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はてなキーワード: 発心とは

2019-08-21

美輪明宏が大嫌い

から思っているんだけど、同意してくれた人が今までいたためしがない。それどころか人非人であるかのように扱われることも多い。そこで増田でみんなの意見を聞きたい。

同性愛者だから云々とかいうのは一切ない(と自分では思っている)。一言でいえば、彼(彼女?)の行動はどれも「美しいもの」を持ってきて「ほら、美しいだろ?まともな人間ならこれは美しいと思うんだ」と見せつけて回っているように思えて、暴力的に思えてしまうのだ。もちろん、彼はマイノリティとして権威に挑戦しながら今の立ち位置を獲得してきたわけで、彼の行動を責めるとかは一切なくて、むしろ今まで大変なこともたくさんあっただろうにえらいなあとは思っているし、何なら4, 50代以上の世代が彼を好むのも理解はできるのだ。しかしながら、それこそ「若者右傾化」みたいな話なのかもしれないが、今や彼が『神聖ニシテ侵スヘカラス』な「美しさの権威」になってしまっていて、どうも反発心を感じる(ちなみに増田20代)。いくつか具体的な点を挙げてみる。

オーラの泉

ずいぶん昔のテレビ番組であるが、美輪氏を嫌いになった一番の理由はこのオカルト番組。もう一人のコメンテーター江原啓之氏は胡散臭い自称霊能者であり、言ってしまえば大川隆法麻原彰晃みたいな新興宗教家と大差ないように思える。その番組中で、美輪氏は江原氏と一緒になって、出演者芸能人の後ろに守護霊みえるだのオーラがどうだの箸にも棒にも掛からないような反知性的なことを放言していた。同時期にやっていた細木数子番組と比べこの番組はどうも耳当たりのいいことばかり言っていたので、世間に受け入れられていたのだろうが、上に書いたようになんだかどうも価値観押し付けじゃないかと感じていた。

ヨイトマケの唄

別に土方がどうのという話をするつもりはなくて、これもどうも「美しさ」の押し売りのように聞こえてしまう。「土方」がいじめられる理不尽さを歌ったのに最終的には「機械の世の中」で「エンジニア」になれてよかったねえというのはどうなんだろうかとか、残念なことではあるけれど「貧しい土方」の子が「何度かグレかけた」にもかかわらず「高校も出」、特にこの時代に、学力的にも金銭的にも周りの理解の面でも(貧しさというのは奨学金など情報アクセスできないということでもある)「大学も出」ることな現実問題ありうるだろうかとか思ってしまう。いや、もちろん創作なのはわかっているし、人々がこの歌詞を感動的だととらえるのも理解できるんだけど、どうも「感動を呼び起こすパーツ」を寄せ集めた、養殖物の感動であるように感じられてならないのだ。

こういうことを言うたびほんとに「お前がサイコパスなだけだ」といわれ続けたんですけど、どうなんでしょうねえ…

2019-08-15

anond:20190814173402

やっぱ、明治昭和前期の日本の内陸部でも、横浜神戸(最新の舶来文化が入ってくる商業地)への「格好つけやがって」「ハイカラ気取りめ」という反発心があったんでしょうかねえ

まあでも、現在上海若いIT業界関係者とか「今や俺らの方が香港より進んでるもんね」とか本気で思ってるんじゃない

内心では裕福で自由香港嫉妬してると認めてしまったら、自分の方が惨めになる

本当に現代中国人が裕福(だけでなく)プラス自由に憧れてるなら、香港をすっ飛ばしてさっさとアメリカ日本に行く

中国本土にとどまってる連中は、今や充分中国本土も裕福だし(日本で、ばくぜーんと自民党政権を支持している層と同じように)政府に逆らいさえしなければ充分自由じゃんと思ってるんじゃないか

2019-07-27

anond:20190727141709

おおおお…!謎の反発心はあれど、レスせずにはいられないって感じがやっぱ人間だな!!!!!!!!!!!!!!

めっちゃ感動する!!!人間ってすごい…!!!!!

2019-06-03

anond:20190603013154

いい原動力もってるじゃないすか。

どれも負への反発心、というのがちょっと気になるけど...。

あ、でも人類進化してきたのは、「○○になりたい!」ではなく、「○○にはなりたくない!」という気持ちがあったからだ、という話を聞いたことがある。

まぁデマというか、作り話だと思うけど。

ジム半年も通ってるんすね、体がムキムキになれば心もつられてムキムキになる的なことをテストステロン(あの本の著者)が言っていたような気がする。

お見合い効果でることを祈っておきマッスル

2019-05-28

痴漢安全ピンの件

正直何回めだと思うくらい繰り返されている話題なので蒸し返すのもアレなんだけど。

痴漢は本当に痴漢滅びろと思う。妻も何度か路上痴漢にあって警察にもお世話になり、それ以来は妻の帰宅時、自宅から最寄駅感は私が車で迎えに行っているし、痴漢被害者は本当に大変な思いをしていると思う(ちなみに自分自身高校生の時に痴女被害(というのが正しいのか?)に遭っている)。

しかし、なぜ痴漢という犯罪においては当事者ではない男性たちまで、男性というだけで痴漢撲滅に協力しろ要求されがちなのか?痴漢撲滅に非協力的な人間痴漢予備軍とまで言われかねない。

割合として男性加害者が多いだけで、男性全体に責任があるように言われがちだ。

痴漢男性代表だと思われたくないのなら、男性自身が痴漢否定しろ、とも。

自分痴漢と全く関係ないのになぜ男性全体が説教を受けなければいけないんだ?

しか説教では済まず、男性は協力して痴漢から女性を守らなければならない?

自分痴漢ではない”だけでは不十分なのか?

痴漢をしていない男性は、“まだ痴漢ではない男性”ではなく、被害女性とも同じ非痴漢、非犯罪者なのに?

そんなところから放っておいてくれという思いが強くなり、痴漢対策に対しての反発心生まれる。

多くの男性痴漢なんぞしないし、されることも無い。だから男性場合当事者となることを想像した時思い浮かぶのは痴漢冤罪くらい。安全ピンと言われれば自分痴漢に間違われて刺される事しか思い浮かばない。痴漢冤罪に巻き込まれ心配けが残る。

そして女性専用車両が出来たとなれば、痴漢なんて考えもしないのに男性というだけでなぜ不当に追い出されたという思いが生まれる。

ATMコーナーで、見知らぬ人間詐欺に遭いそうなところを助けなかったからと言って詐欺片棒を担いだと言われるか?

路上暴行を受けている人間がいるのに第三者として介入して暴行を止めることをしなければ暴行に加担したも同然か?

買い物をするとき普段から周りをよく見て万引きしてる人間がいないかどうか、気を配るべきか?それをせずにその店が被害を受けたら、その店を普段から利用していた客にも責任の一端があるのか?

しかに、男性をはじめとした非当事者理解を深め、率先して動くことは痴漢対策有効ではあると思う。そのような行動が取れる人々は素直に尊敬する。

その一方で、痴漢撲滅に興味が無い男性はたくさんいるし、中には痴漢問題なんてどうでもいいと考えている女性もいるだろう。

から痴漢問題に対して何も考えてないくせに、痴漢冤罪だけを恐れている男性を見ても「へー そうなんだ」くらいに思ってほしい。

それは他の多くの事件と同じように、現時点では当事者ではなく、巻き込まれたくないし、第三者として介入する気も無いだけなのだ

2019-05-27

女性専用車両に反発心を抱くのが嫌になった

はっきり言って実質、困ることってそんなにはないよね。

女性専用車両等、女性を守るシステムに対して反発心を抱いてしまう癖を克服したいんだよね。

男性特定施設遮断すること≠男性は無価値存在であるとみなすこと」っていう不等式を認めたいんだよね。

別に女性専用車両があったって、女性男性のもの汚物として見てるわけじゃないんだよね。

当たり前だよね、そんなこと。

2019-04-25

中卒に向いていないタイプ

遺伝的に知能が高かったりすると中卒人生に向いていないのかもしれない。

高卒はともかく中卒は事情ピンキリ

経済的事情で進学しなかった

ヤンキーで進学する気がない

いじめとか精神疾患発達障害などが理由不登校だった

などを筆頭に、親が宗教にハマッっていたり人格障害で荒れていたりすると小学校すらちゃんと通えていなかったりもする。

成人してある程度自由を得ることで、やっと人並みの努力ができる状況になる人もいる。そんな人はとりあえず根性がある。

根っから性格破綻していなければ、常識がなくても世間に揉まれて最低限身につくしコミュニケーションだって人並みに取れるようになる。

そこまで行って軌道修正できた後におかしな方向に進む人もいる。バランス感覚を身に付けることが出来なかったタイプ

経験知識が著しくアンバランスなのが自然体で、それを自覚する機会と縁の薄い生き方をしている。

学歴コンプ原動力とした知識欲なのか、あれこれインプットしては物事拡大解釈する。その先には自己完結

そして、それを仮説にとどめるブレーキが緩い。

学歴コンプがなければ、知識を糧にしようと背伸びして人と摩擦を起こしたとしても、「頭がおかしい」のような事を言われるだけだと見えない評価の予想ができるけど

学歴コンプが強いことで「中卒であることを馬鹿にされている」と受け止める部分があり、反発心妄執で更に知識を求める。

知識欲が自己啓発スピリチュアル心理学に向かうと手が付けられなくなったりする。

「それらは多くの人が年頃に一度は興味を持ったりするもの」という観点が無いのか、救いを求めて手を出しているからか特別視していたりする。当人特別視はしていないつもりで。

