はてなキーワード: サスペンスとは
http://d.hatena.ne.jp/shi3z/20161020/1476918294
NYに住んでる者だが、日本で話題だったので先週末日曜日にタイムズスクエアのAMCで観てきた。
別に会場は終始いたってずっと静かだった。ゴジラが下に火を吐いたシーンは迫力があったが、それ以外はだれも興奮していなかった。アメリカ人は普通ちょっとでもアガるシーンがあればオーディエンスがすぐに反応する。手を叩いたり、大笑いしたり、Hooo!と叫んだり。特に公開初週の週末ではなおさらだ。それがほとんどなかった。最後申し訳程度に拍手がパチパチあったくらいだ。
後ろに座っていたアメリカ人二人組は明らかに終始失笑していたし、トイレに立った際に出会ったアメリカ人は「ゴジラ(第一形態)がなんだかweirdだね」くらいの感想だった。子供は「ママ、ゴジラが全然出てこなかったね」と言っていた。
個人的な感想としては「よくこんな3流の映画で日本全体盛り上がれるな」ということだった。まあ日本にしてはマシな作品を作ったということなんだろうが、それでもあの盛り上がり、持ち上げは異常だ。
まず演技が下手すぎる。最初のだらだら続いた閣僚内の会議のシーンは学芸会かと思った。あの防衛大臣みたいな女性の間抜けなしゃべり方や、菅直人チックな首相役のおっさんの過剰な決断力のなさの演出、こういうキャラがいた方が面白いんだろと言わんばかりの半沢直樹に出てたへこへこするおじさんのキャラ作り。ギャグ映画としてみていいのかシリアスな展開を表現したいのかさっぱりわからなかった。アニメキャラにしゃべらせらば違和感はないのだろうが、「そんなこと普通言わねーだろ」というセリフと大げさな演技オンパレードで、小難しい単語を連呼すれば緊迫感がでると思っている演出と相まって、チープさがすごかった。なんか映画観た後で批評を調べたらあのあたりの前半の会議のシーンを「リアリティのあるポリティカルサスペンス」などと形容しているようだが、失笑ものだ。。24やHouse of Cardsの政府内のやりとりなどと比べて欲しい。
そもそも、「国にとって重大事が起きた時の政治の決定力のなさ」を描きたいのかもしれないが、そんなの東日本大震災の時に見たばかりなのでなんの新しいメッセージもないし、見ていてちっとも面白くない。あれだけ前半時間を使って視聴者にストレスをためさせたくせに、全然それを映画後半のシナリオで解決させていない。閣僚たちが死ぬシーンももっとちゃんと描くべきだし、いっそ国会を木っ端微塵にすべきだった。主人公の矢口の立ち位置も中途半端で、これまでの決断力のない日本の政治システムを変えていく毅然とした態度があったかというとそうでもない。むしろ、矢口チームがギリギリまで粘ったが結局国連に核爆弾を落とされてしまった、東京は再び焼け野原になった、これを機に本当に日本は変わらなければいけない、という展開の方が、中途半端にゴジラを停止させてしまうよりメッセージ性が際立って良かっただろう。
あとCGがひどかった。第一形態のゴジラは敵の雑魚キャラかと思ったし、笑えた。街が壊されていくシーンのCGも、ボートとかCG感丸出しでチープさがすごかった。予算がないのだろうが、それならもっと夜のシーンを増やすとか、工夫できる余地があったはずだ。最終形態になって夜に大暴れするシーンは格好良かったから、もっとああいうシーンを増やすべきだった。血液凝固剤を使ってゴジラを止めるシーンでは、絶対にゴジラがまた振り切って動き出すと思ったが、なぜか米軍ミサイルなんかよりよっぽど威力のないであろう電車爆弾で都合よく倒れ、倒れたところに都合よく潰されず待ち構えていたポンプ車で放水開始し、それを都合よく口を開けたゴジラが都合よくチューチュー吸い続けて、結果止まってしまった。劇場全体が「えっ止まっちゃったよ」感でいっぱいだった。
あとなにより全体的なプロットの未完成感がすごかった。例えば今年DisneyのZootopiaを見たが、最初から最後までの1シーンも無駄がない。最初に出てきたなんでもないシーンも、実は伏線で、映画の最後の方にきちんと回収され、いささか伝統工芸品かのような緻密な構成美を感じさせてくれる。対してシン・ゴジラは、「今のやり取り必要あった?」と思う部分だらけだ。教授の調査を記者みたいな人に依頼するシーンとか、必要か?そもそも教授の動機や背景など最後までよくわからずじまいだし、石原さとみ役の人物の背景の説明が弱いから感情移入できず、最初から最後まで終始全ての言動が突飛で違和感しかなかった。
さんざ、うみねこでやらかした人が居たが、密室もアリバイもなんもかんも魔法で実行できちゃうから、それが出来ないように念入りに潰さなきゃならん。
そして、それをやってしまったら「ファンタジー」の意味がない。(舞台が中世なだけで、ただのミステリ)
サスペンスとミステリは別ジャンルだし、ミステリなら踏むべき手順がある。(ノックスの十戒、ヴァン・ダインの二十則)
それをやって、何でもアリの魔法が使えた上で、ミステリをやってのけるなら相当な創作力だが、そんなん本当に可能か?
