間食:ランドグシャ。

調子

むきゅーはややー。お仕事はじゅうれんきゅー二日目。

昨日のリベンジ散歩を2時間半ほど。やっぱ散歩最高だなって。

久住四季『怪盗の後継者

トリックスターズシリーズライトノベルミステリを高い次元で融合させてみせた久住四季の怪盗もの

怪盗チームのベタながら燃えるやりとり、素人だった主人公覚醒する明らかに映画ならBGMが変わる瞬間、ド派手な潜入アクションに、あっと驚く文章表現での「騙し」など、映画化した時に映えるシーンが多かった。きっと騙しのシーンは高速で巻き戻す演出が入るだろう。

物語部分を支えているのが、トリスタ以降近年の久住四季らしさとも言うべきブロマンス要素も男同士のいい距離感表現されているだけでなくサービスシーンなどもありいい感じ。

ミステリか否かという価値評価するとあまり言葉がないけれど、とにかく痛快な小説で読んでて楽しかった。

是非とも、中島裕翔織田裕二ダブル主演で映像化して欲しい。(それはもうあるやつだよ)

○木元哉多『閻魔堂沙羅の推理奇譚』

殺された被害者自身探偵となり全てを知っている閻魔さまの娘に推理披露し正解すれば生き返ることができる、という特殊設定をベースにした短編集。

霊界ルール生前に知らなかった知識を死後教えることはできないため、被害者殺害され霊界パートが始まる時点で所謂読者への挑戦状が挟まれたのと同じ、ここまでの情報推理可能だというフェアプレイ精神がある作品

かにフェア/アンフェアというのは本格において重要な点であるが、今一つこの作品が本格らしくないのは、人間を書こうとしているからだろう。

パズラー的なロジックにまつわる描写もあるにはあるのだが、文量の多くを死を経験した人間がなにか教訓を得て変わるような展開に費やしている。

それはそれで、ミステリーズ的と言ってしまえばそれまでだが、ほんわかした暖かい読後感があり嫌いにはなれない。

だけれども、人間をかけていないアレやコレやは、人間以上に大切な物を書いていたのであり、この作品がそれらに並ぶほどの何かなのかは、シリーズものみたいなので続きを読んで確かめようと思う。

グラブル

ガチャピン5日目。じゃんけん勝利で40連。虹はなし。

ポケモンHOME

ミラクル交換日記25日目。

コロボーシクチートニドラン♀ニャビーヤドン原種サイホーンラッキーダダリンオムスターイーブイ

2020-12-19

anond:20201219050236

少女漫画少女が読んでる漫画は全く別という根本のところを勘違いしてる。

少年漫画少女漫画といった呼び名はいわゆるレーベルで、ブランドカテゴリであって、実際の漫画の中身や顧客層とはまったく関係がない。

ジャンルで書いてる漫画家なんかは分かりやす

CLAMPが「カードキャプターさくら」を「なかよし」で連載してKCデラックスコミックスを出せば少女漫画

CLAMPが「ツバサ」を「週刊少年マガジン」で連載して講談社コミックスで出せば少年漫画

当然、この2つは雑誌に合わせて作風ターゲットは違い、実際のファン層で言えば男女逆転してる可能性すらある作品だがファン重要なのではなく、ブランドが全てなのである

涼宮ハルヒの憂鬱」は一般的認識ライトノベルだが、子ども向けの角川つばさ文庫でも出ており、そこで読んだ少年少女涼宮ハルヒ子ども向けの小説認識して読む。レーベルっていうのはそういうことである

少女女性が読むNo1漫画鬼滅の刃であることとは別の話なんだ

2020-12-11

anond:20201210212056

言うて2000年ぐらいなら5chに限ってもあちこちで「地雷」が使われとったで。

現在でもよく使われる「地雷女」の用例

34 :名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/09(水) 03:25

彼女ってやっぱ特別存在から

そういうゲッスイところには名前さえも出てきて欲しくない、

と男は思うもんだよ。自分の下衆な行為は棚に上げても。

セフレ相手にそんなこと聞かれたら萎えるね。

自分なら切る。

粘着質っぽいし、地雷女の要素アリだから

ラノベスレ

57 :名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/03(月) 22:19

フォーチュン・クエスト」「デルフェニア戦記」「創竜伝

どれもシリーズとして長いだけに,買ってしまうと地獄を見てしま作品

何も知らない入りたての購買層が酷い目に会う前に,こんな地雷はさっさと取り除けっ!

子どもに悪影響が出るわっ!

140 :名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/18(土) 05:06

他の感想が欲しい。

地雷は踏みたくなーい。

他の作品は少なくともDクラ並のレベルはあるんですか?

同和地区スレ

403もっこす2001/02/02(金) 23:25

>398

やめときなさいよ。自分地雷を踏むことはない。あそこは地元人間しかも、ご近所と言うより、そのものずばり、一緒にいる人しかからない。関係者の間でも大阪市内で一番うまくいった地区といわれています。いったん地名が出れば、そこにすむあなたも含めて迷惑する人が出ます

風俗店スレ

137 :名無しさんピンキー:01/11/29 20:39

134ですが、アリサ様は多分、皆さんが言う「地雷」の部類に含まれると思われます

明らかに特定コミュニティに留まらない幅広い層が使う表現として広まっとるやろ。

特にライトノベル」と「風俗嬢」の当たり外れを「地雷」と表現するのはこの時点でスラングとして定着しとる。

とてもエロゲ発祥用語とは思えへんで。

2020-12-03

鬼滅の刃を蹴ってさらざんまい放送するテレビ局ってめちゃめちゃ尖ってるよな?