そういったもの危険な面を表面的に理解しつつも、経験が伴っていないため安全装置的なカンが鈍く深みにはまる。

学歴コンプを跳ね除けるべく努力した先が、頭でっかち理想家。

ボキャブラリや見聞きしただけの観点ばかり増えてしまい、いわゆる『自分の考え』はほぼ空論

社会他人問題に対して、知的な振る舞いで問題視することが趣味になり、そうして自身の負い目を間接的に慰める。

「言う側」に立つことで精神の安定を保っているのかもしれない、エゴ肥大することを代償にして。

不都合実態他人の目から隠しても、自身はそれと常に付き合っている。

そうして、言行不一致による矛盾が増えては誤魔化すことを繰り返し、普通なら感じる限界の先に行くと巧妙な開き直りを思いついてしまう。

それは麻薬中毒者が幻覚規則性を見抜いた錯覚のようなものだけど、乏しい経験に加わる「発見という経験」は正解に感じやすい。

そんな狂った感性生産的な方法昇華する手段職業的なモノサシでも持っていないと、次のステージに進んだことにも気づけない。

良かれと積み重たものは、妄執に振り回されて行った一夜漬け的な努力の塊で、そこから生み出されるエピソード

頭の中の人形劇に継ぎ足されて、日々複雑化と単純化を繰り返しては時間を奪う。

そうして取り返しがつかなくなってしまったら宗教がとても魅力的に見えてくるのかもしれない。

2019-03-29

anond:20190329124553

尋牛 - 仏性象徴である牛を見つけようと発心したが、牛は見つからないという状況[1]。人には仏性本来備わっているが、人はそれを忘れ、分別世界に陥って仏性から遠ざかる[1]。

見跡 - 経や教えによって仏性を求めようとするが、分別世界からはまだ逃れられない[1]。

見牛 - 行においてその牛を身上に実地に見た境位[8]。

得牛 - 牛を捉まえたとしても、それを飼いならすのは難しく、時には姿をくらます[1]。

牧牛 - 本性を得たならばそこから真実世界が広がるので、捉まえた牛を放さぬように押さえておくことが必要[1]。慣れてくれば牛は素直に従うようにもなる[1]。

騎牛帰家 - 心の平安が得られれば、牛飼いと牛は一体となり、牛を御する必要もない[1]。

忘牛存人 - 家に戻ってくれば、牛を捉まえてきたことを忘れ、牛も忘れる[1]。

人牛倶忘 - 牛を捉まえようとした理由を忘れ、捉まえた牛を忘れ、捉まえたことも忘れる[1]。忘れるということもなくなる世界[1]。

返本還源 - 何もない清浄無垢世界からは、ありのまま世界が目に入る[1]。

入鄽垂手 - 悟りを開いたとしても、そこに止まっていては無益[1]。再び世俗世界に入り、人々に安らぎを与え、悟りへ導く必要がある[1]。

2019-03-27

「罪を憎んで人を憎まず」の大事

ゴミクズ上司人格ゴミクズであり3回に2回信用ならない言動をしやがる罪を憎み、3回に1回だけ出てくるまともな指示に対して余計な反発心を抱かない。これが出来ないやつは社会死ぬ

2018-11-04

フェミオタク対立構造じゃないよね

今回の件ってフェミオタク対立構造っぽく扱われてるけど違うよね。

フェミじゃなくてミサンドリーであるっていうのもあるけど、それでもなくて。

私の立場から言えば中立というか、どっちにも所属してない感じ。

今回の件で、オーディエンスって言葉を使っていた人がいたけど、それが一番近い気がする。

そして、今回の件ってフェミでもオタクでもなくこの立場の人が一番多いんじゃないだろうか。

私は今回の件でフェミニズムそのものを叩く気には一切なれない。同情すらする

一部の人たちがその立場を名乗り、ひどく暴力的なことを繰り返している。ヒステリック被害者になり、ただただ口喧嘩に勝ちプライドを保つためのことを繰り返している。

勝ちたいというより、おそらくそしかやり方を知らないのだろう。

フェミズムへの反発心など一切ないが、そのやり方の醜さに辟易している。

思想対立ではなく、やり方の問題なのだ

オタク側にもひどい人はもちろんいる。

公共性の話になった時にはそれが際立つ。公共性のあるべき姿を話し合おうとしている人ですら規制する人とバッシングする。

冷静な人もいるが暴走した人ほど星を集めて、蠱毒のようだ。

だが、喧嘩両成敗というにはフェミ側として暴走している人がひどすぎる。

オタク側はオタクが責められているという被害者意識も獲得したく、それを否定する気はないがそれは一旦置いといてくれないかと思う。

話が進まない原因はここにもある。

強いて言うならば、今回の件は「暴走するミサンドリーvsオーディエンス」と捉えている。

2018-08-22

世間空気を読まない高校生達こそ甲子園の魅力

東日本大震災直後の2011年3月に開催された春の選抜高校野球第一試合東北高校宮城)VS大垣日大岐阜)を思い出した。

震災直後の東北復興を背負った東北高校であったが、結果は7-0でボロ負けして終わった。

当時は「夢も希望もないのか」と大垣日大は叩かれていたが、私元増田は逆に試合結果について大笑いしていた。

震災の後の試合ということもあり、世間雰囲気空気としては「何としても東北高校に勝ってもらって、被災地を元気にしてほしい」というものであった。

試合前の大垣日大高校には、試合にわざと負けろという電話がかかってきたとのこと。

監督先生たちは生徒達に世間空気をわからせないようにするものであるが、多感な高校生たちはやはり雰囲気空気を感じ取ってしまもの

その雰囲気空気に反発した大垣日大選手たちは、日本中が注目している中で東北高校を完膚なきまで叩きのめしてやろうという気持ちになったのだろう。

終盤の6点差で盗塁するとか、明らかに世間に対する反発心の現れだったよね。

そのことを踏まえて、昨日の甲子園決勝の大阪桐蔭金足農高の13-2の試合のことを考えてみたい。

決勝試合から新聞テレビなどのメディア金足農高一色であった。

東北史上初の優勝なるか」「優勝旗が白河の関を越えるか」「全員地元金足農高と、全国から有力選手を集めてきた大阪桐蔭・・・

大阪桐蔭選手からすれば、自分たちこそ優勝候補で注目されて当然だと思っていたのに、ポッと出の金足農高ばかり注目されている。

当然面白くないよね。

大阪人から見れば、東北秋田なんて東京植民地みたいな場所から、怒りも数段上がることになる。

大阪人東京自体には反発はしないが、東京の威を借る東北甲信越腰巾着に対しては本気で怒っているフシがある。

全国が注目している中において、あのような公開処刑のような試合になるのは、実力差ももちろんあるけど、当然の話である

そして、この世間空気雰囲気を粉砕する高校生達こそ、甲子園の一番の魅力。

2018-07-19

ミリオンライブが嫌われる理由

僕はミリオンライブが嫌いだ。

「またライバーかデレPのミリオン叩きか」と思われるかもしれない。

だが、どうして自分ミリオンを好きになれないのか、

また自分だけでなく、ミリオンが何故多くの古いアイマスPに

嫌われるのか、歴史的な経緯について説明したいとおもう。

特に若い世代の人たちは知って欲しい。

シンデレラが、ミリオンが何故生まれたのかという事を。

アイマス簡単歴史

アイマスが世に出て、もう13年になる。

2005年アーケード筐体がリリースされ一部に人気を博し

2007年XBOX版が発売され、ニコニコを中心にして

一大ムーブメントを巻き起こす。

2008年にはLIVE FOR YOU2009年には

PSPSPDSディアリースターズ

様々なプラットフォームアイマスタイトルは展開された。

だが2010年アイマスを揺るがす大きな事件が発生する。

9月18日東京ゲームショウの場で発表された「アイドルマスター2」

そこでは、律子ら4人が非プレイアブルとなる事や

男性ユニットJupiter」の存在が発表され、アイマス界隈は激しく荒れた。

今回はアイマス歴史を詳しく語るのが目的ではないので

詳細は割愛するが、この時点で

バンダイナムコ(以下、バンナム)内では

アイマスの次なる展開が動いていた。

ひとつは、アイドルマスターの「アニメ化である

A1-Pictures制作の、このアニメ版は人気を博したが

古参ファンの中には眉をひそめる者も少なくなかった。

Jupiter竜宮小町が描かれるアニメ版は、

数多くの非難を浴びた「アイマス2」の世界

ベースにしており、アイマス2の世界

運営推し進めるオフィシャル設定である事を強く印象付けた。

また商品ビジュアル面でも「アニメ版」への移行は強かった。

言うまでもなく、アイドルマスターといえば

窪岡俊之氏が生み出した魅力的なキャラクターたちである

黎明期においては窪岡氏およびバンナムの田宮清高氏、

その後は杏仁豆腐氏が公式イラストを数多く手がけていたが

アニメ版以降、公式A1-Pictures(以下、アニメ版)の

キャラクターイラストを中心として展開していく。

公式グッズやコラボ商品など、全てアニメ版イラスト

代わり、窪岡氏や田宮氏、杏仁氏の「ゲーム版イラスト

ほぼ使用されなくなっていくのだ。

(決定的となるのは、2012年に発売された「シャイニーフェスタ」であり

この商品パッケージは全てアニメ版ベースとした

イラストとなった)