密室やるなら空間転移や召喚を封じる必要がある。遠隔操作の魔法道具もNGだな。
変身できるだけでアリバイは作り放題だから、そもそもすべての人間が容疑から外せない。(本当のアリバイも信頼できないから)
空を飛べることで足跡も何も残らない。
そもそも、魔法があるんだから、痕跡なんてなものは好き勝手に出来る。
魔法を封じては意味がない、マナの痕跡を探れるとかの条件は後出しできないし、それができるなら犯人はすぐわかる。
興行収入は遂に風立ちぬを越え、もう上にはジブリ映画しかいないという状況だそうだ。
それ故に、作品の情報はネットをやっていると否応なしに目につく。
ツイッターでは「もしかして」「入れ替わってる!?」のコピペが大量に作られ、
pixivやニコニコ静画など画像投稿サービスではイラストがひっきりなしに投稿されている。
演出に注目したものから制作体制、スタッフ登用など組織論なような話まで、数数多の記事が出ている。
事前に情報を触れてしまうことに抵抗がある人はなかなか大変だろうなぁ、と思う。
記事の名は、こちら
無邪気にこの作品を楽しむことへの疑問
「興味深い見方だった」という肯定的なコメントがつけられていたことと、
サイト内ランキング1位(10月1日当時)に釣られて読んでみたものの、
いざ読んでみると、
「ふむふむ。」
「……ん?」
「はぁ!?何言ってるの?」
となってしまう、久々に猛烈に反論したい記事内容だった。自分「君の名は。」未視聴なのに!
そして、この気持ちをぶつけるところがなかなか見つからないため、
ここでひっそりと所感を書き連ねることにする。
この記事の主点はあくまで地方論であり、作者の主張はこうである。
特に後半。地方を暗く扱った作品は確かに探せば存在するだろうが、
戦後サブ・カルチャーの潮流として、地方への鬱屈や屈折の描写が常に存在していたかというと、そうは思えない。
片方で「地方賛美系のご当地アニメ」を取り上げ、批判しておきながら、
というか、自らが「地方の賛美・消費と並行して」と言っているのに、
戦後のアニメ・マンガの主流であるかのように扱うのかいかがなものだろうか。
アニメと地方を考えた論評は、この記事に限らず最近は非常に多い。
それに伴い、聖地巡礼やアニメによる町興しが注目されていること、
経済停滞や少子高齢化により地方のあり方の議論が盛んであること、
などが理由として考えられるだろう。
しかし、それらの論評で見過ごされていると見過ごされていることがある、と私は思っている。
それは「地方であれ、都会であれ、あくまで舞台は舞台」ということである。
細やかな小道具があり、大きな絡繰りがあり、巧みな照明効果や音響がある、
それらが充実しているか、特色だっているかは、作品の評価を左右する一要素かもしれない。
しかし、それはあくまで一要素であり、舞台の上で演者が動かない限り作品とはならないのが通常である。
地方である、都会である、ということは物語の展開に大きく絡む。
しかし、作品のメインテーマになるまで比重が高くなることはそこまで多くない。
ペルソナ4という作品を例に挙げよう。原作はゲームで、アニメ化されている作品である。
そこは大型総合スーパーが進出し、地元の商店街がその影響で衰退している。
主要人物の中には、周囲との軋轢が生じている総合スーパー店長の息子や
こう見ると、まさにこの作品は地方の屈折した部分を描いた作品である。
では、これは記事作者が主張する「地方の軽薄な理想化に一定の留保を付け加える」作品だろうか。
自分はそうは思わない。
ゲームプレー済・アニメ視聴済を知ってる人なら分かると思うが、
この作品、リア充ゲームと揶揄されることがあるくらい、終盤になると仲間の結束が固くなる。
主人公が転校してきてから去るまでの1年間で、彼らは忘れられない思い出を作り、心を強くする。
ならば、この作品は「地方暮らしもすばらしい」的な地方賛美の作品だろうか。
それも違うだろう。
つまり、地方都市の性質・描写は極めて重要な位置にあるのは確かだが、
舞台の基本設定であるが故に、物語の主題にまではなかなか上り詰めないことが多い。
その舞台で登場人物がどう動くか、どんな出来事に遭遇し、乗り越えるか、
そのような舞台設定以外の重要事項が大抵の作品には存在しているのである
(もちろん、舞台設定全押しのご当地振興系作品もないわけではないけども)。
また、舞台装置であるが故に、物語の展開に応じて描かれ方が変わる、ということも起きる。
良い出来事が起きればその背を押すように明るく描かれ、
良くない出来事が起きればその気持ちを代弁するかのように暗さが出るが舞台装置である。
そのため、後味が良いラストとなる作品ならば、当然その舞台の地域は後味よく描かれることになる。
そして、娯楽作品である以上、漫画・アニメで後味が良いラストと後味が悪いラスト、
これに加え、
「人間、そう簡単に地元から移動しない。両親に頼るところが大きい高校生以下ならばなおさら」
ということも多くの場合、見過ごされていると感じる。
高校生以下の場合、特段な理由がなければ通学範囲+αが彼らの行動範囲となる。
背景が実在の場所に忠実で、聖地巡礼が盛んに行われる作品の中で、
一番舞台が全国に分散している作品として、私は咲が思いつくが、
それは、「全国大会に各地から集まってきた女子高生」を描いているからであり、
・身内の都合です(転校など)
・突然ワープしてました
これらのような特段の理由がなければ、登場人物はなかなか生活圏から離れて動かない。
だからそこ余計に、舞台の明るさ・暗さは展開の明るさ・暗さに密接にかかわる。
描かれる街が単一の都市圏に絞られるのだから、バッドエンドを目指してない限り、
舞台となる地方は物語の展開に連動して明るくに描かれるのである。
そこに舞台となる町が素晴らしい、というメッセージが入るかどうかは作品それぞれだが、
舞台である=描かれた地方は作品の重大なテーマである、という構図は
必ずしも成り立たないと思うのである。
この記事に対して気になるところがもう一つある。
というよりも、先述した結論としての主張や「君の名は。」の分析よりも
東京が揺らがなかったことへの不満、
そういう東京が良く描かれていることへの不満が文章の端々から漏れている。
「東京に隕石が落ちて壊滅することを期待してしまった」までくるともはや怨恨の類すら感じる。
この観点において、もっとも瑕疵があると思えるのは3ページ目のこの部分である。
物語をあくまで散文的に見直せば、『君の名は。』は、故郷のない男と、故郷を失った女が、東京で故郷の幻想と特別な異性を妄想する話といえるのかもしれない。
これはもう、誤読していると扱ってしまっていいのではないだろうか。
それに付随した人間関係や馴染みの店もある。
高度経済成長期に断絶しているという最も日の浅い解釈をしても40年の歴史がある。
当然、そこで生まれ、育ち、その場所に愛着を持っている人が存在する訳であり、
というよりも、この作品は地方と東京の対比が大きな要素でもあるのだから、
人間関係や行動範囲があるからこそ成立している作品だと思うのだけれども……。
もしテロや地震があり、瀧自身や近い関係の人物に危害があったら、
きっと、瀧も三葉もお互い逆の立場で必死に動くと思うのだが、いかがだろうか。
規模が小さい、独自性があるなどの性質から、創作の世界において、
物語を進めるための非現実的な設定を地方が押し付けられる傾向が強いということは事実である。
パロディに満ちた謎の施設や人物がやりたい放題するTRICKのような作品は極端だとしても、
地方賛美という面ではこれ以上に多くの意見が出たサマー・ウォーズなど、
悪い言い方をすると、ご都合的に地方が歪められて描かれることは多々ある。
地方を味方する立場で活動を行っている人からすれば、良い思いはしないだろうし、
作品に反映するかどうかは別にして、そのような不満があることは受け止めるべきである。
しかし、それを受け止めるのは制作サイドであり、東京ではない。
そのような設定を組んだのは新海氏、堤氏、細田氏であり、東京が作ったわけではない。
批判の向きは新海氏、堤氏、細田氏、もしくは各委員会、はたまたワーナー、テレビ朝日、東宝に対して
向かうべきであり、東京に矛先を向けるのは間違っているだろう。
地方を「消費」可能な商品に仕立てているのは、(所在は大都市かもしれないが)
作者および制作組織であり、大都市そのものでは決してないのである。
地方と大都市という二項対立は、研究においても創作においても非常に分かりやすいしよく使われる。
しかし、本記事のように地方の不満は全て大都市が起こしているものだ、
という構図にまで落としてしまうのは、単純化が過剰であるだろう。
不満の捌け口をほぼ全で大都市東京に向けている所が、非常に鼻につく記事であった。
言えてる。
キャラメル掛けとか足元に落ちてたら臭いは残るしもう最悪だよなw
この間なんんか予告編の間中ポリポリポリポリやっててさ、お前ら砂ネズミかなんかかって思ったね。
んで静かになった時にカサカサ、シュワァーごくごくっ「え? これって前にやったのの続き?」ゲフッ「うん? あー違うよこれマットボマーじゃん、ほら、チャックに出てたやつ」ボソボソッモショッ「あー、なんかハッカーのやつ」カサカサ、ポキッ「あー、これちょっとおもしろそう」「うーん」ポリポリポリ
そんなん15分も聞かされてるこっちの身にもなってみろっつーんだよ。
ずーっとやってれば睨むやつもいるかしんねーけどそれが微妙に要所要所は抑えて周囲見ながら暫く黙るんだよ。
それから忘れたころにまたポリポリ始めて女が話し掛ける。明るければ俺が隣の背もたれに肘掛けてちょっと目ぇ合わせるだけで黙るんだろうけど表情まで見えないんだよな。
んでまたムカツクのが本編にかけて少しづつ声のトーンが落ちて行ってささやき声みたくなってくんだよ。
「あ、そろそろかな?」ポリ。「いや次、次もういっこ」シュワァァア
見たのかよテメェ一度!
んで暗幕広がるだろ? そしたらこれ見よがしに気ぃ使ってますよアピールか?
「あ。しー!」「うん、マナー入れた?」ポリ「当たり前じゃん」
うっぜぇ、マジウッゼェ!!
んで後は本編でお笑いのシーンでは忍び笑い、サスペンスシーンでは息をのむ声って寸法だよ。
もうな? 実は半年以上映画館とか行ってないから3行目から全部創作だけどこいつらは何に該当すんの? オタクじゃなくてバカップルになるの? キョロ充? テメーらほんっとーにラベリングして生贄作ってくスタイルが何時まで経っても変わりませんねクソなんですか? っとぉ。
最近は、1クール前のアニメの事後評判を調べて良さそうなやつを幾つかピックアップして一気に見る視聴スタイルがマイブームだ。
僕だけがいない街は、前期のアニメの中では一番評判が良さそうで纏まった時間がやっととれたので見れた。
久しぶりにいいモノ見せてもらいました。物語を一言で言えば「時間ループの過去改変で、殺人鬼からクラスメイトを救え、そして真犯人を暴きだせ」というストーリー。最終的には、ややハッピーエンドだったのだが視聴後の爽快感とか清涼感というものはなくどことなく哀しい気分になった。このアニメを見た感想は大きく分けて2つ。「サスペンス」と「ノスタルジー」だ。
サスペンスの部分はいろいろな人の感想で書かれていので、割愛。加代が救われるかどうかは割と終盤前半でわかってしまうので、その後の展開をどう見るべきなのかが若干分からなかった。。時間ループからの過去改変モノというとシュタゲを思い出すよね。シュタゲも手に汗握りながら見ていたけど、あっちは「みんなHAPPYになるように過去を変えろ」という明確なゴールが設定されていて物語のピークもわかりやすかった。ぼく街の場合は真犯人を追い詰めることを主眼としているのか、その真犯人の心理にせまることを前に出したいのか、後半はどう楽しんでよいのか分からなかった。詳しい人、教えてください。
ノスタルジーについては、あまり他の感想に言及が内容な気がするけど意外と小学生時代の体験を懐かしがったりしないのだろうか。学校、学級という限られた人間関係、子どもという親に依存した弱い立場でありながらそれを乗り越えて願いを成就させたいと奔走する様はとてもノスタルジックな気分になった。不全感をかかえつつも、日々を全力で駆け抜けた子供時代の雰囲気が細部から伝わってくるという気がする。この物語は、タイムリープする先が小学生であっても、中学生でも高校生でも成立する話だと思う。だから作者はタイムリープ先を小学生としたことに、なんらかの意味をもたせているんじゃないかと思うんだけどこれもしっくり来ないなあ。
その他に気づいたこととしては、作中では主人公を含めて片親の家庭が多いのは作者の育った環境によるのだろうか。
物語の最後で主人公と加代がくっつかないのは主人公が加代近づいたのは「加代を救うため」だったわけで、加代が子供を連れてきたときの主人公の涙を「救済が成就された嬉し泣き」と見るのか、「言葉の上では喜んでいるが心は悲しんでいる」と見るのか視聴者が試されていると思った。自分は前者なのだと思いたい。ヒーローとは自分のためではなく、代償も求めず、困った人を救う者なのだから。
違うだろうが!今期の『岡田麿里脚本で見てて辛くなるアニメ』はもっと別にあるだろうが!
