はてなキーワード: リップとは
趣味とか性格とか好みが合わない子は全然しんどくないし、そういう考えなんだねとか好き嫌いあるよねとかで終わる話なんだけどケチの奴だけはマジで付き合っててしんどいし、誘いたくなくなるよね。
一年の時から同じクラスの子で1人嫌なのがいて節約家とか堅実で済まないガチのケチなんだけど
例えば皆でユニバ行ってお土産見てたら1人だけ何も買わずに「こんなん原価〇〇ぐらいしかしないのにぼってる」ってずっと言ってて白けさせたりとか、インスタで見たカフェ皆で行こうって話してたら私も行きたいって話割り込んできたくせに、店着いてメニュー見てたら他のお客さんも居るのに「えっ、ジュース1杯で〇〇円とか高すぎ!だったら普通にフルーツ食べれば良くない?」とか言って空気ぶち壊すような奴。
他にも初めてのバイト代でデパコスリップ買った友達に「いくらした?」って真っ先に聞いたのもドン引きだったし、その後の「私ならリップで4000円とか無理〜だって似てる色ちふれで500円であるし」って発言も無理だったな。そういや中学同じって言ってた子も、一回地元の祭り誘ったら皆であれ食べようどこ行こうって話してる時に「私はいい、祭りの食べ物とか原価安いのにぼったくられてる」「出店は客が得しないように出来てるから遊ぶだけ損」とかいって自販機のジュースと200円の唐揚げしか買わなくて白けたから2年の時は誘わなかったって言ってた。
何か、貧乏臭いとかケチ臭い通り越して卑しい感じがしてしんどい。それも、高いな〜って悩むとかじゃなくて「学生なのに皆と違ってお金の損得に注目する私賢い!」みたいな感じで自慢げに喋るのがめちゃくちゃ痛い。学生だからこそ今しかない楽しい時間にお金払ってるんだからお前のその謎のひけらかしでそれを白けさせたりぶち壊さないで欲しい。
そんなんだからこいつとは遊びたくないって思われるのに、皆でどっか行ったのをインスタ載せたら自分だけ誘われなかったことをめっちゃしつこくLINEしてきたりストーリーで病んだりするし。
原価がいくらとか値段ぼってるとか、誰も聞いてない部分に気が付いて皆の楽しい時間盛り下げるぐらいなら自分が嫌われてる事も少しは気付けよ。
ミリシタについて思うところがあるので書きなぐっていく。すべての文末に「(※個人の感想です)」が省略されている。
細かい部分をいちいち説明することはしない。わかる方に伝わればいい。別に伝わらなくてもいいけど。
先ごろミリシタにてイベント『ダイヤモンド・クラリティ』が開催された。
ざっくり言うと今年から新たにテコ入れされたはずの比較的大きめなイベントだったわけだが、これが酷かった。
2M効率とか報酬地図とか要求ポイントとか、言いたいことはいろいろあるが、個人的に一番疑問だったのは、
という点。これが本当にわからない。
まことに失礼だが運営アホなんじゃないか? というのが率直な感想。
『ダイヤモンド・クラリティ』では、イベント限定の衣装を含む報酬をコンプするためにはアホほどリズムゲーム(ライブと呼ぶ)を回すことを要求される。
その救済措置としてか、大量にオートライブPASS(ご丁寧に期限付き)が配布された。オートライブPASSというのは操作しなくても放っておくだけでライブをクリアできるよ、というアイテム。
つまり、運営の想定通り大量のオートライブPASSを使ってアホほどライブを回そうとするとどうなるか?
ユーザーはただひたすら画面を眺めるだけ、という素敵ゲーム体験になる。
厳密には1曲2~3分ごとに何回かタップする。次の曲をまた眺める。配布オートライブPASSで足りない分は自分でプレイする。
アプリをバックグラウンドにするとライブは一時停止されるので、プレイ中は端末が占有されることになる。
……楽しいか?
運営はこのゲーム体験(と言えるのかすら疑問だ)がユーザーにとってポジティブなものだと思っているのか? 自分らでテストプレイしてる? 楽しかった? 正直に言ってみ?
『ダイヤモンド・クラリティ』に限らず、ミリシタのイベントははっきり言ってつまらない。
結局のところ周回するだけ。毎回同じ。
ついでに美咲ちゃんのやべーレベルのクソデカ独り言も社長に呼ばれてたことを思い出す流れも毎回同じ。(これはどうでもいい)
あと去年の誕生日の「〇〇、ここにいたのか」っていうなぜかアイドルが屋上で待機してるやつも毎回同じ。(これもどうでもいい)
ミリシタのイベントにはカタルシスがない。イベントならではの工夫、イベントを楽しんでやる動機が薄い。
動機づけとして思いつくのは①イベコミュ②アナザー衣装③称号④スコアタぐらいだが、
基本的にすべてのイベントを走るガチ勢以外だと担当のイベぐらいしかあまり走る魅力がない。
(ここでの"走る"とはスパドリや石を使うという意味で、3万pt程度は普通に元気を消費していれば達するので走るとは考えていない)
最近のイベント報酬はユーザーへの圧を強める方向で調整されているっぽいので、そのうちますますライト層の客離れを招くんじゃないかと危惧している。
例えばイベント期間中のみイベント曲をプレイすると何かしら特別な演出が出るだとか、特殊なノーツが落ちてくるだとか、あるいは特殊なギミックがあるとか、いまそこでしか味わえないゲーム体験を提供するべきだ。
そういう意味で真夏のダイヤのしょっぼいビンゴが方向性としては近いが、もちろんいろいろと改善の余地がある。テンポとか報酬とか、そもそもあれをビンゴと呼べるのかとか。
できればライブ後ではなくライブ中の特殊演出として考えるべきだ。ノーツが次々落ちてくるライブならいくらでもやりようはあるんじゃないかと思うが……。ノーツをいじると視認性の問題がめんどくさいんだろうか?
もしかしてこのところ実装曲が体感難しくなっているのはこの点を考慮してのことだったりするんだろうか?