こうして、アイマスは少しずつ形を変えながら

新たな展開を進めてゆく。

だがそれは、僅かではあるが、確実に

ファン公式の間に歪を生み出していた。

シンデレラが担ったもの

さて、ここからが本題である

長い長い前置きで申し訳ない。

方面に渡るアイマスの新展開として

バンナム計画したものひとつ、それが

アイドルマスターシンデレラガールズ(以下、デレ)」である

当時、怪盗ロワイヤルなど携帯電話(まだ、ガラケー時代である)を

プラットフォームとしたゲーム流行兆しをみせ、

売り上げ的にも馬鹿に出来ない数字を叩きだし始めていた。

多くのゲーマーからは「ぽちぽちゲー」と揶揄され

開発者たちから忌避され気味だった携帯ゲーだったが、

その生み出す利益無視する事ができない額となり

多くのメーカー携帯ゲーム業界へ参入していく。

バンナムのそのひとつであり、アイマス

携帯ゲーとしてリリースする事を企画していた。

アイマスモバイルという携帯ゲーもリリースされたが

所謂エリアゲームしかなく、莫大な利益を上げる事はできない。

求められているのは、当時の携帯ゲーの主流であった

ガチャゲー」であった。

だが、当時はまだゲーマーから拒否反応が強い

携帯ゲー(ぽちぽちゲー)である

そこに「アイマス」が参入する事は、

IPイメージダウンに繋がりかねない。

そこでバンナム選択したのは

シンデレラガールズ」という外伝タイトルとして

しかも自社ではなく他社開発としてリリースする事であった。

デレは、アイマスのメインシリーズではなく

あくまスピンオフ作品である

しかも自社作品ではない。

この体裁をとる事で

アイマスブランドの低下を避けようとしたのだ。

デレの開発運営を任されたのは、当時

神撃のバハムート」等をリリースしていた

サイゲームスだった。

(開発時期的には、神撃が表に出た時には

既にシンデレラも動いていたと思われるが省略)

2011年当時のサイゲームスは、まだモバゲー

携帯ゲームを開発運営していただけの会社である

そこからナンバリングではないとはいえ、

アイマス」の名を持ったタイトル携帯ゲーで

リリースされるという事は、当然ながら

ユーザーたちからの強い反発を招いた。

当時の掲示板ログなどを見てもらえると判るが

アイマスもとうとうポチポチゲーか」などと

馬鹿にされ、叩かれまくったのである

勿論、バンナムもそんなユーザーたちの

反応は予想していたであろう。

からこそ、あくまスピンオフ作品という扱いとし、

自社ではなくサイゲームスに委ね、自社の看板である

765プロキャラクターは、あくまで客寄せの

釣り」としてしか使わせなかったのだ。

そしてその外部の仕事を任された一人は、

前述の公式イラストレーター、杏仁豆腐氏であった。

前述したように、アイマスのメインビジュアル

アニメ版の」イラストに置き換わっていく中で、

同氏は、デレのキャラクターデザインを任される事になった。

左遷、という言葉は少し実情から離れるかもしれないが

少なくとも、杏仁氏の「本家」での仕事は激減した。

話を戻そう。

デレが自社のアイマスシリーズではない、という事が

もっとも大きく示されたのは、デレに与えられた

タイトルだった。

2009年以降、当時のアイマス関連の作品には全て

Project Im@s 2nd Vision」というロゴが与えられていた。

これは「アイドルマスター」の公式展開である

という事を示すものであり、ゲームであるアイマス2や

後のシャイニーフェスタだけでなく

TVアニメアニメ劇場版でも使用された。

言わば、アイマス公式作品である事を示す「肩書」だった。

だが、「シンデレラガールズ」には、この

「2ndVision」のロゴは与えられなかった。

これは決定的に「デレは本家アイマス作品とは異なる」

ことを示す事実だった。

極端な言い方になるが、判り易い言い方をすると

シンデレラガールズたちは、アイマス本家からまれ

実の娘ではなく、サイゲームスという下賎との間に

まれた妾の子なのである

当然、妾の子本家の敷居をまたぐ事など許されず

モバゲーという、ゲーム業界から見れば

汚れた現場で働かされることになったのだ。

いや、汚れた場所で働くために生み出された娘、

という表現の方が正しいだろう。

765のキャラクターたちは、客寄せとして

貸し出されただけである

風俗店でいえば、在籍していないのに表に貼られている

ダミーパネルみたいなものだ。

春香千早目当てでやって来た客を

実際に相手するのは、150人近い

有象無象の娘たちなのである

卯月も凜も、バンナムから見れば

風俗で働く妾の子、でしかなかったのだ。

だがここから本家バンナムですら

予想できなかった展開を迎える。

2011年末にリリースされたデレは、予想以上の

人気を博する事になってしまったのだ。

Twitter利用者が増加した事もあり

SNSを中心にして、デレはユーザーたちの間に

流行をもたらした。

Twitterpixivには、デレ生まれアイドルである

杏やきらり、蘭子のイラストが数多く投稿され

幸子が腹パンされ、川島さんのクソコラが飛び交った。

Twitterで、ガチャの引き自慢が始まるのもこの頃からである

Pたちは神引きや爆死を披露し合い

ゲームをやっていないユーザーたちにも

その知名度を高めていった。

こうして2012年、デレの人気は爆発的に拡がり

それは、苦界に落とされた妾の娘が、

遊女として大成功を収めた姿であった。

だがそれは、バンナム的にはあまり面白い話ではなかった。

それも当然であり、デレがいかに人気を得ようとも

そのガチャ売上の一部はモバゲー、サイゲに

流れてしまうのである

ロイヤリティ契約がどのような割合になっているか

判らないが、少なくともバンナム的には

まり美味しくない話であった。

ミリオンライブが担ったもの

そこでバンナムが考えた新たな企画

アイドルマスターミリオンライブである

2013年に(モバゲーライバル会社であるGREEから

リリースされたミリオンライブ(以下、ミリ)は、

デレが獲得した「携帯ゲーのガチャ大金を落とすユーザー層」

を明らかに狙って生み出されたタイトルだった。

デレは、サイゲームスという下請けに投げた為に

その莫大なガチャの売上の一部を掠め取られ、

運営全体もバンナム側では100%コントロールする事ができなかった。

その反省を生かし、ミリは全て自社で担う戦略を取られた。

アイドルマスター」の本家シリーズである事を強く印象付ける為

キャラデザは全てA1-Picturesの「アニメ版」に統一された。

デレと異なり、リリースから全てのキャラ

担当声優実装し、ライブイベントなども

視野に入れてキャラクター作りが行われた。

また、本家である765プロキャラとの繋がりも強調された。

アイマス公式サイトでも、リリースから強くPRされ

何よりもデレとの決定的な違いは、ミリには

「2nd Vision」のロゴが与えられた事だった。

の子であるデレと異なり、公式展開の肩書である

「2nd Vision」を背負ったミリは、まさに

本家の娘であり、バンナムは実の子を、

汚れた世界である携帯ゲーへと送り込んできたのだった。

だが古参の765ファン的には、これは困惑すべき事柄だった。

まだファンの中でも「ぽちぽちゲー・ガチャゲー」である

デレを快く思っていない者が少なくない時代であった。

デレのような携帯ゲーは、スピンオフとして

本家と「線引き」されていたからこそ

ファンに許されていたのだが、

本家自ら携帯ゲーを、それも半ば公式として

リリースされる事に反感を覚える者もいた。

だがそれでもまだこの頃には、765を至上とする

古参ファンは「ミリは別物」として考えていた。

あくまで金稼ぎの為に、デレへのカウンターとして

生み出された娘であり、765とは関係のない

存在として扱おうとしていた。

だがそんな古参たちの想いは、アニメ劇場版

いとも簡単に打ち砕かれてしまうのだった。

2014年アイドルマスター劇場版が公開される。

公開前より「劇場版にはミリオンライブメンバー

バックダンサーとして登場する」という事が明かされており、

バンナム公式の、ミリへの強い推しが感じられていた。

だがまだこの頃には、その程度の扱いなら…と

旧来の765ファンたちも楽観的に捉えていた。

春香千早たちを銀幕で見る事ができる、という喜びに

その程度は他愛もない事柄しかなかったのだ。

――だが公開日を迎え、彼ら旧来の765ファンは強い衝撃を受けた。

劇場本編をご覧になられた方なら判るだろうが、

ミリの扱いは事前情報にあった「バックダンサー

程度のものではなかった。

ミリメンバーは本編シナリオにがっつりと関わり、

彼女らがいなければ成り立たないシナリオであった。

そして、それは本家765から世代交代という

バトンタッチを匂わせる内容でもあり

バンナムの、アイマス運営からファンへ向けた

メッセージでもあった。

この展開に旧来の765ファンは少なから困惑した。

765メンバーとの決別、後輩であるミリへのバトンタッチ

その性急な世代交代に納得できない者も多かった。

だがそんなファンたちの想いとは関係なく、公式

強いミリ推しは続いていった。

そしてミリオンは求められる事なく消えた

ミリリリース後、デレからユーザの多くが

移行するのではと噂されたが、結局実際には

殆どのデレファンは動く事はなかった。

デレユーザーから見れば、アイマス運営公式から

強力なバックアップを得たミリは羨ましく妬ましい

存在であったが(余談だが、ミリリリース前後である

数年間、アイマス公式はデレに対して全く注力してこなかった。

競争相手であるから当然と言えば当然だが)

既にその時点で多くのファン根付いており

また、公式の寵愛を受けるミリへの反発心もあってか

移行するユーザほとんどいなかった。

古い765ファンから見れば、ミリは突然

自分たちの存在を脅かし始めた存在であった。

本家アイマス家督を、いきなり現れた娘が奪いに来たのだ。

反発も当然であり、素直に受け入れられる者は少なかった。

その結果、ミリはどうなったのか。

デレのファン層を奪う事もできず

765ファン層をスライドさせる事もできず

結果として、中途半端な人気しか獲得できない

コンテンツになってしまったのだ。

だがアイマス運営は、どうしても彼女たちを人気コンテンツとして成功させたかった。

2017年6月バンナム

ミリオンライブ・シアターデイズ(ミリシタ)」をリリースする。

明らかにスターライトステージデレステ)」を意識した

リズムゲームであり、デレステよりも

上質なグラフィックを最大の売りにしていた。

だが、それでもミリファンが増える事はなかった。

楽曲が少ない、アプリが重いといった理由以外にも

リリースと同じタイミングで、デレステ

解像度モード実装し、ミリシタの最大の売りを

潰しにきたのも理由ひとつかもしれない。

だが本質はそこではない。

765やデレのファン層は、運営ゴリ押し

生み出されたコンテンツへの嫌悪感を未だに抱いており

拒絶する心理の方が大きかったのだ。

結局、スタートダッシュに失敗したミリシタは

大きなセールスを上げる事も無く沈んでいく。

またしてもバンナムの、アイマス公式

思惑は外されてしまうのだった。

そしてそんな中、ついにGREEミリオンライブという

ゲーム本編は、2018年3月にそのサービスを終了した。

ミリオンキャラクターたちには罪はない。

そもそもミリオン自体が、嫌悪される役目を背負って

生み出された悲しい存在なのである

責められるべきは、安易な考えで彼女たちを生み出した

アイマス公式なのだ

僕が嫌うのは、ミリキャラクターたちではない。

シンデレラを潰す為に、765のファンを移行させる為に

運営の都合で生みだされた

ミリオン」という存在嫌悪しているのだ。

ユーザー無視して、自分たちに都合の良い

コンテンツをつくりだす為に

ミリオン」を産んだ運営を、僕は憎む。

余談:先月末から無料10施策のおかげか

ミリシタがセールス好調らしい。

バンナムさん、良かったね。

古参老害765ファンとしては、早く沈んで欲しいんだが。

2018-07-17

anond:20180716092012

先輩の「出所不明の魚を嫌う気持ち」そのもの否定するのは違うと俺も思う。

ただ彼が表明した「嫌う気持ち」は、俺の選択否定したくてたまらない気持ち無知人間を貶めたい気持ちを強化する道具のように思える。感情の発露として利用され膨れ上がった「嫌う気持ち」なんか尊重したくない、信用もできない、と軽く扱う人が出てくるのは当然ではないかなあ。その反発心が我々捕食者としての不利益になるとしても、知らないことは知らないわけで。

  

それはともかく、ここでもらった多くのコメントから色々なことを教わったよ。ありがとう

2018-06-17

RADWIMPSHINOMARU関連の騒動を一通り傍観して思ったこ

完全な後出しじゃんけん

歌詞自体瑕疵はない(激ウマギャグ

一通り騒動が沈静化したみたいなので初めて歌詞を見たが、軍歌かといわれると違うという結論自分はなった。

なぜなら、軍歌によくある「愛国心」と「自己犠牲」のうち「愛国心しか歌ってないから。

相当気を使ってギリギリラインを攻めてる歌詞だと感じた。

なぜ一部の人過剰反応するのか?

典型的排外思想国粋主義者がよく使う文言が使われているから」だろう。

この歌で多分狙って使われているその手の言葉に、多分狙った通りに反応してしまったんだろう。

一連の騒動を見て残念だと自分が感じた人たち

過剰に反発してしまった人たち

これを軍歌だというのは流石に行きすぎだと思う。

使われてる単語拒否反応が出るのは分からんではないが、

歌や歌手批判するのは行きすぎ。

RADWIMPS音楽業界

大ヒットを飛ばしアーティストでもこんなコスい興味乞食しなきゃ今時音業界ではやっていけないのか、という意味で残念だった。

そこまで音楽業界が追い詰められているという現状がただただ残念だった。

ただ国を愛することを今歌いたいなら、ああい言葉にはならない。

ギリギリを攻めた言葉をわざわざ選んで書かれた歌だと自分には思えた。

当人たちの主義思想はよく知らないけど、ほかの歌もちょっとは聞いたことあるだけの自分には

HINOMARU歌詞RADWIMPS作詞担当の人から自然と出てきたようには思えなかった。

それが何らかの問題への反発心から来たものなのか、もともとの思想をずっと隠してきたのかも分からないが

今までの歌の歌詞とは異質なものが根源にあるように思えた。

この一件だけで彼らを嫌ったりはしない。

ただ、何がきっかけでこの歌を生み出したのかは後ででもいいので明らかになるといいなと思う。

「単に国を愛する思いを歌にしただけだ」と言い張るのなら、それでもいいけど。

2018-03-19

人の少ない社会とかだと共存心と同調力と集団行動を無意識強制させる空気感があるのは否めないし、それに対して誰か一人でも反抗心、反発心を唱えるとシャボン玉のように一つ弾けて連動する様に他も弾ける、そしてそのシャボン玉の中の空気は弾けてみないと分からない恐ろしいものだ。

2018-03-09

anond:20180308232103

自民叩きの人たちが公明叩きしないのはなぜかって?

ヒトラーの前じゃムッソリーニも善人に見える

(公平を期すため、スターリンの前ではフセインも善人に見える、とも書いとく)

て話じゃ

創価学会創価学会きもいやばいのは「空は青い」ぐらい自明の話として。

単に、今の政権内では公明党がぎりぎり自民党のストッパー役。

護憲派にとっては無能野党より公明党の方が役に立ってるかも知れん皮肉

そして今や単純に「学会公明」でもないという問題

そもそも学会戦前には不敬罪くらっとるし、本来の究極の目標天皇折伏な。

古参学会員の間じゃ、公明党の右傾化への反発心もかなり大きい。

あと、学会嫌いの左派結構おるぞ。それが現在目立たぬ理由は冒頭2行で書いた通り

2018-02-23

末の妹が成人する頃まで、家族年賀状(行き先は父や母の知り合い)に姉妹写真を使われていた事を思い出した。もちろん両親の写真は無い。

私の知らない相手勝手写真を送るなと思っていたけど、今改めて考えてみても、写真だけじゃなく、年齢やら学校学年やら就職先やらの情報が伝えられていたの怖すぎ。というか、この不快感こそ「見世物にされている」感じなんだろう。

私の人生は私の物であるのに、親からすれば自分人生付属品なのかもしれない。

この反発心を忘れないでいたいものだ。

anond:20180223121817

2018-02-21

昔のオタク

昔、自分学生だった頃、今で言うと陰キャと呼ばれてるような奴らの集いが毎日のように教室でありました。彼らは放課後になると、今で言う陰キャの中心的人物が属するクラス教室に集いました。

当時の作品はよくわかりませんが、いわゆるライトノベル教室に持ち込んでは黙々と読んでいる人間でした。

私は、ガリ勉野郎でしたので勉強をする自分の横で軟派な表紙をチラつかせて読んでいる隣の男達(中にはちゃんとブックカバーをつけている人もいましたが)を気味悪いと感じながら過ごしていました。

自分積極的には関わりませんでしたが、今で言う陽キャと言われるクラスの中心的な人たちは積極的にいじり倒していました。

オタクCDを持ち寄ってきていたのか、今で言う陽キャの集団がそのCDからかい始めました。その時に、今で言う陰キャの中心的人物が、陽キャの集団に対して「J-POPという流行らせたコンテンツに乗っかっているおまえらにはわからんよ」的な事をいっていたのを思い出します。

その時、初めて今で言う陰キャの人たちを理解しました。彼らは別に発心や、満たされない日常を不満に思ってオタクをやっているわけではない。自分無意識価値観を揺さぶられたような経験でした。

彼らは別にオタクになりたくてなったわけではなく、自分が素晴らしいと思った物を突き詰めるにあたりオタクになっただけなのだと。

それは本質的には数学検定必死になる自分となんら変わりなく、あくまでもその対象が外の人から評価されるかされないかだなのだと。(数学検定が外の人から評価されやす資格かはともかく)

 

その後、電車男書籍として販売され、秋葉原にわかテレビ特集が組まれニコニコ動画というコンテンツが生まれて、「オタク」はありふれました。

いやでもオタク文化が目に入り、パソコンを触っていればそこそこそういう知識は分かる程度にまとめられたコンテンツは増え、気がつけば水樹奈々は当たり前のように紅白に出場し、小林幸子は「千本桜」を歌うような時代です。

今のオタクは、言ってしまえば「J-POPという流行りに乗っかっている」当時の今で言う陽キャと変わりないのだと思います

 

私はスマホゲームを良く嗜み、5chのスマホアプリスレ情報収集をしていますが、上記のことをものすごく感じます

必ず「セルラン」「覇権」という言葉がどのスレにも出てきますアニメであれば、「覇権」はよく聞きますよね。私はこの言葉がどうファン達に聞こえるのかわかりませんが、とても無意味ではないかと感じます