見てない奴におおざっぱに説明すると、
マヨイガは『ひぐらし』のメインキャラから狂気を抜いて頭の悪さ足して数倍に人数嵩増ししたようなそんな感じのアニメだ。
もうこのキャラの頭の悪さがびっくりするぐらいひどくて、
『ネット上の課題を解いたものだけが参加できる地図に存在しない村行きのミステリーツアー』という本作の導入を踏まえてみると、
「えっこいつら課題どころかctrl+aで隠しリンク探すこともできなさそうだけどどうやって集まったの」って言いたくなるレベル。
なにかアクシデントがある度に何の役にも立たないことを喚くやつが一つの有能発言に対して2、3必ず挟まれるせいで、
話がちっとも進まねー!!!
そのせいもあってか、誰もいない村でうろちょろするのでもう半クール使い切っちゃったよ!どうすんだよこれ!
割りとどうでもいい面子の、明らかに本筋を勧めるのに何の寄与もしない感じのトラウマ回想×4でほぼ1話分尺を使い切っちゃったよ!ほんとどうにかしてくれよ!!!
もうね、サスペンスやりたいんなら無駄に多いメインキャラから知能が高そうな奴だけ選別してくれと。
どれだけドイヒーなオチが待ってるかだけを励みに見てるけど、最新話の視聴後に「つらい」しか言えなくなるアニメは久しぶりだわ
サクリファイス、エデン、サヴァイヴと同一作者のロードレース作品を読んだ。いつ買った本だったか思い出せないけど、新潮の帯が結構憎い。そりゃサスペンスとかミステリーの要素がラストにあるけれど、これらの作品の本質はそこじゃねえだろうと言いたくなる。季節の企画だから仕方がないといえばしかたがないのだけれど。
ともあれ、これらの作品(サクリファイスとエデンは長編、サヴァイヴは短編集)は、タイトルがストレートにテーマとなっている青春スポーツ小説だった。プロのスポーツ選手が抱いているであろう心情が丁寧に描かれていたし、ロードレースという競技自体も過不足なく魅力が書き表されていたと思う。
主要な登場人物はみんな自転車で走ることが大好きな酔狂者ばかりだった。自転車で走ることが好きすぎるから勝ちにこだわるし、エースのために尽くそうとするし、薬物に手を出してしまったりする。根底にはどうしようもない業があるんだなあって思った。そこまで心酔できる対照を、自分も見つけたい気がする。怖いけども。
シリーズを通して重要な立ち位置にいたのが石尾という人物だった気がする。主人公になる短編があるわけじゃないんだけど、この人こそ自転車狂としての素質が一番現れてたんじゃないかな。そんな人物が一作の目のサクリファイスでなした役割を思うと、次代に繋げようとする意思に触れた気がしてじんわり胸に来るものがある。無骨で何考えてるのかわからない人物が抱えている思いが最後のほうで顕になるのって好きだなあ。
・普段サスペンス系の映画はあまり見ないので少し驚いたけど、ハリウッド映画なので勧善懲悪な結末になるかと思ったらある意味バッドエンドでびびった
・なんで妻はモーテルのドアを開けてしまったんだろう。扉越しに適当に噓つけばよかったのに。
・防犯カメラを確認したら、嫁が無理矢理別荘に連れられて来たんじゃないってわかるのでは?
・防犯カメラを確認したら初めて姿を録画された日と誘拐された日の間にブランクがあき過ぎって分かるんでは?
・カッター云々言ってたけど、妻に対して対応が甘過ぎでは?正当防衛でも殺人は殺人でしょ。
・助けてくれた元彼はリッチな感じだったけど、天涯孤独なの?誰もよく調べてほしいとか言わなかったのかな?
・クレジットカードの履歴があるなら購入時間とかIPアドレス(自宅から)で旦那が購入したのではないとわかるのでは?
・プレゼント全部は触ってなさそうだから、一応指紋を調べて貰えばよかったのに。手袋をしてたって思われるかもだから意味ないかもしれないけど出ても嫁だけでしょ。
夜の底は柔らかな幻を読んだ。ミステリーがサスペンスが始まると思ってたのに、めくるめく現代SFファンタジーが始まったからびっくりした。高知県の山奥がすごいことになってしまった。
恩田陸のSFファンタジーというと、劫尽童女を思い出す。個人的に結末が尻すぼみに感じられて残念な読後感だったけど、今作はスケールの大きさにも投げっぱなしジャーマンにも圧倒されてしまった。
すごい。最後までよく分からない重要用語があり、使われている超能力みたいな力が何由来なのか、いろいろ疑問は尽きないけれど、そんなこと関係なくとにかく面白い。熱量が本当にすごい。
上巻の終わりがけなんて、バトル描写が冴え渡っていた。ライトノベルを意識しているのかとも勘ぐっちゃたけど、書きたいように、書かねばならないように書き切った大作なんだと、上下巻を読み終わってから認識を改めた。
いろいろな人の結末が知り切れトンボで終わってるけど、それさえ悪い効果をもたらしてない。このぶつ切り感が、作品の根底に流れているの重要な要素の一つになっているんだと思う。
加えて登場人物のその後の人生を想像するのも面白いしね。例えば最後に二人は下山出来たのだろうかとか。軍さんは死んじゃったのかとか。占部さんとみつきはどのような報告を受けるのだろうかとか等々。個人的に、ぼろぼろの二人には生き残ってもらいたし、葛城には改心してもらいたいなって思う。しなさそうだけど。
凄惨な描写もあって結構惨たらしい内容だったけど、随所に現れる象徴的な風景描写が秀逸で、読み進める内に不思議な世界に迷い込んでしまった。
ただ本当にミステリーだと思って読み始めたので、冒頭の数十頁はよく分からない単語が説明もなしに出てくるし、何がなんだかわからないまま読まなければならなかったので辛かった。
そこさえ過ぎてしまえば、高地の山中にある秘境から思いっきり突き落とされるような読後感ま、でノンストップで突き進める。壮大な作品でした。
増田でしかできない、増田だからこそできる話をしようと思う。「苦しんでいる人はこういうふうにがんばって」というよりは、苦しんでいる頃の私がもしこういう文章に出会っていたら少しは救いになったのかも、という話。
もう大分長いこと、二次創作を続けている。絵を描くのも文章を書くのも、どっちも昔から好きだったけれど、私は文章を選んだ。生まれて初めてWebサイトを作ったのが小学六年生のとき。当時PCは高級品で、クラスでも家にPCがある子は少数派だった。内気で友達の少なかった私は定年退職した祖父のPCを(怒られながらも)使って、二次創作にのめり込んでいった。オリジナルも書かなかったわけではないが、余程の技量がない限り誰にも読んでもらえないオリジナルより、多少拙くとも萌えさえあれば読んでもらえて、反応がもらえる二次創作が好きだった。続けるうちに、友達が増え、引っ込み思案な性格も徐々に変化していった。二次創作は私の承認欲求を満たし、自己肯定感を与えてくれた。Web拍手の解析ページに毎日毎日アクセスし、コメントが来ていると飛び上って喜んで、ますます執筆に入れ込んだ。筆が早い事もあって、評判は上々だった。
ところが、書いても書いても全く反応がもらえない時期が訪れた。どんなに心を砕いて、言葉を尽くして、魂を込めて書いたところで感想が来るどころか読んでももらえない。つらかった。本当にしんどかった。マイナージャンルのマイナーカプ、しかも地の文濃いめのシリアス。負け戦なのは分かっていた。それでも誰かに届けたくて、この熱い思いを分かち合いたくて、書き続けた。しかし、変わらず反響は無い。毎日欠かさずチェックしていたアクセス解析を見る事もできなくなった。あるとき完全に心が折れた。半年かけて書き上げた本が、全く売れなかった日のことだった。サイトを倉庫化してpixivからも姿を消した。悔やんでくれる人さえいなかった。私は途方に暮れた。
しばらく経って、私はアクティブな書き手が自分しかいない古いジャンルカプにいた。楽しかった。感想の数なんか気にしなかったし、アクセス数すら目に入らなかった。実際に、長い間やっていたのに反応はほとんどなかったし、pixivに上げたところでブクマなんか付かなかった。それでも私は楽しく書き続けた。のびのびと、「部屋中にらくがきをしていいよ」と言われた子どもみたいに、好きなものを好きなだけ書いた。
書くのが楽しくなってくると、もっと良い文章を書きたくなって、トレーニングの一環として詩を書き始めた。その頃、実生活でもいろいろと変化や発見があり、詩にすることには事欠かなかった。はなから誰にも見せないつもりだったので、私は自分のためだけに言葉を紡ぎ続けた。言葉は溢れて、私はいつも言葉の渦の中にいた。
それから、勉強。「ホモ小説を書くのに、なんで勉強?」と思われるかもしれないけど、現役大学生の頃に難しくて放り出した本をもう一度読んでみると、面白いほどするすると頭に入ってきた。難解な本を読んでいると脳がぴりぴりと痺れるような感じがして、アイディアが次々に湧いてきた。レヴィ=ストロース『神話の構造』、キャンベル『千の顔をもつ英雄』、ベンヤミン『複製技術時代の芸術』、バシュラール『空間の詩学』、ユング心理学など。映画もたくさん観た。コメディからサスペンスまで、代表的なものをひととおり。物語の骨組みを分析し、レビューや批判にも目を通した。
本や映画、実生活から小説の種を見つけ出してはつぶさに書き留めた。2,3も合わせればすぐに1本書けた。ジャンル原作に関連する情報を求めて国会図書館に赴き、英語の情報を辞書片手に必死で読み込み、舞台となった街をこの目で見たくて海の向こうへも出かけて行った。どっぷりと原作世界に浸り、原作世界を愛し、原作世界に遊んだ。誰にも構われなくても、誰にも褒められなくても、こんなに楽しく幸せなことは他になかった。
そんな紆余曲折があって、現在、比較的人口の多いジャンルにいる。今も変わらず、感想も反響もアクセス数もブクマも全く気にならない(もちろん、あればすごく嬉しいけど、以前のようにはいちいち心配しないという意味で)。すると、私の小説を好きになってくれる人が徐々に現れ始めた。風化しつつあったメールボックスに熱のこもった感想メールが連日届けられ、そこには「○○さんの本は宝物」「○○さんのABが一番好き」「何度読み返したか分からない」「読んでいると幸せ」「○○さんは私の神様」など、およそ信じられないような言葉がたくさん並んでいた。なんだか「幸運のネックレス」みたいな話だけど、実際に私の身の上に起こった話だ。
そして、それはおそらく、誰よりも私が私の作った本を宝物のように思っていて、私の書くABが一番好きで、何度読み返しても飽きなくて、読んでいると幸せで、私の世界では私が神様だからだ。……と、自分では思ってる。私は技巧や内容云々というより、時間をかけて心を込めて書いたというだけで、自分の文章を我が子のように愛することができた。
私を"感こな"の暗闇から連れ出してくれたのは、「書いても書いても読まれることさえない」経験、「何物にも囚われず楽しく書きまくった」経験、それから地道なインプットの積み重ねだった。誰かに見て欲しくて認めて欲しくて藻掻く日々から抜け出してみると、枷が取れたように心と体が軽くなって、自分の書くものを初めて自分のものにできたような気がした。そして思うのは、「苦しみたくないから、誰からの評価もジャッジも受けない」と引きこもるのではなく、苦しみながらも書き続け、晒し続けることを選んで本当に良かった、ということだ。私の場合、その過程を経たからこそ、「苦しまずに書き、楽しく共有する」現在がある。
文章(絵)がうまくなりたい、感想が欲しい、自萌えできるようになりたい、褒めてもらいたい……二次創作に限らず、そんな欲求に苦しめられて創作を心から楽しめなくなってしまう人は少なからず居るはずだ。そんなときは一度、思い切ってそれらの欲求を手放してみて欲しい。つらく寂しい道だと思うかも知れない、けれどそれはきっと「つくること」のごくごくシンプルな楽しみへとあなたを導いてくれる、そういう明るい道のはずだから。
http://anond.hatelabo.jp/20160207235315
ミステリー、軽妙、映像、そしてタラ以降なんかがキーワードかと思って選んでみました。長くなった!
まずはタラ以降の直系で『クライム&ダイヤモンド』で。ラインナップ見る限りとりあえずこれは外さない安牌かなぁ。
タランティーノ繋がりで言えば、居候エドガーライトの『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』。ポップなテンションと連続殺人のミステリーがいい具合に融合して弾けてる快作。たまにカットが細かすぎるけど映像も面白い。
あとは面白映像とか好きかも知れないので、ネヴェルダイン/テイラーの映画。ステイサムさんの『アドレナリン』なんかどうでしょう(インパクト重視なら二作目のハイボルテージからでいいかも)。アドレナリンを出し続けなければ死んでしまう主人公がアドレナリン出し続けるおはなし。ハイボルテージでは巨大化したり下らない! もし気に入れば『ゲーマー』も。
映像で言うと、多分見てると思うけどフィンチャーも。『ファイトクラブ』『ゴーンガール』『セブン』『ソーシャルネットワーク』、オチに怒るかも知れない『ゲーム』なんかも。
魚眼や琥珀色の映像が気に入ったら美術で組んだジャンピエールジュネ監督の『ロストチルドレン』『エイリアン4』『デリカッセン』なんかも観るといいかも。
個人的にはあまり好きじゃないんだけど、映像ならダニーボイルも外せないのかなぁ。岩に腕挟まれて長いこと苦しむ実話『127時間』、薬中映画『トレインスポッティング』など。トレスポは今観るなら主題歌のPVの方が収まりがいい気がする。
タラの推し監督で、パクチャヌクのサスペンス『オールドボーイ』『親切なクムジャさん』。
韓国映画は全般アツイので、コミカル復讐ミステリー?の『殺人の告白』、ブラックコメディ『最後まで行く』とか重厚な『殺人の追憶』、カットのセンスがいい『チェイサー』なんかもおすすめ。
『SAW』以降のジェームズワンの映画は、ヒマな深夜にレンタルするのに実にちょうど良くて外さない面白さでおすすめ。『デッドサイレンス』『狼の死刑宣告』『インシディアス』『死霊館』。
実は小品でこそいい手触りを見せた爆発野郎マイケルベイの『ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金』。実際あった馬鹿な犯罪をポップな映像でアッパーに描いてかなり面白い。ハデな爆発と死体損壊も見たくなったら『バッドボーイズ 2バッド』(ほとんど猟奇映画)。ジマー音楽炸裂の『ザ・ロック』も。
小品で言えば『ノッキンオンヘブンズドア』『キスキス、バンバン LA的殺人事件』『ディナーラッシュ』『ベティサイズモア』『オープンユアアイズ(バニラスカイ)』なんかが気にいるかなあ。
丁度よく面白いものをつくってくれる監督だと、最近はハウメコレットセラ。『フライトゲーム』『アンノウン』『エスター』。
少し前ならデヴィッドエリス『デッドコースター』『セルラー』『スネークフライト』。
『インセプション』が好きなら、夢と言えばこの人、テリーギリアム。『12モンキーズ』『未来世紀ブラジル』『フィッシャーキング』辺りからが観やすいかな。
デヴィッドリンチフォロワー?な『ドニーダーコ』も気怠くていいかも。『-less』も不気味でいい雰囲気。
あえてザッピング系?恋愛ものなら映像も面白い『エターナルサンシャイン』『(500日の)サマー』などもいかがか。
ズーイーデシャネルが可愛く思えて仕方なくなったら『イエスマン』を観て癒されよう。
語り口の面白い映画も好きそうなので、ここであえてシャマランの『サイン』。これもラストで怒るかも知れないけど、でもあとで絶対思い出し笑いができるからお得な映画です。ずっこけ『ヴィレッジ』、俺的激泣映画『アンブレイカブル』も勧める。
監督作ではないが『デビル』は普通によくまとまった作り。シャマランの映画は、深夜にテレビつけたらやってたってノリで観ると本当に面白すぎる。
同じくずっこけラストだけどすごく幸せになれるアランパーカー『バーディ』。最後だけ何回も見返してる。
映像でいえば夜の陰影とライトアップが美しいアレックスプロヤス監督のダークヒーロー『クロウ 飛翔伝説』、マトリックスの元ネタ『ダークシティ』も推したい。
ブコメにあったコーエン兄弟なら手のこんだバカ話の『ビッグリボウスキ』、めちゃかっこいいマフィア映画『ミラーズクロッシング』、軽さが楽しい『オーブラザー!』。他もいい映画ばっかりだけど、とりあえず変さが魅力の『ファーゴ』、乾いた緊張感の『ノーカントリー』、ねっとり嫌な『バートンフィンク』。『未来はいま』『ブラッドシンプル』も。
デパルマならまずは『ファムファタール』が合いそうかな?『スカーフェイス』『ファントムオブパラダイス』『キャリー』『ミッドナイトクロス』。
個人的にはファントム〜よりロッキー派なので傑作ロックミュージカル『ロッキーホラーショー』も!
あとはポールトーマスアンダーソンの安定期の映画も。『ブギーナイツ』『マグノリア』『パンチドランクラブ』『ゼアウィルビーブラッド』。
古典の名作サスペンス・ミステリーをもし観てないなら、ワイルダーの洒脱な『情婦』『サンセット大通り』『第十七捕虜収容所』、ヒッチコック『裏窓』『サイコ』『めまい』『北北西に進路を取れ』などは是非。
『穴』『十二人の怒れる男』『スティング』、個人的に『カプリコン1』『サブウェイパニック』なんかも気にいるんじゃないかなあと思う。
最後に、これは邦画だからルール違反だけど、洒脱な語り口でかなりタランティーノ以降のアメリカ映画っぽい、内田けんじ監督の『アフタースクール』『運命じゃない人』も勧めたい。
最近ドラマに少しだけはまってる。といってもNHKしか見てないんだけど。
特に好きなのが、「ちかえもん」と「逃げる女」。木曜時代劇と土曜ドラマで放送する傾向が全く違う双方なんだけど、とても面白い。
時代劇の「ちかえもん」は時代劇としては型破りな替え歌パロディやメタ演出に加えて、遊郭を中心に据えた各々の思惑が入り組む人間関係がとってもミステリアスで楽しい。
ドラマを見ながら笑うなんてことなんて「行列48時間」以来なかったのに、ところどころぶっこんでくるネタに思わず吹き出してしまう。
硬派が売りの土曜ドラマ「逃げる女」は、どのような結末に辿り着くのか見通せない運びなのに、映画のような映像表現と音楽でいつの間にか物語にどっぷり浸かってしまう作品。
音声が聞き取りづらいのにが玉に瑕だけど、「外事警察」や「64」も似たようなことがあったかと思えば気にならないかもしれない。
あと個人的に気になってるのが、今度日曜日にまとめて再放送するプレミアムよるドラマ「はぶらし」。
足裏からひしひしと蝕まれていくような恐怖感を味わえるサスペンスらしく、この前ちょっと見た時、人間関係の描写にぞわぞわしてしまった。
一挙放送を見るとなると精神的にとても疲れそうだけど、頑張って見てみようかなって思う。
あと、カズオ・イシグロ原作の「わたしを離さないで」も気になる。ウィキペディアであらすじを読んじゃうなんてもったいなことをしてしまったけど、時間があったら見てみようかしらん。
婆からしたらマーガレットと言えばちょっとリア充寄りのお姉さんが読む漫画イメージで絶愛が出たときにはあのマーガレットがオタク向けにホモ漫画を?!と衝撃が走ったような雑誌で、さほど読んでなかったのだが気がついたら最近結構読んでいて外れなしで面白かった。最近読んだのを並べてみる。
脳内で面白い妄想をしている女と人の心が読める王子キャラのラブコメ
不器用で取り柄がないと本人は思っているが、すべての人を家族のように愛して愛される眼鏡少年の優しい世界の漫画
優しくて可愛い女がデブスで家庭環境も悪くて性格も歪んだスクールカースト最底辺の女と体が入れ替わるサスペンス
新しい言葉を聞くと大抵空耳し、知っている言葉で出来の悪いダジャレのような感じに再構築されて、実際とはかけ離れたイメージがその言葉の第一印象として刷り込まれてしまう。
そして後から中身を知ってもうまく上書きされず、その単語を思い出そうとするときのとっかかりが第一印象のイメージの断片になりがちなので、
誰かと「あーホラあれあれ……○○っぽいの」という話をしたとき、周囲の人に共感してもらえない。
悔しいので、共感してもらえなかったものを軽く20個ほどあげてみる。
誰か「あーわかるわかる」って人、いませんか。
後半はともかく、前半は割とわかってもらえる気がしているのだが……。
[イメージ] | [ジャンル] | →→→ | [中間データ] | →→→ | [正解] |
北欧神話に出てきそう | 消臭剤 | →→→ | ファヴニール | →→→ | ファブリーズ |
マクドナルドのラーメン | 車の会社 | →→→ | マック・ラーメン | →→→ | マクラーレン |
落ちた寿司 | 神様 | →→→ | 落っこと寿司 | →→→ | オッコトヌシ |
悲惨な犬 | イベント | →→→ | 悲惨だワン | →→→ | サンタラン |
ペンギン | 女の人 | →→→ | ペンギン | →→→ | ベッキー |
韓国風焼肉のタレ | 遊戯王のカード | →→→ | バンサンカンソウル | →→→ | バーサーカーソウル |
転落死する感じ | 会社 | →→→ | ヒュー!レッド(血)パッカーン! | →→→ | ヒューレット・パッカード |
めっちゃ強いカナブン | スパイス | →→→ | カナブンバサラ | →→→ | ガラムマサラ |
飛来する大量の肉まん | 番組 | →→→ | 肉まんラッシュ | →→→ | 鉄腕ダッシュ |
輝く坂東さん | Fateの用語 | →→→ | サン坂東 | →→→ | サーヴァント |
特産品が昆布の島 | IT用語 | →→→ | 昆布アイランド | →→→ | コンパイラ |
防御力の高いデブ | USJの食べ物 | →→→ | タンキーデブ | →→→ | ターキーレッグ |
よつばとじゃない | ポケモン | →→→ | あずまんが大王 | →→→ | アズマオウ |
ドラクエクリアしてそう | 勢力 | →→→ | アリアハン大制覇 | →→→ | シリア反体制派 |
腐るぞ!って怒ってるおじさん | モンスター | →→→ | 腐るぞオラァ | →→→ | クシャルダオラ |
おばあちゃんびっくり | モビルスーツ | →→→ | あんれまぁ | →→→ | アッシマー |
ドクダミを見つけて喜ぶなんJ民 | ワンピースのキャラ | →→→ | ドクダミンゴwww | →→→ | ドフラミンゴ |
急にハゲて文句を言う | 歌(歌い出し) | →→→ | なんすか急に禿げ上がり | →→→ | 夏が過ぎ風あざみ(少年時代) |
ママさん毒矢殺人事件 | イケメン | →→→ | フグ矢ママ刺さる | →→→ | 福山雅治 |
とっても平和なロンドン | 肉料理 | →→→ | ロンドンすごい平和(ピンフ) | →→→ | ローストビーフ |
いかがだろうか。
基本的に空耳由来のものなので、突拍子のない中間データも口に出して速く読んだり遅く読んだりしていると、きっとジワジワとつながりがみえてくるのではないかと思う。
本棚を圧迫するからという理由で今まで漫画の購入を控えていたが、
・去年からiPadを購入して電子書籍を楽しめるようになったこと
・コミックレンタルを扱っている店が近所にできたこと
(電子書籍の本棚見たら無料含め450冊超えてたから多分それ以上読んだと思う。)
面白い漫画にたくさん出会ったが、印象に残っていて、今もよく思い出せる漫画は意外と少ないことに気づいた。
忘れない内にメモしておこうと思う。
家事代行業の雇用主-従業員の間柄だった二人が、諸々の利害の一致により、偽装結婚を行う話。世相を反映している作品だと思う。
恋愛漫画では割と最終的には感情(衝動?)に走ってハッピーエンドの展開が多い気がするが、この漫画の場合、幸せそうな状況でも、相手の一言で主人公が突然冷静になって理性的な話(お金とか生活とか体面とか)をパロディ調に語り始めるから、その落差に妙なリアリティを感じて面白い。
各キャラクターによる結婚及び主婦業に関するとらえ方も面白いと思った。特に印象に残っているのは、主人公が、結婚をしたら家事代行の賃金が時間給ではなく定額制になり、残りは将来のことを考え貯蓄にまわされる(=通常の家事代行以外の業務は賃金が発生しなくなる)と雇用待遇が変化することを「サービス残業」というとらえ方をしていたところだ。是非はどうであれ、しっくりくるとらえ方だと思う。
よく電子書籍版で1巻無料になっていることがあるので興味があったら試し読みしてみると良いかもしれない。
体の免疫反応について理解しやすい。自分の高校時代にこんな漫画があったら良かったのにと思わせるレベルで分かりやすい。
各キャラクターが立っていて、自然なかわいさを持っている。個人的には赤血球の赤芽球時代の話がかわいくて好き。
今のところ一番アニメ化して欲しい作品でもある。「もやしもん」の菌劇場みたいな形で、子どもへの教材用に使えそうだ。
タイトルから昨今よくあるマネーゲーム系の話かと連想していたら、ちょっと方向性が(良い意味で)違っていた作品。
多く稼いだ者こそが報われる学円園学園という学校(島)で、一目見たらその人の適職を判断できるという神の左目を持つ主人公が奮闘する話である。
主人公が、短期的に莫大な金を稼ぐというよりも、誠意を持って働き信用を得ることで、いかに継続的に会社を運営させていくかということに軸を置いているところに好感が持てる。
資本主義と共産主義の是非について触れられている等、政治的な面も描いているにも関わらず、読後感がサッパリしているのも良い。
現在裏サンデーで連載されており、1話と最新話は無料なので興味があったら試し読みするのも良いかもしれない。
気になりつつも、ずっと読めていなかった作品。
帝国に攻め入られた皇国(日本がモデル?)が、圧倒的な軍事力を前に早々に敗戦する(多分北海道辺り)。
新城直衛(主人公)らは軍を本国まで撤退させるために、敗走する軍の殿を務めることになるという話。
主人公が圧倒的に不利な状況を策略で切り抜けていくところにカタルシスがある。
この漫画がきっかけで一時期戦争系の漫画を読み漁った。(「シュトヘル」「将国のアルタイル」「軍靴のバルツァー」「キングダム」「パンプキン・シザーズ」等々、どれも面白かった)
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見た目はかわいいが中身は男らしい主人公、天野平(通称へー)を中心とした青春漫画。
最初はほのぼの青春学園モノかと思っていたが、巻数を経ることに少年少女を取り巻く社会問題にも触れるようになる。
それぞれのキャラクターの機微が細やかで、たびたび自分の学生時代を思い起こさせる。
最終巻まで読んだが、映画「桐島、部活やめたってよ」を見た後の様な読後感だった。
主人公の「偽善がおまえに何してくれたよ。人が何考えていようが良い事は良い事だ」という台詞が結構好き。
っポイ! (1) | やまざき 貴子 | 本 | Amazon.co.jp
※秘密シリーズは全巻読破していたが、スピンオフシリーズは去年から読み始めたので+αとして追加
脳があれば、死者が過去に見た景色やイメージを映像化することができるようになった近未来の話。
被害者の脳内映像を手がかりに事件解決を目指す警視庁第九に所属する警察官が主人公。道徳と正義感の間で揺れながら事件を解決していくミステリー、SF作品である。
season0の2、3巻を読んだが、相変わらず良質なサスペンス映画を見ている気分にさせられる。