ライブの難易度を底上げしてしまうとリズムゲームの不得意なユーザーが離れてしまいかねないので、あくまでイベント期間限定で考えるべきだ。
例えばイベント期間を通じてステータスを積み上げていき、そのステータスに応じてライブで得られる報酬やスコアを加速度的に大きくする、など。
あるいはイベント限定でOMを超えるようなふざけた難易度を用意してミニゲーム的にコンボ数を競わせるとか。フルコンスクショでSNSが盛り上がるかも。上述の「目新しいゲーム体験」にも通じる部分が大きい。
イベントに限らずライブの報酬がそもそもしょぼい。ドレスやリップ何千個もいらない。現状ライブ報酬が機能していない。
例えば複数集めることで好きな衣装をレンタルできるアイテムを実装して、イベント中はそれが落ちやすくするなど。
ミリシタに関しては他にもいろいろと言いたいことがあるけど(例えば触れ合いがいちいちめんどくさくてつまらんしあざといというか狙いすぎというか「小悪魔キャラという設定だったはずの美希が言うならともかくこのアイドルにこんなセリフ言わせる??」的な不快感にも近い飽きがあることとか、今更感すごいけどドレスアップルームでポット操作するのにそんなパンツ見せるようなかがみ方しなくていいから……っていう呆れ嫌悪とか、3Dモデルの歌織さんの胸でかくしなくていいからとかそういういたずらにエロに寄るのやめてくれる?っていう感情とかちなみにわたし男性ですけど)もう疲れたのでこれぐらいで勘弁してやろう。これまで少なくない額課金してきたしミリシタがより良い方向へ発展していくことを祈ってますよ運営さん。
増田には男のふりをした女子が大勢潜んでいると思い始めてから、自分が使っている化粧品などを無性に書きたくなった。
ただ私は馬鹿なので、脱コルをする程の自我がある訳でもない。かと言って乃木坂の美少女のように化粧をする美意識と知力がある訳でもない。
しかし私はブスなので、化粧をしなければ、社会でそこそこの賃金労働者としての人権を得られない。
悔やまれることに私は貧乏なため、デパコスや高い化粧品を買うことが出来ない。
おそらく誰も参考にならないと思う。
以下使っている化粧品
(ファンデーションとマスカラは嫌いなので塗っていない ファンデは皮膚がバリバリになり、マスカラはすぐにダマダマになるからである。直す知力がないので今は除外。)
1000円以内でノンコメドジェニックなのは有難い。 カシャカシャ振る2層式なため、男塗り出来ないくらいしか不満はない。
ベビーパウダーは毛穴に詰まるなどの意見があるが、保湿、日焼け止め後のベタつきを抑えられたら良いという結果に落ち着く。
Innisfreeのパウダーに似ているなどの情報があり、安かったので購入。パフが大きく使いやすいのでお気に入り。
当初BANANA PINKを買ったと思っていたが、間違えて購入したようで馬鹿を発揮してしまう。色はイエベでも使えたので不満なし。
チップの手入れが面倒なので、手で塗っている。チークも同じ理由で、手で塗っている。
仕事柄メイク直しが滅多に出来ないので、1日崩れなければいいかの感覚で、寝る前に塗っている。本当はアートメイクをしたいが、金銭的な都合で断念。
ネットで塗りやすいとの情報を見かけたので購入。軽い力でグリグリ描けるのでお気に入り。これで涙袋も描いている。
身体の日焼け止めはニベアのスーパーウォータージェルを塗っている。塗りやすくて安いので有難い。
あと楽しいので、マジョリカマジョルカのまつ毛美容液を1日何回か塗っている
他社製品も入っており汚いため閲覧は自己責任で。苦情は受け付けません。
おまけ
もしニキビに悩む馬鹿ブス貧乏がいたら、皮膚科のケミカルピーリングをオススメしたい。自由診療なので若干費用はかさむが、治りが早いためである。
ニキビ治療目的でケミカルピーリングを行っている皮膚科であると、美容皮膚科が行っているダーマペンなどよりも比較的安価に受けれるので、馬鹿ブス貧乏にはオススメだ。(ただし1回では結果が出ない。私は3回目くらいで劇的に変わってきた。通うことが大事。)
イシュタム
彼女は突然現れた。それは夜だったか、朝だったか、八月の太陽にジリジリと焼かれた屋根の下で汗を流しながら自身が乗る電車を待っていた時だったか、はたまた寝苦しい夜に一度起き、エアコンをつけて再び暗闇に包まれて目を閉じた先に広がった曖昧な世界でだったかわからない。
「イシュタム?」
「楽園か、私そういうの信じてないんだよね」
彼女は私に楽園の話をした。それはキリスト教とかでいう天国みたいなもののことなのだろうと私は大雑把に解釈した。
彼女はさまざまなところに現れた。現れた、というよりは私に着いてきたと言った方が正しいかもしれない。とにかくどこにでも現れる彼女は、私が朝仕事に向かうために家を出る時最後に見る鏡の中や電車の窓、パソコンの中、飲みかけのアイスコーヒーの氷が溶けた水面にも現れた。
「しつこいな。楽園なんて興味ないってば」
しかし、何日経っても、何週間経っても彼女は私の前から消えることはなかった。ついに私も諦めて彼女の存在を無視し始めた。
彼は私が中途半端に出した手に手を重ねてそう言った。私は目を見開いた。嫌な夢を見たと目を擦って、身体を起き上がらせる。彼の言葉を未だに覚えている自分に寒気がした。コップに麦茶を注いで一気に飲み干す。口内に収まりきらない麦茶が顎を伝ってTシャツを濡らした。
彼は同じ手で私の身体に手を這わせ、同じ口で『二、三回ヤったくらいで調子乗るなっていうか…』と言ったのだ。
コップの底に溜まる麦茶に映る彼女と目が合ったような気がするが、私はすぐにコップを流しに置き、顔を洗いに洗面所へ向かった。顔を洗っている間中、彼女は私の背後に立っていたが彼女も何も言わず、私も何も言わなかった。
あの時は私も精神的にかなり状態が悪く、誰かに受け入れてもらえなければ立っていられないような気さえしていた。だからあの時の私は正直に言えば誰でもよかった。それを見透かされていたのかもしれないし、彼もそうだったのかもしれない。あの時の私は彼を心の底から信用できず、信用できる根拠を必死になって探してはそれを盲信することに必死だった。
私は洗面台を後にして、机の上に鏡を立ててメイク道具を取り出して並べた。私が順番にメイクしている間中、彼女はずっとそれを見ていた。
「私が愚かだったんだよね。人を道具みたいにしようとしたんだ」
『でも彼らは愛のない特別な結びつきについて肯定的なはずです』
「どうして彼らはそんなことができるんだろうね。私には罪悪感しかないよ」
私にとって彼は、私に大きな影響を与えた四人目の人物だった。
そのうちの一人、順番的には三人目の男は、初めて会ったその日の夜に彼の深くに踏み込んでそれから二度と会わなかった。
『後悔していますか?』
「うん。私は人一倍そういうのに敏感であったはずなのに、いざ自分となると全く彼の意思を無視してしまったよ」
『あの時のあなたは何も理解していませんでしたね。分かったような口調で論じながら、結局のところ何ひとつとして理解していなかった』
「そうだね。理屈をわかるのと丸ごと全部を理解するのとじゃあ全く違ったよ」
私はメイク道具をしまって再び洗面台に戻った。ドライヤーを取り出して、絡まるコードを丁寧に解いてからスイッチを入れれば熱風が勢いよく飛び出してくる。
『初めからそうだったわけじゃないでしょう』
「堕ちていくってああいうことなんだと思う。だけどそもそも私は人の悪意に鈍感すぎた」
ドライヤーで髪の毛に熱を通して、乱雑に散らばった髪の毛を櫛で落ち着かせる。
「対等だと思っていたんだよ、そもそも。私のどうでもいい話を聞いてくれた彼が、いや、私にとっては大事な話だったわけだけど。とにかく、私と一緒に多くの時間を使ってくれた彼が、私自身に興味がなかったなんて信じられなかったんだよ」
「最初どころか、ずっと信用してなかったね」
これは私の過ちで言う最初の男だ。愚かで、何も分かっていなかった私は、彼と友人であり更には彼が私に好意を持っていると思っていた。今になって思えば、それは仕方なかったのかもしれない。私にとって、私の話をちゃんと聞いてくれた男は彼が初めてだった。
「私は寄りかかれる人が欲しかったんだと思う」
『実際に、彼とあなたが過ごした時間のほとんどはベッドだったじゃないですか』
「そうだね。まさかそのために他のあらゆる時間を使うなんて発想は私にはなかったよ」
彼が私にもたらした影響は大きかった。彼は、その後のあらゆる過ちの引き金となった。自身の過ちと彼や私の間にあった異常な関係性、その後の私を取り巻く環境が私に与えた悪影響とそれによって疲弊した私の心身の全てをきちんと整理し、理解できたことは奇跡だ。
その頃だ。私の前に彼女が現れ始めたのは。
私はストレートアイロンで前髪を巻いて、マスクを耳にかける。唇は荒れるし、マスクで見えないからリップはしない。
そしてその頃から、世界のあらゆる悪意がより一層見えるようになった。私に他人の痛みがわからなかったように、彼らにもやはりわからないのだろうか。その頃はそんなことを考えていた気がする。
部屋を出て、鍵を閉めてから最寄駅に向かって歩く。自身の影と共に彼女の影が映る。
『あなた以外の人はそんなこととっくに知っていたのに』
私はあれからたくさんのことを考えた。私の無知について、彼らの家庭環境が彼らに及ぼした影響、私が感じた罪悪感について、彼らがなぜその罪悪感を感じないのかについて、私の友人が同じような境遇に長く留まりそして傷ついていることについて、YouTubeの女性向け恋愛アドバイス動画主の男性率、電車にぶら下がる裸同然の女性が映る広告、走る風俗勧誘とその物自体の敷居の低さ、韓国女性アイドルが発信するメッセージと衣装の布面積について、日本の一部の女性アイドルグループが、ある一定の年齢枠で固定され売り出され続けていること、毎日のように流れるセクハラや猥褻に関するニュース、強姦犯の芸能界復帰、集団強姦の不起訴、そして殺人事件の加害者の大半が男性であり、被害者の大半が女性であること。
全てはひとつの枠の中で複雑に折り重なり、積み上げられていた。それは私が過ちを犯すずっと前から何度も目にし、耳にしていた結論だった。しかし私は、それをこの時ようやく理解したのだ。
「こんな世界に生きていたのかって思ったよ。何もかもが、私を含む女全体を歓迎していなかった。社会に認められていたのは女体そのものでしかなかった」
『それで私を必要としたのですか?』
「そうかもしれない。だけど、私には私を愛してくれる家族や友人がいる」
『ならば私は必要ないではありませんか』
「彼女らが私を愛してくれているからと言って、私の絶望を共有できるわけではないんだよ」
『話せばいいのではありませんか?』
「それには長い時間がかかるだろうし、私も自分の後悔について言及しなければいけなくなる。今の私にそこまでの勇気は持てない」
だから私は彼女を必要としているのだ。いざと言うときに、全てを彼女に委ねたかった。歴史を知れば知るほど、どの時代においてもどの場所であっても、そして今もさまざまな形で私たちは女体としての価値のみをひたすらに認められ続け、それ以外を否定され続けている。そして宗教ですら私たちを救うに足るものではないのだ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%A2%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB#:~:text=%E3%83%9B%E3%83%A2%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%20(%E8%8B%B1%3A%20homosocial),%E5%90%8C%E6%A7%98%E3%81%AA%E9%96%A2%E4%BF%82%E3%82%92%E6%8C%87%E3%81%99%E3%80%82
はい。
「ホモソーシャル (英: homosocial) とは、恋愛または性的な意味を持たない、同性間の結びつきや関係性を意味する社会学の用語。友情や師弟関係、メンターシップ、その他がこれに該当する。対義語であるヘテロソーシャルは異性との同様な関係を指す。2人以上の人間が結ぶ関係は、ホモソーシャル(同性と)、ヘテロソーシャル(異性と)、バイソーシャル(両性と)のいずれかでありうる。
ホモソーシャルという言葉は、イヴ・セジウィックによる「男性のホモソーシャル(同性間の結びつき)への欲望」という議論によって普及した[1]。それよりも早い1976年に、ジーン・リップマン=ブルーメンが性的な意味ではなく、社会的な意味での、同性の仲間への選好をホモソーシャリティ(homosociality)と定義している[2]。」
「近年、ホモソーシャルは男性と男性の繋がりだと誤認されがちだが、女性と女性の繋がりもホモソーシャルとなる。(そもそも、「ホモ」は「同性」という意味である。)」
ヤフコメ民はみんな「ルールとマナーを守ってスケボーを」とか言うんだけど
その「ルール」も「マナー」もスケボーやらない人が一方的に押しつけたものじゃん。
そんなの守ってもらえると思ってんのアホらしいよね?
スケボーしない人、する人がお互いの意見を出し合って決めたルールならまだしも
「スケボーがウルサい」「ぶつかったら怖い」「ベンチや縁石が壊れる」ぐらいの理由で
一方的に禁止の看板を立てて、スケボーやってる人がいたら怒鳴って、通報する。
そんなやり方でうまく行くわけないじゃん。
騒音、事故、公共物の破壊、なんてスケボーだけじゃないでしょ。
自転車やキックボード、リップボード、犬や猫、立ち小便、選挙カーに廃品回収の車、幼稚園や学校、などなど。
そもそもストリートで他人に危険なトリックやベンチ壊すようなトリックやれる人なんか限られてる。
小中学生の子供が公園や歩道でスケボーしてたってチャリ乗ってるのと変わらない程度の危険性に騒音だよ。
「マナーとルールを守れ」と言えば正しいような気がするけど、一方的に押しつけたルールやマナーは差別と一緒。
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釣りじゃなくて本気で思ってるんだよ。マナーとルールって何だよ?
公共物の破壊、騒音、事故、なんでもいいよ。そのための法律じゃん。
勝手にルールとマナー作って押しつけてるだけで正しいことしてると思ってるけど
スケボーの騒音なんて50mと100mも先で聞こえるような音ではない。
事故だって自転車、キックボード、公園でのボール遊びなんかと変わらないだろ?
公共物の破壊だってどんだけ壊れてるんだよ?ペットの糞尿は良くてスケボーだけだめ?
初めまして、突然ですが愚痴らせてください。
旬ジャンルを転々とするというより、旬のときにハマり、2~5年のスパンでメインジャンルが変わるオタクです。
以下の話は今は旬ジャンルとは言えないけれど、私がメインジャンルとしている界隈のお話です。
私にはAさんという苦手な人がいます。
ツイートから見られる人間性がどうしても無理で一切喋ったことはありません。
Twitterの相互は大体その人を絶賛していて、ユーザー名「A」がTL上に浮かぶので、Aさんは勿論、ワードミュートもしています。
私は受け攻めはあまり気にしないので、Bが受けだろうが攻めだろうがどちらでも見ることは出来ます。
私はBと他のキャラCとかDの関係性が好きだからカップリングをしているのに対して、おそらくAさんはB受けが好きだから誰とでもカップリングをしています。
Bは肉便器じゃなーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!!!!
いわゆる顔カプもあって、お前の肉欲でBを改変するなと言いたい。
受けだからかBを垂れ目でとろつかせて、リップをつけているような(しかも下品なつけ方)唇の描き方をしています。
極めつけは、「Bはヒロイン!(※Bは男です。しかも作中で少なくとも異性愛者ということが分かっています)」
BLは何のことか知ってっか?
あと、別のキャラCとかなんでも問わず、Bをレ●プさせているのも気に食わないです。
無理矢理とか暴力が好きなのは個人の性癖なのでとやかく言わないですが、
Bは作中最強格の一人であるのでそんなに簡単に襲われるわけがないんですよね。
(某廻戦の某条さんみたいに最強を言っている訳じゃないですが、ステータスが明らかにされている(攻撃力がどれくらいとか)ので、それに基づくと最強の1人です。スペックベースではなく、実際の描写でも強いし、ラスボスに匹敵するかそれ以上の実力です)
原作を読んでなくて最強であることを知らないなら仕方ないかもしれませんが。
いわゆる焼きマロ(露骨に絵が下手とかは書いていないものの、暗に悪口がかかれているようなメッセージ)が来ていました。
「Aさんは絵が上手いのに、B受けを描くのはもったいない」
これに関しては可哀想だなって思ったのですが、
こういうのが何回かあってその度によしぎゅうがあって、流石に自演じゃないかと疑いました。
前述の通り、Aさんはブロックしていますが、引用RTで相互フォロワーさんが「大丈夫?」みたいな声掛けをしていて、嫌でも目に付く状態です。
こういう風にお仲間がいるのにも関わらず、AさんはずっとB受けのアンソロが欲しいと言っています。
しかも、既にB受けアンソロは既に少なくとも2冊は出ていて、1冊(上下巻のように2冊がセットになっている系)はまだ通販に在庫がある状態です。
すごく失礼です。
この世にまだB受けのアンソロが発行されていない、また存在はしているけれど手に入らない、B受けを描いて・書いている人が自分一人しかいない、これならまだ分かります。
しかし、B受けアンソロはある! 普通に手に入る!! おまけに描き・書き手もいる!!!
そして自分が作りたいと思っているのになぜ主催をしないかが本当に謎です。
同人誌を発行ことないのでは? アンソロにそもそも参加したことないのでは?
そう思う人もいるかもしれませんが、この情報社会でめちゃくちゃ調べられる時代で、方法が分からないってことありますか?
というか、同志の描き・書き手がたくさんいるので、その人たちに教えてもらったりすれば良いじゃないですか?
とまあ、吐くだけ吐きました。
ニューヨークからフロリダへとヒッチハイクの旅はトラックを経由した。光り輝くフロリダオレンジの太陽が私の帽子を貫く。木漏れ日に目を細めるとトラック運転手は荷台へ向かって大声を張り上げた。
「おまえさん、こんななにもない場所へどうしたんだい!」
私のうまく起こせない上体はトラックの端にある紐で結ばれている。少し前運転手はバスケットコートのカメラから見るボールみたいに目を大きくした。私の身体は動かず、車椅子に支えられていたからだ。あんたそんなのでどうして遠出しようってんだ、と運転手は感嘆の声を上げた。それが二時間ほど前のことだ。
私は運転手に家族の集会があることを伝え、その用事がバーベキューであることを教えた。それからフロリダ州の看板が見えたので、コントラストを強く投射する景色を風に流しながら、私の名前を伝える。そうかい、メグっていうのかい、と運転手は陽気に答えた。林立するビルを縫って突き抜ける青が歯科医に飛び込んでくる。フロリダはオレンジの国じゃない。避暑地だ。だからバーベキューには都合がいいのだ。多分そうだし、そういうことにしよう。うちの家族に振り回されたことは忘れて。<溶け出しそうな>夏の頃が思い出されたとしても。そういえばあの日もこんな風に感想した風が髪の毛をさらっていったものだ。サングラスが反射する光のその先に目的地があった。
◆
「どうしてそんな事を言うの」
電話の向こう側でケンがなにかの言い訳をしている。言い訳の仕方はまるで父そっくりだ。もうそんなところばかりだ。わたしときたらそんなケンに向かっていつもは冷静なのだけど、彼が父のように逃げ続けるさまを見ていると、どうしても声を張り上げてしまう。ケンはそんな時に決まって「メグはママにそっくりだよ」と吐き捨てるようにいう。全く美味しくないチリソースをアスファルトにぶちまけるようにだ。理由はこうだ。本当はここで開催される予定だったバーベキュー大会が、父の会社の都合で大きな話になり、他企業を巻き込んだバーベキュー大会に発展したらしい。それも開催地は何故か日本。私はケンに、肉よりも寿司の日本でなぜバーベキューなのかと問い詰めたが、頭に血が上っているのかケンは日本だって神戸牛があるし、開催地としてアメリカとは違った面白さが出せるんだといい始めた。違う、そういうことじゃない。少なくとも久しぶりの家族のバーベキューが行われ、とってもプライベートなものだって聞いていたのに、どうしてそれがお父さんの会社と関わっているのか聴きたいのだ。しかしケンはこれは日本と米国の絆を結ぶためのものなのだ、と主張してやまない。ALS-CoVζ+が未だ収まっていない時期になぜそんなに話を大きくしてしまうのだろうか。そんなことはどうだっていい。それよりも、家族の一致団結できる機会が失われた事実が私にとってショックだった。素晴らしい日差しの下でトロピカルフルーツソーダの飲みながら、サンオイルで日焼けをしている人達もいるのに。
◆
「やあケン。今回は会社から大会の趣旨が発表されてね。ぜひ神戸牛とアンガス牛の対抗戦をという事になったんだ」
「それで、勝った方には?」
「純金製のメダルが贈呈されるだけだよ」
「だけ?」というケンの声がスマートフォンの不協和音とともに響いた。父のノキア製は日本ではマイナーだと聞かされて、その音質に少しだけ疑いを持ち始めたばかりだ。父はケンの懸念事項がバーベキューの開催予定地のことばかりだと思っていたが、どうやらそのノキアで聞く限りそうではないらしいことが理解された。ケンは明らかに家族の集会が壊されたことを怒っており、主催は誰だと問い詰めてきたのだ。父はやむなくドビュッシー会長という人物だと述べたが、俺はクラシックの名曲よりも古いラップが好きなんだと皮肉交じりに父の言葉を投げ捨てた。まるでそれじゃあ、ダディはまたしても「お山」の大将「だ」ろうとまでいう。ダディーはクールじゃないとまで言い放った。それは一体何のジョークだいというと、日本版の4chのセリフさ、と返すばかりだった。ゼータ株はあの頃の僕たちのキャンプを奪ったが、父は僕たちから家族の有り様を奪おうとしているのではないか、そんな懸念がケンの頭をもたげた。そのくせゼータ株は活発に人々を結びつけようとしていやがる。ニューヨークからメグを追いかけるケンはハンドルを回しながらそうつぶやいた。
◆
ケンがメグと合流して数時間後、隔離が完了して未感染者のみが利用できるビーチで突然人が溶けた。その液体は灰色と真っ黒な血をビーチに滴らせ、バーベキューの肉のようにビーチの砂を汚した。それとは関係なく海鳥は通り過ぎ、メグは声にならない声とともにジーザスという単語をピンク色のリップを塗った唇から漏らした。到着したばかりのケンは目の前で人々が弾けて溶けてゆくさまを見て、エボラか何かかと目を疑い、それが数年前に起こった悪夢の再来であることを知覚した。フロリダ州に緊急事態宣言が敷かれ、州知事は政府の圧力によって州ごと隔離されたことを発表した。通信網は途絶え、父との国際連絡も取れなくなったメグとケンは、暴徒鎮圧用のゴム弾を装備したSWATたちに誘導されて収容施設へと向かった。発電の電源はかろうじて発電機型のバッテリーとして供給され、被災地には水が運び込まれた。しかしそのどれもが決死の覚悟で運ばれてくるものであり、運転手は全身防護用の白い服を着て入念な消毒を経た後にフロリダへと入り、そして出てゆく際にも消毒を行わなければならなかった。ひとまずイントラネットとして暫定的に繋がれた外との通信によりニュースだけを見ることができた。
そうして避難所での生活が進む中、ウィルスで隔離された人々の間に奇妙な一体感が生まれようとしていた。それはヒステリックな怒りであったり、それを鎮めようとするものであったり、また話し合いによって解決しようとする者達や、殴り合ったあとで肩を組み合うレッドネックたちなどによってだ。彼等はお互いをファミリーと呼び合い、外にいる連中をウォーキング・デッドだと笑いとばした。正気が保てない人々は、普段忌み嫌っている低所得層のレッドネックたちの話をよく聞いた。富裕層たちは臨時の学校を開いて塾を作り、黒人たちは放課後と称して子どもたちにバスケットボールを教えた。そうして閉鎖空間は小さな社会になった。ケンもメグもよく話し合った。とりわけ、ゼータ株のことについてだ。彼等は先日の家族のことを思い出して悲憤慷慨し、やがてウィルスによって僕たちの絆が深また奇妙さと、ウィルスによって人々がばらばらになった悲劇を語り合った。
その頃からメグの夢枕には、なくなった叔父の姿が映るようになった。叔父は家族の異事で何かをいいかけていたが、そのたびに消えてしまう。そんな夜が繰り返された後のある朝、フロリダの海岸にある変化が起こった。その変化はイントラネットTVに映し出されると、やがて通信の全てが回復した。日本の企業ソフトバンクが提供する緊急ブロードバンド回線につながったメグたちのスマートフォンは、あるものものしい人物たちを映し出した。それは水陸両用車両のようにも見え、中から防護服をつけた人が降りてくるのが見えた。車両には見慣れない文字が書かれており、不意にケンがそれを見て叫んだ。まるでパーティーが始まったかのような喜びようだった。見なよ、あれは"セルフ・ディフェンス・フォース"だぜ! ケンの指差す画像の向こうにあったもの。それは自衛隊の揚陸艇であった。第十七小隊、フタマルマルこれより状況開始。という声とともに彼等は海岸に落ちた血や散らかった廃棄物、まるでタイフーンにやられた風に映るカビの生えた建築物を撤去し始めた。そんな作業が一週間もつづくと避難場所の衛星問題はすっかり快適になり、自衛隊の面々と記念写真すら取れるまでに改善した。ケンはその時彼等にどうして来たのが十七小隊なんだいと問いかけたが、ある隊員は、十七小隊は俺達のメダルみたいなもんさ。と笑って返すのみだった。ケンはそれを聞いて、じゃあ俺たちはあんたたちに助けられたから十六小隊でいいさ、と破顔した(筆者注:2021/08/01)。
◆
日本にいる無責任な父は流石に心配な顔をして息子たちを迎えた。ただし父は両名が無事であることを確認すると1、バーベキュー大会は玉石混交のパトルロワイヤルでありジャパニーズヤキニクとチンギスハーン、バーベキューの三つ巴の戦いだったと熱く語り始めた。勝敗の決し方があまりに不透明な競技だが、メグにとってそんな話はもはやどうでも良かった。怪しげなバーベ審査員のことにも興味がなかった。父がミヤゲに持って帰ったネギマをケンは頬張っていたが、メグはどうしたって騙されることはなかった。クールビューティーと目される荒川静香のイナバウアーが見たかったというわけの分からい答弁を無視して、メグは今回の隔離事件の顛末を事細かに語った。父はそんな事知ってるさと遮ろうとするが、メグは人差し指を父の唇に当てると子供を諭すように父と目を合わせた。彼女は、「それで今回の事件でとっても頼もしいステディな人ができたのよ。自衛隊員の人なの」、という。父は喋りかけていた口を閉じると、目を白黒させた。あのフロリダオレンジの目を見開いたトラック運転手のようにである。
しかしやはり父は普通の人間と少し違った。それなら早く紹介しなさい。次のバーベキュー大会があるんだ、と彼を巻き込もうとし始めたのだ。メグは両手を上げて首を横に振ると、やはりちょっと前の出来事を少しだけ回想しながらジーザス、と小声でつぶやいた。
ケンはそんな様子を見て、口の中のネギをすっかり胃袋の中に押し込めながら、こいつにケチャップをかけると日本人とも仲良くできるかもね、と一人で口角を上げた。ゼータ株が運んだ全ての問題は、まるでその性質のように全てを溶かして人々をつなぎ、父子は空港で呆れながら仲良く語り合った。避難所のメンバーのメール着信がなり響いてメグがその知らせに目配せする。
※別作者です。おしまい。
この体験を経て、私はある理解を得た。「正しい戦略は、その時々の環境、文脈、空気によって異なる」ということだ。世の中にはいろんなルールや常識、慣習があるけれども、それらをストレートに適用すべき場合もあるし、必要ならばかなぐり捨てないといけないこともある。
アブラハム・マズロー(欲求の五段階ピラミッドの人)の『完全なる経営』にこんなことが書いてある。
‟彼らの心理学によると、最善の思考や最善の問題解決ができるかどうかは、問題を含んだ状況を、期待や予想、憶測などを交えることなく、この上なく客観的な態度――先入観や恐怖、願望、個人的な利害などを交えない、神のような態度――で見ることができるかどうかにかかっている。…(中略)…解決すべき問題とは目の前に存在する問題であって、経験によって頭の中に蓄えられた問題ではない。頭の中に蓄えられた問題は、昨日の問題であって今日の問題ではなく、また、両者は必ずしも一致するものではない‟ p.129-130
‟さらに範囲を広げれば、家庭生活、すなわち妻や夫や友人たちとの関係についても、この方法を当てはめることができる。各状況における最善の管理方法とは、各状況において最もよく機能する管理方法のことだ。どの方法が最善であるかを見きわめるためには、予断や宗教的な期待を排した、完全な客観性が求められる。現実的な知覚は現実的に行動するための必要条件であり、現実的な行動は望ましい結果を生むための必要条件なのだ。‟ p.132
マズローは、物事をありのままに見つめて、現実的に考え、行動することが成功への鍵だと言っている――と私は解釈した。
イケメン先輩は結局、条件付きの免職処分になった。黒服が嬢と付き合った場合の店への罰金50万円と、Tちゃんの彼氏への慰謝料として50万円、計100万円を返済したら辞めるという処分だ。店長は、翌日のミーティングの席において、みんなの前でイケメンに公言した。「約束を破ったら組に売る」と。店に対する裏切り行為は許さないという態度を明白にしたのだった。
これと、上の引用文がどう関係あるのかというと……この後すぐ、私と同学年のアルバイトの子が、S店の備品を盗んでいたのが判明した(立命館大学に通っていたので、以下リッツとする)。定期的に、ヘネシーなどの高級酒(そのうち廃棄される飲みかけ。キッチンに置いてある)や、午後の紅茶や炭酸水やチーズその他をくすねていたらしい。その犯行を見つけたのは、皮肉にもイケメン先輩だった。
そのリッツは、イケメン先輩の時と同じく、閉店後に一番奥の席につかされた。最初の数分は、あの時と一緒だった。坦々とした、もの静かな事情聴取だ。その近くにM主任が座っていたのも同じだ。
違ったのは、私も主任と一緒に丸椅子に腰かけていたことだ。リッツの普段の行動に関する参考意見を述べることになっていた。
別にリッツは、良くも悪くもない、普通の奴だった。口数は少なかったけど、まあ真面目かなという印象だった。サボっている様子はないし、店の女の子に声をかけるなどの御法度もないし、当日遅刻や欠勤もなかった。
でも、人間とはそういうものなのだ。裏で何をしているかわからない。人間は言葉ではなく行動で判断すべきという金言があるが、それでも不十分だ。どんな人間にも裏がある。
10分ちょっとが経過した。私の供述も上の通り述べていた。その間、盗んだ物の確認と弁償代の話をしていたように思う。お店で無くなったとわかっているものが時価8万円相当(私の個人的計算では3万円~4万円相当)とされて、ほかにも盗まれた物があると仮定して、倍額の16万円を1か月以内に弁償すれば警察に被害届は出さないという内容で決着した。
最後に店長は言った。「リッツ君。今日が最後の勤務日だ。もう来なくていい。けど、ほかのお店に情報共有とかしないから、働きたかったら別のキャバで働いてもいいよ。今回は残念だったけど、また成長したあなたの姿を見たい。それで、いつかまたお客さんとしてうちに来てくれたら嬉しい」という言葉でお開きになった。
当時の私は、「おかしいのではないか!?」と思った。当時のS店の黒服に課せられる罰金額は、記憶の限りでは以下のとおりだ。
・当日遅刻 5,000円
・当日欠勤 10,000円
・店の売上に影響するトラブルを起こした場合 時価(これが上記の慰謝料)
リッツは規定どおりの罰金を科されなかった。被害額のみだ。しかし、イケメン先輩は規定どおりの罰金のうえボコボコにされている。
当時の私は腑に落ちなかった。後に推測したことだが、店長には以下のような思考順序があったのではないか。
①リッツを殴って、25万円+16万円を請求したうえで脅す(イケメンと同じ対応)
②リッツが立命館大学の学生課もしくは先輩もしくは親に相談する
④罰金は減殺される可能性が高い。警察に通報されたら逮捕リスクあり。
上記①~④が成り立つならば、リッツに対して甘い対応をするのが正しい。そう読んだのではないか。
店長は、自他の権益に対してストレートな人だった。取れるモノはきっちり取っていく。悪く言えばがめつくて、善く言えば組織のことを考えている。
今回の件だと、警察に被害届を出してもS店には一銭も入らないし、リッツが問題行動を起こしたことをほかの店に情報共有するメリットはないし、彼がほかの店で問題を起こしても当店には関係がないし、リッツが負い目を感じていれば社会人になってからS店でお金を使うかもしれない。
※社会人になった今では、このような考え方は極めて短期的かつ自己本位的なものだと感じる。木屋町で風俗営業を行うすべての店の利益を考えれば、リッツは警察に突き出すべきだったし、他店にも情報を共有すべきだった。こうした当たり前のことができないほどに、風俗業界というのは生存が厳しい世界なのだ。
憶測だが、店長には過去に痛い経験があったのかもしれない。16万円でも十分に得をしているからそれで済ませる。そういうことだ。
一方で、イケメン先輩は、いわゆる「身分がない」タイプの社会人だった。だから、ルールに則った対応を採る(暴力のうえ正規の罰金を課す)のが正しかった。
私は今、地元の広島で地方公務員をしている。この仕事は、公平とか中立とか平等が叫ばれる業界ではあるが、確かに、市民や企業を公平に扱わないことが正しいケースがあるのだ。例えば、地元を盛り上げる活動をする部署が大きいイベントを開催する折には、成功のキーパーソン及びその所属団体に対して相応の便宜を図る。近年の例だと、「全国菓子大博覧会」や「広島てっぱんグランプリ」といったものだ。
上記の「成功のキーパーソン及びその所属団体」について、関係者を良好な立地に出店させたり、相応の額の契約を用意したり、行政内組織で要職に就けたりする(教育委員など)。
一般市民や企業を不公平に扱いたいからやっているのではない。公平に扱うのが長期的には一番正しい戦略なのはわかっている。これは、組織目的を達成するために必要不可欠な過程であると上の人間も下の人間も判断したからそうなっている。
反対に、戸籍課や税務課や医療課などの住民対応を行う部署においては、「融通が利かない」などのクレームをどれだけ食らっても、ひらすらに法律や要領に従って仕事をやり続けるのが正しい戦略ということになる。特定の人をひいきしても自治体にとってのメリットは薄いし、逆に訴訟リスクがあるからだ。
キャバクラでの仕事は正直キツかった。嫌なお客さんには絡まれるし、たまに一気飲みを要求されるし、人が殴られるのを見ることがあるし、ホールに立ちっぱなしで足の裏が痛いし、キッチンはものすごく忙しいうえに鼠とゴキブリだらけだ。
でも、勉強になった。夜の歓楽街での仕事が、今の地方公務員としての自分の糧になっている。あの時、求人情報誌を開いてよかったと今では思える。
この春から時給は1,800円になった。昇給の際、店長からは、「お前以上の時間給をもらっている大学生は木屋町にも祇園にもいない。お前を評価している。就職活動中もシフトに入ってくれ」と言われた。※多分これが目的で時給を上げたのだと思う。これまでと違い、昨年比で増えた仕事もないからだ。
この辺りから、シフトに入ることが少なくなった。これまでは、週に4日、たまに5日という具合だった。でも、公務員試験の勉強もしないといけないので週に3日の勤務になっていた。
時間はあっという間に過ぎていって、夏が終わる頃に内定を得た私は、「自由だあああぁぁ!」とばかり、夜の街で遊びまわるようになった。
私には小さい名誉があった。木屋町や先斗町のいろんなバーに行ったが、S店で黒服をしています、付け回しの仕事を任されていますと言うと、大抵の店員さんや夜の街の常連の顔つきが変わるのだ。「こいつはやばい奴だ」という顔をする人もいれば、軽蔑した視線を向ける人もいれば、逆にすり寄ってくる人もいた。
バーにはよく行ったが、キャバクラにはほとんど行かなかった。S店で働いているとわかったら追い出されるリスクがあったからだ。それに、私はKFJ(京都風俗情報掲示板)のお水板において、当時木屋町で№1とされていたS店で何年も働いている。お客さんに「おごってやるから来いよ」と誘われて他店に行ったことはあるが、なかなか満足がいかなかった。S店の子に接客されたことはないが、それでもわかる。歴然とした『差』があった。
今思えば、承認欲求というやつが足りていなかったのだろう。シロクマさんの本で言うと、「認められたい」というやつだ。当時は、自分をスゴい奴なんだと思いたかった。実際はぜんぜんそうではなかったし、逆に、本当にスゴい奴ほど自分を大きく見せたがらない。
そういう人は飽きているのだ。ちやほやされることに。褒められることに。子どもの頃から、自分のパフォーマンスの高さを周りに認められるのが当たり前だった。だから、調子に乗ったり、偉ぶったりしない。それだけのことだ。
11月になった頃だった。M主任が退職することになった。時期は来年の3月。田舎に帰るらしい。
トラブルを起こしたわけではない。円満退職だ。夜の業界で7年も働けば、体はボロボロになる。普通は3年もてばいい方だが、M主任はそこまで働いて、十分すぎるほどの結果を出していた。私は「今までありがとうございました」と、お店の終わりに2人だけになったところで伝えた。
この時のM主任の言葉は脳裏に刻んであるし、忘れた時のために日記にも取っている。重ねて言うが、この記事でところどころの描写がやたらと詳細なのは、大学生当時の日記をベースにしていることによる。
「おう。〇〇ちゃん、お前もな、元気でな。ええけ?(※方言が入っている。いいか?の意味)〇〇ちゃん、仕事ができる奴になれよ。仕事ができんかったらな、人間は終わりやぞ。どこに行っても生きてかれんようになる。仕事だけはな、ちゃんとやって一流になれよ。お前もこの店で何人も見てきたんやないけ、どうしようもない根性なしの連中を。ええけ? お前は悪い奴じゃない。でもな、どっか気が抜けて、間抜けなところがある。そこが好きなんやけどな。とにかく、仕事ができるって言われるようになれ。俺からお前に言えるんはそれだけや」
呑みに行きましょう、と誘うつもりだった。でも、誘えなかった。私の中で、M主任はそれだけ偉大な存在だった。神だった。神を呑みに誘うことはできないのだ。
その翌日。営業時間中の夜10時くらいだったか。店長ともう1人、灰色のスーツを来た人が紙袋を携えてS店にやってきた。「ちょっと今時間あるか」と、上の階にある事務所に連れて行かれ、その人から名刺を渡された。
このS店の母体である芸能事務所の人だった。取締役ナントカ部長だった。ソファに座らされてからの話の内容は端的で、「私を社員として採用したい」という話だった。
部長の話には説得力があった。説得力の要諦とは、ロジックにあるのではない。本人が持つ、その考えや判断への自信や信仰、そして意見を伝える際の胆力や粘りの強さが、本人の口を通して迫力となり、相手に伝わることで説得力が生まれる。
・公務員はこれから厳しい時代になる。お金の問題ではない。本質的な意味で割に合わなくなる。
・あなたが就職する自治体の初任給は16万円だ。うちは基本給だけで26万円出す。
・S店での働き次第では本社に来てもらう
・日本の芸能界を盛り上げる一員になってほしい。それだけの才がある。
・お客さんも仲間もあなたを支持している
今思えば典型的なリップトークだ。なぜかといえば、上の内容の半分以上は私をほかの人に置き換えても、ちょっと修正するだけで通用するからだ。
でも、当時の私は大学生だった。この時すっかり、S店で働こうか、それとも地元で公務員になろうか迷い始めていた。もし、これが公務員試験を志す前であれば、この会社で働いていたかもしれない。
特に最後にやつ。あれにはやられた。部長はソファの脇に置いていた紙袋から手紙を取り出した。十枚ほどの。小封筒に入った、そのひとつひとつを私の前にゆっくり差し出すと、それが――すべて嬢からの手紙であることがわかった。
「〇〇君。試しにひとつ開けてみて」
ある嬢からの簡潔なメッセージが入っていた。「これからも〇〇さんと働きたい」「〇〇さんに店長になってほしい」「卒業してもいなくならないで」。こんな言葉が認められていた。
「もうわかるね。〇〇君はみんなに慕われている。社会があなたを認めている。こんな大学生、ほかにいないよ」
『雇用契約書』とあった。裏面には雇用条件的なものが書いてある。これを片手に取って私は、ボールペンを握りしめた。
右上に日付を書いて、ずっと下の方にある住所欄に個人情報を書き始めようとする。ボールペンをあてどなく前後に振って、書くのを静止しようとする脳と、書くのをやめたがらない右手が小さいラリーを繰り返していた。
私は思い切って、ボールペンを紙面に押し付けた。そして、インクが紙に付いた途端――心臓から流れ出た血が、冷たい何かとともに押し戻されて、再び心臓へと逆流するのを感じた。私の指先は動くのをやめた。
その場で立ち上がって私は、「残りを読んでから決めます」と告げて、手紙を抱きかかえてS店に帰ろうとしていた。事務所の扉を開けて出る時、舌打ちのような音が響いた。
手紙のほとんどはテンプレートだった。ひな形がきっとあって、嬢はそれらを真似ている。そういう罠だった。手紙はぜんぶで11枚あって、その中でテンプレでないのは3通だった。そのうちひとつを挙げると、ヘタクソな文章で、私のこれまで4年間の行動や仕草がつらつらと書いてあった。
私に対するポジティブな言葉も、ネガティブな言葉もあったけど、この3通の手紙には共通していることがあった。「地元に帰っても頑張って」。そんな内容だったかな……? 初めに読んだ1通はTちゃんからだった。
彼女はハーフで、日本語がそこまで上手くはないのだが、それでも一生懸命な筆跡だった。何度かミスって修正液で消した跡があった。Tちゃんらしくて、不器用だけど愛が籠った手紙だった。
一昨日それを読み返した時、ふいに涙が零れた。
あの部長の姑息な手を見抜いてから一週間後、私は2月末でS店を辞める旨を店長に告げた。残念そうにしていたけど、これは当然の結果なのだ。
私は地元で公務員として働く道を選んだし、芸能事務所だって私が本当に欲しかったわけではなく、おそらくはM主任の代わりとしてだった。もし本気ならば、大学4年生の春までには声をかけている。
最後の勤務日は静かだった。普通の職場だと、辞める人には花束贈呈とかがあるんだろうけど、S店にそういった慣習はない。ただ普通に、最後の客が帰って、照明の光度を上げて、ホールとキッチンを片付け始めて、嬢がみんな帰って……。
最後に、このS店に初めて来た時に見た、この分厚い扉を閉める際に、「お疲れ様です」と小さく呟いた。私は、夜が明けてほんのりと水色の空が見える河原町通りへと歩みを進めていった。
(次が最後です)
観光気分でいつもとテンション違うから、2000円前後の海鮮丼も平気で食べちゃう。
地域の人と割と関わる仕事なので、気が付いたら漁師の知り合いが何人かできた。
ありがたいことに、定期的に信じられない位の量の海産物をもらう。
(家庭用の冷蔵庫では入りきらないので、先日遂に上開き式の冷凍庫を買ってしまった)
中には高級食材だったり、幻と称され高値で取引されるものもある。
何度「これ、もうそろそろお店開けるのでは?」と思ったことか。
漁師から貰えなくても、そこら辺にあるスーパーで鮮魚が安く買える。信じられない位安い。
鮮魚店では数十円で買えることもあり、今年はプリップリのイワシが駄菓子レベルの値段で叩き売りされている。
どちらも刺身で食べると最高に美味い。
それ以外の美味しい魚も安く買えるので、観光で来て車中泊だったり、宿泊のみで利用する人はスーパーで魚を買って
自分で海鮮丼にした方が安いし美味い(ゴミはきちんと捨てるように)。
こだわっているお店もあるだろうけど、少なくとも自分が住んでいる地域にある海鮮丼からはやる気が全然感じられず、
何度か付き合いで食べたがお世辞にも美味しいとはいえなかった。