なぜなら、オタク流行に乗ってやるものじゃないと最初に話したエピソードで感じているからです。

いまでも語られる名作ゲームとしてデモンズソウルを例にあげます。私はデモンズソウルが大好きなのですが、このゲームはもうすぐオンラインが終了するということで最近またキャラを作っては嵐の祭祀場に通っているのですが、このゲーム覇権でもなんでもないですし、そもそも売上もじわ売れですし、どちらかというとダークソウルから入ってきた人のほうが多いのではないかと感じます覇権でもないゲームなのに、名作として扱われ、ディープファンがいて、ソウルシリーズとして続いていますよね。

だったら、アニメスマホゲームで「覇権」「セルラン(円盤の売上)」という言葉が当たり前のようにでてくる現状ほど、オタクが「流行りモノに飛びつく人間」という意味になってしまっていると感じます

 

同人誌で、簡単に描く作品を変えてしてしま同人作家を「いなご」と言いディスる

おかしものです。オタク自体が「流行りモノ」を追いかけて移動しているのに、同人作家という発表者が流行りモノ(または流行りモノのついていくユーザー)を追うことを咎めるのは。

今でも真実冗談かはさておき「なのは完売」という言葉を見かけますが、これほどオタク象徴する言葉はないと思います。「なのは」という今では覇権でもなんでもないコンテンツが「すぐに売れてしまコンテンツ」だと認識されているのです。

オタクって本来そういう意味ではありませんか。

もちろん、作品を知る機会として「流行り」は重要です。しかし、コンテンツの楽しみ方までもが「流行り」であるようにしか今では感じません。

オワコン」という言葉があるのがまさにコンテンツの楽しみ方が「流行り」であることの証明でもあります

私が学生だった頃、教室に来ていた今で言う陰キャ達がどうなっているかは私にはわかりませんが、彼らは当時そうではなかった。私がみた「昔のオタク」像のせいで「今のオタク」がオタクに見えていないだけなのは重々承知していますが、今のオタクは当時の今で言う陽キャと同じ人種しか見えない。

そして、当時、今で言う陰キャの事を気味悪がってたくせに、アニメやらゲームやらをやっている自分も、ただの「今のオタク」にすぎないのだろう。

2017-12-09

anond:20171209005757

何だかんだまだバブルの余韻が残ってて、何とかなるんじゃないかって甘い希望を抱いてたのと

世代団塊学生運動やってたのに対して反発心があった、みたいなところかなあ

当事者世代としては思う

2017-10-22

おとなの塚本幼稚園‬というハッシュタグが流れていたが

 ブコメ欄は「おとなの塚本幼稚園‬」という言葉賛同する意見が多かったが、彼らが言う「気持ち悪さ」というものがさっぱりわからない。

政治家演説に支持者が集まること、彼らが日本国旗を持っていること。

こういった状況に対する「気持ち悪さ」とは何なのだろう?

 私が思うに、「安倍首相」という存在に対する反発心が「侮蔑」という域まで達してしまった人々が、その感情を共有したいと思った時に出てきた言葉がアレなのだろう。

あの言葉はなんらかの論理をもって成立したわけではなく、あの状況(写真からラテラルシンキング的に連想したのが「塚本幼稚園」だった、ということなのではないか

 こういった論理性に基づかない批判揶揄というもの政権批判必要なのだろうか。

普段から真面目に政権批判をしている人々が、「塚本幼稚園」というオモチャに群がり遊んでいる状況はなんなのだろう?

2017-10-18

女性社員ハラスメントで失った

企業R&D部門マネージャーをしている。研究開発では女性社員は少ないため、男ばかりの部署殆どだ。そんな中、自分部署に初の女性社員Aが配属された。Aは仕事ができ、他の男性社員比較しても優秀な新入社員だった。


しかし1年が経過したある日、彼女職場人間関係について訴えてきた。

BはAの人格否定したり、女性差別的な内容を職場で話すようになっていた。AはBの問題について、当初は管理職相談してきた。しかし、今まで女性社員を受け入れた経験がなかったために、前例がなくどのような処置をすべきかわからなかった。


自分から見ればBは単に典型的理系拗らせで、女性に対するコンプレックスが爆発しただけのように感じられた。

Bは過去にも他部署女性社員にしつこくアプローチを繰返して拒絶された経験から女性に対して強い反発心を持っていたと語った。アニメ女性可愛いが、現実女性反論をするので生意気だと。

Bは長いこと研究成果が出ておらず、勤務中に女性社員嫌がらせしていることに正直呆れはしたが、口頭での侮辱行為に対してはそこまで重い処分を行うことはできない。

(追記: 一応Bには,事情聴取というか事実確認面談は行った。Bは行為を認めたがハラスメント意図はなかったと話し、女性慣れしていないので自分発言でAがそこまで傷つくとはわからなかったと説明していた。)


Aには相手にしなければいいのではないかと伝えた。今の仕事が続けたいなら我慢してもらうしかない、どうしても耐えられないなら君の異動を検討してもいいとも譲歩した。


それから半年ほど経過し、Aは退職願を提出してきた。Bのハラスメントによる精神的苦痛が大きいこと、被害者側の異動が納得できないこと、マネジメント側の対応失望したこと彼女淡々と語った。他社から引き合いがあり、新しい環境気持ちを入れ替えて頑張りたいとも話していた。


こうなると自分としては困る。貴重な女性社員ハラスメントで失ったとなると、管理側の評価に影響する。あの手この手彼女を引き止めたが、彼女意思は固く、結局そのまま転職していってしまった。


会社に再発防止策を提出しなければいけなくなったが、どうしたものか困り果てている。


【追記】

言い訳に聞こえるかもしれないが、実際こうしたケースでいざ当事者となると、加害者処分は難しい。これは男性社員同士のトラブルでも同じことで、被害を訴える社員側が異動になることはよくある。

今回のケースについては、被害者女性から辞めるほど思い詰めてるなんて報告は受けていなかった(数回相談に応じた後は音沙汰がなかったので、解決したのかと思っていた)。せめて退職を悩んでいるうちにもう一度相談してもらえれば、何か別の対応が考えられたんじゃないかと思っている。

2017-10-02

表現修正版】『けもフレ騒動を、元アニメ版営業が丁寧に解説する(2)

表現が汚かったため、もう今さらではありますが、

今私にとれる行動として、文章表現修正しました。内容は変えていません。

不快な思いをさせてしまった方々、申し訳ありませんでした。

https://anond.hatelabo.jp/20171002002200

の続き

経緯の解説 ※業界関係者としての想像

まず前提として説明しておきたいのが、コンテンツ制作生業にするこの業界には、

「0から1を生み出すクリエイターが一番エラい認識と、

クリエイターを、『大人喧嘩』に巻き込まない」という不文律が共有されていることです。

これは、クリエイター制作作業に集中させる環境を整えるのが会社の役目であって、

権利トラブルを始めとする「大人喧嘩」に巻き込んで余計な負担をかけるべきではない、という考え方からきています

まともなエンタメ企業ほど、この前提が社員にしっかり浸透しています

※そういう意味では、KADOKAWAアニメ事業局・ライツ事業局は、まだまともな方です。

以上を踏まえて、これは私が外部の人間である以上、妄想の域をまったく出ませんが、

何の根拠もない妄想よりは幾分かは良い、というところで、私の思う経緯を書きます

KADOKAWA、2期制作にあたり、12.1話のようなことを節々でやらないよう、ヤオヨロズに念押し。

ヤオヨロズ、「2期制作は請けるが、たつきが一番功労者エラいんだからたつきの好きにさせろ」と返答。

KADOKAWAたつきへのリスペクトはあるが、幹事会社として、その要求は飲めないことを通達。モメ始める。

ヤオヨロズ、モメた末、「そんな条件を出してくるならオリる」脅しのカードを切る。

たつきはここまで、以上のようなやりとりがあったことを一切関知しておらず、制作作業に集中していた】

ヤオヨロズたつきに「KADOKAWA意向制作ハズされちゃったんですよね」と報告。

たつき、驚きながら「突然ですが~」のツイート

10/01ブコメ指摘有:KADOKAWAヤオヨロズとの窓口ではあっても、幹事会社ではないそうです。申し訳ありませんでした)

あくま妄想です。

また、何度でも書きますが、ヤオヨロズは「近々公式コメント出すから大人しくしててね」くらい発信すべきです。

たつき氏も含め、現状をどうお考えなのか気になります

たつき氏とヤオヨロズがすべきだったこ

しかに、たつき氏はけもフレを盛り上げた一番の功労者であることは間違いありません。

しかしながら、仮にも「商業アニメ製作」に関わる人間として、

他者権利侵害しないよう、正当な手順を踏まなければならなかったのも事実です。

百歩譲って、たつき氏は「ものづくり以外のことは専門外」な職人だったにせよ、

ヤオヨロズの渉外役は、たつき暴走しないよう適宜コントロールする役割立ち位置を、

会社としては、とらなければならなかったはずです。

事実上権利者」としての立場の強さを使って、自分たちリスクをとる形で、

KADOKAWAと、製作委員会交渉をして、もっと他の道を探ることだってできたはずです。

今回のように、ファン巻き込んで、KADOKAWA炎上させるようなやり方ではなく、です。

未だにKADOKAWAを叩いている人々に言いたいこと

あなたたちは、たつきツイートを見て「なんで?」と困惑するに留まるべきだったと思います

製作委員会から情報発信を待つべきだったし、

同時に、ヤオヨロズから情報発信を待つべきでした(未だに何もありませんが。。。)

知識情報も十分でない内からKADOKAWAを叩くべきではありません。

まり商業アニメを軽く見ない方がいいと思います

商業アニメと、作品に関するすべての情報は、

本当に想像がつかないほど多くの企業人間が熱意を持って関わって、チェックされて、

確認結果OK」のお墨付きを受けて、ようやく世に出てきているんです。

そもそも、「カネ」や「利権」体質だとKADOKAWA批判するあなたたちは、そこで働く人間に会ったことがあるんでしょうか?

彼らの作品づくりにかける思いを知っていますか?平均年収を知っていますか?

年間にいくつの作品を世に出して、新人作家デビューさせ、喜ぶファンを生んでいるのか知っていますか?

私が出会ってきたKADOKAWA人間は、本当にクリエイターのことを尊敬していたし、大事にしていたし、

ファン作品を楽しんでもらうために、毎晩遅くまで、身を粉にして働いている人たちばかりでしたよ。

だいたい、お金がなければ新しい作品を作れないし、

そもそも出版業を始めとしたコンテンツビジネスは、利権があって初めて成り立つものです。

「カネ」や「利権」、こうした概念を重視したビジネス批判するなら、

KADOKAWA以外の作品も含め、マンガアニメ映画も、見ることを一切やめるべきです。

そうすれば悪の根源たるエンタメ企業は続々潰れるだろうから理想の世の中に一歩近づくのではないでしょうか?



それから、吉崎先生が原因うんぬんかんぬんのニュース記事プレスリリースでもなんでもないので、

情報が揃うまでは気をつけたほうがいいと思います

追記

自ら根拠の無い話(妄想)を蓋然性ある仮説の様に述べておいて、狼狽してばたついてるけもフレファンを「事実を何も知らない状態で騒ぐ馬鹿」扱いされても「何言ってんのお前?」としか言い様がねぇわ。

あれだけKADOKAWAに石を投げておいて「狼狽してバタついてる」って、どうなんでしょうか。

記事にも書きましたけど、確かに、「なんで?」で止まるなら私はあるべき姿だと思いますよ。

そうじゃなくて、こういう基本的知識を持ってたら、脊髄反射KADOKAWAを叩くような行動はとらないでしょ?

からちょっと落ち着くべきだな」と思うオタクを増やすために、私はこの記事を書いたんです。

何度も私は書いています。「ヤオヨロズからリリースを待ちたい」って。

けど現状、製作委員会からコメントしか出てない以上、その事実をもとに妄想するしかないわけです。

でも、その妄想だって知識のあるなしで結論も、その行動も、随分変わってくるとは思いませんか?

頂いたようなコメント一番星が集まるところが、まさしく今回の騒動の難しさなのだと思います

私が書いた記事が長文すぎて、読まれなさすぎ分かりにくすぎたのが原因ならすみません

ファンが受け取る価値を最大化することがそのまま製作委員会利益につながるはずで(つながる仕組みを作るべきで)、12.1話制作とそのスピード感は間違いなく「差し引き」プラスだったはず。冷徹利益を追求しろ

そうですね。その通りだと思いますけど理想論ですね。

権利ビジネスやること自体否定に繋がるので。商業アニメ映画マンガなどなどの全否定意味していると思います

製作委員会権利者たち)が要求したのは「発信情報の事前確認」です。

これを、時間をかけず、シームレスにやれというのは無理です。

また、ヤオヨロズたつきに「言いにくかった」要素の方が大きいと思えるから

クリエイターに逐一情報共有しながら進める」といった解決策の方が現実的になってきますけど、

それは業界文化的にナイと思うので難しいところですし、

少なくとも、こうして考えた場合にも、「KADOKAWA一方的に叩く」という行動にはつながらないと思います

従来のアニメに比べて「制作費半分、売り上げ5倍」なんて言われてるし、ビジネスの面で魑魅魍魎がどったんばったん大騒ぎしてるんだろうが、それゆえに窓口としてのKADOKAWAの責は免れんわな

制作費半分、売上5倍の話が、権利の話にどう関係してくるんでしょうか?

安い値段で請けて納品してやったんだから、好き勝手やらせろ、というのは、

それがまかり通ったら、全ての商売が成り立たないと思います

制作委員会の各担当者って利益や人気よりも権利を取るほど無能なの? 12.1話が悪い、ではなく火種の発端の内のほんの一つだった程度ならまだ信憑性あるけど。ヤオヨロズ何か言えは完全同意。どんどん立場悪くなる。

あくまヤオヨロズからリリースがあるまでは妄想ですけど、12.1話自体問題にしているのではなく、

「今後のリスク」を考えたんだと思いますよ。

自分権利があるモノに関する情報発信を、自分手綱のとれない誰かに委託するのが怖い」感覚、わかりませんか?

しか12.1話は、現状見えている情報からは、成功した企画になったと言っていいでしょうが

「同じようなことが今後もあるのは嫌」というのをヤオヨロズへの窓口としてのKADOKAWAに強く言った可能性は高いし、

ヤオヨロズは、最初全然自由だったし、ここまでけもフレを育てたのはたつきだという意識があるからこそ、

それをたつき氏に伝えにくかったというのもあると思いますよ。

同じくヤオヨロズが何か言うべきというのは私も完全同意ですね。

分かりやす説明。これで叩かれるってのは気の毒ですな。

文章力がなく長くなってしまってすみませんありがとうございます

増田の予想が正しかったとして、ヤオヨロズがクソなのは分かるけど、それを制御できなかった製作委員会ウンコだと思った

ヤオヨロズがクソというか、前提のこういう基本的知識があれば、

KADOKAWAは必ずしも悪くない」結論にたどりつくはず、という趣旨です。

ただ、ヤオヨロズ制御するのは製作委員会側じゃなく、ヤオヨロズという会社自体問題だし、

たつき制御すべきなのはヤオヨロズという会社だったはずと思いますよ。

夜中まで身を粉にして働く人たちだからまともな判断力が失われるのでは。

鋭い指摘ですね。

ただ、少なくとも現状出てる情報からは「KADOKAWA側のまともな判断力が失われていた」と判断できる記述はないですね。

裏側から透けて見えるこの人のような態度そのもの現在燃えている原因な気がするけど、おそらく当人たち理解はできてないんだろうなーと思った

私の態度は申し訳ありませんでした。

けど、この件に関するKADOKAWA側の態度の、どこが問題だったんでしょうか?

それを具体的に言えないのが、今回の炎上の難しい部分だと思いますよ。

たつき排除するという結論が出る時点でまともな判断力をもってるとは言い難い。ゴミオタクの反発が予想外だったとでも?

排除した主体は、現状出ている情報からは、ヤオヨロズですよ。

そりゃ反発は予想していたでしょう。だからたつき続投の方向性で調整方法を探っていたと思います

まずファンはそこで一歩踏み込みすぎてますよね。「KADOKAWA一方的降板させた」って。

ヤオヨロズ側にとってみれば、自分らが権利を持っていないのは当然歯がゆいし、

功労者であるたつきに好きなようにやらせてあげたい」という気持ちたつきへの敬意もあるから

制作おりますよ??」という脅しは、彼らにとって交渉カードなわけですよ。

けれど、どういう意図であの情報たつきから発信されたのかを知るすべが現状ないから、

私は再三「ヤオヨロズからリリースを待ちたい」と書いてるし、

KADOKAWAが必ずしも一方的に悪い話ではない」と言っています

「「クリエイターを、『大人喧嘩』に巻き込まない」という不文律が共有されている」→4→5だとするとたつき氏悪いの???ってなるけどな。あと後半の話は電通あたりにも言えるし、でも人は死んでますよねってなる

でもヤオヨロズからリリースがあるまでは何とも言えない部分はあるけど、

私の感覚からすれば、たつき氏は本当に降板が寝耳に水だっただろうし、悪くないと思いますよ。

現状出ている情報からは、悪いのはヤオヨロズであるように見える、という話です。

電通問題含め、働き方に関する問題は、あまりにも門外漢なので触れません。

12.1話作ることが業界的にそんなに問題なら、何で吉崎先生は「自由に作って良い」って言ったの?あとカドカワ声明通りなら、番外編制作時の事前通知が嫌で本編制作拒否になるんだけどあの声明鵜呑みにして良いのか

原作者の吉崎先生自由に作っていいと言えば何やってもいいわけじゃないですよ。なぜなら作品を一人で作っている「同人」じゃないから。

商業アニメ」だから、色んな会社が、分割された権利をたくさん持っているんです。製作委員会も「自由に作って良い」と言えば問題ないと思いますよ。

「事前通知が嫌な声明鵜呑みにしていいのか」という指摘ですが、仰る通り、ヤオヨロズからプレスリリースを待った方がいいのは確かです。

けど今出ている公式コメント製作委員会のものだけですし、少なくとも、「KADOKAWA一方的に叩く」風潮に一石を投じたい私の立場としては、

情報として十分なわけです。未だに「近々コメント出すから、誰かに迷惑かけないでね」すら言わないヤオヨロズを信頼できないというのもありますけどね。

それから、(2)の方にも書きましたけど、この業界には「クリエイターが一番エラい」とする文化があって、たとえ相手お金をもらう立場だったとしても、

無理なことはやらせられない、けど権利など大人の事情が絡むときにはその無理を、神経使いながら通さなければいけない、というような考え方が浸透してます

もちろん、何度も何度も書いてますが、ヤオヨロズからプレスリリースを待ちたい一方で、業界文化的に考えれば、

ヤオヨロズは、「たつき自由やらせようとした」はずです。「たつきさん、思うようにやってください!」くらい言ってそうなのは想像つくわけです。

誰にだって分かるように、けもフレ一番の功労者ですからね。

けど(製作委員会代表しての)KADOKAWAから、「事前に内容をこちらで確認してから情報発信にしてください」と言われ、

最初全然管理してこなかったくせに、お金になり始めたからって今さら管理しようとしてくるなよ」という反発心はあっただろうし、

何より「たつきが一番エラくて功労者なんだからたつきの好きなようにさせろよ」と思ったとしても自然だと思います

ういういざこざが(たつきの知らないところで)続いていて、こじれる所までこじれた結果、たつきの「突然ですが」ってツイートなのではと言ってるわけです。

言ってることは十二分に分かるんだけど、それを踏まえても金の成る木を切り倒してしまったのはビジネス的に無能だよね

「切り倒した」のは、本当にKADOKAWAなんでしょうか?

KADOKAWAは、たつき人気で盛り上がってきたコンテンツであることが、本当に分からない程度の会社なんでしょうか?

そもそも製作委員会からリリースには、「ヤオヨロズから辞退の申し出があった」としか書かれていません。

それに対して、KADOKAWAはどう返したんでしょうか?まだ、情報が不足してはいないでしょうか?

私は現状出ている情報からは、悪いのはヤオヨロズであるように思えます

未だになんの声明も出さない部分まで含めて、ちょっとどうなのかなと思っています

たつき氏が悪いと言っていません。手綱をしっかりとる責任を果たさなかったヤオヨロズが悪いと言っています

なぜなら、KADOKAWAたつきが直接交渉してるとは考えられないからです。その理由は(2)にも書きましたが、

たつき氏には制作作業に集中してもらって、ヤオヨロズの窓口が(製作委員会窓口としての)KADOKAWA交渉していたはずだからです。

たつきから暴露ツイートが発信されないようコントロールするところまで含めてKADOKAWA責任だったというのは、

少し無理筋すぎはしないでしょうか。

2017-09-30

けもフレ騒動を、元アニメ版営業が丁寧に解説する(2)

表現修正版はこちら(基本は修正版を読んでください)

https://anond.hatelabo.jp/20171002015348

https://anond.hatelabo.jp/20170930045332

の続きです。


経緯の解説 ※業界関係者としての想像

まず前提として説明しておきたいのが、コンテンツ制作生業にするこの業界には、

「0から1を生み出すクリエイターが一番エラい認識と、

クリエイターを、『大人喧嘩』に巻き込まない」という不文律が共有されていることだ。

これは、クリエイター制作作業に集中させる環境を整えるのが会社の役目であって、

権利トラブルを始めとする「大人喧嘩」に巻き込んで余計な負担をかけるべきではない、という考え方からきている。

まともなエンタメ企業ほど、この前提が社員にしっかり浸透している。

※そういう意味では、KADOKAWAアニメ事業局・ライツ事業局は、まだまともな方だ。

以上を踏まえて、これは私が外部の人間である以上、妄想の域をまったく出ないが、

知識がない人の妄想よりは幾分マシ、というところで私の思う経緯を書く。

KADOKAWA、2期制作にあたり、12.1話のようなことを節々でやらないよう、ヤオヨロズに念押し。

ヤオヨロズ、「2期制作は請けるが、たつきが一番功労者エラいんだからたつきの好きにさせろ」と返答。

KADOKAWAたつきへのリスペクトはあるが、幹事会社として、その要求は飲めないことを通達。モメ始める。

ヤオヨロズ、モメた末、「そんな条件を出してくるならオリる」脅しのカードを切る。

たつきはここまで、以上のようなやりとりがあったことを一切関知しておらず、制作作業に集中していた】

ヤオヨロズたつきに「KADOKAWA意向制作ハズされちゃったんですよね」と報告。

たつき、驚きながら「突然ですが~」のツイート

10/01ブコメ指摘有:KADOKAWAヤオヨロズとの窓口ではあっても、幹事会社ではないそうです。申し訳ありませんでした)

あくま妄想です。

何度でも書くが、ヤオヨロズは「近々公式コメント出すから大人しくしててね」くらい言えないものなのか?

たつきもそうだけど、社会人としてどうなのと思いますよ。

たつきヤオヨロズがすべきだったこ

しかに、たつき氏はけもフレを盛り上げた一番の功労者であることは間違いない。

しかしながら、仮にも「商業アニメ製作」に関わる人間として、

他者権利侵害しないよう、正当な手順を踏まなければならなかったのも事実だ。

百歩譲って、たつき氏は「ものづくり以外のことは専門外」な職人だったにせよ、

ヤオヨロズの渉外役は、たつき暴走しないよう適宜コントロールする役割立ち位置を、

会社としては、とらなければならなかったはずだ。

事実上権利者」としての立場の強さを使って、自分たちリスクをとる形で、

KADOKAWAと、製作委員会交渉をして、もっと他の道を探ることだってできたはずだ。

今回のように、ファン巻き込んで、KADOKAWA炎上させるようなやり方ではなくね。

あと責任を持って、早く何らかのプレスリリース出してください。

未だにKADOKAWAを叩いている人々に言いたいこと

あなたたちは、たつきツイートを見て「なんで?」と困惑するに留まるべきだった。

製作委員会から情報発信を待つべきだったし、

同時に、ヤオヨロズから情報発信を待つべである。(未だに何も無いのは本当にクソ)

知識情報も十分でない内からKADOKAWAを叩くべきではない。

まり商業アニメをナメない方がいい。

商業アニメと、作品に関するすべての情報は、

本当に想像がつかないほど多くの企業人間が熱意を持って関わって、チェックされて、

確認結果OK」のお墨付きを受けて、ようやく世に出てきているのだ。

そもそも、「カネ」や「利権」体質だとKADOKAWA批判するあなたたちは、そこで働く人間に会ったことがあるのか?

彼らの作品づくりにかける思いを知っているのか?平均年収を知っているのか?

年間にいくつの作品を世に出して、新人作家デビューさせ、喜ぶファンを生んでいるのか知っているか

私が出会ってきたKADOKAWA人間は、本当にクリエイターのことを尊敬していたし、大事にしていたし、

ファン作品を楽しんでもらうために、毎晩遅くまで、身を粉にして働いている人たちばかりだったよ。

だいたい、お金がなければ新しい作品を作れないし、

そもそも出版業を始めとしたコンテンツビジネスは、利権があって初めて成り立つものだ。

「カネ」や「利権」、こうした概念を重視したビジネス批判するなら、

KADOKAWA以外の作品も含め、マンガアニメ映画も、見ることを一切やめるべきだ。

そうすればあなたたちにとっての悪の根源たるエンタメ企業は続々潰れるだろうから

理想の世の中に近づくだろう。



吉崎先生が原因うんぬんかんぬんのニュース記事プレスリリースでもなんでもないので、

情報が揃うまでは気をつけたほうがいいですよ。

追記

自ら根拠の無い話(妄想)を蓋然性ある仮説の様に述べておいて、狼狽してばたついてるけもフレファンを「事実を何も知らない状態で騒ぐ馬鹿」扱いされても「何言ってんのお前?」としか言い様がねぇわ。

狼狽してバタついてるってw あれだけKADOKAWAに石投げといて「狼狽してバタついてる」?w

記事にも書きましたけど、確かに、「なんで?」で止まるなら私はあるべき姿だと思いますよ。

そうじゃなくて、こういう基本的知識を持ってたら、脊髄反射KADOKAWAを叩くような行動はとらないでしょ?

からちょっと落ち着くべきだな」と思うオタクを増やすために、私はこの記事を書いたんです。

何度も私は書いてますよ。「ヤオヨロズからリリースを待ちたい」って。

けど現状、製作委員会からコメントしか出てない以上、その事実をもとに妄想するしかないわけです。

その妄想だって知識のあるなしで結論も、その行動も、随分変わってくるのはわかりますよね?

君みたいなコメント一番星が集まるところが、まさしく今回の騒動の難しさなんでしょうけどね。

私が書いた記事が長文すぎて、読まれなさすぎ分かりにくすぎたのが原因ならすみません

ファンが受け取る価値を最大化することがそのまま製作委員会利益につながるはずで(つながる仕組みを作るべきで)、12.1話制作とそのスピード感は間違いなく「差し引き」プラスだったはず。冷徹利益を追求しろ

そうですね。その通りだと思いますけど理想論ですね。

権利ビジネスやること自体否定に繋がるので。商業アニメ映画マンガなどなどの全否定意味してますね。

製作委員会権利者たち)が要求したのは「発信情報の事前確認」です。

これを、時間をかけず、シームレスにやれというのは無理です。

また、ヤオヨロズたつきに「言いにくかった」要素の方が大きいと思えるから

クリエイターに逐一情報共有しながら進める」といった解決策の方が現実的になってきますけど、

それは業界文化的にナイと思うので難しいところですし、

こうして考えた場合にも、「KADOKAWA一方的に叩く」という行動にはつながらないと思います

従来のアニメに比べて「制作費半分、売り上げ5倍」なんて言われてるし、ビジネスの面で魑魅魍魎がどったんばったん大騒ぎしてるんだろうが、それゆえに窓口としてのKADOKAWAの責は免れんわな

意味がわからなくてすみません制作費半分、売上5倍の話が、権利の話にどう関係してくるんでしょう。

安い値段で請けて納品してやったんだから、好き勝手やらせろって?w 自分で言ってて無茶だと思いませんか?

それがまかり通ったら、全ての商売が成り立たないと思うんですけど。

制作委員会の各担当者って利益や人気よりも権利を取るほど無能なの? 12.1話が悪い、ではなく火種の発端の内のほんの一つだった程度ならまだ信憑性あるけど。ヤオヨロズ何か言えは完全同意。どんどん立場悪くなる。

あくまヤオヨロズからリリースがあるまでは妄想ですけど、12.1話自体問題にしているのではなく、

「今後のリスク」を考えたんだと思いますよ。

自分権利があるモノに関する情報発信を、自分手綱のとれない誰かに委託するのが怖い」感覚、わかりませんか?

しか12.1話は、現状見えている情報からは、成功した企画になったと言っていいでしょうが

「同じようなことが今後もあるのは嫌」というのをヤオヨロズへの窓口としてのKADOKAWAに強く言った可能性は高いし、

ヤオヨロズは、最初全然自由だったし、ここまでけもフレを育てたのはたつきだという意識があるからこそ、

それをたつきに伝えにくかったというのもあると思いますよ。

同じくヤオヨロズが何か言うべきというのは私も完全同意ですね。

分かりやす説明。これで叩かれるってのは気の毒ですな。

文章力がなく長くなってしまってすみませんありがとうございます

増田の予想が正しかったとして、ヤオヨロズがクソなのは分かるけど、それを制御できなかった製作委員会ウンコだと思った

ヤオヨロズがクソというか、前提のこういう基本的知識があれば、

KADOKAWAは必ずしも悪くない」結論にたどりつくはず、という趣旨です。

ただ、ヤオヨロズ制御するのは製作委員会側じゃなく、ヤオヨロズという会社自体問題だし、

たつき制御すべきなのはヤオヨロズという会社だったはずと思いますよ。

夜中まで身を粉にして働く人たちだからまともな判断力が失われるのでは。

鋭い指摘ですね。

ただ、少なくとも現状出てる情報からは「KADOKAWA側のまともな判断力が失われていた」と判断できる記述はないですね。

裏側から透けて見えるこの人のような態度そのもの現在燃えている原因な気がするけど、おそらく当人たち理解はできてないんだろうなーと思った

私の態度はかなり悪いと思いますけもフレ問題KADOKAWA叩いてるオタク大嫌いだし死ねばいいと思ってますからね。

けどこの件に関するKADOKAWA側の態度の、どこが問題だったんでしょうか?

それを具体的に言えないのが、オタクのだめな部分だと思いますよ。

たつき排除するという結論が出る時点でまともな判断力をもってるとは言い難い。ゴミオタクの反発が予想外だったとでも?

排除した主体は、現状出ている情報からは、ヤオヨロズですよ。

そりゃ反発は予想していたでしょう。だからたつき続投の方向性で調整方法を探ってたと思いますよ?

まずファンはそこで一歩踏み込みすぎてますよね。「KADOKAWA一方的降板させた」って。

ヤオヨロズ側にとってみれば、自分らが権利を持っていないのは当然歯がゆいし、

功労者であるたつきに好きなようにやらせてあげたい」という気持ちたつきへの敬意もあるから

制作おりますよ??」という脅しは、彼らにとって交渉カードなわけですよ。

どういう意図であの情報たつきから発信されたのかを知るすべが現状ないから、

私は再三「ヤオヨロズからリリースを待ちたい」と書いてるし、

KADOKAWAが必ずしも一方的に悪い話ではない」と言ってるんですが。

「「クリエイターを、『大人喧嘩』に巻き込まない」という不文律が共有されている」→4→5だとするとたつき氏悪いの???ってなるけどな。あと後半の話は電通あたりにも言えるし、でも人は死んでますよねってなる

でもヤオヨロズからリリースがあるまでは何とも言えない部分はあるけど、

私の感覚からすれば、たつき氏は本当に降板が寝耳に水だっただろうし、悪くないと思いますよ。

現状出ている情報からは、悪いのはヤオヨロズであるように見える、という話です。

電通問題含め、働き方に関する問題は、あまりにも門外漢なので触れません。

12.1話作ることが業界的にそんなに問題なら、何で吉崎先生は「自由に作って良い」って言ったの?あとカドカワ声明通りなら、番外編制作時の事前通知が嫌で本編制作拒否になるんだけどあの声明鵜呑みにして良いのか

原作者の吉崎先生自由に作っていいと言えば何やってもいいわけじゃないですよ。なぜなら作品を一人で作っている「同人」じゃないから。

商業アニメ」だから、色んな会社が、分割された権利をたくさん持っているんです。製作委員会も「自由に作って良い」と言えば問題ないと思いますよ。

「事前通知が嫌な声明鵜呑みにしていいのか」という指摘ですが、仰る通り、ヤオヨロズからプレスリリースを待った方がいいのは確かです。

けど今出ている公式コメント製作委員会のものだけですし、少なくとも、「KADOKAWA一方的に叩く」風潮に一石を投じたい私の立場としては、

情報として十分なわけです。未だに「近々コメント出すから、誰かに迷惑かけないでね」すら言わないヤオヨロズを信頼できないというのもありますけどね。

それから、(2)の方にも書きましたけど、この業界には「クリエイターが一番エラい」とする文化があって、たとえ相手お金をもらう立場だったとしても、

無理なことはやらせられない、けど権利など大人の事情が絡むときにはその無理を、神経使いながら通さなければいけない、というような考え方が浸透してます

もちろん、何度も何度も書いてますが、ヤオヨロズからプレスリリースを待ちたい一方で、業界文化的に考えれば、

ヤオヨロズは、「たつき自由やらせようとした」はずです。「たつきさん、思うようにやってください!」くらい言ってそうなのは想像つくわけです。

誰にだって分かるように、けもフレ一番の功労者ですからね。

けど(製作委員会代表しての)KADOKAWAから、「事前に内容をこちらで確認してから情報発信にしてください」と言われ、

最初全然管理してこなかったくせに、お金になり始めたからって今さら管理しようとしてくるなよ」という反発心はあっただろうし、

何より「たつきが一番エラくて功労者なんだからたつきの好きなようにさせろよ」と思ったとしても自然だと思います

ういういざこざが(たつきの知らないところで)続いていて、こじれる所までこじれた結果、たつきの「突然ですが」ってツイートなのではと言ってるわけです。

2017-08-28

https://anond.hatelabo.jp/20170826170538

真木よう子本人が個人的にやりたい事であると同時に事務所の指図が入ってるんじゃないかと、私は勘違いして反発心もってた。

本人には大した考えがなくとも、事務所やひょっとすると芸能界のものが、新たなる商売の場としてコミケに目をつけたのかと。

それで続々と芸能人参戦が続くうちにあちこち事務所から運営圧力がかけられて、コミケの開催主旨が変わってしまい、今まで参加していた人達が参加しづらくなるんじゃないか危惧した。

ま、芸能人参戦云々関係なく、今でさえコミケ新規参入障壁は昔より上がってるんじゃないかって気がするけれども。おもに二次創作界隈で。プロセミプロがいすぎて、好きな気持ちに実力のついて行かない人達の肩身が狭い。

真木のFacebookの本人コメントによれば、事務所関係無いどころか事務所芸能界システムのものに反発してのコミケ参戦のつもりらしい。

真木が表現したいことそのものある意味とても同人っぽいし、資金の集め方自体別に問題だと私は思わない。

ただ、税務署から何か突っ込まれないのかな?とか、Facebookのあれは正面切って事務所芸能界のもの喧嘩を売っている様に見えるんだが、コミケに何も影響無かったとしても真木本人のこれから大丈夫なんだろうか?と不思議に思うし、あまりにも無謀なのでやはり仕込みなのでは?という疑いも持たないでもない。

https://anond.hatelabo.jp/20170826170538

真木よう子本人が個人的にやりたい事であると同時に事務所の指図が入ってるんじゃないかと、私は勘違いして反発心もってた。

本人には大した考えがなくとも、事務所やひょっとすると芸能界のものが、新たなる商売の場としてコミケに目をつけたのかと。

それで続々と芸能人参戦が続くうちにあちこち事務所から運営圧力がかけられて、コミケの開催主旨が変わってしまい、今まで参加していた人達が参加しづらくなるんじゃないか危惧した。

ま、芸能人参戦云々関係なく、今でさえコミケ新規参入障壁は昔より上がってるんじゃないかって気がするけれども。おもに二次創作界隈で。プロセミプロがいすぎて、好きな気持ちに実力のついて行かない人達の肩身が狭い。

真木のFacebookの本人コメントによれば、事務所関係無いどころか事務所芸能界システムのものに反発してのコミケ参戦のつもりらしい。

真木が表現したいことそのものある意味とても同人っぽいし、資金の集め方自体別に問題だと私は思わない。

ただ、税務署から何か突っ込まれないのかな?とか、Facebookのあれは正面切って事務所芸能界のもの喧嘩を売っている様に見えるんだが、コミケに何も影響無かったとしても真木本人のこれから大丈夫なんだろうか?と不思議に思うし、あまりにも無謀なのでやはり仕込みなのでは?という疑いも持たないでもない。

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