ちょっと前にゴシップ誌だか痛いニュースかに

フジテレビ鬼滅の刃(一期)の製作に関わることを断っていたという記事投稿されて

はてブでも「だからフジテレビは駄目なんだ」と例の如くパプリックエネミーFNNを叩いて勢に浸る遊びが開催されていた。

でも2019年の春クールフジテレビ放送されていたアニメってワンピDB以外だと「ゲゲゲの鬼太郎」と「さらざんまい」なんだよ、覚えてるか?

無期限の長期放送に入ってるワンピDBと定期的にリブートすることが伝統と化しているゲゲゲを除けばフジに空いている枠はノイタミナしかない。

そのひと枠に天下のジャンプ連載の勧善懲悪ヒーローアクションものを蹴って幾原邦彦オリジナル企画を選ぶというこの選択かなりぶっ飛んでるし、

プロデューサーより上にある程度理念みたいなものがないとやっぱできない気がする。

ウテナもうっすらそういうテイストあるけど、ピンドラから始まる21世紀幾原邦彦作品って「規範に潰される若者」の物語なんだわさ。

長男から」とか「強くならなきゃ」とか「先輩だから」とか「欲しがるばかりの奴は」って言葉ですり潰されそうな奴らが物語の中心にいる。

マクロ視点での善悪否定登場人物個人ミクロ感情肯定していく。そして最終的にそういう奴らが互いを理解し融和していくことで救済される。

例えるならサイコロ先輩のジレンマとか獪岳の苦悩に目一杯フォーカスを当てて、

彼らを「そうだよね君らにだって少しも慈愛がないわけじゃないし、不真面目なわけでもなかったんだ」って抱擁するのが幾原作品世界観だと僕は思う

ネットにおけるフジテレビは雑に言って「体育会系のノリでコミュニケーション弱者嘲笑文化を持っている」「軽薄で流行りに乗っかるしか能がない」というイメージで取り扱われている。

が、しかノイタミナは「連ドラのようにカジュアルに楽しめるアニメを」というマイルドヤンキーに向けた方向性を打ち出しながらも、

出版社業界力学オタクカルチャーゲームマンガラノベ等)のトレンドに左右されず、独自の指針に沿って型にはまらない企画を発表し続けてきた。

からこそオリジナル企画も多く、ただの深夜のアニメ枠でしかない「ノイタミナ」がブランドとしての意味合いを帯びてきたのだ。

視聴者と変わらない普通な現代社会で生きる、エリートでなければ超人的な能力も持たない平凡な人間叙情主題にした「あの花」は、

とらドラ」でその萌芽を見せていた超平和バスターズスタイルを完成させたとともに、アニメ純粋ヒューマンドラマを展開するエポックメイキングになった。

PSYCHO-PASS」は倫理観倒錯する未来ハードボイルド調に描いたディストピアサイバーパンクの秀作として10年代象徴する一作となった。

四畳半神話体系、ピンポンつり球といったメディアミックス作品ではなかなかお目にかかれない斬新な映像表現を打ち出した(それでいてストーリー構成にもそつがない)作品もなかなか実現は難しかっただろうしノイタミナでなければあそこまで好意的に受け取られただろうか?と思う。

「冴えカノ」や「DIVE!」のような「ラブコメ」や「スポ根」モノでさえ少年誌ライトノベルテンションから一歩引いたような独特なオフビート感がある。

これもノイタミナというフレームの影響にあると思うのは考えすぎだろうか?

個人的に次期の「2.43」がハイキューとどう差別化を図ってくるかにすごく興味が湧いているし、実のところ「ノイタミナ放送されているアニメ」然とした物が見られることを僕は既に期待してしまっている。

ノイタミナはなんとなくだが、社会から弾かれた者や、秀でた物がなくうだうだする若者に優しい作品が多い気がする。無邪気なラブコメヒーロー物を避け続けた結果なのだろうけど、そこが僕にとっては安心材料になりつつあるのだ。

話を戻すとして、

まずフジ鬼滅の刃を断った背景として、近い時期にジャンプアニメ放送が集中していたことが大きかったのではないだろうか?

周知の通りワンピDB放送しつつ、更に19年冬にはネバラン(一期)を放送していたので、19年春に鬼滅ということになると流石にジャンプコンテンツに偏りすぎるのではと危惧されたということがあり得なくもない。

日和見主義ゆえ、鬼滅の奇抜な作風グロテスク描写拒否反応を示した」というような粗雑なコメントニュース記事では散見されたが、ノイタミナでは過去鬼滅の刃と同系統の「甲鉄城のカバネリ」の製作積極的に関わっていた。故にジャンプ掲載される程度にはマイルドなこの作品を渋る理由としては考え辛いのではないだろうか。

追記

キャロル&チューズデイの存在をすっかり忘れていたことに気がついた。キャロル&チューズデイは19年4月から9月までの2クール放送されていて、鬼滅と丸被りしているので、邪推するならばこの代わりに鬼滅の刃放送されていたかもしれない。

まあとどのつまりそんなことどうでもいいんだけどね。

あいう未熟者が成長して真っ当に何者かになろうとする話は気持ちいいよね。

キャロル&チューズデイはアニメの中でも一際丁寧な作品だったと思う。音楽のこだわりもそうだし、渡辺信一郎さんといえばといった感じのスペースオペラ調のロマンに溢れた雰囲気も流石だなあといった感じだった。

まあこれは観るの中断してそのままになってるからあんまりわかったようなこといいたくないけどね。

実のところ+Ultraの存在自体すっぽり忘れてたんだけど(Great PretenderとかBeastarsみてたのに)、ケモノ物やわりかしハードSF物とかそういうのが多くて、ノイタミナとはまた違った形で硬派の作品を増やしていく感じがして面白いと思う。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん